JP2017163224A - 画像処理装置 - Google Patents

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拓己 相川
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Abstract

【課題】簡易な構成によって、エリアカメラ用に設計された画像処理装置にラインカメラの撮像画像を処理させることができる画像処理装置を提供することである。【解決手段】実施形態の画像処理装置は、ラインカメラと、検出手段と、信号処理手段とを持つ。ラインカメラは、相対的に移動される紙葉類を撮像して繰り返し一次元画像を出力する。検出手段は、前記移動の過程において、前記紙葉類の有無を検出する。信号処理手段は、前記検出手段の検出結果を参照し、前記ラインカメラにより出力される一次元画像に対し、前記紙葉類の始端位置または終端位置を少なくとも示すヘッダを付加し、前記ヘッダおよび前記一次元画像と、前記ヘッダおよび前記一次元画像に同期した水平同期信号と、前記水平同期信号に対応した垂直同期信号とを出力する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置に関する。
搬送される紙葉類を撮像して文字認識等を行う技術が知られている。この技術において、二次元画像を撮像するエリアカメラや、一次元画像を撮像するラインカメラが用いられる。エリアカメラは一度に多くの情報を得ることができるが、レンズを用いる関係で画像に歪みが生じやすい。この点で、ラインカメラを用いる利点がある。しかしながら、従来の技術では、エリアカメラ用に設計された画像処理装置にラインカメラの撮像画像を処理させるのが困難であった。
特開2014−197762号公報 特開2006−092324号公報
本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成によって、エリアカメラ用に設計された画像処理装置にラインカメラの撮像画像を処理させることができる画像処理装置を提供することである。
実施形態の画像処理装置は、ラインカメラと、検出手段と、信号処理手段とを持つ。ラインカメラは、相対的に移動される紙葉類を撮像して繰り返し一次元画像を出力する。検出手段は、前記移動の過程において、前記紙葉類の有無を検出する。信号処理手段は、前記検出手段の検出結果を参照し、前記ラインカメラにより出力される一次元画像に対し、前記紙葉類の始端位置または終端位置を少なくとも示すヘッダを付加し、前記ヘッダおよび前記一次元画像と、前記ヘッダおよび前記一次元画像に同期した水平同期信号と、前記水平同期信号に対応した垂直同期信号とを出力する。
第1の実施形態に係る画像処理装置1の構成および使用環境を示す図。 FPGA30に入力される入力信号と、FPGA30が出力する出力信号とを示すタイミングチャート。 第1の実施形態に係るFPGA30により実行される処理の流れの一例を示すフローチャート。 後段画像処理装置100において結合された画像を示す図。 後段画像処理装置100の構成図。 第2の実施形態に係る画像処理装置2の構成および使用環境を示す図。 第2の実施形態に係るFPGA30が出力する出力信号を示すタイミングチャート。 第2の実施形態に係るFPGA30により実行される処理の流れの一例を示すフローチャート。 第2実施形態において、後段画像処理装置100により結合された画像を示す図。
以下、実施形態の画像処理装置を、図面を参照して説明する。また、必要に応じて、XYZ座標系を用いて説明を行う。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置1の構成および使用環境を示す図である。画像処理装置1は、ベルトBによって搬送される紙葉類Pをラインカメラ10で撮像し、以下に説明する画像処理を行って、後段画像処理装置100に画像データを出力する装置である。紙葉類Pは、紙幣や有価証券、チケット、各種カードなどである。紙葉類Pは、例えば、図中X方向に間隔を空けて設けられた二対のベルトBによって、Z方向に挟持された状態で、図中D方向に搬送される。なお、図1では、紙葉類Pを上側から挟み込むベルトBの図示を省略している。図示する構成はあくまで一例であり、紙葉類Pは、如何なる形態の搬送機構によって搬送されてもよい。
画像処理装置1は、例えば、ラインカメラ10と、フォトインタラプタ20(検出手段)と、FPGA(Field-Programmable Gate Array;信号処理手段)30とを備える。ラインカメラ10は、搬送される紙葉類Pを繰り返し撮像し、撮像回ごとに一次元画像をFPGAに出力する。また、ラインカメラ10は、一次元画像の各画素に対応したピクセルクロック信号と、一次元画像に同期した水平同期信号pHSYNCをFPGA30に出力してもよい。ラインカメラ10の撮像する画像の延在方向は、紙葉類Pの搬送方向と交差する。一次元画像を後段画像処理装置100において結合することで、紙葉類Pの二次元画像が得られる。
フォトインタラプタ20は、発光部20Aと、受光部20Bとを備える。発光部20Aは、例えば、二対のベルトBの間を通過するように光を発する。受光部20は、発光部20Aに対向する位置に設けられ、受光した光の強度に基づいて、発光部20Aと受光部20Bとの間に、光を遮蔽する紙葉類Pが存在するか否かを示す信号PIをFPGA30に出力する。信号PIは、例えば、紙葉類Pが存在する場合に立ち上げられ、紙葉類Pが存在しない場合に立ち下げられる。以下の説明において、信号が立ち上げられることと、立ち下げられることとの関係は逆であってもよい。また、受光部20Bは、単に受光した光の強度をFPGA30に出力するものであってよい。また、フォトインタラプタ20に代えて、発光部と受光部が同じ側に設けられ、紙葉類Pによって光が反射されたことを照度変化によって検知するセンサ、或いはその他のセンサが、検知手段として用いられてもよい。図1では、フォトインタラプタ20の検出位置は、ラインカメラ10の撮像位置よりも紙葉類Pの搬送方向に関して上流側(先に検出する側)となっているが、この関係は逆であってもよい。
FPGA30は、フォトインタラプタ20により出力される信号を参照し、ラインカメラ20により出力される一次元画像に対し、紙葉類Pの始端位置、終端位置、或いはこれらの間の中盤位置のいずれかを示すヘッダを付加する。FPGA30は、ヘッダおよび一次元画像と、ヘッダおよび一次元画像に同期した水平同期信号HSYNCと、水平同期信号HSYNCに対応した垂直同期信号VSYNCとを、後段画像処理装置100に出力する。
後段画像処理装置100は、例えばSoC(System on Chip)で構成される。後段画像処理装置100は、エリアカメラに対応するように設計された画像処理装置である。すなわち、後段画像処理装置100は、垂直同期信号VSYNCが入力されるごとに二次元画像の入力が開始されることを認識し、次の垂直同期信号VSYNCが入力されるまでに入力された水平同期信号HSYNCに同期している画像を、二次元画像の各列に対応する画像として処理する。FPGA30は、ラインカメラ10により出力される一次元画像を、上記のように設計された後段画像処理装置100によって処理可能な態様に処理して、後段画像処理装置100に出力する。FPGA30と後段画像処理装置100は、例えば、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNC、および画像をそれぞれ伝送する少なくとも3本の信号線で接続される。
図2は、FPGA30に入力される入力信号と、FPGA30が出力する出力信号との変化を示すタイミングチャートである。まず、時刻t1において、紙葉類Pの始端部がフォトインタラプタ20の検出位置に差し掛かることで、信号PIが立ち上げられる。次いで、時刻t2において、水平同期信号pHSYNCが立ち上げられると共に、紙葉類Pの1列目の画像がFPGA30に入力される。FPGAに入力された画像は、バッファ等に一時的に格納される。次いで、時刻t3において、FPGA30は、垂直同期信号VSYNCを立ち上げる。垂直同期信号VSYNCは、例えば、各回の水平同期信号HSYNCに先立って立ち上げられ、水平同期信号HSYNCが立ち上げられる前に立ち下げられる。
FPGA30は、時刻t1からT1経過した時刻t4において、ヘッダを付与した画像の出力を開始する。時間T1は、フォトインタラプタ20が紙葉類Pを検出してからラインカメラ10が画像を出力し始めるまでの時間T2と、FPGA30が画像を入力してからヘッダを出力するまでの時間T3との和である。時間T2は、ラインカメラ10の検出位置とフォトインタラプタ20の撮像位置との距離、および紙葉類Pの搬送速度、並びにラインカメラ10の動作速度などによって決定される。また、時間T3は、FPGA30の動作特性によって決定される。これらを合計した時間T1は、予め実験等で求められ、FPGA30によって保持されている。なお、紙葉類Pの搬送速度が可変である場合、時間T1を動的に変更してもよい。図1および図2の例では、T1>T2であるが、フォトインタラプタ20の検出位置がラインカメラ10の撮像位置よりも紙葉類Pの搬送方向に関して下流側である場合、T2>T1となる。
時刻t4において、FPGA30は、時刻t4からT1遡った時刻t1において信号PIが立ち上がったことを検知しているため、紙葉類の1列目の画像の直前に、例えばヘッダ「01」を付加し、水平同期信号HSYNCに同期させて後段画像処理装置100に出力する。ヘッダ「01」は、紙葉類Pの始端位置であることを示す情報である。FPGA30の出力する水平同期信号HSYNCは、ヘッダが付加された分、ラインカメラ10の出力する水平同期信号pHSYNCよりも立ち上げられる期間が長くなる。
次いで、時刻t5において、垂直同期信号VSYNCが立ち上げられ、時刻t6において、水平同期信号pHSYNCが立ち上げられると共に、紙葉類Pの2列目の画像が、ヘッダが付加された状態でFPGA30から出力される。FPGA30は、時刻t6よりもT1遡った時点で信号PIに変化が無いことを予め検知しているため、紙葉類Pの2列目の画像の直前に、例えばヘッダ「11」を付加する。ヘッダ「11」は、紙葉類Pの始端位置でも終端位置でもない中盤位置であることを示す情報である。このような処理が繰り返し実行される。
その後、時刻tkにおいて、FPGA30は最後の列であるn列目の画像を出力する。この場合、FPGA30は、時刻tkからT1遡った時刻tk−1において、信号PIの立下りを検知しているため、n列目の画像に対して、ヘッダ「10」を付加する。ヘッダ「10」は、紙葉類Pの終端位置を示す情報である。
図3は、第1の実施形態に係るFPGA30により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定周期で繰り返し実行される。
まず、FPGA30は、ラインカメラ10から画像を入力する(ステップS100)。次に、FPGA30は、垂直同期信号VSYNCを立ち上げ(ステップS102)、これを立ち下げた後、水平同期信号HSYNCを立ち上げる(ステップS104)。
次に、FPGA30は、ステップS104で水平同期信号HSYNCを立ち上げるタイミングの所定時間前に(図2の例では、時間T1前に)、信号PIの立ち上りを検出したか否かを判定する(ステップS106)。信号PIの立ち上りを検出した場合、FPGA30は、ヘッダ「01」を付加して画像を後段画像処理装置100に出力する(ステップS108)。
信号PIの立ち上りを検出しなかった場合、FPGA30は、ステップS104で水平同期信号HSYNCを立ち上げるタイミングの所定時間前に、信号PIの立ち下りを検出したか否かを判定する(ステップS110)。ステップS104で水平同期信号HSYNCを立ち上げるタイミングの所定時間前に、信号PIの立ち下がりを検出しなかった場合、すなわち信号PIの状態が変化していない場合、FPGA30は、ヘッダ「11」を付加して画像を後段画像処理装置100に出力する(ステップS112)。
ステップS104で水平同期信号HSYNCを立ち上げるタイミングの所定時間前に、信号PIの立ち下がりを検出した場合、FPGA30は、ヘッダ「10」を付加して画像を後段画像処理装置100に出力する(ステップS114)。
図4は、後段画像処理装置100において結合された画像を示す図である。本図では、紙葉類Pが紙幣であるものとしている。後段画像処理装置100では、ヘッダ「01」が付加された画像、次いでヘッダ「11」が付加された画像、最後にヘッダ「10」が付加された画像の順に一次元画像が並べられることで、二次元画像が形成される。なお、「並べられる」とは便宜的な表現であって、画像処理が行われる際に二次元画像として扱われるといった意味である。後段画像処理装置100では、形成された紙葉類Pの二次元画像に対して所望の文字や模様、風景などの認識処理が行われる。
図5は、後段画像処理装置100の構成例を示す図である。後段画像処理装置100は、例えば、主制御部102と、出力部104と、読取制御部106と、探索範囲検出部108と、前処理部110と、文字抽出部112と、文字認識部114と、文字情報格納部116とを備える。
主制御部102は、後段画像処理装置100の全体を制御する。主制御部102は、例えば画像処理装置1から入力された画像の結合を行い、結合された画像を読取制御部106に提供したり、文字情報格納部116に格納された認識結果を出力部104に出力させたりする。出力部104は、表示装置やプリンタなどである。
読取制御部106は、探索範囲検出部108と、前処理部110と、文字抽出部112と、文字認識部114とを制御する。探索範囲検出部108は、画像の中において認識の対象とされている文字列が存在する場所を特定するため、当該文字列を含む範囲(以下、探索範囲と呼ぶ)を座標情報等に基づいて決定する。前処理部110は、探索範囲検出部108により決定された探索範囲の画像を切り出し、切り出された画像を二値画像(白黒画像)に変換し、その画像の中の黒画素の連結成分を1つの塊(以下、ラベルと呼ぶ)とみなすラベリング処理などを行う。文字抽出部112は、前処理部110のラベリング処理により得られた個々のラベルを文字とみなして抽出する。文字認識部114は、文字抽出部112により文字として抽出された個々のラベルに対し、文字認識を実施する。文字情報格納部116は、文字認識部114により認識処理された文字などの情報を、紙葉類Pごとに整理して格納する。
以上説明した第1の実施形態に係る画像処理装置1によれば、搬送される紙葉類Pを撮像して繰り返し一次元画像を出力するラインカメラ10と、搬送の過程において、紙葉類Pの有無を検出するフォトインタラプタ20と、フォトインタラプタ20の検出結果を参照し、ラインカメラ10により出力される一次元画像に対し、紙葉類Pの始端位置または終端位置を少なくとも示すヘッダを付加し、ヘッダおよび一次元画像と、ヘッダおよび一次元画像に同期した水平同期信号と、水平同期信号に対応した垂直同期信号とを出力するFPGA30を備えることにより、簡易な構成によって、エリアカメラ用に設計された画像処理装置にラインカメラの撮像画像を処理させることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施形態に係る画像処理装置2の構成および使用環境を示す図である。第2の実施形態に係る画像処理装置2は、第1の実施形態に係る画像処理装置1が有する構成要素に加えて、第2ラインカメラ40を備える。なお、ラインカメラ10、フォトインタラプタ20、および第2ラインカメラ40の位置関係については任意に変更してよい。
第2ラインカメラ40は、ラインカメラ10と同様に、紙葉類Pを撮像する。第2ラインカメラ40により撮像された画像は、ラインカメラ10による撮像された画像と同様、FPGA30に出力される。FPGA30は、第2ラインカメラ40により撮像された画像に対して、たとえばヘッダ「00」を付加して後段画像処理装置100に出力する。ヘッダ「00」は、第2ラインカメラにより撮像された画像であることを示す情報である。
図7は、第2の実施形態に係るFPGA30が出力する出力信号の変化を示すタイミングチャートである。図示するように、第2ラインカメラにより撮像された画像には、ヘッダ「00」が付加される。
図8は、第2の実施形態に係るFPGA30により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定周期で繰り返し実行される。
まず、FPGA30は、ラインカメラ10または第2ラインカメラ40から画像を入力する(ステップS200)。次に、FPGA30は、入力された画像がラインカメラ10からの画像であるか否かを判定する(ステップS201)。入力された画像がラインカメラ10からの画像である場合、FPGA30は、垂直同期信号VSYNCを立ち上げ(ステップS202)、これを立ち下げた後、水平同期信号HSYNCを立ち上げる(ステップS204)。
次に、FPGA30は、ステップS204で水平同期信号HSYNCを立ち上げるタイミングの所定時間前に、信号PIの立ち上りを検出したか否かを判定する(ステップS206)。信号PIの立ち上りを検出した場合、FPGA30は、ヘッダ「01」を付加して画像を後段画像処理装置100に出力する(ステップS208)。
信号PIの立ち上りを検出しなかった場合、FPGA30は、ステップS204で水平同期信号HSYNCを立ち上げるタイミングの所定時間前に、信号PIの立ち下りを検出したか否かを判定する(ステップS210)。ステップS204で水平同期信号HSYNCを立ち上げるタイミングの所定時間前に、信号PIの立ち下がりを検出しなかった場合、すなわち信号PIの状態が変化していない場合、FPGA30は、ヘッダ「11」を付加して画像を後段画像処理装置100に出力する(ステップS212)。
ステップS204で水平同期信号HSYNCを立ち上げるタイミングの所定時間前に、信号PIの立ち下がりを検出した場合、FPGA30は、ヘッダ「10」を付加して画像を後段画像処理装置100に出力する(ステップS214)。
一方、ステップS201において、入力された画像がラインカメラ10からの画像でない、すなわち第2ラインカメラ40からの画像であると判定した場合、FPGA30は、垂直同期信号VSYNCを立ち上げ(ステップS216)、これを立ち下げた後、水平同期信号HSYNCを立ち上げる(ステップS218)。そして、FPGA30は、ヘッダ「00」を付加して画像を後段画像処理装置100に出力する(ステップS220)。
後段画像処理装置100は、ラインカメラ10からの画像を結合するのとは別に、第2ラインカメラ40からの画像を結合して二次元画像を形成する。図9は、第2実施形態において、後段画像処理装置100により結合された画像を示す図である。図9(A)に示すように、第2実施形態において、後段画像処理装置100では、ヘッダ「01」が付加された画像、次いでヘッダ「11」が付加された画像、最後にヘッダ「10」が付加された画像の順に一次元画像が並べられることで、二次元画像が形成される。また、図9(B)に示すように、ヘッダ「00」が付加された画像が、上記とは別に並べられる。後段画像処理装置100は、ラインカメラ10からの画像を結合した画像に対する処理とは異なる処理を、第2ラインカメラ40からの画像を結合した画像に対して行う。
以上説明した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができるのに加えて、後段画像処理装置100に対し、第2のラインカメラ40からの画像に対する処理を、ラインカメラ10からの画像に対する処理とは独立して行わせることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、画像処理装置は、搬送される紙葉類Pをラインカメラ10が撮像するものとして説明した。これに代えて、画像処理装置は、ラインカメラ(ラインセンサ)が移動しながら、静止した紙葉類Pを撮像する装置(例えば、スキャナやMFP(Multifunction Peripheral))にも適用することができる。この場合、ラインカメラの移動の過程において紙葉類Pの有無を検出する検出手段としては、以下のような手段が考えられる。スキャナやMFPにおいては、用紙設定などに基づいて、ガラスなどの設置面に対する紙葉類Pの載置領域が決まる。このため、設置面に対するラインカメラの移動位置に基づいて、紙葉類Pの始端位置或いは終端位置の情報を取得することができる。この場合、紙葉類Pの位置が載置領域からずれていたとしても、載置領域に紙葉類Pが存在するとみなして処理を行ってもよい。また、ラインカメラの撮像したライン画像の各画素の輝度などに基づいて、紙葉類Pの始端位置或いは終端位置の情報を取得してもよい。このように、画像処理装置は、ラインカメラに対して紙葉類Pが相対的に移動されるものであれば、種々の態様に適用することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、相対的に移動される紙葉類Pを撮像して繰り返し一次元画像を出力するラインカメラ10と、移動の過程において、紙葉類Pの有無を検出するフォトインタラプタ20と、フォトインタラプタ20の検出結果を参照し、ラインカメラ10により出力される一次元画像に対し、紙葉類Pの始端位置または終端位置を少なくとも示すヘッダを付加し、ヘッダおよび一次元画像と、ヘッダおよび一次元画像に同期した水平同期信号と、水平同期信号に対応した垂直同期信号とを出力するFPGA30を持つことにより、簡易な構成によって、エリアカメラ用に設計された画像処理装置にラインカメラの撮像画像を処理させることができる。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
相対的に移動される紙葉類を撮像して繰り返し一次元画像を出力するラインカメラと、
前記移動の過程に設けられ、発光部と受光部を有し、前記受光部が受光する光の強度に基づく信号を出力する検出手段と、
前記検出手段の検出結果を参照し、前記ラインカメラにより出力される一次元画像に対し、前記紙葉類の始端位置または終端位置を少なくとも示すヘッダを付加し、前記ヘッダおよび前記一次元画像と、前記ヘッダおよび前記一次元画像に同期した水平同期信号と、前記水平同期信号に対応した垂直同期信号とを出力する信号処理手段と、
を備える画像処理装置。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、2…画像処理装置、10…ラインカメラ、20…フォトインタラプタ、30…FPGA、40…第2ラインカメラ、100…後段画像処理装置

Claims (4)

  1. 相対的に移動される紙葉類を撮像して繰り返し一次元画像を出力するラインカメラと、
    前記移動の過程において、前記紙葉類の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果を参照し、前記ラインカメラにより出力される一次元画像に対し、前記紙葉類の始端位置または終端位置を少なくとも示すヘッダを付加し、前記ヘッダおよび前記一次元画像と、前記ヘッダおよび前記一次元画像に同期した水平同期信号と、前記水平同期信号に対応した垂直同期信号とを出力する信号処理手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記信号処理手段は、更に、前記ラインカメラにより出力される一次元画像に対し、前記紙葉類の始端位置と終端位置との間である中盤位置を示すヘッダを付加する、
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記信号処理手段は、前記検出手段により入力される信号が、前記紙葉類が有ることを示す信号から前記紙葉類が無いことを示す信号に変化したタイミングから所定時間後に出力する画像に、前記紙葉類の終端位置を示すヘッダを付加する、
    請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記ラインカメラと異なる第2ラインカメラを更に備え、
    前記信号処理手段は、前記第2ラインカメラからの画像に対し、前記ラインカメラからの画像に対して付加するヘッダとは異なるヘッダを付加する、
    請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項記載の画像処理装置。
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