JP2017175574A - ソース機器およびシンク機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】分割した複数の表示領域にそれぞれ対応する複数の映像信号を、少ない伝送ケーブルを使用して、かつ、ソース機器とシンク機器との間の通信における伝送レートの制限に応じたフレーム数で、シンク機器へ送信する。
【解決手段】フレーム数調節部(11)は、ソース機器(10)とシンク機器(20)との間のデータの伝送レートの制限に基づいて、映像信号のフレーム数を調節し、映像信号多重化部(12)は、フレーム数を調節された複数の映像信号を所定の順番で多重化した多重化映像信号を、出力部(13)から出力させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像表示システムを構成するソース機器およびシンク機器に関する。
従来、映像データを映像信号に変換してシンク機器に送信するソース機器(例えばハードディスクレコーダ)と、ソース機器から受信した映像信号に基づいて映像を表示するシンク機器(例えばモニタ)とを備えた映像表示システムが存在する。このような映像表示システムにおいて、ソース機器で生成された映像信号は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)ケーブルやDVI(Digital Visual Interface)ケーブル等の伝送ケーブルを通って、シンク機器へ伝送される。映像データが4K画像で構成される場合、ソース機器は、HDMIケーブルを通じて、60Hzのフレーム周波数で、映像信号をシンク機器へ送信することができる。すなわち、ソース機器は、HDMIケーブルを通じて、1秒あたり60枚までの4K画像をシンク機器へ送信することができる。
HDMIケーブルの伝送レートの制限により、1本のHDMIケーブルでは、4K画像よりもデータ量の大きい8K画像で構成される映像データをフレーム周波数60Hzで伝送することはできない。そこで、従来の映像表示システムは、8K画像を4つの部分画像に分割し、4本のHDMIケーブルを使用して、分割した画像をソース機器からシンク機器へ送信している。
従来の映像表示システムによる映像データの処理フローを具体的に説明する。まず、ソース機器は、原映像データに含まれる8K画像を、シンク機器の4つの表示領域に表示するための4つの部分画像A〜Dに分割する。あるいは、ソース機器は、部分画像A〜Dに対応する複数の映像データを取得してもよい。各部分画像のデータ量は、それぞれ、4K画像のデータ量に相当する。したがって、HDMIケーブルは、1つの部分画像を含んだ分割映像データを60Hzで伝送することができる。ソース機器は、4本のHDMIケーブルを使用して、互いに異なる1つの部分画像をそれぞれ含んだ4つの映像信号をシンク機器へ送信する。シンク機器は、4つの映像信号に含まれる4つの部分画像を、表示部の異なる表示領域にそれぞれ表示する。すなわち、シンク機器は、4つの部分画像を画面上で統合することによって、8K画像を表示する。
特開2011−259317号公報(2011年12月22日公開) 特開2013−138348号公報(2013年7月11日公開)
しかしながら、ユーザにとって、多数の伝送ケーブルをソース機器およびシンク機器にそれぞれ接続する作業は煩わしい。また、全ての伝送ケーブルが、ソース機器の出力端子と、対応するシンク機器の入力端子とに正しく接続されていない場合、シンク機器に映像が正しく表示されない可能性がある。例えば、特定の表示領域Aに表示されるべき部分画像Aが、他の表示領域B、C、またはDに表示される可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、分割した複数の表示領域にそれぞれ対応する複数の映像信号を、少ない伝送ケーブルを使用して、かつ、ソース機器とシンク機器との間の通信における伝送レートの制限に応じたフレーム数で、シンク機器へ送信するソース機器等を実現することにある。
上記の課題を解決するために、1つの画像を構成する部分画像のデータをそれぞれ含んだ複数の映像データをシンク機器へ送信するソース機器であって、当該ソース機器と上記シンク機器との間の通信における伝送レートの制限に応じて、上記複数の映像データの単位時間あたりのフレーム数を調節するフレーム数調節部と、上記フレーム数調節部がフレーム数を調節した上記複数の映像データを所定の順番で上記シンク機器へ送信する映像データ送信部と、を備える。
また、上記の課題を解決するため、本発明の一態様に係るシンク機器は、複数の映像データを所定の順番で含む多重化映像信号をソース機器から受信するシンク機器であって、予め取得した上記所定の順番の情報に基づいて、上記多重化映像信号から、上記複数の映像データをそれぞれ抽出する映像データ抽出部と、上記映像データ抽出部が抽出した各映像データを、上記多重化映像信号における上記各映像データの順番に応じた表示領域にそれぞれ表示する表示制御部と、を備える。
本発明の一態様によれば、分割した複数の表示領域にそれぞれ対応する複数の映像信号を、少ない伝送ケーブルを使用して、かつ、ソース機器とシンク機器との間の通信における伝送レートの制限に応じたフレーム数で、シンク機器へ送信することができる。
実施形態1に係る映像表示システムの構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る映像表示システムを構成するソース機器およびシンク機器がそれぞれ実行する処理の流れを示すフローチャートである。 (a)(b)は、実施形態1に係るソース機器からシンク機器への映像信号の流れを示す図である。 (a)(b)は、実施形態1に係るソース機器の映像信号多重化部が生成する多重化映像信号の構成を示す図である。 実施形態2に係る多重化映像信号の構成を示す図である。 実施形態3に係る映像信号分離部および映像処理部による映像信号の処理を示す図である。
〔実施形態1〕
(映像表示システム1の構成)
図1を用いて、本実施形態に係る映像表示システム1の構成を説明する。図1は、映像表示システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、映像表示システム1は、ソース機器10およびシンク機器20を備える。ソース機器10は、例えばHDDレコーダであってよい。シンク機器20は、例えばモニタであってよい。ソース機器10とシンク機器20とは、最大4本のHDMIケーブル(伝送ケーブル)によって接続される。
図1に示すように、ソース機器10は、フレーム数調節部11、映像信号多重化部12(映像データ送信部)、および出力部13(映像データ送信部)を備える。シンク機器20は、入力部21、映像信号分離部22(映像データ抽出部)、映像処理部23(表示制御部)、および表示部24を備える。ソース機器10およびシンク機器20の各部の構成について、以下で、映像表示システム1の処理フローの説明中に説明する。
(映像表示システム1の処理フロー)
図2〜図4を用いて、映像表示システム1の処理フローを説明する。図2は、映像表示システム1を構成するソース機器10およびシンク機器20がそれぞれ実行する処理の流れを示すフローチャートである。また、図3の(a)(b)は、ソース機器10からシンク機器20への映像信号の流れを示す。最初に、ソース機器10のフレーム数調節部11は、HDDまたはDVD等の記録媒体、または、家庭内ネットワークまたはインターネット等の情報網から、原映像データを取得する(図示せず)。
図2に示すように、フレーム数調節部11は、表示部24の表示領域A〜Dに各々表示される部分画像に対応する映像信号A〜D(フレーム周波数:60Hz)を取得する(S1)。部分画像を含む分割出願データは、1つの原映像データを分割することによって生成される。なお、原映像データが予め複数の部分画像に分割されていた場合、S1の処理は実行されない。フレーム数調節部11は、以下で説明する通り、映像信号A〜Dのフレーム数を調節して、フレーム数を調節した映像信号A〜Dを、映像信号多重化部12に出力する。
まず、フレーム数調節部11は、出力部13を構成する4つのHDMI端子(出力端子)のうちのいくつを、映像信号A〜Dの送信のために使用するかを決定する(S2)。例えば、フレーム数調節部11は、使用する出力端子の数を入力するようユーザに求めてもよい。
あるいは、フレーム数調節部11は、出力部13を構成する出力端子に接続されているHDMIケーブルの数(または断線していないHDMIケーブルの数)に応じて、映像信号A〜Dの送信のために使用する出力端子の数を決定してもよい。例えば、出力部13を構成する1つの出力端子のみに、HDMIケーブルが接続されている場合、フレーム数調節部11は、映像信号A〜Dを多重化することによって、表示領域A〜Dに表示される複数の部分画像のデータを1本のHDMIケーブルで送信することを決定する。また、出力部13を構成する2つまたは3つの出力端子に、HDMIケーブルが接続されている場合、フレーム数調節部11は、映像信号AとBおよび映像信号CとDを、それぞれ多重化することを決定する。また、出力部13を構成する4つの出力端子の全てにHDMIケーブルが接続されている場合、フレーム数調節部11は、映像信号A〜Dを多重化しないことを決定する。
フレーム数調節部11は、1本のHDMIケーブルを使用することを決定した場合(S2でX)、図3の(a)に示すように、映像信号A〜Dの各フレーム周波数(単位時間あたりのフレーム数)を、60Hzから15Hzに変更する。すなわち、フレーム数調節部11は、映像信号A〜D(フレーム周波数:60Hz)に含まれる分割映像データから、4枚ごとに1枚の部分画像のデータを抽出する。フレーム数調節部11は、このようにしてフレーム周波数を調節した映像信号A〜Dを、映像信号多重化部12に出力する。
映像信号多重化部12は、フレーム周波数を変更された映像信号A〜Dが1フレームずつ順番に配列された多重化映像信号A/B/C/Dを生成する(S3)。映像信号多重化部12は、生成した多重化映像信号A/B/C/Dを出力部13に出力する。出力部13は、1つの出力端子から、多重化映像信号A/B/C/Dを出力する(S4)。また、出力部13は、多重化映像信号A/B/C/Dの出力の前に、ソース機器10が送信する映像信号に関する情報を示すインフォフレーム(Info-frame)をシンク機器20へ送信する。インフォフレームは、ソース機器10が送信する映像信号のフレーム周波数が15Hzであることを示す情報を含む。
図4の(a)は、映像信号多重化部12が生成する多重化映像信号A/B/C/Dの構成を示す図である。図4の(a)に示すように、多重化映像信号A/B/C/Dでは、映像信号A〜Dが、1フレーム(16.6msec)ごとに順番に切り替えられる。多重化映像信号A/B/C/Dの各フレームの間には、Vsync(Vertical Synchronizing signal)信号が挿入される。図4の(a)に示すように、多重化映像信号A/B/C/Dの1フレームには、1つの映像信号を構成する1枚の部分画像のデータが含まれる。また、多重化映像信号A/B/C/Dの連続する4フレームには、各映像信号A〜Dにつき1枚の部分画像のデータが、所定の順番で含まれる。すなわち、映像信号A〜Dのフレーム周波数は、いずれも15Hzである。なお、多重化映像信号A/B/C/Dにおける映像信号A〜Dの順番は変更されてもよい。その場合、CEC(Consumer Electronics Control)等によって、ソース機器10およびシンク機器20の両方が、変更後の映像信号A〜Dの順番の情報を予め取得する必要がある。
また、フレーム数調節部11は、2本のHDMIケーブルを使用することを決定した場合(S2でY)、図3の(b)に示すように、1本のHDMIケーブルで伝送する2つの映像信号A、Bのフレーム周波数を、60Hzから30Hzに変更する。すなわち、フレーム数調節部11は、映像信号A、B(フレーム周波数:60Hz)に含まれる部分画像のデータから、2枚ごとに1枚の部分画像のデータを抽出する。そして、映像信号多重化部12は、フレーム周波数を調節された2つの映像信号A、B(フレーム周波数:30Hz)が1フレームずつ交互に配列した多重化映像信号A/Bを生成する。同様に、映像信号多重化部12は、フレーム周波数を調節された2つの映像信号C、D(フレーム周波数:30Hz)が1フレームずつ交互に配列した多重化映像信号C/Dを生成する(S5)。映像信号多重化部12は、生成した多重化映像信号A/Bおよび多重化映像信号C/Dを、出力部13に出力する。出力部13は、2つの出力端子から、多重化映像信号A/Bおよび多重化映像信号C/Dを出力する(S6)。また、出力部13は、多重化映像信号A/Bおよび多重化映像信号C/Dの出力の前に、ソース機器10から送信される映像信号のフレーム周波数が30Hzであることを示す情報を含むインフォフレーム(AVI Info-frame)をシンク機器20へ送信する。ここで、各出力端子から出力される複数の多重化映像信号をシンク機器20が識別することができるように、出力部13は、多重化映像信号A/B、C/Dを出力する出力端子として、(予め割り振られた)番号の小さい順に2つの出力端子を選択する。
図4の(b)は、多重化映像信号A/Bおよび多重化映像信号C/Dの構成を示す図である。図4の(b)に示すように、多重化映像信号A/Bには、2つの映像信号A、Bが、1フレームごとに交互に含まれる。また、多重化映像信号C/Dには、2つの映像信号C、Dが、1フレームごとに交互に含まれる。すなわち、映像信号A、Bの各フレーム周波数は30Hzである。同様に、映像信号C、Dの各フレーム周波数も、30Hzである。
映像信号多重化部12が映像信号A〜Dを重畳しない場合(S2でZ)、出力部13は、映像信号A〜Dを、互いに異なる出力端子から出力する(S7)。また、出力部13は、映像信号A〜Dの出力の前に、ソース機器10が送信する映像信号のフレーム周波数が60Hzであることを示す情報を含むインフォフレームをシンク機器20へ送信する。ここで、各出力端子から出力される映像信号をシンク機器20が識別することができるように、出力部13は、映像信号A〜Dを出力する出力端子として、(予め割り振られた)番号の小さい順に4つの出力端子を選択する。以上で、ソース機器10の処理フローは終了する。
図2に示すように、シンク機器20の入力部21は、ソース機器10の出力部13から、多重化映像信号A/B/C/D(S2でXの場合)または多重化映像信号A/Bと多重化映像信号C/D(S2でYの場合)または映像信号A〜D(S2でZの場合)を受信する(S8)。入力部21は、受信した映像信号を映像信号分離部22に出力する。
映像信号分離部22は、シンク機器20が各HDMIケーブルで受信した映像信号に、それぞれ、いくつの映像信号が多重化されているかを判定する(S9)。例えば、映像信号分離部22は、入力部21を構成する複数(例えば4つ)のHDMI端子(入力端子)に接続されているHDMIケーブルの本数に基づき、ソース機器10から送信された映像信号に多重化されている映像信号の数を判定してもよいし、ソース機器10から送信された映像信号に多重化されている映像信号の数の情報をソース機器10から取得してもよい。
あるいは、映像信号分離部22は、インフォフレームに含まれるフレーム周波数の情報に基づいて、ソース機器10から送信された映像信号にいくつの映像信号が多重化されているかを判定してもよい。具体的には、映像信号分離部22は、映像信号中のVsync信号の間隔に基づいて、映像信号のフレーム周波数が60Hzであると特定する。また、映像信号分離部22は、インフォフレームに含まれるフレーム周波数の情報を取得する。そして、インフォフレームに含まれるフレーム周波数が15Hz(60Hzの1/4)である場合、映像信号分離部22は、ソース機器10から送信された映像信号に4つの映像信号が多重化されていると判定する。また、インフォフレームに記載されているフレーム周波数が30Hz(60Hzの1/2)である場合、映像信号分離部22は、ソース機器10から送信された映像信号に2つの映像信号が多重化されていると判定する。また、インフォフレームに記載されているフレーム周波数が60Hzである場合、映像信号分離部22は、シンク機器20が受信した映像信号には、複数の映像信号が多重化されていないと判定する。
映像信号分離部22は、シンク機器20が受信した映像信号に4つの映像信号が多重化されていると判定した場合、すなわち、シンク機器20が多重化映像信号A/B/C/Dを受信したと判定した場合(S9でX)、多重化映像信号A/B/C/Dに含まれる4つの映像信号A〜Dを分離する(S10)(図3の(a)参照)。映像信号分離部22は、分離された映像信号A〜Dを映像処理部23に出力する。S10の後、映像処理部23は、映像信号A〜Dに対する映像処理を行う。そして、映像処理部23は、映像処理された映像信号A〜Dに含まれる部分画像を、それぞれ、表示部24の対応する表示領域A〜Dに表示する。
また、映像信号分離部22は、シンク機器20が受信した映像信号に2つの映像信号が多重化されていると判定した場合、すなわち、シンク機器20が多重化映像信号A/Bおよび多重化映像信号C/Dを受信したと判定した場合(S9でY)、多重化映像信号A/Bに含まれる2つの映像信号A、Bを分離するとともに、多重化映像信号C/Dに含まれる2つの映像信号C、Dを分離する(S11)(図3の(b)参照)。映像信号分離部22は、分離された映像信号A〜Dを映像処理部23に出力する。S11の後、映像処理部23は、映像信号A〜Dに対する映像処理を行う。そして、映像処理部23は、映像処理された映像信号A〜Dを、それぞれ、表示部24の対応する表示領域A〜Dに表示する。
また、入力部21が、多重化されていない映像信号A〜Dを受信した場合(S9でZ)、映像信号分離部22は、映像信号A〜Dを映像処理部23に出力する。映像処理部23は、映像信号A〜Dに対する映像処理を行う。そして、映像処理部23は、映像処理された映像信号A〜Dを、それぞれ、表示部24の対応する表示領域A〜Dに表示する。以上で、映像表示システム1の処理フローは終了する。なお、ソース機器10は、映像信号A〜Dのフレーム周波数を低下させる代わりに、上昇させることもできる。すなわち、ソース機器10は、ソース機器10とシンク機器20との間の通信における伝送レートの制限(本実施形態では、ソース機器10とシンク機器20との間に接続されているHDMIケーブルの本数)に応じて、映像信号A〜Dのフレーム周波数を上昇または低下させてよい。
(各フレームに含まれる部分画像のデータを特定する方法)
図4の(a)に示すように、多重化映像信号A/B/C/Dには、4つの映像信号A〜Dが所定の順番で含まれる。また、図4の(b)に示すように、多重化映像信号A/B(多重化映像信号C/D)には、2つの映像信号A、Bが交互に含まれる。したがって、上述した映像表示システム1の処理フローのS10およびS11において、映像信号分離部22は、シンク機器20がどの映像信号をどのタイミングで受信するのかを特定する必要がある。
ここでは、映像信号分離部22が、シンク機器20が特定の部分画像に対応する映像信号を受信するタイミング(フレーム)を自動的に特定するいくつかの方法を説明する。
第1の方法では、映像信号分離部22は、シンク機器20が最初のVsync信号を受信した直後に受信する映像信号を特定してもよい。シンク機器20は、多重化映像信号における各映像信号の順番の情報を予め取得している。したがって、映像信号分離部22は、シンク機器20が最初のVsync信号の直後に受信する映像信号を特定することができ、各映像信号をシンク機器20が受信するタイミングを特定することができる。
第2の方法では、映像信号分離部22は、ソース機器10から、特定の映像信号を送信するタイミングを通知されてもよい。ソース機器10は、特定の映像信号を送信する直前に、CECにより、多重化映像信号に含まれるVsync信号をシンク機器20にカウントさせる。シンク機器20は、多重化映像信号における各映像信号の順番の情報を予め取得している。したがって、映像信号分離部22は、シンク機器20がVsync信号のカウントを開始した直後に受信する映像信号を特定することができ、各映像信号をシンク機器20が受信するタイミングを特定することできる。
第3の方法では、ソース機器10が、多重化映像信号の送信を開始する前に、数秒間、シンク機器20と同期するためのテスト画像のデータをシンク機器20へ送信してもよい。具体的には、ソース機器10は、互いに異なる階調の複数のテスト画像のデータを、複数の映像信号を送信する順番と同じ順番で、シンク機器20へ送信する。映像信号分離部22は、シンク機器20が受信したテスト画像の階調を解析することによって、ソース機器10が複数の映像信号を送信する順番およびタイミングを特定することができる。なお、シンク機器20は、同期が完了した旨をソース機器10に通知してもよい。
第4の方法では、ソース機器10がシンク機器20へ送信するインフォフレームに含まれるインターレース情報が活用されてもよい。映像信号分離部22は、上記インターレース情報に含まれる偶数フィールド・奇数フィールドの情報を利用して、シンク機器20が特定の分割映像データを含む映像信号を受信するフレームを特定することができる(シンク機器20が多重化映像信号A/B、C/Dを受信した場合)。
〔実施形態2〕
本実施形態では1フレームに複数の映像信号が所定の順番で含まれる構成を説明する。
図5は、本実施形態に係る多重化映像信号A/Bの構成を示す図である。図5に示す多重化映像信号A/Bでは、半フレームごとに、映像信号A,Bが切り替わっている。換言すれば、図5に示す多重化映像信号A/Bの各1フレームには、表示領域Aに表示される1フレームの映像の半分のデータを含む映像信号Aと、表示領域Bに表示される1フレームの映像の半分のデータを含む映像信号Aとが含まれる。したがって、多重化映像信号A/Bには、2フレームごとに、表示領域A、Bにそれぞれ表示される1フレームの映像のデータが含まれる。この場合、映像信号A、Bのフレーム周波数は30Hzである。あるいは、多重化映像信号A/Bの1/4フレームごとに、映像信号A、Bが切り替わってもよい。この場合であっても、多重化映像信号A/Bには、2フレームごとに、表示領域A、Bにそれぞれ表示される1フレームの映像のデータが含まれるので、映像信号A、Bのフレーム周波数は30Hzである。
図5では、多重化映像信号A/Bのどのフレームでも、映像信号A、Bの順番が同じである。すなわち、多重化映像信号A/Bは、1フレームの前半には、映像信号Ai-j(i=1〜30,j=1,2)を含み、1フレームの後半には、映像信号Bi-j(i=1〜30,j=1,2)を含む。そのため、映像信号分離部22は、シンク機器20が特定の映像信号を受信するタイミングを特定せずに、Hsync(Horizontal Synchronizing signal)信号をカウントすることによって、多重化映像信号A/Bに含まれる2つの映像信号A、Bを分離することができる。
〔実施形態3〕
本実施形態では、映像処理部23の構成に応じて、多重化する映像信号の組合せを決定する構成を説明する。
図6は、本実施形態2における映像信号の処理の流れを示す。図6では、概念的に、映像信号分離部22および映像処理部23を複数のブロックに分解して示している。映像処理部23は、表示領域A、Cにおける表示を統合的に制御する第1映像処理部231、および、表示領域B、Dにおける表示を統合的に制御する第2映像処理部232を含む。
図6に示すように、本実施形態3における処理フローでは、シンク機器20が多重化映像信号A/B、C/Dを受信した場合、第1映像信号分離部221が、多重化映像信号A/Bに含まれる映像信号A、Bを分離して、分離した映像信号A、Bを第1映像処理部231および第2映像処理部232にそれぞれ出力する。また、第2映像信号分離部222が、多重化映像信号C/Dに含まれる映像信号C、Dを分離して、分離した映像信号C、Dを第1映像処理部231および第2映像処理部232にそれぞれ出力する。その後、第1映像処理部231が映像信号A、Cに対する映像処理を行うとともに、第2映像処理部232が映像信号C、Dに対する映像処理を行う。
あるいは、ソース機器10の映像信号多重化部12は、映像処理部23の構成に応じて、映像信号A、Cを多重化して、多重化映像信号A/Cを生成するとともに、映像信号B、Dを多重化して、多重化映像信号B/Dを生成してもよい。この場合でも、第1映像処理部231は、多重化映像信号A/Cに対する画像処理を行って、表示領域A、Cに表示する部分画像を生成する。また、第2映像処理部232は、多重化映像信号B/Dに対する画像処理を行って、表示領域B、Dに表示する部分画像B/Dを生成する。したがって、映像信号分離部22が映像信号を分離する処理を行う必要がないので、処理フローを簡素化するとともに、処理フローに要する時間を短縮することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
ソース機器10およびシンク機器20の制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、ソース機器10およびシンク機器20は、各制御ブロックの機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ディスクなどを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
1 映像表示システム 10 ソース機器 20 シンク機器 11 フレーム数調節部 12 映像信号多重化部(映像データ送信部) 13 出力部(映像データ送信部) 22 映像信号分離部(映像データ抽出部) 23 映像処理部(表示制御部)

Claims (5)

  1. 1つの画像を構成する部分画像のデータをそれぞれ含んだ複数の映像データをシンク機器へ送信するソース機器であって、
    当該ソース機器と上記シンク機器との間の通信における伝送レートの制限に応じて、上記複数の映像データの単位時間あたりのフレーム数を調節するフレーム数調節部と、
    上記フレーム数調節部がフレーム数を調節した上記複数の映像データを所定の順番で上記シンク機器へ送信する映像データ送信部と、を備えたことを特徴とするソース機器。
  2. 当該ソース機器と上記シンク機器とは、1または複数の伝送ケーブルで互いに接続されており、
    上記フレーム数調節部は、上記伝送ケーブルを通じて上記複数の映像データを伝送できるように、上記伝送ケーブルの本数に応じて、上記複数の映像データの単位時間あたりのフレーム数を調節することを特徴とする請求項1に記載のソース機器。
  3. 上記フレーム数調節部による調節後の上記複数の映像データの単位時間あたりのフレーム数の情報を上記シンク機器へ送信することを特徴とする請求項1または2に記載のソース機器。
  4. 複数の映像データを所定の順番で含む多重化映像信号をソース機器から受信するシンク機器であって、
    予め取得した上記所定の順番の情報に基づいて、上記多重化映像信号から、上記複数の映像データをそれぞれ抽出する映像データ抽出部と、
    上記映像データ抽出部が抽出した各映像データを、上記多重化映像信号における上記各映像データの順番に応じた表示領域にそれぞれ表示する表示制御部と、を備えたことを特徴とするシンク機器。
  5. 上記複数の映像データが各フレーム中に上記所定の順番で並んだ上記多重化映像信号を受信することを特徴とする請求項4に記載のシンク機器。
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