JP2017156829A - 制御装置、情報復元方法および情報復元プログラム - Google Patents

制御装置、情報復元方法および情報復元プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】任意のタイミングでの構成情報の復元を小容量の記録情報を用いて実現すること。【解決手段】制御装置10は、記憶部11と記録処理部12と復元処理部13とを有する。記憶部11は、制御対象の構成を示す構成情報11aと、バックアップ情報11bと、履歴情報11cとを記憶する。記録処理部12は、構成情報11aのコピーを時間間隔を空けてバックアップ情報11bに記録するとともに、構成情報11aを更新する入力操作の履歴を履歴情報11cに記録する。復元処理部13は、過去の復元タイミングの指示を受けると、バックアップ情報11bと履歴情報11cとに基づいて、構成情報11aを復元タイミングの状態に復元した復元情報を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は制御装置、情報復元方法および情報復元プログラムに関する。
情報処理装置に格納されたデータを、バックアップされたデータを用いて復元する技術が知られている。これに関連して、パーソナルコンピュータに記憶されているファイルの復元に、入力装置の操作履歴を用いる技術が提案されている。また、HDD(Hard Disk Drive)の故障に備えて、このHDDに対する更新履歴を取得して保存する技術が提案されている。
特開2006−172073号公報 特開2004−362111号公報
ところで、制御対象の構成を示す構成情報を保持し、その構成情報を参照しながら制御対象を制御する制御装置においては、過去の任意のタイミングでの構成情報を復元したい場合がある。例えば、制御装置が故障し、制御対象を故障前の所望の時点の状態に戻すために構成情報を復元したい場合や、構成情報の設定に誤りがあったために構成情報をその設定前の状態に復元したい場合などがある。
ここで、構成情報をバックアップしておき、バックアップされた情報を用いて構成情報を復元する方法を用いた場合には、バックアップデータの量が膨大になるという問題がある。特に、制御対象が多くなるほど、また制御内容が複雑になるほど、バックアップデータの量が膨大になる。このため、時間間隔を空けてバックアップを実行せざるを得ないので、任意のタイミングでの構成情報を復元することは困難である。
1つの側面では、本発明は、任意のタイミングでの構成情報の復元を小容量の記録情報を用いて実現可能な制御装置、情報復元方法および情報復元プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、制御対象を制御する制御装置が提供される。この制御装置は記憶部と記録処理部と復元処理部を有する。記憶部は、制御対象の構成を示す構成情報と、バックアップ情報と、履歴情報とを記憶する。記録処理部は、構成情報のコピーを時間間隔を空けてバックアップ情報に記録するとともに、構成情報を更新する入力操作の履歴を履歴情報に記録する。復元処理部は、過去の復元タイミングの指示を受けると、バックアップ情報と履歴情報とに基づいて、構成情報を復元タイミングの状態に復元した復元情報を生成する。
また、1つの態様では、情報復元方法が提供される。この情報復元方法は、制御対象を制御する制御装置が、制御対象の構成を示す構成情報のコピーを、制御装置の記憶部に記憶されたバックアップ情報に時間間隔を空けて記録するとともに、構成情報を更新する入力操作の履歴を、記憶部に記憶された履歴情報に記録し、過去の復元タイミングの指示を受けると、バックアップ情報と履歴情報とに基づいて、構成情報を復元タイミングの状態に復元した復元情報を生成する。
また、1つの態様では、情報復元プログラムが提供される。この情報復元プログラムは、制御対象を制御するコンピュータに、制御対象の構成を示す構成情報のコピーを、コンピュータの記憶部に記憶されたバックアップ情報に時間間隔を空けて記録するとともに、構成情報を更新する入力操作の履歴を、記憶部に記憶された履歴情報に記録し、過去の復元タイミングの指示を受けると、バックアップ情報と履歴情報とに基づいて、構成情報を復元タイミングの状態に復元した復元情報を生成する、処理を実行させる。
1つの側面では、任意のタイミングでの構成情報の復元を小容量の記録情報を用いて実現できる。
第1の実施の形態の情報処理装置を示す図である。 第2の実施の形態のストレージシステムを示す図である。 CMのハードウェア例を示す図である。 管理端末のハードウェア例を示す図である。 第2の実施の形態のCMの機能例を示す図である。 操作履歴テーブルの例を示す図である。 構成情報の例を示す図である。 ボリューム管理テーブルの例を示す図である。 バックアップテーブルの例を示す図である。 管理端末の機能例を示す図である。 構成情報を変更する処理の例を示すフローチャートである。 バックアップ処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の構成情報を復元する際のCMの処理の例を示すフローチャートである。 復元ポイントを追加する際の管理端末の処理の例を示すフローチャートである。 復元ポイントの作成処理の例を示すフローチャート(その1)である。 復元ポイントの作成処理の例を示すフローチャート(その2)である。 第3の実施の形態の構成情報を復元する処理の例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の制御装置を示す図である。制御装置10は、制御対象を制御する装置である。制御対象は、例えば、制御装置10に搭載または接続された各種のハードウェアでもよいし、あるいは、そのようなハードウェアを用いて実現される論理的な対象であってもよい。論理的な対象の一例としては、制御装置10に接続された記憶装置の物理記憶領域によって実現される論理記憶領域が考えられる。
また、制御装置10には、例えば、端末装置20が接続されている。端末装置20には図示しない入力装置が接続されており、ユーザが入力装置を操作することにより、制御装置10に記憶された後述する構成情報の更新を伴う処理を、制御装置10に実行させることができるようになっている。なお、端末装置20の代わりに、制御装置10には入力装置が直接接続されていてもよい。
制御装置10は、記憶部11、記録処理部12および復元処理部13を有する。記憶部11は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置でもよいし、HDDやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置でもよい。記録処理部12および復元処理部13の処理は、例えば、制御装置10が備えるプロセッサが所定のプログラムを実行することで実現される。このプロセッサには、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを含み得る。
記憶部11は、構成情報11a、バックアップ情報11bおよび履歴情報11cを記憶する。
構成情報11aは、制御装置10が制御する制御対象の構成を示す情報である。例えば、制御対象が前述の論理記憶領域である場合、構成情報11aは、論理記憶領域の識別情報や容量、論理記憶領域を実現する物理記憶領域に関する情報、その物理記憶領域に対する書き込み制御に関する情報、論理記憶領域へのアクセス時における種々の動作モードに関する情報などを含む。制御装置10は、構成情報11aを参照しながら制御対象の制御を行う。
バックアップ情報11bには、バックアップタイミングにおける構成情報11aのコピーが記録される。バックアップタイミングは時間間隔を空けて複数回設定され、バックアップ情報11bには、各バックアップタイミングに対応する複数のコピーが記録される。例えば、図1に示すように、記憶部11は、バックアップタイミングX1での構成情報11aのコピーと、バックアップタイミングX2での構成情報11aのコピーとを記憶する。
履歴情報11cには、端末装置20の入力装置を用いて入力された、構成情報11aを更新する入力操作の履歴が記録される。例えば、構成情報11aの更新を伴う処理を制御装置10に実行させるために入力されたコマンドの内容が、履歴情報11cに記録される。
記録処理部12は、前述のバックアップタイミングのそれぞれにおいて、構成情報11aのコピーをバックアップ情報11bに記録する。また、記録処理部12は、端末装置20において構成情報11aを更新する入力操作が行われ、その入力操作に応じて構成情報11aが更新されると、入力操作の内容を履歴情報11cに記録する。
復元処理部13は、構成情報11aを復元する復元タイミングの指示を受け付ける。例えば、復元タイミングの指示は、端末装置20から受け付けてもよいし、他の装置から受け付けてもよい。復元処理部13は、記憶部11を参照し、バックアップ情報11bと履歴情報11cとに基づいて、構成情報11aを復元タイミングの状態に復元した復元情報を生成する。
例えば、図1に示すように、復元処理部13は、バックアップタイミングX1とバックタイミングX2との間に位置する復元タイミングYの指示を受け付ける。復元処理部13は、復元タイミングYより前のバックアップタイミングの中で復元タイミングYに一番近いバックアップタイミングX1を特定する。復元処理部13は、バックアップ情報11bから、バックアップタイミングX1において記録された、構成情報11aのコピーを読み出す。これとともに、復元処理部13は、履歴情報11cを参照し、バックアップポイントX1から復元タイミングYまでの間に受け付けた入力操作の内容を読み出す。復元処理部13は、読み出された構成情報11aのコピーに対して、読み出された入力操作の内容に応じた更新処理を入力操作の受け付け順に施すことで、復元情報を生成する。
ここで、記憶部11に記憶されるデータ量が膨大になるのを防ぐため、バックアップ情報11bに構成情報11aをコピーするバックアップタイミングは間欠的に設定せざるを得ない。このため、バックアップ情報11bを記録しておくだけでは、任意の復元タイミングでの復元情報を生成することは難しい。例えば、図1に示したバックアップタイミングX1における構成情報11aを復元した後、ユーザが構成情報11aを更新するための入力操作をあらためて行うことで、復元タイミングYにおける復元情報を生成することは不可能ではない。しかし、この方法はユーザの作業負荷が大きく、また復元の正確性にも欠ける。
これに対して、第1の実施の形態の制御装置10は、構成情報11aを復元するために、復元タイミングの前に少なくとも1回、構成情報11aのコピーをバックアップ情報11bに記録していればよい。そして、制御装置10は、その記録タイミング以降の入力操作の履歴を保持することで、任意の復元タイミングにおける復元情報を、人手を介さずに正確に生成できる。よって、第1の実施の形態によれば、任意の復元タイミングでの復元情報の生成を実現するために記録しておくことが必要なデータ量を縮小できる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態として、図1の制御装置10としてストレージ制御装置を適用したストレージシステムを例示する。
図2は、第2の実施の形態のストレージシステムを示す図である。図2に示すストレージシステムは、ストレージ装置100、ホスト装置400および管理端末500を含む。ストレージ装置100とホスト装置400とは、例えば、ファイバチャネル(FC:Fibre Channel)やiSCSI(Internet Small Computer System Interface)などを用いたSAN(Storage Area Network)を介して接続される。ストレージ装置100と管理端末500とは、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して接続される。
ストレージ装置100は、CE(Controller Enclosure)200およびDE(Device Enclosure)300を有する。
CE200は、CM(Controller Module)210を有する。CM210は、ストレージ装置100全体を制御する。また、CM210は、構成情報を格納している。
DE300は、複数の記憶装置を搭載する。DE300は、記憶装置としてHDDを備えたディスクアレイ装置である。なお、DE300に搭載される記憶装置は、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の記憶装置であってもよい。
ストレージ装置100においては、CM210は、ホスト装置400からの要求に応じて、DE300に搭載された記憶装置に対するアクセスを制御する。より具体的には、CM210は、DE300内の記憶装置の物理記憶領域によって実現される論理ボリュームを作成する。そして、CM210は、ホスト装置400からのアクセス要求に応じて、論理ボリュームに対するアクセスを制御する。また、CM210は、論理ボリュームに対するアクセス制御を、CM210の内部に記憶された構成情報を参照しながら実行する。
管理端末500は、ストレージシステムを管理する管理者によって操作される端末装置である。管理者は、管理端末500を用いて、CM210に対して構成情報の設定処理を実行させる。
次に、CM210と管理端末500のハードウェアについて、説明する。
図3は、CMのハードウェア例を示す図である。CM210は、プロセッサ210a、RAM210b、SSD210c、DI(Device Interface)210d、CA(Channel Adapter)210eおよびLANインタフェース210fを有する。
プロセッサ210aは、CM210の情報処理を制御する。プロセッサ210aは、複数のプロセッシング要素を含むマルチプロセッサであってもよい。
RAM210bは、CM210の主記憶装置である。RAM210bは、プロセッサ210aに実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM210bは、プロセッサ210aによる処理に用いる各種データを記憶する。
SSD210cは、CM210の補助記憶装置である。SSD210cは、不揮発性の半導体メモリである。SSD210cには、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、CM210は、補助記憶装置として、SSD210cの代わりにHDDを備えていてもよい。
DI210dは、DE300と通信するためのインタフェースである。CA210eは、ホスト装置400と通信するためのインタフェースである。LANインタフェース210fは、管理端末500と通信するためのインタフェースである。
図4は、管理端末のハードウェア例を示す図である。管理端末500は、プロセッサ501、RAM502、HDD503、画像信号処理部504、入力信号処理部505、読み取り装置506および通信インタフェース507を有する。各ユニットが管理端末500のバスに接続されている。
プロセッサ501は、管理端末500全体を制御する。プロセッサ501は、複数のプロセッシング要素を含むマルチプロセッサであってもよい。プロセッサ501は、例えばCPU、DSP、ASICまたはFPGAなどである。また、プロセッサ501は、CPU、DSP、ASIC、FPGAなどのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM502は、管理端末500の主記憶装置である。RAM502は、プロセッサ501に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM502は、プロセッサ501による処理に用いる各種データを記憶する。
HDD503は、管理端末500の補助記憶装置である。HDD503は、内蔵した磁気ディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD503には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。管理端末500は、フラッシュメモリやSSDなどの他の種類の補助記憶装置を備えてもよく、複数の補助記憶装置を備えてもよい。
画像信号処理部504は、プロセッサ501からの命令に従って、管理端末500に接続されたディスプレイ51に画像を出力する。ディスプレイ51としては、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなど各種のディスプレイを用いることができる。
入力信号処理部505は、管理端末500に接続された入力デバイス52から入力信号を取得し、プロセッサ501に出力する。入力デバイス52としては、マウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスやキーボードなどの各種の入力デバイスを用いることができる。管理端末500には、複数の種類の入力デバイスが接続されてもよい。
読み取り装置506は、記録媒体53に格納されたプログラムやデータを読み取る装置である。読み取り装置506は、例えば、プロセッサ501からの命令に従って、記録媒体53から読み取ったプログラムやデータをRAM502またはHDD503に格納する。
通信インタフェース507は、ストレージ装置100と通信するためのインタフェースである。
ここで、ストレージシステムの管理者は、ディスプレイ51を視認しながら入力デバイス52を用いて管理端末500を操作することで、CM210に対して所定の処理の実行を指示することができる。本実施の形態では、CM210に処理の実行を指示するためのCLI(Command Line Interface)が管理端末500に提供される。CM210を操作する場合を例示すると、ディスプレイ51にはCLI画面が表示され、管理者が入力デバイス52を用いてCLI画面にコマンドを入力すると、入力されたコマンドがCM210に送信される。CM210は、受信したコマンドに応じた処理を実行する。なお、CLIの代わりにGUI(Graphical User Interface)が管理端末500に提供されてもよい。
また、管理者は、ディスプレイ51を視認しながら入力デバイス52を用いて管理端末500を操作することで、CM210が有する構成情報を過去の任意の時点の状態に復元させることができる。この復元の指示は、上記のCLIを通じて行われてもよいし、これとは別のインタフェースを通じて行われてもよい。
次に、CM210が有する機能について説明する。
図5は、第2の実施の形態のCMの機能例を示す図である。CM210は、記憶部211、受信部212、変更部213、アクセス制御部214およびバックアップ部215を有する。なお、記憶部211は図1の記憶部11の一例であり、受信部212およびバックアップ部215は図1の記録処理部12の一例であり、変更部213は図1の復元処理部13の一例である。
記憶部211は、例えば、RAM210bまたはSSD210cに確保した記憶領域として実装される。記憶部211は、操作履歴テーブル211a、構成情報211bおよびバックアップテーブル211cを記憶する。
操作履歴テーブル211aには、管理端末500から送信されたCLIコマンドの内容が登録される。構成情報211bには、制御対象に対して制御の変更を行うための情報が登録される。バックアップテーブル211cには、所定のタイミングで構成情報211bをバックアップした情報が登録される。以下、構成情報211bのバックアップを作成したタイミング(時刻)を復元ポイントという。
受信部212、変更部213、アクセス制御部214およびバックアップ部215の少なくとも一部は、例えば、プロセッサ210aが所定のプログラムを実行することによって実現される。
受信部212は、管理端末500が送信したCLIコマンドを受信する。受信部212は、CLIコマンドを解釈し、CLIコマンドによって指示された処理の内容を変更部213に通知し、その処理の実行を指示する。受信部212は、指示した処理が変更部213によって正常に実行されると、受信したCLIコマンドを操作履歴テーブル211aに登録する。
また、受信部212は、管理端末500から構成情報211bの復元指示を受けると、構成情報211bを指示された復元タイミングの状態に復元する処理を変更部213に実行させる。具体的には、受信部212は、構成情報211bを復元タイミングの直前の復元ポイントにおける状態に復元するように変更部213に指示する。その後、受信部212は、その復元ポイントから復元タイミングまでのCLIコマンドを操作履歴テーブル211aから読み出し、読み出したCLIコマンドに応じた構成情報211bの更新処理を変更部213に実行させる。
変更部213は、受信部212からの指示に従って、構成情報211bを更新する。この更新処理としては、管理端末500からのCLIコマンドに応じた更新処理と、構成情報211bを復元タイミングの状態に復元するための復元処理とがある。
アクセス制御部214は、ホスト装置400からの要求に応じて、DE300に搭載された記憶装置によって実現される論理ボリュームに対するアクセスを、構成情報211bを参照しながら制御する。
バックアップ部215は、構成情報211bのバックアップ処理を実行する。バックアップ部215は、バックアップ処理で作成したバックアップ情報をバックアップテーブル211cに登録する。
次に、記憶部211が記憶する情報について詳細に説明する。
図6は、操作履歴テーブルの例を示す図である。操作履歴テーブル211aは、記憶部211に格納される。操作履歴テーブル211aは、操作時刻、コマンド名、操作パラメータの項目を含む。操作時刻の項目には、受信部212が管理端末500から送信されたCLIコマンドを受信した時刻が登録される。管理端末500から送信されるCLIコマンドは、コマンド名と1以上の操作パラメータ(「オプション」と呼ばれる場合もある)とを含む。コマンド名は、処理の内容を示し、操作パラメータは、処理の詳細を示す。コマンド名の項目には、受信したCLIコマンドに含まれるコマンド名が登録される。操作パラメータの項目には、受信したCLIコマンドに含まれる操作パラメータが登録される。操作パラメータは通常、パラメータ名と引数とを含む。
例えば、操作履歴テーブル211aには、操作時刻が2012/10/30 20:12:31、コマンド名がlun create、操作パラメータがName=“LUN#0”、StoragePool=“SP#0”、Capacity=“3TB” という情報が登録される。これは、受信部212が管理端末500から送信されたCLIコマンドを2012/10/30 20:12:31に受信したことを示す。また、CLIコマンドが示す処理内容は、ボリューム名が“LUN(Logical Unit Number)#0”で容量が3TBの論理ボリュームを、ストレージプール“SP#0”に作成することを指示するものである。なお、Name、StoragePool、Capacityはパラメータ名であり、“LUN#0”、“SP#0”、“3TB”は各パラメータ名に対応する引数である。
また、例えば、操作履歴テーブル211aには、操作時刻が2012/10/30 20:14:20、操作内容がlun mapping、操作パラメータがPortID=1、HostID=1、LunID=9という情報が登録される。これは、受信部212が管理端末500から送信されたCLIコマンドを2012/10/30 20:14:20に受信したことを示す。また、CLIコマンドが示す処理内容は、PortID“1”の通信ポートを介してHostID“1”のホスト装置が論理ボリューム“LUN#0”をLunID“9”のボリュームとして認識できるようにすることを指示するものである。
また、例えば、操作履歴テーブル211aには、操作時刻が2012/11/02 19:49:15、操作内容がlun unmapping、操作パラメータがLunID=9という情報が登録される。これは、受信部212が管理端末500から送信されたCLIコマンドを2012/11/02 19:49:15に受信したことを示す。また、CLIコマンドが示す処理内容は、LunID“9”のボリュームを削除して、HostID“1”のホスト装置がLunID“9”のボリュームを認識しないようにすることを指示するものである。
また、例えば、操作履歴テーブル211aには、操作時刻が2012/11/02 19:50:31、操作内容がlun delete、操作パラメータがName=“LUN#0”という情報が登録される。これは、受信部212が管理端末500から送信されたCLIコマンドを2012/11/02 19:50:31に受信したことを示す。また、CLIコマンドが示す処理内容は、ボリューム名“LUN#0”の論理ボリュームの削除を指示するものである。
図7は、構成情報の例を示す図である。構成情報211bは、記憶部211に格納される。構成情報211bには、ボリューム管理テーブル211ba、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)グループ管理テーブル211bb、ストレージプール管理テーブル211bc、コピーセッション管理テーブル211bd、ホストグループ管理テーブル211be、ポートグループ管理テーブル211bfが登録される。
ボリューム管理テーブル211baには、個々の論理ボリュームに関する情報が登録される。ボリューム管理テーブル211baには、例えば、論理ボリュームの番号、論理ボリュームの名称、容量、タイプ、作成先RAIDグループ名、圧縮や暗号化等の有効・無効の情報などが登録される。
RAIDグループ管理テーブル211bbには、RAIDグループに関する情報が登録される。RAIDグループとは、特定のRAIDレベルで書き込みが制御されるディスク群を指す。RAIDグループ管理テーブル211bbには、RAIDグループ名、RAIDグループを構成するディスクのID、RAIDレベル、どのストレージプールに属するかを示すプール情報などが登録される。
ストレージプール管理テーブル211bcには、ストレージプールに関する情報が登録される。ストレージプールとは、論理ボリュームを設定可能な物理記憶領域であり、1以上のRAIDグループによって構成される。ストレージプール管理テーブル211bcには、例えば、ストレージプール名、構成するRAIDグループのグループ名、使用量、未使用量、省電力設定(ECO)情報などが登録される。
コピーセッション管理テーブル211bdには、コピーセッションに関する情報が登録される。コピーセッション管理テーブル211bdには、例えば、コピー元の論理ボリュームのボリューム名、コピー先の論理ボリュームのボリューム名、コピー処理の種別を示すモード情報、コピー処理の状態を示す状態情報などが登録される。
ホストグループ管理テーブル211beには、ホストグループに関する情報が登録される。ホストグループ管理テーブル211beには、例えば、ホストグループに属するホスト装置の識別情報、アクセス先の論理ボリュームのボリューム名、アクセスに使用される通信ポートのボート名などが登録される。
ポートグループ管理テーブル211bfには、ポートグループに関する情報が登録される。ポートグループ管理テーブル211bfには、ホスト装置との通信で利用される物理ポートやネットワーク機器の識別情報、各物理ポートやネットワーク機器の状態情報などが登録される。
図8は、ボリューム管理テーブルの例を示す図である。ボリューム管理テーブル211baは、設定される情報のプロパティと、その設定値の項目を含む。プロパティとしては、ボリューム番号(LunID)、ボリューム名、ボリュームタイプ、ボリュームGUID(Globally Unique Identifier)、ボリュームオプションビット、容量、プール番号、作成日時、閾値情報、QoS(Quality of Service)設定、チューニング設定、エコモード設定、セキュリティ設定、レプリケーション情報、スナップショット情報などが登録される。なお、図8では、各レコードの右側に、登録される設定値のサイズが記載されている。
ここで、例えば、図6に示した操作時刻“2012/10/30 20:12:31”に受信したCLIコマンドに応じて実行される処理を示す。この場合、ボリューム名が“LUN#0”の論理ボリュームに対応するボリューム管理テーブル211baが作成され、ボリューム名、容量、プール番号の設定値として、操作パラメータで指定された引数がそれぞれ設定される。また、ボリュームタイプ、QoS設定、セキュリティ設定、レプリケーション情報、スナップショット情報の設定値として、あらかじめ決められた値が設定され、さらに、ボリュームGUIDの設定値が作成されて設定される。
このように、1回のCLIコマンドに応じて、構成情報211b内の多数の項目の設定値が更新され得る。CLIコマンドのデータ量は数バイトから数十バイトであるのに対して、構成情報211b内の複数の項目の設定値が更新された場合、その更新データ量は数キロバイトから数十キロバイトにもなり得る。すなわち、構成情報211bにおいては、受信したCLIコマンド自体のデータサイズと比較して、はるかに大きなサイズのデータが更新される。
また、ボリューム管理テーブル211baだけでなく、構成情報211bに含まれる他の管理テーブルの一部も連動して更新される。例えば、ストレージプール管理テーブル211bcにおいては、設定されたプール番号に対応するストレージプールについての使用量および未使用量が、設定された論理ボリュームの容量に応じて更新される。また、図6に示した操作時刻“2012/10/30 20:14:20”に受信したCLIコマンドでは、ボリューム管理テーブル211baにボリューム番号(LunID)が設定されるだけでなく、ホストグループ管理テーブル211beにおいてホスト装置と論理ボリュームとを対応付けるための設定が行われる。このように、1つのCLIコマンドに応じて複数の管理テーブルで情報更新が行われる場合もあり、このことも、受信したCLIコマンドのデータサイズより更新されるデータサイズの方がはるかに大きくなる要因となる。
図9は、バックアップテーブルの例を示す図である。バックアップテーブル211cは、記憶部211に格納される。バックアップテーブル211cは、作成時刻、構成情報の項目を含む。作成時刻の項目には、バックアップが実行された時刻を示す情報が登録される。また、作成時刻は復元ポイントである。構成情報の項目には、バックアップされた構成情報を示す情報が登録される。
次に、管理端末500が有する機能について説明する。
図10は、管理端末の機能例を示す図である。管理端末500は、表示制御部510および発行部520を有する。
表示制御部510および発行部520の少なくとも一部は、例えば、プロセッサ501が所定のプログラムを実行することによって実現される。
表示制御部510は、CLIコマンドを入力するためのCLI画面をディスプレイ51に表示させる。表示制御部510は、入力デバイス52を用いて入力されたCLIコマンドをCLI画面に表示させる。また、表示制御部510は、CLIコマンドに応じた処理の結果をCLI画面に表示させる。さらに、表示制御部510は、構成情報211bの復元を指示するための指示画面をディスプレイ51に表示させ、復元タイミングの時刻および復元指示の入力を受け付ける。
発行部520は、CLI画面に入力されたCLIコマンドをCM210に発行する。発行部520は、CLIコマンドに応じた処理の結果をCM210から受信して表示制御部510に通知する。また、発行部520は、入力された復元タイミングの時刻および復元指示を、CM210に送信する。
次に、CLIコマンドに応じた構成情報211bの更新処理について説明する。
図11は、構成情報を更新する処理の例を示すフローチャートである。図11の処理は、管理端末500がCM210に対してCLIコマンドを送信することで開始される。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S11)受信部212は、管理端末500が送信したCLIコマンドを受信する。受信部212は、操作履歴テーブル211aの操作時刻の項目にCLIコマンドを受信した時刻を登録する。
(S12)受信部212は、受信したCLIコマンドによって指示された処理の内容を解釈する。受信部212は、解釈された処理内容を変更部213に通知し、その処理の実行を指示する。
(S13)変更部213は、受信部212からの指示に従って、構成情報211bを更新する。変更部213は、更新処理が正常に完了すると、受信部212にその旨を通知する。
(S14)受信部212は、更新処理が正常に完了すると、操作履歴テーブル211aのコマンド名および操作パラメータの項目に、受信したCLIコマンドを登録する。そして、処理を終了する。
次に、バックアップ処理が定期的に実行される場合について説明する。また、図12の処理は、図11の処理と並列に実行される場合がある。
図12は、バックアップ処理の例を示すフローチャートである。以下、図12に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S21)バックアップ部215は、現在の時刻がバックアップ処理の開始時刻であるか否かを判定する。バックアップ処理の開始時刻の場合、処理をステップS22に進める。バックアップ処理開始時刻ではない場合、バックアップ処理の開始時刻まで待機する。
(S22)バックアップ部215は、バックアップ処理を実行する。具体的には、バックアップ部215は、現在の構成情報211bの複製を作成する。
(S23)バックアップ部215は、作成した構成情報211bの複製をバックアップテーブル211cに登録する。これにより、復元ポイントが1つ作成される。
このように、バックアップ処理は定期的に実行され、複数の復元ポイントが作成される。なお、図12では、定期的にバックアップ処理を実行する場合を説明したが、管理端末500からの指示によって、バックアップ処理が実行されてもよい。また、バックアップ処理は、コピーオンライト方式などが用いられてもよい。
次に、構成情報211bを復元する場合について説明する。
図13は、第2の実施の形態の構成情報を復元する際のCMの処理の例を示すフローチャートである。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S31)管理端末500において、復元タイミングの時刻が入力され、時刻と復元指示とが送信される。受信部212は、管理端末500が送信した復元指示と時刻を受信する。
(S32)受信部212は、アクセス制御部214の処理を停止させる。
(S33)受信部212は、バックアップテーブル211cを参照し、指示された時刻、すなわち復元タイミングより前のバックアップの中で復元タイミングに一番近い復元ポイントを検索する。
(S34)受信部212は、検索した結果、復元ポイントが存在したか否かを判定する。存在している場合、処理をステップS35に進める。存在しなかった場合、処理を終了する。
(S35)受信部212は、操作履歴テーブル211aを参照し、ステップS33の検索で特定した復元ポイントから復元タイミングまでの操作情報(操作履歴テーブル211aのコマンド名と操作パラメータ)を検索する。
(S36)受信部212は、検索した結果、操作情報が存在したか否かを判定する。存在している場合、処理をステップS37に進める。存在しなかった場合、処理を終了する。
(S37)受信部212は、ステップS33で検索された復元ポイントを変更部213に通知し、構成情報211bの復元を指示する。変更部213は、通知された復元ポイントでバックアップしている構成情報をバックアップテーブル211cから読み出し、構成情報211bを読み出した構成情報の内容に変更する。
(S38)受信部212は、ステップS35の検索で特定した操作情報の中から1つの操作情報を選択する。ここで、受信部212は、操作情報を選択する際、操作履歴テーブル211aの操作時刻が古い順に選択する。
(S39)受信部212は、ステップS38で選択した操作情報(CLIコマンド)によって指示された処理の内容を解釈する。受信部212は、解釈された処理内容を変更部213に通知し、その処理の実行を指示する。変更部213は、指示に従って構成情報211bを更新する。
(S40)受信部212は、全ての操作情報を選択したか否かを判定する。全て選択している場合、構成情報211bが復元タイミング時点の状態に復元されている。この場合、処理をステップS41に進める。全て選択していない場合、処理をステップS38に進める。
(S41)受信部212は、更新された構成情報211bを反映させる処理を実行する。例えば、受信部212は、CM210をリセットする。これにより、アクセス制御部214の処理を再開できる状態になる。
以上説明した第2の実施の形態によれば、CM210は、バックアップテーブル211cにバックアップされた構成情報と、操作履歴テーブル211aに記録された操作履歴とを用いて、構成情報211bを任意の復元タイミングの状態に復元できる。構成情報211bのバックアップ間隔を長くしても構成情報211bを任意の復元タイミングの状態に正確に復元できるため、バックアップテーブル211cに記録しておくデータ量を削減できる。よって、構成情報211bを任意の復元タイミングの状態に復元可能にするために必要な記録データ量を縮小できる。
また、例えば、記録データ量を抑制しながら、バックアップデータだけを用いて任意のタイミングへの復元を可能にする方法としては、前回のバックアップ時からの差分データだけをバックアップする方法が考えられる。しかし、前述のように、構成情報211b内のデータのうち、1回のCLIコマンドに応じて更新されるデータの量は数キロバイトから数十キロバイトにもなる。このため、差分データのデータ量も決して小さいとは言えない。これに対して、本実施の形態では、構成情報211b内の更新データ量と比較して明らかに小さいCLIコマンドが記録されることから、差分データをバックアップする方法と比較しても、復元のために必要な記録データ量を削減できる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態を説明する。前述の第2の実施の形態との相違する事項を主に説明し、共通する事項の説明を省略する。
第3の実施の形態では、操作履歴テーブル211aとバックアップテーブル211cとを用いて、過去の任意のタイミングに、バックアップテーブル211cのデータだけを用いて構成情報を復元可能な復元ポイントを追加できるように、第2の実施の形態が変形される。また、ユーザが復元ポイントを簡単に指定できるようにするために、操作履歴テーブル211aに記録された操作履歴の一覧表示画面がユーザに提示される。
第3の実施の形態のストレージ装置および機能の基本的な構成は、第2の実施の形態の装置および機能と同様である。そこで、第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同じ符号、名称を用いて説明する。
図14は、復元ポイントを追加する際の管理端末の処理の例を示すフローチャートである。図14の処理は、管理端末500を利用する管理者が復元ポイントの追加を指示する操作を行うことで開始される。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S51)CM210の受信部212は、管理端末500からの復元ポイントの追加指示に応じて、操作履歴テーブル211aの内容を管理端末500に送信する。管理端末500の表示制御部510は、CM210から送信された操作履歴テーブル211aの内容を取得する。表示制御部510は、取得した操作履歴テーブル211aに記録された操作履歴の一覧をディスプレイ51に表示させる。操作履歴の一覧表示画面には、操作時刻、コマンド名、操作パラメータが表示される。
管理者は、ディスプレイ51に表示された一覧表示画面の内容を確認し、操作時刻の中から復元ポイントを追加したい時刻を指定する。以下、この時刻を「追加ポイントの時刻」と呼ぶ。
(S52)表示制御部510は、管理者が指定した追加ポイントの時刻を特定する。
(S53)発行部520は、追加ポイントの時刻をCM210に送信し、構成情報211bを追加ポイント時点の状態に復元した復元情報を作成するようにストレージ装置100に対して復元指示をする。
なお、上記では、管理者が操作履歴テーブル211aの操作時刻の中から追加ポイントの時刻を指定する場合を説明したが、管理者が操作履歴テーブル211aの操作時刻以外の日時を追加ポイントの時刻と指定してもよい。
また、図13のステップS31のように、追加ポイントだけでなく、構成情報211bの復元タイミングを管理者に指定させる際にも、上記のように操作履歴の一覧表示画面を管理者に提示し、その内容に応じて復元タイミングを指定させてもよい。
次に、CM210による復元ポイントの追加処理について説明する。なお、図15の処理は、図11,12の処理と並列に実行可能である。
図15は、復元ポイントの作成処理の例を示すフローチャート(その1)である。図15の処理は、管理端末500から復元ポイントの作成指示がCM210に対して復元用構成情報211dを作成するように指示することで開始される。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S61)受信部212は、管理端末500が送信した復元ポイントの追加指示を受信する。
(S62)受信部212は、操作履歴テーブル211aの内容を管理端末500に送信する。
(S63)受信部212は、管理端末500が送信した追加ポイントの時刻を受信する。
(S64)受信部212は、バックアップテーブル211cを参照し、追加ポイントより前のバックアップの中で追加ポイントに一番近い復元ポイントを検索する。
(S65)受信部212は、検索した結果、復元ポイントが存在したか否かを判定する。存在している場合、処理をステップS66に進める。存在しなかった場合、処理を終了する。
(S66)受信部212は、操作履歴テーブル211aを参照し、ステップS65の検索で特定した復元ポイントから追加ポイントまでの操作情報(操作履歴テーブル211aのコマンド名と操作パラメータ)を検索する。
(S67)受信部212は、検索した結果、操作情報が存在したか否かを判定する。存在している場合、処理を図16のステップS71に進める。存在しなかった場合、処理を終了する。
図16は、復元ポイントの作成処理の例を示すフローチャート(その2)である。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S71)受信部212は、ステップS65で検索された復元ポイントを変更部213に通知し、構成情報211bを追加ポイントの状態に復元した復元用構成情報の作成を指示する。変更部213は、通知された復元ポイントでバックアップしている構成情報をバックアップテーブル211cから読み出し、読み出した構成情報を復元用構成情報としてRAM210bに一時的に記録する。すなわち、復元用構成情報は、現在アクセス制御に使用中の構成情報211bとは別のデータとして作成される。
(S72)受信部212は、ステップS67の検索で特定した操作情報の中から1つの操作情報を選択する。ここで、受信部212は、操作情報を選択する際、操作履歴テーブル211aの操作時刻が古い順に選択する。
(S73)受信部212は、ステップS72で選択した操作情報(CLIコマンド)によって指示された処理の内容を解釈する。受信部212は、解釈された処理内容を変更部213に通知し、復元用構成情報に対してその処理を施すように指示する。変更部213は、指示に従って、RAM210bに一時記録された復元用構成情報を更新する。
(S74)受信部212は、全ての操作情報を選択したか否かを判定する。全て選択している場合、復元用構成情報が追加ポイント時点の状態に復元されている。この場合、処理をステップS75に進める。全て選択していない場合、処理をステップS72に進める。
(S75)受信部212は、復元用構成情報をバックアップの1つとしてバックアップテーブル211cに追加する。これにより、追加ポイント、すなわち追加された復元ポイントにおける構成情報のバックアップがバックアップテーブル211cに追加される。
次に、構成情報211bを復元ポイントの状態に復元する場合について説明する。
図17は、第3の実施の形態の構成情報を復元する処理の例を示すフローチャートである。図17の処理は、管理端末500が構成情報211bを復元タイミングの状態に復元するようにCM210に指示することにより開始される。以下、図17に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S81)受信部212は、管理端末500が送信した復元指示を受信する。
(S82)受信部212は、アクセス制御部214の処理を停止させる。
(S83)受信部212は、バックアップテーブル211cを参照し、復元タイミングに対応する復元ポイントが存在するか否かを判定する。存在する場合、処理をステップS84に進める。存在しない場合、受信部212および変更部213は、図13のステップS33〜S41を実行する。
(S84)受信部212は、復元タイミングに対応する復元ポイントを変更部213に通知し、構成情報211bの復元を指示する。変更部213は、通知された復元ポイントでバックアップしている構成情報をバックアップテーブル211cから読み出し、構成情報211bを読み出した構成情報の内容に変更する。
(S85)受信部212は、変更された構成情報211bを反映させる処理を実行する。例えば、受信部212は、CM210をリセットする。これにより、アクセス制御部214の処理を再開できる状態になる。
以上説明した第3の実施の形態によれば、過去の任意の時刻を新たな復元ポイントとして追加することができる。構成情報211bを復元ポイントの状態に復元する場合には、復元ポイントに対応するバックアップデータによって現在の構成情報211bを置き換えれば済むので、短時間で復元可能である。過去の任意の時刻を新たな復元ポイントとして追加できるようにすることで、このように短時間で復元可能なポイントを、必要になった時点で増やすことができる。
なお、第1の実施の形態の情報処理は、制御部12として用いられるプロセッサに、プログラムを実行させることで実現できる。第2,3の実施の形態の情報処理は、プロセッサ210aにプログラムを実行させることで実現できる。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録できる。
例えば、プログラムを記録した記録媒体を配布することで、プログラムを流通させることができる。また、受信部212、変更部213、アクセス制御部214、バックアップ部215に相当する機能を実現するプログラムを別個のプログラムとし、各プログラムを別個に配布してもよい。受信部212、変更部213、アクセス制御部214、バックアップ部215の機能が別個のコンピュータにより実現されてもよい。コンピュータは、例えば、記録媒体に記録されたプログラムを、RAM210b、SSD210cに格納し(インストールし)、当該記憶装置からプログラムを読み込んで実行してもよい。
10 制御装置
11 記憶部
11a 構成情報
11b バックアップ情報
11c 履歴情報
12 記録処理部
13 復元処理部
20 端末装置

Claims (6)

  1. 制御対象を制御する制御装置において、
    前記制御対象の構成を示す構成情報と、バックアップ情報と、履歴情報とを記憶する記憶部と、
    前記構成情報のコピーを時間間隔を空けて前記バックアップ情報に記録するとともに、前記構成情報を更新する入力操作の履歴を前記履歴情報に記録する記録処理部と、
    過去の復元タイミングの指示を受けると、前記バックアップ情報と前記履歴情報とに基づいて、前記構成情報を前記復元タイミングの状態に復元した復元情報を生成する復元処理部と、
    を有する制御装置。
  2. 前記復元処理部は、前記復元情報を前記記憶部に記憶された前記構成情報とは別の情報として復元し、前記復元情報を前記バックアップ情報に追加記録する、
    請求項1記載の制御装置。
  3. 前記復元処理部は、前記履歴情報に記録された入力操作の中から特定操作の指定を受け付け、
    前記特定操作に応じて前記構成情報が更新された後のタイミングが前記復元タイミングとして指示される、
    請求項1または2記載の制御装置。
  4. 前記制御対象は、複数の記憶装置の物理記憶領域によって実現される複数の論理記憶領域を含み、
    前記制御装置は、少なくとも、前記複数の論理記憶領域に対するアクセス動作を制御する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 制御対象を制御する制御装置が、
    前記制御対象の構成を示す構成情報のコピーを、前記制御装置の記憶部に記憶されたバックアップ情報に時間間隔を空けて記録するとともに、前記構成情報を更新する入力操作の履歴を、前記記憶部に記憶された履歴情報に記録し、
    過去の復元タイミングの指示を受けると、前記バックアップ情報と前記履歴情報とに基づいて、前記構成情報を前記復元タイミングの状態に復元した復元情報を生成する、
    情報復元方法。
  6. 制御対象を制御するコンピュータに、
    前記制御対象の構成を示す構成情報のコピーを、前記コンピュータの記憶部に記憶されたバックアップ情報に時間間隔を空けて記録するとともに、前記構成情報を更新する入力操作の履歴を、前記記憶部に記憶された履歴情報に記録し、
    過去の復元タイミングの指示を受けると、前記バックアップ情報と前記履歴情報とに基づいて、前記構成情報を前記復元タイミングの状態に復元した復元情報を生成する、
    処理を実行させる情報復元プログラム。
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