JP2017151183A - 表示制御装置、表示装置および表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の画像を表示画像内に同時に表示する際に、表示画像の有効利用を図る。【解決手段】表示制御装置100は、通信部104と決定部108Aとを含む。通信部104は、第1画像を示す第1画像データと、第2画像を示す第2画像データと、を受信する。決定部108Aは、第1画像の縦画素数および横画素数と、第2画像の縦画素数および横画素数と、に基づいて、所定の大きさの表示画像内で、第1画像と第2画像とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する。【選択図】図1
Description
本発明は、表示制御装置、表示装置および表示制御方法に関する。
PC(パーソナルコンピューター)等の各画像出力装置から出力された画像データに対応する画像を投射面に同時に並べて表示するプロジェクターが知られている。例えば特許文献1には、PC11〜14の各々がプロジェクターに対して画像データを送信し、プロジェクターが、PC11〜14から受信した4つの画像データによって表される4つの画像を同時に表示するシステムが開示されている。
このようなプロジェクターは、表示画像内に、形状および大きさの等しい複数の分割領域を予め決められた位置関係で設定し、各分割領域に1つの画像を表示することで複数の画像を同時に表示する。
このようなプロジェクターは、表示画像内に、形状および大きさの等しい複数の分割領域を予め決められた位置関係で設定し、各分割領域に1つの画像を表示することで複数の画像を同時に表示する。
上述したプロジェクターでは、表示予定の複数の画像の形状および大きさに関わらず、分割領域の形状および大きさと分割領域の表示画像内での位置関係とが予め決まっている。
例えば特許文献1に記載のプロジェクターは、2つ画像を同時に表示する状況では、特許文献1の図6(b)に示されたように、表示画像内に2つの横長の分割領域を横並びで設定する。よって、表示予定の2つの画像は、その形状および大きさに関わらず、常に横並びとなる。
このため、特許文献1に記載のプロジェクターは、表示画像内で2つの画像を縦に並べた方が横に並べた場合よりも表示画像内で2つの画像のいずれも表示していない領域を小さくできる場合でも、2つの画像を横に並べてしまう。表示画像内で2つの画像のいずれも表示していない領域(以下「未表示領域」とも称する)は、例えば黒色で表示されることがあり、この未表示領域を小さくすることが、表示画像の有効利用につながる。
例えば特許文献1に記載のプロジェクターは、2つ画像を同時に表示する状況では、特許文献1の図6(b)に示されたように、表示画像内に2つの横長の分割領域を横並びで設定する。よって、表示予定の2つの画像は、その形状および大きさに関わらず、常に横並びとなる。
このため、特許文献1に記載のプロジェクターは、表示画像内で2つの画像を縦に並べた方が横に並べた場合よりも表示画像内で2つの画像のいずれも表示していない領域を小さくできる場合でも、2つの画像を横に並べてしまう。表示画像内で2つの画像のいずれも表示していない領域(以下「未表示領域」とも称する)は、例えば黒色で表示されることがあり、この未表示領域を小さくすることが、表示画像の有効利用につながる。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の画像を表示画像内に同時に表示する際に、表示画像の有効利用を図ることを解決課題とする。
本発明の表示制御装置の一態様は、第1画像を示す第1画像データと、第2画像を示す第2画像データと、を受信する受信部と、前記第1画像の縦画素数および横画素数と、前記第2画像の縦画素数および横画素数と、に基づいて、所定の大きさの表示画像内で、前記第1画像と前記第2画像とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する決定部と、を含むことを特徴とする。
第1画像の形状および大きさは第1画像の縦画素数および横画素数にて特定され、第2画像の形状および大きさは第2画像の縦画素数および横画素数にて特定される。このため、本態様によれば、第1画像の形状および大きさと第2画像の形状および大きさとに基づいて、表示画像内での第1画像と第2画像との並び方向を縦方向と横方向との間で変更可能になる。よって、例えば、表示画像に第1画像と第2画像とを横方向に並べた場合の方が縦方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、横方向に並べることを決定でき、縦方向に並べた場合の方が横方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、縦方向に並べることを決定できる。したがって、第1画像および第2画像の形状および大きさに関わらず第1画像と第2画像の並び方向が変わらない場合に比べて、表示画像の有効利用を図ることが可能となる。
第1画像の形状および大きさは第1画像の縦画素数および横画素数にて特定され、第2画像の形状および大きさは第2画像の縦画素数および横画素数にて特定される。このため、本態様によれば、第1画像の形状および大きさと第2画像の形状および大きさとに基づいて、表示画像内での第1画像と第2画像との並び方向を縦方向と横方向との間で変更可能になる。よって、例えば、表示画像に第1画像と第2画像とを横方向に並べた場合の方が縦方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、横方向に並べることを決定でき、縦方向に並べた場合の方が横方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、縦方向に並べることを決定できる。したがって、第1画像および第2画像の形状および大きさに関わらず第1画像と第2画像の並び方向が変わらない場合に比べて、表示画像の有効利用を図ることが可能となる。
上述した表示制御装置の一態様において、前記決定部の決定結果に基づいて前記表示画像を示す表示画像データを生成する生成部をさらに含むことが望ましい。
この態様によれば、決定部の決定結果は、表示画像を有効利用できる第1画像と第2画像との並びを示すので、この決定結果に基づいて表示画像を生成することで、表示画像の有効利用を図ることが可能になる。
この態様によれば、決定部の決定結果は、表示画像を有効利用できる第1画像と第2画像との並びを示すので、この決定結果に基づいて表示画像を生成することで、表示画像の有効利用を図ることが可能になる。
上述した表示制御装置の一態様において、前記生成部は、前記第1画像と前記第2画像とを前記決定部の決定結果に従って並べることによって形成される画像が前記表示画像の上下左右の外縁に接しつつ前記第1画像と前記第2画像とが接するように、前記第1画像と前記第2画像との少なくとも一方の大きさを変更して前記表示画像データを生成することが望ましい。
この態様によれば、第1画像および第2画像を並べることで形成される画像が表示画像の上下左右の外縁に接しつつ第1画像と第2画像が接するように第1画像と第2画像の少なくとも一方が拡大されるので、拡大により画像の視認性を高めつつ、未表示領域を少なくできる。
この態様によれば、第1画像および第2画像を並べることで形成される画像が表示画像の上下左右の外縁に接しつつ第1画像と第2画像が接するように第1画像と第2画像の少なくとも一方が拡大されるので、拡大により画像の視認性を高めつつ、未表示領域を少なくできる。
上述した表示制御装置の一態様において、前記決定部は、前記第1画像と前記第2画像とを横に並べた横並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比である第1の比と、前記第1画像と前記第2画像とを縦に並べた縦並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比である第2の比と、前記表示画像における縦画素数と横画素数との比である第3の比と、に基づいて、前記第1画像と前記第2画像とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定することが望ましい。
この態様によれば、第1の比は、横並び画像が収まる矩形の画像の形状を示し、第2の比は、縦並び画像が収まる矩形の画像の形状を示し、第3の比は表示画像の形状を示す。このため、横並び画像が収まる矩形の画像の形状と、縦並び画像が収まる矩形の画像の形状と、表示画像と形状とに基づいて、第1画像と第2画像とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定可能になる。
この態様によれば、第1の比は、横並び画像が収まる矩形の画像の形状を示し、第2の比は、縦並び画像が収まる矩形の画像の形状を示し、第3の比は表示画像の形状を示す。このため、横並び画像が収まる矩形の画像の形状と、縦並び画像が収まる矩形の画像の形状と、表示画像と形状とに基づいて、第1画像と第2画像とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定可能になる。
上述した表示制御装置の一態様において、前記決定部は、前記第1の比と前記第3の比との差が、前記第2の比と前記第3の比との差よりも小さい場合、前記第1画像と前記第2画像とを横方向に並べて表示することを決定し、前記第2の比と前記第3の比との差が、前記第1の比と前記第3の比との差よりも小さい場合、前記第1画像と前記第2画像とを縦方向に並べて表示することを決定することが望ましい。
この態様によれば、第1の比と第3の比との差が、第2の比と第3の比との差よりも小さい場合、つまり、横並び画像が収まる矩形の画像の形状が、縦並び画像が収まる矩形の画像の形状よりも表示画像の形状に近い場合、第1画像と第2画像とを横方向に並べて表示することを決定でき、第2の比と第3の比との差が、第1の比と第3の比との差よりも小さい場合、つまり、縦並び画像が収まる矩形の画像の形状が、横並び画像が収まる矩形の画像の形状よりも表示画像の形状に近い場合、第1画像と第2画像とを縦方向に並べて表示することを決定できる。ここで、表示画像に形状が近い画像ほど、表示画像に収まる範囲で該画像の大きさを最大にした場合に未表示領域を少なくできる。よって、表示領域の有効活用を図ることが可能になる。
この態様によれば、第1の比と第3の比との差が、第2の比と第3の比との差よりも小さい場合、つまり、横並び画像が収まる矩形の画像の形状が、縦並び画像が収まる矩形の画像の形状よりも表示画像の形状に近い場合、第1画像と第2画像とを横方向に並べて表示することを決定でき、第2の比と第3の比との差が、第1の比と第3の比との差よりも小さい場合、つまり、縦並び画像が収まる矩形の画像の形状が、横並び画像が収まる矩形の画像の形状よりも表示画像の形状に近い場合、第1画像と第2画像とを縦方向に並べて表示することを決定できる。ここで、表示画像に形状が近い画像ほど、表示画像に収まる範囲で該画像の大きさを最大にした場合に未表示領域を少なくできる。よって、表示領域の有効活用を図ることが可能になる。
上述した表示制御装置の一態様において、前記表示画像が横長であることが望ましい。
この態様によれば、表示画像が横長である場合でも、第1画像および第2画像のそれぞれの形状および大きさに応じて、第1画像と第2画像とを縦方向に並べるか横方向に並べるかを決定できる。
この態様によれば、表示画像が横長である場合でも、第1画像および第2画像のそれぞれの形状および大きさに応じて、第1画像と第2画像とを縦方向に並べるか横方向に並べるかを決定できる。
上述した表示制御装置の一態様において、前記第1画像は横長であり、前記第2画像は縦長であることが望ましい。
この態様によれば、第1画像が横長であり第2画像が縦長であっても、第1画像および第2画像のそれぞれの形状および大きさに応じて、第1画像と第2画像とを縦方向に並べるか横方向に並べるかを決定できる。
この態様によれば、第1画像が横長であり第2画像が縦長であっても、第1画像および第2画像のそれぞれの形状および大きさに応じて、第1画像と第2画像とを縦方向に並べるか横方向に並べるかを決定できる。
本発明の表示装置の一態様は、上記表示制御装置を含む。
この態様によれば、上記表示制御装置を含むので表示画像の有効利用を図ることが可能となる。
この態様によれば、上記表示制御装置を含むので表示画像の有効利用を図ることが可能となる。
本発明の表示領域設定方法の一態様は、表示制御装置が行う表示制御方法であって、第1画像を示す第1画像データと、第2画像を示す第2画像データと、を受信し、前記第1画像の縦画素数および横画素数と、前記第2画像の縦画素数および横画素数と、に基づいて、所定の大きさの表示画像内で前記第1画像と前記第2画像とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定することを特徴とする。
本態様によれば、第1画像の形状および大きさと第2画像の形状および大きさとに基づいて、表示画像内での第1画像と第2画像との並び方向を縦方向と横方向との間で変更可能になるので、表示画像に第1画像と第2画像とを横方向に並べた場合の方が縦方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、横方向に並べることを決定し、縦方向に並べた場合の方が横方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、縦方向に並べることを決定できる。したがって、第1画像および第2画像の形状および大きさに関わらず第1画像と第2画像の並び方向が変わらない場合に比べて、表示画像の有効利用を図ることが可能となる。
本態様によれば、第1画像の形状および大きさと第2画像の形状および大きさとに基づいて、表示画像内での第1画像と第2画像との並び方向を縦方向と横方向との間で変更可能になるので、表示画像に第1画像と第2画像とを横方向に並べた場合の方が縦方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、横方向に並べることを決定し、縦方向に並べた場合の方が横方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、縦方向に並べることを決定できる。したがって、第1画像および第2画像の形状および大きさに関わらず第1画像と第2画像の並び方向が変わらない場合に比べて、表示画像の有効利用を図ることが可能となる。
<第1実施形態>
図1は、本発明を適用した表示装置の第1実施形態であるプロジェクター11を示すブロック図である。
<プロジェクター11の概要>
まず、プロジェクター11の概要について説明する。
プロジェクター11は、複数のPC(パーソナルコンピューター)12(図1では、PC12aおよび12b)と、通信ネットワーク13を介して接続されている。
図1は、本発明を適用した表示装置の第1実施形態であるプロジェクター11を示すブロック図である。
<プロジェクター11の概要>
まず、プロジェクター11の概要について説明する。
プロジェクター11は、複数のPC(パーソナルコンピューター)12(図1では、PC12aおよび12b)と、通信ネットワーク13を介して接続されている。
PC12aは、第1画像MO1を示す第1画像データをプロジェクター11に出力する。PC12bは、第2画像MO2を示す第2画像データをプロジェクター11に出力する。第1画像データは、第1画像MO1の縦画素数MO1-PHおよび横画素数MO1-PWを示すパラメーターを有しており、第2画像データは、第2画像MO2の縦画素数MO2-PHおよび横画素数MO2-PWを示すパラメーターを有している。
通信ネットワーク13は、有線や無線通信回線により構成されるLAN(Local Area Network)等の双方向通信可能なネットワークである。通信ネットワーク13は、PC12aとPC12bとプロジェクター11とを相互に通信可能に接続する。
プロジェクター11は、PC12aから出力された第1画像データと、PC12bから出力された第2画像データと、を受信する。
プロジェクター11は、例えば、第1画像データが示す第1画像MO1と第2画像データが示す第2画像MO2とを同時に表す表示画像(以下、単に「表示画像」とも称する)SC-bを投射面SCに投射する。
プロジェクター11は、例えば、第1画像データが示す第1画像MO1と第2画像データが示す第2画像MO2とを同時に表す表示画像(以下、単に「表示画像」とも称する)SC-bを投射面SCに投射する。
<プロジェクター11の詳細>
次に、プロジェクター11の詳細について説明する。
プロジェクター11は、光学的な画像の形成を行う投射部30と、入力された画像データに応じて投射部30を駆動する表示制御装置100と、を備えている。
次に、プロジェクター11の詳細について説明する。
プロジェクター11は、光学的な画像の形成を行う投射部30と、入力された画像データに応じて投射部30を駆動する表示制御装置100と、を備えている。
<投射部30>
投射部30は、照明光学系31と、照明光学系31が発した光を変調する光変調装置32と、投射光学系33と、を含む。投射部30は、表示部として機能する。図2は、投射部30の一例を示した図である。
投射部30は、照明光学系31と、照明光学系31が発した光を変調する光変調装置32と、投射光学系33と、を含む。投射部30は、表示部として機能する。図2は、投射部30の一例を示した図である。
照明光学系31は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)等からなる光源31aを備えている。また、照明光学系31は、光源31aが発した光を光変調装置32に導くリフレクター31bおよび補助リフレクター(不図示)を備えている。
図1に示した光変調装置32は、例えば透過型液晶パネルを備えて構成される。光変調装置32は、この液晶パネルを表示制御装置100からの表示用駆動信号を用いて駆動することで、照明光学系31から出力された光を変調して画像を形成する。
光変調装置32は、カラーの投影を行うため、図2に示すように、RGBの三原色に対応した3枚の液晶パネル32R、32Gおよび32Bを備えている。光源31aが発した光は、分離光学系40によって、RGBの3色の色光に分離される。
分離光学系40は、ダイクロイックミラー40aおよび40bと、ミラー40c、40dおよび40eと、を備えている。ダイクロイックミラー40aは、光源31aが発した光のうち赤色光を反射し他の色光を透過する。ダイクロイックミラー40bは、ダイクロイックミラー40aが透過した光のうち緑色光を液晶パネル32Gに向けて反射し他の色光(この場合、青色光)を透過する。ミラー40cは、ダイクロイックミラー40aが反射した赤色光を液晶パネル32Rへ向けて反射する。ミラー40dは、ダイクロイックミラー40bが透過した青色光を反射する。ミラー40eは、ミラー40dが反射した青色光を液晶パネル32Bに向けて反射する。
3色の色光は、それぞれ、液晶パネル32R、32G、32Bを通過する際に変調される。変調された各色光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系34によって合成され、投射光学系33に射出される。
光変調装置32は、カラーの投影を行うため、図2に示すように、RGBの三原色に対応した3枚の液晶パネル32R、32Gおよび32Bを備えている。光源31aが発した光は、分離光学系40によって、RGBの3色の色光に分離される。
分離光学系40は、ダイクロイックミラー40aおよび40bと、ミラー40c、40dおよび40eと、を備えている。ダイクロイックミラー40aは、光源31aが発した光のうち赤色光を反射し他の色光を透過する。ダイクロイックミラー40bは、ダイクロイックミラー40aが透過した光のうち緑色光を液晶パネル32Gに向けて反射し他の色光(この場合、青色光)を透過する。ミラー40cは、ダイクロイックミラー40aが反射した赤色光を液晶パネル32Rへ向けて反射する。ミラー40dは、ダイクロイックミラー40bが透過した青色光を反射する。ミラー40eは、ミラー40dが反射した青色光を液晶パネル32Bに向けて反射する。
3色の色光は、それぞれ、液晶パネル32R、32G、32Bを通過する際に変調される。変調された各色光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系34によって合成され、投射光学系33に射出される。
投射光学系33は、投射される画像の拡大・縮小および焦点の調整を行うズームレンズ、ズームレンズを駆動してズームの度合いを調整するズーム調整用モーター(不図示)およびフォーカスの調整を行うフォーカス調整用モーター(不図示)等を備えている。投射光学系33は、光変調装置32で変調された光を、ズームレンズを用いて投射面SC上に投射して結像させる。
図1に示したように、投射部30には、制御部107の制御に従って投射光学系33が備える各モーターを駆動する投射光学系駆動部111、および、制御部107の制御に従って照明光学系31が備える光源31aを駆動する光源駆動部112が接続されている。
<表示制御装置100>
表示制御装置100は、リモコン受光部101と、操作パネル102と、入力処理部103と、通信部104と、バッファー部105と、記憶部106と、制御部107と、表示制御部108と、フレームメモリー109と、光変調装置駆動部110と、上述した投射光学系駆動部111と、上述した光源駆動部112と、ユーザーが使用するリモコン(不図示)を有する。
表示制御装置100は、リモコン受光部101と、操作パネル102と、入力処理部103と、通信部104と、バッファー部105と、記憶部106と、制御部107と、表示制御部108と、フレームメモリー109と、光変調装置駆動部110と、上述した投射光学系駆動部111と、上述した光源駆動部112と、ユーザーが使用するリモコン(不図示)を有する。
リモコンは、2つの画像を1つの画像内で同時に表示することを指示する同時表示指示ボタンや、他の種々のボタンを備えている。リモコンは、これらのボタンへの操作に応じて赤外線信号を送信する。
リモコン受光部101は、リモコンが発する赤外線信号を受光する。リモコン受光部101は、リモコンから受光した赤外線信号をデコードして、リモコンでの操作内容を示す操作信号を生成する。リモコン受光部101は、その操作信号を、入力処理部103に出力する。
操作パネル102は、ユーザーが操作を行うための各種スイッチを備えている。操作パネル102も、リモコンと同様に同時表示指示ボタンを備えている。操作パネル102は、入力処理部103に接続されている。
入力処理部103は、リモコン受光部101または操作パネル102を介して、ユーザーの操作を検出する。入力処理部103は、リモコン受光部101から受信した操作信号を、制御部107に出力する。また、入力処理部103は、操作パネル102のスイッチが操作された場合、操作されたスイッチに対応する操作信号を制御部107に出力する。
リモコン受光部101は、リモコンが発する赤外線信号を受光する。リモコン受光部101は、リモコンから受光した赤外線信号をデコードして、リモコンでの操作内容を示す操作信号を生成する。リモコン受光部101は、その操作信号を、入力処理部103に出力する。
操作パネル102は、ユーザーが操作を行うための各種スイッチを備えている。操作パネル102も、リモコンと同様に同時表示指示ボタンを備えている。操作パネル102は、入力処理部103に接続されている。
入力処理部103は、リモコン受光部101または操作パネル102を介して、ユーザーの操作を検出する。入力処理部103は、リモコン受光部101から受信した操作信号を、制御部107に出力する。また、入力処理部103は、操作パネル102のスイッチが操作された場合、操作されたスイッチに対応する操作信号を制御部107に出力する。
通信部104は、PC12aやPC12bと通信する。例えば、通信部104は、PC12aから出力された第1画像データと、PC12bから出力された第2画像データと、を受信する。通信部104は、受信部の一例である。通信部104は、第1画像データと第2画像データを制御部107に出力する。また通信部104は、第1画像データと第2画像データを表示制御部108に出力する。
バッファー部105は、PC12aやPC12bから入力された画像データ(第1画像データおよび第2画像データ)を一時的に格納する。バッファー部105には、第1画像データと第2画像データとを送信元別に格納するための複数の画像バッファー105Aが設けられている。本実施形態では、PC12aに対応する画像バッファー105A−aと、PC12bに対応する画像バッファー105A−bが設けられている。なお、画像バッファー105Aは、バッファー部105における一つの記憶領域を仮想的に分割したものであってもよい。画像バッファー105Aの数は任意であるが、表示画像SC-bに含まれる画像の数(本実施形態では、第1画像MO1と第2画像MO2との2個)以上の画像バッファー105Aが設けられることが好ましい。
記憶部106は、制御部107が処理するデータや制御部107が実行する制御プログラム106Aを記憶する。
制御部107は、制御プログラム106Aを読み出して実行することにより、プロジェクター11の各部を制御する。
制御部107は、入力処理部103から入力される操作信号に基づいて、ユーザーが行った操作の内容を検出する。制御部107は、この操作に応じて表示制御部108、投射光学系駆動部111および光源駆動部112を制御する。
例えば、制御部107は、同時表示指示ボタンの操作に応じて、表示制御部108、投射光学系駆動部111および光源駆動部112を制御することによって、表示画像(第1画像MO1と第2画像MO2とが並べられている画像)SC-bを投射面SCに投射する動作を制御する。
また、制御部107は、通信部104を介して、画像データ(第1画像データおよび第2画像データ)を受信する。制御部107は、その画像データに付加されている送信元のIDまたはネットワークアドレス等に基づいて、画像データの送信元を特定する。例えば、制御部107は、第1画像データの送信元を、第1画像データに付加されている送信元のIDまたはネットワークアドレス等に基づいて特定する。
また、制御部107は、表示制御部108を制御して、通信部104の受信した画像データを、送信元(例えば、PC12aまたはPC12b)に対応する画像バッファー105Aに格納する動作を表示制御部108に実行させる。
また、制御部107は、表示制御部108を制御して、画像バッファー105A内の画像データ(第1画像データと第2画像データ)に基づいて、所定の大きさの表示画像SC-bを示す表示画像データを生成する動作を表示制御部108に実行させる。表示制御部108は、表示画像データを光変調装置駆動部110に出力する。
制御部107は、制御プログラム106Aを読み出して実行することにより、プロジェクター11の各部を制御する。
制御部107は、入力処理部103から入力される操作信号に基づいて、ユーザーが行った操作の内容を検出する。制御部107は、この操作に応じて表示制御部108、投射光学系駆動部111および光源駆動部112を制御する。
例えば、制御部107は、同時表示指示ボタンの操作に応じて、表示制御部108、投射光学系駆動部111および光源駆動部112を制御することによって、表示画像(第1画像MO1と第2画像MO2とが並べられている画像)SC-bを投射面SCに投射する動作を制御する。
また、制御部107は、通信部104を介して、画像データ(第1画像データおよび第2画像データ)を受信する。制御部107は、その画像データに付加されている送信元のIDまたはネットワークアドレス等に基づいて、画像データの送信元を特定する。例えば、制御部107は、第1画像データの送信元を、第1画像データに付加されている送信元のIDまたはネットワークアドレス等に基づいて特定する。
また、制御部107は、表示制御部108を制御して、通信部104の受信した画像データを、送信元(例えば、PC12aまたはPC12b)に対応する画像バッファー105Aに格納する動作を表示制御部108に実行させる。
また、制御部107は、表示制御部108を制御して、画像バッファー105A内の画像データ(第1画像データと第2画像データ)に基づいて、所定の大きさの表示画像SC-bを示す表示画像データを生成する動作を表示制御部108に実行させる。表示制御部108は、表示画像データを光変調装置駆動部110に出力する。
表示制御部108は、通信部104の受信した画像データをその送信元に対応する画像バッファー105Aに格納する。また、表示制御部108は、通信部104が受信した画像データ(第1画像データおよび第2画像データ)を、フレームメモリー109を使って処理して、表示画像SC-bを示す表示画像データを生成する。なお、フレームメモリー109は、フレーム単位で表示画像SC-bを一時的に格納する。
表示制御部108は、決定部108Aと生成部108Bとを備えている。
決定部108Aは、第1画像MO1の縦画素数MO1-PHおよび横画素数MO1-PWと、第2画像MO2の縦画素数MO2-PHおよび横画素数MO2-PWと、に基づいて、表示画像SC-b内で、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する。なお、決定部108Aは、第1画像MO1の縦画素数MO1-PHおよび横画素数MO1-PWを第1画像データから取得し、第2画像MO2の縦画素数MO2-PHおよび横画素数MO2-PWを第2画像データから取得する。決定部108Aが行う決定手法の一例については後述する。
生成部108Bは、決定部108Aの決定結果に基づいて、表示画像SC-bを示す表示画像データを生成する。例えば、生成部108Bは、決定部108Aが第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定した場合には、表示画像SC-b内で第1画像MO1と第2画像MO2とが横方向に並んだ状態を示す表示画像データを生成する。一方、決定部108Aが第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べて表示することを決定した場合には、生成部108Bは、表示画像SC-b内で第1画像MO1と第2画像MO2とが縦方向に並んだ状態を示す表示画像データを生成する。生成部108Bは、表示画像データを光変調装置駆動部110に出力する。
決定部108Aは、第1画像MO1の縦画素数MO1-PHおよび横画素数MO1-PWと、第2画像MO2の縦画素数MO2-PHおよび横画素数MO2-PWと、に基づいて、表示画像SC-b内で、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する。なお、決定部108Aは、第1画像MO1の縦画素数MO1-PHおよび横画素数MO1-PWを第1画像データから取得し、第2画像MO2の縦画素数MO2-PHおよび横画素数MO2-PWを第2画像データから取得する。決定部108Aが行う決定手法の一例については後述する。
生成部108Bは、決定部108Aの決定結果に基づいて、表示画像SC-bを示す表示画像データを生成する。例えば、生成部108Bは、決定部108Aが第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定した場合には、表示画像SC-b内で第1画像MO1と第2画像MO2とが横方向に並んだ状態を示す表示画像データを生成する。一方、決定部108Aが第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べて表示することを決定した場合には、生成部108Bは、表示画像SC-b内で第1画像MO1と第2画像MO2とが縦方向に並んだ状態を示す表示画像データを生成する。生成部108Bは、表示画像データを光変調装置駆動部110に出力する。
光変調装置駆動部110は、生成部108Bから入力された表示画像データに基づいて表示用駆動信号を生成し、表示用駆動信号を用いて光変調装置32を駆動する。これにより、第1画像MO1と第2画像MO2とが横方向または縦方向に並んでいる表示画像SC-bが光変調装置32に描画され、この表示画像SC-bが、投射光学系33を介して投射面SC上に表示される。
<動作の説明>
次に、表示画像SC-bの生成動作について説明する。
以下の説明では、既に、PC12aに対応する画像バッファー105A−aに第1画像データが格納されており、PC12bに対応する画像バッファー105A−bに第2画像データが格納されているとする。
また、表示画像SC-bを生成するために、表示画像SC-bと形状および大きさが等しい基準画像SC-aが用いられる。基準画像SC-aとしては、例えば、表示画像SC-bを単色の画像に変換したものが用いられる。
また、説明の簡略化を図るため、基準画像SC-a、第1画像MO1および第2画像MO2の各々の縦画素数および横画素数を以下の通りとする。
基準画像SC-aの横画素数SC-a-PWおよび縦画素数SC-a-PHは、それぞれ、図3に示したように「1920画素」、「1200画素」である。なお、図3に示した「p」は「画素数」を表すものである。
第1画像MO1の横画素数MO1-PWおよび縦画素数MO1-PHは、それぞれ、図4に示したように「640画素」、「480画素」である。なお、図4に示した「p」も「画素数」を表すものである。
第2画像MO2の横画素数MO2-PWおよび縦画素数MO2-PHは、それぞれ、図5に示したように「100画素」、「250画素」である。なお、図5に示した「p」も「画素数」を表すものである。
基準画像SC-a、第1画像MO1、第2画像MO2の大きさは、それぞれ、横画素数および縦画素数にて規定される。ここで、基準画像SC-aの大きさ、つまり、表示画像SC-bの大きさを示す横画素数SC-a-PW「1920画素」および縦画素数SC-a-PH「1200画素」は、表示画像SC-bの所定の大きさの一例である。なお、基準画像SC-a、第1画像MO1、第2画像MO2の各々の横画素数および縦画素数は適宜変更可能である。
次に、表示画像SC-bの生成動作について説明する。
以下の説明では、既に、PC12aに対応する画像バッファー105A−aに第1画像データが格納されており、PC12bに対応する画像バッファー105A−bに第2画像データが格納されているとする。
また、表示画像SC-bを生成するために、表示画像SC-bと形状および大きさが等しい基準画像SC-aが用いられる。基準画像SC-aとしては、例えば、表示画像SC-bを単色の画像に変換したものが用いられる。
また、説明の簡略化を図るため、基準画像SC-a、第1画像MO1および第2画像MO2の各々の縦画素数および横画素数を以下の通りとする。
基準画像SC-aの横画素数SC-a-PWおよび縦画素数SC-a-PHは、それぞれ、図3に示したように「1920画素」、「1200画素」である。なお、図3に示した「p」は「画素数」を表すものである。
第1画像MO1の横画素数MO1-PWおよび縦画素数MO1-PHは、それぞれ、図4に示したように「640画素」、「480画素」である。なお、図4に示した「p」も「画素数」を表すものである。
第2画像MO2の横画素数MO2-PWおよび縦画素数MO2-PHは、それぞれ、図5に示したように「100画素」、「250画素」である。なお、図5に示した「p」も「画素数」を表すものである。
基準画像SC-a、第1画像MO1、第2画像MO2の大きさは、それぞれ、横画素数および縦画素数にて規定される。ここで、基準画像SC-aの大きさ、つまり、表示画像SC-bの大きさを示す横画素数SC-a-PW「1920画素」および縦画素数SC-a-PH「1200画素」は、表示画像SC-bの所定の大きさの一例である。なお、基準画像SC-a、第1画像MO1、第2画像MO2の各々の横画素数および縦画素数は適宜変更可能である。
図6は、表示画像SC-bの生成動作を説明するためのフローチャートである。
制御部107は、入力処理部103から同時表示指示ボタンの操作に応じた操作信号を受け付けると、表示制御部108に、表示画像SC-bの生成指示を出力する。
表示制御部108が表示画像SC-bの生成指示を受信すると、決定部108Aは、画像バッファー105A−aから第1画像MO1を読み取り、画像バッファー105A−bから第2画像MO2を読み取る(ステップS601)。
制御部107は、入力処理部103から同時表示指示ボタンの操作に応じた操作信号を受け付けると、表示制御部108に、表示画像SC-bの生成指示を出力する。
表示制御部108が表示画像SC-bの生成指示を受信すると、決定部108Aは、画像バッファー105A−aから第1画像MO1を読み取り、画像バッファー105A−bから第2画像MO2を読み取る(ステップS601)。
続いて、決定部108Aは、第1画像MO1の横の長さおよび縦の長さと、第2画像MO2の横の長さおよび縦の長さと、について正規化を行う(ステップS602)。
ステップS602では、決定部108Aは以下のように動作する。
まず、決定部108Aは、縦画素数MO1-PHと横画素数MO1-PWと縦画素数MO2-PHと横画素数MO2-PWのうち、最も数値の小さい画素数を基準Bとして決定する。なお、決定部108Aは、縦画素数MO1-PHと横画素数MO1-PWとを第1画像データから読み取り、縦画素数MO2-PHと横画素数MO2-PWを第2画像データから読み取る。
図4および図5に示した例では、決定部108Aは、基準Bとして、横画素数MO2-PW(=100画素)を決定する。
続いて、決定部108Aは、縦画素数MO1-PHと横画素数MO1-PWと縦画素数MO2-PHと横画素数MO2-PWの各々を基準Bで除算することで、第1画像MO1の縦の長さおよび横の長さと、第2画像MO2の縦の長さおよび横の長さと、について正規化を行う。
図4および図5に示した例では、
第1画像MO1の縦の長さ=(480)/(100)=4.8、
第1画像MO1の横の長さ=(640)/(100)=6.4、
第2画像MO2の縦の長さ=(250)/(100)=2.5、
第2画像MO2の横の長さ=(100)/(100)=1、0
となる。
以上で、ステップS602が完了する。
ステップS602では、決定部108Aは以下のように動作する。
まず、決定部108Aは、縦画素数MO1-PHと横画素数MO1-PWと縦画素数MO2-PHと横画素数MO2-PWのうち、最も数値の小さい画素数を基準Bとして決定する。なお、決定部108Aは、縦画素数MO1-PHと横画素数MO1-PWとを第1画像データから読み取り、縦画素数MO2-PHと横画素数MO2-PWを第2画像データから読み取る。
図4および図5に示した例では、決定部108Aは、基準Bとして、横画素数MO2-PW(=100画素)を決定する。
続いて、決定部108Aは、縦画素数MO1-PHと横画素数MO1-PWと縦画素数MO2-PHと横画素数MO2-PWの各々を基準Bで除算することで、第1画像MO1の縦の長さおよび横の長さと、第2画像MO2の縦の長さおよび横の長さと、について正規化を行う。
図4および図5に示した例では、
第1画像MO1の縦の長さ=(480)/(100)=4.8、
第1画像MO1の横の長さ=(640)/(100)=6.4、
第2画像MO2の縦の長さ=(250)/(100)=2.5、
第2画像MO2の横の長さ=(100)/(100)=1、0
となる。
以上で、ステップS602が完了する。
続いて、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横に並べた横並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比(以下「第1の比」と称する)と、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦に並べた縦並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比(以下「第2の比」と称する)と、を算出する(ステップS603)。
ステップS603では、決定部108Aは以下のように動作する。
まず、決定部108Aは、ステップS602で正規化した値を用いて、横並び画像の最大の縦の長さおよび最大の横の長さと、縦並び画像の最大の縦の長さおよび最大の横の長さと、を算出する。
決定部108Aは、横並び画像については、第1画像MO1の縦の長さと第2画像MO2の縦の長さのうち長い方を最大の縦の長さとして決定し、第1画像MO1の横の長さと第2画像MO2の横の長さとを加算した長さを、最大の横の長さとして決定する。
また、決定部108Aは、縦並び画像については、第1画像MO1の縦の長さと第2画像MO2の縦の長さとを加算した長さを、最大の縦の長さとして決定し、第1画像MO1の横の長さと第2画像MO2の横の長さのうち長い方を最大の横の長さとして決定する。
続いて、決定部108Aは、第1の比と第2の比とを算出する。なお、横並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比である第1の比は、(横並び画像の最大の縦の長さ)/(横並び画像の最大の横の長さ)で表され、縦並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比である第2の比は、(縦並び画像の最大の縦の長さ)/(縦並び画像の最大の横の長さ)で表される。
ステップS603では、決定部108Aは以下のように動作する。
まず、決定部108Aは、ステップS602で正規化した値を用いて、横並び画像の最大の縦の長さおよび最大の横の長さと、縦並び画像の最大の縦の長さおよび最大の横の長さと、を算出する。
決定部108Aは、横並び画像については、第1画像MO1の縦の長さと第2画像MO2の縦の長さのうち長い方を最大の縦の長さとして決定し、第1画像MO1の横の長さと第2画像MO2の横の長さとを加算した長さを、最大の横の長さとして決定する。
また、決定部108Aは、縦並び画像については、第1画像MO1の縦の長さと第2画像MO2の縦の長さとを加算した長さを、最大の縦の長さとして決定し、第1画像MO1の横の長さと第2画像MO2の横の長さのうち長い方を最大の横の長さとして決定する。
続いて、決定部108Aは、第1の比と第2の比とを算出する。なお、横並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比である第1の比は、(横並び画像の最大の縦の長さ)/(横並び画像の最大の横の長さ)で表され、縦並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比である第2の比は、(縦並び画像の最大の縦の長さ)/(縦並び画像の最大の横の長さ)で表される。
ステップS603を図4および図5に示した例で説明すると以下のようになる。
<横並び画像の最大の縦の長さ>
第1画像MO1の縦の長さ(=4.8)が第2画像MO2の縦の長さ(=2.5)よりも長いので、横並び画像の最大の縦の長さは、第1画像MO1の縦の長さ(=4.8)となる。
<横並び画像の最大の横の長さ>
横並び画像の最大の横の長さは、第1画像MO1の横の長さ(=6.4)と第2画像MO2の横の長さ(=1)とを加算した長さ(=7.4)となる。
<縦並び画像の最大の縦の長さ>
縦並び画像の最大の縦の長さは、第1画像MO1の縦の長さ(=4.8)と第2画像MO2の縦の長さ(=2.5)とを加算した長さ(=7.3)となる。
<縦並び画像の最大の横の長さ>
第1画像MO1の横の長さ(=6.4)が第2画像MO2の横の長さ(=1)よりも長いので、縦並び画像の最大の横の長さは、第1画像MO1の横の長さ(=6.4)となる。
<第1の比>
第1の比は、(横並び画像の最大の縦の長さ=4.8)/(横並び画像の最大の横の長さ=7.4)=0.648648648648649となる。
<第2の比>
第2の比は、(縦並び画像の最大の縦の長さ=7.3)/(縦並び画像の最大の横の長さ=6.4)=1.140625となる。
以上で、ステップS603が完了する。
<横並び画像の最大の縦の長さ>
第1画像MO1の縦の長さ(=4.8)が第2画像MO2の縦の長さ(=2.5)よりも長いので、横並び画像の最大の縦の長さは、第1画像MO1の縦の長さ(=4.8)となる。
<横並び画像の最大の横の長さ>
横並び画像の最大の横の長さは、第1画像MO1の横の長さ(=6.4)と第2画像MO2の横の長さ(=1)とを加算した長さ(=7.4)となる。
<縦並び画像の最大の縦の長さ>
縦並び画像の最大の縦の長さは、第1画像MO1の縦の長さ(=4.8)と第2画像MO2の縦の長さ(=2.5)とを加算した長さ(=7.3)となる。
<縦並び画像の最大の横の長さ>
第1画像MO1の横の長さ(=6.4)が第2画像MO2の横の長さ(=1)よりも長いので、縦並び画像の最大の横の長さは、第1画像MO1の横の長さ(=6.4)となる。
<第1の比>
第1の比は、(横並び画像の最大の縦の長さ=4.8)/(横並び画像の最大の横の長さ=7.4)=0.648648648648649となる。
<第2の比>
第2の比は、(縦並び画像の最大の縦の長さ=7.3)/(縦並び画像の最大の横の長さ=6.4)=1.140625となる。
以上で、ステップS603が完了する。
続いて、決定部108Aは、表示画像SC-bで、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する(ステップS604)。
ステップS604では、決定部108Aは以下のように動作する。
まず、決定部108Aは、基準画像SC-aにおける縦画素数SC-a-PHと横画素数SC-a-PWとの比(以下「第3の比」と称する)を算出する。なお、第3の比は、(縦画素数SC-a-PH)/(横画素数SC-a-PW)で表され、表示画像SC-bにおける縦画素数と横画素数との比と同値である。
続いて、決定部108Aは、第1の比と第2の比と第3の比とに基づいて、表示画像SC-bにおいて、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する。
本実施形態では、決定部108Aは、第1の比と第3の比との差が、第2の比と第3の比との差よりも小さい場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定し、第2の比と第3の比との差が、第1の比と第3の比との差よりも小さい場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べて表示することを決定する。
例えば、第3の比から第1の比を差し引いた値の絶対値T1が、第3の比から第2の比を差し引いた値の絶対値T2よりも小さい場合、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定する。
一方、絶対値T2が絶対値T1よりも小さい場合、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べて表示することを決定する。
ここで、絶対値T1が絶対値T2と等しい場合、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定する。なお、絶対値T1が絶対値T2と等しい場合、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向ではなく縦方向に並べて表示することを決定してもよい。
続いて、決定部108Aは、決定の結果を生成部108Bに出力する。
ステップS604では、決定部108Aは以下のように動作する。
まず、決定部108Aは、基準画像SC-aにおける縦画素数SC-a-PHと横画素数SC-a-PWとの比(以下「第3の比」と称する)を算出する。なお、第3の比は、(縦画素数SC-a-PH)/(横画素数SC-a-PW)で表され、表示画像SC-bにおける縦画素数と横画素数との比と同値である。
続いて、決定部108Aは、第1の比と第2の比と第3の比とに基づいて、表示画像SC-bにおいて、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する。
本実施形態では、決定部108Aは、第1の比と第3の比との差が、第2の比と第3の比との差よりも小さい場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定し、第2の比と第3の比との差が、第1の比と第3の比との差よりも小さい場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べて表示することを決定する。
例えば、第3の比から第1の比を差し引いた値の絶対値T1が、第3の比から第2の比を差し引いた値の絶対値T2よりも小さい場合、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定する。
一方、絶対値T2が絶対値T1よりも小さい場合、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べて表示することを決定する。
ここで、絶対値T1が絶対値T2と等しい場合、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定する。なお、絶対値T1が絶対値T2と等しい場合、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向ではなく縦方向に並べて表示することを決定してもよい。
続いて、決定部108Aは、決定の結果を生成部108Bに出力する。
ステップS604を図3〜図5に示した例で説明すると以下のようになる。
<第3の比>
第3の比は、(縦画素数SC-a-PH=1200)/(横画素数SC-a-PW=1920)=0.625となる。
<絶対値T1>
絶対値T1は、|(第3の比=0.625)−(第1の比=0.648648648648649)|=0.023648648648649となる。
<絶対値T2>
絶対値T2は、|(第3の比=0.625)−(第2の比=1.140625)|=0.515625となる。
<絶対値T1と絶対値T2との比較>
絶対値T1が絶対値T2よりも小さいので、図3〜図5に示した例では、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定する。決定部108Aは、この決定の結果を、生成部108Bに出力する。
以上で、ステップS604が完了する。
<第3の比>
第3の比は、(縦画素数SC-a-PH=1200)/(横画素数SC-a-PW=1920)=0.625となる。
<絶対値T1>
絶対値T1は、|(第3の比=0.625)−(第1の比=0.648648648648649)|=0.023648648648649となる。
<絶対値T2>
絶対値T2は、|(第3の比=0.625)−(第2の比=1.140625)|=0.515625となる。
<絶対値T1と絶対値T2との比較>
絶対値T1が絶対値T2よりも小さいので、図3〜図5に示した例では、決定部108Aは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定する。決定部108Aは、この決定の結果を、生成部108Bに出力する。
以上で、ステップS604が完了する。
生成部108Bは、決定部108Aの決定の結果を受信すると、その決定の結果と、表示画像SC-bの大きさと、に基づいて、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率(スケーリング係数)を決定する(ステップS605)。
ここで、表示画像SC-bの大きさは、基準画像SC-aの大きさと同一であるので、以下の説明では、生成部108Bは、決定部108Aの決定の結果と、基準画像SC-aの大きさ(縦画素数SC-a-PHと横画素数SC-a-PW)と、に基づいて、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率を決定することとする。
拡大率は、1以上の値か、0より大きく1未満の値か、のいずれかとなる。ここで、拡大率が1より大きい場合、拡大率は拡大を示し、拡大率が1である場合、拡大率は現状維持を示し、拡大率が0より大きく1未満の場合、拡大率は縮小を示す。
ステップS605では、生成部108Bは以下のように動作する。
ここで、表示画像SC-bの大きさは、基準画像SC-aの大きさと同一であるので、以下の説明では、生成部108Bは、決定部108Aの決定の結果と、基準画像SC-aの大きさ(縦画素数SC-a-PHと横画素数SC-a-PW)と、に基づいて、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率を決定することとする。
拡大率は、1以上の値か、0より大きく1未満の値か、のいずれかとなる。ここで、拡大率が1より大きい場合、拡大率は拡大を示し、拡大率が1である場合、拡大率は現状維持を示し、拡大率が0より大きく1未満の場合、拡大率は縮小を示す。
ステップS605では、生成部108Bは以下のように動作する。
<決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きい場合>
この場合、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの縦画素数SC-a-PH)/(横並び画像の最大縦画素数)を算出する。
ここで、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きいことは、横並び画像の最大縦画素数を縦画素数とし横並び画像の最大横画素数を横画素数とする「横並び対応画像」が、表示画像SC-b(基準画像SC-a)よりも「縦長」であることを意味する。このため、生成部108Bは、拡大率に応じた大きさの調整がなされた横並び画像の縦方向の長さが表示画像SC-bの縦方向の長さに一致するように、縦方向の画素数を基準に、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率を算出する。
この場合、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの縦画素数SC-a-PH)/(横並び画像の最大縦画素数)を算出する。
ここで、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きいことは、横並び画像の最大縦画素数を縦画素数とし横並び画像の最大横画素数を横画素数とする「横並び対応画像」が、表示画像SC-b(基準画像SC-a)よりも「縦長」であることを意味する。このため、生成部108Bは、拡大率に応じた大きさの調整がなされた横並び画像の縦方向の長さが表示画像SC-bの縦方向の長さに一致するように、縦方向の画素数を基準に、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率を算出する。
<決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より小さい場合>
この場合、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの横画素数SC-a-PW)/(横並び画像の最大横画素数)を算出する。
ここで、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より小さいことは、「横並び対応画像」が表示画像SC-b(基準画像SC-a)よりも「横長」であることを意味する。このため、生成部108Bは、拡大率に応じた大きさの調整がなされた横並び画像の横方向の長さが表示画像SC-bの横方向の長さに一致するように、横方向の画素数を基準に、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率を算出する。
この場合、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの横画素数SC-a-PW)/(横並び画像の最大横画素数)を算出する。
ここで、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より小さいことは、「横並び対応画像」が表示画像SC-b(基準画像SC-a)よりも「横長」であることを意味する。このため、生成部108Bは、拡大率に応じた大きさの調整がなされた横並び画像の横方向の長さが表示画像SC-bの横方向の長さに一致するように、横方向の画素数を基準に、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率を算出する。
<決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比と等しい場合>
この場合、生成部108Bは、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より小さい場合と同様に拡大率を算出する。なお、この場合、生成部108Bは、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きい場合と同様に拡大率を算出してもよい。
この場合、生成部108Bは、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より小さい場合と同様に拡大率を算出する。なお、この場合、生成部108Bは、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きい場合と同様に拡大率を算出してもよい。
<決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より大きい場合>
この場合、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの縦画素数SC-a-PH)/(縦並び画像の最大縦画素数)を算出する。
ここで、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より大きいことは、縦並び画像の最大縦画素数を縦画素数とし縦並び画像の最大横画素数を横画素数とする「縦並び対応画像」が、表示画像SC-b(基準画像SC-a)よりも「縦長」であることを意味する。このため、生成部108Bは、拡大率に応じた大きさの調整がなされた縦並び画像の縦方向の長さが表示画像SC-bの縦方向の長さに一致するように、縦方向の画素数を基準に拡大率を算出する。
この場合、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの縦画素数SC-a-PH)/(縦並び画像の最大縦画素数)を算出する。
ここで、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より大きいことは、縦並び画像の最大縦画素数を縦画素数とし縦並び画像の最大横画素数を横画素数とする「縦並び対応画像」が、表示画像SC-b(基準画像SC-a)よりも「縦長」であることを意味する。このため、生成部108Bは、拡大率に応じた大きさの調整がなされた縦並び画像の縦方向の長さが表示画像SC-bの縦方向の長さに一致するように、縦方向の画素数を基準に拡大率を算出する。
<決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より小さい場合>
この場合、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの横画素数SC-a-PH)/(縦並び画像の最大横画素数)を算出する。
ここで、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より小さいことは、「縦並び対応画像」が表示画像SC-b(基準画像SC-a)よりも「横長」であることを意味する。このため、生成部108Bは、拡大率に応じた大きさの調整がなされた縦並び画像の横方向の長さが表示画像SC-bの横方向の長さに一致するように、横方向の画素数を基準に拡大率を算出する。
この場合、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの横画素数SC-a-PH)/(縦並び画像の最大横画素数)を算出する。
ここで、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より小さいことは、「縦並び対応画像」が表示画像SC-b(基準画像SC-a)よりも「横長」であることを意味する。このため、生成部108Bは、拡大率に応じた大きさの調整がなされた縦並び画像の横方向の長さが表示画像SC-bの横方向の長さに一致するように、横方向の画素数を基準に拡大率を算出する。
<決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比と等しい場合>
この場合、生成部108Bは、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より小さい場合と同様に拡大率を算出する。なお、この場合、生成部108Bは、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より大きい場合と同様に拡大率を算出してもよい。
この場合、生成部108Bは、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より小さい場合と同様に拡大率を算出する。なお、この場合、生成部108Bは、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より大きい場合と同様に拡大率を算出してもよい。
ステップS605を図3〜図5に示した例で説明すると以下のようになる。
決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きいので、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの縦画素数SC-a-PH=1200画素)/(横並び画像の最大縦画素数=480画素)=2.5を算出する。
以上で、ステップS605が完了する。
決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きいので、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率として、(基準画像SC-aの縦画素数SC-a-PH=1200画素)/(横並び画像の最大縦画素数=480画素)=2.5を算出する。
以上で、ステップS605が完了する。
続いて、生成部108Bは、フレームメモリー109を用いて、ステップS605で決定した拡大率で大きさを調整した第1画像MO1および第2画像MO2を、ステップS604で決定した並びで、基準画像SC-aに収まるように配置して、表示画像SC-bを生成する(ステップS606)。
図7は、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きい場合の表示画像SC-bの一例を示した図である。この場合、図7に示すように、拡大率に応じた大きさの調整がなされた横並び画像の縦方向の長さが表示画像SC-bの縦方向の長さと一致する。
図8は、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より小さい場合の表示画像SC-bの一例を示した図である。この場合、図8に示すように、拡大率に応じた大きさの調整がなされた横並び画像の横方向の長さが表示画像SC-bの横方向の長さと一致する。
図9は、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より大きい場合の表示画像SC-bの一例を示した図である。この場合、図9に示すように、拡大率に応じた大きさの調整がなされた縦並び画像の縦方向の長さが表示画像SC-bの縦方向の長さに一致する。
図10は、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より小さい場合の表示画像SC-bの一例を示した図である。この場合、図10に示したように、拡大率に応じた大きさの調整がなされた縦並び画像の横方向の長さが表示画像SC-bの横方向の長さに一致する。
なお、図3〜図5に示した例を元に生成した表示画像SC-bは、図7に示した表示画像SC-bとなる。
図7は、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きい場合の表示画像SC-bの一例を示した図である。この場合、図7に示すように、拡大率に応じた大きさの調整がなされた横並び画像の縦方向の長さが表示画像SC-bの縦方向の長さと一致する。
図8は、決定部108Aの決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より小さい場合の表示画像SC-bの一例を示した図である。この場合、図8に示すように、拡大率に応じた大きさの調整がなされた横並び画像の横方向の長さが表示画像SC-bの横方向の長さと一致する。
図9は、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より大きい場合の表示画像SC-bの一例を示した図である。この場合、図9に示すように、拡大率に応じた大きさの調整がなされた縦並び画像の縦方向の長さが表示画像SC-bの縦方向の長さに一致する。
図10は、決定部108Aの決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より小さい場合の表示画像SC-bの一例を示した図である。この場合、図10に示したように、拡大率に応じた大きさの調整がなされた縦並び画像の横方向の長さが表示画像SC-bの横方向の長さに一致する。
なお、図3〜図5に示した例を元に生成した表示画像SC-bは、図7に示した表示画像SC-bとなる。
ここで、図8や図9に示したような表示画像SC-bは、生成部108Bが、第1画像MO1と第2画像MO2とを決定部108Aの決定結果に従って並べることで形成される画像(横並び画像や縦並び画像)が表示画像SC-bの上下左右の外縁に接しつつ第1画像MO1と第2画像MO2とが接するように、第1画像MO1と第2画像MO2との両方を拡大(両方の大きさを変更)することによって、生成される。
図8や図9に示したような表示画像SC-bにおいては、第1画像MO1と第2画像MO2とを同じ拡大率で大きさを変更しつつ第1画像MO1と第2画像MO2とが互いに重ならずに表示画像SC-bに収まるという条件下では、第1画像MO1と第2画像MO2とをこれ以上拡大できない。つまり、未表示領域をこれ以上小さくできない。よって、未表示領域が小さくなっており、表示画像SC-bの有効利用を図ることができる。
図8や図9に示したような表示画像SC-bにおいては、第1画像MO1と第2画像MO2とを同じ拡大率で大きさを変更しつつ第1画像MO1と第2画像MO2とが互いに重ならずに表示画像SC-bに収まるという条件下では、第1画像MO1と第2画像MO2とをこれ以上拡大できない。つまり、未表示領域をこれ以上小さくできない。よって、未表示領域が小さくなっており、表示画像SC-bの有効利用を図ることができる。
続いて、生成部108Bは、表示画像SC-bを表す表示画像データを光変調装置駆動部110に出力する。光変調装置駆動部110は、生成部108Bから入力された表示画像データに基づいて、光変調装置32を駆動する。これにより、第1画像MO1と第2画像MO2が横方向または縦方向に並んでいる表示画像SC-bが光変調装置32に描画され、この表示画像SC-bが、投射光学系33を介して投射面SC上に投射される。
本実施形態によれば、決定部108Aは、第1画像MO1の縦画素数MO1-PHおよび横画素数MO1-PWと、第2画像MO2の縦画素数MO2-PHおよび横画素数MO2-PWと、に基づいて、表示画像SC-b内で、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する。
第1画像MO1の形状および大きさは第1画像MO1の縦画素数MO1-PHおよび横画素数MO1-PWにて特定され、第2画像MO2の形状および大きさは第2画像MO2の縦画素数MO2-PHおよび横画素数MO2-PWにて特定される。このため、第1画像MO1の形状および大きさと第2画像MO2の形状および大きさとに基づいて、表示画像SC-b内での第1画像MO1と第2画像MO2との並び方向を縦方向と横方向との間で変更可能になる。よって、例えば、表示画像SC-bに第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べた場合の方が縦方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、横方向に並べることを決定し、縦方向に並べた場合の方が横方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、縦方向に並べることを決定できる。したがって、第1画像MO1および第2画像MO2の形状および大きさに関わらず第1画像MO1と第2画像MO2の並び方向が変わらない場合に比べて、表示画像SC-bの有効利用を図ることが可能となる。
第1画像MO1の形状および大きさは第1画像MO1の縦画素数MO1-PHおよび横画素数MO1-PWにて特定され、第2画像MO2の形状および大きさは第2画像MO2の縦画素数MO2-PHおよび横画素数MO2-PWにて特定される。このため、第1画像MO1の形状および大きさと第2画像MO2の形状および大きさとに基づいて、表示画像SC-b内での第1画像MO1と第2画像MO2との並び方向を縦方向と横方向との間で変更可能になる。よって、例えば、表示画像SC-bに第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べた場合の方が縦方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、横方向に並べることを決定し、縦方向に並べた場合の方が横方向に並べた場合よりも未表示領域を小さくできる場合には、縦方向に並べることを決定できる。したがって、第1画像MO1および第2画像MO2の形状および大きさに関わらず第1画像MO1と第2画像MO2の並び方向が変わらない場合に比べて、表示画像SC-bの有効利用を図ることが可能となる。
また、決定部108Aは、第1の比と第2の比と第3の比とに基づいて、表示画像SC-bにおいて、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する。
第1の比は、横並び画像が収まる矩形の画像である横並び対応画像の形状を示し、第2の比は、縦並び画像が収まる矩形の画像である縦並び対応画像の形状を示し、第3の比は表示画像SC-bの形状を示す。このため、横並び対応画像の形状と、縦並び対応画像の形状と、表示画像SC-bの形状と、に基づいて、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定可能になる。
第1の比は、横並び画像が収まる矩形の画像である横並び対応画像の形状を示し、第2の比は、縦並び画像が収まる矩形の画像である縦並び対応画像の形状を示し、第3の比は表示画像SC-bの形状を示す。このため、横並び対応画像の形状と、縦並び対応画像の形状と、表示画像SC-bの形状と、に基づいて、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定可能になる。
また、決定部108Aは、第1の比と第3の比との差が、第2の比と第3の比との差よりも小さい場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定し、第2の比と第3の比との差が、第1の比と第3の比との差よりも小さい場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べて表示することを決定する。
このため、第1の比と第3の比との差が、第2の比と第3の比との差よりも小さい場合、つまり、横並び対応画像の形状が、縦並び対応画像の形状よりも表示画像SC-bの形状に近い場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定でき、第2の比と第3の比との差が、第1の比と第3の比との差よりも小さい場合、つまり、縦並び対応画像の形状が、横並び対応画像の形状よりも表示画像SC-bの形状に近い場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べて表示することを決定できる。表示画像SC-bと形状が近い画像ほど、表示画像SC-bに収まる範囲で該画像の大きさを最大にした場合に未表示領域を少なくできる。よって、この場合、表示領域の有効活用を図ることが可能になる。
このため、第1の比と第3の比との差が、第2の比と第3の比との差よりも小さい場合、つまり、横並び対応画像の形状が、縦並び対応画像の形状よりも表示画像SC-bの形状に近い場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを横方向に並べて表示することを決定でき、第2の比と第3の比との差が、第1の比と第3の比との差よりも小さい場合、つまり、縦並び対応画像の形状が、横並び対応画像の形状よりも表示画像SC-bの形状に近い場合、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べて表示することを決定できる。表示画像SC-bと形状が近い画像ほど、表示画像SC-bに収まる範囲で該画像の大きさを最大にした場合に未表示領域を少なくできる。よって、この場合、表示領域の有効活用を図ることが可能になる。
本実施形態によれば、表示画像SC-bが横長である場合でも、第1画像MO1および第2画像MO2のそれぞれの形状および大きさに応じて、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べるか横方向に並べるかを決定できる。
また、本実施形態によれば、第1画像MO1が横長であり第2画像MO2が縦長であっても、第1画像MO1および第2画像MO2のそれぞれの形状および大きさに応じて、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦方向に並べるか横方向に並べるかを決定できる。
<変形例>
上記実施形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相矛盾しない限り適宜に併合され得る。
上記実施形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相矛盾しない限り適宜に併合され得る。
<変形例1>
決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きい場合(図7参照)には、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2のうち縦方向の長さが短い方の画像を、第1画像MO1と第2画像MO2とが互いに重ならずに表示画像SC-bに収まるという条件下で、拡大してもよい。
例えば、図7に示した表示画像SC-bにおいて第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率が「1」であった場合に、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横に並べた横並び画像が表示画像SC-bの上下左右の外縁に接しつつ第1画像MO1と第2画像MO2が接するように、第2画像MO2(第1画像MO1と第2画像MO2のうち縦方向の長さが短い方の画像)のみを拡大(大きさを変更)する。図11は、図7に示した表示画像SC-bにおいて、第2画像MO2を拡大した例である。この場合、さらに未表示領域を小さくできる。
決定結果が「横並び」を示し第1の比が第3の比より大きい場合(図7参照)には、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2のうち縦方向の長さが短い方の画像を、第1画像MO1と第2画像MO2とが互いに重ならずに表示画像SC-bに収まるという条件下で、拡大してもよい。
例えば、図7に示した表示画像SC-bにおいて第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率が「1」であった場合に、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2とを横に並べた横並び画像が表示画像SC-bの上下左右の外縁に接しつつ第1画像MO1と第2画像MO2が接するように、第2画像MO2(第1画像MO1と第2画像MO2のうち縦方向の長さが短い方の画像)のみを拡大(大きさを変更)する。図11は、図7に示した表示画像SC-bにおいて、第2画像MO2を拡大した例である。この場合、さらに未表示領域を小さくできる。
<変形例2>
決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より小さい場合(図10参照)には、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2のうち横方向の長さが短い方の画像を、第1画像MO1と第2画像MO2とが互いに重ならずに表示画像SC-bに収まるという条件下で、拡大してもよい。
例えば、図10に示した表示画像SC-bにおいて第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率が「1」であった場合に、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦に並べた縦並び画像が表示画像SC-bの上下左右の外縁に接しつつ第1画像MO1と第2画像MO2が接するように、第2画像MO2(第1画像MO1と第2画像MO2のうち横方向の長さが短い方の画像)のみを拡大する。図12は、図10に示した表示画像SC-bにおいて、第2画像MO2を拡大した例である。この場合、さらに未表示領域を小さくできる。
決定結果が「縦並び」を示し第2の比が第3の比より小さい場合(図10参照)には、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2のうち横方向の長さが短い方の画像を、第1画像MO1と第2画像MO2とが互いに重ならずに表示画像SC-bに収まるという条件下で、拡大してもよい。
例えば、図10に示した表示画像SC-bにおいて第1画像MO1と第2画像MO2との拡大率が「1」であった場合に、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2とを縦に並べた縦並び画像が表示画像SC-bの上下左右の外縁に接しつつ第1画像MO1と第2画像MO2が接するように、第2画像MO2(第1画像MO1と第2画像MO2のうち横方向の長さが短い方の画像)のみを拡大する。図12は、図10に示した表示画像SC-bにおいて、第2画像MO2を拡大した例である。この場合、さらに未表示領域を小さくできる。
なお、変形例1や変形例2では、生成部108Bは、第1画像MO1と第2画像MO2とを決定部108Aの決定結果に従って並べた状態で、第1画像MO1と第2画像MO2とを並べたことによって形成される画像が表示画像SC-bの上下左右の外縁に接しつつ第1画像MO1と第2画像MO2とが接するように、第1画像MO1と第2画像MO2のいずれか一方を拡大(大きさを変更)する処理を行うことになる。
<変形例3>
上記実施形態では、第1画像MO1や第2画像MO2の縦画素数および横画素数として、第1画像データに示された縦画素数MO1-PHと横画素数MO1-PWと、第2画像データに示された縦画素数MO2-PHと横画素数MO2-PWがそのまま用いられた。
しかしながら、画像データに、さらに、画像に関する付加情報(例えば、画像データに示された縦画素数PHおよび横画素数PWにて特定される画像(以下「元画像」と称する)のうち有効となる画像を特定するための情報)が付加されている場合、決定部108Aは、その画像の縦画素数PHおよび横画素数PWの代わりに、付加情報にて特定される有効な画像の縦画素数および横画素数を用いることが好ましい。
例えば、元画像の上下左右に黒帯が付加され、その黒帯で囲まれた領域内の画像が有効画像(例えば、第1画像MO1または第2画像MO2)となる場合、付加情報として、例えば、上下左右の黒帯の大きさを特定するための情報が用いられる。この場合、決定部108Aは、その付加情報を用いて有効画像の縦画素数および横画素数を算出し、その算出結果を、その画像の縦画素数PHおよび横画素数PWの代わりに用いる。
また、例えば、付加情報としてアスペクト比の情報が用いられている場合、決定部108Aは、元画像をそのアスペクト比に合うようにスケーリングし、そのスケーリング後の画像の縦画素数と横画素数とを、その画像の縦画素数PHおよび横画素数PWの代わりに用いてもよい。
上記実施形態では、第1画像MO1や第2画像MO2の縦画素数および横画素数として、第1画像データに示された縦画素数MO1-PHと横画素数MO1-PWと、第2画像データに示された縦画素数MO2-PHと横画素数MO2-PWがそのまま用いられた。
しかしながら、画像データに、さらに、画像に関する付加情報(例えば、画像データに示された縦画素数PHおよび横画素数PWにて特定される画像(以下「元画像」と称する)のうち有効となる画像を特定するための情報)が付加されている場合、決定部108Aは、その画像の縦画素数PHおよび横画素数PWの代わりに、付加情報にて特定される有効な画像の縦画素数および横画素数を用いることが好ましい。
例えば、元画像の上下左右に黒帯が付加され、その黒帯で囲まれた領域内の画像が有効画像(例えば、第1画像MO1または第2画像MO2)となる場合、付加情報として、例えば、上下左右の黒帯の大きさを特定するための情報が用いられる。この場合、決定部108Aは、その付加情報を用いて有効画像の縦画素数および横画素数を算出し、その算出結果を、その画像の縦画素数PHおよび横画素数PWの代わりに用いる。
また、例えば、付加情報としてアスペクト比の情報が用いられている場合、決定部108Aは、元画像をそのアスペクト比に合うようにスケーリングし、そのスケーリング後の画像の縦画素数と横画素数とを、その画像の縦画素数PHおよび横画素数PWの代わりに用いてもよい。
<変形例4>
光変調装置32は、3枚の透過型液晶パネルを用いた構成に限らない。光変調装置32は、例えば3枚の反射型の液晶パネルを用いた構成であってもよい。また、光変調装置32は、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせた方式等の構成であってもよい。光変調装置32として1枚のみの液晶パネルまたはDMDが用いられる場合には、分離光学系40やクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系34に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成は、光変調装置32として採用できる。
光変調装置32は、3枚の透過型液晶パネルを用いた構成に限らない。光変調装置32は、例えば3枚の反射型の液晶パネルを用いた構成であってもよい。また、光変調装置32は、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせた方式等の構成であってもよい。光変調装置32として1枚のみの液晶パネルまたはDMDが用いられる場合には、分離光学系40やクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系34に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成は、光変調装置32として採用できる。
<変形例5>
上記実施形態では、投射面SCの正面に設置されたプロジェクター11が、前方に画像を投射する構成を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、投射面SCが透過型のスクリーンとして構成され、プロジェクター11が投射面SCの背面側から画像を投射する構成に本発明が適用されてもよい。
上記実施形態では、投射面SCの正面に設置されたプロジェクター11が、前方に画像を投射する構成を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、投射面SCが透過型のスクリーンとして構成され、プロジェクター11が投射面SCの背面側から画像を投射する構成に本発明が適用されてもよい。
<変形例6>
本発明に係る表示装置は、投射面SCに画像を投射するプロジェクターに限定されない。液晶表示パネルに画像を表示する液晶モニターまたは液晶テレビ、あるいは、PDP(プラズマディスプレイパネル)に画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機、OLED(Organic Light-emitting-diode)、OEL(Organic Electro-Luminescence)等と呼ばれる有機EL表示パネルに画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機等の自発光型の表示装置など、各種の表示装置も、本発明の表示装置に含まれ、入力された画像信号に基づく画像をカラー表示することができる携帯型の表示装置も本発明の表示装置に含まれる。
本発明に係る表示装置は、投射面SCに画像を投射するプロジェクターに限定されない。液晶表示パネルに画像を表示する液晶モニターまたは液晶テレビ、あるいは、PDP(プラズマディスプレイパネル)に画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機、OLED(Organic Light-emitting-diode)、OEL(Organic Electro-Luminescence)等と呼ばれる有機EL表示パネルに画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機等の自発光型の表示装置など、各種の表示装置も、本発明の表示装置に含まれ、入力された画像信号に基づく画像をカラー表示することができる携帯型の表示装置も本発明の表示装置に含まれる。
<変形例7>
第1画像データや第2画像データの出力元は、PCに限らず、例えば、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、ビデオゲーム装置等の映像出力装置でもよい。
第1画像データや第2画像データの出力元は、PCに限らず、例えば、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、ビデオゲーム装置等の映像出力装置でもよい。
<変形例8>
図1に示した各部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態において各機能部がハードウェアで実現されてもよいし、そのハードウェアの機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター11の具体的な細部構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
図1に示した各部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態において各機能部がハードウェアで実現されてもよいし、そのハードウェアの機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター11の具体的な細部構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
11…プロジェクター、100…表示制御装置、104…通信部、105…バッファー部、107…制御部、108…表示制御部、108A…決定部、108B…生成部、109…フレームメモリー、110…光変調装置駆動部、111…投射光学系駆動部、112…光源駆動部、30…投射部、31…照明光学系、32…光変調装置、33…投射光学系、SC…投射面。
Claims (9)
- 第1画像を示す第1画像データと、第2画像を示す第2画像データと、を受信する受信部と、
前記第1画像の縦画素数および横画素数と、前記第2画像の縦画素数および横画素数と、に基づいて、所定の大きさの表示画像内で、前記第1画像と前記第2画像とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する決定部と、
を含むことを特徴とする表示制御装置。 - 前記決定部の決定結果に基づいて前記表示画像を示す表示画像データを生成する生成部をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記生成部は、前記第1画像と前記第2画像とを前記決定部の決定結果に従って並べることによって形成される画像が前記表示画像の上下左右の外縁に接しつつ前記第1画像と前記第2画像とが接するように、前記第1画像と前記第2画像との少なくとも一方の大きさを変更して前記表示画像データを生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。 - 前記決定部は、前記第1画像と前記第2画像とを横に並べた横並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比である第1の比と、前記第1画像と前記第2画像とを縦に並べた縦並び画像における最大縦画素数と最大横画素数との比である第2の比と、前記表示画像における縦画素数と横画素数との比である第3の比と、に基づいて、前記第1画像と前記第2画像とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 前記決定部は、
前記第1の比と前記第3の比との差が、前記第2の比と前記第3の比との差よりも小さい場合、前記第1画像と前記第2画像とを横方向に並べて表示することを決定し、
前記第2の比と前記第3の比との差が、前記第1の比と前記第3の比との差よりも小さい場合、前記第1画像と前記第2画像とを縦方向に並べて表示することを決定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の表示制御装置。 - 前記表示画像は横長である、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 前記第1画像は横長であり、前記第2画像は縦長である、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の表示制御装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の表示制御装置を含む表示装置。
- 表示制御装置が行う表示制御方法であって、
第1画像を示す第1画像データと、第2画像を示す第2画像データと、を受信し、
前記第1画像の縦画素数および横画素数と、前記第2画像の縦画素数および横画素数と、に基づいて、所定の大きさの表示画像内で前記第1画像と前記第2画像とを横方向に並べて表示するか縦方向に並べて表示するかを決定する、
ことを特徴とする表示制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016031694A JP2017151183A (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 表示制御装置、表示装置および表示制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016031694A Pending JP2017151183A (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 表示制御装置、表示装置および表示制御方法 |
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-
2016
- 2016-02-23 JP JP2016031694A patent/JP2017151183A/ja active Pending
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