JP2017167693A - 顔認証装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】顔画像を美化する場合に較べて、自分自身の顔を見なければならないことへの抵抗感を緩和することができる顔認証装置を提供する。【解決手段】利用者の顔を撮影して顔画像を得る撮影部201と、上記撮影部で得られた顔画像と、予め記憶されている顔画像とを照合して顔認証を行う認証部203と、上記撮影部で得られた顔画像に対し、顔の特徴部分の視認性を低下させる加工を施す加工部205と、上記加工部によって加工された顔画像を、顔の撮影位置を確認するために表示する表示部206と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、顔認証装置に関する。
従来、利用者の顔を撮影した顔画像で利用者の認証を行う顔認証装置が知られている。
このような顔認証装置においては、顔画像の撮影位置を利用者が確認するために、カメラに写っている画像をモニタ画面に表示している。このように表示される自分の顔を見ることを嫌う利用者もいるため、表示する顔画像にメークアップを施して抵抗感を低減させることが考えられる。
例えば特許文献1には、動画像に含まれるユーザの顔をメイクアップできるメイクアップシミュレーション装置が提案されている。
特許第5261586号公報
しかしながら、顔認証装置の普及が広がり、例えばプリンタや複合機などにも搭載されるようになると、そのようなプリンタなどの利用のためだけに自分自身の顔を見なければならないこと自体に抵抗感を有する利用者も増えており、顔画像にメークアップなどを施して美化してもこのような抵抗感は改善されない。
本発明は、顔認証のために撮影された顔画像を表示する構成に較べて顔画像が表示されることによる利用者の抵抗感を緩和することを目的とする。
請求項1に係る顔認証装置は、
利用者の顔を撮影して顔画像を得る撮影部と、
上記撮影部で得られた顔画像と、予め記憶されている顔画像とを照合して顔認証を行う認証部と、
上記撮影部で得られた顔画像に対し、顔の特徴部分の視認性を低下させる加工を施す加工部と、
上記加工部によって加工された顔画像を、顔の撮影位置を確認するために表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る顔認証装置は、
上記加工部が、顔の特徴部分の位置を示す画像でその特徴部分を隠す加工を施すものであることを特徴とする。
請求項3に係る顔認証装置は、
上記加工部が、視認性を低下させる加工を上記顔画像中の顔全体に施すものであることを特徴とする。
請求項4に係る顔認証装置は、
上記加工部が、顔の特徴部分のうち、少なくとも目、鼻、口、および輪郭については位置が分かるように加工を施すものであることを特徴とする。
請求項5に係る顔認証装置は、
上記加工部が、顔の特徴部分の視認性を低下させるとともに顔の輪郭については強調する加工を施すものであることを特徴とする。
請求項6に係る顔認証装置は、
上記表示部が、上記認証部によって認証が失敗した場合に、認証を助ける情報を表示するものであることを特徴とする。
請求項7に係る顔認証装置は、
上記表示部が、上記情報として、認証が失敗した理由を表示するものであることを特徴とする。
請求項8に係る顔認証装置は、
上記表示部が、上記情報として、上記加工部による加工が低減された新たな顔画像を表示するものであることを特徴とする。
請求項1に係る顔認証装置によれば、顔画像を美化する場合に較べて上記抵抗感を緩和することができる。
請求項2に係る顔認証装置によれば、特徴部分の位置が分からない場合に較べて撮影位置の確認が容易である。
請求項3に係る顔認証装置によれば、加工を顔の一部に施す場合に較べて上記抵抗感をより改善することができる。
請求項4に係る顔認証装置によれば、目、鼻、口、および輪郭の位置が分からない場合に較べて撮影位置の確認が容易である。
請求項5に係る顔認証装置によれば、顔の輪郭を強調しない場合に較べて撮影位置の確認が容易である。
請求項6に係る顔認証装置によれば、上記情報を表示しない場合に較べて認証が成功しやすい。
請求項7に係る顔認証装置によれば、理由を表示しない場合に較べて認証が成功しやすい。
請求項8に係る顔認証装置によれば、加工が低減されない場合に較べて認証が成功しやすい。
本発明の顔認証装置の一実施形態が搭載された複合機の外観図である。 図1に示す複合機のハードウェア構成を概念的に示した構成図である。 本発明の顔認証装置の一実施形態としての機能構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態における顔認証装置の動作手順を示すフローチャートである。 撮影部(カメラ)の動作モードがスルーモードである場合に表示部に表示される画像の例を示す図である。 撮影部(カメラ)の動作モードが画像加工モードである場合に表示部に表示される画像の例を示す図である。 顔画像加工度が減算された場合に表示部に表示される画像の例を示す図である。 顔画像加工度が更に減算された場合に表示部に表示される画像の例を示す図である。 顔画像加工度が減算された場合の別の表示例を示す図である。 特徴部分の位置を示した画像の表示例を示す図である。 第2実施形態における顔認証装置の動作手順を示すフローチャートである。 第3実施形態における顔認証装置の動作手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、以下図面を参照して説明する。
図1は、本発明の顔認証装置の一実施形態が搭載された複合機の外観図である。
図1に示す複合機100は、プリンタ、コピー機、スキャナ、ファクシミリとしての機能を有している。
複合機100は、外観上、本体部101の上部に読取部102が載った構造を有する。読取部102は原稿の画像を読み取るものである。
また、複合機100の上部の正面側に操作部103および表示部104が配備されていて、複合機100の利用者はこの操作部103を、複合機100の正面側に立って操作する。
操作部103は、利用者が複合機100に動作などを指示するために操作するものであり、表示部104は、複合機100の動作状態や複合機100に対する操作内容などを表示するものである。
複合機100には、本発明の顔認証装置の一実施形態が搭載されている。そして、顔認証に用いられる顔画像を撮影で得るため、複合機100には撮影部(カメラ)105も備えられている。この撮影部(カメラ)105によって得られた顔画像は、利用者が撮影位置を確認するなどの目的で表示部104に表示される。
図2は、図1に示す複合機100のハードウェア構成を概念的に示した構成図である。
複合機100には、図1にも示した読取部102、操作部103、表示部104、撮影部105、が備えられているとともに、上述した本体部101内には、画像形成部106、制御部107、通信部108も備えられている。
画像形成部106は、例えば電子写真方式などで用紙上に画像を形成するものであり、通信部108は、パーソナルコンピュータなどの外部機器からプリント用の画像データ等を得るものである。制御部107は、複合機100全体の動作制御を担うものであって、例えばCPUなどの演算素子やROMなどの記憶手段やタイマなどを備えたいわゆるボードコンピュータである。
複合機100の構成要素のうち、表示部104と撮影部105と制御部107によって、本発明の顔認証装置の一実施形態としての機能が実現されている。
図3は、本発明の顔認証装置の一実施形態としての機能構成を示す機能ブロック図である。
機能としての顔認証装置200は、撮影部201、分析部202、認証部203、記憶部204、加工部205、表示部206を備えている。顔認証装置200における撮影部201および表示部206は、ハードウェアとしては、図1および図2に示す撮影部105および表示部104がそれぞれ担っている。また、顔認証装置200における分析部202、認証部203、記憶部204、および加工部205は、ハードウェアとしては、図2に示す制御部107が担っている。
撮影部201は、撮影範囲である複合機100周辺の映像を常時撮影するものである。この撮影により、複合機100の利用者については、複合機100に接近中の様子を示す画像や、接近後の顔の画像などが得られる。
分析部202は、撮影部201によって撮影された画像を分析して、画像中の人物や顔等を検出するものである。分析方法については、従来知られた任意の分析方法が採用され得るので、ここでは詳細説明は省略する。但し、顔の検知に関しては、顔を構成する目、鼻、口などの部品を検出することで顔と判断しており、設定の変更によって検出精度が変更されるものとする。すなわち、設定が厳しいと、顔でないものを顔と判断する誤検知は減るが、本当に顔であるのに顔でないと判断する検知漏れが増える。一方、設定が緩いと、誤検知は増えるが検知漏れは減る。
認証部203は、分析部202によって検出された顔の画像を認証用の顔画像と照合することで利用者を認証するものである。
記憶部204は、認証用の顔画像を予め記憶するものである。
加工部205は、撮影部201によって撮影された画像を表示用に加工するものである。加工部205による加工の詳細については後述する。
表示部206は、撮影部201によって撮影された画像や加工部205によって加工された画像を表示するものである。撮影部201は動作モードとしてスルーモードと画像加工モードとを有し、スルーモードでは表示部206が、撮影部201によって撮影された画像をそのまま表示し、画像加工モードでは表示部206が、加工部205によって加工された画像を表示する。表示部206は、画像の表示以外にも、顔認証に必要な情報を表示する。表示部206によって表示される内容の詳細についても後述する。
以下、顔認証装置200の動作についてフローチャートと図3を参照しながら説明する。
図4は、顔認証装置200の動作手順を示すフローチャートである。
図4に示す顔認証装置200としての動作は、複合機100の電源が投入されると、複合機100の電源が落とされるまで繰り返し実行される。
顔認証装置200としての動作が開始されると、まず、初期設定で、撮影部(カメラ)201の動作モードがスルーモードに設定され、認証の失敗回数は値「0」にリセットされ、顔画像加工度は値「10」に設定される(ステップS101)。
次に、撮影部(カメラ)201による撮影で得られた撮影画像中に顔らしいものが写ったか否かが判定される(ステップS102)。この判定に際して分析部202は、顔の検出を緩めの設定で実行する。このような緩めの設定による検知でも顔が検知されない場合(ステップS102;N)は動作手順がステップS101に戻る。
緩めの設定による検知で分析部202が顔を検知した場合(ステップS102;Y)は、撮影部(カメラ)201の動作モードが画像加工モードに設定される(ステップS103)。この結果、表示部206には、加工部205によって加工された画像が表示される。
ここで、表示部206に表示される画像について説明する。
図5は、撮影部(カメラ)201の動作モードがスルーモードである場合に表示部206に表示される画像の例を示す図である。
スルーモードの場合、撮影部(カメラ)201の撮影で得られた撮影画像300がそのまま表示部206に表示される。この撮影画像300中には、利用者の人物画像310が写っている場合もあるし、その人物画像310の一部には顔画像320が含まれている場合もある。顔画像320は、目321や鼻322や口323や耳324や眉325や輪郭326などといった構成部品(パーツ)で成り立っている。これらの構成部品は、顔画像320が誰の顔であるかを示しており、顔の特徴部分とも称される。スルーモードで顔画像320が表示されるとこれらの構成部品もそのまま表示されることになるので、利用者に抵抗感を覚えさせることとなる。
一方で、撮影画像300中には、認証用の顔画像を得るために適した撮影位置330が存在し、顔画像320がこの撮影位置330に対して適切に位置合わせされると認証が成功しやすい。
そこで、利用者の上記抵抗感を減らすとともに、顔画像320の位置合わせを容易にするため、本実施形態では画像加工モードによる表示が行われる。
図6は、撮影部(カメラ)201の動作モードが画像加工モードである場合に表示部206に表示される画像の例を示す図である。
図6には、顔画像加工度が「10」である場合の表示例が示されている。本実施形態では、値「10」が顔画像加工度の最大値であり、撮影画像300中で分析部202が顔画像320として検知した部分は、加工部205による加工によって暗く塗りつぶされた状態となる。この結果、目や鼻や口などは形も位置も分からない状態となり、顔画像320から個人を特定する上記特徴部分の殆どが不可視となっている。これにより、利用者は、自分の顔が写っているという認識が低く、利用者が覚える上記抵抗感は緩和される。
一方で、輪郭326については、加工部205により背景301との境界部分302が明るく加工されることで強調されている。輪郭326の強調は、例えば特許第4552018号などに開示の公知技術を適宜採用することで実現されるのでここでは詳細説明は省略する。このように輪郭326が強調された画像を利用者が参照することで、利用者は、顔画像320を上述した撮影位置330に対して位置合わせすることが容易となる。但し、目や鼻や口などの位置が分からないので顔の向きも含めた位置合わせは難しい場合がある。
図4に示すステップS103で撮影部(カメラ)201の動作モードが画像加工モードに設定されると表示部206にはこのように加工された顔画像320を含んだ撮影画像300が表示されることになる。
顔認証装置200の動作手順としては、次に、撮影画像中の顔らしいものについて、顔と判断できたか否かが判定される(ステップS104)。この判定に際して分析部202は、顔の検出を厳しい設定で実行する。
このような厳しい設定で分析部202が顔と判断した場合(ステップS104;Y)は、認証部203がその顔を、記憶部204に記憶(登録)されている顔と照合して認証を行う(ステップS105)。そして、撮影画像中の顔が、記憶部204に記憶(登録)されている顔に一致するか否かが、認証部203による認証で判定される(ステップS106)。一般に、記憶部204には複数の利用者の顔が記憶(登録)されており、撮影画像中の顔が、登録されている顔のいずれかと一致した場合には認証が成功した(ステップS106;Y)ことになる。その後、撮影部(カメラ)201の動作モードがスルーモードに設定され、認証の失敗回数は値「0」にリセットされ、顔画像加工度も値「0」にリセットされて(ステップS107)、顔認証装置200としての動作手順は終了する。
認証が成功して顔認証装置200としての動作手順が終了した場合には、図1に示す複合機100は、認証された利用者に応じた操作を受け付けることになる。例えば、その利用者自身が外部装置から送った画像データに基づいたプリントの実行指示などが受け付けられることになるが、詳細説明は省略する。
上述したステップS106における判定で、撮影画像中の顔が記憶(登録)されている顔のいずれとも一致しないと判定された場合(ステップS106;N)は、顔認証エラーの通知が表示部206によって表示される(ステップS108)。その後、認証の失敗回数が10回未満である場合(ステップS110;Y)は、失敗回数が1加算される(ステップS111)とともに、顔画像加工度が1減算され(ステップS112)て、ステップS102に動作手順が戻り、上述した動作が繰り返される。
上述したステップS104における判定で、顔とは判断できないと判定された場合(ステップS104;N)も、顔検知失敗の通知が表示部206によって表示され(ステップS109)、その後、認証の失敗回数が10回未満である場合(ステップS110;Y)は、失敗回数が1加算される(ステップS111)とともに、顔画像加工度が1減算され(ステップS112)て、ステップS102に動作手順が戻り、上述した動作が繰り返される。
このように動作が繰り返された結果として認証の失敗が続くと、失敗回数が次第に増えるとともに顔画像加工度が次第に減っていくことになる。
ここで、顔画像加工度が減算された場合に表示部206に表示される画像について説明する。
図7は、顔画像加工度が減算された場合に表示部206に表示される画像の例を示す図である。
図7には、顔画像加工度が「10」から例えば「7」などに減った場合の表示例が示されている。
図7に示す例でも、図6と同様に、撮影画像300中の顔画像320部分が暗く塗りつぶされているが、塗りつぶしの範囲は、図7の顔画像320の方が図6の顔画像320よりも狭くなっている。つまり、この例では、顔画像加工度が減ると加工部205は、顔画像320における塗りつぶし範囲を減らす。このように塗りつぶし範囲が減ることで顔の視認性が増しているが、図7に示す例では図6と同様に特徴部分の殆どが不可視となっているので、自分の顔を見ることによる利用者の抵抗感は低い。一方で、塗りつぶし範囲が減ることで顔の視認性が増したので、撮影位置330に対する顔画像320の位置合わせが更に容易となっている。
図8は、顔画像加工度が更に減算された場合に表示部206に表示される画像の例を示す図である。
図8には、顔画像加工度が例えば「7」から例えば「4」などに減った場合の表示例が示されている。
図8に示す例では、顔画像320中の特徴部分のうち、目321、鼻322、口323、耳324が、加工部205による加工によって、丸い画像340で隠されている。このように画像340で隠されていることで目321、鼻322、口323、耳324については不可視となっているので個人は特定されず、自分の顔を見ることによる利用者の抵抗感は充分に低い。
一方、目321、鼻322、口323、耳324を隠している画像340の位置によりそれら特徴部分の位置は確認される。また、輪郭326については未加工の状態であるため形も位置も視認される。このため、撮影位置330に対する顔画像320の位置合わせが、顔の向きなども含めて適切に行われることになる。
図8では一例として、目321、鼻322、口323、耳324、および輪郭326の位置が分かるような加工が顔画像320に施されているが、少なくとも目321、鼻322、口323、および輪郭326の位置が分かるような加工であると、顔の向きなども含めた顔画像320の位置合わせに有効である。
このように、図6〜図8に示す例では、認証の失敗回数が増えて顔画像加工度が減るにつれて顔画像320中の隠された範囲が減るが、本発明にいう加工部は、別の方式で顔画像320の加工を低減するものであってもよい。
図9は、顔画像加工度が減算された場合の別の表示例を示す図である。
図9に示す例では、顔画像加工度が減るにつれて、撮影画像300中の顔画像320部分を塗りつぶす濃さが減る。この結果、認証の失敗回数が増えて顔画像加工度が減るにつれて顔画像320中の目321、鼻322、口323、耳324などの視認性が次第に増す。
更に別の例としては、顔画像320部分を塗りつぶす濃さはそのままで、顔画像加工度が減るにつれて顔画像320中の目321、鼻322、口323、耳324などを次第にハッキリとネガ表示するものであってもよい。ネガ表示された特徴部分は、人間にとっては個人認識が難しいので、特徴部分がネガ表示された顔画像320は、自分の顔を見ることによる抵抗感を利用者に与えにくい。
更にまた別の例としては、顔画像320部分を塗りつぶす濃さはそのままで、特徴部分の位置だけを示した画像を表示してもよい。
図10は、特徴部分の位置を示した画像の表示例を示す図である。
図10に示す例では、撮影画像300中の顔画像320部分は暗く塗りつぶされているので目321、鼻322、口323、耳324などは不可視となっている。そして、目321、鼻322、口323、耳324の位置には、それらの位置を表した丸い画像350が表示されている。このような表示によっても、撮影位置330に対する顔画像320の位置合わせが、顔の向きなども含めて適切に行われる。
図4に示す顔認証装置200の動作では、認証の失敗回数が10回未満である間(ステップS110;Y)は、上述したように顔画像加工度が減算されることで、顔の位置合わせのために必要な情報(即ち特徴部分の位置など)が利用者に提供されることになる。一方、認証の失敗回数が10回に達した場合には(ステップS110;N)、特徴部分の位置情報などでは利用者が正しい位置合わせを行うのに情報不足であると考えられる。このため、図4に示す例では、認証を成功させる(即ち顔認証装置200に正しく顔を検知させる)ためのヒントが表示部206に表示される(ステップS113)。このときのヒントとして、本実施形態では、検知に失敗している画像部品の情報に基づいたヒントを採用しているものとする。即ち、目が検知されない場合には「前髪を上げましょう」とか「眼鏡を掛けてませんか?」といった文言が表示され、口が検知されない場合には「マスクは外してください」などの文言が表示される。利用者は、このように表示されるヒントによって顔の正しい位置合わせを行うことになるので、認証が成功する確率が向上する。
以上で第1実施形態についての説明を終了し、次に、図4のフローチャートが示す動作手順とは異なる動作手順を行う第2実施形態について説明する。
図11は、第2実施形態における顔認証装置200の動作手順を示すフローチャートである。
図11のフローチャートに含まれる各ステップのうち、図4のフローチャートにおけるステップと同等のステップについては同一の符号を付して重複説明を省略する。
図11のフローチャートが示す動作手順の場合、ステップS101における初期設定の前に人検知状態が「未検知」に設定される(ステップS201)。そして、初期設定の後、撮影部(カメラ)201による撮影で得られた撮影画像から分析部202により人物らしいものの接近が検知されたか否かが判定される(ステップS202)。
人物の接近が検知されない間(ステップS202;N)は、人検知状態が「未検知」に設定されて(ステップS203)、ステップS101における初期設定に動作手順が戻る。一方、人物の接近が検知された場合(ステップS202;Y)にはステップS102に進み、撮影画像中に顔らしいものが写ったか否かが判定される。そして、顔らしいものが分析部202で検知された場合(ステップS102;Y)は、撮影部(カメラ)201の動作モードが画像加工モードに設定されるとともに、人検知状態が「検知中」に設定される。人検知状態が「検知中」の間は、図4のフローチャートが示す動作と同様に、加工部205による顔画像の加工や表示部206による画像表示や認証部203による認証が実行される。
このように、第2実施形態では、人物の接近が検知されないうちは加工部205による顔画像の加工が行われないので、撮影部(カメラ)105を例えば監視カメラなどにも兼用しているような場合であっても制御部107における過剰負荷は回避される。
次に、図4のフローチャートが示す動作手順とは異なる動作手順を行う第3実施形態について説明する。
図12は、第3実施形態における顔認証装置200の動作手順を示すフローチャートである。
図12のフローチャートについても、各ステップのうち図4のフローチャートにおけるステップと同等のステップについては同一の符号を付して重複説明を省略する。
第3実施形態の場合、初期設定が行われ(ステップS101)、撮影画像中に顔らしいものが検出され(ステップS102)、撮影部(カメラ)201の動作モードがスルーモードから画像加工モードに変更されると(ステップS103)、タイマが開始される(ステップS301)。そして、タイマが一定時間を経過(タイムアップ)する(ステップS302;Y)と、ステップS101の初期設定に動作が戻る。
タイムアップに達していない場合(ステップS302;N)には、顔画像加工度が1減算され(ステップS303)、以下、図4のフローチャートが示す動作と同様に、加工部205による顔画像の加工や表示部206による画像表示や認証部203による認証が実行される。
このような第3実施形態では、例えば利用者が認証に成功しないまま複合機100の前から立ち去ってしまったような場合には、タイマのタイムアップ(ステップS302;Y)により顔認証装置200の動作が初期状態に復帰する。この結果、利用者の立ち去り後に別の利用者が複合機100を利用するような場合でも、顔画像加工度が減った状態(即ち顔の視認性が高い状態)で顔画像が表示されてしまうという事態が回避される。
100……複合機、101……本体部、 102……読取部、 103……操作部、104……表示部、105……撮影部(カメラ)、106……画像形成部、107……制御部、108……通信部、200……顔認証装置、201……撮影部、202……分析部、203……認証部、204……記憶部、205……加工部、206……表示部、300……撮影画像、310……人物画像、320……顔画像、321……目、322……鼻、323……口、324……耳、325……眉、326……輪郭、

Claims (8)

  1. 利用者の顔を撮影して顔画像を得る撮影部と、
    前記撮影部で得られた顔画像と、予め記憶されている顔画像とを照合して顔認証を行う認証部と、
    前記撮影部で得られた顔画像に対し、顔の特徴部分の視認性を低下させる加工を施す加工部と、
    前記加工部によって加工された顔画像を、顔の撮影位置を確認するために表示する表示部と、
    を備えたことを特徴とする顔認証装置。
  2. 前記加工部が、顔の特徴部分の位置を示す画像で該特徴部分を隠す加工を施すものであることを特徴とする請求項1記載の顔認証装置。
  3. 前記加工部が、視認性を低下させる加工を前記顔画像中の顔全体に施すものであることを特徴とする請求項1記載の顔認証装置。
  4. 前記加工部が、顔の特徴部分のうち、少なくとも目、鼻、口、および輪郭については位置が分かるように加工を施すものであることを特徴とする請求項1記載の顔認証装置。
  5. 前記加工部が、顔の特徴部分の視認性を低下させるとともに顔の輪郭については強調する加工を施すものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の顔認証装置。
  6. 前記表示部が、前記認証部によって認証が失敗した場合に、認証を助ける情報を表示するものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の顔認証装置。
  7. 前記表示部が、前記情報として、認証が失敗した理由を表示するものであることを特徴とする請求項6記載の顔認証装置。
  8. 前記表示部が、前記情報として、前記加工部による加工が低減された新たな顔画像を表示するものであることを特徴とする請求項6記載の顔認証装置。
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