JP2017149432A - Packing box - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は包装箱に関し、例えば医薬品の収容に好適な包装箱に関する。 The present invention relates to a packaging box, for example, a packaging box suitable for storing pharmaceutical products.
包装箱として、例えば下記特許文献1、2に記載されているように、組み立て状態で直方体形状をなし、筒状又は容器状の箱本体と、該箱本体における開口端の1端縁から連続して延びる少なくとも一つの蓋体とを備え、蓋体の少なくとも一つは箱本体との連結部を折り曲げ線として回動可能な開閉蓋とされ、該開閉蓋の回動に応じて箱本体が開閉可能とされた包装箱が知られている。
As a packaging box, for example, as described in
下記特許文献1に記載されている包装箱は、蓋付きのコラプシブルカートンである。この包装箱の上蓋部には引き剥がし可能な指掛部が形成され、その指掛部が引き剥がされることで、折り畳まれて内側に配置された舌部の一部が外部に露出され、その一部に表示された「開封済み表示」がユーザーに視認されるように構成されている。
また、下記特許文献2に記載されている包装箱は、一方が常閉、他方が開閉式の蓋板舌片とされたタックエンドカートンである。この包装箱の前板に貼付された蓋板舌片はその一部を前板に残したまま分離可能とされ、分離した蓋板舌片は差し込み片として機能して箱本体を再封可能な構成とされており、蓋板舌片を箱本体に差し込むことで、当初は蓋板舌片により覆われていた前板の一部が外部に露出され、その一部に表示された「開封済み表示」がユーザーに視認されるように構成されている。
The packaging box described in the following
Moreover, the packaging box described in the following Patent Document 2 is a tack-end carton in which one side is a normally closed and the other side is an openable lid plate tongue piece. The lid plate tongue attached to the front plate of the packaging box can be separated while leaving a part of it on the front plate, and the separated lid plate tongue can function as an insertion piece to reseal the box body. By inserting the lid plate tongue into the box body, a part of the front plate that was initially covered by the lid plate tongue is exposed to the outside, and the “opened” The “display” is configured to be visually recognized by the user.
しかし、上記特許文献1に記載されている包装箱では、指掛部が廃棄物となって、その廃棄処理が必要になるという問題があった。これに対し上記特許文献2に記載されている包装箱では、蓋板舌片の一部が前板に残されるため、蓋板舌片の分離に際して分離物による廃棄処理の問題は解消されるものの、蓋板舌片の残部が前板に残される包装箱の構造上、例えば開封済みの包装箱を所定大きさの収容箱に詰めて所定の単位(例えば複数ダース)にまとめて管理する場合など、蓋板舌片の残部の存在により積み重ねたときの配置形態に片寄りが生じ、不安定になりやすいという問題があった。
However, in the packaging box described in the above-mentioned
本発明は、上記問題に対処するためになされたものであり、その目的は、開封済み表示とするとき廃棄物が発生せず、複数に積み重ねても安定した配置形態を保ち得る包装箱を提供することにある。 The present invention has been made to address the above-described problems, and its purpose is to provide a packaging box that does not generate waste when it is displayed as opened, and that can maintain a stable arrangement form even when stacked in a plurality. There is to do.
上記目的を達成するために本発明の包装箱は、筒状又は容器状の箱本体と、該箱本体における開口端の1端縁から連続して延びる少なくとも一つの蓋体とを備え、蓋体の少なくとも一つは箱本体の端縁を折り曲げ線として回動可能な開閉蓋とされ、該開閉蓋の回動に応じて前記箱本体が開閉可能とされた包装箱であって、
箱本体又は蓋体には、切り込み線と該切り込み線の両端を結ぶ折り曲げ線とで囲まれた所定形状の押し込み片が形成されるとともに、押し込み片の裏面側にカバー片が重なり合うように配置され、
カバー片は、その基端部が箱本体又は蓋体と一体化され、その自由端部が押し込み片への押込動作に伴い、基端部を支点部位として箱本体の内側への変位を許容される片持ち状態とされており、
押し込み片が箱本体又は蓋体から離間して所定の深さまで押し込まれるとき、押し込み片がカバー片の自由端部を乗り越えて該カバー片の裏側へ回り込み、前記カバー片の表面の一部が、箱本体又は蓋体に形成された開口部を通して露出し、開封済み表示として視認可能となることを特徴とする。
In order to achieve the above object, a packaging box of the present invention comprises a cylindrical or container-like box body and at least one lid body extending continuously from one end edge of the open end of the box body, At least one of the box body is an openable / closable lid that can be rotated with the edge of the box body as a fold line, and the box body can be opened and closed according to the rotation of the open / close lid,
The box body or the lid is formed with a predetermined shape of a pressing piece surrounded by a cut line and a bending line connecting both ends of the cut line, and the cover piece is arranged so as to overlap the back side of the push piece. ,
The base end of the cover piece is integrated with the box body or lid, and the free end of the cover piece is allowed to move inward of the box body with the base end as a fulcrum as the pushing operation proceeds. In a cantilever state,
When the pushing piece is pushed away from the box body or the cover body to a predetermined depth, the pushing piece gets over the free end of the cover piece and turns to the back side of the cover piece, and a part of the surface of the cover piece is It is exposed through an opening formed in the box body or the lid, and can be visually recognized as an opened display.
本発明の包装箱では、押し込み片が箱本体の内側へ向けて押し込まれることで、カバー片の自由端部を乗り越えてカバー片の裏側へ回り込む。これにより、押し込み片の離間により箱本体又は蓋体に形成された開口部を通してカバー片の表面の一部が露出した状態となり、カバー片の表面の一部が開封済み表示としてユーザーに視認されるようになる。この場合、特に上記特許文献2に記載されたような特殊形状の包装箱を使用しなくて済み、また押し込み片はカバー片により箱本体の外側への移動を阻止され、箱本体の外側へ突出するおそれもないので、再封後の包装箱においては互いの側面同士を面接触させた状態で積み重ねることができ、安定した配置形態を保つことが可能である。さらに、本発明は、既存の箱本体に単に切り込み線を設けつつ、箱本体又は蓋体と一体又は別体のカバー片を設けるだけで開封済み表示機能を有する包装箱を構成することができる。したがって、既存の箱本体を有効活用できるので、その製造コストを安価に設定することができる。 In the packaging box of the present invention, the pushing piece is pushed toward the inside of the box main body, so that it passes over the free end of the cover piece and turns around to the back side of the cover piece. As a result, a part of the surface of the cover piece is exposed through the opening formed in the box body or the lid due to the separation of the pushing piece, and a part of the surface of the cover piece is visually recognized by the user as an unsealed display. It becomes like this. In this case, it is not necessary to use a specially shaped packaging box as described in Patent Document 2, and the pushing piece is prevented from moving outside the box body by the cover piece and protrudes outside the box body. Therefore, in the packaging box after resealing, the side surfaces can be stacked in a state of surface contact with each other, and a stable arrangement can be maintained. Furthermore, according to the present invention, a packaging box having an opened display function can be formed by simply providing a cover piece that is integral with or separate from the box body or lid, while providing a cut line in the existing box body. Therefore, since the existing box body can be used effectively, the manufacturing cost can be set at a low cost.
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1及び図2は、本発明を適用した包装箱1Aを示す。包装箱1Aは、図3(a),3(b)に示される箱体形成用シート2Aを用いて、図1に示されるような直方体形状に組み立てられる。包装箱1Aには、図2に示されるように収容物3(例えば複数のブリスタパック又はそれを複数まとめた包装)が収容されている。
1 and 2 show a
箱体形成用シート2Aは、厚紙等の一枚のブランクシートで形成されており、組み立て状態で直方体形状(角筒状)をなす箱本体10と、箱本体10の各開口端にて蓋体20,30とを備えている。箱本体10は、図3(a),3(b)に示されるように、第1側面板11、正面板12、第2側面板13、背面板14及び糊代15がこの順に連結されたものである。
The box forming sheet 2 </ b> A is formed of a single blank sheet such as cardboard, and is a
第1側面板11は第2側面板13と同じ幅寸法D1に設定されている。また、正面板12は背面板14と同じ幅寸法D2に設定されている。第1側面板11、正面板12、第2側面板13、背面板14及び糊代15は、それぞれ平行に延び出す折り曲げ線(折り罫線、折り目、端縁)L1,L2,L3,L4により区切られている。糊代15は、その表面に塗布された接着剤B1(図3(b)参照)により箱本体10の組み立て状態で第1側面板11の裏面に貼付される。これにより、箱本体10は角筒形状をなすように周方向で一体化される。
The
蓋体20は、図3(a),3(b)に示されるように、内蓋部材21、外蓋片22及びフラップ23,24を備えている。内蓋部材21は、正面板12の一端縁から延設され、第1内蓋片21a、第2内蓋片21b、再封片21cがこの順に連結されたものである。第1内蓋片21a、第2内蓋片21b及び再封片21cは、それぞれ平行に延び出す折り曲げ線(折り罫線、折り目、端縁)L5,L6により区切られている。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the
第1内蓋片21aは、正面板12と端縁を共有し、その端縁を下底とする等脚台形状に形成されている。具体的に、その共有化された端縁は、その中間部に位置する折り曲げ線L7と、その折り曲げ線L7の両端からそれぞれ正面板12の端縁に沿って延び出す切り込み線C1,C2とで形成されている。
The first
正面板12には、折り曲げ線L7と、その折り曲げ線L7を下底とする等脚台形状、あるいはその折り曲げ線L7の両端をそれぞれ始端、終端とする略U字形状の切り込み線C3とで囲まれた開封片12aが形成されている。これにより、内蓋部材21は、切り込み線C1,C2,C3での破断により開封片12aと共に正面板12から分離可能とされている。
The
第1内蓋片21a及び第2内蓋片21bは、折り曲げ線L5を共通の上底とし、かつ下底同士、高さ同士を各々ほぼ同じ長さとする等脚台形状に形成されている。再封片21cは、先端の両隅部が円弧形状に形成されている。第2内蓋片21bは、折り曲げ線L5で折り畳まれ(図4参照)、その裏面に塗布された接着剤B2(図3(a)参照)により第1内蓋片21aの裏面に貼付されて両内蓋片21a,21bが一体となった状態で箱本体10に収容される(図2参照)。第1内蓋片21a及び第2内蓋片21bを有する内蓋部材21が、開封済み表示として機能する本発明のカバー片に相当する。
The first
外蓋片22は、図3(a),3(b)に示されるように、折り畳まれた第1内蓋片21a及び第2内蓋片21bを包含する程度に大きな長方形状をなし(図5参照)、背面板14の一端縁から延設され、折り曲げ線L8により背面板14と区切られている。外蓋片22には、折り曲げ線L8と、その折り曲げ線L8の中間部の2点をそれぞれ始端、終端とする略U字形状(その他円弧形状、角形状としてもよい)の切り込み線C4とで囲まれた押し込み片22aが形成されている。押し込み片22aは、切り込み線C4での破断により外蓋片22から離間し、離間後の押し込み片22aは、折り曲げ線L8を回動軸線として回動可能とされている。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the
フラップ23,24は、箱本体10の開口の一部を塞ぐものであり、箱本体10の開口端のうち第1内蓋片21aと外蓋片22とがそれぞれ連結される端縁とは別の端縁から延設されている。具体的に、フラップ23は、第1側面板11の一端縁から延設され、折り曲げ線L9により第1側面板11と区切られている。フラップ24は、第2側面板13の一端縁から延設され、折り曲げ線L10により第2側面板13と区切られている。
The
外蓋片22は、折り曲げ線L8により折り曲げられることで、第1内蓋片21aの表面に重ね合わされ、裏面に塗布された接着剤B3(図3(a)参照)により第1内蓋片21aの表面に貼付される(図2、図4参照)。この場合、両内蓋片21a,21bが外蓋片22とフラップ23,24間に収容される一方、再封片21cが折り曲げ線L6により第2内蓋片21bに対し略直角となるように折り曲げられ、フラップ23,24の端縁と正面板12間に形成される隙間S1を通して箱本体10の内側へ差し込まれる。内蓋部材21及び外蓋片22が本発明の開閉蓋に相当する。
The
蓋体30は、図3(a),3(b)に示されるように、内蓋片31、外蓋片32及びフラップ33,34を備えている。内蓋片31は、正面板12の他端縁から延設され、折り曲げ線L11により正面板12と区切られている。外蓋片32は、背面板14の他端縁から延設され、折り曲げ線L12により背面板14と区切られている。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the
フラップ33は、第1側面板11の他端縁から延設され、折り曲げ線L13により第1側面板11と区切られている。フラップ34は、第2側面板13の他端縁から延設され、折り曲げ線L14により第2側面板13と区切られている。
The
外蓋片32は、折り曲げ線L12により折り曲げられることで、内蓋片31の表面に重ね合わされ、裏面に塗布された接着剤B4(図3(a)参照)により内蓋片31の表面に貼付される(図4参照)。この場合、内蓋片31は外蓋片32とフラップ33,34間に収容される。このように本実施例1では、蓋体20が開閉自在な開閉式とされる一方、蓋体30が常閉式とされている。
The
上記のように構成された包装箱1Aにおいては、図5に示されるように、正面板12の開封片12aを切り込み線C1,C2,C3に沿って切り離すことで、内蓋部材21及び外蓋片22が一体の開封蓋としての機能を果たすようになり、再封片21cを箱本体10の内側に差し込むことで、開封された包装箱1Aを再度閉じた状態とし、更には開閉を繰り返すこともできる。
In the
ところで、本実施例1では、外蓋片22が第1内蓋片21aに貼付されており、内蓋部材21が押し込み片22aと部分的に重なり合うように配置されている。この場合、外蓋片22の縦寸法をD3、第1内蓋片21aの高さ寸法をD4とすると、D3>D4となるように設定されており、押し込み片22aを切り込み線C4に沿って切り離しつつ箱本体10の内側へ押し込んだ場合、押し込み片22aが内蓋部材21の先端側の自由端部を乗り越えて内蓋部材21の裏側へ回り込みやすいように構成されている。
By the way, in the present Example 1, the
具体的には、図6及び図7(a)に示されるように、内蓋部材21を箱本体10から所定角度以上(例えば45°以上)開いた状態で、押し込み片22aを図示矢印方向へ押し込むと、押し込み片22aは外蓋片22から離間し、折り曲げ線L8を回動軸線として箱本体10の内側へ回動する(図7(b))。
Specifically, as shown in FIGS. 6 and 7A, the pushing
内蓋部材21は、第1内蓋片21aの下底近傍部位にて外蓋片22に貼付されており、この貼付部位を基端部E1とし、第1内蓋片21a及び第2内蓋片21bにおける上底近傍部位を自由端部E2とし、基端部E1を支点部位として箱本体10の内側への変位を許容される片持ち状態とされている。これにより、内蓋部材21は、押込動作に伴う押し込み片22aの変位に追従して、箱本体10の内側へと変位する(図7(b))。
The
押し込み片22aが外蓋片22から離間して箱本体10の内側へ向けて所定の深さまで押し込まれると、押し込み片22aが第1内蓋片21a及び第2内蓋片21bの自由端部E2を乗り越えてその裏側へ回り込む(図7(c))。この状態で、再封片21cを箱本体10の内側に差し込み、箱本体10を閉じると、押し込み片22aはフラップ23,24の弾性復帰等に基づく軽微な反力を受けつつ、内蓋部材21とフラップ23,24とにより挟持されることとなる(図7(d))。
When the pushing
このとき、外蓋片22を正面から見ると、押し込み片22aの離間により外蓋片22に形成された開口部22b(すなわち、切り込み線C4と折り曲げ線L8とで囲まれた孔)を通して第1内蓋片21aの上底側中間部21a1の表面が露出した状態となっている(図7(e))。
At this time, when the
以上の説明から明らかなように、上記実施例1では、押し込み片22aが箱本体10の内側へ向けて押し込まれることで、押し込み片22aが内蓋部材21(カバー片)の自由端部E2を乗り越えて内蓋部材21の裏側へ回り込む。これにより、内蓋部材21の表面が、押し込み片22aの離間により外蓋片22に形成された開口部22bを通して露出した状態となり、内蓋部材21における第1内蓋片21aの表面の一部(上底側中間部21a1)が開封済み表示としてユーザーに視認されるようになる。
As is clear from the above description, in the first embodiment, the pushing
この場合、押し込み片22aは内蓋部材21により箱本体10の外側への移動を阻止され、箱本体10の外側へ突出するおそれがないので、再封後の包装箱1Aにおいては互いの側面同士を面接触させた状態で積み重ねることができ、安定した配置形態を保つことができる。
In this case, the pushing
なお、上記実施例1では、開閉蓋としての内蓋部材21及び外蓋片22が箱本体10に対して閉じた状態にあるとき、押込動作に伴う押し込み片22aの変位に追従する内蓋部材21及びフラップ23,24が箱本体10内の収容物3と接触することで、内蓋部材21及びフラップ23,24が箱本体10の内側へ変位することが抑制され、押し込み片22aが内蓋部材21の自由端部E2を乗り越えることが阻止されるように構成されていた。
In the first embodiment, when the
すなわち、上記実施例1では、図7(a)〜7(c)に示したように、内蓋部材21及び外蓋片22が箱本体10内側への変位を抑制されることのない、内蓋部材21及び外蓋片22が箱本体10に対して開いた状態であることを条件として、内蓋部材21及び外蓋片22の箱本体10内側への変位に応じて押し込み片22aが内蓋部材21及び外蓋片22の自由端部E2を乗り越えることが許容される構成とされていた。
That is, in the first embodiment, as shown in FIGS. 7A to 7C, the
これにより、上記実施例1では、包装箱1Aを蓋体20側で開封しない限り、第1内蓋片21aの表面を開封済み表示としてユーザーに視認させることができないので、包装箱1Aが未開封であるにもかかわらず、開封済みを装う偽装行為や改ざん行為を良好に防止することができる。
Thereby, in the said Example 1, since the surface of the 1st
また、上記実施例1では、カバー片としての内蓋部材21が箱本体10と一体に成形されている。これにより、1枚の箱体形成用シート2Aのみを用いて包装箱1Aを簡易かつ効率良く組み立てることができる。さらに、上記実施例1では、例えば図3(a),3(b)に示したような既存の箱本体に単に切り込み線C4を設けるだけで包装箱1Aを構成することができる。したがって、既存の箱本体を有効活用できるので、その製造コストを安価に設定することができる。
In the first embodiment, the
上記実施例1の包装箱1Aは、蓋体20が内蓋部材21として2枚の内蓋片21a,21bを有し、正面板12に形成された開封片12aでの開封を条件として、内蓋部材21と外蓋片22が一体となって開封蓋として機能する構成とされていたが、上記実施例1に限らず、例えば図8〜図10に示されるような構成としてもよい。なお、図8〜図10において上記実施例1と同じ機能を果たす部位には同じ符号を付して説明を省略する。
In the
この実施例2の包装箱1Bは、タックエンド式のカートンであり、図8(a)に示される箱体形成用シート2Bを用いて、図9に示されるような直方体形状に組み立てられる。箱体形成用シート2Bは、厚紙等の一枚のブランクシートで形成されており、箱本体10と、箱本体10の各開口端にて蓋体20,30とを備えている。箱本体10及び蓋体30は上記実施例1と同様に構成されている。
The
蓋体20は、外蓋片22及びフラップ23,24を備え、内蓋片は省略されている。外蓋片22には、押し込み片22aが形成されるとともに、その先端縁からは折り曲げ線L6を介して再封片22cが延設されている。
The
外蓋片22の裏面には、箱体形成用シート2Bとは別部材であるカバーシート25が貼付されている。カバーシート25は、図8(b)に示されるような例えば凸形状の厚紙等で形成され、図9に示されるようにシート本体25aが押し込み片22aと部分的に重なり合うように配置され、中間突出部25bにて接着剤B5により外蓋片22の裏面に貼付されている。すなわち、カバーシート25は、中間突出部25bを基端部E1とし、シート本体25aを自由端部E2とし、基端部E1を支点部位として箱本体10の内側への変位を許容される片持ち状態とされている。カバーシート25が、開封済み表示として機能する本発明のカバー片に相当する。
A
そして、一例として、図10(a)に示されるように、外蓋片22を箱本体10から所定角度以上(例えば45°以上)開いた状態で、押し込み片22aを図示矢印方向へ押し込むと、押し込み片22aは外蓋片22から離間し、折り曲げ線L8を回動軸線として箱本体10の内側へ回動する(図10(b))。押し込み片22aが外蓋片22から離間して箱本体10の内側へ向けて所定の深さまで押し込まれると、押し込み片22aがカバーシート25の自由端部E2を乗り越えてその裏側へ回り込む(図10(c))。
And as an example, as shown in FIG. 10 (a), when the
この状態で、再封片22cを箱本体10の内部に差し込み、箱本体10を閉じた状態にすると、押し込み片22aはフラップ23,24の弾性復帰等に基づく軽微な反力を受けつつ、外蓋片22とフラップ23,24とにより挟持されることとなる(図10(d))。このとき、外蓋片22を正面から見ると、押し込み片22aの離間により外蓋片22に形成された開口部22b(すなわち、切り込み線C4と折り曲げ線L8とで囲まれた孔)を通してカバーシート25におけるシート本体25aの中間部25a1の表面が露出した状態となっている(図10(e))。
In this state, when the
上記実施例2では、カバーシート25の表面の一部(中間部25a1)が開封済み表示としてユーザーに視認されるようになる。そして、この実施例2における再封後の包装箱1Bにおいても、互いの側面同士を面接触させた状態で積み重ねることができ、安定した配置形態を保つことができる。
In Example 2, a part of the surface of the cover sheet 25 (intermediate portion 25a1) is visually recognized by the user as an unsealed display. And also in the
また、上記実施例2では、カバーシート25が箱体形成用シート2Bとは別部材で構成されているので、カバーシート25の素材を適宜変更することで、ユーザーに対する視認効果を良好に高めることが可能である。さらに、上記実施例2では、例えば図8(a)に示したような既存の箱本体に単に切り込み線C4を設け、これに例えば図8(b)に示したような別部材としてのカバーシート25を追加するだけで包装箱1Bを構成することができる。したがって、この実施例2においても、既存の箱本体を有効活用できるので、その製造コストを安価に設定することができる。
Moreover, in the said Example 2, since the
上記実施例2では、カバーシート25がカバー片としての機能を果たすように構成されていたが、例えば図11及び図12に示されるように、カバーシート25を省略し、フラップ23,24がカバー片としての機能を果たすように構成してもよい。なお、図11及び図12において上記実施例2と同じ機能を果たす部位には同じ符号を付して説明を省略する。
In the second embodiment, the
この実施例3の包装箱1Cは、上記実施例2の箱体形成用シート2Bをベースとした箱体形成用シートを用いて組み立てられている。ただし、上記実施例2とは異なり、外蓋片22が箱本体10に対して閉じた状態であっても、押込動作に伴う押し込み片22aの変位に追従するフラップ23,24が箱本体10の内側へ変位するのに伴って、押し込み片22aがフラップ23,24の背面板14寄りの端縁23a,24aを乗り越えやすいようにフラップ23,24の形状が変更されている。ただし、フラップ23,24自体の大きさについては、既存の箱本体のものを有効活用することができ、特に制約を受けるものではない。
The packaging box 1C of the third embodiment is assembled using a box forming sheet based on the
すなわち、フラップ23の端縁23aと背面板14間の隙間S2がフラップ23の基端部である折り曲げ線L9の側からフラップ23の自由端部である先端側に向かうに従って次第に大きくなるように、フラップ23の端縁23aが傾斜形状に形成されている。同様に、フラップ24の端縁24aと背面板14間の隙間S2がフラップ24の基端部である折り曲げ線L10の側からフラップ24の自由端部である先端側に向かうに従って次第に大きくなるように、フラップ24の端縁24aが傾斜形状に形成されている。
That is, the gap S2 between the
この実施例3では、フラップ23,24が押込動作に伴う押し込み片22aの変位に追従して、それぞれ折り曲げ線L9,L10を回動軸線として箱本体10の内側へ変位する(図12(a))。フラップ23の端縁23aと背面板14間の隙間S2、及びフラップ24の端縁24aと背面板14間の隙間S2の形成に加え、押し込み片22aの外形が円弧形状に形成されているため、フラップ23,24が箱本体10内の収容物3に接触することなく、押し込み片22aが隙間S2を通してフラップ23,24の裏側へ回り込む(図12(b))。
In the third embodiment, the
押し込み片22aは、自身の弾性復帰等によりフラップ23,24を箱本体10の外側へ軽微な弾性力で押圧する(図12(c))。このとき、外蓋片22を正面から見ると、押し込み片22aの離間により外蓋片22に形成された開口部22b(すなわち、切り込み線C4と折り曲げ線L8とで囲まれた孔)を通してフラップ23,24の各端縁23a,24aの一部を含む隅部23b,24bの表面が露出した状態となっている(図12(d))。
The pushing
上記実施例3では、フラップ23,24の表面の一部(隅部23b,24b)が開封済み表示としてユーザーに視認されるようになる。そして、この実施例3における再封後の包装箱1Cにおいても、互いの側面同士を面接触させた状態で積み重ねることができ、安定した配置形態を保つことができる。
In Example 3, a part of the surface of the
また、上記実施例3では、フラップ23,24がカバー片としての機能を果たすように構成されている。これにより、開封済み表示の機能をシンプルな構成で実現することができる。さらに、上記実施例3では、例えば図11に示したような既存の箱本体に単に切り込み線C4(図8参照)を設けるだけで包装箱1Cを構成することができる。したがって、この実施例3においても、既存の箱本体を有効活用できるので、その製造コストを安価に設定することができる。
Moreover, in the said Example 3, the
上記実施例3では、フラップ23,24がカバー片としての機能を果たすように構成さていたが、例えば図13及び図14に示されるように、実施例1〜3の糊代15の一部を用いた内側片16がカバー片としての機能を果たすように構成してもよい。なお、図13及び図14において上記実施例1〜3と同じ機能を果たす部位には同じ符号を付して説明を省略する。
In the said Example 3, it was comprised so that the
この実施例4の包装箱1Dは、上記実施例2の箱体形成用シート2Bをベースとした箱体形成用シート2Dを用いて組み立てられている。ただし、上記実施例2とは異なり、押し込み片11aが第1側面板11に形成されている。また、実施例2の糊代15が半分程度の長さに縮小され、接着剤の塗布されない残された内側片16がカバー片としての機能を果たすように構成されている。
The
この実施例4では、押込動作に伴う押し込み片11aの変位に追従して、内側片16が折り曲げ線L4を回動軸線として箱本体10の内側へ変位する。そして、押し込み片11aは、内側片16の端縁16aと外蓋片22間の隙間S3を通して内側片16の裏側へ回り込む。この場合、押し込み片11a及び内側片16が箱本体10内の収容物3に接触しないように設定されている。
In the fourth embodiment, following the displacement of the pushing
押し込み片11aは、自身の弾性復帰等により内側片16を第1側面板11の裏面に向けて軽微な弾性力で押圧する。このとき、第1側面板11を正面から見ると、押し込み片11aの離間により第1側面板11に形成された開口部11b(すなわち、切り込み線C4と折り曲げ線L9とで囲まれた孔)を通して内側片16の端縁16aの一部を含む隅部16bの表面が露出した状態となっている。
The pushing
上記実施例4では、内側片16の表面の一部(隅部16b)が開封済み表示としてユーザーに視認されるようになる。そして、この実施例4における再封後の包装箱1Dにおいても、互いの側面同士を面接触させた状態で積み重ねることができ、安定した配置形態を保つことができる。
In Example 4 described above, a part of the surface of the inner piece 16 (
また、上記実施例4では、糊代15の一部を用いた内側片16がカバー片としての機能を果たすように構成されている。これにより、上記実施例3と同様、開封済み表示の機能をシンプルな構成で実現することができる。さらに、上記実施例4では、例えば図13に示したような既存の箱本体に単に切り込み線C4を設けるとともに、既存の糊代を効果的に利用して内側片16を形成するだけで包装箱1Dを構成することができる。したがって、この実施例4においても、既存の箱本体を有効活用できるので、その製造コストを安価に設定することができる。
Moreover, in the said Example 4, the
なお、上記実施例1〜4では、蓋体30が常閉式とされていたが、蓋体20側と同様の押し込み構造の開閉式を採用してもよく、あるいは押し込み構造ではない、通常の開閉式の構造としてもよい。
In the first to fourth embodiments, the
また、例えば上記実施例1〜3において、押し込み片22aの形成位置は折り曲げ線L8上沿いに適宜変更可能であり、あるいはこれに代えて、折り曲げ線L8から離れた外蓋片22内の任意の位置とすることも可能である。上記実施例4の押し込み片11aについても同様である。
Further, for example, in the first to third embodiments, the formation position of the pushing
また、上記実施例1〜4の包装箱1A,1B,1C,1Dは、本発明の一適用例に過ぎず、例えば上記実施例1又は2に上記実施例4の態様を加えるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において、包装箱1A,1B,1C,1Dに種々の変更を加えた態様で実施することが可能である。
In addition, the
また、本発明は、上記実施例1〜4の包装箱1A,1B,1C,1Dに限らず、例えばロックボトムカートン(底部をワンタッチで組み立て可能な箱)や蓋付きのコラプシブルカートン(容器形状の箱本体に蓋が連結された箱)など、種々の包装箱に適用することが可能である。さらに、本発明は、上記実施例1〜4の包装箱1A,1B,1C,1Dのような組み立て状態で直方体形状をなすものに限らず、例えば円柱形状や三角柱形状など、直方体形状以外の立体形状を有する種々の包装箱に適用することが可能である。
The present invention is not limited to the
1A,1B,1C,1D 包装箱
2A,2B,2D 箱体形成用シート
3 収容物
10 箱本体
11 第1側面板
11a,22a 押し込み片
11b,22b 開口部
12 正面板
13 第2側面板
14 背面板
15 糊代
16 内側片(カバー片)
20,30 蓋体
21 内蓋部材(カバー片)
21a 第1内蓋片
21b 第2内蓋片
21c,22c 再封片
22 外蓋片
23,24,33,34 フラップ(カバー片)
25 カバーシート(カバー片)
31 内蓋片
32 外蓋片
L1〜L14 折り曲げ線
C1〜C4 切り込み線
E1 基端部
E2 自由端部
B1〜B5 接着剤
S1〜S3 隙間
1A, 1B, 1C,
20, 30
21a First
25 Cover sheet (cover piece)
31
Claims (6)
前記箱本体又は前記蓋体には、切り込み線と該切り込み線の両端を結ぶ折り曲げ線とで囲まれた所定形状の押し込み片が形成されるとともに、前記押し込み片の裏側にカバー片が重なり合うように配置され、
前記カバー片は、その基端部が前記箱本体又は前記蓋体と一体化され、その自由端部が前記押し込み片への押込動作に伴い、前記基端部を支点部位として前記箱本体の内側への変位を許容される片持ち状態とされており、
前記押し込み片が前記箱本体又は前記蓋体から離間して前記箱本体の内側へ向けて所定の深さまで押し込まれるとき、前記押し込み片が前記カバー片の自由端部を乗り越えて該カバー片の裏側へ回り込み、前記カバー片の表面の一部が、前記箱本体又は前記蓋体に形成された開口部を通して露出し、開封済み表示として視認可能となることを特徴とする包装箱。 A cylindrical or container-like box body, and at least one lid body continuously extending from one edge of the opening end of the box body, wherein at least one of the lid bodies bends an edge of the box body A packaging box in which the box body can be opened and closed according to the rotation of the opening and closing lid;
The box body or the lid is formed with a predetermined shape of a pressing piece surrounded by a cut line and a fold line connecting both ends of the cut line, and a cover piece overlaps the back side of the push piece. Arranged,
The cover piece has a base end portion integrated with the box body or the lid body, and a free end portion of the cover piece is pushed into the push piece. It is in a cantilever state that allows displacement to
When the pushing piece is pushed away from the box body or the lid body toward the inside of the box body to a predetermined depth, the pushing piece gets over the free end of the cover piece and the back side of the cover piece A packaging box, wherein a part of the surface of the cover piece is exposed through an opening formed in the box body or the lid body, and can be visually recognized as an opened display.
前記押し込み片は、前記糊代が貼付される前記箱本体の側板に形成されている請求項1又は2に記載の包装箱。 The cover piece is configured by using a part of the glue margin for integrally connecting the box body in the circumferential direction thereof,
The packaging box according to claim 1 or 2, wherein the push-in piece is formed on a side plate of the box body to which the adhesive margin is attached.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016031333A JP2017149432A (en) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | Packing box |
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Publications (1)
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ID=59738677
Family Applications (1)
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JP2016031333A Pending JP2017149432A (en) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | Packing box |
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-
2016
- 2016-02-22 JP JP2016031333A patent/JP2017149432A/en active Pending
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