JP2017174831A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電池モジュールを構成するガイド部材でスペーサがスライド可能で、かつスペーサの位置決めが可能な電池モジュールの構造を提案する。
【解決手段】本発明の電池モジュールは、角形の電池セル1を複数並べて積層した電池ブロック8を有する電池モジュール9であって、複数の電池セル1の間に介在されるスペーサ2と、スペーサ2を電池セル1の積層方向に沿ってスライド移動可能に支持するガイド部材4、5と、ガイド部材4、5のスライド移動方向一方側と他方側にそれぞれ配置されて電池ブロック8をスライド移動方向両側から挟み込む一対のエンドプレート3を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、充放電可能な角形のリチウムイオン二次電池を複数個接続して構成される電池モジュールに関する。
充放電反応にリチウムイオンの吸蔵・放出を利用するリチウムイオン二次電池(以下、リチウムイオン電池)は、従来の鉛電池やニッケルカドミウム電池よりも大きなエネルギー密度が得られること、充放電反応に寄与するリチウムがほとんど金属リチウムとして電極に析出しないこと、充放電を繰り返した際の容量の再現性に優れており安定な充放電特性を得ることができること等の理由から、携帯電話やノートパソコンなどのポータブル電子機器用電源、災害時補助用電源、自動車や二輪車等の移動体用電源等様々な用途へ適用できる電池として大いに期待されている。
特に、自動車では、二次電池からの電力で駆動するモータを搭載し、モータからの駆動力によって走行するゼロエミッション電気自動車、化石燃料を用いるエンジンとモータの両方を搭載するハイブリット電気自動車、さらには系統電源から直接二次電池を充電させるプラグインハイブリット電気自動車がある。
このリチウムイオン電池をハイブリッド自動車やゼロエミッション電気自動車等に搭載する場合、リチウムイオン電池に要求される負荷電圧や負荷容量が増大するため、複数の電池セルを直列接続や並列接続、またはそれらを組み合わせた接続を行い、組電池(電池モジュール)を構成し、それを筺体に収納した構造をとることが多い。
リチウムイオン電池の電池セルは充放電時に電極が膨張し、正極端子と負極端子間の間隔が広くなることで内部抵抗が増大し出力が低下するため、膨張を抑制する必要がある。また、電池セルは金属製の外装缶で構成されており、電位差のある外装缶が電気的に接続されるとショート電流が流れるため、電池セルは互いに絶縁状態にする必要がある。
これらのことから、正極端子、負極端子を同一面に有する角形の電池セルを複数配列させて積層させた電池ブロックは、電池セルを直接保持し、隣接する電池セルとの絶縁状態を保つスペーサと、電池ブロック両端に剛性の高い一対のエンドプレートとを電池セルの積層方向に配置し、連結固定具によって両端から押圧をかけた状態でエンドプレートの間隔を固定する構造を有するものが提案されている(特許文献1を参照)。
特開2008−282582号公報
エンドプレートの間隔を一定に保った状態で固縛する方法では、電池セル厚さの公差に起因して電池ブロックに掛かる実効的な荷重が大きく変化する。例えば、公差の範囲内で厚さの小さい電池セルばかりが集まれば、一定間隔内におさまる電池ブロックに掛かる実効的な荷重は小さくなる。反対に、公差の範囲内で厚さの大きい電池セルばかりが集まれば、一定間隔内におさまる電池ブロックに掛かる実効的な荷重は大きくなる。その結果、電池モジュールとしての寸法は同じでも、電池ブロックに掛かる荷重は各電池モジュールで大きくバラツキを有することになる。荷重のバラツキが大きいと、適正荷重で固縛出来ていない電池モジュールの特性劣化は十分抑制出来ない。そこで、各電池ブロックに適したエンドプレート間隔、即ち適正荷重で固縛可能な構造が必要となる。また、特に自動車に用いる電池モジュールには耐振動性が求められるため、組立精度が高く、振動に強いモジュール構造が望まれる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電池モジュールを構成するガイド部材でスペーサがスライド可能で、かつスペーサの位置決めが可能な電池モジュールの構造を提案する。
上記課題を解決する本発明の電池モジュールは、角形の電池セルを複数並べて積層した電池ブロックを有する電池モジュールであって、前記複数の電池セルの間に介在されるスペーサと、該スペーサを前記電池セルの積層方向に沿ってスライド移動可能に支持するガイド部材と、該ガイド部材のスライド移動方向一方側と他方側にそれぞれ配置されて前記電池ブロックをスライド移動方向両側から挟み込む一対のエンドプレートとを有することを特徴としている。
本発明によれば、スペーサを電池セルの積層方向の任意位置に配置できる。したがって、エンドプレートの間隔を電池ブロックの寸法に適した間隔に調整でき、適正荷重で固縛できる。したがって、各電池セルに公差があっても、特性劣化の抑制された電池モジュールの作製が可能となる。また、ガイド部材は、スペーサの位置決めとなる嵌合構造を有するため、組立精度向上が可能となり、耐振動性も向上する。
第1実施の形態に係る電池モジュールの外観斜視図。 第1実施の形態に係る電池モジュールの分解斜視図。 第1実施の形態に係る電池セルを示す外観斜視図。 第1実施の形態に係るスペーサを示す外観斜視図。 第1実施の形態に係る電池モジュールを組み立てる方法を説明する外観斜視図。 第1実施の形態に係るサイドプレートとスペーサの嵌合構造を示す側面図。 第2実施の形態に係る電池モジュールを組み立てる方法を説明する外観斜視図。 第2実施の形態に係るサイドプレートとスペーサの嵌合構造を示す側面図。 第2実施の形態に係るサイドプレートとスペーサの嵌合構造の他の一例を示す側面図。 第2実施の形態に係るサイドプレートとスペーサの嵌合構造の他の一例を示す側面図。 第2実施の形態に係るサイドプレートとスペーサの嵌合構造の他の一例を示す側面図。 第1実施の形態に係る電池モジュールの他の実施例を示す外観斜視図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体的な実施例によって説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、実施例における図は、略図であり、図中の位置関係や寸法等に正確さを保証するものではない。本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
[第1実施の形態]
図1は、本実施形態に係る電池モジュールの外観斜視図、図2は、その分解斜視図である。
電池モジュール9は、角形の電池セル1を複数並べて積層した電池ブロック8を有する。複数の電池セル1の間にはスペーサ2が介在されている。スペーサ2は、2つを組み合わせることによって電池セル1を納める構造になっているため、以後セルホルダと示す。電池モジュール9は、セルホルダ2を電池セル1の積層方向に沿ってスライド移動可能に支持するガイド部材を有している(図5を参照)。そして、ガイド部材のスライド移動方向一方側と他方側には、電池ブロック8をスライド移動方向両側から挟み込む一対のエンドプレート3がそれぞれ配置されている。
ガイド部材は、電池ブロック8の側面に対向する一対のサイドプレート4と、電池ブロック8の底部に対向するベースプレート5を備えている。サイドプレート4は、金属、または樹脂など様々な素材から作製できる。一対のサイドプレート4は、電池セル1のセル幅方向両側の側面に対向する一対の側面対向部41と、電池セル1のセル高さ方向上側の上面に対向する上面対向部42を有しており、上面対向部42には、スライド移動方向に直交する方向に凹陥してスライド移動方向に沿って延在し、後述するセルホルダ2の嵌合凸部26と嵌合する嵌合凹部43が設けられている。嵌合凹部43は、上方に向かって凹陥する断面半円弧形状を有している。
また、サイドプレート4の上面対向部42には、スライド移動方向に所定間隔をおいてスリット44が設けられており、下方にかしめることによって各セルホルダ2をそれぞれスライド移動方向に直交する方向に付勢して電池セル1の底面PBをベースプレート5の底面対向部51に押圧できるようになっている。
ベースプレート5は、電池セル1のセル高さ方向下側の底面PBに対向する底面対向部51を有している。ベースプレート5には、内部に冷媒を循環させる冷却管6が設けられている。ベースプレート5の材質は、熱伝導性と成型性を考慮して、アルミニウムやアルミニウム合金を好適に用いることができる。
図3は、電池セルの外観斜視図である。
電池セル1は、角形のリチウムイオン二次電池であり、アルミニウム合金製の電池容器内に、正極電極と負極電極を有する電極群が非水電解液と共に収容されている。電池セル1の電池容器は、扁平箱形の電池缶11と、電池缶11の開口部を封口する電池蓋12とを有している。電池缶11は、深絞り加工により形成された扁平な角形容器であり、長方形の底面PBと、底面PBの長辺から立ち上がる一対の幅広側面PWと、底面PBの短辺から立ち上がる一対の幅狭側面PNを有している。
電池蓋12は、長方形の平板部材によって構成されており、上面PUを有している。電池蓋12には、電圧を入出力するための正極外部端子13と負極外部端子14が設けられている。正極外部端子13と負極外部端子14は、電池蓋12の長辺方向に互いに離間した位置に配置されている。
正極外部端子13と負極外部端子14には、それぞれバスバーを締結するためのナット締結用のボルトが突設されている。電池蓋12は、電池缶11内に電極群を収容した後に、電池缶11にレーザ溶接されて電池缶11の開口部を封口する。
電池蓋12の長辺方向中間位置には、非水電解液を電池缶11内に注入するための注入口15と、内圧の上昇により開裂して電池容器内のガスを排出するガス排出弁16が設けられている。電池セル1は、その厚さ方向に複数配列して積層することにより、電池モジュール9の電池ブロック8を構成する。
図4は、セルホルダの外観斜視図である。
セルホルダ2は、絶縁性を有する材料から形成され、例えばPBT(Polybutyleneterephtalate)やPC(Polycarbonate)等のエンジニアリングプラスチックやゴム等を成形して製作することができる。
セルホルダ2は、二つを組み合わせることによって電池セル1を保持する構成を有している。セルホルダ2は、二つの電池セル1の間に介在されている。セルホルダ2は、電池セル1の幅広側面PWに対向する挟壁部21と、挟壁部21のセル幅方向両端部で対峙して電池セル1のセル幅方向両側の幅狭側面PNと一対の側面対向部41との間に介在される一対の側壁部22と、電池セル1のセル高さ方向上側の上面PUと上面対向部42との間に介在される上壁部25と、電池セル1のセル高さ方向下側の底面PBと底面対向部51との間に介在される底壁部23を有する。上壁部25には、嵌合凹部43と嵌合する嵌合凸部26が設けられている。嵌合凸部26は、上壁部25のセル幅方向両端部で上方に向かって突出する断面が半円形状を有している。
挟壁部21は、電池セル1の幅広側面PW全面に亘って対向する大きさを有しており、セル幅方向に亘って一定の高さ幅で切り欠かれて開口する切り欠き部24が複数設けられている。切り欠き部24は、一対の側壁部22の開口部22aに連通している。
一対の側壁部22は、挟壁部21のセル幅方向両端部から積層方向一方側と他方側に向かって突出して一定幅でセル高さ方向に亘って延在し、挟壁部21を間に介して積層方向一方側と他方側に配置される各電池セル1の幅狭側面PNにそれぞれ対向する大きさを有する。
底壁部23は、挟壁部21のセル高さ方向下端部から積層方向一方側と他方側に向かって突出して一定幅でセル幅方向に亘って延在し、挟壁部21を間に介して配列方向一方側と他方側に配置される各電池セル1の底面PBにそれぞれ対向する大きさを有する。底壁部23には、電池セル1の底面PBを露出させてベースプレート5の底面対向部51に対向させるための切り欠き23aが設けられている。電池セル1の底面PBは、切り欠き23aを介しベースプレート5の底面対向部51に接面する。
一対の側壁部22及び底壁部23は、2つのセルホルダ2を組み合わせて配列させた場合に、配列方向一方側の端部が、互いに隣り合うセルホルダ2の配列方向他方側の端部に対向して当接し、セルホルダ2同士で配列方向に連続するようになっている。一対の側壁部22及び底壁部23の配列方向一方側の端部は、互いに隣り合うセルホルダ2の配列方向他方側の端部に対して、配列方向に直交する方向に対向するようになっている。
一対の側壁部22には、挟壁部21の各切り欠き部24にそれぞれ連通する複数の開口部22aが設けられており、例えば冷却気体をセル幅方向一方側の側壁部22の開口部22aから挟壁部21の切り欠き部24内に流入させて、切り欠き部24内を通過した冷却気体をセル幅方向他方側の側壁部22の開口部22aから流出させることができるようになっている。なお、本実施の形態では、この開口部22a及び切り欠き部24に冷却気体を流す構造を有していない。
図5は、本実施の形態に係る電池モジュールを組み立てる方法を説明する外観斜視図である。
一対のサイドプレート4は、リベット7によりベースプレート5にそれぞれ固定されている。一方のエンドプレート3は、予めサイドプレート4にカシメて固定されている(図5奥側)。セルホルダ2と電池セル1は、サイドプレート4及びベースプレート5をガイド部材として、図5の矢印方向にスライド移動させて積層される。各電池セル1は、正極外部端子13と負極外部端子14がスライド移動方向に交互に並ぶ順番で挿入される。
そして、全てのセルホルダ2と電池セル1を挿入した後、もう一方のエンドプレート3をサイドプレート4に溶接して固定する(図5手前側)。
ここで、最初にサイドプレート4に対して固定されるエンドプレート3の固定方法は、カシメに限らず、ネジ、リベット、ボルト等を利用して固定することも出来る。もう一方のエンドプレート3の固定方法も溶接に限らず、カシメ、圧接や、穴追加工した後にネジ、リベット、ボルト等を利用して固定することも出来る。また、サイドプレート4は、リベット7により、ベースプレート5に固定されているが、ネジ、リベット、ボルト等を利用して固定することも出来る。サイドプレート4の上部を軽くかしめる形で押圧し、各セルホルダ2に上下方向の荷重を加えて固定する。
図6は、本実施の形態に係るサイドプレートとセルホルダの嵌合構造を示す側面図であ

電池セル1は、幅広側面PWがセルホルダ2の挟壁部21に対向し、幅狭側面PNがセルホルダ2の側壁部22に対向し、底面PBがセルホルダ2の底壁部23に対向し、上面PUがセルホルダ2の上壁部25に対向する。したがって、セルホルダ2に対して、積層方向及び積層方向に直交する方向への移動が規制された状態で、セルホルダ2に保持される。
セルホルダ2は、側壁部22がサイドプレート4の側面対向部41に対向し、底壁部23がベースプレート5の底面対向部51に対向し、上壁部25がサイドプレート4の上面対向部42に対向する。そして、セルホルダ2の上壁部25に設けられている嵌合凸部26が、サイドプレート4の上面対向部42に設けられている嵌合凹部43に嵌合されている。したがって、サイドプレート4及びベースプレート5に対して、積層方向に直交する方向への移動が規制された状態で、積層方向に沿って移動可能に支持されている。
本実施の形態では、セルホルダ2とサイドプレート4との嵌合部分が断面半円形状の嵌合凸部と嵌合凹部を組み合わせたR−R嵌合構造となっている。この嵌合構造により、セルホルダ2は電池セル1の積層方向に対して垂直な面の上下、左右方向の位置決めが出来るため、組立性が良く、組立精度の高い電池モジュール9が作製出来る。そのため、この構造により作製された電池モジュール9は、耐振動性の高い特徴がある。また、セルホルダ2を電池セル1の積層方向の任意の位置に配置出来るため、電池セル1に公差のバラツキがあっても各電池ブロック8の寸法に対応した固縛位置、即ち固縛荷重で固縛可能である。
更に、スリット44で区切ったサイドプレート4の上部を軽くかしめる形で押圧し、各セルホルダ2に上下方向の荷重を加えて固定することにより、各セルホルダ2の上下寸法の公差を吸収し、かつ荷重を掛けた状態での固縛が可能である。嵌合構造は、R−R嵌合構造以外にも無数のパターンが適用可能である。また、嵌合構造は、左右2個に限定されず複数あっても良い。
サイドプレート4は、リベット7でベースプレート5に固定しているが、固定方法はこれに限らず、ネジ、ボルト等様々な方法での固定が可能である。ベースプレート5には冷却管6を1本通しているが、1本をコの字状、乙字状に加工したものを使用したり、複数本使用したりしても良く、これらの構造に限られるものではない。本実施例ではサイドプレート4を用いたが、嵌合構造を有する金属バンド等のガイド部材を使用しても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、セルホルダ2とガイド部材となるサイドプレート4がR−R嵌合構造を有することによって、サイドプレート4に対してセルホルダ2をスライド移動させて任意の位置に配置ができるため、電池ブロック8の寸法に応じた固縛が可能となる。
また、本実施の形態によれば、ガイド部材となるサイドプレート4をセルホルダ2の位置決めに使用出来るため、前述した寸法に応じた固縛と同時に、電池モジュール9の組立性及び組立精度向上が可能となり、耐振動性の高い電池モジュール9が作製出来る。
なお、本実施の形態では、電池モジュール9は、ベースプレート5に設けた冷却管6のみによる冷却構造を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図12に示すように、セルホルダ2の開口部22aに連通する開口穴45を設けて、冷却空気を開口穴45からセルホルダ2内に導入し、各電池セル1の間に冷却空気を通過させて冷却する構成と組み合わせてもよい。
以上、本発明を実施形態に沿って説明したが、本発明の電池モジュールは、モータを駆動源としたハイブリッド自動車やゼロエミッション電気自動車等に搭載される車載用の電池モジュールとして利用できる。また、本発明は、電池モジュールの用途を、上記用途に限定しない。本発明の電源装置は、家庭用、業務用、産業用を問わずに、太陽光発電や風力発電等で発電された電力で電池を充電して蓄電する蓄電システムとして使用することができ、あるいは、夜間の深夜電力を利用して電池を充電して蓄電する蓄電システムとして、あるいは宇宙ステーション、宇宙船、宇宙基地などの地上以外で利用可能な蓄電システムとして使用することもできる。さらに、産業用途として、医療機器、建設機械、電力貯蔵システム、エレベータ、無人移動車両などの電源として、さらにはゴルフカート、ターレット車などの移動体用電源として、本発明を適用することができる。
[第2実施の形態]
次に、本発明の第2実施の形態について図7及び図8を参照して以下に説明する。
図7は、本実施の形態に係わる電池モジュールを組み立てる方法を説明する外観斜視図、図8は、サイドプレートとスペーサの嵌合構造を示す側面図である。なお、第1実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明は省略する。
本実施の形態において特徴的なことは、嵌合凹部と嵌合凸部をサイドプレート4の側面対向部41とセルホルダ2の側壁部22に設けると共に、第1実施の形態におけるスリット44を省略した構造としたことである。
嵌合凹部41Aは、一対のサイドプレート4の側面対向部41に設けられている。そして、嵌合凸部22Aは、セルホルダ2の側壁部22に設けられており、嵌合凹部41Aに嵌合している。嵌合凸部22Aは、側壁部22のスライド移動方向に亘って延在する断面矩形のほぞ形状を有しており、嵌合凹部41Aは、側面対向部41のスライド移動方向に亘って延在して嵌合凸部22Aに嵌合する断面矩形のほぞ溝形状を有している。
嵌合構造は、ほぞ−溝嵌合構造以外にも、図9に示す蟻ほぞ−蟻溝構造、図10に示す鎌ほぞ−鎌溝構造等の構造も可能である。また、図8、図9、図10に示すセルホルダ−サイドプレートの嵌合構造の関係は、図11に示すように、ほぞ−溝関係が逆でも良い。例えば、図11に示す溝−ほぞ構造等の構造も可能である。
図9に示す実施例では、嵌合凸部22Bは、側壁部22のスライド移動方向に亘って延在する蟻ほぞ形状を有しており、嵌合凹部41Bは、側面対向部41のスライド移動方向に亘って延在して嵌合凸部22Bに嵌合する断面矩形の蟻溝形状を有している。
図10に示す実施例では、嵌合凸部22Cは、側壁部22のスライド移動方向に亘って延在する鎌ほぞ形状を有しており、嵌合凹部41Cは、側面対向部41のスライド移動方向に亘って延在して嵌合凸部22Cに嵌合する断面矩形の鎌溝形状を有している。
図11に示す実施例では、嵌合凹部22Dは、側壁部22のスライド移動方向に亘って延在する断面矩形のほぞ溝形状を有しており、嵌合凸部41Dは、側面対向部41のスライド移動方向に亘って延在して嵌合凹部22Dに嵌合する断面矩形のほぞ形状を有している。
積極的にこれらの様な嵌合構造を備えることにより、セルホルダ2は、電池セルの積層方向に対して精度良く垂直な面の上下、左右方向の位置決めが出来るため、組立性が良く、組立精度の高い電池モジュールが作製出来る。そのため、これらの構造により作製された電池モジュールは非常に耐振動性の高い特徴がある。また、セルホルダ2を電池セル1の積層方向の任意の位置に配置出来るため、電池セル1に公差のバラツキがあっても各電池ブロック8の寸法に対応した固縛位置、即ち固縛荷重で固縛可能である。嵌合構造は上述したもの以外にも無数のパターンが適用可能である。また、嵌合構造は複数あっても良い。
ベースプレート5には冷却管6を1本通しているが、1本をコの字状、乙字状に加工したものを使用したり、複数本使用したりしても良く、これらの構造に限られるものではない。本実施例では、サイドプレート4を用いたが、嵌合構造を有する金属バンド等のガイド部材を使用しても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、セルホルダ2とガイド部材となるサイドプレート4に積極的にほぞ−溝嵌合部、蟻ほぞ−蟻溝嵌合部、鎌ほぞ−鎌溝嵌合部、溝−ほぞ嵌合部等を備えることによって、サイドプレート4に対してセルホルダ2をスライドさせて任意の位置に配置ができるため、電池ブロック8の寸法に応じた固縛が可能となる。また、本実施形態によれば、ガイド部材となるサイドプレート4をセルホルダ2の位置決めに使用出来るため、前述した寸法に応じた固縛と同時に、電池モジュール9の組立性及び組立精度向上が可能となり、非常に耐振動性の高い電池モジュール9が作製出来る。
以上、本発明を実施例に沿って説明したが、本発明の電池モジュールは、モータを駆動源としたハイブリッド自動車やゼロエミッション電気自動車等に搭載される車載用の電池モジュールとして利用できる。また、本発明は、電池モジュールの用途を、上記用途に限定しない。本発明の電源装置は、家庭用、業務用、産業用を問わずに、太陽光発電や風力発電等で発電された電力で電池を充電して蓄電する蓄電システムとして使用することができ、あるいは、夜間の深夜電力を利用して電池を充電して蓄電する蓄電システムとして、あるいは宇宙ステーション、宇宙船、宇宙基地などの地上以外で利用可能な蓄電システムとして使用することもできる。さらに、産業用途として、医療機器、建設機械、電力貯蔵システム、エレベータ、無人移動車両などの電源として、さらにはゴルフカート、ターレット車などの移動体用電源として、本発明を適用することができる。
1 電池セル
2 スペーサ(セルホルダ)
3 エンドプレート
4 サイドプレート
5 ベースプレート
6 冷却管
7 リベット
8 電池ブロック
9 電池モジュール
11 電池缶
12 電池蓋
13 正極外部端子
14 負極外部端子
15 注入口
21 挟壁部
22 側壁部
22a 開口部
22A、22B、22C 嵌合凸部
22D 嵌合凹部
23 底壁部
24 切り欠き部
25 上壁部
26 嵌合凸部
41 側面対向部
41A、41B、41C 嵌合凹部
41D 嵌合凸部
42 上面対向部
43 嵌合凹部
44 スリット

Claims (4)

  1. 外部端子が配置される一面と、前記外部端子が配置される一面につながる側面とを有する角形の電池セルを複数個積層させた電池ブロックと、
    前記電池セル間に配置されるスペーサと、
    前記スペーサと係合され、前記電池セルの側面側に配置されるサイドプレートと、を備える電池モジュールであって、
    前記スペーサと前記サイドプレートとの係合部は、前記電池セルの積層方向に沿って設けられ、かつ前記電池セルの外部端子が配置される一面に対向し、かつ前記外部端子の側方に配置されることを特徴とする電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の電池モジュールであって、
    前記サイドプレートは、前記電池セルの外部端子が配置される一面と対向する対向部を有し、
    前記対向部で前記スペーサと係合されることを特徴とする電池モジュール。
  3. 請求項2に記載の電池モジュールであって、
    前記対向部には凹部が設けられ、前記凹部に前記スペーサが係合することを特徴とする電池モジュール
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
    前記凹部は断面が半円形状であることを特徴とする電池モジュール。
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