JP2017158103A - 通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラム - Google Patents

通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017158103A
JP2017158103A JP2016041322A JP2016041322A JP2017158103A JP 2017158103 A JP2017158103 A JP 2017158103A JP 2016041322 A JP2016041322 A JP 2016041322A JP 2016041322 A JP2016041322 A JP 2016041322A JP 2017158103 A JP2017158103 A JP 2017158103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
server
communication
switch
ports
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016041322A
Other languages
English (en)
Inventor
正太郎 河野
Shotaro Kono
正太郎 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2016041322A priority Critical patent/JP2017158103A/ja
Publication of JP2017158103A publication Critical patent/JP2017158103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】スイッチを介したサーバ間の通信において耐障害性を向上させる。【解決手段】通信管理装置は、第1のサーバと第2のサーバを中継する複数のスイッチのそれぞれについて、各スイッチと第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求めるポート数算出部と、複数のスイッチのうちの第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された第1のサーバ側のポートを選択するとともに、抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、第2のサーバ側のポートを選択し、選択した第1のサーバ側のポートと選択した第2のサーバ側のポートを通信に使用するポート選択部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラムに関し、特にスイッチを介したサーバ間の通信を管理する通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラムに関する。
スイッチ等の通信機器における転送処理を、外部に設けられた管理サーバによって一元的に集中制御する技術として、OpenFlowが提案されている(非特許文献1)。
OpenFlowネットワークは、パケットの経路計算を行うコントローラ(OFC:OpenFlow Controller)と、パケットの転送を行うスイッチ(OFS:OpenFlow Switch)を備えたネットワークである。OpenFlowネットワークを介して外部機器(サーバまたは外部ネットワーク装置)が相互に接続される。具体的には、OFSのポートと、外部機器のポートとを接続することにより、OFSを経由した外部機器同士の通信が可能となる。
OFCと各OFSとの間には、セキュアチャネルと呼ばれるTLS(Transport Layer Security)またはTCP(Transmission Control Protocol)の接続が確立されており、OFCと各OFSを制御するためのOpenFlowプロトコルのメッセージの送受信が行われる。
ところで、ネットワークにおける通信障害を回避するには、一般に、ネットワーク中に単一障害点(SPOF:Single Point of Failure)が生じないようにすることが重要である。一例として、特許文献1には、ネットワークのコストを評価する所定のコスト関数を用いて、現用経路と予備経路が同一のリンクを経由しないようにすることで、単一障害による通信断を回避する技術が記載されている。
国際公開第2014/118938号
Nick McKeown, et. al., "OpenFlow: Enabling Innovation in Campus Networks," March 14, 2008, <http://archive.openflow.org/documents/openflow-wp-latest.pdf>.
上記特許文献および非特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
OFC(OpenFlow Controller)は、以下の「物理トポロジ情報」と「経路情報」を生成し、OFS(OpenFlow Switch)上のフローテーブルのエントリに対してパケットの転送ルールを設定する。OFSは、OFCにより設定された転送ルールに従ってパケットの転送を行う。
「物理トポロジ情報」:
OpenFlowネットワーク内のOFSの接続関係を表す情報である。OFCが管理対象のOFSに対して定期的にLLDP(Link Layer Discovery Protocol)などのクエリパケットを送受信することにより生成する。
「経路情報」:
OpenFlowネットワーク内のパスとそのパスコストを表す情報である。OFCが物理トポロジ情報から算出する。
また、OFCは、ネットワーク経由で物理トポロジ情報を取得するためのAPI(Application Programming Interface)を提供する。さらに、OFCは、あるOFSから他のOFSまでの経路情報を取得するためのAPIを提供する。
また、OpenFlowネットワーク上には、複数の仮想ネットワークを構成することができる。仮想ネットワークに対して物理ネットワーク情報(OFSのポートID(Identifier)や、外部機器のポートのMAC(Media Access Control)アドレスなど)を登録することにより、外部機器は仮想ネットワークに接続され、通信が可能となる。
ところで、仮想ネットワークとサーバのポートを接続する際に、固有情報(通信速度やVLAN IDなど)が等しいサーバのポートが複数存在する場合、管理者は任意のポートを選択して仮想ネットワークに接続することができる。しかし、管理者が注意深く設計せずにポートを選択した場合、複数のポートを選択したとしても、一方のサーバから各OFSへの接続数が偏ったり、または、サーバ間の物理ネットワーク上に単一障害点が含まれたりするおそれがある。
また、HA(High Availability)クラスタシステムにおけるハートビートネットワークを構築する際、一般に、管理者はサーバ上で静的にハートビートネットワーク用のポートを設定した後、設定に合わせて物理ネットワークを構築する。しかし、クラウドを構成するDC(Data Center)のサーバでHAクラスタを構築する場合、物理ネットワークが複雑に構成されているため、使用するポートの選択が困難となっている。かかる場合において、管理者が注意深く設計せずに使用するポートを選択すると、複数のポートを選択したとしても、一方のサーバから各OFSへの接続数が偏ったり、サーバ間の物理ネットワーク上に単一障害点が含まれたりする可能性がある。
また、仮想化環境においてハイパーバイザが生成した仮想マシン(VM:Virtual Machine)に対して割り当てるサーバのポートを選択する場合や、ExpEther技術によって構成されたサーバに対して動的に追加するNIC(Network Interface Card)を選択する場合にも、上記と同様の問題が生じ得る。
なお、特許文献1に記載されたネットワークのコストを評価するコスト関数においては、複数の制約(単一障害による通信断を回避するための制約のみならず、余剰帯域や遅延制約も)が同時に考慮されているため、耐障害性を十分に向上させることができないおそれもある。
そこで、スイッチを介したサーバ間の通信において耐障害性を向上させることが課題となる。本発明の目的は、かかる課題解決に寄与する通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様に係る通信管理装置は、第1のサーバと第2のサーバを中継する複数のスイッチのそれぞれについて、各スイッチと前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求めるポート数算出部と、前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択するとともに、前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択し、前記選択した前記第1のサーバ側のポートと前記選択した前記第2のサーバ側のポートを通信に使用するポート選択部と、を備えている。
本発明の第2の態様に係る通信システムは、第1のサーバと第2のサーバを中継する複数のスイッチと、前記複数のスイッチを介した前記第1のサーバと前記第2のサーバの通信を管理する通信管理装置と、を備えている。前記通信管理装置は、前記複数のスイッチのそれぞれについて、各スイッチと前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求めるポート数算出部と、前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択するとともに、前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択し、前記選択した前記第1のサーバ側のポートと前記選択した前記第2のサーバ側のポートを通信に使用するポート選択部と、を有する。
本発明の第3の態様に係る通信管理方法は、第1のサーバと第2のサーバを中継する複数のスイッチのそれぞれについて、各スイッチと前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求めるステップと、前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択するステップと、前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択するステップと、
前記選択した前記第1のサーバ側のポートと前記選択した前記第2のサーバ側のポートを通信に使用するステップと、を含む。
本発明の第4の態様に係るプログラムは、第1のサーバと第2のサーバを中継する複数のスイッチのそれぞれについて、各スイッチと前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求める処理と、前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択する処理と、前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択する処理と、前記選択した前記第1のサーバ側のポートと前記選択した前記第2のサーバ側のポートを通信に使用する処理と、をコンピュータに実行させる。なお、プログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)に記録されたプログラム製品として提供することもできる。
本発明に係る通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラムによると、スイッチを介したサーバ間の通信において耐障害性を向上させることが可能となる。
一実施形態に係る通信管理装置の構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムの構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態における管理サーバのポート設定部の動作を例示するフロー図である。 第1の実施形態におけるポート設定部が取得するポート情報を例示するテーブルである。 第2の実施形態に係る通信システムの構成を例示するブロック図である。 第2の実施形態における管理サーバのポート設定部の動作を例示するフロー図である。 第2の実施形態におけるポート設定部が取得するポート情報を例示するテーブルである。 第3の実施形態に係る通信システムの構成を例示するブロック図である。 第3の実施形態における管理サーバのポート設定部の動作を例示するフロー図である。 第3の実施形態における管理サーバのポート設定部の動作を例示するフロー図である。 第3の実施形態におけるポート設定部が取得するポート情報を例示するテーブルである。
はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記する図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
図1は、一実施形態に係る通信管理装置10の構成を例示するブロック図である。図1を参照すると、通信管理装置10は、ポート数算出部20とポート選択部30を備えている。
ポート数算出部20は、第1のサーバ(例えば図2の稼働系サーバ2)と第2のサーバ(例えば図2の待機系サーバ4)を中継する複数のスイッチ(例えばOFS31〜33)のそれぞれについて、各スイッチと第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求める。
ポート選択部30は、複数のスイッチのうちの第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ない(例えば最小の)スイッチ(例えばOFS31)を抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された第1のサーバ側のポート(例えばポートP1)を選択する。また、ポート選択部30は、抽出したスイッチ(例えばOFS31)からのホップ数が相対的に少ないスイッチであって第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチ(例えばOFS31自身またはOFS31に直結されたOFS32)のポートに結線された、第2のサーバ側のポート(例えばポートP5)を選択する。さらに、ポート選択部30は、選択した第1のサーバ側のポートと選択した第2のサーバ側のポートを通信に使用する。
かかる通信管理装置10によると、スイッチを介したサーバ間の通信において耐障害性を向上させることが可能となる。なぜなら、スイッチで構成されるネットワーク(例えば図2のOpenFlowネットワーク)に複数のサーバ(例えば図2の稼働系サーバ2、待機系サーバ4)を接続する際に、各サーバから各OFSへの接続数が分散し、サーバ間の物理ネットワークに単一障害点が含まれないように接続することが可能となるからである
<実施形態1>
次に、第1の実施形態に係る通信システムについて、図面を参照して説明する。本実施形態では、HA(High Availability)クラスタシステムのハートビートネットワークをOpenFlowネットワークとし、ハートビートネットワーク用のポートを選択する場合について説明する。なお、OpenFlow技術により、ネットワークの物理トポロジ情報と経路情報を取得することができるようになったため、本実施形態ではこれらの情報を活用する。
[構成]
図2は、本実施形態に係る通信システムの構成を例示するブロック図である。
図2を参照すると、本実施形態は、管理サーバ1と、稼働系サーバ2と、ハートビートネットワーク(OpenFlowネットワーク)3と、待機系サーバ4を含む。
管理サーバ1は、ハートビートネットワーク3を制御するOFC11とポート設定部12を備えている。
また、稼働系サーバ2は、ポート情報取得部21と、ハートビート送受信部22と、ポートP1〜P4を備えている。
同様に、待機系サーバ4は、ポート情報取得部41と、ハートビート送受信部42と、ポートP5〜P8を備えている。
ハートビートネットワーク3は、稼働系サーバ2と待機系サーバ4との間でハートビートパケットを送受信するためのネットワークである。ハートビートネットワーク3は、OFC11に対してセキュアチャネル接続するOFS31〜33を備えている。
ポート設定部12は、OFC11に仮想ネットワークの生成を要求する。また、ポート設定部12は、ポート情報取得部21、41から取得したポート情報と、OFC11から取得した物理トポロジ情報および経路情報から、ハートビート送受信部22、42が使用するポートを選択し、仮想ネットワークに接続する。このとき、ハートビートネットワーク3に接続する稼働系サーバ2と待機系サーバ4のポートの数(使用ポート数)は、管理者が管理サーバ1上の設定情報として設定するものとする。また、稼働系サーバ2および待機系サーバ4のそれぞれのサーバID(IP(Internet Protocol)アドレスなど)も、管理者が管理サーバ1上の設定情報として設定するものとする。
ポート情報取得部21は、稼働系サーバ2のポートP1〜P4からLLDP(Link Layer Discovery Protocol)パケットを送受信し、ポートと結線されているOFSポートのOFS IDとOFSポートIDを取得する。待機系サーバ4側のポート情報取得部41も、ポート情報取得部21と同様の処理を行う。
ハートビート送受信部22は、ポート設定部12が選択したポートを使用してハートビートパケットを送受信する。待機系サーバ4側のハートビート送受信部42も、ハートビート送受信部22と同様の処理を行う。
[動作]
次に、図2〜図4を参照して本実施形態の通信システムの動作について詳細に説明する。
図3は、管理サーバ1のポート設定部12の動作を例示するフロー図である。まず、ポート設定部12は、OFC11に対して仮想ネットワークの生成を要求する(ステップA1)。
また、ポート設定部12は、管理サーバ1上の設定情報から使用ポート数Xを取得する(ステップA2)。
さらに、ポート設定部12は、ポート情報取得部21、41からポート情報(ポートID、サーバID、OFS ID、OFSポートID)を取得する(ステップA3)。このとき、ポート情報の使用中属性の値はすべてNoとする。
次に、ポート設定部12は、サーバごとに各OFSの使用中ポート数を計算する(ステップA5)。
次に、ポート設定部12は、稼働系サーバ2が使用するポートとして、使用中ポート数が最小のOFSと結線されているポートを選択する(ステップA6)。
一方、ポート設定部12は、待機系サーバ4が使用するポートとして、使用中ポート数が最小、かつ、ステップA6のOFSと同じか直結しているOFSと結線されているポートを選択する(ステップA7)。
さらに、ポート設定部12は、選択したポートを仮想ネットワークに接続し、ポート情報の使用中属性をYesに更新する(ステップA8)。
ポート設定部12は、以上のステップA5〜A8を使用ポート数Xの数だけ繰り返す(ステップA4、A9)。なお、使用中ポート数が最小のOFSが複数存在する場合、ポート設定部12はこれらの複数のOFSのうちの任意のOFSからポートを選択してもよい。
次に、ポート設定部12は、選択したポートIDのリストをハートビート送受信部22とハートビート送受信部42に送信する(ステップA10)。
以下では、具体例を用いて本実施形態の通信システムの動作を説明する。
まず、ポート設定部12は、OFC11に対して仮想ネットワークの生成を要求する(ステップA1)。次に、ポート設定部12は、設定情報から使用ポート数を取得する(ステップA2)。ここでは、一例として、取得した使用ポート数Xを「2」とする。
次に、ポート設定部12は、ポート情報取得部21とポート情報取得部41から図4に示すポート情報(ポートID、サーバID、OFS ID、OFSポートID)を取得する(ステップA3)。ただし、このときポート設定部12が取得するポート情報は、図4においてポート情報の「使用中」属性の値をすべて「No」としたものである。
次に、ポート設定部12は、稼働系サーバ2と待機系サーバ4の1つ目のポートを選択する。また、ポート設定部12は、サーバごとに各OFSの使用中ポート数を計算する(ステップA5)。稼働系サーバ2については、OFS31〜33の使用中ポート数はいずれも0である。待機系サーバ4についても、OFS31〜33の使用中ポート数はいずれも0である。
そこで、ポート設定部12は、稼働系サーバ2のポートとして、使用中ポート数が0のOFS31と結線されているポートP1を選択する(ステップA6)。
また、ポート設定部12は、待機系サーバ4のポートとして、使用中ポート数が0、かつ、ステップA6で選択したOFSと同じOFS31に結線されているポートP5を選択する(ステップA7)。このとき、OFS32の使用中ポート数も0であり、ポートP7と結線されているOFS32と、稼働系サーバ2のポートとして選択したポートP1と結線されているOFS31が直結している。したがって、ポート設定部12は、待機系サーバ4のポートとして、ポートP7を選択することも可能である。なお、OFS33の使用中ポート数も0である。しかしながら、ポートP8と結線されているOFS33と、稼働系サーバ2のポートとして選択したポートP1と結線されているOFS31との間に単一障害点OFS32が含まれることになる。よって、ポート設定部12は、待機系サーバ4のポートとしてポートP8を選択することはできない。
次に、ポート設定部12は、ステップA6、A7で選択したポート(ポートP1、ポートP5)をハートビートネットワーク3に接続し、ポート情報の使用中属性をYesに更新する(ステップA8)。
ポート設定部12は、使用ポート数Xをデクリメント(「2」→「1」)する(ステップA9)。使用ポート数XはX>0を満たすことから(ステップA4のYes)、ポート設定部12の処理はステップA5に進む。
ポート設定部12は、稼働系サーバ2と待機系サーバ4の2つ目のポートを選択する。また、ポート設定部12はサーバごとに各OFSの使用中ポート数を計算する(ステップA5)。稼働系サーバ2については、OFS31の使用中ポート数は1、OFS32とOFS33の使用中ポートは0である。待機系サーバ4についても、OFS31の使用中ポート数は1、OFS32とOFS33の使用中ポートは0である。
そこで、ポート設定部12は、稼働系サーバ2のポートとして、使用中ポート数が0のOFS32と結線されているポートP2を選択する(ステップA6)。
また、ポート設定部12は、待機系サーバ4のポートとして、使用中ポート数が0、かつ、ステップA6で選択したOFSと同一のOFS32に結線されているポートP7を選択する(ステップA7)。
さらに、ポート設定部12は、ステップA6、A7で選択したポート(ポートP2、ポートP7)を仮想ネットワークに接続し、ポート情報の使用中属性をYesに更新する(ステップA8)。このときのポート情報を図4に示す。
また、ポート設定部12は使用ポート数Xをデクリメント(「1」→「0」)する(ステップA9)。使用ポート数XはX>0を満たさないことから(ステップA4のNo)、ポート設定部12の処理はステップA10に進む。
ポート設定部12は、選択した稼働系サーバ2のポートIDのリスト(ポートP1、ポートP2)をハートビート送受信部22に送信する。また、ポート設定部12は選択した稼働系サーバ4のポートIDのリスト(ポートP5、ポートP7)をハートビート送受信部42に送信する(ステップA10)。
[効果]
本実施形態の通信システムによると、ネットワークの耐障害性を向上させることができる。なぜなら、OpenFlowネットワーク上の仮想ネットワークに複数のサーバを接続する際に、各サーバから各OFSに対する接続数が分散し、サーバ間の物理ネットワークに単一障害点が含まれないように接続するからである。
<実施形態2>
次に、第2の実施形態に係る通信システムについて、図面を参照して説明する。本実施形態では、仮想化環境におけるVM用ネットワークをOpenFlowネットワークとし、VMに割り当てるポートを選択する場合について説明する。
[構成]
図5は、本実施形態の通信システムの構成を例示するブロック図である。
図5を参照すると、本実施形態は、管理サーバ1Aと、サーバ2Aと、VM用ネットワーク(OpenFlowネットワーク)3Aと、通信先サーバ4Aを含む。
管理サーバ1Aは、VM用ネットワーク3Aを制御するOFC11とポート設定部12を備えている。サーバ2Aは、ポート情報取得部21と、ポート設定部12から取得したポートIDを指定してVMを生成するハイパーバイザ25と、VM23と、ポートP1〜P4を備えている。VM用ネットワーク3Aは、利用者が通信先サーバ4AからVM23にアクセスするためのネットワークであり、OFC11に対してセキュアチャネル接続するOFS31〜33を備えている。通信先サーバ4Aは、ポートP5〜P8を備えている。
ポート設定部12は、OFC11に仮想ネットワークの生成を要求し、ポート情報取得部21から取得したポート情報(ポートID、サーバID、OFS ID、OFSポートID)と、OFC11から取得した物理トポロジ情報および経路情報から、VM23が使用するポートを選択し、VM用ネットワーク(仮想ネットワーク)3Aに接続する。このとき、VM23に割り当てるポートの数(使用ポート数)、通信先サーバのポート情報(ポートID、サーバID、OFS ID、OFSポートID)は、管理者が管理サーバ1A上の設定情報として設定するものとする。また、サーバ2A、通信先サーバ4Aの各サーバのサーバID(IPアドレスなど)も、管理者が管理サーバ1A上の設定情報として設定するものとする。
ポート情報取得部21は、サーバ2AのポートP1〜P4からLLDP(Link Layer Discovery Protocol)パケットを送受信し、ポートと結線されているOFSポートのOFS ID、OFSポートIDを取得する。
[動作]
次に、図5〜図7を参照して本実施形態の通信システムの動作について詳細に説明する。
ハイパーバイザ25は、VM23を生成する際に、ポート設定部12に対して、VM23に割り当てるポートIDのリストを要求する。
図6は、本実施形態のポート設定部12の動作を例示するフロー図である。図6を参照すると、まず、ポート設定部12は、OFC11に対して仮想ネットワークの生成を要求する(ステップB1)。
また、ポート設定部12は、管理サーバ1A上の設定情報から使用ポート数Xを取得する(ステップB2)。
さらに、ポート設定部12は、ポート情報取得部21と管理サーバ1A上の設定情報からポート情報(図7)を取得する(ステップB3)。このとき、ポート情報の「使用中」属性の値はすべて「No」とする。
次に、ポート設定部12は、サーバ2A、通信先サーバ4Aごとに、各OFSの使用中ポート数を計算する(ステップB5)。
次に、ポート設定部12は、サーバ2Aが使用するポートとして、使用中ポート数が最小のOFSと結線されているポートを選択する(ステップB6)。
一方、ポート設定部12は、通信先サーバ4Aが使用するポートとして、使用中ポート数が最小、かつ、ステップB6のOFSと同一のOFSか、当該OFSに直結しているOFSと結線されているポートを選択する(ステップB7)。
さらに、ポート設定部12は、選択したポートをVM用ネットワーク(仮想ネットワーク)3Aに接続し、ポート情報の「使用中」属性を「Yes」に更新する(ステップB8)。
ポート設定部12は、以上のステップB5〜B8を使用ポート数Xの数だけ繰り返す(ステップB4、B9)。なお、使用中ポート数が最小のOFSが複数存在する場合、ポート設定部12はこれらの複数のOFSのうちの任意のOFSからポートを選択してもよい。
次に、ポート設定部12は、選択したポートIDのリストをハイパーバイザ25に送信する(ステップB10)。
ハイパーバイザ25は、ポート選択部12から受信したポートIDのリストを指定してVM23を生成する。
[効果]
本実施形態の通信システムによると、仮想化環境においてハイパーバイザが生成した仮想マシン(VM:Virtual Machine)に対して割り当てるサーバのポートを選択する場合において、ネットワークの耐障害性を向上させることができる。なぜなら、OpenFlowネットワーク上の仮想ネットワークに複数のサーバを接続する際に、各サーバから各OFSに対する接続数が分散し、サーバ間の物理ネットワークに単一障害点が含まれないように接続するからである。
<実施形態3>
次に、第3の実施形態に係る通信システムについて、図面を参照して説明する。本実施形態では、ExpEther技術によって構成されたサーバと接続するユーザネットワークをOpenFlowネットワークとし、サーバに動的に追加するNIC(Network Interface Card)を選択する場合について説明する。
[構成]
はじめに、本実施形態で一例として使用するExpEtherについて説明する。ExpEtherは、PCIe(PCI Express)のTLP(Transaction Layer Packet)を、Ethernet(登録商標)フレームにカプセル化し、レイヤ2ネットワーク経由で送受信する技術である。ExpEther技術により、PCIe規格のリソースをレイヤ2ネットワーク経由で接続することが可能となる。このレイヤ2ネットワークをExpEtherネットワークと呼ぶ。
管理サーバ(例えば図8の管理サーバ1B)上の管理ソフトウェア(例えば図8の管理ソフトウェア13)からExpEtherカード(EESV:ExpEther Server、EEIO:ExpEther I/O)に対して、同一のグループIDを設定することにより、仮想PCIeスイッチ(例えば図8の仮想PCIeスイッチ6)が構成される。
管理ソフトウェアは、ExpEtherネットワークに接続されたExpEtherカードとの間で、制御フレームを送受信することにより、ExpEtherカードを管理するためのアプリケーションソフトウェアである。管理ソフトウェアの主な機能を以下に示す。
管理ソフトウェアは、ExpEtherカードに対して制御フレーム(VLANSETフレーム)を送信することにより、ExpEtherカードにグループIDを設定する。なお、管理者は、管理ソフトウェアが提供するユーザインタフェース(UI:User Interface)を使用することにより、ExpEtherカードにグループIDを設定することができる。
管理ソフトウェアは、ExpEtherカードが定期的にブロードキャストする制御フレーム(DEVINFOフレーム)を受信し、DEVINFOフレームに含まれるデバイス情報を抽出し、データベースまたはメモリ上に保持する。なお、管理者は、管理ソフトウェアが提供するユーザインタフェースを使用することにより、このデバイス情報を参照することができる。
ExpEtherカードは、データフレーム(TLPをカプセル化したEthernetフレームにカプセル化したもの)と制御フレームをExpEtherネットワーク経由で送受信する機能を備えたNIC(Network Interface Card)である。ExpEtherカードの種別として、以下の「EESV」と「EEIO」が存在する。
「EESV(ExpEther Server)」:
サーバ側に配置されるExpEtherカードである。PCIeスイッチのUpstream Portとして動作する。PCIeのRoot complex機能を有するチップセット経由でCPU(Central Processing Unit)やメモリと接続される。
「EEIO(ExpEther I/O)」:
I/Oデバイス側に配置されるExpEtherカードである。PCIeスイッチのDownstream Portとして動作する。NICやストレージなどのI/Oデバイスと接続される。
EESVとEEIOは、接続を確立するために、DEVINFOフレームを定期的にブロードキャストする。EESVは、自身と同一のグループIDを有するEEIOが送信したDEVINFOフレームの受信を契機として、EEIOとの接続を確立する。
図8は、本実施形態の構成を例示するブロック図である。図8を参照すると、本実施形態は、管理サーバ1Bと、サーバ2Bと、I/Oリソースプール5と、仮想PCIeスイッチ6と、ユーザネットワーク(OpenFlowネットワーク)3Bと、通信先サーバ4Bを含む。一例として、図8に含まれるNICのポート数はすべて1つで、各ポートの帯域はすべて等しいものとする。ただし、本発明はかかる場合に限定されない。
管理サーバ1Bは、ユーザネットワーク3Bを制御するOFC11と、ポート設定部12と、管理ソフトウェア13と、I/Oデバイス(ストレージ、NICなど)の固有情報(ストレージの容量、NICのポート数など)を取得するためのVM14を備えている。
サーバ2Bは、VM23のNICの負荷情報(帯域利用率など)を定期的に採取する管理エージェント26と、ポート設定部12から取得したポートIDのリストを指定してVMを生成するハイパーバイザ25と、VM23と、EESV24を備えている。
I/Oリソースプール5は、EESV142と同一のグループIDを有し、EESV142との接続を確立しているEEIO51〜53を備えている。EEIO51には、ストレージ54が接続されている。一方、EEIO52、53には、それぞれNIC55、56が接続されている。
仮想PCIeスイッチ6は、管理ソフトウェア13からEESV24、EEIO61〜63に対して同一のグループIDを設定することにより構成された仮想的なPCIeスイッチである。EEIO61には、ストレージ64が接続されている。一方、EEIO62、63には、それぞれNIC65、66が接続されている。
ユーザネットワーク3Bは、利用者が通信先サーバ4BからVM23にアクセスするためのネットワークである。ユーザネットワーク3Bは、OFC11に対してセキュアチャネル接続するOFS31〜33を備えている。
通信先サーバ4Bは、ポートP5〜P8を備えている。
ポート設定部12は、ハイパーバイザ25がVM23を生成する際に、OFC11に仮想ネットワークの生成を要求し、ポート情報取得部21とEEIO情報取得部141から取得したポート情報(ポートID、サーバID、OFS ID、OFSポートID、VLAN ID)、OFC11から取得した物理トポロジ情報および経路情報、ならびに、以下のOFS情報(スイッチ負荷、パスコスト、セキュリティフラグ)から、VM23が使用するポートを選択し、ユーザネットワーク(仮想ネットワーク)3Bに接続する。
ここで、「スイッチ負荷」、「パスコスト」、「セキュリティフラグ」は、それぞれ次のようにして取得可能である。
「スイッチ負荷」:
(各ポートの送受信パケット数の合計値)/(各ポートの通信速度の合計値)の値。OFC11から取得することができる。
「パスコスト」:
NICのポートと結線されているOFSから通信先サーバ4Bに接続されたOFSまでのホップ数。OFC11から取得することができる。
「セキュリティフラグ」:
利用者に対してOFSのケーブルの抜き差しなどの操作を禁止するかを示すフラグ(ON/OFF)。このフラグがONの場合、利用者による操作が禁止された物理的に高セキュリティなOFSであることを示す。このフラグは、管理者がOFSに対してのOFS属性として設定するものであり、OFC11から取得することができる。
また、VM23に割り当てるポートの数(使用ポート数)、VM23が所属するVLAN情報(VLAN ID)、通信先サーバ4Bのポート情報(ポートID、サーバID、OFS ID、OFSポートID、VLAN ID)は、管理者が管理サーバ1B上の設定情報として設定するものとする。
さらに、ポート設定部12は、管理エージェント26がVM23のNICの負荷情報が閾値を超えたことを検出した際に、VM23に追加するポートを選択し、ユーザネットワーク(仮想ネットワーク)3Bに接続する。
EEIO情報取得部141は、ポート設定部12の要求により、EESV142経由でI/Oリソースプール5のI/Oデバイスの固有情報を取得し、ポート設定部12に返却する。また、I/Oリソースプール5のEEIOに接続されているNICのポートからLLDPパケットを送受信し、ポートと結線されているOFSポートのOFS ID、とOFSポートID、VLAN IDを取得する。
[動作]
次に、本実施形態の通信システムの動作について図面を参照して説明する。
まず、図8、図9、図11を参照して、ハイパーバイザ25がVM23を生成する際の動作について、詳細に説明する。
ハイパーバイザ25は、ポート設定部12に対して、指定するポートIDのリスト、VLAN IDを要求する。
図9は、ハイパーバイザ25がVMを生成する際のポート設定部12の動作を例示するフロー図である。まず、ポート設定部12は、OFC11に対して仮想ネットワークの生成を要求する(ステップC1)。
また、ポート設定部12は、管理サーバ1B上の設定情報から使用ポート数「X」とVLAN ID「Y」を取得する(ステップC2)。
さらに、ポート設定部12は、ポート情報取得部21と管理サーバ1B上の設定情報からポート情報(図11)を取得する(ステップC3)。このとき、ポート情報の「使用中」属性の値はすべて「No」とする。
次に、ポート設定部12は、サーバ2B、通信先サーバ4Bごとに、各OFSの使用中ポート数を計算する(ステップC5)。
次に、ポート設定部12は、サーバ2Bが使用するポートとして、セキュリティフラグがOFFで、使用中ポート数が最小のOFSと結線され、かつ、VLAN ID=Yのポートを選択する(ステップC6)。
一方、ポート設定部12は、通信先サーバ4Bが使用するポートとして、セキュリティフラグがOFFで、使用中ポート数が最小で、ステップC6のOFSと同一のOFSか当該OFSに直結しているOFSと結線され、かつ、VLAN ID=Yのポートを選択する(ステップC7)。
次に、ポート設定部12は、管理ソフトウェア13に対して、ステップC6で選択したポートをもつNICが接続されたEEIOに対して、EESV24と同一のグループIDを設定するよう要求する(ステップC8)。
また、ポート設定部12は、選択したポートをユーザネットワーク(仮想ネットワーク)3Bに接続し、ポート情報の「使用中」属性を「Yes」に更新する(ステップC9)。
ポート設定部12は、以上のステップC5〜C9を使用ポート数「X」の数だけ繰り返す(ステップC4、C10)。なお、使用中ポート数が最小のOFSが複数存在する場合、ポート設定部12はスイッチ負荷またはパスコストが最小のOFSからポートを選択してもよい。
次に、ポート設定部12は、選択したポートのうち、サーバ2BのポートをもつNICが接続されたEEIOのIDのリストを管理ソフトウェア13に送信する。また、ポート設定部12は、選択したポートIDのリストとVLAN IDをハイパーバイザ25に送信する(ステップC11)。
ハイパーバイザ25は、ポート選択部12から受信したポートIDのリストとVLAN IDを指定してVM23を生成し、管理エージェント26にVM IDとポートIDのリストを送信する。EESV IDとサーバIDの関係は、管理者が管理サーバ1B上の設定情報として設定するものとする。また、各サーバのサーバID(IPアドレスなど)とEESV IDの関係も、管理者が管理サーバ1B上の設定情報として設定するものとする。
次に、図8、図10を参照して、管理エージェント26がVMのNICの負荷情報が閾値を超えたことを検出した際の動作について、詳細に説明する。
このとき、管理エージェント26は、ポート設定部12に対して、追加するポートIDを要求する。
図10は、管理エージェント26がVMのNICの負荷情報が閾値を超えたことを検出した際のポート設定部12の動作を例示するフロー図である。
まず、ポート設定部12は、サーバ2B、通信先サーバ4Bごとに、各OFSの使用中ポート数を計算する(ステップD1)。
次に、ポート設定部12は、サーバ2Bが使用するポートとして、セキュリティフラグがOFFで、使用中ポート数が最小で、通信先サーバ4Bが接続されているOFSか、または当該OFSに直結しているOFSに結線され、かつ、VLAN ID=Yのポートを選択する(ステップD2)。
次に、ポート設定部12は、管理ソフトウェア13に対して、ステップD2で選択したポートをもつNICが接続されたEEIOに対して、EESV24と同一のグループIDを設定するよう要求する(ステップD3)。
また、ポート設定部12は、選択したポートをユーザネットワーク(仮想ネットワーク)3Bに接続し、ポート情報の「使用中」属性を「Yes」に更新する(ステップD4)。
[効果]
本実施形態の通信システムによると、ExpEther技術によって構成されたサーバに対して動的に追加するNIC(Network Interface Card)を選択する場合において、ネットワークの耐障害性を向上させることができる。なぜなら、OpenFlowネットワーク上の仮想ネットワークに複数のサーバを接続する際に、各サーバから各OFSに対する接続数が分散し、サーバ間の物理ネットワークに単一障害点が含まれないように接続するからである。さらに、本実施形態によると、NICの負荷の上昇に応じてポートを追加することで、サーバ間の通信性能の向上を図ることもできる。
なお、本発明において、下記の形態が可能である。
[形態1]
上記第1の態様に係る通信管理装置のとおりである。
[形態2]
前記ポート選択部は、前記抽出したスイッチまたは前記抽出したスイッチに直結されたスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された前記第2のサーバ側のポートを選択する、
形態1に記載の通信管理装置。
[形態3]
前記ポート選択部は、前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が最小のスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択するとともに、前記抽出したスイッチまたは前記抽出したスイッチに直結されたスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が最小のスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択する、
形態1または2に記載の通信管理装置。
[形態4]
前記ポート数算出部および前記ポート選択部は、前記使用中のポートの数を求め、前記第1のサーバ側のポートを選択し、前記第2のサーバ側のポートを選択し、前記選択したポートを通信に使用する処理を、前記第1のサーバおよび前記第2のサーバ側の使用中のポートの数が所定の数となるまで繰り返す、
形態1ないし3のいずれか一に記載の通信管理装置。
[形態5]
前記複数のスイッチは、前記第1のサーバと第2のサーバとの間のハートビートパケットを転送するスイッチである、
形態1ないし4のいずれか一に記載の通信管理装置。
[形態6]
前記第1のサーバ側のポートは、前記第1のサーバ上で稼働する仮想マシンに割り当てられるポートである、
形態1ないし5のいずれか一に記載の通信管理装置。
[形態7]
前記第1のサーバ側のポートは、前記第1のサーバに所定のカードを介して接続されたNIC(Network Interface Card)のポートである、
形態6に記載の通信管理装置。
[形態8]
前記ポート選択部は、前記抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側の所定のVLAN ID(Virtual Local Area Network Identifier)を有するポートを選択するとともに、前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側の前記所定のVLAN IDを有するポートを選択する、
ことを特徴とする、形態7に記載の通信管理装置。
[形態9]
前記ポート選択部は、前記第2のサーバからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記所定のVLAN IDを有するNICのポートを選択するとともに、選択したポートを有するNICに接続された所定のカードに対して、前記第1のサーバ側に配置された所定のカードに設定されたグループIDを設定する、
形態8に記載の通信管理装置。
[形態10]
上記第2の態様に係る通信システムのとおりである。
[形態11]
上記第3の態様に係る通信管理方法のとおりである。
[形態12]
前記抽出したスイッチまたは前記抽出したスイッチに直結されたスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された前記第2のサーバ側のポートを選択するステップを含む、
形態11に記載の通信管理方法。
[形態13]
前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が最小のスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択するステップと、
前記抽出したスイッチまたは前記抽出したスイッチに直結されたスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が最小のスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択するステップと、を含む、
形態11または12に記載の通信管理方法。
[形態14]
前記使用中のポートの数を求めるステップと、前記第1のサーバ側のポートを選択するステップと、前記第2のサーバ側のポートを選択するステップと、前記選択したポートを通信に使用するステップを、前記第1のサーバおよび前記第2のサーバ側の使用中のポートの数が所定の数となるまで繰り返す、
形態11ないし13のいずれか一に記載の通信管理方法。
[形態15]
前記複数のスイッチは、前記第1のサーバと第2のサーバとの間のハートビートパケットを転送するスイッチである、
形態11ないし14のいずれか一に記載の通信管理方法。
[形態16]
前記第1のサーバ側のポートは、前記第1のサーバ上で稼働する仮想マシンに割り当てられるポートである、
形態11ないし15のいずれか一に記載の通信管理方法。
[形態17]
前記第1のサーバ側のポートは、前記第1のサーバに所定のカードを介して接続されたNIC(Network Interface Card)のポートである、
形態16に記載の通信管理方法。
[形態18]
前記抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側の所定のVLAN ID(Virtual Local Area Network Identifier)を有するポートを選択するステップと、
前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側の前記所定のVLAN IDを有するポートを選択するステップと、を含む、
ことを特徴とする、形態17に記載の通信管理方法。
[形態19]
前記第2のサーバからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記所定のVLAN IDを有するNICのポートを選択するステップと、
選択したポートを有するNICに接続された所定のカードに対して、前記第1のサーバ側に配置された所定のカードに設定されたグループIDを設定するステップと、を含む、
形態18に記載の通信管理方法。
[形態20]
上記第4の態様に係るプログラムのとおりである。
なお、上記特許文献および非特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1、1A、1B 管理サーバ
2 稼動系サーバ
2A、2B サーバ
3 ハートビートネットワーク
3A VM用ネットワーク
3B ユーザネットワーク
4 待機系サーバ
4A、4B 通信先サーバ
5 I/Oリソースプール
6 仮想PCIeスイッチ
10 通信管理装置
11 OFC
12 ポート設定部
13 管理ソフトウェア
14、23 VM
20 ポート数算出部
21、41 ポート情報取得部
22、42 ハートビート送受信部
24、142 EESV
25 ハイパーバイザ
26 管理エージェント
30 ポート選択部
31〜33 OFS
51〜53、61〜63 EEIO
54、64 ストレージ
55、56、65、66 NIC
141 EEIO情報取得部
P1〜P8 ポート

Claims (10)

  1. 第1のサーバと第2のサーバを中継する複数のスイッチのそれぞれについて、各スイッチと前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求めるポート数算出部と、
    前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択するとともに、前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択し、前記選択した前記第1のサーバ側のポートと前記選択した前記第2のサーバ側のポートを通信に使用するポート選択部と、を備える、
    ことを特徴とする、通信管理装置。
  2. 前記ポート選択部は、前記抽出したスイッチまたは前記抽出したスイッチに直結されたスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された前記第2のサーバ側のポートを選択する、
    請求項1に記載の通信管理装置。
  3. 前記ポート選択部は、前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が最小のスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択するとともに、前記抽出したスイッチまたは前記抽出したスイッチに直結されたスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が最小のスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択する、
    請求項1または2に記載の通信管理装置。
  4. 前記ポート数算出部および前記ポート選択部は、前記使用中のポートの数を求め、前記第1のサーバ側のポートを選択し、前記第2のサーバ側のポートを選択し、前記選択したポートを通信に使用する処理を、前記第1のサーバおよび前記第2のサーバ側の使用中のポートの数が所定の数となるまで繰り返す、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信管理装置。
  5. 前記複数のスイッチは、前記第1のサーバと第2のサーバとの間のハートビートパケットを転送するスイッチである、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の通信管理装置。
  6. 前記第1のサーバ側のポートは、前記第1のサーバ上で稼働する仮想マシンに割り当てられるポートである、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の通信管理装置。
  7. 前記第1のサーバ側のポートは、前記第1のサーバに所定のカードを介して接続されたNIC(Network Interface Card)のポートである、
    請求項6に記載の通信管理装置。
  8. 第1のサーバと第2のサーバを中継する複数のスイッチと、
    前記複数のスイッチを介した前記第1のサーバと前記第2のサーバの通信を管理する通信管理装置と、を備え、
    前記通信管理装置は、前記複数のスイッチのそれぞれについて、各スイッチと前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求めるポート数算出部と、
    前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択するとともに、前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択し、前記選択した前記第1のサーバ側のポートと前記選択した前記第2のサーバ側のポートを通信に使用するポート選択部と、を有する、
    ことを特徴とする、通信システム。
  9. 第1のサーバと第2のサーバを中継する複数のスイッチのそれぞれについて、各スイッチと前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求めるステップと、
    前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択するステップと、
    前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択するステップと、
    前記選択した前記第1のサーバ側のポートと前記選択した前記第2のサーバ側のポートを通信に使用するステップと、を含む、
    ことを特徴とする、通信管理方法。
  10. 第1のサーバと第2のサーバを中継する複数のスイッチのそれぞれについて、各スイッチと前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数と、各スイッチと前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数を求める処理と、
    前記複数のスイッチのうちの前記第1のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチを抽出し、抽出したスイッチのポートに結線された前記第1のサーバ側のポートを選択する処理と、
    前記抽出したスイッチからのホップ数が相対的に少ないスイッチであって前記第2のサーバとの通信に使用中のポートの数が相対的に少ないスイッチのポートに結線された、前記第2のサーバ側のポートを選択する処理と、
    前記選択した前記第1のサーバ側のポートと前記選択した前記第2のサーバ側のポートを通信に使用する処理と、をコンピュータに実行させる、
    ことを特徴とする、プログラム。
JP2016041322A 2016-03-03 2016-03-03 通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラム Pending JP2017158103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016041322A JP2017158103A (ja) 2016-03-03 2016-03-03 通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016041322A JP2017158103A (ja) 2016-03-03 2016-03-03 通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017158103A true JP2017158103A (ja) 2017-09-07

Family

ID=59810338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016041322A Pending JP2017158103A (ja) 2016-03-03 2016-03-03 通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017158103A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10541920B2 (en) Communication system, communication device, controller, and method and program for controlling forwarding path of packet flow
KR101703088B1 (ko) Sdn 기반의 통합 라우팅 방법 및 그 시스템
JP5944537B2 (ja) 通信経路の管理方法
EP3404878B1 (en) Virtual network apparatus, and related method
JP6319604B2 (ja) Sdnコントローラ、データセンターシステムおよびルーティング接続方法
KR20160056191A (ko) 가상 네트워크 기반 분산 다중 도메인 라우팅 제어 시스템 및 라우팅 제어 방법
EP2974147B1 (en) Loop-free hybrid network
US9743367B2 (en) Link layer discovery protocol (LLDP) on multiple nodes of a distributed fabric
KR20140106235A (ko) 오픈플로우 스위치 및 그 패킷 처리 방법
US20180077048A1 (en) Controller, control method and program
WO2021254001A1 (zh) 会话建立方法、装置、系统及计算机存储介质
CN104980368A (zh) 软件定义网络中的带宽保障方法及装置
JPWO2015125804A1 (ja) 通信システム、制御装置、通信制御方法、および、プログラム
KR101746105B1 (ko) 서비스 체이닝이 가능한 오픈플로우 스위치
EP2924925A1 (en) Communication system, virtual-network management device, communication node, and communication method and program
US20150341258A1 (en) Communication Method, Communication System, Information Processing Apparatus, Communication Terminal, and Program
JPWO2014175423A1 (ja) 通信ノード、通信システム、パケット処理方法及びプログラム
US20150188807A1 (en) Communication method, information processing apparatus, communication system, communication terminal, and program
KR101679224B1 (ko) Sdn 기반의 트래픽 분배 가능한 네트워크 시스템
WO2022089169A1 (zh) 计算路由信息发送方法、装置、设备及存储介质
US20150156287A1 (en) Communication method, information processing apparatus, communication system, program, node, and communication terminal
JP2017158103A (ja) 通信管理装置、通信システム、通信管理方法およびプログラム
KR101739100B1 (ko) 서비스 체이닝 가능한 오픈플로우 스위치 제어 방법 및 그 제어기
KR101739097B1 (ko) 오픈플로우 스위치의 서비스 체이닝 방법
KR101707073B1 (ko) Sdn 기반의 에러 탐색 네트워크 시스템