JP2017135470A - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の照明器で照明された室内において自然光が入射してミックス光によって撮像対象が照明されている条件においても色かぶりを低減できるようにする。【解決手段】撮像対象を測光して測光結果を得る測光手段と、光源の明暗の変化に基づいて明暗の変化により光量が最大となる第1のタイミングおよび明暗の変化により光量が最小となる第2のタイミングを検出する検出手段と、撮像対象を撮像する撮像タイミングを制御する制御手段とを有し、測光手段は、検出手段が検出した第1のタイミングで測光を行い第1の測光結果を取得し、第2のタイミングで測光を行い第2の測光結果を取得し、制御手段は、第1の測光結果および第2の測光結果に基づいて、撮像タイミングを制御することを特徴とする構成とした。【選択図】図1
Description
本発明は撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、複数の種類の光源下にある撮像対象を撮像した際に生じる所謂色かぶりが軽減された画像を得ることができる撮像装置に関する。
一般に、デジタルスチルカメラ又はデジタルビデオカメラなどのデジタルカメラでは、CCD又はCMOSイメージセンサなどの撮像素子によって撮像対象(被写体)を撮像して得られた画像データに対してホワイトバランス補正を行っている。
ところで、蛍光灯又はLED照明器で照明された室内においては、窓から自然光(太陽光)が入射する場合がある。つまり、室内において被写体は、蛍光灯又はLED照明等の人工光源と自然光などの複数の種類の光源(以下ミックス光)で照明されることがある。ミックス光が撮像対象である被写体を照明している条件下で撮影を行うと、ホワイトバランス補正を行う際に補正ずれが生じて、画像に色かぶりが生じてしまう。
色かぶりを解消するためには、例えば、ホワイトバランス補正をマニュアル設定して撮影を行うか又は撮影の後に画像をレタッチ処理する必要がある。さらには、撮影レンズに専用のフィルタを装着して撮影するようにしてもよい。ところが、上記の手法を用いる場合には、撮影者が余分な操作などを行わなければならず、撮影者を煩わせることになってしまう。
一方、色かぶりを低減した画像を得るため、分光感度の異なる2種類の画素を備える撮像素子を有する撮像装置がある(特許文献1参照)。ここでは、2種類の画素から得られた複数の画像データから蛍光灯と蛍光灯以外の光源との混合比に応じたゲイン量を得る。そして、当該ゲイン量によってホワイトバランス補正を行って色かぶりの少ない画像を得ている。
しかしながら、特許文献1に記載の手法は、室内照明が蛍光灯である場合に特化したものである。近年、室内照明としてLEDを用いた照明が普及しており、当該照明の分光波長特性は蛍光灯と大きく異なる。この結果、特許文献1に記載の手法では、室内照明としてLED照明を用いた場合には、光源の混合比を正確に測定することが困難となって、色かぶりを低減することが困難となる。
また、撮像素子にLED照明に対応した分光感度を有する画素をさらに備えるとなると、撮影に用いる画素の数が減ってしまい、解像度が低下することなる。
本発明の目的は複数の照明器で照明された室内において自然光が入射してミックス光によって撮像対象が照明されている条件においても色かぶりを低減することのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、撮像対象を測光して測光結果を得る測光手段と、光源の明暗の変化に基づいて前記明暗の変化により光量が最大となる第1のタイミングおよび前記明暗の変化により光量が最小となる第2のタイミングを検出する検出手段と、前記撮像対象を撮像する撮像タイミングを制御する制御手段と、を有し、前記測光手段は、前記検出手段が検出した前記第1のタイミングで測光を行い第1の測光結果を取得し、前記第2のタイミングで測光を行い第2の測光結果を取得し、前記制御手段は、前記第1の測光結果および前記第2の測光結果に基づいて、前記撮像タイミングを制御することを特徴とする。
本発明によれば、明暗の変化における光量が最大となる第1のタイミングおよび明暗の変化による光量が最小となる第2のタイミングを検出する。そして、第1のタイミングおよび第2のタイミングで得られた測光結果に基づいて撮像タイミングを制御する。これによって、ミックス光によって撮像対象が照明されている条件においても色かぶりを低減することができる。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。なお、図1に示す機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。したがって、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)1であり、カメラ1はカメラ1を制御するためのマイコン2を有している。マイコン2は、カメラ1の動作を統括的に制御する制御手段であって、内部に制御用のCPU(不図示)およびメモリ(不図示)を備えている。例えば、マイコン2は、後述する撮像部4の出力である画像データに対して所定の画像処理を行う。また、マイコン2は記録媒体8に対する書込みおよび読出しを行うための画像ファイル圧縮および伸長処理を行う。さらに、マイコン5はフリッカ検出部5および測光部6の制御、そして、判定部7の判定結果に応じた撮像部4の制御を行う。
撮影レンズユニット(以下単に光学レンズと呼ぶ)3は複数のレンズ群を有している。撮像部4は、撮像素子にはCCD又はCMOSイメージセンサなどの撮像素子(図示せず)を有し、当該撮像素子は光学レンズ3の光軸上に配置されている。そして、光学レンズ3を介して撮像素子には光学像が結像する。撮像素子は光電変換によって光学像に応じた画像RAWデータを出力する。撮像部4は画像RAWデータをA/D変換してデジタル画像RAWデータとしてマイコン2に送る。
マイコン2は当該デジタル画像RAWデータに対してホワイトバランス補正およびガンマ補正を行い、さらに、JPGなどのファイル圧縮処理を行う。レリーズスイッチ9が半押しされると、マイコン2はフリッカ検出部5に対して光量の周期的な変化であるフリッカの検出命令を送る。フリッカ検出部5は、室内照明に用いられている蛍光灯およびLED照明器具などの人工光源から発生するフリッカ(人工光源の所定周期の光量変化)の有無およびその光量変化周期を検出する。そして、フリッカ検出部5はフリッカ検出結果をマイコン2に出力する。なお、以下の説明では、フリッカが発生する光源をフリッカ光源と称す。
なお、フリッカの有無および光量変化周期の検出方法としては、既知の方法を採用すればよい。例えば、予測されるフリッカの光量変化周期よりも短い蓄積時間で撮像を行い取得した画像を取得する。当該画像にはフリッカに起因する露光ムラ(縞模様)が生じるため、この画像データにおける露光ムラに基づいてフリッカの有無および光量変化周期を検出する。また、レリーズスイッチ9が半押しされると、マイコン2は測光部6に対して、撮像対象の測光(撮像対象領域に係る輝度の測定)を命令するための輝度測定命令を送る。測光部6は測光用センサ(図示せず)によって撮像対象領域を所定のブロック単位に分割して当該ブロック単位毎に測光を行う。そして、測光部6はブロック単位毎の測光結果をマイコン2に出力する。マイコン2はブロック単位毎の測光結果に基づいて撮像対象領域における測光値を求める。
フリッカ検出部5によってフリッカが検出されると、マイコン2はフリッカ光源の光量変化によってフリッカの光量(フリッカ量)が最大となるタイミングおよび最小となるタイミングで測光を行うように制御する。一方、フリッカ検出部5によってフリッカが検出されないと、マイコン2は予め設定されたタイミングで測光を行うように制御する。なお、図示の例では、測光用センサを用いて測光を行うようにしたが、撮像部4の出力を用いて測光を行うようにしてもよい。
撮像対象の被写体を撮像するタイミング(撮像タイミング)を判定する際に、マイコン2はフリッカ検出結果および測光値を判定部7に送る。そして、判定部7はフリッカ検出結果および測光値に基づいて撮像タイミングを判定する。判定部7は撮像タイミングを示す判定結果をマイコン2に出力する。例えば、判定部7は、測光値に現れるフリッカの振幅量を、フリッカ量が最小となるタイミングで測光して得られた測光値を基準として設定する。そして、判定部7は当該基準として設定された振幅量と所定値とを比較する。なお、上記の振幅量は、フリッカ量が最大となるタイミングで測光して得られた測光値とフリッカ量が最小となるタイミングで測光して得られた測光値との差によって求めることができる。
基準として設定された振幅量が所定値より小さい場合には、室内照明である蛍光灯およびLED照明器具などの人工光以外の自然光が多く混在している確率が高い。よって、判定部7は人工光の影響を最も受けにくいフリッカ量が最小となるタイミング(第2のタイミング)を撮像タイミング(つまり、撮像素子の蓄積開始タイミング)と判定する。一方、基準として設定された振幅量が所定値以上である場合には、自然光の混在が少ない。よって、判定部7は人工光を強調して撮像するため、フリッカ量が最大となるタイミング(第1のタイミング)を撮像タイミングと判定する。この結果、フリッカが発生した状況にある場合には、マイコン2はフリッカ量が最大又は最小となるタイミングで蓄積を開始するように撮像部4を制御することになる。
記録媒体8には、マイコン2で得られたJPGなどの圧縮ファイルが記録される。マイコン2は、操作スイッチ(例えば、再生スイッチ:図示せず)が操作されると、記録媒体8に記録済みの圧縮ファイルを読み出す。そして、マイコン2は圧縮ファイルを伸長処理して、画像データに応じた画像を表示部(図示せず)に表示する。
レリーズスイッチ9はマイコン2に接続された撮像動作開始を指示するトリガスイッチである。レリーズスイッチ9は2段階のスイッチであってり、1段目を半押し、2段目を全押しとする。レリーズスイッチ9が半押し状態になると、前述のように、マイコン2はフリッカ検出部5にフリッカ検出命令を送るとともに、測光部6に測光命令を送る。その後、マイコン2は撮像対象に対する焦点調節のため光学レンズ3を制御する。
レリーズスイッチ9が全押し状態になると、マイコン2は撮像対象を撮像するために撮像部4を制御し、撮像対象である被写体の撮像を実行する。そして、撮像の結果得られた圧縮ファイルを記録媒体8に記録する。
図2は、図1に示すカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理はマイコン2の制御下で行われる。
まず、電源スイッチ(図示せず)がオンされると、マイコン2はレリーズスイッチ9が半押しであるか否かを判定する(ステップS201)。レリーズスイッチ9が半押し状態でないと、つまり、オフであると(ステップS201において、NO)、マイコン2は待機する。
レリーズスイッチ9が半押し状態となると(ステップS201において、YES)、マイコン2は、撮像部4における蓄積開始タイミングを判定するためFlagを「0」に初期化する(ステップS202)。続いて、マイコン2はフリッカ検出部5を制御してフリッカ検出を行う(ステップS203)。そして、マイコン2はフリッカ検出部5によって光の明暗変化を示すフリッカが検出されたか否かを判定する(ステップS204)。
フリッカが検出されると(ステップS204において、YES)、マイコン2は測光部6を制御してフリッカ量が最大(Max)となるタイミングで測光を行って測光値Emaxを求める(ステップS205)。続いて、マイコン2は測光部6を制御してフリッカ量が最小(Min)となるタイミングで測光を行って測光値Eminを求める(ステップS206)導出する。
図3はフリッカを伴う人工光および自然光が混在したミックス光が存在する場合の測光部の測光出力を説明するための図である。そして、図3(a)は人工光に対する自然光の割合が高い場合の測光出力を示す図であり、図3(b)は人工光に対する自然光の割合が低い場合の測光出力を示す図である。
図3において、縦軸は測光値(つまり、輝度)を示し、横軸は時間を示す。そして、時間の経過につれてカメラによる測光から撮像動作までのタイミングが示されている。図3(a)においては、時刻Tがフリッカ量が最大となるタイミングであり、時刻Bがフリッカ量が最小となるタイミングである。図2に示すステップS205およびS206においてはそれぞれ時刻TおよびBのタイミングで測光が行われる。そして、タイミングTにおける測光値がEmaxとされ、タイミングBにおける測光値がEminとされる。測光値に現れるフリッカの振幅量をEflとすると、振幅量Ef1は次の式(1)に示すように測光値Emaxと測光値Eminとの差分で表される。
Efl=Emax−Emin (1)
マイコン2の制御下で、判定部7は撮像タイミング(蓄積開始タイミング)を得るため、測光値Eminを基準として設定した基準振幅量Eflが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS207)。なお、上記の基準振幅量Eflは測光値Eminに対する振幅量Eflの比によって求められる。
マイコン2の制御下で、判定部7は撮像タイミング(蓄積開始タイミング)を得るため、測光値Eminを基準として設定した基準振幅量Eflが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS207)。なお、上記の基準振幅量Eflは測光値Eminに対する振幅量Eflの比によって求められる。
基準振幅量Eflが所定値(閾値)より小さい場合には(ステップS207において、NO)、判定部7は撮像タイミングをフリッカ量が最小となるタイミングと判定する。当該判定結果に応じて、マイコン2は蓄積開始タイミング判定用Flagを「1」に設定する(ステップS209)。基準振幅量Eflが所定値より小さい場合には、室内照明である人工光以外の自然光が多く混在する確率が高い。よって、マイコン2は人工光の影響を最も受けにくいタイミング(つまり、フリッカ量が最小となるタイミング)を撮像タイミングとする。さらに、マイコン2は撮像タイミングと同一の輝度となるように測光値をEminとする。
一方、基準振幅量Eflが所定値以上(閾値以上)の場合には(ステップS207において、YES)、判定部7は撮像タイミングをフリッカ量が最大となるタイミングと判定する。当該判定結果に応じて、マイコン2は蓄積開始タイミング判定用Flagを「2」に設定する(ステップS208)。基準振幅量Eflが所定値以上の場合には、自然光の混在が少ないと考えられる。よって、マイコン2は人工光を強調して撮像するため、撮像タイミングをフリッカ量が最大となるタイミングとする。さらに、マイコン2は撮像タイミングと同一の輝度となるように測光値をEmaxとする。
フリッカが検出されないと(ステップS204において、NO)、マイコン2は測光部6を制御して予め設定されたタイミングで測光を行って測光値Enfを求める(ステップS210:通常測光)。
ステップS208、S209、又はS210の処理の後、マイコン2は光学レンズ3を制御して撮像対象である被写体に対する焦点調節を行う(ステップS211)。焦点調節の手法については、既知であるので特に説明はしないが、例えば、撮像素子の出力を用いた所謂コントラスト評価方式の焦点調節又は位相差検出部(図示せず)の出力を用いた所謂位相差評価方式の焦点調節を採用する。
続いて、マイコン2はレリーズスイッチ9が全押し状態であるか否かを判定する(ステップS212)。レリーズスイッチ9が全押し状態でないと(ステップS212において、NO)、マイコン2はステップS201の処理に戻る。一方、レリーズスイッチ9が全押し状態となると(ステップS212において、YES)、マイコン2は蓄積開始タイミング判定用Flagの状態を判定する(ステップS213)。
蓄積開始タイミング判定用Flagが「1」であると、マイコン2はフリッカ量が最小であるか否かを判定する(ステップS214)。フリッカ量が最小でないと(ステップS214において、NO)、マイコン2は待機する。一方、フリッカ量が最小となると(ステップS214において、YES)、マイコン2は撮像タイミングになったとして撮像素子の蓄積(つまり、撮像)を開始する(ステップS216)。ここでは、フリッカ量が最小となるタイミングで撮像部4の蓄積を開始するため、マイコン2は、例えば、図3(a)に示すタイミングBiで撮像を開始する。
蓄積開始タイミング判定用Flagが「2」であると、マイコン2はフリッカ量が最大であるか否かを判定する(ステップS215)。フリッカ量が最大でないと(ステップS215において、NO)、マイコン2は待機する。一方、フリッカ量が最大となると(ステップS215において、YES)、マイコン2は撮像タイミングになったとして撮像素子の蓄積(つまり、撮像)を開始する(ステップS216)。ここでは、フリッカ量が最大となるタイミングで撮像部4の蓄積を開始するため、マイコン2は、例えば、図3(b)に示すタイミングTiで撮像を開始する。なお、マイコン2は、フリッカ量が最大となるタイミングまたは、フリッカ量が最小となるタイミングであるか否かを判定することで、上述したステップS214およびS215を実行する。
蓄積開始タイミング判定用Flagが「0」であると、マイコン2はフリッカ光源下ではないとして所定の撮像タイミングで撮像素子の蓄積(つまり、撮像)を開始する(ステップS216)。
続いて、マイコン2は撮像によって得られた画像データに対してホワイトバランス補正を行う。蓄積開始タイミング判定用Flagが「0」の場合には、マイコン2は光源を自然光としてホワイトバランス補正を行う。蓄積開始タイミング判定用Flagが「1」の場合には、人工光成分の影響を最も受けにくい条件で撮像が行われたので、マイコン2は光源を自然光としてホワイトバランス補正を行う。蓄積開始タイミング判定用Flagが「2」の場合には、人工光成分が支配的であるので、マイコン2は光源を人工光としてホワイトバランス補正を行う。
ホワイトバランス補正の後、マイコン2は画像データに対してガンマ補正を行った後、JPGなどのファイル圧縮処理を行う。そして、マイコン2は圧縮ファイルを記録媒体8に記録して(ステップS217)、撮影動作を終了する。
なお、上述の例では、ホワイトバランス補正を行う際、判定部7で判定された蓄積開始タイミングによって光源を特定して当該光源に応じて補正を行うようにしたが、別の手法を用いるようにしてもよい。例えば、撮像よって得られた画像データに含まれる輝度情報および色情報に応じて光源を推定して、当該推定した光源に応じたホワイトバランスゲインによって補正を行うようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、フリッカを含む人工光源下に撮像対象が位置する場合にフリッカ量が最大値および最小値となるタイミングで測光を行う。そして、測光値に応じて人工光源の支配度を判定して、当該支配度に応じて撮像部による撮像タイミングを制御する。この構成により、人工光源の支配度が高い場合は、フリッカ量が最大となるタイミングで撮像を行うことができるため、人工光が強調され、フリッカの影響を抑制した画像データを取得することができる。また、人工光源の支配度が低い場合は、フリッカ量が最小となるタイミングで撮像を行うことができるため、人工光の影響を抑制しつつ自然光を強調した画像データを取得することができる。これによって、人工光で照明された室内などにおいて自然光が入射してミックス光によって撮像対象が照明されている条件においても、色かぶりを低減した画像データを得ることができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例では、マイコン2および測光部6が測光手段として機能し、マイコン2、フリッカ検出部5、および判定部7が検出手段として機能する。また、マイコン2が、撮像タイミングを制御する制御手段、ホワイトバランス補正を行う補正手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
なお、上記の実施の形態において、フリッカ量が最大となるタイミング、および、フリッカ量が最小となるタイミングとしては、フリッカ量が最大および最小となる点を基準とした所定範囲を含むものとする。当該所定範囲とは、フリッカ量が最大または最小となる点と比較してフリッカ量が大きく変化しないような範囲であって、時間に関わる範囲や光量に関わる範囲である。例えば、フリッカ量が最大または最小となる点を基準として、振幅量Eflに対する±5%以内のフリッカ量の差異範囲を所定範囲とすればよい。
また、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータ(例えば、マイコン2)に実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(例えば、マイコン2のメモリ)に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
2 マイコン
3 光学レンズ
4 撮像部
5 フリッカ検出部
6 測光部
7 判定部
8 記録媒体
9 レリーズスイッチ
3 光学レンズ
4 撮像部
5 フリッカ検出部
6 測光部
7 判定部
8 記録媒体
9 レリーズスイッチ
Claims (10)
- 撮像対象を測光して測光結果を得る測光手段と、
光源の明暗の変化に基づいて前記明暗の変化により光量が最大となる第1のタイミングおよび前記明暗の変化により光量が最小となる第2のタイミングを検出する検出手段と、
前記撮像対象を撮像する撮像タイミングを制御する制御手段と、
を有し、
前記測光手段は、前記検出手段が検出した前記第1のタイミングで測光を行い第1の測光結果を取得し、前記第2のタイミングで測光を行い第2の測光結果を取得し、
前記制御手段は、前記第1の測光結果および前記第2の測光結果に基づいて、前記撮像タイミングを制御することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記第1の測光結果および前記第2の測光結果に基づいて得られる前記明暗の変化における振幅量が所定の閾値以上であると、前記第1のタイミングを前記撮像タイミングとすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記振幅量が前記所定の閾値よりも小さいと、前記第2のタイミングを前記撮像タイミングとすることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記第1の測光結果と前記第2の測光結果との差分を前記振幅量とすることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
- 撮像によって得られた画像に対してホワイトバランス補正を行う補正手段を有し、
前記補正手段は、前記第1のタイミングを前記撮像タイミングとした際、前記光源が人工光であるとして、撮像によって得られた画像に対してホワイトバランス補正を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 撮像によって得られた画像に対してホワイトバランス補正を行う補正手段を有し、
前記補正手段は、前記第2のタイミングを前記撮像タイミングとした場合に、前記光源が自然光であるとして、撮像によって得られた画像に対してホワイトバランス補正を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、前記検出手段によって前記明暗の変化が検出されないと、予め設定されたタイミングを撮像タイミングとすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記検出手段は、前記明暗の変化としてフリッカを検出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 撮像対象を撮像する撮像装置の制御方法であって、
前記撮像対象を測光して測光結果を得る測光ステップと、
光源の明暗の変化に基づいて前記明暗の変化により光量が最大となる第1のタイミングおよび前記明暗の変化により光量が最小となる第2のタイミングを検出する検出ステップと、
前記撮像対象を撮像する撮像タイミングを制御する制御ステップと、
を有し、
前記測光ステップでは、前記検出ステップで検出された前記第1のタイミングで測光を行い第1の測光結果を取得し、前記第2のタイミングで測光を行い第2の測光結果を取得し、
前記制御ステップでは、前記第1の測光結果および前記第2の測光結果に基づいて、前記撮像タイミングを制御することを特徴とする制御方法。 - 撮像対象を撮像する撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
前記撮像装置に備えられたコンピュータに、
前記撮像対象を測光して測光結果を得る測光ステップと、
光源の明暗の変化に基づいて前記明暗の変化により光量が最大となる第1のタイミングおよび前記明暗の変化により光量が最小となる第2のタイミングを検出する検出ステップと、
前記撮像対象を撮像する撮像タイミングを制御する制御ステップと、
を実行させ、
前記測光ステップでは、前記検出ステップで検出された前記第1のタイミングで測光を行い第1の測光結果を取得し、前記第2のタイミングで測光を行い第2の測光結果を取得し、
前記制御ステップでは、前記第1の測光結果および前記第2の測光結果に基づいて、前記撮像タイミングを制御することを特徴とする制御プログラム。
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JP2016011748A JP2017135470A (ja) | 2016-01-25 | 2016-01-25 | 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム |
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