JP2017169819A - スプーンおよびスプーン付流動食バッグ - Google Patents

スプーンおよびスプーン付流動食バッグ Download PDF

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宏樹 佐藤
彦希 梅垣
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Abstract

【課題】例えば、要介護者等への食事の補助を容易に行うことができるスプーンおよびスプーン付流動食バッグを提供すること。
【解決手段】スプーン3は、口部22を有し、内側に流動食100を収納する流動食バッグ2の口部22に装着され、その装着状態で用いられる。スプーン3は、口部22に対して螺合することにより、装着状態とする装着部31と、装着状態で口部22と連通する筒状の連通部32と、底部333を有し、口部22から流出した流動食100を、連通部32を介して受けるボール部33と、を備えている。そして、ボール部33の先端は、連通部32の内周部のうち、底部333から最も離れた遠位部の先端側延長線上に位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、スプーンおよびスプーン付流動食バッグに関する。
近年では、食事の補助等、介護を必要とする老人が増え続けている傾向にある。また、自力での食事が困難である身体障害者にも食事の補助等の介護が必要である。
これらの要介護者の食事としては、例えば、流動食である栄養剤が挙げられる。この栄養剤は、口部を有するバッグに収納されており、要介護者が口部に直接口を付けて自力で流動食を食すのが困難な場合、介護者が補助する。
この補助の方法としては、例えば、口部から流出した栄養剤を一旦スプーンに受け、この流動食が乗ったスプーンを要介護者の口に入れる方法がある。
しかしながら、このような方法によれば、口部から流出した栄養剤を一旦スプーンに受ける際、スプーンから栄養剤があふれてこぼれる可能性がある。さらに、例えば、左手でバッグを押圧して、右手でスプーンを持ったままスプーンで流出した流動食を受けるため、両手が塞がる。このような作業を何度も繰り返し行うのは、介護者の負担にもなる。
そこで、特許文献1に示すように、容器の口部にスプーンを取り付ける構成が考えられる。特許文献1に記載されたスプーン(スプーンブレード)は、容器内の内容物をスプーンで一旦受けることができ、スプーン内の内容物を例えば要介護者の口に運ぶことができる。これにより、例えば、片手で食事の補助を行うことができる。
しかしながら、特許文献1の図6に記載されたスプーンは、容器に装着した状態では、容器の口部よりも下側に位置している。このため、容器から勢いよく内容物が流出した場合、スプーンからこぼれてしまう可能性がある。
特開2000−5024号公報
本発明の目的は、例えば、要介護者等への食事の補助を容易に行うことができるスプーンおよびスプーン付流動食バッグを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(8)の本発明により達成される。
(1) 口部を有し、内側に流動食を収納する流動食バッグの前記口部に装着され、その装着状態で用いられるスプーンであって、
前記口部に対して螺合することにより、前記装着状態とする装着部と、
前記装着状態で前記口部と連通する筒状の連通部と、
底部を有し、前記口部から流出した前記流動食を、前記連通部を介して受けるボール部と、を備え、
前記ボール部の先端は、前記連通部の内周部のうち、前記底部から最も離れた遠位部の先端側延長線上に位置していることを特徴とするスプーン。
(2) 前記ボール部は、前記底部とは反対側に開口した開口部を有し、
前記開口部の開口面と前記先端側延長線とは同一平面上に位置している上記(1)に記載のスプーン。
(3) 前記ボール部は、前記底部を含む湾曲曲面を有し、
前記ボール部の先端部の湾曲曲率は、基端部の湾曲曲率よりも小さい上記(2)に記載のスプーン。
(4) 前記口部は、筒状をなし、
前記装着部は、前記装着状態では、前記口部の外周側に位置している上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のスプーン。
(5) 前記連通部の内径は、その中心軸方向に沿って一定である上記(4)に記載のスプーン。
(6) 前記連通部の内径は、前記口部の内径と同じかまたは大きい上記(5)に記載のスプーン。
(7) 上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のスプーンと、
前記スプーンが装着される口部を有し、内側に流動食を収納する流動食バッグと、を備えることを特徴とするスプーン付流動食バッグ。
(8) 前記流動食の粘度は、1000Pa・s以上、45000Pa・s以下である上記(7)に記載のスプーン付流動食バッグ。
本発明によれば、スプーンを流動食バッグに装着し、その装着状態においてバッグを押圧して流動食をボール部で受け、そのまま例えば要介護者の口に運ぶという簡単な方法により、食事の補助を行うことができる。
また、スプーンは、螺合により流動食バッグに装着されるため、バッグを押圧して流動食を流出させる際に、スプーンが流動食バッグから外れるのを防止することができる。
特に、ボール部の先端が、装着状態において、連通部の内周部のうち、底部から最も離れた部分の先端側延長線上に位置しているため、流出した流動食がボール部からこぼれたりするのを防止または抑制することができる。
図1は、本発明のスプーンおよびスプーン付流動食バッグ(第1実施形態)を示す斜視図である。 図2は、図1に示すスプーンの縦断面図である。 図3は、図1に示すスプーン付流動食バッグの使用手順を説明する図であって、流動食バッグの口部からキャップを外した状態を示す側面図である。 図4は、図1に示すスプーン付流動食バッグの使用手順を説明する図であって、流動食バッグの口部にスプーンを装着する前の側面図(一部断面図)である。 図5は、図1に示すスプーン付流動食バッグの使用手順を説明する図であって、流動食バッグの口部にスプーンを装着した装着状態の側面図(一部断面図)である。 図6は、本発明のスプーンおよびスプーン付流動食バッグ(第2実施形態)の拡大断面図である。 図7は、図6中のA−A線断面図である。 図8は、図6に示すスプーン付流動食バッグを装着状態とする過程を示す図であって、(a)がスプーンと流動食バッグとが離間した状態を示す図、(b)がスプーンを流動食バッグに装着した状態を示す図、(c)がスプーンの向きを変更した状態を示す図である。
以下、本発明のスプーンおよびスプーン付流動食バッグを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のスプーンおよびスプーン付流動食バッグ(第1実施形態)を示す斜視図である。図2は、図1に示すスプーンの縦断面図である。図3は、図1に示すスプーン付流動食バッグの使用手順を説明する図であって、流動食バッグの口部からキャップを外した状態を示す側面図である。図4は、図1に示すスプーン付流動食バッグの使用手順を説明する図であって、流動食バッグの口部にスプーンを装着する前の側面図(一部断面図)である。図5は、図1に示すスプーン付流動食バッグの使用手順を説明する図であって、流動食バッグの口部にスプーンを装着した装着状態の側面図(一部断面図)である。
なお、以下では、説明の都合上、図2〜図5(図6についても同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」、左側を「左側」または「先端側」、右側を「右側」または「基端側」と言う。また、スプーンにおいて、尖端側を「先端側」といい、その反対側(装着部側)を「基端側」とも言う。
図1に示すように、スプーン付流動食バッグ1は、流動食100が収納された流動食バッグ2と、流動食バッグ2に装着されるスプーン3とを有している。
このスプーン付流動食バッグ1は、例えば、自力で食事を取るのが困難な老人や身体障害者等(以下、「要介護者」と言う)の介護を行う介護者が、食事の補助を容易に行うためのものである。
まず、流動食バッグ2について説明する。
図1に示す流動食バッグ2は、流動食100を収納するバッグ本体21と、バッグ本体21に設けられた口部22とを有している。
バッグ本体21は、袋状をなし、その内側に流動食100が収納されている。バッグ本体21は、例えば、軟質材料からなるシート材を筒状に成形し、その両端部を融着する方法や、2枚のシート材の縁部を融着する方法等により得られる。
バッグ本体21の構成材料としては、特に限定されないが、適度な耐熱性のある軟質合成樹脂を用いることができる。この軟質合成樹脂としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン−プロピレンコポリマー、ポリプロピレンとポリエチレンもしくはポリブテンの混合物等、ポリオレフィンを含む混合物)、さらにはこれらの部分架橋物、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等)、軟質塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、シリコーン、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン共重合のようなスチレン系エラストマー等の各種熱可塑性エラストマーあるいはこれらを任意に組み合わせたもの(ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等)等が挙げられる。
このようなバッグ本体21を指で押圧することにより、バッグ本体21内に収納された流動食100が口部22から流出する。
口部22は、円筒状の部材で構成され、バッグ本体21の縁部に固定されている。また、口部22は、その長手方向の途中までがバッグ本体21内に位置し、残部がバッグ本体21の外側に位置している。これにより、バッグ本体21の内外を連通することができる。また、口部22は、スプーン3が装着される部分である。
口部22は、その内径φd22が長手方向に沿って一定である。内径φd22は、特に限定されないが、7mm以上、20mm以下程度とされる。これにより、流動食100の粘度にもよるが、流動食100を過不足なく流出させることができる。
また、口部22のうち、バッグ本体21の外側に露出している部分の外周部には、螺旋状の凸条で構成された雄ネジ部221が形成されている(図3〜図5参照)。この雄ネジ部221は、後述する雌ネジ部311と螺合する部分である。
口部22の構成材料としては、各種熱可塑性樹脂や、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂等の各種硬化性樹脂が挙げられる。具体的には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
このような口部22には、スプーン3を装着していない未装着状態では、図3に示すキャップ4が装着されており、口部22から流動食100が流出するのが阻止されるとともに、バッグ本体21の内側の無菌状態が維持される。
このような流動食バッグ2に収納される流動食100としては、糖質、脂質、蛋白質等を含むものがあげられる。流動食バッグ2に収納される容量は、100〜500gである。
流動食100の粘度は、1000Pa・s以上、45000Pa・s以下であるのが好ましく、5000Pa・s以上、25000Pa・s以下であるのがより好ましい。これにより、要介護者にとって流動食100を飲み込みやすくすることができる。
次に、スプーン3について説明する。
図2に示すように、スプーン3は、装着部31と、連通部32と、ボール部33とを有している。これら装着部31と、連通部32と、ボール部33とは、基端側からこの順で並んでいる。
装着部31は、円筒状の部材で構成されている。装着部31の内周部には、螺旋状の溝で構成された雌ネジ部311が形成されている。雌ネジ部311は、雄ネジ部221と螺合することができる。これにより、装着部31は、口部22に対してネジ込により着脱自在に固定される。よって、装着状態では、装着部31が口部22から不本意に離脱するのが防止される。
また、装着部31は、装着状態では、口部22の外側に位置している。これにより、装着状態において、装着部31が口部22の内側に位置する構成に比べ、口部22の内側において、流動食100が通過する流路を十分に確保することができる。
連通部32は、装着部31とボール部33とを接続する部分であり、円筒状の部材で構成されている。また、連通部32は、外径φD32が装着部31の内径(最小内径)φd31よりも小さく、基端部321が装着部31の内側に入り込んだ構成となっている。また、連通部32の基端部321は、装着状態において口部22の先端部と当接する部分である。これにより、口部22に対する装着部31のネジ込み限界が規制される。
連通部32の内径φd32は、口部22の内径φd22と同じ大きさである。これにより、連通部32が口部22を通過する流動食100の流下を阻害するのを防止することができる。
内径φd32は、流動食100の粘度が1000Pa・s以上、45000Pa・s以下である場合には、1.0mm以上、6.6mm以下程度であるのが好ましく、流動食100の粘度が5000Pa・s以上、25000Pa・s以下である場合には、2.2mm以上、5.0mm以下程度であるのが好ましい。
なお、本実施形態では、連通部32の内径φd32は、口部22の内径φd22と同じ大きさであるが、口部22の内径φd22より大きくてもよい。
図1および図2に示すように、ボール部33は、開口331を有するお椀状をなしている。ボール部33は、口部22から連通部32を介して流出した流動食100を一旦受ける部分である。
また、開口331は、楕円形をなしている。開口331の、連通部32の中心軸O方向の長さL1(最大長さ)は、5mm以上、60mm以下程度とされる。また、開口331の、連通部32の中心軸O方向と直交する方向の最大長さL2(最大幅)は、5mm以上、45mm以下程度とされる。
また、ボール部33の最大深さは、5mm以上、40mm以下とされる。これにより、要介護者にとってボール部33内の流動食100を食べやすくすることができる。
また、ボール部33の内周部(底部333を含む湾曲曲面)のうち、底部333よりも先端側の部分の曲率R1(最大曲率)は、底部333よりも基端側の部分の曲率R2(最大曲率)よりも小さい。これにより、ボール部33内の流動食100を食べやすくすることができる。
このような装着部31、連通部32およびボール部33としては、口部22と同様の硬質樹脂材料を用いることができる。また、装着部31、連通部32およびボール部33の色は、特に限定されないが、例えば黒色等、比較的暗い色であるのが好ましい。流動食100は、例えば白色等、比較的明るい色であるため、ボール部33内の流動食100を目立たせることができる。
このようなスプーン付流動食バッグ1は、以下のようにして用いられる。
未装着状態では、口部22には、キャップ4が装着されているため、まず、このキャップ4を外す(図3参照)。そして、図4に示すように、口部22にスプーン3をねじ込んで図5に示す装着状態とする。
装着状態において、介護者がバッグ本体21を指で押圧することにより、口部22から連通部32を介して流動食100がボール部33に向って流出する(図2参照)。流出した流動食100は、一旦ボール部33に貯留される。そして、介護者は、ボール部33を要介護者の口に持っていくという簡単な方法により、要介護者の食事の補助を行うことができる。特に、介護者は、片手で上記作業を行うことができるため、スプーン付流動食バッグ1は、利便性に優れる。
さて、スプーン付流動食バッグ1では、連通部32の内周部のうち、ボール部33の底部333から最も離れた遠位部322、すなわち、連通部32の内周部のうち図2中上側の部分を含む直線200(先端側延長線)を設定したとき、ボール部33の先端332は、直線200上に位置している。すなわち、ボール部33の先端332は、底部333からの深さ方向の距離が、遠位部322と同じになっている。また、開口331の開口面334は、直線200と同一平面上に位置している。
このような構成によれば、口部22から連通部32を介して流動食100が勢いよく流出したとしても、流動食100は、ボール部33の先端内周部335によって、外側に飛び出すのが規制される。特に、スプーン付流動食バッグ1では、流動食100が、前述したような粘度を有するものであるため、先端内周部335による規制と相まって、よりボール部33からこぼれにくくすることができる。
以上より、スプーン付流動食バッグ1によれば、食事の補助を行う介護者の負担を軽減することができる。さらに、要介護者は、食事の補助を受ける際、ボール部33内の流動食100を目視で確認することができるため、口部22に直接口を付けて流動食を口に入れる場合に比べて、恐怖心を軽減することができる。
<第2実施形態>
図6は、本発明のスプーンおよびスプーン付流動食バッグ(第2実施形態)の拡大断面図である。図7は、図6中のA−A線断面図である。図8は、図6に示すスプーン付流動食バッグを装着状態とする過程を示す図であって、(a)がスプーンと流動食バッグとが離間した状態を示す図、(b)がスプーンを流動食バッグに装着した状態を示す図、(c)がスプーンの向きを変更した状態を示す図である。
以下、この図を参照して本発明のスプーンおよびスプーン付流動食バッグの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、装着部の構成が異なること以外は、前記第1実施形態と同様である。
図6および図7に示すように、スプーン付流動食バッグ1Aでは、装着部31は、内筒31Aと外筒31Bとを有する二重筒構造をなしている。
図6に示すように、内筒31Aは、内周部に雌ネジ部311が形成されている。また、図6および図7に示すように、内筒31Aは、外周部に複数(本実施形態では、2個)の突起で構成されたラチェット歯312が形成されている。各ラチェット歯312は、内筒31Aの周方向に沿って等間隔で形成されている。
ラチェット歯312は、内筒31Aの径方向に沿った面313と、内筒31Aの径方向に対して傾斜した面314とを有している。
図6に示すように、外筒31Bは、本実施形態では、連通部32と一体的に形成されている。また、外筒31Bの内周部には、ラチェット歯312が入り込む複数(本実施形態では、16個)の切欠き315が設けられている。各切欠き315は、外筒31Bの周方向に沿って等間隔で形成されている。
切欠き315は、外筒31Bの径方向に沿った面316と、外筒31Bの径方向に対して傾斜した面317とを有している。図7に示す状態では、面316は、ラチェット歯312の面313と当接し、面317は、ラチェット歯312の面314と当接している。
このようなスプーン3を装着状態とする際、すなわち、口部22にねじ込む際、図7中矢印B方向(図8(a)中矢印方向)、すなわち、先端側から見て右回りにスプーン3を回転させつつねじ込む。この回転の際、切欠き315の面316がラチェット歯312の面313を押圧することにより、外筒31Bを回転させた回転力は、内筒31Aに伝達される。これにより、外筒31Bは、内筒31Aとともに回転して装着部31は、口部22に装着される。
ここで、図8(b)に示すように、装着状態とした後に、スプーン3がバッグ本体21に対して捻じれていた場合には、図中矢印C方向(図8(c)中矢印方向)、すなわち、先端側から見て左回りにスプーン3をバッグ本体21に対して回転させる。
このとき、ラチェット歯312の面314と、切欠き315の面317とが摺動しつつずれていき、ラチェット歯312は周方向に隣り合う切欠き315内に至る。これにより、外筒31Bは、内筒31Aに対して回転することができ、内筒31Aを回転させることなく、上記捻じれを解消することができる。
本実施形態では、スプーン付流動食バッグ1Aは、このようにラチェット機構を有しているため、内筒31Aと口部22との螺合を解除することなく、外筒31Bを、回転させることにより、スプーン3の姿勢を調節することができる。
また、このような構成によれば、装着部31と口部22との螺合を解除させる方向に回転させたとしても、外筒31Bが内筒31Aに対して空回りし、前記螺合の解除が禁止される。これにより、介護者がスプーン3を外して再利用するのを防止することができる。その結果、スプーン3の洗浄が不十分なままスプーン3を再利用するのを防止することができ、衛生的にも優れる。
以上、本発明のスプーンおよびスプーン付流動食バッグを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1、1A スプーン付流動食バッグ
2 流動食バッグ
21 バッグ本体
22 口部
221 雄ネジ部
3 スプーン
31 装着部
31A 内筒
31B 外筒
311 雌ネジ部
312 ラチェット歯
313、314 面
315 切欠き
316、317 面
32 連通部
321 基端部
322 遠位部
33 ボール部
331 開口
332 先端
333 底部
334 開口面
335 先端内周部
4 キャップ
100 流動食
200 直線
L1 長さ
L2 長さ
O 中心軸
R1 曲率
R2 曲率
φD32 外径
φd22、φd31、φd32 内径

Claims (8)

  1. 口部を有し、内側に流動食を収納する流動食バッグの前記口部に装着され、その装着状態で用いられるスプーンであって、
    前記口部に対して螺合することにより、前記装着状態とする装着部と、
    前記装着状態で前記口部と連通する筒状の連通部と、
    底部を有し、前記口部から流出した前記流動食を、前記連通部を介して受けるボール部と、を備え、
    前記ボール部の先端は、前記連通部の内周部のうち、前記底部から最も離れた遠位部の先端側延長線上に位置していることを特徴とするスプーン。
  2. 前記ボール部は、前記底部とは反対側に開口した開口部を有し、
    前記開口部の開口面と前記先端側延長線とは同一平面上に位置している請求項1に記載のスプーン。
  3. 前記ボール部は、前記底部を含む湾曲曲面を有し、
    前記ボール部の先端部の湾曲曲率は、基端部の湾曲曲率よりも小さい請求項2に記載のスプーン。
  4. 前記口部は、筒状をなし、
    前記装着部は、前記装着状態では、前記口部の外周側に位置している請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスプーン。
  5. 前記連通部の内径は、その中心軸方向に沿って一定である請求項4に記載のスプーン。
  6. 前記連通部の内径は、前記口部の内径と同じかまたは大きい請求項5に記載のスプーン。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のスプーンと、
    前記スプーンが装着される口部を有し、内側に流動食を収納する流動食バッグと、を備えることを特徴とするスプーン付流動食バッグ。
  8. 前記流動食の粘度は、1000Pa・s以上、45000Pa・s以下である請求項7に記載のスプーン付流動食バッグ。
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