JP2017112780A - 電力管理装置、電力管理プログラム及び電力管理方法 - Google Patents

電力管理装置、電力管理プログラム及び電力管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の実施形態が解決しようとする課題は、需要側と供給側の両面を考慮した運用による更なる消費燃料最小化のための電力管理装置を提供することである。【解決手段】実施形態の電力管理装置は、取得部と電力需要予測部と負荷設備運用設定算出部とを備える。取得部は、需要家における現在の電力需要値を取得する。電力需要予測部は、需要家における過去の電力需要値と、前記現在の電力需要値と、に基づいて将来の電力需要値を示す電力需要予測値を算出する。負荷設備運用設定算出部は、前記電力需要予測値の変化が大きくなると予測される時間帯において、前記電力需要予測値と発電機の特性を示す発電機特性に基づいて、負荷設備の電力需要を削減させる負荷設備運用設定を算出する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、電力管理装置、電力管理プログラム及び電力管理方法に関する。
建物では、快適な住環境を実現するために空調設備・照明設備などを導入している。こ
れら設備は負荷に応じて電力を消費するものであり、一般的には電力会社から供給される
電力を用いて動作している。また、災害時や電力系統のトラブル時には、非常用設備とし
て自家用発電設備を導入し、全てあるいは一部の設備に対する電力供給をおこなっている
。一方で、電力品質が悪い新興国などでは、安定した電力を確保するために常用の自家用
発電設備を導入し、設備への電力供給をおこなっている。
自家用発電設備などの発電設備を運用する際、電力管理装置を用いて消費燃料特性に基
づき消費燃料が最小となるよう発電機運用を行う。電力管理装置は、電力需要値あるいは
発電出力値を取得し、電力需要値を満たしつつ総消費燃料が最少となる発電機台数の選定
及び発電出力値を決定する。また、それらの設定値は各稼動発電機に対して自動あるいは
オペレータ経由で制御をおこなう。
上記の通り、総消費燃料を最少化する発電機運用の最適化技術はあるが、あくまで電力
需要ありきの供給側の最適化技術である。
特開2008―17614号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、需要側と供給側の両面を考慮した運用に
よる更なる消費燃料最小化のための電力管理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、実施形態の電力管理装置は、取得部と電力需要予測部と負
荷設備運用設定算出部とを備える。取得部は、需要家における現在の電力需要値を取得す
る。電力需要予測部は、需要家における過去の電力需要値と、前記現在の電力需要値と、
に基づいて将来の電力需要値を示す電力需要予測値を算出する。負荷設備運用設定算出部
は、前記電力需要予測値の変化が大きくなると予測される時間帯において、前記電力需要
予測値と発電機の特性を示す発電機特性に基づいて、負荷設備の電力需要を削減させる負
荷設備運用設定を算出する。
本発明の第1の実施形態に係る電力管理のシステム構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る負荷設備の負荷特性を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る負荷設備の設備運用条件の例を示すグラフである。 従来の定格出力50%を境に増分消費燃料が異なる特性を持つ消費燃料特性の例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置の運用に関するシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る電力管理装置が行う制御に関するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電力需要予測に関するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る設備運用設定、消費燃料削減量算出に関するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る負荷設備の消費電力、電力需要に対応した総消費燃料の例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る負荷設備の電力需要カーブと発電にかかる総消費燃料を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る照明設備と空調設備の制御によって消費燃料を削減させる具体例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る照明設備の制御によって消費燃料を削減させる具体例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る空調設備の制御によって消費燃料を削減させる具体例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る時間に対して非線形な電力需要の例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る通知による確認を行う電力管理装置の運用に関するシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る発電設備や負荷設備の運用に考慮すべき情報を外部から取得する場合における電力管理のシステム構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る気象情報をもとに発電機の消費燃料特性を温度補正した例を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る資産管理情報をもとに発電機の不調を考慮した発電機の消費燃料特性の例を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る発電設備の経年劣化に伴う消費燃料特性の変化を考慮した発電機の消費燃料特性の例を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る生産計画情報をもとにした生産計画の例を示した棒グラフである。 本発明の第2の実施形態に係る生産計画に基づいて負荷設備を調節する例について示す棒グラフである。 本発明の第3の実施形態に係る再生エネルギー設備や系統接続のある場合における電力管理のシステム構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る電力管理装置の構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る系統受電電力と再生エネルギーの発電電力を考慮した発電設備に対する電力需要を求める方法を示すグラフである。 本発明の第4の実施形態に係る蓄電設備のある場合における電力管理のシステム構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る電力管理装置の構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る空調設備と蓄電設備の制御によって消費燃料を削減させる具体例を示すグラフである。
以下、図面を参照して発明を実施するための実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1に電力管理のシステム構成を示す。電力管理システムは、照明設備31・空調設備
32といった負荷設備3、負荷設備3に電力を供給するための発電設備2、及びそれら設
備を運用管理するための電力管理装置1を備える。負荷設備3の中には、快適な居住空間
を実現するための照明設備31・空調設備32だけでなく、例えば工場においてでは、多
くの生産ラインなども含まれる。
また、電力管理装置1には図5のような発電機の消費燃料特性、及び図3に示すような
負荷設備の負荷特性を予め登録できることとする。
電力管理装置1の構成の例を図2に示す。電力管理装置1は例えば、通信部150、入
出力部160、制御部170、記憶部180を備える。
電力管理装置1があらゆる情報を取得あるいは送信する際、取得部171・通信制御部
176・記憶制御部177が制御し、通信部150、入出力部160を経由して送信する
記憶部180は、負荷特性記憶部181、負荷設備運用条件記憶部182、負荷設備運
用情報記憶部183、電力需要情報記憶部184、消費燃料特性記憶部185、発電設備
運用情報記憶部186及び消費燃料削減情報記憶部187を備える。
負荷特性記憶部181は、複数の各負荷設備の特性を記憶する。負荷設備の特性の例に
ついて図3を用いて説明する。図3(a)は、照明設備の特性を示し、出力に対する消費
電力量および効率の変化を示すグラフである。図3(b)は、空調設備の特性を示し、出
力に対する消費電力量および効率の変化を示すグラフである。照明設備は出力の変化に対
して効率は変化しないが、空調設備は出力の変化に対して効率が変化することが分かる。
負荷設備運用条件記憶部182は、通常運用の基準となる基準値、及び快適性を維持す
る上で許容される上限値・下限値、あるいは負荷削減期間や削減対象負荷を示す設備運用
条件情報を記憶する。上限値・下限値には各設備がON、OFFの状態を含む。設備運用
条件情報の例について図4を用いて説明する。図4(a)は、照明設備の設備運用条件情
報を示し、基準値を750lx、下限値を400lxと設定する。また、全灯を基準値と
し、消灯を下限値とする設定でもよい。
図4(b)は、空調設備の設備運用条件情報を示し、設定温度25℃に対し、上限値2
6℃、下限値24℃と設定する。また、快適指標であるPMV(Predicted M
ean Value)に基づき、0を基準値、+0.5を上限値、−0.5を下限値と設
定してもよい。なお、PMVは0に近いほど快適と感じる人が多いものである。
また、負荷削減期間とは、消費燃料が安くなるように、負荷設備の消費電力を削減する
期間のことをいう。例えば、照明設備を全灯から半灯とする期間、空調設備を25℃から
26℃と設定する期間である。削減対象負荷とは、負荷削減期間に消費電力を削減する負
荷のことをいう。例えば、人通りの少ない廊下の照明設備や、精密機械の置かれていない
部屋の空調設備である。
負荷設備運用情報記憶部183は、各負荷設備をどのように運用するかを示す負荷設備
運用情報を記憶する。具体的には、現在の負荷設備3の消費電力、過去の消費電力、予測
された電力需要に合わせた消費電力、あるいは負荷設備3に指令を出す負荷設備運用設定
値を記憶する。
電力需要情報記憶部184は、履歴に基づく過去の電力需要値、現在の電力需要値、生
産計画に基づく未来の電力需要値、予測された発電設備2の電力需要予測値を記憶する。
また、発電機の運用台数を変更する予め定められる電力需要値を示す発電機台数変更需要
特性を記憶する。
消費燃料特性記憶部185は、発電機の出力と消費燃料との関係を示す、複数の各発電
機の消費燃料特性を記憶する。あらかじめ記憶させておく。消費燃料特性の例について図
5を用いて説明する。図5(a)は、ある発電機の発電出力値に対する消費燃料の変化を
示すグラフである。図5(b)は、ある発電機の発電出力値に対する効率の変化を示すグ
ラフである。発電出力値が大きくなるほど消費燃料の加算額が増え、効率も悪くなること
がわかる。
電力需要情報記憶部184に記憶されている発電機台数変更需要特性と、消費燃料特性
記憶部185に記憶されている消費燃料特性を合わせて、発電機特性とする。
発電設備運用情報記憶部186は、各発電機をどのように運用するかを示す発電設備運
用情報を記憶する。具体的には、発電設備2に指令を出す発電設備運用設定値を記憶する
。発電設備2に指令を出す発電出力値や発電設備を起動させる指令、停止させる指令を含
む発電設備運用情報を記憶する。
消費燃料削減情報記憶部187は、消費燃料が従来よりも削減された金額あるいは量で
ある消費燃料消費燃料削減情報を記憶する。
制御部170は、取得部171、電力需要予測部172、負荷設備運用設定算出部17
3、発電設備運用設定算出部174、消費燃料削減量算出部175、通信制御部176、
記憶制御部177を備える。
取得部171・通信制御部176・記憶制御部177は、あらゆる情報を取得あるいは
送信する際、制御を行う。
電力需要予測部172は、負荷特性記憶部181に記憶されている負荷特性や、負荷設
備運用情報記憶部183に記憶されている負荷設備3の運用設定値や消費電力、発電設備
運用情報記憶部186に記憶されている発電設備2の発電出力値あるいは電力需要値に基
づいて、電力需要値を予測する。その電力需要予測値は記憶制御部177によって電力需
要情報記憶部184に記憶される。
負荷設備運用設定算出部173は、電力需要情報記憶部184に記憶されている電力需
要予測値と、消費燃料特性記憶部185に記憶されている消費燃料特性と、に基づいて、
消費燃料が少なくなる負荷設備3の運用設定を算出する。算出された負荷設備運用設定値
は記憶制御部177によって負荷設備運用情報記憶部183に記憶される。
発電設備運用設定算出部174は、負荷設備運用情報記憶部183に記憶されている負
荷設備運用設定値に基づいて、発電設備2に起動指令や停止指令、発電設備出力設定値を
算出する。算出された発電設備運用設定値は記憶制御部177によって発電設備運用情報
記憶部186に記憶される。
消費燃料削減量算出部175は、発電設備運用情報記憶部186に記憶されている発電
設備出力値と、消費燃料特性記憶部185に記憶されている消費燃料特性に基づいて、運
用設定を適用した場合、適用しない場合の消費燃料を算出し、消費燃料削減量を算出する
。算出された消費燃料削減量は記憶制御部177によって消費燃料削減情報記憶部187
に記憶される。
なお、負荷設備運用設定と発電設備運用設定を合わせて設備運用設定とよぶとする。
通信制御部176は、算出された設備運用設定を各発電設備2、負荷設備3に送信する
(作用)
図6に電力管理装置1の運用に関するシーケンス図を示す。各負荷設備の負荷特性、負
荷設備運用条件や各発電機の消費燃料特性などが運転員又は居住者などの利用者4により
電力管理装置1に予め登録される(210、215)。
また、実運用において、空調温度の設定変更などの設備運用条件の設定変更は、利用者
4により随時行われることができる(220)。設定変更がなされた場合、その情報は設
備運用条件として電力管理装置1に伝送・蓄積される(225,230、235)。
発電設備2は電力の需給バランスが合うよう電力需要に基づき発電しており、発電出力
値と電力需要値は等しいとみなすことができる。電力管理装置1は、発電設備2からの電
力需要情報を取得・蓄積する(240、245)。ここで電力需要情報とは、現在の電力
需要値、過去の電力需要値の履歴を示す。
その電力需要情報をもとに電力管理装置1は電力需要予測を行う(250)。電力需要
予測結果をもとに、発電設備2及び負荷設備3の設備運用設定を求める(255)。また
、電力管理装置1は、電力需要予測結果と制御結果をもとに消費燃料削減量あるいはその
推定量を算出する(255)。
そして、電力管理装置1は、発電設備運用設定を発電設備2に、負荷設備運用設定を負
荷設備3に送信する(260、265)。発電設備2・負荷設備3は、それぞれの運用設
定を登録する(270,275)。また、電力管理装置1は消費燃料削減額あるいはその
推定量を蓄積する(280)。
その後、240から280の流れが繰り返される。なお、負荷設備運用条件変更220
が行われた場合は、随時225から235が行われる。
図7〜図9に上記シーケンス図で説明した電力管理装置1が行う内容のフローチャート
を示す。ここで、図8、図9のフローチャートは図7のフローチャートのサブルーチンで
ある。
図7について説明する。まず、事前に登録されている各負荷設備の負荷特性、負荷設備
運用条件、各発電設備の消費燃料特性を、取得部171・通信制御部176・記憶制御部
177が通信部150・入出力部160を経由させて取得する。そして、記憶制御部17
7が各負荷設備の負荷特性を負荷特性記憶部181に、負荷設備運用条件を負荷設備運用
条件記憶部182に、各発電設備の消費燃料特性を消費燃料特性記憶部185に記憶させ
る。(S11)。
次に、設定温度の変更がある場合など、負荷設備運用条件を変更させる場合に対応する
ため、負荷設備運用条件を取得する。S11と同様に、取得部171・通信制御部176
・記憶制御部177が通信部150・入出力部160を経由させて負荷設備運用条件を取
得し、記憶制御部177が負荷設備運用条件記憶部182に上書きをさせる(S13)。
その後、過去や現在の電力需要値である電力需要情報を取得する。S11と同様に、取
得部171・通信制御部176・記憶制御部177が通信部150・入出力部160を経
由させて電力需要情報を取得し、記憶制御部177が電力需要情報記憶部184に記憶さ
せる(S14)。
そして、電力需要予測部172が電力需要情報をもとに予測演算を行い、電力需要を予
測する。その予測結果を記憶制御部177が電力需要情報記憶部184に記憶させる(S
15)。詳しくは図8に示す。
その後、負荷設備運用設定算出部173が負荷設備運用設定値を算出し、発電設備運用
設定算出部174が発電設備運用設定値を算出する。記憶制御部177が、負荷設備運用
設定値を負荷設備運用情報記憶部183に記憶させ、発電設備運用設定値を発電設備運用
情報記憶部186に記憶させる。また、消費燃料削減量算出部175が消費燃料削減量を
算出する。その消費燃料削減量の情報を記憶制御部177が消費燃料削減情報記憶部18
7に記憶させる(S16)。詳しくは図9に示す。
次に、通信制御部176が通信部150、入出力部160を経由させ、設備運用設定の
設定変更を各負荷設備3へ送信する(S17)。そして、S13からS17は繰り返され
る(S12,S18)。
S15の電力需要予測について、図8のフローチャートを用いて詳しく説明する。電力
需要予測部172が、現在の状況と類似する過去の電力需要値をもとに電力需要予測値を
決定する(S81)。現在の状況とは、気象条件や曜日、生産計画などが挙げられる。そ
して、現在の電力需要値をもとに電力需要予測値の補正を行う(S82)。
S16の設備運用設定、消費燃料削減量算出について、図9のフローチャートを用いて
詳しく説明する。負荷設備運用設定算出部173が電力需要予測値をもとに消費燃料の増
減が大きくなる時間帯を抽出する(S91)。そして、負荷設備運用条件に基づき、負荷
設備3の運用設定を変更させる時間帯を決定するために、ある時間帯を初期値として設定
する(S92)。そして、消費燃料削減量算出部175がその初期値での消費燃料削減量
を算出する(S93)。
その後、消費燃料削減量算出部175は、設備運用設定を変更させるのに適した時間帯
を演算するために、設備運用設定を変更させる時間帯を単位時間ずらした場合の消費燃料
を算出する(S94)。そして、消費燃料削減量算出部175は消費燃料削減量が大きな
時間帯を判断し、その時間帯が設備運用設定の変更を実施させるのに適した時間帯である
とする(S95)。そして、演算を終了させる。
図10に、制御前後の、ある期間における特定の負荷機器の消費電力、電力需要に対応
した総消費燃料の例を示す。この例を用いて、電力管理装置1による消費燃料削減の手法
を示す。
図10(a)―1に時間に対する制御前の負荷機器の消費電力の変化、(a)―2に時
間に対する制御前の負荷設備全体の電力需要の変化、(a)―3に時間に対する制御前の
発電設備2の総消費燃料の変化を示す。ここで発電設備2は発電機21と発電機22の2
台構成を想定している。以下、同様の条件とする。図10(a)―2の電力需要に合わせ
て発電機22の追加起動を行うため、時間tにおいて総消費燃料が急増することを示し
ている。
図10(b)―1に時間に対する制御後の負荷機器の消費電力の変化、(b)―2に時
間に対する制御後の負荷設備全体の電力需要の変化、(b)―3に時間に対する制御後の
発電設備2の総消費燃料の変化を示す。
電力管理装置1は、電力需要予測により図10(a)―3のように時刻tに消費燃料が
急増することが分かると、電力管理装置1は予め設定された負荷削減期間と削減対象負荷
などの負荷設備運用条件に基づき、時刻tから時刻tまで削減対象負荷の消費電力を
低減させる。また、負荷削減を考慮した電力需要予測に基づき、発電機22の追加起
動の時間を再設定する。図10の場合、発電機を追加起動する時刻を時刻tから時刻t
に見直している。
ここで、消費燃料削減量の求め方について、式(1)〜(3)に示す。消費燃料特性が
下記f(x(t))で表せる場合、消費燃料削減量Fを下記式より求める。
消費燃料特性
f(x(t))=ax(t)+b(x≦W)・・・(1)
f(x(t))=ax(t)+b(W<x)・・・(2)
消費燃料削減量
Figure 2017112780
定義
(t):電力需要
(t):削減負荷
f(x(t)):消費燃料特性
F:消費燃料削減量
:消費燃料が急増する時間
:負荷を削減する期間
図11(a)に、時間に対する電力需要の変化を示す。図11(b)に、時間に対する
総消費燃料の変化を示す。電力需要カーブと発電にかかる総消費燃料が図11となる場合
の負荷設備3の制御について、図12に消費燃料を削減させる具体例を示す。
図12(a)は、基準の設定値で負荷設備3を運用する期間、図12(b)は、照明設
備31の負荷を削減して運用する期間、図12(c)は、さらに空調設備32の負荷を削
減して運用する期間を示している。図12(a)−1、(b)−1、(c)−1は、照明
設備31の時間に対する照度設定値の変化を表す。図12(a)−2、(b)−2、(c
)−2は、空調設備32の時間に対する温度設定値の変化を表す。図12(a)−3、(
b)−3、(c)−3は、時間に対する総消費燃料の変化を表す。ここで電力管理装置1
による制御が無い場合、図11(a)に示すように時刻tで電力需要値がWに達し、
図11(b)のように2台目の発電機が立ち上がる状況と仮定する。
ここで、電力需要値Wは、電力需要情報記憶部184で記憶されている発電機台数変
更需要特性である、発電機の運用台数を変更する予め定められる電力需要値を示す。以下
のWも同様である。
図12(a)において、時刻Tでは図11(a)より電力需要はWを下回っており
、1台の発電機の発電出力をもとに負荷設備3である照明設備31・空調設備32が基準
となる設定値で運用されている。
電力需要予測の結果、時刻tに2台目の発電機が立ち上がり、消費燃料が大幅に増加
すると予測されると、図12(b)−1において、時刻Tに照明設備31の照度設定値
を下げることで、電力需要の低減を行う。これにより、時刻Tでは、時刻T以降の照
明用途の消費燃料を低減するとともに、時刻tで追加起動するはずであった発電機22
の起動時間を時刻tまで遅らせることで、図12(b)−3の斜線部分の積分値に相当
する消費燃料が削減される。
また、図12(c)−2において、時刻Tにあらかじめ設定された上限値を超えない
範囲の設定値まで空調設備32の設定温度を上げることで、冷房に必要な電力をさらに低
減させる。これにより、図12(c)−3時刻Tでは、時刻T以降の空調用途の消費
燃料をさらに低減するとともに、当初時刻tで追加起動するはずであった発電機22の
起動時間を時刻tまで遅らせることで、さらに消費燃料が削減される。
照明設備31の制御方法に関し、別の運転例を図13に示す。図13(a)は、基準の
設定値で負荷設備3を運用する期間、図13(b)は、照明設備31の負荷の一部を削減
して運用する期間、図13(c)は、照明設備31の負荷をさらに削減して運用する期間
を示している。図13(a)−1、(b)−1、(c)−1は、照明設備Aの時間に対す
る照度設定値の変化を表す。図13(a)−2、(b)−2、(c)−2は、照明設備B
の時間に対する温度設定値の変化を表す。図13(a)−3、(b)−3、(c)−3は
、時間に対する総消費燃料の変化を表す。照明設備A、照明設備Bは、複数の照明機器の
集まりである。
照明設備31の運用設定の基準値を400lxの全灯とし、状況に応じて半灯、及び半
灯と消灯が交互の配置になるよう制御する千鳥点灯の2段階で消費電力を削減できるもの
とする。発電設備2は発電機21と発電機22の2台構成とし、図11(a)に示すよう
に時刻tに電力需要がWに達すると、図11(b)のように2台目の発電機が起動す
るものと仮定する。
電力需要予測の結果、時刻tに2台目の発電機が立ち上がり、消費燃料が大幅に増加
することが見込まれると予想されると、図13(b)−2において、時刻Tに全ての照
明設備31の照度を全灯から半灯に減灯させ、照明用途の電力を低減させる。これにより
、時刻Tでは、時刻T以降の照明用途の消費燃料を低減するとともに、図13(b)
−3において、当初時刻tで追加起動するはずであった発電機22の起動時間を時刻t
まで遅らせることで、消費燃料が削減される。
また、図13(c)−2において、時刻Tに照明設備31の照度を、消灯による千鳥
点灯と半灯とにさせることで、さらに消費燃料を低減させる。すると時刻Tでは、時刻
以降の照明用途の消費燃料を更に削減させるとともに、時刻tで追加起動するはず
であった発電機22の起動時間を時刻tまで遅らせることで、更なる消費燃料削減を行
う。
空調設備32の制御方法に関しても、別の運転例を図14に示す。図14(a)は、基
準の設定値で負荷設備3を運用する期間、図14(b)は、空調設備32においてまず予
冷し、電力需要増加時に設定温度を上げて運用する期間、図14(c)は、一定時間経過
後、空調設備32の設定温度を基準に戻して運用する期間を示している。図14(a)−
1、(b)−1、(c)−1は、空調設備32の時間に対する温度設定値の変化を表す。
図14(a)−2、(b)−2、(c)−2は、時間に対する総消費燃料の変化を表す。
図14(a)−1に示すように空調設備32の冷房の運用条件の基準値を25℃とする
。また、上下限値が設定されているものとする。発電設備2は発電機21と発電機22の
2台構成とし、図11(a)に示すように時刻tに電力需要がWに達すると、図11
(b)のように2台目の発電機が起動することとする。
電力需要予測の結果、図14(a)−2のように時刻tに2台目の発電機が立ち上が
り、消費燃料が大幅に増加することが見込まれると予想されると、図14(b)−1にお
いて、総電力需要がWを超えない範囲で時刻tから時刻tまでの期間の温度設定値
を下げることで冷房強度を強め、予冷を行う。
その後、時刻tから時刻tまでの期間においては、上限値を超えない範囲で温度設
定値を上げ冷房強度を弱めることで、当初時刻tで追加起動するはずであった発電機2
2の起動時間を時刻tまで遅らせる。図14(b)−1より時刻tから時刻tまで
の期間で考えると、時刻tを境として同量の空調熱量のピークシフトをしたことになる
が、図14(b)−2のように消費燃料の観点からは発電機22の起動時間を遅らせるこ
とにより消費燃料増加分より消費燃料削減分の方が大きくなる。よって消費燃料が削減さ
れる。
また、図14(c)−1のように時刻t以降も上限値を超えない範囲で空調設備の温
度設定値を上げることで、発電機22の起動時間をtまで遅らせる。それにより、図1
4(c)−2に示すようにさらに消費燃料が削減される。
(効果)
発電設備の運用だけではなく、電力供給先となる負荷設備を含めた運用の全体を制御す
ることで、更なる消費燃料の低減を実現できる。具体的には、発電設備の総消費燃料の増
減が大きな時間帯に一部の負荷設備の電力需要を一時的に削減することで、発電設備の消
費燃料を低減できる。また、消費燃料の削減額あるいはその推定値がわかる。
負荷設備が空調や照明といった居住環境の快適性を維持するための設備の場合には、居
住者の快適性を損ねることが無いよう設備の運用条件を考慮することで、快適性を維持し
つつ消費燃料の低減が可能となる。また、製造業の工場の場合においては、生産ラインの
うち重要度が低く他の時間帯に生産をずらすことができるような負荷がある場合には、生
産を一時的に止めるあるいはずらしても良い期間に基づき負荷を低減することで、生産へ
の影響を最低限に抑えつつ消費燃料の削減が可能となる。
なお、本実施形態では、電力需要予測に基づいて発電機の追加起動あるいは停止のタイ
ミングを決定しているが、電力需要予測ではなく現在の電力需要値と発電機台数変更需要
特性とに基づいて決定することもできる。その場合例えば、発電機の運用台数を変更する
電力需要値(発電機台数変更需要特性W)を予め定めておき、現在の電力需要値が変化
して発電機台数変更需要特性Wに達した場合に、負荷設備運用設定算出部は負荷設備の
電力需要を削減させる負荷設備運用設定を算出する。
また、本実施形態では、図11(a)のように電力需要が時間に対して線形であったが
、線形でない場合でも同様に消費燃料の削減を行える。図15に、時間に対して非線形な
電力需要のグラフを示す。負荷設備の電力需要を一時的に削減することによって、発電機
22を起動させる時間を短くさせることを示している。これにより、消費燃料の削減が実
現できる。
また、図6に示した電力管理装置1が負荷設備3を自動で制御する場合のシーケンス図
に対し、図16のように負荷設備3の制御を行う前に事前に運転員あるいは利用者に通知
による確認を行うことができる。これにより、負荷設備の制御によって居住空間の快適性
が変化することを、事前に運転員あるいは利用者に示すことができ、制御実施の合意を得
ることができる。
また、本実施形態では発電機21、発電機22のみの制御を説明したが、これは説明の
簡単のためであり、もちろん発電機は3台以上の制御も行える。以下の実施形態でも同様
である。
また、負荷設備の説明において、照明制御と空調制御を取り上げたが、ほかの負荷設備
でも使用することができる。また空調制御において、冷房を例に説明したが、暖房の場合
もあてはまる。
また、本実施形態では、時刻tは電力需要予測により決定するものとしたが、実際の
電力需要がある値に達した時間を時刻tとしても良い。
また、消費燃料削減量は例えば、削減された燃料の金額や量で表すことができるとする
。以下の実施形態でも同様とする。なお、図面では金額で統一している。
(第2の実施形態)
(構成)
第1の実施形態に加え、発電設備や負荷設備の運用に考慮すべき情報を外部から取得す
る場合を第2の実施形態として図17に示す。図17では、例として気象システム51、
資産管理システム52、生産計画システム53を挙げている。
第2の実施形態の図17が第1の実施形態の図1と異なる点は、気象システム51、資
産管理システム52、生産計画システム53を負荷した点であり、これら以外は第1の実
施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
電力管理装置1の構成図は第1の実施形態の図2と同様である。
取得部171と通信制御部176は、気象システム51から天気・気温・湿度等の気象
情報を、資産管理システム52からは各設備の保守メンテナンススケジュールや設備の故
障や不調、経年情報等の資産管理情報を、生産計画システム53からは、工場の生産計画
に基づく電力需要などの生産計画情報を取得する。
記憶制御部177は、気象情報・資産管理情報・生産計画情報を負荷設備運用条件記憶
部182に記憶させる。
(作用)
給気温度によって、発電機は最大出力や効率に影響を受けるため、気象情報を基に発電
機の消費燃料特性を補正する。給気温度とは、発電機に供給される空気の温度である。一
般に外気温と等しいが、夏場など外気を冷やしてから発電機に供給する場合もある。図1
8に、気象システム51から取得した気象情報をもとに、発電機の消費燃料特性を温度補
正した例を示す。図18は、給気温度が異なる場合の発電機221の発電出力値に対する
消費燃料の変化を示したグラフである。給気温度が15度の場合より30度の場合の方が
、発電出力値が大きくなると消費燃料も高くなる。
一般に、発電設備は給気温度が上がると出力が低下し、吸気温度が下がると出力が上昇
する。補正した消費燃料特性に基づき総消費燃料の増減が大きい時間を決定した上で設備
運用設定の算出を行う。
発電機の不調によって、発電機は最大出力に影響を受けるため、資産管理情報を基に発
電機の消費燃料特性を補正する。図19に、資産管理システム52から取得した資産管理
情報をもとに、発電機の不調を考慮した発電機の消費燃料特性の例を示す。図19は、発
電機21が不調である場合の発電出力値に対する消費燃料の変化を示したグラフである。
発電機21が不調で定格出力の50%までしか出力できないことを示している。この場合
には、消費燃料特性記憶部185に記憶されている消費燃料特性を図19のように補正す
る。そしてその条件を勘案した上で設備運用設定の算出を行う。
また、発電機の経年劣化によって、発電機は最大出力や効率に影響を受けるため、資産
管理情報を基に発電機の消費燃料特性を補正する。図20に発電設備の経年劣化に伴う消
費燃料特性の変化を考慮した発電機の消費燃料特性の例を示す。図19は、発電機21の
経年劣化の影響を考慮した場合の発電出力値に対する消費燃料の変化を示したグラフであ
る。発電設備の経年劣化により、発電出力値が上がるほど上にずれるように消費燃料が通
常より高くなる。発電設備の経年劣化に伴う消費燃料特性の変化を考えた上で設備運用設
定の算出を行う。
図21に、生産計画システム53から取得した生産計画情報をもとにした生産計画の例
を示す。図21は、時間に対する3種類の負荷設備の運転計画を示す棒グラフである。負
荷設備の重要性や優先度に基づいて、負荷設備を3つに分類している。
分類方法は自由だが例えば、データセンタ等絶対に止めてはならない優先度の高い負荷
を斜線で示し、それよりも優先度の低い負荷を波線で示し、さらに重要度が低く一時的に
生産を停止あるいは低減しても良い優先度の低い負荷を格子で示すとする。生産計画に基
づき電力需要値が増加する見込みである場合には、照明設備31・空調設備32といった
付帯設備の運用設定の見直しを含めた設備運用設定の算出を行う。
また、図22に生産計画に基づいて負荷設備を調節する例について示す。図22は、図
21に比べて負荷が削減された時間に対する3種類の負荷設備の運転計画を示す棒グラフ
である。点線で囲われた箇所が削減された負荷である。図21の生産計画において格子で
示した重要度が低く一時的に生産を停止あるいは低減しても良い負荷があり、その負荷を
低減できれば消費燃料をより抑えられる場合、生産計画の見直しを含めた設備運用を行う
(効果)
気象情報・資産管理情報・生産計画情報等、発電設備2や負荷設備3の運用に考慮すべ
き情報を電力管理装置1の外部から取得し、発電設備2と電力供給先となる負荷設備3の
より細やかな設備運用設定の算出を行うことができ、消費燃料をより低減させることがで
きる。
(第3の実施形態)
(構成)
第2の実施形態に再生可能エネルギー設備61と系統受電がある場合を第3の実施形態
として図23に示す。
第3の実施形態の図23が第2の実施形態の図17と異なる点は、再生可能エネルギー
設備61と発電所71、送配電網72、電力メータ73を負荷した点であり、これら以外
は第2の実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
電力管理装置1は再生可能エネルギー設備61から発電出力値を取得する。また、系統
受電電力については、電力メータ73等から系統受電電力値を取得する。負荷設備3は、
発電設備2だけでなく、再生可能エネルギー設備61や発電所71からも電力供給される
図24に電力管理装置1の構成図を示す。第3の実施形態の図24が第1、第2の実施
形態の図2と異なる点は、再生可能エネルギー発電予測部1711、再生可能エネルギー
情報記憶部1811、系統受電電力情報記憶部1812を負荷した点であり、これら以外
は第1、第2の実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は
省略する。
再生可能エネルギー情報記憶部1811は、再生可能エネルギーの現在の発電出力、過
去の発電出力、予測された発電出力を示す再生可能エネルギー情報を記憶する。
系統受電電力情報記憶部1812は、系統受電電力の現在の出力、過去の出力を記憶す
る。
再生可能エネルギー発電予測部1711は、気象システム51から取得した気象情報を
もとに再生可能エネルギーが将来発電する発電電力を予測する。
(作用)
本実施形態は、第1の実施形態の図7のS15である電力需要の予測に関する。
図25に、系統受電電力と再生可能エネルギーの発電電力を考慮した発電設備2に対す
る電力需要を求める方法を示す。図25(a)−1は、電力需要予測部172で予測され
た時間に対する電力需要の変化の例を示すグラフである。図25(a)−2は、時間に対
する系統受電電力の変化の例を示すグラフである。系統受電電力は時間に対する変動がほ
とんどないことがわかる。図25(a)−3は、時間に対する再生可能エネルギーの発電
電力の変化の例を示すグラフである。再生可能エネルギーの発電電力は時間に対して変動
が激しいことがわかる。
図25(b)は、図25(a)−1の電力需要変化のグラフに(a)−2の系統受電電
力と(a)−3の再生可能エネルギーの発電電力をあてはめたグラフである。図25(c
)は、電力需要から系統受電電力と再生可能エネルギーの発電電力を差し引いたグラフで
ある。
まず、電力需要予測部172が図25(a)−1に示すような電力需要を予測する。そ
の方法は、第1の実施形態の図8のフローチャートと同様である。そして、取得部171
が電力メータ73等から図25(a)−2に示すような系統受電電力値を取得する。その
後、再生可能エネルギー発電予測部1711が気象情報をもとに、図25(a)−3に示
すような再生可能エネルギー発電電力値を予測する。
系統受電電力や再生可能エネルギーの発電出力は、電力需要に対する電力供給の一部と
して扱われる。そのため、電力需要予測部172が系統受電電力値と再生可能エネルギー
の発電出力値をもとに、発電設備2に求められる電力供給量を予測する。つまり、図25
(c)に示すように電力需要から系統受電と再生可能エネルギーの発電出力値を差し引い
たものが、発電設備2に求められる電力供給量となる。
図25(c)に示す求められた発電設備2に対する電力需要は、電力需要情報記憶部1
84に記憶される。
ここで、電力需要情報記憶部184で記憶されている発電機台数変更需要特性として、
発電機の運用台数を変更する予め定められる電力需要値は、第一の実施形態で説明したW
よりも系統受電電力や再生可能エネルギーの発電出力分高く設定されるものとする。
再生可能エネルギーの発電電力は気象条件に影響を受ける。例えば、太陽光発電システム
の場合、日射量に応じて発電量が変化、及び太陽光パネルの温度が高いと発電効率が低下
する等の影響がある。
(効果)
再生可能エネルギー設備や系統受電設備など、発電設備2以外の電力供給がある場合で
も、電力管理装置1によって、発電設備2に対する電力需要予測を求めることができる。
その電力需要予測から適した設備運用設定を算出、制御することで、消費燃料の低減を行
うことができる。
なお、本実施形態は第2の実施形態に適用した形となっているが、第1の実施形態にも
適用可能である。
(第4の実施形態)
(構成)
第3の実施形態に蓄電設備81を加えた場合を第4の実施形態として図26に示す。第
4の実施形態の図26が第3の実施形態の図23と異なる点は、蓄電設備81を負荷した
点であり、これら以外は第3の実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
電力管理装置1は、充放電制御機能を有する蓄電設備81から充電率を取得し、充放電
指令値を送信、あるいは必要に応じて充放電制御をする。また、蓄電設備81は、配電系
統を通じて充電あるいは放電をする。
図27に電力管理装置1の構成図を示す。第4の実施形態の図27が第3の実施形態の
図24と異なる点は、蓄電設備運用計画算出部1721、蓄電設備運用計画記憶部182
1を負荷した点であり、これら以外は第3の実施形態と同じであるので、同一部分には同
一符号を付して詳細な説明は省略する。
蓄電設備運用計画記憶部1821は、蓄電設備81から取得した充電率、蓄電設備81
をどのように運用するかに関する蓄電設備運用計画を記憶する。具体的には、充放電を始
める時刻、期間、その量等である。
蓄電設備運用計画算出部1721は、蓄電設備運用計画記憶部1821で記憶される充
電率、及び電力需要情報等設備運用設定に必要な情報をもとに、蓄電設備運用計画を算出
する。
算出された蓄電設備運用計画に基づき、必要に応じて通信制御部176が蓄電設備81
に対し充放電制御を行う。
(作用)
電力需要カーブと発電にかかる総消費燃料が図11となる場合の各発電設備2、負荷設
備3、蓄電設備81の制御について、図28に具体例を示す。図28は、図14の空調制
御に蓄電設備の制御を加えた例である。
図28(a)は、蓄電設備81に電力を充電して運用する期間、図28(b)は、空調
設備32においてまず予冷をし、電力需要増加時に設定温度を上げて運用する期間、図2
8(c)は、蓄電設備81の電力を放電し、かつ空調設備32の設定温度を上げて運用す
る期間を示している。
図28(a)−1、(b)−1、(c)−1は、空調設備32の時間に対する温度設定
値の変化を表す。図28(a)−2、(b)−2、(c)−2は、蓄電設備81の時間に
対する充放電状態の変化を表す。図28(a)−3、(b)−3、(c)−3は時間に対
する総消費燃料の変化を表す。
図28(a)−1に示すように空調設備32の冷房の運用条件の基準値を25℃とする
。また、上限値が設定されているものとする。発電設備2は発電機21と発電機22の2
台構成とし、図11(a)に示すように時刻tに電力需要がWに達すると、図11(
b)のように2台目の発電機が起動することとする。
電力需要予測の結果、図11(b)のように時刻tに2台目の発電機が立ち上がり、
消費燃料が大幅に増加することが見込まれると予想されると、蓄電設備81の放電制御に
備え、総電力需要がWを超えない範囲で時刻tから時刻tまでの期間、図28(a
)−2のように蓄電設備81に充電を行う。図28(a)−3のように時刻tから時刻
までの期間は、電力需要が増加し、消費燃料は増加する。
また、総電力需要がWを超えない範囲で、図28(b)−1のように時刻tから時
刻tまでの期間の温度設定値を下げることで冷房強度を強め、予冷を行う。この期間、
図28(b)−3のように消費電力は増加する。予冷をすることで、電力需要増加時に設
定温度を上げることに備えている。
時刻tから時刻tまでの期間においては、温度設定値を上げて冷房強度を弱めるこ
とで、当初時刻tで追加起動するはずであった発電機22の起動時間を、図28(b)
−3のように時刻tまで遅らせる。図28(b)−1のように時刻tから時刻t
での期間で考えると、時刻tを境として同量の空調熱量のピークシフトをしたことにな
るが、図28(b)−3のように消費燃料の観点からは発電機22の起動時間を遅らせる
ことにより消費燃料増加分より消費燃料削減分の方が大きくなる。よって消費燃料が削減
される。
また、図28(c)−2のように時刻t以降は蓄電設備81に蓄えられた電力を放電
するとともに、総電力需要がWを超えないよう空調設備32の温度設定値を基準値より
上げる。それにより、図28(c)−3のように発電機22の起動時間を時刻tまで遅
らせ、さらに消費燃料が削減される。また、設定温度を図14(c)−1のように上限値
まで上げるのではなく、蓄電設備81の放電を利用して消費燃料を削減しているため、利
用者の快適性が増す。
(効果)
蓄電設備81を設けることで、消費燃料の増減が大きな時間帯に蓄電設備に電力を充電
・放電させると、発電設備の消費燃料をさらに低減できる。また、負荷設備が空調設備や
照明設備といった居住環境の快適性を維持するための設備の場合には、利用者の快適性を
より良い状態で維持しつつ、消費燃料の低減が可能となる。
なお、蓄電設備81に対し充放電制御を行う場合、第1の実施形態の図16のように、
各設備に制御を行う前に運転計画の通知、承認を得るシステムにすることもできる。
また、本実施形態は第3の実施形態に適用させた形だが、第1の実施形態及び第2の実
施形態にも適用可能である。
また、負荷設備の空調制御の説明において、冷房を例に説明したが暖房の場合もあては
めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したも
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その
他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や
要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる
1 電力管理装置
2 発電設備
3 負荷設備
31 照明設備
32 空調設備
4 運転者/利用者
51 気象システム
52 資産管理システム
53 生産計画システム
61 再生エネルギー設備
71 発電所
72 送配電網
73 電力メータ
81 蓄電設備

Claims (11)

  1. 需要家における現在の電力需要値を取得する取得部と、
    需要家における過去の電力需要値と、前記現在の電力需要値と、に基づいて将来の電力
    需要値を示す電力需要予測値を算出する電力需要予測部と、
    前記電力需要予測値の変化が大きくなると予測される時間帯において、前記電力需要予
    測値と発電機の特性を示す発電機特性に基づいて、負荷設備の電力需要を削減させる負荷
    設備運用設定を算出する負荷設備運用設定算出部と、
    を備える電力管理装置。
  2. 前記負荷設備運用設定をもとに消費燃料削減量あるいは消費燃料削減量を算出する消費
    燃料削減量算出部を備える請求項1に記載の電力管理装置。
  3. 前記負荷設備運用設定算出部は、予め登録される設備運用条件をもとに前記負荷設備運
    用設定を算出する請求項1または2に記載の電力管理装置。
  4. 前記負荷設備運用設定算出部は、気象情報、資産管理情報のうち少なくとも一つをもと
    に消費燃料特性を補正する請求項1から3のいずれか一つに記載の電力管理装置。
  5. 前記負荷設備運用設定算出部は、生産計画情報をもとに前記負荷設備運用設定を算出す
    る請求項1から4のいずれか一つに記載の電力管理装置。
  6. 前記負荷設備運用設定に応じた発電設備の発電出力値から系統受電の発電出力値を差し
    引いた出力値を発電設備運用設定とする発電設備運用設定算出部を備える請求項1から5
    のいずれか一つに記載の電力管理装置。
  7. 気象情報をもとに再生可能エネルギーが将来発電する再生可能エネルギー発電出力値を
    予測する再生可能エネルギー発電予測部を備え、
    前記負荷設備運用設定に応じた発電設備の発電出力値から再生可能エネルギー発電出力
    値を差し引いた出力値を発電設備運用設定とする請求項1から6のいずれか一つに記載の
    電力管理装置。
  8. 充電率、前記電力需要予測値および前記発電機特性に基づき蓄電設備運用計画を算出す
    る蓄電設備運用計画算出部を備える請求項1から7のいずれか一つに記載の電力管理装置
  9. 需要家における現在の電力需要値を取得する取得部と、
    前記電力需要値と、発電機の運用台数を変更する予め定められる電力需要値を示す発電
    機台数変更需要特性と、に基づいて、負荷設備の電力需要を削減させる負荷設備運用設定
    を算出する負荷設備運用設定算出部を備える電力管理装置。
  10. 電力管理装置を、
    需要家における現在の電力需要値を取得する取得手段と、
    需要家における過去の電力需要値と、前記現在の電力需要値と、に基づいて将来の電力
    需要値を示す電力需要予測値を算出する電力需要予測手段と、
    前記電力需要予測値の変化が大きくなると予測される時間帯において、前記電力需要予
    測値と発電機の特性を示す発電機特性に基づいて、負荷設備の電力需要を削減させる負荷
    設備運用設定を算出する負荷設備運用設定算出手段と
    して機能させるための電力管理プログラム。
  11. 電力管理装置を用いて、需要家における現在の電力需要値を取得するステップと、
    需要家における過去の電力需要値と、前記現在の電力需要値と、に基づいて将来の電力
    需要値を示す電力需要予測値を算出するステップと、
    前記電力需要予測値の変化が大きくなると予測される時間帯において、前記電力需要予
    測値と発電機の特性を示す発電機特性に基づいて、負荷設備の電力需要を削減させる負荷
    設備運用設定を算出するステップと、
    を実行する電力管理方法。
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