JP2017151961A - （ｉｐｐ上の）デバイス制御プロトコル - Google Patents

Abstract

【課題】ＩＰＰサーバーの機能をサポートする複合機（ＭＦＰ）／複合デバイス（ＭＦＤ）の製造者又はベンダーに、ＩＰＰクライアントデバイスを用いて、対象ＭＦＰに特有の制御機能を実行させる。【解決手段】デバイス固有制御機能に対するデバイス制御プロトコル要求をカプセル化する方法であって、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ及びデータフィールドにおける初期要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするクライアントデバイスからホストデバイスに送信し、ＩＰＰ要求のデータフィールドにおいて、ホストデバイスからクライアントデバイスに初期応答を送信し、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求をホストデバイスに送信する。ＤＣＰＩ要求は、ＩＰＰ要求のデータフィールドに含まれるデバイス制御プロトコルオペレーションコード及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドによって定義される。【選択図】図１

Description

本開示は、インターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）オペレーションＩＤ及びデータフィールドを用いて新たなデバイス制御プログラムをカプセル化し、対象デバイスで（専有又は一般の）セキュア制御機能を実行することができる方法及びシステムに関する。対象デバイスは、例えば、ＩＰＰプロトコルサーバー機能をサポートする複合機（ＭＦＰ）／複合デバイス（ＭＦＤ）である。本明細書に開示されるシステム及び方法は、ＩＰＰ上のデバイス制御プロトコル（ＤＣＰＩ）と呼ばれる。

「プリンターワーキンググループ（ＰＷＧ）」は、ＩＥＥＥ産業標準・テクノロジー組織（ＩＥＥＥ‐ＩＳＴＯ）と正式に同盟している印刷及びネットワークベンダーの団体であって、ＩＰＰの仕様書を担当している。ＰＷＧは、総合管理及び制御のための「ＩＰＰシステムサービス」を定義しているところである。ＤＣＰＩは、「ＩＰＰシステムサービス」を補完して増補するものであり、ベンダー及びデバイス固有の制御目的のために設計されうる。

インターネットエンジニアリングタスクフォース（ＩＥＴＦ）のＩＰＰ仕様書のＲＦＣ２９１０及び２９１１（ＲＦＣ３３８０，３３８１，３３８２，３５１０，３９９５，３９９６及び７４７２により改訂）によると、ＩＰＰ要求／応答ヘッダーは以下を含む。

上記の事柄を考慮すると、多くの場合専有で、特定の複合機（ＭＦＰ）／複合デバイス（ＭＦＤ）に適用可能な、より多くのデバイス固有制御機能のために設計されうるＭＦＰ／ＭＦＤ等のコンピューターデバイス又はホストデバイスに関連するソフトウェアモジュール又はソフトウェアアプリケーションを、とりわけ、ＩＰＰ要求／応答ヘッダーにおいてオペレーションＩＤ及びデータフィールドを利用することにより、ＰＷＧにより定義されるＩＰＰシステムサービスを補完できる方法及びシステムを有することが望ましい。

一以上のホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する方法であって、前記一以上のホストデバイスの各々はインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記方法は、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤフィールド及びデータフィールドにおける初期要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成されたクライアントデバイスからホストデバイスに送信する工程と、前記クライアントデバイスからの前記初期要求を前記ホストデバイスにおいて受信する工程と、前記ＩＰＰ応答のデータフィールドで前記ホストデバイスから前記クライアントデバイスに初期応答を送信する工程と、前記初期応答を前記クライアントデバイスにおいて受信する工程と、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求を前記ホストデバイスに送信する工程であって、前記要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求は前記ＩＰＰ要求の前記データフィールドに含まれるオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドによって定義される工程と、前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを含む応答を前記クライアントデバイスに送信する工程と、を有する方法が開示される。

クライアントデバイス内のプロセッサーにより実行されるコンピュータープログラムであって、一以上のホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する処理を実行するために具現化されるコンピューター読取可能なコードを有し、前記一以上のホストデバイスの各々はインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記処理は、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ／ステータスコード及びデータフィールドにおける初期要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成された前記クライアントデバイスからホストデバイスに送信する工程と、前記ＩＰＰ要求の前記オペレーションＩＤ／ステータスコード及び前記データフィールドにおいて、前記ホストデバイスで受信された前記初期要求に応える初期応答を前記ホストデバイスから受信する工程と、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求をホストデバイスに送信する工程であって、前記要求されたアクションに対する要求は前記ＤＣＰＩ要求のオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドにおいて定義される工程と、前記ホストデバイスからの前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを受信する工程と、を含むコンピュータープログラムが開示される。

ホストデバイス内のプロセッサーにより実行されるコンピュータープログラムであって、前記ホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する処理を実行するために具現化されるコンピューター読取可能なコードを有し、前記ホストデバイスはインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記処理は、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ／ステータスコード及びデータフィールドにおける初期ＤＣＰＩ要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成されたクライアントデバイスから受信する工程と、前記ＩＰＰ応答のデータフィールドにおいて、前記クライアントデバイスに初期ＤＣＰＩ応答を送信する工程と、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求を前記クライアントデバイスから受信する工程であって、前記要求されたＤＣＰＩアクションに対する要求は前記ＤＣＰＩ要求のオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドにより定義される工程と、前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドで表された任意データを含む応答を前記クライアントデバイスに送信する工程と、を含むコンピュータープログラムが開示される。

一以上のホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化するシステムであって、前記一以上のホストデバイスの各々はインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記システムは、クライアントデバイスと、前記ホストデバイスと、前記クライアントデバイスを前記ホストデバイスに接続する通信ネットワークと、を備え、前記クライアントデバイス及び前記ホストデバイスは、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ及びデータフィールドにおける初期ＤＣＰＩ要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成された前記クライアントデバイスから前記ホストデバイスに送信し、前記クライアントデバイスからの前記初期ＤＣＰＩ要求を前記ホストデバイスにおいて受信し、前記ＩＰＰ応答のデータフィールドにおいて前記ホストデバイスから前記クライアントデバイスに初期ＤＣＰＩ応答を送信し、前記初期応答を前記クライアントデバイスにおいて受信し、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求をホストデバイスに送信し、前記要求されたアクションに対する要求は前記ＩＰＰ要求の前記データフィールドに含まれるオペコード及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドによって定義され、前記データフィールドに含まれるＤＣＰＩ応答を前記クライアントデバイスに送信し、該応答は、前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを含む、ように構成されており、前記要求されたアクションは、ＤＣＰＩオペレーションコード（オペコード）フィールドで表されるアクションオペレーションであって、前記ホストデバイスに前記要求されたアクションに基づく行動をさせ若しくは前記要求されたアクションを実行させ、成否を示す応答若しくはリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを返させるデバイス固有制御機能であるアクションオペレーション、前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるクエリーオペレーションであって、前記クエリーアクションが特定の内部的な対象ホストデバイスデータ／レポートを検索するクエリーオペレーション、並びに／又は、前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるセッションであって、前記クライアントデバイスと前記ホストデバイスとの間で交換される双方向に流れるデータペイロードを含む連続した要求／応答であるセッション、のうち一以上を有するシステムが開示される。

上述した概要及び以下の詳細な説明はともに例示的かつ説明的なものであって、特許請求の範囲に記載された本発明について更なる説明を提供することを意図するものである。

例示的な実施形態による、例示的な要求／応答フロー及びクライアント／ＭＦＰ相互作用を有するシステムを示す図である。 例示的な実施形態による、ＬＡＮ、ＷｉＦｉ及び／又はインターネットを経由する例示的なクライアント及びＭＦＰ制御を示す図である。

添付図面に例示される本発明の好ましい実施形態について、ここに詳細に説明する。同じ又は類似する部分に言及する図面及び記載には、可能な限り同じ参照番号を用いる。

添付図面は本発明の更なる理解のために含まれており、本明細書に組み込まれて、その一部をなす。図面は本発明の実施形態を図示し、本明細書とともに本発明の原理を説明する役割を果たす。

例示的な実施形態によれば、本開示は、ＩＰＰサーバーの機能をサポートする複合機（ＭＦＰ）／複合デバイス（ＭＦＤ）の製造者又はベンダーに、例えば、ＩＰＰを用いることができるネットワーク又は媒体上で、ＩＰＰクライアントデバイスを用いて、対象ＭＦＰに特有の制御機能を実行させることができる。例えば、対象デバイスは、ＭＦＰ若しくはプリンター、又はＩＰＰサーバーの機能をサポートするいかなるデバイスであってもよい。例示的な実施形態によれば、本明細書に開示するシステム及び方法は、ＩＰＰ仕様書において既存の制御及び管理機能から外れる制御及び管理機能をサポートするように設計される。例えば、制御機能は、各デバイス又は共通の内部ソフトウェアを共有するデバイスのグループに固有のものでありうる。

例示的な実施形態によれば、方法、コンピュータープログラムを含む非一時的コンピューター読取可能媒体、及びシステムにおいて、ＩＰＰプロトコルフィールドのオペレーションＩＤ及び「データ」フィールドを用いて、本明細書に開示するようにＤＣＰＩ要求及び応答をカプセル化するのに使用されるＩＰＰ要求又は応答を定義することができる。例えば、特有の（ベンダー拡張）オペレーションＩＤが使用される場合の要求は、イメージング機能のＩＰＰ要求（例えば、印刷、走査、ファックス等）ではない場合があり、むしろＤＣＰＩ要求でありうる。ＩＰＰ要求のデータフィールドは、実行する機能（オペコード）及び機能の詳細又はパラメーター（ＴＬＶ）を含むＤＣＰＩ要求全体を包含する。

例示的な実施形態によれば、オペレーションコード（オペコード）及びＴＬＶは、メインＤＣＰＩフィールドを同定する。例えば、オペレーションコードは、実行される動作／機能を定義することができる。また、ＴＬＶは実行される機能のパラメーターを定義することができる。例えば、ＩＰＰ応答において、オペレーションＩＤフィールドはステータスコードと呼ばれ、それはオペレーションＩＤフィールドを占有する。同様に、例示的な実施形態によれば、ＤＣＰＩ応答はオペレーションコード（オペコード）フィールドを占有するリターンコードを含みうる。ＤＣＰＩ応答は、要求のタイプに応じた種々の応答コンテンツを一般的に記述するＴＬＶを含んでもよい。例示的な実施形態によれば、返されるものがなければ、ただ一つのＴＬＶ（エンドマーカー）が応答に含まれる。ＤＣＰＩ要求はパラメーターも含まないことがあり、その場合は唯一のＴＬＶがエンドマーカーになる。例示的な実施形態によれば、ＤＣＰＩ要求又は反応がパラメーター（ＴＬＶ）を有する場合（いくつ含まれるかは限定されない）、要求又は反応の受信者は、本明細書に開示するように、ＴＬＶエンドマーカーに達するときにＴＬＶリストの終端を決定することができる。

例示的な実施形態によれば、ＭＦＰベンダーは、固有のＭＦＰ、又は共通の特徴（ハードウェア及びソフトウェア）を共有する一連のＭＦＰに、特有の機能を定義して実行する方法を用いることができる。例えば、実行可能な機能には特有の診断並びに遠隔制御及び管理が含まれる。

例示的な実施形態によれば、特有の制御及び管理機能を実行することは、ＭＦＰを適切にサポートし管理するための共通の要件となりうる。例えば、ほとんどのＭＦＰが使用可能とされ（有線又は無線）接続されたネットワークであるという事実は、ベンダーが遠隔操作により制御及び管理機能を実行することを可能とするのに役立ち、これはプライベートネットワーク又はインターネットで達成されうる。また、遠隔操作による制御及び管理機能の実行は、オンサイト訪問及びメンテナンスの必要を低減し、ＭＦＰにおける問題点又は欠陥を解決し、ＭＦＰのシステム又はネットワーク内における一以上のＭＦＰのステータス及び調子を監視するのに役立つ。

例示的な実施形態によれば、本明細書に開示する方法及びシステムは、本発明の方法が、既存の方法及び特徴、例えば、ＴＣＰ／ＩＰ，ＨＴＴＰ及びＩＰＰにより提供及びサポートされるセキュリティ特徴の使用を促せるように、相対的に、簡易、多目的に使用可能、及び拡張可能でありうる。例示的な実施形態によれば、要求及び応答（すなわちＩＰＰ上のデバイス制御プロトコル（ＤＣＰＩ）要求及び応答）はＩＰＰのデータフィールドに埋め込むことができる。そして、方法及びシステムがイメージング性能（例えば、印刷、コピー、走査及び／又はファックス）や他の制御を拡張するのに使用されうるように、ユニバーサルプリンティングプロトコルの機能を拡張することができる。

例示的な実施形態によれば、本開示の重点はＭＦＰデバイス制御及び管理に関するが、前記方法は、継続システムモニタリングや対象ＭＦＰデバイスからの有用な専有情報の検索など他の機能にも適用することができる。例えば、専有情報は、所与のＭＦＰに固有の活動報告、デバッグログ、メモリーダンプ及び他の内部状態を含みうる。

本開示の方法（又はＤＣＰＩ）はオペレーションコード（オペコード）を用いて実行される機能を定義できるため、例示的な実施形態によれば、例えばベンダーは、ＤＣＰＩクライアントが要求することができるコマンド又は機能の独自の組を実行することができる。例えば、本明細書に開示される方法は、実行されるオペレーションの詳細の特定に使用できる自己記述パラメーター（種類‐長さ‐値フィールド又はＴＬＶ）の使用を可能とする。

例示的な実施形態によれば、ＤＣＰＩクライアントは既存のＩＰＰクライアントに組み込まれ、クライアントデバイス上でサポートされるユーザーインターフェースの利点が得られるいかなるデバイス及びオペレーティングシステムに実装されてもよい。例えば、本明細書に開示する方法及びシステムは、それがカプセル化される方法の特徴（例えばＨＴＴＰ及びＩＰＰ）を活用できる。また、ＤＣＰＩ要求／応答メカニズムは、短く、相対的に理解しやすくすることができ、上記システム及び方法が様々な形で使用されることを可能とする可変的な数のパラメーターと共に明確に定義されたヘッダーを含みうる。該方法は、クライアント及びサーバーの間で膨大なデータがやり取りされるメカニズムを定義することができ、これは非常に大きなサイズのデータを検索又は転送できる機能／オペレーションの実装を可能とするのに役立つ。例えば、対象ＭＦＰデバイスにおいて、二次ドライブにディスク画像を書き込む機能を定義又は実装することができる。
（ＤＣＰＩカプセル化）

ＭＦＰ制御目的では、本明細書に開示されるシステム及び方法又はＤＣＰＩは、ＨＴＴＰと、ＩＰＰ‐ＵＳＢ（ＵＳＢについてのＩＰＰ）を除き、ＴＣＰ／ＩＰとに順に依存する既存のＩＰＰ実装に依存しうる。したがって、ＤＣＰＩパケットのプロトコルカプセル化はこの形態をとりうる。

（ＤＣＰＩクライアント）

例示的な実施形態によれば、本開示はクライアントのデバイス又はユーザーインターフェースを特定又は限定するものではない。例えば、クライアントの唯一の要件は、ネットワーク又はＵＳＢを介して対象ＭＦＰと接続及び通信することが可能であり、対象ＭＦＰがＩＰＰサーバー機能をサポートすることである。したがって、例えば、クライアントは、グラフィカルユーザーインターフェース又はコマンドラインスタイルインターフェースを用いて、所与のＯＳ又はモバイルデバイスのアプリケーションとして、本明細書に開示されるシステム及び方法を実行することができる。
（ＤＣＰＩ機能カテゴリー）

本システム及び方法を介して実行される機能は、３つのカテゴリーに分類することができる。
（１）アクション
（２）クエリー／検索
（３）セッション
（アクション）

例示的な実施形態によれば、アクションオペレーションは、対象デバイスに要求されたアクションに基づく行動をさせ又は要求されたアクションを実行させ、成否を示す応答（又はリターンコード）を返させるデバイス固有制御機能となるように設計される。例えば、アクションは、標準的な応答ヘッダーの他にほとんど或いはまったくデータのリターンを必要としない機能を実行するように設計されうる。例えば、アクションは、下記を含みうる。
（１）対象ＭＦＰ構成を出荷時設定にリセット
（２）対象ＭＦＰで特定の内部コマンド／スクリプトを実行
（３）対象ＭＦＰ上でイベントをスケジュール（シャットダウン／リスタート）
（４）ハードドライブのような特定のＭＦＰ構成要素に診断を実行
（５）内部システムデバッグロギングの初期化

例示的な実施形態によれば、アクションは、一般に応答だけを返す。ただし、アクションが共にデータを返すことを妨げるものではない。
（クエリー／検索）

クエリーオペレーションは、特定の内部的な対象ＭＦＰデバイスデータ／レポートを検索するように設計されている。クエリー応答は、成否ステータスにより明確に定義された応答ヘッダーに加え、要求された情報を含む。例えば、実装されるクエリーは以下を含む。
（１）内部的な／専有の対象デバイスステータスを検索
（２）デバイス固有のデバッグログを検索
（３）事前の失敗からの診断情報（例えばコアダンプ）を検索
（セッション）

セッションは、双方向に流れるデータペイロードを含む連続した要求／応答を、ＤＣＰＩクライアントと対象ＭＦＰデバイスとの間で交換する特有のカテゴリーである。セッションの例は、セキュアシェル（ＳＳＨ）のような他のアクセスメカニズムが使用できない場合に、対象ＭＦＰのリモートコマンドライン制御を可能とするものである。例えば、ＩＰＰ‐ＵＳＢはＴＣＰ／ＩＰを使用しないことから、ＳＳＨや他のプロトコルはＩＰＰ‐ＵＳＢ機構で使用することができない。例えば、ＨＴＴＰ＋ＩＰＰプロトコルだけはＩＰＰ‐ＵＳＢで移送されうる。

これは、カテゴリーと、アクション／クエリー／セッションのそれぞれとのサブセットだけである。例示的な実施形態によれば、特定のＤＣＰＩ実装のメーカーは、特定の対象ＭＦＰデバイスを制御するニーズに最もこたえる要求／応答を定義することができる。
（ＤＣＰＩ要求及び応答（フォーマット及び使用法））

ＩＰＰと同様に、本明細書に開示するシステム及び方法（又はＤＣＰＩ）は、要求／応答プロトコルである。例示的な実施形態によれば、ＤＣＰＩクライアントは、ＩＰＰサーバー機能をサポートすることを義務づけられるＭＦＰ対象デバイスに要求をだす。該要求は明確に定義されたヘッダー及び可変長ペイロードを含む。サーバーは、受信した要求ごとに、同様のヘッダー及びペイロードを含む応答で応える。

例示的な実施形態によれば、上記システム及び方法又はＩＰＰ上のデバイス制御プロトコル（ＤＣＰＩ）は、ＩＰＰによって使用されるのと同様の要求／応答メカニズムを使用することができる。例えば、要求及び応答のためのヘッダーは、共通の又は類似のフォーマットを共有することができる。

例示的な実施形態によれば、要求及び応答ヘッダーは、上記方法を相対的に簡易かつ理解容易にするのを助けるＩＰＰ要求及び応答ヘッダーに類似しうる。例示的な実施形態によれば、使用されるフィールドは下記のとおりである。
（署名）

例示的な実施形態によれば、このフィールドはメーカーによって構成又は実装されうる。例えば、署名フィールドは、特定のデバイス及びモデルを同定するため、或いは単に、ＩＰＰ要求／応答のデータフィールドがＤＣＰＩを埋め込む目的で使用されていることを証明するユニークキーとして使用される。
（オペコード）

例示的な実施形態によれば、このフィールドは、対象デバイスで実行される機能を同定する。オペコードは、ユニークアクション又はクエリーを同定することができる。例示的な実施形態によれば、０×０００１‐０×３ＦＦＦの範囲はアクションに、０×４０００‐０×８ＦＦＦの範囲はクエリー及びセッションに用いることができる。
（要求ＩＤ）

要求ＩＤは、応答を要求に結び付けるために用いられる固有識別子であって、デバイスにおける複数の未解決な要求機能のサポートを促進することができる。
（ＴＬＶ（種類‐長さ‐値フィールド））

ＴＬＶは、要求又は応答を更に定義するパラメーターと考えることができる。例示的な実施形態によれば、複数のＴＬＶが、要求又は応答の終端を定義するすべてゼロから成る特有のＴＬＶと共に、要求又は応答の一部として含まれる。例示的な実施形態によれば、ＴＬＶフォーマットは下記のとおりである。

ＴＬＶは、解析が比較的簡易で、メーカー（又は管理者）によるパラメーターの種類、パラメーターの長さ及びパラメーターの値の特定に柔軟性を与えることができる。また、ＴＬＶによれば、例えば、文字列又は特有のフィールドを表す数値または任意のオクテットを有するパラメーターを、要求が特定することができる。
（特有のＴＬＶ）

例示的な実施形態によれば、特有のＴＬＶが定義されうる。例えば、最初のものはＴＬＶグループの終端、すなわち要求又は応答の終端を示すことができる。例示的な実施形態によれば、データチャンクＴＬＶは、大容量（例えば４ギガバイトチャンク／ブロック）のデータを送信するのに有用である。特有のＴＬＶのフォーマットは以下のとおりである。

この「特有のＴＬＶ」の定義及び使用法について、いくつか留意すべき内容がある。これには、第１ＴＬＶ（エンドマーカーＴＬＶ（１））は比較的簡易でありうるということも含まれる。例えば、特有のＴＬＶは、ＴＬＶ‐ＩＤが０×００００００００、長さ値が４で、標準的なＣＲＣ‐３２チェックサムを有する。チェックサムは、ヘッダー及びこの最後のＴＬＶエンドマーカーまでのＴＬＶグループを含み、チェックサムフィールドを含まない要求全体にわたって計算される。チェックサムは、要求及び応答が完全な状態であることを保証するのに用いられる。すなわち、送信の間にデータの破損が起こらなかったことを保証するものである。

例示的な実施形態によれば、第２ＴＬＶ（データチャンクＴＬＶ（２））は、ＴＬＶ‐ＩＤが０×ＦＦＦＦＦＦＦＦ、長さが１バイトから０×ＦＦＦＦＦＦＦＦ（４，２９４，９６７，２９５）バイトの値の範囲である。このＩＤは、返されるデータのサイズが非常に大きく、一つのＴＬＶに入りきらない場合に使用されることを目的とする。例えば、いくつかのデータチャンクＴＬＶを、０×ＦＦＦＦＦＦＦＦオクテット／バイトを超えるデータの送信に用いることができる。

例示的な実施形態によれば、最大長さ値（０×ＦＦＦＦＦＦＦＦ）を超えるファイル／データの送信に、大きな又は未知のサイズのデータ転送によく用いられるＨＴＴＰチャンクド転送エンコーディングは必要としない。例えば、非常に大きいファイル／データの転送方法は、データ全体が送られてＴＬＶエンドマーカーに達するまで、このＴＬＶ（ＩＤ＝０×ＦＦＦＦＦＦＦＦ）を繰り返し用いることで達成される。

例示的な実施形態によれば、ここに示す２つの「特有の」ＴＬＶは、ＤＣＰＩペイロードに埋め込まれたパラメーターとしてのＴＬＶの使用を通してＤＣＰＩが可能とする柔軟性及び拡張性を示す。例示的な実施形態によれば、メーカーは、特定のＤＣＰＩ機能の特有の必要性に合わせるため、独自のＴＬＶを定義することができる。例えば、ＴＬＶは、より複雑なパラメーターを形成するために、対にされるかグループ化されてもよい。
（ＩＰＰオペレーションＩＤ（使用法及び割り当て））

ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ（オペＩＤ）フィールドは、ＩＰＰ要求がＩＰＰデータフィールドでＤＣＰＩ要求を実行することを定義するフィールドである。ＰＷＧ ＩＰＰ ＲＦＣ及び仕様書は、ＩＰＰオペレーションＩＤに対する有効な割り当て番号を定義する。現在使用されている最も高いオペレーションＩＤは、０×００４Ａ（十進法の７４）である。

例示的な実施形態によれば、ＰＷＧによって公表される有効範囲は以下のとおりである。

（ＤＣＰＩ ＩＰＰ オペレーションＩＤ（使用法及びネゴシエーション））

本開示の目的のため、ただ一つのオペレーションＩＤがＤＣＰＩオペレーションを同定するのに必要とされる。例えば、該ＩＤはベンダー拡張範囲に由来しうる。ＰＷＧは、「ベンダー」（ＭＦＰ、プリンター等）が、一以上のベンダー拡張オペレーションＩＤの予約を要求することを可能とする。

例示的な実施形態によれば、ＤＣＰＩ要求に使用される第１オペレーションＩＤは命名されうる。例えば、ＤＣＰＩクライアントサーバー制御は０×６ＦＦＦである。このオペレーションは、その後の通信で使用されるオペレーションＩＤをネゴシエートするため、ＩＰＰ要求のデータ部分の始端でメッセージと共に使用されうる。ＩＤ：０×０００００００１、長さ：２、値：０×６ＦＦＦで構成される一つのＴＬＶが伝えられる。ベンダー拡張オペレーションＩＤを割り当てられるＰＷＧが使用されることもできる。初期メッセージに対するＩＰＰサーバーからの応答は、その後のＤＣＰＩクライアントサーバー制御オペレーションでクライアントに使用されるオペレーションＩＤを含む同じフォーマットの一つのＴＬＶを含む。例示的な実施形態によれば、サーバーは同じオペレーションＩＤ（０×６ＦＦＦ）又は新たに割り当てられ登録されたＩＤを返してもよい。

例示的な実施形態によれば、ＩＤのネゴシエーションを許可するには二重の論拠がある。第一に、それが、０×６ＦＦＦ又は暫定的に用いられる他のベンダー拡張ＩＤの一時的な使用を許可するため、第二に、ベンダー拡張ＩＤが得られないか登録されない場合に、同じＩＤを使用する第三者との０×６ＦＦＦ（又は代わりのＩＤ）の競合使用を避けるためである。
（ＤＣＰＩセキュリティ暗号化及び認証）

ＩＰＰがＴＬＳ／ＳＳＬ暗号化接続でサポートされ、ＨＴＴＰ及びＩＰＰベースの種々の認証形式をもサポートしているという事実は、機密性があって「中間者攻撃」に影響されない制御機能又はクエリーをメーカーが定義することを可能とする。また、ＩＰＰがＴＬＳ／ＳＳＬ暗号化接続でサポートされていることから、セキュリティ認証も可能となる。

例示的な実施形態によれば、セキュリティ及び認証は、検証済のセキュリティ方法によるこれらのプロトコルでのカプセル化によってＤＣＰＩがＨＴＴＰ及びＩＰＰを活用する他の領域でありうる。

図１は、例示的な実施形態による、例示的な要求／応答フロー及びクライアント／ＭＦＰ相互作用を有するシステム１００を示す図である。図１に示すように、ここに開示されるシステム及び方法の使用を示すべく、特有の要求、例えばデバッグログ取得（Ｇｅｔ‐Ｄｅｂｕｇ‐Ｌｏｇ）が定義される。例示的な実施形態によれば、デバッグログ取得に対するオペコードを０×００１１と定義することができる。

図１に、この要求に対する制御フローが示されており、これは少なくとも一つのクライアントデバイス１１０及びホストデバイス１２０を含む。クライアントデバイス１１０は好ましくはＤＣＰＩクライアント１１２であり、例えば、Ｍａｃ ＯＳ、Ｗｉｎｄｏｗｓ、Ｌｉｎｕｘ、又はＩＰＰクライアントを含む任意のＯＳを動作させるＰＣである。また、ホストデバイス１２０は、例えばＭＦＰ１２２である。クライアントデバイス１１０は、プロセッサー又は中央演算処理装置（ＣＰＵ）、並びにソフトウェアプログラム及びデータ（印刷されるファイル等）を記憶する一以上のメモリを含む。プロセッサー又はＣＰＵはコンピュータープログラムの指示を実行し、これにより少なくとも一つのクライアントデバイス１１０の少なくとも機能の部分を作動させ及び／又は制御する。

上述のように、クライアントデバイス１１０は、コンピューターハードウェアを管理し、種々のソフトウェアプログラムの効率的な実行のための共通サービスを提供するオペレーティングシステム（ＯＳ）を含む。ソフトウェアプログラムは、例えば、アプリケーションソフトウェア及びプリンタードライバーソフトウェアを含む。プリンタードライバーソフトウェアは、多機能プリンター或いはプリンター、例えば、通信ネットワーク１７０を介してプリンタードライバーソフトウェアがインストールされたクライアントデバイス１１０と接続されたホストデバイス１２０（例えばＭＦＰ１２２）を制御する。特定の実施形態では、プリンタードライバーソフトウェアは、画像及び／又は文書データに基づいて印刷ジョブ及び／又は文書を作成することができる。また、プリンタードライバーソフトウェアは、クライアントデバイス１１０から、例えば複合機或いはプリンターの形式のホストデバイス１２０への印刷ジョブの送信を制御することができる。

例示的な実施形態によれば、ホストデバイス１２０は、プリンター、複合機（ＭＦＰ）、画像形成装置、及び、少なくとも一つのクライアントデバイス１１０により生成された印刷データに基づいて用紙などの印刷媒体（又は記録媒体）に画像を印刷する他の既知の装置により具現化される。例示的な実施形態によれば、ホストデバイス１２０は、少なくともコピー機能、画像読取機能及び印刷機能を有し、少なくとも一つの第２ホスト（クライアントデバイス）１１０から送られた印刷ジョブ（印刷指示）、ホストデバイス（又はＭＦＰ／ＭＦＤ）１２０に設けられたスキャナー等の画像読取部によって読み取られた画像データ、その他に基づいてシートに画像を形成する複合機／複合デバイス（ＭＦＰ／ＭＦＤ）１１２である。

例示的な実施形態によれば、ＭＦＰの形式のホストデバイス１２０は、プリンターコントローラー（ファームウェア）、ダイナミックランダムアクセスメモリー（ＤＲＡＭ）などの一次メモリ部及び好ましくはハードディスクドライブ（ＨＤＤ）の形式の二次メモリ部、画像処理部（データディスパッチャー）、プリントエンジン並びに入力／出力（Ｉ／Ｏ）部を含む。ホストデバイス１２０のコントローラーは、中央演算処理装置（ＣＰＵ）、ランダムアクセスメモリー（ＲＡＭ）及びリードオンリーメモリー（ＲＯＭ）を含む。中央演算処理装置は、一連の記憶された命令（例えばコンピュータープログラム）を実行するように構成されうる。コントローラーは、ホストデバイス１２０中のソフトウェアプログラム及びハードウェア構成要素間で仲介者の役をするオペレーティングシステム（ＯＳ）を含みうる。オペレーティングシステム（ＯＳ）は、コンピューターハードウェアを管理し、種々のアプリケーションソフトウェアの効率的な実行のための共通サービスを提供する。例示的な実施形態によれば、コントローラーは、クライアントデバイス１１０から受信したデータ及びジョブ情報を処理し、印刷画像を生成する。

画像処理部は、コントローラーの制御下で画像処理を実行し、処理した印刷画像データをプリントエンジンに送る。画像処理部は、好ましくは、複数の印刷ジョブ又はサブジョブを並行して又は独立して処理することができる。例えば、画像処理部は、後に詳細に説明する複数のラスター画像プロセッサー（ＲＩＰ）モジュールを実現するため、複数コアを内蔵するＣＰＵを含みうる。コントローラーの一部を構成する使用ＣＰＵは、画像処理部に共通に使用されうる。プリントエンジンは、画像処理部から送られる画像データに基づき、記録シートに画像を形成する。Ｉ／Ｏ部は、少なくとも一つのクライアントデバイス１１０とデータ転送を実行する。コントローラーは、データを処理し、複合機又はプリンターの他の様々な構成要素を制御して、本明細書に記載する種々の方法を実行する。ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）又は記憶デバイスは、コントローラーに呼び出しされるデジタルデータ及び／又はソフトウェアプログラムを記憶する。例示的な実施形態によれば、デジタルデータは、グラフィクス／画像、ロゴ、フォームオーバーレイ、フォントなどのリソースを含む。

例示的な実施形態に合致する複合機（ＭＦＰ）又は画像形成装置の形態のホストデバイス１２０の例は、これらに限定されないが、レーザービームプリンター（ＬＢＰ）、コピー機能を含む多機能レーザービームプリンター、インクジェットプリンター（ＩＪＰ）、感熱式プリンター（例えば昇華型プリンター）及びハロゲン化銀プリンターを含む。例えば、ＭＦＰ或いは画像形成装置は、カラープリンターであっても白黒（Ｂ／Ｗ）プリンターであってもよい。

例示的な実施形態によれば、コンピューターシステムによって具現化されうる少なくとも一つのクライアントデバイス１１０は、ホストデバイス１２０で使用できる印刷データを生成し、生成した印刷データをホストデバイス１２０に送信する。ホストデバイス１２０及び少なくとも一つのクライアントデバイス１１０は、通信ポートをインストールし、印刷データを生成し、印刷データに従って印刷媒体に画像を形成する印刷オペレーションを実行する画像形成システムを構成することができる。

例示的な実施形態によれば、少なくとも一つのクライアントデバイス１１０は複数のパーソナルコンピューターであってもよく、複合機（ＭＦＰ）又は画像形成装置１２２の形式のホストデバイス１２０に印刷ジョブを送る機能を有しうる。プリンタードライバープログラム（以後、単にプリンタードライバーということがある）は少なくとも一つのクライアントデバイス１１０にインストールされる。少なくとも一つのクライアントデバイス１１０はプリンタードライバーの機能を用いて、画像形成時に適用される印刷条件のデータや画像データ等を含む印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブを複合機又はプリンターの形態のホストデバイス１２０に送ることができる。

例示的な実施形態によれば、少なくとも一つのクライアントデバイス１１０及び少なくとも一つのホストデバイス１２０は、通信ネットワーク１７０、例えばＬＡＮを介して互いに接続されうる。例えば、通信ネットワーク１７０は、公衆通信回線及び／又はネットワーク（例えばＬＡＮ又はＷＡＮ）である。通信ネットワーク１７０の例は、これらに限定されないが、通信又は電話回線、インターネット、イントラネット、ここに示すローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）並びに／又は無線周波（ＲＦ）及び／若しくは赤外線（ＩＲ）送信を用いた無線接続を含む本開示の実施形態に合致するいかなる通信回線及び／又はネットワークを含んでもよい。

図１に示すように、ＤＣＰＩクライアント１１２は、拡張オペレーションＩＤ（「ＩＰＰベンダー拡張オペレーションＩＤ」）を有する初期（又は第一）要求１３０をＭＦＰ１２２に送る。ＭＦＰ１２２は、拡張オペレーションＩＤにより第一応答１４０をＤＣＰＩクライアント１１２に送る。第一応答１４０は、その後の要求で用いられる「ＩＰＰベンダー拡張オペレーションＩＤ」を含む。例示的な実施形態によれば、「ＩＰＰベンダー拡張オペレーションＩＤ」がプリンターワーキンググループと共に登録されたならば、登録されたオペレーションＩＤは第一要求１３０において使用されることができ、同じＩＤが応答１４０で返される。

返礼として、ＤＣＰＩクライアント１１２は、要求アクション１５０、例えばデバッグログ取得オペコードをＭＦＰ１２２に送る。例示的な実施形態によれば、デバッグログ取得に対するオペコードは、例えば０×００１１と定義することができる。ＭＦＰ１２２は、デバッグログ又はエラーコードを送ることにより応答することができる。例えば、図１に示すように、応答データ１６０は、ＤＣＰＩクライアント１２２に、一以上のデータセグメント１６２，１６４，１６６を送ることができる。ログファイルの長さが未知であるか、例えば「特有のＴＬＶノーツ」の下、開示されるようにＴＬＶ長さフィールドで許容される最大バイト数をログファイルが超える場合、図１に示すように、デバッグログ取得応答１６０は複数のセグメントで送信されうる。

図２は、例示的な実施形態による、通信ネットワーク１７０、例えば、ＬＡＮ、ＷｉＦｉ及び／又はインターネットを通した例示的なクライアント及びＭＦＰ制御の図である。図２は、ＤＣＰＩクライアントプラットホームのサブセット及びこれらのＭＦＰ対象デバイスへの接続を示しており、例えば、ＵＳＢ接続２０２を介してＭＦＰ２２０に接続されるプリンターサーバー２１０を含む。或いは、プリンターサーバー２１０又はＭＦＰ２２２が、ＷｉｎｄｏｗｓＰＣ２３０、タブレット２４０、例えばｉＰａｄ（登録商標）へのＩＰＰ＋ＤＣＰＩ接続を介してＬＡＮスイッチ（又はＷｉＦｉアクセスポイント）２７０に接続されてもよい。また、ＭＦＰ２２４は、インターネット接続２８０及びＩＰＰ＋ＤＣＰＩを介し、ＩＰＰ‐ＵＳＢ（＋ＤＣＰＩ）又はその組合せを介してＭＦＰ２２６に接続したＬｉｎｕｘデバイス２５０、Ｍａｃ（登録商標）２６０に接続されてもよい。

例示的な実施形態によれば、本明細書に開示する方法及びシステムは、多くの代替的なアプリケーションを有する。例えば、該方法及びシステムは、ＨＴＴＰ＋ＩＰＰから独立して使用又は実装されることができる。そのようなケース／使用法では、これらのプロトコルにおいて定めるセキュリティ機能は失われる場合がある。しかしながら、通信のセキュアチャンネルが（帯域内又は帯域外で）使用できる限り、該方法及びシステムは、機密扱いの／専有のデバイス制御機能に用いることができる。

例示的な実施形態によれば、本明細書に記載のデバイス制御プロトコルは、ＭＦＰ以外の制御デバイスにも用いることができる。かかる変形例は、例えば、暗号化と認証の安全な形式を定め、含まなければならない。例示的な実施形態によれば、本発明が適用されうる特に関心のあるデバイスは、以下のように記述されうる「インターネットオブシングス」のカテゴリーに該当する組み込みシステム及びデバイスを含む。「インターネットオブシングス」（ＩｏＴ）は、物理的対象物、又は電子機器、ソフトウェア、センサー及びネットワーク接続に組み込まれる「もの」のネットワークであって、これらの対象物がデータを集め、交換することを可能にする。例えば、ＩｏＴデバイスは、様々な家、車両、電化製品及びその他の種々の環境やアプリケーションにおいて見られる。

例示的な実施形態によれば、ＤＣＰＩの代替的な使用法は、そのペイロードの範囲内で不安定なプロトコルをもたらす「トンネリングプロトコル」になることである。ＩＰＰが（ＨＴＴＰＳ及びＩＰＰＳを介して）ＴＬＳ暗号化をサポートしていることから、ＤＣＰＩオペコード及びＴＬＶは、ＤＣＰＩペイロードに埋め込まれるプロトコルを記述するために定義されうる。

例示的な実施形態によれば、他の例示的な使用は、クライアント及びＭＦＰの間で用いられるただ２つのプロトコルがユニバーサルシステムバス上で用いられるＨＴＴＰ及びＩＰＰであるＩＰＰ‐ＵＳＢのような接続において、ＤＣＰＩがＴＣＰ／ＩＰその他を用いることを可能とすることである。これは、トンネリングプロトコルとしてＤＣＰＩと同様の形式をとる。

例示的な実施形態によれば、クライアントデバイス内のプロセッサーにより実行されるコンピュータープログラムを含む非一時的コンピューター読取可能媒体であって、前記コンピュータープログラムは、一以上のホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する処理を実行するために具現化されるコンピューター読取可能なコードを有し、前記一以上のホストデバイスの各々はインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記処理は、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ／ステータスコード及びデータフィールドにおける初期要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成された前記クライアントデバイスからホストデバイスに送信する工程と、前記ＩＰＰ要求の前記オペレーションＩＤ／ステータスコード及び前記データフィールドにおいて、前記ホストデバイスで受信された前記初期要求に応える初期応答を前記ホストデバイスから受信する工程と、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求をホストデバイスに送信する工程であって、前記要求されたアクションに対する要求は前記ＤＣＰＩ要求のオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドにおいて定義される工程と、前記ホストデバイスからの前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを受信する工程と、を含む非一時的コンピューター読取可能媒体が開示される。

例示的な実施形態によれば、ホストデバイス内のプロセッサーにより実行されるコンピュータープログラムを含む非一時的コンピューター読取可能媒体であって、前記コンピュータープログラムは、前記ホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する処理を実行するために具現化されるコンピューター読取可能なコードを有し、前記ホストデバイスはインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記処理は、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ／ステータスコード及びデータフィールドにおける初期ＤＣＰＩ要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成されたクライアントデバイスから受信する工程と、ＩＰＰ応答のデータフィールドにおいて、前記クライアントデバイスに初期ＤＣＰＩ応答を送信する工程と、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求を前記クライアントデバイスから受信する工程であって、前記要求されたＤＣＰＩアクションに対する要求は前記ＤＣＰＩ要求のオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドにより定義される工程と、前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドで表された任意データを含む応答を前記クライアントデバイスに送信する工程と、を含む非一時的コンピューター読取可能媒体が開示される。

非一時的コンピューター読取可能媒体は、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、又は、今後開発される記録媒体であって、同じ方法で本発明に適用可能と考えられる、いかなる記録媒体であってもよい。一次複製品、二次複製品その他を含む、かかる媒体の複製物が上記の媒体と等価であることは明らかである。更に、本発明の実施形態がソフトウェアとハードウェアとの組合せであったとしても、本発明の概念を逸脱するものではない。本発明は、ソフトウェア部品をあらかじめ記録媒体に書き込んでおき、必要に応じて作動中に読みだされるように実施することができる。

本発明の範囲又は趣旨を逸脱することなく、本発明の構造に種々の修正や変更を加えうることは、当業者において明らかである。このように、本発明は、添付の特許請求の範囲やその等価物の範囲内の変更点や修正点にまで及ぶことが意図されている。

一以上のホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する方法であって、前記一以上のホストデバイスの各々はインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記方法は、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤフィールド及びデータフィールドにおける初期要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成されたクライアントデバイスからホストデバイスに送信する工程と、前記クライアントデバイスからの前記初期要求を前記ホストデバイスにおいて受信する工程と、前記ＩＰＰ要求のデータフィールドで前記ホストデバイスから前記クライアントデバイスに初期応答を送信する工程と、前記初期応答を前記クライアントデバイスにおいて受信する工程と、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求を前記ホストデバイスに送信する工程であって、前記要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求は前記ＩＰＰ要求の前記データフィールドに含まれるオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドによって定義される工程と、前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを含む応答を前記クライアントデバイスに送信する工程と、を有する方法が開示される。

ホストデバイス内のプロセッサーにより実行されるコンピュータープログラムであって、前記ホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する処理を実行するために具現化されるコンピューター読取可能なコードを有し、前記ホストデバイスはインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記処理は、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ／ステータスコード及びデータフィールドにおける初期ＤＣＰＩ要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成されたクライアントデバイスから受信する工程と、前記ＩＰＰ要求のデータフィールドにおいて、前記クライアントデバイスに初期ＤＣＰＩ応答を送信する工程と、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求を前記クライアントデバイスから受信する工程であって、前記要求されたＤＣＰＩアクションに対する要求は前記ＤＣＰＩ要求のオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドにより定義される工程と、前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドで表された任意データを含む応答を前記クライアントデバイスに送信する工程と、を含むコンピュータープログラムが開示される。

一以上のホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化するシステムであって、前記一以上のホストデバイスの各々はインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記システムは、クライアントデバイスと、前記ホストデバイスと、前記クライアントデバイスを前記ホストデバイスに接続する通信ネットワークと、を備え、前記クライアントデバイス及び前記ホストデバイスは、ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ及びデータフィールドにおける初期ＤＣＰＩ要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成された前記クライアントデバイスから前記ホストデバイスに送信し、前記クライアントデバイスからの前記初期ＤＣＰＩ要求を前記ホストデバイスにおいて受信し、前記ＩＰＰ要求のデータフィールドにおいて前記ホストデバイスから前記クライアントデバイスに初期ＤＣＰＩ応答を送信し、前記初期応答を前記クライアントデバイスにおいて受信し、要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求をホストデバイスに送信し、前記要求されたアクションに対する要求は前記ＩＰＰ要求の前記データフィールドに含まれるオペコード及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドによって定義され、前記データフィールドに含まれるＤＣＰＩ応答を前記クライアントデバイスに送信し、該応答は、前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを含む、ように構成されており、前記要求されたアクションは、ＤＣＰＩオペレーションコード（オペコード）フィールドで表されるアクションオペレーションであって、前記ホストデバイスに前記要求されたアクションに基づく行動をさせ若しくは前記要求されたアクションを実行させ、成否を示す応答若しくはリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを返させるデバイス固有制御機能であるアクションオペレーション、前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるクエリーオペレーションであって、特定の内部的な対象ホストデバイスデータ／レポートを検索するクエリーオペレーション、並びに／又は、前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるセッションであって、前記クライアントデバイスと前記ホストデバイスとの間で交換される双方向に流れるデータペイロードを含む連続した要求／応答であるセッション、のうち一以上を有するシステムが開示される。

例示的な実施形態によれば、他の例示的な使用は、クライアント及びＭＦＰの間で用いられるただ２つのプロトコルがユニバーサルシリアルバス上で用いられるＨＴＴＰ及びＩＰＰであるＩＰＰ‐ＵＳＢのような接続において、ＤＣＰＩがＴＣＰ／ＩＰその他を用いることを可能とすることである。これは、トンネリングプロトコルとしてＤＣＰＩと同様の形式をとる。

Claims (20)

1. 一以上のホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する方法であって、前記一以上のホストデバイスの各々はインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、前記方法は、
   ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤフィールド及びデータフィールドにおける初期要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成されたクライアントデバイスからホストデバイスに送信する工程と、
   前記クライアントデバイスからの前記初期要求を前記ホストデバイスにおいて受信する工程と、
   前記ＩＰＰ応答のデータフィールドで前記ホストデバイスから前記クライアントデバイスに初期応答を送信する工程と、
   前記初期応答を前記クライアントデバイスにおいて受信する工程と、
   要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求を前記ホストデバイスに送信する工程であって、前記要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求は前記ＩＰＰ要求の前記データフィールドに含まれるオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドによって定義される工程と、
   前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを含む応答を前記クライアントデバイスに送信する工程と、
   を有することを特徴とする方法。
2. 前記ＤＣＰＩ要求は、
   前記ホストデバイス、及び／又は、前記ＩＰＰ要求／応答のデータフィールドが前記デバイス固有制御機能の要求を埋め込むために使用されていることを証明するユニークキーを同定するように構成された署名フィールドと、
   前記オペレーションコード（オペコード）フィールドと、
   応答を要求に結び付けるために用いられる固有識別子である要求ＩＤと、
   前記ＴＬＶフィールドと、
   を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記ＩＰＰオペレーションＩＤフィールドはベンダー拡張の範囲から選択され、該ベンダー拡張オペレーションＩＤの各々は前記ホストデバイスに特有のものであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記ＤＣＰＩ要求の前記種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドは、ＴＬＶグループの終わりを示すエンドマーカー及び／又は複数の要求若しくは応答で送信されるデータを同定するデータマーカーのうち一以上を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記要求されたアクションは、
   前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるアクションオペレーションであって、前記ホストデバイスに前記要求されたアクションに基づく行動をさせ若しくは前記要求されたアクションを実行させ、成否を示す応答又はリターンコード及び一以上のＴＬＶフィールドの任意データを返させるデバイス固有制御機能であるアクションオペレーション、
   前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるクエリーオペレーションであって、前記クエリーアクションが特定の内部的な対象ホストデバイスデータ／レポートを検索するクエリーオペレーション、並びに／又は、
   前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるセッションであって、前記クライアントデバイスと前記ホストデバイスとの間で交換される双方向に流れるデータペイロードを含む連続した要求／応答であるセッション、
   のうち一以上を有することを特徴とする請求項２に記載の方法。
6. ネットワーク接続又はＵＳＢ接続を介して前記クライアントデバイスを前記ホストデバイスに接続することを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 前記クライアントデバイスはオペレーティングシステム（ＯＳ）を動作させるパーソナルコンピューターであり、前記ホストデバイスは複合機（ＭＦＰ）であることを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. クライアントデバイス内のプロセッサーにより実行されるコンピュータープログラムであって、一以上のホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する処理を実行するために具現化されるコンピューター読取可能なコードを有し、前記一以上のホストデバイスの各々はインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、
   前記処理は、
   ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ／ステータスコード及びデータフィールドにおける初期要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成された前記クライアントデバイスからホストデバイスに送信する工程と、
   前記ＩＰＰ要求の前記オペレーションＩＤ／ステータスコード及び前記データフィールドにおいて、前記ホストデバイスで受信された前記初期要求に応える初期応答を前記ホストデバイスから受信する工程と、
   要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求をホストデバイスに送信する工程であって、前記要求されたアクションに対する要求は前記ＤＣＰＩ要求のオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドにおいて定義される工程と、
   前記ホストデバイスからの前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを受信する工程と、
   を含むことを特徴とするコンピュータープログラム。
9. 前記ＤＣＰＩ要求は、
   前記ホストデバイス、及び／又は、前記ＩＰＰ要求／応答のデータフィールドが前記デバイス固有制御機能の要求を埋め込むために使用されていることを証明するユニークキーを同定するように構成された署名フィールドと、
   前記オペレーションコード（オペコード）フィールドと、
   応答を要求に結び付けるために用いられる固有識別子である要求ＩＤと、
   前記ＤＣＰＩ要求のパラメーターを特定する前記ＴＬＶフィールドと、
   を含むことを特徴とする請求項８に記載のコンピュータープログラム。
10. 前記ＩＰＰオペレーションＩＤフィールドはベンダー拡張の範囲から選択され、該ベンダー拡張オペレーションＩＤの各々は前記ホストデバイスに特有のものであることを特徴とする請求項８に記載のコンピュータープログラム。
11. 前記ＤＣＰＩ要求の前記種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドは、ＴＬＶグループの終わりを示すエンドマーカー及び／又は複数の応答で送信されるデータを同定するデータマーカーのうち一以上を含むことを特徴とする請求項８に記載のコンピュータープログラム。
12. 前記要求されたアクションは、
    前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるアクションオペレーションであって、前記ホストデバイスに前記要求されたアクションに基づく行動をさせ若しくは前記要求されたアクションを実行させ、成否を示す応答若しくはリターンコードを返させるデバイス固有制御機能であるアクションオペレーション、
    前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるクエリーオペレーションであって、前記クエリーアクションが特定の内部的な対象ホストデバイスデータ／レポートを検索するクエリーオペレーション、及び／又は、
    前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるセッションであって、前記クライアントデバイスと前記ホストデバイスとの間で交換される双方向に流れるデータペイロードを含む連続した要求／応答であるセッション、
    のうち一以上を有することを特徴とする請求項９に記載のコンピュータープログラム。
13. ネットワーク接続又はＵＳＢ接続を介して前記クライアントデバイスを前記ホストデバイスに接続する工程を含み、
    前記クライアントデバイスはオペレーティングシステム（ＯＳ）を動作させるパーソナルコンピューターであり、
    前記ホストデバイスは複合機（ＭＦＰ）であることを特徴とする請求項８に記載のコンピュータープログラム。
14. ホストデバイス内のプロセッサーにより実行されるコンピュータープログラムであって、前記ホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化する処理を実行するために具現化されるコンピューター読取可能なコードを有し、前記ホストデバイスはインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、
    前記処理は、
    ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ／ステータスコード及びデータフィールドにおける初期ＤＣＰＩ要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成されたクライアントデバイスから受信する工程と、
    前記ＩＰＰ応答のデータフィールドにおいて、前記クライアントデバイスに初期ＤＣＰＩ応答を送信する工程と、
    要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求を前記クライアントデバイスから受信する工程であって、前記要求されたＤＣＰＩアクションに対する要求は前記ＤＣＰＩ要求のオペレーションコード（オペコード）及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドにより定義される工程と、
    前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドで表された任意データを含む応答を前記クライアントデバイスに送信する工程と、
    を含むことを特徴とするコンピュータープログラム。
15. 前記ＤＣＰＩ要求は、
    前記ホストデバイス、及び／又は、前記ＩＰＰ要求／応答のデータフィールドが前記デバイス固有制御機能の要求を埋め込むために使用されていることを証明するユニークキーを同定するように構成された署名フィールドと、
    前記オペレーションコード（オペコード）フィールドと、
    応答を要求に結び付けるために用いられる固有識別子である要求ＩＤと、
    ＴＬＶフィールドと、
    を含むことを特徴とする請求項１４に記載のコンピュータープログラム。
16. 前記オペレーションＩＤフィールドはベンダー拡張の範囲から選択され、該ベンダー拡張オペレーションＩＤの各々は前記ホストデバイスに特有のものであることを特徴とする請求項１４に記載のコンピュータープログラム。
17. 前記ＤＣＰＩ要求の前記種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドは、ＴＬＶグループの終わりを示すエンドマーカー及び／又は複数の要求若しくは応答で送信されるデータを同定するデータマーカーのうち一以上を含むことを特徴とする請求項１４に記載のコンピュータープログラム。
18. 前記要求されたアクションは、
    前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるアクションオペレーションであって、前記ホストデバイスに前記要求されたアクションに基づく行動をさせ若しくは前記要求されたアクションを実行させ、成否を示す応答若しくはリターンコードを返させるデバイス固有制御機能であるアクションオペレーション、
    前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるクエリーオペレーションであって、前記クエリーアクションが特定の内部的な対象ホストデバイスデータ／レポートを検索するクエリーオペレーション、及び／又は、
    前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるセッションであって、前記クライアントデバイスと前記ホストデバイスとの間で交換される双方向に流れるデータペイロードを含む連続した要求／応答であるセッション、
    のうち一以上を有することを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータープログラム。
19. ネットワーク接続又はＵＳＢ接続を介して前記クライアントデバイスを前記ホストデバイスに接続する工程を含み、
    前記クライアントデバイスはオペレーティングシステム（ＯＳ）を動作させるパーソナルコンピューターであり、
    前記ホストデバイスは複合機（ＭＦＰ）であることを特徴とする請求項１４に記載のコンピュータープログラム。
20. 一以上のホストデバイスを動作させ又は該ホストデバイスに要求されたアクションを実行させるデバイス固有制御機能の要求をカプセル化するシステムであって、前記一以上のホストデバイスの各々はインターネットプリンティングプロトコル（ＩＰＰ）プロトコルサーバー機能をサポートするように構成されており、
    前記システムは、クライアントデバイスと、前記ホストデバイスと、前記クライアントデバイスを前記ホストデバイスに接続する通信ネットワークと、を備え、
    前記クライアントデバイス及び前記ホストデバイスは、
    ＩＰＰ要求のオペレーションＩＤ及びデータフィールドにおける初期ＤＣＰＩ要求を、ＩＰＰクライアント機能をサポートするように構成された前記クライアントデバイスから前記ホストデバイスに送信し、
    前記クライアントデバイスからの前記初期ＤＣＰＩ要求を前記ホストデバイスにおいて受信し、
    前記ＩＰＰ応答のデータフィールドにおいて前記ホストデバイスから前記クライアントデバイスに初期ＤＣＰＩ応答を送信し、
    前記初期応答を前記クライアントデバイスにおいて受信し、
    要求されたアクションに対するＤＣＰＩ要求をホストデバイスに送信し、前記要求されたアクションに対する要求は前記ＩＰＰ要求の前記データフィールドに含まれるオペコード及び種類‐長さ‐値（ＴＬＶ）フィールドによって定義され、
    前記データフィールドに含まれるＤＣＰＩ応答を前記クライアントデバイスに送信し、該応答は、前記要求されたアクションのステータス又はリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを含む、
    ように構成されており、
    前記要求されたアクションは、
    ＤＣＰＩオペレーションコード（オペコード）フィールドで表されるアクションオペレーションであって、前記ホストデバイスに前記要求されたアクションに基づく行動をさせ若しくは前記要求されたアクションを実行させ、成否を示す応答若しくはリターンコード及び前記ＴＬＶフィールドの任意データを返させるデバイス固有制御機能であるアクションオペレーション、
    前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるクエリーオペレーションであって、前記クエリーアクションが特定の内部的な対象ホストデバイスデータ／レポートを検索するクエリーオペレーション、並びに／又は、
    前記ＤＣＰＩオペコードフィールドで表されるセッションであって、前記クライアントデバイスと前記ホストデバイスとの間で交換される双方向に流れるデータペイロードを含む連続した要求／応答であるセッション、
    のうち一以上を有することを特徴とするシステム。

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