JP2017134184A - 学習者と教材の継続評価機能をする学習支援システム - Google Patents

学習者と教材の継続評価機能をする学習支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017134184A
JP2017134184A JP2016012886A JP2016012886A JP2017134184A JP 2017134184 A JP2017134184 A JP 2017134184A JP 2016012886 A JP2016012886 A JP 2016012886A JP 2016012886 A JP2016012886 A JP 2016012886A JP 2017134184 A JP2017134184 A JP 2017134184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
learning
learner
analysis
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016012886A
Other languages
English (en)
Inventor
雄歩 伊東
Yuho Ito
雄歩 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Walker Co Ltd
Original Assignee
Walker Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Walker Co Ltd filed Critical Walker Co Ltd
Priority to JP2016012886A priority Critical patent/JP2017134184A/ja
Publication of JP2017134184A publication Critical patent/JP2017134184A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】陳腐化したまたは誤りを含む教材が存在する可能性、問題の難易度や特性および学習者の特性によって記憶定着の難易度が異なる可能性を評価し高効率で実態に沿った学習支援を実現する学習支援システムの提供する。【解決手段】問題情報310には問題文と正解情報と達成目標値が含まれており、学習履歴情報400には問題情報識別子311と学習者識別子210と成績情報420が含まれており、解析部104が学習履歴情報に基いて学習者の学力レベル確率分布711と問題の難易度レベル確率分布721を機械学習アルゴリズムによって継続的に推定し記録する手段712および、学習者の学力レベル確率分布と問題の難易度レベル確率分布および学習履歴情報を利用して、学習者が学習後の時間軸において学習済みの問題情報に関する記憶をどの程度失っているかを示す忘却関数を算出し記録する手段715と、を有することを特徴とする学習支援システム。【選択図】図7

Description

本発明は、ユーザの記憶定着のために情報を記録または取得し、スケジュールに従った反復学習を支援する方法、システムに関する。
近年、学習を目的としたコンテンツ配信サービスとして、人間の忘却リズムに従って復習を促すソフトウェアが公開されている。これらのソフトウェアによってユーザは従来単語帳などを用いて行ってきた暗記作業をより効率的に実施できるようになった。特許文献1は学習者の目標や忘却の度合いに応じて適切な学習コンテンツを提示する方法に関するものである。
特開2007ー233324
しかしこれらソフトウェアの多くは英単語など特定分野に特化しており、その目的もTOEICや大学受験など領域が限られている。そのためユーザは目的に応じてソフトウェアを使い分けなければならず、過去の学習履歴の追跡や、過去の学習を前提とした記憶状況の把握が困難になってしまっている。
また、そうしたソフトウェアの多くは覚えるべき学習コンテンツの記憶難易度による忘却速度の違いに関しては考慮しておらず、特許文献0001のように問題に対して難易度が設定される場合においても、難易度情報や忘却速度は管理者によって事前に与えられるものとしている。
これは、時代の変化に伴った学習コンテンツの意味合いの変化や、ユーザの個性・能力・興味に記憶難易度の差異を考慮しない状態を意味する。例えば、「Be Ambitious」という文章が歌詞中に含まれた楽曲が流行した時期と、それ以前を比較した際、英単語「Ambitious」の記憶難易度は異なる可能性があり、その影響は音楽への興味関心の度合いによって左右されうるが、これを算出する学習支援システムは存在していない。
このような課題の結果として学習者は自分の特性や目標に沿って最適な学習スケジュールを把握することが出来ず、ある程度の非効率を我慢しなければならない。また学習コンテンツに実際に設定された記憶難易度が実態と大きく離れており、学習者にとって非効率的なスケジュールが学習者に提示されてしまいっている可能性がある。また場合によって、無自覚のうちに既に陳腐化したあるいは誤りを含む情報が教材として存在した場合、それを正しい知識として記憶してしまう可能性も存在する。
本発明はこのような課題を解決するものであり、形式を問わない任意の教材に対する学習者の学習履歴に基いて、学習者と教材を継続的に統計評価する方法とシステムおよびそれを含む学習装置を提供するものであり、学習者毎の個性・能力・興味および教材毎の忘却速度・反復による定着強化率を算出することで、学習者および教材の特性および他者の学習結果により与えられる周囲環境の変化に応じて、都度最適な学習スケジュールを策定し学習者の学習効率を最大限に高めるものである。
上記の目的を達成するため、本発明にかかる学習支援システムでは、学習者の入力を判定し評価する学習システムであって、学習者の情報を蓄積する学習者情報蓄積部と、問題情報および問題情報の集合を教材情報として蓄積する教材情報保持部と、学習者情報および問題情報に紐付けて記録される学習履歴情報を蓄積する学習履歴蓄積部と、前記学習履歴情報を統計的に解析する機能を有する解析部と、前記解析部によって算出された結果を蓄積する解析情報蓄積部と、前記解析情報および前記学習履歴、教材情報を取得しユーザ向けに整形する機能を有する情報取得部と、前記情報取得部が取得した情報を表示する機能を有する表示部と、前記問題情報に対する回答を入力する問題解答入力部と、前記問題情報に対する回答と正答を比較し成績情報を算出する判定部と、前記問題情報を新規に作成する機能及び既存の問題情報を編集する機能を有する教材情報入力部と、を備えており、前記問題情報には問題文と正解情報と達成目標値が含まれており、前記学習履歴情報には問題情報の識別子と学習者の識別子と前記成績情報が含まれており、前記解析部が前記学習履歴情報に基いて学習者の学力レベルの確率分布と問題の難易度レベルの確率分布を機械学習アルゴリズムによって継続的に推定し記録する手段および、前記学習者の学力レベルの確率分布と前記問題の難易度レベルの確率分布および前記学習履歴情報を利用して、学習者が学習後の時間軸において学習済みの問題情報に関する記憶をどの程度失っているかを示す忘却関数を算出し記録する手段と、を有することを特徴とする。
かかる発明によれば、任意に作成された教材情報およびそれに付随する問題情報に関して、事前に詳細な情報の入力を課することなく難易度や学習に必要なスケジュールを推定することが可能となり、推定される数値精度を学習履歴の蓄積に伴って改善していくことが可能となる。さらに難易度が評価された問題情報に対する学習者の成績を追跡することで、より正確な学習者の学力評価の推定が可能となる。
またここで推定される学力評価は、「ある時点である問題を正解できたかどうか」や「ある問題を何回解いたか」といった一時的で固定的なものでなく、「学習を通して学んだ知識が記憶としてどの程度定着し、どの程度忘れているか」を示す、より実態に即した評価として与えられる。これはある特定の教材の効果を継続的に把握する必要がある場合や学習者が自身の学力をより正確に測定したい場合や、組織人員の評価において学習の実績でなく実際に記憶として定着し業務において即座に活用できることを評価したい場合などに有効である。
また推定される忘却関数は反復回数および時間の関数として得られ、推奨される反復回数や忘却想定日などを算出するために利用することができる。忘却関数が学習者の学力レベルの確率分布と問題の難易度レベルの確率分布および前記学習履歴情報を利用して継続的に算出されることで、学習者および教材の特性等の情報に応じて常に最適な学習スケジュールを策定し学習者の学習効率を最大限に高めることができる。
(請求項2)好ましくは、前記問題情報が関連の深い知識分野を1つ以上内包する領域を有し、学習者情報が学習者が興味関心を持っている知識分野を1つ以上内包する領域を有し、前記解析部が前記学習履歴情報に基づいて問題情報に関連の深い知識分野および学習者が興味関心を持っている知識分野を機械学習アルゴリズムによって継続的に推定し記録する手段を有し、前記推奨される反復回数および忘却想定日の算出において前記知識分野に関する情報を加えて利用する
ことが望ましい。
かかる場合、問題情報の知識的なカテゴリや学習者の興味関心のレベルに応じた記憶定着効率の変化を解析の要素として利用し、より適切な学習スケジュールを算出することが可能となる。これによって学習者の個性に応じた効果的な学習支援を実現できるだけでなく、学習者特性に応じて異なる各種問題情報の記憶定着度の分析などの分析も可能となり、例えば学校において生徒ごとに適切な教育計画をたてる必要がある、学習者自身の分野ごとの適性を把握したい、といった場合においても有効に活用することができる。
また知識分野が学習履歴からを推定されることで、問題情報が所属する知識分野や学習者の興味関心が作成者および学習者本人の事前設定のみに依存することなく、統計的に合理性のある値を事後的に設定することができる。これによって学習者および問題の特性に誤りが含まれる可能性を低減することが可能となり、学習者の評価や学習スケジュールの策定をより実態に即した形で実行することができる。
さらにここで推定された知識分野は本発明中の各解析で利用されるだけでなく、その他潜在的に必要とされる統計処理においても応用することが可能である。例えば、今需要が高まっている知識分野や習得者の少ない知識分野の推定に利用する、学習効率に直接関与しないものの市場価値のある統計資料として活用する、といったことが可能である。
(請求項3)さらに好ましくは、前記情報取得部が前記忘却関数から最適な学習スケジュールを算出し、前記学習スケジュールに合わせて学習者の再学習を促す通知を送信する機能を有することが望ましい。
かかる場合、解析によって得られる忘却関数および、そこから得られる推奨反復回数や忘却想定日を利用することで、学習者が知識を記憶に定着させるために最も最適なタイミングで再学習が促すことができ、学習者の学習効率をより向上することができる。
このとき通知を学習者が携帯する通信端末に送信することで、 自らの忘却状況と学習の必要性をより速やかに確認することも可能である。
さらにこのとき、メールやプッシュ通知等の機能を利用して学習者の携帯する通信端末に通史を送信することで、ユーザが主体的に情報にアクセスすることなく、また時間や場所に左右されることなく自動的に通知を受け取ることができる。
(請求項4)さらに好ましくは、前記解析部が前記学習履歴、前記学習者の学力評価および前記問題の難易度評価から問題情報に誤りが含まれている可能性もしくは既に問題情報によって与えられる知識が陳腐化している可能性の少なくともどちらか一方を機械学習アルゴリズムによって継続的に推定し記録する手段を有することが望ましい。
かかる場合、問題情報の難易度情報に加えて問題の信ぴょう性に該当する情報が蓄積される。これによって任意に作成された問題情報に関する評価を公平に保ち、他者が作成した誤情報を正しいものと誤解して記憶してしまうリスクや既に陳腐化し価値の無くなった知識に対して学習時間を割いてしまうリスクを低減する事が可能となる。この結果、本システムによって得られる学習スケジュールに準じた場合に得ることができる知識の価値を最大化することができる。
例えば問題の信ぴょう性が低いほど問題を正答した場合の学習者評価に対する影響を小さく、信ぴょう性が高い場合は学習者評価に対する影響を大きくする事で誤情報の影響を最小化する、といったことができる。また別の例として、信ぴょう性の低い問題情報を作成したユーザに対して、他の問題および学習履歴の影響をシステム全体にわたって小さくするなどのペナルティを施し、より正しい情報の作成を促すことも可能である。
さらに分析の結果が顕著に示され、明らかに間違った情報だと分かる場合には、システム管理者がその情報を訂正したり教材としての提示される頻度を下げてしまうことでシステム内情報の品質を高めることが可能である。
(請求項5)さらに好ましくは、ユーザが任意の教材情報を作成する機能を有し、前記任意の教材情報に対する受講権限または一定評価を獲得した場合の資格証明書を他者に販売する機能を有する情報売買システムを備えることが望ましい。
かかる場合、例えば学習者が自らの備忘として問題を作成する等の動作に関して、作成した問題情報を自らの記憶定着のみに利用するのでなく他者にそれを公開することに一定のインセンティブを与える、といったことができる。 すなわち、学習者は積極的に自らの記憶を問題情報として本システムに記録し、それを再学習するとともにその情報の販売を通して利益を獲得することができる。これによって学習者が既にノートやソフトウェアに既に問題化して保有している知識を本システムに記憶し直す行為をより一層誘起し、 本システムに記録される問題情報の量を十分に保つ効果がある。
また前記問題の信ぴょう性を利用しその価格を自動的に妥当な価格にすることも可能である。すなわち、信憑性の低い情報に関しては基本低価格もしくは無料の情報として公開することしかできず、信ぴょう性の高い情報にのみ価値を与えることができる。
また前記知識分野情報や問題情報中の文章解析によって類似問題の数を解析し、その情報の貴重性からその価格を自動的に妥当な値に設定することも可能である。すなわち、類似問題の多いありふれた情報に関しては基本低価格もしくは無料の情報として公開することしかできず、類似問題が少なく貴重な情報に対してのみ価値を与えるといったことが実現可能である。
また問題情報の作成者が任意の価格を設定することも可能である。この場合ユーザの学力評価や過去に作成した問題の信ぴょう性の高さに応じて設定される価格帯に制限を持たせ、情報の価値が実態に沿わない可能性を低減するといったことも可能である。これによって無価値な情報に法外な価格が設定されるような危険を低減することができる。
また教材が前記形式に沿って販売される場合、塾や学校など問題集を用意する必要がある場合において、書籍として問題集を購入したり組織内で自前の問題集を作成する必要がなくなり、第三者に評価された有効な教材をインターネットを通じて電子的に入手することができる。コピーや印刷にかかるコストが不要であることから、従来より安価な教材の調達を実現できる。
かかる発明によれば、任意に作成された教材に関して事前に知識を与えることなく難易度と記憶を定着されるまでに必要な学習スケジュールが算出可能となり、算出される数値精度を学習履歴の蓄積に伴い改善していくことができる。さらに難易度が評価された問題情報に対する学習者の成績を追跡することで、より正確な学習者の学力評価の算出が可能となる。
またここで算出される学力評価は、ある時点である問題を正解できたかどうかといった一時的なものでなく、学習を通して学んだ知識が記憶としてどの程度定着しているかといった、より実態に即した評価として与えられる。これはある特定の教材の効果を継続的に把握する必要がある場合や学習者が自身の学力をより正確に測定したい場合や、組織人員の評価において学習の実績でなく実際に記憶として定着し業務において即座に活用できることを評価したい場合などに有効である。また忘却関数が学習者の学力レベルと問題の難易度レベルから算出されることで、学習者および教材の特性および他者の学習結果により与えられる周囲環境の変化に応じて、都度最適な学習スケジュールを策定し学習者の学習効率を最大限に高めることができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
説明を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は本発明における構成例、図2は学習者情報の形式、図3は教材情報と内包される問題情報の形式、図4は学習履歴情報の形式をそれぞれ示している。学習者情報200に関しては学習者情報蓄積部101に蓄積され、少なくともシステム全体で一意であるように設定された識別子210を付し、認証情報220や年齢や出身地といったシステムに酔って任意に与えられる学習者特性230、興味関心のあると推定される知識分野240を蓄積する。学習者情報200は学習者情報入力部110を通じて新規に作成される、もしくは他のシステムに記録されているアカウント情報とOAuth等の手段を用いて連携される。蓄積された学習者情報200は解析部104、情報取得部106および表示部107から参照される。
教材情報300に関しては教材情報入力部110を通じて作成され教材情報蓄積部102に記憶される。このとき、教材情報は1つ以上の問題情報310の集合とし、少なくともシステム全体で一意であるように設定された教材識別子320を含む。
教材情報300に内包される問題情報310は、少なくともシステム全体で一意であるように設定された問題識別子311と、学習者に与える指示として設定された問題文312と、問題文の回答を評価するために設定する正解情報313、正解情報313と比較され得られた回答の評価に対して問題の達成成否を評価するために設定する達成目標値、問題文を補足するための画像・音声・動画等のデータを意味するアセット315、問題情報が所属する知識分野を表す知識分野316を内包する。
図8は問題情報の一例である。
ここで問題文312はユーザが認識可能な命令・質問等で与えられ、必要に応じてアセット315として保存された画像や動画、音声などを参考情報として提示する。
正解情報313の形式は文312に応じて規定される。例えば問題が文字列を入力する形式であれば正解とされる文字列が与えられ、4択問題であれば正解となる選択肢の情報が与えられる。また必要に応じて選択肢毎に異なる配点を与えることが可能である。すなわち、誤りである解に関しては0、一般的に△で示される十分でないがある程度正しい解に関しては0.5、十分正しいとみなせる解に関しては1.0を配点として付与する事が可能である。 図8の例では「11.2」を正解とし問題文に含まれる「リットル」を回答に含めた場合、本来では不要であることを示すため配点を0.8としている。
達成目標値314は前記正解情報313から得られる配点情報に対応し、達成目標値を超える得点を獲得した場合に「該当する問題を達成した」として扱う。
図8の例では達成目標値として0.8を設定しており、「11.2リットル」 と回答した場合でも達成として扱われる。すなわち、回答時に記録される学習履歴情報400中の達成成否432として”TRUE”が与えられる。
知識分野316は分野名と該当する確率のペアの集合で与えられる。
例えば、問題文「窒素1molと水素3molを混合し、反応させたところ、窒素25%がアンモニアに変化した。標準状態で反応前後の混合気体の体積を比較するとき、その変化に関する記述としてもっとも適当なものを選べ」に対して、理科である可能性は95%とする一方、物理学である可能性は45%とする、といったように、統計的にみて関連性の高い知識分野をその実現可能性に紐付けて記録することができる。またこの例においては、用いられる単語としては化学に関するものが多く、また事前に化学の問題として設定されていたため理科および化学との関連性が高く、体積を問う問題であることから数学や物理学の可能性も高く与えられている。
教材情報300および問題情報310の別の例では、教材「高校受験日本史基礎」に対して教材識別子320をUUIDに準じて設定する。
含まれる問題情報310としては問題識別子をUUIDに準じて設定し、問題文312および正解情報313、達成目標値314それぞれに「応仁の乱が発生したのは西暦何年であるか。」「1467:1.0」「1.0」を与えた問題1や、問題文312および正解情報313、達成目標値314、アセット315それぞれに「長州藩および薩摩藩の所在地をしめせ。」「地図上の座標2点それぞれに0.5(両方正解で1.0)」「1.0」「(地図画像)」を与えた問題2など、高校受験の日本史に関するものを複数設定する。
学習時、問題1は文字列の入力欄とともに表示され、問題2は地図画像と共に表示される。さらに入力された回答は判定部109によって正解情報および達成目標と比較され、結果を学習履歴情400Aとして学習履歴情報蓄積部103に記録する。回答の例として問題2において「北海道を示す座標」と「長崎県を示す座標」が入力された時、「長崎県を示す座標」が正解情報と一致することから一方を正解とし得点情報431として0.5を付与、達成目標値は満たしていないため回答時に記録される学習履歴情報400中の達成成否432として「FALSE」を与える。
図5は解析部が学習履歴情報を解析し解析結果を出力するまでのフロー図、図7はS520ループ内で実施される処理の概要、図9は解析処置S540前後の情報の変化の例である。S510において予め定められたアルゴリズムに従って有効な学習履歴を抽出する。このアルゴリズムは解析処置S540が採用する機械学習アルゴリズムに従って適切に設定される。例えば少なくとも教材識別子311と得点情報431が適切に与えられた学習履歴情報400をすべて抽出する場合や、直前に解析を行った時刻より以降に追加された学習履歴情報700を抽出する、といった場合がある。抽出した学習履歴情報は情報が作成された時刻順にソートされS520のループにて計算に用いる。
S530においては、処理中の学習履歴情報400に含まれる学習者識別子210および問題識別子311から一致する学習者情報200と学習者解析情報710、および問題情報310と問題解析結果720を取得し取得した情報を元にS540において解析処理を施していく。
解析処理S540は事前に採用された機械学習アルゴリズムに準じて実行され、最新の解析結果として学習者解析情報710および問題解析結果720を更新する。またここで採用する機械学習アルゴリズムとしてはベイズ推論やニューラルテスト理論等を応用し、この時の解析結果はまたこれ以降の解析で再帰的に利用され処理毎に解析結果の精度を増すように計算を繰り返していく。すなわち、ある学習者および問題に対する学習成績から、それぞれの学力および難易度の段階的な確率分布を事後確率として与え、次問題を解く際の正解確率や記憶定着度の算出に利用し、再度計算する毎に確率分布の誤差を小さくするものである。
図7にてS540の解析結果は例を確認できる。各学習者に紐づく解析結果は学習者解析結果710の様に、各問題に紐づく解析結果は問題解析結果720のような形式をそれぞれ取ることができ、図7の情報に任意の情報を付加する、といった事も可能である。
学習者解析結果710に関しては、推定される学力レベルの確率分布711と各問題の難易度レベルに対して推定される正答率の確率分布717、および問題毎に推定される記憶情報として忘却想定日715や推奨反復回数716が記録される。学力レベル分布および推定達成率分布に関しては必要に応じて知識分野や問題情報毎に分類し、分類ごとに複数の確率分布を記憶することが可能である。例えば学力レベルが5段階で与えられた時、数学の学力レベルは5である確率70%で最大であるが、英語の学力レベルは3である可能性60%で最大を示す、といった状態も解析結果として定義可能である。推定達成率分布に関しても同様で、難易度3の数学の問題に対しての推定正答率が50%であり、難易度3の英語の問題に対しての推定正答率が80%である状態などが解析結果として定義可能である。知識分野が図8のように複数に与えられそれぞれが関連する確率で示される場合、最も確率が大きい分野を採用する方法や確率の比率にそれぞれの学力レベルまたは推定正答率を乗じた和を利用する方法など事前に定められたアルゴリズムに準じて計算される。
記憶情報712に関しては、該当する学習者が過去に回答した問題情報それぞれに対して、どの程度記憶が保持されており記憶が定着するまでにどの程度反復する必要があるかを推定された値として忘却関数715および忘却曲線715を元に記録される学習スケジュール716を保持する。忘却関数715はエビングハウスの忘却曲線の理論に基づき、時間・反復回数・問題の記憶難易度の少なくともいずれか一つの関数として与え、機械学習アルゴリズム等によって最適な関数を決定する。すなわち、問題情報に対する学習履歴が多ければ多いほど、学習者の学習履歴が多ければ多いほど、解析結果は高精度な関数として取得できる。
また忘却関数715を求めるための入力値として問題情報に関連する知識分野を与えることができる。これによって、学習者の知識分野毎の得意不得意や知識分野全体の覚えやすさを考慮して推奨反復回数や忘却想定日を推定することが可能となる。また学習者の知識分野毎の得意不得意や知識分野全体の覚えやすさを知識分野に相関する解析結果として出力ことも可能である。
学習スケジュール716に関しては、忘却関数715に指定期間等の情報を与えて得られる復習タイミングおよび反復回数を含み、学習者にいつ何を再学習すべきか適切に支援するために用いられる。このとき指定期間等スケジュールのもとになる値を算出するアルゴリズムは任意に与えられる。例えば、学ぶべき問題全てに対して個別に最も効率のよいタイミングを示す方法や、学ぶべき問題全体で無理のない学習量(例えば一日当たり1時間)を制約としたうえで学ぶべき問題を各日ピックアップして提示する、と言った方法がある。学習スケジュールは推奨されるタイミングで学習者に通知され、学習者は一見してそのとき学習すべき項目を把握する事ができる。
問題解析結果730に関しては、推定される難易度レベルの確率分布721と各学習者の学力レベルに対して推定される正答率の確率分布725、問題に誤りが含まれている可能性を評価する信ぴょう性726、問題の陳腐化や内容のわかりやすさなどを定量化した品質評価727、該当する問題に対する全学習履歴の通算として回答数722と正答率723、平均経過時間724が記録される。
回答数722に関しては、解析に用いるアルゴリズムによっては標本数として利用され、該当する問題情報の需要を示す指標として用いることも可能である。
正答率723に関しては解析に用いるアルゴリズムによっては難易度レベルの初期値として用いることができる。例えば毎回S510ですべての履歴情報を抽出し初期値を改善して解析をすべて1から実施する様なアルゴリズムにおいては、難易度レベルの初期値を正答率から与えることによって解析の精度を高める、といったことができる。
信ぴょう性726に関しては事前に設定されたアルゴリズムによって推定される。ここで利用されるアルゴリズムは実験的に決定するものとし、例えば高学力の学習者の誤り率が著しく高い場合や難易度レベルが発散し定まらない場合に信ぴょう性を低くする、といった方法で推定される。
品質評価727に関しては事前に設定されたアルゴリズムによって推定される。ここで利用されるアルゴリズムは実験的に決定するものとし、例えば正答率の急激に低下した場合や高学力の学習者の誤り率が著しく高い場合に品質評価を低くする、といった方法で推定される。
学力レベル分布711、難易度レベル分布721、推定達成率分布717・725に関して、これらの値は予め設定された機械学習アルゴリズムに準じて算出され、解析前後の数値の変化は部9のように説明される。図9の例では、学力レベルが5段階、難易度レベルが3段階で与えられ、学力レベル5の可能性が最大の学習者が難易度レベル3の可能性が最大の問題に対して得点1.0を獲得し達成したときの成績を用いて解析処理を行う。解析時には解析直前に参照できる解析結果を保持し事前確率として用いる。
解析処理の例として、推定達成率分布725Aより正解した条件下での各学力レベルの尤度を計算、さらに711Aを事前確率としてベイズの定理を適用することで事後確率717Bを推定し、推定達成率分布717Aより正解した条件下での各難易度レベルの尤度を計算、さらに721Aを事前確率としてベイズの定理を適用することで事後確率721Bを推定し、事後の学力レベル分布711Bによって過去の学習履歴情報から得られる学力対成績の行列を更新して新たな推定達成率分布725Bを推定し、事後の学力レベル分布725Bによって過去の学習履歴情報から得られる学力対成績の行列を更新して新たな推定達成率分布717Bを推定する。
上記の例において、最終的に更新され他推定達成率を初期値に用いて、もう一度S520のループを実行し精度を高めることも可能である。再帰的な計算によって時間はかかってしまう代わりに、より正確な値を求めることができる。
上記の説明はベイズ推論およびニューラルテストを応用したものを簡単に説明したものであるが、この他にも有効なアルゴリズムを任意に設定することが可能である。
この機械学習アルゴリズムによっては、推定達成率の代わりに獲得得点の期待値を置く場合や、このような項目自体不要とすることも可能である。
次にS550においては、前ステップで算出された解析結果を解析情報蓄積部105に記憶する。このとき各学習者解析結果710および問題解析結果720は最新のもので更新され、過去のものは別途必要に応じバックアップされる。さらにここで保存された解析情報は次以降の学習履歴情報処理フローS520において利用され、さらに精度の高い情報として更新される。図7の矢印はこのサイクルを簡単に表している。更に図9には前記サイクル中で解析情報がどのように更新されるかを示す。
図6は学習者が任意の教材に取り組む際ときのフロー図である。
S610において、本システムは予め定められたアルゴリズムに応じて適切な教材情報300を取得する。このとき取得に用いられるアルゴリズムは教材または学習者の要件に応じて使い分けることが可能であり、単純に学習者がリクエストした教材を取得する場合に加えて、推定される忘却度が最下位の教材を取得する場合、教材を項目としたライトナーシステムを利用する場合など任意のアルゴリズムを採用することが可能である。また教材情報を取得する際、それがテストとして実行されるのかどうかを事前の設定もしくは学習者のリクエストとして与えることができ、S670にてテストかどうかによる分岐が処理される。
次にS611においては、取得された教材情報からループ処理の対象となる問題情報を抽出する。
このとき抽出に用いられるアルゴリズムは教材または学習者の要件に応じて使い分けることが可能であり、予め設定された順序に従ってすべての問題を抽出する場合や、推定される忘却度が低い問題を優先的に抽出する場合、問題を項目としたライトナーシステムに従う場合など任意のアルゴリズムを採用することが可能である。これによって再学習が必要な知識を優先的に学習したり、確定した順序のテストに取組みたい場合など要望に応じた形式での問題配信を実現できる。
さらにここで、教材情報と問題情報が事前に紐付けられたものではなく、教材と学習者の事前設定から推奨される問題を自動的に抽出するアルゴリズム利用可能である。例えば「数学トレーニング」という教材において、学習者の数学に対する学力に応じて正答率が50%程度になるような難易度の問題を抽出する、といったことが可能である。
次にS620においては、取得した教材情報300から問題情報310を抽出し問題毎のループ処理を開始する。ここで実行される一連のループ処理S621は抽出された問題すべての処理を完了するか学習者のリクエストによって終了されるものとし、処理の途中でループ対象が追加されるなどして変更されることも可能とする。
次にS630においては、抽出された問題情報310の問題文312を入力欄と共に表示部107に出力する。回答の入力欄は問題情報に応じて適切な形式で表示する。例えば入力問題の場合テキスト入力欄、選択問題の場合選択肢それぞれのボタンを表示するなどである。また必要に応じてアセット315を同時に表示する。また入力欄の表示タイミングを動画や音声の再生後など任意に設定することも可能である。例えば英語のリスニングの問題において、事前に与えられた音声を再生完了した際に入力欄を表示する、といったことが可能である。
ここで問題文と入力欄、アセットだけでなく、システムによって任意に与えられた要素を表示することができる。例えば、ヒント情報をリクエストするボタンおよびヒントの表示欄を配置し、テストとして実行されていない場合にヒントの閲覧を可能とすることや、メモの入力欄を表示し次回学習時にも継続して参照できるように保存しておく、といったことが可能である。
次にS640において学習者の入力が完了した後、判定部109で結果を判定する(S650)。学習者の入力した回答は判定部109によって問題の正解情報313および達成目標値314と比較され、その結果を成績情報420として取得する。このとき得点情報431は学習者の回答と正解情報を313を比較した結果であり、達成成否432は得点情報431と達成目標値314を比較した結果であり、経過時間433はS630の完了からS640の完了までに要した時間である。ここで作成された成績情報420はS660において問題識別子311および学習者識別子210と共に学習履歴情報400として記録され、以降の解析で利用される。
次にS670において、テストとして実行されているかどうかを判断する。判断方法はシステムによって任意に設定可能だが、テストである旨が明示されない場合は原則「テストではない」としてS671に進む。進行中の回答がテストとして実行されている場合、その途中で答えや結果を開示する事なく、次の問題情報の処理にシフトする。
テストとして実行されていない場合S671の処理を実行する。すなわち問題情報への回答毎に成績情報420を表示部107に表示し、学習者が問題回答にともなって思考した内容や回答に至った理由を忘れないうちにフィードバックを与える。この後の処理はシステムによって任意に与えられるものとするが、たとえば間違えた問題に対してもう一度回答するように処理を追加したり、S620のループの最後に再回答対象として間違えた問題を追加するといったことが可能である。
またS671において成績情報の表示とともに、任意の要素を表示部107に表示することが可能である。例えば結果を受けての反省事項等をメモとして入力する入力欄や、教材作成者に対するフィードバックを入力する入力欄、結果を受けて忘却関数715および学習スケジュール716がどのように変更されるかといった解析結果等を表示する、といったことが可能である。
次にS680において次の問題情報の処理にシフトする。ここで次に処理対象となる問題情報を選択するアルゴリズムはシステムによって任意に与えられる。
例えばS611にて抽出された問題情報を順番に回答していく途中に息抜きとなるゲームを挿入したり、直前の問題に対して達成できなかった場合にもう一度同じ問題を処理する、といったことが可能である。
ループ処理S621が完了した後はS690にて、一連の学習結果を教材情報300に対する学習結果として記録する。またこの過程は本発明に必ず必要なものではなくシステムによって任意に与えられる。本発明において解析に用いるために必要な情報は各問題情報310に対する学習履歴であるが、教材情報300に関しても同様の情報を取得しておくことで教材全体の難易度や市場価値を解析することが可能となる。
図10は教材作者1001が作成した教材に対して解析結果が蓄積された際、教材作者にフィードバックを与え、公開にかかる価格を設定するフローを表したものである。図10の教材300は教材作者1001によって作成処理S1010を実行されており、既に学習者からの回答を経て問題解析結果720を蓄積している。作成された教材は一定の基準を満たした場合に審査リクエストS1015を審査部に送信する。ここで前記基準に関してはシステムで任意に与えられる。例えば教材作成後一定期間を超過したタイミング、問題解析結果720が一定数を上回ったタイミングなどが設定可能である。
審査部1003は審査リクエストS1015を受け取り審査処理を実効する。審査部1003は解析部もしくは情報取得部が機能を兼ねる事が可能であり、物理的に分かれている必要性はない。審査処理はシステムに任意に与えられるが、教材および問題の内容または問題解析結果の少なくともどちらか一方から難易度・知識分野・信ぴょう性等を評価し教材の良し悪しをわかりやすくフィードバック情報として提示するものとする。更にここで得られた評価に対して妥当性のある価値として価格をフィードバック情報に含めることができる。ここでいう妥当性のある価値とは、一般に書籍として販売されている問題集や電子的に公開される学習コンテンツと比較された価格とする。
次に審査部1003はS1020においてこのフィードバック情報を教材作者に送信する。このとき必要に応じて教材作者が教材を改良するように促すメッセージや価格の設定を促すメッセージを含めることが可能である。また審査の結果に応じて、フィードバック後に改善がなされない場合は教材を無効化するといった処理を施すことも可能である。
次に教材作者1001はフィードバック情報に基いて編集および価格の設定S1030を実施することができる。これは任意に実行される処理であるが、S1030の実行に応じて再審査を実行したり、S1030が実行されない場合教材を無効化したりといった処理を付加することが可能である。
またシステムもしくは教材作者の事前の設定によって、審査部が査定した価格を教材の価格として直接設定する事が可能である。この場合、教材作者が手間を割くことなく教材の価格が常に適正価格に保たれ、内容の陳腐化や時代による価値基準の変化による市場価値と公開価格のギャップを小さくすることが可能である。
本発明の構成例を示す図である。 本発明学習者情報の形式を示す図である。 本発明教材情報と内包される問題情報の形式を示す図である。 本発明学習履歴情報の形式を示す図である。 本発明解析部が学習履歴を解析し解析結果を出力するまでのフロー図である。 本発明において学習者が任意の教材に取り組むときのフロー図である。 本発明解析部がS520ループ内で実施する処理の概要図である。 本発明問題情報の一例を示す図である。 本発明解析部が解析処理S540を実施する前後の情報の変化の例を示す図である。 本発明において教材作者が作成した教材に対して公開にかかる価格を設定するフローを示した図である。
101 学習者情報蓄積部
102 教材情報蓄積部
103 学習履歴情報蓄積部
104 解析部
105 解析情報蓄積部
106 情報取得部
107 表示部
108 問題回答入力部
109 判定部
110 教材情報入力部
111 学習者情報入力部
200 学習者情報
210 学習者識別子
220 認証情報
230 学習者特性
240 知識分野
300 教材情報
310 問題情報
320 教材識別子
311 問題識別子
312 問題文
313 正解情報
314 達成目標値
315 アセット
316 知識分野
400 学習履歴情報
420 成績情報
431 得点情報
432 達成成否
433 経過時間
S510 学習履歴情報抽出
S520 学習履歴情報処理
S530 学習者に紐付けられた情報の取得
S540 解析処理
S550 解析情報の記憶
S610 教材情報の取得
S611 問題情報の抽出
S621 抽出された問題情報に対するループ処理
S620 問題情報毎の処理開始
S630 問題および回答入力フォームの表示
S640 回答の入力
S650 結果判定
S660 学習履歴の記録
S670 テストとしての実施判定
S671 結果の表示
S680 問題情報毎の処理終了および次の問題情報へのシフト
S690 学習履歴の記録
700 解析情報
710 学習者解析結果
711 学力レベル分布
712 記憶情報
714 問題識別子
715 忘却関数
716 学習スケジュール
717 学習者の推定達成率分布
718 回答数
720 問題解析結果
721 難易度レベル分布
722 回答数
723 正答数
724 平均経過時間
725 問題情報の推定達成率分布
726 信ぴょう性
727 品質評価
711A 解析前の学力レベル分布例
717A 解析前の学習者の推定達成率分布例
721A 解析前の難易度レベル分布例
725A 解析前の問題情報の推定達成率分布例
711B 解析前の学力レベル分布例
717B 解析前の学習者の推定達成率分布例
721B 解析前の難易度レベル分布例
725B 解析前の問題情報の推定達成率分布例
1001 教材作者
1003 審査部
S1010 教材の作成
S1015 審査リクエストの送信
S1020 フィードバック情報の送信
S1030 教材の編集および価格の設定
S1035 審査部による教材の価格設定

Claims (5)

  1. 学習者の入力を判定し評価する学習システムであって、
    学習者の情報を蓄積する学習者情報蓄積部と、
    問題情報および問題情報の集合を教材情報として蓄積する教材情報保持部と、
    学習者情報および問題情報に紐付けて記録される学習履歴情報を蓄積する学習履歴蓄積部と、
    前記学習履歴情報を統計的に解析する機能を有する解析部と、
    前記解析部によって算出された結果を蓄積する解析情報蓄積部と、
    前記解析情報および前記学習履歴、教材情報を取得しユーザ向けに整形する機能を有する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した情報を表示する機能を有する表示部と、
    前記問題情報に対する回答を入力する問題解答入力部と、
    前記問題情報に対する回答と正答を比較し成績情報を算出する判定部と、
    前記問題情報を新規に作成する機能及び既存の問題情報を編集する機能を有する教材情報入力部と、
    を備えており、
    前記問題情報には問題文と正解情報と達成目標値が含まれており、
    前記学習履歴情報には問題情報の識別子と学習者の識別子と前記成績情報が含まれており、
    前記解析部が前記学習履歴情報に基いて学習者の学力レベルの確率分布と問題の難易度レベルの確率分布を機械学習アルゴリズムによって継続的に推定し記録する手段および、前記学習者の学力レベルの確率分布と前記問題の難易度レベルの確率分布および前記学習履歴情報を利用して学習者が学習後の時間軸において学習済みの問題情報に関する記憶をどの程度失っているかを示す忘却関数を算出し記録する手段と、
    をすることを特徴とする学習支援システム。
  2. 前記問題情報が関連の深い知識分野を1つ以上内包する領域を有し、
    学習者情報に学習者が興味関心を持っている知識分野を1つ以上内包する領域が含まれ、
    前記解析部が前記学習履歴情報に基づいて問題情報に関連の深い知識分野および学習者が興味関心を持っている知識分野を推定し記録する手段を有し、
    前記忘却関数の算出において前記知識分野に関する情報を加えて利用すること、
    を特徴とする請求項1に記載の学習支援システム。
  3. 前記情報取得部または前記解析部が前記忘却関数から最適な学習スケジュールを算出し、前記学習スケジュールに合わせて学習者の再学習を促す通知を送信する機能を有すること、
    を特徴とする請求項1もしくは2いずれかに記載の学習支援システム。
  4. 前記解析部が前記学習履歴、前記学習者の学力評価および前記問題の難易度評価から問題情報に誤りが含まれている可能性もしくは既に問題情報によって与えられる知識が陳腐化している可能性の少なくともどちらか一方を機械学習アルゴリズムによって継続的に推定し記録する手段を有すること、
    を特徴とする請求項1から3いずれかに記載の学習支援システム。
  5. ユーザが任意の教材情報を作成する機能を有し、前記任意の教材情報に対する受講権限または一定評価を獲得した場合の資格証明書を他者に販売する機能を有する情報売買システムを備えた請求項1から4いずれかに記載の学習支援システム。
JP2016012886A 2016-01-26 2016-01-26 学習者と教材の継続評価機能をする学習支援システム Pending JP2017134184A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016012886A JP2017134184A (ja) 2016-01-26 2016-01-26 学習者と教材の継続評価機能をする学習支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016012886A JP2017134184A (ja) 2016-01-26 2016-01-26 学習者と教材の継続評価機能をする学習支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017134184A true JP2017134184A (ja) 2017-08-03

Family

ID=59502692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016012886A Pending JP2017134184A (ja) 2016-01-26 2016-01-26 学習者と教材の継続評価機能をする学習支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017134184A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019086549A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ ウェブラーニング装置及びウェブラーニング方法
JP2020187713A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 知記 松田 Ai先生
CN112182401A (zh) * 2017-11-24 2021-01-05 创新先进技术有限公司 问题推送方法及装置
WO2022102966A1 (ko) * 2020-11-13 2022-05-19 (주)뤼이드 점수 확률 분포 형태 통일화를 통해 평가 가능한 문제를 추천하는 학습 문제 추천 시스템 및 이것의 동작 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019086549A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ ウェブラーニング装置及びウェブラーニング方法
CN112182401A (zh) * 2017-11-24 2021-01-05 创新先进技术有限公司 问题推送方法及装置
CN112182401B (zh) * 2017-11-24 2024-03-29 创新先进技术有限公司 问题推送方法及装置
JP2020187713A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 知記 松田 Ai先生
WO2022102966A1 (ko) * 2020-11-13 2022-05-19 (주)뤼이드 점수 확률 분포 형태 통일화를 통해 평가 가능한 문제를 추천하는 학습 문제 추천 시스템 및 이것의 동작 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220254265A1 (en) Method and apparatus for advancing through a deck of digital flash cards to manage the incentivizing of learning
Schwieren et al. The testing effect in the psychology classroom: A meta-analytic perspective
Kennedy et al. Effects of a multimedia professional development package on inclusive science teachers’ vocabulary instruction
Clarke et al. Examining the efficacy of a Tier 2 kindergarten mathematics intervention
Stufflebeam et al. Evaluation models: Viewpoints on educational and human services evaluation
Geerling et al. ChatGPT has aced the test of understanding in college economics: Now what?
Novakovic et al. Background, personal, and environmental influences on the career planning of adolescent girls
Ritchotte et al. An exploration of the psychosocial characteristics of high achieving students and identified gifted students: Implications for practice
Gouli et al. COMPASS: an adaptive web-based concept map assessment tool
CN102598085B (zh) 用于生成、递送和管理教育资料的系统和方法
US20040009462A1 (en) Learning system
Grieser et al. Review of literature: Pedagogical content knowledge and string teacher preparation
WO2011061758A4 (en) Assessment for efficient learning and top performance in competitive exams - system, method, user interface- and a computer application
WO2008097762A2 (en) Determining developmental progress for preschool children
US20200302820A1 (en) Personalized electronic education
JP2017134184A (ja) 学習者と教材の継続評価機能をする学習支援システム
Silvey et al. An examination of university conducting faculty members’ score study attitudes and practices
Blood et al. Embedding “Clickers” into classroom instruction: Benefits and strategies
Leko et al. Individual and contextual factors related to secondary special education teachers’ reading instructional practices
Schöbel et al. Gamifying online training in management education to support emotional engagement and problem-solving skills
Dinnesen et al. Collaborating with an expert panel to establish the content validity of an intervention for preschoolers with language impairment
Clark et al. Graduate training implications of the Q-interactive platform for administering Wechsler intelligence tests.
Bagdi et al. Understanding the role of perceived enjoyment, self-efficacy and system accessibility: digital natives' online learning intentions
Love et al. Teaching observational data collection to early childhood preservice educators
Chen et al. Practice and evaluation of enrichment programs for the gifted and talented learners