JP2017139243A - 街路灯 - Google Patents

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Makiko Todoroki
麻起子 轟
啓充 片島
Hiromitsu Katajima
啓充 片島
嘉宏 加藤
Yoshihiro Kato
嘉宏 加藤
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Abstract

【課題】周辺の明るさを加味して人が感じる明るさ(明るさ感)を効果的に向上可能な街路灯を提供する。【解決手段】街路灯1は、器具本体10のケース体20の底面10Aに発光素子を配置し、器具本体10の周りにケース体20から延出する支持体61を設け、支持体61に、発光素子の出射光を制御する配光制御部材70を着脱自在に取り付け、配光制御部材は、周辺の明るさが高い場所に設置される場合には主として器具本体10の直下へ配光し、周辺の明るさが低い場所に設置される場合には器具本体10の周囲へ配光するように構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、発光素子を光源に備えた街路灯に関する。
近年の発光素子の高出力化、高寿命化に伴い、発光素子を光源に採用した照明器具が普及しつつある。光源を納めた器具本体を屋外に立設した支柱に支持して地面を照明する街路灯においても例外ではなく、光源に発光素子を採用した街路灯が各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−218182号公報
種々の照度推奨値は、周囲に光が多い環境(例えば商業施設など)ほど高い照度値を、周囲に光が少ない環境(例えば公園など)ほど低い照度値が制定されている。
しかしながら、従来は、街路灯のみの光で照明設計が行われるため、周辺の明るさを加味して設計を行うことが煩雑であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、周辺の明るさを加味して人が感じる明るさ(明るさ感)を効果的に向上可能な街路灯を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の街路灯は、器具本体のケース体底面に発光素子を配置し、前記器具本体の周りに前記ケース体から延出する支持体を設け、前記支持体に、前記発光素子の出射光を制御する配光制御部材を着脱自在に取り付け、前記配光制御部材は、周辺の明るさが高い場所に設置される場合には主として前記器具本体の直下へ配光し、周辺の明るさが低い場所に設置される場合には前記器具本体の周囲へ配光するように構成されることを特徴とする。
上述の構成において、前記配光制御部材は周辺の明るさを加味した明るさ感が所定値となるように構成されてもよい。
本発明によれば、器具本体の周りに配光制御部材を着脱自在に取り付けたため、周辺の明るさに応じて配光制御部材を変更できるので、周辺の明るさに応じて容易に配光制御できる。
本発明の実施形態に係る、ポール型の支柱に支持する街路灯を上方から示す斜視図である。 ポール型の支柱に支持する街路灯を下方から示す斜視図である。 ポール型の支柱に支持する街路灯を示す分解斜視図である。 評価対象画像をNB値の平均値とともに示す図であり、(A)はNB値の平均値が3.46の評価対象画像、(B)はNB値の平均値が4.79の評価対象画像、(C)はNB値の平均値が3.99の評価対象画像である。 要素の尺度とNB値の平均値との関係を示す図であり、(A)は明るさ、(B)は適切さ(C)はまぶしさについて示す。 理想的な光環境を示す説明図であり、(A)は街(例えば商業施設など)のような周辺の明るさが高い場合での光環境、(B)は町(例えば公園など)のような周辺の明るさが低い場合での光環境を示す。 街路灯を示す縦断面図である。 別の配光制御部材を取り付けた街路灯を示す断面図である。 アーム型の支柱に支持する街路灯を上方から示す斜視図である。 アーム型の支柱に支持する街路灯を下方から示す斜視図である。 アーム型の支柱に支持する街路灯を示す分解斜視図である。 ポール用ホルダを取り付けたポール用固定部を下方から拡大して示す斜視図である。 ポール用固定部を下方から拡大して示す斜視図である。 アーム用固定部を上方から拡大して示す斜視図である。 蓋体を取り付けたアーム用固定部を上方から拡大して示す斜視図である。 アーム用ホルダを取り付けたアーム用固定部を上方から拡大して示す斜視図である。 蓋体を取り外したポール用固定部を下方から拡大して示す斜視図である。 蓋体を取り付けたポール用固定部を下方から拡大して示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る街路灯を上方から示す斜視図であり、図2は街路灯を下方から示す斜視図である。
街路灯1は、図1に示すように、ポール型(ストレート型とも呼ばれる)の支柱2、又は、アーム型の支柱3(図9参照)の先端部4に支持される器具本体10を備えている。支柱2,3は地面に立設された柱であり、ポール型の支柱2は、その先端部4が鉛直方向に真っ直ぐに延び、アーム型の支柱3は、柱の途中から曲がって水平方向に水平、或いは所定角度傾いて延びた後、先端部4が下方に延びている。この街路灯1の器具本体10は、支柱2,3の両方に取り付け可能に構成されている。なお、支柱3は、水平方向に水平、或いは所定角度傾いて延びた後下方に延びるアーム部を支柱2の上部に取り付けて構成されてもよい。
器具本体10は、アルミダイカスト等で略円盤状に形成され、図1及び図2に示すように、中央部11Aで上述の支柱2,3の先端部4に支持されて設置される。
器具本体10は、底面10Aにポール用固定部40が設けられ、天面10Bにアーム用固定部50が設けられている。ポール型の支柱2に器具本体10を支持する場合には、当該支柱2の先端部4が器具本体10の底面10Aからポール用固定部40に固定され、またアーム型の支柱3に支持する場合には、当該支柱3の先端部4が器具本体10の天面10Bからアーム用固定部50に固定される。
なお、図1及び図2では、ポール型の支柱2に支持する街路灯1が示されている。
図3は、ポール型の支柱2に支持する街路灯1を示す分解斜視図である。
器具本体10の底面10Aには照射開口12が形成され、この照射開口12が透明なグローブ13で覆われている。グローブ13は、略平坦な出射面13Aを有し、ポール用固定部40を避けるように環状(多角形の環を含む。本実施形態では、略円環状)に形成されている。器具本体10には、ポール用固定部40の周囲に、光源30を構成する複数(本実施形態では6個)の光源ユニット31が内設されている。複数の光源ユニット31は、環状(多角形の環を含む。本実施形態では、略円環状)に配置され、本実施形態では、略円環状に一列に配置されている。
器具本体10は、略円板状に形成されたベースケース体21と、ベースケース体21の外縁部11Bに設けられた側方ケース体22とを一体に備え、これらが器具本体10の有底円筒状のケース体20を構成する。ケース体20は、屋外使用に十分に耐え得る耐食性があり、なおかつ、熱伝導性が高い材料(例えばアルミニウムやアルミニウム合金)を用いて形成されている。高熱伝導性の材料を用いることで、後述する光源ユニット31の発熱がケース体(本実施形態では、特にベースケース体21)から放熱され、光源ユニット31の光源温度が発光動作に適切な温度に維持される。
ベースケース体21は、器具本体10の外側面のうち、底面10A及び天面10Bを構成し、側方ケース体22は、器具本体10の側面10Cを構成する。
ベースケース体21には、底面10Aに照射開口12及びポール用固定部40が形成され、天面10Bにアーム用固定部50が形成されている。ベースケース体21の下面には、グローブ13が照射開口12を覆うように固定具としてのネジ(不図示)でネジ止め固定される。このグローブ13の内縁部及び外縁部には、シール部材としての環状のパッキン14が全周に亘って嵌め込まれており、グローブ13をベースケース体21に取り付けた際には、グローブ13とベースケース体21との間でパッキン14が挟み込まれて、照射開口12がシールされる。
ベースケース体21は、その内部が器具本体10の中央部11Aの固定室23Aと、外縁部11B側の光源室23Bとに仕切24で仕切られている。固定室23Aにはポール用固定部40が形成され、光源室23Bには光源ユニット31が配設されている。
光源ユニット31は、街路灯1の光源30を構成し、COB型LED(発光素子)33をLEDソケット34を用いて器具本体10にネジ止め固定している。LEDソケット34は、COB型LED33の発熱を裏面に効率良く伝えるために、高熱伝導性を有する例えばセラミック等で形成されている。COB型LED33は、多数のLEDをLED基板32の上に密集配置して平面視略円形(四角形も有り得る)の面状の発光部33Aを形成したチップオンボード(COB)構造の発光デバイスである。この面状の発光部33Aは、この面に略垂直な方向(以下、単に直下方向と言う。)に光軸Fを有し、この光軸Fが器具本体10の底面10Aを指向する姿勢で器具本体10の中に配置される。COB型LED33は、多数のLEDが密集配置されていることから大光量で高輝度な灯具が得られる。
光源室23Bの天井を構成するベースケース体21の天井面20Aには、LED基板32の裏面と面接触して支持する台座面25がベースケース体21の周方向に沿って所定の間隔で設けられている。各台座面25は、LED基板32の各々が同一水平面(照射開口12の開口面から一定の距離)に位置するように天井面20Aからの高さが設定されている。
台座面25は、ベースケース体21の天井面20Aに一体に形成されており、高熱伝導性を有するLED基板32を通じてCOB型LED33の発熱が伝えられる。台座面25の熱は、ベースケース体21の天井面20Aに伝えられ、当該ベースケース体21の天面10Bから外部に放熱され、これにより、COB型LED33の光源温度が発光動作に適切な温度に維持される。なお、COB型LED33に代えて、他の構造のLED、或いは有機EL等の他の発光素子を用いても良いことは勿論である。
本実施形態では、ベースケース体21には、光源室23Bの内側及び外側に各光源ユニット31を包囲する平面視略円形枠状の包囲壁26,27を設け、包囲壁26,27の中を水密にすることで、光源室23Bを防水することとしている。すなわち、包囲壁26,27の全周に亘り、それらの先端26A,27Aが、グローブ13のパッキン14に密着し、これにより包囲壁26,27の内部が水密にシールされる。
仕切24及び包囲壁26には、電源線引込孔28A,28Bが開口し、この電源線引込孔28A,28Bを通じて電気配線が固定室23Aから光源室23Bに引き込まれる。このとき電源線引込孔28Bをシールするために、この電源線引込孔28Bにブッシング15(図13参照)を嵌合し、このブッシング15に電源線を通して配線される。
器具本体10の天面10Bは、図1に示すように、中央部11Aを頂点にして外縁部11B側が低くなるように弧を描いて緩やかに屈曲した曲面形状を成し、天面10Bに降り注ぐ風雨、及び積雪が外側に促されるようになっている。
また、器具本体10の天面10Bには、アーム用固定部50の周囲に、中央部11Aから放射状に延びる複数の溝29が形成されている。これにより、天面10Bに降り注ぐ雨水や積雪を外縁部11B側に移動させつつ、天面10Bの外縁部11Bからスムーズに落下させるようになっている。また、これらの溝29により、器具本体10の表面積が増えるので、天面10Bからの放熱性を向上できる。
本実施形態では、各溝29が上述の台座面25(図3)の直上に対応した位置に設けられており、台座面25を通じて伝熱される光源30の熱で積雪を効率良く溶かすようになっている。
次に、街路における理想的な光環境について説明する。
発明者は、被験者に複数の評価対象を所定の歩行者の目線の高さ(約1.5m)且つ歩行方向の角度(水平視)で主観評価させるとともに、さらに、同じアングル(高さ及び角度)で評価対象を撮影した評価対象画像に対して明るさ尺度値の算出を行った。発明者は、被験者による主観評価の結果から、人が感じる明るさ(明るさ感)は、主に明るさ(強度)、明るさの適切さ、まぶしさの3つの要素から成り、街路における理想的な光環境は、暗くもなく明るくもない光環境、明るさが適切な光環境、グレアが気にならない光環境であるとの知見を得た。それぞれの評価対象に対し被験者が3つの要素を評価した結果の例を図4に示す。図4は被験者が評価した評価対象の評価対象画像を明るさ尺度値(NB値)の平均値とともに示す図である。ここでは、人が感じる明るさを定量化して示すために、明るさ画像のNB値の平均値を用いている。明るさ画像は評価対象画像のうちについて人が感じる明るさを定量化した明るさ値の分布を示す画像であり、例えば特開2004−061150号公報や国際公開2006/132014号パンフレット、出願人の先願である特願2012−187259などに開示の技術を用いることができる。また、NB値の平均値は、有効視野(上下20°、左右30°)の範囲のNB値を平均した値である。
図4(A)に示すNB値の平均値が3.46の評価対象画像に対しては、明るさはやや暗く、明るさの適切さはどちらでもなく、グレアはあまり気にならないという評価が得られた。
図4(B)に示すNB値の平均値が4.79の評価対象画像に対しては、明るさはやや明るく、明るさは適切であり、グレアはあまり気にならないという評価が得られた。
図4(C)に示すNB値の平均値が3.99の評価対象画像に対しては、暗くもなく明るくもなく、明るさは適切であり、グレアは気にならないという評価が得られた。
このような3つの要素の評価(尺度)とNB値の平均値との関係を図5に示す。
図5に示すように、暗くもなく明るくもない光環境、且つ、明るさが適切な光環境、且つ、グレアが気にならない光環境である理想的な光環境とは、NB値の平均値が略4.0NB程度であるとの知見を得た。
これらの知見から、さらに、図6に示すように、街(例えば商業施設など)のような周辺の明るさが高い場所ではグレアを抑えるように主として器具本体10の直下へ配光し、町(例えば公園など)のような周辺の明るさが低い場所では明るさ感を得るため器具本体10の周囲へ配光することが望ましいとの知見を得た。
対象空間を3Dシミュレーションソフトを用いて再現し、正確な輝度分布図を算出することで、NB値や周辺の明るさを予測することができる。
周辺の明るさを求める場合は、周辺の明るさを便宜的に設計対象とする街路灯が未設置もしくは消灯状態の輝度分布図の平均輝度とする。ただし、光源とみなせる高輝度部分(概ね2000cd/m以上)は周辺の明るさの算出からは除くものとする。
そして、街路灯を含む光環境のNB値の平均値が略4.0NB程度となるように、明るさ画像における輝度が設定された街路灯を設置すればよい。街路灯を複数用いて街路の光設計を行う場合には、複数の街路灯によって街路灯を含む光環境のNB値の平均値が略4.0NB程度となるように、明るさ画像における輝度が設定された街路灯を複数設置すればよい。
本実施形態では、街路灯1を含む光環境のNB値の平均値が略4.0NB程度(所定値)となるように、周辺の明るさに応じて配光制御を変える、すなわち、周辺の明るさが低い場合には器具本体10の周囲へ配光し、周辺の明るさが高い場合には主として器具本体10の直下へ配光するように、街路灯1を構成している。ここで、周辺の明るさが高いとは、直下の配光だけでNB平均値が略4.0NB程度になる場合を言う。また、周辺の明るさが低いとは、直下の配光だけではNB平均値が略4.0NB程度に満たない場合を言い、この場合、器具本体10の周囲へ配光する。
具体的には、器具本体10に化粧枠(支持部材)60を設け、この化粧枠60に光源30の光を配光制御する配光制御部材70を着脱自在に支持し、周辺の明るさに応じて配光制御部材70を変更できるようにしている。なお、配光の実現手段としての光源の種別(LEDやHIDなど)は問わない。
図7は街路灯1を示す縦断面図であり、図8は別の配光制御部材70Bを取り付けた街路灯1を示す断面図である。
化粧枠60は、図7に示すように、器具本体10の照射開口12を囲う大きさに形成され、器具本体10の周囲に支持体61を介して支持されている。本実施形態では、化粧枠60は、器具本体10のベースケース体21の外縁部11Bより大きく形成されるとともに、器具本体10の径方向外側に延びる少なくとも(本実施形態では、4つ)支持体61に支持されることで、器具本体10と化粧枠60との間に空間S(図1)が形成されている。これにより、器具本体10と化粧枠60とを一体化した場合に比べ、街路灯1の面積が小さくなるので、街路灯1は風の影響を受け難くなるとともに、街路灯1に雪が積もり難くなり、また、街路灯1を軽量化することができる。
化粧枠60は、屋外使用に十分に耐え得る耐食性を有する材料で形成され、下側(先端側)を縮径した略筒状を成す。化粧枠60の内周面には配光制御部材70を固定するボス状の複数の支持片63が形成され、化粧枠60の下端には化粧枠60の周に亘って内側に延出する化粧面62が形成されている。また、化粧枠60は、街路灯1の出射範囲を規定する機能も果たす。化粧枠60の内側には、配光制御部材70が配置され、この配光制御部材70が支持片63の上面に支持される。
配光制御部材70は、周辺の明るさに応じて配光が設定される光学部材であり、街路灯1には、周辺の明るさに応じて配光が設定された配光制御部材70が取り付けられる。
具体的には、周辺の明るさが乏しい場合には、器具本体10の周囲へ配光する部材(例えば、拡散部材や反射部材等)で構成された配光制御部材70Aが街路灯1に取り付けられる。本実施形態では、配光制御部材70Aは拡散部材として構成され、図7に示すように、化粧枠60内に配置される略円筒状の本体部71Aと、本体部71Aの下端から化粧枠60の下方に延出する略円筒状の延出部72Aとを一体に備えている。また、配光制御部材70Aは、本体部71Aの上端から外側に突出する固定部73Aを一体に備え、この固定部73Aが化粧枠60の支持片63に固定される。本体部71A及び延出部72Aは、下側(先端側)を縮径し、延出部72Aは本体部71Aよりも大きく縮径している。本体部71A及び延出部72Aの角度や延出部72Aの上下方向の長さは、周辺の明るさに応じて設定される。本実施形態では、光源ユニット31は直接光の出射角度が片側60°の範囲になるように構成されているため、延出部72Aの長さは、所定の出射角度θ(本実施形態では、片側60°)をカットする長さに設定されている。このように、化粧枠60から下方に延出する拡散部材としての延出部72Aを設けることで、延出部72Aを透過する光が器具本体10の周囲に拡散されて配光されるので、街路灯1の輝度を高めることができる。
一方、周辺の明るさが高い場合には、主として器具本体10の直下へ配光する部材(例えば、遮光部材又は反射部材等)で構成された配光制御部材70Bが街路灯1に取り付けられる。本実施形態の配光制御部材70Bは、遮光部材として構成され、図8に示すように、化粧枠60内に配置される略円筒状の本体部71Bと、本体部71Bの上端から外側に突出して化粧枠60の支持片63に固定される固定部73Bとを一体に備えている。この遮光部材としての配光制御部材70Bにより、光源ユニット31から広がって出射された光が遮光され、器具本体10の直下へ主に配光される。また、本実施形態では本体部71Bは下側(先端側)を拡径しているため、出射光の広がりをより抑えることができる。
このように、配光制御部材70を着脱自在に設けたため、周辺の明るさに応じた配光制御部材70A,70Bを取り付けることで、周辺の明るさに応じて配光制御を変えることができる。また、器具本体10を防水構造とし、器具本体10と別体の化粧枠60に配光制御部材70を取り付けたため、配光制御部材70の着脱時に、器具本体10の防水構造を変更する必要がないので、配光制御部材70を容易に着脱できる。さらに、配光制御部材70は、略円筒状に形成されるため、器具本体10と化粧枠60との間に空間Sを設けて配置しても、器具本体10の外縁部11Bから落下した雨水や積雪が、配光制御部材70に溜まることを防止できる。
次に、街路灯1の支柱2,3への固定構造について説明する。
図9はアーム型の支柱3に支持する街路灯1を上方から示す斜視図であり、図10は街路灯1を下方から示す斜視図であり、図11はアーム型の支柱3に支持する街路灯1を示す分解斜視図である。なお、これらの図には、配光制御部材70を、配光制御部材70Aとして図示したが、配光制御部材70Bであってもよい。
ポール型の支柱2に街路灯1が取り付けられる場合、図3に示すように、ポール用固定部40にポール用ホルダ41が固定され、このポール用ホルダ41に支柱2が固定される。
一方、アーム型の支柱3に街路灯1が取り付けられる場合、図9乃至図11に示すように、アーム用固定部50にアーム用ホルダ51が固定され、このアーム用ホルダ51に支柱3が固定される。
このように、器具本体10にポール用固定部40及びアーム用固定部50の両方を設けることで、ケース体20(すなわち器具本体10)が支柱2,3のいずれにも支持されることとなる。
これらポール用固定部40及びアーム用固定部50のうち、先端部4が固定されていない方は、図1及び図11に示すように、蓋体16,17で閉塞される。
まず、ポール型の支柱2に街路灯1が取り付けられる場合の固定構造について説明する。
図12及び図13はポール型の支柱2に取り付けられる街路灯1を示す図であり、図12はポール用ホルダ41を取り付けたポール用固定部40を下方から拡大して示す斜視図であり、図13はポール用固定部40を下方から拡大して示す斜視図である。図14はアーム用固定部50を上方から拡大して示す斜視図であり、図15は蓋体16を取り付けたアーム用固定部50を上方から拡大して示す斜視図である。
ポール型の支柱2に街路灯1が取り付けられる場合に使用されるポール用ホルダ41は、図12に示すように、支柱2の外側に配置される筒部41Aと、筒部41Aの端面に形成されるフランジ部41Bとを備えている。ポール用ホルダ41には、支柱2の中を通じて先端部4から引き出された電気配線を保持する配線支持体42が設けられている。
ポール用固定部40は、器具本体10の底面10A(すなわち、ケース体20の天井面20A側)に設けられ、図13に示すように、ポール用ホルダ41を固定するためのホルダ固定面(ネジ固定面)43を備えている。ホルダ固定面43は、仕切24の内側に形成された平面視略円形枠状の固定壁44の先端44Aに形成されている。ホルダ固定面43は仕切24の先端24Aよりも天井面20Aからの高さが低く形成されている。
固定壁44には、仕切24の電源線引込孔28Aに対応する位置に電源線引込孔45が開口し、これらの電源線引込孔28A,45を通じて電気配線が固定室23Aから光源室23Bに引き込まれる。
図12に示すように、ポール用ホルダ41は、そのフランジ部41Bがホルダ固定面43に固定具としてのネジ(不図示)でネジ止めされることで、ポール用固定部40に固定される。ポール用ホルダ41がポール用固定部40に固定されると、フランジ部41Bによって、仕切24で囲まれる空間Rが塞がれる。支柱2は、ポール用ホルダ41の筒部41Aの外周面に固定具としてのネジ(不図示)で固定される。
アーム用固定部50は、器具本体10の天面10Bに設けられ、図14に示すように、天面10Bに平坦部52を備えている。平坦部52の中央部11Aには貫通孔52Aが形成され、この貫通孔52Aの周囲の平坦部52にはアーム型の支柱3を固定するためのアーム固定面(ネジ固定面)53が形成されている。
平坦部52には、図15に示すように、環状のパッキン18(図3)を介して、蓋体16がネジ(不図示)でネジ止め固定される。蓋体16は、貫通孔52Aを塞ぐ閉塞部材であり、蓋体16をベースケース体21に取り付けた際には、蓋体16とベースケース体21との間でパッキン18が挟み込まれて、貫通孔52Aがシールされる。これにより、貫通孔52Aから水等の異物がケース体20内(仕切24で囲まれる空間R)に侵入することを防止して、器具本体10を確実に防水できる。
次いで、アーム型の支柱3に街路灯1が取り付けられる場合の固定構造について説明する。
図16乃至図18はアーム型の支柱3に取り付けられる街路灯1を示す図であり、図16はアーム用ホルダ51を取り付けたアーム用固定部50を上方から拡大して示す斜視図であり、図17は蓋体17を取り外したポール用固定部40を下方から拡大して示す斜視図であり、図18は蓋体17を取り付けたポール用固定部40を下方から拡大して示す斜視図である。
アーム型の支柱3に街路灯1が取り付けられる場合に使用されるアーム用ホルダ51は、図16及び図17に示すように、支柱2の内側に配置される筒部51Aと、筒部51Aの端面に形成されるフランジ部51Bとを備えている。
アーム用固定部50は、図13に示すように、ケース体20の天井面20Aに、アーム用ホルダ51を固定するためのホルダ固定面(ネジ固定面)54を備えている。ホルダ固定面54は、固定壁44の内側に形成された平面視略円形枠状の固定壁55の先端55Aに形成されている。ホルダ固定面54は固定壁55の先端55Aよりも天井面20Aからの高さが低く形成されている。
図17に示すように、アーム用ホルダ51は、筒部51Aが貫通孔52Aに下方から挿入され、フランジ部51Bがホルダ固定面54に固定具としてのネジ(不図示)でネジ止めされることで、アーム用固定部50に固定される。支柱3は、図9及び図16に示すように、ケース体20の天面10Bから突出するアーム用ホルダ51の筒部51Aの外周面に固定具としてのネジ(不図示)で固定される。
ポール用固定部40には、図18に示すように、蓋体17がネジ(不図示)でネジ止め固定される。蓋体17は、ポール用固定部40(特に、仕切24で囲まれる空間R)を塞ぐ化粧部材であり、ポール用ホルダ41を固定するためのホルダ固定面43に固定される。
このように、蓋体17をホルダ固定面43に固定し、蓋体17の固定部をポール用ホルダ41の固定部と兼用するため、蓋体17を固定する固定部を設ける必要がなく、ポール用固定部40の構成を簡素化できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、器具本体10のケース体20の底面10AにCOB型LED33を配置し、器具本体10の周りにケース体20から延出する支持体61を設け、支持体61に、COB型LED33の出射光を制御する配光制御部材70を着脱自在に取り付ける構成とした。この構成により、周辺の明るさに応じて配光制御部材70を変更できるので、周辺の明るさに応じて容易に配光制御できる。
また、本実施形態によれば、ケース体20の天面10Bにアーム型の支柱3を固定するアーム用固定部50を設けるとともに、ケース体20の底面10Aにポール型の支柱2を固定するポール用固定部40を設ける構成とした。この構成により、支柱2,3が器具本体10の側面に配置されないので、器具本体10の周りに配光制御でき、光設計の自由度が向上する。
また、本実施形態によれば、アーム用固定部50とポール用固定部40とを対向して設けたため、アーム用固定部50及びポール用固定部40をコンパクトに配置できるとともに、例えばアーム用固定部50及びポール用固定部40の一部を兼用することもできる。
また、本実施形態によれば、器具本体10の周囲に支持体61に支持される化粧枠60を設け、配光制御部材70を化粧枠60に固定し、器具本体10と別体の化粧枠60に配光制御部材70を取り付ける構成とした。この構成により、例えば器具本体10を防水構造とした場合であっても、配光制御部材70の着脱時に、器具本体10の防水構造を変更する必要がないので、配光制御部材70を容易に着脱できる。
また、本実施形態によれば、配光制御部材70は周辺の明るさを加味した明るさ感が所定値となるように構成され、具体的には所定値を街路における理想的な光環境を表す略4.0NBとする構成としたため、人が理想的であると感じる光環境を容易に実現できる。
また、本実施形態によれば、配光制御部材70は、周辺の明るさが高い場所に設置される場合には主として器具本体10の直下へ配光し、周辺の明るさが低い場所に設置される場合には器具本体10の周囲へ配光するように構成される。これにより、暗くもなく明るく、明るさが適切であり、グレアが気にならない理想的な光環境に近づけることができる。
但し、上述の実施形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上述の実施形態では、ポール用固定部40及びアーム用固定部50を器具本体10の中央部11Aに設けたが、これに限定されるものではなく、偏心した位置に設けてもよい。
また、上述の実施形態では、ポール用固定部40とアーム用固定部50とを対向して設けたが、これに限定されず、ずらした位置に配置してもよい。
また、上述の実施形態では、器具本体10を平面視で略円形に形成したが、器具本体10の形状はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、配光制御部材70を、町(例えば公園など)のような周辺の明るさが低い場所で使用される拡散部材としての配光制御部材70Aと、街(例えば商業施設など)のような周辺の明るさが高い場所で使用される遮光部材としての配光制御部材70Bとの2種類の例を挙げて説明したが、これらに限定されるものではない。配光制御部材70は、周辺の明るさに応じて構成されるものであり、配光制御する部材やその数は任意に設定可能である。また、配光制御部材70は、その配光設計に必ずしも周辺の明るさの算出を必要とするものではなく、例えば、配光制御が異なる複数の配光制御部材を用意し、これら複数の配光制御部材から周辺の明るさに応じて配光制御部材を選定してもよい。
また、本発明は、街路灯に適用したが、街路灯に限らず種々の照明器具(ブラケットライトやアプローチライト)により構成される場合であっても適用可能である。
1 街路灯
2,3 支柱
10 器具本体
10A 底面
10B 天面
33 COB型LED(発光素子)
40 ポール用固定部
50 アーム用固定部
60 化粧枠(支持部材)
61 支持体
70,70A,70B 配光制御部材
F 光軸

Claims (2)

  1. 器具本体のケース体底面に発光素子を配置し、
    前記器具本体の周りに前記ケース体から延出する支持体を設け、
    前記支持体に、前記発光素子の出射光を制御する配光制御部材を着脱自在に取り付け、
    前記配光制御部材は、周辺の明るさが高い場所に設置される場合には主として前記器具本体の直下へ配光し、周辺の明るさが低い場所に設置される場合には前記器具本体の周囲へ配光するように構成されることを特徴とする街路灯。
  2. 前記配光制御部材は周辺の明るさを加味した明るさ感が所定値となるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の街路灯。
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