JP2017126268A - 圧力調整弁 - Google Patents

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Masahiro Kobayashi
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Abstract

【課題】入口部材が変形してボデー部材から離れること(入口部材の持ち上がり)を抑制して、必要とされる弁座の潰し量を確保することができる圧力調整弁を提供すること。
【解決手段】 シート12と、バルブ14と、バルブ14をシート12に対して当接および離間させるように移動させるピストン15と、を有する圧力調整弁1において、入口通路32を備える入口ブロック部材11と、バルブ14及びピストン15を収容するボデー部材13とを有し、入口ブロック部材11は、ボデー部材13に対してボルト締めで固定され、シート12は、入口ブロック部材11とボデー部材13とに挟まれて所定量潰れた状態で保持されており、入口ブロック部材11又はボデー部材13のいずれか一方は、シートの外方において他方の部材に当接する突出部25を備え、突出部25の当接部分以外で入口ブロック部材11とボデー部材13との間に隙間δが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧の気体燃料の圧力を減圧して所望の圧力に調整する圧力調整弁に関するものである。
従来技術として、特許文献1に開示されるような圧力調整弁が存在する。この圧力調整弁は、バルブ収容孔内に配置される調圧バルブと、調圧室内に配置されるピストンと、バルブ収容孔と調圧室を区画する弁座と、調圧バルブを弁座側へ付勢するバルブスプリングとを有している。そして、ピストンが、調圧バルブに対してバルブスプリングの付勢方向の先に配置されている。
特開2012−73886号公報
しかしながら、上記の圧力調整弁では、バルブ収容孔や調圧室を気密に保つために、基体と筒状体の間や、ピストンと筒状体の間や、弁座と基体の間などに、各々シール部材が設けられており、部品点数が多く、構造が複雑である。そして、製造コストや製造時の作業性の観点から、部品点数を出来るだけ削減して、圧力調整弁の構造を簡素化することが望まれている。
そのため、本出願人は、弁室を備える入口部材と、調圧室を備えるボデー部材とを有し、弁座が、入口部材とボデー部材とに挟まれて両部材に密着している圧力調整弁を提案した(特願2015−063741参照)。このような構成において、入口部材とボデー部材とをボルトで締結する場合、弁座からの反力と、内部圧力がかかった場合には内部圧力とが入口部材に作用することによって、入口部材が変形してボデー部材から離れて(持ち上がって)しまい、必要とされる弁座の潰し量を確保することができないおそれがある。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、入口部材が変形してボデー部材から離れること(入口部材の持ち上がり)を抑制して、必要とされる弁座の潰し量を確保することができる圧力調整弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、弁座と、弁体と、前記弁体を前記弁座に対して当接および離間させるように移動させるピストンと、を有する圧力調整弁において、入口通路を備える入口部材と、前記弁体及び前記ピストンを収容するボデー部材とを有し、前記入口部材は、前記ボデー部材に対してボルト締めで固定され、前記弁座は、前記入口部材と前記ボデー部材とに挟まれて所定量潰された状態で保持されており、前記入口部材又は前記ボデー部材のいずれか一方は、前記弁座の外方において他方の部材に当接する突出部を備え、前記突出部の当接部分以外で前記入口部材と前記ボデー部材との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
この圧力調整弁では、入口部材とボデー部材との間に隙間が形成されているため、入口部材をボデー部材に対してボルト締めで組み付けると、そのときの軸力に対応して入口部材を弁座を押さえ込む方向へ変形させる(撓ませる)ことができる。このとき、入口部材とボデー部材とは弁座の外方において突出部で当接するため、弁座は必要とされる潰し量(所定量)だけ潰されて、入口部材とボデー部材とに挟まれて保持される。
ここで、入口部材に対して弁座からの反力と、内部圧力がかかった場合には内部圧力とが作用することによって、入口部材がボデー部材から離れる方向へ変形する。しかしながら、この圧力調整弁では、入口部材とボデー部材とを弁座の外方において突出部で当接させて、入口部材を弁座を押さえ込む方向へ変形させているため、入口部材がボデー部材から離れる方向への変形を抑制することができる。その結果として、入口部材がボデー部材から離れること、つまり入口部材の持ち上がりを抑制することができ、弁座の潰し量の減少を抑制することができるため、必要とされる弁座の潰し量を確保することができる。
そして、上記した圧力調整弁において、前記突出部は、円環形状に形成されていることが望ましい。
このような構成にすることにより、それぞれのボルト締結部分におけるボルト締めにより発生する各軸力を均等にすることができるため、入口部材を弁座を押さえ込む方向へ均等に変形させる(撓ませる)ことができる。これにより、弁座の全周(全域)にわたって、必要とされる弁座の潰し量を確保することができる。
本発明に係る圧力調整弁によれば、入口部材が変形してボデー部材から離れること(入口部材の持ち上がり)を抑制して、必要とされる弁座の潰し量を確保することができる。
実施形態に係る圧力調整弁の全体断面図である。 隙間がない場合のボルト締付け前における入口ブロック部材とボデー部材との関係を模式的に示す図である。 隙間がない場合のボルト締付け前における入口ブロック部材とボデー部材との関係を模式的に示す図である。 隙間を設けた場合のボルト締付け後における入口ブロック部材とボデー部材との関係を模式的に示す図である。 隙間を設けた場合のボルト締付け後における入口ブロック部材とボデー部材との関係を模式的に示す図である。 シートの潰し量(変形量)及び入口ブロック部材の変形量を説明するための説明図である。
本発明に係る実施形態である圧力調整弁について、図1を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る圧力調整弁の断面図である。
なお、以下の説明において、「上流側」とは燃料ガスGの流れ方向の上流側であり、「下流側」とは燃料ガスGの流れ方向の下流側である。
圧力調整弁1は、高圧の燃料ガスGを減圧しながら所望の圧力に調整する弁である。なお、燃料ガスGは、例えば、燃料電池(不図示)に供給される水素ガスである。そして、圧力調整弁1の上流側には、燃料タンク(不図示)に貯留された燃料ガスGを供給又は停止する主止弁(不図示)が接続されている。また、圧力調整弁1の下流側には、燃料ガスGを燃料電池に供給するインジェクタ(不図示)が接続されている。
図1に示すように、圧力調整弁1は、入口ブロック部材11と、シート(弁座)12と、ボデー部材13と、バルブ14(弁体)と、ピストン15と、スプリング16と、出口ブロック部材17と、リリーフ弁18と、リークチェックポート19などを有する。そして、ボデー部材13の内部に、第1調圧室21が形成されている。また、ボデー部材13とピストン15と出口ブロック部材17とに区画されるようにして、第2調圧室22が形成されている。
入口ブロック部材11は、入口31と入口通路32などを備えている。入口31は、圧力調整弁1への燃料ガスGの流入口である。入口通路32は、入口31とシート12のシート孔33に連通する通路である。また、入口通路32には、燃料ガスG中の異物を除去するフィルタ34が配置されている。さらに、フィルタ34とシート12との間には、ブッシュ35が配置されている。
シート12は、樹脂製であり、所定量(後述する潰し量A:図6参照)だけ潰された状態で、入口ブロック部材11とボデー部材13に挟まれて保持されている。シート12は、略円環状に形成されている。シート12は、入口通路32と第1調圧室21に連通するシート孔33を備えている。
ボデー部材13は、圧力調整弁1の筐体であり、その内側に、バルブ14とピストン15とスプリング16と出口ブロック部材17の一部を収容している。ボデー部材13の入口ブロック部材11側の端面に、円環形状の突出部25が形成されている。突出部25の中央部分に凹部25aが設けられており、この凹部25aにシート12が配置されている。そして、突出部25は、シート12の外方において入口ブロック部材11に当接している。これにより、突出部25の当接部分以外で入口ブロック部材11とボデー部材13との間に隙間δが形成されている。
そして、入口ブロック部材11とボデー部材13の突出部25とが当接した状態で、入口ブロック部材11がボデー部材13に4本のボルト70によって固定されている。すなわち、入口ブロック部材11の四隅でそれぞれボルト締めされることにより、入口ブロック部材11がボデー部材13に対して固定されている。ここで、入口ブロック部材11とボデー部材13との間に隙間δが形成されている。そのため、ボルト70の締結力により発生する軸力に対応して、入口ブロック部材11が、シート12を押さえ込む方向へ変形している(撓んでいる)。このとき、入口ブロック部材11とボデー部材13とは、シート12の外方において突出部25で当接するため、シート12は必要とされる潰し量Aだけ潰されて、入口ブロック部材11とボデー部材13とに挟まれて保持されている。
ここで、図2〜図6を参照にして、シート12の潰れ量について、入口ブロック部材11とボデー部材13との間に隙間δがない場合(従来)と隙間δがある場合(本発明)を比較しながら説明する。図2〜図5は、ボルト締付け前後における入口ブロック部材とボデー部材との関係を模式的に示す図である。図6は、シートの潰し量(変形量)及び入口ブロック部材の変形量を説明するための説明図である。
まず、ボルト締付け前において、隙間δがない場合は、図2に示すように、必要とされる潰し量Aだけ、入口ブロック部材11とボデー部材13とが離れた状態となる。これに対して、隙間δがある場合は、図4に示すように、潰し量Aに隙間δを加えた距離だけ、入口ブロック部材11とボデー部材13とが離れた状態となる。
なお、潰し量Aは、図6に示す直線Xからわかるように、規定トルクでボルト70を締付けたときに発生する軸力F1が、シート12に作用したときにシート12が潰れる量である。直線Xは、シート12に作用する荷重とシート12の潰し量との関係を表すシート12の潰し特性を示すものである。
そして、ボルト締付け後において内部圧力がかかっていない状態では、隙間δがない場合には、図3に示すように、シート12を潰す反力Rが、入口ブロック部材11に作用するため、シート12付近において入口ブロック部材11がボデー部材13から離れて浮き上がる。つまり、図6に示す直線Xと直線Yとの交点で荷重が釣り合うので、シート12の潰し量が減少して潰し量Bとなる。直線Yは、隙間δがない場合において、入口ブロック部材11に作用する荷重と入口ブロック部材11の変形量との関係を表す入口ブロック部材11の変形特性を示すものである。なお、直線Yでは、入口ブロック部材11が変形すると、シート12の潰し量が減少するので、変形量のプラスマイナスを逆方向に示している。
このように隙間がない場合には、シート12の潰し量が減少して、必要とされる潰し量Aを確保することができなくなる。
一方、隙間δを設けた圧力調整弁1では、図5に示すように、シート12を潰す反力Rが、入口ブロック部材11に作用するが、その反力Rが荷重F3になるまでは入口ブロック部材11がボデー部材13から離れて浮き上がることはない。荷重F3は、図6に示す直線Zにおいて変形量が「0」になる荷重であり、隙間δの大きさに対応して変化する。つまり、荷重F3は、入口ブロック部材11を隙間δだけ変形させるために必要な荷重である。例えば、隙間δを大きくすれば、直線Zが下方へ平行移動するため、荷重F3が大きくなる。逆に隙間δを小さくすれば、直線Zが上方へ平行移動するため、荷重F3が小さくなる。従って、隙間δを調整することにより適切な荷重F3を設定することができる。そのため、圧力調整弁1の特性に応じて(反力R及び後述する荷重F2の大きさを考慮して)、適切な荷重F3が得られるように隙間δを設定すればよい。
なお、直線Zは、隙間δがある場合において、入口ブロック部材11に作用する荷重と入口ブロック部材11の変形量との関係を表す入口ブロック部材11の変形特性を示すものである。この直線Zは、直線Yをδだけ下方へ平行移動したものである。直線Zでも、入口ブロック部材11が変形すると、シート12の潰し量が減少するので、変形量のプラスマイナスを逆方向に示している。
バルブ14は、シート12よりも下流側の第1調圧室21内に配置されている。バルブ14は、第1調圧室21内を移動して、シート12に対して当接および離間することにより、燃料ガスGの流れを遮断および許容する。すなわち、バルブ14は、シート12のシート孔33と第1調圧室21とに連通する流路を開閉する。バルブ14は、ピストン15の端部43においてピストン15に取り付けられており、ピストン15と一体になっている。なお、バルブ14の材質は、金属(例えば、ステンレス)である。
ピストン15は、本体部36と、軸状部37と、通路38などを備えている。本体部36は、円筒状に形成されている。本体部36は、軸状部37に対して下流側の位置に配置されている。本体部36は、そのスプリング16側の面において、スプリング16が当接するばね受座39(スプリング16との当接部)を備えている。なお、本体部36の外周面には、パッキン41が配置されている。
軸状部37は、円筒状に形成されている。軸状部37は、本体部36に対して上流側の位置に配置されている。軸状部37は、流入孔42を備えている。通路38は、ピストン15の中心軸方向に形成されている。また、軸状部37の上流側(シート12側)の端部43において、バルブ14が配置されている。このようにして、ピストン15は、バルブ14と一体になっており、バルブ14をシート12に対して当接および離間させる。また、軸状部37の外周面には、パッキン44が配置されている。なお、ピストン15の材質は、金属(例えば、アルミニウム)である。
スプリング16は、ボデー部材13とピストン15との間に配置されている。スプリング16は、ピストン15を、出口ブロック部材17側、すなわち、バルブ14の開弁方向へ付勢している。
出口ブロック部材17は、出口51を備えている。出口51は、圧力調整弁1からの燃料ガスGの流出口である。リリーフ弁18は、出口ブロック部材17に取り付けられており、出口51内の燃料ガスGの圧力を所定の設定値以下に調整する。リークチェックポート19は、出口ブロック部材17に取り付けられている。
第1調圧室21は、シート12に対して下流側の位置に形成されている。第1調圧室21は、バルブ14がシート12から離間したときに、入口ブロック部材11の入口31と連通する。第2調圧室22は、ピストン15の下流側の位置に形成されている。第2調圧室22は、ボデー部材13とピストン15と出口ブロック部材17とに区画されるようにして形成されている。
これら第1調圧室21と第2調圧室22において、高圧の燃料ガスGの圧力が調圧値に調整されるようになっている。
次に、本実施形態の圧力調整弁1の作用(動作方法)について説明する。図1に示すように、例えば、車両用の燃料電池への燃料ガスGの供給が開始され、出口51から燃料ガスGが矢印の方向(ピストンの中心軸方向)へ流出すると、第2調圧室22内に貯留される燃料ガスGの圧力が低下する。そのため、スプリング16の付勢力によりピストン15は出口ブロック部材17側へ向かって移動するので、ピストン15と一体のバルブ14がシート12から離間する。すると、燃料タンクから供給される高圧の燃料ガスGが、入口31と入口通路32とシート12のシート孔33を流れて、第1調圧室21に流入する。さらに、第1調圧室21に流入した燃料ガスGは、ピストン15の流入孔42と通路38を流れて、第2調圧室22内に流入する。
そして、第2調圧室22の燃料ガスGの圧力が上昇して、燃料ガスGの圧力によりピストン15に作用する力がスプリング16の付勢力よりも大きくなると、ピストン15は、スプリング16の付勢力に対抗して、シート12側へ向かって移動する。そうすると、ピストン15と一体のバルブ14がシート12に当接し、第1調圧室21と第2調圧室22への燃料ガスGの流入が停止する。このようにして、第1調圧室21と第2調圧室22の燃料ガスGの圧力は、所定の値に維持される。具体的には、第1調圧室21と第2調圧室22の圧力は、パッキン41によってシールされた径の面積S1からパッキン44によってシールされた径の面積S2を引いた面積に第2調圧室22の圧力を乗算した力がスプリング16の付勢力と等しくなるように概略調圧される。
ここで、燃料ガスGが圧力調整弁1に供給されて、入口ブロック部材11の内部の圧力が上昇すると、外部の大気に対する差圧により発生する荷重F2が作用する。なお、荷重F2は、ブッシュ35の径の面積(投影面積)S3に外部の大気の圧力と入口31の圧力との差圧を乗算した力である。
このとき、隙間δがない場合には、図3に示すように、シート12を潰す反力Rに加えて荷重F2が、入口ブロック部材11に作用するため、シート12付近において入口ブロック部材11がボデー部材13からさらに離れて浮き上がる。つまり、図6に示す直線Yに従って、入口ブロック部材11が変形するため、シート12の潰し量がさらに減少して潰し量Cとなる。
一方、隙間δを設けた圧力調整弁1では、入口ブロック部材11をシート12を押さえ込む方向へ変形させているため、図6に示す直線Zからわかるように、シート12を潰す反力Rに加えて荷重F2が作用しても、それらの合計荷重が荷重F3になるまでは、入口ブロック部材11がボデー部材13から離れて浮き上がることはない(図5参照)。これにより、シート12の潰し量は潰し量Aのままとなる。このように隙間δを、反力Rと荷重F2との合力よりも荷重F3が大きくなるように設定することにより、入口ブロック部材11がボデー部材13から浮き上がることを防止することができ、シート12において必要とされる潰し量Aを確保することができる。
以上、詳細に説明したように本実施形態に係る圧力調整弁1によれば、入口ブロック部材11とボデー部材13とをシート12の外方において突出部25で当接させて、入口ブロック部材11をシート12を押さえ込む方向へ変形させているため、入口ブロック部材11がボデー部材13から離れる方向へ変形することを抑制することができる。そのため、入口ブロック部材11がボデー部材13から離れること、つまり入口ブロック部材11の持ち上がりを抑制することができ、シートの潰し量の減少を抑制することができる。これにより、シート12の潰し量は潰し量Aのままとなり、必要とされるシート12の潰し量Aを確保することができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、上記の実施形態では、突出部25がボデー部材13に形成されている場合を例示したが、突出部25は入口ブロック部材11に形成されていてもよい。
1 圧力調整弁
11 入口ブロック部材
12 シート(弁座)
13 ボデー部材
14 バルブ(弁体)
15 ピストン
16 スプリング
25 突出部
25a 凹部
32 入口通路
70 ボルト
δ 隙間
G 燃料ガス

Claims (2)

  1. 弁座と、弁体と、前記弁体を前記弁座に対して当接および離間させるように移動させるピストンと、を有する圧力調整弁において、
    入口通路を備える入口部材と、
    前記弁体及び前記ピストンを収容するボデー部材とを有し、
    前記入口部材は、前記ボデー部材に対してボルト締めで固定され、
    前記弁座は、前記入口部材と前記ボデー部材とに挟まれて所定量潰れた状態で保持されており、
    前記入口部材又は前記ボデー部材のいずれか一方は、前記弁座の外方において他方の部材に当接する突出部を備え、
    前記突出部の当接部分以外で前記入口部材と前記ボデー部材との間に隙間が形成されている
    ことを特徴とする圧力調整弁。
  2. 請求項1に記載する圧力調整弁において、
    前記突出部は、円環形状に形成されている
    ことを特徴とする圧力調整弁。
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