JP2017158805A - Electric vacuum cleaner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、電動送風機の駆動により吸い込まれた含塵空気から塵埃を遠心分離する遠心分離部を有する集塵装置を備えた電気掃除機に関する。 Embodiments of the present invention relate to a vacuum cleaner provided with a dust collecting device having a centrifugal separator that centrifuges dust from dust-containing air sucked by driving of an electric blower.
従来、例えば電動送風機に用いられる集塵装置として、含塵空気を内部で旋回させることにより塵埃を遠心分離(サイクロン分離)する、いわゆるサイクロン分離式のものが知られている。このようなサイクロン分離式の集塵装置は、有底円筒状のカップ部の内方に、円筒状の内筒部と、この内筒部の下端部に拡径されて設けられた円筒状のシェード部とが、カップ部と同心状に配置され、カップ部の内周面と内筒部の外周面との間に、電動送風機の駆動により吸い込んだ含塵空気を旋回させる風路を形成する遠心分離部を備えている。そして、風路を旋回した含塵空気から塵埃が遠心分離され、カップ部の内周面に沿って落下してカップ部の底部に溜められるとともに、この塵埃が分離された空気が、内筒部の周面に開口された開口部に配置されたフィルタを通過して下流側へと通過するようになっている。 2. Description of the Related Art Conventionally, as a dust collector used in, for example, an electric blower, a so-called cyclone separation type that centrifuges dust (cyclone separation) by rotating dust-containing air inside is known. Such a cyclone separation type dust collector is a cylindrical inner cylinder portion provided on the inner side of a bottomed cylindrical cup portion, and a cylindrical inner diameter portion provided at the lower end portion of the inner cylinder portion. The shade portion is disposed concentrically with the cup portion, and forms an air passage for swirling dust-containing air sucked by driving of the electric blower between the inner peripheral surface of the cup portion and the outer peripheral surface of the inner cylinder portion. A centrifuge is provided. Then, the dust is centrifuged from the dust-containing air swirled in the air passage, falls along the inner peripheral surface of the cup part, and is stored in the bottom part of the cup part, and the air from which the dust is separated becomes the inner cylinder part. It passes through the filter arranged in the opening part opened in the peripheral surface of this and goes downstream.
また、シェード部は、通気開口とこの通気開口に取り付けられた圧縮フィルタとを備えており、風路からの空気の一部を通気開口に通過させることで、カップ部の底部に溜められた塵埃をシェード部の内部で圧縮している。 In addition, the shade portion includes a ventilation opening and a compression filter attached to the ventilation opening, and dust accumulated in the bottom of the cup portion by allowing a part of the air from the air passage to pass through the ventilation opening. Is compressed inside the shade part.
しかしながら、シェード部の通気開口を通過した空気は、直上に位置する開口部へとそのまま吸い込まれることで、遠心分離部において特に細塵を充分に分離できない場合があり、細塵を分離するための構成が遠心分離部の下流側に別途必要となる。 However, the air that has passed through the ventilation opening of the shade portion may be sucked as it is into the opening located directly above, so that particularly fine dust may not be sufficiently separated in the centrifugal separation portion. A configuration is separately required on the downstream side of the centrifuge.
本発明が解決しようとする課題は、集塵装置の遠心分離部での塵埃の分離性能を向上した電気掃除機を提供することである。 Problem to be solved by the invention is providing the vacuum cleaner which improved the separation performance of the dust in the centrifuge part of a dust collector.
実施形態の電気掃除機は、電動送風機を備えた本体ケースと、この本体ケースに設けられた集塵装置とを有する。集塵装置は、電動送風機の駆動により吸い込まれた含塵空気から塵埃を遠心分離する遠心分離部を備える。遠心分離部は、カップ部と、筒状の内筒部と、筒状のシェード部とを有する。内筒部は、カップ部の内方に位置し、外面とこのカップ部の内面との間に含塵空気を旋回させる風路を形成する。また、内筒部は、含塵空気の一部を電動送風機の吸込側へと通過させる開口を備える。シェード部は、内筒部の下端部に設けられ、内筒部よりも拡大されて下方に開口する。また、シェード部は、カップ部内にて風路の下方に塵埃を溜める溜め部を区画する。そして、シェード部は、内方の空気をカップ部の内面側に向けて傾斜状に風路へと通過させる通気開口を備える。 The vacuum cleaner of an embodiment has a main body case provided with an electric blower, and a dust collector provided in the main body case. The dust collector includes a centrifuge that centrifuges dust from dust-containing air sucked by driving of the electric blower. The centrifuge has a cup part, a cylindrical inner cylinder part, and a cylindrical shade part. An inner cylinder part is located inside a cup part, and forms the wind path which turns dust-containing air between an outer surface and the inner surface of this cup part. Moreover, an inner cylinder part is provided with the opening which allows a part of dust-containing air to pass to the suction side of an electric blower. A shade part is provided in the lower end part of an inner cylinder part, is expanded rather than an inner cylinder part, and opens below. The shade part defines a reservoir part for collecting dust in the cup part below the air passage. And a shade part is equipped with the ventilation | gas_flowing opening which passes inner air toward the inner surface side of a cup part in an inclined shape to an air path.
以下、一実施形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。 The configuration of one embodiment will be described below with reference to FIGS.
図5において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、風路形成体である管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
In FIG. 5, reference numeral 11 denotes a so-called canister type vacuum cleaner. The vacuum cleaner 11 includes a
管部12は、掃除機本体13に接続される接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側などに着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
The
手元操作部17には、例えばループ状の把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21の上部には、操作設定用の設定ボタン22が複数設けられている。
For example, a loop-
また、掃除機本体13は、大径の走行輪23を両側に有し図示しない旋回輪などを下部に有する本体ケース26を備え、この本体ケース26の外部である上部には、集塵カップである集塵装置27が着脱可能となっている。そして、掃除機本体13は、走行輪23および旋回輪によって被掃除面としての床面上を少なくとも前後方向に沿って走行(移動)可能に構成されている。なお、以下、前後方向および左右方向は、掃除機本体13(本体ケース26)の走行(移動)方向を基準とする。
The
本体ケース26は、例えば合成樹脂などにより形成されており、集塵装置27の後方に位置する本体部31と、この本体部31の前部下側に突設されて集塵装置27の下部を支持する集塵装置支持部としての突出受部32とを一体的に有している。そして、本体ケース26の内部には、これら本体部31と突出受部32とに亘って、側面視でL字状に屈曲した図示しない本体風路部が配置されている。
The
本体部31の両側には、走行輪23がそれぞれ回転自在に軸支されている。また、この本体部31の前部の上側には、掃除機本体13(本体ケース26)を把持するための例えばループ状のハンドル34が後方に向けて傾斜状に突設されている。また、この本体部31の内部には、電動送風機35、この電動送風機35の動作を制御する図示しない制御手段としての制御回路部、および、電動送風機35などに給電可能なコードリール装置、あるいは電池などの電源部が収容されている。
The traveling
また、図4に示すように、本体部31の前部には、電動送風機35の吸込側に連通し本体ケース26に装着された集塵装置27(図2)の下流側に気密に接続される吸気開口部38と、集塵装置27の上流側に気密に接続される連通開口部39とが上下に位置して形成されている。そして、この本体部31の後部には、電動送風機35の排気を本体ケース26の外部へと排出する図示しない複数の排気孔が形成されている。
As shown in FIG. 4, the front portion of the
突出受部32の前面には、図5に示す管部12の接続管部15が接続される本体吸込口40が形成されており、この本体吸込口40が本体風路部の上流端の開口となっている。したがって、この本体吸込口40は、本体風路部を介して連通開口部39(図4)と連通し、この連通開口部39(図4)を介して集塵装置27の上流側と連通可能となっている。
A main
電動送風機35は、設定ボタン22の操作に応じて、制御回路部により動作が制御されるものである。
The operation of the
一方、図2に示す集塵装置27は、風路的に、含塵空気が導入される導入口42と、この導入口42と連通する遠心分離部としての第1分離部(第1遠心分離部)43と、この第1分離部43を通過した空気を導く導風部44と、この導風部44と連通する下流側遠心分離部(細塵遠心分離部)としての複数の第2分離部(第2遠心分離部)45と、この第2分離部45を通過した空気を導く風路部46と、この風路部46の下流端を構成し空気が排出される排出口47とを備えている。そして、集塵装置27は、導入口42から導入された含塵空気から第1分離部43によって比較的大きい塵埃である粗塵D1と比較的小さい塵埃である細塵D2の一部とを分離し、この第1分離部43を通過した含塵空気を導風部44により各第2分離部45へと略均等に分散して導き、各第2分離部45によって残りの細塵D2を分離し、塵埃が分離された空気を、風路部46から排出口47を介して外部(電動送風機35の吸込側)へと排出するようになっている。
On the other hand, the
また、集塵装置27は、構造的に、第1本体部としての有底円筒状のカップ部51と、第2本体部としての分離本体部52とを着脱可能に備えている。そして、この集塵装置27は、本体ケース26に対して装着した状態で後側が本体部31の前部に嵌合して固定される。なお、以下、集塵装置27において、上下方向とは、集塵装置27の軸方向における一端側と他端側(図2中の一点鎖線Lの一端側である上側と他端側である下側)とをいうものとする。すなわち、集塵装置27における上下方向は、集塵装置27単体の状態での上下方向を基準とするものとし、本体ケース26に対して装着した状態での集塵装置27の上下方向とは必ずしも一致しない場合もある。
Further, the
カップ部51は、有底円筒状のカップ本体部54と、このカップ本体部54の一端部である上端部に連続する区画部55とを一体的に備えている。
The
カップ本体部54は、例えば透光性を有する(透明な)合成樹脂などの部材により形成されており、内部に区画される溜め部としての第1集塵部57を外部から目視可能となっている。また、このカップ本体部54の後部には、導入口42を区画する角筒状の導入口区画部58が突設されている。さらに、このカップ本体部54の外部には、集塵装置27(カップ部51)を把持するための集塵装置取手部59(図5)が突設されている。
The
第1集塵部57は、第1分離部43で分離された粗塵D1を主として溜めるとともに、この粗塵D1に絡み付いた細塵D2の一部を溜めるものである。この第1集塵部57は、カップ部51内の下側に位置している。
The first
区画部55は、カップ本体部54に対して拡径されている。また、この区画部55は、上端側の内周にカップ部51内の塵埃を廃棄するための塵埃廃棄口61を区画している。そして、この区画部55は、カップ部51に取り付けられた分離本体部52側が内部に圧接されることで、各第2分離部45で分離された細塵D2を溜める第2集塵部62を分離本体部52との間で区画可能である。すなわち、この第2集塵部62は、第1分離部43の上側の周囲で、かつ、集塵装置27内を通過する空気の流路の外方に位置している。そして、この第2集塵部62は、分離本体部52をカップ部51から取り外すことで第1集塵部57と連通し、内部に溜めた細塵D2を第1集塵部57へと落下させるようになっている。
The
一方、分離本体部52は、カップ部51の内部に挿入されてカップ部51との間に第1分離部43を構成する挿入部64と、この挿入部64の上部に位置し導風部44、第2分離部45および風路部46を内部に構成する本体65と、この本体65の下端部から挿入部64の周囲の位置で下方に向けて突出する壁部66とを有している。そして、本体65の上部および後部に亘って、集塵装置27を本体ケース26に係止するための係止装置としての集塵装置用クランプ67が設けられている。
On the other hand, the separation
挿入部64は、略円筒状の円筒部としての内筒部71と、この内筒部71の下端側に同軸状に配置されこの内筒部71に対して着脱可能な圧縮部である合成樹脂製のシェード部72とを備えている。そして、この第1分離部43は、カップ部51に分離本体部52を取り付けた状態でカップ部51のカップ本体部54内の中央部にこのカップ部51と同軸状に配置され、上下方向に沿って軸方向を有している。
The
内筒部71は、導風部44へと連通する開口75を周方向に複数備えており、これら開口75全体が例えばメッシュ状の分離フィルタ76によって覆われている。また、この内筒部71の外面(外周面)71aは、分離本体部52をカップ部51に取り付けた状態でカップ部51(カップ本体部54)の内面(内周面)51aとの間に、含塵空気を旋回させる風路77を区画する。そして、この内筒部71のシェード部72と隣接する下端部には、開口75の下方に位置して、円筒状の端枠部としての下枠部78が形成されている。すなわち、この内筒部71の下枠部78は、開口75を備えない非開口部である。
The
風路77は、カップ部51内の上側に位置している。すなわち、この風路77は、第1集塵部57よりも上方に位置している。
The
シェード部72は、カップ部51(カップ本体部54)内を上側の風路77と、下側の第1集塵部57とに上下に区画するとともに、電動送風機35の駆動により生じる負圧を利用して塵埃を圧縮するものである。このシェード部72は、内筒部71の下端部を閉塞してこの内筒部71の周縁から径方向へと鍔状に突出する円形状の天板部81と、この天板部81の外周縁から内筒部71と反対方向である下方に向けて突出する周板部82とを一体的に有し、下方に向けて開口している。したがって、このシェード部72は、内筒部71よりも径寸法が大きく、この内筒部71に取り付けられた状態でこの内筒部71に対して径方向に突出(拡大(拡径))しているとともに、カップ部51(カップ本体部54)よりも径寸法が小さい。また、このシェード部72は、カップ部51の底部に対して上方に離間されている。なお、このシェード部72は、内筒部71に対して、着脱可能としてもよい。
The
さらに、図1に示すように、シェード部72は、複数の通気開口83を備えている。これら通気開口83は、天板部81を厚さ方向に貫通して設けられている。すなわち、これら通気開口83は、内筒部71の外周よりも外方に位置している。また、これら通気開口83は、シェード部72(挿入部64)の軸方向に対して傾斜して形成されている。これら通気開口83の傾斜は、下側から上側に向けて外方、すなわちカップ部51の内面51aに向かう方向、換言すれば内筒部71から離間する方向となっている。このため、これら通気開口83は、シェード部72の内方の空気をカップ部51の内面51aに向けて(内筒部71から離間する方向に向けて)風路77へと通過させるように構成されている。
Further, as shown in FIG. 1, the
ここで、各通気開口83は、シェード部72の成形時に、このシェード部72を成形する成形型のキャビティ内に突出する円柱状のピンなどを天板部81に対して傾斜する方向に沿って配置することで形成される。そのため、各通気開口83の上端部および下端部は、それぞれシェード部72の径方向に沿って長軸を有する楕円形状となっている。さらに、これら通気開口83は、本実施形態では、天板部81の複数の領域のそれぞれに同じ方向に傾斜する通気開口83が複数配置されている。すなわち、シェード部72には、周方向に互いに略等間隔に配置された複数(例えば4つ)の通気領域84が天板部81に設定され(図3(a)および図3(b))、これら通気領域84毎に、同方向に向けて傾斜した通気開口83が複数ずつ配置されている。そして、通気開口83は、内筒部71の下端部、すなわち下枠部78に対してシェード部72の径方向に離間されて、シェード部72の外側寄りに配置されており、内筒部71の下端部(下枠部78)との間の天板部81は、通気開口83を有しない非通気領域85となっている。
Here, each
また、図2に示す本体65は、導風部44を区画する区画壁部86と、第2分離部45を区画する分離部区画部87と、風路部46を区画する風路部区画部88とを備えている。
2 includes a
区画壁部86は、第2分離部45(分離部区画部87)の内方、すなわち径方向の中心側に位置している。すなわち、導風部44は、第2分離部45の内方に位置している。そして、この区画壁部86は、下端側から上端側へと縮径して形成されており、導風部44の風路面積を上流側から下流側へと絞るようになっている。
The
分離部区画部87は、第2分離部45の下端側を構成するコーン部91と、第2分離部45の上端側を構成する旋回部92とを備えている。
The separation section partition section 87 includes a
コーン部91は、上下方向に沿って軸方向を有し、上端側から下端側へと縮径する円筒状(截頭円錐状)に形成されている。
The
旋回部92は、コーン部91の上端部を覆って設けられている。この旋回部92は、コーン部91内へと含塵空気を導入する部分であり、それぞれ導風部44に対して並列に接続される。また、旋回部92の中心軸には、細長い円筒状の排気部93が一体に設けられている。この排気部93は、コーン部91内と連通して風路部区画部88と連結され、第2分離部45からの排気を風路部46へと排出するように構成されている。
The turning
そして、分離部区画部87は、分離本体部52の中心軸を中心としこの中心軸と交差(直交)する平面上に位置する例えばC字状の仮想的な円弧上に中心軸を位置させてそれぞれ配置されている。したがって、第2分離部45は、後部の左右方向の中心領域を除く位置に円弧状に配置されている。
Then, the separating section section 87 has a central axis positioned on, for example, a C-shaped virtual arc located on a plane that intersects (orthogonally) the central axis with the central axis of the separating
風路部区画部88は、分離部区画部87の上方から区画壁部86の内方へと延びており、この区画壁部86と略二重管構造となっている。そのため、導風部44の内方に風路部46の一部が区画されている。また、この風路部区画部88は、後端側が後方に向けて筒状に形成され、最後部に位置する分離部区画部87,87間(第2分離部45,45間)から露出する後端部が排出口47となっている。
The air
壁部66は、外側へと下方に向けて傾斜し、上部がコーン部91の下端部に対向している。この壁部66の先端部には、シール部材94が取り付けられている。このシール部材94は、分離本体部52をカップ部51に取り付けた状態で区画部55に圧接されて第2集塵部62を円周状(円弧状)に区画するようになっている。
The
集塵装置用クランプ67は、分離本体部52(集塵装置27)の上部に位置する操作用の操作ハンドル部96と、分離本体部52の後部の上側に位置し操作ハンドル部96の操作によって動作する係止部としての係止爪部97とを備えている。
The
係止爪部97は、集塵装置27を本体ケース26(図4)に装着する際に、この本体ケース26の本体部31の前部の吸気開口部38の上方に開口された係止受部としての係止開口98(図4)に挿入係合されることで集塵装置27を本体ケース26(図4)に係止するものであり、後方へと進出する方向に向けて付勢され、操作ハンドル部96を持ち上げ操作することで付勢に抗して前方へと退避するように構成されている。
When the
次に、上記一実施形態による掃除動作を図1ないし図5を参照して説明する。 Next, the cleaning operation according to the embodiment will be described with reference to FIGS.
掃除を開始する際には、集塵装置27を本体ケース26に装着する。すなわち、集塵装置27を本体ケース26の突出受部32に載置して支持し、かつ、集塵装置用クランプ67の係止爪部97を本体ケース26の係止開口98に挿入係止することにより本体ケース26に対して集塵装置27を係止する。この結果、集塵装置27は、カップ部51のカップ本体部54の下端部(他端部)が突出受部32によって下方から支持される。また、導入口42および排出口47が本体ケース26の連通開口部39および吸気開口部38とそれぞれ気密に接続され、集塵装置27が電動送風機35の吸込側と本体吸込口40との間に気密に接続された状態で本体ケース26に装着される。この結果、集塵装置27は、軸方向を上下方向に沿わせた状態で位置する。なお、集塵装置27が本体ケース26に既に装着された状態である場合には、これらの操作は不要である。
When cleaning is started, the
この状態で、掃除機本体13(本体ケース26)の本体吸込口40に管部12を接続する。具体的に、管部12は、接続管部15を本体吸込口40に挿入接続するとともに、必要に応じて、手元操作部17の先端側に延長管18および床ブラシ19を順次接続する。この状態で、手元操作部17の設定ボタン22が掃除機本体13(本体ケース26)内の制御回路部などと電気的に接続される。なお、管部12が掃除機本体13に既に接続された状態である場合には、これらの操作は不要である。
In this state, the
そして、使用者は、コード導出口から電源コードを引き出して壁面などのコンセントに接続した後、把持部21を把持し、所望の設定ボタン22を操作することにより、電動送風機35の動作モードを設定する。制御回路部は、この設定された動作モードに対応して電動送風機35の入力を制御し、電動送風機35を設定された動作モードで起動する。
Then, after the user pulls out the power cord from the cord outlet and connects it to an outlet such as a wall surface, the user grips the
この電動送風機35の起動により生じた負圧は、吸気開口部38、排出口47、風路部46、第2分離部45、導風部44、第1分離部43、第1集塵部57、導入口42、連通開口部39、本体風路部および本体吸込口40を介して、管部12へと作用する。
The negative pressure generated by the activation of the
そして、使用者は、この負圧の作用により、床ブラシ19、延長管18、あるいは手元操作部17の先端側から空気とともに塵埃を吸い込む。
The user sucks dust together with air from the front end side of the
この塵埃を含む空気、すなわち含塵空気は、管部12から本体吸込口40、本体風路部および連通開口部39を経由して導入口42へと導かれ、この導入口42から集塵装置27のカップ部51のカップ本体部54内へと吸い込まれる。
The dust-containing air, that is, the dust-containing air, is guided from the
このカップ本体部54では、含塵空気は風路77を旋回することで、この含塵空気中の特に粗塵D1が遠心分離され、カップ部51の内面51aに沿って落下して第1集塵部57に溜められる。なお、この粗塵D1は、風路77からシェード部72へと、含塵空気の流れの一部によって運ばれ、シェード部72の各通気開口83に沿って含塵空気が通過することによりシェード部72内で圧縮される。このとき、各通気開口83が下端側から上端側へと外方に向けて傾斜していることにより、シェード部72の内方からこれら通気開口83を通過した空気は再度風路77に合流されることで、開口75を通過する前に繰り返し通気開口83を通過する(図1)。このため、シェード部72内に圧縮される粗塵D1自体がフィルタとなり、通気開口83を通過する含塵空気に含まれる細塵D2の一部が粗塵D1に絡み付いて除去され、第1集塵部57に溜められる。
In the
粗塵D1および細塵D2の一部が分離された含塵空気は、内筒部71の開口75を通過する際に分離フィルタ76により濾過される。さらに、この分離フィルタ76を通過した含塵空気は導風部44へと運ばれる。そして、この含塵空気は、この導風部44において、徐々に流量が絞られて整流された後、各第2分離部45内へとそれぞれ分岐されて流入する。
The dust-containing air from which part of the coarse dust D1 and fine dust D2 has been separated is filtered by the
これら第2分離部45において、含塵空気は、内周面に沿って旋回され、この含塵空気中の細塵D2が遠心分離され、コーン部91に沿って落下し、壁部66の傾斜により第2集塵部62へと導かれて溜められる。
In these
そして、細塵D2が遠心分離された実質的に塵埃を含まない空気は、各第2分離部45の中央部から風路部46へと排気されて合流し、この風路部46によって流量が絞られつつ後方へと導かれて、排出口47から集塵装置27の外部へと排気される。
Then, the substantially dust-free air from which the fine dust D2 is centrifuged is exhausted from the central portion of each
この後、この空気は、吸気開口部38を通過した後、電動送風機35へと吸い込まれ、この電動送風機35の内部を冷却しつつ通過して排気風となり、電動送風機35から排気孔を介して本体ケース26の外部へと排気される。
Thereafter, the air passes through the
掃除が終了すると、使用者が所定の設定ボタン22を操作することで、制御回路部が電動送風機35の入力を低下させて電動送風機35を停止させる。
When the cleaning is completed, the user operates the
集塵装置27内に一定量の塵埃が溜まった場合には、使用者が集塵装置用クランプ67の操作ハンドル部96を持ち上げることで、係止爪部97を係止開口98から退避させ、集塵装置27を本体ケース26から取り外し、分離本体部52をカップ部51から取り外す。この結果、シール部材94の区画部55への密着が解除され、第2集塵部62に溜められた細塵D2が、カップ本体部54の内部の第1集塵部57へと落下移動し、この第1集塵部57内に溜められた粗塵D1の上側に降りかかってこの粗塵D1と混ざる。
When a certain amount of dust accumulates in the
この後、使用者は、集塵装置取手部59を把持してカップ部51をごみ箱などの廃棄位置へと運んだ後、上側を下方へと傾けるようにひっくり返すことで、カップ部51に圧縮された状態で溜まった粗塵D1およびこの粗塵D1と混ざった細塵D2が塵埃廃棄口61から同時にまとめて廃棄される。
After this, the user grips the dust collector handle 59 and carries the
以上説明した一実施形態によれば、通気開口83を介して風路77からシェード部72の内方へと空気を繰り返し巡回させ、第1分離部43において、粗塵D1だけでなく細塵D2をも効率よく分離できるので、第1分離部43での分離効率を向上できる。
According to the embodiment described above, air is repeatedly circulated from the
また、第1分離部43を通過した空気から、この第1分離部43で分離しなかった塵埃を遠心分離する第2分離部45を備えることで、細塵D2が第1分離部43を仮に通過しても、第2分離部45において分離捕集できる。
Further, by providing the
さらに、内筒部71のシェード部72と隣接する下端部を、開口75を備えない非開口部である下枠部78とすることで、通気開口83を通過した空気が風路77に合流する際に開口75へと引き込まれにくく、より効率よく風路77へと巡回させることができる。
Furthermore, the lower end portion of the
同様に、内筒部71の下端部と隣接するシェード部72の内周側の位置に非通気領域85を設けて、通気開口83を内筒部71の下枠部78から離間することで、通気開口83を通過した空気が風路77に合流する際に開口75へと引き込まれにくく、より効率よく風路77へと巡回させることができる。
Similarly, by providing a
また、通気開口83は、複数の通気領域84で纏めて同方向に傾斜するように開口させることで、シェード部72に通気開口83を成形する際の成形型のピンのスライド方向を纏めることができ、製造性を向上できる。
Further, the
そして、第1分離部43での塵埃の分離効率が向上することにより、第2分離部45での塵埃の分離により生じる負荷を低減でき、第2分離部45をより簡素化したり、第2分離部45による吸込効率の低下を抑制したりすることができる。
Further, by improving the dust separation efficiency in the
なお、上記一実施形態において、第2分離部45は、含塵空気から細塵D2を濾過するフィルタなどでもよいし、第1分離部43および分離フィルタ76で粗塵D1および細塵D2を確実に分離できれば、設けなくてもよい。
In the above embodiment, the
また、通気開口83は、それぞれシェード部72の径方向に沿って傾斜するように開口させてもよい。
Further, the
電気掃除機11としては、キャニスタ型に限らず、上下方向に長手状の掃除機本体13の下部に床ブラシ19を接続するアップライト型の電気掃除機や、掃除機本体13に対して延長管18を介して床ブラシ19を接続するスティック型の電気掃除機、あるいは床面を自律走行しつつ掃除をする自律走行型の電気掃除機(ロボットクリーナ)などでも適用できる。
The vacuum cleaner 11 is not limited to the canister type, and is an upright type vacuum cleaner in which the
本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although one embodiment of the present invention has been described, this embodiment is presented as an example and is not intended to limit the scope of the invention. The novel embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. This embodiment and its modifications are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
11 電気掃除機
26 本体ケース
27 集塵装置
35 電動送風機
43 遠心分離部としての第1分離部
45 下流側遠心分離部としての第2分離部
51 カップ部
51a 内面
57 溜め部としての第1集塵部
71 内筒部
71a 外面
72 シェード部
75 開口
77 風路
78 非開口部である下枠部
83 通気開口
11 Vacuum cleaner
26 Main unit case
27 Dust collector
35 Electric blower
43 First separator as centrifuge
45 Second separator as downstream centrifuge
51 Cup
51a Inner surface
57 1st dust collector as reservoir
71 Inner tube
71a exterior
72 Shade section
75 opening
77 Wind
78 Lower frame that is not open
83 Ventilation opening
Claims (3)
この本体ケースに設けられた集塵装置とを具備し、
前記集塵装置は、前記電動送風機の駆動により吸い込まれた含塵空気から塵埃を遠心分離する遠心分離部を備え、
前記遠心分離部は、
カップ部と、
このカップ部の内方に位置し、外面とこのカップ部の内面との間に含塵空気を旋回させる風路を形成するとともに、含塵空気の一部を前記電動送風機の吸込側へと通過させる開口を備えた筒状の内筒部と、
この内筒部の下端部に設けられ、この内筒部よりも拡大されて下方に開口し、前記カップ部内にて前記風路の下方に塵埃を溜める溜め部を区画する筒状のシェード部とを有し、
前記シェード部は、内方の空気を前記カップ部の内面側に向けて傾斜状に前記風路へと通過させる通気開口を備えている
ことを特徴とした電気掃除機。 A body case equipped with an electric blower;
A dust collector provided in the main body case;
The dust collector includes a centrifuge that centrifuges dust from dust-containing air sucked by driving the electric blower,
The centrifuge is
A cup part,
Located inside the cup part, it forms an air passage for swirling the dust-containing air between the outer surface and the inner surface of the cup part, and passes a part of the dust-containing air to the suction side of the electric blower A cylindrical inner cylinder with an opening to be
A cylindrical shade portion that is provided at a lower end portion of the inner cylinder portion, is expanded from the inner cylinder portion, opens downward, and divides a reservoir portion that accumulates dust below the air passage in the cup portion; Have
The said shade part is equipped with the ventilation opening which allows inner air to incline toward the said inner surface side of the said cup part to the said air path. The vacuum cleaner characterized by the above-mentioned.
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。 The vacuum cleaner according to claim 1, wherein the dust collecting device includes a downstream centrifugal separation unit that centrifuges the dust that has not been separated by the centrifugal separation unit from the air that has passed through the centrifugal separation unit. .
ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。 The vacuum cleaner according to claim 1 or 2, wherein the inner cylinder portion includes a non-opening portion that does not include an opening at a lower end portion adjacent to the shade portion.
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