JP2017169844A - 測定用構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、測定装置の検証精度の向上を図りやすい新規な構成の測定用構造体を得る。【解決手段】実施形態の測定用構造体は、ボディを備えた。ボディは、多孔質に構成された。ボディの表面または断面の領域であって、ボディを測定する測定装置の測定の最小面積と同じ大きさの領域内に、少なくとも一つの孔が設けられた。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、測定用構造体に関する。
従来、例えば、X線CT装置等の測定装置で用いられるファントム等の測定用構造体が知られている。
特開平8−187238号公報 特開2005−312945号公報
この種の測定用構造体では、例えば、測定装置の検証精度の向上を図りやすい新規な構成が望まれている。
実施形態の測定用構造体は、ボディを備えた。前記ボディは、多孔質に構成された。前記ボディの表面または断面の領域であって、前記ボディを測定する測定装置の測定の最小面積と同じ大きさの領域内に、少なくとも一つの孔が設けられた。
図1は、第1の実施形態の測定用構造体およびX線CT装置の模式的かつ例示的な斜視図である。 図2は、第1の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な斜視図である。 図3は、第1の実施形態の測定用構造体の一部の模式的かつ例示的な平面図である。 図4は、第1の実施形態の測定用構造体の材料の充填率とCT値との関係の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態の測定用構造体の製造工程の模式的かつ例示的な説明図である。 図6は、第2の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な斜視図である。 図7は、第2の実施形態の測定用構造体の一部の模式的かつ例示的な平面図である。 図8は、第3の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な斜視図である。 図9は、第3の実施形態の測定用構造体の単位構造部の模式的かつ例示的な斜視図である。 図10は、図8のX断面の一部を示す図である。 図11は、第3の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な斜視図である。 図12は、第3の実施形態の変形例の測定用構造体の単位構造部の模式的かつ例示的な斜視図である。 図13は、第4の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な断面図である。 図14は、第4の実施形態の測定用構造体の一部の模式的かつ例示的な斜視図である。 図15は、第4の実施形態の測定用構造体の単位構造部の配置の一例を説明するための説明図である。 図16は、第4の実施形態の測定用構造体の単位構造部の半径と占有体積との関係の一例を示す図である。 図17は、第5の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な断面図である。 図18は、第5の実施形態の変形例の測定用構造体の模式的かつ例示的な断面図である。 図19は、第6の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な断面図である。 図20は、第6の実施形態の測定用構造体の製造工程の模式的かつ例示的な説明図である。 図21は、第7の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な断面図である。 図22は、第8の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な斜視図である。 図23は、第8の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な断面図である。 図24は、第9の実施形態の測定用構造体の模式的かつ例示的な断面図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、以下の例示的な複数の実施形態には、同様の機能を有する構成要素が含まれている。同様の機能を有する構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される場合がある。
<第1の実施形態>
図1に示される測定用構造体1は、測定装置100によって所定の測定項目が測定される。本実施形態では、測定装置100は、X線CT装置であり、測定項目として測定用構造体1のCT値(CT画像の濃度値)を測定する。また、測定用構造体1は、X線CT装置用のファントムであり、X線CT装置の測定精度の検証のために、測定装置100による測定を受ける。測定装置100は、医療用画像測定装置の一例である。測定用構造体1は、構造物とも称される。
図2に示されるように、測定用構造体1は、多孔質のボディ10を備えている。ボディ10は、円柱状の外観を呈している。また、ボディ10には、複数の孔11が設けられている。本実施形態では、一例として、ボディ10は、ハニカム状(六角格子状)に構成されている。ボディ10は、例えば合成樹脂材料によって構成されている。なお、ボディ10の材料は、金属材料等であってもよい。
図3に示されるように、ボディ10は、互いに接続された複数の単位構造部12を有している。単位構造部12は、中心軸Ax1回りに筒状に構成されている。一例として、単位構造部12は、六角形(正六角形)の筒状(六角柱)に構成されている。本実施形態では、中心軸Ax1は、直線状である。単位構造部12は、中心軸Ax1の軸方向に視て、直線状の六つ(複数)の壁部13が六角形をなす配置で互いに接続された構成となっている。複数の単位構造部12は、互いに沿って(平行に)配置され、ハニカム構造を構成している。隣接する二つの単位構造部12では、一つの壁部13が共有されている。単位構造部12には、当該単位構造部12を中心軸Ax1の軸方向に貫通した孔11が設けられており、孔11は、六つの壁部13によって囲まれている。すなわち、壁部13は、孔11に面している。孔11内には、一例として空気が入っている。単位構造部12は、第一の単位構造部の一例である。単位構造部12は、ミクロ構造とも称される。
また、ボディ10の表面10aの領域であって、測定装置100の測定の最小面積と同じ大きさの領域10c内に、少なくとも一つ(図3の例では複数)の孔11が設けられている。本実施形態では、ボディ10のある断面の領域であって、測定装置100の測定の最小面積と同じ大きさの領域10c内にも、少なくとも一つの孔11が設けられている。
ここで、測定装置100の測定の最小面積は、例えば、測定装置100の分解能(最大分解能)に基づいて決定された値である。例えば、差測定装置100の測定の最小面積は、測定装置100の最大分解能や、撮影条件、再構成条件等によって決定される。以下に、測定装置100の測定の最小面積が、測定装置100の最大分解能、再構成条件によって決定される場合の一例について説明する。ここで、測定装置100の最大分解能をEmm(Eは実数)とする。また、再構成マトリックスと、General関数と、D−FOV(ディスプレイFOV)とに基づく、測定装置100が生成する画像データの一つの画素の一辺の長さを、Fmm(Fは実数)とする。この場合、測定装置100の測定の最小面積Sは、次のようになる。
E≦Fの場合は、S=F×Fであり、
E>Fの場合は、S=E×Eである。
すなわち、画素の一辺の長さが最大分解能以上の場合には、測定装置100の測定の最小面積は、画素の大きさに応じ値となり、画素の一辺の長さが最大分解能よりも小さい場合には、測定装置100の測定の最小面積は、最大分解能に応じた値となる。測定装置100の測定の最小面積は、評価単位や評価サイズ、測定単位や測定サイズとも称される。
また、本実施形態では、測定装置100によって測定される数値(CT値)は、ボディ10における測定装置100の測定対象の数値(CT値)と、ボディ10に設けられた孔11内の測定装置100の測定対象の数値(CT値)との体積加重平均となる。このとき、ボディ10の体積には孔11の体積は含まれない。
上記構成の測定用構造体1は、例えば、ボディ10の体積とボディ10に設けられた孔11の体積との合計に対するボディ10の体積の比率に応じて、CT値が変化する。ここで、ボディ10の体積とボディ10に設けられた孔11の体積との合計体積に対するボディ10の体積の比率は、上記合計体積におけるボディ10の材料の密度を示し、材料の充填率とも称される。図4には、充填率とCT値との関係が示されている。図4から分かるように、充填率が増加するにつれてCT値が増加する。ボディ10の体積と孔11の体積との比率は、例えば、壁部13の厚さ(孔11の径)に応じて決定される。したがって、製造時において、壁部13の厚さ(孔11の径)を調整することにより、CT値を調整(制御)したボディ10が得られる。
また、測定用構造体1は、例えば、3Dプリンタ(積層造形装置)によって製造される。図5には、3Dプリンタ(積層造形装置)による測定用構造体1の製造工程の一例が示されている。3Dプリンタは、図5の(a)〜(c)の順に測定用構造体1を構成する造形物15を作製し、この造形物15によって測定用構造体1が構成される。この際、3Dプリンタは、例えば、材料の層を溶融固化または焼結させながら積層して造形物15を作製する。
以上、説明したように、本実施形態では、測定用構造体1は、ボディ10の表面10aまたは断面の領域であって、測定装置100の測定の最小面積と同じ大きさの領域10c内に、少なくとも一つの孔11が設けられている。よって、本実施形態によれば、測定装置100の検証精度の向上を図りやすい。
なお、本実施形態では、単位構造部12の中心軸Ax1が直線状の例を説明したが、これに限られない。例えば、単位構造部12の中心軸Ax1は、湾曲状(捩り状、螺旋状)であってもよい。
<第2の実施形態>
図6に示される本実施形態の測定用構造体1Aは、第1の実施形態の測定用構造体1に対して、ボディ10Aの構造が主に異なる。
ボディ10Aは、円柱状の外観を呈している。また、ボディ10Aには、複数の孔11が設けられている。本実施形態では、一例として、ボディ10Aは、四角格子状に構成されている。
図7に示されるように、ボディ10Aは、互いに接続された複数の単位構造部12Aを有している。単位構造部12Aは、中心軸Ax2回りに筒状に構成されている。一例として、単位構造部12Aは、四角形(正四角形)の筒状(四角柱)に構成されている。本実施形態では、中心軸Ax2は、直線状である。単位構造部12Aは、中心軸Ax2の軸方向に視て、直線状の四つ(複数)の壁部13が四角形をなす配置で互いに接続された構成となっている。複数の単位構造部12Aは、互いに沿って(平行に)配置され、四角格子構造を構成している。隣接する二つの単位構造部12Aでは、一つの壁部13が共有されている。単位構造部12Aには、当該単位構造部12Aを中心軸Ax2の軸方向に貫通した孔11が設けられており、孔11は、四つの壁部13によって囲まれている。すなわち、壁部13は、孔11に面している。単位構造部12Aは、第二の単位構造部の一例である。
また、ボディ10Aの表面10aにおける測定装置100の画像における一つの画素の大きさと同じ大きさのある領域10c内に、少なくとも一つ(図7の例では複数)の孔11が設けられている。なお、本実施形態では、ボディ10Aの不図示のある断面における測定装置100の画素の大きさと同じ大きさのある領域内にも、少なくとも一つの孔11が設けられている。
また、測定用構造体1Aは、第1の実施形態と同様に、例えば、3Dプリンタによって製造される。
以上、説明したように、本実施形態では、測定用構造体1Aは、ボディ10Aの表面10aまたは断面の領域10c内に、少なくとも一つの孔11が設けられている。よって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、単位構造部12Aの中心軸Ax2が直線状の例を説明したが、これに限られない。単位構造部12Aの中心軸Ax2は、湾曲状(捩り状、螺旋状)であってもよい。
<第3の実施形態>
図8に示される本実施形態の測定用構造体1Bは、第1の実施形態の測定用構造体1に対して、ボディ10Bの構造が主に異なる。
ボディ10Bは、六面体状の外観を呈している。また、ボディ10Bには、複数の孔11が設けられている。
ボディ10Bは、互いに接続された複数の単位構造部12Bを有している。図9に示されるように、単位構造部12Bは、互いに接続された複数のアーム部20を有している。複数のアーム部20は、仮想六面体Hの中心で互いに接続されるとともに、当該中心から仮想六面体Hの各頂点に延びている。すなわち、単位構造部12Bは、アーム部20の各端部が、体心立方格子の格子点に位置するように構成されている。単位構造部12Bは、単位格子とも称される。単位構造部12Bは、第二の単位構造部の一例である。
隣接する複数の単位構造部12Bの複数のアーム部20は、互いに接続されており、複数の単位構造部12Bは、互いに接続された複数のアーム部20の接続部21を格子点とする格子状に設けられている。本実施形態では、一例として、複数の単位構造部12は、互いに直交する三方向に、すなわち三次元的に、規則的に並べられている。
図10に示されるように、孔11は、複数のアーム部20によって囲まれている。すなわち、アーム部20は、孔11に面している。
また、ボディ10Bのある断面10bにおける測定装置100の画素の大きさと同じ大きさのある領域10c内に、少なくとも一つ(図10の例では複数)の孔11が設けられている。
また、図11に示されるように、測定用構造体1Bは、第一の方向B(例えばボディ10Bの長さ方向)に向かうにつれてアーム部20の径が大きくなる構成であってもよい。このような構成では、ボディ10Bと孔11とを含む領域における合成樹脂材料の密度が、第一の方向Bに沿って変化する。
また、測定用構造体1Bは、第1の実施形態と同様に、例えば、3Dプリンタによって製造される。
以上、説明したように、本実施形態では、測定用構造体1Bは、ボディ10Bの断面10bの領域10c内に、少なくとも一つの孔11が設けられている。よって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<変形例>
図12に示される第3の実施形態の変形例の測定用構造体1Cは、ボディ10Cの単位構造部12Cが、単位構造部12Bと異なる。単位構造部12Cは、互いに接続された複数のアーム部20を有している。複数のアーム部20は、仮想六面体Hの各面における対向頂点間に延びている。すなわち、単位構造部12Cは、複数のアーム部20の接続部21が、面心立方格子の格子点に位置するように構成されている。単位構造部12Cは、単位格子とも称される。単位構造部12Cは、第二の単位構造部の一例である。
<第4の実施形態>
図13に示される本実施形態の測定用構造体1Dは、第1の実施形態の測定用構造体1に対して、ボディ10Dの構造が主に異なる。
ボディ10Dは、六面体状の外観を呈している。また、ボディ10Dには、複数の孔11が設けられている。ボディ10Dは、例えば合成樹脂材料によって構成されている。
図14に示されるように、ボディ10Dは、互いに接続された単位構造部12Dを有している。単位構造部12Dは、球状に構成されている。すなわち、単位構造部12Dは、球体によって構成されている。
図15に示されるように、複数の単位構造部12Dは、それらの中心部12Daが仮想六面体Hの各頂点および各面の中心部に位置にするように配置されている。すなわち、隣接する14個の単位構造部12Dは、それらの中心部12Daが、面心立方格子の格子点に位置するように構成されている。隣接した複数の単位構造部12Dは、互いに接続されている。単位構造部12Dは、第三の単位構造部の一例である。
図13に示されるように、孔11は、複数の単位構造部12Dによって囲まれている。すなわち、単位構造部12Dは、孔11に面している。
また、ボディ10Dのある断面10bにおける測定装置100の画素の大きさと同じ大きさのある領域10c内に、少なくとも一つ(図13の例では複数)の孔11が設けられている。
ここで、図16には、単位構造部12Dの半径と占有体積との関係の一例が示されている。単位構造部12Dの半径は、仮想六面体Hの一辺の長さに対する比率で示されている。また、占有率は、仮想六面体Hの体積に対する単位構造部12Dの体積割合である。図16から分かるように、単位構造部12Dの半径が大きくなるにつれ、占有率が大きくなる。したがって、単位構造部12Dの半径が大きくなるにつれ、充填率が増加する。
また、測定用構造体1Dは、第1の実施形態と同様に、例えば、3Dプリンタによって製造される。
以上、説明したように、本実施形態では、測定用構造体1Dは、ボディ10Dの断面10bのある領域10c内に、少なくとも一つの孔11が設けられている。よって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第5の実施形態>
図17に示される本実施形態の測定用構造体1Eは、第1の実施形態の測定用構造体1に対して、ボディ10Eの構造が主に異なる。
ボディ10Eは、六面体状の外観を呈している。また、ボディ10Eには、複数の孔11が設けられている。複数の孔11は、一例として、略同一の大きさおよび形状に形成されている。複数の孔11は、互いに離間している。
各孔11には、粒子25が入れられている。粒子25の材料は、ボディの材料とは異なる種類の合成樹脂材料である。なお、粒子25の材料は、金属材料等であってもよい。粒子25は、物体の一例である。なお、図17では、ボディ10Eは断面で示され、粒子25は非断面で示されている。
また、ボディ10Eのある断面10bにおける測定装置100の画素の大きさと同じ大きさのある領域10c内に、少なくとも一つ(図17の例では複数)の孔11が設けられている。
また、測定用構造体1Eは、第1の実施形態と同様に、例えば、3Dプリンタによって製造される。
以上、説明したように、本実施形態では、測定用構造体1Eは、ボディ10Eの断面10bの領域10c内に、少なくとも一つの孔11が設けられている。よって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<変形例>
図18に示される第5の実施形態の変形例の測定用構造体1Fでは、測定用構造体1Fにおける粒子25(孔11)の濃度が、図17に示される測定用構造体1Eにおける粒子25(孔)の濃度よりも高い。このような構成では、測定用構造体1Fにおけるボディ10Fと粒子25との合計体積に対するボディ10Fの体積の割合は、測定用構造体1Eにおけるボディ10Eと粒子25との合計体積に対するボディ10Eの体積の割合よりも小さくなっている。このように、孔11および粒子25の大きさを調整することにより、CT値を調整(制御)したボディ10Fが得られる。なお、図18では、測定用構造体1Fの粒子25の形状が、図17の粒子25の形状とは異なる例が示されているが、これらの粒子の形状は同じであってもよい。
なお、孔11に入れられるのは、粒子25に限らない。例えば、孔11には、流体や気体が入れられていてもよい。また、孔11は、真空であってもよい。
<第6の実施形態>
図19に示される本実施形態の測定用構造体1Gは、第1の実施形態の測定用構造体1に対して、ボディ10Gの構造が主に異なる。
ボディ10Gには、複数の孔11が設けられている。図19では、一例として、複数の孔11が不規則に配置された例が示されている。複数の孔11は、一例として、略同一の大きさおよび形状に形成されている。複数の孔11は、互いに離間している。各孔11には、例えば空気(気体)が入れられている。なお、孔11は、互いに接続されていてもよい。
また、ボディ10Gのある断面10bにおける測定装置100の画素の大きさと同じ大きさのある領域10c内に、少なくとも一つ(図19の例では複数)の孔11が設けられている。
図20には、測定用構造体1Gの製造工程の一例が示されている。ボディ10Gは、一例として、発泡成形によって製造される。ボディ10Gを構成する材料中に発泡剤30が混合され(図20の(a))、発泡剤30が発泡して気泡(孔11)が形成される(図20の(b))。なお、図20では、一例として、発泡剤30および孔11が規則的に配置された例が示されている。なお、測定用構造体1Gの成型方法は、発泡成形に限らない。例えば、測定用構造体1Gは、材料の注型によって成形されてもよい。
以上、説明したように、本実施形態では、測定用構造体1Gは、ボディ10Gの断面10bのある領域10c内に、少なくとも一つの孔11が設けられている。よって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第7の実施形態>
図21に示される本実施形態の測定用構造体1Hは、第1の実施形態の測定用構造体1に対して、ボディ10Hの構造が主に異なる。
ボディ10Hには、複数の孔11が設けられている。複数の孔11は、一例として、不規則に配置されている。本実施形態では、互いに大きさおよび形状が異なる複数の孔11が設けられている。複数の孔11は、互いに離間している。各孔11には、例えば空気(気体)が入れられている。なお、複数の孔11は、互いに接続されていてもよい。
また、ボディ10Hのある断面10bにおける測定装置100の画素の大きさと同じ大きさのある領域10c内に、少なくとも一つ(図21の例では複数)の孔11が設けられている。
また、測定用構造体1Hは、第6の実施形態と同様に、例えば、発泡成形や注型によって成形される。
以上、説明したように、本実施形態では、測定用構造体1Hは、ボディ10Hの断面10bのある領域10c内に、少なくとも一つの孔11が設けられている。よって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第8の実施形態>
図22に示される本実施形態の測定用構造体1Iは、第1の実施形態の測定用構造体1に対して、ボディ10Iの構造が主に異なる。
ボディ10Iは、ボディ10と同様に、円柱状の外観を呈している。ただし、ボディ10Iの軸方向の両端部は、壁部40によって閉じられている。
また、図23に示されるように、ボディ10Iの内部構造は、ボディ10と同様である。ただし、ボディ10Iに設けられた複数の孔11には、ボディ10の材料とは異なる材料の物体41が入れられている。一例として、各孔11に入れられた物体41は、互いに同一種類であり、例えば水等の液体である。なお、物体41は、スラリーであってもよい。また、物体41は、気化可能な液体成分を含有したものであってもよく、この場合、孔11に注入後に液体成分を気化させてもよい。また、物体41は、孔11に注入後に固化可能な液体であって、注入後に固化されてもよい。なお、各孔11に入れられた物体41は、孔11毎に異なるものであってもよい。図22に示される壁部40には、孔11に通じた不図示の注入口(開口部)が設けられ、この注入口から物体41が孔11に注入され、物体41の注入後に、注入口が閉じられる。また、壁部13は、物体41が含浸しない構成となっている。孔11は、収容室の一例である。
以上の構成では、ボディ10Iのある断面10bにおける測定装置100の画素の大きさと同じ大きさのある領域10c内に、少なくとも一つ(図10の例では複数)の孔11が設けられ、当該孔11に物体41が入れられている。よって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第9の実施形態>
図24に示される本実施形態の測定用構造体1Jは、第2の実施形態の測定用構造体1Aに対して、ボディ10Jの構造が主に異なる。
ボディ10Jの外観は、第8の実施形態のボディ10I(図22参照)と同様であり、ボディ10Jの軸方向の両端部は、閉じられている。
ボディ10Jの内部構造は、ボディ10Aと同様である。ただし、いくつかの壁部13には、孔50が設けられている。孔50は、壁部13を貫通しており、壁部13を挟んで隣接する二つの孔11を接続している。そして、ボディ10J内には、孔50を介して互いに通じた複数の孔11を含んだ複数(一例として二つ)の収容室51,52が形成されている。収容室51と収容室52とは、壁部54によって仕切られている。壁部54は、孔50が設けられていない複数の壁部13によって構成されている。各収容室51,52には、互いに異なる種類の物体55,56(物質)が収容されている。すなわち、収容室51を構成する孔11,50と、収容室52を構成する孔11,50とに、互いに異なる種類の物体55,56が収容されている。物体55,56は、例えば、液体である。なお、物体55,56は、第8の実施形態の物体41と同様に、種々のものを採用することができる。また、壁部54は、物体55,56が含浸しない構成となっている。
以上の構成では、ボディ10Jのある断面10bのある領域10c内に、互いに異なる種類の物体55,56が入れられた孔11,50が設けられている。よって、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記各実施形態では、測定装置100がX線CT装置である例を説明したが、測定装置100は、MRI装置等であってもよい。また、測定装置100は、測定用構造体1,1A〜1Jの硬さを測定するビッカース硬さ試験機等であってもよい。ビッカース硬さ試験機の場合は、測定用構造体1,1A〜1Jに押し付ける圧子の押圧面(先端面)の、当該押圧面の押し付け方向と直交する平面への投影面積が、ビッカース硬さ試験機の測定の最小面積である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。例えば、ボディは、各実施形態の単位構造部のいずれか二つ以上を組み合わせた構成であってもよい。また、ボディは、繊維質状であってもよい。
1,1A〜1J…測定用構造体、10,10A〜10J…ボディ、10a…表面、10b…断面、10c…領域、11,50…孔、12,12A〜12D…単位構造部、13,54…壁部、20…アーム部、21…接続部、25…粒子(物質)、41,55,56…物体、51,52…収容室、100…測定装置、Ax1,Ax2…中心軸。

Claims (13)

  1. 多孔質に構成されたボディを備え、
    前記ボディの表面または断面の領域であって、前記ボディを測定する測定装置の測定の最小面積と同じ大きさの領域内に、少なくとも一つの孔が設けられた、測定用構造体。
  2. 前記ボディは、互いに接続された複数の単位構造部を有した、請求項1に記載の測定用構造体。
  3. 筒状に構成された複数の第一の前記単位構造部を備え、
    複数の前記第一の単位構造部は、互いに沿って配置された、請求項2に記載の測定用構造体。
  4. 互いに接続された複数のアーム部を有した第二の前記単位構造部を備え、
    隣接する複数の前記第二の単位構造部の複数の前記アーム部が互いに接続された、請求項2または3に記載の測定用構造体。
  5. 前記複数の第二の単位構造部は、互いに接続された複数の前記アーム部の接続部を格子点とする格子状に設けられた、請求項4に記載の測定用構造体。
  6. 球状に構成された第三の前記単位構造部を備えた、請求項2〜5のうちいずれか一つに記載の測定用構造体。
  7. 前記ボディには、互いに離間した複数の孔が設けられた、請求項1〜6のいずれか一つに記載の測定用構造体。
  8. 前記複数の孔には、前記ボディの材料とは異なる材料の物体が入れられた、請求項1〜7のいずれか一つに記載の測定用構造体。
  9. 前記ボディには、それぞれが前記孔を含んだ複数の収容室と、前記複数の収容室を仕切った壁部とが、設けられ、
    前記複数の収容室には、互いに異なる種類の前記物体が収容された、請求項8に記載の測定用構造体。
  10. 前記物体は、液体である、請求項8または9に記載の測定用構造体。
  11. 前記測定装置は、医療用画像撮像装置であり、
    前記最小面積は、前記医療用画像撮像装置の分解能に基づいた値である、請求項1〜10のいずれか一つに記載の測定用構造体。
  12. 前記測定装置が測定する数値が、前記ボディにおける前記測定装置の測定対象の数値と、前記ボディに設けられた孔内の前記測定装置の測定対象の数値との体積加重平均となる、請求項11に記載の測定用構造体。
  13. 当該測定用構造体は、医療用画像撮像装置用のファントムである、請求項1〜12のうちいずれか一つに記載の測定用構造体。
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