JP2017118245A - 感電事故防止システム、及びセンサ信号検出ポール - Google Patents

感電事故防止システム、及びセンサ信号検出ポール Download PDF

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敬一 中原
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敬一 中原
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Abstract

【課題】不必要に停電操作を実施することなく、必要な場合は停電操作を実施して感電事故を確実に回避する。【解決手段】電気所の構内設備3に接続する充電部41の鉛直下方に第1離隔距離だけ離れた高さで第1センサ信号送信機51を、充電部41の鉛直下方に第2離隔距離(<第1離隔距離)だけ離れた高さで第2センサ信号送信機52を設ける。第1センサ信号送信機51からの無線信号を受信する第1センサ信号受信機206、第2センサ信号送信機52からの無線信号を受信する第2センサ信号受信機207、情報処理装置及び通信装置を備えたセンサ検出ポール10を構内設備3に設置する。センサ検出ポール10は、第1無線信号が遮断されると警告を示す情報を出力し、第2無線信号が遮断されると充電部41の充電状態を解除する停電制御を行う。【選択図】図2

Description

この発明は、感電事故防止システム、及びセンサ信号検出ポールに関する。
特許文献1には、特定の区域に故意に侵入する者や誤って侵入する者から特定の区域を防護し、若しくは誤って侵入した者が不測の被害に会わないようにするため、特定区域警備装置が、パッシブ型の各赤外線センサの警戒エリアにより警備対象区域を囲むようにして警戒区域を形成し、第三者が警戒エリアの何れかを横切るとこの警戒エリアが設定されている赤外線センサが第三者の体温を赤外線として検知し、ケーブルを介して侵入信号が発信機に送られ、発信機はこの信号を無線でモニター装置に送り、モニター装置はこの信号により侵入のあった警備対象区域の特定および同区域に対する侵入方向等を解析し、これを警備車に連絡することが記載されている。
特許文献2には、送電線用鉄塔付近に侵入する侵入者を検出して撮像するため、送電線用鉄塔侵入監視装置が、侵入者をレーザビームセンサで常時検出し、テレビカメラセンサで撮像し、警告灯などで警告し、情報をPHSシステム、またはサテライトホーンにより監視センタに送信することが記載されている。
特許文献3には、スイッチギヤの扉の開放時に、保守員の立ち入りあるいは小動物の侵入を感知して、音声による警告、ブザーなどによるアラームを発して感電事故を防止すること、より詳細には、スイッチギヤの扉の開閉に連動するように扉の開放時にオンとなる接点を有するスイッチを設け、スイッチギヤの内部に、スイッチギヤへの侵入物を感知してオンとなる接点を有するセンサ、スイッチギヤに配設された引出し形遮断器の引き出し状態においてオンとなる接点を有するスイッチを設け、継電器の通電時にアラームを発することが記載されている。
登録実用新案第3019748号公報 特開2001−351186号公報 特開2011−250661号公報
変電所等の電気所の構内には、高圧の充電部(母線等)が接続する設備(変圧器、遮断器、断路器等)が配置されており、構内への侵入者等が充電部に不用意に接近すれば感電事故に繋がる。ここで感電事故の防止を徹底する観点からすれば侵入者等が充電部に接近した場合は直ちに停電操作を実施することが好ましい。しかし需要家への影響を防ぐ観点からすれば可能な限り停電操作の実施は回避する必要がある。
本発明は、こうした背景に鑑みてなされたもので、不必要に停電操作を実施することなく、必要な場合は停電操作を実施して感電事故を確実に回避することが可能な、感電事故防止システム、及びセンサ信号検出ポールを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明のうちの一つは、感電事故防止システムであって、電気所の構内設備に接続する充電部の鉛直下方に第1離隔距離だけ離れた高さ位置で設けられる第1センサ信号送信機と、前記充電部の鉛直下方に第2離隔距離(<第1離隔距離)だけ離れた高さ位置で設けられる第2センサ信号送信機と、前記第1センサ信号送信機及び前記第2センサ信号送信機の双方から水平方向に所定距離離間した位置に立設されるセンサ信号検出ポールと、前記センサ信号検出ポールに前記第1センサ信号送信機と同じ高さ位置で設けられ、前記第1センサ信号送信機から送信された第1無線信号を受信する第1センサ信号受信機と、前記センサ信号検出ポールに前記第2センサ信号送信機と同じ高さ位置で設けられ、前記第2センサ信号送信機から送信された第2無線信号を受信する第2センサ信号受信機と、前記センサ信号検出ポールに設けられ、前記第1センサ信号送信機から前記第1センサ信号受信機に送信された前記第1無線信号が遮断されたか否かを判定する第1センサ信号監視部と、前記センサ信号検出ポールに設けられ、前記第2センサ信号送信機から前記第2センサ信号受信機に送信された前記第2無線信号が遮断されたか否かを判定する第2センサ信号監視部と、警告を示す情報を出力する出力装置と、前記第1センサ信号監視部が前記第1無線信号が遮断されたと判定した場合に、前記出力装置から警告を示す情報を出力する警告出力部と、前記構内設備に対して停電制御を行う停電制御装置と、前記第2センサ信号監視部が前記第2無線信号が遮断されたと判定した場合に、前記停電制御装置を制御して前記充電部の充電状態を解除する停電制御部と、を備える。
このように第1無線信号は遮断されているが第2無線信号は遮断されていない場合、即ち、侵入者等が第1離隔距離内に存在するが第2離隔距離内には入っていない場合、センサ信号検出ポールは警告を出力するのみで停電制御までは行わない。一方、第2無線信号が遮断された場合、センサ信号検出ポールは、直ちに停電制御を行って充電部の充電状態を解除する。このため、本発明によれば、不必要に停電制御を実施することなく、また必要な場合には停電制御を実施して、感電事故を確実に回避することができる。
本発明の他の一つは、上記感電事故防止システムであって、前記センサ信号検出ポールは、前記電気所の外部に存在する通信設備と通信する通信装置と、前記第1センサ信号監視部が前記第1無線信号が遮断されたと判定した場合にその旨を前記通信設備に通知し、前記第2センサ信号監視部が前記第2無線信号が遮断されたと判定した場合にその旨を前記通信設備に通知する通信処理部とを備える。
本発明によれば、中央制御所等の電気所から遠隔した場所において、第1無線信号が遮断されたことや第2無線信号が遮断されたことを迅速に把握することができ、電気所から遠隔した場所において現場の状況を迅速に把握することができる。
本発明の他の一つは、上記感電事故防止システムであって、前記センサ信号検出ポールは、前記第1センサ信号受信機及び前記第2センサ信号受信機の取り付け高さ位置を調節するための高さ位置調節機構を備える。
本発明によれば、センサ信号検出ポールを多様な現場環境に柔軟に適用することができる。
本発明の他の一つは、上記感電事故防止システムであって、前記センサ信号検出ポールを複数備え、前記複数の前記センサ信号検出ポールの夫々は、他の前記センサ信号検出ポールと通信する通信装置と、自身の動作モードをマスタ又はスレーブのいずれかの動作モードに設定する動作モード設定部と、前記動作モードがスレーブに設定されている場合に、前記第1センサ信号監視部が前記第1無線信号が遮断されたと判定すると、前記動作モードがマスタに設定されている前記センサ信号検出ポールにその旨を通知し、前記第2センサ信号監視部が前記第2無線信号が遮断されたと判定すると、前記動作モードがマスタに設定されている前記センサ信号検出ポールにその旨を通知する、通信処理部と、前記動作モードがマスタに設定されている場合、前記警告出力部は、前記動作モードがスレーブに設定されている前記センサ信号検出ポールから、前記第1無線信号が遮断されたと判定した旨を受信すると、前記出力装置から警告を示す情報を出力し、前記動作モードがマスタに設定されている場合、前記停電制御部は、前記動作モードがスレーブに設定されている前記センサ信号検出ポールから、前記第2無線信号が遮断されたと判定した旨を受信すると、前記停電制御装置を制御して前記充電部の充電状態を解除する。
本発明によれば、警告の出力及び停電制御は、専ら動作モードがマスタに設定されているセンサ信号検出ポールが行い、動作モードがスレーブに設定されているセンサ信号検出ポールは警告の出力や停電制御を行わないので、動作モードがスレーブに設定されているセンサ信号検出ポールは軽負荷となり、消費電力を低減することができる。また電気所と中央制御所等の通知先とを結ぶ通信回線の通信量が減るため、通信回線を有効に利用することができる。
本発明の他の一つは、上記感電事故防止システムであって、前記動作モードがマスタに設定されている前記センサ信号検出ポールは、前記電気所の外部に存在する通信設備と通信する通信装置と、前記第1センサ信号監視部が前記第1無線信号が遮断されたと判定した場合にその旨を前記通信設備に通知し、前記第2センサ信号監視部が前記第2無線信号が遮断されたと判定した場合にその旨を前記通信設備に通知する通信処理部とを備える。
本発明によれば、第1無線信号又は第2無線信号が遮断された旨の通知は専ら動作モードがマスタに設定されているセンサ信号検出ポールが行い、動作モードがスレーブに設定されているセンサ信号検出ポールは第1無線信号又は第2無線信号が遮断された旨の通知を行わないので、例えば、動作モードがスレーブに設定されているセンサ信号検出ポールは軽負荷となり、消費電力を低減することができる。また電気所と中央制御所等の通知先とを結ぶ通信回線の通信量が減るため、当該通信回線を有効に利用することができる。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、不必要に停電操作を実施することなく、必要な場合は停電操作を実施して感電事故を確実に回避することができる。
感電事故防止システム1の概略的な構成を示す図である。(a)は、感電事故防止システム1を側方(−y方向)から眺めた図であり、(b)は、感電事故防止システム1を上方(+z方向)から眺めた図である。 センサ信号検出ポール10、第1センサ信号送信ユニット51、及び第2センサ信号送信ユニット52の組み合わせの一つを、図1(b)に示すαの方向から眺めた模式図である。 第1実施形態のセンサ信号検出ポール10が備えるハードウェアを示す図である。 第1実施形態のセンサ信号検出ポール10が備える機能を示す図である。 感電警告防止処理S500を説明するフローチャートである。 電気所の構内2の構成を示す単線結線図である。 第2実施形態のセンサ信号検出ポール10が備えるハードウェアを示す図である。 第2実施形態のセンサ信号検出ポール10が備える機能及び当該センサ信号検出ポール10が記憶する情報を示す図である。 スレーブ側処理S900を説明するフローチャートである。 マスタ側処理S1000を説明するフローチャートである。 マスタ側中継処理S1100を説明するフローチャートである。
以下、図面とともに本発明の一実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明において、同一又は類似の構成について共通の符号を付すことにより重複した説明を省略することがある。
[第1実施形態]
図1に第1実施形態として説明する、感電事故防止システム1の概略的な構成を示している。感電事故防止システム1は、例えば、変電所等の電気所の構内2に設けられる。図1(a)は、感電事故防止システム1を側方(−y方向)から眺めた図であり、図1(b)は、感電事故防止システム1を上方(+z方向)から眺めた図である。
図1(a),(b)に示すように、感電事故防止システム1は、電気所の構内2に存在する構内設備3の所定部位に設けられた、第1センサ信号送信ユニット51及び第2センサ信号送信ユニット52、上記第1センサ信号送信ユニット51並びに第2センサ信号送信ユニット52の双方から水平方向に所定距離離間した位置に鉛直に立設させて設けられる所定長さの4つのセンサ信号検出ポール10を備える。構内設備3は、例えば、変圧器、遮断器、断路器、避雷器、保護継電器、電圧調整器等である。
構内設備3は、略直方体形状の本体部分31、本体部分31の上面に設けられる台座32、台座32上に設けられた2の絶縁筒33(ブッシング、ケーブルヘッド等)、絶縁筒33の夫々の上部に接続する充電部41(母線等)等を含む。本体部分31には構内設備3の機能を実現する様々な装置が収容されており、構内設備3が例えば変圧器であればトランス等が収容される。
図1(a)に示すように、第1センサ信号送信ユニット51は、絶縁筒33の下端近傍に、第2センサ信号送信ユニット52は、第1センサ信号送信ユニット51の上方の絶縁筒33の上端近傍に、夫々設けられている。第1センサ信号送信ユニット51は、後述するセンサ信号検出ポール10の第1センサ信号受信機206に受信される無線信号を送信する。第2センサ信号送信ユニット52は、後述するセンサ信号検出ポール10の第2センサ信号受信機207に受信される無線信号を送信する。第1センサ信号送信ユニット51及び第2センサ信号送信ユニット52が送信する上記無線信号は、例えば、赤外線信号であるが、他の種類の無線信号であってもよい。
第1センサ信号送信ユニット51及び第2センサ信号送信ユニット52は、いずれも環状の外観を呈し、いずれも絶縁筒33の側面の周囲を囲むように設けられる。第1センサ信号送信ユニット51及び第2センサ信号送信ユニット52は、いずれも夫々の環状中心から放射方向に無線信号を送信するセンサ信号送信機を備える。センサ信号送信機は、例えば、赤外線LED(Light Emitting Diode)等の無線信号の送信機である。第1センサ信号送信ユニット51及び第2センサ信号送信ユニット52は、センサ信号検出ポール10が存在する方向に向けて無線信号を効率よく送信するように配置された、所定数のセンサ信号送信機を備える。
同図に示すように、センサ信号検出ポール10は、第1センサ信号送信ユニット51から送信された無線信号を受信する第1センサ信号受信機206と、第2センサ信号送信ユニット52から送信された無線信号を受信する第2センサ信号受信機207とを備える。
図2は、センサ信号検出ポール10、第1センサ信号送信ユニット51、及び第2センサ信号送信ユニット52の組み合わせの一つを、図1(b)に示すαの方向から眺めた模式図である。センサ信号検出ポール10は、少なくとも立設された状態で設置面から第2センサ信号受信機207の設置高さ位置を超える長さの中空棒状の形状を呈する。センサ信号検出ポール10は、その内部や外周に後述する各種のハードウェアを備える。
同図に示すように、第1センサ信号受信機206は、その受光方向(指向方向)を第1センサ信号送信ユニット51の方向に向けて、例えば、第1センサ信号送信ユニット51と同じ高さ位置でセンサ信号検出ポール10に設けられる。また第2センサ信号受信機207は、その受光方向(指向方向)を第2センサ信号送信ユニット52の方向に向けて、例えば、第2センサ信号送信ユニット52と同じ高さ位置でセンサ信号検出ポール10に設けられる。
同図に示すように、第1センサ信号受信機206及び第1センサ信号送信ユニット51は、いずれも充電部41から鉛直下方に第1離隔距離(警告距離)だけ離れた高さ位置で設けられる。また第2センサ信号受信機207及び第2センサ信号送信ユニット52は、いずれも充電部41から鉛直下方に第2離隔距離(安全距離)だけ離れた高さ位置に設けられる。例えば、充電部41が66kVの母線である場合、第1離隔距離は、例えば、140cmに、また第2離隔距離は、例えば、70cmに設定される。
センサ信号検出ポール10は、第1センサ信号受信機206及び第2センサ信号受信機207の高さ位置を自在に調節することができるよう、例えば、伸縮自在棒(伸縮ポール)等と同等の伸縮機構(高さ位置調節機構)を有していてもよい。またセンサ信号検出ポール10は、第1センサ信号受信機206及び第2センサ信号受信機207を、センサ信号検出ポール10の長手方向に沿ってスライド可能であるとともに、これらを任意の位置に固定することが可能なスライド機構を有していてもよい。これによりセンサ信号検出ポール10を多様な現場環境に柔軟に適用することができる。
図3にセンサ信号検出ポール10が備えるハードウェアを示している。同図に示すように、センサ信号検出ポール10は、プロセッサ201、記憶装置202、入力装置203、出力装置204、通信装置205、前述の第1センサ信号受信機206、前述の第2センサ信号受信機207、停電制御装置208、及び電源装置209を備える。これらは図示しないバス等の通信線を介して互いに通信可能に接続されている。プロセッサ201及び記憶装置202は情報処理装置(コンピュータ)を構成している。
プロセッサ201は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)を用いて構成される。記憶装置202は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non Volatile RAM)、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等を用いて構成され、プログラムやデータを記憶する。
入力装置203は、例えば、情報の入力を行うためのユーザインタフェース(タッチパネル、操作ボタン等)である。出力装置204は、情報をユーザに提供するユーザインタフェースであり、例えば、スピーカ、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)等である。通信装置205は、他の装置と通信するためのインタフェースを含み、例えば、NIC(Network Interface Card)や無線通信モジュール等を用いて構成される。
第1センサ信号受信機206及び第2センサ信号受信機207は、無線信号を受信する素子(フォトトランジスタ等)を用いて構成される。第1センサ信号受信機206は、第1センサ信号送信ユニット51から送られてくる無線信号を受信する。第2センサ信号受信機207は、第2センサ信号送信ユニット52から送られてくる無線信号を受信する。第1センサ信号受信機206及び第2センサ信号受信機207は、受信した無線信号に応じた信号(例えば復調信号)をプロセッサ201に入力する。
停電制御装置208は、プロセッサ201からの制御信号に応じて電気所の構内2に設置されている開閉器(断路器、遮断器等)を制御し、感電事故を防ぐために必要な停電制御を行う。
電源装置209は、センサ信号検出ポール10が備えるハードウェアに駆動電力を供給する装置であり、例えば、AC/DCコンバータや蓄電池を備える。電源装置209は、例えば、自然エネルギーを利用して発電するものであってもよい。
図4に、センサ信号検出ポール10が備える機能を示している。同図に示すように、センサ信号検出ポール10は、第1センサ信号監視部211、第2センサ信号監視部212、警告出力部213、通信処理部214、及び停電制御部215の各機能を備える。これらの機能は、例えば、プロセッサ201が、記憶装置202に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。またこれらの機能は、例えば、センサ信号検出ポール10が備えるハードウェアによって実現される。
第1センサ信号監視部211は、第1センサ信号受信機206から入力される信号を監視し、第1センサ信号送信ユニット51から第1センサ信号受信機206に送られてくる無線信号の遮断を検知する。例えば、第1センサ信号送信ユニット51と第1センサ信号受信機206との間に侵入者が入ると第1センサ信号監視部211によって上記無線信号の遮断が検知される。
第2センサ信号監視部212は、第2センサ信号受信機207から入力される信号を監視し、第2センサ信号送信ユニット52から第2センサ信号受信機207に送られてくる無線信号(以下、第1無線信号と称する。)の遮断を検知する。例えば、第2センサ信号送信ユニット52と第2センサ信号受信機207との間に侵入者が入ると第2センサ信号監視部212によって上記無線信号の遮断が検知される。
警告出力部213は、第1センサ信号監視部211が第1無線信号の遮断を検知すると、出力装置204を制御し、侵入者に対する警告(例えば、「危険ですので近づかないで下さい」等のメッセージ、赤色光の明滅等)を出力(音声出力、表示出力等)する。
通信処理部214は、通信装置205を介して、中央制御所に設けられている通信設備や電気所の構内2に設置されている開閉設備と通信する。通信処理部214は、第1センサ信号監視部211が第1無線信号の遮断を検知すると、その旨を中央制御所の通信設備に通知する。また通信処理部214は、第2センサ信号監視部212が第2無線信号の遮断を検知すると、その旨を中央制御所の通信設備に通知する。また通信処理部214は、停電制御部215が停電制御を行った場合にその旨を中央制御所の通信設備に通知する。
停電制御部215は、第1センサ信号監視部211が第1無線信号の遮断を検知し、かつ、第2センサ信号監視部212が第2無線信号の遮断を検知したことを条件として、停電制御装置208を制御することにより充電部41の充電状態を解除するための停電制御を行う。尚、中央制御所の通信設備から送られてくる停電制御許可の受信を停電制御を行うためのさらなる条件として課してもよい。
<処理説明>
続いて、第1実施形態の感電事故防止システム1において行われる主な処理について説明する。
図5は、センサ信号検出ポール10が行う処理(以下、感電警告防止処理S500と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに感電警告防止処理S500について説明する。
センサ信号検出ポール10の第1センサ信号監視部211は、第1無線信号が遮断されたか否かをリアルタイムに監視している(S511:NO)。第1センサ信号監視部211が第1無線信号の遮断を検知すると(S511:YES)、センサ信号検出ポール10の通信処理部214が、その旨を中央制御所の通信設備に通知する。尚、第1センサ信号監視部211が、例えば、第1無線信号が遮断した状態が所定時間(例えば3秒)以上持続した場合に第1無線信号の遮断を検知した(S511:YES)と判定するようにしてもよい。そのようにすることで、例えば、単に鳥が通過したような場合にまで警告や中央制御所への通知が行われてしまうのを防ぐことができる。
続いて、センサ信号検出ポール10の第2センサ信号監視部212が、第2無線信号が遮断されているか否かを判定する(S513)。第2センサ信号監視部212が、第2無線信号が遮断されていないと判定した場合(S513:NO)、センサ信号検出ポール10の警告出力部213が、出力装置204から警告を出力する(S514)。その後、処理はS511に戻る。
一方、第2無線信号が遮断されていると判定した場合(S513:YES)、センサ信号検出ポール10の通信処理部214が、第2無線信号の遮断を検知した旨を中央制御所の通信設備に通知するとともに(S515)、センサ信号検出ポール10の停電制御部215が、充電部41の充電状態を解除するための停電制御を実施する(S516)。その後、処理はS511に戻る。尚、第2センサ信号監視部212が、例えば、第2無線信号が遮断した状態が所定時間(例えば3秒)以上持続した場合に第2無線信号の遮断を検知した(S513:YES)と判定するようにしてもよい。そのようにすることで、単に鳥が通過したような場合にまで停電制御や中央制御所への通知が行われてしまうのを防ぐことができる。またS515において第2無線信号の遮断を検知した旨を中央制御所に通知した後、中央制御所からの停電制御許可の受信を待って停電制御部215が停電制御を実施するようにしてもよい。また通信処理部214が、停電制御を中央制御所の通信設備に通知するようにしてもよい。
このように、以上の感電警告防止処理S500では、第1無線信号は遮断されているが第2無線信号は遮断されていない場合、即ち、侵入者等が第1離隔距離内に存在するが第2離隔距離内には入っていない場合、センサ信号検出ポール10は警告を出力するのみで停電制御までは行わない。一方、第2無線信号が遮断された場合には、センサ信号検出ポール10は、直ちに停電制御を行って充電部41の充電状態を解除する。このように、本実施形態の感電事故防止システム1は、不必要に停電制御を実施することなく、必要な場合には停電制御を実施して感電事故を確実に回避することができる。また第1無線信号が遮断された場合、センサ信号検出ポール10はその旨を中央制御所に通知するので、中央制御所では侵入者等が第1離隔距離内に入った旨を迅速に知ることができる。また第2無線信号が遮断された場合、センサ信号検出ポール10はその旨を中央制御所に通知するので、中央制御所では侵入者等が第2離隔距離内に入ったことを迅速に知ることができ、現場に作業員を急行させる等の必要な措置を迅速に講じることもできる。
また図2乃至図4等に示したように、センサ信号検出ポール10は必要十分な機能を備えてユニット化された構成であるので、第1センサ信号送信ユニット51及び第2センサ信号送信ユニット52とともに必要数分のセンサ信号検出ポール10を充電部41の周辺に設置することで、感電事故防止システム1は容易に実施することができる。
尚、感電警告防止処理S500において、誤動作防止等を目的として、例えば、第1無線信号及び第2無線信号の双方が同時に遮断されたことを条件として、第2無線信号が遮断された旨の中央制御所への通知や停電制御を行うようにしてもよい。
<停電制御の例>
続いて、電気所の構内2に図6に示す単線結線図の構成で構内設備3が設けられている場合を例として、前述した停電制御の具体例を示す。
図6において、符号「101L」、「102L」、「101B」、「102B」で示す構成は、いずれも断路器(LS:Line Switch)である。また符号「101」、「102」、「103」、「104」、「105」、「106」、「110」、「120」で示す構成は、いずれも遮断器(CB:Circuit Breaker)である。また符号「#1Tr」、「#2Tr」で示す構成は、いずれも変圧器(Tr:Transformer)である。また符号「61」〜「68」で示す矢線は、いずれも母線を示し、矢線の方向は潮流の方向を示す。
同図において、例えば、侵入者が遮断器「101」の充電部41の第2離隔距離内に入った場合、センサ信号検出ポール10の停電制御部215は、停電制御として、遮断器「101」、断路器「101L」、及び断路器「101B」をオフ(開)して遮断器「101」の充電部41の充電状態を解除する。ここで充電部41の充電状態を解除した後においても、需要家への電力供給は、例えば、母線「62」〜「68」によって維持される。
また例えば、侵入者が遮断器「103」の充電部41の第2離隔距離内に入った場合、停電制御部215は、停電制御として、遮断器「101」、断路器「110」、及び遮断器「105」をオフ(開)して遮断器「103」の充電部41の充電状態を解除する。ここで充電部41の充電状態を解除した場合でも、需要家への電力供給は、例えば、母線「62」、「65」、「67」、「68」によって維持される。
また例えば、侵入者が変圧器「#Tr1」の充電部41の第2離隔距離内に入った場合、停電制御部215は、停電制御として、遮断器「103」及び遮断器「105」をオフ(開)して変圧器「#Tr1」の充電部41の充電状態を解除する。ここで充電部41の充電状態を解除した場合でも、需要家への電力供給は、例えば、母線「61」〜「63」及び母線「65」〜「68」によって維持される。
また例えば、侵入者が遮断器「110」の充電部41の第2離隔距離内に入った場合、停電制御部215は、停電制御として、遮断器「101」、遮断器「102」、遮断器「103」、遮断器「104」をオフ(開)して遮断器「110」の充電部41の充電状態を解除する。ここで遮断器「110」の充電部41の充電状態を解除した場合でも、例えば、母線「63」、「66」に繋がる他の経路を通じて需要家への電力供給は維持される。
以上、詳細に説明したように、第1実施形態の感電事故防止システム1によれば、不必要に停電操作を実施することなく、必要な場合は停電操作を実施して感電事故を確実に回避することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態の感電事故防止システム1では、複数のセンサ信号検出ポール10の夫々が個別に警告の出力や停電制御を行う。これに対し第2実施形態の感電事故防止システム1では、センサ信号検出ポール10が自身の動作モードをマスタ又はスレーブに設定する機能を備え、スレーブに設定されているセンサ信号検出ポール10が、第1無線信号又は第2無線信号の遮断を検知した旨をマスタに設定されているセンサ信号検出ポール10に通知し、警告の出力や停電制御についてはマスタに設定されているセンサ信号検出ポール10が行う。以下、第1実施形態と同様の構成については原則として説明を省略し、第1実施形態と相違する部分を中心として説明する。
図7に第2実施形態のセンサ信号検出ポール10が備えるハードウェアを示している。第2実施形態のセンサ信号検出ポール10の通信装置205は、第1実施形態のセンサ信号検出ポール10の通信装置205の機能に加え、さらに他のセンサ信号検出ポール10と通信する機能を備える。また通信装置205は、他のセンサ信号検出ポール10との間で通信可能な状態とするための設定機能(ペアリング機能)を備える。通信装置205は、ペアリングに際し、相手方のセンサ信号検出ポール10に自身に現在設定されている動作モードを示す情報を送信する。また通信装置205は、ペアリングに際し、相手方のセンサ信号検出ポール10から相手方のセンサ信号検出ポール10に現在設定されている動作モードを示す情報を受信する。
図8に第2実施形態のセンサ信号検出ポール10が備える機能及び当該センサ信号検出ポール10が記憶する情報を示している。第2実施形態のセンサ信号検出ポール10の通信処理部214は、第1実施形態のセンサ信号検出ポール10の通信処理部214の機能に加え、さらに他のセンサ信号検出ポール10と通信する機能を備える。また同図に示すように、第2実施形態のセンサ信号検出ポール10は、第1実施形態のセンサ信号検出ポール10の機能に加え、さらに動作モード設定部216を備える。動作モード設定部216は、ユーザから入力装置203を介して動作モードの指定を受け付け、指定された動作モードを動作モード230として記憶する。動作モード230は、当該センサ信号検出ポール10に現在設定されている動作モードを示す。
<処理説明>
続いて、第2実施形態の感電事故防止システム1において行われる主な処理について説明する。
図9は、動作モードがスレーブに設定されているセンサ信号検出ポール10が行う処理(以下、スレーブ側処理S900と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともにスレーブ側処理S900について説明する。
センサ信号検出ポール10の第1センサ信号監視部211は、第1無線信号が遮断されたか否かをリアルタイムに監視している(S911:NO)。第1センサ信号監視部211が第1無線信号の遮断を検知すると(S911:YES)、センサ信号検出ポール10の通信処理部214が、第1無線信号の遮断を検知した旨を、動作モードがマスタに設定されているセンサ信号検出ポール10に通知する。尚、第1実施形態のときと同様、第1センサ信号監視部211が、例えば、第1無線信号が遮断した状態が所定時間(例えば3秒)以上持続した場合に第1無線信号の遮断を検知した(S911:YES)と判定するようにしてもよい。
続いて、センサ信号検出ポール10の第2センサ信号監視部212は、第2無線信号が遮断されているか否かを判定する(S913)。第2センサ信号監視部212が、第2無線信号が遮断されていないと判定した場合(S913:NO)、処理はS1011に戻る。尚、第1実施形態のときと同様に、第2センサ信号監視部212が、例えば、第2無線信号が遮断した状態が所定時間(例えば3秒)以上持続した場合に第2無線信号の遮断を検知した(S913:YES)と判定するようにしてもよい。
一方、第2無線信号が遮断されていると判定した場合(S913:YES)、センサ信号検出ポール10の通信処理部214は、第2無線信号の遮断を検知した旨を、動作モードがマスタに設定されているセンサ信号検出ポール10に通知する(S914)。その後、処理はS911に戻る。
図10は、動作モードがマスタに設定されているセンサ信号検出ポール10が行う処理(以下、マスタ側処理S1000と称する。)を説明するフローチャートである。第1実施形態の場合と同様、マスタに設定されているセンサ信号検出ポール10は、自身についての第1無線信号の遮断や第2無線信号の遮断を監視し、警告の出力、停電制御、第1無線信号又は第2無線信号が遮断された旨の中央制御所への通知を行う。尚、マスタ側処理S1000の内容は図5の感電警告防止処理S500と同様であるので説明を省略する。
図11は、動作モードがマスタに設定されているセンサ信号検出ポール10が行う処理(以下、マスタ側中継処理S1100と称する。)を説明するフローチャートである。動作モードがマスタに設定されているセンサ信号検出ポール10は、図10に示したマスタ側処理S1000を行うとともに、以下に説明するマスタ側中継処理S1100を行う。以下、同図とともにマスタ側中継処理S1100について説明する。
センサ信号検出ポール10の第1センサ信号監視部211は、動作モードがスレーブに設定されているセンサ信号検出ポール10から第1無線信号が遮断された旨の通知を受信したか否かをリアルタイムに監視している(S1111:NO)。第1無線信号が遮断された旨の通知を受信したことを検知すると(S1111:YES)、センサ信号検出ポール10の通信処理部214は、第1無線信号の遮断を検知した旨を中央制御所の通信設備に通知する(S1112)。尚、この通知に際し、第1無線信号が遮断された旨の通知を行ったセンサ信号検出ポール10の識別情報を中央制御所の通信設備に通知するようにしてもよい。これにより中央制御所は現場の状況をより詳細に把握することができる。
続いて、センサ信号検出ポール10の第2センサ信号監視部212は、動作モードがスレーブに設定されているセンサ信号検出ポール10から第2無線信号が遮断された旨の通知を受信したか否かを判定する(S1113)。第2センサ信号監視部212が、第2無線信号が遮断された旨の通知を受信していないと判定すると(S1113:NO)、センサ信号検出ポール10の警告出力部213が出力装置204から警告を出力する(S1114)。その後、処理はS1111に戻る。
一方、第2センサ信号監視部212が、第2無線信号が遮断された旨の通知を受信したと判定した場合(S1113:YES)、センサ信号検出ポール10の通信処理部214は、第2無線信号の遮断を検知した旨を中央制御所に通知するとともに(S1115)、センサ信号検出ポール10の停電制御部215が、充電部41の充電状態を解除するための停電制御を実施する(S1116)。その後、処理はS1111に戻る。尚、上記通知に際し、第2無線信号が遮断された旨の通知を行ったセンサ信号検出ポール10の識別情報を中央制御所の通信設備に通知するようにしてもよい。これにより中央制御所は現場の状況をより詳細に把握することができる。
尚、S1115で第2無線信号の遮断を検知した旨を中央制御所に通知した後、中央制御所からの停電制御許可の受信を待って停電制御部215が停電制御を実施するようにしてもよい。
以上のように、第2実施形態の感電事故防止システム1にあっては、警告の出力、停電制御、第1無線信号又は第2無線信号が遮断された旨の中央制御所への通知については専ら動作モードがマスタに設定されているセンサ信号検出ポール10が行い、動作モードがスレーブに設定されているセンサ信号検出ポール10は、警告の出力、停電制御、第1無線信号又は第2無線信号が遮断された旨の中央制御所への通知については行わない。このため、例えば、動作モードがスレーブに設定されているセンサ信号検出ポール10は軽負荷となり、消費電力も少なくて済む。また電気所と中央制御所等の通知先とを結ぶ通信回線の通信量が減るため、通信回線を有効に利用することができる。
ところで、以上の第2実施形態の感電事故防止システム1において、動作モードがマスタに設定されているセンサ信号検出ポール10が、スレーブに設定されている複数のセンサ信号検出ポール10から送られてくる情報を総合的に判断することにより警告や停電制御を行うようにしてもよい。例えば、予め設定された所定数以上の数のセンサ信号検出ポール10から第1無線信号の遮断を検知した旨の通知を受信した場合に警告を出力するようにしてもよい。また例えば、予め設定された所定数以上の数のセンサ信号検出ポール10から第2無線信号の遮断を検知した旨の通知を受信した場合に停電制御を行うようにしてもよい。またその場合、センサ信号検出ポール10ごとに、充電部41の態様、各センサ信号検出ポール10の第1離隔距離、及び各センサ信号検出ポール10の第2離隔距離等に応じて重み付けや優先制御を行い、その結果に基づき警告や停電制御を行うようにしてもよい。
ところで、以上の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 感電事故防止システム、2 構内、3 構内設備、31 本体部分、32 台座、
33 絶縁筒、41 充電部、10 センサ信号検出ポール、51 第1センサ信号送信ユニット、52 第2センサ信号送信ユニット、208 停電制御装置、206 第1センサ信号受信機、207 第2センサ信号受信機、211 第1センサ信号監視部、212 第2センサ信号監視部、213 警告出力部、214 通信処理部、215 停電制御部、S500 感電警告防止処理、S900 スレーブ側処理、S1000 マスタ側処理、S1100 マスタ側中継処理

Claims (7)

  1. 電気所の構内設備に接続する充電部の鉛直下方に第1離隔距離だけ離れた高さ位置で設けられる第1センサ信号送信機と、
    前記充電部の鉛直下方に第2離隔距離(<第1離隔距離)だけ離れた高さ位置で設けられる第2センサ信号送信機と、
    前記第1センサ信号送信機及び前記第2センサ信号送信機の双方から水平方向に所定距離離間した位置に立設されるセンサ信号検出ポールと、
    前記センサ信号検出ポールに前記第1センサ信号送信機と同じ高さ位置で設けられ、前記第1センサ信号送信機から送信された第1無線信号を受信する第1センサ信号受信機と、
    前記センサ信号検出ポールに前記第2センサ信号送信機と同じ高さ位置で設けられ、前記第2センサ信号送信機から送信された第2無線信号を受信する第2センサ信号受信機と、
    前記センサ信号検出ポールに設けられ、前記第1センサ信号送信機から前記第1センサ信号受信機に送信された前記第1無線信号が遮断されたか否かを判定する第1センサ信号監視部と、
    前記センサ信号検出ポールに設けられ、前記第2センサ信号送信機から前記第2センサ信号受信機に送信された前記第2無線信号が遮断されたか否かを判定する第2センサ信号監視部と、
    警告を示す情報を出力する出力装置と、
    前記第1センサ信号監視部が前記第1無線信号が遮断されたと判定した場合に、前記出力装置から警告を示す情報を出力する警告出力部と、
    前記構内設備に対して停電制御を行う停電制御装置と、
    前記第2センサ信号監視部が前記第2無線信号が遮断されたと判定した場合に、前記停電制御装置を制御して前記充電部の充電状態を解除する停電制御部と、
    を備える、感電事故防止システム。
  2. 請求項1に記載の感電事故防止システムであって、
    前記センサ信号検出ポールは、
    前記電気所の外部に存在する通信設備と通信する通信装置と、
    前記第1センサ信号監視部が前記第1無線信号が遮断されたと判定した場合にその旨を前記通信設備に通知し、前記第2センサ信号監視部が前記第2無線信号が遮断されたと判定した場合にその旨を前記通信設備に通知する通信処理部と、
    を備える、感電事故防止システム。
  3. 請求項1に記載の感電事故防止システムであって、
    前記センサ信号検出ポールは、前記第1センサ信号受信機及び前記第2センサ信号受信機の取り付け高さ位置を調節する高さ位置調節機構を備える、
    感電事故防止システム。
  4. 請求項1に記載の感電事故防止システムであって、
    複数の前記センサ信号検出ポールを備え、
    前記複数の前記センサ信号検出ポールの夫々は、
    他の前記センサ信号検出ポールと通信する通信装置と、
    自身の動作モードをマスタ又はスレーブのいずれかの動作モードに設定する動作モード設定部と、
    前記動作モードがスレーブに設定されている場合に、前記第1センサ信号監視部が前記第1無線信号が遮断されたと判定すると、前記動作モードがマスタに設定されている前記センサ信号検出ポールにその旨を通知し、前記第2センサ信号監視部が前記第2無線信号が遮断されたと判定すると、前記動作モードがマスタに設定されている前記センサ信号検出ポールにその旨を通知する、通信処理部と、
    を備え、
    前記動作モードがマスタに設定されている場合、前記警告出力部は、前記動作モードがスレーブに設定されている前記センサ信号検出ポールから、前記第1無線信号が遮断されたと判定した旨を受信すると、前記出力装置から警告を示す情報を出力し、
    前記動作モードがマスタに設定されている場合、前記停電制御部は、前記動作モードがスレーブに設定されている前記センサ信号検出ポールから、前記第2無線信号が遮断されたと判定した旨を受信すると、前記停電制御装置を制御して前記充電部の充電状態を解除する、
    感電事故防止システム。
  5. 請求項4に記載の感電事故防止システムであって、
    前記動作モードがマスタに設定されている前記センサ信号検出ポールは、
    前記電気所の外部に存在する通信設備と通信する通信装置と、
    前記第1センサ信号監視部が前記第1無線信号が遮断されたと判定した場合にその旨を前記通信設備に通知し、前記第2センサ信号監視部が前記第2無線信号が遮断されたと判定した場合にその旨を前記通信設備に通知する通信処理部と、
    を備える、感電事故防止システム。
  6. 請求項1に記載の感電事故防止システムに用いる前記センサ信号検出ポールであって、
    前記第1センサ信号受信機、前記第2センサ信号受信機、前記第1センサ信号監視部、前記第2センサ信号監視部、前記出力装置、前記警告出力部、前記停電制御装置、及び前記停電制御部、
    を備える、センサ信号検出ポール。
  7. 請求項2に記載の感電事故防止システムに用いる前記センサ信号検出ポールであって、
    前記第1センサ信号受信機、前記第2センサ信号受信機、前記第1センサ信号監視部、前記第2センサ信号監視部、前記出力装置、前記警告出力部、前記停電制御装置、前記停電制御部、前記通信装置、及び前記通信処理部、
    を備える、センサ信号検出ポール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115861407A (zh) * 2023-02-28 2023-03-28 山东未来网络研究院(紫金山实验室工业互联网创新应用基地) 基于深度学习的安全距离检测方法及系统

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