JP2017117599A - 電動車両用の燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池の所期の性能を維持できる期間を延長することが可能な燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池11と、二次電池とを備えた電動車両用の燃料電池システム10であって、前記燃料電池に対して燃料タンク12からの燃料ガスを加湿装置により加湿した高加湿状態で供給する高加湿燃料供給手段と、前記燃料電池に対して前記高加湿状態より低い低加湿状態の燃料ガスを供給する低加湿燃料供給手段とを具備し、前記燃料電池を制御する制御部18は、前記低加湿燃料供給手段を選択して前記燃料電池を起動する低加湿起動モードと、前記高加湿燃料供給手段を選択して前記燃料電池を起動する高加湿起動モードとの何れかを選択して前記燃料電池を起動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両が備えるモータを動作させると同時に二次電池を充電するための電力供給を行う電動車両用の燃料電池システムに関する。
燃料電池(以下、FCと称する)を用いて発電し、その電気エネルギーを用いてモータを駆動し走行するようにした燃料電池自動車が既に存在する。
一般的な燃料電池自動車は、FCと共に小容量の2次電池を搭載するが、基本的には走行に必要なエネルギーの大部分をFCからの出力に頼る。そしてこの燃料電池自動車は、アクセル全開加速等で瞬時的にエネルギーが不足する場合に、2次電池からの出力を利用する。また2次電池への充電は、基本的に減速時の回生エネルギーで賄われる。
一方で、大容量のバッテリを備えるとともに、このバッテリへの交流商業電源からの充電(Plug-in)機能を有して、基本的に電気自動車(EV)として走行し、FCをレンジエクステンダーとして使用する自動車が想定される。つまり、一般的な燃料電池自動車に搭載されるFCに対して低出力なFCを搭載し、このFCをバッテリのSOC(State Of Charge)が低下している時にのみ起動/発電してバッテリの充電およびモータへの走行エネルギーの供給の少なくともいずれか一方を行う。
なお、FCとバッテリとを併用するシステムに関しては、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている。
特開2002−141073号公報 特許第4686842号公報
FCは、大きな出力変動に伴う電位変動によって、触媒粒子の粗大化/溶出が進行し、出力性能が低下する。つまり、FCの出力電圧の急速かつ過大な変動が繰り返されると、FCが所期の性能を維持できる期間が短くなるという課題があった。
本発明は、燃料電池の所期の性能を維持できる期間を延長することが可能な電動車両用の燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、燃料電池と、二次電池とを備えた電動車両用の燃料電池システムであって、前記燃料電池に対して燃料タンクからの燃料ガスを加湿装置により加湿した高加湿状態で供給する高加湿燃料供給手段と、前記燃料電池に対して前記高加湿状態より低い低加湿状態の燃料ガスを供給する低加湿燃料供給手段とを具備し、前記燃料電池を制御する制御部は、前記低加湿燃料供給手段を選択して前記燃料電池を起動する低加湿起動モードと、前記高加湿燃料供給手段を選択して前記燃料電池を起動する高加湿起動モードとの何れかを選択して前記燃料電池を起動することを特徴とする電動車両用の燃料電池システムにある。
第1の態様では、触媒粒子の粗大化/溶出の進行が抑制され、燃料電池の性能低下、耐久寿命低下が抑制される低加湿起動モードと、高い要求出力にも対応できる高加湿起動モードとを使い分けることにより、燃料電池の性能低下、耐久寿命低下が抑制でき、必要に応じて高い要求出力にも対応できる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、前記制御部は、要求出力が所定値以下の場合には前記低加湿起動モードを選択し、前記要求出力が前記所定値より大きい場合には前記高加湿起動モードを選択することを特徴とする電動車両用の燃料電池システムにある。
第2の態様では、要求出力が所定値以下の場合には、触媒粒子の粗大化/溶出の進行が抑制され、燃料電池の性能低下、耐久寿命低下が抑制される低加湿起動モードを選択し、要求出力が所定値より大きい場合に高加湿起動モードを選択して高い要求出力に対応するようにする。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、前記制御部は、前記二次電池のSOC又は電圧が所定値以下となった場合に、前記低加湿起動モードを選択して前記燃料電池を起動することを特徴とする電動車両用の燃料電池システムにある。
第3の態様では、二次電池の充電のために起動される場合には、触媒粒子の粗大化/溶出の進行が抑制され、燃料電池の性能低下、耐久寿命低下が抑制される低加湿起動モードを選択する。
本発明の第4の態様は、第1〜第3の何れかの態様に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、前記制御部は、前記燃料電池を前記低加湿起動モードで起動した際には、所定時間後に前記高加湿燃料供給手段を選択して高加湿運転モードに切り換えることを特徴とする電動車両用の燃料電池システムにある。
第4の態様では、燃料電池を低加湿起動モードで起動した際には、所定時間後に高加湿燃料供給手段を選択して高加湿運転モードに切り換えることより、二次電池のSOCを効率よく回復することができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、前記制御部は、前記高加湿運転モードでの運転の際に前記二次電池のSOC又は電圧が所定値以上となった際には、前記低加湿燃料供給手段を選択して低加湿運転モードに切り換えることを特徴とする電動車両用の燃料電池システムにある。
第5の態様では、高加湿運転モードでの運転の際にSOCが所定値以上となった場合には、低加湿運転モードに切り換えて、触媒粒子の粗大化/溶出の進行が抑制し、燃料電池の性能低下、耐久寿命低下をより確実に実現することができる。
本発明の第6の態様は、第4の態様に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、前記制御部は、前記燃料電池を前記低加湿起動モードで起動した際に、前記所定時間を経過する前に前記所定値以上の要求出力があった場合には、前記高加湿燃料供給手段を選択して高加湿運転モードに切り換えることを特徴とする電動車両用の燃料電池システムにある。
第6の態様では、低加湿運転モードの際に所定値以上の要求出力があった場合には、高加湿運転モードに切り換えて、要求出力に対応することができる。
本発明の第7の態様は、第1から第6の何れか一つの態様に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池は、セラミックス担体を用いた電極触媒を具備することを特徴とする電動車両用の燃料電池システムにある。
第7の態様では、セラミックス担体を用いた電極を具備する燃料電池とすることで、高加湿起動モードでの出力と比較して低加湿起動モードでの出力低減を抑えることができ、高加湿起動モードでの出力と同等な出力を得ることができる。
本発明によれば、燃料電池の所期の性能を維持できる期間を延長することが可能な電動車両用の燃料電池システムが提供される。
1A〜1Dは本実施形態に係る燃料電池システムの概略構成を示す図である。 燃料電池セルの概略構成を示す図である。 燃料電池システムの制御フローの一例を示す図である。 燃料電池システムの制御状態の一例を示す図である。 燃料電池システムの制御状態の一例を示す図である。
〈実施形態1〉
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
図1は、本実施形態に係る燃料電池システムの概略構成を示す図である。本実施形態に係る燃料電池システムは、例えば、レンジエクステンダー型プラグイン燃料電池自動車(PFCV)等の車両に搭載され、二次電池の充電が必要な際に起動され、また、二次電池からのモータへの出力が不足する場合にモータへの走行エネルギーの供給を行うものである。
燃料電池システム10は、例えば、固体高分子型燃料電池である燃料電池11と、燃料電池11の燃料極であるアノードに供給する燃料である水素を保持する水素タンク12と、燃料電池11の空気極であるカソードに空気を供給するコンプレッサ13と、加湿装置14とを具備する。水素タンク12からの水素及びコンプレッサ13からの空気を燃料電池11に供給する供給路は、加湿装置14を経由しないで供給する第1供給路15A、15Bと、加湿装置14を経由して加湿された水素及び加湿された空気を供給する第2供給路16A、16Bとからなる。また、第1供給路15A、15Bと第2供給路16A、16Bとを切り換える供給路切換部17A、17Bを具備し、供給路切換部17A、17Bは、制御部18により制御されるようになっている。
本実施形態では、水素タンク12から加湿装置14を経由しないで第1供給路15Aを介して燃料電池11に供給される水素は、無加湿燃料であり、低加湿燃料に相当し、水素タンク12から加湿装置14で加湿された状態で燃料電池11に供給される水素は、加湿燃料であり、高加湿燃料に相当する。同様に、コンプレッサ13から加湿装置14を経由しないで第1供給路15Bを介して燃料電池11に供給される空気は、無加湿空気であり、低加湿空気に相当し、コンプレッサ13から加湿装置14で加湿された状態で燃料電池11に供給される空気は、加湿空気であり、高加湿空気に相当する。
本実施形態は、低加湿燃料供給手段と高加湿燃料供給手段とを具備し、何れか一方が制御部18により選択される。低加湿供給手段は、主に水素タンク12及び第1供給路15Aで構成され、高加湿供給手段は、主に水素タンク12、加湿装置14及び第2供給路16Aで構成される。
また、低加湿燃料供給手段が選択される場合には、主にコンプレッサ13及び第1供給路15Bで構成される低加湿空気供給手段が選択され、高加湿燃料供給手段が選択される場合には、主にコンプレッサ13、加湿装置14及び第2供給路16Bで構成される高加湿空気供給手段が選択される。なお、低加湿空気供給手段及び高加湿空気供給手段は、必ずしも両者を設ける必要はなく、燃料電池11の動作に最適な加湿状態の空気を供給する供給手段を一系統設けるだけでもよい。
ここで、高加湿とは、一般的な燃料電池で燃料ガスや空気の加湿状態をいい、低加湿とは、高加湿より相対的に低加湿な状態をいい、好ましくは、加湿状態が高加湿の半分以下の状態をいい、さらに好ましくは、特に加湿を行っていない無加湿状態をいう。よって、低加湿燃料供給手段を、無加湿燃料を供給するのではなく、高加湿状態より低い加湿状態、好ましくは半分以下の加湿状態に加湿した水素を供給するように構成してもよい。なお、加湿装置14は、燃料を水と接触させる経路を具備するものであり、水と接触する経路の長さを変えることなどにより、加湿状態を変更することは可能である。
燃料電池11は、2系統の駆動バッテリ21、22の何れか、又は車両駆動用のモータ23に接続されるようになっており、これらの切換は、制御部18により制御される切替手段24により行われる。また、駆動バッテリ21、22は、何れか一方がモータ23と接続されるようになっており、これらの切換は、図示しない車両の制御システムによって制御される切替手段25により行われるようになっている。但し、駆動バッテリ21、22については、2系統に限るものではく、1系統設ける場合でもよい。その場合、燃料電池11とモータ23とを接続する駆動状態である時、2系統の駆動バッテリ21、22を1系統に設けた駆動バッテリはモータ23との接続を切断する切断状態とし、モータ23の要求出力以上を燃料電池11から出力し、余剰出力分を1系統に設けた駆動バッテリに充電する。
切替手段24は、燃料電池11と駆動バッテリ21、22又はモータ23との接続を切断する切断状態(図1A参照)と、燃料電池11と駆動バッテリ21、22の何れかとを接続する充電状態(図1B及び図1C参照)と、燃料電池11とモータ23とを接続する駆動状態(図1D)とに切換可能である。
なお、切替手段24により、駆動バッテリ21、22の何れかとの接続が選択される場合に、モータ23に接続されていない休止中の駆動バッテリが選択される。図1B〜図1Cでは、モータ23は駆動バッテリ22に接続され、駆動バッテリ22の電力で駆動されているので、燃料電池11は、切替手段24により休止中の駆動バッテリ21に接続される。
以上の燃料電池システム10では、燃料電池11は、駆動バッテリ21、22への充電の要求又はモータ23への走行エネルギーの供給の要求があった場合に起動される。この起動時のモードとして、上述した低加湿燃料供給手段及び低加湿空気供給手段を選択して起動する低加湿起動モードと、高加湿燃料供給手段及び高加湿空気供給手段を選択して起動する高加湿起動モードとを具備し、制御部18は何れかを選択して燃料電池11を駆動する。また、低加湿起動モードで起動され、低加湿燃料供給手段及び低加湿空気供給手段が選択された状態が維持されていれば、低加湿運転モードであり、途中で高加湿燃料供給手段及び高加湿空気供給手段への切り替えが行われれば、高加湿運転モードとなる。
ここで、本実施形態の固体高分子型燃料電池である燃料電池11は、図2に概略構成を示すセル構造を有する。図2に示すように、燃料電池11のセル30は、電解質膜31を挟んで燃料極であるアノード32及び空気極であるカソード33が設けられ、アノード32及びカソード33の外側に一対のセパレータ34及び35が設けられている。アノード32側のセパレータ34には水素が供給され、カソード33側のセパレータ35には空気が供給される。
アノード32及びカソード33は、電解質膜31に接触する電極触媒層32a及び33aと、電極触媒層32a及び33aの電解質膜31とは反対側のガス拡散層32b及び33bとからなり、ガス拡散層32b及び33bにセパレータ34及び35が接合または当接されている。
本実施形態では、電極触媒層32a及び33aは、カーボン粒子担体上に白金などの触媒粒子を担持した電極触媒からなる。かかる電極触媒は、一般的には、負荷変動によって白金粒子が溶出又は粗大化する劣化事象が促進するといわれており、特に、高加湿下においては負荷変動による白金粒子の溶出又は粗大化がさらに促進される。一方、低加湿状態とすると、発電特性が低減するが、負荷変動による白金粒子の溶出又は粗大化が抑制される。
よって、本実施形態では、一時的に高電圧となる起動停止時や燃料電池11のアイドリング直後の負荷変動時のみ低加湿状態とする低加湿起動モードとして、高電圧、負荷変動による白金粒子の溶出又は粗大化を抑制し、高電圧、負荷変動が安定した後には、高加湿状態として発電特性の向上を図るようにし、電極の劣化の抑制と、発電特性の向上との両立を図るようにしている。
以下、本実施形態の燃料電池システム10を、制御フローの一例を説明しながらさらに詳細に説明する。図3には制御フローの一例を示し、また、図4及び図5には、制御フローの一例のタイミングチャートを示す。
燃料電池11の起動が必要となるのは、二次電池である駆動バッテリ21、22の充電が必要な場合、例えば、SOC又は電圧が所定値以下となった場合、又は車両が上り坂等に走行し、車両からの要求出力に対して駆動バッテリ21、22からの電力だけでは不足する場合である。車両からの要求出力を補うために起動が促される場合の要求出力は、駆動バッテリ21、22への充電のための要求出力よりも大きくなる。よって、通常は、モータ23へ直接電力を供給するか、二次電池の充電かは、要求出力の大小により差別化できるので、差別化できる閾値を所定値として判定し、所定値以下の場合には、駆動バッテリ21、22の充電、所定値より大きい場合には、モータ23の駆動と切り分けるようにしている。
ここで、駆動バッテリのSOCが所定SOC以下となった場合(図4のSOC)には、 、燃料電池11に対して充電が要求されるが、図3に示すように、制御部18は、まず、要求出力が所定値以下か否かを判断し(ステップS1)、所定値以下の場合には(ステップS1;Yes)、低加湿起動モードが選択される(ステップS2)。低加湿起動モードが選択されると、燃料電池11の燃料極には第1供給路15Aを介して無加湿水素が供給され、空気極には第1供給路15Bを介して無加湿空気が供給される。
図4に示すように、燃料電池11の燃料極に無加湿水素の供給が開始され、空気極に無加湿空気の供給が開始されるのがタイミングTであり、これにより燃料電池11が起動される。そして、空気極の空気濃度及び燃料極の水素濃度が所定値に到達するタイミングTで、燃料電池11から第一電流が出力される。
制御フローとしては、空気極の空気濃度及び燃料極の水素濃度が所定値に到達するタイミングTを燃料電池の出力電圧が所定値以上となったか、燃料供給から所定時間経過したかなど、本実施形態では、燃料供給から所定時間経過したかを判断し(図4空気極空気濃度、燃料極水素濃度のT参照、ステップS3)、タイミングTに到達したと判断した場合には(ステップS3;Yes)、切替手段24を制御して燃料電池11と駆動バッテリ21とを接続し(図1A〜図1B)、第一電流を駆動バッテリ21に出力し、充電を開始する(ステップS4)。
次に、第一電流を供給した保持時間が所定時間に到達したか、又は燃料電池11の電圧が所定電圧に到達したか、本実施形態では、燃料電池11の電圧が所定電圧に到達したかを判断し(図4FC電圧のT参照、ステップS5)、所定電圧に到達して安定したと判断した場合には(ステップS5;Yes)、第二電流を駆動バッテリ21に出力するようにする(ステップS6)。また、第二電流の供給保持時間が所定時間に到達するか、燃料電池11の電圧が所定電圧に到達するか、本実施形態では、第二電流の供給保持時間が所定時間に到達したかを判断し(ステップS7)、所定時間が経過した場合には(図4のタイミングT、ステップS7;Yes)、高加湿運転モードが選択される(ステップS8)。
高加湿運転モードの選択は、図4ではタイミングTであり、このタイミングで、供給路切換部17A、17Bにより、第1供給路15A、15Bから第2供給路16A、16Bに切換が行われ、燃料極には、高加湿水素が供給され、空気極には、高加湿空気が供給されるようになり、これにより、燃料電池11からの出力は、第三電流となり(ステップS9)、所期の本番充電電流まで可変増加しながら燃料電池11の内部抵抗値が所定値以下となったか、又は燃料電池11の電圧が所定領域内にあるかによって、本実施形態では、燃料電池11の内部抵抗値が所定値以下となったかを判断し(ステップ10)、所定値以下となった場合には(図4内部抵抗、タイミングT、ステップ10;Yes)、燃料電池11からの電流が本番充電電流に切り替わる(ステップ11)。
このように、二次電池の充電要求に対しては、燃料電池11の電圧が急激に上昇する起動時においては、低加湿起動モードを選択して電極の劣化の抑制を優先し、所定の条件を満足した後には、高加湿運転モードに切り換え、発電効率を向上させ、SOCの早期回復を図るようにしている。これにより、電極の劣化の抑制と、発電特性の向上の両立を図ることができる。
なお、燃料電池11の運転は、SOCが所定値以上となったことを判断し(ステップS12)、SOCが所定値以上となって充電の必要が無くなった場合には(図4のSOC、タイミングT、ステップS12;Yes)、燃料電池11を停止し、充電を終了する(ステップS13)。
ここで、燃料電池11を停止する前に、SOCが充電完了となる所定値に近づいたタイミングで高加湿運転モードから低加湿運転モードに切り換えて、電極の劣化抑制をさらに図るようにしてもよい。
一方、車両側で二次電池からの電力では走行エネルギーが不足する場合には、燃料電池11に要求出力が出される。この要求出力は、充電の要求の際の要求出力より大きい。よって、このような要求出力が出された場合には、ステップ1での判断が所定値以下ではないと判断され(ステップS1;No)、ステップS21に移行する。
ステップS21では、高加湿起動モードが選択され、供給路切換部17A、17Bにより、第2供給路16A、16Bが選択され、燃料極には高加湿水素が供給され、空気極には高加湿空気が供給される(図5のタイミングT11)。
その後、所定量の高加湿水素及び高加湿空気が供給されたかどうかを判断し(ステップS22)、所定量が供給されたと判断した場合には(図5のタイミングT12、ステップS22;Yes)、切替手段24を制御して燃料電池11とモータ23とを接続し(図1D)、第四電流をモータ23に出力する(ステップS23)。次いで、燃料電池11の出力が所定値に達した場合には(図5のタイミングT13、ステップS24;Yes)、モータ15に第五電流が出力される(ステップS25)。この時、燃料電池11の出力をモータ23の要求出力で差し引いて燃料電池11から余剰出力が生じた場合は、切替手段24により休止中の駆動バッテリ21、22の何れかに、燃料電池11の余剰出力を利用して、充電をする。
車両からの要求出力がなくなり、モータ23への所定の出力が完了したと判断した場合には(図5のタイミングT14、ステップS26;Yes)、燃料電池11の停止動作に移行し、燃料極及び空気極への燃料及び空気の供給量を低下し、これに伴い、モータ23には第六電流が出力される(図5にタイミングT14、ステップS27)、その後燃料電池11が停止される(図5のタイミングT15、ステップS28)。
かかる高加湿起動モードでは、電極の劣化の抑制よりは、要求出力への対応を優先させ、車両からの要求出力に早期に対応している。
以上のように、本実施形態1では、触媒粒子の粗大化/溶出の進行が抑制され、燃料電池の性能低下、耐久寿命低下が抑制される低加湿起動モードと、高い要求出力にも対応できる高加湿起動モードとを使い分けることにより、燃料電池の性能低下、耐久寿命低下が抑制でき、必要に応じて高い要求出力にも対応できる。
ここで、低加湿起動モード及び低加湿運転モードによると、高加湿起動モード及び高加湿運転モードによる場合より、性能低下が抑制されるのは、低加湿による燃料電池内部の水蒸気量の低減によって、白金粒子の粗大化/溶出劣化が抑制されたことが要因である。
〈実施形態2〉
以下、本発明の実施形態2を説明する。実施形態2は、燃料電池11の電極触媒層33aのカソード電極触媒を、カーボン粒子担体上に白金などの触媒粒子を担持したものから、酸化スズ系セラミックス粒子担体上に白金などの触媒粒子を担持したものに変更した以外は、実施形態1と同様なものである。
このように、カソード電極触媒をセラミックス粒子担体としたものに変更すると、高加湿燃料を供給した場合と、低加湿燃料を供給した場合との出力の差が、カーボン粒子担体上に白金などの触媒粒子を担持したものを用いた場合と比較して、小さくなるという利点がある。これは、雰囲気中の水蒸気を吸着できる等の特性を有する親水性担体材料であることに起因する。
よって、実施形態1と同様な制御を行った場合、低加湿起動モードで起動し、低加湿運転モードを継続して充電している間において、実施形態1よりSOCの回復が促進されるという利点がある。
かかる燃料電池を用い、実施形態1と同様に、低加湿起動モードで充電し、所定の条件下で高加湿運転モードに移行するように制御した場合のタイミングチャートを図4に実線で示す(破線は実施形態1を示す)。この図に示すように、本実施形態では、低加湿運転モードの期間、すなわち、タイミングT〜Tにおいて、実施形態1の場合と比較して燃料電池の出力が向上し、この間におけるSOCの回復が実施形態1より促進される。よって、結果的に、充電完了のタイミングTが実施形態1の充電完了のタイミングTより早くなるという利点がある。
ここで、本実施形態では、セラミックス粒子担体に触媒粒子を担持した電極触媒として、酸化スズ系セラミックス粒子に触媒を担持したものを用いたが、これに限定されずセラミックス系担体に触媒を担持した、公知の電極触媒を用いることができる。
セラミックス担体としては、雰囲気中の水蒸気を吸着できる等の理由から親水性を有するセラミックス担体を用いるのが好ましい。このようなセラミックス担体としては。酸化チタン、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ニオブ、酸化ルテニウム、酸化タンタル、酸化亜鉛、酸化ジルコニウムなどを挙げることができる。
なお、このようなセラミックス粒子担体を用いた電極触媒は、アノード及びカソードの両方に必ずしも採用する必要はなく、少なくとも空気極であるカソードに採用すれば、所定の効果を奏することができる。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
本発明は、自動車の産業分野で利用することができる。
10 燃料電池システム
11 燃料電池
12 水素タンク
13 コンプレッサ
14 加湿装置
15A、15B 第1供給路
16A、16B 第2供給路
17A、17B 供給路切換部
18 制御部
21、22 駆動バッテリ
23 モータ
24、25 切替手段

Claims (7)

  1. 燃料電池と、二次電池とを備えた電動車両用の燃料電池システムであって、
    前記燃料電池に対して燃料タンクからの燃料ガスを加湿装置により加湿した高加湿状態で供給する高加湿燃料供給手段と、前記燃料電池に対して前記高加湿状態より低い低加湿状態の燃料ガスを供給する低加湿燃料供給手段とを具備し、
    前記燃料電池を制御する制御部は、前記低加湿燃料供給手段を選択して前記燃料電池を起動する低加湿起動モードと、前記高加湿燃料供給手段を選択して前記燃料電池を起動する高加湿起動モードとの何れかを選択して前記燃料電池を起動する
    ことを特徴とする電動車両用の燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、
    前記制御部は、要求出力が所定値以下の場合には前記低加湿起動モードを選択し、前記要求出力が前記所定値より大きい場合には前記高加湿起動モードを選択する
    ことを特徴とする電動車両用の燃料電池システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、
    前記制御部は、前記二次電池のSOC又は電圧が所定値以下となった場合に、前記低加湿起動モードを選択して前記燃料電池を起動する
    ことを特徴とする電動車両用の燃料電池システム。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、
    前記制御部は、前記燃料電池を前記低加湿起動モードで起動した際には、所定時間後に前記高加湿燃料供給手段を選択して高加湿運転モードに切り換える
    ことを特徴とする電動車両用の燃料電池システム。
  5. 請求項4に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、
    前記制御部は、前記高加湿運転モードでの運転の際に前記二次電池のSOC又は電圧が所定値以上となった際には、前記低加湿燃料供給手段を選択して低加湿運転モードに切り換える
    ことを特徴とする電動車両用の燃料電池システム。
  6. 請求項4に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、
    前記制御部は、前記燃料電池を前記低加湿起動モードで起動した際に、前記所定時間を経過する前に前記所定値以上の要求出力があった場合には、前記高加湿燃料供給手段を選択して高加湿運転モードに切り換える
    ことを特徴とする電動車両用の燃料電池システム。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載する電動車両用の燃料電池システムにおいて、
    前記燃料電池は、セラミックス担体を用いた電極触媒を具備する
    ことを特徴とする電動車両用の燃料電池システム。
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