JP2017139217A - 組立体の製造方法および組立体 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態の組立対象であるセパレータ捲回体に捲回される電池用セパレータに関し、基本構成として、リチウムイオン二次電池、セパレータ、耐熱セパレータ、セパレータ・耐熱セパレータの製造方法、スリット装置、切断装置、について順に説明する。
リチウムイオン二次電池に代表される非水電解液二次電池は、エネルギー密度が高い。それゆえ、現在、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末等の機器、自動車、航空機等の移動体に用いる電池として、また、電力の安定供給に資する定置用電池として非水電解液二次電池は、広く使用されている。
セパレータ12は、リチウムイオン二次電池1の正極であるカソード11と、その負極であるアノード13との間に、これらに挟持されるように配置される。セパレータ12は、カソード11とアノード13との間を分離しつつ、これらの間におけるリチウムイオンの移動を可能にする多孔質フィルムである。セパレータ12は、ポリオレフィン系樹脂を主成分とする多孔質フィルムである。ポリオレフィン系樹脂を主成分とする多孔質フィルムとは、多孔質フィルムにおけるポリオレフィン系樹脂成分の割合が、多孔質フィルム全体の、通常、50体積%以上であり、好ましくは90体積%以上、より好ましくは95体積%以上であることを意味する。多孔質フィルムのポリオレフィン系樹脂には、重量平均分子量が5×105〜15×106の範囲の高分子量成分が含まれていることが好ましい。多孔質フィルムのポリオレフィン系樹脂として特に重量平均分子量100万以上のポリオレフィン系樹脂が含まれることにより、多孔質フィルム、即ち、非水電解液二次電池用セパレータ全体および当該多孔質フィルムと後述する多孔質層を備える非水電解液二次電池用積層セパレータ全体の強度が高くなるため、重量平均分子量100万以上のポリオレフィン系樹脂が含まれることは、より好ましい。
図3は、図1に示されるリチウムイオン二次電池1の他の構成を示す模式図であって、(a)は通常の構成を示し、(b)はリチウムイオン二次電池1が急激に昇温したときの様子を示す。図3の(a)に示されるように、セパレータ12は、多孔質フィルム5と、耐熱層4とを備える耐熱セパレータであってもよい。耐熱層4は、多孔質フィルム5のカソード11側の片面に積層されている。なお、耐熱層4は、多孔質フィルム5のアノード13側の片面に積層されてもよいし、多孔質フィルム5の両面に積層されてもよい。そして、耐熱層4にも、孔Pと同様の孔が設けられている。通常、リチウムイオン3は、孔Pと耐熱層4の孔とを介し往来する。耐熱層4は、その材料として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、およびエチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン;ポリフッ化ビニリデン(PVDF)やポリテトラフルオロエチレン等の含フッ素樹脂;フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体やエチレン−テトラフルオロエチレン共重合体等の含フッ素ゴム;芳香族ポリアミド;全芳香族ポリアミド(アラミド樹脂);スチレン−ブタジエン共重合体およびその水素化物、メタクリル酸エステル共重合体、アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレンプロピレンラバー、およびポリ酢酸ビニル等のゴム類;ポリフェニレンエーテル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルアミド、ポリエステル、およびポリエステルアミド等の融点やガラス転移温度が180℃以上の樹脂;ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、セルロースエーテル、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、およびポリメタクリル酸等の水溶性ポリマー;等が挙げられる。
リチウムイオン二次電池1のセパレータ及び耐熱セパレータの製造は特に限定されるものではなく、公知の方法を利用して行うことができる。以下では、多孔質フィルム5がその材料として主にポリエチレンを含む場合を仮定して説明する。しかし、多孔質フィルム5が他の材料を含む場合でも、同様の製造工程により、セパレータ12(耐熱セパレータ)を製造できる。
耐熱セパレータ又は耐熱層を有しないセパレータ(以下「セパレータ」)は、リチウムイオン二次電池1などの応用製品に適した幅(以下「製品幅」)であることが好ましい。しかし、生産性を上げるために、セパレータは、その幅が製品幅以上となるように製造される。そして、一旦製造された後に、セパレータは、製品幅に切断(スリット)される。
スリット装置6では、原反を巻きつけた円筒形状のコアcが、巻出ローラー61に嵌められている。図4の(b)に示されるように、原反は、コアcから経路U又はLへ巻き出される。巻き出された原反は、ローラー63〜67を経由し、ローラー68へ搬送される。搬送される工程において原反は、複数のセパレータにスリットされる。なお、ローラー67は、なくてもよい。このとき、この原反は、ローラー66からローラー68へ搬送される。
図4の(b)に示されるように、複数のスリットセパレータの一部は、それぞれ、巻取ローラー70Uに嵌められた円筒形状の各コアu(ボビン)へ巻き取られる。また、複数のスリットセパレータの他の一部は、それぞれ、巻取ローラー70Lに嵌められた円筒形状の各コアl(ボビン)へ巻き取られる。なお、ロール状に巻き取られたスリットセパレータ及びコアu・lの一体物を「捲回体」と称する。
図5は、図4の(a)に示されるスリット装置6の切断装置7の構成を示す図である。図5の(a)は切断装置7の側面図であり、図5の(b)は切断装置7の正面図である。図5の(a)と(b)とに示されるように、切断装置7は、ホルダー71と、刃72とを備える。ホルダー71は、スリット装置6に備えられている筐体などに固定されている。そして、ホルダー71は、刃72と搬送されるセパレータ原反との位置関係が固定されるように、刃72を保持している。刃72は、鋭く研がれたエッジによってセパレータの原反をスリットする。
本発明の実施形態の組立対象であるセパレータ捲回体、並びに共に組立てられる緩衝材、芯材、プロテクタ、について順に説明する。
図6は、本発明の実施形態の組立対象であるセパレータ捲回体10の構成を示す図である。図6の(a)はコア8からセパレータ12が巻き出される前の状態を示す正面図であり、図6の(b)は図6の(a)の側面図である。図6の(a)〜(b)に示されるように、セパレータ捲回体10は、セパレータ12を捲回したコア8を備える。このセパレータ12は、原反ではなく、上述のように原反からスリットされたスリットセパレータである。
コア8は、外側円筒部81と、内側円筒部82と、複数のリブ83(支持部材)とを備え、上述のコアu・lと同じ機能を有する。コア8には、コア8の中心軸CAを中心とする軸穴Hが設けられている。
セパレータ捲回体10の中心軸CAに直交する面における捲回されたセパレータ12の外周直径をセパレータ捲回体10の外径φ1とする。セパレータ捲回体10の外径φ1は、コア8の外径とセパレータ12の長さに依存するが、特に限定しない。
本発明における板状部材は、緩衝材であり得る。
図8は、本発明の実施形態の芯材150の構成を示す模式図であって、(a)は正面図であり、(b)は(a)の側面図である。
本発明における第1側板および第2側板は、セパレータ捲回体を保護するためのプロテクタであり得る。
基部141は、板状の略八角形状である。基部141のうち、プロテクタ140を芯材150に装着したとき、セパレータ捲回体10に近くなる側の主面が内側面であり、セパレータ捲回体10から遠くなる側の主面が外側面である。基部141の中心軸144に直交する面における対辺の間の距離を、基部141の外寸φ7とする。
凸部142は、基部141の中心軸144を中心として、基部141の内側面から突出している。凸部142の中心軸144に沿った方向の基部141の内側側面からの長さを凸部142の高さL4(L5)、凸部142の中心軸144に直交する面における外周直径を凸部142の外径φ8、とそれぞれする。
足部145は、基部141の外側面の外周部に複数設けられている。足部145は、本実施形態においては、略八角形状の基部141の8つの辺に1つおきに、辺中央部に設けられている。これに限らず、足部145は、略八角形状の基部141の8つの角に設けられてもよく、他の配置であってもよい。足部145は、本実施形態においては、基部141と一体に樹脂形成されたが、これに限らず、基部141と別に形成され、一体になるように組み立てられてもよい。
切欠き溝143は、芯材150の両端に嵌めたプロテクタ140を結束バンドにより結束するときに、結束バンドをプロテクタ140に係合させる係合部である。切欠き溝143に結束バンドが引っかかるため、結束バンドとプロテクタ140とが係合し、結束した後に結束バンドが緩みにくい。
本発明の実施形態の組立工程の一例について順に説明する。なお、特に但し書きがない限り、組立工程の説明においては、「上」は重力の方向の上を意味し、「下」は重力の方向の下を意味する。
このため、必ず、軸穴152に凸部142の少なくとも一部を挿入することができる。
なお、L2,sum,deformedは、変形している状態の緩衝材160の内周部(軸穴162の近傍部、コア8同士の間またはコア8とプロテクタ140との間に挟まれている部分)の厚さ(中心軸161に沿った方向の長さ)の合計である。
したがって、挿通されるセパレータ捲回体10の数m、挿通されるセパレータ捲回体10が有するコアの幅L1、及び、挿通する緩衝材160の数nと厚さL2、を勘案して、芯材の長さL3と凸部の高さL4を決定すればよい。
4L1+L2,sum,deformed≧L3………(式2)
なお、プロテクタ140を芯材150の上端に挿入するときと同様に、L2,sum,deformedは、変形している状態の緩衝材160の内周部の厚さの合計である。
上述の組立工程により組立てられたロール組立体180の構成について順に説明する。なお、ロール組立体180を結束バンド170により結束したロール組立体181の構成は、結束バンド170を除き、ロール組立体180と同一であり、結束バンドによる結束は周知技術であるため、説明を省略する。
図11は、本発明の実施形態のロール組立体180の断面構成を示す模式図であって、(a)は縦断面図であり、(b)は横断面図である。
L4>4L1+5L2−L3(>0)………(式1)
L4>mL1+nL2−L3(>0)………(式3)
また、より広く述べると、挿通されるセパレータ捲回体10の数がmであり、挿通される緩衝材160の数がnである場合に、(式3)の不等関係を満たせば、プロテクタ140から、芯材150が脱落することがない。さらに、n=m+1の関係であること、すなわち、プロテクタ140とセパレータ捲回体10との間及び、セパレータ捲回体10同士の間のそれぞれに1つの緩衝材が配置されていることが好ましい。また、プロテクタ140の内側面が、挿通された緩衝材160及びセパレータ捲回体10を押さえられるように、2L4<mL1+nL2でなければならないことは、もちろんである。
図11の(b)は、図11の(a)のC−C矢視断面を示す。
φ7>φ3>φ1(>0)………(式4)
また、切欠き溝143をプロテクタ140の外縁部に設ける場合、切欠き溝143の対向間隔φ9がさらに下記(式5)の不等関係を満たすことが好ましい。
φ7>φ9>φ3>φ1(>0)………(式5)
芯材150がコア8の軸穴を通るように、芯材をセパレータ捲回体10に挿通するために、図示されているように、芯材150の外径φ5と、コア8の内径φ2と、は下記(式6)の関係を満たすことが好ましい。
φ2>φ5(>0)………(式6)
以下に、本発明の実施形態の種々の変形について説明する。
芯材150の長さL3は、挿通されるセパレータ捲回体の有するコア8の幅L1の合計と、挿通される緩衝材160の厚さL2の合計と、の和に、芯材150の両端の端面がプロテクタ140の基部141に接触せずに離間する範囲で、近いことが好ましい。このように芯材150が長いと、挿通されたセパレータ捲回体10が安定しやすい。しかしながら、芯材150は短くてもよい。
L1,sum+L2,sum,deformed>L3(>0)………(式7)
換言すると、挿通される複数のセパレータ捲回体10が有するコア8のそれぞれの幅の合計L1,sumと、挿通される緩衝材160の変形している状態における内周部の厚さの合計L2,sum,deformedと、挿通する芯材150の長さL3と、は上記(式7)の不等関係を満たしやすくなる。
L1,sum>L3(>0)………(式8)
式(8)の不等関係を満たしている場合、必ず(式7)の不等関係を満たす。具体的には、芯材150に、幅L1が70mmのコア8にセパレータ12を捲回したセパレータ捲回体10が4個挿通され、厚さL2が1mmの緩衝材160が5個挿通される場合に、芯材150の長さL3は、280mm(4×70mm)より短い278mmであってもよい。
本発明における板状部材は、スペーサでもあり得る。
芯材150に挿通される複数のセパレータ捲回体10が有するコア8は、幅が互いに異なっていてもよい。同様に、複数の緩衝材160を用いる場合、挿通される複数の緩衝材160は、厚さが互いに異なっていてもよく、複数のスペーサを用いる場合、挿通される複数のスペーサは、厚さが互いに異なっていてもよい。また、緩衝材160とスペーサとを用いる場合、緩衝材160の厚さとスペーサの厚さとは互いに異なっていてもよい。
L4>mL1+nL2−L3(>0)………(式3)
L4>L1,sum+L2,sum−L3(>0)………(式9)
(式9)は、(式3)のmL1とnL2とを、それぞれL1,sumとL2,sumとに置換した式である。
図12は、本発明の実施形態のロール組立体180の変形例の断面構成を示す模式図である。
L4>mL1+nL2−L3(>0)………(式3)
L4>mL1−L3(>0)………(式10)
(式10)は、(式3)においてn=0とした式である。
L4>L1,sum−L3(>0)………(式11)
また、上述の変形例1のように、芯材150が短くてもよいことももちろんである。また、プロテクタ140の内側面が、挿通された緩衝材160を押さえられるように、2L4<L1,sumでなければならないことも、もちろんである。
ロール組立体181において、ロール組立体180を結束する結束バンド170の代わりに、ストレッチフィルムを用いてもよい。ストレッチフィルムは、薄いため、鋏などの器具なしで、人の手で容易に破ることができる。このため、ロール組立体を分解しやすくなり、組立てられているセパレータ捲回体10を取り出しやすくなる。
ロール組立体180においては、芯材150の両端に、同じ形状のプロテクタ140を挿入したが、異なる形状のプロテクタを用いてもよい。例えば、芯材150の一端にはプロテクタ140を挿入し、他端には、基部から高さL5突出している凸部を備える別のプロテクタを挿入する場合、(式9)および下記(式9´)の2つの不等関係に加えて、下記(式12)の不等関係を満たせばよい。
L5>L1,sum+L2,sum−L3(>0)………(式9´)
L4+L5<L1,sum+L2,sum………(式12) (式9´)は、(式9)のL4をL5に置換した式である。(式9)と(式12)との2つの不等関係を満たす場合、別のプロテクタの凸部の高さL5が芯材150の長さL3より短いので、芯材150の一端にプロテクタ140の凸部142を必ず挿入することができる。同様に、(式9´)と(式12)との2つの不等関係を満たす場合、プロテクタ140の凸部142の高さL4が芯材150の長さL3より短いので、芯材150の他端に別のプロテクタの凸部を必ず挿入することができる。
上述の構成によれば、プロテクタ140の凸部142の高さL4は、芯材150に挿通されたセパレータ捲回体10のコア8の幅L1の合計(L1,sum)と芯材150に挿通された緩衝材160の厚さL2の合計(L2,sum)との和から、芯材150の長さL3を引いた値よりも大きい。このため、挿通されたセパレータ捲回体10と緩衝材160との軸穴の内部で、芯材150の位置が偏っている場合であっても、凸部142の少なくとも一部は必ず芯材150の軸穴152の内部に挿入される。
2 外部機器
3 リチウムイオン
4 耐熱層
5 多孔質フィルム
6 スリット装置
7 切断装置
8、c、u・l コア
10 セパレータ捲回体(捲回体)
11 カソード
12 セパレータ(フィルム、電池用セパレータ)
13 アノード
61 巻出ローラー
62、63、66、67、68、69 ローラー
70L、70U、70U・70L 巻取ローラー
71 ホルダー
72 刃
81 外側円筒部
82 内側円筒部
CA 中心軸
H 軸穴
83 リブ
140 プロテクタ(第1側板、第2側板)
141 基部(第1基部、第2基部)
142 凸部(第1凸部、第2凸部)
143 切欠き溝(係合部)
144 中心軸
145 足部
146 軸穴
150 芯材
151 中心軸
152 軸穴
160 緩衝材(板状部材)
161 中心軸
162 軸穴
170 結束バンド(帯状部材)
180 ロール組立体(組立体)
181 ロール組立体(組立体)
A,B 方向
U,L 経路
P 孔
h 貫通穴
Claims (18)
- 第1側板のうち板状の第1基部から突出した第1凸部の長さをL4とし、コアにフィルムを捲回した捲回体と板状部材とに芯材を挿通する際の挿通方向における、前記芯材の長さをL3とすると、L3>L4である前記第1凸部を前記芯材の一端に挿入する第1挿入工程と、
前記挿通方向における、一又は複数の前記捲回体の長さの合計をL1,sumとし、一又は複数の前記板状部材の長さの合計をL2,sumとすると、L3+L4>L1,sum+L2,sum>L3となるように、一又は複数の前記捲回体と、一又は複数の前記板状部材とに、前記芯材を挿通する挿通工程とを含む組立体の製造方法。 - 第1側板のうち板状の第1基部から突出した第1凸部の長さをL4とし、コアにフィルムを捲回した捲回体に芯材を挿通する際の挿通方向における、前記芯材の長さをL3とすると、L3>L4である前記第1凸部を前記芯材の一端に挿入する第1挿入工程と、
前記挿通方向における、一又は複数の前記捲回体の長さの合計をL1,sumとすると、L3+L4>L1,sum>L3となるように、一又は複数の前記捲回体に、前記芯材を挿通する挿通工程とを含む組立体の製造方法。 - 第2側板のうち板状の第2基部から突出した第2凸部の長さをL5とすると、L1,sum+L2,sum−L4>L5>L1,sum+L2,sum−L3となるように、前記第2凸部を前記芯材の前記一端とは逆側の他端に挿入する第2挿入工程とを含む請求項1に記載の組立体の製造方法。
- 第2側板のうち板状の第2基部から突出した第2凸部の長さをL5とすると、L1,sum−L4>L5>L1,sum−L3となるように、前記第2凸部を前記芯材の前記一端とは逆側の他端に挿入する第2挿入工程とを含む請求項2に記載の組立体の製造方法。
- 前記挿通工程において、前記捲回体と前記板状部材とに交互に、前記芯材を挿通する請求項3に記載の組立体の製造方法。
- 前記板状部材が複数であり、
前記挿通工程において、最初と最後とに、前記板状部材に前記芯材を挿通する請求項3または5に記載の組立体の製造方法。 - 前記板状部材のうち少なくとも1つは、外力により変形しないスペーサである請求項3,5〜6の何れか1項に記載の組立体の製造方法。
- 前記板状部材のうち少なくとも1つは、外力により変形する緩衝材であり、
前記L2,sumは、前記緩衝材が外力により変形していない状態における長さの合計である請求項3,5〜7の何れか1項に記載の組立体の製造方法。 - 前記挿通方向における、前記緩衝材が外力により変形した状態である前記板状部材の長さの合計をL2,sum,deformedとすると、
前記第2挿入工程において、L1,sum+L2,sum,deformed≧L3となるように、前記第2凸部を前記芯材の前記他端に挿入する請求項8に記載の組立体の製造方法。 - 前記挿通工程において、前記挿通方向が、重力の方向である請求項3〜9の何れか1項に記載の組立体の製造方法。
- 前記第1挿入工程と前記挿通工程と前記第2挿入工程との後であって、前記第1側板と前記第2側板とを互いに、帯状部材で巻き留める巻き留め工程を含む請求項3〜10の何れか1項に記載の組立体の製造方法。
- 前記第1挿入工程と前記挿通工程と前記第2挿入工程との後であって、前記第1側板と前記第2側板とを互いに、L1,sum+L2,sum,deformed≧L3であるように、帯状部材で巻き留める巻き留め工程を含む請求項9に記載の組立体の製造方法。
- 前記巻き留め工程において、前記帯状部材を、前記第1側板が備える第1係合部と、前記第2側板が備える第2係合部とに係合させる請求項11または12に記載の組立体の製造方法。
- 前記帯状部材は、ストレッチフィルムである請求項11または12に記載の組立体の製造方法。
- 前記捲回体が複数である請求項1から14の何れか1項に記載の組立体の製造方法。
- 前記フィルムは、電池用セパレータである請求項1から15の何れか1項に記載の組立体の製造方法。
- 第1側板のうち板状の第1基部から突出した第1凸部の長さをL4とし、コアにフィルムを捲回した捲回体と板状部材とに芯材を挿通する際の挿通方向における、前記芯材の長さをL3とすると、L3>L4である前記第1凸部は前記芯材の一端に挿入されており、
前記挿通方向における、一又は複数の前記捲回体の長さの合計をL1,sumとし、一又は複数の前記板状部材の長さの合計をL2,sumとすると、L3+L4>L1,sum+L2,sum>L3となるように、一又は複数の前記捲回体と、一又は複数の前記板状部材とは、前記芯材を挿通されている組立体。 - 第1側板のうち板状の第1基部から突出した第1凸部の長さをL4とし、コアにフィルムを捲回した捲回体に芯材を挿通する際の挿通方向における、前記芯材の長さをL3とすると、L3>L4である前記第1凸部は前記芯材の一端に挿入されており、
前記挿通方向における、一又は複数の前記捲回体の長さの合計をL1,sumとすると、L3+L4>L1,sum>L3となるように、一又は複数の前記捲回体は、前記芯材に挿通されている組立体。
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