JP2017119445A - Shift device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両に搭載される自動変速機のシフト装置に関し、特にいわゆるシフトバイワイヤ方式と称されるタイプのシフト装置に関する。 The present invention relates to a shift device for an automatic transmission mounted on a vehicle, and more particularly to a shift device of a type called a so-called shift-by-wire system.
回転ノブの回転操作によりシフトポジションの選択・切り替えを行うようにしたシフトバイワイヤ方式のシフト装置として、特許文献1に記載されたものが提案されている。
As a shift-by-wire shift device in which a shift position is selected / switched by rotating a rotary knob, a shift device described in
この特許文献1に記載されたシフト装置では、回転ノブの回転方向において、回転ノブ自体の中立位置であるホームポジションHを挟んでその両側にリバースポジションRとドライブポジションDとが設定されていて、ホームポジションHとリバースポジションRとの間にリバース側ニュートラルポジションNrが、ホームポジションHとドライブポジションDとの間にドライブ側ニュートラルポジションNdがそれぞれ設定されているものである。
In the shift device described in
そして、リバース側ニュートラルポジションNrおよびドライブ側ニュートラルポジションNdでは、そのポジションにて回転ノブの操作力を解除すれば回転ノブは直ちにホームポジションHに自己復帰する一方、回転ノブがリバースポジションRまたはドライブポジションDにシフト操作された時には、それらのポジションに回転ノブが自己保持されるようになっている。 At the reverse side neutral position Nr and the drive side neutral position Nd, if the operating force of the rotary knob is released at that position, the rotary knob immediately returns to the home position H, while the rotary knob is at the reverse position R or the drive position. When the shift operation is performed to D, the rotary knob is held in these positions.
しかしながら、特許文献1に記載された回転ノブ方式のシフト装置では、運転者の意図しない操作または不用意な操作によってホームポジションHからリバースポジションRへシフト操作してしまうおそれがある。
However, the rotary knob type shift device described in
そこで、本発明は、リバースポジションRへシフト操作する際には運転者の明確な意思表示をもってシフト操作させるべく、運転者が所定の操作を行わないとリバースポジションRへのシフト操作を行えないように考慮されたシフト装置を提供するものである。 Therefore, according to the present invention, when the shift operation is performed to the reverse position R, the shift operation to the reverse position R cannot be performed unless the driver performs a predetermined operation in order to perform the shift operation with a clear indication of the driver's intention. The shift device considered in the above is provided.
本発明は、ダイヤル式の操作ノブの回転によりシフト操作することでシフトポジションの選択・切り替えを行うようにしたシフト装置であって、前記操作ノブはケースに回転可能で且つその回転中心に直交する軸心回りに傾動変位可能に支持されているとともに、ケース内には操作ノブのシフト操作によって選択されたシフトポジションを検出する検出素子が設けられている一方、前記操作ノブの中立位置であるホームポジションと、ホームポジションから操作ノブを一方の方向に回転操作したときに選択されるリバースポジションと、ホームポジションから操作ノブを他方の方向に回転操作したときに選択されるドライブポジションのほか、ホームポジションとリバースポジションとの間の位置にリバース側ニュートラルポジションが、ホームポジションとドライブポジションとの間の位置にドライブ側ニュートラルポジションがそれぞれに設定されている。 The present invention relates to a shift device in which a shift position is selected / switched by performing a shift operation by rotating a dial type operation knob, wherein the operation knob is rotatable to a case and orthogonal to the rotation center thereof. A detection element for detecting a shift position selected by a shift operation of the operation knob is provided in the case while being supported so as to be tiltable and displaceable around the axis, while a home which is a neutral position of the operation knob is provided. In addition to the position, the reverse position selected when the control knob is rotated in one direction from the home position, the drive position selected when the control knob is rotated in the other direction from the home position, and the home position The reverse neutral position is at the position between the reverse position and the reverse position. Drive-side neutral position to a position between the home position and the drive position is set for each.
そして、前記ホームポジションからリバースポジションへのシフト操作時に、両者の間のリバース側ニュートラルポジションにて操作ノブを一時的にロックするロック機構を設けてある。 A locking mechanism is provided that temporarily locks the operation knob at a reverse neutral position between the two during a shift operation from the home position to the reverse position.
このロック機構は、前記ケースの一部に形成された係合部と、前記操作ノブの一部に形成されていて係合部と係合することにより操作ノブをその係合位置に位置規制してロックする被係合部と、から構成されていて、前記ケースに対する操作ノブの傾動変位により当該操作ノブのロック状態が解除されるようになっていることを特徴とするものである。 The lock mechanism is configured to restrict the position of the operation knob to the engagement position by engaging the engagement portion formed in a part of the case and the engagement portion formed in a part of the operation knob. And an engaged portion that locks the operation knob, and the operation knob is unlocked by tilting displacement of the operation knob with respect to the case.
より具体的には、請求項2に記載のように、前記ケースに回転軸部が回転可能に挿入支持されているとともに、この回転軸部と直交するように当該回転軸部に挿入支持された傾動軸部を介して傾動軸部に操作ノブが傾動変位可能に連結支持されているものとする。
More specifically, as described in
さらには、請求項3に記載のように、前記ケースの一部に係合部としてケース側突起部が形成されている一方、前記操作ノブの一部にはケース側突起部を受容するガイド穴が形成されているとともに、前記ガイド穴の内面に、操作ノブの非傾動変位時にケース側突起部と当接して操作ノブをリバース側ニュートラルポジションに位置規制してロックする被係合部としてノブ側突起部が形成されていて、前記操作ノブの傾動変位によりケース側突起部とノブ側突起部との当接に基づく操作ノブのロック状態が解除されるようになっているものとする。
Furthermore, as described in
ここで、請求項4に記載のように、前記操作ノブは、そのシフト操作力を解除した時にはホームポジション以外のいずれのポジションからもホームポジションに自己復帰するようになっていることが望ましい。
Here, as described in
本発明によれば、操作ノブを傾動変位動作させて操作ノブのロック状態を解除しないかぎりリバースポジションRへのシフト操作ができないので、運転者の意図しない操作または不用意な操作によってリバースポジションRへシフト操作してしまうことがない。また、操作ノブのロック解除に際して当該操作ノブを傾動変位させるだけで足りるので、操作ノブのロック解除に際して操作ノブを握り直す必要がなく、操作性も併せて向上する。 According to the present invention, the shift operation to the reverse position R cannot be performed unless the operation knob is tilted and displaced to release the locked state of the operation knob. Therefore, the reverse operation is performed to the reverse position R by an unintended operation or an inadvertent operation. There is no shifting operation. In addition, since it is only necessary to tilt and displace the operation knob when unlocking the operation knob, there is no need to re-hold the operation knob when unlocking the operation knob, and operability is also improved.
さらに、外観的にはケースと操作ノブだけのシンプルな構造であり、別の部品または別の機構としてロック機構を設ける必要がなく、部品点数の削減を図りながらシフト装置としての小型化を図ることができる。 In addition, it has a simple structure consisting of only a case and an operating knob, so there is no need to provide a lock mechanism as a separate part or separate mechanism, and the shift device can be miniaturized while reducing the number of parts. Can do.
図1〜15は本発明に係るシフト装置を実施するためのより具体的な第1の形態を示す図であり、特に図1はシフト装置全体の斜視図を示し、図2はシフト装置の操作ノブによるシフトポジションの模式図を示している。 1 to 15 are views showing a more specific first embodiment for implementing the shift device according to the present invention. In particular, FIG. 1 is a perspective view of the entire shift device, and FIG. 2 is an operation of the shift device. The schematic diagram of the shift position by a knob is shown.
図1に示すように、シフト装置は、概略的には、相手側への取付面となる取付座部2aを底面側に有する略直方体形状のケース1と、ケース1の四周外側面のうち一つの面に回転中心を横向きにして設けられたダイヤル式の操作ノブ5と、から構成されている。また、ケース1は、先に述べた座部2aを有するケース本体2とサイドケース3およびアッパーカバー4の三者から構成されている。このシフト装置は、例えばステアリングホイールを支持しているステアリングコラムの一部またはインストルメントパルのうちステアリングホイールに可及的に近い位置等に設けられる。
As shown in FIG. 1, the shift device generally includes one of a
ケース1のうちアッパーカバー4の上面にはパーキングインジケータを兼ねた照光押釦(押しボタン)式のパーキングスイッチ6と照光式のシフトポジションインジケータ7が設けられている。また、操作ノブ5は円筒状をなしていて、その円周方向での正転方向と逆転方向(一方の方向と他方の方向)にそれぞれ回転可能にケース1に対して支持されている。そして、操作ノブ5の一方の方向または他方の方向への回転操作によりシフトポジションの選択・切り替えが行われるようになっている。
On the upper surface of the
さらに、操作ノブ5の外周面のうち真上位置には取手部5aが一体に突出形成されていて、この取手部5aは、操作ノブ5の長手方向(軸心方向)に延びる偏平ブロック状のものとして形成されている。そして、隣接するシフトポジションインジケータ7のニュートラルポジションを示す「N」の表示と、リバースポジションを示す「R」の表示、およびドライブポジションを示す「D」の表示との関係において、常時は取手部5aがニュートラルポジション「N」の表示位置を指示する位置に操作ノブ5が自己保持されている。
Further, a
図2は操作ノブ5の回転に基づくシフト操作により選択・切り替えが行われるシフトポジションを平面的に展開した模式図である。本実施の形態では、図1に示したシフトポジションインジケータ7での「N」、「R」、「D」のそれぞれの表示とは別に、操作ノブ5のシフトポジションとして、図2に示すように、操作ノブ5の回転方向での中立位置であるホームポジション「H」と、ホームポジション「H」から操作ノブ5を一方の方向に回転操作したときに選択されるリバースポジション「R」と、ホームポジション「H」から操作ノブ5を他方の方向に回転操作したときに選択されるドライブポジション「D」のほか、ホームポジション「H」とリバースポジション「R」との間の位置にリバース側ニュートラルポジション「Nr」が、ホームポジション「H」とドライブポジション「D」との間の位置にドライブ側ニュートラルポジション「Nd」がそれぞれに設定されている。
FIG. 2 is a schematic diagram in which a shift position that is selected and switched by a shift operation based on the rotation of the
そして、操作ノブ5のホームポジション「H」がシフトポジションインジケータ7の「N」の表示位置に一致していて、同様に操作ノブ5のリバースポジション「R」がシフトポジションインジケータ7の「R」の表示位置に、操作ノブ5のドライブポジション「D」がシフトポジションインジケータ7の「D」の表示位置に、それぞれ一致している。
The home position “H” of the
また、操作ノブ5のホームポジション「H」からリバースポジション「R」側およびドライブポジション「D」側へのそれぞれの回転角は最大でも10°程度であり、後述するように、操作ノブ5はそのシフト操作力(回転操作力)を解除した時には、ホームポジション「H」以外のいずれのポジションからもホームポジション「H」に直ちに自己復帰するように構成されている。言い換えるならば、操作ノブ5は、ホームポジション「H」以外の「R」、「D」、「Nr」、「Nd」の各シフトポジションではその位置に自己保持する機能を有していない。
In addition, the rotation angle of the
図3はケース1のうちケース本体2とサイドケース3および操作ノブ5との相対位置関係を示す分解斜視図を示していて、図4はケース本体2およびサイドケース3と組み合わされるアッパーカバー4の分解斜視図を示している。また、図5の(A)は図1に示したシフト装置の平面図を、図5の(B)は同図(A)のA−A線に沿った断面図をそれぞれ示している。さらに、図6の(A)は図5の(A)に示したシフト装置の正面図を、図6の(B)は同図(A)のB−B線に沿った断面図を示している。また、図7は図5の(A)のC−C線に沿った断面図を示している。なお、図5〜7はいずれも図1と同様に操作ノブ5がホームポジション「H」にある状態を示している。
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a relative positional relationship between the
図3に示すように、ケース本体2とサイドケース3は互いに突き合わされることで図1のようなボックス形状をなし、ケース本体2とサイドケース3との間には異形円筒状の回転レバー8が収容される。より詳しくは、ケース1の外側面の一部をなすケース本体2の側壁2bには軸穴2cが形成されており、この軸穴2cに対して、後述するように操作ノブ5の回転軸部として機能する独立した回転軸9が回転可能に挿入支持される。また、回転軸9には当該回転軸9の軸心と直交する連結ピン10が傾動軸部として付帯している。
As shown in FIG. 3, the
回転軸9のうち操作ノブ5側の端部には二面幅部9aが形成されているとともに、この二面幅部9aにピン穴9cが形成されている。その一方、操作ノブ5のうちケース本体2側の端面には図6に示すクレビス部11が二股状に形成されていて、クレビス部11側にも二面幅部9aと同様にピン穴が形成されている。そして、このクレビス部11に回転軸9の二面幅部9aを挿入した上で連結ピン10を圧入することにより、回転軸9に対して操作ノブ5が連結ピン10を回転中心として傾動変位可能に連結支持されている。
A
すなわち、回転軸9はケース本体2に回転可能に支持されているとともに、回転軸9に対して当該回転軸9と直交する連結ピン10を介して操作ノブ5が傾動変位可能に連結支持されており、結果として、ケース本体2に対して操作ノブ5は回転軸9を回転中心として回転可能に支持されているとともに、その回転軸9に直交する連結ピン10を回転中心として操作ノブ5が傾動変位可能に支持されていることになる。なお、このような操作ノブ5の傾動変位を許容するために、図6の(A)に示すように、操作ノブ5のうちケース本体2側の一端面には傾斜した逃げ面5bを形成してある。
That is, the
また、ケース本体2のうち側壁2bよりもサイドケース3側の空間には回転レバー8がカラーブッシュ12とともに配置され、軸穴2cに挿入支持された回転軸9に対して回転レバー8が止めねじ13により締結固定される。これにより、回転レバー8は操作ノブ5とともにケース本体2に回転軸9を回転中心として回転可能に支持される。回転レバー8の外周面には保持突起部8aが上向き(径方向外向き)に形成されており、この保持突起部8aの内部にバー状のマグネット(永久磁石)14が挿入支持される。
A rotation lever 8 is disposed with the
さらに、図3に示す回転レバー8の側部には張り出し部8bが一体に突出形成されていて、この張り出し部8bには回転レバー8自体の回転方向に沿った円弧状の凹溝15が形成されている。この凹溝15は図7に示すように断面形状が略V字状のものとして形成されている。他方、ケース本体2の側壁2bの内側面(サイドカバー3側の面)には図7に示すようにピン受容部16が凹設されており、このピン受容部16には同図に示すピボット状のチェックピン17がリターンスプリング(圧縮コイルスプリング)18とともに出没可能に挿入支持されている。これにより、ケース本体2に対する操作ノブ5および回転レバー8の組付状態では、チェックピン17の先端が凹溝15に着底して、操作ノブ5の回転操作時に凹溝15とチェックピン17とが相対移動することで操作ノブ5に所定の抵抗を付与するようになっている。
Further, a protruding
そして、図7から明らかなように、凹溝15はその操作ノブ5の回転方向において深さが比較的急激に変化する断面V溝状のものであることから、凹溝15の深さ位置に応じて操作ノブ5に対しチェックピン17が及ぼす押圧力が変化することから、操作ノブ5の回転変位に対する抵抗力が回転ストロークの途中で変化することになる。これにより、凹溝15とそれに着底するチェックピン17およびリターンスプリング18の三者は、操作ノブ5の回転変位に応じた節度感を付与するための節度機構19を形成していることになる。
As apparent from FIG. 7, the
また、節度機構19では、図7に示すように、操作ノブ5がホームポジション「H」にある時にはチェックピン17が凹溝15の最深部に位置するように設定してあることから、操作ノブ5に回転操作力を加えない場合には、操作ノブ5はホームポジション「H」に自己保持される。同時に、操作ノブ5をホームポジション「H」からいずれの方向に回転操作した場合でも、その回転操作力を解除したならば、操作ノブ5が直ちにホームポジション「H」に復帰するような復帰力が節度機構19によって常に付与されていることになる。
Further, in the
図3に示すケース本体2の側壁2bには、軸穴2cをはさんでその上下二箇所に操作ノブ5側に向かって突出する突起部20,21が形成されている。他方、図5,6の(B)に示すように、操作ノブ5のうちケース本体2の側壁2bと対向することになる一端面には、一対の突起部20,21が個別に且つ遊嵌的に挿入される円弧状のガイド穴22,23が形成されている。各ガイド穴22,23の円周方向長さは各突起部20,21のそれよりも所定量だけ長い長穴状のものとして形成されており、これによりケース本体2に対する操作ノブ5の回転変位量がガイド穴22,23の長さの範囲内に規制されている。なお、一方の突起部20は、後述する操作ノブ5のためのロック機構35の係合部(ケース側突起部)として機能することになる。
Protrusions 20 and 21 projecting toward the
図1に示したケース1の上部のアッパーカバー4には、図4に示すように、回路基板24と、シールラバー25と、インジケータブロック26と、ボタンベース27と、ポジション表示プレート28と、ボタンプレート29とがそれぞれに組み込まれている。
As shown in FIG. 4, the
回路基板24には、その裏面に、シフト装置として必要な半導体素子のほか、マグネット14(図3参照)と組み合わせて使用される図5の(B)に示すホールIC等の複数の検出素子30(以下、複数の検出素子を総称して「検出素子群30」と言う。)が実装されているとともに、外部機器への信号出力のための例えば雌側のコネクタ31が装着されている。また、回路基板24の上面には、光源として機能する複数のLED32(以下、複数のLEDを総称して「LED群32」と言う。)のほか、先に述べた照光押釦式のパーキングスイッチ6(図1参照)の接点部や光源を内蔵するボタン部33が実装されている。なお、検出素子群30では個々に独立した検出素子が例えばマトリックス状に配置されている。
The
図4に示すシールラバー25は下側の回路基板24に防塵性および防水性等を付与する機能を有し、インジケータブロック26は回路基板24側のLED群32の照射領域を複数領域に区画する機能を有する。また、ボタンベース27は回路基板24側のボタン部33を受容して照光押釦式のパーキングスイッチ6(図1参照)のベース部として機能する。さらに、ポジション表示プレート28は、LED群32を光源として、先に述べたリバースポジションである「R」の文字と、ニュートラルポジションである「N」の文字、およびドライブポジションである「D」の文字のうちいずれかを選択的に照光表示する機能を有し、ボタンプレート29はパーキングポジションである「P」の文字を照光表示する機能とともに、パーキングスイッチ6(図1参照)の操作部としての機能を有する。
The seal rubber 25 shown in FIG. 4 has a function of imparting dustproof and waterproof properties to the
そして、回路基板24の上にシールラバー25とインジケータブロック26およびボタンベース27をそれぞれ重ね合わせてビス34にて締結固定し、さらにインジケータブロック26の上にポジション表示プレート28を、ボタンベース27の上にボタンプレート29をそれぞれ重ね合わせた上で、それらの中間組立体を図3のケース本体2の上に位置決め載置し、最後にアッパーカバー4を被せてケース本体2に嵌合させることで、図1に示すようにアッパーカバー4がケース本体2やサイドケース3と組み合わされてシフト装置のケース1として組み立てられることになる。
Then, the seal rubber 25, the
このような構成により、図5の(B)に示すように、回路基板24の裏面の検出素子群30と、回転レバー8に装着されたマグネット14(図3,5参照)とが互いに近接・対峙するかたちとなる。また、回路基板24の表面のLED群32とインジケータブロック26およびポジション表示プレート28は、先に述べた図1のシフトポジションインジケータ7を構成し、回路基板24の上面のボタン部33とボタンベース27およびボタンプレート29は同様に図1の照光押釦式のパーキングスイッチ6を構成することになる。さらに、回路基板24側の雌側コネクタ31は図3に示したサイドケース3の角穴部3aに嵌合保持されて、サイドケース3の下側開口部から挿入される図示外の雄側のコネクタと嵌合接続されることになる。
With this configuration, as shown in FIG. 5B, the
したがって、このように構成されたシフト装置では、図2に示すホームポジション「H」に操作ノブ5が自己保持されているので、操作ノブ5をいずれかの方向に回してシフト操作を行うことになる。
Therefore, in the shift device configured as described above, the
例えば図2のホームポジション「H」から操作ノブ5を一方の方向(正転方向)に回してシフト操作することにより、リバース側ニュートラルポジション「Nr」を経由して、リバースポジション「R」にシフト操作することが可能である。同様に、ホームポジション「H」から操作ノブ5を他方の方向(逆転方向)に回してシフト操作することにより、ドライブ側ニュートラルポジション「Nd」を経由して、ドライブポジション「D」にシフト操作することが可能である。また、リバースポジション「R」またはドライブポジション「D」からニュートラルポジション「N」にシフト操作する場合には、ホームポジション「H」から操作ノブ5をリバース側ニュートラルポジション「Nr」までシフト操作することになる。
For example, by turning the
この場合において、先に述べたように、ホームポジション「H」以外のいずれのシフトポジションにおいても、操作ノブ5をそのシフトポジション位置に自己保持する機能を有していないので、シフト操作後に操作ノブ5の回転操作力を解除すれば、操作ノブ5は直ちにホームポジション「H」に自己復帰することになる。
In this case, as described above, in any shift position other than the home position “H”, the
本実施の形態では、図2に示す操作ノブ5のホームポジション「H」を含むリバース側ニュートラルポジション「Nr」からドライブ側ニュートラルポジション「Nd」までの範囲がニュートラルポジションであるが、ニュートラルポジション「N」にシフト操作する場合には、リバース側ニュートラルポジション「Nr」にシフト操作する。
In the present embodiment, the range from the reverse neutral position “Nr” including the home position “H” of the
このように構成されたシフト装置において、運転者の意図しない操作または不用意な操作によってホームポジション「H」からリバースポジション「R」へいきなりシフト操作してしまうことがないように操作ノブ5のロック機構35を設けてある。
In the shift device configured as described above, the
図8,9は、操作ノブ5をホームポジション「H」からリバース側ニュートラルポジション「Nr」にシフト操作した時のシフト装置の状態を示している。図8の(A)はその平面図、図8の(B)は同図(A)のD−D線に沿った断面図である。また、図9は図8の(A)に示したシフト装置の正面図、図9の(B)は同図(A)のE−E線に沿った断面図である。さらに、図10の(A)は図8の(B)のP部の拡大図、図10の(B)は図9の(B)の要部拡大図であって且つ図9の(A)のF−F線に沿った断面図である。
8 and 9 show the state of the shift device when the
図8,9に示すように、操作ノブ5のうちケース本体2の側壁2bと対向する一端面には、回転軸9をはさんでその上下二箇所に扇形状の突出座部36,37が形成されている。これらの突出座部36,37には先に述べたガイド穴22,23が個別に凹設されていて、各ガイド穴22,23にはケース本体2側の突起部20,21を個別に受容するようにして当該突起部20,21が遊嵌的に挿入されている。各ガイド穴22,23はいずれも段付きの異形長穴状または異形円弧状のものとして形成されていて、ケース本体2側の突起部20,21を受容しているガイド穴22,23の長さの範囲内で操作ノブ5の回転ストロークが規制されることになる。なお、下側の突出座部37の一部に、先に述べた逃げ面5bが形成されていることになる。
As shown in FIGS. 8 and 9, fan-shaped projecting
また、図10の(A),(B)に拡大して示すように、上下一対のガイド穴22,23のうち上側の一方のガイド穴22の奥部であって且つドライブポジション「D」側の内側面には局部的に内面突起部38が形成されていて、当該内側面が階段状のものとして形成されている。そして、図2に示したホームポジション「H」からリバースポジション「R」に向かって操作ノブ5を傾動変位させることなくシフト操作した場合に、内面突起部38と上側の突起部20の先端部とが干渉または当接して、その当接位置にて操作ノブ5が位置規制されて一時的にロックされるようになっている。
Further, as shown in enlarged views in FIGS. 10A and 10B, it is at the back of the
このロック位置はホームポジション「H」とリバースポジション「R」との間のリバース側ニュートラルポジション「Nr」に一致していて、これにより、傾動変位可能な操作ノブ5とガイド穴22に形成された内面突起部38およびケース本体2側の突起部20との三者で、操作ノブ5をホームポジション「H」からリバースポジション「R」にシフト操作するに際して、リバース側ニュートラルポジション「Nr」に操作ノブ5を一時的にロックするためのロック機構35が形成されている。この場合において、ケース本体2側の一方の突起部20は、ロック機構35の係合部(ケース側突起部)として機能し、その一方の突起部20が挿入されてこれを受容することになるガイド穴22側の内面突起部38は、ロック機構35の被係合部(ノブ側突起部)として機能することになる。
This lock position coincides with the reverse-side neutral position “Nr” between the home position “H” and the reverse position “R”, and is thus formed in the
なお、後述ずるように、ガイド穴22に形成された内面突起部38とケース本体2側の突起部20との干渉または当接に基づく操作ノブ5のロック状態は、後述する図11,12に示すように操作ノブ5自体を傾動変位させることで解除されてアンロック状態となる。
As will be described later, the locked state of the
したがって、このようなロック機構35を有するシフト装置では、図5,6では操作ノブ5が図2のホームポジション「H」にある状態(シフトポジションインジケータ7のニュートラルポジション「N」の位置にある状態)を示していて、図8,9では操作ノブ5が図2のリバース側ニュートラルポジション「Nr」にある状態を示していることから、リバースポジション「R」へのシフト操作に際しては、ホームポジション「H」側からリバース側ニュートラルポジション「Nr」を経由してリバースポジション「R」にシフト操作するべく、操作ノブ5をリバースポジション「R」側に回してシフト操作する。
Therefore, in the shift device having such a
この場合に、操作ノブ5がリバース側ニュートラルポジション「Nr」に達した時点で、図8,9のほか図10に示すように、操作ノブ5側のガイド穴22の内面突起部38がケース本体2側の突起部20と干渉または当接して、それ以上の操作ノブ5のリバースポジション「R」側への回転が阻止されて、実質的に操作ノブ5がリバース側ニュートラルポジション「Nr」にロックされる。この状態がリバース側ニュートラルポジション「Nr」での操作ノブ5のロック状態である。
In this case, when the
このように、ホームポジション「H」側からリバースポジション「R」へのシフト操作に際して、その前段のリバース側ニュートラルポジション「Nr」にて操作ノブ5を一時的にロックすることにより、運転者にリバースポジション「R」へのシフト操作の意志を再確認させることができる。他方、リバースポジション「R」へ向かってのシフト操作が運転者の意図しない操作または不用意な操作によるものである場合には、前段のリバース側ニュートラルポジション「Nr」での操作ノブ5の一時的なロックをもって、以降の操作を中止して、リバースポジション「R」へ向かってのシフト操作が運転者の意図しない操作または不用意な操作によるものであることを認識させることになる。
As described above, when the shift operation from the home position “H” to the reverse position “R” is performed, the
図11,12は、いずれも操作ノブ5がリバース側ニュートラルポジション「Nr」にあって且つ操作ノブ5のロック状態が解除された状態(アンロック状態)のシフト装置を示している。図11の(A)はその平面図、図11の(B)は同図(A)のG−G線に沿った断面図である。また、図12の(A)は図10の(A)に示したシフト装置の正面図、図12の(B)は同図(A)のH−H線に沿った断面図である。さらに、図13は図11の(B)のQ部拡大図である。
FIGS. 11 and 12 each show the shift device in which the
先に述べたように、リバースポジション「R」へのシフト操作が運転者の意志によるものである場合には、操作ノブ5がリバース側ニュートラルポジション「Nr」にロックされている状態で、図11,12に示すように、ケース1側での回転中心(図11の(B)に示したケース本体2に支持されている回転軸9の中心)に対して操作ノブ5自体の回転中心をあたかも折り曲げるようにして、その操作ノブ5を連結ピン10を回転中心として傾動変位させる。この操作ノブ5の傾動変位により、図11,12のほか図13に示すように、操作ノブ5側のガイド穴22の内面突起部38とケース本体2側の突起部20との干渉または当接状態が解消されて、先の操作ノブ5のロック状態が解除されてアンロック状態となる。
As described above, when the shift operation to the reverse position “R” is based on the driver's will, the
この状態で初めて操作ノブ5のリバースポジション「R」側へのシフト操作が可能となり、図14,15に示すように、操作ノブ5を傾動変位させたままでリバースポジション「R」側へ回すことにより、リバースポジション「R」へのシフト操作が行われる。
In this state, the
なお、図14,15はいずれも操作ノブ5がリバースポジション「R」にシフト操作された状態を示していて、図14の(A)はその平面図を、図14の(B)は同図(A)のI−I線に沿った断面図をそれぞれ示している。また、図15の(A)は図14の(A)に示したシフト装置の正面図を、図15の(B)は同図(A)のJ−J線に沿った断面図をそれぞれ示している。
14 and 15 both show the state in which the
この場合において、図14の(B)に示す回路基板24の裏面の検出素子群30のうち特定のものに対して回転レバー9側のマグネット14(図3参照)が近接対峙することで、リバースポジション「R」にシフト操作されたことが検出され、同時に、図1に示すシフトポジションインジケータ7の「R」の表示が点灯する。そして、リバースポジション「R」にシフト操作されたことに基づく検出素子群30の検出出力は、図示しない自動変速機の制御系に出力される。
In this case, when the magnet 14 (see FIG. 3) on the
そして、リバースポジション「R」へのシフト操作後に、操作ノブ5の傾動変位操作力とともに操作ノブ5の回転操作力を解除すると、操作ノブ5は直ちに図2に示したホームポジション「H」に自律的に復帰してその位置に自己保持されることになる。なお、操作ノブ5のホームポジション「H」への復帰力は先に説明した節度機構19によって付与される。
After the shift operation to the reverse position “R”, when the rotational operation force of the
以上のような操作ノブ5のホームポジション「H」に対するリバース側ニュートラルポジション「Nr」およびリバースポジション「R」の相対位置関係は、図2に示すように、操作ノブ5の反対側への回転方向において、操作ノブ5のホームポジション「H」に対するドライブ側ニュートラルポジション「Nd」およびドライブポジション「D」の相対位置関係と同じである。
The relative positional relationship between the reverse neutral position “Nr” and the reverse position “R” with respect to the home position “H” of the
したがって、ドライブポジション「D」へのシフト操作に際しては、ホームポジション「H」側からドライブ側ニュートラルポジション「Nd」を経由してドライブポジション「D」にシフト操作するべく、操作ノブ5をドライブポジション「D」側に回してシフト操作する。
Accordingly, when shifting to the drive position “D”, the
このドライブポジション「D」へのシフト操作に際しては、リバースポジション「R」へのシフト操作時と異なり、その前段のドライブ側ニュートラルポジション「Nd」にて操作ノブ5を一時的にロックする機能を有していない。すなわち、操作ノブ5がホームポジション「H」にある状態を示している図5,6において、操作ノブ5側のガイド穴22はケース本体2側の突起部20と干渉することなくドライブポジション「D」側(同図の反時計回り方向)へ所定量だけ回転させることが可能となっている。これにより、操作ノブ5を傾動変位させることなくドライブポジション「D」側へ回すことで、ドライブ側ニュートラルポジション「Nd」を経由してダイレクトにドライブポジション「D」へのシフト操作が行われる。
Unlike the shift operation to the reverse position “R”, the shift operation to the drive position “D” has a function of temporarily locking the
この場合において、図5の(B)に示す回路基板24の裏面の検出素子群30のうち特定のものに対して回転レバー8側のマグネット14(図3参照)が近接対峙することで、ドライブポジション「D」にシフト操作されたことが検出され、同時に図1に示すシフトポジションインジケータ7の「D」の表示が点灯する。そして、ドライブポジション「D」にシフト操作されたことに基づく検出素子群30の検出出力は、図示しない自動変速機の制御系に出力される。
In this case, the magnet 14 (see FIG. 3) on the rotating lever 8 side is in close proximity to a specific one of the
また、ドライブポジション「D」へのシフト操作後に、操作ノブ5の回転操作力を解除すると、操作ノブ5は直ちに図2に示したホームポジション「H」に自律的に復帰してその位置に自己保持されることになる。なお、操作ノブ5のホームポジション「H」への復帰力は先に説明した節度機構19によって付与される。
When the rotational operation force of the
その一方、リバースポジション「R」またはドライブポジション「D」からニュートラルポジションにシフト操作する場合には、ホームポジション「H」から操作ノブ5をリバース側ニュートラルポジション「Nr」までシフト操作する。
On the other hand, when shifting from the reverse position “R” or the drive position “D” to the neutral position, the
この場合に、図5(B)に示す回路基板24の裏面の検出素子群30のうち特定のものに対して回転レバー8側のマグネット124図3参照)が近接対峙することで、リバース側ニュートラルポジション「Nr」にシフト操作されたことが検出され、同時に図1に示すシフトポジションインジケータ7の「N」の表示が点灯する。
In this case, the reverse side neutral is caused when the magnet 124 on the rotating lever 8 side (see FIG. 3) is in close proximity to a specific
そして、リバース側ニュートラルポジション「Nr」にシフト操作されたことに基づく検出素子群30の検出出力は、図示しない自動変速機の制御系に出力される。また、リバース側ニュートラルポジション「Nr」またはドライブ側ニュートラルポジション「Nd」にシフト操作した後、操作ノブ5の回転操作力を解除すれば直ちに操作ノブ5はホームポジション「H」に復帰する。
The detection output of the
なお、図2に示す操作ノブ5のホームポジション「H」を含むリバース側ニュートラルポジション「Nr」からドライブ側ニュートラルポジション「Nd」までの範囲がニュートラルポジションであるが、ニュートラルポジション「N」にシフト操作する場合には、リバース側ニュートラルポジション「Nr」にシフト操作する。
The range from the reverse neutral position “Nr” including the home position “H” of the
このように本実施の形態によれば、ホームポジション「H」からリバースポジション「R」へのシフト操作に際して、その前段のリバース側ニュートラルポジション「Hr」にて操作ノブ5を一時的にロックするべく、操作ノブ5のロック機構35を設けたことにより、運転者の意図しない操作または不用意な操作によってリバースポジション「R」へシフト操作してしまうことを未然に防止することができる。
As described above, according to the present embodiment, when the shift operation from the home position “H” to the reverse position “R” is performed, the
また、操作ノブ5のロック解除に際して当該操作ノブ5を傾動変位させるだけで足りるので、操作ノブ5のロック解除に際して操作ノブ5を握り直す必要がなく、操作性も併せて向上する。
Further, when the
さらに、図1に示したように、シフト装置としては、外観的にはケース1と操作ノブ5以外に付帯しているものがないので、別の部品または別の機構としてロック機構を設ける必要がなく、部品点数の削減を図りながらシフト装置の小型化を図ることができる。
Furthermore, as shown in FIG. 1, since there is no external appearance of any shift device other than the
1…ケース
2…ケース本体
3…サイドケース
4…アッパーカバー
5…操作ノブ
9…回転軸(回転軸部)
10…連結ピン(傾動軸部)
19…節度機構
20…突起部(係合部,ケース側突起部)
22…ガイド穴
30…検出素子
35…ロック機構
38…内面突起部(被係合部,ノブ側突起部)
D…ドライブポジション
H…ホームポジション
N…ニュートラルポジション
Nd…ドライブ側ニュートラルポジション
Nr…リバース側ニュートラルポジション
R…リバースポジション
DESCRIPTION OF
10 ... Connecting pin (tilting shaft)
19 ...
22 ...
D ... Drive position H ... Home position N ... Neutral position Nd ... Drive side neutral position Nr ... Reverse side neutral position R ... Reverse position
Claims (4)
前記操作ノブはケースに回転可能で且つその回転中心に直交する軸心回りに傾動変位可能に支持されているとともに、ケース内には操作ノブのシフト操作によって選択されたシフトポジションを検出する検出素子が設けられている一方、
前記操作ノブの中立位置であるホームポジションと、ホームポジションから操作ノブを一方の方向に回転操作したときに選択されるリバースポジションと、ホームポジションから操作ノブを他方の方向に回転操作したときに選択されるドライブポジションのほか、ホームポジションとリバースポジションとの間の位置にリバース側ニュートラルポジションが、ホームポジションとドライブポジションとの間の位置にドライブ側ニュートラルポジションがそれぞれに設定されていて、
前記ホームポジションからリバースポジションへのシフト操作時に、両者の間のリバース側ニュートラルポジションにて操作ノブを一時的にロックするロック機構を設けてあり、
前記ロック機構は、
前記ケースの一部に形成された係合部と、
前記操作ノブの一部に形成されていて係合部と係合することにより操作ノブをその係合位置に位置規制してロックする被係合部と、
から構成され、
前記ケースに対する操作ノブの傾動変位により当該操作ノブのロック状態が解除されるようになっていることを特徴とするシフト装置。 A shift device that selects and switches the shift position by performing a shift operation by rotating a dial-type operation knob,
The operation knob is supported by the case so as to be rotatable and tiltable and displaceable about an axis orthogonal to the rotation center, and a detection element for detecting a shift position selected by a shift operation of the operation knob is provided in the case. While
The home position that is the neutral position of the control knob, the reverse position that is selected when the control knob is rotated in one direction from the home position, and the control position that is selected when the control knob is rotated in the other direction from the home position In addition to the drive position, the reverse neutral position is set between the home position and the reverse position, and the drive neutral position is set between the home position and the drive position.
At the time of shifting operation from the home position to the reverse position, there is provided a lock mechanism for temporarily locking the operation knob at the reverse side neutral position between the two,
The locking mechanism is
An engaging portion formed in a part of the case;
An engaged portion that is formed on a part of the operation knob and engages with the engagement portion to lock the operation knob at its engagement position;
Consisting of
A shift device in which the lock state of the operation knob is released by tilting displacement of the operation knob with respect to the case.
この回転軸部と直交するように当該回転軸部に挿入支持された傾動軸部を介して傾動軸部に操作ノブが傾動変位可能に連結支持されていることを特徴とする請求項1に記載のシフト装置。 The rotating shaft portion is rotatably inserted and supported in the case,
The operation knob is connected to and supported by the tilting shaft portion via a tilting shaft portion inserted and supported by the rotation shaft portion so as to be orthogonal to the rotation shaft portion. Shift device.
前記操作ノブの一部にはケース側突起部を受容するガイド穴が形成されているとともに、
前記ガイド穴の内面に、操作ノブの非傾動変位時にケース側突起部と当接して操作ノブをリバース側ニュートラルポジションに位置規制してロックする被係合部としてノブ側突起部が形成されていて、
前記操作ノブの傾動変位によりケース側突起部とノブ側突起部との当接に基づく操作ノブのロック状態が解除されるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載のシフト装置。 While a case side protrusion is formed as an engaging part in a part of the case,
A guide hole for receiving the case side protrusion is formed in a part of the operation knob,
A knob-side protrusion is formed on the inner surface of the guide hole as an engaged portion that abuts the case-side protrusion when the operation knob is non-tiltally displaced and locks the operation knob at the reverse neutral position. ,
The shift according to claim 1 or 2, wherein the lock state of the operation knob based on the contact between the case side protrusion and the knob side protrusion is released by the tilt displacement of the operation knob. apparatus.
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