JP2017167835A - タグ読み取り装置、照合装置、タグ読み取り方法およびプログラム - Google Patents

タグ読み取り装置、照合装置、タグ読み取り方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の実施形態は、複数のRFIDリーダが連携し、各RFIDリーダが単一のRFIDタグからデータを読み取ることを可能にする。【解決手段】本発明の一態様としてのRFIDタグ読み取り装置は、RFIDタグと無線通信を行う通信部と、前記RFIDタグへの応答要求に対する前記RFIDタグの応答結果に基づき、他のタグ読み取り装置に対し、前記RFIDタグとの無線通信の停止命令を与える命令部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、タグ読み取り装置、タグ読み取り方法およびプログラムに関する。
無線通信などにより、リーダがタグに書き込まれたデータを読み取るRFID(Radio Frequency Identifier)システムにおいて、タグはリーダからのデータ読込に係るクエリ(Query)を受け取ると、当該リーダにデータを送信する。しかし、タグは同時に複数のリーダと無線通信を行うことができず、複数のリーダからクエリを受信した場合、タグは最初に受信したクエリの送信元のリーダにのみデータを送信する。したがって、複数のリーダがある場合には、各リーダが連携せずに動作すると、意図したリーダにてタグのデータを読み取らせることができない。
本発明の実施形態は、複数のRFIDリーダが連携し、各RFIDリーダが単一のRFIDタグからデータを読み取ることを可能にする。
本発明の一態様としてのタグ読み取り装置は、RFIDタグと無線通信を行う通信部と、前記RFIDタグへの応答要求に対する前記RFIDタグの応答結果に基づき、他のタグ読み取り装置に対し、前記RFIDタグとの無線通信の停止命令を与える命令部と、を備える。
第1の実施形態に係るタグ読み取りシステムの概略構成の一例を示すブロック図。 第1の実施形態に係るメッセージシーケンスチャート。 第2の実施形態に係るメッセージシーケンスチャート。 第3の実施形態に係るメッセージシーケンスチャート。 第4の実施形態に係るタグ読み取りシステムの概略構成の一例を示すブロック図。 第4の実施形態に係る概略処理のフローチャート。 本発明の一実施形態に係る無線通信装置を実現したハードウェア構成の一例を示すブロック図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るRFIDシステム(タグ読み取りシステム)の概略構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係るタグ読み取りシステムは、RFIDリーダ(タグ読み取り装置)である複数の無線通信装置11と、1つのRFIDタグ2から成る。なお、各無線通信装置11を区別する場合は、添え字のアルファベットにて区別する。
以下の説明では、タグ読み取りシステムに、無線通信装置11Aと無線通信装置11Bの2つの無線通信装置があることを想定して説明するが、その他の無線通信装置11が存在してもよい。その他の無線通信装置11が存在している場合も、その他の無線通信装置11およびRFIDタグ2の処理は同じである。
無線通信装置11は、通信部(通信回路)111と、命令部(命令回路)112と、アンテナ部113と、を備える。
各無線通信装置11は、無線通信にて、RFIDタグ2から所望のデータを取得する。各無線通信装置11は、定期的にRFIDタグ2の探索を行うことにより、RFIDタグ2との無線通信を行うことができることを想定する。
また、無線通信装置11は、他の無線通信装置11を認識しており、相互に連携が取れるものとする。この連携とは、無線通信装置11同士がRFIDタグ2との無線通信の実行に係る命令の授受ができることを意味する。連携は、無線または有線通信により行われてもよいし、回路などの電気信号により行われてもよい。また、図示しない中継装置またはデータ集約装置などを介して行われてもよい。
RFIDタグ2は、無線通信装置11に対し、RFIDタグ2に記録されたデータを送信する。本実施形態では、所望のデータとして、RFIDタグ2を識別するための情報であるID情報が送られることを想定する。なお、RFIDタグ2に記録されたデータは特に限られるものではないし、予めRFIDタグ2に記録されているものとする。また、RFIDタグ2には、各無線通信装置11と無線通信を行う際に必要なデータも記録されているとする。例えば、データの暗号化または復号化を行うためのランダム系列(RN:Random Number)などが考えられる。
以下、無線通信装置11の内部構成について説明する。
通信部111は、命令部112からの命令を受けて、RFIDタグ2と無線通信を行うための無線電波を、アンテナ部113を介して出力する。無線通信に必要な情報は、予め保持しているものとする。
また通信部111は、命令部112からの命令を受けて、各無線通信装置11と通信を行ってもよい。各無線通信装置11との通信は、無線でも有線でもよい。
命令部112は、RFIDタグ2または各無線通信装置11との通信を行うために必要な命令を行う。例えば、クエリをRFIDタグ2に送信する命令、データの読み取りを開始するためにACK(Acknowledgement)をRFIDタグ2に送信する命令、RFIDタグ2の通信状態をリセットさせるためにNACK(Negative Acknowledgement)をRFIDタグ2に送信する命令、RFIDタグ2との通信を一時停止または再開させる信号を各無線通信装置11に送る命令などがある。
RFIDタグ2の通信状態をリセットするとは、RFIDタグ2が無線通信装置11からのクエリを受け付ける状態(初期状態)にすることをいう。なお、RFIDタグ2は、とある無線通信装置11からのクエリを受け付けた後は、その他の無線通信装置11からのクエリは受け付けないものとする。これらのRFIDタグ2の動作は、RFIDの標準規格であるEPC Global Class1 Generation2にて定められているため、既存のRFIDタグ2を用いることができる。
なお、ここでは、命令部112が電気信号などを入出力して各無線通信装置11に命令を送ることを想定しているが、通信部111を介して有線または無線通信により、命令を各無線通信装置11に送信してもよい。また、電気信号などを入出力する入出力部(入出力回路)を、命令部とは別に設けてもよい。
次に、第1の実施形態に係るタグ読み取りシステムにおいて行われる一連の動作について説明する。図2は、第1の実施形態に係るメッセージシーケンスチャートである。ここでは、各無線通信装置11とRFIDタグ2は、EPC Global Class1 Generation2規格準拠していると想定して説明するが、図2に示される動作を行うことができるのであれば、当該規格に準拠していなくともよい。
なお、メッセージシーケンスチャートの開始時に、RFIDタグ2は初期状態であることを想定する。
無線通信装置11は、周囲のRFIDタグ2を探索するためのクエリを送信する(S101)。また、無線通信装置11Bも、クエリを送信する(S102)。ここでは、無線通信装置11Aが無線通信装置11Bよりも先にクエリを送信し、無線通信装置11Aからのクエリが無線通信装置11Bからのクエリよりも先にRFIDタグ2に届いたものと想定して説明する。
なお、クエリの送信は、ランダムなタイミングで行われてもよいし、送信のタイミングが予め定められていてもよい。また、無線通信装置11Aと無線通信装置11Bとが連携して、タイミングを決定してもよい。なお、無線通信装置11Bからのクエリが無線通信装置11Aからのクエリよりも先にRFIDタグ2に届いた場合は、以降のシーケンスにおいて、無線通信装置11Aの処理と無線通信装置11Bの処理が入れ替わる。
無線通信装置11Aが送信したクエリを受信したRFIDタグ2は、RFIDの規格に基づき、ランダム系列を無線通信装置11Aに送信する(S103)。次に、RFIDタグ2からランダム系列を受信した無線通信装置11Aは、RFIDタグ2の読み取り処理が開始されたと認識し、RFIDタグ2に対しACKを送信し、ランダム系列を正しく受信できたことを伝える(S104)。
また、無線通信装置11Aは、クエリの送信を停止するよう無線通信装置11Bに通知する(S105)。そして、無線通信装置11Aからクエリ送信を停止するように命令された無線通信装置11Bは、クエリの送信を停止する(S106)。
次に、無線通信装置11からACKを受信したRFIDタグ2は、ID情報を無線通信装置11Aに送信する(S107)。ID情報を受信した無線通信装置11Aは、RFIDタグ2の状態を初期状態に戻すため、RFIDタグ2に対しNACKを送信する(S108)。NACKを受信したRFIDタグ2は初期状態に戻り、再度クエリを受信した場合に応答する状態となる(S109)。
また、無線通信装置11Aは無線通信装置11Bに対し、クエリの送信を再開するように命令する(S110)。無線通信装置11Bは、無線通信装置11Aからクエリの送信の再開を命令されたので、クエリの送信を再開する(S112)。
また、NACKを送信した無線通信装置11Aは、クエリの送信を停止し、待機状態となる(S111)。
既にNACKを受信し初期状態に戻っているRFIDタグ2は、クエリの送信を再開した無線通信装置11Bからのクエリを受信すると、無線通信装置11Bにランダム系列を送信する(S113)。ランダム系列を受信した無線通信装置11Bは、RFIDタグ2の読み取り処理が開始されたと認識し、RFIDタグ2に正しくランダム系列を受信できたことを表すACKを送信する(S114)。無線通信装置11BからACKを受信したRFIDタグ2は、ID情報を無線通信装置11Bに送信する(S115)。RFIDタグ2のID情報を受信した無線通信装置11Bは、RFIDタグ2の状態を初期状態に戻すため、NACKを送信する(S116)。NACKを受信したRFIDタグ2は初期状態に戻り、再度クエリを受信した場合に応答する状態となる(S117)。
また、無線通信装置11Bは無線通信装置11Aに対し、クエリの送信を再開するように命令する(S118)。次に、無線通信装置11Aは、無線通信装置11Bからクエリの送信の再開を命令されたので、クエリの送信を再開する(S119)。
また、NACKを送信した無線通信装置11Bはクエリを送信せず待機する(S120)。こうして、先程と同様に無線通信装置11とRFIDタグ2との間にて通信が行われ、無線通信装置11と無線通信装置11Bとが交互にRFIDタグ2からデータを読み取ることができる。
なお、本メッセージシーケンスチャートは一例であり、これに限られるものではない。例えば、無線通信装置11Aは、ACK送信を行った(S104)後でクエリ停止通知を行っている(S105)が、これらの処理(S104とS105)の順番を入れ替えてもよい。例えば、無線通信装置11がクエリを送信する周期が短い場合には、ACK送信を行う前に、クエリ停止通知を行い、無線電波の干渉を避けるようにしてもよい。他の実施形態におけるメッセージシーケンスチャートも同様である。
また、図2では、取得したデータの整合性などのために、無線通信装置11はタグと複数回通信を行うことを想定しているが、タグからデータを1回取得すればいい場合は、無線通信装置11は、タグに対し再度のクエリ送信を行わなくともよい。
以上のように、本実施形態によれば、RFIDタグ2から応答を受信した無線通信装置11が、各無線通信装置11に対しクエリの送信の停止を命令し、RFIDタグ2との通信終了後に各無線通信装置11に対しクエリの送信の再開を命令し、自身はクエリの送信を停止する。これにより、RFIDタグ2が反応を返さないという状態を避けることができる。、さらに、複数の無線通信装置による無線電波の干渉を避けることができる。、したがって、意図したRFIDリーダがRFIDタグ2のデータを読み取ることを可能とする。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、これまでの実施形態と構成は同じであるが、命令部112が行う命令が一部異なる。
本実施形態の命令部112は、ID情報の読み取りが終了した後に、NACKをRFIDタグ2に送信する命令を行わない。その代わりに、命令部112は、ID情報の読み取りが終了した後に、所定の期間、待機するよう命令する。なお、待機とは、RFIDタグ2に対する通信を行わないことを意味し、RFIDタグ2に対する通信以外の動作は行ってもよい。つまり、所定の期間中、タグがいずれの無線通信装置11と無線通信を行わない状況を作り出す。
タグは、予め定められた期間において無線通信が行われないと、初期状態に戻る。ゆえに結果的に、NACKを受信したときと同様となる。この初期状態に戻る期間と動作は、RFIDの標準規格にて定められているため、本実施形態においても既存のRFIDタグ2を用いることができる。なお、待機のための所定の期間は、RFIDタグ2が初期状態に戻る期間以上であればよい。
次に、第2の実施形態に係る各無線通信装置11およびRFIDタグ2の動作について説明する。図3は、第2の実施形態に係るメッセージシーケンスチャートである。
S101からS107までは、第1の実施形態と同様である。そして、ID情報を受信した無線通信装置11は、RFIDタグ2の状態を初期状態に戻すため、所定の期間、待機を行う(S201)。所定の期間が経過すると、RFIDタグ2は、データを受信しなかった期間が初期状態に戻る期間を超えたために初期状態となり、再度クエリを受信した場合に応答する状態となる(S202)。
また、所定の期間の経過後、無線通信装置11Aは無線通信装置11Bに対し、クエリの送信を再開するように命令する(S203)。クエリの送信を再開するように命令された後は、第1の実施形態と同様、S112からS115までの処理が行われる。
そして、ID情報を受信した無線通信装置11Bは、RFIDタグ2の状態を初期状態に戻すため、所定の期間、待機を行う(S204)。所定の期間が経過すると、RFIDタグ2は初期状態に戻り、再度クエリを受信した場合に応答する状態となる(S205)。なお、無線通信装置11Aと無線通信装置11Bとの待機時間は異なっていてもよい。
所定の期間の経過後、無線通信装置11Bは無線通信装置11Aに対し、クエリの送信を再開するように命令する(S206)。以降の処理は、第1の実施形態と同様である。こうして、無線通信装置11Aと無線通信装置11Bとが交互にRFIDタグ2からデータを読み取ることができる。
第1の実施形態では、RFIDタグ2が送信されたNACKを受信できない場合もあり得るため、RFIDタグ2が初期状態に戻っていないにもかかわらず、無線通信装置11Bがクエリを送信する可能性がある。一方、本実施形態では、タグが確実に初期状態となった後に、クエリが送信されるため、確実性を増すことができる。
以上のように、第2の実施形態によれば、意図したリーダがRFIDタグ2のデータを読み取ることを可能とするのに加え、確実にRFIDタグ2を初期状態に戻して上で、次に通信を行う無線通信装置11のクエリを送信させるため、RFIDタグ2との通信が失敗する可能性を抑えることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、これまでの実施形態と構成は同じであるが、各無線通信装置11の1回の通信において行われるデータの読み取り回数が異なる。これまでの実施形態では、各無線通信装置11は、RFIDタグ2のデータの読み取りを1回行うと、次の無線通信装置11にRFIDタグ2との通信機会を渡していた。それに対し、第3の実施形態では、各無線通信装置11は、所定の回数になるまで、連続してデータの読み取りを行う。
図4は、第3の実施形態に係るメッセージシーケンスチャートである。図4の例では、無線通信装置11がRFIDタグ2のデータの読み取りを行う回数(所定の回数)を4回とする。なお、データの読み取りを行う回数は、各無線通信装置11にて同じであってもよいし、異なっていてもよい。
S101からS107までは、第1の実施形態と同様である。そして、ID情報を受信した無線通信装置11Aは、ID情報を受信した回数をインクリメントし、ID情報を受信した回数が所定の回数以上ではないため、ACKを送信する(S401)。ACKを受信したRFIDタグ2は、再度ID情報を無線通信装置11に送信する(S402)。再度ID情報を受信した無線通信装置11Aは、ID情報を受信した回数をインクリメントし、ID情報を受信した回数が所定の回数以上ではないため、再度ACKを送信する(S403)。このように、ACKの送信とID情報の送信が繰り返される(S403からS406)。
そして、ID情報を受信した回数が所定の回数となった無線通信装置11Aは、RFIDタグ2の状態を初期状態に戻すため、RFIDタグ2に対しNACKを送信する(S408)。NACKを送信した後は、第1の実施形態と同様、S109からS115までの処理が行われ、無線通信装置11BがRFIDタグ2からID情報を取得する。
図4では省略されているが、ID情報を受信した無線通信装置11Bの処理は、無線通信装置11と同様に、ID情報を受信した回数が所定の回数となるまで、ACKの送信とID情報の送信が繰り返される。ID情報を受信した回数が所定の回数となった後は、第1の実施形態と同様に、再度無線通信装置11とRFIDタグ2とのデータの読み取りが再開されてもよいし、再開されなくともよい。
第1の実施形態では、各無線通信装置11において、データの読み取りが1回行なわれるごとに、クエリ送信とRN送信が行われる。すなわち、データの読み取りを所定の回数行う場合、クエリ送信とRN送信がそれぞれ所定の回数行われる。これに対し、本実施形態では、連続してデータの読み取りが行われるため、データの読み取りを所定の回数行っても、クエリ送信とRN送信は1回で済む。
以上のように、第3の実施形態によれば、無線通信装置11がデータの読み取りを連続して行う回数を指定することができ、これまでの実施形態よりも、無線通信装置11とRFIDタグ2との通信量および処理量を削減することができる。
(第4の実施形態)
これまでに説明した実施形態では、無線通信装置11がRFIDタグ2から所望のデータを取得するまでを行っていたが、第4の実施形態では、各無線通信装置11が取得した所望のデータを照合することにより、所望のデータの正確性を向上させることができる。
図5は、第4の実施形態に係るタグ読み取りシステムの概略構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係るタグ読み取りシステムは、照合装置1と、RFIDタグ2と、から成る。
照合装置1は、無線通信装置11Aと、無線通信装置11Bと、照合部12と、照合結果出力部13を備える。なお、無線通信装置11を3つ以上備えていてもよい。
無線通信装置11Aと、無線通信装置11Bは、これまでの実施形態と同様の構成であるが、RFIDタグ2から取得した、ID情報などの所望のデータを照合部12に送る点だけが異なる。なお、命令部が照合部12にデータを送るのではなく、図示されていない電気信号などを入出力する入出力部(入出力回路)でもよい。
なお、ここでは、照合装置1が各無線通信装置11を内部に備える構成としたが、各無線通信装置11は照合装置1の外部の装置にしてもよい。また、各無線通信装置11が照合装置1の外部にあるときは、各無線通信装置11は、通信部111を介して有線または無線通信により、ID情報を照合装置1に送信してもよい。
照合部12は、無線通信装置11AがRFIDタグ2との無線通信により取得した情報と、無線通信装置11BがRFIDタグ2との無線通信により取得した情報とを照合する。照合結果は、照合結果出力部13に渡される。
照合結果の内容は、特に限られるものではなく、一致または不一致を表す情報でもよいし、取得した情報そのものでもよい。また、無線通信装置11の情報が一致した数に応じて、一致した程度を表す区分を照合結果としてもよい。例えば、全ての無線通信装置11の取得した情報が一致したときは照合結果を「完全一致」とし、無線通信装置11の取得した情報が半数以上一致したときは照合結果を「ほぼ一致」などとしてもよい。
照合結果出力部13は、照合結果を出力する。出力する方式は、特に限られるものではない。例えば、電気信号、音声、画像などでもよい。また、照合結果出力部13からの出力を、図示されていない内部または外部のシステムへの入力信号として用いてもよい。
次に、第4の実施形態に係る処理の流れを、フローチャートを用いて説明する。図6は、第4の実施形態に係る概略処理のフローチャートである。なお、これから説明する全てのフローチャートは一例であって、特に限定されるものではない。例えば、処理の順番の前後を入れ替え可能であれば、入れ替えてもよい。
各無線通信装置11がタグ読み取り処理を行う(S501)。タグ読み取り処理は、これまでの実施形態にて説明したメッセージシーケンスチャートと同様である。各無線通信装置11がタグ読み取り処理を行った後は、各無線通信装置11が読み取りデータを照合部12に送る(S502)。照合部12が各読み取りデータを照合し、照合結果を生成する(S503)。照合結果は照合結果出力部13に送られ、照合結果出力部13が、予め定められた方式にて、照合結果に応じた出力を行う(S504)。以上が、第4の実施形態に係る概略処理のフローチャートである。
以上のように、第4の実施形態によれば、各無線通信装置11が読み取ったデータを照合させることにより、所望のデータの正確性を向上させることができる。
また、上記に説明した実施形態における各処理は、ソフトウェア(プログラム)によって実現することが可能である。よって、上記に説明した実施形態における無線通信装置11と照合装置1は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用い、コンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することが可能である。
図7に本発明の一実施形態に係る無線通信装置11または照合装置1のハードウェア構成例を示す。
無線通信装置11または照合装置1は、プロセッサ31、主記憶装置32、補助記憶装置33、ネットワークインタフェース34、デバイスインタフェース35、アンテナ36、入力装置37、出力装置38を備え、これらがバス39を介して接続された、コンピュータ装置3として実現できる。
プロセッサ31が、補助記憶装置33からプログラムを読み出して、主記憶装置32に展開して、実行することで、命令部112と照合部12の機能を実現することができる。
なお、プロセッサ31は、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理回路(PLD)などを指してもよい。
本実施形態の無線通信装置11は、当該無線通信装置11上で実行されるプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、プログラムをCD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して配布して、コンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。
ネットワークインタフェース34は、アンテナ36などを介して、ネットワークに接続するためのインタフェースである。通信部111とアンテナ部113の機能は、このネットワークインタフェースにて実現できる。
また、デバイスインタフェース35は、外部記憶媒体4などの機器と接続するインタフェースである。また、デバイスインタフェース35を介して、各無線通信装置11と接続されてもよい。照合結果出力部13の出力先は、外部記憶媒体4などでもよい。
外部記憶媒体(外部装置)4は、HDD、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−R等の任意の記録媒体でよいし、NAS等の任意の記憶装置でも良い。
入力装置37は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイス備え、出力装置38は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等の表示ディスプレイからなる。出力装置は、照合結果出力部13の機能を実現する。入力装置37からの操作信号はプロセッサ31に出力される。入力装置37または出力装置38は、外部からデバイスインタフェース35に接続されてもよい。
主記憶装置32は、プロセッサ31が実行する命令、および各種データ等を一時的に記憶するメモリ装置であり、DRAM等の揮発性メモリでも、MRAM等の不揮発性メモリでもよい。補助記憶装置33は、プログラムやデータ等を永続的に記憶する記憶装置であり、例えば、HDDまたはSSD等がある。通信に用いられるデータは、主記憶装置32、補助記憶装置33または外部記憶媒体4に格納されてもよい。
上記に、本発明の一実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 照合装置
11 無線通信装置
111(111A、111B) 通信部(通信回路)
112(112A、112B) 命令部(命令回路)
113(113A、113B) アンテナ部
12 照合部
13 照合結果出力部
2 RFIDタグ
3 コンピュータ装置
31 プロセッサ
32 主記憶装置
33 補助記憶装置
34 ネットワークインタフェース
35 デバイスインタフェース
36 アンテナ
37 バス
4 外部記憶媒体(外部装置)

Claims (9)

  1. RFIDタグと無線通信を行う通信部と、
    前記RFIDタグへの応答要求に対する前記RFIDタグの応答結果に基づき、他のタグ読み取り装置に対し、前記RFIDタグとの無線通信の停止命令を与える命令部と、
    を備えるタグ読み取り装置。
  2. 前記命令部は、前記通信部が前記RFIDタグから所望のデータを取得した場合に、前記RFIDタグに対しては、前記他のタグ読み取り装置との無線通信を受け付ける命令を与え、前記所定の無線通信装置に対しては、前記RFIDタグとの無線通信の再開命令を与える
    請求項1に記載のタグ読み取り装置。
  3. 前記命令部は、前記通信部が前記RFIDタグから前記所望のデータを所定の回数取得した場合に、前記他のタグ読み取り装置に対し、前記再開命令を与える
    請求項2に記載のタグ読み取り装置。
  4. 前記通信部は、前記命令部が前記他のタグ読み取り装置から前記停止命令を取得した場合に、前記RFIDタグとの無線通信を停止する
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載のタグ読み取り装置。
  5. 前記通信部は、前記命令部が前記他のタグ読み取り装置から前記再開命令を取得した場合に、前記RFIDタグとの無線通信を再開する
    請求項4に記載のタグ読み取り装置。
  6. 前記通信部は、前記命令部が前記他のタグ読み取り装置から前記停止命令を取得してから所定の時間を経過した場合は、前記RFIDタグとの無線通信を再開する
    請求項4または5に記載のタグ読み取り装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の第1のタグ読み取り装置と、
    請求項4ないし6のいずれか一項に記載の第2のタグ読み取り装置と、
    前記第1のタグ読み取り装置が前記RFIDタグから取得した所望のデータと、前記第2のタグ読み取り装置が前記RFIDタグから取得した所望のデータとが一致しているかを照合する照合部と、
    を備えた照合装置。
  8. RFIDタグへの応答要求に対する前記RFIDタグの応答結果に基づき、他のタグ読み取り装置に対し、前記RFIDタグとの無線通信の停止命令を与える命令ステップと、
    前記RFIDタグからデータを読み取るデータ読み取りステップと、
    をコンピュータが実行するタグ読み取り方法。
  9. RFIDタグへの応答要求に対する前記RFIDタグの応答結果に基づき、他のタグ読み取り装置に対し、前記RFIDタグとの無線通信の停止命令を与える命令ステップと、
    前記RFIDタグからデータを読み取るデータ読み取りステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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