JP2017110789A5 - - Google Patents

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上記課題を解決する本発明によれば、2つの配管の端部同士をろう付けして接合する方法であって、一方の配管の端部に、他方の配管の端部を挿入してろう付けするにあたり、前記一方の配管の前記端部に拡径部を設け、前記他方の配管の前記端部であって、前記拡径部に挿入される先端部に開口部を設け、前記他方の配管の先端部を、前記開口部が露出する第1の位置まで前記拡径部に挿入し、前記他方の配管の先端部を前記第1の位置まで挿入した状態で、前記開口部から前記2つの配管の内部に窒素ガスを注入し、前記窒素ガスを前記一方の配管の拡径部近傍と前記他方の配管の先端部近傍とに局所的に充満させ、前記他方の配管の先端部を、前記開口部が前記拡径部に覆われる第2の位置まで挿入し、前記窒素ガスが前記一方の配管の前記拡径部近傍と前記他方の配管の先端部近傍とに局所的に充満し、且つ前記開口部が前記拡径部に覆われた状態で、前記2つの配管の端部同士をろう付けして接合することを特徴とする、配管接合方法が提供される。
また、本発明によれば、2つの配管の端部同士をろう付けして接合する方法であって、一方の配管の端部に設けられた拡径部に、他方の配管の先端部を挿入してろう付けするにあたり、前記他方の配管の先端部における、前記拡径部に挿入される位置に開口部を設け、前記他方の配管を前記開口部が露出する第1の位置まで前記一方の配管に挿入した状態で、前記開口部から2つの配管の内部に非酸化性ガスを注入し、該非酸化性ガスの注入後、前記他方の配管を前記開口部が覆われる第2の位置まで前記一方の配管に挿入した状態で、2つの配管の端部同士をろう付けして接合することを特徴とする、配管接合方法が提供される。
また、本発明によれば、2つの配管の端部同士をろう付けして接合する方法であって、一方の配管の端部に設けられた拡径部に、他方の配管の先端部を挿入してろう付けするにあたり、前記先端部に開口部が形成された前記他方の配管を前記開口部が露出する第1の位置まで前記一方の配管に挿入した状態で、前記開口部から2つの配管の内部に非酸化性ガスを注入し、該非酸化性ガスの注入後、前記他方の配管を前記開口部が覆われる第2の位置まで前記一方の配管に挿入した状態で、2つの配管の端部同士をろう付けして接合することを特徴とする、配管接合方法が提供される。
本発明の配管接合方法において、前記非酸化性ガスを前記一方の配管の拡径部近傍と前記他方の配管の先端部近傍とに局所的に注入しても良い。また、前記一方の配管の拡径部近傍と、前記他方の配管の先端部近傍とに非酸化性ガスを局所的に充満させた状態でろう付けを行うようにしても良い。また、前記他方の配管の先端部の端面から前記開口部の前記端面側の縁部までの距離は、前記他方の配管を前記一方の配管の第1の位置まで挿入した状態で、前記開口部から2つの配管の内部のガスが外部に漏れ出ない距離であっても良い。前記他方の配管の先端部の端面から前記開口部の前記端面側の縁部までの距離は、例えば1.5mm以上である。また、ろう付けした際にろうが拡径部に入り込む位置よりも奥側の位置まで前記開口部を挿入して、2つの配管の端部同士をろう付けして接合するようにしても良い。また、前記開口部を前記拡径部の2分の1以上奥側まで挿入して、2つの配管の端部同士をろう付けして接合するようにしても良い。

Claims (9)

  1. 2つの配管の端部同士をろう付けして接合する方法であって、
    一方の配管の端部に、他方の配管の端部を挿入してろう付けするにあたり、
    前記一方の配管の前記端部に拡径部を設け、
    前記他方の配管の前記端部であって、前記拡径部に挿入される先端部に開口部を設け、
    前記他方の配管の先端部を、前記開口部が露出する第1の位置まで前記拡径部に挿入し、
    前記他方の配管の先端部を前記第1の位置まで挿入した状態で、前記開口部から前記2つの配管の内部に窒素ガスを注入し、
    前記窒素ガスを前記一方の配管の拡径部近傍と前記他方の配管の先端部近傍とに局所的に充満させ、
    前記他方の配管の先端部を、前記開口部が前記拡径部に覆われる第2の位置まで挿入し、
    前記窒素ガスが前記一方の配管の前記拡径部近傍と前記他方の配管の先端部近傍とに局所的に充満し、且つ前記開口部が前記拡径部に覆われた状態で、前記2つの配管の端部同士をろう付けして接合することを特徴とする、配管接合方法。
  2. 2つの配管の端部同士をろう付けして接合する方法であって、
    一方の配管の端部に設けられた拡径部に、他方の配管の先端部を挿入してろう付けするにあたり、
    前記他方の配管の先端部における、前記拡径部に挿入される位置に開口部を設け、
    前記他方の配管を前記開口部が露出する第1の位置まで前記一方の配管に挿入した状態で、前記開口部から2つの配管の内部に非酸化性ガスを注入し、
    該非酸化性ガスの注入後、前記他方の配管を前記開口部が覆われる第2の位置まで前記一方の配管に挿入した状態で、2つの配管の端部同士をろう付けして接合することを特徴とする、配管接合方法。
  3. 2つの配管の端部同士をろう付けして接合する方法であって、
    一方の配管の端部に設けられた拡径部に、他方の配管の先端部を挿入してろう付けするにあたり、
    前記先端部に開口部が形成された前記他方の配管を前記開口部が露出する第1の位置まで前記一方の配管に挿入した状態で、前記開口部から2つの配管の内部に非酸化性ガスを注入し、
    該非酸化性ガスの注入後、前記他方の配管を前記開口部が覆われる第2の位置まで前記一方の配管に挿入した状態で、2つの配管の端部同士をろう付けして接合することを特徴とする、配管接合方法。
  4. 前記非酸化性ガスを前記一方の配管の拡径部近傍と前記他方の配管の先端部近傍とに局所的に注入することを特徴とする請求項2〜3の何れか一項に記載の配管接合方法。
  5. 前記一方の配管の拡径部近傍と、前記他方の配管の先端部近傍とに非酸化性ガスを局所的に充満させた状態でろう付けを行うことを特徴とする請求項4に記載の配管接合方法。
  6. 前記他方の配管の先端部の端面から前記開口部の前記端面側の縁部までの距離は、前記他方の配管を前記一方の配管の第1の位置まで挿入した状態で、前記開口部から2つの配管の内部のガスが外部に漏れ出ない距離であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の配管接合方法。
  7. 前記他方の配管の先端部の端面から前記開口部の前記端面側の縁部までの距離が1.5mm以上であることを特徴とする、請求項6に記載の配管接合方法。
  8. ろう付けした際にろうが拡径部に入り込む位置よりも奥側の位置まで前記開口部を挿入して、2つの配管の端部同士をろう付けして接合することを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の配管接合方法。
  9. 前記開口部を前記拡径部の2分の1以上奥側まで挿入して、2つの配管の端部同士をろう付けして接合することを特徴とする、請求項8に記載の配管接合方法。
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