JP2017151104A - 出力を提供するための可変の切換閾値の使用 - Google Patents

出力を提供するための可変の切換閾値の使用 Download PDF

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Abstract

【課題】出力を提供するための可変の切換閾値の使用した磁気回路を提供する。【解決手段】磁気回路は、磁気センサを含んでもよい。磁気センサは、可変の切換閾値を計算することに関連付けられた調整係数を決定してもよい。可変の切換閾値は、設定可能な切換閾値でもよく、設定可能な切換閾値に基づいて、磁気センサは、歯車の回転に対応する速度信号に関連付けられた出力を提供する。磁気センサは、可変の切換閾値に基づいて、速度信号に関連付けられた出力を提供してもよい。【選択図】図4

Description

磁気センサは、回転する磁気車輪、例えば強磁性歯車によって生成される磁場を検出してもよい。磁気センサは、検出された磁場に基づいて、磁気車輪の位置または磁気車輪の回転速度を識別するための信号を出力してもよい。
いくつかの可能な実施態様によれば、磁気回路は、磁気センサを含んでもよく、磁気センサは、可変の切換閾値を計算することに関連付けられた調整係数を決定し、可変の切換閾値は、設定可能な切換閾値でもよく、設定可能な切換閾値に基づいて、磁気センサは、歯車の回転に対応する速度信号に関連付けられた出力を提供し、磁気センサは、可変の切換閾値に基づいて、速度信号に関連付けられた出力を提供する。
いくつかの可能な実施態様によれば、センサは、1つまたは複数の検出要素およびプロセッサを含んでもよく、プロセッサは、設定可能な切換閾値に関連付けられた調整係数を決定し、設定可能な切換閾値は、1つまたは複数の検出要素によって検出される成分に対応する信号に関連付けられた出力信号を提供することに関連付けられた閾値でもよく、プロセッサは、信号に関連付けられた最小信号値および信号に関連付けられた最大信号値を決定し、最小信号値、最大信号値および調整係数に基づいて、設定可能な切換閾値を計算し、設定可能な切換閾値に基づいて、信号に関連付けられた出力信号を提供する。
いくつかの可能な実施態様によれば、方法は、磁気センサによって、可変の切換閾値を決定することに関連付けられた調整係数を識別するステップを含んでもよく、可変の切換閾値は、磁気センサによって検出される磁場に対応する速度信号に基づいて、出力を提供することに関連付けられた設定可能な切換閾値でもよく、磁気センサによって、可変の切換閾値に基づいて、速度信号に関連付けられた一組の出力を提供するステップを含んでもよい。
本願明細書に記載されている例示的実施態様の概略図である。 本願明細書に記載されている例示的実施態様の概略図である。 本願明細書に記載されている装置が実施可能な例示的環境の図である。 図2の例示的環境に含まれる磁気センサの例示的構成要素の図である。 磁気センサのための可変の切換閾値レベルを計算し、可変の切換閾値レベルに基づいて、出力を提供するための例示的方法のフローチャートである。 さまざまなエアギャップのサイズに対応する正規化された速度信号を比較する一例のグラフ図であり、このグラフ図から調整係数が識別されてもよい。 さまざまなエアギャップのサイズに対応する正規化された速度信号の比較の一例のグラフ図であり、このグラフ図から調整係数が識別されてもよい。 磁気センサの動作モードに基づいて、可変の切換閾値レベルを計算する、磁気センサに関連付けられた一例のグラフ図である。 図4に示される例示的方法に関連した追加の例示的実施態様の図である。
例示的実施態様の以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。複数の図面における同一の参照符号は、同一類似の要素を識別してもよい。
磁気センサを用いて、例えば自動車関係(例えば、クランクシャフト、カムシャフトまたは車軸)において、回転物体の速度および/または回転角度を決定してもよい。磁気センサは、磁気センサに存在する磁場を検出することに基づいて、出力を提供してもよい。磁場が、磁気センサに対して位置決めされる磁気車輪、例えば強磁性材料製の歯車によって生成または歪曲されてもよい。磁気センサは、特定の一例として、磁気センサに存在する磁場の強度に対応する速度信号が切換閾値を満たす間(例えば、特定の磁場強度より大きいとき)、第1の出力(例えば、第1の電圧レベルを有する信号、第1の電流レベルを有する信号)を提供してもよく、速度信号が切換閾値を満たさない間(例えば、速度信号が特定の磁場強度以下のとき)、第2の出力(例えば、第2の電圧レベルを有する信号、第2の電流レベルを有する信号)を提供してもよい。典型的には、切換閾値は、速度信号の最大値と速度信号の最小値(例えば、速度信号のゼロ交差)との差の1/2として設定される固定の切換閾値である。この例では、速度信号が切換閾値と交差するとき、磁気センサは、第1の出力と第2の出力との間で切り換わってもよい。
電子制御装置(ECU)は、磁気センサにより提供される出力を受信してもよく、出力に基づいて、(例えば、1つまたは複数のシステムを制御するために)歯車の速度および/または回転角度を決定してもよい。速度および/または回転角度が出力に基づいて決定され、出力が切換閾値と比較される速度信号に基づいて提供されるので、磁気センサが歯車の回転に対応する速度信号を正確に決定することは、重要である(例えば、速度および/または回転角度を正確に決定できるように)。
従来、磁気センサは、歯車の回転方向に略垂直な方向の磁場の成分(本願明細書においてz成分と称される)を検出するセンサとして、例えば差動ホールセンサとして実施される。この場合、一組の検出要素(例えば、第1の検出要素および第2の検出要素)は、ホール効果に基づいて、第1の位置(例えば、磁気センサの第1の端)および第2の位置(例えば、磁気センサの第2の端)の磁場のz成分を検出する。ここで、磁気センサは、回転物体の回転の間、速度信号を、第1の検出要素によって検出される磁場成分の強度と第2の検出要素によって検出される磁場成分の強度との差(例えば、Bz−diff=Bz1−Bz2)として、決定してもよい。
ここで、速度信号が固定の切換閾値と交差することを磁気センサが識別するとき(例えば、Bz−diff=0mT)、磁気センサは、第1の出力(例えば、第1の電圧レベルを有する信号、第1の電流レベルを有する信号)を提供することから第2の出力(例えば、第2の電圧レベルを有する信号、第2の電流レベルを有する信号)を提供することに切り換わってもよい。ECUは、磁気センサにより提供される出力に基づいて、回転物体の速度および/または回転角度を決定してもよい。特に、磁気センサが(差動ホールセンサと同様に)磁場のz成分を検出するとき、エアギャップ(例えば、検出要素と歯車との間の距離)における変化は、速度信号に影響を及ぼさない。換言すれば、エアギャップにおける変化は、速度信号が固定の切換閾値と交差することを磁気センサが決定する位置に影響を及ぼさない。
しかしながら、磁気センサを、(差動ホールセンサよりもむしろ)差動磁気抵抗(MR)センサとして実施することが有利になりうる。差動MRセンサは、例えば、異方性の磁気抵抗(AMR)効果、巨大磁気抵抗(GMR)効果、トンネル磁気抵抗(TMR)効果等に基づいて、磁気抵抗を測定する。MRベースの検出がホールベースの検出と比較して低電流消費で改善されたジッター性能を提供するので、差動MRセンサとして磁気センサを実施することは有利になりうる。
しかしながら、差動MRセンサの場合、磁気センサは、歯車の回転方向に略平行かつ磁場のz成分に実質的に直角な方向の磁場の成分(本願明細書において磁場のx成分と称される)を検出する一組の検出要素を含んでもよい。ここで、磁気センサは、各組の検出要素によって検出されるような磁場の強度の差(例えば、Bx1−Bx2=Bx−diff)に基づいて、速度信号を決定してもよい。上述したように、磁気センサは、固定の切換閾値(例えば、Bx−diff=0mT)と交差する速度信号を識別することに基づいて、出力を提供してもよく、この出力からECUは、回転物体の速度および/または回転角度を決定してもよい。特に、本願明細書に記載されている実施態様がMRベースのセンサの関係において記載されるが、いくつかの実施態様では、磁場の成分を検出することができる他のタイプのセンサ(例えば、ホールベースのセンサ、誘導に基づいて動作する可変抵抗(VR)センサ等)が用いられてもよい。
しかしながら、エアギャップにおける変化は、(差動ホールセンサと異なり)差動MRセンサによって決定される速度信号に影響を及ぼしうる。例えば、第1のエアギャップのサイズのために差動MRセンサで測定される速度信号の位相は、第2の(すなわち、異なる)エアギャップのサイズのために差動MRセンサで測定される速度信号の位相と異なりうる。換言すれば、位相変化のため、第1のエアギャップのサイズに関連付けられた速度信号の固定の切換閾値の交差は、第2のエアギャップのサイズに関連付けられた速度信号の固定の切換閾値の交差と異なりうる。固定の切換閾値の交差のこの変化は、出力プロトコルタイミングの変化を引き起こし、さらなる課題、(例えば、自動車関係では)例えば点火タイミングの不正確性につながる。
特に所定の関係のための歯車を設計する(すなわち、特定の関係に基づいて、異なって歯車を設計する)ことによって、および/または、特に所定の関係のためのバックバイアス磁石を設計する(例えば、特定の関係に基づいて、異なってバックバイアス磁石を設計する)ことによって、この種の位相変化を減少することが可能になりうる。しかしながら、これらの解決法は、コスト(例えば、金銭的コストまたは材料コスト)、時間、および/または、磁気センサを含む磁気回路の設計および/または製造に関連付けられた複雑性を増加させうる。
本願明細書に記載されている実施態様は、磁気センサに存在する磁場に関連付けられた出力を提供するための可変の切換閾値を決定および設定することができる磁気センサに関する。可変の切換閾値の使用は、磁気センサに関連付けられたエアギャップにおける変化によって生じる速度信号における影響(例えば、位相変化)を減少し、磁気センサの性能を改善する(例えば、固定の切換閾値を使用することと比較して)。図1Aおよび図1Bは、本願明細書に記載されている例示的実施態様100の概略図である。図1Aの上部に示すように、例示的実施態様100は、歯車と、第1の検出要素(例えば、検出要素1)および第2の検出要素(例えば、検出要素2)を含む磁気センサと、磁気センサに結合されるバックバイアス磁石と、を備える磁気回路を含んでもよい。例示的実施態様100のために、第1の検出要素が第1の検出要素に存在する磁場のx成分の強度(例えば、Bx1)を検出するように設定され、第2の検出要素が第2の検出要素に存在する磁場のx成分の強度(例えば、Bx2)を検出するように設定されると仮定する。図示のように、磁気センサは、サイズdのエアギャップが一組の検出要素と歯車との間に存在するように位置決めされてもよい。磁気センサは、歯車の回転の間、第1の検出要素および第2の検出要素によって検出される磁場のx成分の強度(例えば、Bx−diff=Bx1−Bx2)に基づいて、速度信号(例えば、Bx−diff)を決定することができる。
図1Aの下部に示すように、第1のエアギャップのサイズ(例えば、d=d)について、速度信号は、図1Aの下部において「d」が付されたラインに関して示されるように、第1の特定の位相を有してもよい。しかしながら、図示のように、第2のエアギャップのサイズd(例えば、d=d>d)について、速度信号の位相は、サイズdのエアギャップに関連付けられた速度信号の位相と異なってもよい。例えば、磁気回路がサイズdのエアギャップを有するとき、速度信号の固定の切換閾値交差(例えば、ゼロ交差)は、図1Aの下部において「d」が付されたラインに関して示されるように、シフトされてもよい。換言すれば、速度信号は、dのエアギャップのサイズに関連付けられた速度信号と比較して、サイズdのエアギャップについて位相変化を含んでもよい。
図1Aの下部においてさらに示されるように、第3のエアギャップのサイズd(例えば、d=d>d)について、速度信号の位相は、サイズdのエアギャップに関連付けられた位相に対して(例えば、エアギャップのサイズdに関連付けられた位相変化と比較すると)増加した変化を経験してもよい。例えば、磁気回路がサイズdのエアギャップを有するとき、速度信号の固定の切換閾値の交差は、図1Aの下部において「d」が付されたラインに関して示されるように、さらに大きくシフトされてもよい。換言すれば、速度信号は、dのエアギャップのサイズに関連付けられた速度信号およびdのエアギャップのサイズに関連付けられた速度信号と比較して、サイズdのエアギャップについて、位相変化を含んでもよい。このように、速度信号の位相は、異なるエアギャップのサイズについて異なってもよい。これらの位相変化によって、固定の切換閾値の使用による上述した問題が生じうる。この種の位相変化を修正するために、磁気センサは、後述するように、出力をECUに提供することに関連付けられた可変の切換閾値を決定および設定することが可能であってもよい。
図1Bについて、磁気センサが、可変の切換閾値が設定されるレベルを計算することに関連付けられた調整係数を識別する情報を格納する、または、当該情報にアクセスすると仮定する。調整係数(時々kファクタと称され、変数「k」として識別される)は、切換閾値に対応する値を含んでもよく、この切換閾値について、磁気センサに関連付けられたさまざまなエアギャップから生ずる、速度信号における位相変化は、(例えば、他のkファクタと比較すると)小さい、最小化される(例えば、約0)、または、閾値量より小さい等である。例えば、調整係数は、値(例えば、0.0から1.0)またはパーセンテージ(例えば、0%から100%)等でもよい。可変の切換閾値は、設定可能な切換閾値(例えば、磁気センサにおいて設定可能)を含んでもよく、設定可能な切換閾値で、磁気センサは、(固定の切換閾値、例えばゼロ交差に基づいて、出力を提供するよりはむしろ)速度信号に基づいて、出力を提供する。
図1Bの上部に示すように、磁気センサは、歯車の回転の間、最大速度信号強度(例えば、Bx−max)および最小速度信号強度(例えば、Bx−min)を決定してもよい。さらに示されるように、磁気センサは、k、Bx−minおよびBx−maxに基づいて、可変の切換閾値が設定されるレベルを計算し(例えば、Bcal)、それに応じて、可変の切換閾値レベルを用いて磁気センサを設定してもよい。例えば、図1Bの下部に示されるように、磁気センサは、可変の切換閾値レベルを、ゼロ未満の磁場強度として計算してもよい(例えば、Bcal<0mT)。ここで、磁気センサは、可変の切換閾値を計算されたレベルに等しい値として設定してもよい。この設定に基づいて、磁気センサは、速度信号のゼロ交差(例えば、Bx−diff=0のとき)よりはむしろ、可変の切換閾値(例えば、Bx−diff=Bcalのとき)に基づいて、出力を提供してもよい。固定の切換閾値よりもむしろ、可変の切換閾値に基づいて、出力を切り換えるため、速度信号の位相における異なるエアギャップのサイズの影響は、さまざまなエアギャップに対して減少しうる。
このように、磁気センサは、磁気センサに関連付けられたエアギャップにおける変化によって生じる速度信号に対する影響(例えば、位相変化)を減少する可変の切換閾値を決定および設定してもよい。これは、例えば、固定の切換閾値を使用することと比較して、磁気センサの性能を改善することができる。
上述したように、図1Aおよび図1Bは、単に一例として提供される。他の例が可能であり、図1Aおよび図1Bに関して記載されていたことと異なってもよい。
特に、図1Aおよび図1Bは、磁場のBおよびB成分の関係において記載されているが、いくつかの実施態様では、磁場の他の方向も可能である(すなわち、本願明細書に記載されている技術は、磁場のBおよびB成分に限定されるものではない)。
図2は、本願明細書に記載されている装置が実施可能な例示的環境200の図である。図2に示すように、環境200は、歯車205、磁石210、磁気センサ215およびECU220を含んでもよい。
歯車205は、一組の歯を備える車輪を含んでもよい。いくつかの実施態様では、歯車205は、回転の間、磁石210の磁場を歪曲してもよく、その結果、磁気センサ215は、磁石210に関連付けられた歪曲磁場を検出してもよい。いくつかの実施態様では、歯車205は、強磁性材料を備え、磁場を生成してもよい。いくつかの実施態様では、歯車205は、速度、回転方向または位置が測定される物体に取り付けられる、または、物体に結合されてもよく、物体は、例えば円柱構造(例えば、クランクシャフト、カムシャフトまたは回転シリンダ)、車輪構造(例えば、タイヤに関連付けられる)または軸(例えば、車両車軸)等である。
いくつかの実施態様では、歯車205は、歯車205の円周の第1部分周辺の一組の歯を含む第1のセクションと、歯車205の円周の第2部分周辺の歯がない第2のセクションと、を含んでもよい。第1のセクション内で、各組の歯は、特定の幅(本願明細書では歯のすきまと称される)によって分離されてもよく、第2のセクションは、1つの歯のすきまより大きい幅(本願明細書では参照ゾーンと称される)を有してもよい。いくつかの実施態様では、例えばクランクシャフトの関係において、歯車205は、対称の歯車を含んでもよく、ここでは、歯車205の歯は、同一幅を有し、歯車205の歯のすきまは、同一幅を有する(参照ゾーン内以外)。いくつかの実施態様では、例えばカムシャフト関係において、歯車205は、非対称の歯車を含んでもよく、ここでは、歯車205の歯は、異なる幅を有する、および/または、歯車205の歯のすきまは、異なる幅を有する(例えば、参照ゾーンなし)。
磁石210は、磁気センサ215によって検出されてもよい磁場を生成する磁石を含んでもよい。いくつかの実施態様では、磁石210は、磁石210によって生成される磁場が、歯車205によって歪曲されるように位置決めされてもよい。追加的または代替的に、磁石210は、バックバイアス磁石を含んでもよく、および/または、バックバイアス磁石の近くに位置決めされてもよく、磁気センサ215内に含まれてもよく、および/または、磁気センサ215に取り付けられてもよい。
磁気センサ215は、センサ、例えば磁気抵抗(MR)センサの1つまたは複数の構成要素に関連付けられたハウジングを含んでもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、ECU220に接続されてもよく、その結果、磁気センサ215は、歯車205に関連付けられた出力をECU220に、1つまたは複数の伝送インタフェース(例えば、電圧インタフェースまたは電流インタフェース)を介しておよび/または1つまたは複数の出力端子を介して提供してもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、3線式センサ(例えば、1つの出力端子を含む)、4線式センサ(例えば、2つの出力端子を含む)等を含むことができる。磁気センサ215に関するさらなる詳細は、図3に関して後述される。
ECU220は、1つまたは複数の電気システムおよび/または電気サブシステム、例えば自動車に含まれる1つまたは複数の電気システムおよび/または1つの電気サブシステムを制御することに関連付けられた装置を含んでもよい。例えば、ECU220は、電子/エンジン制御モジュール(ECM)、電力利得制御モジュール(PCM)、伝送制御モジュール(TCM)、ブレーキ制御モジュール(BCMまたはEBCM)、中央制御モジュール(CCM)、中央タイミングモジュール(CTM)、汎用電気モジュール(GEM)、ボディ制御モジュール(BCM)、サスペンション制御モジュール(SCM)等を含んでもよい。
いくつかの実施態様では、ECU220は、磁気センサ215に接続されてもよく、その結果、ECU220は、歯車205の回転に関連付けられた出力を、1つまたは複数の伝送インタフェースを介しておよび/または1つまたは複数の出力端子を介して受信してもよい。いくつかの実施態様では、ECU220は、1つまたは複数の電気システムおよび/または電気サブシステムの較正、制御、調整等を、磁気センサ215によって送信される情報に基づいて可能であってもよい。
いくつかの実施態様では、環境200の1つまたは複数の特徴事項は、磁気回路に含まれてもよい。例えば、磁気回路は、磁気センサ215を含んでもよいし、磁気センサ215および歯車205を含んでもよいし、磁気センサ215、歯車205および磁石210を含んでもよい。
図2に示される装置の数および配置は、一例として提供される。実際には、図2に示される装置より多いもしくは少ない装置または異なる装置が存在してもよいし、図2に示される装置と異なって配置された装置が存在してもよい。さらに、図2に示される2つ以上の装置が単一の装置内で実施されてもよいし、図2に示される単一の装置が複数の分散された装置として実施されてもよい。追加的または代替的に、環境200の一組の装置(例えば、1つまたは複数の装置)は、環境200の他の組の装置によって実行されるものと記載される1つまたは複数の機能を実行してもよい。
図3は、図2の例示的環境200に含まれる磁気センサ215の例示的構成要素の図である。図示のように、磁気センサ215は、一群の検出要素310、アナログデジタル変換器(ADC)320、デジタル信号プロセッサ(DSP)330、任意のメモリ構成要素340およびデジタルインタフェース350を含んでもよい。
検出要素310は、磁気センサ215に存在する磁場(例えば、磁石210によって生成される磁場)の成分の振幅を検出するための1つまたは複数の装置を含んでもよい。例えば、検出要素310は、歯車205に関連付けられた磁場の接線成分を検出可能なMR検出要素を含んでもよい。特定の一例として、検出要素310は、磁気抵抗材料(例えば、ニッケル鉄(NiFe))を備えてもよく、磁気抵抗材料の電気抵抗は、磁気抵抗材料に存在する磁場の強度および/または方向に依存してもよい。ここで、検出要素310は、AMR効果、GMR効果、TMR効果等に基づいて、磁気抵抗を測定してもよい。いくつかの実施態様では、検出要素310は、外部磁場に対応するアナログ信号をADC320に提供してもよい。
ADC320は、1つまたは複数の検出要素310からのアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器を含んでもよい。例えば、ADC320は、1つまたは複数の検出要素310から受信したアナログ信号を、DSP330によって処理されるデジタル信号に変換してもよい。ADC320は、デジタル信号をDSP330に提供してもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、1つまたは複数のADC320を含んでもよい。
DSP330は、1つのデジタル信号処理装置または複数のデジタル信号処理装置を含んでもよい。いくつかの実施態様では、DSP330は、ADC320からデジタル信号を受信し、デジタル信号を処理し、(例えば、図2Aおよび図2Bに示すようなECU220に向けられる)出力信号、例えば回転可能な物体とともに回転する歯車205の回転角度を決定することに関連付けられた出力信号を形成してもよい。
任意のメモリ構成要素340は、読み出し専用メモリ(ROM)、EEPROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または磁気センサ215用の情報および/または命令を格納する他のタイプの動的または静的なストレージデバイス(例えば、フラッシュメモリ、磁気メモリまたは光メモリ)を含んでもよい。いくつかの実施態様では、任意のメモリ構成要素340は、DSP330によって実行される処理に関連付けられた情報を格納してもよい。追加的または代替的に、任意のメモリ構成要素340は、設定可能な値(例えば、可変の切換閾値)または検出要素310のためのパラメータおよび/または磁気センサ215の1つまたは複数の他の構成要素、例えばADC320またはデジタルインタフェース350のための情報を格納してもよい。
デジタルインタフェース350は、磁気センサ215が他の装置から情報を受信するおよび/または他の装置に情報を提供してもよいインタフェースを含んでもよく、他の装置は、例えばECU220である。例えば、デジタルインタフェースは、DSP330により決定される出力をECU220に、出力電圧、出力電流等の形で提供してもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、一組のデジタルインタフェースを含んでもよく、一組のデジタルインタフェースのうちの1つのデジタルインタフェースは、磁気センサ215の1つまたは複数の出力端子に関連付けられてもよい。
図3に示される構成要素の数および配置は、一例として提供される。実際には、磁気センサ215は、図3に示される構成要素より多いもしくは少ない構成要素または異なる構成要素を含んでもよいし、図3に示される構成要素と異なって配置された構成要素を含んでもよい。追加的または代替的に、磁気センサ215の一組の構成要素(例えば、1つまたは複数の構成要素)は、磁気センサ215の他の組の構成要素によって実行されるものと記載される1つまたは複数の機能を実行してもよい。
図4は、磁気センサのための可変の切換閾値レベルを計算し、可変の切換閾値レベルに基づいて、出力を提供するための例示的方法400のフローチャートである。
図4にさらに示されるように、方法400は、磁気センサに関連付けられた調整係数を決定するステップを含んでもよい(ブロック410)。例えば、磁気センサ215は、調整係数を決定してもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、磁気センサ215のための調整係数を決定してもよい。
上述したように、調整係数は、切換閾値に対応する値を含んでもよく、この切換閾値について、磁気センサ215に関連付けられたさまざまなエアギャップから生じる、速度信号における位相変化は、(例えば、他のkファクタに関連付けられた位相変化に対して)小さい、最小化される(例えば、約0)、または、閾値量より小さい等である。例えば、調整係数は、0.0から1.0の値でもよいし、0%から100%のパーセンテージ等でもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、後述するように、可変の切換閾値が調整係数に基づいて、設定されるレベルを決定してもよい。
いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、格納される情報または磁気センサ215によってアクセス可能な情報に基づいて、調整係数を決定してもよい。例えば、磁気センサ215は、(例えば、磁気センサ215の製造中、他の装置から、ユーザー入力等に基づいて)調整係数を識別する情報を受信し、それに応じて、調整係数を識別する情報を格納してもよい。いくつかの実施態様では、格納される調整係数または磁気センサ215によってアクセス可能な調整係数は、磁気センサ215の製作、試験および/または製造の間決定および/または識別されてもよい。例えば、後述するように、(例えば磁気センサ215を含む)磁気回路の性能は、さまざまなエアギャップのサイズについて試験および/またはシミュレーションされてもよく、調整係数は、識別されてもよい。
図5は、さまざまなエアギャップのサイズに対応する正規化された速度信号を比較する一例500のグラフ図であり、このグラフ図から調整係数が識別されてもよい。図5に示されるように、さまざまなエアギャップ(例えば、dからdの範囲)のための一組の速度信号は、(例えば、試験またはシミュレーションを介して)特定の磁気回路(例えば、磁気センサ215、特定の車輪形状を有する歯車205および特定の磁石210を含む)のために決定されてもよい。図示のように、各エアギャップのサイズに対して、速度信号が、磁気センサ215により決定される速度信号の正規化された最小値を表す約0%(例えば、0.0)から、磁気センサ215により決定される速度信号の正規化された最大値を表す約100%(例えば、1.0)の範囲になるように、各エアギャップのサイズに対応する速度信号は、正規化されてもよい。
図5に示される例では、さまざまな速度信号のための典型的な固定の切換閾値(例えば、最大速度信号値と最小速度信号値との差の半分)が、50%(例えば、0.5)の正規化された値を有するように、速度信号が正規化されたと仮定する。正規化された固定の切換閾値は、図5の破線によって識別される。しかしながら、図5に示され、上述した説明に整合するように、複数の速度信号は、正規化された固定の切換閾値で矛盾する(すなわち、異なる)値を有する。換言すれば、仮に、磁気センサ215が切換閾値として固定の切換閾値(例えば、0.5の正規化された値に対応する速度信号の値)を使用しなければならない場合、位相変化がさまざまなエアギャップのサイズのための速度信号の間に存在するであろう。
この例では、調整係数は、正規化された速度信号に基づいて識別され、この種の位相変化を減少することができる。例えば、図5の丸印で示すように、約0.7の正規化された速度信号の値では、速度信号は、さまざまなエアギャップにわたり比較的一致した値を有する。換言すれば、図5に示される例では、0.7の調整係数は、さまざまなエアギャップのサイズのための速度信号間の位相変化を減少および/または最小化するように機能することができる。この場合、磁気センサ215は、0.7の調整係数によって設定されてもよい。いくつかの実施態様では、調整係数は、上述した例において記載されるように、位相変化を減少するために選択されてもよい。
追加的または代替的に、調整係数は、他の基準に基づいて、例えば不必要なおよび/または誤った出力を提供する磁気センサ215に対するロバスト性の改善に基づいて選択されてもよい。図6は、さまざまなエアギャップのサイズに対応する正規化された速度信号の比較の一例600のグラフ図であり、このグラフ図から調整係数が識別されてもよい。図6に示されるように、さまざまなエアギャップ(例えば、dからdの範囲)のための一組の速度信号は、特定の磁気回路(例えば、磁気センサ215、特定の車輪形状を有する歯車205および特定の磁石210を含む)のために決定されてもよい。図示のように、各エアギャップのサイズに対して、速度信号が、磁気センサ215により決定される速度信号の正規化された最小値を表す約−100%(例えば、0.0)から磁気センサ215によって決定される速度信号の正規化された最大値を表す約100%(例えば、1.0)の範囲になるように、各エアギャップのサイズに対応する速度信号は、正規化されてもよい。
図6に示される例では、さまざまな速度信号の典型的な固定の切換閾値が、0%(例えば、正規化された最小速度信号と正規化された最大速度信号の差の半分)の正規化された値を有するように、速度信号が正規化されたと仮定する。特に、この例では、典型的な固定の切換閾値(例えば、0.5に対応する0%)の使用は、さまざまなエアギャップのサイズにとって著しい位相変化につながらないかもしれない。しかしながら、磁気センサ215に関連付けられたエアギャップがサイズdであるとき、ゼロ交差の使用は、不必要な切換(例えば、回転の間の約140°と145°との間)につながりうる。不必要な切換に関連付けられた領域は、例えば、歯車205の参照ゾーンかもしれない。
図6に示されるように、約−20%(例えば、0.4)の正規化された速度信号値のために、速度信号は、さまざまなエアギャップにわたり比較的一致した値を有し、不必要な切換の可能性は著しく減少する。換言すれば、図6に示される例では、0.4の調整係数は、不必要な切換を減少および/または最小化するように機能するとともに、さまざまなエアギャップのサイズのための速度信号間の位相変化を比較的わずかに保つことができる。この場合、磁気センサ215は、0.4の調整係数によって設定されてもよい。
図4に戻ると、方法400は、磁気センサに関連付けられた最小速度信号値および最大速度信号値を決定するステップをさらに含んでもよい(ブロック420)。例えば、磁気センサ215は、磁気センサ215に関連付けられた最小速度信号値および最大速度信号値を決定してもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、歯車205の1つまたは複数の回転の間、最小速度信号値および最大速度信号値を決定してもよい。
最小速度信号値(例えば、Bx−min)は、歯車205の回転の間、磁気センサ215により決定される磁場のx成分に関連付けられた速度信号の最小強度を含んでもよい。同様に、最大速度信号値(例えば、Bx−max)は、歯車205の回転の間、磁気センサ215により決定される磁場のx成分に関連付けられた速度信号の最大強度を含んでもよい。いくつかの実施態様では、後述するように、磁気センサ215は、可変の切換閾値が最小速度信号値および最大速度信号値に基づいて、設定されるレベル(本願明細書において可変の切換閾値レベルと称される)を計算してもよい。
図4にさらに示されるように、方法400は、最小速度信号値、最大速度信号値および調整係数に基づいて、可変の切換閾値レベルを計算するステップを含んでもよい(ブロック430)。例えば、磁気センサ215は、最小速度信号値、最大速度信号値および調整係数に基づいて、可変の切換閾値レベルを計算してもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215が調整係数を決定した後、磁気センサ215は、可変の切換閾値レベルを計算してもよい。追加的または代替的に、磁気センサ215が最小速度信号値および最大速度信号値を決定するとき、磁気センサ215は、可変の切換閾値レベルを計算してもよい。
いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、調整係数(例えば、k)、最小速度信号値(例えば、Bx−min)および最大速度信号値(例えば、Bx−max)に基づいて、可変の切換閾値レベルを決定してもよい。例えば、磁気センサ215は、以下の式を用いて可変の切換閾値レベルを決定してもよい。
cal=Bx−min+(Bx−max−Bx−min)×k
ここで、Bcalは可変の切換閾値レベルを表し、kは調整係数を表す。このように、可変の切換閾値レベル(例えば、Bcal)は、Bx−minとBx−maxとの間にある速度信号値(例えば、mTの単位を有する)を含んでもよい。いくつかの実施態様では、可変の切換閾値レベルは、正値、負値またはゼロに等しい値でもよい。
いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、他の方法でおよび/または他の情報に基づいて、可変の切換閾値を計算してもよい。例えば、いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、磁気センサ215および/または磁気センサ215を含む磁気回路に関連付けられた情報の1つまたは複数の他の特徴事項に基づいて、可変の切換閾値レベルを計算してもよく、他の特徴事項とは、例えば、(例えば歯車205の複数の回転に関連付けられた)速度信号の平均最小、(例えば歯車205の複数の回転に関係付けられた)速度信号の平均最大、1つまたは複数の歯の長さおよび/または歯車205のノッチ、歯車205に関係付けられた歯対ノッチの比率等である。
上述したように、可変の切換閾値レベルを用いて、磁気センサ215の可変の切換閾値を設定してもよい。上述したように、可変の切換閾値は、(固定の切換閾値のみに基づいて、出力を提供するよりむしろ)磁気センサ215が出力を提供するように設定されてもよい設定可能な切換閾値(例えば、設定可能な磁場強度)を含んでもよい。
いくつかの実施態様では、後述するように、磁気センサ215は、可変の切換閾値レベルを計算し、磁気センサ215の可変の切換閾値を設定し、磁気センサ215が、可変の切換閾値レベルに基づいて、出力を提供してもよい。
いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、可変の切換閾値レベルを周期的に計算してもよい(例えば、更新された可変の切換閾値レベルを決定するために)。例えば、磁気センサ215は、周期的に(例えば、100ミリ秒(ms)ごとに1回、1秒ごとに1回または1分ごとに1回)更新された調整係数、更新されたBx−maxおよび/または更新されたBx−minを決定し、それに応じて、更新された可変の切換閾値レベルを決定するように設定されてもよい。このように、可変の切換閾値レベルは、速度信号の変化に基づいて更新され、調整係数が速度信号に正確に適用されることを確実にしてもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215は、例えば、以前の可変の切換閾値レベルを更新された可変の切換閾値レベルに置換することによる更新に基づいて、または、以前の可変の切換閾値レベルを1つまたは複数の以前の可変の切換閾値レベルと更新された可変の切換閾値レベルとの加重平均に置換することによる更新等に基づいて、可変の切換閾値の設定を更新してもよい。
追加的または代替的に、磁気センサ215は、磁気センサ215の動作モードに基づいて、可変の切換閾値レベルを計算してもよい。例えば、磁気センサ215は、磁気センサ215が第1の動作モードにある間、第1の回数または第1の頻度で、可変の切換閾値レベルを計算するように設定されてもよく、磁気センサ215が第2の動作モードにある間、第2の回数または第2の頻度で、可変の切換閾値を計算するように設定されてもよい。
図7は、磁気センサ215の動作モードに基づいて、可変の切換閾値レベルを計算する、磁気センサ215に関連付けられた一例700のグラフ図である。図7に示されるように、磁気センサ215が第1の動作モード(例えば、初期動作モード)にある間、磁気センサ215は、可変の切換閾値レベルを計算することができない。さらに示されるように、磁気センサ215が第2の動作モード(例えば、初期モード後に入る較正前動作モード)にある間、磁気センサ215は、可変の切換閾値を周期的に(例えば、100ミリ秒(ms)ごとに)計算してもよい。参照符号705、710および715で示されるように、磁気センサ215は、可変の切換閾値レベルを、第2の動作モードに関連して3回計算してもよい。さらに示されるように、磁気センサ215が第3の動作モード(例えば、較正前モード後に入る較正された動作モード)にある間、磁気センサ215は、可変の切換閾値を計算してもよい。参照符号720で示されるように、磁気センサ215が第3の動作モードに入るとき、磁気センサ215は、可変の切換閾値を1回計算してもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215が第3の動作モードにある間、磁気センサ215は、可変の切換閾値を周期的に(例えば、1秒ごとに)計算してもよい。
図4に戻ると、方法400は、可変の切換閾値レベルに基づいて、出力を提供するステップをさらに含んでもよい(ブロック440)。例えば、磁気センサ215は、可変の切換閾値レベルに基づいて、出力を提供してもよい。いくつかの実施態様では、磁気センサ215が可変の切換閾値レベルを計算し、それに応じて、磁気センサ215の可変の切換閾値を設定した後、磁気センサ215は、出力を提供してもよい。
いくつかの実施態様では、上述したように、磁気センサ215は、磁気センサ215により決定される速度信号が可変の切換閾値を満たすか否かに基づいて、出力を提供してもよい。例えば、速度信号が可変の切換閾値を満たす間(例えば、Bx−diffがBcalより大きい間)、磁気センサ215は、第1の出力(例えば、第1の電圧レベル、例えば1ボルトを有する出力信号)を提供してもよい。同様に、速度信号が可変の切換閾値を満たさない間(例えば、Bx−diffがBcal以下である間)、磁気センサ215は、第2の出力(例えば、第2の電圧レベル、例えば0ボルトを有する出力信号)を提供してもよい。このように、磁気センサ215は、速度信の位相変化につながりうる固定の切換閾値に基づいて、出力を提供するよりはむしろ、速度信号を可変の切換閾値と比較することに基づいて、出力を提供してもよい。
図4は、方法400の例示的ブロックを示すが、いくつかの実施態様では、方法400は、図4に表されるブロックより多いもしくは少ないブロックまたは異なるブロックを含んでもよく、図4に表されるブロックと異なって配置されたブロックを含んでもよい。追加的または代替的に、方法400のブロックの2つ以上は、並列に実行されてもよい。
図8は、図4に示される例示的方法400に関連した例示的実施態様800の図である。例示的実施態様800のために、磁気センサ215が0.7の調整係数(例えばk=0.7)によって設定されると仮定する。さらに、歯車205の回転の間、磁気センサ215が20mTの最小速度信号値(例えばBx−min=20mT)および80mTの最大速度信号値(例えばBx−max=80mT)を決定すると仮定する。
図8に示されるように、磁気センサ215は、62mTの可変の切換閾値レベルを計算してもよい(例えば、Bcal=20mT+(80mT−20mT)×0.7=20mT+42mT=62mT)。
ここで、磁気センサ215は、計算された可変の切換閾値レベルを用いて磁気センサ215の可変の切換閾値を設定し、それに応じて、出力を提供してもよい。図示のように、可変の切換閾値は、典型的な固定の切換閾値(すなわち、Bx−minとBx−maxとの差の半分すなわち50mT)と異なってもよい。
上述したように、図8は、単に一例として提供される。他の例も可能であり、図8に関して記載されたものと異なってもよい。
本願明細書に記載されている実施態様は、磁気センサに存在する磁場に関連付けられた出力を提供するための可変の切換閾値を決定および設定することができる磁気センサを記載してもよい。可変の切換閾値の使用は、(例えば、固定の切換閾値を使用することと比較して)磁気センサに関連付けられたエアギャップにおける変化によって生じる速度信号に対する影響(例えば、位相変化)を減少し、磁気センサの性能の改善につながる。
上述した開示は、例示および説明を提供するが、包括的であることは意図せず、また、実施態様を開示される正確な形に制限することも意図しない。変更および変形は、上記の開示を考慮して可能であり、実施態様の実行から得られうる。
特徴の特定の組み合わせが請求項において特定され、および/または、明細書において開示されているが、これらの組み合わせが可能な実施態様の開示を制限することは意図しない。事実、これらの特徴の多くは、請求項において特別に特定されない、および/または、明細書において開示されない方法で組み合わせられてもよい。以下の各従属請求項が1つの請求項のみに直接従属しているかもしれないが、可能な実施態様の開示は、各従属請求項が、特許請求の範囲の全ての他の請求項と組み合わせられた場合を含む。
本願明細書において用いられる要素、ステップまたは命令は、特に明記されない限り、決定的または不可欠なものとして解釈されてはならない。また、本願明細書において、単数形の記載の特徴事項は、1つまたは複数の特徴事項を含むことを意図し、「1つまたは複数の〜」に置き換えて使用されてもよい。さらに、本願明細書において、「組」という用語が1つまたは複数の特徴事項(例えば、関連した特徴事項、無関係な特徴事項、関連した特徴事項および無関係な特徴事項の組み合わせ等)を含むことを意図し、「1つまたは複数の〜」に置き換えて使用されてもよい。1つの特徴事項のみが意図される場合、「1つの」という用語または類似の用語が用いられる。また、本願明細書において、「有する」、「有している」等の用語は、非制限的であることを意図する。さらに、他に明記されなければ、「基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」ことを意味することを意図する。

Claims (20)

  1. 磁気センサを備える磁気回路であって、
    前記磁気センサは、可変の切換閾値を計算することに関連付けられた調整係数を決定し、
    前記可変の切換閾値は、設定可能な切換閾値であり、前記設定可能な切換閾値に基づいて、前記磁気センサは、歯車の回転に対応する速度信号に関連付けられた出力を提供し、
    前記磁気センサは、前記可変の切換閾値に基づいて、前記速度信号に関連付けられた出力を提供する、
    磁気回路。
  2. 前記磁気センサは、さらに、
    前記歯車の前記回転の間、最小速度信号値および最大速度信号値を決定し、
    前記最小速度信号値、前記最大速度信号値および前記調整係数に基づいて、前記可変の切換閾値を計算する、
    請求項1に記載の磁気回路。
  3. 前記磁気センサは、前記可変の切換閾値を計算するとき、
    前記最大速度信号値と前記最小速度信号値との差を前記調整係数に乗算し、結果を決定し、
    前記最小速度信号値を前記結果に加算し、前記可変の切換閾値の値を決定する、
    請求項2に記載の磁気回路。
  4. 前記最小速度信号値は、第1の最小速度信号値であり、前記最大速度信号値は、第1の最大速度信号値であり、前記可変の切換閾値レベルは、第1の可変の切換閾値であり、
    前記磁気センサは、さらに、
    前記歯車の前記回転の間、第2の最小速度信号値および第2の最大速度信号値を決定し、
    前記第2の最小速度信号値、前記第2の最大速度信号値および前記調整係数に基づいて、第2の可変の切換閾値を計算し、
    前記第2の可変の切換閾値を用いて前記磁気センサを設定する、
    請求項2に記載の磁気回路。
  5. 前記磁気センサは、前記第2の可変の切換閾値を用いて前記磁気センサを設定するとき、
    前記第1の可変の切換閾値を前記第2の可変の切換閾値により上書きする、
    請求項4に記載の磁気回路。
  6. 前記磁気センサは、前記出力を提供するとき、
    前記速度信号が前記可変の切換閾値を満たす間、第1の出力を提供し、
    前記速度信号が前記可変の切換閾値を満たさない間、第2の出力を提供し、
    前記第1の出力は、前記第2の出力と異なる、
    請求項1に記載の磁気回路。
  7. 前記磁気センサは、磁気抵抗センサ、ホールセンサまたは可変抵抗センサである、
    請求項1に記載の磁気回路。
  8. 前記磁気センサは、
    前記調整係数を識別する情報を格納し、
    前記格納された情報に基づいて、前記調整係数を決定する、
    請求項1に記載の磁気回路。
  9. 1つまたは複数の検出要素およびプロセッサを備えるセンサであって、
    前記プロセッサは、
    設定可能な切換閾値に関連付けられた調整係数を決定し、
    前記設定可能な切換閾値は、前記1つまたは複数の検出要素によって検出された成分に対応する信号に関連付けられた出力信号を提供することに関連付けられた閾値であり、
    前記プロセッサは、
    前記信号に関連付けられた最小信号値および前記信号に関連付けられた最大信号値を決定し、
    前記最小信号値、前記最大信号値および前記調整係数に基づいて、前記設定可能な切換閾値を計算し、
    前記設定可能な切換閾値に基づいて、前記信号に関連付けられた出力信号を提供する、
    センサ。
  10. 前記プロセッサは、前記設定可能な切換閾値を計算するとき、
    前記最大信号値と前記最小信号値との差を前記調整係数に乗算し、結果を決定し、
    前記最小信号値および前記結果を組み合わせ、前記設定可能な切換閾値の値を決定する、
    請求項9に記載のセンサ。
  11. 前記調整係数は、一定値を含む、
    前記調整係数は、可変値を含む、
    前記調整係数は、前記センサに関連付けられたメモリ位置に格納される、または、
    前記調整係数は、前記信号の振幅に依存する、
    請求項9に記載のセンサ。
  12. 前記プロセッサは、さらに、
    更新された最小信号値および更新された最大信号値を決定し、
    前記更新された最小信号値、前記更新された最大信号値および前記調整係数に基づいて、更新された切換閾値を計算し、
    前記更新された切換閾値に基づいて、前記センサを設定する、
    請求項9に記載のセンサ。
  13. 前記プロセッサは、前記更新された切換閾値を計算するとき、
    前記設定可能な切換閾値および前記更新された切換閾値に基づいて、平均の切換閾値を決定し、
    前記平均の切換閾値に基づいて、前記更新された切換閾値を計算する、
    請求項12に記載のセンサ。
  14. 前記信号は、回転歯車に関連付けられた速度信号である、
    請求項9に記載のセンサ。
  15. 方法であって、
    磁気センサによって、可変の切換閾値を決定することに関連付けられた調整係数を識別するステップを含み、
    前記可変の切換閾値は、前記磁気センサによって検出される磁場に対応する速度信号に基づいて、出力を提供することに関連付けられた設定可能な切換閾値であり、
    前記磁気センサによって、前記可変の切換閾値に基づいて、前記速度信号に関連付けられた一組の出力を提供するステップを含む、
    方法。
  16. 歯車の回転の間、最小速度信号値を決定するステップと、
    前記歯車の前記回転の間、最大速度信号値を決定するステップと、
    前記最小速度信号値、前記最大速度信号値および前記調整係数に基づいて、前記可変の切換閾値を決定するステップと、
    をさらに含む、
    請求項15に記載の方法。
  17. 前記可変の切換閾値を決定するステップは、
    前記最大速度信号値と前記最小速度信号値との差を前記調整係数に乗算し、結果を決定するステップと、
    前記最小速度信号値を前記結果に加算し、前記可変の切換閾値を決定するするステップと、
    を含む、
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記最小速度信号値は、第1の最小速度信号値であり、前記最大速度信号値は、第1の最大速度信号値であり、前記可変の切換閾値は、第1の切換閾値であり、
    前記方法は、
    前記歯車の前記回転の間、第2の最小速度信号値および第2の最大速度信号値を決定するステップと、
    前記第2の最小速度信号値、前記第2の最大速度信号値および前記調整係数に基づいて、第2の切換閾値を決定するステップと、
    前記第2の切換閾値を用いて、前記磁気センサを設定するステップと、
    をさらに含む、
    請求項16に記載の方法。
  19. 前記一組の出力を提供するステップは、
    前記速度信号が前記可変の切換閾値を満たすとき、第1の出力を提供するステップと、
    前記速度信号が前記可変の切換閾値を満たさないとき、第2の出力を提供するステップと、
    を含み、
    前記第1の出力は、前記第2の出力と異なる、
    請求項15に記載の方法。
  20. 前記磁気センサは、前記歯車の回転方向に略平行な方向の前記磁場の成分を検出するように設定される一組の検出要素を含む、
    請求項15に記載の方法。
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