JP2017151989A - Ledパネル及び融雪用信号機 - Google Patents

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Abstract

【課題】豪雪時等に付着した雪を効率良く融かすことができ、良好な視認性を確保できる融雪用信号機を提供する。【解決手段】前面に開孔部を有する箱状の本体部と、本体部の内部に固定された基板10と、開孔部を閉じる上面と、基板10の上面に接する裏面を有し、その裏面に複数の凹部を設けたレンズカバー5aと、基板10上に凹部に埋め込まれて配置された複数のLED12と、凹部にLED12と交互に配列されて埋め込まれ、基板10上に配置された複数の上面が平坦なディスク型の発熱体11と、基板10の裏面の中央部に空洞部7aを設けて基板10の周辺部に接した断熱部材7と、断熱部材7の上面側を除く周囲を覆い、断熱部材7の裏面側と本体部の底面との間に空隙を設けて配置された背面カバー8と、レンズカバー5aと背面カバー8との間に配置されたシール部材22とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、複数の発光ダイオード(LED)を配列したLEDパネル及びこのLEDパネルを用いた融雪用信号機に関する。
近年、電球式信号機からLED式信号機への切り替えが進んでいるが、LED式信号機は電球式信号機に比べて発熱量が少ないことが仇となって、豪雪地帯等においては信号機に付着した雪を融かし難くなり、信号機の視認性が低下するという問題がある。
このため、レンズカバーの背面側に、発熱シート体、LEDマスク板、LEDレンズモジュールを順次重ねて信号機本体内に収容することにより、良好な視認性を得る融雪型LED信号機が提案されている(特許文献1参照。)。しかしながら、特許文献1に記載の融雪型LED信号機では、レンズカバー、発熱シート体、LEDマスク板、LEDレンズモジュールが層状に重ねられているので熱輸送の効率が低く、電力消費量が大きく、豪雪時に効率良く融雪できないという不都合があった。
特開2014−109970号公報
上記問題点を鑑み、本発明は、豪雪時等に付着した雪を効率良く融かすことができ、良好な視認性を確保できるLEDパネル及びこのLEDパネルを用いた融雪用信号機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、(a)基板と、(b)基板の上面に接する裏面を有し、その裏面に複数の凹部を設けたレンズカバーと、(c)基板の上面に凹部に埋め込まれて分散して配置された複数の発光ダイオードと、(d)凹部に発光ダイオードと交互に配列されるように埋め込まれ、基板の上面に配置された複数の上面が平坦なディスク型の発熱体と、(e)基板の裏面の中央部に空洞部を設けるように基板の周辺部に接して配置された断熱部材と、(f)断熱部材の上面側を除く、断熱部材の周囲を覆う背面カバーと、(g)レンズカバーの面方向の端部側と対応する背面カバーの端部側との間に配置され、基板の周辺部の下面側を熱的に密閉するシール部材とを備えるLEDパネルを実現できる。
本発明の他の態様は、(a)前面に開孔部を有する箱状の本体部と、(b)本体部の内部に固定された基板と、(c)開孔部を閉じる上面と、基板の上面に接する裏面とを有し、該裏面に複数の凹部を設けたレンズカバーと、(d)基板の上面に凹部に埋め込まれて分散して配置された複数の発光ダイオードと、(e)凹部に発光ダイオードと交互に配列されるように埋め込まれ、基板の上面に配置された複数の上面が平坦なディスク型の発熱体と、(f)基板の裏面の中央部に空洞部を設けて基板の周辺部に接した断熱部材と、(g)断熱部材の上面側を除く断熱部材の周囲を覆い、断熱部材の裏面側と本体部の底面との間に空隙を設けるように配置された背面カバーと、(h)レンズカバーの面方向の端部側と対応する背面カバーの端部側との間に配置され、基板の周辺部の下面側を熱的に密閉するシール部材とを備える融雪用信号機を実現できる。
本発明によれば、豪雪時等に付着した雪を効率良く融かすことができ、良好な視認性を確保できるLEDパネル及びこのLEDパネルを用いた融雪用信号機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機の構成の一例を示す正面図である。 図1の側面図である。 図1の部分拡大図である。 図3のA−A方向から見た断面図である。 図4の部分拡大図である。 図5に示した領域Aの部分拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基板上面の発熱体、LED及び配線の配置例を示す平面図である。 図7に示した領域Bの部分拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基板裏面の部品の配置例を示す平面図である。 図9に示した領域Cの部分拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機の全体の回路構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態係るLEDパネルの回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る発熱体の回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る発光部の回路図である。 本発明の第1の実施の形態の第1の変形例に係る融雪用信号機の構成の一例を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態の第2の変形例に係る融雪用信号機の構成の一例を示す要部正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る融雪用信号機の構成の一例を示す正面図である。 図17の側面図である。 図17のA−A方向から見た断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る融雪用信号機の構成の一例を示す正面図である。 図20の側面図である。 図20のA−A方向から見た断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る融雪用信号機の構成の一例を示す正面図である。 図23のA−A方向から見た断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る融雪用信号機の回路図である。 本発明の第5の実施の形態に係る融雪用信号機の構成の一例を示す正面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る融雪用信号機の全体の回路構成を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態に係る融雪用信号機の構成の他の一例を示す正面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る融雪用信号機の構成の更に他の一例を示す正面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る融雪用信号機の構成の更に他の一例を示す正面図である。 図30に示した融雪用信号機の回路図である。 本発明のその他の実施の形態に係る基板上面の発熱体、LED及び配線の配置例を示す要部平面図である。 図32のA−A方向から見た断面図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第5の実施の形態を説明する。以下の説明で参照する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の
説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
更に、以下に示す第1〜第5の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するためのLEDパネル及び融雪用信号機を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質や、それらの形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
また、本明細書において、「上側」「下側」等の「上」「下」の定義は、図示した断面図上の単なる表現上の問題であって、例えば、LEDパネル及び融雪用信号機の方位を90°変えて観察すれば「上」「下」の称呼は、「左」「右」になり、180°変えて観察すれば「上」「下」の称呼の関係は逆になることは勿論である。
(第1の実施の形態)
<融雪用信号機の構成>
本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機は、図1及び図2に示すように、縦に並べた複数(3つ)の灯器として機能するLEDパネル1a〜1cと、複数のLEDパネル1a〜1cを収容する箱状の本体部(筐体)2a,2bとを備える縦三位豪雪型交通信号機である。本発明の第1の実施の形態では、LEDパネル1a〜1cのそれぞれが上から、赤色、黄色、青色(緑色)を点灯するものとする。但し、図1及び図2の配置は例示であり、左から順に青色(緑色)、黄色、赤色となる横三位水平型でも構わない。
本体部2a,2bの長さL1は例えば1230mm程度であり、幅W1は450mmである。本体部2a,2bのそれぞれの厚さT1,T2は例えば25mm程度である。LEDパネル1a〜1cの中心間の距離d1,d2は例えば390mm程度である。
本体部2a,2bとしては、例えば鋼板、アルミニウム、樹脂等が使用可能である。本体部2a,2b同士は、本体部2a,2bの側面に取り付けたネジ等の本体クランプ3a〜3cにより互いに固定されている。本体部2a,2bの本体クランプ3a〜3cが取り付けられた側面と対向する側面には蝶番4a〜4cが取り付けられている。
本体部2aの前面には、LEDパネル1a〜1cの外周の上半分程度に沿うように、半円筒状の庇9a〜9cがそれぞれ設置されている。図2では、豪雪時に庇9a〜9c上に雪100が積もった様子を模式的に示している。庇9a〜9cの上側には温度センサ40a〜40cがそれぞれオプション(任意追加可能部品)として取り付けられている。なお、庇9a〜9c上の積雪防止のため、庇9a〜9cが無いフラット型であってもよい。
図1に示すように、LEDパネル1b,1c近傍の本体部2a,2b内には、LEDパネル1a〜1cを制御するための部品として、入力用ターミナル31、ヒューズ32、整流回路33、出力用ターミナル34、コネクタ35、サーモスタット36が配置されている。LEDパネル1a,1b近傍の本体部2a,2b内には、電源に接続される電源入力部30が配置されている。
本体部2aの前面のLEDパネル1a〜1cに対応する位置には円形の開孔部がそれぞれ設けられており、それぞれの開孔部を上面が閉じるように円形の平面パターンを有するレンズカバー5a,5b,5cがそれぞれ配置されている。レンズカバー5a,5b,5cは平坦な表面を有し、赤、黄、緑の光の波長に対して透明な、板状の透明部材である。レンズカバー5a,5b,5cの材料としては、例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等が使用可能である。
LEDパネル1aは、図3〜図6に示すように、レンズカバー5aに接する円盤状の基板10を有する。図5及び図6に示すように、レンズカバー5aの裏面には、基板10上に配置されている発熱体11及び発光ダイオード(LED)12を埋め込むように凹部を設けてある。凹部の形状、サイズ及び位置は、発熱体11及び発光ダイオード12の形状、サイズ及び位置等に応じて適宜設定可能である。レンズカバー5aと基板10を密着させることにより、発熱体11の上面の平坦面が熱接触面として凹部の天井部に接し、基板10の発熱体11及び発光ダイオード12等からの発熱をレンズカバー5aの前面側に効率良く伝えることができる。
基板10としては、フレキシブル基板やガラスエポキシ基板が使用可能である。図5〜図8に示すように、基板10の上面には、レンズカバー5aに設けられた凹部に上面を接するようにして埋め込まれる多数の発光ダイオード12が、交通信号灯としての必要な輝度を達成するように、マトリクス状に分散して配置されている。発光ダイオード12同士は、配線13によりそれぞれ接続されている。
そして、図7及び図8から分かるように、多数の発熱体11が発光ダイオード12の配列パターンとは略等間隔に、交互の配列パターンによって周期的構造をなしている。即ち、基板10の上面には、レンズカバー5aに設けられた凹部の天井に上面の熱接触面を接するようにして、多数の発熱体11が、発光ダイオード12の配列パターンと交互に埋め込まれて配置されている。発熱体11同士も配線13によりそれぞれ接続されている。図7では便宜的に、発熱体11を矩形で、発光ダイオード12を円形でそれぞれ示している。
発光ダイオード12は、例えば48個ずつ直列接続された7本の配列と、49個直列接続された1本の配列とが並列接続されて、合計385個が配列されている。多数の発光ダイオード12からの発光光が、レンズカバー5aを透過して、LEDパネル1aの赤色の点灯を構成する。
発熱体11は、LEDパネル1aに関して、例えば60個ずつ直列接続された4本の配列が並列接続されて、合計240個が配列されている。発熱体11は上面が平坦なディスク型(直方体型)の形状をなしている。発熱体11の材料としては、ニッケル(Ni)−クロム(Cr)系、二珪化モリブデン(MoSi2)、炭化珪素(SiC)又は黒鉛等が使用可能である。
なお、図7及び図8に示した発熱体11及び発光ダイオード12の配置は例示であって、発熱体11及び発光ダイオード12の個数及び位置はこれに限定されないが、互いに交互になるような配列が好ましい。また、レンズカバー5aの裏面の凹部は、発熱体11及び発光ダイオード12のそれぞれに対応してメアンダライン状に蛇行する連続的な溝として設けていてもよく、発熱体11の配列パターン及び発光ダイオード12の配列パターンの単位で埋め込むように、複数本の直線状の溝の周期的配列として設けられていてもよい。更に、レンズカバー5aの裏面の凹部は、発熱体11及び発光ダイオード12のそれぞれの配置に対応してメトリクス状に点在する離散的な溝として設けていてもよい。
図9及び図10に示すように、基板10の裏面には、発光用端子C11,C12及び発熱用端子C13,C14が配置されている。発光用端子C11,C12及び発熱用端子C13,C14は、図1に示したコネクタ35が基板10を貫通する配線を介して接続される。発光用端子C11には、ヒューズ41を介して、CR回路42の一端、整流回路43が接続されている。発光用端子C12には、CR回路42の他端、整流回路43が接続されている。整流回路43には、抵抗44、整流ダイオード45、複数(8個)の定電流供
給部51〜58が接続されている。定電流供給部51〜58には、図5〜図8に示した発光ダイオード12が基板10を貫通する配線を介してそれぞれ接続されている。
発熱用端子C13には、温度ヒューズ46及びサーマルガード47が接続されて、図5〜図8に示した発熱体11の直列接続の一端が基板10を貫通する配線を介して接続されている。発熱用端子C14には、図5〜図8に示した発熱体11の直列接続の他端が基板10を貫通する配線を介して接続されている。
図4及び図5に示すように、基板10の裏面の中央部に空洞部7aを設けるように基板10の周辺部に接して断熱部材7が配置されている。断熱部材7としては、例えばポリスチレンフォームや発泡ゴム、グラスウール、ベークライト板等が使用可能である。断熱部材7は、基板10の平面形状に対応した円形の平面形状を有する。断熱部材7は基板10の周辺部に接し、断熱部材7の中央部には空洞部7aが設けられている。
断熱部材7は、基板10からの発熱の本体部2b側への発散を断熱してレンズカバー5aの加熱をより有効に設定し、熱の流れをレンズカバー5aの上面側に向ける機能を有する。断熱部材7を基板10の背面側に配置することにより、基板10での発熱をより有効にレンズカバー5aの表面の融雪に用いることが可能となる。なお、断熱部材7は互いに異なる種類の材料で複数層積層して配置されていてもよい。
基板10の裏面と断熱部材7で構成される空洞部7aには、基板10の裏面に配置された発光用端子C11,C12、発熱用端子C13,C14、ヒューズ41、CR回路42、整流回路43、抵抗44、整流ダイオード45、温度ヒューズ46、サーマルガード47及び定電流供給部51〜58等が配置される。更に、空洞部7aにより、中央部における熱の集中を緩和することができる。断熱部材7の空洞部7aの中央には基板10の裏面の発光用端子C11,C12及び発熱用端子C13,C14を図1に示したコネクタ35と接続等するための開口部7bが設けられている。
断熱部材7は、断熱部材7の裏面と本体部2bの底面との間に空隙を設けるように配置されている。断熱部材7の上面側を除く、断熱部材7の周囲を覆うように、背面カバー8が配置されている。背面カバー8は、断熱部材7の裏面側と本体部2a,2bの底面との間に空隙を設けるように配置されている。背面カバー8としては、例えばABS樹脂等が使用可能である。背面カバー8の中央には、断熱部材7の開口部7bと連続する位置に空気穴となる開口部8aが設けられている。
レンズカバー5a、背面カバー8、本体部2aは、ネジ等の基板クランプ6で固定されている。基板クランプ6は、図3に示すように、基板10の円周方向に沿って等間隔に複数配置されている。本体部2a,2bはネジ等のクランプ3aで固定されており、本体部2a,2bの内部には空間が定義される。基板10、レンズカバー5a、断熱部材7、背面カバー8の構造体はこの空間内に中空に保持されている。
レンズカバー5aの面方向の端部側と対応する背面カバー8の端部側の間には、基板10の周辺部を機密にし、基板10の周辺部の下面側を熱的に密閉するシール部材22が配置されている。レンズカバー5aと本体部2aの間にはシール部材21が配置されている。本体部2a,2bの間にはシール部材23が配置されている。シール部材21〜23としては、例えばガスケットやゴムパッキン、Oリング、シリコン塗料等が使用可能である。
シール部材22により、レンズカバー5aと背面カバー8に挟まれた空間を周辺部において局所的に密閉して空気の移動を遮断することができるので、レンズカバー5aと背面
カバー8の隙間から供給される周辺部側での放熱を防止できる。
図1及び図2に示した他のLEDパネル1b,1cも、図3〜図10に示したLEDパネル1aの構成と同様の構成を有する。
<融雪用信号機の回路構成>
次に、本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機の回路構成の一例を説明する。本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機は、図11に示すように、信号入力部38を備え、信号入力部38の入力側にはAC100Vの制御回路(電源回路)37が接続され、出力側にはLEDパネル1a〜1cが接続されている。
制御回路37には、図1及び図2に示した温度センサ40a〜40cが接続されている。オプションとしての温度センサ40a〜40cを備える場合は、制御回路37は、温度センサ40a〜40cにより検出される庇9a〜9c近傍の温度に応じて加熱に関する制御信号を出力するような帰還制御をしてもよい。温度センサ40a〜40cにより検出される温度をフィードバックすることにより、例えば融雪の必要がない夏場は加熱をオフとするようなオプション機能を備えることができる。
信号入力部38は、制御回路37から供給される制御信号(青信号、黄信号、赤信号)に応じて、発光用信号及び発熱用信号をLEDパネル1a〜1cにそれぞれ入力することにより、LEDパネル1a〜1cでの点灯及び発熱を制御する。
信号入力部38は、入力用ターミナル31と、整流回路33a,33bと、ヒューズ32と、サーモスタット36と、出力用ターミナル34とを備える。サーモスタット36は、例えばバイメタル式の低温サーモスタットが使用可能である。整流回路33a,33bは例えばブリッジダイオード等で構成できる。
入力用ターミナル31の入力端子31a〜31fは、制御回路37に接続されている。入力端子31a,31bの間、入力端子31c,31dの間、入力端子31e,31fの間には、バリスタZ1〜Z3がそれぞれ接続されている。バリスタZ1〜Z3は、互いに逆向きに接続されたツェナーダイオードで構成されている。
入力用ターミナル31の出力端子31gは、LEDパネル1aの発光用端子C12及び整流回路33aの入力端子33cに接続されている。入力用ターミナル31の出力端子31hは、LEDパネル1aの発光用端子C11に接続されている。入力用ターミナル31の出力端子31iは、LEDパネル1bの発光用端子C22及び整流回路33aの入力端子33dに接続されている。入力用ターミナル31の出力端子31jは、LEDパネル1bの発光用端子C21に接続されている。
入力用ターミナル31の出力端子31kは、LEDパネル1cの発光用端子C32及び整流回路33bの入力端子33gに接続されている。入力用ターミナル31の出力端子31lは、LEDパネル1cの発光用端子C31及び整流回路33bの入力端子33hに接続されている。入力用ターミナル31の出力端子31h,31j,31lは互いに接続されている。入力用ターミナル31の出力端子31l,31mはバリスタZ4を介して互いに接続されている。バリスタZ4は、互いに逆向きに接続されたツェナーダイオードで構成されている。
整流回路33aの出力端子33eには、ヒューズ32を介してサーモスタット36の入力端子36aが接続されている。サーモスタット36の出力端子36bには、出力用ターミナル34の入力端子34a,34c,34eが接続されている。整流回路33aの出力
端子33eには更に、整流回路33bの出力端子33iが接続されている。
整流回路33aの出力端子33fには、整流回路33bの出力端子33jと、出力用ターミナル34の入力端子34b,34d,34fが接続されている。整流回路33aの出力端子33fには更に、バリスタZ5を介して出力用ターミナル34の入力端子34g及び入力用ターミナル31の出力端子31nが接続されている。バリスタZ5は、互いに逆向きに接続されたツェナーダイオードで構成されている。
出力用ターミナル34の出力端子34h,34iには、LEDパネル1aの発熱用端子C13,C14が接続されている。出力用ターミナル34の出力端子34j,34kには、LEDパネル1bの発熱用端子C23,C24が接続されている。出力用ターミナル34の出力端子34l,34mには、LEDパネル1cの発熱用端子C33,C34が接続されている。
本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機の動作時(点灯及び発熱時)には、制御回路37は、LEDパネル1a〜1cをそれぞれ点灯及び発熱させるための制御信号を入力用ターミナル31の入力端子31a〜31fに順次出力する。
入力用ターミナル31は、制御回路37から供給される制御信号に基づいて、発光用制御信号G,Cを出力端子31g,31hを介してLEDパネル1aの発光用端子C11,C12に出力する。入力用ターミナル31は、制御回路37から供給される制御信号に基づいて、発光用制御信号Y,Cを出力端子31i,31jを介してLEDパネル1bの発光用端子C21,C22に出力する。入力用ターミナル31は更に、制御回路37から供給される制御信号に基づいて、発光用制御信号R,Cを出力端子31k,31lを介してLEDパネル1cの発光用端子C31,C32に出力する。
整流回路33aは、入力端子33c,33dを介して入力された入力用ターミナル31から供給される発光用制御信号G,Yである交流電流を直流電流に変換(整流)し、正負の電流を出力端子33e,33fを介してそれぞれ出力する。整流回路33bは、入力端子33g,33hを介して入力された入力用ターミナル31から供給される発光用制御信号R,Cである交流電流を直流電流に変換(整流)し、正負の電流を出力端子33i,33jを介してそれぞれ出力する。
整流回路33a,33bから供給される負の電流は加算されて出力用ターミナル34の入力端子34b,34d,34fに入力される。整流回路33a,33bから供給される正の電流は加算されてヒューズ32を介してサーモスタット36の入力端子36aに入力される。
ヒューズ32は過電流が流れると回路を開く。サーモスタット36は、図9及び図10に示すように基板10の裏面に配置されており、基板10の裏面の温度を検出する。サーモスタット36は、検出された温度が第1の設定温度(例えば5℃)以上である場合にはオフし、オフ信号を出力する。サーモスタット36は更に、検出された温度が第1の設定温度よりも低い第2の設定温度(例えば0℃)以下である場合にはオンし、オン信号を出力する。
出力用ターミナル34は、サーモスタット36から入力端子34a,34c,34eを介して入力されたオン・オフ信号及び整流回路33a,33bから入力端子34b,34d,34fを介して入力された負の電流に応じて発熱用信号HEAT+,HEAT−を生成する。生成した発熱用信号HEAT+,HEAT−は、出力端子34h,34iを介してLEDパネル1aの発熱用端子C13,C14に出力し、出力端子34j,34kを介してLEDパネル1bの発熱用端子C23,C24に出力し、出力端子34l,34mを
介してLEDパネル1cの発熱用端子C33,C34に出力する。
<LEDパネルの回路構成>
次に、図12〜図14を参照して灯器を構成しているLEDパネル1aの回路構成の一例を説明する。図12に示すように、LEDパネル1aは、発光用端子C11,C12及び発熱用端子C13,C14を有する。発光用端子C11には、ヒューズ41を介して整流回路43の入力端子43a及びCR回路42の一端が接続されている。ヒューズ41は、過電流から回路を保護する機能を有し、例えば0.2A以上の電流が流れると回路を開く。発光用端子C12には、整流回路43の入力端子43b及びCR回路42の他端が接続されている。
整流回路43の出力端子43cには、抵抗44及び整流ダイオード45の一端が接続され、8つの定電流供給部51〜58の入力端子51a〜58aが並列に接続されている。定電流供給部51〜58の出力端子51b〜58bは、発光部61〜68の入力端子61a〜68aにそれぞれ接続されている。整流回路43の出力端子43dには、抵抗44及び整流ダイオード45の他端が接続され、発光部61〜68の出力端子61b〜68bが並列に接続されている。
定電流供給部51は、図13に示すように、入力端子51a及び出力端子51bの間で互いに並列接続された複数(5つ)の定電流ダイオード(CRD)CD1〜CD5に分割された電流経路の組をユニットとして有する。1ユニットを構成する定電流ダイオードCD1〜CD5の数は5つに限定されず、発光部61が有する発光ダイオードD1,発光ダイオードD2,発光ダイオードD3,…発光ダイオードDn(nは4以上の整数)の直列回路の規格電流と使用電圧に合わせて適宜設定される。1ユニットを構成する定電流ダイオードCD1〜CD5のそれぞれは、例えば5mAの定電流を出力し、定電流ダイオードCD1〜CD5の合計では25mAの定電流を1ユニットとして出力する。
1ユニットを構成している定電流ダイオードCD1〜CD5は、例えば動作電圧の低電圧(約3V)から高電圧(約100V)の間で安定した一定の規格電流を供給可能である。1ユニットを複数に分割された定電流ダイオードCD1〜CD5の電流経路で構成することにより、単一の定電流ダイオードを用いた場合に比して発熱の集中を抑制でき、リーク電流の発生や故障を防止できる。更に、電源変動や負荷変動に起因した電圧変動による、発光ダイオードD1〜発光ダイオードDnの直列回路への供給電流の変動を防止でき、安定した電流を発光ダイオードD1〜発光ダイオードDnの直列回路に供給できる。したがって、発光ダイオードD1〜発光ダイオードDnの直列回路の輝度を安定させることができる。
発光部61は、入力端子61a及び出力端子61bとの間で直列に接続された複数の発光ダイオードD1〜発光ダイオードDnを有する。発光ダイオードD1〜Dnは、図5〜図8に総称的に示した一群の発光ダイオード(LED)12の一部に対応する。図12に示した定電流供給部52〜58及び発光部62〜68も、図13に示した定電流供給部51及び発光部61と同様の構成である。
例えば、発光部61が有する発光ダイオードD1〜Dnが49個(駆動電圧は49×2V=98V)であり、発光部62〜68のそれぞれが有する発光ダイオード(LED)が48個(駆動電圧は48×2V=96V)であり、合計で49+48×7=385画素を構成してもよい。発光部61が有する発光ダイオードD1〜Dn及び発光部62〜68が有する発光ダイオード(LED)の個数は使用電圧等に応じて適宜選択可能である。
又、発光部61〜68を8分割して並列に接続することにより、発光部61〜68のい
ずれかの発光ダイオード(LED)が破損した場合でも、全消灯を回避でき、安全を保つことができる。発光部61〜68の分割数は特に限定されない。
即ち、本発明の第1の実施の形態においては、互いに並列接続された複数の定電流ダイオードの組をユニットとし、複数のユニットのそれぞれにより構成される定電流供給部51〜58を基板10の裏面側の空洞部7aに配置している。そして、ユニットのそれぞれを構成している複数の定電流ダイオードの並列出力を統合した出力をユニット毎の定電流出力とし、定電流出力をユニットのそれぞれに対応する複数の発光ダイオードの直列回路にそれぞれ供給する。
図12に示すように、発熱用端子C13には、温度ヒューズ46及びサーマルガード47を介して発熱部70の一方の端子70bが接続されている。温度ヒューズ46は、過熱を防止する機能を有し、例えば150℃以上の温度で回路を開く。サーマルガード47は、過熱を防止する機能を有し、例えば90℃以上の温度を検出するとオフする。発熱用端子C14には、発熱部70の他方の端子70aが接続されている。
発熱部70は、図14に示すように、2つの端子70a,70bの間で、発熱体R11,R12,R13,…R1j、発熱体R21,R22,R23,…R2k、発熱体R31,R32,R33,…R3m、発熱体R41,R42,R43,…R4nが4列で並列に接続されている。発熱体R11,R12,R13,…R1j、発熱体R21,R22,R23,…R2k、発熱体R31,R32,R33,…R3m、発熱体R41,R42,R43,…R4nは、図5〜図8に示した発熱体11に対応する。例えば、各列の個数j,k,m,n=60であり、60×4=240個で構成されていてもよい。図11に示した他のLEDパネル1b,1cも、図12〜図14に示したLEDパネル1aの回路構成と同様の回路構成を有する。
本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機の動作時(点灯及び発熱時)には、図12に示した発光用端子C11,C12から発光用制御信号G,Yが入力される。整流回路43が、発光用制御信号G,Yである交流電流を直流電流に変換(整流)して、正負の電流を出力端子43c,43dを介して出力する。
図13に示すように、定電流供給部51の定電流ダイオードCD1〜CD5は、定電流を発光部61に供給する。定電流ダイオードCD1〜CD5から供給された定電流に応じて、発光部61の発光ダイオードD1〜Dnが発光する。図12に示した定電流供給部52〜58及び発光部62〜68も、定電流供給部51及び発光部61と同様に動作する。発光部61の発光ダイオードD1〜Dn及び発光部61〜68のLEDが発光することにより、LEDパネル1aが青色に点灯する。
一方、図12に示した発熱用端子C13,C14には、発熱用信号HEAT+,HEAT−が入力される。発熱部70においては、図14に示すように、発熱用信号HEAT+,HEAT−に応じて、発熱体R11,R12,R13,…R1j、発熱体R21,R22,R23,…R2k、発熱体R31,R32,R33,…R3m、発熱体R41,R42,R43,…R4nが発熱する。図11に示した他のLEDパネル1b,1cの動作も、LEDパネル1aの動作と同様である。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機によれば、レンズカバー5aの凹部に埋め込まれた発熱体11、発光ダイオード12、配線13が発熱することで、レンズカバー5aを効率良く、均一に加熱し、信号機に積もる雪を効率的に融かすことができる。したがって、豪雪地帯等での降雪時の信号機の良好な視認性を確保することができる。
<第1の変形例>
本発明の第1の実施の形態の第1の変形例に係る融雪用信号機は、図15に示すように、LEDパネル1a〜1cが個別に収容された箱状の本体部2x,2y,2zが単独のユニットとして3台縦に積まれた構造である点が、図1に示したLEDパネル1a〜1cが共通の本体部2a,2bに収容された構造と異なる。
本発明の第1の実施の形態の第1の変形例に係る融雪用信号機によれば、LEDパネル1a〜1cが収容された本体部2x,2y,2zのユニット毎に保守作業や交換作業をすることが可能となる。
<第2の変形例>
本発明の第1の実施の形態の第2の変形例に係る融雪用信号機は、図16に示すように、LEDパネル1aにおいて、発熱体11がブロック♯1〜♯8に分割された電流経路を有していてもよい。例えば、図8に示した定電流供給部51〜58又はこれらと同等の定電流供給部が、温度分布を一様とするように、電流値を代えてブロック♯1〜♯8の発熱体11にそれぞれ供給してもよい。
例えば、ブロック♯6の発熱体11に流す電流を最大とし、ブロック♯6→ブロック♯4,♯5→ブロック♯2,♯3→ブロック♯1→ブロック♯8→ブロック♯7の順に発熱体11に流す電流を小さくすることで、熱が集中し易い箇所における発熱量を相対的に下げることができる。なお、図16ではブロック♯1〜♯8に8分割しているが、ブロックの分割数や分割するレイアウトはこれに限定されない。
本発明の第2の実施の形態の第1の変形例に係る融雪用信号機によれば、ブロック♯1〜♯8単位で発熱体11の温度をそれぞれ制御することにより、より効率的に融雪できる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る融雪用信号機は、図17〜図19に示すように、LEDパネル1a〜1cが本体部2aの上面に対して前面側に突出した構造を有する点が、図1〜図4に示した第1の実施の形態の構造と異なる。
図19に示すように、基板10が、前面側に突出する(凸となる)曲面である表面及び裏面を有する半球状の曲面基板である。基板10としては、例えばフレキシブル基板が使用可能である。断熱部材7の上面も、基板10の形状に対応して前面側に突出するように曲面をなしている。
基板10の上面を覆うように2層のレンズカバー5x,5yが配置されている。レンズカバー5x,5yは、図17及び図18に示すようにLEDパネル1a〜1cの表面を一体的に被覆している。図19に示すように、レンズカバー5x,5yは、基板10の形状に対応して曲面形状を有する。レンズカバー5x,5yの材料としては、例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等が使用可能である。
図示を省略するが、下層のレンズカバー5yの裏面には、基板10と密着するように基板10上の発熱体及びLEDを収納する多数の凹部が設けられている。凹部は、下層のレンズカバー5yを貫通し、上層のレンズカバー5xの裏面を天井部とするように構成されていてもよい。
上層のレンズカバー5xと本体部2aとは基板クランプ6aにより互いに固定されてい
る。背面カバー8と本体部2aとは、2層のレンズカバー5x,5yを挟むように、基板クランプ6bにより互いに固定されている。図11に示すように、基板クランプ6a,6bはLEDパネル1a〜1cの周囲を囲むように交互に等間隔で複数配置されている。
図13に示すように、下層のレンズカバー5yと背面カバー8の間にはシール部材22が配置されている。上層のレンズカバー5xの端部には、本体部2aと上層のレンズカバー5xの間、上層のレンズカバー5xと下層のレンズカバー5yの間に介在するようにシール部材24が配置されている。シール部材24としては、例えばゴムパッキン又はシリコン塗料が使用可能である。
本発明の第2の実施の形態に係る融雪用信号機の他の構成は、本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機の構成と同様である。
本発明の第2の実施の形態に係る融雪用信号機によれば、本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機と同様に、下層のレンズカバー5yの凹部に埋め込まれた基板10上の発熱体、LED、配線が発熱することで、レンズカバー5x,5yを効率良く、均一に加熱し、信号機に積もる雪を効率的に融かすことができる。したがって、豪雪地帯等での降雪時の信号機の良好な視認性を確保することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る融雪用信号機は、図20〜図22に示すように、LEDパネル1a〜1cが本体部2aの上面に対して前面側に突出した構造を有する点が、図1〜図4に示した第1の実施の形態の構造と異なる。また、図22に示すように、基板10が、背面側に凹む曲面である表面及び裏面を有する椀型の曲面基板である点が、図17〜図19に示した第2の実施の形態の構造と異なる。基板10としては、例えばフレキシブル基板が使用可能である。断熱部材7の上面も、基板10の形状に対応して前面側に突出するように曲面をなしている。
基板10の上面を覆うように2層のレンズカバー5x,5yが配置されている。レンズカバー5x,5yは、図20及び図21に示すようにLEDパネル1a〜1cの表面を一体的に被覆している。図22に示すように、レンズカバー5x,5yは、基板10の形状に対応して曲面形状を有する。レンズカバー5x,5yの材料としては、例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等が使用可能である。
図示を省略するが、下層のレンズカバー5yの裏面には、基板10と密着するように基板10上の発熱体及びLEDを収納する多数の凹部が設けられている。凹部は、下層のレンズカバー5yを貫通し、上層のレンズカバー5xの裏面を天井部とするように構成されていてもよい。
上層のレンズカバー5xと本体部2aとは基板クランプ6aにより互いに固定されている。背面カバー8と本体部2aとは、2層のレンズカバー5x,5yを挟むように、基板クランプ6bにより互いに固定されている。図11に示すように、基板クランプ6a,6bはLEDパネル1a〜1cの周囲を囲むように交互に等間隔で複数配置されている。
図22に示すように、下層のレンズカバー5yと背面カバー8の間にはシール部材22が配置されている。上層のレンズカバー5xの端部には、本体部2aと上層のレンズカバー5xの間、上層のレンズカバー5xと下層のレンズカバー5yの間に介在するようにシール部材24が配置されている。シール部材24としては、例えばゴムパッキン又はシリコン塗料が使用可能である。
本発明の第3の実施の形態に係る融雪用信号機の他の構成は、本発明の第1及び第2の実施の形態に係る融雪用信号機の構成と同様である。
本発明の第3の実施の形態に係る融雪用信号機によれば、本発明の第1及び第2の実施の形態に係る融雪用信号機と同様に、下層のレンズカバー5yの凹部に埋め込まれた基板10上の発熱体、LED、配線が発熱することで、レンズカバー5x,5yを効率良く、均一に加熱し、信号機に積もる雪を効率的に融かすことができる。したがって、豪雪地帯等での降雪時の信号機の良好な視認性を確保することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る融雪用信号機は、図23及び図24に示すように、単一のLEDパネル1のみを備える点が、第1〜第3の実施の形態に係る3色のLEDパネル1a〜1cを備えた信号機の構造と異なる。本体部2aの長さL1は例えば450mm程度であり、幅W1は例えば450mm程度である。本発明の第3の実施の形態に係る融雪用信号機の他の構成は、本発明の第1〜第3の実施の形態に係る融雪用信号機の構成と同様である。
図25に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る融雪用信号機の回路構成は、制御回路37に接続される信号入力部38xを備える。信号入力部38xは、入力用ターミナル31、整流回路33、ヒューズ32、サーモスタット36及び出力用ターミナル34を備える。
制御回路37には入力用ターミナル31の入力端子31a,31bが接続されている。入力用ターミナル31の入力端子31a,31bは、バリスタZ1を介して互いに接続されている。入力用ターミナル31の出力端子31cは、LEDパネル1の発光用端子C2及び整流回路33の入力端子33cに接続されている。入力用ターミナル31の出力端子31dは、LEDパネル1の発光用端子C1及び整流回路33の入力端子33dに接続されている。入力用ターミナル31の入力端子31d,31eは、バリスタZ2を介して互いに接続されている。入力用ターミナル31の入力端子31eは、出力用ターミナル34の入力端子34cに接続されている。
整流回路33の出力端子33eは、ヒューズ32、サーモスタット36を介して出力用ターミナル34の入力端子34aに接続されている。整流回路33の出力端子33fは、出力用ターミナル34の入力端子34bに接続されている。
出力用ターミナル34の出力端子34d,34eは、LEDパネル1の発熱用端子C3,C4に接続されている。出力用ターミナル34の出力端子34e,34fは、バリスタZ3を介して互いに接続されている。本発明の第4の実施の形態に係る融雪用信号機の回路動作(点灯及び発熱方法)は、単一のLEDパネル1のみを点灯させる点以外は、本発明の第1〜第3の実施の形態に係る融雪用信号機の回路動作と同様である。
本発明の第4の実施の形態に係る融雪用信号機によれば、本発明の第1〜第3の実施の形態に係る融雪用信号機と同様に、レンズカバー5aの凹部に埋め込まれた基板10上の発熱体、LED、配線が発熱することで、レンズカバー5aを効率良く、均一に加熱し、信号機に積もる雪を効率的に融かすことができる。したがって、豪雪地帯等での降雪時の信号機の良好な視認性を確保することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態に係る融雪用信号機は、図26に示すように、本体部2aに取り付けられた降雪を検知する降雪センサ80を更に備える点が、図1に示した第1の実施の形態の構造と異なる。降雪センサ80としては、融雪させた水分を検知することにより降雪を検知する水分検知方式のセンサや、雪で反射した赤外線を検出することにより降雪を検知する赤外線検知方式のセンサが採用可能である。
図26では、降雪センサ80を本体部2aの外側上部に取り付けた構造を例示するが、降雪センサ80を取り付ける位置はこれに限定されない。例えば、降雪センサ80が本体部2a,2bに内蔵され、降雪センサ80の検知部のみが外部に露出していてもよい。本発明の第5の実施の形態に係る融雪用信号機の他の構成は、本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機の構成と同様である。
本発明の第5の実施の形態に係る融雪用信号機の回路構成において、図27に示すように、信号入力部38yが、サーモスタット36と、出力用ターミナル34との間に、降雪センサ80を更に備える点が、図11に示した信号入力部38と異なる。サーモスタット36の出力端子36bには、降雪センサ80の入力端子80aが接続されている。降雪センサ80の出力端子80bには、出力用ターミナル34の入力端子34a,34c,34eが接続されている。
降雪センサ80は、降雪が検知された場合にはオン信号を出力し、降雪が検知されない場合にはオフ信号を出力する。即ち、所定の温度以下となりサーモスタット36がオン信号を出力し、且つ降雪が検知されて降雪センサ80がオン信号を出力した場合に、基板10上の発熱体の配列パターン、LEDの配列パターン及び基板10等を発熱させる。一方、サーモスタット36及び降雪センサ80のいずれかがオフ信号を出力した場合、即ち、所定の温度以下とならずにサーモスタット36がオフ信号を出力した場合、或いは降雪が検知されずに降雪センサ80がオフ信号を出力した場合には、基板10上の発熱体の配列パターン、LEDの配列パターン及び基板10等を発熱させない。
本発明の第5の実施の形態に係る融雪用信号機によれば、本発明の第1〜第4の実施の形態に係る融雪用信号機と同様に、下層のレンズカバー5yの凹部に埋め込まれた基板10上の発熱体の配列パターン、LEDの配列パターン及び基板10等が発熱することで、レンズカバー5x,5yを効率良く、均一に加熱し、信号機に積もる雪を効率的に融かすことができる。したがって、豪雪地帯等での降雪時の信号機の良好な視認性を確保することができる。
更に、サーモスタット36と降雪センサ80を併用して融雪用信号機の動作を制御することにより、降雪時に効率的にヒートアップできる。なお、本発明の第5の実施の形態では、サーモスタット36と降雪センサ80を併用した場合を例示したが、サーモスタット36の代わりに降雪センサ80を備えていてもよい。即ち、検出される温度に関わらず、降雪センサ80が降雪を検知してオン信号を出力した場合に、基板10上の発熱体の配列パターン、LEDの配列パターン及び基板10等を発熱させるようにしてもよい。
また、本発明の第5の実施の形態では、本発明の第1の実施の形態に係る融雪用信号機と同様の構造に降雪センサ80を取り付けた構造を例示したが、図28〜図30に示すように、本発明の第2〜第4の実施の形態に係る融雪用信号機と同様の構造のそれぞれに降雪センサ80を取り付けた構造としてもよい。図30に示した融雪用信号機の回路構成においては、図31に示すように、信号入力部38zが、サーモスタット36と出力用ターミナル34との間に降雪センサ80を更に備える点が、図25に示した信号入力部38xと異なる。整流回路33の出力端子33eは、ヒューズ32、サーモスタット36、降雪センサ80を介して出力用ターミナル34の入力端子34aに接続されている。なお、図28〜図30に示した融雪用信号機でも、サーモスタット36と降雪センサ80を併用せずに、サーモスタット36の代わりに降雪センサ80を備えた構成であってもよい。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1〜第5の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から
当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明の第1〜第5の実施の形態においては、レンズカバー5aを構成するアクリル板等の裏面を選択的に削って凹部を形成したが、これに限定されない。例えば図32に示すように、発熱体11の配列と発光ダイオード12の配列の間に、複数本の高熱伝導率材料からなる熱伝導帯5abがそれぞれ配列されている。熱伝導帯5abの材料としては、例えば熱伝導性セラミック等が使用可能である。
図33に示すように、発熱体11、発光ダイオード12、熱伝導帯5ab上にはアクリル板用の透明部材5aaが配置されている。透明部材5aaと熱伝導帯5abを組み合わせることにより、第1〜第5の実施の形態におけるレンズカバー5aと等価なレンズカバー(5aa,5ab)を構成できる。レンズカバー(5aa,5ab)では、透明部材5aaの裏面が凹部の天井部を構成する。
又、本発明の交通信号機は、道路用の交通信号機や鉄道用の交通信号機等の交通用の信号機であれば特に限定されない。又、道路用の交通信号機としては、車両用の交通信号機、歩行者用の交通信号機、自転車用の交通信号機、路面電車用の交通信号機等が挙げられる。
又、本発明の交通信号機は、縦型の交通信号機であってもよく、横型の交通信号機でもよい。又、LEDパネル1,1a〜1cの点灯色(LEDの発光色)は特に限定されない。又、円盤状の基板10を有する円形のLEDパネル1,1a〜1cを例示したが、LEDパネル1,1a〜1c及び基板10の形状は特に限定されず、例えば矩形であってもよい。LEDパネル1,1a〜1cの数も限定されず、例えば歩行者用の信号灯のように2色のLEDパネルを有していてもよい。
本発明は、LEDを用いた信号機に利用可能であり、特に豪雪地帯等での使用に好適である。
C1,C2,C11,C12,C21,C22,C31,C32…発光用端子
C3,C4,C13,C14,C23,C24,C33,C34…発熱用端子
CD1〜CD5…定電流ダイオード
R11,R12,R13,R1j,R21,R22,R23,R2k,R31,R32,R33,R3m,R41,R42,R43,R4n,11…発熱体
Z1〜Z5
1,1a〜1c…LEDパネル
2a,2b…本体部
3a〜3c…本体クランプ
4a〜4c…蝶番
5,5a〜5c,5x,5y…レンズカバー
5aa…透明部材
5ab…熱伝導帯
6,6a,6b…基板クランプ
7…断熱部材
8…背面カバー
9a〜9c…庇
10…基板
12…発光ダイオード
13,14…配線
21〜24…シール部材
30…電源入力部
31…入力用ターミナル
32,41…ヒューズ
33,33a,33b,43…整流回路
34…出力用ターミナル
35…コネクタ
36…サーモスタット
37…制御回路
38,38x,38y,38z…信号入力部
40a〜40c…温度センサ
42…CR回路
44…抵抗
45…整流ダイオード
46…温度ヒューズ
47…サーマルガード
51〜58…定電流供給部
61〜68…発光部
70…発熱部
80…降雪センサ

Claims (4)

  1. 基板と、
    前記基板の上面に接する裏面を有し、該裏面に複数の凹部を設けたレンズカバーと、
    前記基板の上面に前記凹部に埋め込まれて分散して配置された複数の発光ダイオードと、
    前記凹部に前記発光ダイオードと交互に配列されるように埋め込まれ、前記基板の上面に配置された複数の上面が平坦なディスク型の発熱体と、
    前記基板の裏面の中央部に空洞部を設けるように前記基板の周辺部に接して配置された断熱部材と、
    前記断熱部材の上面側を除く、前記断熱部材の周囲を覆う背面カバーと、
    前記レンズカバーの面方向の端部側と対応する前記背面カバーの端部側との間に配置され、前記基板の周辺部の下面側を熱的に密閉するシール部材と
    を備えることを特徴とするLEDパネル。
  2. 互いに並列接続された複数の定電流ダイオードの組をユニットとし、複数のユニットを前記基板の裏面側の前記空洞部に配置し、前記ユニットのそれぞれを構成している前記複数の定電流ダイオードの並列出力を統合した出力を前記ユニット毎の定電流出力とし、前記定電流出力を前記ユニットのそれぞれに対応する前記複数の発光ダイオードの直列回路にそれぞれ供給することを特徴とする請求項1に記載のLEDパネル。
  3. 前面に開孔部を有する箱状の本体部と、
    前記本体部の内部に固定された基板と、
    前記開孔部を閉じる上面と、前記基板の上面に接する裏面とを有し、該裏面に複数の凹部を設けたレンズカバーと、
    前記基板の上面に前記凹部に埋め込まれて分散して配置された複数の発光ダイオードと、
    前記凹部に前記発光ダイオードと交互に配列されるように埋め込まれ、前記基板の上面に配置された複数の上面が平坦なディスク型の発熱体と、
    前記基板の裏面の中央部に空洞部を設けて前記基板の周辺部に接した断熱部材と、
    前記断熱部材の上面側を除く前記断熱部材の周囲を覆い、前記断熱部材の裏面側と前記本体部の底面との間に空隙を設けるように配置された背面カバーと、
    前記レンズカバーの面方向の端部側と対応する前記背面カバーの端部側との間に配置され、前記基板の周辺部の下面側を熱的に密閉するシール部材と
    を備えることを特徴とする融雪用信号機。
  4. 互いに並列接続された複数の定電流ダイオードの組をユニットとし、複数のユニットを前記基板の裏面側の前記空洞部に配置し、前記ユニットのそれぞれを構成している前記複数の定電流ダイオードの並列出力を統合した出力を前記ユニット毎の定電流出力とし、前記定電流出力を前記ユニットのそれぞれに対応する前記複数の発光ダイオードの直列回路にそれぞれ供給することを特徴とする請求項3に記載の融雪用信号機。
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