JP2017141604A - Water discharge device and hand-washing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、便器装置に用いられる吐水装置及びこれを用いた手洗装置に関する。 The present invention relates to a water discharge device used in a toilet device and a hand-washing device using the same.
従来より、大便器の利用後に使用者が手洗いできるように、大便器と手洗器を組み合わせて用いる場合がある。この手洗器には、通常、便器洗浄タンクに給水するタンク給水路を給水源とする吐水装置が取り付けられ、吐水装置からは手洗器の鉢部に向けて吐水される。 Conventionally, a toilet bowl and a hand-washer may be used in combination so that a user can wash hands after using the toilet bowl. The handwasher is usually provided with a water discharge device that uses a tank water supply channel for supplying water to the toilet bowl washing tank as a water supply source, and water is discharged from the water discharge device toward the bowl of the handwasher.
この例として、特許文献1には、手洗器に取り付けられる吐水装置として、幅広な膜状水を吐水するものが開示されている。同文献には、吐水管から吐き出された水を溜めるための水溜部を吐水装置の通水路に設け、水溜部から溢れた水を膜状水として吐出口から吐き出す点が開示されている。 As this example, Patent Document 1 discloses a device for discharging wide film-like water as a water discharging device attached to a hand-washer. This document discloses that a water reservoir for collecting water discharged from the water discharge pipe is provided in the water passage of the water discharge device, and water overflowing from the water reservoir is discharged from the discharge port as film-like water.
特許文献1の吐水装置は、膜状水を容易に吐き出せるようにするために、水溜部を通水路に設けていると考えられる。現状、通水路の水溜部を省略しても、膜状水を容易に吐水できるような構造の吐水装置は提案されていない。このような構造の吐水装置があれば、膜状水を吐水する機能をもつ吐水装置に関して、従来より設計上の自由度が広がることになるため、その提案が望まれる。 The water discharge device of Patent Document 1 is considered to be provided with a water reservoir in the water channel so that the membrane water can be discharged easily. At present, a water discharge device having a structure that can easily discharge film-like water even if the water reservoir of the water passage is omitted has not been proposed. If there is a water discharge device having such a structure, the design freedom of the water discharge device having a function of discharging film-like water will be increased as compared with the conventional water discharge device.
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、通水路の水溜部を省略しても膜状水を容易に吐水できる吐水装置を提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a subject, and the objective is to provide the water discharging apparatus which can discharge film-like water easily even if the water reservoir part of a water flow path is abbreviate | omitted.
上記課題を解決するための本発明のある態様は吐水装置である。
第1態様の吐水装置は、便器洗浄タンクに給水するタンク給水路を給水源とし、手洗器に取り付けられる吐水装置であって、上流側水路から水が流入する通水路と、前記通水路から流出する水を吐水するためのスリット状の吐水路と、を備え、前記通水路は、前記吐水路のスリット幅方向に対向する一対の内壁面のうちの一方の内壁面に開口する水流出口を有し、前記吐水路は、前記水流出口に対してスリット長手方向に内部空間を広げるように形成される。
An embodiment of the present invention for solving the above-described problem is a water discharge device.
The water discharge device according to the first aspect is a water discharge device attached to a hand basin using a tank water supply channel for supplying water to the toilet flushing tank as a water supply source, and a water flow channel through which water flows from an upstream water channel, and an outflow from the water flow channel A slit-shaped water discharge channel for discharging water to be discharged, and the water flow channel has a water outlet that opens on one inner wall surface of a pair of inner wall surfaces facing in the slit width direction of the water discharge channel. And the said water discharge path is formed so that an internal space may be expanded in a slit longitudinal direction with respect to the said water outflow port.
第1態様の吐水装置によれば、通水路の水流出口から流出する水を、吐水路の一方の内壁面と対向する他方の内壁面と衝突させ、その衝突位置からスリット長手方向に広げることで、吐水路から膜状水を容易に吐水できるようになる。 According to the water discharge device of the first aspect, the water flowing out from the water outlet of the water flow channel is caused to collide with the other inner wall surface opposite to the one inner wall surface of the water discharge channel, and spread from the collision position in the longitudinal direction of the slit. The membrane water can be easily discharged from the water discharge channel.
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。 Hereinafter, in the embodiment and the modification, the same reference numerals are given to the same components, and the duplicate description is omitted. In the drawings, for convenience of explanation, some of the components are omitted as appropriate, and the dimensions of the components are appropriately enlarged and reduced.
[第1の実施の形態]
図1は、第1実施形態の手洗装置10が用いられる便器装置12を示す斜視図である。
便器装置12は、主に、便器14と、ケーシング16と、便器洗浄タンク18(以下、単にタンク18ともいう)と、手洗装置10とを備える。ケーシング16は、タンク18等を収めるための外装体である。ケーシング16は、タンク18とともに便器14に搭載され、その上端部には上端開口部16aが形成される。タンク18は、便器14の便鉢(不図示)内に供給される洗浄水を貯溜するためのものである。
[First Embodiment]
FIG. 1 is a perspective view showing a
The
図2は、実施形態の便器装置12の給水系の一部を模式的に示す構成図である。
便器装置12は、タンク給水路20と、分岐給水路22とを備える。タンク給水路20は、タンク18に給水するための水路である。タンク給水路20には第1定流量弁23やボールタップ24が設置される。第1定流量弁23は、水源から供給される水を所定以下の流量に制限する。第1定流量弁23は、第1定流量弁23より水源側の水路部分の圧力変動の影響を抑え、タンク18内に安定した流量の水を給水するためのものである。ボールタップ24は、タンク18内の水位に連動してタンク給水路20を開閉する。これにより、タンク給水路20は、タンク18に対して給水する給水状態と、タンク18に対する給水を停止する給水停止状態との間で切り替わる。タンク18内の洗浄水が所定水位を下回るとボールタップ24が開弁し、タンク給水路20の下流端部20aからタンク18内に給水される。タンク18内の洗浄水が所定水位以上になるとボールタップ24が閉弁し、タンク給水路20からタンク18内への給水が停止する。
Drawing 2 is a lineblock diagram showing typically a part of water supply system of
The
分岐給水路22は、手洗装置10の吐水装置30に給水するための水路であり、タンク給水路20から分岐して設けられる。吐水装置30はタンク給水路20を給水源としていることになる。分岐給水路22は、タンク給水路20のボールタップ24より下流側の水路部分から分岐している。分岐給水路22は、タンク給水路20と同様、タンク18の水位に連動して、吐水装置30に対して給水する給水状態と、吐水装置30に対する給水を停止する給水停止状態との間で切り替わる。分岐給水路22には第2定流量弁25が設置される。第2定流量弁25は、タンク給水路20の下流端部20aからの吐水動作に伴う第1定流量弁23と第2定流量弁25との間の水路部分の圧力変動の影響を抑え、吐水装置30に安定した流量の水を給水するためのものである。
The branch
図3は、手洗装置10の側面断面図である。図4は、手洗装置10の正面断面図である。
手洗装置10は、手洗器26と、給水管28と、吐水装置30と、を備える。手洗器26は、手洗器26の取付相手となるベースとしてのケーシング16に取り付けられる。詳しくは、手洗器26は、ケーシング16の上端開口部16aに蓋として取り付けられる。
FIG. 3 is a side sectional view of the
The hand-
手洗器26は、合成樹脂、セラミックス等を素材として一体成形される。手洗器26は、鉢部26aと、外周壁部26bとを有する。外周壁部26bは、鉢部26aの上端縁部から下方に延びて形成され、鉢部26aを外周側から囲むように設けられる。
The hand-
鉢部26aの底面部26cには下向きに突き出る排水筒部26dが形成され、排水筒部26dの内側には鉢部26aの底面部26cを貫通する排水孔26eが形成される。鉢部26aで受けた水は排水孔26e等を通してタンク18内に排水される。
A
鉢部26aの内周壁部の周方向の一部をなす後壁部26fは、他部をなす正面側の前壁部26gより上側に延びるように形成される。鉢部26aの後壁部26fの上部には吐水装置30が取り付けられる装置取付部26hが設けられる。
A
図5は、手洗装置10の一部を拡大した側面断面図である。図6は、図5の断面を斜め下側から見た斜視図である。
給水管28は、合成樹脂等の硬質な素材を用いて一体成形される。給水管28の内部には、前述の分岐給水路22の一部が形成される。給水管28の一部は、手洗器26の後壁部26fの裏面側(外周側)に配置される。給水管28の上流端部には中継管29(図3参照)が接続され、中継管29を介してタンク給水路20と連通される。手洗器26の装置取付部26hには挿通孔26jが形成され、給水管28の一部は挿通孔26jに挿通される。給水管28の下流端部には雄側接続筒部28aが設けられる。給水管28は、手洗器26に不図示のビス等の取付具により取り付けられる。
FIG. 5 is an enlarged side sectional view of a part of the
The
吐水装置30は、ハウジング34と、カバー36と、を備える。ハウジング34は、クリップ等の留め具38により給水管28に接続され、給水管28を介して手洗器26に取り付けられる。ハウジング34は、水路が内部に形成される水路形成体であり、給水管28から給水される水を吐水路42(後述する)から吐水するためのものである。カバー36は、ハウジング34の外側に配置され、ハウジング34に不図示のビス等の固定具により固定される。カバー36は、ハウジング34の大部分を覆い隠す吐水装置30の外装体となる。吐水装置30は、全体として、手洗器26の後壁部26fから正面側に向かって突き出るように設けられる。
The
ハウジング34は、雌側接続筒部34aと、通水路40と、吐水路42と、吐水部44とを有する。通水路40と吐水路42の詳細は後述する。
The
雌側接続筒部34aには給水管28の雄側接続筒部28aが差し込まれる。ハウジング34の雌側接続筒部34aと給水管28の雄側接続筒部28aとの間は、給水管28の雄側接続筒部28aの外周面に装着されるシール部材46によりシールされる。
The male side
吐水部44は、ハウジング34の一部をなす部位であり、その外面には吐水路42に連なる吐水口48が形成される。吐水部44は、手洗器26の鉢部26aの底側に臨むように配置される。吐水部44は、ハウジング34の周囲に連なる他の壁部34bより外側に突き出るように形成される。カバー36は、吐水部44の外周形状に対応する内周形状の嵌込部36aを有し、ハウジング34の吐水部44は、カバー36の嵌込部36aに嵌め込まれる。
The
通水路40は、上流側水路となる給水管28の分岐給水路22の水路出口22aから流入した水を吐水路42に向けて流すためのものである。通水路40は、分岐給水路22から水を流入させるための水流入口40aと、吐水路42に水を流出させるための水流出口40bとを有する。本実施形態の通水路40の水流入口40aからは横向きに水が流入し、通水路40の水流出口40bからは横向きに水が流出する。
The
図7(a)は、第1参考例の吐水装置130を示す側面断面図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A線断面図である。
図5、図6に示すように、本実施形態の通水路40は、上流側水路となる分岐給水路22から流入する水を溜めるための水溜部50を有していない。ここでの水溜部50とは、図7に示すように、上流側の水路部分50aから流入した水を上流側の水路部分50aより低位置で溜め、その溜めた水を溢れ縁50bから溢れさせることで下流側に流出させるような部位をいう。これにより、本実施形態の通水路40は、分岐給水路22から流入する水を、通水路40の途中位置で溜めることなく通水路40に沿って流すことで、その水を通水路40の水流出口40bまで誘導することができる。通水路40は、分岐給水路22から流入する水を途中位置で溜めることなく、通水路40の水流入口40aから水流出口40bにかけての範囲で通水路40に沿って流すことで、その水を水流出口40bまで誘導するように構成されているともいえる。
Fig.7 (a) is side sectional drawing which shows the
As shown in FIGS. 5 and 6, the
図8は、図5のB−B線断面図であり、図9は、図5のC−C線端面の一部を示す図である。
図5、図8、図9に示すように、吐水路42は、通水路40の水流出口40bから流出する水を膜状水52として吐水するためのものであり、スリット状をなしている。本実施形態の吐水路42は、スリット長手方向Aに直線状に延びる形状をなしている。また、本実施形態の吐水路42は、後述する吐水口48がある入側から奥側に向かって直線状に延びる扁平な形状をなしている。
8 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 5, and FIG. 9 is a view showing a part of the end surface taken along the line CC in FIG.
As shown in FIGS. 5, 8, and 9, the
吐水路42は、吐水路42のスリット幅方向Aに対向する一対の内壁面42a、42bと、吐水路42の下流端に開口する吐水口48とを有する。一対の内壁面42a、42bは互いに平行に配置される。一対の内壁面42a、42bのうちの一方の後側内壁面42aには通水路40の水流出口40bが開口する。本実施形態の水流出口40bは、水流出口40bの中心軸線方向の一方側(図8の視点)から見て、吐水路42のスリット長手方向Aの中央側、詳しくは、その中央に位置するように設けられる。一対の内壁面42a、42bのうちの他方の前側内壁面42bは、通水路40の水流出口40bに対して、水流出口40bからの水の流出方向Paに突き当たる位置に設けられる。
The
吐水口48も吐水路42と同様のスリット状をなす。吐水口48はスリット長手方向Aが水平方向に延びるように設けられ、吐水口48からは下向きに膜状水52が吐水される。
The
吐水路42は、水流出口40bに対してスリット長手方向Aの両側に内部空間を広げるように形成される。詳しくは、吐水路42は、水流出口40bの中心軸線方向の一方側(図8の視点)から見て、その中心軸線CLに対してスリット長手方向Aの両側に内部空間を広げるように形成される。
The
吐水装置30の動作を説明する。図10は、吐水装置30の通水路40や吐水路42を模式的に示す図である。
給水管28の分岐給水路22から通水路40に水が流入すると、通水路40内を方向Pbに水が流れ、通水路40の水流出口40bから吐水路42内に水が流出する。通水路40の水流出口40bから吐水路42内に水が流出すると、その水は吐水路42の前側内壁面42b(図5参照)と衝突し、その衝突位置から周囲に広がるように流れ方向を変更する。このとき、吐水路42は、通水路40の水流出口40bに対してスリット長手方向Aに広がるように形成されるため、吐水路42の前側内壁面42bに衝突した水の一部は、吐水路42のスリット長手方向Aに広がるように流れ方向を変更する(方向Pc参照)。吐水路42内において前側内壁面42bとの衝突により流れ方向を変更した水は、通水路40の水流出口40bから継続的に流出する水による押し出しや自重等によって、吐水路42の吐水口48に向けて導かれ(方向Pd参照)。吐水口48から膜状水52として吐水される。
The operation of the
When water flows into the
以上の手洗装置10の作用効果を説明する。
吐水装置30の吐水路42は、通水路40の水流出口40bに対してスリット長手方向Aに広がるように形成される。よって、通水路40の水流出口40bから流出する水を吐水路42の前側内壁面42bと衝突させ、その衝突位置からスリット長手方向Aに水を広げることで、吐水路42から膜状水52を容易に吐水できるようになる。このため、通水路40の水溜部50を省略しても、膜状水を吐水できるようになる。
The operational effects of the
The
また、従来にない構造により膜状水を容易に吐水できるようになるため、膜状水を吐水する機能をもつ吐水装置に関して設計するうえで、従来より設計上の自由度を広げることができる。 Moreover, since it becomes possible to discharge the film-like water easily with an unprecedented structure, the degree of freedom in design can be expanded compared to the related art when designing a water discharge device having a function of discharging the film-like water.
本実施形態によれば、通水路40に水溜部50がないため、吐水路42から膜状水52を吐水していない待機状態にあるとき、吐水装置30の内部に水が残り難くなり、それだけ衛生面を良好に保ち易くなる。
According to the present embodiment, since there is no
また、通水路40に水溜部50がある場合、水溜部50内の水が蒸発してしまうと、給水管28から通水路40内に水が流入し始めてから、吐水路42から膜状水52が吐水され始めるまでの間に、水溜部50に水を溜める時間を要してしまう。この点、本実施形態によれば、通水路40に水溜部50がないため、水溜部50に水を溜める時間が不要となる。よって、給水管28から通水路40内に水が流入しはじめてから、吐水路42から膜状水52が吐水され始めるまでの間に要する時間を短くでき、それだけ膜状水52を常に早期に吐水し易くなる。
Further, when the
また、図3に示すように、通水路40に水溜部50がないため、通水路40に水溜部50がある構造と比べて、手洗器26の後壁部26fから正面側に向かって突き出る吐水装置30の突出寸法Laを短くできる。よって、手洗器26の後壁部26fに対して正面側に対向する前壁部26gと吐水装置30との間の空間54の距離Lbを広くできる。この空間54は、手洗いをするときに両手を差し込むための差込空間54となる。このため、通水路40に水溜部50がある構造と比べて、この差込空間54に両手を差し込み易くなり、手洗いをし易くなる。
Further, as shown in FIG. 3, since there is no
手洗装置10の他の特徴を説明する。
図5、図8に示すように、吐水路42は、吐水口48と水流出口40bとの間に設けられる整流領域42cを有する。整流領域42cは、水流出口40bから流出した水の流れを整えるためのものである。より詳しくは、整流領域42cは、吐水口48を通る膜状水52の速度ベクトルをスリット長手方向Aで揃えるように、水の流れを整えるためのものである。これを実現するため、整流領域42cでは、吐水路42の奥行方向Bに向かって同等の内幅寸法(スリット幅)となるように設定されている。整流領域42cは、吐水口48を通る膜状水52の速度ベクトルがスリット長手方向Aで揃うように、その断面寸法が設定されているともいえる。本明細書での「同等」とは対比対象が完全に同一の場合とほぼ同一の場合とが含まれる。
Other features of the hand-
As shown in FIGS. 5 and 8, the
仮に、吐水路42から吐水される膜状水52の速度ベクトルがスリット長手方向Aで不揃いな場合、吐水路42から吐水されてから着水するまでの間に、膜状水52の形状が乱れ易くなる。ここでの乱れとは、膜状水52が長手方向に大きくすぼまったり、大きく広がったりした状態で流れること等をいう。この点、本実施形態によれば、吐水路42から吐水される膜状水52の速度ベクトルをスリット長手方向Aで揃え易くなるため、外観上の乱れの少ないきれいな膜状水52を吐水し易くなる。
If the velocity vector of the film-
なお、吐水路42の奥行方向Bでの整流領域42cの寸法である奥行寸法Lcを長くするほど、整流領域42cによる整流効果を得やすくなる。本実施形態の吐水路42の奥行寸法Lcは、通水路40の水流出口40bの最大径Ld以上の大きさに設定されているが、これに限られない。
Note that the longer the depth dimension Lc, which is the dimension of the
また、吐水路42の水路断面積をS1[mm2]とし、通水路40の水路断面積をS2[mm2]とする。ここでの水路断面積S1とは、通水路40の水流出口40bから吐水路42の吐水口48に向かう吐水路42の流れ方向に直交する断面(図9の断面)での吐水路42の断面積をいう。また、通水路40の水路断面積S2とは、通水路40の流れ方向Pe(図5参照)に直交する断面での断面積をいう。このとき、吐水路42の水路断面積S1は、通水路40の水路断面積S2より小さくなるように設定される。
Moreover, let the water channel cross-sectional area of the
仮に、この条件を満たさない場合、吐水路42内を継続的に水で満たし難くなり、吐水路42から吐水される膜状水52の長手寸法が不安定になる恐れがある。この点、本実施形態によれば、吐水路42の単位時間当たりの全吐水量よりも、通水路40からの単位時間当たりの吐水路42に対する流出量を多くし易くなる。よって、吐水路42内を継続的に水で満たした状態にし易くなり、一定の長手寸法のきれいな膜状水52を継続的に吐水し続け易くなる。
If this condition is not satisfied, it is difficult to continuously fill the
カバー36は、ハウジング34の吐水部44以外の範囲が外部に露出しないように覆っている。これにより、ハウジング34の内形や外形によらない外装を得られ、良好な意匠性を得られる。
The
次に、手洗装置10の他の特徴を説明する。
図5に示すように、通水路40の下内面は、通水路40の下流側に向かって上り勾配で傾斜する傾斜領域40cを有する。傾斜領域40cは、通水路40の水流出口40bから上流側に向かう範囲であって、水流出口40bに連なる少なくとも一部の範囲に設けられる。本実施形態の傾斜領域40cは、この水流出口40bから水流入口40aに向かう全範囲に亘り設けられる。この利点を説明する。
Next, other features of the
As shown in FIG. 5, the lower inner surface of the
ボールタップ24が閉弁して分岐給水路22から通水路40に対する給水が停止した状況を考える。この状況のとき、仮に、通水路40内に残る水(以下、残水という)が滞留し続けると、通水路40内への給水の停止後、長期間に亘り吐水路42から水が継続的に流れ出てしまい、外観面で見栄えを損なってしまう。この点、前述の傾斜領域40cがあれば、通水路40内の残水は、傾斜領域40cの勾配によって分岐給水路22側に向かって自重により案内され、分岐給水路22を通して早期に排水されるようになる。よって、分岐給水路22からの給水の停止後、吐水路42から水が流れ出る期間を短くでき、外観面で良好な見栄えを得やすくなる
Consider a situation where the
なお、通水路40の水流出口40bの上端縁40baや下端縁40bbは、分岐給水路22の下流端に設けられる水路出口22aの上端縁22aaや下端縁22abよりも高位置に設けられる。分岐給水路22の水路出口22aは、分岐給水路22の最も鉛直方向の高位置に設けられ、タンク給水路20の下流端部20aは、分岐給水路22より低位置に設けられる。これにより、通水路40から排水される水を分岐給水路22を通してタンク給水路20の下流端部20aからタンク18内に排水できる。
The upper end edge 40ba and the lower end edge 40bb of the
手洗器26の排水孔26eの上部には、その上端開口26eaから下側に向かうにつれて縮径するようなテーパー状の受け面部26ebが形成される。受け面部26ebは、吐水装置30から定常的に吐水される膜状水52を受けるためのものである。これにより、膜状水52を平坦な水平面で受けるよりも、着水位置から排水孔26eの周囲への水はねを抑え易くなる。
A tapered receiving surface portion 26eb is formed in the upper portion of the
(第2の実施の形態)
吐水路42から吐水される膜状水52には、膜状水52の長手寸法を狭める方向の表面張力が付与されている。膜状水52は、吐水路42から吐水されてから着水するまでの間に、その表面張力により全体としてすぼまり易い。この対策を講じたものが第2実施形態の吐水装置30である。
(Second Embodiment)
The film-
図11は、第2実施形態の吐水路42を図8と同じ視点から見た図であり、図12は、その吐水路42を図9と同じ視点から見た図である。
第1実施形態の吐水路42は、スリット長手方向の全範囲に亘り同等の内幅寸法に設定される例を説明した。第2実施形態の吐水路42は、スリット長手方向Aの両側の端部42dが、スリット長手方向Aの中間部42eよりスリット幅方向Cに幅広に形成される。ここでの「幅広」とは、スリット幅方向Cの寸法が大きいことをいう。本実施形態の吐水路42の端部42dは、吐水路42の流れ方向に直交する断面において、円弧状をなすように形成され、その中間部42eは直線状をなすように形成される。
FIG. 11 is a view of the
The
これにより、吐水路42の中間部42eより端部42dを通る水の流量が多くなり、吐水路42から吐水される膜状水52も長手方向の中間部より端部を通る水の流量が多くなる。本発明者が実験的に検討したところ、そのメカニズムは明らかではないが、膜状水52は、その端部を通る水の流量が多いほど、全体としてすぼまりにくくなるという知見を得た。従って、本実施形態の吐水装置30によれば、膜状水52が全体としてすぼまりにくくなり、膜状水52のすぼまりによる外観上の乱れの少ないきれいな膜状水52を吐水し易くなる。
As a result, the flow rate of water passing through the
なお、本実施形態の吐水路42は、スリット長手方向の両側の端部42dが中間部42eよりスリット幅方向Cに幅広に形成される例を説明したが、片側の端部42dのみが幅広に形成されていてもよい。
In addition, although the
(第3の実施の形態)
図13は、第3実施形態の吐水路42を図8と同じ視点から見た図である。
第1実施形態の吐水路42のスリット長手方向Aの両側の側面42fは、吐水路42の奥側から入側に向かって、吐水路42の長手方向の寸法である長手寸法が同寸法となるように形成される例を説明した。
(Third embodiment)
FIG. 13 is a view of the
The
第3実施形態の吐水路42の側面42fには、吐水路42の奥側から入側に向かうにつれて、吐水路42の長手方向の寸法である長手寸法が広がるような誘導面42gが形成される。誘導面42gは、吐水路42のスリット長手方向Aの外側に向かって凸となるように湾曲する円弧状をなす。誘導面42gは、通水路40の水流出口40bに対して、スリット長手方向Aの両側に位置するように設けられる。
On the
吐水路42は、吐水路42の吐水口48側(入側)に設けられる前述の整流領域42cの他に、整流領域42cより吐水路42の奥側に設けられる奥側領域42hとを有する。吐水路42の誘導面42gはこの奥側領域42hに設けられる。整流領域42cでは、吐水路42の長手寸法が同寸法となるように形成される。
The
前述の通り、吐水路42の前側内壁面42bに衝突した水は、その衝突位置からスリット長手方向Aに広がるように流れる(方向Pc参照)。このスリット長手方向Aに広がる水は、前述の誘導面42gと当たることで、その流れ方向をスリット長手方向から吐水路42の吐水口48側に変更するように誘導される(方向Pf参照)。このとき、吐水路42の前側内壁面42bとの衝突位置からスリット長手方向に広がる水は、その水勢を大きく損なうことなくスムーズに誘導面42gにより誘導される。これにより、吐水路42のスリット長手方向Aの両端部42dを通る水の流速を高めることで、その流量を多くすることができる。
As described above, water that collides with the front
前述の通り、本発明者は、膜状水52は、その端部を通る水の流量が多いほど、全体としてすぼまり難くなるという知見を得ている。このように吐水路42のスリット長手方向Aの両端部42dを通る水の流速を高められるということは、膜状水52の長手方向の両端部を通る水の流量を多くできることを意味している。よって、本実施形態の吐水装置30によれば、膜状水52のすぼまりによる外観上の乱れをの少ないきれいな膜状水52を吐水し易くなる。
As described above, the present inventor has obtained the knowledge that the film-
なお、誘導面42gは、通水路40の水流出口40bに対して、スリット長手方向の両側に位置するように設けられる例を説明したが、片側にのみ位置するように設けられてもよい。
In addition, although the
(第4の実施の形態)
図14は、第4実施形態に係る手洗装置10の正面断面図である。図15は、図14のD−D線断面図である。
第4実施形態は手洗装置10に関する。手洗装置10の吐水装置30は、手洗器26の排水孔26eに向けて膜状水52を吐水する。吐水装置30は、分岐給水路22から通水路40に水が流れ始めてから若干の時間が経過すると、分岐給水路22からの通水路40に対する給水が停止するまでの間、吐水路42から定常的に膜状水52を吐水し続ける。このとき、膜状水52は流れる経路や形状をほとんど変えることなく流れ続ける。分岐給水路22の第2定流量弁25(図2参照)は、上流側のタンク給水路20から供給される水が所定流量以下の流量となるように制限する。これにより、吐水装置30は、この定常的に膜状水52を吐水し続けている間、所定流量と同等の流量の膜状水52を吐水する。
(Fourth embodiment)
FIG. 14 is a front sectional view of the
The fourth embodiment relates to the
排水孔26eは、吐水装置30から定常的に吐水される膜状水52を、鉢部26aの底面部26cで受けずに、排水孔26eの上端開口26ea内を通るように、その位置及び形状が設定されている。ここでの「位置」とは、吐水装置30の吐水口48(不図示)に対する排水孔26eの相対位置である。本実施形態の排水孔26eは、定常的に吐水される膜状水52に応じたスリット状をなす形状に設定されている。これにより、吐水装置30から吐水される膜状水52を手洗器26の底面部26cで受けることによる飛沫の発生を抑えられ、手洗器26の鉢部26a外への飛沫の飛び散りを防止できる。
The
なお、膜状水52は、吐水装置30から吐水されてから着水するまでの間にすぼまる傾向がある。排水孔26eの上端開口26ea内を通る時点での膜状水52のすぼまり度合いは、吐水装置30に分岐給水路22から流入する水の流量、吐水装置30の構造、吐水装置30から排水孔26eの上端開口26eaまでの高さ等の種々の要因に応じた大きさになる。本例では、ある程度のすぼまりのある膜状水52が排水孔26eの上端開口26ea内を通るように、排水孔26eの位置及び形状が設定されている。この他にも、このすぼまりがほとんどない膜状水52が排水孔26eの上端開口26ea内を通るように、排水孔26eの位置及び形状が設定されていてもよい。
In addition, the
また、排水孔26eは、排水孔26eの上端開口26ea内を通った膜状水52を、その内壁面の一部で受けるように位置及び形状が設定されている。
Further, the position and shape of the
また、排水孔26eは、吐水装置30から定常的に吐水される膜状水52の半分以上、好ましくは9割以上が排水孔26eの上端開口26ea内を通るように、その位置及び形状が設定されていてもよい。
Further, the position and shape of the
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、前述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。これら実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変更が可能である。 As mentioned above, although the example of embodiment of this invention was demonstrated in detail, all the above-mentioned embodiment is only what showed the specific example in implementing this invention. These embodiments do not limit the technical scope of the present invention, and many modifications can be made without departing from the spirit of the invention defined in the claims.
手洗器26は、ケーシング16の上端開口部16aに取り付けられる例を説明したが、その取付位置は特に限定されない。手洗器26は、たとえば、タンク18の上端開口部に蓋として取り付けられてもよいし、キャビネットのカウンター上に取り付けられてもよい。この場合、手洗器26の取付相手となるベースはタンク18やカウンターになる。また、手洗器26は、ケーシング16と一体成形により設けられていてもよい。
Although the hand-
吐水装置30は、手洗器26の後壁部26fの正面側に面する箇所に取り付けられる例を説明した。吐水装置30の手洗器26に対する取付位置は特に限定されない。たとえば、手洗器26の後壁部26fの上側に面する箇所に平坦な座面を設け、その座面上に取り付けてもよい。
The
また、吐水装置30は吐水路42から下向きに吐水する例を説明したが、これに限定されず、たとえば、吐水路42から横向きに吐水してもよい。
Moreover, although the
吐水路42は、直線状をなす位置にあるように配置される例を説明したが、その配置位置はこれに限られない。吐水路42は、例えば、U字状、V字状、半円状、環状をなす位置にあるように配置されてもよい。
Although the example in which the
吐水路42は、通水路40の水流出口40bに対して、スリット長手方向Aの両側に内部空間を広げるように形成される例を説明した。通水路40の水流出口40bに対する吐水路42の相対位置はこれに限られない。たとえば、吐水路42は、水流出口に対してスリット長手方向の片側にのみ内部空間を広げるように形成されてもよい。
The example in which the
吐水路42の水路断面は、互いに直交する二方向のうちの一方向(スリット長手方向A)の寸法が他方向(スリット幅方向C)の寸法より長くなるような、細長のスリット状をなしていればよく、その具体的な形状は特に限られない。図16(a)は、第1変形例の吐水路42を図9と同じ視点から見た図であり、図16(b)は、第2変形例の吐水路42を図9と同じ視点から見た図である。たとえば、図16(a)、16(b)に示すように、吐水路42の水路断面は、一対の内壁面42a、42bのそれぞれが非平行に配置されていてもよい。なお、図16(a)の例では、一方の内壁面42aがスリット幅方向Cの外向きに凸となる曲面状をなし、他方の内壁面42bが直線状をなす。また、図16(b)の例では、一対の内壁面42a、42bの両方がスリット幅方向Cの内向きに凸となる曲面状をなす。
The cross section of the
通水路40の下内面は、水の流れ方向に向かって上り勾配で傾斜する傾斜領域40cを有する例を説明した。下内面は、下流側に向かって水平となるように設けられてもよい。
The example in which the lower inner surface of the
ハウジング34は、通水路40と吐水路42を有する水路形成体として説明した。この水路形成体は、水路形成体の外側に配置されるカバー36により、吐水部44以外の範囲が覆われる例を説明した。この他にも、水路形成体は、手洗器26の後壁部26f等により、吐水部44以外の範囲が覆われてもよい。たとえば、手洗器26の後壁部26fに水路形成体の吐水部44のみが露出する開口部を形成し、その開口部内に吐水部44を配置し、他の部位が外部に露出しないようにすることで、吐水部44以外の範囲を覆ってもよい。また、この他にも、水路形成体は、カバー36と手洗器26との両方により覆われていてもよい。
The
以上の実施形態、変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。以下、発明が解決しようとする課題に記載の態様を用いて説明する。 Generalizing the invention embodied by the above embodiments and modifications leads to the following technical idea. Hereinafter, description will be made by using aspects described in the problems to be solved by the invention.
第2の態様の吐水装置は、第1態様において、前記通水路は、前記上流側水路から流入する水を前記通水路に沿って流すことで、前記水流出口まで誘導するように構成されてもよい。
この態様によれば、通水路に水溜部がない構造にできる。よって、吐水路から膜状水を吐水していない待機状態にあるとき、吐水装置の内部に水が残り難くなり、それだけ衛生面を良好に保ち易くなる。
The water discharge device according to a second aspect may be configured such that, in the first aspect, the water passage is configured to guide the water flowing in from the upstream water passage along the water passage to the water outlet. Good.
According to this aspect, a structure in which there is no water reservoir in the water passage can be achieved. Therefore, when it is in a standby state in which no membrane water is discharged from the water discharge channel, it is difficult for water to remain in the water discharge device, and it becomes easy to maintain good hygiene.
第3の態様の吐水装置は、第1態様又は第2態様において、前記吐水路は、前記吐水路の下流端に開口する吐水口と前記水流出口との間に設けられる整流領域を有してもよい。
この態様によれば、吐水路から吐水される膜状水の速度ベクトルをスリット長手方向で揃え易くなるため、外観上の乱れの少ないきれいな膜状水を吐水し易くなる。
In the first aspect or the second aspect, the water discharge device according to a third aspect includes a rectification region provided between the water outlet opening at the downstream end of the water discharge path and the water outlet. Also good.
According to this aspect, since it becomes easy to align the velocity vector of the film-like water discharged from the water discharge channel in the slit longitudinal direction, it becomes easy to discharge clean film-like water with little disturbance in appearance.
第4の態様の吐水装置は、第1態様から第3態様のいずれかにおいて、前記吐水路の水路断面積は、前記通水路の水路断面積より小さくなるように設定されてもよい。
この態様によれば、吐水路内を継続的に水で満たした状態にし易くなり、一定の長手寸法のきれいな膜状水を継続的に吐水し続け易くなる。
In one of the first to third aspects, the water discharge device of the fourth aspect may be set such that the water channel cross-sectional area of the water discharge channel is smaller than the water channel cross-sectional area of the water flow channel.
According to this aspect, it becomes easy to continuously fill the water discharge channel with water, and it becomes easy to continuously discharge clean membranous water having a constant longitudinal dimension.
第5の態様の吐水装置は、第1態様から第4態様のいずれかにおいて、前記吐水路のスリット長手方向の少なくとも一方の端部は、スリット長手方向の中間部よりスリット幅方向に幅広に形成されてもよい。
この態様によれば、膜状水のすぼまりによる外観上の乱れの少ないきれいな膜状水を吐水し易くなる。
In the water discharge device of the fifth aspect, in any one of the first to fourth aspects, at least one end portion in the slit longitudinal direction of the water discharge channel is formed wider in the slit width direction than the intermediate portion in the slit longitudinal direction. May be.
According to this aspect, it becomes easy to discharge clean film-like water with little disturbance in appearance due to the squeezing of film-like water.
第6の態様の吐水装置は、第1態様から第5態様のいずれかにおいて、前記吐水路のスリット長手方向の側面には、前記吐水路の奥側から入側に向かうにつれて、前記吐水路の長手寸法が広がるような誘導面が形成されてもよい。
この態様によれば、膜状水のすぼまりによる外観上の乱れの少ないきれいな膜状水を吐水し易くなる。
The water discharge device according to the sixth aspect is any one of the first aspect to the fifth aspect, wherein the side surface in the slit longitudinal direction of the water discharge path has the water discharge path as it goes from the back side to the entry side of the water discharge path. A guide surface may be formed so that the longitudinal dimension is widened.
According to this aspect, it becomes easy to discharge clean film-like water with little disturbance in appearance due to the squeezing of film-like water.
本発明の第7の態様は手洗装置である。第7態様の手洗装置は、手洗器と、前述の態様の吐水装置と、を備え、前記通水路には、前記上流側水路から横向きに水が流入し、前記通水路の下内面は、下流側に向かって上り勾配で傾斜する傾斜領域を有していてもよい。
この態様によれば、上流側水路からの給水の停止後、吐水路から水が流れ出る期間を短くでき、外観面で良好な見栄えを得やすくなる。
A seventh aspect of the present invention is a hand washing apparatus. A hand-washing device according to a seventh aspect includes a hand-washing device and the water discharge device according to the above-described aspect, and water flows into the water passage laterally from the upstream water passage, and a lower inner surface of the water passage is downstream. You may have the inclination area | region which inclines with an upward slope toward the side.
According to this aspect, after the water supply from the upstream water channel is stopped, the period during which water flows out from the water discharge channel can be shortened, and a good appearance can be easily obtained.
本発明の第8の態様は手洗装置である。第8態様の手洗装置は、手洗器と、前述の態様の吐水装置と、を備え、前記手洗器は、鉢部と、前記鉢部の底面部に形成される排水孔と、を有し、前記吐水装置は、前記排水孔に向けて膜状水52を吐水し、前記排水孔は、前記吐水装置から定常的に吐水される膜状水が前記排水孔の上端開口内を通るように位置及び形状が設定されていてもよい。
この態様によれば、手洗器の底面部で膜状水を受けることによる飛沫の発生を抑えられる。
The eighth aspect of the present invention is a hand washing apparatus. The hand-washing device of the eighth aspect includes a hand-washing device and the water discharge device of the above-described embodiment, and the hand-washing device has a bowl part and a drain hole formed in the bottom part of the bowl part, The water discharge device discharges the
According to this aspect, generation | occurrence | production of the splash by receiving membranous water in the bottom face part of a hand-washing machine can be suppressed.
10…手洗装置、18…便器洗浄タンク、20…タンク給水路、26…手洗器、26a…鉢部、26c…底面部、26e…排水孔、26ea…上端開口、30…吐水装置、40…通水路、40b…水流出口、40c…傾斜領域、42…吐水路、42a…内壁面、42c…整流領域、42d…端部、42e…中間部、42f…側面、42g…誘導面、48…吐水口、50…水溜部、52…膜状水。
DESCRIPTION OF
Claims (8)
上流側水路から水が流入する通水路と、
前記通水路から流出する水を吐水するためのスリット状の吐水路と、を備え、
前記通水路は、前記吐水路のスリット幅方向に対向する一対の内壁面のうちの一方の内壁面に開口する水流出口を有し、
前記吐水路は、前記水流出口に対してスリット長手方向に内部空間を広げるように形成されることを特徴とする吐水装置。 A water discharge device attached to a hand basin, using a tank water supply channel for supplying water to the toilet bowl as a water supply source,
A waterway into which water flows from the upstream waterway,
A slit-like water discharge passage for discharging water flowing out of the water passage,
The water passage has a water outlet opening on one inner wall surface of a pair of inner wall surfaces facing the slit width direction of the water discharge passage,
The water discharge device is characterized in that the water discharge passage is formed so as to expand an internal space in a slit longitudinal direction with respect to the water outlet.
請求項1から6のいずれかに記載の吐水装置と、を備え、
前記通水路には、前記上流側水路から横向きに水が流入し、
前記通水路の下内面は、下流側に向かって上り勾配で傾斜する傾斜領域を有することを特徴とする手洗装置。 Hand wash basin,
A water discharge device according to any one of claims 1 to 6,
Water flows laterally from the upstream water channel into the water channel,
The hand-washing apparatus, wherein the lower inner surface of the water passage has an inclined region that is inclined upward toward the downstream side.
請求項1から6のいずれかに記載の吐水装置と、を備え、
前記手洗器は、鉢部と、前記鉢部の底面部に形成される排水孔と、を有し、
前記吐水装置は、前記排水孔に向けて膜状水を吐水し、
前記排水孔は、前記吐水装置から定常的に吐水される膜状水が前記排水孔の上端開口内を通るように位置及び形状が設定されている手洗装置。 Hand wash basin,
A water discharge device according to any one of claims 1 to 6,
The hand-washing machine has a bowl part and a drain hole formed in the bottom part of the bowl part,
The water discharge device discharges membranous water toward the drain hole,
The drainage hole is a hand-washing apparatus in which a position and a shape are set so that film-like water regularly discharged from the water discharger passes through an upper end opening of the drainage hole.
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