JP2017110708A - 流体継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、作動流体から空気を分離することができる気液分離装置を有した流体継手を提供する。【解決手段】流体継手は、互いに向き合って配置されたインペラ1およびランナ2と、インペラ1とランナ2との間に形成された流体室5内にある作動流体の量を増減させるためのスクープチューブ30と、スクープチューブ30から流体室5まで延びる作動流体循環ライン27と、作動流体循環ライン27に接続され、作動流体とともにスクープチューブ30に流入した空気を該作動流体から分離する気液分離装置28を備える。この気液分離装置28は、作動流体と空気の混合流体を旋回させることにより、空気を作動流体から分離するサイクロン式気液分離装置である。【選択図】図3
Description
本発明は、流体継手に関するものであり、特に流体継手の作動流体に混合された空気を該作動流体から分離する気液分離装置に関するものである。
流体継手は、入力側羽根車であるインペラと、出力側羽根車であるランナとの間に存在する作動流体を介して入力軸の回転を出力軸に伝達する装置である。作動流体には、例えば、作動油が使用される。インペラとランナとの間に存在する作動流体の量を増減することにより、入力軸に対する出力軸の回転速度を無段階に変えることができる。
インペラとランナとは互いに向き合って配置されており、インペラとランナとの間には、流体室が形成される。回転するインペラによって流体室内の作動流体が流動し、この流動した作動流体がランナを回転させる。流体室内にある作動流体の量は、スクープチューブ(すくい管)によって増減される。スクープチューブによってすくい取られた作動流体は、作動流体循環ラインを通って再び流体室に供給される。
流体室内で流動する作動流体が該流体室内の空気と攪拌されることにより、空気と作動流体の混合流体が形成される。したがって、スクープチューブは、空気と作動流体の混合流体をすくい取る。スクープチューブが混合流体をすくい取る際にも、流体室内の空気がこの混合流体とともにスクープチューブに流入する。スクープチューブに流入した空気と作動流体の混合流体は作動流体循環ラインを通って再び流体室に供給される。作動流体循環ラインから流体室に供給された混合流体内の空気は、インペラの回転をランナに伝達している作動流体の圧力を脈動させ、その結果、ランナに接続された出力軸の回転速度が変動してしまう。
本発明は、そのような従来の問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構成で、作動流体から空気を分離することができる気液分離装置を有した流体継手を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、前記インペラと前記ランナとの間に形成された流体室内にある作動流体の量を増減させるためのスクープチューブと、前記スクープチューブから前記流体室まで延びる作動流体循環ラインと、前記作動流体循環ラインに接続され、前記作動流体とともに前記スクープチューブに流入した空気を前記作動流体から分離する気液分離装置を備え、前記気液分離装置は、前記作動流体と前記空気の混合流体を旋回させることにより、前記空気を前記作動流体から分離するサイクロン式気液分離装置であることを特徴とする流体継手である。
本発明の好ましい態様は、前記サイクロン式気液分離装置は、前記混合流体が流入するサイクロンハウジングを備え、前記インペラの回転によって上昇した前記作動流体の圧力により、前記混合流体を前記サイクロンハウジング内で旋回させることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記サイクロンハウジングには、前記作動流体から分離された空気を水平方向に排出する空気抜き管が接続されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記サイクロン式気液分離装置は、水平に配置されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記サイクロンハウジングには、前記作動流体から分離された空気を水平方向に排出する空気抜き管が接続されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記サイクロン式気液分離装置は、水平に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、作動流体循環ラインを流れる作動流体と空気との混合流体は、サイクロン式気液分離装置で旋回される。空気の比重は作動流体の比重よりも軽いので、空気に作用する遠心力と作動流体に作用する遠心力との差によって、空気を作動流体から分離することができる。したがって、スクープチューブから流体室まで延びる作動流体循環ラインに、サイクロン式気液分離装置を接続するだけの簡易な構成で、空気を作動流体から分離することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の流体継手の一実施形態を模式的に示す平面図である。図1に示すように、流体継手は、互いに向き合って配置されたインペラ1およびランナ2と、インペラ1が固定された駆動軸11と、ランナ2が固定された出力軸12とを備える。インペラ1は入力側羽根車、ランナ2は出力側羽根車とも呼ばれる。インペラ1およびランナ2は、それぞれ内側に複数の放射状翼を有する半球形状を有しており、インペラ1とランナ2との間には流体室5が形成される。
駆動軸11と平行に、入力軸15が配置されている。この入力軸15は、ラジアル軸受16,17によって支持されている。入力軸15には大歯車21が固定され、駆動軸11には、大歯車21に噛み合う小歯車22が固定されている。入力軸15の端部は、図示しない原動機(電動機やガスタービンなど)に接続されている。原動機の回転は、入力軸15から大歯車21および小歯車22を介して駆動軸11に伝達される。
流体継手は、インペラ1とランナ2との間に形成される流体室5に作動流体を供給する作動流体循環システム25と、流体室5内にある作動流体の量を増減させるためのスクープチューブ(すくい管)30とをさらに備えている。このスクープチューブ30の先端30aは、インペラケーシング7内に位置している。インペラケーシング7は、インペラ1に固定され、ランナ2を囲む形状を有している。インペラケーシング7は、インペラ1とともに回転する。
スクープチューブ30には油圧サーボなどのアクチュエータ31が接続されており、このアクチュエータ31によってスクープチューブ30はインペラ1およびランナ2の半径方向に移動可能となっている。インペラ1およびインペラケーシング7が回転しているとき、作動流体(例えば作動油)は、回転するインペラケーシング7に保持される。このインペラケーシング7内の作動流体は、回転するインペラ1によって流動し、この流動した作動流体がランナ2を回転させる。
インペラ1が回転しているとき、作動流体には遠心力が発生し、作動流体の圧力が高まる。スクープチューブ30の先端30aは、インペラケーシング7内の作動流体をすくい取り、作動流体はスクープチューブ30内を通ってインペラケーシング7から排出される。作動流体循環システム25は、作動流体を冷却するための流体冷却装置26と、この流体冷却装置26を貫通して延びる作動流体循環ライン27とを備えている。作動流体循環ライン27の入口は、スクープチューブ30に接続されており、作動流体循環ライン27の出口は、インペラ1とランナ2との間の流体室5に連通している。すなわち、作動流体循環ライン27は、スクープチューブ30から流体室5まで延びる。さらに、作動流体循環システム25は、作動流体循環ライン27に接続された気液分離装置28を有する。気液分離装置28については、後述する。
インペラケーシング7からスクープチューブ30を通って排出された作動流体は、作動流体循環ライン27を流れて流体冷却装置26に送られる。作動流体は、冷却水との熱交換によって冷却された後、さらに作動流体循環ライン27を通って流体室5に戻される。このように、作動流体は、回転するインペラ1によって上昇された自身の圧力によって、流体室5と流体冷却装置26との間を循環する。
インペラ1は駆動軸11に固定されており、ランナ2は出力軸12に固定されている。駆動軸11の回転は、インペラ1から作動流体を介してランナ2に伝えられ、出力軸12が回転する。ランナ2の回転速度は、インペラ1とランナ2との間に形成された流体室5内の作動流体の量によって変化する。具体的には、作動流体の量が多いほど、ランナ2の回転速度は高くなる。
流体室5内の作動流体の量は、スクープチューブ30の位置に依存して変わる。すなわち、スクープチューブ30の先端30aが半径方向外側に移動すると、作動流体の量が減り、スクープチューブ30の先端30aが半径方向内側に移動すると、作動流体の量が増える。このように、アクチュエータ31でスクープチューブ30を操作することによって、流体室5内の作動流体の量、すなわち、出力軸12の回転速度を変えることができる。
インペラ1の回転によって作動流体に遠心力が付与されると、作動流体の圧力が上がり、インペラ1およびランナ2にはスラスト力が作用する。したがって、駆動軸11は、2つのラジアル軸受40,41および1つのスラスト軸受42によって回転自在に支持されている。同様に、出力軸12も、2つのラジアル軸受45,46および1つのスラスト軸受47によって回転自在に支持されている。
流体継手は、ラジアル軸受16,17,40,41,45,46およびスラスト軸受42,47に潤滑油を供給する潤滑油供給システム50を備えている。潤滑油供給システム50は、潤滑油を冷却するための油冷却装置54と、この油冷却装置54を貫通して延びる潤滑油供給ライン51と、潤滑油供給ライン51に接続された油ポンプ53を備えている。本実施形態では、油ポンプ53は、入力軸15に連結され、入力軸15の回転に伴って運転されるギヤポンプである。一実施形態では、油ポンプ53は、電動機によって入力軸15とは独立して駆動されるポンプであってもよい。潤滑油は、油ポンプ53によって潤滑油供給ライン51を通って油冷却装置54に移送され、ここで冷却水によって冷却される。冷却された潤滑油は、さらに潤滑油供給ライン51を通ってラジアル軸受40,41,45,46およびスラスト軸受42,47に供給される。冷却された潤滑油は、入力軸15を支持するラジアル軸受16,17にも供給される。
回転するインペラ1によって流体室5内の作動流体が流動し、この流動した作動流体がランナ2を回転させる。流体室5内で流動する作動流体が該流体室5内の空気と攪拌されることにより、空気と作動流体の混合流体が形成される。したがって、スクープチューブ30は、空気と作動流体の混合流体をすくい取る。スクープチューブ30が空気と作動流体の混合流体をすくい取る際にも、流体室5内の空気がこの混合流体とともにスクープチューブ30に流入する。スクープチューブ30に流入した混合流体は作動流体循環ライン27を通って再び流体室5に供給される。作動流体循環ライン27から流体室5に供給された混合流体内の空気は、インペラ1の回転をランナ2に伝達している作動流体の圧力を脈動させ、その結果、ランナ2に接続された出力軸12の回転速度が変動してしまう。
そこで、本実施形態の流体継手は、空気を作動流体から分離する気液分離装置28を備えている。気液分離装置28は、スクープチューブ30から流体室5まで延びる作動流体循環ライン27に接続される。気液分離装置28は、混合流体を空気と作動流体とに分離するための装置であり、本実施形態の気液分離装置28は、作動流体と空気との混合流体を旋回させることにより、空気を作動流体から分離させるサイクロン式気液分離装置である。以下の説明では、気液分離装置28をサイクロン式気液分離装置28と称する。
図2は、図1に示される流体継手の一部分を模式的に示す側面図である。図2に示されるように、ハウジング本体3は、インペラ1およびランナ2などを収容するケーシング8と、該ケーシング8の下部に接続された油タンク9とを有している。本実施形態の作動流体には作動油が用いられ、油タンク9には、作動流体循環ライン27に補充するための作動油が貯留されている。この油タンク9に貯留される作動油は上記した潤滑油としても用いられる。ケーシング8の下端は開放されており、油タンク9の上端も開放されている。したがって、ケーシング8の内部空間は、油タンク9の内部空間と連通している。ケーシング8には、油面計10が固定されており、作業員は、油面計10を通じて油タンク9およびケーシング8内に貯留されている油の量を確認することができる。
図2に示されるように、サイクロン式気液分離装置28は、ハウジング本体3内でインペラ1およびランナ2の下方に配置される。作動流体循環ライン27は、スクープチューブ30から延びて、サイクロン式気液分離装置28に接続される一次側循環ライン27aと、サイクロン式気液分離装置28から流体冷却装置26(図1参照)を経由して流体室5まで延びる二次側循環ライン27bとを有する。
作動流体とともにスクープチューブ30に流入した空気は、一次側循環ライン27aを通ってサイクロン式気液分離装置28に流入し、該サイクロン式気液分離器28によって作動流体から分離される。したがって、一次側循環ライン27aには、作動流体と空気との混合流体が流れ、二次側循環ライン27bには、作動流体のみが流れる。
図3は、図2に示されるサイクロン式気液分離装置28の概略断面図である。図4は、図3のA−A線断面図である。図3および図4に示されるように、サイクロン式気液分離装置28は、作動流体と空気との混合流体が流入するサイクロンハウジング35を有する。サイクロンハウジング35は、円筒部35aと、該円筒部35aに接続された円錐台部35bとを有している。円筒部35aの中心軸線は、円錐台部35bの中心軸線に一致する。円筒部35aの端部には、円板状の蓋36が固定されている。蓋36の中央部には、サイクロンハウジング35の内部空間に連通する空気抜き管38が固定される。さらに、円錐台部35bの先端は、二次側循環ライン27bに接続される。
円筒部35aには、混合流体が流入するハウジング入口35cが形成されている。サイクロン式気液分離装置28は、このハウジング入口35cに接続された入口管37を有する。入口管37は、ハウジング入口35cから円筒部35aの接線方向に延びる。さらに、入口管37は、一次側循環ライン27aに接続される。円錐台部35bの先端には、空気が分離された作動流体が流出するハウジング出口35dが形成されている。
作動流体と空気との混合流体は、一次側循環ライン27aおよび入口管37を通って、ハウジング入口35cからサイクロンハウジング35に流入する。図4に示されているように、作動流体と空気との混合流体は、円筒部35aの接線方向からサイクロンハウジング35に流入する。作動流体は、インペラ1の回転によって上昇した圧力を有しているので、作動流体と空気との混合流体は、自身の圧力によって高速でサイクロンハウジング35に流入し、サイクロンハウジング35内で旋回する。したがって、本実施形態では、混合流体をサイクロンハウジング35内で旋回させるために、作動流体の圧力を上昇させるポンプなどの付帯設備が不要である。
サイクロンハウジング35内で旋回する混合流体には、遠心力が作用する。空気の比重は作動流体の比重よりも軽いので、空気に作用する遠心力と作動流体に作用する遠心力との差によって、空気を作動流体から分離することができる。作動流体から分離された空気は、空気抜き管38を通って、サイクロンハウジング35の外部に、すなわち、作動流体循環ライン27の外部に排出される。空気が分離された作動流体は、ハウジング出口35dを通って二次側循環ライン27bに流れ、流体冷却装置26(図1参照)を経由して流体室5に戻される。
このように、本実施形態によれば、サイクロン式気液分離装置28を流体循環ライン27に接続するだけの簡易な構成で、空気を作動流体から分離することができる。
図2に示されるように、本実施形態のサイクロン式気液分離装置28は、水平に配置される。より具体的には、サイクロン式気液分離装置28のサイクロンハウジング35の円筒部35aと円錐台部35bは、水平に配置される。サイクロン式気液分離装置28は、スクープチューブ30の下方に位置している。スクープチューブ30から排出された混合流体は、実質的に鉛直方向に延びる一次側循環ライン27aを通ってサイクロンハウジング35に流入する。さらに、混合流体は、サイクロンハウジング35内で旋回しながら、円筒部35aから円錐台部35bに向かって水平方向に流れる。空気が分離した作動流体は、そのまま水平方向に流れ、二次側循環ライン27bを通って流体冷却装置26に流入する。
このように、サイクロン式気液分離装置28を水平に配置することにより、流体の流れ方向を変えるための曲管部を一次側循環ライン27aに設ける必要がなくなるので、一次側循環ライン27aを短くすることができる。したがって、コンパクトな流体継手を実現することができる。
図3に示されるように、作動流体から分離された空気を、サイクロンハウジング35から排出するための空気抜き管38は、蓋36に固定された、サイクロンハウジング35の内部空間に連通する連通部38aと、連通部38aから上方向に延びる主管部38bと、主管部38bから水平方向に延びる水平部38cを有する。本実施形態では、連通部38aは、蓋36の中央部から水平方向に延び、主管部38bは鉛直方向に延びている。水平部38bの末端には、空気放出口38dが形成される。作動流体から分離された空気は、連通部38a、主管部38aおよび水平部38bを通って、空気放出口38dから水平方向に排出される。
空気抜き管38から排出される空気は、作動流体(本実施形態では、作動油)のミストを含んでいる。したがって、空気は、油タンク9に貯留された油の液面の上方で排出される。空気が油タンク9に貯留された油の液面に衝突すると、油の液面上に泡が発生することがある。その結果、この泡によって、油面計10から油の正確な貯留量を確認できないことがある。
本実施形態によれば、作動流体から分離された空気は、空気抜き管38の空気放出口38cから水平方向に排出される。したがって、空気は、油の液面に衝撃を与えず、油の液面上に泡が発生することを防止することができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 インペラ
2 ランナ
3 ハウジング本体
5 流体室
7 インペラケーシング
8 ケーシング
9 油タンク
10 油面計
11 駆動軸
12 出力軸
15 入力軸
16,17 ラジアル軸受
21 大歯車
22 小歯車
25 作動流体循環システム
26 流体冷却装置
27 作動流体循環ライン
28 サイクロン式気液分離装置
30 スクープチューブ(すくい管)
31 アクチュエータ
35 サイクロンハウジング
36 蓋
37 入口管
38 空気抜き管
40,41,45,46 ラジアル軸受
42,47 スラスト軸受
50 潤滑油供給システム
51 潤滑油供給ライン
53 油ポンプ
54 油冷却装置
2 ランナ
3 ハウジング本体
5 流体室
7 インペラケーシング
8 ケーシング
9 油タンク
10 油面計
11 駆動軸
12 出力軸
15 入力軸
16,17 ラジアル軸受
21 大歯車
22 小歯車
25 作動流体循環システム
26 流体冷却装置
27 作動流体循環ライン
28 サイクロン式気液分離装置
30 スクープチューブ(すくい管)
31 アクチュエータ
35 サイクロンハウジング
36 蓋
37 入口管
38 空気抜き管
40,41,45,46 ラジアル軸受
42,47 スラスト軸受
50 潤滑油供給システム
51 潤滑油供給ライン
53 油ポンプ
54 油冷却装置
Claims (4)
- 互いに向き合って配置されたインペラおよびランナと、
前記インペラと前記ランナとの間に形成された流体室内にある作動流体の量を増減させるためのスクープチューブと、
前記スクープチューブから前記流体室まで延びる作動流体循環ラインと、
前記作動流体循環ラインに接続され、前記作動流体とともに前記スクープチューブに流入した空気を前記作動流体から分離する気液分離装置を備え、
前記気液分離装置は、前記作動流体と前記空気の混合流体を旋回させることにより、前記空気を前記作動流体から分離するサイクロン式気液分離装置であることを特徴とする流体継手。 - 前記サイクロン式気液分離装置は、前記混合流体が流入するサイクロンハウジングを備え、
前記インペラの回転によって上昇した前記作動流体の圧力により、前記混合流体を前記サイクロンハウジング内で旋回させることを特徴とする請求項1に記載の流体継手。 - 前記サイクロンハウジングには、前記作動流体から分離された空気を水平方向に排出する空気抜き管が接続されることを特徴とする請求項2に記載の流体継手。
- 前記サイクロン式気液分離装置は、水平に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流体継手。
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KR20180094956A (ko) | 2018-08-24 |
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Legal Events
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