JP2017109656A - 情報生成装置、情報提示システムおよび情報生成方法 - Google Patents

情報生成装置、情報提示システムおよび情報生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の搭乗者同士で容易に情報を共有することができる情報生成装置、情報提示システムおよび情報生成方法を提供する。【解決手段】実施形態の一態様に係る視線情報生成部と、情報決定部と、情報生成部と、を備える。視線情報生成部は、移動体に搭乗する複数の搭乗者をそれぞれ撮像した撮像画像に基づき、一人以上の搭乗者の視線情報を生成する。情報決定部は、視線情報生成部が生成した視線情報に基づき、移動体の周辺スポットに関するスポット情報の中から二人以上の搭乗者に提示する提示スポット情報を決定する。情報生成部は、情報決定部が決定した提示スポット情報に基づいて、二人以上の搭乗者に提示する提示情報を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報生成装置、情報提示システムおよび情報生成方法に関する。
従来、車両の運転者が見ている対象物の情報を、運転者に表示する装置が知られている。かかる装置は、たとえば運転者の視線および指示を検出することで、運転者が見ている対象物の情報を指示に従って表示する(たとえば特許文献1参照)。
特開2001−33045号公報
しかしながら、従来の装置では、運転者の視線および指示に応じて情報を表示しているに過ぎず、たとえば観光バスなど車両に複数の搭乗者が搭乗する場合については考慮されていない。そのため、車両に搭乗する複数の搭乗者同士で対象物の情報を共有することが難しいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の搭乗者同士で容易に情報を共有することができる情報生成装置、情報提示システムおよび情報生成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報生成装置は、視線情報生成部と、情報決定部と、情報生成部と、を備える。視線情報生成部は、移動体に搭乗する複数の搭乗者をそれぞれ撮像した撮像画像に基づき、一人以上の搭乗者の視線情報を生成する。情報決定部は、前記視線情報生成部が生成した前記視線情報に基づき、前記移動体の周辺スポットに関するスポット情報の中から二人以上の前記搭乗者に提示する提示スポット情報を決定する。情報生成部は、前記情報決定部が決定した前記提示スポット情報に基づいて、前記二人以上の搭乗者に提示する提示情報を生成する。
本発明によれば、複数の搭乗者同士で容易に情報を共有することができる情報生成装置、情報提示システムおよび情報生成方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報生成方法を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報提示システムの概要を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報提示システムの構成図である。 図4は、実施形態に係るグループ設定部が決定するグループの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る車両の周辺スポットの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るスポット情報決定部が決定する提示スポット情報を説明する図である。 図7は、実施形態に係るスポット情報決定部が決定する提示スポット情報を説明する図である。 図8は、実施形態に係る提示画像の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る提示情報生成処理を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る情報生成装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する情報生成装置、情報提示システムおよび情報生成方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[1.情報生成方法]
図1は、本発明の実施形態に係る情報生成方法を示す説明図である。かかる情報生成方法は、たとえば移動体に搭乗する複数の搭乗者PAに対して提示する提示情報を生成するものである。複数の搭乗者が搭乗する移動体としては、たとえば自動車や電車や船舶、航空機などが挙げられる。以下では、移動体として観光バスなど複数の座席を備えた車両であるものとして説明する。
図1(a)に示すように、車両の各座席には、モニターを備えた情報提示端末10_n(n=1〜N。以下、情報提示端末10_nをまとめて情報提示端末10とも記載する)が設けられている。図1(a)では、N=4の場合を示しているが、情報提示端末10_nの設置数、すなわち座席数は「4」に限られない。本実施形態にかかる情報生成方法では、車両に設けられる情報生成装置20が、かかる情報提示端末10に提示する提示情報を生成する。
図1(b)に示すように、情報生成装置20は、たとえば情報提示端末10が有する撮像部(図示せず)によって撮像された撮像画像に基づいて、複数の搭乗者PAのうち少なくとも一人の搭乗者PAの視線を検出し、視線情報を生成する(ステップS1)。
たとえば図1(a)に示す場合に、情報生成装置20は、情報提示端末10_1が有する撮像部(図示せず)によって撮像された撮像画像に基づいて、搭乗者PA1の視線情報を生成する。視線情報は、たとえば搭乗者PAが搭乗する座席番号と視線とが対応付けられた情報である。
次に、情報生成装置20は、少なくとも一人の搭乗者PAの視線情報に基づき、車両の周辺に存在する周辺スポットに関するスポット情報の中から、少なくとも二人の搭乗者PAに提示する提示スポット情報を決定する(ステップS2)。ここで周辺スポットとは、車両の周辺に存在するビルや山など建造物や観光物をさし、スポット情報とは山やビルの名称など、かかる建造物や観光物に関する情報をさす。
たとえば情報生成装置20は、周辺スポットに関する情報を含む地図情報を記憶しているものとする。情報生成装置20は、車両の位置情報および地図情報に基づいて周辺スポットを抽出する。情報生成装置20は、搭乗者の視線情報から搭乗者PAの視線の先に存在する周辺スポットを特定し、かかる周辺スポットに関する情報を、二人以上の搭乗者PAに提示する提示スポット情報とする。図1(a)に示す例では、搭乗者PA1の視線の先にある山に関する情報を提示スポット情報とする。
ここで、提示スポット情報を提示する二人以上の搭乗者PAは、車両に搭乗する複数の搭乗者PAに含まれる搭乗者であり、たとえば図1(a)では、搭乗者PA1と、搭乗者PA1の隣席の搭乗者PA2であるとする。このように、複数の搭乗者PA1、PA2に提示スポット情報を提示することで、複数の搭乗者同士で容易に情報を共有することができる。
続いて、情報生成装置20は、提示スポット情報に基づき、二人以上の搭乗者PAに提示する提示情報を生成する(ステップS3)。たとえば情報生成装置20は、図1(c)に示すように、搭乗者PA1の視線の先に存在する周辺スポット(図1の例では山)の外観を示す画像に、かかる周辺スポットの名称や説明文を重畳させた提示画像P1を提示情報として生成する。
なお、図1(c)では、情報生成装置20が提示情報として提示画像P1を生成する場合について示したが、提示情報はこれに限られない。たとえば周辺スポットの名称や説明を音声で案内する音声案内情報を生成してもよい。あるいは、提示画像P1と音声案内情報とを合わせて提示情報としてもよい。
情報生成装置20は、生成した提示情報を情報提示端末10に出力する。具体的には、情報生成装置20は、提示情報を提示する二人以上の搭乗者PA1、PA2に対応する情報提示端末10_1、20_2に提示情報を出力する。提示情報端末10_1、10_2は、情報生成装置20から受け取った提示情報をたとえばモニターに表示することで、提示情報を搭乗者PA1、PA2に提示する。
このように、情報生成装置20が、少なくとも一人の搭乗者PA1の視線情報に基づいて、少なくとも二人の搭乗者PA1、PA2に対して提示する提示情報を生成することで、搭乗者PA1、PA2同士で提示情報を容易に共有することができる。
なお、ここでは、提示スポット情報の決定に用いた視線情報に含まれる搭乗者PA1が、提示情報を提示する対象である少なくとも二人の搭乗者PA1、PA2に含まれる場合について説明したが、これに限られない。たとえば搭乗者PA1の後部座席に座る搭乗者PA3、PA4に提示情報を提示するようにしてもよい。あるいは、搭乗者PA1〜PA4に提示情報を提示するようにしてもよい。
また、ここでは、情報生成装置20が視線情報に基づいて提示スポット情報を決定するとしたが、これに限られない。たとえば搭乗者PA1の発話に応じて情報生成装置20が提示スポット情報を決定してもよい。以下では、情報生成装置20が搭乗者PAの視線および発話を検出するものとして、情報提示端末10および情報生成装置20を含む情報提示システム1についてさらに説明する。
[2.情報提示システム1の概要]
図2は、本発明の実施形態に係る情報提示システム1の概要を示す図である。情報提示システム1は、たとえば観光バスなど、搭乗する複数の搭乗者PAに周辺スポット等を案内するシステムに好適である。情報提示システム1は、複数の情報提示端末10_nおよび情報生成装置20を備える。
複数の情報提示端末10_n(n=1〜N)は、車両Bの各座席に設けられる。具体的には、情報提示端末10は、たとえば前列の座席の背面など搭乗者PAが座席に座って提示情報を視認できる位置に配置される。情報提示端末10は、情報生成装置20から受け取った提示情報などを搭乗者PAに提示するとともに、搭乗者PAの撮像画像や音声信号を生成し、情報生成装置20に出力する。なお、図2に示す情報提示端末10_nの台数Nは、5台であるが、情報提示端末10_nの台数Nは、これに限られない。
情報生成装置20は、車両Bに設けられる。情報生成装置20は、情報提示端末10から撮像画像や音声信号を受け取る。情報提示端末10は、受け取った撮像画像や音声信号に基づいて、情報提示端末10を介して搭乗者PAに提示する提示情報を生成する。情報生成装置20は、生成した提示情報を情報提示端末10に出力する。
なお、図2では、情報提示端末10と情報生成装置20とが有線で接続されている場合について示しているが、情報提示端末10と情報生成装置20とをたとえば無線で接続するようにしてもよい。
[3.情報提示システム1の詳細]
図3を用いて本実施形態に係る情報提示システム1の詳細を説明する。図3は、情報提示システム1の構成図である。なお、図3では、説明を簡略化するために、1つの情報提示端末10について図示しているが、情報提示端末10は上述したように複数あり、それぞれの情報提示端末10が撮像画像および音声信号を情報生成装置20に出力するものとする。
[3.1.情報提示端末10]
情報提示端末10は、撮像部110と、音声入力部120と、表示部130と、音声出力部140と、制御部150とを備える。なお、表示部130と音声出力部とをあわせて提示部100と記載する。
[3.1.1.撮像部110]
撮像部110は、たとえば前列座席の背面に配置されるカメラを備える。撮像部110は、たとえば所定周期で座席を撮像することで、座席に着席している搭乗者PAを含む撮像画像を周期的に生成する。撮像部110は生成した撮像画像を情報生成装置20に出力する。
なお、ここでは、撮像部110が前列座席の背面に配置されるとしたが、これに限られない。撮像部110が搭乗者PAを撮像できればよく、撮像部110をたとえば車両Bの天井や窓枠などに配置してもよい。また、情報提示端末10が必ずしも撮像部110を備えている必要はなく、たとえば情報提示端末10とは別に搭乗者PAを撮像するための撮像装置を車両B内に配置してもよい。
[3.1.2.音声入力部120]
音声入力部120は、たとえばマイクを備え、搭乗者PAの発話を取得し音声信号を生成する。音声入力部120は、たとえば前列座席の背面に配置される。音声入力部120は、生成した音声信号を情報生成装置20に出力する。
なお、ここでは、音声入力部120が前列座席の背面に配置されるとしたが、これに限られない。音声入力部120が搭乗者PAの発話を取得できればよく、音声入力部120をたとえば車両Bの天井や搭乗者PAが着座する座席などに配置してもよい。また、情報提示端末10が必ずしも音声入力部120を備えている必要はなく、たとえば情報提示端末10とは別に搭乗者PAの発話を取得するための音声入力装置を車両B内に配置してもよい。
[3.1.3.表示部130]
表示部130は、たとえば前列座席の背面に配置されるLDC(Liquid Crystal Display)などのモニターを備え、情報生成装置20が生成する提示情報に含まれる提示画像P1を表示する。かかる表示部130は、たとえばタッチパネルディスプレイであり、たとえば情報提示端末10の入力部の機能を備えるようにしてもよい。
なお、表示部130は、座席ごとに設置される必要はない。たとえば車両前方に設置されるなど、複数の座席から表示部130が見えるように表示部130を配置してもよい。
[3.1.4.音声出力部140]
音声出力部140は、たとえば前列座席の背面に配置されるスピーカを備え、情報生成装置20が生成する提示情報に含まれる音声案内情報に基づいて音声を出力する。なお、スピーカをたとえば車両Bの天井や搭乗者PAが着座する座席などに配置してもよい。
[3.1.5.制御部150]
制御部150は、撮像部110、音声入力部120、表示部130および音声出力部140を制御する。制御部150は、たとえば撮像部110が所定周期で撮像画像を撮像するよう、撮像部110を制御する。また、制御部150は、音声入力部120が所定の音声を取得するよう制御する。制御部150は、たとえば音声出力部140から出力される音声の大きさを制御するなど、表示部130および音声出力部140が提示情報を提示するよう制御する。
[3.2.情報生成装置20]
情報生成装置20は、搭乗者情報生成部210と、グループ設定部220と、抽出部230と、状態判定部240と、情報決定部250と、情報生成部260と、記憶部270と、を備える。
[3.2.1.搭乗者情報生成部210]
搭乗者情報生成部210は、車両Bに搭乗する複数の搭乗者PAに関する搭乗者情報を生成する。搭乗者情報生成部210は、視線検出部211と、視線情報生成部212と、音声認識部213と、音声情報生成部214と、を備え、視線情報および音声情報を搭乗者情報として生成する。
[3.2.1.1.視線検出部211]
視線検出部211は、複数の情報提示端末10_nの撮像部110からそれぞれ入力される撮像画像に基づいて、複数の搭乗者PAの視線をそれぞれ検出する。具体的に、視線検出部211は、たとえば1つの撮像画像に含まれる搭乗者PAの顔から目、鼻または口などの特徴点を抽出する。視線検出部211は、たとえば抽出した特徴点の位置に応じて搭乗者PAの視線方向を検出する。
なお、かかる視線方向は、たとえば車両Bの前後方向を基準とする方向である。そこで、視線検出部211は、地図情報と車両Bの現在地および進行方向とに応じて、搭乗者PAが地図上においてどちらを向いているかを検出することで、搭乗者PAの視線を検出する。
具体的に、視線検出部211は、地図情報と車両Bの現在地および進行方向とに応じて、車両Bが地図上において現在どちらを向いているか、地図上における車両Bの進行方向を検出する。また、視線検出部211は、地図上における車両Bの進行方向と視線方向とに基づいて、搭乗者PAが地図上においてどちらを向いているかを、搭乗者PAの視線として検出する。視線検出部211は、検出した各搭乗者PAの視線を視線情報生成部212に出力する。
なお、ここでは、一つの撮像画像に一人の搭乗者PAが撮像されるものとするが、撮像画像に含まれる搭乗者PAの数は一人に限られず、複数であってもよい。この場合、視線検出部211は、撮像画像に含まれる搭乗者PAごとに視線を検出し、搭乗者PAと検出した視線とを対応付けて視線情報生成部212に出力する。
また、搭乗者PAが周辺スポットを指さしている場合に、指を指している方向を視線の方向として検出するようにしてもよい。このように、搭乗者PAのジェスチャーに基づいて検出する方向も搭乗者PAの視線に含めてもよい。あるいは、搭乗者PAの眼球の向きに基づいて搭乗者PAの視線を検出してもよい。
[3.2.1.2.視線情報生成部212]
視線情報生成部212は、複数の搭乗者PAを撮像した撮像画像に基づき、一人以上の搭乗者PAの視線情報を生成する。具体的に、視線情報生成部212は、視線検出部211から各搭乗者PAの視線を受け取ると、たとえば視線を検出した撮像画像の撮像時刻(以下、視線検出時刻とも記載する)、搭乗者PAおよび視線を対応付けた視線情報を複数の搭乗者PAごとに生成する。視線情報生成部212は、生成した視線情報を情報決定部250および状態判定部240に出力する。
[3.2.1.3.音声認識部213]
音声認識部213は、音声入力部120から受け取った音声信号に基づいて、搭乗者PAの音声を認識し、発話データを生成する。音声認識部213は、たとえば音声信号から特徴を抽出し、たとえば記憶部270が記憶している音声特徴と抽出した特徴とを比較することで、音声を認識し、発話データを生成する。ここで、発話データは、たとえば搭乗者PAが発話した内容を表す文字列であるとする。音声認識部213は、生成した発話データを発話情報生成部214に出力する。
[3.2.1.4.発話情報生成部214]
発話情報生成部214は、複数の搭乗者PAの発話である音声信号に基づき、一人以上の搭乗者PAの発話情報を生成する。具体的に、発話情報生成部214は、音声認識部213から各搭乗者PAの発話データを受け取ると、たとえば発話データと認識された音声信号の取得時刻(以下、音声取得時刻とも記載する)、搭乗者PAおよび当該発話データを対応付けた発話情報を複数の搭乗者PAごとに生成する。発話情報生成部214は、生成した発話情報を情報決定部250に出力する。
[3.2.2.グループ設定部220]
グループ設定部220は、車両Bの各座席に応じて1以上のグループを設定する。ここで、情報生成装置20は、グループ設定部220が設定したグループごとに提示情報を提示するものとする。たとえば、グループ設定部220は、車両Bの座席配置に基づいてグループを設定する。なお、車両Bの座席配置は、車両によって一意に決まるものとし、あらかじめ記憶部270に記憶されているものとする。
図4に示すように、車両Bの座席が1列4席で5列配置されている場合、グループ設定部220は、たとえば座席番号1A、1Bなど隣り合う2席ごとにグループG1を設定する。あるいは、グループ設定部220は、たとえば座席番号3A〜3Dなど列ごとにグループG2を設定してもよい。また、グループ設定部220は、たとえば通路を挟んで右側あるいは左側などをそれぞれグループG3に設定してもよい。
なお、グループ設定部220が、1つの座席が複数のグループに属するようにグループを設定することもできる。すなわち、グループ設定部220は、たとえば図4に示すグループG1〜G3を同時に設定することもできる。グループ設定部220は、たとえばグループ設定したグループG1〜G3を情報決定部250に出力する。
なお、図4は、グループ設定部220が設定するグループの一例を示す図である。また、グループ設定部220が設定するグループは図4に示す例に限られない。グループに二人以上の搭乗者PA、すなわち二席以上の座席が含まれていればよい。
また、ここでは、グループ設定部220が車両Bの座席配置に応じてグループを設定するとしたが、これに限られない。たとえば情報提示端末10の撮像部110が生成する撮像画像に基づいて、座席が空席であるか否かを判定し、空席である場合はかかる座席をグループから除外するようにしてもよい。
あるいは、グループ設定部220が、視線情報や発話情報に基づいてグループを設定するようにしてもよい。具体的には、グループ設定部220が、たとえば搭乗者PA同士の会話や顔を合わせるなどの搭乗者PAの視線の動きに応じてグループを設定するようにしてもよい。
また、ここでは、グループ設定部220がグループを設定するとしたが、これに限られない。たとえば観光ツアーなどあらかじめ車両Bに搭乗する搭乗者PAがわかっている場合に、ツアー業者がグループを設定できるようにしてもよい。あるいは、車両Bに搭乗した搭乗者PA自身がグループを設定できるようにしてもよい。
[3.2.3.抽出部230]
抽出部230は、車両Bの移動状況に応じて、車両Bの周辺に存在する周辺スポットに関するスポット情報を抽出する。抽出部230は、スポット情報取得部231およびスポット情報抽出部232を備える。
[3.2.3.1.スポット情報取得部231]
スポット情報取得部231は、地図情報および車両Bの現在地に応じて、車両周辺のスポット情報を記憶部270から取得する。スポット情報取得部231は、たとえば図示しないGPSにより車両Bの現在地BPを取得する。
スポット情報取得部231は、たとえば図5に示すように、かかる現在地BPを中心とし、たとえば半径Rの円内に存在する周辺スポットA11、A12、A21に関するスポット情報候補I11、I12、I21(以下、スポット情報候補Iとも記載する)を取得する。
ここで、周辺スポットA11、A12、A21の位置は、記憶部270に地図情報として記憶されているものとする。また、スポット情報候補I11、I12、I21は、周辺スポットA11、A12、A21とそれぞれ対応づけられて記憶部270に記憶されているものとする。
スポット情報取得部231は、取得したスポット情報候補Iをスポット情報抽出部232に出力する。なお、図5は、車両Bの周辺スポットの一例を示す図である。
なお、ここでは、地図情報およびスポット情報候補Iが記憶部270に記憶されているとしたが、これに限られない。たとえば地図情報およびスポット情報Iがネットワークを介して情報生成装置20と接続されるたとえばサーバ等に記憶されていてもよい。
[3.2.3.2.スポット情報抽出部232]
スポット情報抽出部232は、車両Bの移動状況に応じて、スポット情報取得部231が取得したスポット情報候補Iの中からスポット情報を抽出する。車両Bの移動状況としては、たとえば車両Bの速度や、車両Bの進行方向、高速道路や一般道路など車両Bの走行場所などがある。
たとえば、スポット情報抽出部232は、車両Bの速度が所定の閾値以上である場合に、スポット情報候補Iの中から周辺スポットの大きさが所定値以上である周辺スポットに関するスポット情報を抽出する。あるいは、スポット情報抽出部232は、車両Bの現在地から所定距離離れた場所に存在する周辺スポットのスポット情報を抽出する。これは、車両Bが高速で走行している場合、小さな周辺スポットや、車両Bの近くに存在する周辺スポットは、搭乗者PAが視認しにくいためである。
スポット情報抽出部232は、車両Bの速度が所定の閾値未満である場合、たとえばスポット情報取得部231が取得したスポット情報候補Iをスポット情報として抽出する。
あるいは、車両Bがたとえば高速道路など高架になっている道路を移動しているなど、高所に位置している場合、スポット情報抽出部232は、スポット情報候補Iの中から所定の高さを有する周辺スポットのスポット情報を抽出する。これは、たとえば高架などの高い場所を車両Bが移動している場合、高架の下など低い位置にある周辺スポットは搭乗者PAが視認できないためである。
スポット情報抽出部232は、抽出したスポット情報を情報決定部250に出力する。これにより車両Bの移動状況によって搭乗者PAが視認できない周辺スポットのスポット情報を抽出しないようにすることができる。すなわち、搭乗者PAが視認できる周辺スポットのスポット情報を抽出することができる。そのため、情報決定部250が決定する提示スポット情報の候補であるスポット情報の数を削減することができ、情報決定部250が提示スポット情報の決定を高速に行うことができる。これにより、搭乗者PAにより速く提示情報を提示することができるようになる。
なお、ここでは、スポット情報抽出部232が車両Bの移動状況に応じてスポット情報を抽出するとしたが、これに限られない。たとえば過去の視線情報や搭乗者PAに提示した提示情報に基づいて搭乗者PAが興味を示す周辺スポットを、機械学習などを用いて推測し、かかる推測結果に基づいてスポット情報を決定するようにしてもよい。
[3.2.4.状態判定部240]
図3に示す状態判定部240は、撮像部110が撮像した撮像画像に基づき、搭乗者PAの状態を判定する。具体的に、状態判定部240は、搭乗者PAの状態として、たとえば搭乗者PAが睡眠中であるか否かを判定する。
状態判定部240は、撮像画像に対してたとえばパターンマッチングをおこない、搭乗者PAの目が開いているか否かを判定する。状態判定部240は、搭乗者PAが目を閉じていると判定した場合に、睡眠中であると判定する。また、搭乗者PAが目を開いていると判定した場合、状態判定部240は搭乗者PAが睡眠していない、すなわち覚醒していると判定する。状態判定部240は、判定結果を情報生成部260に出力する。
なお、ここでは、撮像画像に基づいて状態判定部240が搭乗者PAの状態を判定する場合について説明したが、これに限られない。たとえば、座席のリクライニングの状態によって搭乗者PAの状態を判定するようにしてもよい。具体的には、状態判定部240が、座席のリクライニングが所定角度以上に倒れている場合に、搭乗者PAが睡眠中であると判定するようにしてもよい。
[3.2.5.情報決定部250]
情報決定部250は、視線情報または視線情報および発話情報に基づき、スポット情報の中から二人以上の搭乗者PAに提示する提示スポット情報を決定する。情報決定部250は、たとえば視線情報を統計処理した結果に基づき、提示スポット情報を決定する。情報決定部250は、注視対象決定部251と、スポット情報決定部252と、提示対象決定部253と、を備える。
[3.2.5.1.注視対象決定部251]
注視対象決定部251は、視線情報、車両Bの移動履歴および地図情報に基づいて、搭乗者PAが見ている先に存在する周辺スポットの中から、搭乗者PAごとに注視対象物を決定する。ここで、注視対象決定部251は、たとえばGPSの検出結果を記憶部270に記憶しておくことで、車両Bの移動履歴を保持しているものとする。
注視対象決定部251は、地図情報に基づき、視線検出時刻における車両Bの位置から、搭乗者PAの視線の方向に存在する周辺スポットを対象物に決定する。所定期間において、同じ周辺スポットを対象物とする場合、注視対象決定部251は、かかる対象物を注視対象物に決定する。すなわち、注視対象決定部251は、搭乗者PAが所定期間視認している周辺スポットを注視対象物に決定する。注視対象決定部251は、決定した注視対象物を搭乗者PAと対応づけてスポット情報決定部252に出力する。
なお、たとえば視線情報生成部212が視線情報を生成するごとに、注視対象決定部251が対象物を決定する場合、すなわち視線情報生成部212および注視対象決定部251がリアルタイム処理を行う場合は、車両Bの現在地を視線検出時刻の車両Bの位置とする。また、この場合、所定期間、すなわち所定回数繰り返して同じ周辺スポットを対象物として決定した場合に、注視対象決定部251が、かかる対象物を注視対象物に決定してもよい。
なお、ここでは、注視対象決定部251が車両Bの移動履歴を保持しているとして説明したが、これに限られない。たとえば情報生成装置20が図示しない車両履歴保持部を備え、かかる車両履歴保持部で車両Bの移動履歴を保持してもよい。あるいは、たとえばナビゲーション装置(図示せず)など情報生成装置20の外部装置から車両Bの移動履歴を取得するようにしてもよい。
[3.2.5.2.スポット情報決定部252]
スポット情報決定部252は、注視対象決定部251が決定した注視対象物に基づいて、搭乗者PAに提示する提示スポット情報を決定する。たとえばスポット情報決定部252は、グループ設定部220が設定したグループごとに提示スポット情報を決定する。スポット情報決定部252は、決定した提示スポット情報を情報生成部260に出力する。
以下、スポット情報決定部252が、一人の搭乗者PA(以下、特定搭乗者とも記載する)の注視対象物に基づいて提示スポット情報を決定する場合(CASE1)、特定の発話を行った搭乗者PA(以下、発話搭乗者とも記載する)の注視対象物に基づいて提示スポット情報を決定する場合(CASE2)および二人以上の搭乗者PAの注視対象物に基づいて提示スポット情報を決定する場合(CASE3)の3つを例にあげて説明する。
[CASE1.特定搭乗者の注視対象物に基づいて提示スポット情報を決定]
スポット情報決定部252は、たとえば所定のグループのうちの一人の搭乗者PA(特定搭乗者)が見ている先の注視対象物に関するスポット情報を提示スポット情報に決定する。
スポット情報決定部252は、たとえばグループの中で窓側に座っている搭乗者PAを特定搭乗者とする。あるいは、視線が窓側を向いている搭乗者PAが一人の場合、かかる搭乗者PAを特定搭乗者としてもよい。または、1つの周辺スポットを見ている時間が最も長い搭乗者PAを特定搭乗者としてもよい。
このように、一人の搭乗者PAの視線情報に基づいて、少なくとも二人の搭乗者PAに対して提示する提示情報を生成することで、搭乗者PA同士で容易に提示情報を共有することができる。
[CASE2.発話搭乗者の注視対象物に基づいて提示スポット情報を決定]
スポット情報決定部252は、たとえば所定のグループのうち特定の発話をおこなった搭乗者PA(発話搭乗者)が見ている先の注視対象物に関するスポット情報を提示スポット情報に決定する。スポット情報決定部252は、発話情報生成部214が生成した発話情報に基づき、搭乗者PAが発話した内容に場所を指す所定の疑問詞が含まれているか否かを判定する。スポット情報決定部252は、たとえば発話情報に含まれる発話データの文字列と、記憶部270に記憶されている所定の疑問詞とを比較することで、発話データの文字列に所定の疑問詞が含まれているか否かを判定する。
発話に所定の疑問詞が含まれている場合、スポット情報決定部252は、所定の疑問詞が含まれる発話を行った搭乗者PAを発話搭乗者とする。スポット情報決定部252は、視線情報に基づき、発話取得時刻にかかる発話搭乗者が見ていた注視対象物のスポット情報を提示スポット情報に決定する。なお、この場合、スポット情報決定部252は、発話を行った発話搭乗者を特定搭乗者としているとも言える。
図6に示す例では、グループG4の搭乗者PA1が「あれは?」と発話した場合、スポット情報決定部252は、搭乗者PA1の視線E1の先にある注視対象物(図示せず)に関するスポット情報を提示スポット情報に決定する。また、グループG5の搭乗者PA3が「あれ何!」と発話した場合、スポット情報決定部252は、搭乗者PA3の視線E3の先にある注視対象物(図示せず)に関するスポット情報を提示スポット情報に決定する。なお、搭乗者PA1の注視対象物と搭乗者PA3の注視対象物は同じであっても異なっていてもよい。また、図6は、スポット情報決定部252が決定する提示スポット情報を説明する図である。
このように、搭乗者PAの視線情報および発話情報に基づいて、少なくとも二人の搭乗者PAに対して提示する提示情報を生成することで、発話搭乗者が見ている提示スポットに関する情報を搭乗者PAに提示することができ、搭乗者PA同士で容易に提示情報を共有することができる。
[CASE3.二人以上の搭乗者PAの注視対象物に基づいて提示スポット情報を決定]
スポット情報決定部252は、二人以上の搭乗者PAが見ている先の注視対象物に関するスポット情報を提示スポット情報に決定する。スポット情報決定部252は、たとえば二人以上の搭乗者PAの視線情報を統計処理した結果に基づいて提示スポット情報を決定する。
具体的にスポット情報決定部252は、図3に示すように、二人以上の搭乗者PAの視線情報を統計処理する統計処理部254を備え、統計処理部254の処理結果に基づいて提示スポット情報を決定する。
統計処理部254は、たとえば注視対象決定部251の決定結果に基づいて、所定のグループに属する搭乗者PAが見ている注視対象物について、見ている搭乗者PAの割合を注視対象物ごとに算出する。統計処理部254は、算出した割合が最も大きい注視対象物をスポット情報決定部252に出力する。スポット情報決定部252は、統計処理部254が算出した割合が最も大きい注視対象物に関するスポット情報を提示スポット情報に決定する。
図7に示す例では、統計処理部254は、グループG6に属する搭乗者PA1〜PA6の視線E1〜E6の先の注視対象物(図示せず)について、見ている搭乗者PAの割合を注視対象物ごとに算出する。図7では、搭乗者PA1〜PA3、PA5、PA6が同じ注視対象物を見ており、搭乗者PA4が異なる注視対象物を見ているものとする。この場合、統計処理部254は、搭乗者PA1〜PA3、PA5、PA6が見ている注視対象物をスポット情報決定部252に出力し、スポット情報決定部252は、かかる注視対象物に関するスポット情報を提示スポット情報に決定する。なお、図7は、スポット情報決定部252が決定する提示スポット情報を説明する図である。
このように、視線情報の統計処理を行うことで、二人以上の搭乗者PAのうちたとえば多数の搭乗者PAが見ている周辺スポットに関する情報を、搭乗者PAに提示することができ、複数の搭乗者PA同士で容易に情報を共有することができる。
なお、統計処理部254で行う統計処理は上述した例に限られない。統計処理部254が二人以上の視線情報の統計処理を行うことで、スポット情報決定部252が所定のグループに属する搭乗者PAの多数が見ている注視対象物に関するスポット情報を提示スポット情報に決定できればよい。統計処理部254が、たとえば搭乗者PAの視線の正規分布を求め、スポット情報決定部252が中央値にあたる視線の先の注視対象物を提示スポット情報に決定するようにしてもよい。このほかにも統計処理部254は種々の統計処理を行うようにしてもよい。
スポット情報決定部252は、CASE1〜CASE3のいずれか一つを実行して提示スポット情報を決定する。この場合、たとえばスポット情報決定部252が、あらかじめ実行するCASEをCASE1〜CASE3の中から一つ決定しておいてもよく、たとえば視線情報に基づいてCASE1〜CASE3のどれを実行するか決定するようにしてもよい。
たとえばスポット情報決定部252は、複数の搭乗者PAの視線のばらつきを算出し、ばらつきが大きい場合は、CASE1またはCASE2を選択し、ばらつきが小さい場合は、CASE3を選択する。CASE1またはCASE2は、搭乗者PAの発話の有無や発話に所定の疑問詞が含まれるか否かに応じて選択することができる。
このように、スポット情報決定部252は、多くの搭乗者PAが同じ注視対象物を見ている場合は、多くの搭乗者PAが見ている注視対象物に関するスポット情報を提示スポット情報に決定し、複数の搭乗者PAが見ている注視対象物がそれぞれ異なる場合は特定の搭乗者PAの視線情報に基づいて提示スポット情報を決定することができる。これにより、複数の搭乗者PAの視線に応じて適切に提示スポット情報を決定することができる。
[3.2.5.3.提示対象決定部253]
提示対象決定部253は、スポット情報決定部252が決定した提示スポット情報を提示する搭乗者PAである提示対象を決定する。具体的には、提示スポット情報に含まれる周辺スポットを見ている搭乗者PA、すなわち特定搭乗者、発話搭乗者や同じ周辺スポットを見ている二人以上の搭乗者PAが属するグループを、提示スポット情報を提示するグループに決定する。なお、搭乗者PAが複数のグループに属する場合、提示対象決定部253は、たとえば搭乗者PAの人数が最も少ないグループを、提示スポット情報を提示するグループに決定するものとする。
図6の例では、提示対象決定部253は、搭乗者PA1が見ている注視対象物に関する提示スポット情報を、搭乗者PA1が属するグループG4に属する搭乗者PA1、PA2に提示すると決定する。また、図7の例では、提示対象決定部253は、搭乗者PA1〜PA3、PA5、PA6が見ている注視対象物に関する提示スポット情報を、グループG6に属する搭乗者PA1〜PA6に提示すると決定する。提示対象決定部253は、決定したグループを提示対象グループとして情報生成部260に出力する。
これにより、周辺スポットを見ている搭乗者PAおよび周辺スポットを見ていない搭乗者PAの両方にかかる周辺スポットに関する情報を提示することができ、周辺スポットを見ているか否かにかかわらず、搭乗者PA同士で容易に情報を共有することができる。
なお、ここでは、提示対象決定部253が、提示スポット情報に含まれる周辺スポットを見ている搭乗者PAが属するグループを提示対象グループに決定するとしたがこれに限られない。たとえばかかる搭乗者PAが属するグループに関連するグループを提示対象グループに決定してもよい。
たとえば、通路を挟んで右側のグループG3(図4参照)の提示スポット情報を、通路を挟んで左側のグループに提示するようにしてもよい。すなわち、提示対象決定部253が、通路を挟んで左側のグループを提示対象グループに決定する、あるいは車両Bに搭乗する全ての搭乗者PAが含まれるグループを提示対象グループに決定するようにしてもよい。
これは、通路を挟んだ左右の座席からではそれぞれ反対側の車窓が見えにくいためである。そのため、たとえば右側のグループG3が見ている周辺スポットに関する情報を、通路を挟んで反対側のグループに提示することで、周辺スポットが見えにくいグループに対してもかかる周辺スポットの情報を提示することができる。このように関連するグループにも提示スポット情報を提示することで、搭乗者PA同士でより容易に情報を共有することができる。
なお、ここでは、グループ同士が関連するか否かはグループ設定部220が設定するものとする。互いに関連するグループとしては、上述したように通路を挟んで左右に位置するグループや隣接するグループなどがあげられる。
また、ここでは、提示対象決定部253が、提示スポット情報を提示する搭乗者PAとしてグループを決定するとしたが、これに限られない。たとえば、発話搭乗者の発話に呼応して「どこ?」といった所定の疑問詞を発話した搭乗者PAや、視線を動かし周辺スポットを探す動作を行った搭乗者PAを、提示スポット情報を提示する搭乗者PAとしてもよい。
このように、提示対象決定部253は、視線情報に基づいて提示対象を決定することで、提示スポットが見えない搭乗者PAや提示スポットを探している搭乗者PAなど、提示スポットを見ている搭乗者PAに対しても提示スポット情報を提示することができる。これにより、搭乗者PA同士がより容易に情報を共有することができる。
[3.2.6.情報生成部260]
情報生成部260は、情報決定部250が決定した提示スポット情報に基づいて二人以上の搭乗者PAに提示する提示情報を生成する。具体的には、情報生成部260は、提示情報として提示画像および音声案内情報を生成する。情報生成部260は、モード決定部261、画像生成部262および音声生成部263を備える。
[3.2.6.1.モード決定部261]
モード決定部261は、状態判定部240が判定した搭乗者PAの状態に応じて、提示スポット情報を提示する提示モードを決定する。モード決定部261は、決定した提示モードを音声生成部263に出力する。
たとえば搭乗者PAが覚醒している場合、モード決定部261は提示画像および音声案内情報を提示する第1モードを提示モードに決定する。また、搭乗者PAが睡眠中である場合、モード決定部261は提示情報として提示画像を提示する第2モードを提示モードに決定する。
このように、搭乗者PAが睡眠中である場合、かかる搭乗者PAに音声案内情報を提示しないことで、搭乗者PAの睡眠を妨害することを抑制することができる。一方、睡眠中の搭乗者PAに対しても提示画像を提示することで、たとえば搭乗者PAが覚醒した場合にかかる搭乗者PAに提示情報を提示することができる。
[3.2.6.2.画像生成部262]
画像生成部262は、スポット情報決定部252が決定した提示スポット情報に基づいて提示画像を生成する。提示画像は、たとえば提示スポット情報に含まれる周辺スポット(以下、提示スポットと記載する)の外観を示す画像に、提示スポットの名称や説明文を重畳させた画像である。
図8は、提示画像の一例を示す図である。図8に示すように、画像生成部262は、提示スポット情報に関する画像P11に加え、たとえば提示スポット情報に含まれる情報の詳細情報を示すアイコン画像P12〜P15や、提示スポット近傍の周辺スポットに関するスポット情報を示す画像P16〜P19を重畳した画像を提示画像P2としてもよい。
また、提示スポット近傍の周辺スポットは、たとえば提示対象グループに属する搭乗者PAの視線の先に存在する周辺スポットであってもよい。これにより、提示スポット情報だけでなく、提示対象グループに属するその他の搭乗者PAが見ている周辺スポットに関するスポット情報も、提示対象グループに対して提示できるようになる。
画像生成部262は、提示対象グループに属する搭乗者PAに対応する情報提示端末20に生成した提示画像を出力することで、かかる搭乗者PAに提示画像を提示する。なお、たとえば図7に示すように、たとえば情報提示端末20の表示部130が車両前方に配置されるなど、複数の搭乗者PAに対して1つの表示部130が設置されている場合は、画像生成部262は、かかる情報提示端末20の表示部130に提示画像を表示させることで、搭乗者PAに提示画像を提示する。
なお、たとえば情報提示端末20の入力部(図示せず)が、画面のタップやフリックなど所定の操作を受け付けた場合、画像生成部262は、たとえば一つ前の提示画像を生成して情報提示端末20に出力するなど、入力部が受け付けた所定の操作に応じた提示画像を搭乗者PAに提示する。
また、たとえば搭乗者PAが子供である場合は、提示スポットの名称や説明分をひらがなで表示するなど、搭乗者PAの属性に応じた提示画像を生成するようにしてもよい。
[3.2.6.3.音声生成部263]
音声生成部263は、モード決定部261が提示モードとして第1モードに決定した場合に、スポット情報決定部252が決定した提示スポット情報に基づいて音声案内情報を生成する。音声生成部263は、たとえば提示画像に含まれる周辺スポットの名称や説明文を読み上げる音声信号を音声案内情報として生成する。音声生成部263は、提示対象グループに属する搭乗者PAに対応する情報提示端末20に生成した音声案内情報を出力することで、かかる搭乗者PAに音声案内情報を提示する。
なお、たとえば情報提示端末10の入力部(図示せず)が、画面のタップやフリックなど所定の操作を受け付けた場合、音声生成部263は、たとえば一つ前の音声案内情報を生成して情報提示端末10に出力するなど、入力部が受け付けた所定の操作に応じた音声案内情報を搭乗者PAに提示する。あるいは音声案内情報の提示を停止するようにしてもよい。
なお、ここでは、提示情報として、提示スポットの名称や説明文を重畳させた提示画像やかかる名称や説明分を読み上げる音声案内情報を搭乗者PAに提示するものとしたが、これに限られない。たとえば情報生成部260が、提示スポット情報に含まれる周辺スポット(提示スポット)の方向に関する情報を含んだ提示情報を生成するようにしてもよい。
たとえば、情報生成部260は、車両Bの進行方向に対して提示スポットが存在する方向を含む情報を提示情報として生成する。たとえば車両Bの進行方向に対して右側45度の方向に提示スポットとして「○×山」が存在する場合、情報生成部260は、「前方右手45度の方向に○×山が見えます」といった文章を提示画像に重畳する、あるいはかかる文章を読み上げる音声案内情報を生成する。これにより、提示スポットがどの方向に存在するのか、搭乗者PAにわかりやすく提示することができる。
なお、情報生成部260が提示スポットの方向を提示する方法はこれに限られない。たとえば、搭乗者PAの視線および提示スポットの方向に応じて提示情報を生成するようにしてもよい。たとえば、提示スポットとして「○×山」が搭乗者PAの視線より右側に存在している場合に、情報生成部260が「もう少し右側に○×山が見えます」といった文章を読み上げる音声案内情報を生成する。これにより、搭乗者PAがどちらを見れば提示スポットを視認できるかを、よりわかりやすく提示することができる。
[3.2.7.記憶部270]
記憶部270は、音声特徴や車両Bの座席配置など、情報生成装置20の各部が行う処理に必要な情報を記憶する。また、記憶部270は、情報生成装置20の各部が行う必要な情報を記憶する。
記憶部270は、例えばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
[4.情報生成処理]
図9を用いて、情報生成装置20が行う情報生成処理について説明する。図9は、本実施形態に係る情報生成処理を示すフローチャートである。
情報生成装置20は、情報提示端末10から受け取った撮像画像および音声信号に基づいて複数の搭乗者PAごとの視線情報および音声情報を生成する(ステップS101)。情報生成装置20は、車両Bの現在地に応じてスポット情報を抽出する(ステップS102)。
情報生成装置20は、視線情報および音声情報の少なくとも一つに基づいて、ステップS102で抽出したスポット情報の中から、二人以上の搭乗者PAに提示する提示スポット情報を決定する(ステップS103)。また、情報生成装置20は、視線情報に基づいて、ステップS103で決定した提示スポット情報を提示するグループを提示対象グループとして決定する(ステップS104)。
情報生成装置20は、ステップS103で決定した提示スポット情報に基づいて提示情報を生成し(ステップS105)、ステップS104で決定した提示対象グループに提示する。
なお、図9に示す提示情報生成処理のステップS101とステップS102とを入れ替えて処理を実行してもよい。
[5.ハードウェア構成]
本実施形態に係る情報生成装置20は、図10に一例として示す構成のコンピュータ600で実現することができる。図10は、情報生成装置20の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ600は、CPU(Central Processing Unit)610と、ROM(Read Only Memory)620と、RAM(Random Access Memory)630と、HDD(Hard Disk Drive)640とを備える。また、コンピュータ600は、メディアインターフェイス(I/F)650と、通信インターフェイス(I/F)660と、入出力インターフェイス(I/F)670とを備える。
なお、コンピュータ600は、SSD(Solid State Drive)を備え、かかるSSDがHDD640の一部または全ての機能を実行するようにしてもよい。また、HDD640に代えてSSDを設けることとしてもよい。
CPU610は、ROM620およびHDD640の少なくとも一方に格納されるプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM620は、コンピュータ600の起動時にCPU610によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ600のハードウェアに依存するプログラムなどを格納する。HDD640は、CPU610によって実行されるプログラムおよびかかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。
メディアI/F650は、記憶媒体680に格納されたプログラムやデータを読み取り、RAM630を介してCPU610に提供する。CPU610は、かかるプログラムを、メディアI/F650を介して記憶媒体680からRAM630上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。あるいは、CPU610は、かかるデータを用いてプログラムを実行する。記憶媒体680は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)などの光磁気記録媒体やSDカード、USBメモリなどである。
通信I/F660は、ネットワーク690を介して他の機器からデータを受信してCPU610に送り、CPU610が生成したデータを、ネットワーク690を介して他の機器へ送信する。あるいは、通信I/F660は、ネットワーク690を介して他の機器からプログラムを受信してCPU610に送り、CPU610がかかるプログラムを実行する。
CPU610は、入出力I/F670を介して、ディスプレイ等の表示部、スピーカ等の出力部、キーボードやマウス、ボタン等の入力部を制御する。CPU610は、入出力I/F670を介して、入力部からデータを取得する。また、CPU610は、生成したデータを入出力I/F670を介して表示部や出力部に出力する。
例えば、コンピュータ600が情報生成装置20として機能する場合、コンピュータ600のCPU610は、RAM630上にロードされたプログラムを実行することにより、搭乗者情報生成部210、グループ設定部220、抽出部230、状態判定部240、情報決定部250および情報生成部260の各部の機能を実現する。
なお、ここでは、情報生成装置20を、図10に一例として示す構成のコンピュータ600で実現する場合について説明したが、情報提示端末10も同様に図10に一例として示す構成のコンピュータ600で実現できる。
例えば、コンピュータ600が情報提示端末10として機能する場合、コンピュータ600のCPU610は、RAM630上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。
コンピュータ600のCPU610は、例えばこれらのプログラムを記憶媒体680から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワーク690を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上のように、本実施形態に係る情報生成装置20は、少なくとも一人の搭乗者PAの視線情報に基づいて、少なくとも二人の搭乗者PAに対して提示する提示情報を生成することで、搭乗者PA同士で容易に提示情報を共有することができる。
[6.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施形態および以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上述した実施形態では、情報生成装置20が、提示画像に提示スポット情報に加え、提示スポット近傍の周辺スポットに関するスポット情報を重畳する場合について説明したが、これに限られない。たとえば、統計処理部254の処理結果に応じて、画像生成部262が提示画像に周辺スポットに関するスポット情報を重畳するようにしてもよい。
具体的には、たとえば、統計処理部254が算出する注視対象物を見ている搭乗者PAの割合に応じて、画像生成部262は提示画像に注視対象物に関するスポット情報を重畳するようにする。このとき、たとえば見ている搭乗者PAの割合が大きい注視対象物に関するスポット情報は大きな画像で表示し、割合が小さい注視対象物に関するスポット情報は小さな画像で表示するなど、統計処理部254が算出する割合に応じた大きさの画像を重畳する。
これにより、搭乗者PAに、車両周辺にどのようなスポットがあるか提示することができるとともに、どのスポットをどれくらいの搭乗者PAが見ているのか視覚的にわかりやすく提示することができる。
また、上述した実施形態では、情報提示端末10が周辺スポットの音声案内を行うとしたが、これに限られない。たとえば車両Bに周辺スポットの案内を行う乗務員が搭乗している場合は、かかる乗務員が音声案内情報に含まれる情報を案内するようにしてもよい。
この場合、乗務員の視線の先にある周辺スポットに関するスポット情報を、車両Bに搭乗する複数の搭乗者PAに提示するようにしてもよい。具体的には、情報生成装置20は、乗務員を特定搭乗者として、乗務員の視線情報に基づいて提示情報を生成する。
これにより、乗務員が案内に合わせて提示情報を切り替える必要がなくなり、乗務員が搭乗者PAに対してより容易に案内を行うことができるようになる。また、あらかじめ案内する周辺スポットを決定しておく必要がなく、搭乗者PAの要望等によって案内内容が変更になった場合であっても、変更された案内に応じた提示情報を搭乗者PAに容易に提示することができるようになる。
上記実施形態に係る情報生成装置20は、視線情報生成部212と、情報決定部250と、情報生成部260と、を備える。視線情報生成部212は、移動体(車両B)に搭乗する複数の搭乗者PAをそれぞれ撮像した撮像画像に基づき、一人以上の搭乗者PAの視線情報を生成する。情報決定部250は、視線情報生成部212が生成した視線情報に基づき、移動体(車両B)の周辺スポットに関するスポット情報の中から二人以上の搭乗者PAに提示する提示スポット情報を決定する。情報生成部260は、情報決定部250が決定した提示スポット情報に基づいて、二人以上の搭乗者PAに提示する提示情報を生成する。
これにより、一人以上の搭乗者PAが見ている周辺スポットに関する情報を二人以上の搭乗者PAに提示することができ、搭乗者PA同士で容易に情報を共有することができる。
上記実施形態に係る情報生成装置20の視線情報生成部212は、二人以上の搭乗者PAの視線情報を生成する。情報決定部250は、二人以上の搭乗者PAの視線情報を統計処理した結果に基づき、提示スポット情報を決定する。
これにより、二人以上の搭乗者PAのうちたとえば多数の搭乗者PAが見ている周辺スポットに関する情報を、搭乗者PAに提示することができ、複数の搭乗者PA同士で容易に情報を共有することができる。
上記実施形態に係る情報生成装置20の情報決定部250は、視線情報生成部212が視線情報を生成した二人以上の搭乗者PAのうち少なくとも一人の搭乗者PAを、提示情報を提示する提示対象に決定する提示対象決定部253を備える。
これにより、周辺スポットを見ている搭乗者PAおよび周辺スポットを見ていない搭乗者PAの両方にかかる周辺スポットに関する情報を提示することができ、周辺スポットを見ているか否かにかかわらず、搭乗者PA同士で容易に情報を共有することができる。
上記実施形態に係る情報生成装置20の提示対象決定部253は、視線情報に基づき、提示対象を決定する。
これにより、搭乗者PAが見ている先に応じて提示スポット情報を提示することができ、提示スポット情報を提示すべき搭乗者PAに提示することができるようになる。
上記実施形態に係る情報生成装置20は、一人以上の搭乗者PAの発話を含む発話情報を生成する発話情報生成部214をさらに備える。情報生成装置20の情報決定部250は、発話情報生成部214が生成した発話情報および視線情報生成部212が生成した視線情報に基づき、提示スポット情報を決定する。
これにより、搭乗者PAの視線および発話に応じて提示スポット情報を提示することができ、提示スポット情報を提示すべき搭乗者PAに提示することができるようになる。
上記実施形態に係る情報生成装置20は、撮像画像に基づき、搭乗者PAの状態を判定する状態判定部240をさらに備える。情報生成装置20の情報生成部260は、状態判定部240が判定した状態に応じて提示スポット情報を提示する提示モードを決定するモード決定部261を備え、モード決定部261が決定した提示モードに応じた提示情報を生成する。
これにより、たとえば睡眠中の搭乗者PAには音声案内情報を提示しないなど、搭乗者PAの状態に応じて提示情報を提示することができる。
上記実施形態に係る情報生成装置20は、移動体(車両B)の移動状況に応じて、スポット情報を抽出する抽出部230をさらに備える。情報決定部250は、抽出部230が抽出したスポット情報のなかから提示スポット情報を決定する。
これにより、移動体(車両B)の移動状況によって搭乗者PAが視認できない周辺スポットのスポット情報を抽出しないようにすることができる。すなわち、搭乗者PAが視認できる周辺スポットのスポット情報を抽出することができる。そのため、情報決定部250が決定する提示スポット情報の候補であるスポット情報の数を削減することができ、情報決定部250が提示スポット情報の決定を高速に行うことができる。これにより、搭乗者PAにより速く提示情報を提示することができるようになる。
上記実施形態に係る情報提示システム1は、撮像部110と、視線情報生成部212と、情報決定部250と、情報生成部260と、提示部100と、を備える。撮像部110は、移動体(車両B)に搭乗する複数の搭乗者PAをそれぞれ撮像し、撮像画像を生成する。視線情報生成部212は、撮像部110が撮像した撮像画像に基づいて一人以上の搭乗者PAの視線情報を生成する。情報決定部250は、視線情報生成部212が生成した視線情報に基づき、移動体(車両B)の周辺スポットに関するスポット情報の中から二人以上の搭乗者PAに提示する提示スポット情報を決定する。情報生成部260は、情報決定部250が決定した提示スポット情報に基づいて、二人以上の搭乗者PAに提示する提示情報を生成する。提示部100は、情報生成部260が生成した提示情報を二人以上の搭乗者PAに提示する。
これにより、一人以上の搭乗者が見ている周辺スポットに関する情報を二人以上の搭乗者PAに提示することができ、搭乗者PA同士で容易に情報を共有することができる。
上記実施形態に係る情報提示方法は、視線情報生成行程と、視線情報生成行程と、情報生成行程と、を含む。視線情報生成行程では、移動体(車両B)に搭乗する複数の搭乗者PAをそれぞれ撮像した撮像画像に基づき、一人以上の搭乗者PAの視線情報を生成する。視線情報生成行程では、視線情報生成行程で生成した視線情報に基づき、移動体(車両B)の周辺スポットに関するスポット情報の中から二人以上の搭乗者PAに提示する提示スポット情報を決定する。情報生成行程では、情報決定行程で決定した提示スポット情報に基づいて、二人以上の搭乗者PAに提示する提示情報を生成する。
これにより、一人以上の搭乗者PAが見ている周辺スポットに関する情報を二人以上の搭乗者PAに提示することができ、搭乗者PA同士で容易に情報を共有することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 情報提示システム
10 情報提示端末
100 提示部
110 撮像部
120 音声入力部
20 情報生成装置
210 搭乗者情報生成部
212 視線情報生成部
214 音声情報生成部
230 抽出部
240 状態判定部
250 情報決定部
253 提示対象決定部
260 情報生成部
261 モード決定部

Claims (9)

  1. 移動体に搭乗する複数の搭乗者を撮像した撮像画像に基づき、一人以上の搭乗者の視線情報を生成する視線情報生成部と、
    前記視線情報生成部が生成した前記視線情報に基づき、前記移動体の周辺スポットに関するスポット情報の中から二人以上の前記搭乗者に提示する提示スポット情報を決定する情報決定部と、
    前記情報決定部が決定した前記提示スポット情報に基づいて、前記二人以上の搭乗者に提示する提示情報を生成する情報生成部と、
    を備えることを特徴とする情報生成装置。
  2. 前記視線情報生成部は、
    二人以上の前記搭乗者の前記視線情報を生成し、
    前記情報決定部は、
    前記二人以上の搭乗者の前記視線情報を統計処理した結果に基づき、前記提示スポット情報を決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報生成装置。
  3. 前記情報決定部は、
    前記視線情報生成部が前記視線情報を生成した前記二人以上の搭乗者のうち少なくとも一人の前記搭乗者を、前記提示情報を提示する提示対象に決定する提示対象決定部を備えること
    を特徴とする請求項2に記載の情報生成装置。
  4. 前記提示対象決定部は、
    前記視線情報に基づき、前記提示対象を決定すること
    を特徴とする請求項3に記載の情報生成装置。
  5. 前記一人以上の搭乗者の発話を含む発話情報を生成する発話情報生成部をさらに備え、
    前記情報決定部は、
    前記発話情報生成部が生成した前記発話情報および前記視線情報生成部が生成した前記視線情報に基づき、前記提示スポット情報を決定すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報生成装置。
  6. 前記撮像画像に基づき、前記搭乗者の状態を判定する状態判定部をさらに備え、
    前記情報生成部は、
    前記状態判定部が判定した前記状態に応じて前記提示スポット情報を提示する提示モードを決定するモード決定部を備え、
    前記モード決定部が決定した提示モードに応じた前記提示情報を生成すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報生成装置。
  7. 前記移動体の移動状況に応じて、前記スポット情報を抽出する抽出部をさらに備え、
    前記情報決定部は、
    前記抽出部が抽出した前記スポット情報のなかから前記提示スポット情報を決定すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報生成装置。
  8. 移動体に搭乗する複数の搭乗者を撮像し、撮像画像を生成する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記撮像画像に基づいて一人以上の搭乗者の視線情報を生成する視線情報生成部と、
    前記視線情報生成部が生成した前記視線情報に基づき、前記移動体の周辺スポットに関するスポット情報の中から二人以上の前記搭乗者に提示する提示スポット情報を決定する情報決定部と、
    前記情報決定部が決定した前記提示スポット情報に基づいて、前記二人以上の搭乗者に提示する提示情報を生成する情報生成部と、
    前記情報生成部が生成した前記提示情報を前記二人以上の搭乗者に提示する提示部と、
    を備えることを特徴とする情報提示システム。
  9. 移動体に搭乗する複数の搭乗者を撮像した撮像画像に基づき、一人以上の搭乗者の視線情報を生成する視線情報生成行程と、
    前記視線情報生成行程で生成した前記視線情報に基づき、前記移動体の周辺スポットに関するスポット情報の中から二人以上の前記搭乗者に提示する提示スポット情報を決定する情報決定行程と、
    前記情報決定行程で決定した前記提示スポット情報に基づいて、前記二人以上の搭乗者に提示する提示情報を生成する情報生成行程と、
    を含むことを特徴とする情報生成方法。
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