JP2017115702A - 内燃機関の過給圧制御装置 - Google Patents

内燃機関の過給圧制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低圧条件下でも十分な過給圧を得ることができる内燃機関の過給圧制御装置を提供すること。
【解決手段】大気圧を検出する大気圧センサ7と、電磁弁9をデューティ比によって開閉駆動するECU70と、を備え、ECU70は、大気圧センサ7によって検出された大気圧が低下するに連れて電磁弁9が閉弁している時間を長くし、大気圧が所定の常圧条件のときと常圧条件より低い低圧条件のときとで過給圧が等しくなるように、デューティ比を補正する。ECU70は、大気圧センサ7によって検出された大気圧に基づいて、アクチュエータ10が過給圧調整弁15を開弁させるために必要となる必要負圧を算出し、必要負圧に基づいて、デューティ比を演算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の過給圧制御装置に関する。
ターボ過給機を備える内燃機関においては、ウェイストゲートバルブとアクチュエータとを備えることにより、過給圧を調整している。この内燃機関において、ウェイストゲートバルブは、タービンの上流側から下流側に排気ガスを迂回させる迂回通路に設けられており、この迂回通路を開閉する。また、アクチュエータは、過給圧が所定圧力より上昇した場合に、ウェイストゲートバルブを開弁させている。
この種の内燃機関の過給圧制御装置として特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載のものは、吸気通路に発生した負圧を開閉制御弁を介してアクチュエータに導くように構成し、開閉制御弁をデューティ制御することで、アクチュエータに導かれる負圧の大きさを調整して過給圧を調整している。また、特許文献1に記載のものは、大気圧に応じてデューティ比のスキップ量を変更することで、過給圧のオーバーシュートや過給圧の立ち上がりの遅れを防止している。
特開平4−076222号公報
ここで、内燃機関が直噴ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンである場合、吸気通路に発生する負圧が弱いため、負圧供給源として負圧ポンプが設けられている。この負圧ポンプは、高地走行時の低圧条件下では、常圧条件下よりも発生する負圧が弱くなるという特性がある。このため、低圧条件下では、負圧ポンプが発生する負圧が不足し、アクチュエータの参照圧室に作用する負圧が弱くなるため、常圧条件下よりも過給圧が低下してしまう。
しかしながら、従来の内燃機関の過給圧制御装置にあっては、負圧供給源として負圧ポンプを搭載した場合の過給圧の低下について考慮されていないため、低圧条件下で過給圧が低下してしまうという問題があった。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、低圧条件下でも十分な過給圧を得ることができる内燃機関の過給圧制御装置を提供することを目的としている。
本発明は、排気通路に配置されるタービンと、吸気通路に配置され、且つ、前記タービンによって駆動されるコンプレッサと、を有する過給器と、前記排気通路に設置され、開弁時に前記タービンの上流側から下流側に排気をバイパスさせる過給圧調整弁と、前記過給圧調整弁を駆動するアクチュエータと、を有し、前記アクチュエータは、前記吸気通路における前記コンプレッサの下流側の圧力が参照圧として導かれる参照圧室と、別途内燃機関に備えられた負圧ポンプの発生する負圧が導かれる負圧室と、で構成され、負圧ポンプの発生する負圧を前記過給圧調整弁へ導入する電磁弁と、を備える内燃機関の過給圧制御装置であって、大気圧を検出する大気圧検出部と、前記電磁弁をデューティ比によって開閉駆動量を決定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記大気圧検出部によって検出された大気圧が低下するに連れて前記電磁弁が開弁している時間を長くし、大気圧が所定の常圧条件のときと前記常圧条件より低い低圧条件のときとで過給圧とが等しくなるように、前記デューティ比を補正することを特徴とする。
本発明によれば、低圧条件下でも十分な過給圧を得ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る内燃機関の過給圧制御装置を示す図であり、内燃機関および過給圧制御装置の構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る内燃機関の過給圧制御装置を示す図であり、過給圧制御装置の構成図である。 図3は、本発明の実施形態に係る内燃機関の過給圧制御装置において実施される過給圧制御動作の流れを説明するフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る内燃機関の過給圧制御装置に記憶されているマップを示す図である。
以下、図1〜図4を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、内燃機関60と、この内燃機関60の過給圧を制御する過給圧制御装置としてのECU70(Electronic Control Unit)を示している。
図1において、本発明の実施形態に係る内燃機関の過給圧制御装置を搭載した車両50は、内燃機関60と、ECU70とを含んで構成されている。
内燃機関60は、ピストン5が気筒を2往復する間に吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行う4サイクルエンジンによって構成されている。
内燃機関60はターボ過給機3を備えており、このターボ過給機3は、コンプレッサ3Aとタービン3Bとを回転軸3Cで連結して構成されている。コンプレッサ3Aはタービン3Bによって駆動される。ターボ過給機3は、本発明における過給機を構成している。
内燃機関60は、吸気通路61Aを形成する吸気管61と、排気通路62Aを形成する排気管62とを備えている。
吸気通路61Aには、上流側から順次に、エアクリーナ1と、ターボ過給機3のコンプレッサ3Aと、インタークーラ4とが配置されている。
排気通路62Aには、上流側から順次に、ターボ過給機3のタービン3Bと、排気ガス浄化装置24とが配置されている。
内燃機関60は、インジェクタ23を備えており、このインジェクタ23は、高圧の燃料を燃焼室64に噴射する。インジェクタ23が噴射する燃料は、ガソリンまたはディーゼル燃料である。すなわち、内燃機関60は、直噴ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンとして構成されている。
内燃機関60は、過給圧センサ6を吸気通路61Aに備えている。過給圧センサ6は、コンプレッサ3Aの下流側の吸気圧を過給圧として検出し、検出信号をECU70に出力する。
内燃機関60は、大気圧センサ7を備えており、この大気圧センサは、内燃機関60の周辺の大気圧を検出して検出信号をECU70に出力する。大気圧センサ7は、本発明における大気圧検出部を構成している。
内燃機関60は、アクセル開度センサ8を備えており、このアクセル開度センサ8は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量をアクセル開度として検出し、検出信号をECU70に出力する。
内燃機関60は、負圧を発生する負圧ポンプ21を備えており、この負圧ポンプ21で発生した負圧は、図示しないブレーキの制動力を増加させるためのマスターバッグ22と、後述するアクチュエータ10とにおいて用いられる。
内燃機関60は、ターボ過給機3の過給圧を調整するために、排気バイパス通路14と、過給圧調整弁15と、アクチュエータ10と、を備えている。
排気バイパス通路14は、排気通路62Aにおけるタービン3Bの上流側と下流側とに連通している。過給圧調整弁15は、排気通路62Aに設置されており、開弁時にタービン3Bの上流側から下流側に排気をバイパスさせる。過給圧調整弁15は、ウェイストゲートバルブとも呼ばれる。アクチュエータ10は、過給圧調整弁15の開度を制御する。
過給圧調整弁15が全閉状態では、排気の全量がタービン3Bに流入して、ターボ過給機3の回転数が上昇し、コンプレッサ出口圧力が上昇する。
一方、過給圧調整弁15が開弁すると、排気の一部が排気バイパス通路14を通過し、タービン3Bをバイパスして排気通路62Aに流出するため、タービン3Bを通過する排気流量が低下して、ターボ過給機3の回転数は低下する。
すなわち、過給圧調整弁15の開度を大きくすることによりターボ過給機3の回転数を低下させて過給圧を低下させることができる。
アクチュエータ10は、ダイヤフラム17により仕切られた参照圧室11及び負圧室12と、負圧室12においてダイヤフラム17を参照圧室11側に所定の付勢力で付勢する図示しないスプリングと、を有している。
負圧室12は負圧ポンプ21に連通しており、負圧ポンプ21から電磁弁9を介して導かれる。参照圧室11は、連通通路13を介して吸気通路61Aにおけるコンプレッサ3Aの下流側に連通している。参照圧室11には、この連通通路13により吸気通路61Aにおけるコンプレッサ3Aの下流側の圧力(過給圧)が導かれる。
また、アクチュエータ10はアーム16を有しており、このアーム16は、ダイヤフラム17と過給圧調整弁15とを連結している。アーム16は、ダイヤフラム17とともに移動することで、過給圧調整弁15を開閉する。具体的には、アーム16は、ダイヤフラム17が負圧室12側に移動するに連れて過給圧調整弁15の開度を大きくする。すなわち、アクチュエータ10は、参照圧室11と負圧室12との圧力差により、過給圧調整弁15を開弁側に駆動する。
具体的には、過給圧調整弁15は、参照圧室11内の圧力である参照圧と、負圧室12内の圧力である負圧及びスプリングの付勢力との釣り合いにより開閉される。
コンプレッサ3Aの出口近傍の圧力が導入される参照圧と負圧との差圧が、スプリングの付勢力以下のときには、過給圧調整弁15は全閉状態となり、ターボ過給機3の過給圧が上昇する。ターボ過給機3の過給圧が上昇すると参照圧も上昇して差圧が大きくなる。
ターボ過給機3の過給圧が上昇して、差圧が付勢力より大きくなると、過給圧調整弁15は開き、差圧が付勢力より大きくなるに連れて過給圧調整弁15の開度が大きくなり、ターボ過給機3の回転数が低下して過給圧は低下する。
過給圧が低下すると参照圧も低下して差圧が低下する。このように、過給圧調整弁15は、参照圧室11と負圧室12との差圧が一定となるように制御する。
また、内燃機関60は、負圧ポンプ21と参照圧室11とに連通する連通通路18と、この連通通路18に配置された電磁弁9とを備えている。電磁弁9は、負圧ポンプ21の発生する負圧を開弁時に参照圧室に導く。
この電磁弁9により、連通通路18の流路面積が調整され、負圧が制御される。電磁弁9は、デューティ比制御されるソレノイド弁から成り、ECU70に電気的に接続されている。電磁弁9は、VSV(Vacuum Switching Valve)とも呼ばれる。
ECU70は、要求エンジントルクに基づいて決定された駆動信号を電磁弁9に送信する。駆動信号は、デューティ信号である。ECU70は、駆動信号によって電磁弁9を開閉することにより連通通路18の流路面積を調整して参照圧を制御する。
ECU70は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータを含んで構成されており、内燃機関60の運転状態を電気的に制御するようになっている。
CPUは、RAMの一時記憶機能を利用するとともにROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。ROMには、各種制御定数や各種マップ等が予め記憶されている。
図2において、ECU70には、図示しないアクセル開度センサ8からのアクセル開度と、大気圧センサ7からの大気圧とが少なくとも入力される。ECU70は、アクセル開度、大気圧等を含む各種の検出信号に基づいて、内燃機関60の制御パラメータを決定する。ECU70は、制御パラメータを内燃機関60の各制御対象に出力する。ECU70の制御対象には電磁弁9が含まれる。制御パラメータには、電磁弁9の駆動信号が含まれる。
本実施形態では、ECU70は、内燃機関60に要求されるトルク(要求トルク)に応じて、内燃機関60の各部を調整する制御(以下、「トルクベース制御」ともいう)を実行するようになっている。要求トルクは、アクセル開度等に基づいて決定される。
ここで、この内燃機関60では、過給圧調整弁15は、参照圧室11と負圧室12との差圧が一定となるように制御する。また、内燃機関60において、高地では大気圧の低下に伴って低地より負圧ポンプ21の発生する負圧が弱くなり、負圧に不足が生じる。ここで、負圧ポンプ21の発生する負圧が弱くなる、とは、負圧ポンプ21の発生する絶対圧力が高くなることである。
このため、高地走行時等で大気圧の低い低圧条件下では、低地走行時等で大気圧が通常の常圧条件下と比較して、より低い参照圧(低い過給圧)で過給圧調整弁15が開弁することになる。このため、エンジン出力が低下してしまう。
そこで、ECU70は、ターボ過給機3の過給圧を適性値に制御するために、制御部71と過給圧調整部72とを備えている。制御部71は、電磁弁9をデューティ比によって開閉駆動するようになっている。
過給圧調整部72は、大気圧が所定の常圧条件のときと常圧条件より低い低圧条件のときとで過給圧が等しくなるように、電磁弁9のデューティ比を補正するようになっている。
具体的には、過給圧調整部72は、大気圧センサ7によって検出された大気圧が低下するに連れて電磁弁9が閉弁している時間を長くすることで、大気圧が所定の常圧条件のときと常圧条件より低い低圧条件のときとで過給圧が等しくなるように、電磁弁9のデューティ比を補正するようになっている。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る内燃機関の過給圧制御装置においてECU70により実行される過給圧制御動作について説明する。この過給圧制御動作は、システムの起動中は、所定の短い周期で繰り返し実行される。
図3において、ECU70は、要求過給圧を取得し、かつ、大気圧を検出する(ステップS1)。このステップS1では、ECU70は、予めアクセル開度等から要求エンジントルクを算出するとともに、この要求エンジントルクを満たす要求過給圧を算出しておき、算出済の要求過給圧を取得する。また、大気圧センサ7により大気圧を検出する。
次いで、ECU70は、要求過給圧まで過給圧を上昇させるために必要な負圧を、必要負圧として算出する(ステップS2)。詳しくは、必要負圧は、要求過給圧を得るためにアクチュエータの参照圧室に作用させる必要のある負圧である。
次いで、ECU70は、大気圧が所定値以下であるか否かを判別する(ステップS3)。
ステップS3で大気圧が所定値以下であると判別した場合は、ECU70はステップS4に進み、ステップS3で大気圧が所定値より大きいと判別した場合は、ECU70はステップS6に進む。
ステップS4において、ECU70は、ステップ2で算出した必要負圧と現在の負圧との差を、不足負圧として演算する。
ステップS4の後、ECU70は、必要負圧と不足負圧とから補正負圧を算出する(ステップS5)。詳しくは、ECU70は、ステップS4で演算した不足負圧を、ステップS2で算出した必要負圧に加算することで、補正負圧を算出する。この補正負圧に基づいて演算されたデューティ比では、電磁弁9が閉弁している時間が長くなっている。
ステップS6で、ECU70は、電磁弁に指示するデューティ比(図中、指示デューティと記す)を演算する(ステップS6)。このステップS6では、ステップS3で大気圧が所定値より大きかった場合は、必要負圧が満たされているとして、必要負圧に基づいてデューティ比を演算する。
一方、ステップS3で大気圧が所定値以上であった場合は、ステップS2で演算した必要負圧に基づいてデューティ比を演算する。
このように、低圧条件下では負圧ポンプの発生する負圧が弱くなり、必要負圧に対して負圧が不足するため、図3の過給圧制御動作では、不足分の負圧が必要負圧に上乗せされるようにデューティ比を決定している。
この過給圧制御動作の結果、図4に示すように、デューティ比(図中、制御デューティと記す)がD1からD2に変更され、必要負圧P2を確保することができる。図4は、デューティ比と負圧との相関を、常圧条件下(実線)および低圧条件下(破線)のそれぞれについて示している。
図4において、常圧条件下では、デューティ比をD1とすることで必要負圧P2を得ることができるが、低圧条件下では、デューティ比がD1のままであると、負圧がP1となり、不足負圧が生じる。
そこで、本実施形態では、低圧条件下では、デューティ比をD1からD2に変更することで、電磁弁が閉弁している時間を長くし、必要負圧P2を得ることができる。ECU70は、図4のように常圧条件下と低圧条件下とに対してデューティ比を定めたマップを記憶しており、このマップを参照してデューティ比を決定している。
以上説明したように、本実施形態では、大気圧を検出する大気圧センサ7と、電磁弁9をデューティ比によって開閉駆動するECU70と、を備えている。
そして、ECU70は、大気圧センサ7によって検出された大気圧が低下するに連れて電磁弁9が閉弁している時間を長くし、大気圧が所定の常圧条件のときと常圧条件より低い低圧条件のときとで過給圧が等しくなるように、デューティ比を補正する。
この構成により、低圧条件下においても、電磁弁9の閉動作時間を常圧下より長くすることで、十分な過給圧を得ることができる。
また、本実施形態において、ECU70は、大気圧センサ7によって検出された大気圧に基づいて、アクチュエータ10が過給圧調整弁15を開弁させるために必要となる必要負圧を算出し、必要負圧に基づいて、デューティ比を演算する。
この構成により、必要負圧を算出し、必要負荷に基づいたデューティ比を演算することで、1つの負圧ポンプを用いて十分な過給圧を確保することができる。
また、本実施形態において、ECU70は、大気圧センサ7によって検出された大気圧に基づいて、必要負圧と、必要負圧に対して不足する不足負圧と、を算出し、必要負圧に不足負圧を加算した補正負圧に基づいて、デューティ比を演算する。
この構成により、大気圧に基づいて算出された不足負圧を必要負圧に加算してから、電磁弁9の駆動量を決定するデューティ比を演算することで、低圧条件下においても好適に過給を行うことができる。
上述の通り、本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
3 ターボ過給機(過給機)
3A コンプレッサ
3B タービン
7 大気圧センサ(大気圧検出部)
9 電磁弁
10 アクチュエータ
11 参照圧室
12 負圧室
15 過給圧調整弁
21 負圧ポンプ
60 内燃機関
61A 吸気通路
62A 排気通路
70 ECU(制御部)

Claims (3)

  1. 排気通路に配置されるタービンと、吸気通路に配置され、且つ、前記タービンによって駆動されるコンプレッサとを有する過給機と、
    前記排気通路に設置され、開弁時に前記タービンの上流側から下流側に排気をバイパスさせる過給圧調整弁と、
    前記吸気通路における前記コンプレッサの下流側の圧力が参照圧として導かれる参照圧室と、負圧が導かれる負圧室と、を有し、前記参照圧と前記負圧との圧力差により、前記過給圧調整弁を開弁側に駆動するアクチュエータと、
    負圧を発生する負圧ポンプと、
    負圧ポンプの発生する負圧を開弁時に前記負圧室に導く電磁弁と、を備える内燃機関の過給圧制御装置であって、
    大気圧を検出する大気圧検出部と、
    前記電磁弁をデューティ比によって開閉駆動する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記大気圧検出部によって検出された大気圧が低下するに連れて前記電磁弁が閉弁している時間を長くし、大気圧が所定の常圧条件のときと前記常圧条件より低い低圧条件のときとで過給圧が等しくなるように、前記デューティ比を補正することを特徴とする内燃機関の過給圧制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記大気圧検出部によって検出された大気圧に基づいて、前記アクチュエータが前記過給圧調整弁を開弁させるために必要となる必要負圧を算出し、
    前記必要負圧に基づいて、前記電磁弁をデューティ比を演算することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の過給圧制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記大気圧検出部によって検出された大気圧に基づいて、前記必要負圧と、前記必要負圧に対して不足する不足負圧と、を算出し、
    前記必要負圧に前記不足負圧を加算した補正負圧に基づいて、デューティ比を演算することを特徴とする請求項2に記載の過給圧制御装置。
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