JP2017121015A - 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、画像処理装置、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、画像処理装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アクセス権がなくてもサムネイルを生成し、サムネイルを表示するまでの時間を短縮する。【解決手段】印刷データのサムネイルを記憶する記憶部110と、ファイルサーバ300を参照し印刷データを検索する検索部101と、検索した印刷データのサムネイルが記憶されていない場合、他のMFPに該サムネイルが記憶されているかを確認する確認部102と、サムネイルが記憶部110に記憶されていなく、かつ他のMFPに記憶されている場合、他のMFPからサムネイルを受信し、サムネイルが記憶部110および他のMFPに記憶されていない場合、ファイルサーバ300から印刷データを受信する受信部103と、印刷データからサムネイルを生成するサムネイル生成部104と、サムネイルを記憶部110に記憶する記憶制御部106と、記憶されたサムネイルを表示する表示制御部107とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、画像処理装置、およびプログラムに関する。
従来、画像処理装置がファイルサーバ(管理装置)から所望の画像ファイルやドキュメントなどを取得し、取得した画像ファイルやドキュメントを印刷(出力)する技術が知られている。このような印刷を行なう場合、画像処理装置が画像ファイルやドキュメント等の印刷対象ファイルのサムネイル画像を表示する技術が開示されている。
例えば、確認表示の有無に応じた方法によってサムネイル画像を作成するサムネイル画像作成装置が開示されている(特許文献1参照)。このサムネイル画像作成装置では、確認表示が有りの場合には画素数変換により生成した確認用表示画像を縮小しサムネイル画像を作成し、確認表示が無しの場合には単純間引きにより生成した画像を縮小したサムネイル画像を作成している。
しかしながら、特許文献1のサムネイル画像作成装置は、複数のファイルが存在する場合、サムネイル画像を生成する時間が増加してサムネイルの表示までの時間がかかってしまう。また、上述した従来技術では、ファイルサーバのディレクトリにファイルの作成や編集が可能なアクセス権を有していないと、ファイルサーバにサムネイルを生成することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、管理装置にファイルの作成や編集が可能なアクセス権を有していなくてもサムネイルを生成できるとともに、当該サムネイルを表示するまでの時間を短縮できる情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、画像処理装置、およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、管理装置と、前記管理装置とネットワークを介して接続された複数の情報処理装置と、を備えた情報処理システムにおいて、前記管理装置は、出力対象データを記憶する第1の記憶部を備え、前記情報処理装置は、前記出力対象データのサムネイルを記憶する第2の記憶部と、前記管理装置の前記第1の記憶部を参照し、前記出力対象データを検索する検索部と、検索した前記出力対象データに対応する前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていない場合、他の情報処理装置に当該サムネイルが記憶されているか否かを確認する確認部と、前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていなく、かつ前記他の情報処理装置に記憶されている場合、前記他の情報処理装置から前記サムネイルを受信し、前記サムネイルが前記第2の記憶部および前記他の情報処理装置に記憶されていない場合、前記管理装置から前記出力対象データを受信する受信部と、受信した前記出力対象データから前記サムネイルを生成する生成部と、受信した前記サムネイルおよび生成したサムネイルを前記第2の記憶部に記憶する記憶制御部と、前記第2の記憶部に記憶された前記サムネイルを表示部に表示する表示制御部と、を備える。
本発明によれば、管理装置にファイルの作成や編集が可能なアクセス権を有していなくてもサムネイルを生成できるとともに、当該サムネイルを表示するまでの時間を短縮できるという効果を奏する。
図1は、実施形態の情報処理システムの全体構成図である。 図2は、実施形態のファイルサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態のMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態のファイルサーバの構成を示す機能ブロック図である。 図5は、実施形態のMFPの構成を示す機能ブロック図である。 図6は、選択画面の一例を示す図である。 図7は、更新設定画面の一例を示す図である。 図8は、範囲設定画面の一例を示す図である。 図9は、情報処理システムのサムネイル生成処理の概要を示す図である。 図10は、情報処理システムのサムネイル生成処理の流れを示すシーケンス図である。 図11は、MFPにおけるサムネイル生成処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、MFPにおけるサムネイル表示処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、画像処理装置、およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態の情報処理システムの全体構成図である。図1に示すように、情報処理システムは、MFP(Multifunction Peripheral)100、200と、ファイルサーバ300とがネットワーク30を介して接続されている。
MFP100、200は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を有する装置(画像形成装置)であって、情報処理装置に相当する。図1に示す情報処理システムでは、2台のMFP100、200が接続されているが、MFPの台数は任意であって、1台または3台以上設置されていてもよい。また、MFP100、200には、印刷アプリケーション(以下、「印刷アプリ」と称する。)50がインストールされている。
印刷アプリ50は、MFP100、200の機能を利用して、画像データやドキュメントなどの印刷データ(出力対象データの一例)を紙などの記録媒体に印刷(出力の一例)する機能を提供するためのソフトウェアである。本実施形態では、印刷アプリ50は、MFP100、200にインストールするタイプのアプリケーションであるが、ブラウザアプリケーションを介してMFP100、200にて操作可能なWebタイプのアプリケーションでもよい。
ファイルサーバ300は、画像や文書等の印刷データのファイル(以下、「印刷ファイル」と称する場合がある。)や当該印刷データに関する情報等を保存および管理する装置であって、管理装置に相当する。ファイルサーバ300は、MFP100、200からの要求により、印刷データを送信したり、印刷データに関する各種情報を記憶し管理する装置である。
本実施形態の情報処理システムは、例えば、店舗に設置したMFPが、予め定めた指定時刻に、予め指定された本部のファイルサーバのフォルダ(GoogleDrive(登録商標)、DropBox(登録商標)等)に記憶された印刷データ(Word、PDFやJPEG等)をダウンロードして取得する。そして、店舗のMFPにおいて、取得した印刷データを印刷する。具体的には、例えば、本部において作成されたポップなどの広告の印刷データを、店舗で指定時刻(例えば、毎朝8時00分)に取得して印刷し、印刷した広告を店舗に掲示するような場合に利用できる。これにより、各店舗で共通の広告を店頭に掲示することができる。
次に、ファイルサーバ300のハードウェア構成について説明する。図2は、実施形態のファイルサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、ファイルサーバ300は、CPU601と、ROM602と、RAM603と、HDD604と、ディスプレイ605と、通信I/F606と、キーボード607と、マウス608と、を備えている。
CPU601は、ファイルサーバ300全体の動作を制御する。CPU601は、RAM603をワークエリアとしてROM602またはHDD604等に格納されたプログラムを実行することで、ファイルサーバ300全体の動作を制御する。
ディスプレイ605は、文字または画像等の各種情報を表示する表示部である。ディスプレイ605は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、または有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。
通信I/F606は、ネットワーク30と接続してデータ通信をするためのインターフェースである。通信I/F606は、例えば、10Base-T、100Base-TXまたは1000Base-T等のEthernet(登録商標)に対応したインターフェースである。
キーボード607は、文字、数字、各種指示の選択等を行う入力装置である。マウス608は、各種指示の選択および実行、処理対象の選択等を行うための入力装置である。
上述のCPU601、ROM602、RAM603、HDD604、ディスプレイ605、通信I/F606、キーボード607、およびマウス608は、アドレスバスおよびデータバス等のバス611によって互いに通信可能に接続されている。
次に、MFP100のハードウェア構成について説明する。なお、MFP200についても同様である。図3は、実施形態のMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、MFP100は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、およびプリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体10と、ユーザによる操作入力を受け付ける操作部20とを備えている。
なお、ユーザによる操作入力を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む。)を受け付けることを含む概念である。本体10と操作部20は、専用の通信路40を介して相互に通信可能に接続されている。通信路40は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体10は、操作部20で受け付けた操作入力に応じた動作を行うことができる。また、本体10は、ファイルサーバ300等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
まず、本体10のハードウェア構成例について説明する。図3に示すように、本体10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、通信I/F(インターフェース)15と、接続I/F16と、エンジン部17とを備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12またはHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
通信I/F15は、ネットワーク30と接続するためのインターフェースである。接続I/F16は、通信路40を介して操作部20と通信するためのインターフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等の記録媒体への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクスなどを備えている。さらに、印刷済み記録媒体を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置:Auto Document Feeder)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成例について説明する。図3に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27と、外部接続I/F28とを備え、これらがシステムバス29を介して相互に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22またはフラッシュメモリ24等に格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現する。
通信I/F25は、ネットワーク30と接続するためのインターフェースである。接続I/F26は、通信路40を介して本体10と通信するためのインターフェースである。外部接続I/F28は、ICカードリーダなどと接続するためのインターフェースである。
操作パネル27は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報(例えば、受け付けた操作入力に応じた情報、各種画面など)を表示する。この例では、操作パネル27は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えてまたはこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。なお、操作パネル27は、表示部に相当する。
なお、本実施形態では、機能の独立性を保つために、本体10側のソフトウェアと操作部20側のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体10側のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部20側のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、本実施形態のMFP100において、本体10と操作部20は別々のオペレーティングシステムで動作するため、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受け付けた情報(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)や、本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。
ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10の機能を使用することができる。また、本体10から操作部20に通知するイベントには、本体10における動作の実行状況、本体10側で設定された内容などが挙げられる。
次に、ファイルサーバ300の機能構成について説明する。図4は、実施形態のファイルサーバの構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、ファイルサーバ300は、通信制御部301と、登録制御部302と、を備えており、記憶部310に接続されている。
記憶部310は、各種情報や画面等を記憶するものであって、ROM602やHDD604(図2参照)により実現される。記憶部310は、第1の記憶部に相当する。
本実施形態では、記憶部310は、画像や文書等の印刷データを記憶する。印刷データは、画像データやドキュメントなどデータであって、上述した店舗と本部の例では、画像や文書により作成された広告や告知等の顧客に提示する情報である。
通信制御部301は、MFP100、200などのネットワークを介して接続された外部装置との間で、通信I/F606(図2参照)により行われる通信を制御する。例えば、本実施形態の通信制御部301は、MFP100、200からの要求を受信し、当該要求に応じた情報をMFP100、200に送信する。
具体的には、例えば、通信制御部301は、MFP100、200から印刷データの要求を受信し、記憶部310に記憶されている印刷データをMFP100、200に送信する。
登録制御部302は、MFP100、200などの外部装置から受信した情報を記憶部310に登録したり、受信した情報により記憶部310の情報を更新する。具体的には、例えば、登録制御部302は、印刷データを記憶部310に登録したり更新する。
次に、MFP100の機能構成について説明する。MFP200も同様の構成となっているため省略する。図5は、実施形態のMFPの構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、MFP100の操作部20は、検索部101と、確認部102と、受信部103と、サムネイル生成部104と、リンク生成部105と、記憶制御部106と、表示制御部107と、入力受付部108と、送信部109とを備えており、記憶部110に接続されている。また、MFP100の本体10は、印刷制御部121を主に備えている。
ここで、本実施形態のMFP100は、本体10と操作部20とが一つの装置に含まれている構成となっているが、複数の装置に分かれて構成されていてもよい。すなわち、本実施形態のように本体装置(本体)と操作装置(操作部)とが一つの装置であってもよいし、操作装置がタブレット端末装置のように、本体装置とは別体の装置であってもよい。
記憶部110は、各種情報や画面等を記憶するものであって、ROM22やフラッシュメモリ24(図3参照)により実現される。記憶部110は、第2の記憶部に相当する。本実施形態では、記憶部110は、ファイルサーバ300から受信した印刷データや、MFP200等の他のMFPから受信したサムネイル、およびサムネイル生成部104により生成されたサムネイル等を記憶する。ここで、サムネイルとは、多数の画像や文書を一覧表示するために印刷データを本来のサイズより縮小した画像データである。
検索部101は、ファイルサーバ300の記憶部310に記憶されている特定のフォルダを参照し、印刷データを検索する。また、サムネイルの更新時間(サムネイルを再生成したり、他のMFPから受信して、最新のサムネイルに上書きする時間)が設定されている場合、検索部101は、当該更新時間にファイルサーバ300の記憶部310の特定のフォルダを参照し、印刷データを検索する。
確認部102は、検索部101により検索された印刷データに対応するサムネイルが記憶部110に記憶されているかを確認する。また、確認部102は、検索部101により検索された印刷データに対応するサムネイルが記憶部110に記憶されていない場合、他のMFP(本実施形態では、MFP200とする。)に問い合わせて、他のMFP200の記憶部に当該サムネイルが記憶されているか否かを確認する。また、他のMFP200にサムネイルが記憶されているか否かを確認する確認範囲が設定されている場合、確認部102は、当該確認範囲の中にある他のMFP200にサムネイルが記憶されているか否かを確認する。
受信部103は、検索部101により検索された印刷データに対応するサムネイルが記憶部110に記憶されていなく、かつ他のMFP200に記憶されている場合、他のMFP200からサムネイルを受信する。また、受信部は、検索部101により検索された印刷データに対応するサムネイルが記憶部110および他のMFP200に記憶されていない場合、ファイルサーバ300から印刷データを受信する。
また、受信部103は、検索部101により検索された印刷データに対応するサムネイルが記憶部110に記憶されていなく、かつ他のMFP200に記憶されている場合であって、リンク生成部105によりリンクファイルが生成されている場合、他のMFP200から当該リンクファイルに基づいてサムネイルを受信する。ここで、リンクファイルとは、他のMFP200に記憶されているサムネイルの所在を示す情報であり、具体的には、サムネイルのファイルへのアドレスなどである。このリンクファイルによって、ネットワーク上のどこにサムネイルがあるかを特定することができる。なお、リンクファイルが関連情報に相当する。
また、受信部103は、検索部101により検索された印刷データに対応するサムネイルが記憶部110に記憶されている場合であっても、当該サムネイルが正常でない場合、ファイルサーバ300から印刷データを受信する。ここで、サムネイルが正常である場合とは、サムネイルの生成が完了しており(画像として完全に生成が完了しており)、正しく開くことができるものである。一方、サムネイルが正常でない場合とは、サムネイルが生成途中であったり、生成は完了しているが正しく開くことができないものである。
また、受信部103は、サムネイルが記憶部110に記憶されている場合で、かつ記憶されているサムネイルの更新日時が、ファイルサーバ300から検索した印刷データの更新日時より前である場合、ファイルサーバ300から印刷データを受信する。
また、受信部103は、印刷データのサムネイルを一覧表示した選択画面から所定のサムネイルが選択された場合、印刷処理を行うために選択されたサムネイルに対応する印刷データをファイルサーバ300から受信する。
サムネイル生成部104は、受信した印刷データを縮小して、サムネイルを生成するものであり、生成部に相当する。このときサムネイル生成部104は、最初に生成するサムネイルのファイル名で空のファイルを生成し、その後、実際の印刷データのサムネイルを生成する。ここで、空のファイルとは、容量のないファイル(容量が0のファイル)を示している。つまり、サムネイル生成部104は、印刷データのサムネイルを生成する前に空のファイルを生成して記憶する。そうすると、他のMFPは、MFP100に対してサムネイルが記憶されているか否かを確認した場合に、この空のファイルが記憶されていることでサムネイルが生成中であることがわかる。
また、サムネイル生成部104は、サムネイルが記憶部110に記憶されている場合であっても、当該記憶されているサムネイルの更新日時より、ファイルサーバ300から検索した印刷データの更新日時の方が新しい場合、受信部103により受信した印刷データからサムネイルを再生成する。これにより、印刷データが更新され、MFP100に記憶されているサムネイルが当該印刷データに対応していない場合でも、再度サムネイルを生成して、サムネイルと実際の印刷データの不整合を回避することができる。
リンク生成部105は、確認部102により他のMFP200を検索した際に、他のMFPにおいてサムネイルが生成中である場合、生成中のサムネイルのリンクファイルを生成する。これにより、サムネイルを表示する際などに他のMFP200からサムネイルを受信する場合、生成したリンクファイルによってサムネイルを迅速に受信することができる。リンク生成部105は、関連情報生成部に相当する。
記憶制御部106は、記憶部110に各種情報を記憶する制御を行う。具体的には、例えば、記憶制御部106は、ファイルサーバ300から受信した印刷データを記憶部110に記憶する。また、記憶制御部106は、他のMFP100から受信したサムネイルや、リンクファイルに基づいて受信したサムネイルを記憶部110に記憶する。また、記憶制御部106は、リンク生成部105により生成されたリンクファイルを記憶部110に記憶する。
また、記憶制御部106は、サムネイル生成部104により生成された空のファイルやサムネイルを記憶部110に記憶する。すなわち、記憶制御部106は、サムネイル生成部104が空のファイルを生成した場合、記憶部110に、生成が開始されたサムネイルとして、生成した空のファイルを記憶する。具体的には、例えば、記憶制御部106は、ファイルサイズが0KB(容量なし)のサムネイルのファイル(以下、「サムネイルファイル」と称する場合がある。)を記憶する。これにより、他のMFPが記憶部110を確認した場合、空のファイルに対応する印刷データのサムネイルが生成中であることがわかる。その後、記憶制御部106は、サムネイルの生成が完了した場合、生成したサムネイルによって空のファイルを更新(上書き登録)する。これにより、他のMFPが記憶部110を確認した場合、サムネイルの生成が完了していることがわかる。
また、記憶制御部106は、記憶部110に記憶されているサムネイルが正常でない場合は、当該サムネイルを削除し、サムネイル生成部104により再生成されたサムネイルを記憶部110に記憶する。
表示制御部107は、操作パネル27に、設定画面等の各種画面や各種情報を表示する制御を行う。具体的には、表示制御部107は、ユーザが印刷サービスを利用する際に印刷アプリ50にログインするためのログイン画面を操作パネル27に表示する。また、表示制御部107は、ユーザが印刷サービスを利用する際に印刷設定を行うための設定画面を操作パネル27に表示する。
また、表示制御部107は、サムネイル生成部104によるサムネイルの生成が完了した場合や他のMFP200からサムネイルを受信し、記憶部110に記憶されている生成されたサムネイルや受信したサムネイルを一覧表示した選択画面を操作パネル27に表示する。例えば、選択画面は、印刷アプリ50が起動された際に表示される。ここで、選択画面について説明する。図6は、選択画面の一例を示す図である。図6に示すように、選択画面Dは、印刷可能な印刷データのサムネイルd1〜d4を一覧表示している。図6に示す選択画面では、「未出力」のタブに未出力の印刷ファイルが表示されており、さらに新しい印刷ファイルが2件あることを「新着2件」として示している。
また、表示制御部107は、サムネイルの更新時間を設定する更新設定画面を操作パネル27に表示する。ここで、更新設定画面について説明する。図7は、更新設定画面の一例を示す図である。図7に示すように、更新設定画面Eは、サムネイルの更新時間を設定するか否かを選択する「設定しない」の選択肢e1と「設定する」の選択肢e2とが表示されている。そして、更新設定画面Eは、更新時間を設定する場合に時間を入力するボックスe3、e4が設けられており、入力後に設定を完了させるOKボタンe5が表示されている。
また、表示制御部107は、他のMFP200にサムネイルが記憶されているか否かを確認する確認範囲を設定する範囲設定画面を操作パネル27に表示する。確認範囲とは、MFP間でサムネイルが記憶されているか否かを確認する範囲であって、ユーザによって定めることができる。ここで、範囲設定画面について説明する。図8は、範囲設定画面の一例を示す図である。図8に示すように、範囲設定画面Fは、確認範囲を、ローカルサブネットに設定する「ローカルサブネット」の選択肢f1と、サブネット指定を行って設定する「サブネット指定」の選択肢f2とが表示されている。そして、範囲設定画面Fは、サブネット指定を行う場合にIPアドレスを入力するボックスf3と、サブネットマスクを入力するボックスf4とが表示されている。
ローカルサブネットとは、予め定められた確認範囲であって、例えば、IPアドレスが「10.1.2.3」であれば、IPアドレスが「10.1.2.0」から「10.1.2.255」までのMFPが検索の対象となる。また、サブネット指定とは、確認範囲をユーザが設定できるものであって、例えば、サブネットマスクを入力してネットワークアドレスを設定し、確認範囲を設定する。これにより、ユーザが設定した範囲のIPアドレスのMFPを検索することができる。
入力受付部108は、操作パネル27から、各種操作入力を受け付ける制御を行う。具体的には、入力受付部108は、ログイン画面から、ユーザ認証に必要な情報(以下、「ログイン情報」と称する場合がある。)の入力を受け付ける。ログイン情報としては、例えば、ユーザを識別するユーザIDとパスワードなどが挙げられるが、これに限られるものではない。また、本実施形態のユーザ認証とは、ユーザが印刷サービスを利用する権限を有しているか否かを判断することである。
また、入力受付部108は、ユーザが印刷サービスを利用する際に表示される設定画面から、印刷データの印刷処理に関する設定である印刷設定の入力を受け付ける。また、入力受付部108は、印刷データのサムネイルを一覧表示した選択画面から、印刷処理を行う印刷データのサムネイルを選択する選択入力を受け付ける。
また、入力受付部108は、更新設定画面から、サムネイルの更新時間の設定入力を受け付ける。また、入力受付部108は、範囲設定画面から、サムネイルが記憶されているか否かを確認する際のMFPの確認範囲の設定入力を受け付ける。
送信部109は、MFP200やファイルサーバ300などの外部装置に、ネットワーク30を介して各種情報や画面等を送信する。本実施形態では、例えば、送信部109は、検索部101により検索された印刷データに対応するサムネイルが記憶部110に記憶されていなく、かつ他のMFP200に記憶されている場合、サムネイルの要求を他のMFP200に送信する。また、送信部109は、検索部101により検索された印刷データに対応するサムネイルが記憶部110および他のMFP200に記憶されていない場合、ファイルサーバ300に印刷データの要求を送信する。
印刷制御部121は、選択画面において選択されたサムネイルに対応する印刷データを紙などの記録媒体に印刷する。なお、印刷制御部121は、出力制御部に相当する。
次に、情報処理システムを構成するMFP100、200、およびファイルサーバ300におけるサムネイル生成処理の概要について説明する。図9は、情報処理システムのサムネイル生成処理の概要を示す図である。
本実施形態の情報処理システムは、同一のネットワーク30に接続されている複数のMFPで、同じファイルサーバ300に接続して特定のフォルダを参照する構成において、予めそれぞれのMFPがファイルサーバ300にある印刷データのファイルを検索し、重複しないように並行するように印刷データのサムネイルを生成する。そして、それぞれのMFPで生成されたサムネイルはそれぞれのMFPの記憶部に保存し、複数のMFP間で生成されたサムネイルをお互いに参照できるようにする。これにより、MFPにおいてサムネイルを表示する際に、複数のMFPで分散して生成したサムネイルを利用して、迅速にサムネイルを表示することができる。
具体的には、例えば、図9に示すように、MFP100がファイルサーバ300の記憶部310を参照し、特定のフォルダにある印刷データのファイルを検索すると、印刷データ「XXXXXX.pdf」、印刷データ「YYYYYY.jpg」のように、アルファベット順で検索される。そして、検索されたアルファベットの順番どおりに以下のような処理を行う。なお、ここでは、アルファベット順に検索されているが、ファイルの容量や更新日時等のいずれの順に検索されてもよい。
まず、MFP100がファイルサーバ300を参照し、最初に検索された印刷データ「XXXXXX.pdf」を受信してサムネイルを生成し、生成したサムネイル「XXXXXX.pdf_thum.jpg」を記憶部110に記憶する。
一方、MFP200も同様にファイルサーバ300を参照し、ファイル検索を行う。そして、印刷データ「XXXXXX.pdf」のサムネイルがMFP100で生成中であるかを確認し、生成済みであれば当該サムネイルを受信し、MFP200の記憶部に記憶する。つまり、MFP200としては、印刷データ「XXXXXX.pdf」のサムネイルを生成しない。
さらに、MFP200は、次の順番の印刷データ「YYYYYY.jpg」を受信してサムネイルを生成し、生成したサムネイル「YYYYYY.jpg_thum.jpg」を記憶部に記憶する。
次に、情報処理システムを構成するMFP100、200、およびファイルサーバ300におけるサムネイル生成処理の概要について説明する。図10は、情報処理システムのサムネイル生成処理の流れを示すシーケンス図である。
MFP100は、ファイルサーバ300にアクセスしてフォルダを参照し(ステップS10)、ファイルにある印刷データを検索する(ステップS11)。
次に、MFP100は、MFP100に検索した印刷データのサムネイルがあるか否かを確認し(ステップS12)、さらに、MFP100は、他のMFPであるMFP200に検索した印刷データのサムネイルがあるか否かを確認する(ステップS13)。
MFP100に検索した印刷データのサムネイルがなく、MFP200に該サムネイルがあった場合、MFP100は、MFP200からサムネイルを受信する(ステップS14)。そして、MFP100は、受信したサムネイルを記憶部110に記憶する。
また、MFP100およびMFP200に検索した印刷データのサムネイルがなかった場合、MFP100は、ファイルサーバ300から印刷データを受信し(ステップS15)、受信した印刷データからサムネイルを生成する(ステップS16)。そして、MFP100は、生成したサムネイルを記憶部110に記憶する。この時、サムネイルの生成を開始したときは空のファイルを記憶し、生成が完了した場合、生成したサムネイルにより空のファイルを更新する。
一方、MFP200でも同様に、ファイルサーバ300にアクセスしてフォルダを参照し(ステップS17)、ファイルにある印刷データを検知する(ステップS18)。
次に、MFP100は、MFP200に検索した印刷データのサムネイルがあるか否かを確認し(ステップS19)、さらに、MFP200は、他のMFPであるMFP100に検索した印刷データのサムネイルがあるか否かを確認する(ステップS20)。
MFP200に検索した印刷データのサムネイルがなく、MFP100に該サムネイルがあった場合、MFP200は、MFP100からサムネイルを受信する(ステップS21)。そして、MFP200は、受信したサムネイルを記憶部に記憶する。
また、MFP100およびMFP200に検索した印刷データのサムネイルがなかった場合、MFP200は、ファイルサーバ300から印刷データを受信し(ステップS22)、受信した印刷データからサムネイルを生成する(ステップS23)。そして、MFP200は、生成したサムネイルを記憶部に記憶する。この時、サムネイルの生成を開始したときは空のファイルを記憶し、生成が完了した場合、生成したサムネイルにより空のファイルを更新する。
なお、ステップS14およびステップS21において、MFPは、それぞれ他のMFPからサムネイルを受信しているが、サムネイルのリンクファイルを生成し、例えばサムネイルを表示する際にサムネイルを受信してもよい。
このように、他のMFPに検索した印刷データのサムネイルの存在が確認されれば、MFPは、当該印刷データのサムネイルを新たに生成する必要がなく、他のMFPからサムネイルを受信(ダウンロード)するか、サムネイルへのリンクファイルを生成すればよい。また、サムネイルが生成済みか否かは、対象の印刷データのファイル名に基づくファイル名のサムネイルが生成済みか否かで確認することができる。
次に、MFP100においてサムネイルの生成処理について説明する。なお、MFP200におけるサムネイルの生成処理も同様である。図11は、MFPにおけるサムネイル生成処理の流れを示すフローチャートである。
図11に示すサムネイルの生成は、さまざまなタイミングで実行される。例えば、MFP100のバックグラウンドで実行中の印刷アプリ50が定期的にサムネイルを生成してもよいし、印刷アプリ50を起動させたときにサムネイルを生成してもよい。また、印刷アプリ50が起動している際にユーザがサムネイルの生成を指示した場合にサムネイルを生成してもよいし、印刷アプリ50が起動されてサムネイルを表示する場合にサムネイルを生成してもよい。また、更新設定画面から設定されたサムネイルの更新時間が来たときに、サムネイルを生成して更新してもよい。
サムネイルの初期状態としては、MFP100にサムネイルがない場合、MFP100または他のMFP(ここではMFP200)にサムネイルが正常な状態で存在する場合、MFP100にサムネイルが正常ではない状態で存在する場合、および他のMFP200で生成中である場合などが挙げられる。
まず、検索部101は、ファイルサーバ300のフォルダを参照して、印刷データを検索する(ステップS100)。確認部102は、記憶部110に検索した印刷データのサムネイルがあるか否かを確認する(ステップS101)。
記憶部110にサムネイルがある場合(ステップS101:Yes)、サムネイル生成部104は、検索した印刷データと記憶されているサムネイルの更新日時を比較して、サムネイルの方が新しいか否かを判断する(ステップS102)。
記憶されているサムネイルの方が新しい場合(ステップS102:Yes)、サムネイル生成部104は、記憶されているサムネイルは正常か否かを判断し(ステップS103)、正常である場合(ステップS103:Yes)、サムネイル生成部104は、サムネイルを生成せずに終了する。
一方、正常でない場合(ステップS103:No)、記憶制御部106は、記憶されているサムネイルを削除し(ステップS104)、受信部103は、ファイルサーバ300から検索した印刷データを受信する(ステップS105)。そして、サムネイル生成部104は、受信した印刷データからサムネイルを生成し、記憶制御部106が記憶部110に記憶して(ステップS106)、処理を終了する。
ステップS102に戻って、検索した印刷データの方が新しい場合(ステップS102:No)、ステップS104へ進む。
また、ステップS101に戻って、記憶部110にサムネイルがない場合(ステップS101:No)、確認部102は、設定されている確認範囲の他のMFPに検索した印刷データのサムネイルがあるか否かを確認する(ステップS107)。他のMFPにサムネイルがない場合(ステップS107:No)、ステップS105に進む。
一方、他のMFP(図11では、MFP200とする)にサムネイルがあった場合(ステップS107:Yes)、サムネイル生成部104は、検索した印刷データとMFP200に記憶されているサムネイルの更新日時を比較して、MFP200に記憶されたサムネイルの方が新しいか否かを判断する(ステップS108)。検索した印刷データの方が新しい場合(ステップS108:No)、ステップS105へ進む。
一方、MFP200に記憶されているサムネイルの方が新しい場合(ステップS108:Yes)、受信部103は、MFP200に記憶されているサムネイルは正常か否かを判断し(ステップS109)、正常である場合(ステップS109:Yes)、受信部103は、MFP200からサムネイルを受信し、記憶制御部106は、受信したサムネイルを記憶部110に記憶して(ステップS110)、処理を終了する。
一方、MFP200に記憶されているサムネイルが正常でない場合(ステップS109:No)、MFP200においてサムネイルが生成中とみなし、リンク生成部105は、サムネイルのリンクファイルを生成し、記憶制御部106は、生成されたリンクファイルを記憶部110に記憶し(ステップS111)、処理を終了する。
次に、MFP100においてサムネイルの表示処理について説明する。なお、MFP200におけるサムネイルの表示処理も同様である。図12は、MFPにおけるサムネイル表示処理の流れを示すフローチャートである。
図12に示すサムネイルの表示は、例えば、印刷アプリ50が起動された場合に実行される。また、サムネイルの初期状態としては、生成処理と同様(図11参照)、MFP100にサムネイルがない場合、MFP100または他のMFP(ここではMFP200)にサムネイルが正常な状態で存在する場合、MFP100にサムネイルが正常ではない状態で存在する場合、および他のMFP200で生成中である場合などが挙げられる。
まず、MFP100の印刷アプリ50が起動されてサムネイルを表示する場合、検索部101は、ファイルサーバ300のフォルダを参照して、印刷データを検索する(ステップS130)。確認部102は、記憶部110に検索した印刷データのサムネイルがあるか否かを確認する(ステップS131)。
記憶部110にサムネイルがある場合(ステップS131:Yes)、サムネイル生成部104は、記憶されているサムネイルは正常か否かを判断し(ステップS132)、正常である場合(ステップS132:Yes)、サムネイル生成部104は、サムネイルを生成せずに、ステップS139へ進む。
一方、記憶されているサムネイルが正常でない場合(ステップS132:No)、記憶制御部106が記憶されているサムネイルを削除し、受信部103がファイルサーバ300から検索した印刷データを受信する。そして、サムネイル生成部104は、受信した印刷データからサムネイルを生成し、記憶制御部106が記憶部110に記憶し(ステップS133)、ステップS139へ進む。
ステップS131に戻って、記憶部110に検索した印刷データのサムネイルがない場合(ステップS131:No)、受信部103は、記憶部110にサムネイルのリンクファイルがあるか否かを判断し(ステップS134)、リンクファイルがない場合(ステップS134:No)、ステップS138へ進む。
一方、リンクファイルがある場合(ステップS134:Yes)、受信部103は、リンク先であるMFPからサムネイルを受信できるか否かを判断する(ステップS135)。すなわち、リンク先のMFPにおいてサムネイルの生成が完了しているか否かを判断する。サムネイルが完了しておらず、受信できない場合(ステップS135:No)、ステップS138へ進む。
一方、サムネイルが完了しており、受信できる場合(ステップS135:Yes)、受信部103は、リンク先のMFPのサムネイルが正常か否かを判断し(ステップS136)、正常でない場合(ステップS136:No)、ステップS138へ進む。
一方、リンク先のMFPのサムネイルが正常である場合(ステップS136:Yes)、受信部103は、MFP200からサムネイルを受信し、記憶制御部106は、記憶部110に記憶されているリンクファイルを受信したサムネイルに置き換える(ステップS137)。
サムネイルのリンクファイルがない場合(ステップS134:No)、リンク先のMFPからサムネイルが受信できない場合(ステップS135:No)、およびリンク先のMFPのサムネイルが正常でない場合(ステップS136:No)、受信部103がファイルサーバ300から検索した印刷データを受信し、サムネイル生成部104は、受信した印刷データからサムネイルを生成し、記憶制御部106が記憶部110に記憶する(ステップS138)。このとき、記憶制御部106は、記憶部110にリンクファイルが記憶されていた場合(ステップS135のNo、ステップS136のNoの場合)、リンクファイルを生成したサムネイルに置き換える。
そして、表示制御部107は、MFP100またはMFP200によって生成されたサムネイルを一覧にした選択画面を表示する(ステップS139)。
このように、本実施形態の情報処理システムは、複数のMFPにおいてサムネイルを生成する場合、MFP100では、まずファイルサーバ300の特定のフォルダに記憶されている印刷データを検索し、検索した印刷データのサムネイルが記憶部110に記憶されているか否かを判断する。そして、当該サムネイルが記憶されていない場合は、他のMFP(MFP200)に記憶されているか否かを確認し、記憶されている場合、他のMFPからサムネイルを受信し、記憶部110に記憶する。一方、サムネイルが記憶部110に記憶されていない場合は、ファイルサーバ300から印刷データを受信してサムネイルを生成し、記憶部110に記憶する。
そして、MFP100において印刷を行なう際にサムネイルを並べた選択画面を表示する場合、記憶部110に記憶されたサムネイルを一覧にした選択画面を表示する。また、選択画面の表示の際にサムネイルを受信または生成する。
これにより、MFP100がファイルサーバ300に対してサムネイル等のファイルの作成や編集が可能なアクセス権を有していなくてもサムネイルを生成することができるとともに、複数のMFPによりサムネイルを生成し、MFP間で生成したサムネイルを参照して受信することでサムネイルを表示するまでの時間を短縮できる。
なお、本実施形態のMFPで実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、本実施形態のMFPで実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリーカード(SD Memory Card)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態のMFPで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態のMFPで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施形態のMFPで実行されるプログラムは、上述した各部(検索部、確認部、受信部、サムネイル生成部、リンクファイル生成部、記憶制御部、表示制御部、入力受付部、送信部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。また、例えば、上述した各部の機能のうちの一部または全部が専用のハードウェア回路で実現されてもよい。
なお、上記実施形態では、本発明の情報処理装置を、MFPに適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等であればいずれにも適用することができる。
100、200 MFP
10 本体
20 操作部
50 印刷アプリ
101 検索部
102 確認部
103 受信部
104 サムネイル生成部
105 リンク生成部
106 記憶制御部
107 表示制御部
108 入力受付部
109 送信部
110 記憶部
121 印刷制御部
300 ファイルサーバ
301 通信制御部
302 登録制御部
310 記憶部
特許第4185780号公報

Claims (11)

  1. 管理装置と、前記管理装置とネットワークを介して接続された複数の情報処理装置と、を備えた情報処理システムにおいて、
    前記管理装置は、
    出力対象データを記憶する第1の記憶部を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記出力対象データのサムネイルを記憶する第2の記憶部と、
    前記管理装置の前記第1の記憶部を参照し、前記出力対象データを検索する検索部と、
    検索した前記出力対象データに対応する前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていない場合、他の情報処理装置に当該サムネイルが記憶されているか否かを確認する確認部と、
    前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていなく、かつ前記他の情報処理装置に記憶されている場合、前記他の情報処理装置から前記サムネイルを受信し、前記サムネイルが前記第2の記憶部および前記他の情報処理装置に記憶されていない場合、前記管理装置から前記出力対象データを受信する受信部と、
    受信した前記出力対象データから前記サムネイルを生成する生成部と、
    受信した前記サムネイルおよび生成したサムネイルを前記第2の記憶部に記憶する記憶制御部と、
    前記第2の記憶部に記憶された前記サムネイルを表示部に表示する表示制御部と、を備える情報処理システム。
  2. 前記情報処理装置は、
    前記他の情報処理装置において前記サムネイルが生成中である場合、生成中の前記サムネイルの所在を示す関連情報を生成する関連情報生成部をさらに備え、
    前記記憶制御部は、生成された前記関連情報を前記第2の記憶部に記憶し、
    前記受信部は、前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていなく、かつ前記他の情報処理装置に記憶されている場合、前記他の情報処理装置から前記関連情報に基づいて前記サムネイルを受信し、
    前記記憶制御部は、前記関連情報に基づいて受信した前記サムネイルを第2の記憶部に記憶する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記表示制御部は、前記サムネイルの更新時間を設定する更新設定画面を前記表示部に表示し、
    前記情報処理装置は、
    前記更新設定画面から、前記サムネイルの更新時間の設定入力を受け付ける入力受付部をさらに備え、
    前記検索部は、前記入力受付部によって設定入力を受け付けた更新時間に、前記第1の記憶部を参照し、前記出力対象データを検索する、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記受信部は、検索した前記出力対象データに対応する前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されている場合であっても、当該サムネイルが正常でない場合、前記管理装置から前記出力対象データを受信し、
    前記生成部は、受信した前記出力対象データから前記サムネイルを再生成する、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記受信部は、前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されている場合で、かつ記憶されている前記サムネイルの更新日時が、検索した前記出力対象データの更新日時より前である場合、前記管理装置から前記出力対象データを受信し、
    前記生成部は、受信した前記出力対象データから前記サムネイルを再生成し、
    前記記憶制御部は、再生成された前記サムネイルを前記第2の記憶部に記憶する、請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記表示制御部は、前記他の情報処理装置に前記サムネイルが記憶されているか否かを確認する確認範囲を設定する範囲設定画面を前記表示部に表示し、
    前記入力受付部は、前記範囲設定画面から、前記確認範囲の設定入力を受け付け、
    前記確認部は、設定された前記確認範囲の中で、前記他の情報処理装置に前記サムネイルが記憶されているか否かを確認する、請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記表示制御部は、前記第2の記憶部に記憶された前記サムネイルを一覧にした選択画面を前記表示部に表示し、
    前記入力受付部は、前記選択画面から前記サムネイルの選択入力を受け付け、
    前記受信部は、選択された前記サムネイルに対応する前記出力対象データを、前記管理装置から受信し、
    前記情報処理装置は、
    受信した前記出力対象データを出力する出力制御部をさらに備える、請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 管理装置と、前記管理装置とネットワークを介して接続された複数の情報処理装置と、を備えた情報処理システムで実行される情報処理方法において、
    前記管理装置は、
    出力対象データを記憶する第1の記憶部を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記出力対象データのサムネイルを記憶する第2の記憶部を備え、
    前記管理装置の前記第1の記憶部を参照し、前記出力対象データを検索する検索ステップと、
    検索した前記出力対象データに対応する前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていない場合、他の情報処理装置に当該サムネイルが記憶されているか否かを確認する確認ステップと、
    前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていなく、かつ前記他の情報処理装置に記憶されている場合、前記他の情報処理装置から前記サムネイルを受信し、前記サムネイルが前記第2の記憶部および前記他の情報処理装置に記憶されていない場合、前記管理装置から前記出力対象データを受信する受信ステップと、
    受信した前記出力対象データから前記サムネイルを生成する生成ステップと、
    受信した前記サムネイルおよび生成したサムネイルを前記第2の記憶部に記憶する記憶制御ステップと、
    前記第2の記憶部に記憶された前記サムネイルを表示部に表示する表示制御ステップと、を含む情報処理方法。
  9. 出力対象データを記憶する第1の記憶部を備えた管理装置とネットワークを介して接続された情報処理装置において、
    前記出力対象データのサムネイルを記憶する第2の記憶部と、
    前記管理装置の前記第1の記憶部を参照し、前記出力対象データを検索する検索部と、
    検索した前記出力対象データに対応する前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていない場合、他の情報処理装置に当該サムネイルが記憶されているか否かを確認する確認部と、
    前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていなく、かつ前記他の情報処理装置に記憶されている場合、前記他の情報処理装置から前記サムネイルを受信し、前記サムネイルが前記第2の記憶部および前記他の情報処理装置に記憶されていない場合、前記管理装置から前記出力対象データを受信する受信部と、
    受信した前記出力対象データから前記サムネイルを生成する生成部と、
    受信した前記サムネイルおよび生成したサムネイルを前記第2の記憶部に記憶する記憶制御部と、
    前記第2の記憶部に記憶された前記サムネイルを表示部に表示する表示制御部と、を備える情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置と通信を行い、前記出力対象データを出力する本体装置と、
    を備える画像処理装置。
  11. 出力対象データを記憶する第1の記憶部を備えた管理装置とネットワークを介して接続され、前記出力対象データのサムネイルを記憶する第2の記憶部を備えたコンピュータに、
    前記管理装置の前記第1の記憶部を参照し、前記出力対象データを検索する検索ステップと、
    検索した前記出力対象データに対応する前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていない場合、他の情報処理装置に当該サムネイルが記憶されているか否かを確認する確認ステップと、
    前記サムネイルが前記第2の記憶部に記憶されていなく、かつ前記他の情報処理装置に記憶されている場合、前記他の情報処理装置から前記サムネイルを受信し、前記サムネイルが前記第2の記憶部および前記他の情報処理装置に記憶されていない場合、前記管理装置から前記出力対象データを受信する受信ステップと、
    受信した前記出力対象データから前記サムネイルを生成する生成ステップと、
    受信した前記サムネイルおよび生成したサムネイルを前記第2の記憶部に記憶する記憶制御ステップと、
    前記第2の記憶部に記憶された前記サムネイルを表示部に表示する表示制御ステップと、を実行させるためのプログラム。
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