JP2017113201A - リズム発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量で耳へ装着する負担が少ない状態でインターバルトレーニング等、二種類のリズムを交互に使用する用途に対応できるリズム発生装置を提供する。【解決手段】集積回路50は、表示部51、ON/OFFスイッチ53、設定スイッチ54、55により設定された速度及び継続時間により、リズム1の信号とリズム2の信号とを交互に出力する。電池61は、集積回路50に電力を供給する。電子ブザー素子62は、集積回路50が出力したリズムの信号に駆動されてリズム音を発生する。本体筐体11は、表示部51、ON/OFFスイッチ53、設定スイッチ54、55、集積回路50、電池61、及び電子ブザー素子62を保持する。【選択図】図1

Description

本発明は、耳に装着されてリズム音を耳穴の近傍で出力するリズム発生装置に関する。
耳に装着してリズム音を耳穴の近傍で出力するリズム発生装置が開発されている(特許文献1)。特許文献1のリズム発生装置は、小型軽量で耳へ装着する負担が少なく、リズム音を耳穴の近傍で出力するため、例えば、楽器演奏、ゴルフスイング、呼吸法等の練習、ランニング、エクササイズ、ウォーキング等のペースメークに使用可能である。
特許文献2のリズム発生装置は、耳に装着されるリズム発生装置において、表面に配置されたボタンを操作することにより、リズム音の速度である毎分拍数、2拍子、3拍子、4拍子等のリズムの種類、リズム音の出力音量を任意に設定して、一定のリズム音を連続して出力する。
特開2015−57754号公報 特許3295051号公報
心肺機能や循環系機能を高めるトレーニングとして、速いピッチの運動と遅いピッチの運動とを交互に繰り返すインターバルトレーニングが提唱されている。しかし、特許文献2のリズム発生装置を用いてインターバルトレーニングを行う場合、2種類のピッチで行う運動のそれぞれの継続時間を管理するために、リズム発生装置とは別にタイマーが必要である。そして、タイマーの継続時間が終了する毎に、リズム発生装置を耳から取り外して、リズム音の毎分拍数を変更する設定操作が必要になる。
そこで、ICレコーダ又はスマートフォンに2種類の速度のリズム音を録音しておき、2種類の速度のリズムをプログラムで自動的に切り替えて交互に再生することが提案された。しかし、アウトドアでの運動中、特許文献1のリズム発生装置に比較してはるかに重いICレコーダやスマートフォンを身に着けて持ち運び続け、窮屈なイヤホンを装着し続ける必要がある。
本発明は、小型軽量に構成して耳へ装着する負担が少ない状態でインターバルトレーニング等、二種類のリズムを交互に使用する用途に対応できるリズム発生装置を提供することを目的としている。
本発明のリズム発生装置は、第1リズムの速度及び継続時間と、前記第1リズムとは速度が異なる第2リズムの速度及び継続時間と、を設定する操作が可能な設定部と、前記設定部により設定された速度及び継続時間により前記第1リズムと前記第2リズムの信号を交互に出力する信号発生部と、前記信号発生部に電力を供給する電池と、前記信号発生部が出力した前記信号に駆動されてリズム音を発生する音発生部と、耳に装着されて前記設定部、前記信号発生部、前記電池、及び前記音発生部を相互に置決めて保持する筐体と、を備えるものである。
本発明のリズム発生装置によると、小型軽量に構成して耳へ装着する負担が少ない状態でインターバルトレーニング等、二種類のリズムを交互に使用する用途に対応できるリズム発生装置を提供することができる。
実施の形態1のリズム発生装置の装着状態の斜視図である。 リズム発生装置の斜視図である。 リズム発生装置の組み立て構造の説明図である。 リズム発生装置の回路図の説明図である。 リズム信号の説明図である。 インターバルモードのリズム出力の制御のフローチャートである。 リズム発生装置のリズム設定の制御のフローチャートである。 インターバル終了予告の制御のフローチャートである。 単一リズムモード及びタイマーモードのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
(リズム発生装置)
図1は実施の形態1のリズム発生装置の装着状態の斜視図である。図2はリズム発生装置の斜視図である。図1に示すように、耳装着型リズム発生装置の一例であるリズム発生装置10は、本体筐体11が耳に係合し、耳に支持される。リズム発生装置10は、本体筐体11とクリップ部(13:図2)とで耳たぶ1cを挟み込んだ状態で、円板状の頭部12が、耳穴1aを囲む耳の窪み1bに嵌まり込んで、本体筐体11が耳面上に保持される。
クリップ部13は、頭部12に収納した電子ブザー素子(62:図3)を耳孔の周囲の窪みに位置させた状態で、本体筐体11との間に耳を挟み込み可能である。ユーザーは、リズム発生装置10を装着する際に、頭部12が耳の窪み1bに位置決められるように、本体筐体11を移動させることにより、クリップ部(13:図2)で耳たぶ1cを挟み込む位置を選んでいる。
頭部12の外周面は、耳の窪み1bの内壁に緩く保持される。耳穴1aを覆う耳の突起1dが頭部12を押えつけて、本体筐体11を耳面上に拘束しているので、激しい運動をしても頭部12が耳の窪み1bから脱落することが阻止されている。また、頭部12から立ち上った本体筐体11の尾根部11mが耳の突起1dに突き当たることで、耳の窪み1bの表面の耳の突起1dに対向する部分に頭部12が緩く押し当てられている。これにより、クリップ部(13:図2)で耳たぶ1cを挟み込む力が小さくても、本体筐体11が耳面上に位置ずれ少なく強固に保持される。
(操作方法)
図2に示すように、設定部の一例である表示部51、ON/OFFスイッチ53、設定スイッチ54、55は、第1リズムの一例であるリズム1の速度及び継続時間と、リズム1とは速度が異なる第2リズムの一例であるリズム2の速度及び継続時間と、を設定する操作が可能である。
筐体の一例である本体筐体11は、耳に装着されて、表示部51、ON/OFFスイッチ53、設定スイッチ54、55、集積回路50、電池61、及び電子ブザー素子62を保持する。
ON/OFFスイッチ53は、本体筐体11の背面に設けられて、リズム発生装置10の動作をON/OFFする。リズム発生装置10は、ON/OFFスイッチ53を短く1回押すごとに、リズム音を発生し続けるON状態と電源がOFFされてリズム音を発生しなくなるOFF状態とに切り替わる。
表示部51は、本体筐体11に収容されて数値を表示する。表示部51は、表示された数値を上方から視認可能である。本体筐体11のクリップ部13側の端面を挟む両側面に一対の設定スイッチ54、55が配置される。リズム発生装置10は、設定スイッチ54、55を押して表示部51に表示されたリズムのパラメータを変更することができる。
リズム発生装置10は、ON/OFFスイッチ53の長押しを用いて、後述するインターバルモードの2種類のリズムの速度と継続時間とを任意に設定できる設定モードへ移行可能である。リズム発生装置10は、ON/OFFスイッチ53を長押しすると、設定モードが開始して、表示部51に現在設定されているリズムの毎分拍数が表示される。表示部51にリズムの毎分拍数が表示された状態で設定スイッチ54を押すと、1回押すごとに表示部51に表示された毎分拍数の数値が10刻みで増加する。設定スイッチ54の反対側の設定スイッチ55を押すと、1回押すごとに表示部51に表示された毎分拍数の数値が10刻みで減少する。表示部51に表示された三桁の数値を用いて、0〜200の範囲で10刻みの毎分拍数を設定可能である。このようにして、リズム発生装置1に所望の毎分拍数を設定する。
表示部51にリズムの毎分拍数が表示された状態でON/OFFスイッチ53を押すと、表示部51に現在設定されているリズムの継続時間が分単位で表示される。表示部51にリズムの継続時間が表示された状態で設定スイッチ54を押すと、1回押すごとに表示部51に表示された継続時間の数値が1刻みで増加する。設定スイッチ54の反対側の設定スイッチ55を押すと、1回押すごとに表示部51に表示された継続時間の数値が1刻みで減少する。表示部51に表示された三桁の数値を用いて、0〜999分の範囲で1分刻みの継続時間を設定可能である。このようにして、リズム発生装置1に所望の継続時間を設定する。
本体筐体11のクリップ部13側の端面に音量切り替えスイッチ56が配置される。リズム発生装置10は、音量切り替えスイッチ56をスライドさせて、リズム音の音量を大小二段階に切り替え可能である。
(内部構造)
図3はリズム発生装置の組み立て構造の説明図である。図3に示すように、クリップ部13は、ピン13pによって下筐体11bの柱部14に回動可能に取り付けられている。クリップ部13に設けたばね構造13bによって、クリップ部13は、下筐体11bとの間にデテント機構を構成して耳を挟み込む。
上筐体11aと下筐体11bの間に回路基板60が配置される。回路基板60の下面に、リズム発生装置10のリズム発生回路及び制御回路を構成するマイコン素子の集積回路50が配置される。回路基板60の上面に表示部51が配置される。表示部51は、3桁又は4桁の数値を表示可能な液晶素子である。回路基板60の回路パターン上に、ON/OFFスイッチ(53:図2)の電極であるドーム接点53bが配置される。押しボタン53aは、上筐体11aに昇降可能に保持され、ドーム接点53bを押圧する。
回路基板60の上面に、設定スイッチ54、55の電極である共通電極57、及びスイッチ電極54b、55bが取り付けられている。共通電極57の端部54c、55cに対向させてスイッチ電極54b、55bの可動部が配置される。押しボタン54a、55aは、上筐体11aに移動可能に保持され、スイッチ電極23b、24bの可動部を外側から押圧する。
下頭部12bに電子ブザー素子62が収容され、不図示の固定配線によって回路基板60に接続されている。電子ブザー素子62は、外周部分が下頭部12bに固定され、中央部分が振動してリズム音を発生する。
回路基板60の下面に電極端子61a、61bが固定されている。回路基板60は、電池ホルダ12cに収容されたボタン電池である電池61から電極端子61a、61bを通じて電力供給を受ける。電池61の上面のマイナス電極は、電極端子61aに接触する。電池61の上面以外の面がプラス電極であって、電池61の側面が電極端子61bに接触する。
電池61の残量が無くなると、ユーザーは、図2に示す本体筐体11の頭部12から外側へ電池ホルダ12cを引き出して電池61を新品に交換する。
(回路図)
図4はリズム発生装置の回路図の説明図である。図5はリズム信号の説明図である。図5中、(a)はインターバルモード、(b)は単一リズムモード、(c)はタイマーモード、(d)はリズム切り替えの予告である。
図4に示すように、集積回路50は、電池61から電力を供給されて、電子ブザー素子62にリズム信号を出力する。電池の一例である電池61は、集積回路50に電力を供給する。集積回路50は、ROM50cから読み出したプログラム及びデータをRAM50bに保持して、CPU50aがリズム出力の制御とリズム設定の制御を実行する。集積回路50は、プログラムに従ってリズム信号を出力し、表示部51に数値を表示する。
信号発生部の一例である集積回路50は、表示部51、ON/OFFスイッチ53、設定スイッチ54、55により設定された速度及び継続時間により第1リズムの信号とリズム2の信号とを交互に出力する。集積回路50は、ユーザーによるON/OFFスイッチ53、設定スイッチ54、55の操作に応じて、表示部51に表示されたリズムのパラメータの数値を変更する。集積回路50は、ユーザーがON/OFFスイッチ53、設定スイッチ54、55を操作して設定した各種モードのリズム信号を交互に出力する。
表示素子の一例である表示部51は、複数桁の数値を表示可能である。変更スイッチの一例であるON/OFFスイッチ53は、表示部51に数値で表示されるリズム1及びリズム2の速度及び継続時間を所定の順序で切り替える操作を入力する。増加スイッチの一例である設定スイッチ54は、表示部51に表示された数値を増加させる操作を入力する。減少スイッチの一例である設定スイッチ55は、表示部51に表示された数値を減少させる操作を入力する。
図5の(a)に示すように、インターバルモードでは、ユーザーがON/OFFスイッチ53を短く押すと、集積回路50は、ON/OFFスイッチ53を次回に短く押すまで、2種類のリズム速度のリズムを交互に出力する。第1のモードの一例であるインターバルモードは、リズムの速度と継続時間とを設定した2種類のリズムを交互に出力する。リズム1とリズム2のリズム信号は、上述したように、それぞれリズムの出力時間とリズムの速度とを任意に設定可能である。音発生部の一例である電子ブザー素子62は、集積回路50が出力したリズムの信号に駆動されてリズム音を発生する。
図5の(b)に示すように、単一リズムモード(メトロノームモード)では、ユーザーがON/OFFスイッチ53を短く押すと、集積回路50は、ON/OFFスイッチ53を次回に短く押すまで、1種類のリズム速度のリズム1を出力し続ける。
図5の(c)に示すように、タイマーモードでは、ユーザーがON/OFFスイッチ53を短く押すと、集積回路50は、リズム信号を出力することなくタイムカウントを実行し、設定時間がカウントアップするとアラーム音を出力する。なお、タイムカウントの開始時に3秒間、ユーザーが作動を確認できるように、毎分拍数120のリズム信号を出力している。
(インターバルモード)
図6はインターバルモードのリズム出力の制御のフローチャートである。図6に示すように、CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が短く押されるごとに(S11、S14、S18)、2種類のリズム速度を交互に繰り返すインターバルモードのリズム出力のON/OFFを繰り返す。
CPU50aは、リズム出力のOFF状態でON/OFFスイッチ53が短く押されると(S11のYes)、リズム1の残時間を表示部51に表示してカウントダウンさせつつ(S12)、リズム1を出力する(S13)。
CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が短く押されると(S14のYes)、リズム出力を停止するが(S20)、押されなければ(S14のNo)、リズム出力を継続する(S15)。
CPU50aは、リズム1の出力時間がカウントアップすると(S15のYes)、リズム2の残時間を表示部51に表示してカウントダウンさせつつ(S16)、リズム2を出力する(S17)。
CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が短く押されると(S18のYes)、リズム出力を停止するが(S20)、押されなければ(S18のNo)、リズム出力を継続する(S19)。
CPU50aは、リズム2の出力時間がカウントアップすると(S19のYes)、リズム1の残時間を表示部51に表示してカウントダウンさせつつ(S12)、リズム1を出力する(S13)。
なお、ここでは、リズム1、2の出力中、リズム1、2の残時間を表示部51に表示したが、リズム1、2の出力中、リズム1、2のリズム速度の毎分拍数を表示部51に表示してもよい。リズム1(2)の残時間とリズム1(2)のリズム速度とを例えば10秒おきに交互に表示してもよい。
(リズム設定)
図7はリズム発生装置のリズム設定の制御のフローチャートである。図7に示すように、CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が2秒押し続けられると(S31のYes)、リズム設定モードを開始する(S32)。リズム設定モードでは、リズム1の速度、リズム1の出力時間、リズム2の速度、リズム2の出力時間を順番に設定可能である。
CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が2秒押し続けられると(S31のYes)、既に設定されているリズム1の毎分拍数の数値を表示部51に表示して点滅させる(S32)。CPU50aは、ユーザーによる設定スイッチ54、55を通じたリズム1の毎分拍数の設定変更を可能にする(S33)。
CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が短く押されると(S35のYes)、既に設定されているリズム1の継続時間の数値を表示部51に表示して点滅させる(S36)。CPU50aは、ユーザーによる設定スイッチ54、55を通じたリズム1の継続時間の設定変更を可能にする(S37)。
CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が短く押されると(S39のYes)、既に設定されているリズム2の毎分拍数の数値を表示部51に表示して点滅させる(S40)。CPU50aは、ユーザーによる設定スイッチ54、55を通じたリズム2の毎分拍数の設定変更を可能にする(S41)。
CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が短く押されると(S43のYes)、既に設定されているリズム2の継続時間の数値を表示部51に表示して点滅させる(S44)。CPU50aは、ユーザーによる設定スイッチ54、55を通じたリズム2の継続時間の設定変更を可能にする(S45)。
CPU50aは、設定モード中、ON/OFFスイッチ53が2秒押し続けられた場合又はスイッチ操作が5秒途切れた場合(S34のYes、S38のYes、S42のYes、S46のYes)、リズム設定モードを終了して(S48)、リズム出力を開始する(S11のYes:図6)
(音量差及び切り替え予告)
図8はインターバル終了予告の制御のフローチャートである。ウォーキングやランニングにおいて移動速度が大きい場合、風の音等で雑音が増え、リズム音を聞く集中力も下がる。このため、図5の(a)に示すように、リズム発生装置10は、リズム速度が高い場合はリズム速度が低い場合よりも音量を上げて、リズムを聞き逃さないようにする。一方、速度が小さい場合、音を聞く集中力が上がってリズム音が大きく聞こえるので、音量を下げてうるさく感じないようにする。集積回路50は、リズム1とリズム2とのうちの一方が他方よりもリズムの速度を大きく設定された場合、大きく設定されたほうの信号の出力を他方の信号の出力よりも大きくする。
また、気持ちの準備ができていない状態でリズム速度が突然切り替わると、リズムの変化に対応できない場合がある。このため、図5の(d)に示すように、リズム発生装置10は、二拍子でリズム出力を行って残時間が10秒になると三拍子にリズムを切り替える。これにより、リズム速度の切り替わりを予告して、切り替わり時のショックを軽減する。なお、図5の(a)では、図示の都合上、リズム1とリズム2とを最初から最後まで二拍子のリズムで記載した。しかし、実際には、リズム1とリズム2とは、いずれも最後の10秒間がそれぞれ三拍子のリズムに変更されている。集積回路50は、リズム1とリズム2とのうちの少なくとも一方における設定された継続時間が終了する所定時間前にリズムの種類を変化させる。
図8に示すように、CPU50aは、インターバルモードでは、強弱パルスの2拍子でリズム1のリズム信号を出力する(S51)。
CPU50aは、リズム1の毎分拍数がリズム2の毎分拍数以上の場合(S53のYes)、リズム1のリズム信号の振幅をリズム2のリズム信号の振幅よりも大きくする(S54)。CPU50aは、リズム1の毎分拍数がリズム2の毎分拍数未満の場合(S53のNo)、リズム1のリズム信号の振幅をリズム2のリズム信号の振幅よりも小さくする(S55)。
CPU50aは、残時間が10秒に達するまで(S56のNo)、二拍子のリズムを継続する(S51)。そして、残時間が10秒に達すると(S56のYes)、三拍子のリズムを出力する(S51)。
(単一リズムモード及びタイマーモード)
図9は単一リズムモード及びタイマーモードのフローチャートである。リズム発生装置10は、複数のモードから1つのモードを選択して設定する操作が可能である。リズム発生装置10は、リズム1の継続時間の設定時間を「0」に設定することで、メトロノームとして利用することができる。第2のモードの一例である単一リズムモードでは、リズムの速度を設定した1種類のリズムを出力する。図5の(b)に示すように、設定されたリズム速度の毎分拍数で、リズム1のみを出力し続ける。集積回路50は、リズム1の継続時間が0に設定された場合は、リズム1の信号を出力し続ける。
また、リズム発生装置10は、リズム1のリズム速度の毎分拍数を「0」に設定することで、タイマーとして利用することができる。第3のモードの一例であるタイマーモードでは、設定した継続時間の経過時にアラームを出力する。図5の(c)に示すように、リズム音を発生することなくタイムカウントを実行して設定時間のタイムカウント終了時に耳穴の近くでアラーム音を出力する。集積回路50は、リズム1の速度が0に設定された場合は、リズム1の継続時間の終了時に通常のリズム音とは異なるアラーム音の信号を出力する。
図9に示すように、CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が短く押されたときに(S61のYes)、リズム1の継続時間が「0」に設定されている場合(S63のYes)、単一リズムモード(メトロノームモードMM)を実行する。
CPU50aは、メトロノームモードMMでは、表示部51にリズム1のリズム速度の毎分拍数を表示して(S64)、リズム1を出力し続ける(S65)、その後、ON/OFFスイッチ53が短く押されると(S66のYes)、リズム1の出力を停止し(S67)、電源を切って表示部51の表示をOFFする(S68)。
CPU50aは、ON/OFFスイッチ53が短く押されたとき(S61のYes)に、リズム1のリズム速度の毎分拍数が「0」に設定されている場合(S62のYes)、タイマーモードを実行する(MT)。
CPU50aは、タイマーモードMTでは、表示部51にリズム1の設定時間の残時間を表示してカウントダウンを行い(S71)、リズム1の設定時間の残時間が0になると(S72のYes)、アラーム信号を出力する(S73)。その後、ON/OFFスイッチ53が短く押されると(S74のYes)、アラーム信号を停止し(S75)、電源を切って表示部51の表示をOFFする(S68)。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1では、リズム発生装置10は、小型軽量であって、耳に係合して支持されるので、ICレコーダ又はスマートフォンを用いてヘッドホンでリズムを聞く場合に比較して、携帯性に優れ、インターバルモードを用いて激しい運動と緩やかな運動を繰り返す際にも邪魔にならない。
実施の形態1では、電子ブザー素子62を耳孔の周囲の窪みに保持させた状態で本体筐体11とクリップ部13との間に耳を挟み込む。このため、極めて小さな音量でリズムを利用でき、周囲にリズム音が漏れて迷惑をかけることがない。
実施の形態1では、表示部51を用いて設定した速度及び継続時間で、リズム1の信号とリズム2の信号とを交互に出力する。このため、設定のための電源や機器を必要とせず、任意の場所で、リズム発生装置10だけを操作して任意の速度と継続時間の組み合わせを自在に設定できる。そして、直ちにインターバルトレーニングを開始できる。
実施の形態1では、リズム1の継続時間が0に設定された場合は、通常のメトロノームとして使用できる。このため、インターバルトレーニングのみならず、楽器演奏、音楽練習、ダンス練習、ゴルフ練習などでも利用できる。また、インターバルモードの設定と類似した手順でリズム速度を設定できる。規定数値の中でも0という特別な数値を使用するため、インターバルモードとメトロノームモードとの切り替えが直観的に理解し易く、継続時間=0→連続出力という意外性もあって、操作手順を忘れにくい。
実施の形態1では、リズム1の速度が0に設定された場合は、リズム音を発生しない通常のタイマーとして使用できる。このため、インターバルトレーニングのみならず、目覚まし時計、試験、課題演習、休憩管理などでも利用できる。また、規定数値の中でも0という特別な数値を使用するため、インターバルモードの設定と類似した手順で設定時間を設定できる。このため、インターバルモードとタイマーモードとの切り替えが直観的に理解し易く、毎分拍数0→タイマーという意外性もあって、操作手順を忘れにくい。
実施の形態1では、リズム1とリズム2とのうちのリズム速度が大きいほうが小さいほうよりもリズム音が大きい。このため、リズム1とリズム2とで体感的な音量差が小さくなって快適にインターバルトレーニングを実行できる。
実施の形態1では、リズム1もリズム2も設定された継続時間が終了する所定時間前にリズムの種類が二拍子から三拍子に変化する。このため、リズムの切り替わり時期を予測して快適にインターバルトレーニングを実行できる。
<その他の実施の形態>
実施の形態1では、本体筐体11とクリップ部13とで耳たぶ1cを挟み込んでリズム発生装置10を耳面上に保持した。しかし、実施の形態1のリズム発生装置は、他の形態で耳に装着されてもよい。例えば、耳穴に挿入して装着するいわゆるカナル型の補聴器に類似した筐体で実施してもよく、耳にフックをひっかけて耳と後頭部の間に保持されるフック型の補聴器に類似した筐体で実施してもよい。
実施の形態1では、電池61をボタン電池としたが、乾電池、空気電池、リチウムイオン電池等としてもよい。表示部51は、液晶素子以外の表示素子、すなわちLED表示素子、有機EL素子、電子ペーパー等で実施してもよい。出力部は、電子ブザー素子62に限らず、スピーカで実施してもよい。
実施の形態1では、ON/OFFスイッチ53を押すごとに、リズム1の速度、リズム1の継続時間、リズム2の速度、リズム2の継続時間、を順番に表示部51に表示した。そして、設定スイッチ54、55による表示部51に表示された数値の変更を可能にした。しかし、リズム1の速度に続いてリズム1の種類、リズム2の速度に続いてリズム2の種類を表示部51に表示させて、設定スイッチ54、55によるリズムの種類の変更を可能にしてもよい。表示部51にリズムの種類として、一拍子を1−1、二拍子を2−1、三拍子を3−1、四拍子を4−1、ロックリズムを4−2等と表示してもよい。
実施の形態1では、二拍子を三拍子に変更することでリズム速度の切り替えを予告することとした。しかし、予告のために変更するリズムのパラメータはリズムの種類には限らない。例えば、リズム速度の切り替えの10秒前に、リズム信号の振幅(すなわち音量)、一時的なノイズ出力や出力停止、音声メッセージ等でリズム速度の切り替えを予告してもよい。
実施の形態1では、リズムパラメータの設定操作の延長上で、インターバルモード、単一リズムモード、及びタイマーモードの切り替えを行った。しかし、図2に示す音量切り替えスイッチ56を、音量の切り替えではなくて、これらの3つのモードの切り替えに用いてもよい。図4に破線で示すように、音量切り替えスイッチ56に三段階のシフト位置(56e)を設けて、三段階のシフト位置をそれぞれインターバルモード、単一リズムモード、及びタイマーモードに割り当ててもよい。
1:耳、1a:耳穴、1b:耳の窪み、1c:耳たぶ、
10:リズム発生装置、11:本体筐体、12:頭部、13:クリップ部、
50:集積回路(信号発生部)、51:表示部(設定部)、53:ON/OFFスイッチ(設定部)、54、55:設定スイッチ(設定部)、58:マイコン素子、
60:回路基板、61:電池、62:電子ブザー素子(音発生部)

Claims (9)

  1. 第1リズムの速度及び継続時間と、前記第1リズムとは速度が異なる第2リズムの速度及び継続時間と、を設定する操作が可能な設定部と、
    前記設定部により設定された速度及び継続時間により前記第1リズムの信号と前記第2リズムの信号とを交互に出力する信号発生部と、
    前記信号発生部に電力を供給する電池と、
    前記信号発生部が出力したリズムの信号に駆動されてリズム音を発生する音発生部と、
    耳に装着されて前記設定部、前記信号発生部、前記電池、及び前記音発生部を保持する筐体と、を備えることを特徴とする耳装着型リズム発生装置。
  2. 前記設定部は、
    複数桁の数値を表示可能な表示素子と、
    前記表示素子に数値で表示される前記第1リズム及び前記第2リズムの速度及び継続時間を所定の順序で切り替える操作を入力する変更スイッチと、
    前記表示素子に表示された数値を増加させる操作を入力する増加スイッチと、
    前記表示素子に表示された数値を減少させる操作を入力する減少スイッチと、を有することを特徴とする請求項1に記載の耳装着型リズム発生装置。
  3. 前記設定部は、前記変更スイッチを押すごとに、前記第1リズムの速度、前記第1リズムの種類、前記第1リズムの継続時間、前記第2リズムの速度、前記第2リズムの種類、前記第2リズムの継続時間、を順番に前記表示素子に表示して、前記増加スイッチ及び前記減少スイッチによる前記表示素子に表示された数値の変更を可能にすることを特徴とする請求項2に記載の耳装着型リズム発生装置。
  4. 前記信号発生部は、前記設定部により前記第1リズムの継続時間が規定数値に設定された場合は、前記第1リズムの信号を出力し続けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の耳装着型リズム発生装置。
  5. 前記信号発生部は、前記設定部により前記第1リズムの速度が規定数値に設定された場合は、前記第1リズムの信号を出力することなく、前記第1リズムの継続時間の終了時に前記リズム音とは異なるアラーム音の信号を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の耳装着型リズム発生装置。
  6. 前記信号発生部は、前記第1リズムと前記第2リズムとのうちの一方が他方よりも前記設定部によりもリズムの速度を大きく設定された場合、前記一方の前記信号の出力を前記他方の前記信号の出力よりも大きくすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の耳装着型リズム発生装置。
  7. 前記信号発生部は、前記第1リズムと前記第2リズムとのうちの少なくとも一方における設定された継続時間が終了する所定時間前にリズムの種類又は出力の大きさを変化させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の耳装着型リズム発生装置。
  8. 前記音発生部を耳孔の周囲の窪みに保持させた状態で前記筐体との間に耳を厚み方向に挟み込み可能なクリップ部を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の耳装着型リズム発生装置。
  9. リズムの速度及び継続時間を設定する操作と、複数のモードから1つのモードを選択して設定する操作と、が可能な設定部と、
    前記設定部により設定された速度、継続時間、及びモードに基づく信号を出力する信号発生部と、
    前記信号発生部に電力を供給する電池と、
    前記信号発生部が出力した信号に駆動されて音を発生する音発生部と、
    耳に装着されて前記設定部、前記信号発生部、前記電池、及び前記音発生部を保持する筐体と、を備え、
    前記信号発生部は、前記設定部により速度と継続時間とを設定した2種類のリズムを交互に出力する第1のモードと、前記設定部により速度を設定した1種類のリズムを出力する第2のモードと、前記設定部により設定した継続時間の経過時にアラームを出力する第3のモードと、から前記設定部により設定された1つのモードを実行することを特徴とする耳装着型リズム発生装置。
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