JP2017135447A - 情報配信システム、情報配信方法、及びプログラム - Google Patents

情報配信システム、情報配信方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末に、コンテンツを取得した旨の通知の要否を適切に判断させる。【解決手段】音波出力装置と、情報処理端末とを有する、情報配信システムにおいて、前記音波出力装置は、所定の情報が重畳された指向性を有する音波を生成する生成手段と、生成された前記音波を、出力する出力手段と、を有し、前記情報処理端末は、前記音波を受信する受信手段と、受信した前記音波の周波数から特定される前記情報処理端末の移動方向を基に、前記所定の情報を受信した旨を、前記情報処理端末の利用者に通知するか否かを判断する判断手段と、を有する、情報配信システム。【選択図】図3

Description

本発明は、情報配信システム、情報配信方法、及びプログラムに関する。
店舗等の屋内施設に超音波スピーカ等を設置し、超音波を利用して施設の利用者の情報処理端末(以下、端末)に、様々な情報を配信する情報配信システムの実用化が進められている。
例えば、店舗に設置された超音波スピーカからコンテンツを特定するための識別情報を含む超音波を出力し、超音波を受信した端末が、サーバから受信した識別情報に対応するコンテンツ(商品情報、ポイント還元情報等)を取得することが提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、従来提案されている情報配信システムでは、端末の状況に関わらず、超音波を受信した端末は、コンテンツを取得し、コンテンツを取得した旨を端末の利用者に通知している。このため、超音波スピーカの近傍を通過した端末や、超音波スピーカが設置されている店舗から遠ざかる端末も、コンテンツを取得した旨を端末の利用者に通知している。これらの端末の利用者にとって、取得されたコンテンツは有用でなく、取得した旨の通知は不要である可能性が高い。
本発明は、上記の課題を鑑みてされたものであって、端末に、コンテンツを取得した旨の通知の要否を適切に判断させることを目的とする。
一つの態様によれば、音波出力装置と、情報処理端末とを有する、情報配信システムにおいて、前記音波出力装置は、所定の情報が重畳された指向性を有する音波を生成する生成手段と、生成された前記音波を、出力する出力手段と、を有し、前記情報処理端末は、前記音波を受信する受信手段と、受信した前記音波の周波数から特定される前記情報処理端末の移動方向を基に、前記所定の情報を受信した旨を、前記情報処理端末の利用者に通知するか否かを判断する判断手段と、を有する、情報配信システム、が提供される。
端末に、コンテンツを取得した旨の通知の要否を適切に判断させることができる。
第1の実施形態に係るシステム構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る音波出力装置による音波の出力及び端末の音波の受信の様子の一例を示す図(その1)である。 第1の実施形態に係る音波出力装置による音波の出力及び端末の音波の受信の様子の一例を示す図(その2)である。 第1の実施形態に係る端末の想定受信周波数の算出式を示す図である。 第1の実施形態に係る端末の想定受信周波数と、温度との関係を示す図である。 第1の実施形態に係る端末の移動方向の算出式を示す図である。 第1の実施形態に係る音波の出力と受信のタイミングの一例、及び距離の算出式を示す図である。 第1の実施形態に係る音波出力装置による音波の出力及び端末の音波の受信の様子の一例を示す図(その3)である。 第1の実施形態に係る音波出力装置のハードウェアの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る端末のハードウェアの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る音波出力装置の機能構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る端末の機能構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る端末に記憶されるテーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るフローチャートの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る音波出力装置の方位角の一例を示す図である 第2の実施形態に係る音波出力装置の方位角と識別番号との対応関係の一例を示す図である。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1を用いて、第1の実施形態に係る情報配信システム1について説明する。第1の実施形態に係る情報配信システムは、音波出力装置10、情報処理端末20(以下、端末20)、NTP(Network Time Protocol)サーバ30、無線アクセスポイント40、及びコンテンツサーバ50を有する。
音波出力装置10、NTPサーバ30、無線アクセスポイント40、及びコンテンツサーバ50は、ネットワーク60を介して相互に接続される。ネットワーク60は、例えばインターネット回線である。
情報配信システム1において、端末20は、音波出力装置10から音波を受信し、受信した音波に含まれるコンテンツを取得する。
音波出力装置10は、NTPサーバ30から時刻の情報を取得する。
音波出力装置10は、指向性を有する音波(例えば、超音波)を出力する。音波出力装置10は、音波にコンテンツを重畳して出力する。また、音波出力装置10は、音波の出力時刻を、音波に重畳して出力する。音波出力装置10は、音波出力装置10の識別子を音波に重畳して出力してもよい。
音波出力装置10が、出力する音波は平面波である。図1の例では、音波出力装置10は壁2aに設置され、壁2bの方向に音波を出力する。出力される音波の波面、及び音波の波面の進行方向は、図1で其々「音波の波面3」、及び「音波の波面の進行方向4」で示される。音波出力装置10は、ショッピングモール等の屋内施設の店舗に設置されることが想定されている。
端末20は、スマートフォン、タブレット端末、又はノートPC等により実現される。端末20には、コンテンツを取得すると、コンテンツを取得した旨を端末20の利用者に通知するためのアプリケーションがインストールされている。
端末20は、音波出力装置10により出力された音波を受信し、端末20の移動の方向、及び端末20と音波出力装置10との距離等を基に、コンテンツを取得した旨の通知を端末20の利用者にする必要があるか否かを判断する。判断方法については後述する。
通知が必要と判断された場合、端末20は、端末20の画面にコンテンツを取得した旨を表示する、所定の音を端末20のスピーカから出力させる、端末20のバイブレーション装置を動作させる、又はこれらの組み合わせることにより、端末20の利用者にコンテンツを取得したことを通知する。
音波出力装置10は、音波にコンテンツ自体ではなく、コンテンツを特定する識別情報を重畳してもよい。
この場合、端末20は、音波に重畳されている識別情報を抽出する。次に、端末20は、無線アクセスポイント40及びネットワーク60を介して、コンテンツサーバ50に接続し、コンテンツの取得要求を送信する。コンテンツの取得要求には、抽出された識別情報を含む。
コンテンツサーバ50は、識別情報と、コンテンツとを対応付けて記憶しており、端末20からのコンテンツの取得要求に応じて、端末20にコンテンツを送信する。
コンテンツとは、例えば、音波出力装置10が設置されている店舗の広告、クーポン、来店ポイント、又はこれらの組み合わせ等である。
音波にコンテンツ自体を重畳して出力する場合、音波に重畳可能なコンテンツの容量に制約があるものの、コンテンツサーバ50からコンテンツを取得する必要がないため、取得されたコンテンツを端末20に、タイムリーに表示させることが可能である。一方、コンテンツサーバ50からコンテンツを取得する場合には、音波に重畳する場合よりも容量の大きいコンテンツを表示させることができる。いずれのコンテンツの配信方法を用いるかは、コンテンツの配信元である店舗等により決定される。
以下では、音波にコンテンツが重畳されている例を中心に説明するが、コンテンツサーバ50からコンテンツを取得する場合も同様の手順により実現可能である。
<通知の要否判断:その1>
図2は、店舗(店舗A、店舗B、店舗C)に設置された音波出力装置10(10A、10B、10C)から指向性を有する音波が出力され、端末20(20A、20B、20C)に受信される様子を表している。また、図2では、端末20の各々が移動の軌跡(5A、5B、5C)に従って移動する様子を表している。
各店舗に設置された音波出力装置10は、各店舗が提供するコンテンツを音波に重畳して出力している。
端末20Aは、店舗Cの方向に移動しており、店舗Cに来店する可能性が高い。端末20Aの利用者に、店舗Cの提供するコンテンツは、有用であると想定される。このため、端末20Aは、店舗Cの提供するコンテンツを取得したことを端末20Aの利用者に通知するように動作することが好ましい。
一方、端末20Bは、通路を通過しているだけであり、各店舗の提供するコンテンツは、端末20Bの利用者にとって不要であると想定される。このため、端末20Bは、各店舗の提供するコンテンツを取得したことを端末20Bの利用者に通知しないように動作することが好ましい。同様に、端末20Cは、店舗Aから遠ざかる方向に移動しており、店舗Aに来店する可能性が低い。端末20Cの利用者に、店舗Aの提供するコンテンツは、不要であると想定される。このため、端末20Cは、店舗Aの提供するコンテンツを取得したことを端末20Cの利用者に通知しないように動作することが好ましい。
図3及び図4を用いて、端末20のコンテンツの要否の判断方法について説明する。
図3の(A)は、店舗に設置された音波出力装置10から指向性を有する音波が出力され、端末20(20A、20B、20C)が移動している様子を示している。具体的には、端末20Aが音波出力装置10に近づき、端末20Bが音波出力装置10から等距離で移動し、端末20Cが音波出力装置10から遠ざかっている様子を示している。
端末20Aの移動速度はVaで表され、移動方向はΔaで表される。同様に、端末20Bの移動速度はVbで表され、移動方向はΔbで表される。端末20Cの移動速度は、Vcで表され、移動方向はΔcで表される。
移動方向(Δa、Δb、Δc)は、図3の(B)に示す角度に従って特定される。音波出力装置10から音波が出力される面と平行な向き、つまり、音波の波面の方向の角度をゼロとし、時計回りに0〜2πまでの角度が特定される。
ここで、移動方向(Δa、Δb、Δc)は、端末20の移動方向と音波出力装置10との相対角度である。
図4は、各端末20が受信すると想定される周波数(以下、想定受信周波数)の算出式を示している。音波出力装置10は、固定され、各端末20は移動しているため、ドップラー効果を考慮すると、端末20の想定受信周波数は図4の式(A)乃至式(C)で表される。ここで、Fは音波出力装置10から出力される音波の周波数(以下、出力周波数)であり、Vは音速である。音速Vは、図4の式(D)により表される。なお、tは温度である。
端末20Aの想定受信周波数Fa'は、Sin(Δa)が正の値であるため、出力周波数Fよりも高くなる。このため、測定された受信周波数Faが、出力周波数Fより高い場合、端末20Aは、端末20Aが音波出力装置10に近づく方向、つまり、音波出力装置10の設置されている店舗の方向に近づいていると認識し、店舗の提供するコンテンツが端末20Aの利用者に有用であると判断する。
一方、端末20Bの想定受信周波数Fb'は、Sin(Δb)が0であるため、想定受信周波数Fb'=出力周波数Fとなる。このため、測定された受信周波数Fbが、出力周波数Fと同じ場合、端末20Bは、端末20Bが音波出力装置10の設置されている店舗に近づいていないと認識し、店舗の提供するコンテンツが端末20Bの利用者に有用でないと判断する。
また、端末20Cの想定受信周波数Fc'は、Sin(Δc)が負の値であるため、出力Fよりも低くなる。このため、測定された受信周波数Fcが、出力周波数Fより低い場合、端末20Cは、端末20Cが音波出力装置10の設置されている店舗から遠ざかっていると認識し、端末20Cは、店舗の提供するコンテンツが端末20Cの利用者に有用でないと判断する。
端末20は、音波出力装置10の出力する音波の出力周波数Fを予め記憶している。又は、音波出力装置10は、出力周波数Fを特定する情報を音波に重畳して出力し、端末20は、受信した音波から出力周波数Fを特定する情報を取得する。
測定される受信周波数が、出力周波数Fより高い場合、端末20は、音波出力装置10の設置されている店舗に近づいていることを認識し、店舗の提供するコンテンツが端末20の利用者に有用と判断する。端末20は、コンテンツを取得したことを端末20の利用者に通知する。
一方、測定される受信周波数が、出力周波数Fと同じ又はFより低い場合、端末20は、音波出力装置10の設置されている店舗に近づいていないことを認識し、店舗の提供するコンテンツが端末20の利用者に有用でないと判断する。端末20は、コンテンツを取得したことを端末20の利用者に通知しない。
上述したように、端末20は、音波出力装置10により出力される音波の受信周波数を測定し、移動方向を判断することが可能であるため、端末20の利用者に不要なコンテンツを端末20の利用者に通知することを避けることができる。その結果、端末20のアプリケーションの有用性を高めることが可能となる。また、受信周波数を測定するという簡易な処理であるため、端末20の処理負荷を抑えることが可能である。
図5に、図4の式(A)乃至式(D)から求められる端末20A、端末20B、及び端末20Cが受信する想定受信周波数と温度との関係を示す。
ここで、算出の前提となる音波出力装置10から出力される音波の周波数F=1,800Hzであり、各端末20の移動速度及び移動方向は以下の通りである。
端末20A 移動速度Va=1.2m/sec.、移動方向Δa=π/4 rad、
端末20B 移動速度Vb=1.0m/sec.、移動方向Δb=π rad、
端末20C 移動速度Vc=1.4m/sec.、移動方向Δc=7π/6 rad。
図5の表では、温度が18℃から28℃の場合の端末20A、端末20B、及び端末20Cの受信周波数を示している。温度による影響は軽微であり、端末20Aの受信周波数Faは1804Hz程度、端末20Bの受信周波数Fbは1800Hz、端末20Cの受信周波数Fcは、1796Hz程度となることが分かる。
<通知の要否判断:その2>
上述した実施形態では、端末20は、測定される受信周波数から、近づく、遠ざかるといった大まかな移動方向を特定し、コンテンツを取得したことの通知の要否を判断していた。第1の実施形態に係る端末20は、自らの移動速度を認識可能であるため、端末20は、測定される受信周波数と移動速度とから正確な移動方向(音波出力装置10と端末20の移動方向との相対角度)を特定し、通知の要否を判断してもよい。
上述したように、受信周波数Faは、図4の式(A)で表される。このため、移動方向Δaは図6の式(A)で表される。
ここで、受信周波数Faは、端末20が受信する音波の周波数を測定することで特定可能であり、移動速度Vaは、端末20が測定可能であり、音速Vは温度から特定可能な値である。
例えば、以下の条件の場合、移動方向Δa=π/4(rad)となる。
(条件)
受信周波数Fa=1804.44Hz、移動速度Va=1,2m/sec.、音速V=343.5m/sec.(温度20度)。
例えば、端末20は、正確な移動方向を特定した結果、移動方向が所定の方向範囲の場合、例えばπ/4(rad)〜3π/4(rad)の場合、通知が必要と判断してもよい。
<コンテンツの取得要否の判断:その3>
上述した実施形態では、端末20の移動方向から、コンテンツを取得したことの通知をするか否かの判断を行っていたが、端末20は、移動方向に加えて、端末20の音波出力装置10からの距離を基に、通知の要否を判断してもよい。
図7は、音波出力装置10の音波の出力タイミングと、端末20の音波の受信タイミングとを示す図である。
図7では、音波出力装置10は、5秒周期で音波B1〜B4を出力しているが、音波は任意のタイミングで出力可能である。また、音波出力装置10は、音波の出力期間を任意の期間(例えば1秒等)に設定可能である。出力される音波には、出力時刻が重畳されている。音波出力装置10は、NTPサーバ30から時刻情報を取得し、出力される音波に出力時刻を重畳する。
端末20は、音波B1〜B4を受信する。端末20は、音波を受信した時刻と、音波が出力された時刻の差ΔTnを算出する。ここで、端末20は、受信した音波に重畳されている出力時刻から、音波が出力された時刻を特定する。なお、nはn回目に受信した音波であることを示している。出力される音波は、ビーコン信号と呼ばれてもよい。
n回目の音波を受信したときの端末20と音波出力装置10との距離Dnは図7の式(A)から算出される。ここでVは、音波の速度である。
距離Dnが所定の範囲内(例えば、10m以内)でかつ、音波出力装置10に対して所定の移動方向で移動している場合に、端末20は、通知が必要と判断してもよい。
移動方向と、端末20の音波出力装置10からの距離とを基に、端末20が、通知の要否を判断する方法を、図8を用いて説明する。
図8の(A)では、音波出力装置10(10A、10B、10C)からの距離が距離Lより短いエリア#1と、距離L以上のエリア#2が設けられている。端末20は、エリア#1に存在し、かつ移動方向が、方向範囲Mの範囲内で移動している場合、コンテンツを取得したことを端末20の利用者に通知する。また、端末20は、エリア#2に存在し、かつ移動方向が、方向範囲Nの範囲内に移動している場合、コンテンツを取得したことを端末20の利用者に通知する。ここで、方向範囲Mと方向範囲Nとは π/2(rad)を含み、方向範囲Nは、方向範囲Mよりも大きい。
例えば、図8の(B)に示すように方向範囲Mは、π/4〜3π/4(rad)であり、図8の(C)に示すように方向範囲Nは、0〜πとしてもよい。音波出力装置10からの距離が近い端末20、つまり、エリア#2に存在する端末20は、店舗に来訪する可能性が高いため、方向範囲Nを大きくし、端末20が通知をする必要があると判断し易くする。一方、音波出力装置10からの距離が遠い端末20、つまり、エリア#1に存在する端末20は、店舗に来訪する可能性が低いため、方向範囲Mを小さくし、端末20が通知をする必要があると判断し難くする。
なお、距離Lと方向範囲との関係は、端末20に記憶されている。
<ハードウェア構成>
図9を用いて、端末20のハードウェア構成について説明する。
端末20は、CPU201、ROM202、RAM203、記憶装置204、入力装置205、通信I/F206、ディスプレイ(画面)207、スピーカ制御装置208A、スピーカ208B、及びバイブレーション装置209を備える。端末20のハードウェアの各構成要素は、バスBを介して相互に接続される。
記憶装置204は各種プログラムを記憶する。CPU201は、記憶装置204に記憶された各種プログラムを実行するコンピュータである。
ROM202は不揮発性メモリである。ROM202は、記憶装置204に記憶された各種プログラムをCPU201が実行するために必要な各種プログラムやデータ等を記憶する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。RAM203は、各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される作業領域として機能する。
入力装置205は、端末20に対する各種指示の入力を受け付ける装置である。入力装置205は、ディスプレイ207と一体となったタッチ反応ディスプレイ(タッチパネル)とすることができる。
ディスプレイ207、スピーカ208B、及びバイブレーション装置209は、端末20で処理された処理結果を出力する出力装置である。
ディスプレイ207はCPU201からの指示に基づいて、画面に各種情報を表示する。
スピーカ制御装置208AはCPU201からの指示に基づいて、スピーカを振動させるための信号を発生し、スピーカ208Bに送信する。スピーカ208Bは信号を受信し、所定の音を出力する。
バイブレーション装置209は、CPU201からの指示に基づいて、所定のパターンで振動する。
通信I/F206は、無線アクセスポイント40を介してネットワーク60に接続されているサーバ等との通信を行う。
CPU201が、記憶装置204等に格納されているプログラムを実行することにより、端末20の各機能を実現することができる。
図10を用いて、音波出力装置10のハードウェア構成について説明する。
音波出力装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、ストレージ装置104、入力装置105、表示装置106、通信I/F(Interface)107、音波出力スピーカ制御装置108A、音波出力スピーカ108Bを有する。音波出力装置10のハードウェアの各構成要素は、バスBを介して相互に接続される。
CPU101は、ROM102やストレージ装置104等のメモリからプログラムやデータをRAM103上に読み出し、処理を実行することで、音波出力装置10の制御や機能を実現する演算装置である。ROM102は、音波出力装置10の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS(Operating System)の設定、及び各種設定等のプログラムやデータが格納されている。RAM103は、プログラムやデータを一時保持する揮発性のメモリである。ストレージ装置104は、プログラムやデータを格納している大容量の記憶装置である。
入力装置105は、例えばキーボードやマウス等であり、ユーザが各種操作信号を入力するのに用いられる。表示装置106は、例えばディスプレイ等であり、音波出力装置10による処理結果を表示する。
通信I/F107は、音波出力装置10をネットワーク60に接続するためのインタフェースである。
音波出力スピーカ制御装置108Aは、CPU101からの指示を受けて、音波出力スピーカ108Bを振動させる信号を発生し、音波出力スピーカ108Bに送信する。
音波出力スピーカ108Bは、音波出力スピーカ制御装置108Aから受信した信号に従って、振動し音波を発生させる。
CPU101が、ROM102等に格納されているプログラムを実行することにより、音波出力装置10の各機能を実現することができる。
<機能構成>
図11は、第1の実施形態に係る音波出力装置10の機能構成について説明する。
音波出力装置10は、出力手段110、音波生成手段120、コンテンツ管理手段130、及び時刻管理手段140を有する。
出力手段110は、音波生成手段120により生成された音波を出力する。
音波生成手段120は、コンテンツ管理手段130から音波に重畳するコンテンツを取得する。音波生成手段120は、時刻管理手段140から時刻の情報を取得する。音波生成手段120は取得したコンテンツ、音波が出力される時刻、及び音波出力装置10の識別子が重畳された音波を生成する。生成される音波は指向性を有する音波、例えば、超音波である。
コンテンツ管理手段130は、音波に重畳させるコンテンツを管理する。端末20がコンテンツをコンテンツサーバ50から取得する場合、コンテンツ管理手段130は、コンテンツを特定するための識別情報を管理し、識別情報が音波に重畳される。
時刻管理手段140は、NTPサーバ30から時刻の情報を取得し、時刻の情報を記憶する。また、時刻管理手段140は、NTPサーバ30から取得した時刻の情報を基に、音波出力装置10の管理している時刻の情報を調整する。
図12は、第1の実施形態に係る端末20の機能構成の一例について説明する。
端末20は、通信手段210、時刻管理手段220、速度計測手段230、通知手段240、情報管理手段250、判断手段260、及び集音手段270を有する。
通信手段210は、無線アクセスポイントを介して外部の装置とデータの送受信を行う。通信手段210は、無線アクセスポイント40を介して、NTPサーバ30に接続し、時刻の情報を取得する。
時刻管理手段220は、通信手段210がNTPサーバ30を介して取得した時刻の情報を記憶する。また、時刻管理手段220は、NTPサーバ30から取得した時刻の情報を基に、音波出力装置10の管理している時刻の情報を調整する。
時刻管理手段220は、集音手段270から音波の受信タイミングの通知を受信し、受信タイミングに対応する時刻を音波の受信時刻として記憶する。
速度計測手段230は、端末20の移動速度を測定する。
通知手段240は、判断手段260の指示を受けて端末20の利用者にコンテンツを取得した旨を通知するために、ディスプレイ207、スピーカ208B、及びバイブレーション装置209を制御する。例えば、通知手段240は、ディスプレイ207に文字、及び絵柄等によりコンテンツを取得した旨を表示させる、端末20のスピーカ208Bから所定の音を出力させる、端末20のバイブレーション装置209を動作させる、又はこれらの組み合わせにより、コンテンツを取得したことを、端末20の利用者に通知する。
情報管理手段250は、周波数管理テーブル251、及び距離・方向範囲管理テーブル252を含む。周波数管理テーブル251には、音波出力装置10の識別子と、音波出力装置10の出力周波数Fとが対応付けられて記憶される。図13の(A)に周波数管理テーブル251の一例を示す。
距離・方向範囲管理テーブル252は、音波出力装置10からの距離と、通知が必要と判断される方向範囲とが対応付けられて記憶される。図13の(B)に距離・方向範囲管理テーブル252の一例を示す。
例えば、図13の(B)の距離・方向範囲管理テーブル252では、識別子#1の音波出力装置10からの距離Lが5m以下のときには、端末20の移動方向が、方向範囲が0〜πに含まれる場合、通知が必要と判断される。また、識別子#1の音波出力装置10からの距離Lが5mより遠いときには、端末20の移動方向が、方向範囲がπ/4〜3π/4(rad)に含まれる場合、通知が必要と判断される。
図13の(B)の距離・方向範囲管理テーブル252では、距離と方向範囲との関係が2段階に設定される場合の例を示したが、段階の数は1〜N(Nは自然数)の範囲で設定可能である。
判断手段260は、コンテンツを取得した旨の端末20の利用者への通知の要否を判断する。判断手段260は、周波数測定手段261、移動方向算出手段262、及び距離算出手段263を含む。
周波数測定手段261は、音波の受信周波数を測定する。移動方向算出手段262は、端末20の移動方向を算出する。
移動方向算出手段262は、例えば、図6の式(A)を用いて端末20の移動方向を算出する。この際に、移動方向算出手段262は、周波数測定手段261により測定された受信した音波の周波数と、周波数管理テーブル251で管理している音波出力装置10の出力周波数Fとを用いる。
距離算出手段263は、受信した音波から音波の出力時刻を特定し、出力時刻と、端末20による受信時刻とから、端末20と音波出力装置10との距離を算出する。
判断手段260は、測定された音波の受信周波数を基に、通知の要否を判断してもよい。具体的には、判断手段260は、周波数管理テーブル251から取得した音波出力装置10の出力周波数Fと、受信周波数とを比較し、受信周波数が出力周波数Fより高い場合は、通知が必要と判断し、受信周波数が出力周波数F以下の場合は、通知が不要と判断してもよい。判断手段260は、算出された移動方向を基に、通知の要否を判断してもよい。
判断手段260は、受信周波数と、算出された距離との組み合わせから、通知の要否を判断してもよい。例えば、判断手段260は、受信周波数が出力周波数Fより高く、かつ、距離が所定の距離以下の場合(例えば、10m以下)に、通知が必要と判断してもよい。また、判断手段260は、受信周波数が出力周波数F以下の場合であっても、距離が所定の距離以下の場合(例えば、3m以下)には、通知が必要と判断してもよい。
判断手段260は、算出された移動方向と、算出された距離との組み合わせから、通知の要否を判断してもよい。
具体的には、判断手段260は、距離・方向範囲管理テーブル252を参照し、距離・方向範囲管理テーブル252の設定値と、算出された移動方向と、算出された距離とを基に、通知の要否を判断する。
例えば、端末20が音波出力装置10(識別子#1)から音波を受信したときに、距離・方向範囲管理テーブル252に図13の(B)の設定値が設定されている場合について説明する。算出された距離が8(m)で、移動方向がπ/2(rad)の場合、判断手段260は、距離に対応する方向範囲の範囲内(L>5、π/4〜3π/4)であるため、通知が必要と判断する。一方、算出された距離が4(m)で、移動方向が5π/4(rad)の場合、判断手段260は、距離に対応する方向範囲(L≦5、0〜π)に含まれないため、通知が不要と判断する。
判断手段260は、通知が必要と判断した場合、通知手段240にコンテンツの取得をした旨の通知をすることを指示する。
集音手段270は、音波を受信し、受信した音波をデジタルデータに変換する。また、集音手段270は、受信した音波を判断手段260に通知する。集音手段270は、時刻管理手段220に音波の受信タイミングを通知する。
なお、コンテンツサーバ50からコンテンツを取得する場合には、判断手段260は、通信手段210にコンテンツサーバ50からコンテンツを取得することを指示する。通信手段210は、コンテンツを特定するための識別情報を含むコンテンツ取得要求を、コンテンツサーバ50に送信し、コンテンツを取得する。
<動作手順>
(1)動作シーケンス
図14を用いて、第1の実施形態に係る動作シーケンスを説明する。
ステップS1401で、音波出力装置10は、指向性を有する音波を出力する。音波には、コンテンツ、音波出力装置10の識別子、及び音波の出力時刻を含む。端末20の集音手段270は、音波を受信する。
ステップS1402で、集音手段270は、受信した音波をデジタルデータに変換する処理を実行する。
ステップS1403で、集音手段270は、音波が変換されたデジタルデータを判断手段260に通知する。また、集音手段270は、デジタルデータに加えて、受信した音波を、判断手段260に通知する。
ステップS1404で、判断手段260は、受信した音波の周波数を基に特定される移動方向を基に、コンテンツを取得した旨を端末20の利用者に通知するか否かを判断する。
利用者に通知する必要があると判断された場合、ステップS1405で、判断手段260は、通知手段240に、コンテンツを取得した旨を利用者に通知することを指示する。
ステップS1406で、通知手段240は、ディスプレイ207、スピーカ208B、バイブレーション装置209、又はこれらの組み合わせを動作させることにより、端末20の利用者にコンテンツを取得したことを通知する。
(2)フローチャート
図15を用いて、第1の実施形態に係る判断手段260における判断処理のフローを説明する。
ステップS1501で、判断手段260は、集音手段270から、受信した音波と、音波が変換されたデジタルデータとを取得する。
ステップS1502で、判断手段260の周波数測定手段261は、音波の受信周波数を測定する。
ステップS1503で、判断手段260の移動方向算出手段262は、速度計測手段230から、端末20の移動速度を取得する。また、周波数測定手段261から測定された受信周波数を取得する。移動方向算出手段262は、取得した移動速度と、受信周波数とから移動方向を算出する。
ステップS1504で、判断手段260の距離算出手段263は、音波の出力時刻と、音波の受信時刻とから、端末20と音波出力装置10との距離を算出する。なお、音波の受信時刻は、時刻管理手段220から取得される。
ステップS1505で、判断手段260は、算出された移動方向、算出された距離、及び距離・方向範囲管理テーブル252の設定値を基に、コンテンツを取得した旨を端末20の利用者に通知するか否かを判断する。
通知すると判断された場合(ステップS1505 Yes)、ステップS1506に進む。一方、通知しないと判断された場合(ステップS1505 No)、処理を終了する。
ステップS1506で、判断手段260は、通知手段240に、コンテンツを取得した旨を利用者に通知することを指示する。
[第2の実施形態]
次に第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と重複する部分の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
<概要>
第1の実施形態では、音波出力装置10と端末20との相対角度を基に、端末20が音波に重畳されたコンテンツを取得したことを端末20の利用者に通知するか否かを判断することを特徴としていた。第2の実施形態では、音波出力装置10が、音波出力装置10の方位角を特定する情報を音波に重畳させて出力する。端末20は、音波を受信すると、第1の実施形態と同様の手順により移動方向を算出すると共に、受信した方位角を特定する情報と、算出した移動方向とを基に、端末20の移動方向の方位角を特定する。
例えば、音波出力装置10は、方位角を特定する情報として図16の(A)の方位角δを音波に重畳して出力する。図16の(A)の例では、音波出力装置10の音波を出力する面と北(0度)との差が方位角となる。具体的には、南北方向を示す線161と音波を出力する面を延長した線162(図12の点線)との間が方位角となる。なお、音波の波面の進行方向と、北(0度)との差を音波出力装置10の方位角として通知してもよい。
端末20における端末20の移動方向の方位角の特定方法について、図16の(B)を用いて説明する。
端末20は、音波出力装置の音波を出力する面の角度の方位角δを含む音波を受信する。
端末20は、音波の受信周波数から、端末20の移動方向と音波出力装置との相対角度を算出する。相対角度の算出方法については、第1の実施形態で説明した通りである。ここでは、相対角度が90度(π/2)と算出されたものとする。
端末20は、受信した方位角δと、算出した相対角度90度とから、端末20の移動方向の方位角を「δ+90度」と算出する。
なお、方位角δの値と識別番号との対応関係を予め、音波出力装置10と、端末20とに記憶させてもよい。図17に、δの値と識別番号との対応関係の一例を示す。この場合、音波出力装置10は、識別番号を音波に重畳して出力する。端末20は、識別番号から、音波出力装置10の方位角δの値を特定すると共に、算出した移動方向を用いて、端末20の移動方向の方位角を特定する。
端末20は、特定された移動方向の方位角を、端末20にインストールされている地図アプリケーション(ナビゲーションアプリケーション)等と連携させることにより、端末20の利用者に、端末20の移動方向を認識させることができる。
<機能構成>
音波出力装置10の音波生成手段120は、音波出力装置10の方位角を特定する情報が重畳された音波を生成する。
また、識別番号を用いて音波出力装置10の方位角を特定させる場合には、音波生成手段120は、識別番号と方位角との関係を記憶し、生成する音波に識別番号を重畳する。例えば、図17に示す識別番号と方位角との関係が、音波生成手段120に記憶される。
端末20の移動方向算出手段262は、受信した音波に含まれる方位角を特定する情報から音波出力装置10の方位角を特定する。移動方向算出手段262は、音波出力装置10の方位角と、端末20の移動方向とから、端末20の移動方向の方位角を特定する。
移動方向算出手段262は、特定した端末20の移動方向の方位角を地図アプリケーションに通知する。なお、方位角を特定する情報が、識別番号の場合、情報管理手段250は、識別番号と方位角との対応関係を、方位角管理テーブルとして記憶する。移動方向算出手段262は、方位角管理テーブルを参照し、音波出力装置10の方位角を特定する。
例えば、図17に示す識別番号と方位角との関係が方位角管理テーブルに記憶される。
[その他]
コンテンツ、及びコンテンツの識別情報は、所定の情報の一例である。音波生成手段120は、生成手段の一例である。集音手段270は、受信手段の一例である。
音波出力装置10は複数のハードウェアにより実現されてもよい。例えば、出力手段110を有するスピーカと、音波生成手段120、コンテンツ管理手段130、及び時刻管理手段140を有するコンピュータとを相互に接続することにより実現されてもよい。
上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、コンピュータ装置に供給してもよい。そして、コンピュータ装置が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、上述の実施形態が、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は、いずれかの実施の形態を構成することになる。ここで、記憶媒体は、記録媒体または非一時的な記憶媒体である。
また、コンピュータ装置が読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に従って、コンピュータ装置上で動作しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部または全部を行ってもよい。さらに、その処理によって前述した実施形態の機能が実現されてもよいことは言うまでもない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 音波出力装置
20 情報処理端末(端末)
30 NTPサーバ
40 無線アクセスポイント
50 コンテンツサーバ
60 ネットワーク
110 出力手段
120 音波生成手段
130 コンテンツ管理手段
140 時刻管理手段
210 通信手段
220 時刻管理手段
230 速度計測手段
240 通知手段
250 情報管理手段
251 周波数管理テーブル
252 距離・方向範囲管理テーブル
260 判断手段
261 周波数測定手段
262 移動方向算出手段
263 距離算出手段
270 集音手段
特許第5429826号

Claims (9)

  1. 音波出力装置と、情報処理端末とを有する、情報配信システムにおいて、
    前記音波出力装置は、
    所定の情報が重畳された指向性を有する音波を生成する生成手段と、
    生成された前記音波を、出力する出力手段と、を有し、
    前記情報処理端末は、
    前記音波を受信する受信手段と、
    受信した前記音波の周波数から特定される前記情報処理端末の移動方向を基に、前記所定の情報を受信した旨を、前記情報処理端末の利用者に通知するか否かを判断する判断手段と、を有する、情報配信システム。
  2. 前記判断手段は、
    受信した前記音波の周波数が、前記音波出力装置の出力した周波数より高い場合、前記情報処理端末が、前記音波出力装置に近づいていると認識し、前記所定の情報を受信した旨を、前記利用者に通知すると判断する、請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記判断手段は、
    受信した前記音波の周波数が、前記音波出力装置の出力した周波数以下の場合、前記情報処理端末が、前記音波出力装置に近づいてないと認識し、前記所定の情報を受信した旨を、前記利用者に通知しないと判断する、請求項1に記載の情報配信システム。
  4. 前記情報処理端末は、受信した前記音波の周波数と、前記情報処理端末の移動速度とから、前記移動方向を算出する移動方向算出手段を有し、
    前記判断手段は、算出された前記移動方向が、所定の方向範囲に含まれる場合、前記所定の情報を受信した旨を、前記利用者に通知すると判断する、請求項1に記載の情報配信システム。
  5. 前記生成手段は、
    前記音波出力装置の前記音波を出力する面の方位角を特定する情報が重畳された音波を生成し、
    前記移動方向算出手段は、
    受信した前記音波の周波数と、前記情報処理端末の移動速度とから、前記音波出力装置と、前記情報処理端末との間の相対角度である前記移動方向を算出し、
    受信した前記音波から前記音波を出力する面の前記方位角を特定し、
    前記音波を出力する面の前記方位角と、前記相対角度である前記移動方向とから、前記情報処理端末の移動方向の方位角を算出する、請求項4に記載の情報配信システム。
  6. 前記生成手段は、出力時刻が重畳された音波を生成し、
    前記情報処理端末は、前記音波出力装置と、前記情報処理端末との距離を、前記音波の前記出力時刻及び受信時刻から算出する距離算出手段を有し、
    前記判断手段は、前記移動方向と、算出された前記距離とを基に、前記所定の情報を受信した旨を、前記利用者に通知するか否かを判断する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報配信システム。
  7. 前記判断手段は、
    算出された前記距離が所定の距離以下のときに、算出された前記移動方向が、第1の方向範囲に含まれる場合、前記所定の情報を受信した旨を、前記利用者に通知すると判断し、
    算出された前記距離が前記所定の距離より長いときに、算出された前記移動方向が、第2の方向範囲に含まれる場合、前記所定の情報を受信した旨を、前記利用者に通知すると判断し、
    前記第1の方向範囲は、前記第2の方向範囲よりも大きい、請求項6に記載の情報配信システム。
  8. 音波出力装置が、所定の情報が重畳された指向性を有する音波を生成するステップと、
    前記音波出力装置から、生成された前記音波を、出力するステップと、
    情報処理端末で、前記音波を受信する受信手段と、
    前記情報処理端末が、受信した前記音波の周波数から特定される前記情報処理端末の移動方向を基に、前記所定の情報を受信した旨を、前記情報処理端末の利用者に通知するか否かを判断するステップと、を有する、情報配信方法。
  9. 所定の情報が重畳された指向性を有する音波を受信するステップと、
    受信した前記音波の周波数から特定される情報処理端末の移動方向を基に、前記所定の情報を受信した旨を、前記情報処理端末の利用者に通知するか否かを判断するステップとを、情報処理端末に実行させるプログラム。
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