JP2017162743A - 照明装置 - Google Patents

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正紘 平岡
Masahiro Hiraoka
正紘 平岡
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Abstract

【課題】ワイヤ固定部の形状自由度や配置自由度をより向上させつつ、パネル部材にワイヤの影が映ってしまうのを抑制することのできる照明装置を得る。【解決手段】照明装置20のワイヤ40は、壁部22に形成された挿通孔24bに挿通された状態で、一端側41が一端側取付部32dに取り付けられるとともに、他端側42が他端側取付部52aに取り付けられている。また、ばね部52は、他端側取付部52aが開口部22aに近くなる一側から他端側取付部52aが開口部22aから遠くなる他側まで、所定の範囲で移動できるように形成されるとともに、一側に位置する状態で他側に向けて付勢されている。そして、ワイヤ40の一端側取付部32dから他端側取付部52aまでの長さを、パネル部材30をケース21に装着した状態で当該ワイヤ40の一部が照射領域R1内に入り込まない長さとなるように設定した。【選択図】図6

Description

本発明は、照明装置に関する。
従来、照明装置として、光源を有する照明部材と、照明部材が収容固定されるケースと、ケースに着脱自在に取り付けられてケースの開口を覆うパネル部材と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、ワイヤをパネル部材に取り付け、取り外したパネル部材がケースから離間した状態で吊り下げられるようにすることで、パネル部材を床面上に置くことなく、照明部材の交換や、保守、点検等の作業を行えるようにしている。
さらに、この特許文献1では、ワイヤの他端が固定されるワイヤ固定部をケース内に設けている。そして、ケースにパネル部材を取り付けた際には、このワイヤ固定部によってワイヤがケース側に引き込まれるようにしている。そして、ワイヤをケース側に引き込むことで、照明装置の通常の使用時に、パネル部材にワイヤの影が映ってしまうのを抑制できるようにしている。
特開平09−231824号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ケース内に形成される隙間(ケース本体と反射板との間の隙間)にワイヤ固定部を設けているため、ワイヤ固定部の形状や設置場所等が制限されてしまう。
そこで、本開示は、ワイヤ固定部の形状自由度や配置自由度をより向上させつつ、パネル部材にワイヤの影が映ってしまうのを抑制することのできる照明装置を得ることを目的とする。
本開示にかかる照明装置は、一側に開口部が形成された空間部を有するケースと、光源を有し、前記空間部内に収容固定される照明部材と、前記ケースに着脱自在に装着されるとともに、前記ケースに装着した状態で前記開口部を覆うパネル部材と、を備えている。
さらに、照明装置は、前記パネル部材に形成された一端側取付部に一端側が取り付けられるワイヤと、前記ワイヤの他端側が取り付けられる他端側取付部が形成されたばね部を有し、前記壁部の外側に配置されるワイヤ固定部と、を備えている。
また、前記ケースは、前記空間部を画成する壁部を有しており、前記空間部は、前記光源からの光が照射される照射領域と、前記光源からの光が照射されない非照射領域と、に区画されている。
また、前記一端側取付部は、前記パネル部材を前記ケースに装着した状態で、前記非照射領域内に存在している。
また、前記ワイヤは、前記壁部に形成された挿通孔に挿通された状態で、一端側が前記一端側取付部に取り付けられるとともに、他端側が前記他端側取付部に取り付けられている。
また、前記ばね部は、前記他端側取付部が前記開口部に近くなる一側から前記他端側取付部が前記開口部から遠くなる他側まで、所定の範囲で移動できるように形成されるとともに、前記一側に位置する状態で前記他側に向けて付勢されている。
そして、前記ワイヤの前記一端側取付部から前記他端側取付部までの長さは、前記パネル部材を前記ケースに装着した状態で当該ワイヤの一部が前記照射領域内に入り込まない長さに設定されている。
本開示によれば、ワイヤ固定部の形状自由度や配置自由度をより向上させつつ、パネル部材にワイヤの影が映ってしまうのを抑制することのできる照明装置を得ることができる。
第1実施形態にかかる照明装置が天井に埋め込み固定されている状態を示す図であって、(a)は、照明装置が天井に埋め込み固定されている状態を模式的に示す斜視図、(b)は、天井に埋め込み固定されている照明装置のパネル部材を外した状態を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態にかかる照明装置が天井に埋め込み固定されている状態を示す断面図である。 第1実施形態にかかる照明装置のワイヤとばね部との関係を示す断面図である。 第1実施形態にかかる照明装置のばね部をケースの外側からみた状態を示す側面図である。 第1実施形態にかかる照明装置のケース本体の開口部をパネル部で覆った状態を示す断面図である。 第1実施形態にかかる照明装置のケース本体からパネル部を取り外した状態を示す断面図である。 第1実施形態にかかる照明装置のワイヤの長さの設定方法の一例を説明する図である。 第2実施形態にかかる照明装置のワイヤとばね部との関係を示す断面図である。 第2実施形態にかかる照明装置のばね部をケースの外側からみた状態を示す平面図である。 第2実施形態にかかる照明装置のワイヤの長さの設定方法の一例を説明する図である。
以下、本実施にかかる照明装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、壁部としての天井に形成された埋め込み穴に埋め込まれた状態で取り付けられる照明装置(天井埋め込み型の照明装置)を例示する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかる照明装置20は、図1および図2に示すように、例えば鉄などの金属で形成されたケース21を備えており、このケース21内に照明部材26が収容保持されている。
ケース21は、ケース本体(壁部)22を備えており、このケース本体22は、奥壁23と奥壁23の周囲から立説された側壁24とで一端が開口した箱状に形成されている。
ケース本体22には、一端(一側:下側)に開口部22aを有する空間部22bが形成されており、この空間部22b内に、照明部材26が収容保持されている。なお、本実施形態では、直方体状に形成されたケース本体22を例示しているが、ケース本体の形状はこれに限られるものではなく、様々な形状とすることができる。
また、ケース本体22の開口部22a側、すなわち、側壁24の開口部22a側の先端には、フランジ部25が外方に延在するように形成されている。さらに、奥壁23の中央部には、挿通孔23aが奥壁23を厚さ方向に貫通するように形成されている。この挿通孔23aは、丸孔であってもよいし長孔であってもよい。
一方、天井10には、室内側に開口部14aが形成された埋め込み空間14が形成されており、この埋め込み空間14にケース本体22が収容されている。
具体的には、天井10は、図2に示すように、基部11と、基部11から離間するように配置された天井壁12と、を備えており、基部11と天井壁12との間には、配線等を配置することが可能な天井空間13が形成されている。
そして、天井壁12にケース本体22の幅寸法および長さ寸法に対応した開口部12aを形成することで、開口部14aを有し、ケース21のケース本体22を収容可能な埋め込み空間14を形成している。このような埋め込み空間14にケース本体22を収容させると、フランジ部25が天井壁12の壁面(壁部の表面)12bに当接することとなる。
なお、天井空間が形成されていない天井壁に埋め込み空間を形成することも可能である。
また、基部11には、雄ネジ部15bを有するボルト15が下方に向けて突出するように固定されている。
本実施形態では、ボルト15は、ケース本体22を埋め込み空間14に収容してフランジ部25を天井壁12の壁面12bに当接させた状態で、先端15aが挿通孔23aを通過してケース本体22の空間部22b内に突出するように、基部11に設けられている。
そして、ケース本体22の空間部22b内に突出した先端15aにナット16を締結することで、ケース本体22(ケース21)が、天井10に形成された埋め込み空間14内に収容固定されている。なお、ケース本体22の挿通孔23aの周囲には、ケース本体22が変形してしまうのを抑制する補強板27が設けられている。本実施形態では、略U字状の補強板27を空間部22b内で奥壁23に取り付けている。しかしながら、補強板の形状はこれに限られるものではない。また、補強板を取り付ける部位も適宜設定することができる。
このように、ケース21は、開口部22aを有する空間部22bが形成されるとともに、空間部22bと外部とを連通してボルト15が挿通される挿通孔23aが形成され、天井10に形成された埋め込み空間14内に収容されるケース本体22を備えている。
また、ケース21は、ケース本体22の開口部22a側に形成され、ケース本体22を埋め込み空間14内に収容した状態で天井壁12の壁面(壁部の表面)12bに当接するフランジ部25を備えている。
そして、ケース本体22の空間部22b内には、上述したように、照明部材26が収容保持されている。この照明部材26としては様々な種類の照明部材を用いることができ、本実施形態では、光源26aと、光源26aから出射された光を反射する反射板26bと、を備えるものを例示している。
また、光源26aとしても、様々な種類の光源を用いることができ、本実施形態では、図1(b)に示すように、直管形のランプを例示している。また、直管形のランプとしては、例えば、青色光を発するLEDと、黄色の蛍光を発する蛍光体とを用いて、高輝度の白色光を出射するものを用いることができる。
そして、この光源26aは、ブラケット26dを介してケース本体22に固定されたソケット26cに取り付けられている。
さらに、ケース本体(壁部)22に形成された開口部22aが、光源26aから出射した光を透過可能なパネル部材30によって閉塞されるようにしている。
本実施形態では、パネル部材30をケース21に着脱自在に装着させるようにしており、パネル部材30をケース21に装着させた状態で、ケース本体(壁部)22の開口部22aがパネル部材30によって覆われるようにしている。
このパネル部材30は、光源26aから照射された光を透過させて外部に照射するパネル本体31と、パネル本体31の外周部31aを挟持する枠部32と、を備えている。
パネル本体31は、開口部22aよりも一回り小さい長方形状の透明な平板であり、ガラス、樹脂材料等を用いて形成されている。
一方、枠部32は、パネル本体31を支持するとともに、パネル部材30をケース21に装着した状態でケース本体22の内側に配置される枠部本体32aを備えている。そして、この枠部本体32aの内周側には、パネル本体31の外周部31aが嵌め込まれる溝部32bが形成されている。
また、枠部32は、枠部本体32aに連設され、埋め込み空間14内に収容されたケース21にパネル部材30を装着させた状態で、ケース21のフランジ部25を下側から覆いつつ天井壁12の壁面(壁部の表面)12bに当接するフランジ部32cを備えている。
そして、天井10に形成された埋め込み空間14内にケース本体22(ケース21)を収容固定し、照明部材26をケース本体22の空間部22b内に収容保持した状態で、パネル部材30をケース21に装着させることで、天井10に埋め込み固定された照明装置20が形成されている。
なお、本実施形態では、ケース本体22の空間部22bは、図3に示すように、光源26aからの光が照射される照射領域R1と、光源26aからの光が照射されない非照射領域R2と、に区画されている。
ここで、本実施形態では、パネル部材30をケース21から取り外した際に、取り外したパネル部材30がワイヤ40によってケース21から離間した状態で吊り下げられるようにしている。
具体的には、図3に示すように、ワイヤ40の一端側41をパネル部材30の枠部32に形成された一端側取付部32dに固定している。この一端側取付部32dは、パネル部材30をケース21に装着した状態で非照射領域R2内に存在するように形成されている。すなわち、パネル部材30をケース21に装着した状態で非照射領域R2内に位置する枠部本体32aの奥端(上端)32eに、一端側取付部32dを形成している。
一方、ワイヤ40の他端側42は、ケース21に取り付けられたワイヤ固定部材(ワイヤ固定部)50に形成された他端側取付部52aに固定されている。
なお、ワイヤ40は、様々な方法で一端側取付部32dや他端側取付部52aに取り付けることができる。例えば、取付部(一端側取付部32dや他端側取付部52a)としての挿通孔にワイヤを挿通させて結びつけるようにすることも可能であるし、取付部(一端側取付部32dや他端側取付部52a)にフック部材を設け、当該フック部材にワイヤ40の端部(一端側41や他端側42)を係合させるようにすることも可能である。
また、本実施形態では、ワイヤ固定部材50として、ケース本体(壁部)22に固定される固定部本体51と、固定部本体51に相対回動可能に連設されたばね部52と、を有する板ばねを用いている。
さらに、本実施形態では、このワイヤ固定部材50がケース本体(壁部)22の外側に配置されるようにしている。
具体的には、図3に示すように、固定部本体51を奥壁23の外面(上面)23bに固定している。本実施形態では、固定部本体51の奥壁23の外面(上面)23bへの固定は、ボルト53およびナット54によって行われている。なお、固定部本体51の奥壁23の外面(上面)23bへの固定は、溶接等の他の方法により行うことも可能である。
さらに、本実施形態では、ばね部52が側壁24の外方に位置するようにした状態で、固定部本体51が奥壁23の外面(上面)23bに固定されるようにしている。
具体的には、ばね部52の固定部本体51との連結部52bを、側壁24の奥壁23との連結部24aに略一致させた状態で、固定部本体51を奥壁23の外面(上面)23bに固定している。
こうすることで、側壁24の外側において、ばね部52が、連結部52bを基点として、他端側取付部52aが開口部22aに近くなる一側から他端側取付部52aが開口部22aから遠くなる他側まで、所定の範囲で回動(移動)できるようにしている。
本実施形態では、ばね部52は、図3に示すように、他端側取付部52aが開口部22aに近くなる一側であるaの位置から他端側取付部52aが開口部22aから遠くなる他側であるbの位置までの範囲で回動できるようにしている。
そして、このばね部52は、一側であるa地点にある状態では、他側であるb地点に向けて回動(移動)するように付勢されている。すなわち、ばね部52が、一側(a地点)に位置する状態で他側(b地点)に向けて付勢されるようにしている。
なお、本実施形態では、ばね部52は、自然状態では、他側(b地点)に位置するようになっている。すなわち、ばね部52が他側(b地点)に位置している状態が、ばね部52の自由状態(ばね部52に外力が加えられていない状態)となっている。
一方、一側(a地点)に向けての回動は、ばね部52が側壁24に当接することで規制されるようになっている。
このように、本実施形態では、側壁24(壁部22)を、ばね部52の一側への回動(移動)を規制するストッパ部として機能させている。
なお、側壁24(壁部22)とは別にストッパ部を設け、このストッパ部によってばね部52の一側への回動(移動)を規制するようにしてもよい。
また、ワイヤ40は、上述したように、一端側41が空間部22b内に存在可能な一端側取付部32dに固定されるようになっており、他端側42がケース21の外側に配置された他端側取付部52aに固定されるようになっている。
そのため、本実施形態では、側壁24に挿通孔24bを形成し、ワイヤ40を挿通孔24bに挿通した状態で、一端側41を一端側取付部32dに固定するとともに、他端側42を他端側取付部52aに固定するようにしている。
挿通孔24bは、図4に示すように、上下方向に細長い長穴となるように形成されており、ばね部52を一側(a地点)に位置させた状態で他端側取付部52aが挿通孔24bに臨むようにしている。また、図3に示すように、下端(開口部22a側の端部)24cが一端側取付部32dの近傍に位置するように挿通孔24bを形成している。
こうすることで、ばね部52の回動により移動するワイヤ40が挿通孔24bの周縁部に当接して擦れてしまうのが抑制されるようにし、ばね部52の回動に伴ってワイヤ40をよりスムーズに移動させることができるようにしている。
ここで、本実施形態では、ワイヤ40の一端側取付部32dから他端側取付部52aまでの長さを、パネル部材30をケース21に装着した状態で当該ワイヤ40の一部が照射領域R1内に入り込まない長さとなるように設定している。
具体的には、図3に示すように、ワイヤ40の一端側取付部32dから他端側取付部52aまでの長さが、一端側取付部32dから自由状態におけるばね部52の他端側取付部52aまでの長さよりも短くなるようにしている。
こうすれば、パネル部材30をケース21に装着した際に、ばね部52が他側(b地点)に向けて回動する途中で、ワイヤ40がピンと張られて、ワイヤ40に張力Tが生じることとなる。
すなわち、パネル部材30をケース21に装着した状態では、ワイヤ40は、ばね部52の付勢力によって引っ張られた状態(撓んでしまうのが抑制された状態)となっている。そして、かかる状態では、ワイヤ40の全体が照射領域R1の外側に存在している。
このように、本実施形態では、パネル部材30をケース21に装着した状態で、ワイヤ40は、撓んでしまうのが抑制された状態で照射領域R1の外側に配置されるようにしている。
こうすれば、ワイヤ40の一部が照射領域R1内に入り込んでしまうのを抑制できるようになる。
かかる構成とすることで、ケース21に装着されたパネル部材30をケース21から取り外すと、パネル部材30の自重による力等がワイヤ40を介してばね部52に加えられ、ばね部52が付勢力に抗して一側(a地点)に向けて回動する。
このように、ばね部52が一側(a地点)に向けて回動すると、この回動に伴って、ワイヤ40の挿通孔24bの外側に配置されていた部分が、挿通孔24bを通って空間部22b側に移動する。
このばね部52の回動は、ばね部52が側壁24に当接するまで行われ、ばね部52が側壁24に当接した際には、他端側取付部52aが開口部22aに最も近づく(最も下側に位置する)こととなる。その結果、パネル部材30の一端側取付部32dをケース21から下方に離間させることができるようになる。
こうすることで、ケース21から取り外したパネル部材30が、ワイヤ40によってケース21から離間した状態で吊り下げられることとなる(図6参照)。
一方、ケース21から取り外したパネル部材30をケース21に装着させると、ばね部52が当該ばね部52の付勢力によって他側(b地点)に向けて回動し、この回動に伴って、ワイヤ40がケース21の外方かつ上側に引っ張られる。
そして、ばね部52が他側(b地点)に向けて回動する途中で、ワイヤ40がピンと張られて、ばね部52の回動が停止する。
その結果、ワイヤ40が、ばね部52の付勢力によって張力Tが生じた状態で照射領域R1の外側に配置されることとなる(図5参照)。
なお、パネル部材30をケース21に装着した状態でワイヤ40が若干撓んだとしても、ワイヤ40の長さを適切な長さに設定すれば、ワイヤ40の一部が照射領域R1内に入り込んでしまうのを抑制することが可能である。
以下では、ワイヤ40の長さの設定方法の一例を、図7に基づき説明する。
まず、パネル部材30をケース21に装着した状態で一端側取付部32dが配置される部位を第1の点P1とする。
また、ばね部52の自由状態において他端側取付部52aが配置される部位を第2の点P2とする。
そして、照射領域R1と非照射領域R2との境界C1における第1の点P1からの距離が最短となる点を最短点P3とする。
また、第1の点P1との中点が最短点P3となる点を対称点P4とする。
そして、挿通孔24b内の点のうち、第2の点P2までの距離と対称点P4までの距離との和が最小となる点を最小点P5とする。
さらに、最小点P5から第2の点P2までの距離を長さL1、最小点P5から対称点P4までの距離を長さL2とし、長さL1と長さL2との和を最短長さL3とする。
そして、ワイヤ40の一端側取付部32dから他端側取付部52aまでの長さを、上記の方法により設定された最短長さL3(L1+L2)以下となるように設定する。
こうすれば、ばね部52を自由状態にしたままで、ワイヤ40を照射領域R1側に近づけたとしても、最も照射領域R1側に位置する点が、境界C1上または非照射領域R2内に存在することとなる。
したがって、パネル部材30をケース21に装着した状態で、ワイヤ40が撓んだとしても、撓み部分が照射領域R1内に入り込んでしまうのを抑制することができる。
なお、パネル部材30をケース21に装着した状態におけるワイヤ40が撓んだ状態とは、ばね部52を自由状態となるまで回動させたとしても、ワイヤ40に張力が生じない状態のことである。ここで、本実施形態では、ワイヤ40に生じる張力Tとは、ワイヤ40がピンと張られた状態で生じる張力のことであり、ワイヤ40の自重により生じる張力を含まないものとしている。
また、図7では、第2の点P2と対称点P4とを結ぶ線分が挿通孔24bを通過している(最小点P5が、第2の点P2と対称点P4とを結ぶ線分上に位置している)ため、第2の点P2と対称点P4とを結ぶ線分の長さが最短長さL3となっている。
以上説明したように、本実施形態の照明装置20は、一側に開口部22aが形成された空間部22bを有するケース21と、光源26aを有し、空間部22b内に収容固定される照明部材26と、ケース21に着脱自在に装着されるとともに、ケース21に装着した状態で開口部22aを覆うパネル部材30と、を備えている。
さらに、照明装置20は、パネル部材30に形成された一端側取付部32dに一端側41が取り付けられるワイヤ40と、ワイヤ40の他端側42が取り付けられる他端側取付部52aが形成されたばね部52を有し、壁部22の外側に配置されるワイヤ固定部材(ワイヤ固定部)50と、を備えている。
また、ケース21は、空間部22bを画成するケース本体(壁部)22を有しており、空間部22bは、光源26aからの光が照射される照射領域R1と、光源26aからの光が照射されない非照射領域R2と、に区画されている。
また、一端側取付部32dは、パネル部材30をケース21に装着した状態で、非照射領域R2内に存在している。
また、ワイヤ40は、ケース本体(壁部)22に形成された挿通孔24bに挿通された状態で、一端側41が一端側取付部32dに取り付けられるとともに、他端側42が他端側取付部52aに取り付けられている。
また、ばね部52は、他端側取付部52aが開口部22aに近くなる一側から他端側取付部52aが開口部22aから遠くなる他側まで、所定の範囲で移動できるように形成されるとともに、一側に位置する状態で他側に向けて付勢されている。
そして、ワイヤ40の一端側取付部32dから他端側取付部52aまでの長さは、パネル部材30をケース21に装着した状態で当該ワイヤ40の一部が照射領域R1内に入り込まない長さに設定されている。
こうすれば、ワイヤ固定部材50の形状や配置場所等が制限されてしまうのが抑制されて、ワイヤ固定部材50の形状自由度や配置自由度をより向上させることができる。さらに、ワイヤ40の一部が照射領域R1内に入り込んでしまうのが抑制されるようにワイヤ40の長さを設定しているため、パネル部材30にワイヤ40の影が映ってしまうのを抑制することもできる。
このワイヤ40の長さは、最短長さL3以下に設定するのが好ましい。
こうすれば、ばね部52を自由状態にしたままで、ワイヤ40を照射領域R1側に近づけたとしても、最も照射領域R1側に位置する点を、境界C1上または非照射領域R2内に存在させることができる。そのため、パネル部材30をケース21に装着した状態で、ワイヤ40が撓んだとしても、撓み部分が照射領域R1内に入り込んでしまうのを抑制することができるようになる。
また、ワイヤ40の一端側取付部32dから他端側取付部52aまでの長さが、第2の点P2と対称点P4とを結ぶ線分の長さ以下となるように設定するのが好ましい。
こうすれば、撓み部分が照射領域R1内に入り込んでしまうのをより確実に抑制することができるようになる。
また、パネル部材30をケース21に装着した状態でワイヤ40に張力Tが生じるようにするのが好ましい。
こうすれば、パネル部材30をケース21に装着した状態で、ワイヤ40を、ばね部52の付勢力によって引っ張られた状態(撓んでしまうのが抑制された状態)とすることができ、ワイヤ40の一部が照射領域R1内に入り込んでしまうのをより確実に抑制することができるようになる。
また、ケース本体(壁部)22に、ばね部52の一側への回動(移動)を規制するストッパ部(側壁24)を形成するのが好ましい。
こうすれば、パネル部材30を吊り下げた状態におけるばね部52の振動(往復回動)を抑制することができ、パネル部材30をより安定した状態で吊り下げることができる。
また、ケース本体(壁部)22がストッパ部を兼ねるようにするのが好ましい。
こうすれば、照明装置20の構成の簡素化を図ることができる。
また、ワイヤ固定部材(ワイヤ固定部)50として板ばねを用いているため、かかる点からも照明装置20の構成の簡素化を図ることができる。
(第2実施形態)
本実施形態にかかる照明装置20Aは、基本的に上記第1実施形態で示した照明装置20とほぼ同様の構成をしている。すなわち、照明装置20Aは、図8および図9に示すように、一側に開口部22aが形成された空間部22bを有するケース21と、光源26aを有し、空間部22b内に収容固定される照明部材26と、ケース21に着脱自在に装着されるとともに、ケース21に装着した状態で開口部22aを覆うパネル部材30と、を備えている。
さらに、照明装置20は、パネル部材30に形成された一端側取付部32dに一端側41が取り付けられるワイヤ40と、ワイヤ40の他端側42が取り付けられる他端側取付部52aが形成されたばね部52を有し、壁部22の外側に配置されるワイヤ固定部材(ワイヤ固定部)50と、を備えている。
また、ケース21は、空間部22bを画成するケース本体(壁部)22を有しており、空間部22bは、光源26aからの光が照射される照射領域R1と、光源26aからの光が照射されない非照射領域R2と、に区画されている。
また、一端側取付部32dは、パネル部材30をケース21に装着した状態で、非照射領域R2内に存在している。
また、ばね部52は、他端側取付部52aが開口部22aに近くなる一側から他端側取付部52aが開口部22aから遠くなる他側まで、所定の範囲で移動できるように形成されるとともに、一側に位置する状態で他側に向けて付勢されている。
ここで、本実施形態にかかる照明装置20Aでは、ばね部52が奥壁23の上方(外方)に位置するようにした状態で、固定部本体51が奥壁23の外面(上面)23bに固定されるようにしている。
また、ワイヤ40は、ケース本体(壁部)22に形成された挿通孔23cに挿通された状態で、一端側41が一端側取付部32dに取り付けられるとともに、他端側42が他端側取付部52aに取り付けられている。
そして、本実施形態においても、ワイヤ40の一端側取付部32dから他端側取付部52aまでの長さは、パネル部材30をケース21に装着した状態で当該ワイヤ40の一部が照射領域R1内に入り込まない長さに設定されている。
このワイヤ40の一端側取付部32dから他端側取付部52aまでの長さは、上記第1実施形態で例示した方法によって設定することができる(図10参照)。
ただし、上記第1実施形態の図7では、第2の点P2と対称点P4とを結ぶ線分が挿通孔24bを通過している(最小点P5が、第2の点P2と対称点P4とを結ぶ線分上に位置している)ものを例示したが、本実施形態の図10では、第2の点P2と対称点P4とを結ぶ線分が挿通孔23cを通過しない(最小点P5が、第2の点P2と対称点P4とを結ぶ線分上に位置していない)ものを例示している。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、天井に形成された埋め込み穴に埋め込まれた状態で取り付けられる天井埋め込み型の照明装置を例示したが、建物の側壁に形成された埋め込み穴に埋め込まれる照明装置とすることも可能である。
また、ケースや光源、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
20,20A 照明装置
21 ケース
22 ケース本体(壁部)
22a 開口部
22b 空間部
23a 挿通孔
24b 挿通孔
26 照明部材
26a 光源
30 パネル部材
32d 一端側取付部
40 ワイヤ
41 一端側
42 他端側
50 ワイヤ固定部材(ワイヤ固定部)
52 ばね部
52a 他端側取付部
P1 第1の点
P2 第2の点
P3 最短点
P4 対称点
P5 最小点
L1 最小点から第2の点までの距離
L2 最小点から対称点までの距離
L3 最短長さ
C1 境界
R1 照射領域
R2 非照射領域
T 張力

Claims (6)

  1. 一側に開口部が形成された空間部を有するケースと、
    光源を有し、前記空間部内に収容固定される照明部材と、
    前記ケースに着脱自在に装着されるとともに、前記ケースに装着した状態で前記開口部を覆うパネル部材と、
    前記パネル部材に形成された一端側取付部に一端側が取り付けられるワイヤと、
    前記ワイヤの他端側が取り付けられる他端側取付部が形成されたばね部を有するワイヤ固定部と、
    を備え、
    前記ケースは、前記空間部を画成する壁部を有しており、
    前記ワイヤ固定部は、前記壁部の外側に配置されており、
    前記空間部は、前記光源からの光が照射される照射領域と、前記光源からの光が照射されない非照射領域と、に区画されており、
    前記一端側取付部は、前記パネル部材を前記ケースに装着した状態で、前記非照射領域内に存在しており、
    前記ワイヤは、前記壁部に形成された挿通孔に挿通された状態で、一端側が前記一端側取付部に取り付けられるとともに、他端側が前記他端側取付部に取り付けられており、
    前記ばね部は、前記他端側取付部が前記開口部に近くなる一側から前記他端側取付部が前記開口部から遠くなる他側まで、所定の範囲で移動できるように形成されるとともに、前記一側に位置する状態で前記他側に向けて付勢されており、
    前記ワイヤの前記一端側取付部から前記他端側取付部までの長さは、前記パネル部材を前記ケースに装着した状態で当該ワイヤの一部が前記照射領域内に入り込まない長さに設定されていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記パネル部材を前記ケースに装着した状態で前記一端側取付部が配置される部位を第1の点P1とし、
    前記ばね部の自由状態において前記他端側取付部が配置される部位を第2の点P2とし、
    前記照射領域と前記非照射領域との境界における前記第1の点P1からの距離が最短となる点を最短点P3とし、
    前記第1の点P1との中点が前記最短点P3となる点を対称点P4とし、
    前記挿通孔内の点のうち、前記第2の点P2までの距離と前記対称点P4までの距離との和が最小となる点を最小点P5とし、
    前記最小点P5から前記第2の点P2までの距離を長さL1、前記最小点P5から前記対称点P4までの距離を長さL2とし、
    前記長さL1と前記長さL2との和を最短長さL3とした場合に、
    前記ワイヤの前記一端側取付部から前記他端側取付部までの長さは、最短長さL3以下となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記ワイヤの前記一端側取付部から前記他端側取付部までの長さが、前記第2の点P2と前記対称点P4とを結ぶ線分の長さ以下となるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記パネル部材を前記ケースに装着した状態で前記ワイヤに張力が生じるようにしたことを特徴する請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記壁部には、前記ばね部の前記一側への移動を規制するストッパ部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記壁部が前記ストッパ部を兼ねていることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
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