JP2017118217A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017118217A
JP2017118217A JP2015249195A JP2015249195A JP2017118217A JP 2017118217 A JP2017118217 A JP 2017118217A JP 2015249195 A JP2015249195 A JP 2015249195A JP 2015249195 A JP2015249195 A JP 2015249195A JP 2017118217 A JP2017118217 A JP 2017118217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless
communication
relay device
connection request
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015249195A
Other languages
English (en)
Inventor
昌之 水迫
Masayuki Mizusako
昌之 水迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Silex Technology Inc
Original Assignee
Silex Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Silex Technology Inc filed Critical Silex Technology Inc
Priority to JP2015249195A priority Critical patent/JP2017118217A/ja
Publication of JP2017118217A publication Critical patent/JP2017118217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】テザリング機能の使用状態を自律的に判断し、電池消費量を抑制する。【解決手段】無線端末2が、無線中継装置1に無線接続要求を行う検索部43と、無線中継装置1に向けた無線接続要求に対する応答の有無を判断する判断部41とを備える。検索部43は、無線中継装置1に向けた無線接続要求に対する接続応答が無線中継装置1から得られない場合、無線接続再要求として直前に行った無線接続要求の継続時間より長時間、無線接続要求を行う。無線中継装置1および無線端末2は、それぞれ一つでも複数でもよい。【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信システム(特にテザリング機能を利用する)に関する。
近年、ユーザがノートPC(Personal Computer)やタブレット端末、ゲーム機などをインターネットに接続する機会が増えている。ここで、ユーザがWi‐Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)の通信手段を備えたこれらの機器をインターネットに接続したい場合は、インターネットに直接接続している装置(例えば、無線LANルータなど)を経由して接続する必要がある。しかしながら、外出先など無線LANルータなどが無い場所では、ユーザはノートPCなどをインターネットに接続することができない。ノートPCを屋外で利用してユーザがインターネットに接続する場合は、モバイルルーター(モバイル通信を介してインターネットへ接続できる)を利用する必要があった。
また、多機能携帯端末(例えば、スマートフォンなど)は、モバイル通信(例えば、3G通信、LTE(Long Term Evolution)通信)のほかに、Wi‐Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)の通信方法を使い、屋内、屋外を問わずインターネットやメールなどを使うことができものが最近、増えている。
そこで、スマートフォンとノートPCなどの機器をWi‐Fi通信で繋ぎ、スマートフォンのモバイル通信(回線)を介してインターネットと接続する「テザリング機能」を備えたスマートフォンを使用する機会が増えている。テザリング機能(以後、テザリングとも呼ぶ)とは、1つのモバイル回線を使用することで、スマートフォンをモバイルルーターとして利用できる機能である。このように、テザリング機能を備えた通信装置は、複数のWi‐Fi機器と通信できるモード(以後、アクセスポイント動作モードと呼ぶ)で動作する。そして、通信装置は、自身に備えるモバイル通信を介して、複数のWi‐Fi機器をインターネットに接続させることができる。
上述のテザリング機能を利用する場合、テザリング中のスマートフォンは、接続している複数のWi‐Fi機器と通信するため、スマートフォン単独で通信する場合よりも多くのパケットが流れ、電力をより消費する。また、スマートフォンは、他のWi‐Fi機器からの接続を受け付ける状態を持続するため、常に一定量の電力が必要になる。このように、テザリング機能を利用しているスマートフォンは、電池消費量が大きくなる。特にスマートフォンでは、携帯電話の機能を備えているため、装置の電池が消費されて必要な時に通話ができなくなることはユーザにとって利便性がよくない。
なお、上述では例としてテザリング機能を備えたスマートフォンを挙げたが、モバイルルーターなど装置自身が複数のWi‐Fi機器と通信(アクセスポイントモード)し、これらWi−Fi機器がインターネットなどに接続できるように中継する装置に共通する課題である。
このような問題に対して、テザリングを行う時と行わない時で、使用回路を選択する手法も開示されている(特許文献1参照)。また、電池充電量が少なくなると、通信基地局と通信端末の直接接続を確立する手法も開示されている(特許文献2参照)。
特開2013−172341号公報 特開2013−197756号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法は、テザリング通信時において、異なる通信信号の干渉を防ぐためのものであり、電池の消費を抑えることに直接寄与していない。
また、特許文献2に記載の手法は、通信速度、通信強度および電池残量の状態に従い通信を選択するものの、電池残量が少なくなると、テザリング端末は通信基地局と通信端末の直接接続を確立後、自らは動作することはなかった。
ここで、テザリング機能を備えた通信装置をユーザがテザリング動作させたい場合に、ユーザ自身が電源入切を行うことによって、電池消費量を抑えることもできる。しかしながら、テザリング機能を使用しなくなった際に機能をユーザが切り忘れた場合は、電池消費量を抑えることはできない。
また、テザリング機能を備えた(アクセスポイント動作モードで動作している)通信装置(例えば、モバイルルーターなど)は、Wi‐Fi機器との間で通信を維持するため、通信装置から周囲のWi‐Fi機器に対して、定期的にビーコン信号をブロードキャスト送信している。また、Wi‐Fi機器からの無線通信をいつでも受信可能なように、常に無線回路に電源を供給している。(Wi‐Fi子機は、データの送受信時しか無線回路に電源を供給しないことで省電力化を計っている)これらの電力は、通信装置にWi‐Fi機器が無線接続していないときでも消費されている。つまり、アクセスポイント動作モードで動作している通信装置は、Wi‐Fi機器が無線接続されていてもいなくても、通信装置自身のアクセスポイント動作モードが動作している限り、ビーコン信号の送出と受信可能状態を維持し続け、電池を消費し続ける。つまり、ユーザは、通信装置のテザリング機能を入切する煩わしさと、機能を切り忘れている際に生じる想定以上の電池消費により、通信装置の利便性低下を強いられる。
本発明は、上記の問題を解決するべくなされたものであり、テザリング機能の使用状態を自律的に判断し、電池消費量を抑制する通信システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の一態様にかかる無線通信システムは、無線端末が、無線中継装置に無線接続要求を行う検索部と、無線中継装置に向けた無線接続要求に対する応答の有無を判断する判断部とを備え、検索部は、無線中継装置に向けた無線接続要求に対する接続応答が無線中継装置から得られない場合、無線接続再要求として直前に行った無線接続要求の継続時間より長時間、無線接続要求を行う。
本システムにおいて無線中継装置および無線端末は、それぞれ一つでも複数でもよい。これによれば、無線端末は、無線中継装置に無線接続要求を送信する際に、無線中継装置からの応答がなければ、接続要求を即時受信できないと判断し、通常より長い期間(特定検索応答期間)にわたって接続要求を送信し続け、無線中継装置と無線通信が開始できる。
本発明のその他の一態様にかかる無線通信システムは、無線端末が、無線中継装置に無線接続要求を行う検索部と、無線中継装置に向けた無線接続要求に対する応答の有無を判断する判断部とを備え、無線中継装置は、無線端末との間で通信をしない時間が、所定の無通信経過設定時間を超えたか否かを判断する判断部と、無通信経過設定時間を超えて通信がない旨の通知を受けた場合、省電力モードに移行する電源制御部と、省電力モード中は、所定の時間間隔で端末と通信を試みる通信制御部とを備えており、無線端末の検索部が行う無線接続再要求の継続時間は、所定の時間間隔より長時間である。
これによれば、無線中継装置は、無線端末との間で通信をしない時間が、所定の無通信経過設定時間を超えたか否かを判断し、超えた場合は省電力モードに移行する。無線中継装置は、所定の時間間隔で端末と通信を試みることで、無線端末からの接続要求を受信して、アクセスポイント動作モードに復帰し、所定の手順で認証・接続処理を行いユーザの操作なしで迅速に無線通信が開始できる。
本発明は、ユーザの手間を煩わせることなく、通信装置の電池消費量を抑えることができる。
本発明の実施の形態にかかるシステム全体図である。 本発明の実施の形態にかかる無線中継装置1のハードウェア構成図である。 本発明の実施の形態にかかる無線中継装置1の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる無線端末2の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる無線中継装置1が通常モードから省電力モードに遷移し、再度通常モードへ遷移するまでの動作フロー図である。 本発明の実施の形態にかかる無線中継装置1が省電力モードで動作している場合に、無線端末2が無線中継装置1と無線通信を開始するまでの動作フロー図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
以下の実施の形態で示される数値、構成要素、構成要素の配置位置などは、一例であり、発明の範囲内において種々の変形や変更が可能である。なお、実施の形態に記載した構成及び処理ステップと同一のものについては、同一の符号を付し、詳細な説明を省略することがある。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態にかかるシステムの全体図である。
図1に示されるように、本実施の形態に係る無線通信システム10は、無線中継装置1、無線端末2、無線基地局3、通信経路R1、通信経路R2、通信経路R3を備える。
無線中継装置1は、2種類の無線通信インタフェース(第1通信インタフェースおよび第2通信インタフェース)を備え、通信経路R1と通信経路R2にそれぞれ接続される。 通信経路R1は、例えばIEEE802.11a、b、g、n、ac規格などに適合する無線通信であり、無線中継装置1はこの経路R1を通じて無線端末2との間で無線通信を行う。
無線端末2は、無線通信インタフェースを有する無線端末(例えば、タブレット、スマートフォンなど)であり、通信経路R1を経由して無線中継装置1と通信を行う。無線端末2は、無線中継装置1を介して、通信経路R2に接続している無線基地局3と通信することができる。なお、本実施の形態に係る無線端末は、図1の無線通信システム10では1台のみ図示されているが、複数台備えられていてもよい。
また無線中継装置1は、第2通信インタフェースを用い、通信経路R2を介して無線基地局3との間でモバイル通信を行うことができる。通信経路R2も無線通信の経路であり、モバイル通信(例えば、3G通信、LTE通信)の経路である、また、無線基地局3は、モバイル通信事業者のインターネット回線(通信経路R3)と接続されている。
無線中継装置1は、テザリング機能を備えており、通信端末2からインターネット上のノード(図示せず)を宛先とする通信フレームを通信経路R1経由で受信すると、通信経路2を経由してインターネット上のノードに向け転送する。また逆に、インターネット上のノードから通信端末2を宛先とする通信フレームを通信経路R2経由で受信すると、第1通信インタフェースから、通信経路R1を通じて通信端末2へ転送する。
この無線中継装置1が備えるテザリング機能により、図示した無線通信システム10において、無線端末2は、通信経路R1、R2およびR3を経由し、インターネットを利用できるようになる。
無線端末2のユーザが、任意の場所からインターネットを利用することを欲する場合、無線中継装置は可搬型である必要が生じ、バッテリーで駆動することとなり、前述のように消費電力の抑制という課題に直面する。
図2は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置1のハードウェア構成図である。なお、無線中継装置1は、有線、無線通信インタフェースの両方を備えていてもよいし、無線インタフェースのみを備えていてもよい。
図2に示すとおり、これらの装置は、CPU20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、記憶装置23、WNIC(Wireless Network Interface Card)24、25および各構成部品間を接続している内部バス26などを備えている。
CPU20は、ROM21に格納された制御プログラムを実行するプロセッサである。
ROM21は、制御プログラム等を保持する読み出し専用記憶領域である。
RAM22は、CPU20が制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる記憶領域である。
記憶装置23は、制御プログラム、制御情報、装置情報、または認証情報などを記憶する記憶領域である。
WNIC(1)24およびWNIC(2)25は、無線通信を行う無線通信インタフェースである。例えば、WNIC(1)24はIEEE802.11a、b、g、n、ac規格等に適合する無線通信インタフェースであり、WNIC(2)25およびモバイル通信規格に適合する無線通信インタフェースである。
内部バス26は、CPU20,ROM21、RAM22、記憶装置23およびWNIC24を電気的に接続し、信号のやりとりを行うバスである。
なお、本発明の実施の形態にかかる無線端末2のハードウェア構成は、モバイル通信規格用の無線通信インタフェースであるWNIC(2)25を持たない事を除いて、図1と同様である。
図3は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置1の機能ブロック図である。
図3に示す無線中継装置1は、第1通信インタフェース部31、第2通信インタフェース部32、判断部33、記憶部34、通信制御部35、電源制御部36などを備えている。
以下に本発明の無線中継装置1が備える各機能について、図3を用いて説明する。
第1通信インタフェース部31は、通信経路R1を経由して通信端末2との間で無線データフレーム、種々の制御情報その他の通信に必要な情報(以後、第1無線通信データと呼ぶこともある)などを送受信する。第1通信インタフェース部31は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23、WNIC(1)24などにより実現される。
第2通信インタフェース部32は、通信経路R2を経由して無線基地局3との間で無線データフレーム、種々の制御情報その他の通信に必要な情報(以後、第2無線通信データと呼ぶこともある)などを送受信する。第2通信インタフェース部32は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23、WNIC(2)25などにより実現される。
判断部33は、無線中継装置1自身が無線端末2と無線通信を行っているか否かを判断する。また、判断部33は、無通信経過設定時間が経過したか否かを判断する。ここで、無通信経過設定時間とは、無線端末2との間で第1無線通信データを送受信完了後、所定の時間通信が行われていない場合に省電力モードへ遷移する判断基準となる時間である。判断部33は、無線端末2との間で第1無線通信データを送受信完了後から時間をカウントし始め、無線端末との間で通信をしないまま所定の時間(無通信経過設定時間:Tz)が経過した場合、省電力モード(待機モードとも言う。後述する)へ遷移する旨を通信制御部35経由で電源制御部36に通知する。
無通信経過設定時間は、記憶部34に格納されており、ユーザが無線中継装置1と無線端末2を無線接続するにあたり適宜PCにインストールされている接続設定用ツール(図示しない)を使用して入力してもよいし、工場出荷時などに予め設定されてもよい。
また、判断部33は、無線端末2から新たな無線接続要求があるか否かを判断する。具体的には、無線端末から自装置(無線中継装置1)宛の接続要求パケット(例えば、プローブ要求など)を受信したか否かを判断する。判断部33は、接続要求パケットを受信した場合には、通信制御部35に無線端末との間で無線接続処理を開始する旨を通知する。その後、無線接続処理が完了すると、判断部33は、通信制御部35に自装置がアクセスポイントとして機能する(アクセスポイント動作モードで動作する)旨を通知する。判断部33は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
記憶部34は、無通信経過設定時間を格納している。
また、記憶部34は、第1無線通信データをもとに通信制御部35が取得した、無線端末2との間の無線通信に必要な情報(例えば、SSIDや認証情報など)、及び、第2無線通信データから通信制御部35が取得した、無線基地局3との間の無線通信に必要な情報(例えば、通信方式や周波数帯域など)などを格納する。記憶部34は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
通信制御部35は、判断部33の通知をもとに省電力モードに遷移する旨を電源制御部36に通知したり、無線端末との新たな無線接続処理を行うために定期的に周囲の無線装置に対し自装置の存在を知らせるための同時通報(ブロードキャスト)を行う。また、通信制御部35は、アクセスポイント動作モードと待機モードのモード切替も行う。
通信制御部35は、アクセスポイント動作モードにおいて、無線端末2との間で送受信した第1無線通信データを第2無線通信データに変換し、第2通信インタフェース部32を介して、無線基地局3と送受信する。一方、待機モード中は、周囲の無線装置に自らの装置情報や無線通信に必要な情報を定期的(便宜上、この周期をTwとする)に同時通報を行い、その際無線端末からの応答を受信するとアクセスポイント動作モードとして動作する。
また、通信制御部35は、無線通信における一連の処理を担う。例えば、アクセスポイント動作モードにおいて、自装置の周囲に存在する無線装置を検索するスキャン処理や認証処理、接続切断処理などである。通信制御部35は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
電源制御部36は、通信制御部35の省電力モードへ遷移する旨の通知をもとに、自装置(無線中継装置1)が無線通信に必要な最低限の電子回路が動作できるだけの電力供給量に電力制御を行う。省電力モードでは、無線端末からの無線接続要求を受信したり、無線接続処理に必要な自装置の情報(例えば、SSIDや受信強度など)を間欠的(一定の期間Twごと)に周囲の無線装置に向けて送信するが、このために必要な最低限の消費電力で動作する。このようにすることで、電源制御部36は、電力供給元であるバッテリーなどの電力消費を抑制することができる。一方、省電力モード以外の電源制御状態を通常モードと呼ぶ。つまり、通常モードは、電源制御部36によって自装置の電力消費を必要以上に抑制していないモードである。アクセスポイント動作モードは、電源制御状態が通常モードである場合に実現できる。電源制御部36は、CPU20、ROM21、RAM22、電源回路(不図示)などにより実現される。
図4は、本発明の実施の形態にかかる無線端末2の機能ブロック図である。
図4に示す無線端末2は、第1通信インタフェース部45、判断部41、記憶部42、検索部43、通信制御部44などを備えている。
以下に本発明の無線端末2が備える各機能について、図4を用いて説明する。
なお、無線端末2は、ユーザが行う自装置の操作により予め無線接続を許可された(無線接続が可能な)無線中継装置と無線接続ができる。
第一通信インタフェース部45は、通信経路R1を経由して無線中継装置1との間で第1無線通信データを送受信する。第1通信インタフェース部45は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23、WNIC(1)24などにより実現される。
判断部41は、無線端末2自身が第1通信インタフェース部45を介して、無線中継装置1から無線接続処理に伴う同時通報を受信したか否かを判断する。また、判断部41は、第1通信インタフェース部45を介して、自身が送信した無線接続要求に対して無線中継装置1から接続応答があるか否かを判断する。
また、判断部41は、同時通報を送信した無線中継装置1と自装置(無線端末2)が接続可能か否かを判断する。接続可能な場合は、通信制御部44に無線中継装置1との無線接続処理を開始する旨の通知を行う。判断部41は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
記憶部42は、無線端末2自身が予め接続を許可されている、あるいは以前に接続したことがある、無線中継装置の情報を格納している。具体的には、無線中継装置に設定されている接続するために必要な情報(例えば、SSIDやMACアドレスなど)である。記憶部42は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
検索部43は、接続可能な周囲の無線中継装置に無線接続要求(例えば、プローブ要求など)を送信する。
また、検索部43は、所定の場合、無線接続要求を、通常よりも長い期間(以後、特定検索応答期間と呼ぶ)、無線端末2自身が接続可能な周囲の無線中継装置に送信する。検索部43は、CPU20、ROM21、RAM22などにより実現される。
通信制御部44は、判断部41の通知をもとに第1通信インタフェース部45を介して無線中継装置1に無線接続要求(プローブ要求)を送信する。また、通信制御部44は、無線端末2自身と無線中継装置1との間で無線接続のための処理(認証、接続)を行う。例えば、無線端末2自身の周囲に存在する無線装置を検索するスキャン処理や認証処理、接続切断処理などである。通信制御部44は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
次に、図5を参照しながら、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置1が通常モードから省電力モードに遷移し、再度通常モードへ遷移するまでの動作フローについて説明する。
ステップS51にて、判断部33は、第1通信インタフェース部31を介して、周囲の無線端末のうち少なくとも1台以上と無線通信を行っているか否かを判断する。行っている場合は、ステップS51を繰り返す(ステップS51のYes)。行っていない場合は、ステップS52へ遷移する(ステップS51のNo)。このステップS51では、自装置(無線中継装置1)が周囲の無線端末と無線通信をしているか否かを判断しており、無線端末との間で1台でも無線通信を行っている場合は、通常モードから省電力モードに遷移することなく無線通信に影響を及ぼさないように配慮している。
ステップS52にて、判断部33は、ステップS51において無線端末と無線通信を行わなくなった時点(周囲の無線端末と無通信状態の開始時刻)からの時間(以後、無通信時間とも呼ぶ)と記憶部34に格納された無通信経過設定時間Tzとを比較する。具体的には、判断部33は、無通信の始まりを機に内部のカウンターで経過時間(無通信時間)をカウントし、カウント値が無通信経過設定時間Tzを超えるか否かで判断する。超える場合は、ステップS53へ遷移する(ステップS52のYes)。超えない場合は、ステップS51へ遷移する(ステップS52のNo)。
ステップS53にて、判断部33は、通信制御部35に省電力モードに遷移する旨を通知する。通知を受けた通信制御部35は、待機モードに切り替えるとともに、電源制御部36に省電力モードに遷移する旨を通知する。
ステップS54にて、判断部33は、第1通信インタフェース部31を介して、周囲の無線端末から新たな無線接続要求があるか否かを判断する。要求がある場合は、ステップS55へ遷移する(ステップS54のYes)。要求がない場合は、ステップS54を繰り返し省電力モードを維持する(ステップS54のNo)。
ステップS55にて、判断部33は、省電力モードから通常モードに遷移する旨を通信制御部35に通知する。通知を受けた通信制御部35は、アクセスポイント動作モードに切り替えるとともに、電源制御部36に通常モードに遷移する旨を通知する。電源制御部36は、通信制御部35からの通知(通常モードに遷移する旨)をもとに、アクセスポイント動作モードで動作できるように省電力モードで維持していた電力消費の抑制を解除する。
次に、図6を参照しながら、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置1が省電力モードで動作している場合に、無線端末2が無線中継装置1と無線通信を開始するまでの動作フローについて説明する。
ステップS61にて、判断部41は、第1通信インタフェース部45を介して、周囲の無線中継装置から無線接続処理に伴う同時通報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS65へ遷移する(ステップS61のYes)。受信していない場合は、ステップS62へ遷移する(ステップS61のNo)。
ステップS62にて、検索部43は、第1通信インタフェース部45を介して、接続可能な周囲の無線中継装置に無線接続要求を送信する。具体的には、自装置(無線端末2)が予め接続を許可されている、あるいは以前に接続したことがある無線中継装置に対して、接続するために必要なSSIDなどを含んだプローブ要求を、同時通報(ブロードキャスト)で周囲の無線中継装置に送信する。
ステップS63にて、ステップS62の後、判断部41は、第1通信インタフェース部45を介して無線中継装置から接続応答があるか否かを判断する。応答がある場合は、ステップS67に遷移する(ステップS63のYes)。応答がない場合は、ステップS64に遷移する(ステップS63のNo)。
ステップS64にて、検索部43は、第1通信インタフェース部45を介して、無線接続要求を通常よりも長い期間(特定検索応答期間)、接続可能な周囲の無線中継装置に送信する。このようにするのは、無線中継装置1が省電力モードにあり、このモードで無線中継装置1が通常行う定期的な無線接続要求(プローブ要求)を検出できないことを想定し、判断部41が、ステップS63で無線中継装置1からの応答を検出するための通常期間よりも長い期間、検出を継続させることで、省電力モードにある無線中継装置1を早く検出し、新たに行う無線端末2と無線中継装置1との間の無線通信処理開始までの期間を短縮するためである。ステップS64実行後、再びステップS63へ遷移する。
この特定検索応答期間は、Tw(前述の説明を繰り返すと、待機モードにある無線中継装置は定期的(例えば、2〜3秒程度)に周囲の無線装置に自らの装置情報や無線通信に必要な情報を通報しつつ、その際無線端末からの応答を受信するとアクセスポイント動作モードに切り替わるが、その周期の意味である)よりも長い(例えば、10秒程度)必要がある。
ステップS65にて、判断部41は、ステップS61で行われる同時通報を送信した無線中継装置1と自装置(無線端末2)が接続可能か否かを判断する。接続可能な場合は、ステップ66に遷移する(ステップS65のYes)。接続不可な場合は、本処理を終了する。接続可能か否かの判断は、記憶部42に格納されている自装置(無線端末2)が予め接続を許可されている、あるいは以前に接続したことがある、無線中継装置1の情報をもとに判断する。
ステップS66にて、判断部41は、通信制御部44に無線中継装置1との無線接続処理を開始する旨の通知を行う。この通知を受けて、通信制御部44は、第1通信インタフェース部45を介して無線中継装置1に無線接続要求(プローブ要求)を送信する。
ステップS67にて、通信制御部44は、無線接続のための処理(認証、接続)を行い、無線中継装置1と接続処理を完了する。無線接続のための処理は、IEEE802.11規格に沿った処理を行うため、ここでは詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態においては、1つの無線中継装置と1つの無線端末によるシステムを前提に説明したが、無線中継装置も無線端末も複数台備わった無線通信システムであってもかまわない。また、無線端末からの無線中継装置への接続要求は、ブロードキャストでも、ユニキャストその他の接続要求であっても構わない。
本発明の実施の形態においては、無線中継装置は、異なる無線通信規格の間の通信を中継するものとして説明したが、これに限らず、本発明は無線ネットワークによる通信と有線ネットワークによる通信を中継する中継装置にも適用可能である。
以上説明したように、本発明の実施の形態にかかる無線端末は、無線中継装置に無線接続要求を送信する際に、無線中継装置からの応答がなければ、無線中継装置が待機モードの状態にあり、上記接続要求を即時受信できないと判断し、通常より長い期間(特定検索応答期間)にわたって接続要求を送信し続ける。一方、待機モードにある無線中継装置は、一定間隔で接続要求を受信するモードにあり、上記の特定検索応答期間のうちに、無線端末からの接続要求を受信して、アクセスポイント動作モードに復帰し、所定の手順で認証・接続処理を行いユーザの操作なしで迅速に無線通信が開始できることとなる。
本発明は、無線端末と携帯電話事業者が管理する無線基地局との間を中継する無線中継装置(特にテザリング機能を備える)において、ユーザの利便性向上に、有用である。
1 無線中継装置
2 無線端末
3 無線基地局
10 無線通信システム
R1、R2、R3 通信経路
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 記憶装置
24 WNIC(1)
25 WNIC(2)
26 内部バス
31 45 第1通信インタフェース部
32 第2通信インタフェース部
33、41 判断部
34、42 記憶部
35、44 通信制御部
36 電源制御部
43 検索部

Claims (2)

  1. 無線中継装置と無線端末とが無線通信を行う無線通信システムであって、
    前記無線端末は、
    無線中継装置に無線接続要求を行う検索部(43)と、
    無線中継装置に向けた無線接続要求に対する応答の有無を判断する判断部(41)
    とを備え、
    前記検索部(43)は、前記無線中継装置に向けた無線接続要求に対する接続応答が無線中継装置から得られない場合、無線接続再要求として直前に行った無線接続要求の継続時間より長時間、無線接続要求を行う
    無線通信システム。
  2. 無線中継装置と無線端末とが無線通信を行う無線通信システムであって、
    前記無線端末は、
    無線中継装置に無線接続要求を行う検索部(43)と、
    無線中継装置に向けた無線接続要求に対する応答の有無を判断する判断部(41)
    とを備え、
    前記無線中継装置は、
    無線端末との間で通信をしない時間が、所定の無通信経過設定時間(Tz)を超えたか否かを判断する判断部(33)と、
    前記無通信経過設定時間(Tz)を超えて通信がない旨の通知を受けた場合、省電力モードに移行する電源制御部(36)と、
    前記省電力モード中は、所定の時間間隔(Tw)で端末と通信を試みる通信制御部(35)
    とを備えており、
    前記無線端末の検索部(43)が行う前記無線接続再要求の継続時間は、前記所定の時間間隔(Tw)より長時間である
    無線通信システム。

JP2015249195A 2015-12-22 2015-12-22 無線通信システム Pending JP2017118217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015249195A JP2017118217A (ja) 2015-12-22 2015-12-22 無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015249195A JP2017118217A (ja) 2015-12-22 2015-12-22 無線通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017118217A true JP2017118217A (ja) 2017-06-29

Family

ID=59232250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015249195A Pending JP2017118217A (ja) 2015-12-22 2015-12-22 無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017118217A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8588120B2 (en) Power conservation in wireless client terminals using proxy device
US9301252B2 (en) Reducing power consumption by a wireless communication device with multiple wireless communication modems
US8948083B2 (en) Mobile communication terminal and computer readable recording medium
CN101305624B (zh) 在gsm无线通信网络中检测非授权移动接入(uma)服务的系统和方法
US9173165B2 (en) Power saving for a communication device
US9497788B2 (en) Communication device, and control method therefor
US9408145B2 (en) Reducing power consumption by a wireless communication device with multiple wireless communication modems
KR101288865B1 (ko) 통신 방법 및 무선기기
US20140126565A1 (en) Communication device, control method therefor, and program
EP3364670B1 (en) Signal strength measurement method and device
JP2010245847A (ja) 無線通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム
WO2018196066A1 (zh) 一种寻呼方法及装置
US10715993B2 (en) Electronic apparatus, information processing device and information processing method
JP5390300B2 (ja) 無線装置、無線装置の動作モード切換え方法
JP5461300B2 (ja) 無線中継装置およびその通信インタフェース選択方法
JP2005012539A (ja) 無線端末装置および基地局探索方法
JP5881651B2 (ja) 情報処理装置、通信管理方法およびプログラム
JP2016072716A (ja) ネットワークシステム、無線lanアクセスポイント装置、および管理装置
JP2017118217A (ja) 無線通信システム
WO2018077557A1 (en) Group-addressed transmission of information relating to an access network
JP2011211613A (ja) 無線アクセスポイント装置、アクセスポイント制御方法、およびアクセスポイント制御プログラム
KR102089512B1 (ko) 네트워크 가용 단말의 수면상태 제공 시스템 및 그 방법
JP2013131993A (ja) 無線アクセスポイント装置、無線アクセスポイント接続方法および無線アクセスポイント接続プログラム
JP7218931B2 (ja) モバイルルータ、モバイルルータ制御方法及びモバイルルータ制御プログラム
JP2024001653A (ja) モバイルルータ、通信システム及びプログラム