JP2017142601A - 品質予測装置、品質予測方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

品質予測装置、品質予測方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】操業データに付与された記号情報に定義された順序情報を用いて効率的にモデルを生成し、品質予測精度を高める。【解決手段】所定の意味が付与された1または複数の部分コード情報からなる文字コード情報が付与された操業データ及び品質データをデータベースから取得するデータ抽出部と、部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき操業データの層別を行うデータ層別部と、操業データの層毎に、操業データと品質データとの関係を表す関係式を算出する関係式算出部と、部分コード情報が取り得る値の並びを定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出し、評価する評価関数算出部と、品質予測対象の操業データに付与された文字コード情報に基づいて、品質予測に用いる関係式を選択し、品質予測を行う品質予測部と、を備え、データ層別部は、上記評価を用いて最適化された区切り位置に基づき層別を行う、品質予測装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、製造プロセスの操業データから製品の品質を予測する品質予測装置、品質予測方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
製造プロセスの品質データを目的変数とし、操業データを説明変数として、線形多重回帰式等の統計モデルを用いて製品の品質を推定する場合に、一般に広い範囲の操業条件に対して単独のモデル式を当てはめると、モデルの推定値と製造プロセスにおける実績値との間の誤差は大きくなる。このため、データを層別したうえで各々の層について統計モデルを当てはめることで誤差を小さくすることが行われている。ここで、層別とは、統計における解析対象のデータを相互に交わりのない部分集合の「層」に分割することをいう。層別は、各々に対して同じ統計解析手法を適用して結果の比較を比較したり、層毎に統計モデルを算出して目的変数の予測等を行ったりすることを目的として行われる。
例えば、鉄鋼の製造プロセスにおいては、一般に、一連の工程で製造する材質毎に材質記号が割り当てられている。材質記号は、具体的には、例えば、製鋼工程における出鋼中処理、製品合金成分レベル、製品炭素成分レベル、その他成分レベル等を、アルファベットや数値を組み合わせて設定される所定の意味を有する情報であり、例えば「AB10***」等のように表される。
例えば特許文献1には、記号情報によりデータを層別した結果における操業データと品質データの関係式を表す統計モデルの当てはめにおいて、記号情報をあらわすコード変数が値として取る領域全体を複数局所領域に分割し、その分割パターン候補の作成において、各分割パターン候補について算出された関係式を表す統計モデルの予測誤差をそれぞれ算出し、その予測誤差が最小となる関係式の分割パターン候補を、ローカルサーチ法を用いたコード分割により算出する方法が開示されている。
特開2011−85969号公報
しかし、特許文献1に記載のローカルサーチ法では、ランダムに選ばれた分割領域間で、各領域においてランダムにコードの要素を選び、入れ替える処理を行っている。このようなローカルサーチ法では、層別の個数を増加させた場合、ランダムに選択するコードの組み合わせの個数が指数的に増加するため、最終的な層別の個数を増やすと、最適な組み合わせに到達するまでに多大な探索回数が必要になる。さらに、材質記号には、通常、操業の特徴の意味が決められていることが多く、その意味を利用すれば層別の探索を効率的に行うことができると考えられる。しかし、上記特許文献1に記載の手法では、ランダムにコードを入れ替えるだけで、その意味を利用していなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、操業データを用いて関係式に基づき製品の品質を予測する際に、操業データに付与された記号情報に定義されている順序情報を有効に活用して効率的に上記関係式を算出するとともに、品質予測精度を高めることの可能な、新規かつ改良された品質予測装置、品質予測方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、所定の意味が付与され、それぞれ所定の規則に従って順序付けされている1または複数の部分コード情報からなる文字コード情報が製造プロセスの操業回毎に付与された操業データ及び品質データをデータベースから取得するデータ抽出部と、部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき、抽出された操業データの層別を行うデータ層別部と、操業データの層毎に、操業データと品質データとの関係を表す関係式を算出する関係式算出部と、部分コード情報が取り得る値の並びを定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出し、評価する評価関数算出部と、品質予測対象の操業データに付与された文字コード情報に基づいて、品質予測に用いる関係式を選択し、品質予測対象の操業データの品質予測を行う品質予測部と、を備え、データ層別部は、評価関数算出部による評価を用いて区切り位置を最適化し、当該最適化された区切り位置に基づき層別を行う、品質予測装置が提供される。
データ層別部は、予め設定されている部分コード情報の値の順序に従って、操業データを層別する。
また、データ層別部は、文字コード情報を構成する部分コード情報の最上位から最下位に向かって一層ずつ操業データを層別し、関係式算出部は、データ層別部により層別される毎に関係式を算出する。
関係式算出部により関係式を算出するために用いる操業データである学習用データと、評価関数算出部による評価に用いる操業データである検証用データとは、異なるデータであってもよい。
データ層別部は、シミュレーティド・アニーリング法を用いて、区切り位置を最適化してもよい。
関係式算出部は、操業データと品質データとの関係を表す関係式のモデルパラメータを、品質データの推定誤差を表す統計量または推定誤差に基づく情報量規準を最適化することにより算出してもよい。
関係式算出部は、最小二乗法を用いて関係式のモデルパラメータを最適化してもよい。
また、関係式算出部は、操業データと品質データとの関係を表す関係式をモデルパラメータに関する線形多重回帰モデルで表し、線形多重回帰モデルのモデルパラメータを、関係式の赤池情報量規準が最小となるように決定してもよい。
請求項1〜8のいずれか1項に記載の品質予測装置を用いて、製鋼工程における転炉吹錬開始前に取得される製造予定の材質記号を文字コード情報として、操業予定データから2次精錬または溶鋼取鍋の処理装置間搬送中の溶鋼温度降下量を予測する、溶鋼温度予測方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、所定の意味が付与され、それぞれ所定の規則に従って順序付けされている1または複数の部分コード情報からなる文字コード情報が製造プロセスの操業回毎に付与された操業データ及び品質データをデータベースから取得するデータ抽出ステップと、部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき、抽出された操業データの層別を行うデータ層別ステップと、操業データの層毎に、操業データと品質データとの関係を表す関係式を算出する関係式算出ステップと、部分コード情報が取り得る値の並びを定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出し、評価する評価ステップと、評価関数による評価を用いて区切り位置を最適化し、当該最適化された区切り位置に基づき層別を行う層別実行ステップと、品質予測対象の操業データに付与された文字コード情報に基づいて、品質予測に用いる関係式を選択し、品質予測対象の操業データの品質予測を行う品質予測ステップと、を含む、品質予測方法が提供される。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、所定の意味が付与され、それぞれ所定の規則に従って順序付けされている1または複数の部分コード情報からなる文字コード情報が製造プロセスの操業回毎に付与された操業データ及び品質データをデータベースから取得するデータ抽出部と、部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき、抽出された操業データの層別を行うデータ層別部と、操業データの層毎に、操業データと品質データとの関係を表す関係式を算出する関係式算出部と、部分コード情報が取り得る値の並びを定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出し、評価する評価関数算出部と、品質予測対象の操業データに付与された文字コード情報に基づいて、品質予測に用いる関係式を選択し、品質予測対象の操業データの品質予測を行う品質予測部と、を備え、データ層別部は、評価関数算出部による評価を用いて区切り位置を最適化し、当該最適化された区切り位置に基づき層別を行う、品質予測装置として機能させるプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、所定の意味が付与され、それぞれ所定の規則に従って順序付けされている1または複数の部分コード情報からなる文字コード情報が製造プロセスの操業回毎に付与された操業データ及び品質データをデータベースから取得するデータ抽出部と、部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき、抽出された操業データの層別を行うデータ層別部と、操業データの層毎に、操業データと品質データとの関係を表す関係式を算出する関係式算出部と、部分コード情報が取り得る値の並びを定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出し、評価する評価関数算出部と、品質予測対象の操業データに付与された文字コード情報に基づいて、品質予測に用いる関係式を選択し、品質予測対象の操業データの品質予測を行う品質予測部と、を備え、データ層別部は、評価関数算出部による評価を用いて区切り位置を最適化し、当該最適化された区切り位置に基づき層別を行う、品質予測装置として機能させるプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
以上説明したように本発明によれば、操業データに付与された記号情報に定義されている順序情報を有効に活用して効率的に上記関係式を算出することができ、当該関係式を用いることで製品の品質を高精度に予測することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る品質予測装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 文字コード情報の階層的層別手順を示す説明図である。 図2に示す文字コード情報の階層的層別結果を示す説明図である。 同実施形態に係る階層的層別の最適化処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る品質予測装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施例におけるRH処理中溶鋼温度降下モデルの説明変数候補を示す説明図である。 実施例におけるデータベース内操業データの文字コード情報の一例を示す説明図である。 実施例における部分コード情報の階層的層別の最適化によるデータ層別結果を示す説明図である。 実施例及び比較例についての品質データ実績値と予測値の散布図である。 2次精錬温度降下量予測誤差RMSEの比較結果を示すグラフである。 図10の比較例2の場合の分割領域内のデータ内容の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.概要>
本発明の一実施形態に係る品質予測装置は、製造プロセスにおいて、例えばその処理内容または処理目標値等のある意味を表す文字コード情報が製品に付される場合に、当該文字コード情報に基づき製品の操業データを層別し、操業データとこれに対応する品質データとの関係を表す統計モデルを層毎にそれぞれ生成する。これにより、効率的に高精度の統計モデルを生成することが可能となる。そして、統計モデルを用いて品質予測の対象である操業データを品質予測する際に、当該操業データの文字コード情報が属する層の統計モデルを用いることにより、品質予測の精度を高めることができる。
より詳細には、文字コード情報は、ある意味を持つ1または複数の部分コード情報から構成されている。部分コード情報は、アルファベットや数字等により表される。例えば、溶鋼温度の解析においては、文字コード情報には成品合金成分レベルや成品炭素濃度レベル等を表す材質記号が部分コード情報として含まれている。これらのある要素のレベルを表す部分コード情報は、通常、アルファベットや数字の配列順で各レベルの大きさが表されている。本願発明者らは、鋭意検討の結果、この文字コード情報の構成に着目し、部分コード情報毎に値の配列を区分して、操業データを各部分コード情報に関して層別することを想到した。これにより、操業データをその特徴に応じて効率的に分類することが可能となり、層毎に操業データと品質データとの関係式を算出することで、品質予測精度も向上させることができる。
品質予測装置は、分類された操業データ毎に、操業データと品質データとの関係を表す統計モデルを算出し、評価することを再帰的に繰り返すことで、品質予測対象の操業データ全体に対する統計モデルの精度を最適化する。このように、操業データ全体に対して最適化された統計モデルを用いて、オンラインでの操業データに基づく製品の品質予測処理を行うことで、オンラインでの品質予測の精度を高めることができる。
以下、本実施形態に係る品質予測装置の構成及びその機能について、詳細に説明していく。
<2.品質予測装置の構成>
まず、図1に基づいて、本実施形態に係る品質予測装置100の機能構成について説明する。なお、図1は、本実施形態に係る品質予測装置100の機能構成を示す機能ブロック図である。本実施形態に係る品質予測装置100は、図1に示すように、データ抽出部110と、階層的層別最適化部120と、データ入力部130と、予測処理部140と、出力部150とを備える。データ抽出部110及び階層的層別最適化部120は、オンラインでの品質予測を行うための関係式を算出する事前処理を行う第1処理部102であり、データ入力部130、予測処理部140及び出力部150は、オンラインで品質予測を行う第2処理部104である。
(データ抽出部)
データ抽出部110は、データベース10に蓄積された製造プロセスにおける操業データから、所定の操業データおよび品質データを抽出する。データベース10には、実績データとして、操業データの実績値(以下、単に「操業データ」ともいう。)とその品質データとが蓄積されている。操業データは、操業に関する情報を表す1または複数の記号(以下、「部分コード情報」ともいう。)を組み合わせて構成されている文字コード情報を含む。すなわち、操業データには、文字コード情報の値を示す文字コード情報変数データと、操業の各種実績値を表す数値変数データとが含まれている。
データ抽出部110は、例えば、操業データと品質データとの関係を表す関係式を構築するために用いる操業データ及び品質データを抽出する。これらの実績データを、以下では「学習用データ」と称する。データ抽出部110は、学習用データとして、例えばN回分の実績データをデータベース10から抽出する。なお、n回目(1≦n≦N)の操業における操業データをベクトル変数xで表し、同じ操業回の品質データをスカラ変数yで表すとする。また、同じ操業回においてデータ層別に用いる文字コード情報変数をSで表す。文字コード情報は、M桁の記号(文字または数字)で表されるものとする。
また、データ抽出部110は、構築した関係式の推定精度を検証するための検証用データを、データベース10から抽出してもよい。検証用データは、例えば、学習用データ以外の実績データを用いてもよい。学習用データとして用いられなかった新規の操業データを検証用データとすることで、構築した関係式の頑健性を検証することができる。なお、検証用データのデータ形式は、関係式を構築するために用いた学習用データと同一形式とする。
データ抽出部110により抽出されたデータは、階層的層別最適化部120へ出力される。
(階層的層別最適化部)
階層的層別最適化部120は、データ抽出部110により抽出された操業データを層別し、操業データと品質データとの関係式を算出する。階層的層別最適化部120は、図1に示すように、データ層別部121と、関係式算出部123と、評価関数算出部125とからなる。
(a)データ層別部
データ層別部121は、操業データに含まれる文字コード情報Sに基づいて、操業データを層別する。文字コード情報Sは、1桁あるいは複数桁で表されるm個の部分コード情報を組み合わせて構成されている。部分コード情報には、それぞれ予め設定された操業上の意味が付与されている。データ層別部121は、部分コード情報の意味に従って、当該部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき、文字コード情報を各部分コード情報で区分する。部分コード情報は、予め設定された順位を有しており、例えば文字コード情報の桁順序、あるいは部分コード情報が表す操業の一連の処理における項目の操作順序等の順位を有する。部分コード情報を表す記号は、予め設定された順序を有するものとする。記号の順序は、例えば辞書順、数字順等で設定してもよい。
文字コード情報Sに含まれる部分コード情報について、第i部分の部分コード情報を第i部分コード情報Tとする。データ層別部121は、操業データが入力されると、操業データに含まれる文字コード情報について、各部分コード情報を表す記号の種類を数え、第i部分コード情報Tを表す記号の種類の数をdで表す。dの値は、第i部分全てに共通の同一値としてもよく、階層的層別の1つ上の層の部分コード情報毎に異なる値としてもよい。
すなわち、文字コード情報S及び第i部分コード情報Tは、下記式(1)、(2)で表される。
Figure 2017142601
ここで、文字コード情報Sと部分コード情報Tとについて、図2に示す具体例に沿って説明する。図2は、文字コード情報の階層的層別手順を示す説明図である。図2に示すように、A〜Aの4つの文字(アルファベットや数字)からなる文字コード情報Sがあるとする。文字Aは第1部分コード情報Tを表し、文字Aは第2部分コード情報Tを表し、文字A、Aは2桁で第3部分コード情報Tを表している。すなわち、文字コード情報Sには、3つの部分コード情報が含まれている(m=3)。
また、各部分コード情報に含まれる記号の種類の数は、第1部分コード情報Tは「A」、「F」、「P」の3個(d=3)である。第2部分コード情報T及び第3部分コード情報Tについては、本例ではそれぞれ1つ上の層の部分コード情報によって変化している。例えば、第2部分コード情報Tは、第1部分コード情報Tが「A」であった場合には11個(d=11)となる。また、第3部分コード情報Tは、第2部分コード情報Tが「B」〜「D」であった場合には7個(d=7)、第2部分コード情報Tが「E」〜「N」であった場合には8個(d=8)、第2部分コード情報Tが「W」、「Y」であった場合には6個(d=6)となる。
また、各部分コード情報T〜Tが表す記号の意味は、アルファベット順または数字順に設定されている。例えば、第1部分コード情報Tは、アルファベットの記号であるが、「A」、「F」、「P」のようにアルファベット順に配列されている。上記式(2)に当てはめると、t11=「A」、t12=「F」、t1d1=t13=「P」となる。第2部分コード情報T、第3部分コード情報Tも同様に設定されている。
データ層別部121は、部分コード情報Tを、各々が連続する記号からなる最大μ個の部分集合に分割する。これは、最大μ−1個の区切りを、部分コード情報Tの任意の記号間に挿入し、部分コード情報Tの記号を分割することにあたる。区切りの個数の最大値μは、例えば、部分コード情報Tに対する品質データの分布から、操業経験等をもとに決定される。なお、区切りの挿入位置は重複してもよく、実質的には記号が分割されない位置(すなわち、最上位の記号の左側または最下位の記号の右側)に区切りが挿入されてもよい。したがって、部分コード情報Tの種類の分割個数は、最少の場合0個である。ここで、第i部分コード情報Tについてμ−1個の区切りの位置を表す整数値sijからなるベクトル変数をsで表し、これを区切り位置変数と呼ぶことにする。すなわち、sは下記式(3)で表される。
Figure 2017142601
部分コード情報の記号tikは、部分コード情報Tを表す記号を添え字kの順に並べたときに、sij−1+1番目からsij番目にあたる部分集合Tijに分割される。ただし、si0=0、siμi=∞とする。データ層別部121は、分割Tijに基づき、初期データの集合をν個に層別する。このとき、上述したように最大μ−1個の区切りの挿入位置は重複を許すので、実際の層別数は必ずしもμ個にはならない。本実施形態においては、部分コード情報Tが持つ値の並びを区切り位置で区分して特定される部分集合を「定義域」と称する。例えば、図2の第2部分コード情報Tの各値は、「B〜D」、「E〜N」、「W〜Y」の3つの定義域に属している。データ層別部121は、値が属する定義域に基づいて、部分コード情報を層別していく。
データ層別部121は、初期データを部分コード情報Tと区切り変数sとにより特定される定義域に基づいてデータを層別し、各層に属する操業データを部分コード情報Ti+1による分割の初期データとして設定することを再帰的に繰り返して層別の個数を増やしてもよい。この層別の方法は、図2の木構造で表される。最下位まで文字コード情報を部分コード情報に分割すると、文字コード情報全体は、第1部分コード情報Tからたどって順に部分コード情報毎の分割に従って枝分かれすることから、本明細書ではこの方法を階層的層別方法と呼ぶことにする。
図3は、図2に示す文字コード情報の階層的層別結果を示す説明図である。図3は、第1部分コード情報Tが「A」の場合の階層的層別結果を整理したものであり、第2部分コード情報Tの該当する記号を分割した結果生成された定義域(各定義域を“|”で区切り表示)と、各第2部分コード情報Tの分割に対して第3部分コード情報Tの該当する記号を同様に分割した結果生成された定義域を模式的に表している。
なお、図2の例では、第1部分コード情報Tから最下位の部分コード情報まで順にたどったときの操業データ全体を層別したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、操業知見等から適切と判断されれば、例えば、初期データを第i部分コード情報Tの分割jに該当するものに限ることで、一部のデータだけの階層的層別を深めることが可能となる。あるいは、階層的層別の再帰的処理は、必ずしも部分コード情報の最下位まで実行しなくともよく、途中順位までで再帰的処理を止めることで層別の個数を減らしてもよい。
データ層別部121により操業データが層別されると、操業データの層別結果が関係式算出部123に出力される。なお、データ層別部121により設定された、部分コード情報が取り得る値の並びを定義域に分割する区切り位置は、後述する評価関数算出部125により、その最適性が評価される。データ層別部121は、その評価に基づき最適化された区切り位置に基づいて、最終的な層別を行う。
(b)関係式算出部
関係式算出部123は、データ抽出部110により抽出された操業データと品質データとの関係式fを統計的に算出する。関係式算出に用いられるデータは、データ層別部121により層別された、各々の層に属するデータに限られる。操業データxと品質データyとの関係式を表す関数fは、下記式(4)のようにパラメータθと文字コード情報Sを用いて表される。ここで、文字コード情報Sは、層別の結果、k番目のデータ層Lに含まれるものとする。パラメータθは、関係式fのパラメータが、文字コード情報Sが属するデータ層kに対応する値であることを表す。
Figure 2017142601
上記式(4)に示す関数fは、xの1次式、多項式、またはニューラルネットワーク等、xに対して出力yが一意に定まる関係を表すものであればよい。また、関数fの数学的表現がパラメータθに依存してもよく、そのような場合であっても以下では式(4)の表現を用いる。
関数fのパラメータθは、関係式を構築するために予め用意された学習用データのデータ層kに属するデータを用いて決定される。パラメータθの決定方法は、例えば下記式(5)に示すような、関係式のモデルを表す関数fと実績データを用いた品質データの推定値と実績値の誤差二乗和に関する最小二乗法を適用してもよい。
Figure 2017142601
例えば、本実施形態に係る品質予測装置100を用いて、製鋼工程における溶鋼温度予測を行う場合を考える。このとき、次精錬処理中溶鋼温度降下量を品質データとし、転炉投入合金量、溶鋼温度、溶鋼温度、溶鋼成分、処理設備間取鍋搬送時間、出鋼前の取鍋状態を表す物理量xn,i(i=1,...,l)とするベクトルを操業データxとし、関係式のモデルを表す関数fを下記式(6)の線形回帰式で表すものとする。つまり、パラメータθk,iは操業データ変数xn,iに対する回帰係数である。
Figure 2017142601
このとき、式(6)の二乗誤差の最小化するパラメータθk,iの算出(最小二乗法)は、下記式(7)の正規方程式を解くことに等しい。Nは、データ層kに存在する操業データの数(N回分の操業データが存在する)を示す。
Figure 2017142601
さらに、新規データに対する予測誤差をできるだけ小さくするために、説明変数xとして用いる実績データの項目を、式(7)を解いて得られるパラメータθk,ijについて赤池情報量規準AIC(Akaike Information Criteria)を最小化するように選択してもよい。関数fのモデルが線形回帰式(7)の場合、赤池情報量規準AICは、下記式(8)で表される。
Figure 2017142601
ここで、赤池情報量規準AICの最適化には、例えば、パラメータ数の増減と関係式パラメータの計算とを繰り返すステップワイズ法等を用いればよい。また、赤池情報量規準AIC以外の情報量規準として、例えばBIC(Bayse Information Criteria)等を用いてもよい。
操業データと品質データとの関係が非線形であると推測される場合には、関係式のモデルを表す関数fとしてサポートベクトル回帰やニューラルネットワーク等の非線形回帰手法を用いてもよい。また、品質データが疵個数等の計数値データである場合は、または合格個数等の判別値データである場合には、関数fのモデルを、品質データが従う離散値確率分布を仮定した最尤法による一般化線形回帰モデル(GLM:Generalized Linear Model)等を用いてもよい。
(c)評価関数算出部
評価関数算出部125は、データ層別部121による操業データの層別結果の少なくとも一部の層に属する検証用データに対して、与えられた関係式モデルと操業データとを用いて品質データを予測し、その予測精度の評価を行う評価関数を計算する。すなわち、評価関数算出部125は、部分コード情報が取り得る値の並びを定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出する。ここで、評価関数は、関係式モデルのパラメータを用いて、層k毎に検証用データの操業データxと品質データyとを用いた予測誤差二乗和の値を計算し、さらに与えられた検証用データが属する層すべてについて予測誤差二乗和を合計した値を予測精度として算出する関数である。関係式モデルのパラメータが、層k毎にθとして与えられている場合、評価関数Vの値は、下記式(9)で表される。ただし、S∈Lは、n回目の操業データにおける文字コード情報による層別結果がデータ層k(k=1,・・・,ν)に属することを意味する。
Figure 2017142601
一方、関係式モデルが、検証用データが属するデータ層すべてに共通する値θの場合には、評価関数Vは下記式(10)で表される。
Figure 2017142601
階層的層別最適化部120では、データ層別部121による層別結果に基づき分類された操業データ毎に、評価関数算出部125による評価を行い、オンラインで品質予測を行うための関係式を最適化する。なお、階層的層別の最適化処理の詳細については後述する。階層的層別最適化部120で最終的に得られた関係式を用いて、オンラインで品質予測を行う第2処理部104は品質予測を行う。
(データ入力部)
データ入力部130は、対象とするプロセスの操業において、ある操業回の開始前に関係式モデルの説明変数候補となる操業予定データの入力を受ける。操業予定データには、文字コード情報が含まれているものとする。
(予測処理部)
予測処理部140は、データ入力部130から入力された操業予定データにつき、品質予測を行う処理部であり、図1に示すように、関係式選択部141と、品質予測部143とを備える。
(a)関係式選択部
関係式選択部141は、データ入力部130から入力された操業予定データに含まれる文字コード情報に基づいて、操業予定データの評価に用いる関係式を選択する。関係式選択部141は、関係式算出部123にて算出された関係式から、操業予定データの文字コード情報が該当するデータ層を決定し、該当する関係式を選択する。
(b)品質予測部
品質予測部143は、関係式選択部141により選択された関係式に基づいて、操業予定データを評価し、品質予測を行う。なお、関係式の説明変数項目には、操業前に取得することが難しいものもある。この場合、例えば過去の実績や操業予定スケジュールに基づいた予定値等に基づいて、この操業回における品質データの予測値を算出する。具体的には、例えば、製造プロセスにおける成分濃度、温度、または投入原料原単位等、物理化学的処理に関する値が含まれている場合は、この操業回が属する層別におけるその平均値を説明変数項目の値として用いてもよい。また、説明変数に操業中の経過時間が含まれている場合には、操業予定スケジュールに基づいた予定値を説明変数項目の値として用いてもよい。
(出力部)
出力部150は、品質予測部143による品質予測結果をオペレータ等に通知するための通知部である。出力部150は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等を用いることができる。
以上、本実施形態に係る品質予測装置100の機能構成について説明した。
<3.階層的層別の最適化処理>
以下、図4に基づいて、品質予測装置100の階層的層別最適化部120による階層的層別の最適化処理について説明する。なお、図4は、本実施形態に係る階層的層別の最適化処理を示すフローチャートである。図4の処理は、区切り位置変数sにおける成分組み合わせを式(9)の評価関数に基づき最適化して決定された層別に対する評価を行うものである。
層別前のデータに対して、関係式算出部123により操業データと品質データの間の最適関係式モデルパラメータを算出し、評価関数算出部125により予測精度評価値を算出してVで表す。なお、以下の説明において検証用データを用いて行う処理については、検証用データの代わりに学習用データを用いて行ってもよい。
本実施形態では、シミュレーティッド・アニーリング法(以下、「SA法」とする。)(数理計画入門,システム制御情報学会編,福島雅夫著,朝倉書店,p162)を用いて、図4に示す処理に沿って、第i部分コード情報に関する分割を、検証用データに対する予測精度により最適化する。
まず、データ層別部121は、データ抽出部110から学習用データが入力されると、初期値設定を行う(S100)。初期値の設定では、繰り返し回数tをt=1に設定する。また、第i部分コード情報について予め設定された最大分割個数μに対する区切り位置変数候補s(1)のμi−1個の成分を乱数により設定する。ここで、s(1)は、t=1における値を意味する。また、区切り位置変数s をs =s(1)とする。ここで、s はsの最適解あるいはその暫定解を表す。また、区切り位置変数s で定まる文字コード情報の分割L,・・・,Lνiへの分割結果を用いて、上記式(9)により算出した評価関数値をVとする。
次いで、データ層別部121は、ステップS100にて設定した区切り位置変数候補s(t)により第i部分コード情報を分割する(S102)。そして、データ層別部121により、各分割に属する学習用データをデータベース10から抽出し、関係式算出部123によりデータ層kとみなして新たな関係式パラメータθ(t)を算出する(S104)。さらに、データ層別部121により、各分割に属する検証用データをデータベース10から抽出し、評価関数算出部125により、予測精度評価値V(t)を算出する(S106)。
その後、評価関数算出部125は、V(t)とVとを比較する(S108)。V(t)がV以下であれば、区切り位置変数をs =s(t)で更新する(S114)。一方、ステップS108にて、V(t)がVより大きいと判定された場合には、まず、下記式(11)で算出する確率p(t)に対し、0から1の間で一様分布をとる乱数qを発生させる(S110)。式(11)のαは温度パラメータと呼ばれる定数で正の値で任意に設定される。また、区切り位置の評価値の最適値Vは、s に対する予測誤差評価値とする。
Figure 2017142601
そして、乱数qと確率p(t)とを比較し(S112)、乱数qが確率p(t)以下ならばs(t)を採用してs =s(t)とする(S114)。一方、ステップS112にて乱数qがp(t)より大きければs は更新せず、ステップS116の処理へ進む。
データ層別部121は、ステップS102〜S114の最適化処理を打ち切るか否かを判定する(S116)。最適化処理の打ち切りは、例えば、繰り返し回数tが所定の繰り返し回数設定値に到達した場合、または、s を更新しない繰り返しが所定回数以上続いた場合の少なくともいずれか一方を満たしたときに行う。上記の最適化処理の打ち切りの用件を満たさない場合には、データ層別部121は、区切り位置変数s の一つの成分を乱数を用いて等確率で選択し、その成分の区切り位置の値を0からdまでの整数を等確率で選択して更新する。そして、データ層別部121は、更新した結果を区切り位置変数候補s(t+1)とし、繰返し回数tを1つ増やして(S118)、ステップS102からの処理を再度実行する。
一方、最適化処理の打ち切りの要件を満たした場合には、VとVとを比較する(S120)。そして、区切り位置の評価値の最適値VがVより小さい場合には、s による部分コード情報の分割を採用し、文字コード情報によるデータの層別及び層毎の関係式は、上記第i部分コード情報までによる階層的層別で得られたものを用いる(S122)。一方、区切り位置の評価値の最適値VがV以上の場合には、最適化した区切り位置変数最適値s は破棄し、第i部分コード情報は分割せず、文字コード情報によるデータの層別と層ごとの関係式は第i−1部分コード情報までによる階層的層別で得られたものを用いる(S124)。
以上の処理により、新規データに対する関係式の予測精度を最適化する文字コード情報によるデータの層別を実施することができる。
なお、区切り位置の最適化においては、ローカルサーチを用いてもよい。また、局所最適解に陥ることを防ぐために、本実施形態で示したSA法または遺伝的アルゴリズム(GA)法等を用いてもよい。区切り位置候補の総数が少なく、全数探索の計算時間が許容される場合には、全数探索を行ってもよい。
そして、図4に示す区切り位置変数と関係式モデルパラメータの最適化処理において、部分コード情報の順位に従い、再帰的に層別と関係式モデルの最適化とを繰り返すと、図2に示したような階層的層別を最適化することができる。この場合、図4に示す処理は、部分コード情報が最下位に到達するまで、部分コード情報の順位iを1ずつ増やして繰り返し実行される。
<4.品質予測装置のハードウェア構成例>
次に、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る品質予測装置100のハードウェア構成について、詳細に説明する。図5は、本発明の実施形態に係る品質予測装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
品質予測装置100は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、品質予測装置100は、更に、バス907と、入力装置909と、出力装置911と、ストレージ装置913と、ドライブ915と、接続ポート917と、通信装置919とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置913、またはリムーバブル記録媒体921に記録された各種プログラムに従って、品質予測装置100内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるバス907により相互に接続されている。
バス907は、ブリッジを介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バスに接続されている。
入力装置909は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置909は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、品質予測装置100の操作に対応したPDA等の外部接続機器923であってもよい。さらに、入力装置909は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。品質予測装置100のユーザは、この入力装置909を操作することにより、品質予測装置100に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置911は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがある。出力装置911は、例えば、品質予測装置100が行った各種処理により得られた結果を出力する。例えば、表示装置は、品質予測装置100が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。また、例えば音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置913は、品質予測装置100の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置913は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置913は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ915は、記録媒体用リーダライタであり、品質予測装置100に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体921に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ915は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体921に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体921は、例えば、CDメディア、DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディア等である。また、リムーバブル記録媒体921は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体921は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
接続ポート917は、機器を品質予測装置100に直接接続するためのポートである。接続ポート917の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート等がある。この接続ポート917に外部接続機器923を接続することで、品質予測装置100は、外部接続機器923から直接各種のデータを取得したり、外部接続機器923に各種のデータを提供したりする。
通信装置919は、例えば、通信網925に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信装置919は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置919は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置919は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置919に接続される通信網925は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信等であってもよい。
以上、本発明の実施形態に係る品質予測装置100の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
<5.まとめ>
以上、本実施形態に係る品質予測装置100とその機能について説明した。本実施形態によれば、製造プロセスの品質データを目的変数とするモデル式で算出する場合に、プロセスの操業回毎に付与される文字コード情報を用いたデータ層別と新規操業データに対する品質データの予測精度とを最適化することができる。これにより、プロセスの各操業回開始前に、その時点で得られるプロセスの操業特徴を表す文字コード情報による最適なモデルの選択を行い、プロセスの該操業回の開始前から品質データを精度よく予測することができるようになる。したがって、操業の安定化、操業における操作変数の指示値の最適化が可能となる。
また、層別と品質データ予測精度の最適化において、関係式モデルのパラメータ最適化に用いる学習用データに対し、別の操業回で得た操業実績による検証用データを用いてモデルの予測精度評価することで、実際の操業において本実施形態に係る方法で算出したモデルを適用する際に品質データを精度よく予測することが可能になる。
さらに、部分コード情報の分割において、部分コード情報の記号が持つ意味により順序付けし、階層的にこの順序の区切り位置を表す区切り位置変数の最適値をシミュレーティド・アニーリング法で探索することで、多くの記号の組み合わせの中から効率的に品質データの予測精度を向上させるデータ層別を決定することが可能となる。
図6〜図11に基づいて、上記実施形態にて説明した品質予測装置を、製鋼工程における溶鋼温度予測モデルを対象に適用した例について説明する。対象とする製鋼工程は、転炉、2次精錬(RH)、連続鋳造の順に溶鋼の成分を調整し凝固させて鋳片を製造するプロセスである。本実施例では、上記実施形態にて説明した品質予測装置を2次精錬処理中の溶鋼温度降下量を転炉吹錬開始前に予測するモデルに適用した。
本実施例では、データベースから抽出したモデルの構築に用いる学習用データのサンプル数は2221点であった。また、検証用データは、上記モデル構築に用いた学習用データの収集時期以降に蓄積された1092点のデータとした。回帰モデル計算では、両モデルとも図6に示す19個の操業データを説明変数候補とした。品質データは、2次精錬処理中の溶鋼温度の降下量(開始時温度−終了時温度の値)とした。
各操業回のデータには、アルファベットと数字からなる4桁の材質記号と呼ばれる文字コード情報が付されている。1桁目は転炉における出鋼中処理を表すアルファベット、2桁目は成品の目標合金レベルを表すアルファベット、3〜4桁目は成品の目標カーボンのレベルを表す数値であり、各々辞書順に順序付けされている。図7は、本実施例における文字コード情報の一部であり、全部で37種類あった。
第1部分コード情報を文字コード情報の1桁目、第2部分コード情報を文字コード情報の2桁目、第3部分コード情報を文字コード情報の3〜4桁目とした。そして、学習用データに対し、第1部分コード情報から第3部分コード情報までに関する階層的層別法を適用した。関係式算出部における操業データと品質データとの関係式モデルには、図6の各データに乗じる係数をモデルパラメータとする線形多重回帰モデルを用いた。また、モデルパラメータの最適化は、最初は説明変数候補のうち、モデルの説明変数から外すことでAICの減少幅が大きい順に変数項目を減らすステップワイズ法により、AICを最小化する説明変数を選択した。
層別の最適化では、区切り位置変数の個数は各部分コード情報で最大3個とした。また、区切り位置変数の最適化における探索にはシミュレーティッド・アニーリング法を採用した。なお、温度パラメータαは10とした。図8に、部分コード情報の階層的層別の最適化によるデータ層別結果を示す。
下記表1に、文字コード情報による層別を行わず、全学習用データに対して一つの関係式を算出した場合(比較例)と、上記階層的層別の最適化を行った場合(実施例)とについて、検証用データによる品質データの予測精度を平均二乗誤差平方根(RMSE)で評価した結果を示す。表1より、単独の関係式によるモデルに比べ、階層的層別最適化によるモデルはRMSEが大きく減少していることがわかる。また、図9に、検証用データについて2次精錬温度降下量の実績に対する各々のモデルの予測結果の散布図を示す。比較例として示す単独の関係式によるモデルに比べると、階層的層別最適化結果では推定値に対する実績値の散布図のばらつきが小さくなっていることがわかる。
Figure 2017142601
また、上記の実施例で用いた学習用データについて、上記特許文献1に記載の従来技術により材質記号データを領域分割し、分割毎に対応する回帰モデルを算出して決定したモデルと、本発明の実施例で用いたモデルとについて、同一の予測精度評価データを用いて、統計モデルの予測精度を比較した。領域分割の個数は分割前に設定した。ランダムサーチによる探索回数は、計算時間の制約により20回で打ち切った。
図10は、比較例として上記特許文献1の手法を用いて材質記号データの領域分割数を増やしていったときの、検証用データの2次精錬における溶鋼温度降下量の予測誤差のRMSEを示している。図10に示すように、比較例1〜8と実施例とを比較すると、比較例において材質記号データの領域分割数を増加しても予測誤差は改善していないことがわかる。
また、図11に、図10の比較例1〜8において最も予測精度がよい比較例2(材質記号の2分割)の結果の概要を示す。なお、図11には各領域に含まれる材質記号の内容の一部のみを載せている。材質記号は、全部で37種類ある。図11より、4桁の材質記号のうち、3、4桁目が「07」以下か「09」以上かで分割することが最良であることが読み取れる。しかし、比較例2の予測精度は本発明の実施例よる予測精度には及ばず、従来技術のローカルサーチで分割数を増やしても予測精度は改善されなかった。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 データベース
100 品質予測装置
110 データ抽出部
120 階層的層別最適化部
121 データ層別部
123 関係式算出部
125 評価関数算出部
130 データ入力部
140 予測処理部
141 関係式選択部
143 品質予測部
150 出力部

Claims (12)

  1. 所定の意味が付与され、それぞれ所定の規則に従って順序付けされている1または複数の部分コード情報からなる文字コード情報が製造プロセスの操業回毎に付与された操業データ及び品質データをデータベースから取得するデータ抽出部と、
    前記部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき、抽出された前記操業データの層別を行うデータ層別部と、
    前記操業データの層毎に、前記操業データと前記品質データとの関係を表す関係式を算出する関係式算出部と、
    前記部分コード情報が取り得る値の並びを前記定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出し、評価する評価関数算出部と、
    品質予測対象の操業データに付与された文字コード情報に基づいて、品質予測に用いる前記関係式を選択し、前記品質予測対象の操業データの品質予測を行う品質予測部と、
    を備え、
    前記データ層別部は、前記評価関数算出部による評価を用いて前記区切り位置を最適化し、当該最適化された区切り位置に基づき前記層別を行う、品質予測装置。
  2. 前記データ層別部は、予め設定されている前記部分コード情報の値の順序に従って、前記操業データを層別する、請求項1に記載の品質予測装置。
  3. 前記データ層別部は、前記文字コード情報を構成する前記部分コード情報の最上位から最下位に向かって一層ずつ操業データを層別し、
    前記関係式算出部は、前記データ層別部により層別される毎に前記関係式を算出する、請求項2に記載の品質予測装置。
  4. 前記関係式算出部により前記関係式を算出するために用いる操業データである学習用データと、前記評価関数算出部による評価に用いる操業データである検証用データとは、異なるデータである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  5. 前記データ層別部は、シミュレーティド・アニーリング法を用いて、前記区切り位置を最適化する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  6. 前記関係式算出部は、操業データと品質データとの関係を表す関係式のモデルパラメータを、前記品質データの推定誤差を表す統計量または推定誤差に基づく情報量規準を最適化することにより算出する、請求項請求項1〜5のいずれか1項に記載の品質予測装置。
  7. 前記関係式算出部は、最小二乗法を用いて前記関係式のモデルパラメータを最適化する、請求項6に記載の品質予測装置。
  8. 前記関係式算出部は、
    操業データと品質データとの関係を表す関係式をモデルパラメータに関する線形多重回帰モデルで表し、
    前記線形多重回帰モデルのモデルパラメータを、前記関係式の赤池情報量規準が最小となるように決定する、請求項6または7に記載の品質予測装置。
  9. 前記請求項1〜8のいずれか1項に記載の品質予測装置を用いて、製鋼工程における転炉吹錬開始前に取得される製造予定の材質記号を文字コード情報として、操業予定データから2次精錬または溶鋼取鍋の処理装置間搬送中の溶鋼温度降下量を予測する、溶鋼温度予測方法。
  10. 所定の意味が付与され、それぞれ所定の規則に従って順序付けされている1または複数の部分コード情報からなる文字コード情報が製造プロセスの操業回毎に付与された操業データ及び品質データをデータベースから取得するデータ抽出ステップと、
    前記部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき、抽出された前記操業データの層別を行うデータ層別ステップと、
    前記操業データの層毎に、前記操業データと前記品質データとの関係を表す関係式を算出する関係式算出ステップと、
    前記部分コード情報が取り得る値の並びを前記定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出し、評価する評価ステップと、
    前記評価関数による評価を用いて前記区切り位置を最適化し、当該最適化された区切り位置に基づき前記層別を行う層別実行ステップと、
    品質予測対象の操業データに付与された文字コード情報に基づいて、品質予測に用いる前記関係式を選択し、前記品質予測対象の操業データの品質予測を行う品質予測ステップと、
    を含む、品質予測方法。
  11. コンピュータを、
    所定の意味が付与され、それぞれ所定の規則に従って順序付けされている1または複数の部分コード情報からなる文字コード情報が製造プロセスの操業回毎に付与された操業データ及び品質データをデータベースから取得するデータ抽出部と、
    前記部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき、抽出された前記操業データの層別を行うデータ層別部と、
    前記操業データの層毎に、前記操業データと前記品質データとの関係を表す関係式を算出する関係式算出部と、
    前記部分コード情報が取り得る値の並びを前記定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出し、評価する評価関数算出部と、
    品質予測対象の操業データに付与された文字コード情報に基づいて、品質予測に用いる前記関係式を選択し、前記品質予測対象の操業データの品質予測を行う品質予測部と、
    を備え、
    前記データ層別部は、前記評価関数算出部による評価を用いて前記区切り位置を最適化し、当該最適化された区切り位置に基づき前記層別を行う、品質予測装置として機能させるプログラム。
  12. コンピュータに、
    所定の意味が付与され、それぞれ所定の規則に従って順序付けされている1または複数の部分コード情報からなる文字コード情報が製造プロセスの操業回毎に付与された操業データ及び品質データをデータベースから取得するデータ抽出部と、
    前記部分コード情報が持つ値が属する定義域に基づき、抽出された前記操業データの層別を行うデータ層別部と、
    前記操業データの層毎に、前記操業データと前記品質データとの関係を表す関係式を算出する関係式算出部と、
    前記部分コード情報が取り得る値の並びを前記定義域に分割する区切り位置の最適性を評価する評価関数を算出し、評価する評価関数算出部と、
    品質予測対象の操業データに付与された文字コード情報に基づいて、品質予測に用いる前記関係式を選択し、前記品質予測対象の操業データの品質予測を行う品質予測部と、
    を備え、
    前記データ層別部は、前記評価関数算出部による評価を用いて前記区切り位置を最適化し、当該最適化された区切り位置に基づき前記層別を行う、品質予測装置として機能させるプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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