JP2017163897A - 除草器具及びトラクター用除草アタッチメント - Google Patents

除草器具及びトラクター用除草アタッチメント Download PDF

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勝茂 杉本
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Abstract

【課題】
除草効果が長期間にわたって持続する除草器具を提供する。
【解決手段】
除草器具130を、除草器具本体131と支持部材132を備えたものとし、その除草器具本体131を、地面の土を上側から押さえるための押さえ板部131aと、地面の表層付近の土を雑草とともに削り取る第一刃部131bと、除草器具130の牽引方向に平行な溝を地面に掘る第二刃部131cと、第一刃部131bが削り取った土を雑草とともに除草器具本体130の後端側に寄せ集めて前記溝に埋め戻す左右一対の寄せ板部131dによって構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、田畑等の除草を行うための除草器具と、この除草器具を使用したトラクター用除草アタッチメントに関する。
近年、農薬を使用しない有機栽培により生産される農作物に対する需要は、供給を上回っており、有機栽培による農作物の生産量の増大が望まれているが、その生産量は、期待される程は増大していない。その主な原因の一つとして、有機栽培では、除草剤を使用しないことから、田畑に草が生えやすく、除草作業の労力が大幅に増大することが指摘されている。
例えば、有機栽培を行う水田では、「コナギ」と呼ばれる雑草が生えやすい。このコナギは、水田に影を生じさせたり、土壌中の窒素を吸収したりすることで、稲に生育不良を生じさせるため、有機栽培を行う水田では、コナギ対策が重要となっている。しかし、コナギの繁殖力は非常に強く、頻繁に除草しないとコナギの繁殖を抑えることができないため、その労力が稲作農家の大きな負担となっている。
ところで、水田等の田畑の除草を行う除草器具としては、これまでに各種のものが提案されている。例えば、特許文献1には、刷毛体(ブラシ)で畦面を均しながら作物の根際の除草を行うようにした根際除草具が記載されている。また、非特許文献1には、簾状に垂れ下げた多数本のチェーンを引きずりながら移動させることによって、水田の除草を行うようにしたチェーン式除草機が記載されている。特許文献1や非特許文献1には、これらの根際除草具やチェーン式除草機をトラクターで牽引することについても記載されている。
特許文献1の根際除草具や、非特許文献1のチェーン式除草機は、一定の除草効果を奏すると考えられるものの、その除草効果は必ずしも十分ではなく、除草作業の回数を大幅に削減できるものではないと推測される。というのも、これらの根際除草具やチェーン式除草機では、これらを用いて除草を行ったとしても、雑草が地面の表層付近に残りやすく、その雑草がそのまま生長し続けたり、再発芽したりする虞があると考えられるからである。
実開昭62−016204号公報
兵庫県立農林水産技術総合センターWebページ、"チェーン式除草機による水田雑草除草の実演公開"、[online]、[平成28年3月14日検索]、インターネット<URL: http://hyogo-nourinsuisangc.jp/13-topics/13d-press/23/may_5.html >
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、除草を行った場所における地面の表層付近に雑草が残りにくくすることで、雑草の生長や再発芽を抑制し、除草効果が長期間にわたって持続する除草器具を提供することを目的とする。また、本発明の除草器具を使用したトラクター用除草アタッチメントを提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
地面上を牽引され、土を掘り起こすことによって除草を行う除草器具であって、
除草器具本体と、
除草器具本体を支持するための支持部材と
を備え、
除草器具本体が、
地面の土を上側から押さえるための押さえ板部と、
押さえ板部の前端部から下向きに設けられ、地面の表層付近の土を雑草とともに削り取る第一刃部と、
押さえ板部における第一刃部よりも後側の部分から下向きに突出した状態で設けられ、除草器具の牽引方向に平行な溝を地面に掘る第二刃部と、
押さえ板部の左縁部及び右縁部から下向きに突出した状態で設けられ、第一刃部が削り取った土を雑草とともに除草器具本体の後端側に寄せ集めて前記溝に埋め戻す左右一対の寄せ板部と
を備えたことを特徴とする除草器具
を提供することによって解決される。
ここで、「押さえ板部の前端部」における「前」という語句や、「除草器具本体の後端側」における「後」という語句は、除草器具を牽引する方向を基準にしている。すなわち、除草器具を牽引する側(除草器具が進行する向き)を「前」とし、その逆側を「後」としている。また、「押さえ板部の左縁部及び右縁部」における「左」や「右」は、それぞれ、除草器具を後方から見た場合における水平方向「左」側と水平方向「右」側を意味している。「前」及び「後」並びに「左」及び「右」という語句が、上述した方向を指すことは、他の記載においても同様である。ただし、「前記」や「後述」等、「前」や「後」を含む語句であっても、空間的な位置関係を示すものでない語句については、この限りではない。
本発明の除草器具では、第一刃部によって土とともに削り取られた雑草を、左右一対の寄せ板部で寄せ集め、第二刃部によって掘った溝に埋め戻すことができるようになっている。このため、地面の表層付近から削り取られた雑草は、地面における深い位置に埋設されるようになっている。したがって、雑草がそのまま生長し続けることや、雑草が再発芽することを困難にし、除草効果を長期間にわたって持続させることが可能となっている。
雑草を埋設するための溝を掘る第二刃部は、そのような機能を発揮できるのであれば、その具体的な形態を特に限定されない。しかし、第二刃部の前端部は、平面視三角状に形成することが好ましい。土から抵抗力を受けやすい第二刃部の前端部を、先細り状に形成することにより、第二刃部が土から受ける抵抗力を削減することが可能になる。また、第二刃部の底部は、前面視三角状に形成することが好ましい。これにより、第二刃部が土から受ける抵抗力の増大を抑えながらも、地面に深い溝を掘ることが可能になる。したがって、第一刃部によって削り取られた雑草を、さらに深い場所に埋設することもできるようになり、除草効果をさらに増大させることが可能になる。
本発明の除臓器具においては、除草器具本体を、押さえ板部の前端部から上向きに設けられ、土の抵抗力をその前面で受けて、除草器具本体が地中に潜り込まないようにするための潜り込み防止板部をさらに備えたものとすることも好ましい。除草器具を牽引する際に除草器具本体が地中に潜り込んでしまうと、第一刃部や第二刃部が機能を発揮しにくくなるところ、潜り込み防止板部を設けることにより、第一刃部や第二刃部が機能を安定して発揮することが可能になる。
また、上記課題は、トラクターに取り付けて使用するためのトラクター用除草アタッチメントであって、それにおける田畑の条間に配される箇所に、上述した本発明の除草器具を設けたトラクター用除草アタッチメントを提供することによっても解決される。ここで、「トラクター」という語句は、車輪やキャタピラー等を備えた自走式の農業機械の全般を指すものとして用いている。すなわち、「トラクター」という語句は、狭義には、特定の目的に特化した農業機械(例えば、田植機や管理機等)を除外した汎用の自走式の農業機械のみを指すこともあるが、本明細書においては、田植え機や管理機等の特定の目的に特化した農業機械も、「トラクター」の概念に含めている。
以上のように、本発明によって、除草を行った場所における地面の表層付近に雑草が残りにくくすることで、雑草の生長や再発芽を抑制し、除草効果が長期間にわたって持続する除草器具を提供することが可能になる。また、本発明の除草器具を使用したトラクター用除草アタッチメントを提供することも可能になる。
本発明のトラクター用除草アタッチメントを用いて水田の除草を行っている様子を上方から見た状態を示した図である。 本発明のトラクター用除草アタッチメントを用いて水田の除草を行っている様子を側方から見た状態を示した図である。 本発明の除草器具を示した斜視図である。 本発明の除草器具を上方から見た状態を示した図である。 本発明の除草器具を下方から見た状態を示した図である。 本発明の除草器具を後方から見た状態を示した図である。 本発明の除草器具を側方から見た状態を示した図である。
本発明のトラクター用除草アタッチメント及び除草器具について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明のトラクター用除草アタッチメント100を用いて水田の除草を行っている様子を上方から見た状態を示した図である。図2は、本発明のトラクター用除草アタッチメント100を用いて水田の除草を行っている様子を側方から見た状態を示した図である。以下においては、説明の便宜上、水田の除草を行う場合を例に挙げて説明するが、本発明のトラクター用除草アタッチメント及び除草器具は、水田以外の畑においても使用することができる。
1.トラクター用除草アタッチメント
本実施態様において、トラクター用除草アタッチメント100は、図1及び図2に示すように、トラクター200の後部に取り付けて使用するためのものとなっており、矢印Aの向きに前進するトラクター200に牽引されることによって、水田の除草を行うものとなっている。本実施態様では、トラクター200として田植機を用いており、田植機における昇降台210に標準装備された田植ユニット(図示省略)を取り外し、この田植ユニットを取り外した箇所に、トラクター用除草アタッチメント100を取り付けて使用するようにしている。ただし、本発明のトラクター用除草アタッチメント100は、田植機に取り付けて使用するものに限定されず、管理機や汎用トラクター等、他の自走式の農業機械に取り付けて使用するようにしてもよい。
トラクター用除草アタッチメント100は、後述する除草器具130を備えたものであれば特に限定されない。本実施態様においては、図1に示すように、基軸110と、支持アーム120と、除草器具130と、土寄せ器具140と、チェーン取付部材150と、チェーン160とによって、トラクター用除草アタッチメント100を構成している。基軸110は、左右方向に延びる棒状部材となっており、昇降台210に固定された軸受211に支持されている。支持アーム120は、その前端部を基軸110に支持されている。本実施態様においては、支持アーム120を複数本設けている(支持アーム121,122,123,124,125を参照)。除草器具130は、真ん中の支持アーム123の後端部と、最も左側の支持アーム121の後端部と、最も右側の支持アーム125の後端部とに、それぞれ取り付けられている。土寄せ器具140は、左から2番目の支持アーム122の後端部と、右から2番目の支持アーム124の後端部とに、それぞれ取り付けられている。チェーン取付部材150は、左右方向に延びるビーム状の部材となっており、支持アーム122の後端部と、支持アーム124の後端部とに、それぞれ取り付けられている。チェーン160は、チェーン取付部材150における、除草器具130と土寄せ器具140との隙間となる箇所に、複数本ずつ設けられている。それぞれのチェーン160は、その前端側がチェーン取付部材150に取り付けられ、その後端側がチェーン取付部材150から下側に垂れ下がるようになっている。
上述した各部材のうち、除草器具130は、トラクター用除草アタッチメント100における、水田の条間(前後方向に延びる複数本の苗300の列の隙間)となる箇所に配される。すなわち、除草器具130は、水田の条間に生えた雑草の除草を行うためのものとなっている。また、土寄せ器具140は、トラクター用除草アタッチメント100における、水田の条間となる箇所のうち、トラクター200の車輪220の後方となる箇所に配される。この土寄せ器具140は、その周囲の土を寄せ集めることによって、トラクター200の車輪220によって地面に形成された轍を埋めるためのものとなっている。ただし、この土寄せ器具140によっても、除草効果が奏されるようになっている。さらに、チェーン160は、トラクター用除草アタッチメント100における、水田の条(前後方向に延びる苗300の列)に重なる箇所に配される。チェーン160は、苗300の株間(前後方向に隣り合う苗300の隙間)に生えた雑草を引き抜くためのものとなっている。トラクター200が前進すると、チェーン160の後端側が水田の地面上を引きずられるため、チェーン160は、株間の雑草だけでなく苗300にも覆い被さるようになるが、チェーン160は、雑草を引き抜くことはできても、苗300を引き抜いたり、苗300にダメージを与えたりすることのない程度の重量を有するものが使用される。チェーン160を構成する鎖素子は、一般的な形態を有するものを用いてもよい。しかし、本実施態様においては、株間に生えた雑草のみを効率的に除草することができるようにするため、側面視形状がV字状になるように折れ曲がった鎖素子によってそれぞれのチェーン160を構成している。
既に述べた通り、本実施態様のトラクター用除草アタッチメント100は、トラクター200の昇降台210に取り付けて使用する。トラクター用除草アタッチメント100で除草を行う場合には、昇降台210を矢印B(図2)の向きに下降させ、除草器具130が地面400に接触するようにする。一方、トラクター用除草アタッチメント100で除草を行わない場合には、昇降台210を矢印C(図2)の向きに上昇させ、除草器具130が地面400に接触しないようにする。本実施態様においては、図2に示すように、支持アーム120は、第一リンク部材120aと第二リンク部材120bと第三リンク部材120cと第四リンク部材120dと第五リンク部材120eとで構成されたリンク機構を為している。このリンク機構によって、地面400の凹凸等に従って除草器具130を上下動させるとともに、除草器具130が上下動した際にチェーン取付部材150を地面400に対して平行に保つことが可能となっている。
以上のトラクター用除草アタッチメント100をトラクター200に取り付け、除草器具130やチェーン160を地面400に接触させた状態でトラクター200を前進させると、トラクター用除草アタッチメント100がトラクター200によって牽引される。このとき、除草器具130や土寄せ器具140によって、地面の土が雑草とともに削り取られて埋め戻され、条間の除草が行われる。除草器具130は、後述するように、土とともに削り取られた雑草を深い場所に埋設することができる特殊な構造を有しており、長期間にわたって除草効果が維持されるものとなっている。また、チェーン160によって株間の雑草が引き抜かれることによって、株間の除草が行われる。さらに、車輪220の轍が土寄せ器具140によって埋められる。
2.除草器具
続いて、上記のトラクター用除草アタッチメント100で使用した除草器具130について、より詳しく説明する。図3は、本発明の除草器具130を示した斜視図である。図4は、本発明の除草器具130を上方から見た状態を示した図である。図5は、本発明の除草器具130を下方から見た状態を示した図である。図6は、本発明の除草器具130を後方から見た状態を示した図である。図7は、本発明の除草器具130を側方から見た状態を示した図である。
本実施態様において、除草器具130は、図3に示すように、土を掘り起こすための除草器具本体131と、支持アーム120に対して除草器具本体131を連結して支持するための支持部材132とを備えたものとなっている。除草器具130の横幅W(図4)は、苗300の条間の幅W(図1)と同程度かやや狭く設定される。
2.1 支持部材
支持部材132は、その前端側を支持アーム120(図2)における第四リンク部材120dに固定されるロッド部132aと、ロッド部132aの後端部が固定される軸部132bと、軸部132bを回転可能な状態で支持する軸受部132cとで構成されている。軸受部132cは、除草器具本体131の前端部付近における上面側に固定されている。このため、除草器具本体131は、それが載置される地面400(図2)の起伏等に応じて、ロッド部132aに対して軸部132bの中心線Lを中心に回転することができる状態となっている。
2.2 除草器具本体
一方、除草器具本体131は、押さえ板部131aと、第一刃部131bと、第二刃部131cと、寄せ板部131dと、潜り込み防止板部131eとで構成されている。
2.2.1 押さえ板部
押さえ板部131aは、図7に示すように、地面400の土を上側から押さえ、後述する第一刃部131bが土とともに削り取った雑草が除草器具本体131の上方へ逃げないようにするためのものとなっている。押さえ板部131aの形状は、特に限定されないが、本実施態様においては、図4に示すように、平面視台形状となっており、前端側の左右幅が広く、後端側の左右幅が狭くなっている。上述した支持部材132における軸受部132cは、押さえ板部131aの前端部付近の上面に固定されている。
2.2.2 第一刃部
第一刃部131bは、地面400の表層付近の土を雑草とともに削り取るためのものとなっている。第一刃部131bは、押さえ板部131aの前端部付近から後方斜め下向きに設けられている。本実施態様においては、第一刃部131bを、除草器具130の前端部付近を横方向(x軸方向)に横切るように連続して設けており、第一刃部131bの横幅W(図5)は、除草器具130の横幅Wと同程度かやや狭く形成している。このため、除草器具130を横切る方向の略全区間にわたって、除草効果が得られるようになっている。加えて、第一刃部131bによって、除草器具本体131が地中に深く潜り込まないように、除草機本体131に揚力を生じさせることも可能となっている。除草器具130の横幅Wに対する第一刃部131bの横幅Wの比W/Wは、1以下であれば特に限定されないが、0.7以上とすることが好ましく、0.8以上とすることがより好ましい。本実施態様において、比W/Wは、約0.83となっている。
第一刃部131bの高さH(図7)は、通常、寄せ板部131dの前端部の高さH(図7)よりも低く設定される。というのも、第一刃部131bの高さHが寄せ板部131dの前端部の高さHよりも低いと、第一刃部131bが土とともに削り取った雑草が寄せ板部131dの前側から寄せ板部131dの外側へ逃げやすくなる虞があるからである。寄せ板部131dの前端部の高さHと第一刃部131bの高さHとの差H−Hは、3mm以上とすることがより好ましく、5mm以上とすることがさらに好ましい。ただし、差H−Hを大きくしすぎると、寄せ板部131dが地面400に深く入り込みやすくなる。このため、差H−Hは、通常、30mm以下とされる。本実施態様において、差H−Hは、約6mmとなっている。
第一刃部131bの高さH(図7)の具体的な値は、特に限定されない。しかし、第一刃部131bの高さHが低すぎると、除草効果が低下する虞がある。このため、第一刃部131bの高さHは、5mm以上とすることが好ましく、10mm以上とすることがより好ましい。一方、第一刃部131bの高さHが高すぎると、除草器具130が土から受ける抵抗力が増大し、除草器具130が地面から浮き上がりやすくなる虞がある。このため、第一刃部131bの高さHは、30mm以下とすることが好ましく、25mm以下とすることがより好ましい。本実施態様において、第一刃部131bの高さHは、15〜20mm程度となっている。
第一刃部131bの傾斜角度θ(図7)も、特に限定されない。しかし、傾斜角度θが小さすぎると、第一刃部131bによって地面400の表層を削り取りにくくなる虞があるだけでなく、上述した揚力が除草器具本体131に生じにくくなる虞もある。このため、傾斜角度θは、20°以上とすることが好ましく、30°以上とすることがより好ましい。一方、傾斜角度θが大きすぎると、第一刃部131bによって削り取られた土が第一刃部131bの前方に引っ掛かりやすくなり、除草器具130の後方へ移動しにくくなる虞がある。このため、傾斜角度θは、通常、90°以下とされる。傾斜角度θは、70°以下であることが好ましく、60°以下であることがより好ましい。本実施態様において、傾斜角度θは、約45°となっている。
2.2.3 第二刃部
第二刃部131cは、図7に示すように、押さえ板部131aにおける第一刃部131bが設けられた箇所よりも後側の部分から下向きに突出した状態で設けられる。本実施態様においては、押さえ板部131aにおける前後方向(y軸方向)中間部よりもやや前寄りの箇所であって、押さえ板部131aの左右方向(x軸方向)中央部に、第二刃部131cを設けている。この第二刃部131cは、地面400に、除草器具130の牽引方向(y軸方向)に平行な溝を掘るためのものとなっている。第二刃部131cが掘った溝は、第一刃部131bが土とともに削り取った雑草を埋め戻すために用いられる。これにより、雑草を地面400から深い位置に埋設し、雑草の再発芽を抑制することが可能となっている。
第二刃部131cの具体的な形態は、特に限定されないが、本実施態様においては、図4に示すように、第二刃部131cの前端部を、平面視三角状に形成するとともに、図6に示すように、第二刃部131cの底部を、後面視(前面視)三角状に形成している。このため、第二刃部131cが土から受ける抵抗力を小さく抑えながらも、地面400に深い溝を掘ることができるようになっている。第二刃部131cの前端部は、船の舳先状に形成することもできる。これにより、第二刃部131cが土から受ける抵抗力をさらに削減することが可能になる。本実施態様においては、図1に示すように、1つのトラクター用除草アタッチメント100につき、3個の除草器具130を設けているが、両側の除草器具130における第二刃部131cは、船の舳先状に形成している。
第二刃部131cの横幅W(図5)は、特に限定されない。しかし、第二刃部131cの横幅Wが狭すぎると、第二刃部131cによって掘られる溝の幅が狭くなり、第一刃部131bが土とともに削り取った雑草の多くが溝に入りきらなくなる虞がある。このため、第二刃部131cの横幅W(場所によって横幅Wが異なる場合にはその最大値。以下同じ。)は、第一刃部131bの横幅Wに対する第二刃部131cの横幅Wの比W/Wが、0.1以上となるようにすることが好ましい。比W/Wは、0.2以上であることがより好ましく、0.25以上であることがさらに好ましい。一方、第二刃部131cの横幅Wが広すぎると、第二刃部131cの両側のスペースα(図5において目の細かい網掛けハッチングで示したスペース)が小さくなり、第一刃部131bや第二刃部131cが掘り起こした土が第二刃部131cよりも後方に移動しにくくなる虞がある。このため、第二刃部131cの横幅Wは、比W/Wが、0.6以下となるようにすることが好ましい。比W/Wは、0.5以下であることがより好ましく、0.4以下であることがさらに好ましい。本実施態様において、比W/Wは、0.3弱となっている。
第二刃部131cの高さH(図7)は、通常、第一刃部131bの高さHよりも高く設定される。また、第二刃部131cによってより深い溝が掘られるようにするためには、第二刃部131cの高さHは、寄せ板部131dの前端部の高さH(図7)よりも高くすることが好ましく、寄せ板部131dの後端部の高さH(図7)よりも高くすることがより好ましい。第二刃部131cの高さ高さHと寄せ板部131dの後端部の高さHとの差H−Hは、5mm以上とすることがより好ましく、10mm以上とすることがさらに好ましい。ただし、差H−Hを大きくしすぎると、寄せ板部131dが地面400から浮いた状態となりやすくなる虞がある。このため、差H−Hは、通常、50mm以下とされ、好ましくは、30mm以下とされる。本実施態様において、差H−Hは、約10mmとなっている。
第二刃部131cの高さHの具体的な値は、特に限定されない。しかし、第二刃部131cの高さHが低すぎると、第二刃部131cが掘る溝の深さが浅くなり、第一刃部131bが削り取った雑草を深い位置に埋め戻すことができなくなる虞や、第一刃部131bが土とともに削り取った雑草の多くが溝に入りきらなくなる虞がある。このため、第二刃部131cの高さHは、20mm以上とすることが好ましく、30mm以上とすることがより好ましく、40mm以上とすることがさらに好ましい。一方、第二刃部131cの高さHが高すぎると、第二刃部131cが土から受ける抵抗力が大きくなりすぎる虞がある。このため、第二刃部131cの高さHは、100mm以下とすることが好ましく、70mm以下とすることがより好ましい。本実施態様において、第二刃部131cの高さHは、約45mmとなっている。
第二刃部131cの前後長L(図5)も、特に限定されない。しかし、第二刃部131cの前後長Lを長くしすぎると、第一刃部131bが土とともに削り取った雑草を、第二刃部131cが掘った溝に埋め戻しにくくなる虞がある。すなわち、第一刃部131bが土とともに削り取った雑草は、後述するように、左右一対の寄せ板部131dによって除草器具本体131の左右方向(x軸方向)中央部に寄せ集められ、第二刃部131cの後側のスペースβ(図5において目の大きな網掛けハッチングで示したスペース)において、第二刃部131cが掘った溝に埋め戻されるところ、第二刃部131cの前後長Lが長すぎると、第二刃部131cの後側のスペースβを十分に確保することができなくなる虞がある。このため、第二刃部131cの前後長Lは、押さえ板部131aの前後長L(図5)に対するスペースβの前後長L(図5)の比L/Lを0.3以上確保できるように設定することが好ましい。比L/Lは、0.4以上であることがより好ましく、0.5以上であることがさらに好ましい。本実施態様において、比L/Lは、約0.53となっている。
第二刃部131cの前端部の傾斜角度θ(図7)も、特に限定されない。しかし、傾斜角度θが小さすぎると、第二刃部131cの前後方向(y軸方向)の長さを長く確保する必要が生じ、第二刃部131cの後側のスペースβ(図5)を十分に確保できなくなる虞がある。このため、傾斜角度θは、20°以上とすることが好ましく、30°以上とすることがより好ましい。一方、傾斜角度θを大きくしすぎると、第二刃部131cが土から受ける抵抗力が大きくなる虞がある。このため、傾斜角度θは、70°以下にすることが好ましく、60°以下にすることがより好ましい。本実施態様において、傾斜角度θは、約45°となっている。
第二刃部131cの前端部の開き角度θ(図5)も、特に限定されない。しかし、開き角度θが小さすぎると、第二刃部131cの前後方向(y軸方向)の長さを長く確保する必要が生じ、第二刃部131cの後側のスペースβ(図5)を十分に確保できなくなる虞がある。このため、開き角度θは、30°以上とすることが好ましく、40°以上とすることがより好ましく、45°以上とすることがさらに好ましい。一方、開き角度θを大きくしすぎると、第二刃部131cが土から受ける抵抗力が大きくなる虞がある。このため、開き角度θは、120°以下とすることが好ましく、100°以下とすることがより好ましく、90°以下とすることがさらに好ましい。本実施態様において、開き角度θは、約50°となっている。
2.2.4 寄せ板部
寄せ板部131dは、図3に示すように、押さえ板部131aの左縁部及び右縁部から下向きに突出した状態で、左右一対に設けられる。本実施態様においては、押さえ板部131aの左縁部及び右縁部の略全区間にわたって寄せ板部131dを設けている。この寄せ板部131dは、第一刃部131bが土とともに削り取った雑草を、除草器具本体131の後端側に寄せ集め、第二刃部131cの後側のスペースβにおいて、第二刃部131cが掘った溝に埋め戻すためのものとなっている。このため、左右一対の寄せ板部131dは、その前端側の間隔よりも、後端側の間隔の方が狭くなるように、平面視「八」の字状に配している。
前後方向(y軸方向)に対するそれぞれの寄せ板部131dの傾斜角度θ(図4)は、0°よりも大きければ、特に限定されない。しかし、傾斜角度θが小さすぎると、寄せ板部131dを前後方向(y軸方向)に長く設ける必要が生じ、除草器具130が大型化してしまう。このため、傾斜角度θは、5°以上とすることが好ましく、10°以上とすることがより好ましい。一方、傾斜角度θが大きすぎると、寄せ板部131dが土から受ける抵抗力が大きくなる。このため、傾斜角度θは、45°以下とすることが好ましく、30°以下とすることがより好ましい。本実施態様において、傾斜角度θは、約12°となっている。
寄せ板部131dは、その前端部から後端部にかけて高さが一定になるように形成してもよいが、前端部の高さHよりも後端部の高さHの方が高くなるように、寄せ板部131dの下面を傾斜させることが好ましい。これにより、寄せ板部131dが土から受ける抵抗力を小さくすることが可能になる。寄せ板部131dの前端部の高さHや寄せ板部131dの後端部の高さHは、第一刃部131bの高さHや第二刃部131cの高さHと上述したような関係を満たすように設定することが好ましい。本実施態様において、寄せ板部131dの前端部の高さHは、21〜26mm程度となっており、寄せ板部131dの後端部の高さHは、約35mmとなっている。
2.2.5 潜り込み防止板部
潜り込み防止板部131eは、図3に示すように、押さえ板部131aの前端部から上向きに設けられる。本実施態様においては、潜り込み防止板部131eを、前方斜め上向きに設けている。潜り込み防止板部131eは、それ単独の部材で形成してもよいが、本実施態様においては、図7に示すように、潜り込み防止板部131eを、第一刃部131bと連続する1枚の板材によって形成している。すなわち、1枚の板材を所定形状に折り曲げ、当該板材の前端側を潜り込み防止板部131eとして利用し、当該板材の後端側を第一刃部131bとして利用するようにしている。
この潜り込み防止板部131eは、土の抵抗力F(図7)をその前面で受け、除草器具本体131が地中に潜り込まないようにするためのものとなっている。この潜り込み防止板部131eによって、第一刃部131bによって地面400の表層付近の土を雑草とともにより確実に削り取るだけでなく、第二刃部131cによって地面400に所定の深さの溝をより確実に掘ることが可能となっている。また、本実施態様において、潜り込み防止板部131eは、除草器具本体131のストッパーとしての機能をも有している。すなわち、図2の矢印Cで示す向きにトラクター用除草アタッチメント100を上昇させた際に、潜り込み防止板部131eの上端部が支持部材132に突き当たるようになっており、除草器具本体131の後端側が下向きに垂れ下がった状態とならないようになっている。これにより、トラクター用除草アタッチメント100を上昇させたときに、除草器具本体131が地面400に接触しないようにする(除草器具本体131が地面400を引きずられないようにする)ことができる。
潜り込み防止板部131eの高さH(図7)は、特に限定されない。しかし、潜り込み防止板部131eが低すぎると、除草器具本体131の地中への潜り込みを防止しにくくなるだけでなく、上述したストッパーとしての機能を発揮しにくくなる虞がある。このため、潜り込み防止板部131eの高さHは、20mm以上とすることが好ましく、40mm以上とすることがより好ましい。一方、潜り込み防止板部131eの高さHが高すぎても、潜り込み防止板部131eが大型化するだけで、あまり意味がない。このため、潜り込み防止板部131eの高さHは、通常、70mm以下とされる。本実施態様において、潜り込み防止板部131eの高さHは、約55mmとなっている。
潜り込み防止板部131eの傾斜角度θ(図7)も、特に限定されない。しかし、潜り込み防止板部131eの傾斜角度θが小さすぎると、潜り込み防止板部131eの高さHをかなり高く設定しておかなければ、潜り込み防止板部131eの前方の土が潜り込み防止板部131eの上側を乗り越えやすくなる。このため、潜り込み防止板部131eの傾斜角度θは、30°以上とすることが好ましい。潜り込み防止板部131eの傾斜角度θは、40°以上とすることがより好ましく、50°以上とすることがさらに好ましい。一方、潜り込み防止板部131eの傾斜角度θを90°よりも大きくしても、潜り込み防止板部131eの前面側を土が登り、潜り込み防止板部131eの前方の土が潜り込み防止板部131eの上側を乗り越えやすくなる。このため、潜り込み防止板部131eの傾斜角度θは、通常、90°よりも小さくされる。潜り込み防止板部131eの傾斜角度θは、80°以下であることが好ましく、70°以下であることがより好ましい。本実施態様において、潜り込み防止板部131eの傾斜角度θは、約60°となっている。
100 トラクター用除草アタッチメント
110 基軸
120 支持アーム
120a 第一リンク部材
120b 第二リンク部材
120c 第三リンク部材
120d 第四リンク部材
120e 第五リンク部材
121 支持アーム
122 支持アーム
123 支持アーム
124 支持アーム
125 支持アーム
130 除草器具
131 除草器具本体
131a 押さえ板部
131b 第一刃部
131c 第二刃部
131d 寄せ板部
131e 潜り込み防止板部
132 支持部材
132a ロッド部
132b 軸部
132c 軸受部
140 土寄せ器具
150 チェーン取付部材
160 チェーン
200 トラクター
210 昇降台
211 軸受
220 車輪
300 苗
400 地面
潜り込み防止板部が受ける土の抵抗力
寄せ板部の前端部の高さ
第一刃部の高さ
第二刃部の高さ
寄せ板部の後端部の高さ
潜り込み防止板部の高さ
L 軸部の中心線
押さえ板部の前後長
第二刃部の前後長
第二刃部の後側のスペースの前後長
苗の条間の幅
除草器具の横幅
第一刃部の横幅
第二刃部の横幅
α 第二刃部の両側のスペース
β 第二刃部の後側のスペース
θ 第一刃部の傾斜角度
θ 第二刃部の前端部の傾斜角度
θ 第二刃部の前端部の開き角度
θ 寄せ板部の傾斜角度
θ 潜り込み防止板部の傾斜角度

Claims (5)

  1. 地面上を牽引され、土を掘り起こすことによって除草を行う除草器具であって、
    除草器具本体と、
    除草器具本体を支持するための支持部材と
    を備え、
    除草器具本体が、
    地面の土を上側から押さえるための押さえ板部と、
    押さえ板部の前端部から下向きに設けられ、地面の表層付近の土を雑草とともに削り取る第一刃部と、
    押さえ板部における第一刃部よりも後側の部分から下向きに突出した状態で設けられ、除草器具の牽引方向に平行な溝を地面に掘る第二刃部と、
    押さえ板部の左縁部及び右縁部から下向きに突出した状態で設けられ、第一刃部が削り取った土を雑草とともに除草器具本体の後端側に寄せ集めて前記溝に埋め戻す左右一対の寄せ板部と
    を備えたことを特徴とする除草器具。
  2. 第二刃部の前端部が、平面視三角状に形成された請求項1記載の除草器具。
  3. 第二刃部の底部が、前面視三角状に形成された請求項1又は2記載の除草器具。
  4. 除草器具本体が、
    押さえ板部の前端部から上向きに設けられ、土の抵抗力をその前面で受けて、除草器具本体が地中に潜り込まないようにするための潜り込み防止板部を
    さらに備えた
    請求項1〜3いずれか記載の除草器具。
  5. トラクターに取り付けて使用するためのトラクター用除草アタッチメントであって、
    それにおける田畑の条間に配される箇所に、請求項1〜4いずれか記載の除草器具が設けられたトラクター用除草アタッチメント。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR20210014320A (ko) * 2019-07-30 2021-02-09 배남열 화염 제초기

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