JP2017151090A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オイルピット等の凹部が形成された被測定面の表面性状を高精度に測定可能とする情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置200は、入力部と、設定部とを具備する。入力部には、複数の凹部を有する被測定物Mの被測定面の形状データが入力される。設定部は、入力された形状データをもとに複数の凹部の各々を検出し、検出された凹部ごとに、凹部を含む除去対象領域を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばエンジンシリンダ等の内壁の測定に適用可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
に関する。
自動車用エンジン等の開発や生産において、シリンダブロックに設けられたシリンダ内壁の観察、検査、解析は非常に重要である。例えば特許文献1には、ピストンとの摩擦を緩和するためにシリンダ内壁に形成された突出部の分布及び体積を算出し、これに基づいてシリンダ内壁を検査する検査方法について開示されている(特許文献1の明細書段落[0018]図1等)。
また特許文献2に記載のように、シリンダブロックのボア内周面(シリンダ内壁)には、エンジンオイルの溜まり孔として機能するオイルピットが形成される。これによりピストンとの間で油膜を形成することが可能な量のオイルが保持され、シリンダ内壁とピストンとの摺動抵抗を低減することが可能となる(特許文献2の明細書段落[0002][0016]図1等)。
特開2007−57344号公報 特開2005−144475号公報
上記したオイルピット等が形成されたシリンダの内壁面について、表面性状を高精度に測定することを可能とする技術が求められている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、オイルピット等の凹部が形成された被測定面の表面性状を高精度に測定可能とする情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、入力部と、設定部とを具備する。
前記入力部には、複数の凹部を有する被測定面の形状データが入力される。
前記設定部は、前記入力された形状データをもとに前記複数の凹部の各々を検出し、前記検出された前記凹部ごとに、前記凹部を含む除去対象領域を設定する。
この情報処理装置では、複数の凹部の各々が検出され、凹部ごとに除去対象領域が設定される。これにより被測定面の表面性状として、凹部を除いた領域の表面粗さを高精度に測定することが可能となる。
前記設定部は、前記検出された凹部の面積をもとに、前記除去対象領域を設定してもよい。
凹部の面積に応じた除去対象領域を設定することで、凹部を除いた領域の表面粗さを高精度に測定することが可能となる。
前記設定部は、前記検出された凹部の面積と略等しい面積を有する基準図形を設定し、前記基準図形の寸法を基準として前記除去対象領域を設定してもよい。
これにより除去対象領域として、凹部の大きさを基準とした領域を設定することが可能となり、表面粗さの測定精度を向上させることが可能となる。
前記設定部は、前記基準図形の寸法と前記基準図形の寸法に所定の拡大率を積算した積算値との差を拡大量として前記凹部を拡大した領域を、前記除去対象領域として設定してもよい。
これにより除去対象領域として、適当な割合で凹部を拡大した領域を設定することが可能となり、表面粗さの測定精度を向上させることが可能となる。
前記基準図形は前記検出された凹部の面積と略等しい面積を有する円であり、前記寸法は前記円の径であってもよい。
これにより凹部の大きさを基準とした除去対象領域を簡単に設定することが可能となり、表面粗さの測定精度を向上させることが可能となる。
前記基準図形は前記凹部の幅と略等しい幅を有する矩形であり、前記寸法は前記矩形の幅寸法であってもよい。
これにより凹部の大きさを基準とした除去対象領域を簡単に設定することが可能となり、表面粗さの測定精度を向上させることが可能となる。
前記設定部は、前記検出された凹部の面積に所定の拡大率を積算した積算値と、前記除去対象領域の面積とが略等しくなるように、前記除去対象領域を設定してもよい。
これにより除去対象領域として、凹部を所定の拡大率で拡大した領域を設定することが可能となり、表面粗さの測定精度を向上させることが可能となる。
前記設定部は、前記被測定面の形状データに対して基準高さを設定し、前記基準高さよりも所定の閾値以上低い部分を、前記凹部として検出してもよい。
これにより高い精度で凹部を検出することができる。
前記設定部は、前記入力された形状データを平面に展開し、前記展開された前記形状データに対して前記基準高さを設定し、前記凹部を検出してもよい。
例えば被測定面がシリンダ等の内壁等である場合に、形状データを平面に展開することで、高い精度で凹部を検出することができる。
前記基準高さは、前記形状データをもとに算出される前記被測定面の平均高さであってもよい。
これにより平均高さから所定の閾値以上低い部分を、凹部として精度よく検出することが可能となる。
前記複数の凹部を有する被測定面は、複数のピットを有するシリンダの内壁面であってもよい。
これによりシリンダの内壁面の複数のピットを除いた領域の表面粗さを高精度に測定することが可能となる。
前記複数の凹部を有する被測定面は、クロスハッチが形成されたシリンダの内壁面であってもよい。
これによりシリンダの内壁面のクロスハッチを除いた領域の表面粗さを高精度に測定することが可能となる。
前記情報処理装置は、さらに、前記設定された除去対象領域を除く領域の表面粗さを測定する測定部を具備してもよい。
被測定面の表面性状として、凹部を除いた領域の表面粗さを高精度に測定することが可能となる。
本発明の一形態に係る情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、複数の凹部を有する被測定面の形状データを取得することを含む。
前記取得された形状データをもとに前記複数の凹部の各々が検出され、前記検出された前記凹部ごとに、前記凹部を含む除去対象領域が設定される。
本発明の一形態に係るプログラムは、コンピュータに以下のステップを実行させる。
複数の凹部を有する被測定面の形状データを取得するステップ。
前記取得された形状データをもとに前記複数の凹部の各々を検出し、前記検出された前記凹部ごとに、前記凹部を含む除去対象領域を設定するステップ。
以上のように、本発明によれば、オイルピット等の凹部が形成された被測定面の表面性状を高精度に測定することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
図1は、一実施形態に係る内壁測定装置の外観を模式的に示す図である。 図2は、図1に示すPCのハードウェア構成例を示す概略図である。 図3は、プローブヘッド部の構成例を示す概略図である。 図4A及びBは、被測定面の形状データの算出例を説明するための模式図である。 図5は、ピット周辺領域の設定及び除去の処理例を示すフローチャートである。 図6は、入力される形状データの一例を模式的に示す図である。 図7A及びBは、内壁面についての平面形状データを模式的に示す図である。 図8A、B及びCは、ピット周辺領域の設定例を説明するための模式的な平面図である。 図9は、ピット周辺領域の設定例を説明するための模式的な断面図である。 図10は、ピットの縁部の拡大例を示す模式図である。 図11は、除去対象領域の他の設定例を説明するための模式的な平面図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[内壁測定装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る内壁測定装置の外観を模式的に示す図である。図2は、本実施形態に係る情報処理装置として機能するPC(Personal Computer)のハードウェア構成例を示す概略図である。なおPC以外のコンピュータが用いられてもよい。
図1に示すように、内壁測定装置500は、3次元座標測定機100と、PC200とを有する。3次元座標測定機100は、基体部10と、3軸移動機構20と、ステージ30と、ヘッドカバー40と、プローブヘッド部50(図3参照)とを有する。基体部10により、3軸移動機構20が支持される。
3軸移動機構20は、X軸移動機構21と、Y軸移動機構22と、Z軸移動機構23とを有する。X軸移動機構21は、ステージ30をX方向に沿って移動可能に支持する。Y軸移動機構22は、X軸移動機構21を、Y方向に沿って移動可能に支持する。Z軸移動機構23は、ヘッドカバー40及びプローブヘッド部50を、Z軸方向に沿って移動させる。
3軸移動機構20がPC200により制御されることで、XYZの3軸で構成される測定座標区間内で、プローブヘッド部50を走査することが可能となる。すなわちステージ30に載置される測定対象物Mに対して、互いに直交するXYZの3軸方向に沿って、プローブヘッド部50を相対的に移動させることが可能となる。
XYZの各移動機構21、22及び23の具体的な構成は限定されない。また3軸移動機構20の構成も、XYZの各方向に沿ってプローブヘッド部50を走査可能であるのならば、任意の構成が採用さてよい。
3次元座標測定機100には、XYZの各方向に対して、リニアエンコーダ等の図示しない位置検出機構が設置される。位置検出機構により、測定対象物Mに対するプローブヘッド部50の相対的な変位や位置のデータが、PC200に出力される。
ステージ30は、水平方向(XY平面方向)に平行な載置面31を有する。載置面31に測定対象物Mが載置される。本実施形態では、測定対象物Mとして、載置面31に自動車等に搭載されるシリンダブロックが載置される。ヘッドカバー40に覆われたプローブヘッド部50を制御することで、シリンダブロックに設けられたシリンダの内壁を測定することが可能である。プローブヘッド部50については、後に詳しく説明する。
図2に示すように、PC200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、入出力インタフェース205、及びこれらを互いに接続するバス204を備える。入出力インタフェース205には、表示部206、操作部207、記憶部208、通信部209、I/F(インタフェース)部210等が接続される。
表示部206は、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)等を用いた表示デバイスである。操作部207は、例えばキーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル(表示部206と一体構造)、その他の操作装置である。記憶部208は、不揮発性の記憶デバイスであり、例えばHDD(Hard Disk Drive)等が用いられる。
通信部209は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して他のデバイスと通信するための通信モジュールである。Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信用の通信モジュールが備えられてもよい。またモデムやルータ等の通信機器が用いられてもよい。
I/F部210は、USB(Universal Serial Bus)端子やHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)端子等の、他のデバイスや種々のケーブルが接続されるインタフェースである。表示部206、操作部207又は通信部209等が、I/F部210を介してPC200に接続されてもよい。
本実施形態では、通信部209又はI/F部210を介して、有線又は無線により、3次元座標測定機100とPC200とが接続される。従ってこれらのブロックを介して、被測定面の形状データが、3次元座標測定機100からPC200へ入力される。
PC200による情報処理は、例えばCPU201が、ROM202や記憶部208等に記憶された所定のプログラムを、RAM203にロードして実行することにより実現される。図1に示すように、本実施形態では、CPU201が所定のプログラムを実行することで、駆動制御部211、表面測定部212、及びピット周辺領域設定部213が実現される。各ブロックを実現するために専用のハードウェアが用いられてもよい。
駆動制御部211は、3次元座標測定機100内の各機構の駆動を制御する。表面測定部212は、3次元座標測定機100から出力される測定データ等をもとに、測定対象物Mの表面性状等を測定する。本実施形態では、ピット周辺領域設定部213により設定されたピット周辺領域を除く領域の表面粗さが測定される。ピット周辺領域とは、オイルピット及びその周辺を含む領域であり、本実施形態において、除去対象領域に相当する。ピット周辺領域の設定については、後に詳しく説明する。
プログラムは、例えば種々の記録媒体を介してPC200にインストールされる。あるいは、インターネット等を介してプログラムがPC200にインストールされてもよい。なお本実施形態に係る情報処理装置として、PC以外のコンピュータが用いられてもよい。
図3は、プローブヘッド部50の構成例を示す概略図である。プローブヘッド部50は、ベース部51と、タッチプローブ52と、画像プローブ53と、プローブ支持機構54とを有する。ベース部51は、Z軸移動機構23に接続され、Z方向に沿って移動される。ベース部51が移動すると、タッチプローブ52、画像プローブ53、及びプローブ支持機構54も一体的に移動する。
タッチプローブ52は、ベース部51に、先端球55を有するスタイラス56がZ方向に延在するように取付けられる。タッチプローブ52は、測定対象物Mに対して走査され、測定対象物Mと先端球55との接触が検知される際のXYZの座標情報が算出される。その算出結果をもとに、測定対象物Mの形状や高さ等が測定される。タッチプローブ52の具体的な構成は限定されず、任意のタッチプローブが用いられてよい。
画像プローブ53は、ベース部51に、プローブ支持機構54を介して取付けられる。本実施形態では、画像プローブ53として、白色光干渉計が用いられる。従って図3に示すように、画像プローブ53内には、光干渉光学系57が構成される。なお画像プローブ53として白色光干渉計以外のプローブが用いられる場合でも、本技術は適用可能である。
光干渉光学系57は、測定対象物Mが載置される載置面31に平行な方向(XY平面方向)を撮影方向として、測定対象物Mを撮影可能なように構成されている。すなわち画像プローブ53によりZ方向に平行な垂直面を測定することが可能である。これにより、シリンダ等の内壁の表面性状等を、高精度に測定することが可能となる。
プローブ支持機構54は、回転駆動部60と、直線駆動部61とを有する。回転駆動部60は、例えば図示しない接続部材等を介して、ベース部51に回転可能に配置される。回転駆動部60は、載置面31に垂直な方向であるZ方向に延在するθ軸を回転軸として、画像プローブ53を回転させることが可能である。回転駆動部60の具体的な構成は限定されず、例えばモータ等の駆動源や回転トルクを伝達する回転部材等により構成される。
直線駆動部61は、回転駆動部60に取付けられ、1方向に延在するW軸に沿って、画像プローブ53を移動させることが可能である。直線駆動部61には、画像プローブ53が、撮影光軸の方向がW軸の方向と等しくなるように取付けられる。従って直線駆動部61により、画像プローブ53を撮影方向に沿って移動させることが可能となる。直線駆動部61の具体的な構成は限定されず、任意に設計されてよい。
図4は、3次元座標測定機100による被測定面の形状データの算出例を説明するための模式図である。以下、測定対象物Mを、シリンダブロックWと記載して説明を行う。被測定面は、シリンダブロックWが有するシリンダ70の内壁面71である。
タッチプローブ52によりシリンダブロックWが測定される。これによりシリンダブロックWの上面の高さや各シリンダ70の中心位置C及び内径等が測定される。図4Aに示すように、両プローブのオフセット量をもとに、内壁面71上の所定の測定ポイントUに、画像プローブ53の焦点位置Pが配置されるように、画像プローブ53が移動される。オフセット量は、例えば校正用治具等を用いて予め算出可能である。
具体的な画像プローブ53の移動方法は限定されない。例えばシリンダ70の中心位置Cに画像プローブ53が配置され、測定ポイントUに向けてW軸が延在するように回転駆動部60が回転する。そして測定ポイントUに向けてフォーカスが合うように、直線駆動部61により、W軸上の所定のW座標の位置に画像プローブ53が移動される。
図4Aに示すように、W軸に沿って画像プローブ53がスキャニングされる。また図4Bに示すように、回転駆動部60の回転方向においても、画像プローブ53がスキャニングされる。これにより内壁面71の測定ポイントUを中心とした領域の形状データを算出することが可能となる。例えば測定対象の範囲が予め指定されており、当該指定範囲分の点群データが、形状データとして算出される。
本実施形態では、ベース部51に、タッチプローブ52と、XY平面方向で撮影可能な画像プローブ53とが配置される。画像プローブ53は回転駆動部60によりZ方向を軸として回転される。また直線駆動部61により、撮影方向に沿って移動される。これによりシリンダ70等の内壁面71の形状データを高精度に算出することが可能となる。
[ピット周辺領域]
シリンダ70の内壁面71には、例えば10μm程度〜数百μmの多孔質状の穴(くぼみ)からなる、複数のオイルピット(以下、単にピットと記載する)が形成されている。内壁面71の表面性状の測定要求として、ピットの数や形状等の測定に加えて、ピットが形成されていない平面領域の表面粗さの測定も挙げられる。内壁面71の全体に対して表面粗さを測定すると、ピットの部分が粗さとして解析されてしまうので、正確なデータが得られない。本実施形態では、以下に説明するように、ピット及びその周辺の領域を含むピット周辺領域が設定され、これが適宜除去される。
図5は、ピット周辺領域の設定及び除去の処理例を示すフローチャートである。まず複数のピットを有する内壁面71の形状データが入力される(ステップ101)。
図6は、入力される形状データの一例を模式的に示す図である。例えば3次元座標測定機100により、内壁面71に設定された測定ポイントUを中心とした、指定範囲分の形状データD1が算出され、PC200に入力される。図6に示すように、指定範囲分の形状データD1が内壁面71の周方向に沿って結合されると、内壁面71の所定の高さにおける1周分の形状データD2となる。
図1に示す表面測定部212により、1周分の形状データD2が平面に展開され、平面形状データD3が生成される。生成された平面形状データD3は、ピット周辺領域設定部213に入力され、ピット周辺領域の設定及び除去が実行される。平面形状データD3へ展開することで、高精度にピット周辺領域の設定及び除去を実行することが可能となる。なおピット周辺領域設定部213により、平面形状データD3への展開が実行されてもよい。
平面形状データD3への展開方法は限定されず、任意の技術が用いられてもよい。例えば内壁面71の内径や曲率等をもとに、平面形状データD3を生成することが可能である。その際には、タッチプローブ52や画像プローブ53により測定された測定値を用いることで、精度よく平面形状データD3を生成することができる。
図7は、平面形状データD3を模式的に示す図である。図7Bは、図7AのA−A線における断面図である。図中のZ'方向が、平面形状データD3に対する高さ方向となる。平面形状データD3の各点(測定点)の高さは、図3に示すW方向の測定値に対応する値となる。
平面形状データD3をもとに、内壁面71上の複数のピット75が検出される(ステップ102)。本実施形態では、基準高さH及び閾値Tが設定され、基準高さHよりも閾値T以上低い部分が、ピット75として検出される。従って基準高さHよりも閾値T低い高さに設定された、X'Y'平面方向に平行な面よりも低い部分がピット75として検出される。これにより高い精度でピット75を検出することが可能となる。
基準高さHとしては、例えば平面形状データD3の全体の高さの平均が用いられる。もちろんこれに限定されず、フィルタ処理等が実行された後の平面形状データD3の平均が用いられてもよい。あるいはオペレータ等により、基準高さHが指定されてもよい。その他、任意の方法が採用されてよい。閾値Tの大きさも限定されず、任意に設定されてよい。
検出されたピット75ごとに、ピット周辺領域80が設定される(ステップ103)。図8及び図9は、ピット周辺領域80の設定例を説明するための模式図である。図8はピット75の平面図であり、図9はピット75の断面図である。図9では、説明を分かりやすくするために、ピット75の形状が単純化されている。
図8Aに示すように、検出されたピット75の面積と略等しい面積を有する基準円O1が設定される。その基準円O1の直径をピット径Lとすると、当該ピット径Lを基準としてピット周辺領域80が設定される。なお図9に示すように実際のピット75の断面の幅とピット径Lとが必ずしも一致する場合に限定されない。
ピット75の面積は、例えば周知の技術等を用いて算出可能である。例えば平面形状データD3としてX'Y'平面上に等間隔で並ぶ点群データが用いられる場合には、ピット75に含まれる点群の数をカウントすることで、ピット75の面積を算出することができる。その他、任意の技術によりピット75の面積が算出されてよい。
図8Bに示すように、任意の拡大率を周辺除去率Eとして設定し、ピット径Lに周辺除去率Eが積算される。その積算値L×Eは、基準円O1を周辺除去率Eの2乗の値で拡大した拡大円O2の直径に相当する。また図8Bに示す積算値L×Eにピット径Lを引いた値を2で割った値dは、基準円O1の半径と拡大円O2の半径との差に相当する。すなわち値dは、基準円O1の半径と、基準円O1の半径に周辺除去率Eを積算した積算値との差となる。当該値dを、同じ符号を用いて、拡大量dと記載する。
図8Cに示すように、拡大量dを基準として、ピット75の縁部76(基準高さに設定された面との交点)を拡大させることで、ピット周辺領域80が設定される。ピット周辺領域80は、ピット75の全体が含まれるように、典型的には、ピット75の形状に合わせて設定される。
図10は、拡大量dを基準としてピット75の縁部76を拡大する方法の一例を示す模式図である。ピット75の縁部76から主要なポイント76Pが選択される。当該ポイント76Pを拡大量d分だけ拡大させた拡大ポイント80Pが設定される。ピット75の形状に合わせて、拡大ポイント80Pが連結されることで、ピット周辺領域80が設定される。これによりピット周辺領域80を、ピット75の形状に合わせて簡単に設定することが可能となる。
ピット75の縁部76を拡大する方法は限定されず、任意の方法が採用されてよい。なおピット75の形状等により拡大円O2にピット75の全体が含まれる場合には、拡大円O2がピット周辺領域80として設定される場合もあり得る(例えば図9参照)。
図9に示すように、平面領域85の表面粗さの測定精度を低下させ得るピット75の周りの部分の大きさは、ピット径Lに応じて異なる場合が多い。本実施形態におけるピット周辺領域80の設定方法では、各々のピット径Lに応じて、適当な大きさのピット周辺領域80を設定することが可能である。これにより平面領域85が必要以上に大きく除去されてしまったり、ピット75やピットの周りの部分の一部が平面領域85として残ってしまうこと等を十分に防止することができる。この結果、平面領域85の表面粗さを高精度に測定することが可能となる。
ピット周辺領域80の他の設定方法として、拡大円O2の面積と略等しい面積となるように、ピット周辺領域80が設定されてもよい。すなわちピット75の面積(基準円O1の面積)に所定の拡大率(本実施形態では周辺除去率Eの2乗の値)を積算した積算値と略等しい面積を有するピット周縁領域80が設定されてもよい。これにより各々のピット75の面積(ピット径Lに対応する)に応じて、適当な大きさのピット周辺領域80を設定することが可能である。
平面形状データD3からピット周辺領域80が除去される(ステップ104)。例えばピット周辺領域80の点群データが、表面粗さの解析には用いられない無効なデータに設定される。あるいは、ピット周辺領域80の点群データが、平面形状データD3から削除されてもよい。ピット周辺領域80が除去された平面形状データD3は、表面測定部212に出力され、表面粗さが測定される。
以上、本実施形態に係る内壁測定装置500では、PC200により、複数のピット75の各々が検出され、ピット75ごとにピット周辺領域80が設定される。これにより内壁面71の表面性状として、ピット75を除いた平面領域85の表面粗さを高精度に測定することが可能となる。また複数のピット75に対して、ピット周辺領域80の設定及び除去を一度に自動的に実行することが可能であるので、表面粗さの測定にかかる時間を大幅に短縮することができる。また上記したように、ピット75の面積をもとに、適宜ピット周辺領域80を設定することが可能であるので、表面粗さの測定精度を十分に向上させることが可能である。
<その他の実施形態>
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記では、複数の凹部として、複数のピットが形成される場合を例に挙げた。そして除去対象領域(ピット周辺領域)を設定するための基準図形として、基準円が設定された。図8〜図10を参照して説明したように、基準円の径を基準図形の寸法(サイズ)として、これを基準に簡単に除去対象領域を設定することが可能であった。なお除去対象領域を設定するために用いられる基準図形は、円に限定されず、他の任意の図形が用いられてよい。
図11は、除去対象領域の他の設定例を説明するための模式的な平面図である。図11に模式的に示すように、シリンダ内壁には、オイルを保持するためにホーニング加工によりクロスハッチ(網状の溝)90が形成されることがある。このようなクロスハッチの溝91を凹部として、本技術を適用することもできる。
図11に示す例では、基準図形として、クロスハッチの溝91の延在方向に延在する基準矩形Rが設定される。当該基準矩形Rの幅寸法(延在方向に略直交する短手方向のサイズ)Lを基準図形の寸法として、これを基準に除去対象領域が設定される。
基準矩形Rは、クロスハッチの溝91の面積と略等しい面積となるように設定される。クロスハッチの溝91は、円形よりも矩形に近い形状を有する。従って、クロスハッチの溝91の長さに略等しい長さを有し、溝91の幅(長さに略直交する方向のサイズ)と略等しい幅寸法Lを有する矩形を、基準矩形Rとして簡単に設定することが可能である。
クロスハッチの溝91の幅としては、例えば長さ方向における各ポイントの幅の最大値が用いられてもよいし、平均値が用いられてもよい。あるいは長さ方向における所定のポイント(中央等)の幅が、クロスハッチの溝91の幅として用いられてもよい。その他、基準矩形Rの設定方法は限定されず、例えばクロスハッチの溝91の面積が算出され、その算出値に基づいて設定されてもよい。
除去対象領域は、例えば図11に示す基準矩形Rの幅寸法Lを、図8等に示すピット径Lとして同様の処理にて設定可能である。例えば、基準矩形Rの幅寸法Lに周辺除去率Eを積算した積算値L×Eを幅寸法とする拡大矩形が設定される。当該拡大矩形の幅寸法と、基準矩形Rの幅寸法Lを引いた値を2で割った値を拡大量として、溝91の縁部を拡大する。これにより除去対象領域を、溝91の形状に合わせて簡単に設定することが可能となる。上記したようにクロスハッチの溝91は矩形に近いので、拡大矩形に溝91の全体が含まれることも多い。この場合、拡大矩形を除去対象領域として簡単に設定可能である。その他、基準矩形Rの幅寸法Lを基準とした任意の方法が採用されてよい。
図1に示す3次元座標測定機100及びPC200が一体的に構成されてもよい。この場合、装置内に備えられた入出力インタフェース等が入力部として機能する。もちろん入力部がソフトウェアブロックにより構成されてもよい。
基準高さに代えて、ピットを検出するための閾値となる高さが設定されてもよい。当該閾値となる高さよりも低い部分が、ピットとして検出される。
本技術は、複数のピットやクロスハッチを有する内壁面以外の、被測定面にも適用可能である。すなわち図1に例示した内壁測定装置とは異なる任意の測定装置により測定された、種々の被測定面の形状データに対して、本技術は適用可能である。
例えば所定の目的のために意図的に複数の凹部が形成された被測定面の平面領域、あるいは意図せずにして複数の凹部が形成されている被測定面の平面領域等の表面粗さを、高精度に測定することが可能となる。もちろん平面領域に対して表面粗さの測定以外の処理が実行されてもよい。さらに凹部を含む除去対象領域について所定の測定等が実行されてもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
D1、D2、D3…形状データ
E…周辺除去率
H…基準高さ
L…ピット径、幅寸法
M…測定対象物(シリンダブロック)
O1…基準円
O2…拡大円
R…基準矩形
70…シリンダ
71…内壁面
75…ピット
80…ピット周辺領域
85…平面領域
100…3次元座標測定機
209…通信部
210…I/F部
212…表面測定部
213…ピット周辺領域設定部
500…内壁測定装置

Claims (15)

  1. 複数の凹部を有する被測定面の形状データが入力される入力部と、
    前記入力された形状データをもとに前記複数の凹部の各々を検出し、前記検出された前記凹部ごとに、前記凹部を含む除去対象領域を設定する設定部と
    を具備する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記設定部は、前記検出された凹部の面積をもとに、前記除去対象領域を設定する
    情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記設定部は、前記検出された凹部の面積と略等しい面積を有する基準図形を設定し、前記基準図形の寸法を基準として前記除去対象領域を設定する
    情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記設定部は、前記基準図形の寸法と前記基準図形の寸法に所定の拡大率を積算した積算値との差を拡大量として前記凹部を拡大した領域を、前記除去対象領域として設定する
    情報処理装置。
  5. 請求項3又4に記載の情報処理装置であって、
    前記基準図形は前記検出された凹部の面積と略等しい面積を有する円であり、前記寸法は前記円の径である
    情報処理装置。
  6. 請求項3又は4に記載の情報処理装置であって、
    前記基準図形は前記凹部の幅と略等しい幅を有する矩形であり、前記寸法は前記矩形の幅寸法である
    情報処理装置。
  7. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記設定部は、前記検出された凹部の面積に所定の拡大率を積算した積算値と、前記除去対象領域の面積とが略等しくなるように、前記除去対象領域を設定する
    情報処理装置。
  8. 請求項1から7のうちいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記設定部は、前記被測定面の形状データに対して基準高さを設定し、前記基準高さよりも所定の閾値以上低い部分を、前記凹部として検出する
    情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置であって、
    前記設定部は、前記入力された形状データを平面に展開し、前記展開された前記形状データに対して前記基準高さを設定し、前記凹部を検出する
    情報処理装置。
  10. 請求項8又は9に記載の情報処理装置であって、
    前記基準高さは、前記形状データをもとに算出される前記被測定面の平均高さである
    情報処理装置。
  11. 請求項1から10のうちいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記複数の凹部を有する被測定面は、複数のピットを有するシリンダの内壁面である
    情報処理装置。
  12. 請求項1から10のうちいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記複数の凹部を有する被測定面は、クロスハッチが形成されたシリンダの内壁面である
    情報処理装置。
  13. 請求項1から12のうちいずれか1項に記載の情報処理装置であって、さらに、
    前記設定された除去対象領域を除く領域の表面粗さを測定する測定部を具備する
    情報処理装置。
  14. 複数の凹部を有する被測定面の形状データを取得し、
    前記取得された形状データをもとに前記複数の凹部の各々を検出し、前記検出された前記凹部ごとに、前記凹部を含む除去対象領域を設定する
    ことをコンピュータが実行する情報処理方法。
  15. 複数の凹部を有する被測定面の形状データを取得するステップと、
    前記取得された形状データをもとに前記複数の凹部の各々を検出し、前記検出された前記凹部ごとに、前記凹部を含む除去対象領域を設定するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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