JP2017169856A - Overturn prevention device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は転倒防止装置に関するものである。 The present invention relates to a fall prevention device.
特許文献1は従来の転倒防止装置を開示している。この転倒防止装置はダンパと一対のベース部とを備えている。ダンパは床面上に設置された家具の上面と天井との間に取り付けられている。一対のベース部はダンパの両端部の夫々を回動軸周りに回動自在に軸支している。一方のベース部は家具の上面に当接し、他方のベース部は天井に当接している。このため、この転倒防止装置は、地震等の揺れによってダンパの回動方向と平行な方向に家具が傾くと、各ベース部に対してダンパが回動軸周りに回動し、各ベース部が家具の上面と天井とに当接した状態を維持することができる。よって、この転倒防止装置は、ダンパの減衰力を家具に作用させることができ、家具の傾きを抑制して家具の転倒を防止することができる。
特許文献1の転倒防止装置は、天井側ベース部の接触面(天井と接触する面)の形状が細長の長方形状となっている。このように天井側ベース部の接触面が細長に構成された転倒防止装置は、天井側ベース部の向き(即ち、長手状の接触面の向き)によって装着の安定性が変わり得るため、安定性がより高くなる向きで天井側ベース部を配置する必要がある。つまり、特許文献1の転倒防止装置は、作業者が天井側ベース部の向きを正確に調整しながら取り付けることが求められるものであり、このような調整を強いる構成では、取付時の作業者の作業負担が大きくなるという問題がある。
In the overturn prevention device of
しかも、特許文献1の転倒防止装置は、物品の上面と天井の間にダンパを一旦取り付けると、圧縮ガスのガス圧による伸長方向のばね性により、天井側ベース部が天井に対して強い力で押し付けられ、強い摩擦力で保持されることになる。このような構成であるため、天井側ベース部を誤った向きで取り付けてしまうと、取付後に向きを修正することが難しくなる。例えば、天井側ベース部を誤った向きで取り付けた場合、向きを修正するためには、ダンパの付勢に抗して天井側ベース部を下方に移動させ、天井との間で摩擦力が生じないようにして天井側ベース部の向きを変更しなければならない。しかし、天井近くの高い位置に設置された天井側ベース部を掴み、その天井側ベース部を強い力で下方に移動させるといった操作は作業者にとって非常に負担の大きい作業である。このような操作を行いながら、尚且つ望ましい向きに正確に修正することは、より負担が大きく難しい作業となる。このような問題があるため、天井側ベース部を取り付ける際に、向きの誤りが発生しにくい構成が求められる。
Moreover, in the fall prevention device of
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、細かい向きの調整を強いることなく天井側ベース部を取り付けることが可能な転倒防止装置を提供することを解決すべき課題としている。 The present invention has been made in view of the above-described conventional situation, and it is an object to be solved to provide a fall prevention device capable of attaching a ceiling-side base portion without forcing fine adjustment. .
本発明の転倒防止装置は、ダンパと、ダンパの下端部に連結され、物品の上面に接触して取り付けられる物品側ベース部と、ダンパの上端部に連結されるとともに天井に接触して取り付けられる天井側ベース部とを備える。天井側ベース部は、天井に接触する接触面の外縁部の形状が、nを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形であり、接触面の中心を通り且つ接触面と直交する仮想線上にダンパと天井側ベース部との連結部が配置された構成となっている。 The fall prevention device of the present invention is connected to the damper, the lower end portion of the damper, the article side base portion attached in contact with the upper surface of the article, the upper end portion of the damper and attached to the ceiling. And a ceiling-side base portion. The ceiling-side base portion is an n-fold rotationally symmetric figure in which the shape of the outer edge portion of the contact surface in contact with the ceiling is n times symmetrical with n being a natural number of 3 or more, and passes through the center of the contact surface and is orthogonal to the contact surface The connecting portion between the damper and the ceiling side base portion is arranged on the line.
本発明のように、接触面の中心を通り且つ接触面と直交する仮想線上にダンパと天井側ベース部との連結部が配置された構成であれば、天井側ベース部において接触面の中心付近が裏側からダンパによって押圧されることになる。そして、天井側ベース部の接触面の形が、nを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形であるため、天井側ベース部の接触面は、1方向のみが長くなる構造とならずに、中心からの距離が確保される部分が周方向にバランスよく配置される。このように、接触面の中心の裏側付近がダンパによって押さえられる構造であり、周方向に接触面がバランスよく配置された構造であれば、天井側ベース部が天井に対して様々な向きで配置されても安定的な取付状態が確保されやすくなる。よって、作業者は、天井側ベース部の向きについて細かい調整を行わずとも、転倒防止装置を物品と天井の間に取り付けることができる。 As in the present invention, if the connecting portion between the damper and the ceiling side base portion is arranged on a virtual line passing through the center of the contact surface and orthogonal to the contact surface, the vicinity of the center of the contact surface in the ceiling side base portion Will be pressed by the damper from the back side. Since the shape of the contact surface of the ceiling side base portion is an n-fold rotationally symmetric figure where n is a natural number of 3 or more, the contact surface of the ceiling side base portion has a structure in which only one direction is long. Instead, the portion where the distance from the center is secured is arranged in a balanced manner in the circumferential direction. In this way, if the back surface near the center of the contact surface is pressed by the damper and the contact surface is arranged in a balanced manner in the circumferential direction, the ceiling side base portion is arranged in various orientations with respect to the ceiling. Even if it is done, it becomes easy to ensure a stable attachment state. Therefore, the operator can attach the fall prevention device between the article and the ceiling without fine adjustment of the direction of the ceiling side base portion.
本発明において、連結部は、天井側ベース部とダンパの上端部とを自在継手によって連結した構造であってもよい。この構成によれば、天井に接触する天井側ベース部の向きの自由度(接触面の向きの自由度)を大きくするだけでなく、ダンパに対する天井側ベース部の姿勢の自由度をも大きくすることができる。 In the present invention, the connecting portion may have a structure in which the ceiling side base portion and the upper end portion of the damper are connected by a universal joint. According to this configuration, not only the degree of freedom of the direction of the ceiling-side base part that contacts the ceiling (the degree of freedom of the direction of the contact surface) is increased, but also the degree of freedom of the attitude of the ceiling-side base part with respect to the damper is increased. be able to.
<実施形態1>
本発明の転倒防止装置を具体化した一例である実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。
<
図1で示す転倒防止装置1は、家具Fの上面と天井Cとの間に少なくとも1個以上が取り付けられる。この家具Fは、設置面となる床面Frから鉛直方向に伸びた壁面Wに背面を対向させて床面Fr上に設置されている。家具Fは、例えば直方体形状であり、正面(図1における右側面)に図示しない扉や引き出し等を有し、内部に衣類や装身具等を収納し得る構造である。家具Fは、水平断面形状が左右方向(図1において奥行き方向)に長い長方形状である。家具Fは、図1で示す転倒防止装置1が取り付けられていない場合、地震等の揺れによって、前方向(図1において右方向)に傾いて転倒するおそれがある。
At least one or more
転倒防止装置1は、図1及び図2に示すようにダンパ10、物品側ベース部30A、天井側ベース部30B、落下防止部50、及び角度規制部70を備える。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ダンパ10は、シリンダ11、図示しないロッドガイド、図示しないピストン、ロッド13、及び両端に設けられた2個のジョイント部15を有している。シリンダ11は有底筒状である。ロッドガイドはシリンダ11の開口部を封鎖している。ピストンはシリンダ11内に摺動自在に挿入されている。ロッド13は基端部がピストンに連結されている。ロッド13はロッドガイドを挿通して先端側がシリンダ11の外部へ突出している。シリンダ11は作動油及び圧縮ガスを封入している。各ジョイント部15は、図1〜図4等に示すように、平板状の金具を折り曲げて形成されている。各ジョイント部15はシリンダ11の底部とロッド13の先端部に接続されている。各ジョイント部15はダンパ10の軸線に直交する方向に貫通した貫通孔15A(図4、図5)が形成されている。
The
ダンパ10は伸長動作時に発生する減衰力が収縮動作時に発生する減衰力よりも小さい圧効きダンパである。ダンパ10の伸長動作とは、シリンダ11からのロッド13の突出長さ及びダンパ10の長さが長くなっていく動作を意味する。ダンパ10の収縮動作とは、シリンダ11からのロッド13の突出長さ及びダンパ10の長さが短くなっていく動作を意味する。ダンパ10はシリンダ11に封入した圧縮ガスの膨張力が伸長方向に働いている。
The
ダンパ10の減衰力が発生するメカニズムは、周知の構造であるため、図示を省略して説明する。シリンダ11は、内部がピストンによって、ロッド13の基端部が収納されているロッド側圧力室と、反ロッド側圧力室とに仕切られている。ピストンは両圧力室間を連通させる絞り弁であるオリフィスが形成されている。オリフィスは、ダンパ10の伸縮動作に伴うロッド側圧力室と反ロッド側圧力室との間の作動油の流れに抵抗を付与して減衰力を発生する減衰力発生部として機能する。また、ピストンは逆止弁を介して両圧力室間を連通する連通路が形成されている。逆止弁は、ロッド側圧力室から反ロッド側圧力室への作動油の流れを許容し、その逆の流れを阻止する。このため、ダンパ10は、伸長動作時、ロッド側圧力室から反ロッド側圧力室への作動油の流路経路が、オリフィスと連通路の経路になる。一方、ダンパ10は、収縮動作時、反ロッド側圧力室からロッド側圧力室への作動油の流路経路がオリフィスのみとなる。このため、ダンパ10は伸長動作時に発生する減衰力が収縮動作時に発生する減衰力よりも小さくなる。
Since the mechanism for generating the damping force of the
図1、図2のように、物品側ベース部30Aは、ダンパ10の下端部に連結されるベース部であり、シリンダ11の底部に接続されたジョイント部15に連結されている。天井側ベース部30Bは、ダンパ10の上端部に連結されるベース部であり、ロッド13の先端部に接続されたジョイント部15に連結されている。物品側ベース部30Aは家具Fの上面に載置され、家具Fの上面に接触して取り付けられる。天井側ベース部30Bは、天井Cに接触して取り付けられる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the article-side base portion 30 </ b> A is a base portion connected to the lower end portion of the
図3、図4のように、物品側ベース部30Aは、ベース部本体31、回動軸部材であるボルト45及びナット47、ブッシュ35、及び滑り止め部37を有している。天井側ベース部30Bは、ベース部本体131、ボルト45及びナット47、ブッシュ35、及び滑り止め部137を有している。物品側ベース部30Aとダンパ10とが連結する部分(下方側の連結部40A)の構造は、天井側ベース部30Bとダンパ10とが連結する部分(上方側の連結部40B)の構造と同様である。よって、下方側の連結部40A及び上方側の連結部40Bを構成する各部分については同一の符号を付して説明する。
As shown in FIGS. 3 and 4, the article-side base portion 30 </ b> A includes a base portion
家具Fの上面に当接して載置された状態で物品側ベース部30Aを上方から見た平面視において、ベース部本体31は長方形状の外形である。以下、この平面視におけるベース部本体31の外形において長辺が延びている方向を「長辺方向」と言い、短辺が延びている方向を「短辺方向」と言う。また、家具Fの上面に当接して載置された状態で物品側ベース部30Aを短辺方向に見た側面視において、ベース部本体31は、下端縁が家具Fの上面に平行に直線状に伸びており、上端縁が下端縁の両側から上方に膨らんだ円弧状の外形である(図2参照)。また、家具Fの上面に当接して載置された状態で物品側ベース部30Aを長辺方向に見た側面視において、ベース部本体31は下端縁よりも上端縁が短い略台形状の外形である(図3及び図4参照)。
In a plan view of the article-
連結部40A、40Bはいずれも、ベース部本体に形成された凸部43,43と、挿通孔43B,43Bと、ブッシュ35と、ジョイント部15とを備えており、両連結部40A、40Bが同一の構造となっている。なお、以下では、連結部40A、40Bの共通構造について、主に下方側の連結部40Bを参照しつつ説明する。
Each of the connecting
家具Fの上面に当接して載置された状態の物品側ベース部30Aにおいて、ベース部本体31は上面に長辺方向(図2における左右方向であり、図3及び図4における奥行き方向)に伸びた溝部41が形成されている。溝部41は、底面41Aが所定の平面方向(滑り止め部37の接触面と平行な平面方向)に配置されており、内壁面41Bが底面41Aの両側に略鉛直方向に立ち上がっている。溝部41の底面41Aはベース部本体31の上下方向の略中央に伸びている。また、溝部41の底面41Aは、後述する一対の凸部43,43が形成されている部分を除き、幅が一定に形成されている。
In the article-
溝部41は、図5に示すように、長辺方向の中央部に溝部41の底面41A及び両内壁面41B,41Bから突出した一対の凸部43,43が形成されている。これら凸部43,43は、図3及び図4に示すように、その間にダンパ10のジョイント部15及び後述するブッシュ35が嵌まり込む空間が形成されている。この空間は溝部41に連通している。一対の凸部43,43の内壁面43A,43A同士の間隔(空間の短辺方向の長さ)は後述するブッシュ35の長さよりも僅かに大きい。一対の凸部43,43は上部中央に後述するボルト45の軸部45Bが挿通する挿通孔43B,43Bがそれぞれ短辺方向に貫通している。
As shown in FIG. 5, the
図5に示すように、溝部41は、底面41Aに一対の被係止孔49が形成されている。被係止孔49は凸部43から溝部41の両端に向けてほぼ等しい距離に形成されている。被係止孔49は溝部41の幅全体に伸びたスリット形状である。つまり、被係止孔49は、長さが溝部41の幅寸法と等しく、幅が後述する落下防止部50の係止部51Aの厚み、及び角度規制部70に設けられた差込部71Bの厚みより僅かに大きい。一方の被係止孔49は後述する落下防止部50の係止部51Aが差し込まれ係止する被係止部である。他方の被係止孔49は後述する角度規制部70に設けられた差込部71Bが差し込まれ係止する被係止部である。
As shown in FIG. 5, the
家具Fの上面に当接して載置された状態の物品側ベース部30Aにおいて、ベース部本体31は、長辺方向の中央部且つ溝部41の両側に窪み部42が形成されている。窪み部42は上方向と短辺方向の外方向に開口している。窪み部42は凸部43を貫通した挿通孔43Bが側面に開口している。窪み部42は後述するボルト45の頭部45Aと、このボルト45にねじ込まれたナット47の夫々が配置される。この窪み部42は、ボルト45の頭部45Aとナット47に上方から工具が嵌合することができるように、長辺方向において上方に広がるように形成されている。
In the article-side base portion 30 </ b> A in a state of being placed in contact with the upper surface of the furniture F, the base portion
回動軸部材は、図3及び図4に示すように、一対の凸部43,43に形成された挿通孔43B,43Bの一方から挿入されたボルト45と、このボルト45の軸部45Bにねじ込まれたナット47とから構成されている。ボルト45の中心軸が各ベース部30A,30Bにおけるダンパ10の回動軸になる。
As shown in FIGS. 3 and 4, the rotating shaft member includes a
図4に示すように、ブッシュ35は、略円筒状である。ブッシュ35の長さは一対の凸部43,43の内壁面43A,43A同士の間隔よりも僅かに小さい。ブッシュ35は中央部の外周面を一周した凹部35Aが形成されている。この凹部35Aの外径がダンパ10のジョイント部15に形成された貫通孔15Aの内径に略等しい。ブッシュ35は凹部35Aの両端から立ち上がった部分の外径がダンパ10のジョイント部15に形成された貫通孔15Aの内径よりも大きい。また、ブッシュ35は両端部の外周面35Bが外方向に縮径している。このため、ブッシュ35はダンパ10のジョイント部15に形成された貫通孔15Aに弾性変形させながら挿入される。そして、ブッシュ35は、貫通孔15Aに凹部35Aが嵌まり込んで、ダンパ10のジョイント部15に取り付けられる。
As shown in FIG. 4, the
ブッシュ35は中央部の内径がボルト45の軸部45Bの外径よりも僅かに大きい。また、ブッシュ35は両端部の内周面35Cが外方向に拡径している。このため、このブッシュ35はボルト45の軸部45B周りに回動自在である。ブッシュ35は、拡径した両端部の内周面35Cがボルト45の軸部45Bの外周面に当接する範囲で、ボルト45の軸部45Bに対して傾くことができる。つまり、ブッシュ35をジョイント部15に取り付けたダンパ10は、ボルト45の軸部45B周りに回動自在であり、回動方向に交差する方向に揺動自在である。具体的には、寸法上の余裕と内周面35Cの拡径によって、ダンパ10は回動方向に交差する方向に、より大きく揺動することができる。以上のような構造が、連結部40A、40Bに共通した構造である。
The inner diameter of the
図1、図2で示す物品側ベース部30A及び天井側ベース部30Bは、連結部40A、40B以外の部分の形状が若干異なっている。物品側ベース部30Aのベース部本体31は、平面視長方形状に構成されており、内部が空洞の構造となっている。図3、図4のように、ベース部本体31は、家具Fの上面に当接して載置された状態の物品側ベース部30Aにおいて、下方側に向けて開口する。ベース部本体31は、内部に短辺方向に平行に伸びた複数条のリブR1(図2)と、長辺方向に平行に伸びた2条のリブR2(図3、図4)とが交差して形成されている。
The article-
物品側ベース部30Aの滑り止め部37は、例えばゴム製であり、平面視したときの外形がベース部本体31を平面視したときの外形よりも僅かに大きい相似形(長方形状)となっており、略平板状となっている。図4のように、滑り止め部37は、物品側ベース部30Aにおけるベース部本体31の下端開口に嵌め合わされている。滑り止め部37は、家具Fの上面に当接する面が平坦であり、その反対側を向いた面(ベース部本体31に対向する面)は、ベース部本体31の外周壁及びリブR1,R2に合わせた嵌合溝が形成されている。滑り止め部37は自身の弾性力によってベース部本体31に着脱自在に取り付けられている。
The
図2、図3で示す天井側ベース部30Bは、ベース部本体131の一部の形状及び滑り止め部137の形状が物品側ベース部30Aのベース部本体31及び滑り止め部37と異なっている。天井側ベース部30Bのベース部本体131は、平面視円形状に構成されており、内部が空洞の構造となっている。図2、図3のように、ベース部本体131は、連結部40Bとは反対側に開口する開口部131Aを有する。この開口部131Aは、天井Cに当接して設置された状態の天井側ベース部30Bにおいて、上方側に向けて開口する。ベース部本体131は、内部に所定方向に平行に伸びた複数条のリブR3(図2)と、リブR3の方向と直交する方向に平行に伸びたリブR4(図3)とが交差して形成されている。
The ceiling-
天井側ベース部30Bの滑り止め部137は、例えばゴム製であり、平面視したときの外形がベース部本体131を平面視したときの外形よりも僅かに大きい相似形(円形状)となっており、略平板状となっている。滑り止め部137は、ベース部本体131の上端に形成された開口部131Aを閉塞する形で開口部131Aに嵌め合わされている。滑り止め部137は、天井Cに接触する接触面137Aが平坦であり、その反対側を向いた面(ベース部本体131に対向する面)は、ベース部本体131の外周壁及びリブR3,R4に合わせた嵌合溝が形成されている。滑り止め部137は自身の弾性力によってベース部本体131に着脱自在に取り付けられている。
The
図8には、天井側ベース部30Bを接触面137A側から接触面137Aと直交する方向に見た図を示している。天井側ベース部30Bは、天井Cに接触する接触面137Aの外縁部の形状が、nを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形である。つまり、接触面137Aの外縁図形は、中心P1の周りを(360/n)°回転させると自らと重なる性質となっている。具体的には、接触面137Aの全体が平坦に構成されており、接触面137Aの外縁部は、中心P1を円の中心とする円形となっている。つまり、接触面137Aの外縁によって構成される図形は、nが3以上のいずれの自然数であっても、中心P1の周りを(360/n)°回転させると自らと重なる性質となっている。
In FIG. 8, the figure which looked at the ceiling
天井側ベース部30Bは、接触面137Aの中心P1を通り且つ接触面137Aと直交する仮想線L1上にダンパ10と天井側ベース部30Bとの連結部40Bが配置された構成となっている。より具体的には、中心P1を通り且つ接触面137Aと直交する仮想線L1がボルト45の中心軸L2を通り且つ中心軸L2と交差する関係となるように配置されている。仮想線L1上には、連結部40Bを構成する部品のうちのジョイント部15やボルト45などが配置されている。
The ceiling-
落下防止部50は、図2、及び図5、図6に示すように、平板帯状の金属を折り曲げて形成又は樹脂によって形成され、連結部51と垂下部53とを有する。落下防止部50は、幅がベース部本体31に形成された溝部41の幅よりも僅かに狭く、一定である。連結部51は一方の端部を直角に折り曲げて形成した係止部51Aを有する。垂下部53は、連結部51の他方の端部に連続し、連結部51に対して直交し、係止部51Aと同じ方向に伸びており、転倒防止装置1の上部側が壁面Wから離れる方向に倒れた際に壁面Wと家具Fの背面との間から抜けない程度の長さに設定されている。落下防止部50は、家具Fの上面に当接して載置された物品側ベース部30Aに取り付けられ、連結部51の係止部51Aは、ベース部本体31の壁面W側に位置する被係止孔49に挿入され係止される。連結部51は、ベース部本体31に取り付けられた状態で、ベース部本体31に形成された溝部41に沿って伸び、他方の端部が物品側ベース部30Aの外縁(物品側ベース部30Aの滑り止め部37の外縁)より外側に位置する。垂下部53は、連結部51の他方の端部から垂下し、滑り止め部37の外縁の僅か外側を下方に向けて伸びている。落下防止部50は、物品側ベース部30Aより下方において、壁面Wと家具Fの背面との間に配置される。
As shown in FIGS. 2, 5, and 6, the
角度規制部70は、図2、図3、及び図7に示すように、物品側ベース部30Aに着脱自在に取り付けられる。角度規制部70は、物品側ベース部30Aに取り付けられた状態で、略鉛直方向に延びる規制部71と、規制部71の下部に連続して設けられ、規制部71の傾倒を防止する支持部73とを有する。規制部71は、平板であり、略長方形状である。規制部71は、家具Fの上面に当接して載置された状態の物品側ベース部30Aに角度規制部70を取り付けた際、一方の短辺が上端に位置する受部71Aである。そして、他方の端部が下端に位置し、ベース部本体31の壁面Wから離れた側に位置する被係止孔49に挿入される差込部71Bである。規制部71は、ダンパ10のシリンダ11が受部71Aに当接することによって、ダンパ10がその傾斜姿勢よりも倒れないように規制する。ダンパ10の傾斜角度は15°〜25°が好ましい。受部71Aは、上方に開放しており、シリンダ11の外周の約1/3程度が当接するように、中央が下方に凹んで湾曲している。受部71Aは、シリンダ11をしっかりと保持しないため、地震等の揺れによって家具Fが傾いたり揺れたりした際に生じるダンパ10の動きを拘束しない。
As shown in FIGS. 2, 3, and 7, the
差込部71Bは、図7に示すように、先端に向けて薄くなるように短辺の両側の角部を長辺方向に切り欠いた傾斜面71C、71Cと、先端部の一方の面から短辺方向に突出した突起71Dを有する。支持部73は、第1支持部73Aと、第2支持部73Bとを具備する。第1支持部73Aは、規制部71と同じ幅を有し、規制部71に直交する方向に伸びた平板である。第1支持部73Aは、規制部71の差込部71Bが物品側ベース部30Aのベース部本体31の被係止孔49に挿入されると、ベース部本体31に形成された溝部41の底面41Aに当接した状態になる。第2支持部73Bは第1支持部73Aと規制部71との間の角部に連結された直角二等辺三角形状の平板である。
As shown in FIG. 7, the
ここで、転倒防止装置1の効果を例示する。
本構成の転倒防止装置1は、接触面137Aの中心P1を通り且つ接触面137Aと直交する仮想線L1上にダンパ10と天井側ベース部30Bとの連結部40Bが配置された構成である。この構成では、天井側ベース部30Bにおいて接触面137Aの中心P1付近が裏側からダンパ10によって押圧されることになる。そして、天井側ベース部30Bの接触面137Aの形が、nを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形となっている。このため、天井側ベース部30Bの接触面137Aは、1方向のみが長くなる構造とならずに、中心P1からの距離が確保される部分が周方向にバランスよく配置される。このように、接触面137Aの中心P1の裏側付近がダンパ10によって押さえられる構造であり、周方向に接触面がバランスよく配置された構造であれば、天井側ベース部30Bが天井Cに対して様々な向きで配置されても安定的な取付状態が確保されやすくなる。よって、作業者は、天井側ベース部30Bの向きについて細かい調整を行わずとも、転倒防止装置1を物品(家具F)と天井Cの間に取り付けることができる。
Here, the effect of the
The
具体的には、転倒防止装置1は、天井側ベース部30Bの接触面137Aの形が、回転対称図形の一例である円形となっている。つまり、接触面137Aは、周方向のいずれの位置でも中心P1から外縁部までの半径方向の距離が等しくなっている。このような構成であるため、接触面137Aがどのような向きで天井Cに取り付けられても同様の接触状態となり、向きの自由度が極めて大きくなる。よって、作業者の向き調整作業を不要又は極めて容易化することができ、作業性を一層高めることができる。また、接触面137A全体として接触面積を確保することができるため、取付時の安定性も高めることができる。
Specifically, in the
<実施形態2>
次に、実施形態2の転倒防止装置201について、図9、図10などを参照しつつ説明する。
実施形態2の転倒防止装置201は、天井側ベース部30Bを天井側ベース部230Bに変更した点、ロッド13に連結されたジョイント部15を自在継手242のジョイント部(第1軸受部215)に変更した点のみが実施形態1の転倒防止装置1と異なる。これら以外は、実施形態1の転倒防止装置1と同一であるため、転倒防止装置201において、転倒防止装置1と同一の部分については、実施形態1の転倒防止装置1と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
<Embodiment 2>
Next, the fall prevention device 201 according to the second embodiment will be described with reference to FIGS.
In the fall prevention device 201 of the second embodiment, the ceiling-
転倒防止装置201は、設置面上に設置された家具F(物品)の上面と天井Cとの間に取り付けられるダンパ210を有する。ダンパ210は、ジョイント部15を第1軸受部215に変更した点以外は実施形態1で用いられるダンパ10と同一である。物品側ベース部30Aは、実施形態1と同一であり、ダンパ210の下端部(ジョイント部15)に連結され、家具F(物品)の上面に接触して取り付けられるものである。
The fall prevention device 201 includes a
天井側ベース部230Bは、ダンパ210の上端部(ジョイント部である第1軸受部215)に連結されており、天井Cに接触して取り付けられるものである。この天井側ベース部230Bも、ベース部本体231において、実施形態1と同様の形状をなす開口部131Aが形成されており、この開口部131Aに、実施形態1と同様の滑り止め部137が取り付けられている。そして、天井側ベース部230Bの接触面137Aは、図8と同様になっており、接触面137Aの外縁部の形状が、nを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形となっている。具体的には、接触面137Aの全体が平坦に構成され、接触面137Aの外縁部は、中心P1を円の中心とする円形となっている。接触面137Aの外縁図形は、nが3以上のいずれの自然数であっても、中心P1の周りを(360/n)°回転させると自らと重なる性質となっている。
The ceiling-
図9、図10のように、連結部240Bは、天井側ベース部230Bとダンパ210の上端部とを自在継手242によって連結した構造となっている。自在継手242は、クロスジョイント(カルダンジョイント)として構成され、天井側ベース部230Bのベース部本体231に形成された軸部250とダンパ210のロッド13とを、両部材の角度を自在に変更し得るように連結している。本構成のベース部本体231は、実施形態1で用いたベース部本体31と同様のリブR4を備え、このリブR4に軸部250が連結した構成となっている。軸部250は、例えば接触面137Aの方向と直交する方向に突出しており、軸部250の先端部付近には第2軸受部252が形成されている。
As shown in FIGS. 9 and 10, the connecting portion 240 </ b> B has a structure in which the ceiling-side base portion 230 </ b> B and the upper end portion of the
自在継手242は、ロッド13に連結された第1軸受部215と、クロススパイダ244と、軸部250に形成された第2軸受部252とを備える。第2軸受部252は、クロススパイダ244に形成された一対の突起部244C,244D(クロススパイダ244において所定の第1方向に沿って突出する一対の凸部)と嵌合する一対の孔部252A,252Aを有する。第2軸受部252は、一対の突起部244C,244Dの向きを接触面137Aと平行な方向に維持しつつ、これら突起部244C,244Dを回転可能に支持している。第2軸受部252は、これら突起部244C,244Dの軸方向(突出方向)の移動を規制し、軸方向と直交する方向への移動を規制する。第1軸受部215は、クロススパイダ244の一対の突起部244A,244B(上記第1方向と直交する第2方向に沿って突出する一対の凸部)と嵌合する一対の孔部215A,215Aを有する。第1軸受部215は、一対の突起部244A,244Bの向きをロッド13の方向と直交する方向に維持しつつ、これら突起部244A,244Bを回転可能に支持している。第1軸受部215は、これら突起部244A,244Bの軸方向(突出方向)の移動を規制し、軸方向と直交する方向への移動を規制する。
The
このように構成された天井側ベース部230Bは、接触面137Aの中心P1(図8)を通り且つ接触面137Aと直交する仮想線L1上に、ダンパ210と天井側ベース部230Bとの連結部240Bが配置された構成となっている。具体的には、仮想線L1上に、軸部250及び自在継手242の一部(クロススパイダ244)が配置された構成となっている。
The ceiling-
本構成の転倒防止装置201によれば、天井Cに接触する天井側ベース部230Bの向きの自由度(接触面137Aの向きの自由度)を大きくするだけでなく、ダンパ210に対する天井側ベース部230Bの姿勢の自由度をも大きくすることができる。
According to the fall prevention device 201 of this configuration, not only the degree of freedom in the direction of the ceiling
<実施形態3>
次に、実施形態3の転倒防止装置301について、図11などを参照しつつ説明する。
実施形態3の転倒防止装置301は、天井側ベース部30Bを天井側ベース部330Bに変更した点、ロッド13に連結されたジョイント部15を自在継手342のジョイント部(金属球315)に変更した点のみが実施形態1の転倒防止装置1と異なる。これら以外は、実施形態1の転倒防止装置1と同一であるため、転倒防止装置301において、転倒防止装置1と同一の部分については、実施形態1の転倒防止装置1と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
<Embodiment 3>
Next, the
In the
転倒防止装置301は、設置面上に設置された物品の上面と天井Cとの間に取り付けられるダンパ310を有する。ダンパ310は、上側のジョイント部15(図1等)を金属球315に変更した点以外は実施形態1で用いられるダンパ10と同一である。この転倒防止装置301も実施形態1と同一の物品側ベース部(図1等に示す物品側ベース部30Aと同一構造のベース部)を有している。そして、この物品側ベース部も、ダンパ310の下端部(図1等で示すジョイント部15と同一構造のジョイント部)に連結され、物品の上面に接触して取り付けられる。
The
図11のように、天井側ベース部330Bは、ダンパ310の上端部(ジョイント部である金属球315)に連結されており、天井Cに接触して取り付けられるものである。この天井側ベース部330Bも、ベース部本体331において、実施形態1と同様の形状をなす開口部131Aが形成されており、この開口部131Aに、実施形態1と同様の滑り止め部137が取り付けられている。そして、天井側ベース部330Bの接触面137Aは、図8と同様になっており、接触面137Aの外縁部の形状が、nを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形となっている。具体的には、接触面137Aの全体が平坦に構成され、接触面137Aの外縁部は、中心P1を円の中心とする円形となっている。接触面137Aの外縁図形は、nが3以上のいずれの自然数であっても、中心P1の周りを(360/n)°回転させると自らと重なる性質となっている。
As shown in FIG. 11, the ceiling-side base portion 330 </ b> B is connected to the upper end portion (
図11のように、連結部340Bは、天井側ベース部330Bとダンパ310の上端部とを自在継手342によって連結した構造となっている。自在継手342は、ロッド13に連結される金属球315と、ベース部本体331の一部をなすソケット部344と、ソケット部344に組み付けられるリング部材346とを備え、ボールジョイントとして構成されている。具体的には、ロッド13及び金属球315がボールスタッドとして機能し、ソケット部344の内周面344Aが金属球315に球面接触している。ベース部本体331は、実施形態1で用いたベース部本体31と同様のリブR4を備え、このリブR4にソケット部344が連結した構成となっており、ソケット部344は、金属球315を挿入するための開口部が下方側に開放した形で形成されている。ソケット部344に形成された凹部(金属球315を収容する部分)の下端部には、金属球315を抜け止めするためのリング部材346が組み付けられている。このように構成された連結部340Bは、接触面137Aに対するダンパ310の傾斜の向きを多方向に変更し得るようにダンパ310と天井側ベース部330Bとを連結している。
As shown in FIG. 11, the connecting portion 340 </ b> B has a structure in which the ceiling-side base portion 330 </ b> B and the upper end portion of the
このように構成された天井側ベース部330Bは、接触面137Aの中心P1(図8)を通り且つ接触面137Aと直交する仮想線L1上に、ダンパ310と天井側ベース部330Bとの連結部340Bが配置された構成となっている。具体的には、仮想線L1上に、ソケット部344及び金属球315が配置された構成となっている。
The ceiling-
本構成の転倒防止装置301でも、天井Cに接触する天井側ベース部330Bの向きの自由度(接触面137Aの向きの自由度)を大きくするだけでなく、ダンパ310に対する天井側ベース部330Bの姿勢の自由度をも大きくすることができる。
Also in the
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1〜3では、転倒防止装置を家具に対して取り付けたが、地震等の揺れによって転倒するおそれのある、書棚、冷蔵庫等の物品に対して取り付けてもよい。
(2)実施形態1〜3では、転倒防止装置を壁面に背面を対向させて床面上に載置された家具に対して取り付けたが、壁面に隣接させずに床面上に載置された家具等に対して取り付けてもよい。
(3)実施形態1〜3では、圧効きダンパを利用したが、収縮動作時に所定の減衰力を発揮するものであれば、両効きダンパであってもよい。
(4)実施形態1〜3では、シリンダ内に作動油及び圧縮ガスを封入したダンパを利用したが、収縮動作時に所定の減衰力を発生させるものであれば、他の液体を封入した液体圧ダンパであっても、他の形式のダンパであってもよい。
(5)実施形態1〜3では、シリンダ内に圧縮ガスを封入して伸張方向に圧縮ガスの膨張力が働くようにしたが、他の方式で伸張方向に働く力を発生させてもよい。
(6)実施形態1〜3では、転倒防止装置が落下防止部を備えていたが、落下防止部を備えなくてもよい。また、落下防止部を物品側ベース部に一体的に形成してもよい。
(7)実施形態1〜3では、転倒防止装置が角度規制部を備えていたが、角度規制部を備えなくてもよい。また、角度規制部を物品側ベース部やダンパのシリンダに一体的に形成してもよい。
(8)実施形態1〜3では、回転対称図形として円形を例示したが、これ以外の図形であってもよい。例えば、実施形態1〜3で示した滑り止め部137を、図12(A)のように変更してもよい。図12(A)で示す滑り止め部137は、接触面137Aが平坦に構成され、接触面137Aの外縁が、P1を中心とする正六角形となっている。この接触面137Aの外縁形状も、nを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形である。具体的には、n=6であり、接触面137Aの外縁図形は、中心P1の周りを(360/6)°回転させると自らと重なる性質となっている。なお、実施形態1〜3の構成において、図12(A)のような滑り止め部137を適用する場合、形状の整合をとればよい。例えば、天井側ベース部のベース部本体は、平面視したときの開口部(滑り止め部137が取り付けられる端部)の外形が滑り止め部137を平面視したときの外径よりも僅かに小さい相似形とすればよい。図12(A)では、外縁が正六角形の接触面を例示したが、接触面の外縁は、正三角形、正四角形、正五角形、正七角形などの正六角形以外の正多角形であってもよい。或いは、正多角形の角部を同一の曲率で湾曲させた図形などであってもよい。
(9)実施形態1〜3では、天井側ベース部の接触面の外縁図形(回転対称図形)として円形を例示したが、接触面の外縁図形は、五以上の正多角形の各辺を左右に延ばした図形(芒星図形)の外縁図形となっていてもよい。例えば、実施形態1〜3で示した滑り止め部137を、図12(B)のように変更してもよい。図12(B)で示す滑り止め部137は、接触面137Aが平坦に構成され、接触面137Aの外縁が、P1を中心とする十二角形となっている。図12(B)で示す接触面137Aの外縁は、いわゆる六芒星図形の外縁図形となっており、この接触面137Aの外縁形状も、nを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形である。具体的には、n=6であり、接触面137Aの外縁図形は、中心P1の周りを(360/6)°回転させると自らと重なる性質となっている。なお、実施形態1〜3の構成において、図12(B)のような滑り止め部137を適用する場合も、形状の整合をとればよい。例えば、天井側ベース部のベース部本体は、平面視したときの開口部(滑り止め部137が取り付けられる端部)の外形が滑り止め部137を平面視したときの外径よりも僅かに小さい相似形とすればよい。図12(B)では、外縁が六芒星図形の外縁図形となっている接触面を例示したが、接触面の外縁は、五芒星、七芒星、八芒星などの外縁図形であってもよい。或いは、このような芒星図形の凸部を所定の曲率で湾曲させた図形などであってもよい。
(10)実施形態1〜3では、天井側ベース部の接触面の外縁部の形状がnを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形となるように構成したが、物品側ベース部を、実施形態1〜3のいずれかの天井側ベース部と同様に構成してもよい。即ち、物品側ベース部の接触面(物品と接触する面)の外縁部の形状がnを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形となるように構成してもよい。例えば、物品側ベース部の接触面を図8、図12のような形状とし、物品側ベース部のベース部本体の下端部をこれに合わせた相似形(平面視相似形)などとしてもよい。この場合、物品側ベース部の接触面の中心を通り且つ接触面と直交する仮想線上にダンパと物品側ベース部との連結部が配置された構成となっているとよい。
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention.
(1) In
(2) In the first to third embodiments, the fall prevention device is attached to the furniture placed on the floor surface with the rear surface facing the wall surface, but placed on the floor surface without being adjacent to the wall surface. It may be attached to the furniture.
(3) In
(4) In the first to third embodiments, the damper in which the hydraulic oil and the compressed gas are sealed in the cylinder is used. However, the liquid pressure in which other liquid is sealed as long as a predetermined damping force is generated during the contraction operation. It may be a damper or another type of damper.
(5) In the first to third embodiments, the compressed gas is sealed in the cylinder so that the expansion force of the compressed gas works in the extension direction. However, the force acting in the extension direction may be generated by other methods.
(6) In the first to third embodiments, the fall prevention device includes the fall prevention unit, but the fall prevention unit may not be provided. Further, the fall prevention part may be formed integrally with the article side base part.
(7) In the first to third embodiments, the overturn prevention device includes the angle restriction unit, but the angle restriction unit may not be provided. Further, the angle restricting portion may be formed integrally with the article-side base portion or the damper cylinder.
(8) In
(9) In the first to third embodiments, a circular shape is illustrated as the outer edge graphic (rotationally symmetric graphic) of the contact surface of the ceiling-side base portion, but the outer edge graphic of the contact surface has left and right sides of five or more regular polygons. It may be an outer edge figure of a figure (comet figure) extended to. For example, the
(10) In the first to third embodiments, the shape of the outer edge portion of the contact surface of the ceiling-side base portion is configured to be an n-fold rotationally symmetric figure where n is a natural number of 3 or more. May be configured similarly to the ceiling-side base portion of any one of the first to third embodiments. In other words, the shape of the outer edge portion of the contact surface (the surface in contact with the article) of the article-side base may be an n-fold rotationally symmetric figure with n being a natural number of 3 or more. For example, the contact surface of the article-side base portion may have a shape as shown in FIGS. 8 and 12, and the lower end portion of the base portion main body of the article-side base portion may have a similar shape (similar shape in plan view). In this case, it is preferable that the connecting portion between the damper and the article-side base portion is disposed on a virtual line passing through the center of the contact surface of the article-side base portion and orthogonal to the contact surface.
1,201,301…転倒防止装置、10,210,310…ダンパ、30A…物品側ベース部、30B,230B,330B…天井側ベース部、137A…接触面、40B,240B,340B…連結部、242,342…自在継手、C…天井、F…家具(物品)、Fr…床面(設置面) 1, 201, 301 ... Fall prevention device, 10, 210, 310 ... Damper, 30A ... Article side base, 30B, 230B, 330B ... Ceiling side base, 137A ... Contact surface, 40B, 240B, 340B ... Connection part, 242, 342 ... Universal joint, C ... Ceiling, F ... Furniture (article), Fr ... Floor surface (installation surface)
Claims (2)
前記ダンパの下端部に連結され、前記物品の上面に接触して取り付けられる物品側ベース部と、
前記ダンパの上端部に連結されるとともに前記天井に接触して取り付けられ、前記天井に接触する接触面の外縁部の形状が、nを3以上の自然数とするn回対称の回転対称図形であり、前記接触面の中心を通り且つ前記接触面と直交する仮想線上に前記ダンパとの連結部が配置された構成となっている天井側ベース部と、
を備えていることを特徴とする転倒防止装置。 A damper attached between the top surface of the article installed on the installation surface and the ceiling;
An article-side base portion connected to the lower end of the damper and attached in contact with the upper surface of the article;
The shape of the outer edge portion of the contact surface that is connected to the ceiling and is in contact with the ceiling and is in contact with the ceiling is an n-fold rotationally symmetric figure where n is a natural number of 3 or more. A ceiling-side base portion having a configuration in which a connecting portion with the damper is disposed on an imaginary line passing through the center of the contact surface and orthogonal to the contact surface;
A fall prevention device characterized by comprising:
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