JP2017153084A - コードブック確定方法、情報フィードバック方法及びその装置 - Google Patents

コードブック確定方法、情報フィードバック方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コードブック確定方法、情報フィードバック方法及びその装置を提供する。
【解決手段】装置400は、GoBダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、GoBダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックに用いられる第1コードブック、及び瞬時及び/又はサブバンドフィードバックに用いられる第2コードブックを含み、各種類のアンテナ構成に対応して、コードブック確定ユニット401により第1コードブックにおけるコードワードが確定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信分野に関し、特に、コードブック確定方法、情報フィードバック方法及びその装置に関する。
多入力多出力(MIMO:Multiple Input Multiple Output)技術が、LTE/LTE-A(Long Term EvolutioN1ong Term Evolution Advanced)システムにおける重要な物理層技術の1つであり、空間ダイバーシティ利得、空間多重化利得、及びアレイ利得を提供するために用いられる。
基地局側及び移動局に複数のアンテナが構成されるとき、サービスのニーズ、チャネル状況、及び具体的なアンテナ構成などに基づいて、システムパフォーマンスを向上させるよう、多アンテナ伝送案を適切に選択することができる。LTE-Aの下りMIM0強化技術の研究では、3種類の研究シナリオが定義され、それぞれ、マクロセルシナリオ、室内及び/又は室外低パワーノードシナリオ、及び室外でアンテナが集中的に構成されるスモールセル(small cell)シナリオである。
第1種類のマクロセルシナリオの下で、基地局側は、2アンテナ、4アンテナ、及び8アンテナの3種類のアンテナ構成をサポートし、且つ2アンテナ及び4アンテナの構成は、8アンテナの構成に比べ、より高い優先レベルを有する。第2種類及び第3種類のシナリオの下で、低パワーノードは、1アンテナ(このアンテナ構成が第3種類のシナリオに適しない。)、2アンテナ、及び4アンテナを構成することができ、また、4アンテナの構成に比べ、1アンテナ及び2アンテナの構成は、より高い優先レベルを有する。これにより分かるように、4アンテナの構成は、LTE-Aの多アンテナ技術の研究における1種類の重要な構成である。上記3種類のシナリオの下で、送信側の4つの送信アンテナは、図1A〜1Dに示すように、4種類の具体的な構成をサポートする。
図1A〜図1Dは、4アンテナシステムにおけるアンテナ構成を示す図である。そのうち、図1Aは、アンテナ間隔が波長(λ)の0.5倍であるクロス偏波(cross polarization)アンテナを示し;図1Bは、アンテナ間隔が4λであるクロス偏波アンテナを示し;図1Cは、間隔が0.5λである共同偏波(co polarization)アンテナを示し;図1Dは、間隔が4λである共同偏波アンテナを示す。そのうち、図1C及び図1Dが示すのは、共同偏波アンテナ構成における共同偏波アンテナの構成であり、また、共同偏波アンテナ構成は、アンテナがすべて水平に又は±45度で設置される構成を更に含んでも良い。
LTE-A Release 12の研究では、4アンテナ構成の下でのコードブックに基づくフィードバック強化技術が重要な研究の1つである。研究の目標は、より良い空間粒度を提供するよう、4アンテナPMI(Precoding Matrix Index)フィードバックコードブックの強化を実現し、及び、マクロセル及びスモールセルのシナリオの下で、異なるアンテナ構成、特に、近距離及び遠距離配置のクロス偏波アンテナ、及び、パワー不平衡の非同期アンテナ構成をサポートし得ることにある。
アンテナ構成が異なるため、所要な最適プリコーディング行列も異なり、そのうち、間隔が0.5λである共同偏波アンテナ(ULA)に適用し得るプリコーディングコードワードは、それぞれ、下記のような構造有する。
Figure 2017153084
間隔が0.5λであるクロス偏波アンテナ(XP0L)に適用し得るプリコーディングコードワードは、それぞれ、下記のような構造有する。
Figure 2017153084
間隔が4λであるアンテナ(共同偏波及びクロス偏波の2種類の場合を含む。)に適用し得るプリコーディングコードワードは、下記のような構造有する。
Figure 2017153084
上記(1)〜(3)の構造の中で、θは、位相を表し、θ1、θ2は、[0,2π)において均一量化され、且つα∈{1,-1,j,-j}であり、位相重み因子を表す。
リリース10及びその前の協議(protocol)では、4アンテナMIM0は、表1に示すように、シングルコードブック構造を採用し、そのうち、ui(i=0,1,…,15)は、ベースベクトルであり、Wiは、uiに対してハウスホルダー(Householder)変換を行った後に生成される行列であり、ランクが1〜4であるプリコーディング行列(即ち、コードワード)は、すべて、Wiの相関列により取得することができる。システムのランクが1であるとき、番号が0〜7であるコードワードは、
(外1)
Figure 2017153084

と表すことができ、mの値は、それぞれ、0、2、4、6、1、3、5、7であり、即ち、前の8個のコードワードは、間隔が0.5λである共同偏波アンテナのシナリオに適用することができ;番号が0〜11であるコードワードは、
(外2)
Figure 2017153084

と表すことができ、即ち、間隔が0.5λであるクロス偏波アンテナのシナリオに適用することができ、θ=2πm/8であり、α∈{1,-1,j,-j}である。また、コードブックにおける16個のコードワード間の最小弦距離が0.707であるため、無相関のチャネルの下でも比較的良いパフォーマンスを得ることができる。要するに、リリース10の4アンテナコードブックは、図1A〜図1Dに記載の4種類のシナリオに使用することができるが、コードワードの数が比較的少ない(僅か16個)ので、各種類のアンテナ構成の下での空間粒度区分の細かさは十分ではない。
表1は、リリース10の下り4アンテナコードブック(Codebook for transmission on antenna ports {0,1,2,3}and for CSI reporting based on antenna ports {0,1,2,3} or {15,16,17,18})である。
Figure 2017153084
リリース10において4アンテナが採用するシングルコードブック構造に比べ、ダブルコードブックは、比較的新しいプリコーディング構造である。システムには2つのコードブックが存在し、1つのコードブックは、長期及び/又は広帯域のフィードバックに用いられ、もう1つのコードブックは、短期及び/又は瞬時のサブバンドフィードバックに用いられ、システムの複合コードワードは、2つのコードブックにおけるコードワードの乗積により取得され、リリース10における8アンテナコードブックの設計は、このようなダブルコードブック構造を採用する。現在のリリース12における4アンテナコードブックの設計では、主に、2種類のダブルコードブック、即ち、GoB(grid of beam)コードブック及び差分コードブックが有る。
GoBコードブックは、波束の思想に基づいて設計され、近距離配置のクロス偏波アンテナ構成に適する。W=W1W2であり、そのうち、W1は、ブロック対角行列であり、各サブ行列は、複数の隣接する重畳した波束(重畳波束)を含み、長期及び広帯域のフィードバックに用いられ、W2は、波束選択ベクトル及び位相重み因子を含み、W1に含まれる複数の波束のうちから唯一の1つの波束を選択し、また、2つの偏波アンテナ組に対して位相重み付けを行い、短期及び/又は狭帯域のフィードバックに用いられる。差分コードブックは、GoBコードブックとは異なり、W=W1W2の構造を採用するが、そのうち、W1は、ベース行列(ベクトル)であり、長期及び/又は広帯域のフィードバックに用いられ、例えば、リリース10における4アンテナコードブック(表1)を採用しても良く、W2は、ユニタリ対角行列であり、W1の波動の追跡に用いられ、瞬時及び/又はサブバンドのフィードバックである。
しかし、今のところ、ダブルコードブックの案は、各種類のアンテナ構成のシナリオに適用することができない。
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確且つ完全に説明し、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの案は、本発明の背景技術の部分に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈すべきではない。
本発明の実施例は、コードブック確定方法、情報フィードバック方法及びその装置を提供し、該方法は、各種類のアンテナ構成のシナリオに適用することができる。
本発明の実施例の第1側面によれば、コードブック確定方法が提供され、差分ダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、前記差分ダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックのための第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックのための第2コードブックを含み、前記方法は、
前記第2コードブックにN1個のコードワードを設け(設置し)、これにより、前記第2コードブックと前記第1コードブックとにおけるコードワードの乗積により取得される複合コードワードが、対応するアンテナ構成を満足するようにさせる、ことを含み、前記N1は、16以上である。
本発明の実施例の第2側面によれば、コードブック確定装置が提供され、差分ダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、前記差分ダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックのための第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックのための第2コードブックを含み、前記装置は、
前記第2コードブックにN1個のコードワードを設け、これにより、前記第2コードブックと前記第1コードブックとにおけるコードワードの乗積により取得される複合コードワードが、対応するアンテナ構成を満足するようにさせるためのコードブック確定ユニットを含み、前記N1は、16以上である。
本発明の実施例の第3側面によれば、コードブック確定方法が提供され、GoBダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、前記GoBダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックのための第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックのための第2コードブックを含み、前記方法は、
前記第1コードブックのコードワードを
Figure 2017153084

とすることを含み、
そのうち、D1及びD2はそれぞれユニタリ対角行列であり、それぞれ、行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、第1コードブックのコードワードに含まれる波束の個数を表す。
本発明の実施例の第4側面によれば、コードブック確定装置が提供され、GoBダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、前記GoBダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックのための第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックのための第2コードブックを含み、前記装置は、
前記第1コードブックのコードワードを
Figure 2017153084

と確定するためのコードブック確定ユニットを含み、
そのうち、D1及びD2はそれぞれユニタリ対角行列であり、それぞれ、行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、第1コードブックのコードワードに含まれる波束の個数を表す。
本発明の実施例の第5側面によれば、情報フィードバック方法が提供され、前記方法は、
ユーザ装置が、本発明の実施例の第1側面又は第3側面により確定されたコードブックを用いて、フィードバック要(フィードバックする必要がある)の情報を確定し、そのうち、前記フィードバック要の情報は、ランクインデックス及びプリコーディング行列を含み、又は、コードバックインデックスを含み;及び
前記情報をネットワーク側に送信する、ことを含む。
本発明の実施例の第6側面によれば、情報フィードバック装置が提供され、前記装置は、
本発明の実施例の第1側面又は第3側面により確定されたコードブックを用いて、フィードバック要の情報を確定するための情報確定ユニットであって、本発明の実施例の第2又は第3側面に記載の装置を含み、そのうち、前記フィードバック要の情報は、ランクインデックス及びプリコーディング行列を含み、又は、コードバックインデックスを含む、情報確定ユニット;及び
前記情報をネットワーク側に送信するための情報送信ユニットを含む。
本発明の実施例の第7側面によれば、ユーザ装置が提供され、それは、本発明の実施例の第6側面に記載の装置を含む。
本発明の実施例の第8側面によれば、通信システムが提供され、前記通信システムは、本発明の実施例の第7側面に記載のユーザ装置を含む。
本発明の実施例の第9側面によれば、コンピュータ読み取り可能なプログラムが提供され、そのうち、コードブック確定装置中で前記プログラムを実行する時に、前記プログラムは、コンピュータに、前記コードブック確定装置中で本発明の実施例の第1側面又は第3側面に記載のコードブック確定方法を実行させる。
本発明の実施例の第10側面によれば、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ読み取り可能なプログラムは、コンピュータに、コードブック確定装置中で本発明の実施例の第1側面又は第3側面に記載のコードブック確定方法を実行させる。
本発明の実施例の第11側面によれば、コンピュータ読み取り可能なプログラムが提供され、そのうち、情報フィードバック装置又はユーザ装置中で前記プログラムを実行する時に、前記プログラムは、コンピュータに、前記情報フィードバック装置又はユーザ装置中で本発明の実施例の第5側面に記載の情報フィードバック方法を実行させる。
本発明の実施例の第12側面によれば、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ読み取り可能なプログラムは、コンピュータに、情報フィードバック装置又はユーザ装置中で本発明の実施例の第5側面に記載の情報フィードバック方法を実行させる。
本発明の実施例の有益な効果は、該方法は各種類のアンテナ構成に適用し得ることにある。
後述の説明及び図面を参照することにより、本発明の特定の実施形態が詳しく開示されており、本発明の原理を採用し得る態様が示されている。なお、本発明の実施形態は、範囲上ではこれによって限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施形態は、様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
また、1つの実施形態について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似する方式で1つ又は複数の他の実施形態に用い、他の実施形態中の特徴と組み合わせ、又は他の実施形態中の特徴を置換することができる。
なお、「含む/有する」のような用語は、本明細書に使用される時に、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
添付した図面は、本発明の実施例への更なる理解を得るためのものであり、それは、明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を例示し、また、文字記載と一緒に本発明の原理を説明するために用いられる。明らかであるように、下記の図面は、本発明の幾つかの実施例だけであり、当業者は、創造的労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
4アンテナシステムにおけるアンテナ構成を示す図である。 4アンテナシステムにおけるアンテナ構成を示す図である。 4アンテナシステムにおけるアンテナ構成を示す図である。 4アンテナシステムにおけるアンテナ構成を示す図である。 本発明の実施例1におけるコードブック確定方法のフローチャートである。 本発明の実施例2におけるコードブック確定装置の構成を示す図である。 本発明の実施例7におけるコードブック確定装置の構成を示す図である。 本発明の実施例8における情報フィードバック方法のフローチャートである。 本発明の実施例9における情報フィードバック装置の構成を示す図である。
図面及び明細書の記載を参照することにより、本発明の上述及びその他の特徴が明確になる。なお、明細書及び図面では、本発明の実施形態が具体的に開示されているが、それは、本発明の原理を採用し得る一部の実施形態だけである。理解すべきは、本発明は、記載されている実施形態に限定されず、添付した特許請求の範囲内で行われた全ての修正及び代替によるものをも含むということである。
本発明の実施例は、図1A〜図1Dに示す各種類のアンテナ構成に適用し得るコードブックの確定方法及びその装置を提供する。例えば、0.5λの共同偏波アンテナ構成(アンテナが垂直に、水平に、又は、すべて±45度で設置される共同偏波アンテナ構成を含む。)、0.5λのクロス偏波アンテナ構成、4λ又は4λ以上のクロス偏波及び共同偏波アンテナ構成であっても良いが、ここでは網羅的な列挙を省略する。
ダブルコードブックのうちの差分コードブックについては、差分コードブックにおいて、W=W1W2であり、そのうち、W1は、ベース行列(ベクトル)であり、長期及び/又は広帯域のフィードバックに用いられ、W2は、ユニタリ対角行列であり、W1の波動の追跡に用いられ、瞬時及び/又はサブバンドのフィードバックである。
今のところ、W1は大抵リリース10における4アンテナコードブックを採用する。
瞬時及び/又は狭帯域フィードバックW2が採用する1つの構造は、次のとおりである。
Figure 2017153084
上記(4)〜(6)では、diag{a}は、ベクトルaを対角要素とする対角行列を表し、C2,kは、コードワード(即ち、瞬時及び/又は狭帯域フィードバック行列)を表し、kは、コードワードの順番号を表し、θは、位相を表す。
そのうち、前の4個のコードワード、即ち、k=0,…,3に対応するものは、リリース10の4アンテナコードブックとジョイントして使用することにより、間隔が0.5λである共同偏波のシナリオを比較的良くカバーすることができ、複合コードワードWは、θ=2πm/64(m=l,3,…,63)の
(外3)
Figure 2017153084

の形式を満足する。しかし、後の4個のコードワード、即ち、k=4,5及びk=6,7に対応するものは、ベース行列と乗算した後に、形式が
(外4)
Figure 2017153084

であり、θ=2πm/16(m=0,1,…,15)であり、α=±1,±jである64個のコードワードのうちの48個しかカバーすることができない。
本発明の実施例1は、コードブック確定方法を提供し、それは、異なるアンテナ構成の下でのコードワードの特徴を総合考慮した上で、瞬時及び/又は狭帯域フィードバックコードブックにコードワードを構成し、これにより、複合コードワードは、図1A〜図1Dに示す各種類のアンテナ構成の下で、より細かい空間粒度を有するようになる。そのうち、瞬時及び/又は狭帯域フィードバック行列W2に1ビットのオーバーヘッドを追加しても良く、即ち、16個以上のコードワードを採用して差分フィードバックに用いることができ、このようにして、間隔が0.5λであるクロス偏波アンテナ構成の下でも、より細かい空間粒度をサポートすることができる。
以下、本発明の実施例1について詳細に説明する。
本実施例は、差分ダブルコードブックのプリコーディングに関し、該差分ダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックのための第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックのための第2コードブックを含む。
図2は、本発明の実施例1におけるコードブック確定方法のフローチャートである。図2に示すように、該方法は、次のようなステップを含む。
該第2コードブックにN1個のコードワードを設け(設置し)、これにより、該第2コードブック及び該第1コードブックにおけるコードワードの乗積により取得される複合コードワードが、対応するアンテナ構成を満足するようにさせる、ことを含み、該N1は、16以上(ステップ201参照)である。例えば、N1=16又は32などである。
本実施例では、設けられるコードワード(行列)は、複合コードワードを、前記第1コードブックに基づいて取得された第2コードワードで割ることにより取得される。複合コードワードW=W1W2であり、W2が対角ユニタリ行列であり、複合コードワードW及びW1がともに列ベクトルであるため、W及びW1が既知である場合、差分行列W2の可能な値を求めることができる。W2の構造が唯一のものではないため、本実施例では、網羅的な列挙をしないが、幾つかの例を挙げて説明を行う。
例えば、ランクが1であるとき、所要な複合コードワードWは、
(外5)
Figure 2017153084

であり、そのうち、θ=2πm/32、m=0,1,…,31であり、a=±1,±jであり、即ち、トータルで128個の複合コードワードである。W1が既知であり、例えば、W1に含まれるベースベクトルKは、表1に示すリリース10における4アンテナコードブックを採用することができるが、これに限定されない。
本実施例では、N1=16のとき、設置されるコードワードのうち、6個のコードワードは、
Figure 2017153084

であり、及び/又は、設置されるコードワードのうち、4個のコードワードは、
Figure 2017153084

であり、及び/又は、設置されるコードワードのうち、2個のコードワードは、
Figure 2017153084

であり、及び/又は、設置されるコードワードのうち、4個のコードワードは、
Figure 2017153084

である。
下記表2〜表3は、上述の方法で取得された第2コードブックのコードワードW2の例を示すが、ここでは網羅的な列挙を省略する。
表2は、第2コードブックのコードワードW2の一例である。
Figure 2017153084
表3は、第2コードブックのコードワードW2のもう1つの例である。
Figure 2017153084
W2のうち、インデックスが12〜15であるコードワードの1つの一般化構造としては、diag{1,e,α,α}が与えられ、そのうち、θ=±mπ/32(m=2,4,…,14)、α=-1,±jである。具体的なコードワードを選択する時には、選択された4個のコードワードが、異なる値を有することのみ保証する必要があり、αについては任意選択であって良く限定しない。
上述の表2〜表3及びインデックスが12〜15の一般化コードワード構造が示す第2コードブックでは、diag{a}は、ベクトルaを対角要素とする対角行列を表し、C2,kは、コードワード構造を表し、kは、コードワードの順番号を表し、θは、位相を表し、αは、位相重み因子を表す。
本実施例では、該第2コードブックは、ランクが1又はランクが2の場合についてのコードブックであっても良いが、これに限定されず、実際の状況に応じて、他のランクの場合について該第2コードブックを確定しても良い。
ランクが1よりも大きいときに、表2〜表3及びインデックスが12〜15の一般化コードワード構造が示す第2コードブックも適用できる。W1は、ランクが1であるコードワードに対してハウスホルダー(Householder)変換を行うことにより得られたものであり、しかし、この過程では、W2は、終始不変であり、即ち、異なるランクについても、例えば、ランクが1である又はランクが1よりも大きい時にでも、W2はすべて表2〜3及びインデックスが12〜15の一般化構造を使用することができる。
本発明の実施例により、満足可能なアンテナ構成は、0.5λの共同偏波アンテナ構成、0.5λのクロス偏波アンテナ構成、4λ又は4λ以上のクロス偏波及び共同偏波アンテナ構成などのうちの1つ又は1つ以上を含む。
本実施例は、差分ダブルコードブックのプリコーディングに関し、該差分ダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックに用いられる第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックに用いられる第2コードブックを含む。
図3は、本発明の実施例2におけるコードブック確定装置の構造を示す図である。図3に示すように、装置300は、コードブック確定ユニット301を含み、コードブック確定ユニット301は、第2コードブックにN1個のコードワードを設置し、これにより、該第2コードブックと該第1コードブックとにおけるコードワードの乗積により取得される複合コードワードが、対応するアンテナ構成を満足するようにさせるために用いられ、該N1は、16以上である。
本実施例では、コードブック確定ユニット301は、複合コードワードを、第1コードブックに基づいて得られた第2コードワードで割ることにより、該第2コードブックに設置されるN1個のコードワードを取得するために用いられる。そのうち、該複合コードワード及び該第1コードブックは既知であり、予め記憶されても良く、また、設置された該第2コードブックのコードワードも記憶されても良い。
この場合、装置300は更に第1記憶ユニット302を含み、それは該複合コードワード及び該第1コードワード、及び設置されたN個の第2コードブックのコードワードを記憶するために用いられる。
実施例1に記載のように、複合コードワードW=W1W2であり、W2は対角ユニタリ行列であり、複合コードワードW及びW1はともに列ベクトルであるため、W及びW1が既知の場合、差分行列W2の可能な値を求めることができる。W2の構造が唯一のものではないため、本実施例では網羅的な列挙を省略する。
本実施例では、該第2コードブックは、ランクが1又はランクが2の場合についてのコードブックであっても良いが、これに限定されず、実際の状況に応じて、他のランクの場合について該第2コードブックを確定しても良い。
例えば、ランクが1のとき、所要な複合コードワードWは、
(外6)
Figure 2017153084

であり、そのうち、θ=2πm/32、m=0,1,…,31であり、α=±1,±jであり、即ち、計128個の複合コードワードがある。W1は既知であり、例えば、W1が含むベースベクトルKは、表1に示すリリース10における4アンテナコードブックを採用しても良いが、これに限定されない。
本実施例では、コードブック確定ユニット301により設置されるコードワードのうち、6個のコードワードは、
Figure 2017153084

であり、及び/又は、設置されるコードワードのうち、4個のコードワードは、
Figure 2017153084

であり、及び/又は、設置されるコードワードのうち、2個のコードワードは、
Figure 2017153084

であり、及び/又は、設置されるコードワードのうち、4個のコードワードは、
Figure 2017153084

である。
組み合わせの種類が多いため、ここでは網羅的な列挙をしないが、具体的な例においては、例えば、設置された第2コードブックのコードワードW2は、表2、表3及びインデックスが12〜15の一般化コードワード構造であっても良い。
ランクが1よりも大きいときに、表2〜表3に示す第2コードブックも適用できる。W1は、ランクが1のコードワードに対してハウスホルダー(Householder)変換を行うことで得られたものであり、しかし、この過程では、W2は終始不変であり、即ち、異なるランクについても、例えば、ランクが1又はランクが1よりも大きい時にでも、W2は、すべて、表2〜3及びインデックスが12〜15の一般化コードワード構造を使用することができる。
本発明の実施例により、満足可能なアンテナ構成は、0.5λの共同偏波アンテナ構成、0.5λのクロス偏波アンテナ構成、4λ又は4λ以上のクロス偏波及び共同偏波アンテナ構成などのうちの1つ又は1つ以上を含む。
上述の実施例1及び実施例2は、従来の差分ダブルコードブックを基に改良されたものである。
また、本発明の実施例では、従来のGoBダブルコードブック構造に基づいて、異なるアンテナ構成の下でのコードワード特徴を総合考慮した上で、広帯域及び/又は長期フィードバックコードブックにコードワードを形成して、それを各種類のアンテナ構成、例えば、間隔が0.5λの共同偏波及びクロス偏波アンテナ構成、及び、間隔が4λ及びそれ以上などのアンテナ構成に適合させるようにしても良い。
ダブルコードブックのうちのGoBダブルコードブックに関し、例えば、LTE-Aシステムのリリース10における8アンテナコードブックを例とし、今のところ、GoBコードブック構造はW=W1W2であり、W1及びW2は、それぞれ、長期及び/又は広帯域、瞬時及び/又はサブバンドのフィードバックに用いられ、今のところ、W1は、次のようなブロック対角構造を有する。
Figure 2017153084
そのうち、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nb個の重畳波束を表す。W2は、W1中のNb個の波束に対して選択を行い、且つ、クロス偏波の2つのアンテナ組に対して位相重み付けを行うために用いられる。
W2が瞬時フィードバック量であるため、もしW2にコードワード(例えば、より多くの位相重み値を追加する。)を追加して、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成及び間隔が4λ及びそれ以上のアンテナ構成をサポートし得るようにすれば、システムのオーバーヘッドを極めて大きく増加させることがある。
よって、本発明の実施例では、長期及び/又は広帯域フィードバックW1にコードワードを設計することで、より多くのアンテナ構成をサポートし得るようにする。また、W2は、従来のコードワードをそのまま使用し、例えば、リリース10における8アンテナコードブックのために設計されたコードワードを使用しても良いが、これに限定されず、既知の他のコードワードを使用しても良い。
送信側で4アンテナ構成が採用されるとき、ランクが1及び2の場合に関する。
本実施例3では、コードブック確定方法が提供され、該方法は、第1コードブック中のコードワード(W1)の構造を
Figure 2017153084
とすることを含む。
そのうち、D1及びD2はそれぞれユニタリ対角行列であり、それぞれ、行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、第1コードブックのコードワードに含まれる波束の個数を表す。
間隔が0.5λであるクロス偏波アンテナ構成の下で、D1及びD2はともに単位行列であり、即ち、W1は、従来のブロック対角構造(公式(7)に示すように)である。
以下、例を挙げて本発明の実施例3について説明を行う。
本発明の実施例3では、コードブック確定方法が提供され、それは、GoBダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、該GoBダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックに用いられる第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックに用いられる第2コードブックを含み、該方法は、
該第1コードブックのコードワードを
Figure 2017153084

とすることを含む。
そのうち、D1及びD2はそれぞれユニタリ対角行列であり、それぞれ、行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、1つの広帯域及び/又は長期W1コードワードに含まれる波束の個数を表し、例えば、Nbの値は、2、4、8などであっても良い。
本実施例では、該第1コードブックのコードワードは、1つ又は同時に1種類以上のアンテナ構成を満足することができる。例えば、アンテナ構成がM種類あり、該第1コードブック中のコードワードの数がN2個であり、このとき、N2個のコードワードは同時にM種類のアンテナ構成に対応し、そのうち、第i種類のアンテナ構成に対応して、コードワードの数はNiであり、
Figure 2017153084

及びi=l〜Mであり、そのうち、N2及びMは、正整数であり、Niは、ゼロ以上の整数である。
本実施例では、該アンテナ構成は、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成、間隔が4λ又は4λ以上のクロス偏波又は共同偏波アンテナ構成のうちの1つ又は1つ以上を含む。なお、これらに限定されず、従来の他のアンテナ構成を更に含んでも良い。
例えば、アンテナ構成が、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成、間隔が4λのアンテナ構成を含み、即ち、M=3であり、該第1コードブックのコードワードが16であり、即ち、N2=16であり、この場合、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成、間隔が4λのアンテナ構成の順で、各種類のアンテナ構成に対応するコードワードの個数は、それぞれ、(N1,N2,N3)個であっても良く、例えば、該第1コードブックの16個のコードワードがそれぞれ対応する集合は、(16,0,0)、(8,8,0)、(8,6,2)又は(8,4,4)であっても良い。上述の集合から分かるように、(16,0,0)について、16個のコードワードは、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成に対応し;(8,8,0)について、8個のコードワードは、0.5λのクロス偏波アンテナ構成に対応し、8個のコードワードは、0.5λの共同偏波アンテナ構成に対応し;(8,6,2)について、8個のコードワードは、0.5λのクロス偏波アンテナ構成に対応し、6個のコードワードは、0.5λの共同偏波アンテナ構成に対応し、2個のコードワードは、間隔が4λのアンテナ構成に対応し;(8,4,4)は、(8,6,2)に類似するため、ここでは詳しい説明を省略する。
上述から分かるように、該第1コードブックのコードワードは、1種類、2種類又は3種類のアンテナ構成を同時にサポートすることができる。なお、上述の集合に限定されず、他の集合であっても良い。ここでは網羅的な列挙を省略する。
本実施例では、該第1コードブックは、ランクが1又は2の場合についてのコードブックであっても良い。しかし、これに限定されず、ランクが2よりも大きい場合についても適用できる。以下、ランクが1及びランクが2の場合を例として説明を行う。
各種類のアンテナ構成について、該第1コードブック中のコードワードは、複合コードワードを、該第2コードブックに基づいて得られた第2コードワードで割ることにより取得される。実施例1及び実施例2と同様に、W=W1W2であり、W2は既知であるため、ランク及びアンテナ構成方式が確定された場合、複合コードワードWも既知である。よって、W及W2が既知の場合、W1の可能な値を求めることができる。W1が唯一のものではないので、本実施例において網羅的な列挙をしないが、以下の実施例において幾つかの例を挙げて説明を行う。
実施例3に基づくものであるため、実施例3と同じ内容についての重複説明が省略される。間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成の実施例について説明を行う。
間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成について、行列
(外7)
Figure 2017153084

のうちのある列は、次の構造、即ち、
(外8)
Figure 2017153084

を有する。
本実施例では、該行列
(外9)
Figure 2017153084

の列ベクトル集合に基づいて、該第1コードブックのコードワードを形成することができる。
そのうち、シングルデータ流の伝送の場合、行列
(外10)
Figure 2017153084

を構成する列ベクトル集合のうちから対応する数の列ベクトルを選択して第1コードブックのコードワードを構成し、そのうち、Nb個の列ベクトル組を選択し、或いは、複数データ流の伝送の場合、行列
(外11)
Figure 2017153084

の列ベクトル集合をNb組に分け、所定方式に従って区分を行うことで、前記第2コードブックのコードワードを形成し、例えば、波束の広帯域フィードバック特性及びコードワードの直交性原理に従って区分を行う。
上述の実施例から分かるように、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成の下で、W1及びW2がジョイントして構成する復合コードワードW=W1W2は、
(外12)
Figure 2017153084

の形式を有するべきであり、従来のリリース10における4アンテナコードブックは、このようなアンテナ構成について、θ=2πm/8(m=0,1,…,7)のコードワードを有し、より細かい空間粒度をサポートするために、本発明は、θ=2πm/16(m=0,1,…,15)又はθ=2πm/32(m=0,1,…,31)などのより細かい粒度を採用することができる。
そのうち、W2は、従来のコードワードをそのまま使用し、例えば、本実施例では、W2は、リリース10における8アンテナコードブックのコードワードを使用しても良いが、これに限られず、既知の他のコードワードを使用しても良い。
リリース10における8アンテナコードブックのコードワードのうち、ランクが1のとき、
(外13)
Figure 2017153084

であり、そのうち、n=1,2,…,Nbであり、α=±1,±jである。ランクが2のとき、W2の構造は、次のとおりである。
Figure 2017153084
em及びenは、第m個目又は第n個目の要素のみが1であり、他の要素が0である単位ベクトルを表し、m=1,2,3,4、n=1,2,3,4であり、αは、位相重み因子である。
ランクが1のとき、W1の重畳波束及びW2の波束選択による影響を考慮せず、シングル波束のみの角度から考慮すると、W2の位相重み因子が±1,±jであるため、行列
(外14)
Figure 2017153084

のうちのある列は、
(外15)
Figure 2017153084

という構造を有しても良く、βは、W2において位相重み因子αの逆数であり、値の範囲は±1,±jである。また、θの値は、θ=2πm/16(m=0,l,…,15)、又は、θ=2πm/32(m=0,l,…,31)などのより細かい粒度であっても良い。W1の多波束構造を考慮するとき、上述のベクトルをNb組に分けても良く、一定の規則(ルール)に従って、例えば、波束の広帯域フィードバック特性及びコードワードの直交性原理に従って区分を行い、W1の異なるコードワードを形成することができる。
ランクが2のとき、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成の下で、行列
(外16)
Figure 2017153084

の各列を構成するコードワードは、依然として、
(外17)
Figure 2017153084
に由来し、β=±1,±jであり、そのうち、βは、第2コードブックのコードワードにおいて位相重み因子αの逆数であり、θ=2πm/16(m=0,l,…,15)、又は、θ=2πm/32(m=0,l,…,31)などのより細かい粒度である。しかし、複数のデータ流間の直交伝送をサポートするために、W1を構成するコードワードには互いに直交する波束を含む必要がある。即ち、ランクが2のときにW1コードワードを構成する列ベクトルは、ランクが1のときと同じであるが、第1コードブックのコードワードを構成する時には、1つの広帯域及び/又は長期コードワードW1に、ランクが2の伝送の使用に供する直交する波束が含まれることを満足すべきである。
以下、θ=2πm/16(m=0,l,…,15)、及び、θ=2πm/32(m=0,l,…,31)の2つの場合を基に説明を行う。
ランクが1のとき、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成の下で、公式(1)の形式を有する複合コードワードを構成する必要がある時に、第1コードブックについて、例えば、それぞれ、4個、6個、8個、及び16個のコードワードを構成しても良い。以下、それぞれ説明する。
例1:4個のコードワード(i1=0,1,2,3)を構成する
Figure 2017153084
例2:6個のコードワード(i1=0,1,2,3,4,5)を構成する
Figure 2017153084
例3:8個のコードワード(i1=0,1,…,7)を構成し、隣接する2つのW1コードワードに含まれる波束が重畳する
Figure 2017153084
隣接するコードワードに波束重畳が存在するため、本例でのコードワードは、コードブックの選択特性(subsampling characteristic)をサポートし、即ち、幾つかの周期性フィードバックの中ではPMIが偶数のみのコードワードを使用する。
例4:8個のコードワード(i1=0,1,…,7)で、隣接する2つのW1コードワードに含まれる波束が重畳しない
Figure 2017153084
例5:16個のコードワード(i1=0,1,…,15)
Figure 2017153084
隣接するコードワードには波束重畳が存在するため、本例でのコードワードは、コードブックの選択特性をサポートし、即ち、幾つかの周期性フィードバックの中ではPMIが偶数のみのコードワードを使用する。
ランクが2のとき、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成の下で、行列
(外18)
Figure 2017153084

の各列を構成するコードワードは、依然として、
(外19)
Figure 2017153084
に由来し、β=±1,±jであり、そのうち、θ=2πm/16(m=0,l,…,15)、又は、θ=2πm/32(m=0,l,…,31)などのより細かい粒度である。
複数のデータ流間の直交伝送をサポートするために、W1を構成するコードワードには互いに直交する波束を含む必要がある。即ち、ランクが2のときにW1コードワードを構成する列ベクトルは、ランクが1のときと同じであるが、構成する時には、1つの広帯域コードワードに、ランクが2の伝送の使用に供する直交する波束が含まれることを満足すべきである。組み合わせの種類が多いため、本実施例では網羅的な列挙をしないが、以下、例を挙げて説明を行う。
W2のコードワードの中で波束選択について8種類の組み合わせの場合のみをサポートすることを考慮し、例えば、
Figure 2017153084

であるため、直交する2つの波束を(1,4)又は(2,3)列に置いても良い。
本発明では、W2の各パラメータの選択については、上述の1つのみの例を挙げたが、これに限定されず、W2に他のパラメータを構成する時には、2つの直交する波束の所在する列番号の組み合わせが、W2がサポートする(m,n)の組み合わせ集合にあることを保証できれば良い。
θ=2πm/16(m=0,l,…,15)、及び、θ=2πm/32(m=0,l,…,31)の2つの場合を考慮し、Nb=4のとき、該第一コードブックは、次のようにそれぞれ、4、8、16個のコードワードを構成することができ、そのうち、
Figure 2017153084

又は
Figure 2017153084

であり、間隔が0.5λの共同偏波2アンテナ構成に適するコードワードを表す。
例1:4個のコードワード(i1=0,1,2,3)
Figure 2017153084
例2:8個のコードワード(i1=0,1,…,7)で、隣接する2つのW1コードワードに含まれる波束が一部重畳する
Figure 2017153084
隣接するコードワードには波束重畳が存在するため、本例でのコードワードはコードブックの選択特性をサポートし、即ち、幾つかの周期性フィードバックの中ではPMIが偶数のみのコードワードを使用する。
例3:8個のコードワードの場合2(i1=0,1,…,7)で、隣接する2つのW1コードワードに含まれる波束が重畳しない
Figure 2017153084
例4:16個のコードワードの場合(i1=0,1,…,15)
Figure 2017153084
Figure 2017153084
隣接するコードワードには波束重畳が存在するため、本例でのコードワードは、コードブックの選択特性をサポートし、即ち、幾つかの周期性フィードバックの中ではPMIが偶数のみのコードワードを使用する。
ランクが2である0.5λの共同偏波アンテナ構成の下でのコードワード設計には、W2の一部のコードワードのみを用いる必要があり、例えば、(m,n)∈{(2,3),(1,4)}の組み合わせのみを用いる必要があり、そのため、実現する時に、W1に上述の例1〜例4の相関コードワードが採用されていることを検出すれば、W2のPMIは、(m,n)∈{(2,3),(1,4)}の相関組み合わせのみから選択することができる。
以上は、ランクが1及び2であり、間隔が0.5λである共同アンテナ構成を例として説明を行った。以下の実施例では、間隔が4λであるアンテナ構成を例として説明を行う。
実施例3に基づくものであるため、実施例3と同じ内容についての説明が省略される。間隔が4λであるアンテナ構成の実施例について説明を行う。
組み合わせの種類が多いため、ここでは網羅的な列挙をしないが、以下、例を挙げて説明を行う。
本実施例では、間隔が4λであるアンテナ構成の下で、リリース10における4アンテナコードワードをW1W2の複合コードワードとして採用することができるが、これに限定されない。
表1に示すリリース10における4アンテナコードワードにおいて、そのうちのWi {1}(i=0,1,…,15)を計算及び観察することにより、次のようなことが分かり、即ち、
W0 {1}及びW8 {1}は、すべて、
(外20)
Figure 2017153084

の形式と書くことができ、対応するαは、それぞれ、1及び-1であり、
W1 {1}及びW9 {1}は、すべて、
(外21)
Figure 2017153084

の形式と書くことができ、対応するαは、それぞれ、-1及び1であり、
W2 {1}及びW10 {1}は、すべて、
(外22)
Figure 2017153084

の形式と書くことができ、対応するαは、それぞれ、1及び-1であり、
W3 {1}及びW11 {1}は、すべて、
(外23)
Figure 2017153084

の形式と書くことができ、対応するαは、それぞれ、-1及び1であり、
W12 {1}及びW13 {1}は、すべて、
(外24)
Figure 2017153084

の形式と書くことができ、対応するαは、それぞれ、1及び-1であり、
W14 {1}及びW15 {1}は、すべて、
(外25)
Figure 2017153084

の形式と書くことができ、対応するαは、それぞれ、1及び-1であり、
W4 {1}、W5 {1}、W6 {1}及びW7 {1}は、他のコードワードと同じ形式と書くことができない。
よって、ランクが1に等しいとき、行列
(外26)
Figure 2017153084

のうちのある列は、下記のような構造有しても良い。
Figure 2017153084
公式(81)から分かるように、10個の列ベクトルを含み、さらに拡張して完備性を増加させるためには、他の列ベクトルを追加することもでき、例えば、ベクトル
(外27)
Figure 2017153084

及び
(外28)
Figure 2017153084

などを追加しても良い。
Nb列の行列
(外29)
Figure 2017153084

を構成する時に、上述の10個の又は12個の列ベクトルを任意に配列して組み合わせることで取得することができ、これにより、該第1コードブックのコードワードを得ることができる。
上述から分かるように、本実施例では、間隔が4λであるアンテナ構成について、ランクが1に等しいとき、行列
(外30)
Figure 2017153084

のうちのある列は、例えば、次のように、公式(81)に示す構造を採用することができる。
Figure 2017153084
上述の
(外31)
Figure 2017153084

の列ベクトルからなる集合に基づいて構成された集合により、該第1コードブックのコードワードを形成し、そのうち、D1及びD2は、それぞれ、ユニタリ対角行列であり、それぞれ、行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、4又は8である。
本実施例では、間隔が4λであるアンテナ構成について、ランクが2に等しいとき、例えば、依然として、表1中のランクが2であるコードワードをW1の設計に導入する。表2は、リリース10におけるランクが2である16個のコードワードの具体的な表現式を示し、ここでは、正規化係数が省略される。
表2は、リリース10におけるランクが2であるコードワードを示す。
Figure 2017153084
表2
リリース10におけるコードワード及びW2における波束選択因子へのサポートを総合考慮し、次のような4個のコードワードが選択され得る。
Figure 2017153084
上述から分かるように、本実施例において、間隔が4λであるアンテナ構成について、ランクが1に等しいとき、行列
(外32)
Figure 2017153084

のうちのある列は、公式(82)に示す構造を採用しても良く、ここでは詳しい説明を省略する。このように、該公式(82)における列ベクトルからなる集合に基づいて該第1コードブックのコードワードを形成することができ、そのうち、D1及びD2は、それぞれ、ユニタリ対角行列であり、それぞれ、行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、4又は8である。
実施例3〜5に基づくものであり、本実施例では、該第1コードブックのコードワードは、1種類又は同時に1種類以上のアンテナ構成を満足することができる。
本実施例では、組み合わせの種類が多いため、ここで網羅的な列挙をしないが、下述の場合のみを例として説明を行う。
長期及び/又は広帯域を表す第1コードブックのコードワードW1が4ビットを用いてフィードバックを行う時に、トータルで16個のコードワードを含む。間隔が0.5λであるクロス偏波構成、共同偏波構成、及び間隔が4λであるアンテナ構成を同時にサポートするために、アンテナ構成の優先レベル又は他の方式に従って上述の3種類のアンテナ構成のために、それぞれ、(N1,N2,N3)個のコードワードを確定することができる。このように、該第1コードブックのコードワードは、各種類のアンテナ構成が対応するコードワードの組み合わせにより形成される。
例えば、本実施例では、間隔が0.5λのクロス偏波構成、共同偏波構成、及び間隔が4λのアンテナ構成という順に従うとする。
ランクが1のとき、該第1コードブックのコードワードは16であり、N2=16であり、アンテナ構成が3種類あり、即ち、M=3であり、順にそれぞれ、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成、及び間隔が4λのアンテナ構成であり、各種類のアンテナ構成に対応するコードワードの個数(N1,N2,N3)を確定し、例えば、第1コードブックの16個のコードワードがそれぞれ対応する集合は、(16,0,0)、(8,8,0)、(8,6,2)、又は(8,4,4)である。
上述の集合から分かるように、(16,0,0)について、16個のコードワードは、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成に対応し;(8,8,0)について、8個のコードワードは、0.5λのクロス偏波アンテナ構成に対応し、8個のコードワードは、0.5λの共同偏波アンテナ構成に対応し;(8,6,2)について、8個のコードワードは、0.5λのクロス偏波アンテナ構成に対応し、6個のコードワードは、0.5λの共同偏波アンテナ構成に対応し、2個のコードワードは、間隔が4λのアンテナ構成に対応し;(8,4,4)は、(8,6,2)に類似するため、ここでは詳しい説明を省略する。以下、例を挙げて説明を行う。
本実施例では、0.5λのクロス偏波アンテナ構成について、使用するコードワードが従来技術により確定され得る。例えば、16、8及び4個のコードワードを使用する時に、次のようなコードワードを使用することができる。
例1:4個のコードワードの場合
Figure 2017153084
例2:8個のコードワードの場合で、隣接する2つのW1コードワードに含まれる波束が重畳しない
Figure 2017153084
例3:8個のコードワードの場合で、隣接する2つのW1コードワードに一部重畳した波束が含まれる
Figure 2017153084
例3:16個のコードワードの場合
Figure 2017153084
以下、例を挙げて、長期及び/又は広帯域を表すW1が4ビットを用いてフィードバックを行う時に、計16個のコードワードを含むことについて説明する。間隔が0.5λのクロス偏波構成、共同偏波構成、及び間隔が4λのアンテナ構成を同時にサポートするために、上述のアンテナ構成の優先レベル又は他の方式に従って、上述の3種類のアンテナ構成のために、それぞれ、(16,0,0)、(8,8,0)、(8,6,2)及び(8,4,4)という可能な集合を確定することができる。
ランクが1に等しいとき
例1:コードワードが対応する集合は、(16,0,0)であり、
そのうち、(16,0,0)はそれぞれ3種類のアンテナ構成に対応し、W1の構造は、公式(95)〜(98)に示すコードワードの組み合わせにより構成される。
例2:コードワードが対応する集合は、(8,8,0)であり、
そのうち、(8,8,0)はそれぞれ3種類のアンテナ構成に対応し、W1の構造は、公式(87)〜(90)(又は(91)〜(94))及び(17)〜(20)(又は(21)〜(24))に示すコードワードの組み合わせにより形成される。
例3:コードワードが対応する集合は、(8,4,4)であり、
そのうち、(8,4,4)はそれぞれ3種類のアンテナ構成に対応し、W1の前の12個のコードワード(i1=0,…,11)は、公式(87)〜(90)(又は(91)〜(94))及び公式(9)〜(12)に示すコードワードの組み合わせにより形成され、i1=12,…,15のとき、
(外33)
Figure 2017153084

は、次の4つのコードワードを使用しても良く、即ち、行列
(外34)
Figure 2017153084

の列ベクトル(式81)、又は、行列
(外35)
Figure 2017153084

の列ベクトル(式81)、列ベクトル
(外36)
Figure 2017153084

及び
(外37)
Figure 2017153084

に基づく各種類の組み合わせのうちの1種類であっても良く、例えば、一例としては、次のとおりである。
(外38)
Figure 2017153084
上述の4つのコードワードは、12個の列ベクトルの各種類の組み合わせのうちの1種類の場合であり、なお、ここでは、他の場合についての説明を省略する。
例4:コードワードが対応する集合が(8,6,2)である
そのうち、(8,6,2)がそれぞれ3種類のアンテナ構成に対応し、W1の前の14個のコードワード(i1=0,…,13)は、公式(87)〜(90)(又は(91)〜(94))及び公式(13)〜(16)に示すコードワードの組み合わせにより構成され、
i1=14,15のとき、
(外39)
Figure 2017153084

は、次の2つのコードワードを使用しても良く、即ち、行列
(外40)
Figure 2017153084

の列ベクトル、或いは、行列
(外41)
Figure 2017153084

の列ベクトル、並びに、列ベクトル
(外42)
Figure 2017153084

及び
(外43)
Figure 2017153084

のうちの8個の列ベクトルに基づく各種類の組み合わせのうちの1種類であり、例えば、
(外44)
Figure 2017153084

である。
上述の2つのコードワードは、12個の列ベクトルのうちから選択された8個のベクトルの組み合わせの1種類の場合であるが、ここでは、他の場合についての列挙を省略する。
ランクが2に等しいとき
ランクが1の場合に類似し、広帯域のW1は、4ビットを用いてフィードバックを行う時に、トータルで16個のコードワードを含む。間隔が0.5λのクロス偏波構成、共同偏波構成、及び間隔が4λのアンテナ構成を同時にサポートするために、アンテナ構成の優先レベル又は他のルールに従って、上術の3種類のアンテナ構成のために、それぞれ、(16,0,0)、(8,8,0)個のコードワード、(8,4,4)個のコードワードなどを確定することができる。以下、(8,8,0)個のコードワード、(8,4,4)個のコードワードの場合について説明を行う。
例1:(8,8,0)個のコードワードを例とする
W1の公式(87)〜(90)(又は(91)〜(94))及び公式(37〜48)(又は公式(49)〜(60))に示すコードワードの組み合わせにより構成される。
例2:(8,4,4)個のコードワードを例とする
W1の前の12個のコードワード(i1=0,…,11)は、公式(87)〜(90)(又は(91)〜(94))及び公式(29)〜(36)に示すコードワードの組み合わせにより構成され、i1=12,…,15のとき、
(外45)
Figure 2017153084

は、次のような4つのコードワードを使用しても良く、即ち、行列
(外46)
Figure 2017153084

の列ベクトル、或いは、行列
(外47)
Figure 2017153084

並びに、列ベクトル
(外48)
Figure 2017153084

及び
(外49)
Figure 2017153084

に基づく各種類の組み合わせのうちの1種類であり、例えば、
(外50)
Figure 2017153084

である。
上述の4つのコードワードは、上述の4λの間隔のアンテナにおいて12個の列ベクトルの各種類の組み合わせのうちの1種類の場合のみであり、組み合わせの種類が比較的多いため、ここでは網羅的な列挙を省略する。
上述の実施例から分かるように、差分ダブルコードブックにおける第2コードブック、又は、GoBダブルコードブックにおける第1コードブックに対してコードワードを設置することにより、各種類のアンテナ構成のシナリオをサポートすることができ、従来技術における問題を解決することができる。
本実施例は、GoBダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、前記GoBダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックに用いられる第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックに用いられる第2コードブックを含む。
図4は、本発明の実施例7におけるコードブック確定装置の構成を示す図である。図4に示すように、装置400は、コードブック確定ユニット401を含み、コードブック確定ユニット401は、第1コードブックにおけるコードワードを
Figure 2017153084

と確定するために用いられる。
そのうち、D1及びD2は、それぞれ、ユニタリ対角行列であり、それぞれ、行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、第1コードブックのコードワードに含まれる波束の個数を表す。
本実施例では、該第1コードブックのコードワードは、1種類又は1種類以上のアンテナ構成を同時にサポートすることができる。そのうち、各種類のアンテナ構成に対応して、コードブック確定ユニット401は、それぞれ、対応するコードワードを確定することができる。
例えば、アンテナ構成がM種類あるときに、該第1コードブックにおけるコードワードの数がN2個であり、N2個のコードワードはM種類のアンテナ構成に同時に対応し、そのうち、第i種類のアンテナ構成に対応して、コードワードの数はNiであり、
Figure 2017153084

及びi=1〜Mであり、そのうち、N2及びMは正整数であり、Niはゼロ以上の整数である。コードブック確定ユニット401は、それぞれ、対応するコードワードNiを確定することができる。
本実施例では、該アンテナ構成は、次の構成のうちの1種類又は1種類以上を含み、即ち、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成、及び間隔が4λ又は4λ以上のクロス偏波及び共同偏波アンテナ構成である。なお、これらに限定されず、従来の他のアンテナ構成を含んでも良い。
例えば、アンテナ構成が、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成、及び間隔が4λのアンテナ構成を含み、即ちM=3であるとき、該第1コードブックのコードワードは16であり、即ちN2=16であり、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成、及び間隔が4λのアンテナ構成の順で、各種類のアンテナ構成に対応するコードワードの個数はそれぞれ(N1,N2,N3)個であっても良く、例えば、該第1コードブックの16個のコードワードがそれぞれ対応する集合は、(16,0,0)、(8,8,0)、(8,6,2)又は(8,4,4)であっても良い。上述の集合から分かるように、(16,0,0)については、16個のコードワードは、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成に対応し;(8,8,0)については、8個のコードワードは、0.5λのクロス偏波アンテナ構成に対応し、8個のコードワードは、0.5λの共同偏波アンテナ構成に対応し;(8,6,2)については、8個のコードワードは、0.5λのクロス偏波アンテナ構成に対応し、6個のコードワードは、0.5λの共同偏波アンテナ構成に対応し、2個のコードワードは、間隔が4λのアンテナ構成に対応し;(8,4,4)については、(8,6,2)に類似するため、ここでその詳しい説明が省略される。
上述から分かるように、該第1コードブックのコードワードは、1種類、2種類又は3種類のアンテナ構成を同時にサポートすることができる。なお、上述の集合に限定されず、他の集合であっても良いが、ここでは網羅的な列挙を省略する。
本実施例では、該第1コードブックは、ランクが1又は2のコードブックの場合についてのものであって良い。なお、これに限定されず、ランクが2以上の場合にも適用することができる。以下、ランクが1及び2の場合を例として説明を行う。
各種類のアンテナ構成について、該第1コードブックにおけるコードワードは、複合コードワードを、該第2コードブックに基づいて得られた第2コードワードで割ることにより取得される。実施例1及び実施例2と同様に、W=W1W2であり、W2が既知であるため、ランク及びアンテナ構成方式が確定された場合、複合コードワードWも既知であり、よって、W及びW2が既知の場合、W1の可能な値を求めることができる。W1が唯一のものではないため、本実施例では網羅的な列挙を省略する。
本実施例では、アンテナ構成が、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成であるとき、行列
(外51)
Figure 2017153084

のうちのある列は、
(外52)
Figure 2017153084

という構造を有し、そのうち、βは、第2コードブックのコードワードにおける位相重み因子αの逆数であり、その値の範囲は、±1,±jである。
この種類の場合、第2コードワード確定ユニット401は、前記行列
(外53)
Figure 2017153084

の列ベクトルに基づいて前記第1コードブックのコードワードを形成する。第2コードワード確定ユニット401は、第1確定ユニット及び/又は第2確定ユニットを含み、そのうち、
該第1確定ユニットは、シングルデータ流の伝送の場合、行列
(外54)
Figure 2017153084

を構成する列ベクトル集合のうちから対応する数の列ベクトルを選択して第1コードブックのコードワードを形成するために用いられ、該対応する数は、Nbであり、
該第2確定ユニットは、1つ以上のデータ流の伝送の場合、行列
(外55)
Figure 2017153084

を構成する列ベクトル集合をNb組に分け、所定方式に従って区分を行い前記第1コードブックのコードワードを形成するために用いられる。
ランクが1のとき、コードブック確定ユニット401は、該第1コードブックに4個、6個、8個又は16個のコードワードを設置する。ランクが2のとき、コードブック確定ユニット401は、該第1コードブックに4個、8個又は16個のコードワードを設置する。
アンテナ構成が、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成である具体的な例については、例えば、実施例4に記載のものであり、ここでは、詳しい説明を省略する。
本実施例では、該アンテナ構成は、間隔が4λのアンテナ構成であり、
ランクが1のとき、行列
(外56)
Figure 2017153084

のうちのあるある列は、
Figure 2017153084

という構造を有し、
ランクが2のとき、行列
(外57)
Figure 2017153084

のうちのある列は、
Figure 2017153084

という構造を有する。
コードブック確定ユニット401は、第3確定ユニット及び/又は第4確定ユニットを含み、そのうち、
該第3確定ユニットは、行列
(外58)
Figure 2017153084

の列ベクトルからなる集合に基づいて、該第1コードブックのコードワードを形成するために用いられ、該第4確定ユニットは、行列
(外59)
Figure 2017153084

の列ベクトル、並びに、列ベクトル
(外60)
Figure 2017153084

及び
(外61)
Figure 2017153084

からなる集合に基づいて、該第1コードブックのコードワードを形成するために用いられる。
アンテナ構成が、間隔が4λの共同偏波アンテナ構成である具体的な例については、例えば、実施例5に記載のものであり、ここでは、詳しい説明を省略する。
本実施例では、例えば、該アンテナ構成は、間隔が0.5λのクロス偏波アンテナ構成、間隔が0.5λの共同偏波アンテナ構成、及び間隔が4λのアンテナ構成を含む。
コードブック確定ユニット401は、該第1コードブックに16個のコードワードを設置し、各種類のアンテナ構成に対応するコードワードの数は、それぞれ(N1、N2、N3)である。
ランクが1のとき、(N1、N2、N3)は、(16,0,0)、(8,8,0)、(8,6,2)又は(8,4,4)であり、ランクが2のとき、(N1、N2、N3)は、(16,0,0)、(8,8,0)又は(8,4,4)である。
上述の場合、具体的に構成された第1コードブックのコードワードは、実施例6に記載のようであるため、ここでは、詳しい説明を省略する。
図5は、本発明の実施例8における情報フィードバック方法のフローチャートである。図5に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ501:ユーザ装置が、所定のコードブックを用いてフィードバック要の情報を確定し、そのうち、該フィードバック要の情報は、ランクインデックス及びプリコーディング行列を含み、又は、コードバックインデックスを含み;及び
ステップ502:該情報をネットワーク側に送信する。
本実施例では、ステップ501において、ランクが2で且つアンテナ構成が0.5λの共同偏波アンテナ構成の場合、ユーザ装置がフィードバック要の情報を確定するとき、第1コードブックのコードワードが4個のコードワード、8個のコードワード、又は16個のコードワード(実施例4に記載のように)を採用していると検出した時に、該ユーザ装置は、該第1コードブックのコードワードW1に含まれる直交の波束が使用する第2コードブックの組み合わせのうちから該第2コードブックのPMIを選択する。
例えば、実施例4に記載のように、W2の一部のコードワード、例えば、(m,n)∈{(2,3),(l,4)}の組み合わせのみを使用する必要があるとき、即ち、実現する時に、W1に上述の例1〜例4の相関コードワードが採用されていると検出した時に、W2のPMIは、(m,n)∈{(2,3),(l,4)}の相関組み合わせのみから選択することができる。
本実施例では、該予め確定されたコードブックは、本発明の実施例1〜6に記載の方法により確定しても良く、ここでは詳しい説明を省略する。また、所定のコードブックに基づいてフィードバック情報を確定する過程では、従来の任意の技術を採用しても良く、ここでは詳しい説明を省略する。
図6は、本発明の実施例9における情報フィードバック装置の構成を示す図である。図6に示すように、装置600は、情報確定ユニット601及び情報送信ユニット602を含み、そのうち、
情報確定ユニット601は、所定のコードブックに基づいてフィードバック要の情報を確定し、そのうち、該フィードバック要の情報は、ランクインデックス及びプリコーディング行列を含み、又は、コードバックインデックスを含み、該情報確定ユニット601は、実施例2又は実施例7に記載の装置を含み;情報送信ユニット602は、該情報をネットワーク側に送信するために用いられる。
本実施例では、ランクが2で且つアンテナ構成が0.5λの共同偏波アンテナ構成である場合、情報確定ユニット601がフィードバック要の情報を確定するとき、第1コードブックのコードワードに4個のコードワード、8個のコードワード又は16個のコードワード(実施例4に記載のように)が採用されていると検出した時に、該情報確定ユニット601は、該第1コードブックのコードワードW1に含まれる直交の波束が使用する第2コードブックの組み合わせのうちから該第2コードブックのPMIを選択する。
例えば、実施例4に記載のように、W2の一部のコードワード、例えば、(m,n)∈{(2,3),(l,4)}の組み合わせのみを使用する必要があるとき、即ち、実現する時に、W1に上述の例1〜例4の相関コードワードが採用されていると検出した時に、W2のPMIは、(m,n)∈{(2,3),(l,4)}の相関組み合わせのみから選択することができる。
本発明の実施例10は更にユーザ装置を提供し、該ユーザ装置は実施例9に記載の情報フィードバック装置を含む。
本発明の実施例11は更に通信システムを提供し、該通信システムは実施例10に記載のユーザ装置を含む。また、更に基地局を含んでも良く、該基地局は、該ユーザ装置がフィードバックする情報を受信し、そして、該情報に基づいて、基地局が使用するプリコーディング行列を調整する。
本発明の実施例は更にコンピュータ読み取り可能なプログラムを提供し、そのうち、コードブック確定装置中で前記プログラムを実行する時、前記プログラムは、コンピュータに、前記コードブック確定装置中で実施例1、実施例3〜6のコードブック確定方法を実行させる。
本発明の実施例は更にコンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶した記憶媒体を提供し、そのうち、前記コンピュータ読み取り可能なプログラムは、コンピュータに、コードブック確定装置中で実施例1、実施例3〜6のコードブック確定方法を実行させる。
本発明の実施例は更にコンピュータ読み取り可能なプログラムを提供し、そのうち、情報フィードバック装置又はユーザ装置中で前記プログラムを実行する時に、前記プログラムは、コンピュータに、前記情報フィードバック装置又はユーザ装置中で実施例8に記載の情報フィードバック方法を実行させる。
本発明の実施例は更にコンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶した記憶媒体を提供し、そのうち、前記コンピュータ読み取り可能なプログラムは、コンピュータに、情報フィードバック装置又はユーザ装置中で実施例8に記載の情報フィードバック方法を実行させる。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明は更に下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行される時に、該ロジック部品に、上述の装置又は構成部品を実現させ、又は、該ロジック部品に、上述の各種類の方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、マイクロプロセッサー、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明は更に、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、DVD、flashメモリなどにも関する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。

Claims (27)

  1. コードブック確定方法であって、
    前記方法は、GoBダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、前記GoBダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックに用いられる第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックに用いられる第2コードブックを含み、
    前記方法は、
    前記第1コードブック中のコードワードを
    Figure 2017153084

    とすることを含み、
    そのうち、D1及びD2はそれぞれユニタリ対角行列であり、それぞれ、行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、第1コードブックのコードワードに含まれる波束の個数を示す、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    アンテナ構成がM種類であるとき、前記第1コードブック中のコードワードの数がN2個であり、N2個のコードワードがM種類のアンテナ構成に同時に対応し、そのうち、第i種類のアンテナ構成に対応して、コードワードの数がNiであり、
    Figure 2017153084

    及びi=1〜Mであり、そのうち、N2及びMは正整数であり、Niはゼロ以上の整数である、方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、
    前記アンテナ構成は、
    間隔が0.5λである共同偏波アンテナ構成、間隔が0.5λであるクロス偏波アンテナ構成、間隔が4λである又は4λ以上であるクロス偏波及び共同偏波アンテナ構成のうちの1種類又は1種類以上を含む、方法。
  4. 請求項1又は2に記載の方法であって、
    前記第1コードブックは、ランクが1又は2に等しいときについてのコードブックである、方法。
  5. 請求項1又は2に記載の方法であって、
    各種類のアンテナ構成について、前記第1コードブック中のコードワードは、複合コードワードを、前記第2コードブックに基づいて得られた第2コードワードで割ることにより取得される、方法。
  6. 請求項3に記載の方法であって、
    前記アンテナ構成は、間隔が0.5λである共同偏波アンテナ構成であり、行列
    (外1)
    Figure 2017153084

    中のある列は、
    (外2)
    Figure 2017153084

    という構造を有し、
    そのうち、βは、第2コードブックのコードワード中の位相重み因子αの逆数であり、その値の範囲は、±1,±jである、方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、
    前記行列
    (外3)
    Figure 2017153084

    の列ベクトルに基づいて、前記第1コードブックのコードワードを形成し、
    そのうち、シングルデータ流の伝送の場合、行列
    (外4)
    Figure 2017153084

    を構成する列ベクトル集合中から対応する数の列ベクトルを選択して第1コードブックのコードワードを構成し、前記対応する数は、Nbであり、又は、
    1つ以上のデータ流の伝送の場合、行列
    (外5)
    Figure 2017153084

    を構成する列ベクトル集合をNb組に分け、所定方式に従って区分を行い前記第1コードブックのコードワードを形成する、方法。
  8. 請求項6又は7に記載の方法であって、
    ランクが1に等しいとき、前記第1コードブック中に4、6、8、又は16個のコードワードを設置し、
    前記第1コードブック中に4個のコードワードを設置するとき、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり、そのうち、i1=0,1,2,3であり;
    前記第1コードブック中に6個のコードワードを設置するとき、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり、そのうち、i1=0,1,2,3,4,5であり;
    前記第1コードブック中に8個のコードワードを設置するとき、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり、又は、
    前記第1コードブック中に8個のコードワードを設置するときに、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり、そのうち、i1=0,1,…,7であり;
    前記第1コードブック中に16個のコードワードを設置するとき、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり、そのうち、i1=0,1,…,15である、方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    ランクが2に等しいとき、前記第1コードブック中に4、8、又は16個のコードワードを設置し、
    前記第1コードブック中に4個のコードワードを設置するとき、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり、そのうち、i1=0,1,2,3であり;
    前記第1コードブック中に8個のコードワードを設置するとき、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり、そのうち、i1=0,1,…,7であり、又は、
    前記第1コードブック中に8個のコードワードを設置するとき、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり、そのうち、i1=0,1,…,7であり;
    前記第1コードブック中に16個のコードワードを設置するとき、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり、そのうち、i1=0,1,…,15である、方法。
  10. 請求項8又は9に記載の方法であって、
    ランクが1に等しいとき、
    前記第1コードブック中に8個のコードワードを設置し、且つ前記第1コードブックのコードワードが
    Figure 2017153084

    である時に、又は、前記第1コードブック中に16個のコードワードを設置する時に、
    或いは、ランクが2に等しいとき、
    前記第1コードワード中に8個のコードワードを設置し、且つ前記第1コードブックのコードワードが
    Figure 2017153084

    である時に、又は、前記第1コードブック中に16個のコードワードを設置する時に、
    前記第1コードブックのコードワードは、コードブックの選択特性をサポートし、幾つかの周期性フィードバック中には、プリコーディングインデックスが偶数のみのコードワードが使用される、方法。
  11. 請求項3に記載の方法であって、
    前記アンテナ構成は、間隔が4λであるアンテナ構成であり、
    ランクが1に等しいとき、行列
    (外6)
    Figure 2017153084

    中のある列は、
    Figure 2017153084

    という構造を有し、
    ランクが2に等しいとき、行列
    (外7)
    Figure 2017153084

    中のある列は、
    Figure 2017153084

    という構造を有し、
    行列
    (外8)
    Figure 2017153084

    の列ベクトルからなる集合に基づいて前記第1コードブックのコードワードを形成し、又は、行列
    (外9)
    Figure 2017153084

    の列ベクトル、並びに列ベクトル
    (外10)
    Figure 2017153084

    及び
    (外11)
    Figure 2017153084

    からなる集合に基づいて前記第1コードブックのコードワードを形成する、方法。
  12. 請求項2又は3に記載の方法であって、
    前記アンテナ構成は、間隔が0.5λであるクロス偏波アンテナ構成、間隔が0.5λである共同偏波アンテナ構成、間隔が4λであるアンテナ構成を含み、
    前記第1コードブック中に16個のコードワードを設置し、各種類のアンテナ構成に対応するコードワードの数はそれぞれ(N1,N2,N3)であり、
    ランクが1に等しいとき、(N1,N2,N3)は、(16,0,0)、(8,8,0)、(8,6,2)又は(8,4,4)であり、
    ランクが2に等しいとき、(N1,N2,N3)は、(8,8,0)、(16,0,0)、又は(8,4,4)である、方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、
    ランクが1に等しいとき、
    (N1,N2,N3)が(16,0,0)である時に、前記第1コードブックのコードワードは、
    Figure 2017153084

    であり;
    (N1,N2,N3)が(8,8,0)である時に、前記第1コードブックのコードワードは、
    N1=8について、
    Figure 2017153084

    であり、又は、
    Figure 2017153084

    であり、
    N2=8について、
    Figure 2017153084

    であり、又は、
    Figure 2017153084

    であり;
    (N1,N2,N3)が(8,6,2)である時に、前記第1コードブックのコードワードは、
    N1=8について
    Figure 2017153084

    であり、又は、
    Figure 2017153084

    であり、
    N2=6について、
    Figure 2017153084

    であり、
    N3=2について、
    i1=14,15の時に、
    (外12)
    Figure 2017153084

    は、次の2つのコードワードを用い、即ち、行列
    (外13)
    Figure 2017153084

    の列ベクトル、又は、行列
    (外14)
    Figure 2017153084

    並びに列ベクトル
    (外15)
    Figure 2017153084

    及び
    (外16)
    Figure 2017153084

    のうちの8個の列ベクトルに基づく各種類の組み合わせのうちの1種類を用い;
    (N1,N2,N3)が(8,4,4)である時に、前記第1コードブックのコードワードは、
    N1=8について、
    Figure 2017153084

    であり、又は、
    Figure 2017153084

    であり、
    N2=4について、
    Figure 2017153084

    であり、
    N3=4について、
    i1=12,…,15の時に、
    (外17)
    Figure 2017153084

    は、次の4つのワードコードを用い、即ち、行列
    (外18)
    Figure 2017153084

    の列ベクトル、又は、行列
    (外19)
    Figure 2017153084

    並びに列ベクトル
    (外20)
    Figure 2017153084
    及び
    (外21)
    Figure 2017153084

    に基づく各種類の組み合わせのうちの1種類を用いる、方法。
  14. 請求項12に記載の方法であって、
    ランクが2に等しいとき、
    (N1,N2,N3)が(8,8,0)である時に、前記第1コードブックのコードワードは、
    N1=8について、
    Figure 2017153084

    であり、
    N2=8について、
    Figure 2017153084

    であり、又は、
    Figure 2017153084

    であり;
    (N1,N2,N3)が(8,4,4)である時に、前記第1コードブックのコードワードは、
    N1=8について、
    Figure 2017153084

    であり、又は、
    Figure 2017153084

    であり、
    N2=4について、
    Figure 2017153084

    であり、
    N3=4について
    i1=1,2,…,15の時に、
    (外22)
    Figure 2017153084

    は、次の4つのコードワードを用い、即ち、行列
    (外23)
    Figure 2017153084

    の列ベクトル、又は、行列
    (外24)
    Figure 2017153084

    並びに列ベクトル
    (外25)
    Figure 2017153084

    及び
    (外26)
    Figure 2017153084

    に基づく各種類の組み合わせのうちの1種類を用いる、方法。
  15. コードブック確定装置であって、
    前記装置は、GoBダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、前記GoBダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックに用いられる第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックに用いられる第2コードブックを含み、
    前記装置は、
    前記第1コードブック中のコードワードを
    Figure 2017153084

    と確定するためのコードブック確定ユニットを含み、
    そのうち、D1及びD2はそれぞれユニタリ対角行列であり、それぞれ行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、第1コードブックのコードワードに含まれる波束の個数を示す、装置。
  16. 請求項15に記載の装置であって、
    アンテナ構成がM種類であるとき、前記第1コードブック中のコードワードの数がN2個であり、N2個のコードワードがM種類のアンテナ構成に同時に対応し、そのうち、第i種類のアンテナ構成に対応して、コードワードの数がNiであり、
    Figure 2017153084

    及びi=1〜Mであり、そのうち、N2及びMは正整数であり、Niはゼロ以上の整数である、装置。
  17. 請求項15又は16に記載の装置であって、
    前記アンテナ構成は、
    間隔が0.5λである共同偏波アンテナ構成、間隔が0.5λであるクロス偏波アンテナ構成、間隔が4λである又は4λ以上であるアンテナ構成及び水平偏波アンテナ構成のうちの1種類又は1種類以上を含む、装置。
  18. 請求項15又は16に記載の装置であって、
    前記第1コードブックは、ランクが1又は2に等しいときについてのコードブックである、装置。
  19. 請求項15又は16に記載の装置であって、
    各種類のアンテナ構成について、前記コードブック確定ユニットは、複合コードワードを、前記第2コードブックに基づいて得られた第2コードワードで割ることにより前記第1コードブック中のコードワードを取得する、装置。
  20. 請求項17に記載の装置であって、
    前記アンテナ構成は、間隔が0.5λである共同偏波アンテナ構成であり、
    行列
    (外27)
    Figure 2017153084

    中のある列は、
    (外28)
    Figure 2017153084

    という構造を有し、
    そのうち、βは、第2コードブックのコードワード中の位相重み因子αの逆数であり、その取の範囲は、±1,±jである、装置。
  21. 請求項20に記載の装置であって、
    前記第2コードワード確定ユニットは、行列
    (外29)
    Figure 2017153084

    の列ベクトルに基づいて前記第1コードブックのコードワードを形成し、
    前記第2コードワード確定ユニットは、第1確定ユニット及び/又は第2確定ユニットを含み、
    前記第1確定ユニットは、シングルデータ流の伝送の場合、行列
    (外30)
    Figure 2017153084

    を構成する列ベクトル集合中から対応する数の列ベクトルを選択して第1コードブックのコードワードを構成するために用いられ、前記対応する数は、Nbであり、
    前記第2確定ユニットは、1つ以上のデータ流の伝送の場合、行列
    (外31)
    Figure 2017153084

    を構成する列ベクトル集合をNb組に分け、所定方式に従って区分を行い前記第1コードブックのコードワードを形成するために用いられる、装置。
  22. 請求項17に記載の装置であって、
    前記アンテナ構成は、間隔が4λのアンテナ構成であり、
    ランクが1に等しいとき、行列
    (外32)
    Figure 2017153084

    中のある列は、
    Figure 2017153084

    という構造を有し、
    ランクが2に等しいとき、行列
    (外33)
    Figure 2017153084

    中のある列は、
    Figure 2017153084

    という構造を有し、
    前記コードブック確定ユニットは、第3確定ユニット及び/又は第4確定ユニットを含み、
    前記第3確定ユニットは、行列
    (外34)
    Figure 2017153084

    の列ベクトルからなる集合に基づいて前記第1コードブックのコードワードを形成するために用いられ、
    前記第4確定ユニットは、行列
    (外35)
    Figure 2017153084

    の列ベクトル並びに列ベクトル
    (外36)
    Figure 2017153084

    及び
    (外37)
    Figure 2017153084
    からなる集合に基づいて前記第1コードブックのコードワードを形成するために用いられる、装置。
  23. 請求項16又は17に記載の装置であって、
    前記アンテナ構成は、間隔が0.5λであるクロス偏波アンテナ構成、間隔が0.5λである共同偏波アンテナ構成であり、間隔が4λであるアンテナ構成を含み、
    前記コードブック確定ユニットは、前記第1コードブック中に16個のコードワードを設置し、各種類のアンテナ構成に対応するコードワードの数は、それぞれ、(N1,N2,N3)であり、
    ランクが1に等しいとき、(N1,N2,N3)は、(16,0,0)、(8,8,0)、(8,6,2)又は(8,4,4)であり、
    ランクが2に等しとき、(N1,N2,N3)は、(8,8,0)、(16,0,0)、又は(8,4,4)である、装置。
  24. 情報フィードバック方法であって、
    ユーザ装置が、請求項1〜14の任意の1項に記載の方法により確定されたコードブックに基づいてフィードバック要の情報を確定し、そのうち、前記フィードバック要の情報は、ランクインデックス及びプリコーディング行列を含み、又は、コードバックインデックスを含み;及び
    前記情報をネットワーク側に送信することを含む、方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、
    ランクが2に等しく且つアンテナ構成が0.5λの共同偏波アンテナ構成であるとき、前記ユーザ装置がフィードバック要の情報を確定する時に、第1コードブックのコードワードに4個のコードワード、8個のコードワード、又は16個のコードワードが採用されていることを検出した場合、前記ユーザ装置は、前記第1コードブックのコードワードに含まれる直交の波束が使用する第2コードブックの組み合わせ中から前記第2コードブックのPMIを選択する、方法。
  26. 情報フィードバック装置であって、
    コードブックを用いてフィードバック要の情報を確定するための情報確定ユニットであって、そのうち、前記フィードバック要の情報は、ランクインデックス及びプリコーディング行列を含み、又は、コードバックインデックスを含む、情報確定ユニット;及び
    前記情報をネットワーク側に送信するための情報送信ユニットを含み、
    前記コードブックは、
    コードブック確定装置であって、
    前記確定装置は、GoBダブルコードブックのプリコーディングに用いられ、前記GoBダブルコードブックは、長期及び/又は広帯域フィードバックに用いられる第1コードブック、及び、瞬時及び/又はサブバンドフィードバックに用いられる第2コードブックを含み、
    前記確定装置は、
    前記第1コードブック中のコードワードを
    Figure 2017153084
    と確定するためのコードブック確定ユニットを含み、
    そのうち、D1及びD2はそれぞれユニタリ対角行列であり、それぞれ行列Xの各行及び各列の要素に対して重み付けを行うために用いられ、Xは、Nb個の列ベクトルを含み、Nbは、第1コードブックのコードワードに含まれる波束の個数を示す、確定装置
    により確定される、装置。
  27. 請求項26に記載の装置を含むユーザ装置。
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