JP2017168253A - 照明装置及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力を節約できるとともに均一に面発光できる照明装置及び表示装置を提供する。【解決手段】照明装置は、光源と、第1レンズ及び第2レンズと、導光部と、を備えている。光源は、第1A方向に進むに従って、第1A方向と交差する第2方向、並びに第1A方向及び第2方向と交差する第3方向に拡散する光を出射する。第1レンズ及び第2レンズは、光の光路中に配置される。第1レンズが第2方向の光の幅を制御し、第2レンズが第3方向の光の幅を制御することにより、光が平行光に変換される。導光部は、第1レンズ及び第2レンズを通過した光が入射する入射面と、光が出射する出射面と、入射面に入射した光を出射面に向けて指向させる光指向部と、を有している。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、照明装置及び該照明装置を備えた表示装置に関する。
液晶表示装置等の表示装置は、光を選択的に透過する液晶セルと、液晶セルの背面に面状光を照射する照明装置と、を備えている。
照明装置として、点状光を出射する発光装置と、発光装置からの光を平行光にコリメートする第1及び第2の非球面レンズと、第1及び第2の非球面レンズを通過した平行光を導光板に集光するシリンドリカルフレネルレンズと、面状光を出射する導光板と、を備えた面光源装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
照明装置として、点状光を出射する発光装置と、発光装置からの光を平行光にコリメートする第1及び第2の非球面レンズと、第1及び第2の非球面レンズを通過した平行光を導光板に集光するシリンドリカルフレネルレンズと、面状光を出射する導光板と、を備えた面光源装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
一般に、レーザダイオード等の発光装置から出射される光は、楕円状に広がる点状光であり固有のアスペクト比を有している。一方、導光板は、面光源装置を薄型化するため薄く扁平に形成される。そのため、導光板の入射面のアスペクト比と光路の断面のアスペクト比との間には大きな隔たりがある。
入射面の横幅に光の横幅を合わせると、光路の縦幅が入射面の縦幅を超過する。入射面から漏れた光が出射面に導光されずに光のロスとなるため、無駄な電力を消費する。一方、入射面の縦幅に光の縦幅を合わせると、光路の横幅が入射面の横幅に不足する。導光板の隅々まで光が届かないため、均一に面発光できない。
入射面と光とのアスペクト比を近似させるため、特許文献1では、入射面の縦幅を超過した平行光を集光するシリンドリカルフレネルレンズを追加している。しかし、特許文献1のように、一旦超過させた光の縦幅を後からレンズで調整する場合も、当該レンズの内部で光のロスが発生する。また、特許文献1では導光板内で何回も光を反射させて、光を導光させている。このため、偏光した光を光源として利用した場合、偏光度の低下が懸念される。
消費電力を節約できるとともに均一に面発光できる照明装置及び表示装置を提供する。
一実施形態に係る照明装置は、光源と、第1レンズ及び第2レンズと、導光部と、を備えている。光源は、第1A方向に進むに従って、第1A方向と交差する第2方向、並びに第1A方向及び第2方向と交差する第3方向に拡散する光を出射する。第1レンズ及び第2レンズは、光の光路中に配置される。第1レンズが第2方向の光の幅を制御し、第2レンズが第3方向の光の幅を制御することにより、光が平行光に変換される。導光部は、第1レンズ及び第2レンズを通過した光が入射する入射面と、光が出射する出射面と、入射面に入射した光を出射面に向けて指向させる光指向部と、を有している。
いくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者が発明の主旨を保って適宜変更について容易に想到し得るものは、当然に本発明の範囲に含まれる。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。各図において、連続して配置される同一又は類似の要素について符号を省略することがある。また、本明細書及び各図において、既に説明した図と同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を省略することがある。
なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者が発明の主旨を保って適宜変更について容易に想到し得るものは、当然に本発明の範囲に含まれる。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。各図において、連続して配置される同一又は類似の要素について符号を省略することがある。また、本明細書及び各図において、既に説明した図と同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を省略することがある。
各実施形態において、表示装置の一例として、透過型の液晶表示装置を開示する。ただし、各実施形態は、本開示に記載された個々の技術的思想を他種の表示装置に対して適用することを妨げるものではない。他種の表示装置として、例えば、Micro Electro Mechanical System(MEMS)シャッターが光学素子として機能する機械式表示セルを有する表示装置や、電気泳動素子等を有する電子ペーパ型表示セルを有する表示装置等が想定される。
まず、図1及び図2を参照して各実施形態に共通する構成について説明する。図1は、各実施形態に係る液晶表示装置DSPの概略的な構成を示す斜視図である。液晶表示装置DSPは、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、パーソナルコンピュータ、テレビ受像装置、車載装置、ゲーム機器、ウェアラブル端末等の種々の装置に用いることができる。
液晶表示装置DSPは、表示パネルPNLと、表示パネルPNLに平行光を照射する照明装置BLと、表示パネルPNLや照明装置BLの動作を制御する制御モジュールCMと、表示パネルPNLを駆動する駆動ICチップICと、表示パネルPNLや照明装置BLへ制御モジュールCMの制御信号を伝達するフレキシブル回路基板FPC1,FPC2と、を備えている。
表示パネル(液晶セル)PNLは、アレイ基板ARと、アレイ基板ARに対向する対向基板CTと、アレイ基板AR及び対向基板CTの間に配置された液晶層LCと、を備えている。液晶層LCは、光を選択的に透過する光学素子の一例である。表示パネルPNLは、表示面D1と、表示面D1とは反対側の背面D2とを有し、背面D2に入射した平行光を選択的に透過させて表示面D1に配置された表示領域に画像を表示する。表示パネルPNLは、表示領域にマトリクス状に配列された複数の画素PXを有している。各画素PXは、光を着色するカラーフィルタや発光層等が設けられた複数の副画素から構成される。
照明装置BLは、表示パネルPNLのアレイ基板ARに対向するように配置され、表示パネルPNLの背面D2に平行光を照射する。照明装置BLの各実施形態については後で詳しく説明する。
図2は、液晶表示装置DSPの断面図である。アレイ基板AR及び対向基板CTは、透光性を有したガラス基板を加工して形成されている。なお、アクリル樹脂等の透光性の樹脂材料を加工してもよい。図2に示す例では、表示パネルPNLの両面に偏光板PL1,PL2が配置されている。偏光板PL1は、表示面D1側に配置され、例えば対向基板CTに貼着されている。偏光板PL2は、背面D2側に配置され、例えばアレイ基板ARに貼着されている。
図2は、液晶表示装置DSPの断面図である。アレイ基板AR及び対向基板CTは、透光性を有したガラス基板を加工して形成されている。なお、アクリル樹脂等の透光性の樹脂材料を加工してもよい。図2に示す例では、表示パネルPNLの両面に偏光板PL1,PL2が配置されている。偏光板PL1は、表示面D1側に配置され、例えば対向基板CTに貼着されている。偏光板PL2は、背面D2側に配置され、例えばアレイ基板ARに貼着されている。
照明装置BLは、光源部LSと、導光部LGと、を備えている。光源部LSは、アレイ基板ARの例えば短辺に沿って配置されている。なお、光源部LSは、アレイ基板ARの他の辺に沿って配置されてもよい。導光部LGは、光源部LSから出射された平行光を表示パネルPNLに向けて導光する。
[第1実施形態]
第1実施形態について、図2乃至図9を参照して説明する。図3は、図2に示された第1実施形態の照明装置BLの構成を示す斜視図である。図3に示すように、光源部LSは、導光部LGの一側に沿って並ぶ複数の光源ユニット20を備えている。なお、光源部LSは、単一の光源ユニット20を備えるものであってもよい。各光源ユニット20は、例えば前述のフレキシブル回路基板FPC2と電気的に接続された配線基板に実装されている。
第1実施形態について、図2乃至図9を参照して説明する。図3は、図2に示された第1実施形態の照明装置BLの構成を示す斜視図である。図3に示すように、光源部LSは、導光部LGの一側に沿って並ぶ複数の光源ユニット20を備えている。なお、光源部LSは、単一の光源ユニット20を備えるものであってもよい。各光源ユニット20は、例えば前述のフレキシブル回路基板FPC2と電気的に接続された配線基板に実装されている。
各光源ユニット20は、光を出射する光源21と、光源21から出射された光を平行光に変換するコリメータ22と、をそれぞれ備えている。平行光は、コリメート光とも呼ばれ、空間を実質的に一直線に進む光であって高い指向性を有している。本明細書において、平行光は、光線が厳密に平行である光に限定されるものではなく、僅かに広がりを持った実質的に平行な光を含む。
光源21は、導光部LGに対向している。コリメータ22は、光源21と導光部LGとの間に配置される。本実施形態に係るコリメータ22は、光源21が出射する光の光路中に配置された第1レンズ23及び第2レンズ24を少なくとも含んでいる。なお、隣接する第1レンズ23の一端と他端とを互いに連結し、複数の第1レンズを一体的に形成してもよい。同様に、複数の第2レンズ24を一体的に形成してもよい。本実施形態に係る光源21は、発散光を照射する点光源であり、例えばレーザ光を放つ半導体レーザ等のレーザ素子や発光ダイオードを用いたLED素子を用いることができる。
図4は、光源21から出射された直後の光の、放射強度の角度分布を示す図である。図4の中心が光軸に対して0°の光強度、外周が光軸に対して90°の光強度である。図4に示すように、光源21から出射された光は光軸を中心とした楕円形の広がりを有している。光軸に沿う方向を第1方向X、楕円の短軸に沿う方向を第2方向Z、楕円の長軸に沿う方向を第3方向Yとする。なお、第1方向Xを光の光軸方向、第2方向Zを光の短軸方向、第3方向Yを光の長軸方向と呼ぶこともできる。
第1方向X、第2方向Z、第3方向Yは、互いに垂直に交差している。なお、第1乃至第3方向X,Z,Yが他の角度で交差してもよい。本実施形態では、図2に示すように、第2方向Zが照明装置BLの厚さ方向、第3方向Yが照明装置BLの短辺方向と一致するように各光源21が配置されている。
第1方向Xは、第1A方向X1と、第1A方向X1とは反対方向の第1B方向X2と、を有している。第2方向Zは、第2A方向Z1と、第2A方向Z1とは反対方向の第2B方向Z2と、を有している。第3方向Yは、第3A方向Y1と、第3A方向Y1とは反対方向の第3B方向Y2と、を有している。第1方向Xのうち、光源21から出射された光の進行方向を第1A方向X1とする。第2方向Zのうち、照明装置BLの出射方向を第2A方向Z1とする。
図5は、光源21からの出射光の角度強度半値幅のプロファイルを示す図である。図5に示すように、光源21から出射された光は、半値幅(full width at half maximum)が第2方向Zに10°、第3方向Yに30°で広がっている。
コリメータ22の第1レンズ23及び第2レンズ24は、組み合わさることで、光源21から出射された第2方向Z及び第3方向Yに広がる光を平行光に変換する。具体的には、第1レンズ23が第2方向Zの光の幅を一定に制御し、第2レンズ24が第3方向Yの光の幅を一定に制御することにより、光源21から出射された光を平行光に変換する。ここでいう光の幅とは、例えば半値幅を指す。なお、光の幅は、ピーク値に対して50%となる半値幅に限られず、他の相対強度を基準にした幅であってもよい。
以下、図6及び図7を用いて第1及び第2レンズ23,24の機能について説明する。なお、第2レンズ24は、第1レンズ23と大きさや各辺の比が異なるものの同様の形状を有している。そのため、代表して第1レンズ23を詳しく説明し、第2レンズ24については重複する説明を省略する。図6は、第1レンズ23の一例を示す斜視図である。図7は、第1レンズ23の他の一例を示す斜視図である。
図6及び図7において、第1レンズ23の機能を理解しやすくするため、便宜的に平行光を第1レンズ23に入射させ、焦点に光を収束させる例を用いて説明する。しかし、本実施形態では、点光源である光源21からの拡散光を第1レンズ23と第2レンズ24とに順番に通過させ、平行光に制御するように第1及び第2レンズ23,24を配置している。
第1レンズ23は、第4方向Aに屈折力を有し、第4方向Aに直交する第5方向Bに屈折力をもたない。そのため、第4方向A及び第5方向Bに直交する第6方向Cに入射した平行光を直線D上に集光する機能を有している。以降の説明において、直線Dに沿う方向を第1レンズ23の軸方向、軸方向に直交する方向を第1レンズ23の屈曲方向、直線Dを第1レンズ23の焦点、第1レンズ23から直線Dまでの距離を第1レンズ23の焦点距離と呼ぶことがある。軸方向は第5方向Bと一致する。屈曲方向は第4方向Aと一致する。第1レンズ23や第2レンズ24として、例えば平凸のシリンドリカルレンズを用いることができる。
図6に示す例では、第1レンズ23は、平坦面23Aと、凸面(円柱面)23Bと、を有している。軸方向と平行な方向に第1レンズ23を切断する断面は、凸面23Bと直線で交差して矩形になる。軸方向と交差する方向に第1レンズ23を切断する断面は、凸面23Bと曲線で交差して矩形にならない外形を有している。
図3に示すように、第1レンズ23及び第2レンズ24は、屈曲方向(第4方向)が互いに直交するように配置されている。図3に示す例では、第1及び第2レンズ23,24としてシリンドリカルレンズが用いられ、第1レンズ23の平坦面23Aが光源21と対向し、凸面23Bが第2レンズ24と対向している。第2レンズ24の平坦面24Aが第1レンズ23と対向し、凸面24Bが入射面31Aと対向している。なお、シリンドリカルレンズを第1及び第2レンズ23,24とする場合、レンズの平凸の向きはこれに限られず、第1レンズ23の凸面23Bが光源21と対向してもよいし、第2レンズ24の凸面24Bが第1レンズ23と対向してもよい。
第1レンズ23や第2レンズ24は、図6に示す例に限られず図7に示すように、シリンドリカルレンズの凸面を分割した凸面23Bを有するフレネルレンズを用いてもよい。この場合も、第1及び第2レンズ23,24は、軸方向と平行な方向に切断すると断面が矩形になり、軸方向に交差する方向に切断すると断面が矩形にならない外形を有している。或いは、レンズ外形の曲率ではなくレンズ内部の屈折率分布を利用して平行光を直線状に集光するGRIN(graded index)レンズ等を用いてもよい。
図6や図7に示す第1及び第2レンズ23,24に対し、平行光を第6方向Cに通過させると直線D上に焦点を結ぶが、逆に、直線D上に位置した光源21からの出射光を通過させると、第4方向Aの光の幅が一定に制御される。コリメータ22は、第1及び第2レンズ23,24によって光源21から出射した光を平行光に変換する。コリメータ22を通過した平行光は、導光部LGに入射する。
図2に示すように、本実施形態に係る導光部LGは、導光板30と、導光板30に設けられた光指向部40とで構成されている。なお、後述する第6実施形態で説明するが、導光部LGの構成はこれに限られず、導光板30を省略することもできる。アレイ基板AR等の一部を導光部LGの一部として構成することもできる。
導光板30は、例えば透光性を有する樹脂材料から形成された板状の部材である。導光板30は、表示パネルPNLの背面D2側に配置され、アレイ基板ARと対向している。導光板30は、側面31と、第1主面32と、第2主面33と、を有している。側面31は、光源部LSに対向し、第1主面32は、表示パネルPNLに対向し、第2主面33は、第1主面32とは反対側に位置している。側面31は、複数の入射面31Aを含んでいる。なお、側面31が、単一の入射面31Aを含むように構成してもよい。
図3に示すように、各入射面31Aは、対応する光源ユニット20とそれぞれ対向している。各入射面31Aに、対応する光源ユニット20から出射された平行光がそれぞれ入射する。入射した平行光は、第2主面33に形成されたプリズム等の光指向部40で全反射(フレネル反射)されて、第1主面32から出射される。第1主面32は出射面の一例である。なお、光指向部40における反射は、鏡面反射であってもよい。
本実施形態に係る入射面31Aは、第2方向Zの長さ(縦幅)LZよりも第3方向Yの長さ(横幅)LYが大きく形成されている。図3に示す例では、長さLZが3mm、長さLYが60mmに形成されている。入射面31Aのアスペクト比(長辺:短辺)は、光源21から出射された光のアスペクト比(長軸:短軸)と一致していない。
図2に示すように、入射面31Aは、XZ断面において第1方向X及び第2方向Zに対して傾斜している。入射面31Aは、例えば第1主面32と鈍角をなすとともに第2主面33と鋭角をなす。光源部LSから出射した平行光は、入射面31Aを通って導光板30の内部に入射する際、平行性を維持したまま光指向部40に向かって屈折する。つまり、本実施形態に係る入射面31Aは、光源21からの光を光指向部40に向かって屈折させる第3レンズ25としての機能を有している。
図3に示すように、光指向部40は、XY平面に対して傾いた複数の傾斜面41,42を有している。各傾斜面41,42は、第3方向Yと平行に延び、第1方向X及び第2方向Zと交わる平面である。傾斜面41は、光源部LS側に向いており、入射面31Aから第2主面33へ向かう平行光を全反射して、表示パネルPNLに向けて光路を指向させる。傾斜面42は、光源部LSとは反対側を向いている。本実施形態に係る導光部LGは、光指向部40が一回の全反射で平行光を表示パネルPNLに向けて指向させる。
続いて、これまで説明した光源21からの出射光の角度と、入射面31Aの長さLZ,LYと、第1及び第2レンズ23,24の焦点距離f1,f2との相互関係について、具体例を挙げて説明する。図8は、図3に示された第1レンズ23と、光源21及び入射面31Aとの関係の一例を示す断面図である。前述のとおり、入射面31Aは、第2方向Zの長さLZが例えば3mmに形成されている。光源21から出射される光は、第2方向Zに例えば10°の角度で広がっている。この場合、光源21から17mm離間すると、第2方向Zの光の幅(半値幅)は、入射面31Aの第2方向Zの長さLZと略同一になる。本開示の各実施形態において、コリメータ22は、第2方向Zの光の幅が長さLZと略同一になる距離(図8に示す例では17mm)と、焦点距離f1と、が一致する第1レンズ23を備えている。光源21は、第1レンズ23の焦点に配置されている。第1レンズ23から入射面31Aに向けて出射される光は、第2方向Zにおいて入射面31Aと同じ幅に制御された光となる。
図9は、図3に示された第2レンズ24と、光源21及び入射面31Aとの関係の一例を示す平面図である。前述のとおり、入射面31Aは、第3方向Yの長さLYが例えば60mmに形成されている。光源21から出射される光は、第3方向Yに例えば30°の角度で広がっている。この場合、光源21から112mm離間すると、第3方向Yの光の幅(半値幅)は、入射面31Aの第3方向Yの長さLYと略同一になる。本実施形態に係るコリメータ22は、第3方向Yの光の幅が長さLYと略同一になる距離(図9に示す例では112mm)と、焦点距離f2と、が一致する第2レンズ24を備えている。光源21は、第2レンズ24の焦点に配置されている。第2レンズ24から入射面31Aに向けて出射される光は、第3方向Yにおいて入射面31Aと同じ幅に制御された光となる。
換言すると、本実施形態の照明装置BLは、焦点距離f1,f2が互いに異なる第1レンズ23及び第2レンズ24を、焦点が一致する、すなわち、両者の直線Dが互いに交差するように配置している。第1レンズ23の焦点距離f1は、第2レンズ24の焦点距離f2よりも短く、第1レンズ23は第2レンズ24よりも光源21寄りに配置されている。第1レンズ23は、光源21からの光を変換して入射面31Aの第2方向Zの長さLZと実質的に同じ幅(半値幅)に調整された平行光を作り出す。第2レンズ24は、光源21からの光を変換して入射面31Aの第3方向Yの長さLYと実質的に同じ幅(半値幅)に調整された平行光を作り出す。
なお、第1及び第2レンズ23,24の大きさや焦点距離f1,f2は、上記した例に限られず入射面31Aの長さLZ,LYや光源21から出射される光の角度に合わせて適宜選択できる。つまり、第1及び第2レンズ23,24を適切に選択することにより、種々の仕様の入射面31Aや光源21に対応できる。
以上のように構成された本実施形態の照明装置BLは、第2方向Zの光の幅を長さLZに制御する第1レンズ23と、第3方向Yの光の幅を長さLYに制御する第2レンズ24と、を備えている。そのため、第1及び第2レンズ23,24を通過した光源21からの光を平行光に制御することができる。
しかも、第2方向Zの光の幅のみ制御する第1レンズ23と、第3方向Yの光の幅のみ制御する第2レンズ24とが、互いに独立している。そのため、入射面31Aのアスペクト比(長辺:短辺)と、光源21から出射された光のアスペクト比(長軸:短軸)とが一致していなくても、入射面31Aの形状に合わせて平行光の幅を自在に調整できる。本実施形態の照明装置BLは、種々の光源21及び入射面31Aに対応して平行光と入射面31Aとのアスペクト比を一致させることができるため、消費電力を節約できるとともに均一に面発光できる。
照明装置BLは、光の第2方向Zの幅を制御するレンズとして、第1レンズ23のみを含む。第1レンズ23を通過した光は、第2方向Zの幅が入射面31Aの第2方向Zの長さLZに一段階で制御される。従来の照明装置は、コリメータを通過した平行光の第2方向Zの幅が、導光板の第2方向Zの幅よりも過大である。この場合、一旦拡散させた光を再び第2方向Zに収束させる集光レンズが必要になる。レンズが増えた分、光のロスや偏光特性の劣化が避けられない。本実施形態では、レンズに起因する劣化を最小限に抑えることができる。
図8及び図9に示すように、入射面31Aは、第2方向Zの長さLZよりも第3方向Yの長さLYが大きく形成されている。第3方向Yの光の幅を制御する第2レンズ24は、第1レンズ23よりも光源21から離間した位置に配置されている。第2レンズ24には、第1レンズ23を通過する光よりも第3方向Yに広がった光が届く。よって、入射面31Aの第3方向Yの長さLYに合わせて光の幅を効率的に変換することができる。
本実施形態は、光源21が導光板30の厚さ(長さLZ)よりも小さい点光源であるため、コリメータ22を通過した平行光が入射面31Aの第2方向Zの長さLZを超過しないように効率的に制御することができる。
しかも、光源21は、波長が狭帯域に揃えられたレーザ光を出射する。レンズの屈折率は光の波長に依存するため、波長が広帯域の光からは高度にコリメートされた平行光を調整することは困難である。本実施形態の照明装置BLは、光源21にレーザ光を用いるため、第1レンズ23及び第2レンズ24という簡素な構成で、高度にコリメートされた平行光を調整できる。本実施形態に係る表示装置DSPは、そのような平行光を利用して表示面D1に表示する画像の表示品位を高めることができる。
しかも、光源21は、波長が狭帯域に揃えられたレーザ光を出射する。レンズの屈折率は光の波長に依存するため、波長が広帯域の光からは高度にコリメートされた平行光を調整することは困難である。本実施形態の照明装置BLは、光源21にレーザ光を用いるため、第1レンズ23及び第2レンズ24という簡素な構成で、高度にコリメートされた平行光を調整できる。本実施形態に係る表示装置DSPは、そのような平行光を利用して表示面D1に表示する画像の表示品位を高めることができる。
本実施形態に係る光源部LSは、第1及び第2レンズ23,24並びに光源21によって、高度にコリメートされた平行光を出射する。導光板30の内部であっても反射を繰り返して光路が長くなると光のロス及び偏光度の低下が発生するため、光の反射回数を減らすことが望ましい。光源部LSから出射される光が平行光であれば、光指向部40に向かう角度を制御し易いため、最小限の反射回数で光指向部40に入射させることができる。光路長を短くできるため、導光板30の内部の光のロスを低減できる。
その他、本実施形態からは、種々の好適な効果を得ることができる。
その他、本実施形態からは、種々の好適な効果を得ることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。第2実施形態の照明装置BLは、光源21から出射された光を第3方向Yに広げる第4レンズ26をさらに備えている。このような第4レンズ26として、例えば、平坦面26Aと凹面(逆円柱面)26Bとを有した、平面視で凹状のシリンドリカルレンズ等が挙げられる。同様の機能を有したGRINレンズ等であってもよい。
第2実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。第2実施形態の照明装置BLは、光源21から出射された光を第3方向Yに広げる第4レンズ26をさらに備えている。このような第4レンズ26として、例えば、平坦面26Aと凹面(逆円柱面)26Bとを有した、平面視で凹状のシリンドリカルレンズ等が挙げられる。同様の機能を有したGRINレンズ等であってもよい。
図10及び図11に示すように、第1レンズ23、第2レンズ24及び第4レンズ26は、光源21の光軸上に一列に並んで配置されている。第2実施形態及びその変形例では、光源21は、第2レンズ24及び第4レンズ26に第1B方向X2から平行光を入射させたとき、焦点を結ぶ位置に配置されている。
図10に示す第2実施形態では、第4レンズ26は、第1レンズ23と第2レンズ24との間に配置されている。第4レンズ26は、XZ平面と凹面26Bとが直線で交差して断面が矩形になる向きに配置され、凹面26Bが第2レンズ24と対向している。なお、凹面26Bが第1レンズ23と対向してもよい。第4レンズ26と同様に、第2レンズ24は、XZ平面と凸面24Bとが直線で交差して断面が矩形になる向きに配置されている。つまり、第2及び第4レンズ24,26は軸方向が互いに一致するように配置されている。光源21から出射された光は、第1レンズ23、第4レンズ26、第2レンズ24の順に通過する。第2及び第4レンズ24,26を通過した光は、第3方向Yの光の幅が、入射面31Aの第3方向Yの長さLYと一致するように調整される。
図11に示す変形例では、第4レンズ26は、光源21と第1レンズ23との間に配置されている。光源21から出射された光は、第4レンズ26、第1レンズ23、第2レンズ24の順に通過する。図10の例と同様に、第2及び第4レンズ24,26を通過した光は、第3方向Yの光の幅が、入射面31Aの第3方向Yの長さLYと一致するように調整される。
第2実施形態及びその変形例の照明装置BLによれば、第4レンズ26により光源21からの出射光の第3方向Yにおける幅が広がるため、第1実施形態の照明装置BLよりも光源21と第2レンズ24との距離を短くできる。照明装置BLを小型化でき、表示装置DSPを狭額縁化できる。
[第3実施形態]
第3実施形態について、図12及び図13を参照して説明する。第3実施形態では、光源21からの光を光指向部40に向かって屈折させる、第3レンズ25としての機能を、導光板30の入射面31Aではなく他の部材が有している。
第3実施形態について、図12及び図13を参照して説明する。第3実施形態では、光源21からの光を光指向部40に向かって屈折させる、第3レンズ25としての機能を、導光板30の入射面31Aではなく他の部材が有している。
図12に示す第3実施形態では、第2レンズ24が第3レンズ25の機能を兼ねている。図示した例では、第2レンズ24の光の入口側の平坦面24Aが、XZ断面において、第1方向X及び第2方向Zに対して傾斜している。そして、平坦面24Aは、入射した光を光指向部40に向かって屈折させる。図示しないが、光の出口側の凸面24Bが、XZ断面において、第1方向X及び第2方向Zに対して傾斜してもよい。そして、凸面24Bは、凸面24Bから出射する光を光指向部40に向かって屈折させてもよい。或いは、第2レンズ24を平坦面24Aが出口側となる向きに配置し、平坦面24Aを、前述と同様に傾斜するようにしてもよい。入口側となった凸面24Bを、前述と同様に傾斜するようにしてもよい。要するに、第3実施形態の第2レンズ24は、第2レンズ24の形状と第3レンズ25の形状とが一体的に形成されている。
図13は、第1レンズ23が第3レンズ25の機能を兼ねるように構成された変形例の断面図である。図13の例では、第1レンズ23の形状と第3レンズ25の形状とが一体的に形成されている。なお、第3レンズ25としての機能を兼ねるとは、第3レンズとして機能を発揮する形状が、他の機能を発揮する形状と区別できる態様に限られない。機能毎の形状が渾然一体となって彼此区別しえないが、二つ以上の機能を有する態様を含む。第3実施形態及びその変形例によれば、第3レンズ25の機能を導光板の入射面31Aではなく他の部材に持たせることができ、設計の自由度を向上させることができる。
[第4実施形態]
第4実施形態について、図14を参照して説明する。第4実施形態では、導光板30の入射面31Aが第2レンズ24の機能を兼ねるように構成されている。入射面31Aは、例えば第2レンズ24と同様の凸面(円柱面)24Bを有している。すなわち、入射面31Aは、第1レンズ23側に向かって突出する凸面(円柱面)として形成され、第2主面33から第1主面32に向かうに従い光源21から遠ざかるように傾斜している。第2レンズ24の焦点距離f2に第2レンズ24と導光部LGとの距離を加えた長さによって光源21から導光部LGまでの寸法が決まる。第4実施形態によれば、第2レンズ24と導光板30との距離を最小にして照明装置BLを小型化できる。さらに、第2レンズ24を導光板30と一体的に形成して部品点数を削減できる。
第4実施形態について、図14を参照して説明する。第4実施形態では、導光板30の入射面31Aが第2レンズ24の機能を兼ねるように構成されている。入射面31Aは、例えば第2レンズ24と同様の凸面(円柱面)24Bを有している。すなわち、入射面31Aは、第1レンズ23側に向かって突出する凸面(円柱面)として形成され、第2主面33から第1主面32に向かうに従い光源21から遠ざかるように傾斜している。第2レンズ24の焦点距離f2に第2レンズ24と導光部LGとの距離を加えた長さによって光源21から導光部LGまでの寸法が決まる。第4実施形態によれば、第2レンズ24と導光板30との距離を最小にして照明装置BLを小型化できる。さらに、第2レンズ24を導光板30と一体的に形成して部品点数を削減できる。
[第5実施形態]
第5実施形態について、図15を参照して説明する。第5実施形態の照明装置BLは、第1A方向X1に入射した光を、第1A方向X1とは反対方向の第1B方向X2に屈曲させて出射する屈曲部27をさらに備えている。なお、屈曲部27が第3レンズ25の機能を兼ねてもよい。この場合、屈曲部27は、第1A方向X1に入射した光を第1B方向X2と実質的に同じ方向に向かって出射してもよい。
第5実施形態について、図15を参照して説明する。第5実施形態の照明装置BLは、第1A方向X1に入射した光を、第1A方向X1とは反対方向の第1B方向X2に屈曲させて出射する屈曲部27をさらに備えている。なお、屈曲部27が第3レンズ25の機能を兼ねてもよい。この場合、屈曲部27は、第1A方向X1に入射した光を第1B方向X2と実質的に同じ方向に向かって出射してもよい。
屈曲部27は入射面31Aと対向するように配置される。図15に示す例では、光源21、第1レンズ23及び第2レンズ24は、入射面31Aに対して屈曲部27とは反対側に配置され、導光板30の第2主面33と対向している。第2主面33は、面状光を放つ第1主面(出射面)32とは反対側の面である。
屈曲部27は、例えば、第1A方向X1からの光が入射する第1面と、第1面に入射した光を第1B方向X2に屈曲させる第2面及び第3面と、を有している。第1面は第1A方向X1に垂直に形成され、光源21の光軸上に配置されている。第2面は、第1A方向X1の光を第3面に向かって全反射させる方向に傾斜している。第3面は、第2面に反射された光を第1B方向X2に全反射させる方向に傾斜している。
光源21から出射された光は、屈曲部27を経由して導光部LGに入射する。図15に示す例では、光の光路において屈曲部27の上流側に第2レンズ24が配置されている。なお、屈曲部27の下流側に第2レンズ24を配置してもよい。
第5実施形態では、屈曲部27によって光の光路を折り返すことができる。そのため、第2レンズ24と光源21との間に焦点距離f2を確保しつつ、第1方向Xにおける照明装置BLの寸法を小型化できる。屈曲部27を配置すれば、第1及び第2レンズ23,24のレイアウトが導光板30よりも外側の額縁領域に限定されることがなくなり、液晶表示装置DSPを狭額縁化できる。
第5実施形態では、屈曲部27によって光の光路を折り返すことができる。そのため、第2レンズ24と光源21との間に焦点距離f2を確保しつつ、第1方向Xにおける照明装置BLの寸法を小型化できる。屈曲部27を配置すれば、第1及び第2レンズ23,24のレイアウトが導光板30よりも外側の額縁領域に限定されることがなくなり、液晶表示装置DSPを狭額縁化できる。
[第6実施形態]
第6実施形態及びその変形例について、図16及び図17を参照して説明する。図16は、第6実施形態の照明装置BLの構成を示す断面図である。図16に示す第6実施形態の照明装置BLは、導光板30を有していない点を除いて、第5実施形態の照明装置BLと同様の構成を備えている。第6実施形態の照明装置BLは、プリズムシート43を備えている。屈曲部27は、第3レンズ25の機能を兼ねている。
第6実施形態及びその変形例について、図16及び図17を参照して説明する。図16は、第6実施形態の照明装置BLの構成を示す断面図である。図16に示す第6実施形態の照明装置BLは、導光板30を有していない点を除いて、第5実施形態の照明装置BLと同様の構成を備えている。第6実施形態の照明装置BLは、プリズムシート43を備えている。屈曲部27は、第3レンズ25の機能を兼ねている。
プリズムシート43は、表示パネルPNLの背面D2と対向した内側面と、内側面と反対側の外側面と、を有している。内側面又は外側面のいずれか一面には、導光板30の光指向部40と同様に光を全反射する傾斜面が形成されている。プリズムシート43は、光指向部の一例である。
図16に示す例では、プリズムシート43の内側面が出射面、外側面が入射面として構成されている。プリズムシート43の外側面に前述の傾斜面が形成されている。傾斜面は、屈曲部27から出射した平行光をプリズムシート43の内側面に向けて指向させる。内側面は表示パネルPNLの背面D2に貼着されている。光源部LSから出射された平行光は、導光板30を経由せずプリズムシート43に入射する。
図示しないが、第6実施形態の他の例として、アレイ基板ARの側面D3を入射面、アレイ基板ARの液晶層LC側の主面D4を出射面として構成してもよい。その場合、屈曲部27から出射された平行光は、アレイ基板の側面D3に入射する。その後、平行光は、背面D2に貼着されたプリズムシート43に全反射され、主面D4から出射する。或いは、プリズムシート43の内側面を入射面かつ出射面として構成してもよい。その場合、プリズムシート43と表示パネルPNLの背面D2との間に平行光を通すための空隙をあける。屈曲部27から出射した平行光を、空隙を通じてプリズムシート43の内側面に入射させ、内側面で全反射させて表示パネルPNLを指向させる。いずれの構成であっても、導光板30を省略できる。
第6実施形態によれば、導光板30を省略して照明装置BLを小型化できる。その結果、液晶表示装置DSPを小型化できる。さらに、導光板30における偏光度の低下や光学特性の低下を抑制して画像の表示品位を向上させることができる。
図17は、図16に示された第6実施形態の変形例である。変形例に係る第2レンズ24は、光の光路において屈曲部27よりも下流側に配置される。図示した例では、屈曲部27が光を出射する面に第2レンズ24が設置されている。この場合、第2レンズ24が屈曲部27よりも下流側に配置されていることで、光は第1レンズ23を通過した後に、屈曲部27を通過して、第2レンズ24を通過することになる。第2レンズ24は、第3方向Yの光の幅を制御するレンズである。つまり、光源21から第2レンズ24までの距離を長く確保することで、第3方向Yの光の幅を大きくし、導光板30の第3方向Yの幅に光を広く照射できる。その結果、図9に示された入射面31Aの長さLYを大きく設計できる。或いは、光源21から導光部LGまでの寸法は、第2レンズ24の焦点距離f2に第2レンズ24と導光部LGとの距離を加えたものであるが、変形例では、第2レンズ24と導光部LG(プリズムシート43)との距離を近接させて照明装置BLを小型化できる。なお、変形例において、屈曲部27が第2レンズ24の機能を兼ねるように構成することもできる。この場合、第2レンズ24を省略して構成を簡素化できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。各実施形態にて開示した構成は、適宜に組み合わせることができる。
例えば、各実施形態において、照明装置BLが表示面D1側の偏光板PL1の吸収軸と平行な方向に振動する偏光した光を照射するように構成してもよい。偏光板PL1に吸収される偏光した平行光を、背面D2側の偏光板PL2ではなく、照明装置BLが作り出す場合、表示装置DSPから偏光板PL2を省略できる。偏光板が二枚あると、偏光板を通過する毎に光のロスが発生する。偏光板の数を二枚から一枚に減らすことができれば、偏光板に起因した光のロスを低減でき、電力消費を節約できる。偏光板の数が減った分、液晶表示装置DSPを薄型化することもできる。
各実施形態の照明装置BLを偏光した平行光を照射する照明装置BLとして構成する場合、導光板30は、その内部を通過する偏光した平行光の偏光方向を維持する観点から、低複屈折性を有することが好ましい。なお、第6実施形態のように、導光板30を省略して導光板30における偏光度の低下を抑制してもよい。
導光板30を備える場合、例えば、導光板30のリタデーションは、入射される平行光の主波長の四分の一以下であることが好ましい。導光板30は、例えば正の複屈折物質と負の複屈折物質との混合体又は共重合体からなる固有複屈折率が絶対値で3×10−3以下のポリマー等で形成されている。
混合体は、固有複屈折率が正のポリマーと負のポリマーとが適切な比率で混合されることにより、ポリマーに配向が生じたときに互いに複屈折が相殺しあい、巨視的に複屈折を発現させない。或いは、混合体は、棒状の分子形状と分極率の異方性とを有する低分子をポリマーに添加することにより、ポリマーの複屈折を相殺する。共重合体は、固有複屈折率が正のモノマーと負のモノマーとを適切な比率で共重合させ、一つのポリマー鎖内で異方性を相殺する。このようなポリマーとして、例えば、特許第5263771号公報の(0043)段落〜(0052)段落に記載のものを使用することができる。
21…光源、23…第1レンズ、24…第2レンズ、25…第3レンズ、26…第4レンズ、27…屈曲部、30…導光板、31A…入射面、32…第1主面(出射面の一例)、40…光指向部、43…プリズムシート(光指向部の一例)、BL…照明装置、D1…表示面、D2…背面、D3…側面(入射面の一例),D4…主面(出射面の一例)、DSP…液晶表示装置(表示装置の一例)、LZ…入射面の第2方向の長さ、LY…入射面の第3方向の長さ、LG…導光部、X1…第1A方向、X2…第1B方向、Z…第2方向、Y…第3方向。
Claims (11)
- 光を出射する光源と、
前記光の光路中に配置され、前記光を平行光に変換する第1レンズ及び第2レンズと、
前記第1レンズ及び前記第2レンズを通過した前記光が入射する導光部と、
を備え、
前記光源は、第1A方向に進むに従って、前記第1A方向と交差する第2方向、並びに前記第1A方向及び前記第2方向と交差する第3方向に拡散する光を出射し、
前記第1及び第2レンズは、前記第1レンズが前記第2方向の前記光の幅を制御し、前記第2レンズが前記第3方向の前記光の幅を制御することにより、前記光を平行光に変換し、
前記導光部は、前記光が入射する入射面と、前記光が出射する出射面と、前記入射面に入射した前記光を前記出射面に向けて指向させる光指向部と、を有している、照明装置。 - 前記第1A方向から入射した前記光を、前記第1A方向とは反対方向の第1B方向に屈曲させて出射する屈曲部をさらに備え、
前記光は、前記屈曲部を経由して前記導光部に入射する、請求項1に記載の照明装置。 - 前記光は、前記第1レンズを通過した後に、前記屈曲部を通過して、前記第2レンズを通過する、請求項2に記載の照明装置。
- 前記入射面は、前記第2方向の長さよりも前記第3方向の長さが大きく形成され、
前記光は、前記第1レンズを通過した後に、前記第2レンズを通過する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記光を、前記光指向部に向かって屈折させる第3レンズをさらに備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記第2レンズが前記第3レンズの機能を兼ねている、請求項5に記載の照明装置。
- 前記光を前記第3方向に広げる第4レンズをさらに備え、
前記光は、前記第1レンズ、前記第4レンズ、前記第2レンズの順に通過する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明装置。 - 少なくとも前記第1レンズ及び前記第2レンズのいずれかはフレネルレンズである、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記導光部は、導光板を有し、
前記導光板は、互いに複屈折を相殺し合う正の複屈折物質と負の複屈折物質との混合体又は共重合体で形成されている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記導光部は、導光板を有していない、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の照明装置。
- 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の照明装置を備えた表示装置。
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