JP2017169596A - 糞品質を改良するための高消化性ペットフード - Google Patents
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Abstract
Description
トフード組成物を与えることにより糞の体積、重さおよび匂いを減らす方法に関する。
トの糞便をきれいにすることはしばしば不快である。多くの製品がこの仕事をできるだけ
楽しくするために市場に出されているが、それらの製品は糞の根底にある問題、生産され
る糞の体積や排出物に付随する不快な匂いに対処することができない。動物によって生産
される糞について重さまたはボリュームのいずれかによって減らし、かつ排出物に関連す
る匂いを減らすための組成物およびその方法を開発することが、望まれている。
発明の概要
(a)植物性タンパク質約10%〜約60%;
(b)全粒穀物約5%〜約30%;
(c)澱粉約5%〜約20%;
(d)非肉動物性タンパク質約1%〜約15%;
(e)低灰分動物性タンパク質約1%〜約15%;
を含有する高消化性乾燥フード組成物の糞改善品質量を動物に摂取させるようにすること
を包含し、該組成物の乾燥物消化性が少なくとも約88%であり、かつ食物繊維含有量が
5%未満であることを特徴する方法を提供する。
を含む上記方法により、糞の体積、重さおよび匂いの減少に有用である。
物)であり、かつ特定の観点では、動物はネコ科の動物である。
消化性は、少なくとも約90%である。
は米であり、澱粉は天然米澱粉であり、非肉動物性タンパク質は乾燥卵であり、かつ、低
灰分動物性タンパク質は低灰分食鳥ミールである。
ル約36%、米約15%、天然米澱粉約15%、乾燥卵約6%よび低−灰分食鳥ミール約
6%(全食物繊維が約5%未満および総灰分含有量約3%未満)を含有する。
よびリン酸カルシウムより水溶性であるリン酸塩を含有する。特定の観点では、本発明の
組成物は、塩化カルシウム、CaCl2およびリン酸モノナトリウム、NaH2PO4を
含有する。
パイスを排出物の匂いを抑える量および亜鉛塩を排出物の匂いを抑える量のいずれか、ま
たは両方を含有してもよい。特定の観点では、本発明の組成物は、粉砕ショウガおよび酢
酸亜鉛を含有する。
び特定の実施例は、本発明の好ましい態様を示しているが、説明のためだけを意図し、本
発明の範囲を制限することを意図しない、ことを理解すべきである。
説明的かつ好ましい態様の以下の記載は、本質的に単なる説明であり、発明、用途およ
び使用に制限することはない。
る種の組成物が、動物によって摂取されるとき、糞の量が少なくない、排泄物(例えば、
糞)の不快な匂いが減少もしくは少なくなるという発見に基づいている。通常、その組成
物およびその個々の組成物成分は、例えば、高消化性タンパク質および高消化性炭水化物
を含む、高消化性である。特に、低い排出物の体積、量および匂いは、開示の配合の成分
の組み合わせ的相乗効果、特に炭水化物源として高レベルの消化性澱粉、特に米澱粉の使
用、低レベルの動物タンパク質および高レベルの植物性タンパク質(例えばコーン・グル
テン・ミール)の使用、食物繊維を約5%未満、約3%未満、約2.5%未満のレベルに
制限すること、および灰分含有量を約10%未満、約8%未満、約7%未満のレベルに制
限して用いることに関して、反映するということが、驚くべきことにわかった。これらの
結果は、また、比較的より水溶性の塩、例えばCaCl2とNaH2PO4の使用、カチ
オン/アニオンバランスを尿のpHの約pH6.2〜約6.4を目標に制御することおよ
びショウガ科のスパイス、例えばショウガ、特に粉砕ショウガ、並びに特定の態様では亜
鉛塩の使用により支持され、向上する。
」は、別途明確に指示しない限り、複数も含む。
本質的になり、若しくはそれら成分からなるものであってよい。
材料または組成物の量が特定の生物学的結果、例えば糞の体積、糞の量を減少し、糞の匂
いを減少することを達成するのに効果的でありうる量を意味する。そのような結果は、た
とえば、動物へ本発明の組成物の投与によって成し遂げられるかもしれない。効果的な量
は、いくつかの要因、例えば特定の動物、性別、年齢、重さおよび/または組成物の代謝
性エネルギーに基づくかもしれない。本明細書中で意図するように、動物に与えられるフ
ード組成物の1日の量は、当業者に知られている。
物を意味する。「栄養消化性」という語は、乾燥材料、タンパク質、脂肪、炭水化物およ
びエネルギーの消化性を包含する。
利益を得るコンパニオン・アニマルに関する。「コンパニオン・アニマル」という語は、
人間との緊密に付随して生きている動物であり、あらゆる種類のイヌ科の動物およびネコ
科の動物を含むが、これらに限定されるものではない。例えば、この語は食事が人間によ
ってコントロールされ、および本発明に記載の配合を与えることで利益を受け得るいかな
る動物を包含してもよいと理解される。これらの動物は、例えば、家畜(例えば、牛、馬
、豚など)および檻に入れられている動物(例えば、動物公園など)の飼いならされてい
ない動物を含んでもよい。特定の態様において、動物はネコ科の動物またはイヌ科の動物
であり、より具体的には動物はネコ科の動物である。
wth)、成獣期(adult)、年長期(senior)および老齢期(geriat
ric)での動物へ使用に適している。特定の態様において、動物は成獣期、年長期およ
び老齢期の動物であり、特に成獣期の動物である。
材料基準の重量パーセントである。用語「乾燥材料基準」は、組成物中の湿分が除去され
た後の組成物の成分濃度を意味する。
ンパク質含有量は、当業者に公知の多くの方法、例えば、Yamka他、(2003)、J
.Animal.Sci.81:2279−2284(およびそこに引用されている文献
)、並びにAssociation of Official Analytical
Chemists in Official Methods of Analysis
(「OMA」)の方法(方法988.05)による方法で決定してもよい。従って、「明
らかなタンパク質消化性」を決定するために、当業者は、組成物のタンパク質含有量およ
び動物に組成物を与えることによって生産される糞のタンパク質含有量を決定する。それ
から、明らかなタンパク質消化性は、以下の通りに計算される:
および胆汁)を含むことは知られている。従って、タンパク質消化性は、糞中の内因性タ
ンパク質の存在によって実際と異なっているかもしれない。従って、明らかなタンパク質
消化率は、真のタンパク質消化性パーセンテージを決定するためにそのような内在性タン
パク質の存在を考慮して、しばしば係数を掛ける。存在する内在性タンパク質の量に応じ
て、係数は増減されるかもしれない。本発明では、真のタンパク質消化性は、タンパク質
消化性に1.051を掛けることにより決定される。つまり、真のタンパク質消化性と明
らかなタンパク質消化性の違い1.051であり、例えば、88.5%の明らかなタンパ
ク質消化性は、真のタンパク質93.0%に等しい。
動物源およびその組合せを包含する。しかし、上記したように、植物性タンパク質の比較
的より高い濃度、非肉動物性タンパク質の比較的低レベルおよび低灰分動物性ミールの比
較的下レベルで含む本発明の組成物は、得られる予想外に改善された結果の原因となる。
特定の態様において、本発明の組成物は、コーン・グルテン・ミール、乾燥卵および低灰
分食鳥ミールを含有する。本明細書に記載されているガイダンスに従って、当業者は他の
タンパク質源を確認して、分析して、テストすることにより、上記と機能的に等しいもの
を見出されることが期待される。
、約20%〜約50%、約25%〜約45%、約30%〜約40%;非肉動物性タンパク
質約1%〜約15%、約2%〜約10%、約3%〜約9%、約4%〜約8%、約5%〜約
7%;低灰分動物性タンパク質約1%〜約15%、約2%〜約10%、約3%〜約9%、
約4%〜約8%、約5%〜約7%を含んでよい。特定の態様において、本発明の組成物は
植物性タンパク質約36%、非肉動物性タンパク質約6%および低灰分動物性タンパク質
ミール約6%を含んでよい。
以上、約91%以上、約92%以上、約93%以上および約94%以上消化され得る炭化
水素である。高消化性炭水化物は、当業者に知られている種々の原料のいずれか、例えば
コーン、小麦、米、澱粉(例えば、米およびコーン澱粉)によって供給され得る。しかし
、上記のように、開示の配合の成分の相乗効果は、例えば、高レベルの消化性澱粉、特に
炭水化物源としての米澱粉を比較的高い濃度で含む配合で得られる。本明細書に記載され
るように、本発明の組成物は、1種以上の高消化性炭水化物、例えば米澱粉を約5%〜約
20%、約6%〜約19%、約7%〜約18%、約8%〜約17%、約9%〜約16%の
レベルで包含してよい。特定の態様において、本発明の組成物は、天然米澱粉約15%を
含有する。
窒素フリー抽出物(「NFE」)として計算され、NFEは、100%−湿分%−タンパ
ク質%−脂肪%−灰分%−粗繊維%のように計算されてよい。従って、炭水化物消化性を
決定するために、当業者は、組成物の炭水化物含有量および動物に組成物を与えることに
よって生産される糞の炭水化物含有量を決定する。それから、炭水化物消化性を、以下の
方程式によって計算する:
量である。一般に、消化性は、摂取される含有量−糞便中の含有量÷摂取される含有量を
測ることによって決定される。DMDを決定する方法は、当業者に知られている。例えば
、乾燥材料に基づいて消費されたフードの質量を決定し、フードを消費した結果の糞の質
量(乾燥材料基準)も決定する。それから、DMDは以下の通りに計算される:
法によって行ってもよい。
%、約7.5%〜約25%、約10%〜約20%、および約12.5%〜約17.5%の
量で含んでよい。ある態様では、本発明の組成物は、全粒穀物約15%、例えば、米約1
5%を含有する。
ョウガ)および亜鉛塩のどちらか、または両方を含んでもよい。いくつかの態様において
、粉砕ショウガを、本発明の組成物に約0.1%〜約5%、約0.25%〜約3%、また
は、約0.5%〜約1.5%のレベルで添加する。特定の態様において、粉砕ショウガは
、本発明の組成物に約1%のレベルで加えられる。
動物によって生産される糞の匂いを減少させる。糞の匂いを評価する方法は、当業者にな
じみがある。例えば、人間のパネリストを用いて、例えば本明細書の実施例に記載のよう
に質的評価を用いて、糞の匂いにランクを付けてもよい。また、糞の匂い化合物を、例え
ばガスクロマトグラフィーおよび質量分析を用いて量的測定を用いてもよい。排泄物中で
量的に分析される糞の匂い化合物は、硫黄含有化合物、フェノール類、複素環およびイン
ドール類、カルボン酸化合物およびケトン化合物を含む。
トを包含すると解される。「栄養的に完全なダイエット」は、ダイエット中の所定レシピ
の動物(例えば、飼いネコまたは飼い犬)の通常の健康の維持のために十分な栄養分を含
み、当業者に知られているダイエットフードである。
を含んでもよい。本発明の組成物のための脂肪源は、当業者に既知の種々の材料のいずれ
か、例えば肉、肉副産物、魚油および植物によって供給され得る。植物脂肪源は小麦、フ
ラックスシード、ライ麦、大麦、米、モロコシ、コーン、オート麦、雑穀、小麦麦芽、コ
ーン麦芽、大豆、ピーナッツおよび綿実、ならびに、これらおよび他の植物脂肪源から誘
導された油を含む。本明細書で観察されるように、本発明の組成物は脂肪を約1%〜約2
0%、約3%〜約18%、約5%〜約16%、約7%〜約14%、および約9%〜約12
%含有してもよい。特定の態様では、本発明の組成物は、脂肪を約2%、約4%、約6%
、約8%、約10%、約12%、約14%、約16%、および約18%含有する。
本発明の組成物中に含まれてもよい。例えば、ナショナル・リサーチ・カウンシル(「N
RC」)は推薦された量のそのような成分を家畜に提供し、かつアメリカ・フィード・コ
ントロール・オフィシャル・インコーポレイテッド(「AAFCO」)のアソシエイトの
公報は推薦された量のそのような成分をイヌ科の動物とネコ科の動物に提供する。ビタミ
ンは、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタ
ミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンH(ビオチン)、ビタミンK、葉酸、イノシ
トール、ナイアシンおよびパントテン酸を含んでもよい。ミネラルの例としては、例えば
カルシウム、リン、リン酸ジカルシウム、クエン酸カリウム、塩化カリウム、炭酸カルシ
ウム、塩化ナトリウム;または、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、カル
シウム、塩化物、銅、亜鉛、コリン、リン、ヨウ素とセレンの塩;が挙げられる。
繊維は、動物の消化酵素による消化に抵抗する植物の成分を言う。食品の食物繊維成分は
、当業者に既知の多くの方法、例えばOMA方法991.43/32.1.17(199
4)により決定されてもよい。全食物繊維は、可溶性および不溶性繊維を含む。可溶性繊
維は小腸での消化と吸収に抵抗するが、大腸で完全もしくは部分的な発酵を受ける。本発
明の組成物に用いられる可溶性繊維の源は、例えば、ビート・パルプ、グアーガム、チコ
リ根、オオバコ、ペクチン、ブルーベリー、クランベリー、スカッシュ、リンゴ、オート
麦、豆、柑橘類、大麦またはエンドウを包含する。不溶性繊維は、水に溶解しない繊維で
、食物が消化管を通過する率を上昇させる傾向がある。それらの例としては、セルロース
、全粒麦製品、小麦オート麦、トウモロコシ糠、亜麻の種、ブドウ、セロリ、緑莢インゲ
ン、カリフラワー、ジャガイモ皮、果物皮、野菜皮、ピーナッツ外皮と大豆繊維を含むが
、これに限定されるものではない。本発明で観察されるように、本発明の組成物は総食物
繊維を約1%〜約5%、約1.5%〜約4%、および約2%〜約3%の量で含有してもよ
い。特定の態様において、本発明の組成物は、総食物繊維を3.0%以下、2.5%、2
.25%以下および約2.25%の量で含有する。
知の量で含有してもよい。好ましくは、本発明の組成物は「必須アミノ酸」を含有する。
必須アミノ酸は、新たに、または、生物によって十分な量で合成されることができなくて
、このように食事から摂らなければならないアミノ酸である。必須アミノ酸は生物の代謝
に基づいて、種類によって異なる。例えば、犬とネコ(そして、人間)のための必須アミ
ノ酸はフェニルアラニン、ロイシン、メチオニン、リジン、イソロイシン、バリン、トレ
オニン、トリプトファン、ヒスチジンおよびアルギニンであると通常理解される。また、
タウリンは、技術的にアミノ酸でなくシステインの誘導体であるが、ネコと犬にとって必
須の栄養分である。
ンおよびオメガ−3またはオメガ−6脂肪酸を当業者に既知の量で含んでもよい。カルニ
チンまたはL−カルニチンは、リジンおよびメチオニンから体内で合成されるビタミンの
ような合成物である。カルニチンは本発明の成分(例えば、亜麻仁)に自然に存在する場
合があり、若しくはカルニチンは組成物に添加されてもよい。
(palatability enhancer)および着色剤を当業者に周知の量と組
合せで含んでもよい。安定化物質は組成物の貯蔵寿命を増大し、当業者に知られている。
4500kcal/kgを含有してもよい。本明細書中において、「代謝性エネルギー」
は、食事(または組成物)の消費に基づいて動物が利用できるエネルギーであって、糞便
、尿および可燃性ガスで排出されるエネルギーを引いた後のものである。代謝性エネルギ
ー価は、当業者に既知の方法によって確立されるプロトコル(例えば、アメリカン・フィ
ード・コントロール・オフィシャルズ(American Feed Control
Officials;AAFCO)の公式ガイドラインに従って決定され得る。
・ミール36%、米15%、天然米澱粉15%、乾燥卵6%、低灰分食鳥ミール6%、塩
化カルシウム、リン酸モノナトリウムおよび粉砕ショウガ1%を含有し、更にカルニチン
、1以上のアミノ酸、ミネラルおよびビタミン、および1以上の嗜好性向上剤を更に含ん
でもよく、それらは本発明の方法に有用であり、結果として糞の体積を減らし、糞の重量
を減らしかつ悪臭も減らすものである。特に、該組成物は、少なくとも約88.0%の乾
燥材料および少なくとも約90%の真のタンパク質、脂肪、炭水化物およびエネルギー消
化性を示す。
明の組成物は、例えばウェット(wet)、セミ・モイスト(semi−moist)ま
たはドライ(dry)動物用フード組成物であってよい。「ウェット」フードは、約70
〜90%の含水量を有するフードを言う。「セミ・モイスト」フードは、約15%〜40
%の含水量を有するフードを言う。「ドライ」フードは約5%〜15%の含水量の組成物
を言う。それはしばしば小さな小片(bits)またはキブル(kibbles)の形で
製造される。キブルは乾燥して、任意に、当業者に既知の典型的な塗布剤(たとえば、フ
レーバー、脂肪、油、粉など)で塗布してもよい。本発明の組成物は、従来の製造方法を
使用して調製されることができる。
それらは変更されるかもしれないからである。さらに、本明細書の用語は、特定の態様だ
けを記述する目的で用いられ、本発明の範囲を制限することを意図していない。
縮形として用いられる。範囲の中のいかなる値も、範囲の終点として選ばれることができ
る。また、この中のすべての引用文献は、参考として全体が本明細書に導入される。本明
細書の定義と引用文献のそれとが矛盾する場合は、本明細書の記載が優先する。
ネコ用ペットフード組成物の配合を、糞の体積、重さおよび匂いを減らす高消化性組成
物なるように多段階プロセスで設計した。最初のステップで、8種類のネコ用ペットフー
ド組成物が調製され、その各々は下記表1に記載された主成分を記載された量で使用した
。
表1の8種の組成物を、市販のネコ用ペットフード組成物(CA−1と表示)と共に、
消化性分析を行った。CA−1は現在健康的消化に有用な組成物として市販されていて、
動物タンパク質37%、脂肪24%、粗繊維2%および灰分7%を含有する。それらの分
析の結果を、下記の表2に記載する。
成分の各々について、実質的により高い消化性を示すことを示す。
得られた消化性の値から、組成物4および5がクロスオーバー研究において糞テストに
用いられ、CA−1と比較した。組成物4で得られたデータが表3に示され、組成物5で
得られたデータが表4に示される:
減らすことついて、組成物5より効果的であることを示した。
ことに関して、組成物5のそれよりかなり効果的であるように見えることを示す。
上記のデータおよび傾向により、改良した組成物、即ち組成物9を調製し、その主成分
は概略、コーン・グルテン・ミール36%、米15%、天然米澱粉15%、乾燥卵6%お
よび低−灰分食鳥ミール6%であった。また、塩化カルシウムを、ミネラル塩としてこの
組成物の配合において使用された通常配合された炭酸カルシウムおよびリン酸モノナトリ
ウムの一部に代えて用いた。配合は粉砕ショウガなしのものと、粉砕ショウガ1%を含むものとの両方を調製した。クロスオーバー糞研究のために得られたデータは、表7および8に示される。組成物9は、タンパク質37%、脂肪9.2%、総食物繊維14.1%および灰分6.2%を含む標準屋内ネコ用ペットフード組成物(CA−2と表示)と比較した。
与が、CA−2である市販のネコ用ペットフード組成物と比較して、糞便の密度、重さお
よび体積に関して実質的な減少を提供することを示している。
更に、リトル・ボックス臭気評価研究を、ショウガを有しているものおよび有さないも
のである組成物9について行った。組成物9を、CA−2と比較した。この実験では、参
加者は臭気の強さだけでなく、いろいろな香り特質にランクを付けるよう依頼された。デ
ータは、給餌日6、7、13および14について収集した。得られるデータを、表9に記
載する:
匂いは価値が高く、アンモニア、新鮮な糞便、腐敗、酸っぱい、かび臭い/湿気、埃/ク
レー、モーターオイルおよび金属を含む匂いは価値が低い。結果から、組成物9は甘いと
花について高い値を有し、組成物9が4つの試験した好ましい匂いの内二つについて、C
A−2と比べて改良された好ましい匂いを有した。組成物9は、アンモニア、腐敗、新鮮
な糞便および酸っぱいに関して低い値を示し、試験した4つのすべての不快な匂いについ
て、CA−2に比べて改善されていた。
ョウガを含む組成物9は試験した全ての好ましい匂いについてCA−2より好ましい匂い
について改善された。ショウガを含む組成物9は、アンモニア、腐敗、新鮮な糞便および
酸っぱいに関して低い値を示し、試験した4つのすべての不快な匂いに関して、CA−2
に比べて改善されていた。
および非常に低いアンモニアレベル、尿の揮発成分を有したことを示す。従って、組成物
による配合をネコに与えることが、尿の匂いにおいても減少することが期待される。
縮形として用いられる。範囲の中のいかなる値も、範囲の終点として選ばれることができ
る。また、この中のすべての引用文献は、参考として全体が本明細書に導入される。本明
細書の定義と引用文献のそれとが矛盾する場合は、本明細書の記載が優先する。
び量は、重量パーセントに関するものと理解されなければならない。与えられる量は、材
料の実際の重さに基づいている。
Claims (16)
- 植物性タンパク質25%〜45%、
非肉動物性タンパク質4%〜8%、
低灰分動物性タンパク質4%〜8%
澱粉8%〜17%、
全粒穀物12.5%〜17.5%及び
食物繊維5%未満を含有する必要時に動物における糞質を改善するペットフード組成物 であって、
該組成物の乾燥物質消化率が少なくとも88%であり、
糞質の改善が、糞の体積の減少及び/又は糞の重量の減少及び/又は動物によって生産される排出物の匂いの減少であることを特徴とするペットフード組成物。 - 前記組成物が水溶性カルシウム塩を含む請求項1記載のペットフード組成物。
- 水溶性カルシウム塩がCaCl2である請求項1または請求項2記載のペットフード組成物。
- 前記組成物が水溶性リン酸塩を含む請求項1〜3いずれかに記載のペットフード組成物。
- 水溶性リン酸塩がNaH2PO4である請求項4記載のペットフード組成物。
- 前記澱粉が天然米澱粉で、組成物の9%〜16%の量で含む請求項1〜5いずれかに記載のペットフード組成物。
- 組成物がさらにショウガ科のスパイスを0.1〜5%含む請求項1〜5いずれかに記載のペットフード組成物。
- ショウガ科のスパイスがショウガである請求項7記載のペットフード組成物。
- 組成物が亜鉛塩を更に含む請求項1〜8いずれかに記載のペットフード組成物。
- 前記動物がネコ科の動物である請求項1〜9いずれかに記載のペットフード組成物。
- 前記動物がイヌ科の動物である請求項1〜9いずれかに記載のペットフード組成物。
- 植物性タンパク質25%〜45%、
非肉動物性タンパク質4%〜8%、
低灰分動物性タンパク質4%〜8%
澱粉8%〜17%、
全粒穀物12.5%〜17.5%及び
食物繊維5%未満を含有するペットフード組成物であって、
該組成物は乾燥物質消化率が少なくとも88%であり、
必要時に動物における糞品質を改善する方法に用いられるものであり、
改善された糞質が糞の体積の減少及び/又は糞の重量の減少及び/又は動物によって生産される排出物の匂いの減少であることを特徴とするペットフード組成物。 - 更に水溶性カルシウム塩を含む請求項12記載のペットフード組成物。
- 水溶性カルシウム塩がCaCl2である請求項13記載のペットフード組成物。
- 前記組成物が水溶性リン酸塩を含有する請求項12〜14のいずれかに記載のペットフード組成物。
- 前記水溶性リン酸塩がNaH2PO4である請求項15記載のペットフード組成物。
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