JP2017162677A - 識別チューブ装着システム - Google Patents

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考弘 横山
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Morikazu Kanetake
守一 金武
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優武 藤井
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Mari Nakamura
真里 中村
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新見 野田
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信次 小林
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Abstract

【課題】航空機用の電線に多い数メートル以上の長い電線であっても、複数箇所に識別チューブを装着することができる識別チューブ装着システムを提供する。【解決手段】チューブ装着装置1の構成を、電線の把持及び送りが可能な第一把持装置11及び第二把持装置12と、第二把持装置と第一把持装置との間に位置し、第一把持装置から送られた電線の長さの計測に基づき電線を切断する切断装置20と、第一把持装置から第二把持装置まで電線を直進させる第一通路31、及び、第二把持装置から上流に送られる電線を第一把持装置とは異なる方向に案内する第二通路32を切り替える通路シフト装置30と、第二把持装置の下流に識別チューブを搬送し保持するクランプ装置50と、第二把持装置の下流に位置し、電線を挿通させている識別チューブを加熱する加熱装置70と、を具備する構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、電線に識別チューブを装着する識別チューブ装着システムに関するものである。
電線には、正しく配線するために電線の種類や配線先等を識別するための情報が、数字やアルファベットで表示される。熱転写による直接印字や、レーザ光によって熱的または光化学的に識別情報を電線に直接印字するレーザマーキングの他、識別情報が印字された樹脂製チューブに電線を通して固定する方法も多用されている。樹脂製の識別チューブによるマーキングは、熱転写やレーザマーキングによる直接印字とは異なり、対象とする電線の材質や太さに対する制約がなく、撚り線の電線も対象となる利点がある。
電線に識別チューブを装着する作業は、現行では手作業によって行われている。具体的には、まず、電線を所定の長さに切断し、識別情報が印刷されているタグを仮付けする作業が行われる。その後、識別情報が印字された識別チューブを、仮付けされたタグと照合した上で、識別チューブに電線を通し、熱風でチューブを熱収縮させて電線に固着する。このように、一本の電線に識別チューブを装着するための工程数が多いため、作業が煩雑で時間がかかるという問題があった。
特に、航空機に使用される電線は、一本の長さが数メートル以上であることも多く、長い電線には一本当たり多数箇所に識別チューブを取り付ける必要がある。そのため、長い電線について、複数箇所の定められた位置に、識別チューブを手作業で装着する作業は、労働負担が大きいものであった。
また、航空機の電線に装着される識別チューブとしては、従前より、平らに折り畳まれた状態の識別チューブが使用されるのが一般的である。このようなチューブの場合、電線を通すためには、チューブを指先で摘んで内部空間を押し広げなければならず、電線を通す作業の間、その状態を保持している必要がある。かかる作業は効率が悪く、熟練も要する。そのため、手作業によらず、電線に識別チューブを装着することができる技術が要請されていた。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、航空機用の電線に多い数メートル以上の長い電線であっても、複数箇所に識別チューブを装着することができる識別チューブ装着システムの提供を、第一の課題とするものである。また、航空機用の電線に使用される平らに折り畳まれた状態の識別チューブを、電線に装着することができる識別チューブ装着システムの提供を、第二の課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる識別チューブ装着システムは、
「電線の把持及び下流への送りが可能な第一把持装置と、
該第一把持装置より下流に位置し、電線の把持と下流及び上流への送りが可能な第二把持装置と、
該第二把持装置と前記第一把持装置との間に位置し、前記第一把持装置から送られた電線の長さの計測に基づき電線を切断する切断装置と、
前記第一把持装置から前記第二把持装置まで電線を直進させる第一通路、及び、前記第二把持装置から上流に送られる電線を前記第一把持装置とは異なる方向に案内する第二通路を切り替える通路シフト装置と、
前記第二把持装置の下流に識別チューブを搬送し保持するクランプ装置と、
前記第二把持装置の下流に位置し、電線を挿通させている識別チューブを加熱する加熱装置と、
を具備する」ものである。
一本の電線に複数の識別チューブを熱収縮によって装着するに当たり、複数の識別チューブに電線を同一方向から挿通しようとした場合、電線の径に比べて識別チューブの径がかなり大きければ、電線の下流側から順に識別チューブを取り付けることが可能である。この場合、識別チューブの取り付けを開始した時点の位置を超えて電線を上流に移動させる必要はなく、基本的には電線を下流に送りながら識別チューブを装着することができる。しかしながら、実際には、識別チューブの径は電線の径より僅かに大きい程度である。そのため、複数の識別チューブに電線を同一方向から挿通しようとすると、電線の上流側から順に識別チューブを取り付ける必要があり、切断のために一旦下流に送った電線を、上流に戻す必要がある。航空機に使用される電線のように電線が非常に長い場合は、上流側に戻される長さが大きいものとなる。そのため、第一把持装置や切断装置など、上流側にある構成と、上流に戻される電線が干渉するおそれがある。
これに対し、本構成では、電線を上流に戻す第二把持装置より上流における電線の通路を、第一通路から第二通路に切り替えることができる。この第二通路は、第二把持装置に上流から電線を送る第一把持装置とは異なる方向に、電線を案内する。これにより、電線が長い場合であっても、上流側にある構成と干渉するおそれなく、電線を上流に戻すことができる。
本発明にかかる識別チューブ装着システムは、上記構成に加え、
「平らに折り畳まれた状態の識別チューブに挿し込まれる薄板状のチューブ支持片を複数備えているチューブホルダを、更に具備し、
前記クランプ装置は、離隔接近する一対のクランプ部を備えており、
一対の該クランプ部は、対面する内周面それぞれが離隔方向に窪んだ形状を呈している」ものとすることができる。
航空機の電線に装着される識別チューブは、平らに折り畳まれた状態であるのが一般的である。折り畳まれた状態の識別チューブに電線を通すために、チューブの内部空間を押し広げることは、手作業であっても難しい。まして、機械にそれをさせることは、より困難であると懸念されていた。
これに対し、本構成では、識別チューブを保持するクランプ装置に、対面する内周面それぞれが離隔方向に窪んだ形状を呈している一対のクランプ部を設けている。これにより、平らに折り畳まれた状態の識別チューブであっても、一対のクランプ部を識別チューブの両外側から接近させることにより、容易に識別チューブの内部空間を押し広げることができ、内部空間を押し広げられた状態の識別チューブを、一対のクランプ部間に安定して保持させることができる。
本発明にかかる識別チューブ装着システムは、上記構成に加え、
「前記第一把持装置の上流に位置し、前記第一把持装置に供給される電線を撮影するカメラ、及び、撮影された画像の解析により電線の継ぎ目を検出する画像処理手段を備える継ぎ目検出装置を、更に具備する」ものとすることができる。
本構成では、チューブを装着する装置に供給される電線における継ぎ目の有無を、継ぎ目検出装置で検出している。そのため、市販されている電線に存在するおそれのある継ぎ目を排除して、継ぎ目のない電線のみに識別チューブを装着することができる。
以上のように、本発明の効果として、航空機用の電線に多い数メートル以上の長い電線であっても、複数箇所に識別チューブを装着することができる識別チューブ装着システムを、提供することができる。また、航空機用の電線に使用される平らに折り畳まれた状態の識別チューブを、電線に装着することができる識別チューブ装着システムを、提供することができる。
本発明の一実施形態の識別チューブ装着システムの構成であるチューブ装着装置の斜視図である。 図1のチューブ装着装置の側面図である。 図1のチューブ装着装置の動作を説明する模式図である。 図3に引き続き、図1のチューブ装着装置の動作を説明する模式図である。 図4に引き続き、図1のチューブ装着装置の動作を説明する模式図である。 図5に引き続き、図1のチューブ装着装置の動作を説明する模式図である。 図6に引き続き、図1のチューブ装着装置の動作を説明する模式図である。 図7に引き続き、図1のチューブ装着装置の動作を説明する模式図である。 図1のチューブ装着装置における一対のクランプ部の斜視図である。 図9の一対のクランプ部の動作を説明する模式図である。 図1のチューブ装着装置における一対の半割体の動作を説明する模式図である。 (a)一対のクランプ部の他の実施形態、及び、(b)一対の半割体の他の実施形態の断面図である。 本発明の一実施形態の識別チューブ装着システムの構成である継ぎ目検出装置の構成図である。 本発明の一実施形態の識別チューブ装着システムの構成である電線供給装置の構成図である。
以下、本発明の一実施形態である識別チューブ装着システム、及びこれを使用する識別チューブ装着電線の製造方法について、図1乃至図14に基づいて説明する。識別チューブ装着システムは、電線を所定長さに切断して識別チューブを装着するチューブ装着装置1と、チューブ装着装置1に電線を供給する電線供給装置100と、電線供給装置100とチューブ装着装置1との間で、電線の継ぎ目を検出する継ぎ目検出装置120とを備えている。
まず、チューブ装着装置1の構成について説明する。チューブ装着装置1は、電線の把持及び下流への送りが可能な第一把持装置11と、第一把持装置11より下流に位置し、電線の把持と下流及び上流への送りが可能な第二把持装置12と、第二把持装置12と第一把持装置11との間に位置し、第一把持装置11から送られた電線の長さの計測に基づき電線を切断する切断装置20と、第一把持装置11から第二把持装置12まで電線を直進させる第一通路31、及び、第二把持装置12から上流に送られる電線を第一把持装置11とは異なる方向に案内する第二通路32を切り替える通路シフト装置30と、第二把持装置12の下流に識別チューブを搬送し保持するクランプ装置50と、第二把持装置12の下流に位置し、電線を挿通させている識別チューブを加熱する加熱装置70と、第二把持装置12より下流における電線の進行方向を案内するガイド装置80と、第二把持装置12より下流における電線の進行方向を、クランプ装置50に保持された識別チューブの軸方向と一致させる位置決め装置40と、ガイド装置80を介して下流に送られた電線を一時的に収容する収容部81,82と、識別チューブが装着された電線を排出部99まで搬送する搬送装置と、を具備している。そして、チューブ装着装置1を構成する各装置は、接地面から所定の高さに支持された基台90に配置されている。
また、チューブ装着装置1は、上記の各装置の動作を制御する制御装置(図示しない)を備えている。制御装置は、ハード構成として主記憶装置と、中央処理装置(CPU)と、ハードディスク等の補助記憶装置とを備える汎用のコンピュータを備えている。そして、主記憶装置には、各装置の動作を制御する制御手段としてコンピュータを機能させる制御プログラムが記憶されており、中央処理装置は制御プログラムに従って処理を行う。更に、制御装置は、各装置の動作を制御するために、制御プログラムに処理条件等を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等の入力装置と、コンピュータによる処理の過程や処理の結果を表示するモニタやプリンタ等の出力装置を備えている。
次に、チューブ装着装置1を構成する各装置ぞれぞれの構成について、具体的に説明する。以下では、チューブ装着装置1において電線が直進すべき方向を「長軸方向」と称し、長軸方向に直交する方向を「幅方向」と称することがある。
まず、第一把持装置11について説明する。第一把持装置11は、一対のローラ11a間で電線を把持し、一対のローラ11aの相反する方向への回転によって、電線を下流に向けて送り出す。また、第一把持装置11は、一対のローラ11aによって下流に送られる電線の進行方向を規制する細長い筒状のガイド部11bを備えている。更に、第一把持装置11は、送り出す電線の長さを計測する計測器(図示しない)を備えている。計測器は、例えば、ローラ11aの回転量に応じてパルス信号を送信するロータリーエンコーダの出力に基づき、ローラ11aの回転に伴い送られた電線の長さを計測する構成とすることができる。
第二把持装置12も同様に、一対のローラ12a間で電線を把持する構成であり、一対のローラ12aの相反する方向への回転、及び、回転方向の切り替えによって、電線を下流または上流に向けて送り出す。また、第二把持装置12も同様に、送り出す電線の長さを計測する計測器を(図示しない)備えている。計測器は、第一把持装置11の計測器と同様に、ローラ12aの回転量に応じてパルス信号を送信するロータリーエンコーダの出力に基づき、ローラ12aの回転に伴い送られた電線の長さを計測する構成とすることができる。
切断装置20は、第一把持装置11と第二把持装置12の間に位置し、上下方向に変位する刃体21を備えている。刃体21が下方に変位することにより、第一把持装置11から下流に送られる電線の進行する通路を刃体21が通過し、電線が切断される。
第一通路31は、直線状に延びた細長い管からなる。一方、第二通路32は、第二把持装置12から上流に向かって直線状に延びた後、下方に向かってU字状に湾曲している管からなる。第二通路32の湾曲部の端部は、基台90の下方の空間で開口している。第二通路32の直線部の上に第一通路31が積重しており、通路シフト装置30は、積重状態の第一通路31及び第二通路32を上下に変位させる。通路シフト装置30が両通路を下方に変位させると、第一把持装置11から下流に送り出された電線は第一通路31を通過して第二把持装置12に至る。一方、両通路を上方に変位させると、第二把持装置12から上流に送り出された電線は、第二通路32を通過し、第一把持装置11には至ることなく基台90の下方の空間へ導かれる。
チューブホルダ60は、第二把持装置12より下流側で、且つ、第二把持装置12から送られる電線が進行する通路から離れた位置に設置されており、長軸方向に変位する。チューブホルダ60は、識別チューブC1に挿し込まれるチューブ支持片61を複数備えている。このチューブ支持片61は細長い薄板状で、その幅長さは、平らに折り畳まれた状態の識別チューブC1の幅長さより大きく設定されている。複数のチューブ支持片61は、基台90に対して直角をなす平面を有する支持体69から、櫛の歯のように突出して並んでいる。支持体69は、チューブホルダ60に対して着脱式であり、支持体69をチューブホルダ60に取り付けた状態で、複数のチューブ支持片61は幅方向に列設される。チューブホルダ60は、チューブ支持片61のサイズが異なる複数種類の支持体69を備えており、識別チューブC1の径に応じたサイズのチューブ支持片61を備える支持体69を選択して、チューブホルダ60に取り付ける。
クランプ装置50は、第二把持装置12の下流側に位置し、一対のクランプ部51と、一対のクランプ部51を幅方向に離隔接近させる機構と、一対のクランプ部51を同時に上下方向及び幅方向に変位させる機構とを備えている。ここで、一対のクランプ部51は、図9に示すように、それぞれ略直方体のブロックであり、対面する内周面それぞれに離隔方向に窪んだ凹部55を有している。ここでは、凹部55の形状として、一対のクランプ部51を当接させた状態で幅方向に切断した断面において、一対の凹部55を合わせた輪郭が菱形である場合を例示しているが、一対の凹部を合わせた輪郭が円形となる凹部とすることもできる。
位置決め装置40は、長軸方向においては第二把持装置12とクランプ装置50との間に位置し、一対の半割体41と、一対の半割体41を幅方向に離隔接近させる機構と、一対の半割体41を同時に上下方向に変位させる機構とを備えている。一対の半割体41は、図11(a)に示すように、それぞれ略直方体のブロックであり、対面する内周面それぞれに長軸方向に延びる溝部45を有している。溝部45の形状は、一対の半割体41を当接させた状態で幅方向に切断した断面において、一対の溝部45を合わせた輪郭が円となる形状であり、この円の直径は、識別チューブの装着対象の電線の外径とほぼ等しい。そして、一対の半割体41を上方に変位させ、一対の半割体41を当接させることにより、両者の溝部45によって形成される円筒状の空間は、図11(b)に示すように、第二把持装置12から下流に送られる電線W2が直進すべき通路となる。
加熱装置70は、熱風を噴出する一対の送風部71を備えている。一対の送風部71は、長軸方向においては第二把持装置12とクランプ装置50との間に位置し、上下方向においては一対の送風部71の間を電線が通過する高さであり、幅方向に一対の送風部71を変位させる機構を備えている。
ガイド装置80は、円筒状で第二把持装置12より下流に位置しており、第二把持装置12から送られた電線が直進すべき方向に円筒の軸線を一致させた状態で、第二把持装置12に対して離隔接近するように変位する。
収容部としては、直線状に延びた筒状の第一収容部81と、円筒状の周壁を有する第二収容部82とを具備しており、何れもガイド装置80より下流に位置する。第一収容部81の軸線は、ガイド装置80の軸線の延長線である。第二収容部82は、第一収容部81の上流端の近傍に、周壁の一部を接近させて配置されている。そして、ガイド装置80の下流に設けられた切替装置89により、ガイド装置80を通過した電線の進行方向が、第一収容部81または第二収容部82に切り替えられる。大径で剛性が高い電線の進行方向は第一収容部81に切り替えられ、小径で可撓性を有する電線の進行方向は第二収容部82に切り替えられる。
搬送装置は、基台90の下方の空間にあり、それぞれ水平な軸周りに回動する一対の部材の離隔接近によって電線を挟持し開放するチャック91と、長軸方向に下流まで延びているレール95と、チャック91をレール95に沿って移動させる機構とを備えている。チャック91は、第二通路32の端部近傍に待機しており、第二通路32を通過した電線を挟持するとレール95に沿って下流まで移動し、排出部99で電線を開放する。
なお、各装置の構成を、上下方向、幅方向、または長軸方向に変位させる機構としては、エアや油圧によって駆動するシリンダ装置、ボールネジ、ラックとピニオン等を備えた機構を使用可能である。
次に、上記構成のチューブ装着装置1における各装置の動作、及び、チューブ装着装置1を使用して識別チューブを電線に装着するチューブ装着電線の製造方法について、説明する。
まず、チューブ装着装置1を動作させる前に、制御プログラムを立ち上げ、電線に識別チューブを装着する作業における諸条件を入力する。条件としては、電線の品番、電線を切断する長さ、識別チューブの品番、識別チューブの長さ、識別チューブの幅長さ、一本の電線に取り付ける識別チューブの数、電線における識別チューブの取り付け位置(例えば、電線の下流端からの長さ)、加熱温度、加熱時間、同一条件で製造する識別チューブ装着電線の本数、を例示することができる。ここでは、切断された一本の電線に3つの識別チューブを取り付け、取り付け位置が電線の上流端近傍、下流端近傍、及び、中央である場合を例示する。
また、本実施形態では、識別チューブの固着タイプを、条件として設定することができる。固着タイプとしては、識別チューブを全長に亘り電線に固着する全収縮タイプ、識別チューブのうち下流側の半分の長さだけを電線に固着する右半収縮タイプ、識別チューブのうち上流側の半分の長さだけを電線に固着する左半収縮タイプ、の三種類を選択可能である。このように、識別チューブを部分的に電線に固着するタイプを設けたのは、配線の現場において、識別チューブの電線に対する取り付け位置を移動できるようにする要請があるためである。例えば、コネクタ等に合わせて電線の端部で長さを切り揃える際に各電線において識別チューブを適正に位置させたい場合や、多数本の電線が重なり合って配線される場合に、識別チューブが他の電線によって隠されてしまうことを防止したい場合などである。
なお、電線の長さや取り付ける識別チューブの数など、処理条件が相違する複数種類の識別チューブ装着電線を続けて製造する場合は、そのスケジュールに沿って上記の条件入力を行う。これにより、多品種小ロットの識別チューブ装着電線を、連続的に製造することができる。
また、チューブ装着装置1を動作させる前に、チューブホルダ60のチューブ支持片61に識別チューブを嵌め込んでおく。本実施形態で使用する識別チューブは、平らに折り畳まれた状態の識別チューブC1であり、折り畳まれた状態のまま、薄板状のチューブ支持片61に挿通させて支持させる。
チューブ装着装置1を動作させると、図3(a)に示すように、第一把持装置11の上流から供給された電線Wが、第一把持装置11によって下流に送られる。第一把持装置11は、細長い筒状のガイド部11bを備えており、電線Wは第一通路31に向かって直進する。
一方、同時進行で、チューブホルダ60に支持された識別チューブを、クランプ装置50が保持し、電線を通過させる位置まで搬送する動作が行われる。まず、クランプ装置50は、識別チューブを保持していない一対のクランプ部51を同時に、幅方向に変位させる。図3(b)に示すように、チューブ支持片61に支持されている目的の識別チューブC1の上方まで移動したら、一対のクランプ部51を離隔させ、図3(c)に示すように、下降させる。このとき、図10(a)に示すように、チューブ支持片61に支持されている識別チューブC1を、一対のクランプ部51で挟むように位置させる。
この状態で一対のクランプ部51を接近させて行くと、図10(b)に示すように、折り畳まれた状態の識別チューブC1がクランプ部51によって両外側から押され、内部空間が押し広げられる。一対のクランプ部51は、対面する内周面それぞれが離隔方向に窪んだ凹部55を備えているため、内部空間が押し広げられた識別チューブC2の外周面が凹部55の内周面に当接し、内部空間が押し広げられた状態が安定して保持される。一対のクランプ部51によって識別チューブC2が保持されたら、図3(d)に示すように、チューブホルダ60を上流に向けて変位させる。これにより、一対のクランプ部51に保持された識別チューブC2からチューブ支持片61が抜き出る。その後、図3(e)に示すように、一対のクランプ部51を上昇させ、幅方向に変位させ初期位置に戻すと共に、チューブホルダ60を下流に向けて変位させて初期位置に戻す。
上記のような一連の動作により、識別チューブC2を保持したクランプ装置50が、第二把持装置12から送られる電線Wの通路より上方で待機している状態で、図4(a)に示すように、ガイド装置80を変位させ、その上流端を第二把持装置12に当接させる。この状態で、第一把持装置11から電線Wを下流に送り出すと、図4(b)に示すように、電線Wは第一通路31を経て第二把持装置12を通過し、更にガイド装置80を通過して、第一収容部81または第二収容部82に導かれる。
第一把持装置11から送り出された電線Wの長さが計測され、切断すべき長さに達すると、図4(c)に示すように切断装置20の刃体21が下降し、電線Wが切断される。切断された電線W2は、第二把持装置12によって更に下流に送られる。図4(d)に示すように、電線W2の上流端が第一通路31の下流端より下流に位置するまで送られると、図4(e)に示すように、通路シフト装置30が第一通路31及び第二通路32を上方に変位させ、第二把持装置12より上流側の電線の通路を、第二通路32に切り替える。
この状態で、図5(a)に示すように、位置決め装置40が一対の半割体41を離隔させた状態で上昇してから一対の半割体41を当接させ、図11(b)に示すように、溝部45によって形成された円筒状の空間内を電線W2が挿通している状態とする。つまり、第二把持装置12より下流側の電線W2の通路が、位置決め装置40によって規制される。このような位置決め装置40の動作に伴い、ガイド装置80は下流側に変位して上流端を位置決め装置40に当接させる。これにより、位置決め装置40の溝部45によって形成された円筒状の空間とガイド装置80の内部空間とが連通する。
次に、第二把持装置12のローラをそれまでとは逆方向に回転させ、電線W2を上流側に送る。これにより、図5(b)に示すように、電線W2は第二通路32内を進行する。このように、下流側を一時的に収容部に収容させていた電線W2を上流側に戻すに当たり、第二把持装置12の下流で位置決め装置40によって電線の進行方向を規制しているため、収容部からガイド装置80を経て進行する電線W2を、第二把持装置12によってスムーズに上流に送ることができる。また、第二通路32はU字状に湾曲しており、電線W2を第一把持装置11とは異なる方向(基台90の下方の空間)に案内する。そのため、電線W2が長くても、第一把持装置11、切断装置20、及び切断装置20の近傍に下流端を位置させている次に処理されるべき電線Wと、干渉することなく電線W2を上流側に戻すことができる。
上流側に戻された電線W2の下流端が、図5(c)に示すように、位置決め装置40の下流端より上流に達したら、図5(d)に示すように、識別チューブC2を保持したクランプ装置50を下降させ、溝部45によって位置決め装置40の内部に形成されている円筒状の空間と、クランプによって押し広げられた識別チューブC2の内部空間とを連通させる。更に、ガイド装置80を変位させて位置決め装置40に当接させ、位置決め装置40の内部の円筒状の空間及び識別チューブC2の内部空間をガイド装置80の内部空間と連通させる。その状態で、第二把持装置12によって電線W2を再度下流に送る。これにより、図10(c)に示すように、電線W2はクランプ装置50に保持された状態の識別チューブC2を貫通し、ガイド装置80を介して更に下流まで進行する。
電線W2の送りによって、クランプ装置50に保持された識別チューブC2の電線W2に対する位置が、識別チューブを電線W2に取り付けるべき3カ所のうち、電線W2に対して最も上流側(ここでは、上流端近傍)の位置に達したら、図5(e)に示すように、一対のクランプ部を離隔させて識別チューブC2を開放し、クランプ装置50を上昇させる。これと共に、位置決め装置40を下降させ、ガイド装置80を下流に変位させる。
このようにして、電線W2を挿通させている識別チューブC2の周囲から、クランプ装置50、位置決め装置40、及びガイド装置80を退避させた後、図6(a)に示すように、加熱装置70の一対の送風部71を幅方向に変位させ、一対の送風部71間に電線W2を位置させる。この状態で、送風部71から予め設定した温度の熱風を噴出させる。熱風による識別チューブC2の加熱は、図6(b)に示すように、電線W2を識別チューブC2と共に上流に移動させながら行われる。移動速度は、予め設定した加熱時間と識別チューブC2の長さによって定まる。また、予め選択した固着タイプに応じて、識別チューブC2において熱風により加熱される範囲が調整される。これにより、識別チューブの全長、下流側の半分の長さ、または、上流側の半分の長さが熱収縮し、電線W2に固着した識別チューブC3となる。
次に、2つ目の識別チューブを装着する。この時点では、電線W2の上流端がクランプ装置50の近傍にあるが、2つ目の識別チューブに電線W2を挿通するためには、電線W2の下流端をクランプ装置50の近傍まで戻す必要がある。そのため、図6(c)に示すように、位置決め装置40で進行方向を規制した状態で第二把持装置12によって電線W2を上流側に送り、図6(d)に示すように、電線W2の下流端を位置決め装置40の下流端より上流に移動させる。また、このときまでに、図3(b)〜図3(e)を用いて上述した動作によって、チューブホルダ60に支持されていた識別チューブを、クランプ装置50に保持させておく。
そして、1つ目の識別チューブに電線W2を挿通したときと同様に、図6(e)に示すように、クランプ装置50を下降させると共にガイド装置80を変位させ、位置決め装置40の内部の円筒状の空間、クランプによって保持された識別チューブC2の内部空間、及びガイド装置80の内部空間を連通させた状態で、第二把持装置12によって電線W2を下流に送る。これにより、電線W2は識別チューブC2を貫通して下流に進行する。電線W2に対する識別チューブC2の位置が、2つ目の識別チューブC2を電線W2に取り付けるべき位置(ここでは、電線W2の中央)に至ったら、上記と同様に、加熱装置70で識別チューブC2を加熱し、熱収縮した識別チューブC3として電線W2に固着させる(図7(a),(b)参照)。
その後、3つ目の識別チューブを装着するために、上記と同様に、位置決め装置40で進行方向を規制した状態で第二把持装置12によって電線W2を上流側に送り、電線W2の下流端を位置決め装置40の下流端より上流に移動させる(図7(c),(d)参照)。そして、3つ目の識別チューブを保持したクランプ装置50を、上記と同様に下降させると共にガイド装置80を変位させ、第二把持装置12によって電線W2を下流に送る。電線W2に対する識別チューブC2の位置が、3つ目の識別チューブC2を電線W2に取り付けるべき位置(ここでは、電線W2の下流端近傍)に至ったら(図7(e)参照)、上記と同様に、加熱装置70で識別チューブC2を加熱し、熱収縮した識別チューブC3として電線W2に固着させる(図8(a),(b)参照)。
以上の動作により、装着すべき3つの識別チューブの全てが電線W2に装着され、識別チューブ装着電線が製造されたため、これを排出部99に搬送する。そのために、図8(c)に示すように、第二把持装置12によって電線W2を上流側に送る。電線W2は、第二通路32を進行し、基台90の下方の空間で開口している第二通路32の端部近傍で待機しているチャック91によって挟持され、レール95に沿って排出部99まで搬送される。排出部99に搬送された識別チューブ装着電線は、その数が一定数に達した段階で、チューブ装着装置1の外部に搬出される。
以上のように、本実施形態では、一本の電線に複数の識別チューブを装着するに当たり、図8(e)に示すように、電線に対する取り付け位置が、電線の送り方向に対して最も上流側である識別チューブを最初に取り付け、以降、下流に向かって順に取り付ける。これにより、電線の外径と識別チューブの内径との差が大きくなくても、複数の識別チューブに一本の電線を同一方向から挿通し、装着することができる。
次に、電線供給装置100の概略構成を、図14を用いて説明する。電線供給装置100は、電線Wが巻回されたドラム110を支持し、ドラム110からの電線Wの引き出しを補助する装置である。ドラム110には、電線Wの種類や太さ等に応じて、径が相違する複数の種類が存在する。そのため、電線供給装置100は、ドラム110の径に対応して芯径が相違する、複数(ここでは、3つを例示)のドラム支持部101を備えている。
ドラム110から引き出された電線Wは、張力調整部105を介して電線供給装置100から外部に導かれ、チューブ装着装置1の第一把持装置11に供給される。張力調整部105は、第一把持装置11によって下流に送られる電線Wの張力の大きさと自重とのバランスによって上下に移動するローラ105rと、ローラ105rの位置を検出するセンサ105sを備えている。ドラム支持部101は、センサ105sによって検出されるローラ105rの位置が、予め定められた範囲内となるように、ドラム支持部101を回転させるモータの回転数を調整し、第一把持装置11による電線Wの引き出しを補助する。なお、チューブ装着装置1による使用が済んだ電線Wは、第一把持装置11が電線Wを開放している状態で、ドラム支持部101がドラム110を逆方向に回転させることにより、ドラム110に巻き取られる。
次に、継ぎ目検出装置120について、図13を用いて説明する。上記のように、本実施形態のチューブ装着装置1は、ドラムに巻回された電線の供給を受ける。ところが、ドラムに巻回された状態で市販されている電線には、途中に継ぎ目のある状態のものが存在する。例えば、分離している電線の端部同士をねじり合わせて継いだり、端部同士を重ねて接着テープで巻いて継いだりされたものである。上述のように、従来は、切断された電線に手作業で識別チューブを装着していたため、作業者の視認により、途中に継ぎ目がある電線は排除されていた。
本実施形態では、手作業によらず電線に識別チューブを装着するため、途中に継ぎ目がある電線から識別チューブ装着電線が製造されることを防ぐために、継ぎ目検出装置120を使用する。継ぎ目検出装置120は、電線供給装置100とチューブ装着装置1の第一把持装置11との間に設置されている。
継ぎ目検出装置120は、箱状の本体121と、本体121の内部に設置されたカメラ125と、カメラ125による撮影対象に光を投射する照明126と、制御装置130とを備えている。電線供給装置100から供給された電線Wを、本体121の内部空間を通過させるために、本体121において対抗する一対の側面には、電線Wを貫通させる挿通孔122が設けられている。カメラ125と照明126は、本体121の内部空間に設置されている。本実施形態では、本体121の内部空間を通過する電線Wを上方から撮影するためのカメラ125及び照明126と、電線Wを側方から撮影するためのカメラ125及び照明126とが設置されている。
制御装置130は、ハード構成として主記憶装置と、中央処理装置(CPU)と、ハードディスク等の補助記憶装置とを備える汎用のコンピュータを備えている。そして、主記憶装置には、カメラ125による撮像を制御するカメラ制御手段、及び、カメラ125による撮像を画像解析する画像解析手段としてコンピュータを機能させるプログラムがそれぞれ記憶されており、これらのプログラムに従って中央処理装置が処理を行う。
画像処理手段は、カメラ125による撮像から電線Wの像を抽出し、電線Wの太さの変化または電線Wの色の変化に、予め定めた範囲を超える変化が検出された場合に、電線Wに継ぎ目があると判定する。なお、制御装置130は、カメラ125による撮像、画像処理後の画像、継ぎ目の有無の判定結果等を表示するモニタやプリンタ等の出力装置131と、継ぎ目が存在すると判定された場合に、警報音を発し警告灯を点灯・点滅させるアラーム装置(図示しない)を備えている。
以上のように、本実施形態によれば、一本の電線W2に複数の識別チューブを装着するに当たり、複数の識別チューブに電線W2を同一方向から挿通する。そのため、切断のためにいったん下流に送った電線W2を上流に戻す必要があるが、上流に向かって電線W2を送る第二把持装置12の上流における電線W2の通路を、第一通路31から第二通路32に切り替えることができる。この第二通路32は、第二把持装置12に上流から電線Wを送る第一把持装置11とは異なる方向に、電線W2を案内する。これにより、電線W2が長い場合であっても、上流側の構成や、次に処理されるべく待機している電線Wと干渉することなく、電線W2を上流に戻すことができる。
加えて、本実施形態では、第二通路32を介して上流に送られた電線W2は、チューブ装着装置1の基台90の下方の空間に導かれるため、電線W2が非常に長くても、装置の各構成との干渉を防止して上流に送ることができる。
また、本実施形態では、識別チューブを保持するクランプ装置50に、対面する内周面それぞれが離隔方向に窪んだ凹部55を備える一対のクランプ部51を設けている。これにより、航空機の電線に使用される平らに折り畳まれた状態の識別チューブであっても、上記形状の一対のクランプ部51を識別チューブの両外側から接近させることにより、容易に識別チューブの内部空間を押し広げ、その状態で一対のクランプ部51間に識別チューブを安定して保持させることができる。
更に、電線W2を挿通させた状態の識別チューブを加熱して熱収縮させる際に、加熱装置70に対して電線W2を移動させることにより、識別チューブにおいて加熱される範囲を変更できる構成としており、識別チューブが全長に亘り電線W2に固着されたタイプと、識別チューブが部分的に電線W2に固着されたタイプの識別チューブ装着電線を製造することができる。これにより、識別チューブの装着を仮留めとして装着位置を微調整したい現場の要請に、応えることができる。
加えて、チューブ装着装置1に供給される電線Wにおける継ぎ目の有無を、継ぎ目検出装置120で検出しているため、ドラムに巻回された状態で市販されている電線に存在するおそれのある継ぎ目を排除して、識別チューブ装着電線を製造することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、クランプ装置50の一対のクランプ部51それぞれが一つの凹部55を備える場合を図示により例示した。この場合、電線の太さ、及び平らに折り畳まれた識別チューブの幅長さが大きく相違するときは、異なるサイズの凹部55を備える別の一対のクランプ部に取り替える。これに限定されず、図12(a)に示すように、一対のクランプ部51bそれぞれが、電線の太さ、及び平らに折り畳まれた識別チューブの幅長さの種類に対応して、サイズの相違する複数の凹部55を備える構成とすることができる。これにより、種類の異なる電線及び識別チューブを使用して、連続的に識別チューブ装着電線を製造する場合であっても、一対のクランプ部51bを取り替えることなく効率的に製造することができる。
また、上記の実施形態では、位置決め装置40の一対の半割体41それぞれが一つの溝部45を備える場合を図示により例示した。この場合、電線の径が相違するときは、異なる径の溝部45を備える別の一対の半割体に取り替える。これに限定されず、図12(b)に示すように、一対の半割体41bそれぞれが、電線の径に対応して径の相違する複数の溝部45を備える構成とすることができる。
1 チューブ装着装置
11 第一把持装置
12 第二把持装置
20 切断装置
30 通路シフト装置
31 第一通路
32 第二通路
50 クランプ装置
51 クランプ部
60 チューブホルダ
61 チューブ支持片
70 加熱装置
120 継ぎ目検出装置
W 電線
W2 電線(切断後電線)
C1 識別チューブ(平らに折り畳まれた状態の識別チューブ)
C2 識別チューブ(内部空間が押し広げられた状態の識別チューブ)
C3 識別チューブ(熱収縮により電線に固着された識別チューブ)

Claims (3)

  1. 電線の把持及び下流への送りが可能な第一把持装置と、
    該第一把持装置より下流に位置し、電線の把持と下流及び上流への送りが可能な第二把持装置と、
    該第二把持装置と前記第一把持装置との間に位置し、前記第一把持装置から送られた電線の長さの計測に基づき電線を切断する切断装置と、
    前記第一把持装置から前記第二把持装置まで電線を直進させる第一通路、及び、前記第二把持装置から上流に送られる電線を前記第一把持装置とは異なる方向に案内する第二通路を切り替える通路シフト装置と、
    前記第二把持装置の下流に識別チューブを搬送し保持するクランプ装置と、
    前記第二把持装置の下流に位置し、電線を挿通させている識別チューブを加熱する加熱装置と、
    を具備することを特徴とする識別チューブ装着システム。
  2. 平らに折り畳まれた状態の識別チューブに挿し込まれる薄板状のチューブ支持片を複数備えているチューブホルダを、更に具備し、
    前記クランプ装置は、離隔接近する一対のクランプ部を備えており、
    一対の該クランプ部は、対面する内周面それぞれが離隔方向に窪んだ形状を呈している
    ことを特徴とする請求項1に記載の識別チューブ装着システム。
  3. 前記第一把持装置の上流に位置し、前記第一把持装置に供給される電線を撮影するカメラ、及び、撮影された画像の解析により電線の継ぎ目を検出する画像処理手段を備える継ぎ目検出装置を、更に具備する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の識別チューブ装着システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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