JP2017157039A - 紙葉類処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度かつ短時間で紙葉類の券種を判別することができる紙葉類処理装置およびプログラムを提供することである。
【解決手段】実施形態の紙葉類処理装置は、画像取得部と、抽出部と、類似度算出部と、移動幅算出部とを持つ。前記画像取得部は、紙葉類画像を取得する。前記設定部は、前記画像取得部によって取得された紙葉類画像に対して、参照領域を設定する。前記設定部は、第1の方向における開始位置から最終位置まで第1の移動幅で前記参照領域を移動させ、前記参照領域が前記最終位置に到達すると、前記第1の方向に直交する第2の方向に第2の移動幅で前記参照領域を移動させることを、繰り返し実行する。前記類似度算出部は、前記参照領域内の画像から特徴を抽出し、紙葉類の代表的な模様との類似度を算出する。前記移動幅算出部は、前記類似度に基づいて、前記第1の移動幅および/または前記第2の移動幅を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、紙葉類処理装置およびプログラムに関する。
近年、銀行や大規模小売業等において日常的に大量の紙幣等の紙葉類が取り扱われており、これらの紙葉類は紙葉類処理装置によって券種ごとに分類される。従来の紙葉類処理装置は、紙葉類の画像を読み取り、読み取った画像から紙葉類の代表的な模様を検出することで、券種を判別していた。
しかしながら、従来の紙葉類処理装置は、紙葉類の代表的な模様が存在する位置を精度よく特定するために多くの計算を行う必要があることから、券種判定処理に時間がかかってしまう場合があった。
特表2012−511756号公報
本発明が解決しようとする課題は、高精度かつ短時間で紙葉類の券種を判別することができる紙葉類処理装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の紙葉類処理装置は、画像取得部と、抽出部と、類似度算出部と、移動幅算出部と、位置特定部と、券種判別部とを持つ。前記画像取得部は、紙葉類の画像である紙葉類画像を取得する。前記設定部は、前記画像取得部によって取得された紙葉類画像に対して、参照領域を設定する。前記設定部は、第1の方向における開始位置から最終位置まで第1の移動幅で前記参照領域を移動させ、前記参照領域が前記最終位置に到達すると、前記第1の方向に直交する第2の方向に第2の移動幅で前記参照領域を移動させることを、繰り返し実行する。前記類似度算出部は、前記設定部によって設定された前記参照領域内の画像から特徴を抽出し、紙葉類の代表的な模様との類似度を算出する。前記移動幅算出部は、前記類似度算出部によって算出された前記類似度に基づいて、前記第1の移動幅および/または前記第2の移動幅を算出する。前記位置特定部は、前記類似度算出部によって算出された複数の前記類似度に基づいて、前記紙葉類画像における前記紙葉類の代表的な模様の存在する位置を特定する。前記券種判別部は、前記位置特定部によって特定された位置における前記紙葉類画像に基づいて、前記紙葉類の券種を判別する。
実施形態に係る紙葉類処理システムの断面図。 実施形態に係る紙葉類処理システムの制御構成を示すブロック図。 実施形態に係る鑑査装置100の制御構成を示すブロック図。 実施形態に係る参照領域の開始位置の一例を示す図。 実施形態に係る参照領域をX方向に移動させた状態の一例を示す図。 実施形態に係る参照領域がX方向における紙葉類画像の最終位置に到達した状態の一例を示す図。 実施形態に係る参照領域をY方向に移動させた状態の一例を示す図。 実施形態に係る類似度Sが最大となる位置に参照領域が到達した状態の一例を示す図。 実施形態に係る参照領域が最終位置に到達した状態の一例を示す図。 実施形態に係る紙葉類画像における類似度の分布の一例を示す図。 実施形態に係る紙葉類の券種の判定処理を示すフローチャート。 図11に示されるステップS16の移動幅算出処理を示すフローチャート。
以下、実施形態の紙葉類処理装置およびプログラムを、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る紙葉類処理システムの断面図である。図1に示されるように、紙葉類Pを処理する紙葉類処理システム1は、例えば、紙葉類処理装置10と、整列装置30と、施封装置60とを備える。紙葉類処理装置10、整列装置30、および施封装置60は、この順で一列に並んで配置される。また、紙葉類処理装置10、整列装置30、および施封装置60は、互いに電気的かつ機械的に連結されている。以下、紙葉類Pとして紙幣を例に挙げて説明する。
まず、紙幣Pの振分け処理について説明する。図1に示されるように、紙葉類処理装置10は、供給部11と、ローラ12と、搬送路14とを有する。供給部11には、複数枚の紙幣Pが載置される。ローラ12は、供給部11から紙幣Pを1枚ずつ送り出す。ローラ12によって送り出された紙幣Pは、搬送路14に沿って搬送される。搬送路14には、複数組の図示しない無端状の搬送ベルトが搬送路を挟むように延設されている。ローラ12によって送り出された紙幣Pは、搬送ベルトに挟持されて搬送される。
搬送路14は、ローラ12を通過した位置から鑑査装置100に向けて傾斜して延びている。これにより、供給部11から紙幣Pと共に、クリップ、コイン、ピン等の異物が搬送路14に送り出された際、異物は重力により搬送路14の最下部に落下する。これにより、異物が鑑査装置100に入ることを防止し、異物による鑑査装置100の損傷を防止することができる。
搬送路14の最下部には、異物回収部13が設けられている。異物回収部13は、例えば、装置本体から引き出し可能な回収箱により構成されている。搬送路14に沿って落下する異物は、異物回収部13に落下して回収される。
搬送部15は、紙幣と紙幣の間隔が所定の間隔となるように紙幣Pの搬送速度を調整し、紙幣Pを鑑査装置100へと搬送する。鑑査装置100は、紙幣Pの画像を読み取り、紙幣Pの券種、紙幣Pの表裏の向き、および紙幣Pの異常(破れ、折れ、汚れ等)を検出する。
紙幣Pの異常が検出された場合、紙葉類処理装置10は、紙幣Pを搬送路17に沿って搬送し、異常の種類に応じて紙幣Pをリジェクト部18aまたは18bに振り分けて集積する。一方、紙幣Pの異常が検出されなかった場合、紙葉類処理装置10は、紙幣Pを搬送路17に沿って搬送し、紙幣Pの券種に応じて紙幣Pを集積庫19aから19dに振り分けて集積する。以上が、紙幣の振分け処理である。
次に、紙幣の整列処理について説明する。整列処理は、紙幣Pの位置や表裏を揃えて券種ごとに集積する処理である。整列装置30は、紙葉類処理装置10と施封装置60との間に設けられる。整列装置30は、搬送路31と、整列部32と、反転部34と、搬送路35と、複数の集積庫36a〜36dとを備える。
紙葉類処理装置10から搬送された紙幣Pは、搬送路31に沿って搬送される。整列部32は、紙幣Pを整列させる。例えば、整列部32は、紙幣Pの中心を、紙幣Pの搬送方向に直交する方向における所定の基準位置に合わせる。また、整列部32は、スキューしている紙幣Pの先端部が搬送方向と直交するように、紙幣Pの向きを補正する。スキューとは、搬送方向に対して紙幣Pの向きが傾斜していることをいう。
反転部34は、整列部32の下流に設けられ、紙幣Pの表裏の向きを反転させる。搬送路35は、反転部34へと紙幣Pを案内する。紙幣Pの整列処理が行われる際に、各紙幣Pの表裏の向きを揃える必要が生じる。このため、鑑査装置100は、紙幣Pの画像を読み取って紙幣Pの表裏を検出し、検出結果を整列装置30に送信する。整列装置30は、鑑査装置100による表裏の検出結果に応じて、反転部34を用いて紙幣Pの表裏を反転するか否かを切り替える。
紙幣Pの表裏を反転しない場合、整列装置30は、搬送路31に沿って紙幣Pを搬送し、紙幣Pの券種に応じて集積庫36a〜36dに振り分けて集積する。一方、紙幣Pの表裏を反転する場合、整列装置30は、搬送路35に沿って紙幣Pを搬送する。反転部34は、内部にひねり搬送路を備え、紙幣Pを搬送しながら紙幣Pの表裏の向きを反転する。その後、整列装置30は、反転部34によって表裏を反転された紙幣Pを搬送し、紙幣Pの券種に応じて集積庫36a〜36dに振り分けて集積する。以上が、紙幣の整列処理である。
なお、整列装置30は、向きを整えられた紙幣Pを紙葉類処理装置10に戻し、集積庫19a〜19dに振り分けて集積してもよい。また、整列装置30内の集積庫36a〜36dは、異常が検出された紙幣Pを集積するリジェクト部として用いられてもよい。
次に、紙幣の施封処理について説明する。施封処理は、所定枚数の紙幣Pの束を帯で留める処理である。施封装置60は、搬送路62と、第1集積部64aおよび第2集積部64bと、搬送トレイ66と、施封部68と、排出部69とを備える。搬送路62は、整列装置30の搬送路31に接続される。第1集積部64aおよび第2集積部64bは、紙幣Pを所定枚数ずつ集積する。搬送トレイ66は、紙幣Pの束を搬送する。施封部68は、紙幣Pの束を帯により施封する。第2集積部64bは、第1集積部64aに対して斜め下方向にずれて配置され、施封部68は、第2集積部64bの下方に配置されている。更に、施封部68により施封された紙幣Pの束を受取って集積する排出部69が、施封部68の下方に設けられている。
施封装置60は、整列装置30から搬送されてきた紙幣Pの券種に応じて、第1集積部64aおよび第2集積部64bのいずれかに紙幣Pを搬送する。第1集積部64aおよび第2集積部64bは、搬送されてきた紙幣Pを所定枚数(例えば、100枚)集積する。
搬送トレイ66は図1の矢印方向に移動可能に設けられている。第1集積部64aに所定枚数の紙幣Pが集積されると、搬送トレイ66は第1集積部64aの位置へ移動し、紙幣Pの束を受け取る。また、第2集積部64bに所定枚数の紙幣Pが集積されると、搬送トレイ66は第2集積部64bの位置へ移動し、紙幣Pの束を受け取る。
紙幣Pの束を受け取った後、搬送トレイ66は施封部68の位置まで下降し、施封部68へ紙幣Pの束を受け渡す。施封部68は、搬送トレイ66から受け取った紙幣Pの束に帯を巻き付ける。また、施封部68は、紙幣Pの束の帯に所定の情報を印字する。帯に印字される情報は、例えば日時、シリアル番号、銀行のロゴ等である。これらの情報は、例えば、インクジェットプリンタ、ドットプリンタ、レーザプリンタ等を用いて印字される。
帯への印字が完了した後、施封部68は紙幣Pの束を排出部69へと排出する。なお、施封部68は、紙幣Pの券種に応じて位置を変えて紙幣Pの束を排出する。以上が、紙幣の施封処理である。
図2は、実施形態に係る紙葉類処理システムの制御構成を示すブロック図である。紙葉類処理装置10には、紙葉類処理システム1全体の動作を制御する主制御部20が設けられている。主制御部20は、図示しないが、紙葉類処理装置10、整列装置30、および施封装置60の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)と、制御プログラムや管理情報等を格納するメモリとを備えている。
主制御部20は、鑑査装置100と接続され、種々の情報を送受信する。また、図示しないが、主制御部20には紙葉類処理装置10内の種々のセンサやモータが接続されており、主制御部20は紙葉類処理装置10における紙幣Pの搬送動作等を制御する。
主制御部20には、操作員が種々の情報を入力するための操作部80が接続されている。また、主制御部20には、操作員によって入力された情報および紙葉類処理システム1の動作状態等を表示する表示部90が接続されている。
整列装置30は、整列装置30の動作を制御する副制御部40を有する。また、施封装置60は、施封装置60の動作を制御する副制御部70を有する。副制御部40および副制御部70は、例えばLANケーブルを介して紙葉類処理装置10の主制御部20に接続される。主制御部20は、副制御部40に対して整列装置30の動作指示を送信するとともに、副制御部70に対して施封装置60の動作指示を送信する。
図3は、実施形態に係る鑑査装置100の制御構成を示すブロック図である。図3においては、鑑査装置100が紙幣Pの券種を判別するための制御構成が示されている。鑑査装置100は、画像取得部110と、設定部120と、類似度算出部130と、移動幅算出部140と、位置特定部150と、券種判別部160と、記憶部170とを備える。
画像取得部110は、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の発光部と、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の光電変換素子とを備えるラインセンサを内蔵している。記憶部170は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の記憶装置である。
設定部120、類似度算出部130、移動幅算出部140、位置特定部150、および券種判別部160は、CPU等のプロセッサが、プログラムメモリに記憶されたプログラムを実行することで実現される。なお、これらの機能部120から160は、プロセッサがプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI(Large Scale Integration)、およびASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現されてもよい。
画像取得部110は、鑑査装置100を通過する紙幣Pを読み取り、紙幣Pの画像である紙幣画像50(紙葉類画像)を取得する。画像取得部110は、取得した紙幣画像50を設定部120に出力するとともに、紙幣画像50を不図示のメモリに記憶する。設定部120は、画像取得部110から入力された紙幣画像50に対して参照領域の位置およびサイズを設定する。
図4は、実施形態に係る参照領域の開始位置の一例を示す図である。図4において、紙幣画像50の長手方向をX方向、紙幣画像50の短手方向をY方向としている。設定部120は、参照領域55の開始位置を左上の隅に設定するが、他の位置に設定してもよい。設定部120は、設定した参照領域55の位置およびサイズを類似度算出部130に出力する。
類似度算出部130は、設定部120から入力された参照領域55の位置およびサイズに基づき、参照領域55内の画像を取得する。また、類似度算出部130は、取得した参照領域55内の画像から特徴を抽出し、紙幣の代表的な模様との類似度Sを算出する。紙幣の代表的な模様は、例えば、金額を表す文字(1000、5000、10000、千円、五千円、壱万円など)である。図4において、金額を表す文字の一例として、「1000」が紙幣画像50内に含まれている。
類似度算出部130は、例えば、類似度Sとして相関値を算出してよい。相関値は、0から1の実数値として算出され、1に近いほど参照領域55に代表的な模様(例えば、金額を表す文字)が存在する可能性が高いことを示す。類似度算出部130は、算出した類似度Sを移動幅算出部140に出力する。また、類似度算出部130は、類似度Sを参照領域55の位置情報(X方向の位置およびY方向の位置)に対応付けて不図示のメモリに記憶する。
なお、類似度算出部130は、ニューラルネットワークや深層学習機(Deep learning)における出力層から出力される値を類似度Sとして算出してもよい。また、類似度算出部130は、サポートベクターマシン(Support Vector Machine)における目的関数の出力値を類似度Sとして算出してもよい。
移動幅算出部140は、類似度算出部130から入力された類似度Sに基づき、X方向における参照領域55の移動幅Lを算出する。移動幅算出部140は、算出したX方向における参照領域55の移動幅Lを、設定部120に出力する。
移動幅算出部140は、類似度Sが高いほど(類似しているほど)参照領域55の移動幅Lを小さくし、類似度Sが小さいほど(類似していないほど)参照領域55の移動幅Lを大きくする。具体的に、移動幅算出部140は、下記の式(1)に基づいて移動幅Lを算出する。ここで、k、a、およびcは定数である。
=k/(S+a)+c ・・・式(1)
なお、移動幅算出部140は、類似度算出部130から入力された類似度Sに基づき、参照領域55の移動幅Lの変化量ΔLを算出してもよい。具体的に、移動幅算出部140は、下記の式(2)に基づいて移動幅Lの変化量ΔLを算出し、式(3)に基づいて移動幅Lを算出してもよい。ここで、k、a、およびcは定数である。また、「:=」は代入式を表す。
ΔL=k/(S+a)+c ・・・式(2)
:=L+ΔL ・・・式(3)
なお、移動幅算出部140による移動幅Lの算出方法は、これらの方法に限られない。例えば、移動幅算出部140は、類似度算出部130から入力された、時刻t−pにおける類似度S(t−p)から現在時刻tにおける類似度S(t)に基づき、移動幅Lxを算出してもよい。具体的に、移動幅算出部140は、下記の式(4)に基づいて移動幅Lを算出してもよい。ここで、p、a、およびcは定数である。なお、t<pである場合、移動幅算出部140は、類似度算出部130から入力された全ての類似度に基づき、移動幅Lxを算出する。
また、移動幅算出部140は、予め類似度Sと移動幅Lとを1対1に対応させたテーブルをパラメータとして用意し、類似度Sに基づいて移動幅Lを導出してもよい。
図5は、実施形態に係る参照領域をX方向に移動させた状態の一例を示す図である。図5に示されるように、設定部120は、移動幅算出部140から入力された移動幅Lに基づき、参照領域55の位置をX方向に移動させる。そして、設定部120は、移動後の参照領域55の位置およびサイズを類似度算出部130に出力する。
類似度算出部130は、設定部120から入力された参照領域55の位置およびサイズに基づき、参照領域55内の画像を取得する。類似度算出部130は、取得した参照領域55内の画像から特徴を抽出し、紙幣の代表的な模様(例えば、金額を表す文字)との類似度Sを算出する。類似度算出部130は、算出した類似度Sを移動幅算出部140に出力する。また、類似度算出部130は、類似度Sを参照領域55の位置情報(X方向の位置およびY方向の位置)に対応付けて不図示のメモリに記憶する。
移動幅算出部140は、類似度算出部130から入力された類似度Sに基づき、前述した方法を用いてX方向における参照領域55の移動幅Lを算出する。移動幅算出部140は、算出したX方向における参照領域55の移動幅Lを、設定部120に出力する。鑑査装置100は、以上の処理を、参照領域55がX方向における最終位置(紙幣画像50の右端)に到達するまで繰り返す。
図6は、実施形態に係る参照領域がX方向における紙幣画像の最終位置に到達した状態の一例を示す図である。図6に示されるように、参照領域55がX方向における最終位置に到達すると、類似度算出部130は、開始位置(左端)から最終位置(右端)までの一列分の複数の類似度Sを移動幅算出部140に出力する。
移動幅算出部140は、類似度算出部130から入力された開始位置(左端)から最終位置(右端)までの一列分の複数の類似度Sに基づき、Y方向における参照領域55の移動幅Lを算出する。移動幅算出部140は、算出したY方向における参照領域55の移動幅Lを、設定部120に出力する。
例えば、移動幅算出部140は、開始位置(左端)から最終位置(右端)までの一列分の複数の類似度Sのうちの最大値Maxを取得し、取得した最大値Maxに基づいて移動幅Lを算出する。
移動幅算出部140は、類似度Sの最大値Maxが大きいほど参照領域55の移動幅Lを小さくし、類似度Sの最大値Maxが小さいほど参照領域55の移動幅Lを大きくする。具体的に、移動幅算出部140は、下記の式(5)に基づいて移動幅Lを算出する。ここで、k、a、およびcは定数である。
=k/(Max+a)+c ・・・式(5)
なお、移動幅算出部140は、算出した類似度Sの最大値Maxに基づき、参照領域55の移動幅Lの変化量ΔLを算出してもよい。具体的に、移動幅算出部140は、下記の式(6)に基づいて移動幅Lの変化量ΔLを算出し、式(7)に基づいて移動幅Lを算出する。ここで、k、a、およびcは定数である。また、「:=」は代入式を表す。
ΔL=k/(Max+a)+c ・・・式(6)
:=L+ΔL ・・・式(7)
なお、移動幅算出部140による移動幅Lの算出方法は、これらの方法に限られない。例えば、移動幅算出部140は、予め類似度Sの最大値Maxと移動幅Lとを一対一に対応させたテーブルをパラメータとして用意し、類似度Sの最大値Maxに基づいて移動幅Lを導出してもよい。また、移動幅算出部140は、類似度Sの最大値Maxの勾配(変化量)に基づいて、移動幅Lを算出してもよい。また、移動幅算出部140は、最大値Maxを用いる代わりに、開始位置(左端)から最終位置(右端)までの一列分の複数の類似度Sの平均値Aveに基づいて移動幅Lを算出してもよい。この場合、移動幅算出部140は、式(5)および式(6)における「Max」を「Ave」に置き換えて、移動幅Lを算出してよい。
本実施形態において、設定部120は、紙幣Pの長手方向をX方向として参照領域55を移動させるとともに、紙幣Pの短手方向をY方向として参照領域55を移動させる。長手方向をX方向とした場合、Y方向の移動幅Lを算出するために使用される類似度Sの数を多くすることができる。したがって、移動幅算出部140は、Y方向の移動幅Lをより適切に算出することができる。
図7は、実施形態に係る参照領域をY方向に移動させた状態の一例を示す図である。図7に示されるように、設定部120は、移動幅算出部140から入力された移動幅Lに基づき、参照領域55の位置をY方向に移動させる。そして、設定部120は、移動後の参照領域55の位置およびサイズを類似度算出部130に出力する。
類似度算出部130は、設定部120から入力された参照領域55の位置およびサイズに基づき、参照領域55内の画像を取得する。また、類似度算出部130は、取得した参照領域55内の画像から特徴を抽出し、紙幣の代表的な模様(例えば、金額を表す文字)との類似度Sを算出する。類似度算出部130は、算出した類似度Sを移動幅算出部140に出力する。また、類似度算出部130は、類似度Sを参照領域55の位置情報(X方向の位置およびY方向の位置)に対応付けて不図示のメモリに記憶する。
移動幅算出部140は、類似度算出部130から入力された類似度Sに基づき、前述した方法を用いてX方向における参照領域55の移動幅Lを算出する。移動幅算出部140は、算出したX方向における参照領域55の移動幅Lを、設定部120に出力する。鑑査装置100は、以上の処理を繰り返す。
図8は、実施形態に係る類似度Sが最大となる位置に参照領域が到達した状態の一例を示す図である。図8に示されるように、参照領域55内の画像には、金額を表す文字(1000)が含まれる。この場合、類似度算出部130によって算出される類似度Sは最大値となる。
鑑査装置100は、参照領域55をX方向およびY方向に移動させつつ、参照領域55が紙幣画像50における最終位置(紙幣画像50の右下の隅)に到達するまで類似度Sの算出を繰り返す。なお、本実施形態においては、紙幣画像50の左上の隅から右下の隅まで参照領域55を移動させることとしたが、紙幣画像50の全面を移動できるような順序であれば、移動順序はこれに限られない。
図9は、実施形態に係る参照領域が最終位置に到達した状態の一例を示す図である。図9に示されるように、参照領域55が紙幣画像50における最終位置(紙幣画像50の右下の隅)に到達すると、類似度算出部130は、算出した全ての類似度Sを、類似度Sが算出された参照領域55の位置情報(X方向の位置およびY方向の位置)と関連付けて、位置特定部150に出力する。
図10は、実施形態に係る紙幣画像における類似度の分布の一例を示す図である。図10において、参照領域55のX方向における位置を示すX軸と、参照領域55のY方向における位置を示すY軸と、類似度Sを示すZ軸とが示されている。位置特定部150は、類似度算出部130によって算出された複数の類似度Sのうち、最大値となる参照領域55を含む領域を、紙幣の代表的な模様(例えば、金額を表す文字)の存在する位置として特定する。
例えば、位置特定部150は、類似度算出部130から入力された類似度Sおよび位置情報(X方向の位置およびY方向の位置)に基づき、予め設定された閾値以上の類似度Sが所定数以上存在する範囲を、紙幣の代表的な模様の存在する位置として特定する。
なお、位置特定部150は、類似度Sが最大となる参照領域55の位置(図10における類似度Sのピーク位置)に基づき、紙幣の代表的な模様の存在する位置を特定してもよい。また、位置特定部150は、参照領域55の位置から予め定められた範囲内の類似度Sの合計Ssumを算出し、算出したSsumが最大となる参照領域55の位置に基づき、紙幣の代表的な模様の存在する位置を特定してもよい。
位置特定部150は、特定した位置を示す位置情報を、券種判別部160に出力する。記憶部170は、複数の券種のそれぞれに対応する、紙幣の代表的な模様を示す複数の画像を記憶しており、券種判別部160は、記憶部170からこれらの画像を読み出す。
券種判別部160は、不図示のメモリから紙幣画像50を読み出し、位置特定部150から入力された位置情報に基づいて、位置特定部150によって特定された位置の画像を取得する。券種判別部160は、位置特定部150によって特定された位置の画像と、記憶部170に記憶された複数の画像のそれぞれとを比較することで、紙幣Pの券種を判別する。例えば、券種判別部160は、パターンマッチングを行うことにより、記憶部170から読み出した複数の画像のうち、位置特定部150によって特定された位置の画像に最も類似する画像を特定する。券種判別部160は、特定した画像に対応する券種を、紙幣Pの券種として判別する。券種判別部160は、判別した紙幣Pの券種を示す券種情報を主制御部20に出力する。
図11は、実施形態に係る紙幣の券種の判定処理を示すフローチャートである。まず、画像取得部110は、鑑査装置100を通過する紙幣Pを読み取り、紙幣画像50を取得する(S11)。設定部120は、画像取得部110によって取得された紙幣画像50に対して、参照領域55の位置およびサイズの初期設定を行う(S12)。
次に、類似度算出部130は、設定部120によって設定された参照領域55の位置およびサイズに基づき、紙幣画像50における参照領域55内の画像を取得する(S13)。また、類似度算出部130は、取得した参照領域55内の画像から特徴を抽出し、紙幣の代表的な模様(例えば、金額を表す文字)との類似度Sを算出する(S14)。
その後、鑑査装置100は、参照領域55が最終位置(図9参照)に到達したか否かを判定する(S15)。鑑査装置100は、参照領域55が最終位置に到達していないと判定した場合、図12を用いて後述する移動幅算出処理を行う(S16)。移動幅算出処理において、移動幅算出部140は、類似度算出部130によって算出された類似度Sに基づき、参照領域55の移動幅を算出する。その後、設定部120は、移動幅算出部140によって算出された移動幅に基づき参照領域55を移動させ(S17)、前述のステップS13の処理に戻る。
一方、ステップS15において、鑑査装置100が、参照領域55が最終位置に到達したと判定した場合、位置特定部150は、類似度算出部130によって算出された複数の類似度Sおよび位置情報(X方向の位置およびY方向の位置)に基づき、紙幣画像50における紙幣の代表的な模様の存在する位置を特定する(S18)。
その後、券種判別部160は、記憶部170に記憶された紙幣の代表的な模様を示す複数の画像を参照し、位置特定部150によって特定された位置の画像に対してパターンマッチングを行うことによって、紙幣Pの券種を判別する(S19)。券種判別部160は、判別した券種を示す券種情報を主制御部20に出力し、本フローチャートによる処理を終了する。
図12は、図11に示されるステップS16の移動幅算出処理を示すフローチャートである。まず、移動幅算出部140は、参照領域55がX方向における最終位置(紙幣画像50の右端)に到達したか否かを判定する(S21)。
移動幅算出部140は、参照領域55がX方向における最終位置(紙幣画像50の右端)に到達していないと判定した場合、今回算出された類似度Sに基づき、X方向の移動幅Lを算出する(S22)。例えば、移動幅算出部140は、前述の式(1)に基づいて移動幅Lを算出する。なお、移動幅算出部140は、前述の式(2)に基づいて移動幅Lの変化量ΔLを算出し、式(3)に基づいて移動幅Lを算出してもよい。また、移動幅算出部140は、前述の式(4)に基づいて移動幅Lを算出してもよい。移動幅算出部140は、算出した移動幅Lを設定部120に出力し、前述のステップS17(図11)に移行する。
一方、ステップS21において、移動幅算出部140は、参照領域55がX方向における最終位置(紙幣画像50の右端)に到達したと判定した場合、X方向の一列分の複数の類似度Sに基づき、Y方向の移動幅Lを算出する(S23)。例えば、移動幅算出部140は、X方向における一列分の複数の類似度Sのうちの最大値Maxを取得し、前述の式(5)に基づいて移動幅Lを算出する。なお、移動幅算出部140は、前述の式(6)に基づいて移動幅Lの変化量ΔLを算出し、式(7)に基づいて移動幅Lを算出してもよい。また、移動幅算出部140は、最大値Maxの代わりに、X方向における一列分の複数の類似度Sの平均値Aveに基づいて移動幅Lを算出してもよい。移動幅算出部140は、算出した移動幅Lを設定部120に出力し、前述のステップS17(図11)に移行する。
このように、移動幅算出部140は、類似度算出部130によって算出された類似度Sに基づいて、紙幣画像50に対するX方向における移動幅Lと、X方向に交差するY方向における移動幅Lとを算出する。これによって、実施形態の紙葉類処理装置10は、高精度かつ短時間で紙幣Pの券種を判別することができる。
なお、上記実施形態における紙葉類処理装置10は、内部にコンピュータを有している。そして、紙葉類処理装置10の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記実施形態において、移動幅算出部140は、移動前の類似度Sと現在の類似度Sとの勾配(変化量)に基づいて、移動幅Lを算出してもよい。勾配が負の値である場合、移動幅算出部140は、移動方向に対して参照領域55を後戻りさせてもよい。これによって、位置特定部150は、紙幣の代表的な模様の存在する位置をより正確に特定することができる。
また、上記実施形態において、参照領域55は矩形の領域であることとしたが、これに限られない。例えば、参照領域55は、丸型の領域や、楕円型の領域、または矩形以外の多角形の領域であってもよい。
また、上記実施形態において、設定部120は、参照領域55がX方向における最終位置(右端)に到達した場合、参照領域55を開始位置(左端)に戻した後、Y方向に移動幅Lで参照領域55を移動させることとしたが、参照領域55の移動方向はこれに限られない。例えば、設定部120は、参照領域55がX方向における最終位置(右端)に到達した場合、Y方向に移動幅Lで参照領域55を移動させ、参照領域55をX方向に対して逆方向(−X方向)に移動させてもよい。
また、上記実施形態において、紙葉類Pは紙幣に限られず、印刷模様のある紙葉類であればよい。例えば、紙葉類Pは、郵便物の料額印等にも適用できる。また、紙葉類Pの代表的な画像は、金額を表す文字に限られず、例えば、肖像画、エンブレム、シンボル、シグネチャ、スタンプ、紙幣裏面の模様等であってもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、紙葉類処理装置10は、画像取得部110と、設定部120と、類似度算出部130と、移動幅算出部140と、位置特定部150と、券種判別部160とを持つ。画像取得部110は、紙幣画像50を取得する。設定部120は、画像取得部110によって取得された紙幣画像50に対して、参照領域55を設定する。設定部120は、X方向における開始位置から最終位置まで移動幅Lで参照領域55を移動させ、参照領域55が最終位置に到達すると、Y方向に移動幅Lで参照領域55を移動させることを、繰り返し実行する。類似度算出部130は、設定部120によって設定された参照領域55内の画像から特徴を抽出し、紙幣の代表的な模様との類似度Sを算出する。移動幅算出部140は、類似度算出部130によって算出された類似度Sに基づいて、移動幅Lおよび/または移動幅Lを算出する。位置特定部150は、類似度算出部130によって算出された複数の類似度Sに基づいて、紙幣画像50における紙幣の代表的な模様の存在する位置を特定する。券種判別部160は、位置特定部150によって特定された位置における紙幣画像50に基づいて、紙幣Pの券種を判別する。これによって、実施形態の紙葉類処理装置10は、高精度かつ短時間で紙幣Pの券種を判別することができる。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
紙葉類の画像である紙葉類画像を光学的に取得する画像取得部と、
前記画像取得部によって取得された紙葉類画像において、参照領域を設定する設定部であって、前記参照領域の第1の方向への移動幅である第1の移動幅と、前記第1の方向に直交する第2の方向への移動幅である第2の移動幅とを設定する設定部と、
前記設定部によって設定された前記参照領域内の画像から特徴を抽出し、紙葉類の代表的な模様との類似度を算出する類似度算出部と、
前記類似度算出部によって算出された前記類似度に基づいて、前記第1の移動幅および/または前記第2の移動幅を算出する移動幅算出部と、
前記第1の移動幅および/または前記第2の移動幅に応じて前記参照領域を移動させながら、前記類似度算出部によって算出された複数の前記類似度に基づいて、前記紙葉類画像における前記紙葉類の代表的な模様の存在する位置を特定する位置特定部と、
複数の券種のそれぞれに対応する、紙葉類の代表的な模様を示す複数の画像を記憶する記憶部と、
前記位置特定部によって特定された位置における前記紙葉類画像と、前記記憶部に記憶された前記複数の画像のそれぞれとを比較することによって、前記紙葉類の券種を判別する券種判別部と
を有する紙葉類処理装置。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…紙葉類処理システム、10…紙葉類処理装置、20…主制御部、30…整列装置、40…副制御部、50…紙幣画像、55…参照領域、60…施封装置、70…副制御部、100…鑑査装置、110…画像取得部、120…設定部、130…類似度算出部、140…移動幅算出部、150…位置特定部、160…券種判別部、170…記憶部、Ave…平均値、L…移動幅、L…移動幅、Max…最大値、P…紙幣、S…類似度

Claims (8)

  1. 紙葉類の画像である紙葉類画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部によって取得された紙葉類画像に対して、参照領域を設定する設定部であって、第1の方向における開始位置から最終位置まで第1の移動幅で前記参照領域を移動させ、前記参照領域が前記最終位置に到達すると、前記第1の方向に直交する第2の方向に第2の移動幅で前記参照領域を移動させることを、繰り返し実行する設定部と、
    前記設定部によって設定された前記参照領域内の画像から特徴を抽出し、紙葉類の代表的な模様との類似度を算出する類似度算出部と、
    前記類似度算出部によって算出された前記類似度に基づいて、前記第1の移動幅および/または前記第2の移動幅を算出する移動幅算出部と、
    前記類似度算出部によって算出された複数の前記類似度に基づいて、前記紙葉類画像における前記紙葉類の代表的な模様の存在する位置を特定する位置特定部と、
    前記位置特定部によって特定された位置における前記紙葉類画像に基づいて、前記紙葉類の券種を判別する券種判別部と
    を有する紙葉類処理装置。
  2. 前記設定部は、前記参照領域が前記第1の方向における前記最終位置に到達すると、前記参照領域を前記開始位置に戻した後、前記第2の方向に第2の移動幅で前記参照領域を移動させる
    請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記移動幅算出部は、前記開始位置から前記最終位置までの一列分の、前記類似度算出部によって算出された複数の前記類似度のうちの最大値に基づいて、前記第2の移動幅を算出する
    請求項1または請求項2記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記移動幅算出部は、前記開始位置から前記最終位置までの一列分の、前記類似度算出部によって算出された複数の前記類似度の平均値に基づいて、前記第2の移動幅を算出する
    請求項1または請求項2記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記位置特定部は、前記類似度算出部によって算出された複数の前記類似度のうち、最大値となる前記類似度が算出された前記参照領域を含む領域を、前記紙葉類の代表的な模様の存在する位置として特定する
    請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の紙葉類処理装置。
  6. 複数の券種のそれぞれに対応する、紙葉類の代表的な模様を示す複数の画像を記憶する記憶部を更に有し、
    前記券種判別部は、前記位置特定部によって特定された位置の画像と、前記記憶部に記憶された前記複数の画像のそれぞれとを比較することによって、前記紙葉類の券種を判別する
    請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記設定部は、前記紙葉類の長手方向を前記第1の方向として前記参照領域を移動させるとともに、前記紙葉類の短手方向を前記第2の方向として前記参照領域を移動させる
    請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の紙葉類処理装置。
  8. 紙葉類の画像である紙葉類画像を取得する画像取得部を有する紙葉類処理装置を制御するコンピュータに、
    前記画像取得部によって取得された紙葉類画像に対して、参照領域を設定する設定工程であって、第1の方向における開始位置から最終位置まで第1の移動幅で前記参照領域を移動させ、前記参照領域が前記最終位置に到達すると、前記第1の方向に直交する第2の方向に第2の移動幅で前記参照領域を移動させることを、繰り返し実行する設定工程と、
    前記設定工程において設定された前記参照領域内の画像から特徴を抽出し、紙葉類の代表的な模様との類似度を算出する類似度算出工程と、
    前記類似度算出工程において算出された前記類似度に基づいて、前記第1の移動幅および/または前記第2の移動幅を算出する移動幅算出工程と、
    前記類似度算出工程において算出された複数の前記類似度に基づいて、前記紙葉類画像における前記紙葉類の代表的な模様の存在する位置を特定する位置特定工程と、
    前記位置特定工程において特定された位置における前記紙葉類画像に基づいて、前記紙葉類の券種を判別する券種判別工程と
    を実行させるプログラム。
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