JP2017107345A - 電子機器、電子機器管理方法及びプログラム - Google Patents

電子機器、電子機器管理方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017107345A
JP2017107345A JP2015239797A JP2015239797A JP2017107345A JP 2017107345 A JP2017107345 A JP 2017107345A JP 2015239797 A JP2015239797 A JP 2015239797A JP 2015239797 A JP2015239797 A JP 2015239797A JP 2017107345 A JP2017107345 A JP 2017107345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address book
processing
user information
data
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015239797A
Other languages
English (en)
Inventor
井上 拓也
Takuya Inoue
拓也 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015239797A priority Critical patent/JP2017107345A/ja
Publication of JP2017107345A publication Critical patent/JP2017107345A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、アドレス帳の復元における他のデータとの整合性を確保する。
【解決手段】複合装置1は、複数のユーザのユーザ情報が登録可能なアドレス帳及び該アドレス帳に対するユーザ情報の処理におけるアドレス帳ログデータをハードディスク14に記憶し、文書データに該文書データに対するユーザの処理権限とユーザ情報を処理権限情報として付加してハードディスク14に記憶する。CPU11は、アドレス帳をメモリカードMCにバックアップした後、ハードディスク14にリストアするが、リストア後のアドレス帳に存在しないが処理権限情報に存在するユーザ情報があると、該ユーザ情報に関して、アドレス帳ログデータを参照して、該アドレス帳と処理権限情報及び該処理権限情報に対応する文書データの間で、整合させる処理、例えば、ユーザ情報のアドレス帳への登録、処理権限情報からのユーザ情報の削除、該文書データの削除等の処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器、電子機器管理方法及びプログラムに関し、詳細には、アドレス帳管理の適切化を図る電子機器、電子機器管理方法及びプログラムに関する。
画像形成装置等の電子機器は、不揮発性メモリにアドレス帳を格納しており、アドレス帳には、電子機器へのユーザのログイン管理、不揮発性メモリに蓄積している文書の送信等に用いるユーザID、メールアドレス、ファクシミリ番号等のユーザ情報が登録されている。アドレス帳のユーザ情報は、不揮発性メモリに蓄積されている文書と紐付けられており、該ユーザ情報のユーザにのみ文書の参照、編集等を許可することで、文書のセキュリティを確保するのに用いられる。
電子機器は、上記アドレス帳のデータ破損に備えるために、一般的に、適時にアドレス帳の保管(バックアップ)を行い、必要に応じて、復元(リストア)を可能としている。
そして、従来、外部記録媒体を接続するためのインターフェースと、画像形成装置に内蔵された記憶媒体に格納されている設定情報を前記画像形成装置の種別を識別する種別情報とともに、前記外部記憶媒体に書き込む外部記憶媒体書き込み手段とを備えるバックアップ手段と、前記インターフェースに着脱可能な外部記憶媒体が装着されると、該外部記憶媒体に格納されている設定情報を読み込む外部記憶媒体読み込み手段と、前記外部記憶媒体読み込み手段によって読み込んだ前記設定情報を画像形成装置に内蔵された記憶媒体に書き込む内蔵記憶媒体書き込み手段とを備えるリストア手段と、前記リストア手段によってリストアされた設定情報が適正か否かを判断する設定情報判断手段と、適正な設定情報に補正する設定情報補正手段とを備え、内蔵記憶媒体に記憶された設定値を補正された設定情報へ前記内蔵記憶媒体書き込み手段により書き換える補正処理手段と、を備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
この従来技術は、アドレス帳だけでなく機器の設定もバックファイルとしてバックアップし、リストアする際に、機器の構成が不一致であっても、アドレス帳と機器設定をリストアする。この場合、アドレス帳については、バックアップ時のアドレス帳をそのままリストアする。
しかしながら、上記従来技術にあっては、アドレス帳のリストアにおいて、バックアップ時のアドレス帳をそのままリストアしている。その結果、アドレス帳のバックアップを作成するタイミングとリストアするタイミングによって、リストアしたアドレス帳に存在しないユーザ情報が、蓄積文書に付加されているような状況が発生することがある。例えば、アドレス帳のバックアップ作成後に、新規ユーザのユーザ情報がアドレス帳に登録されて、その新規ユーザが参照できる蓄積文書を作成し、その後に、アドレス帳のバックアップファイルをリストアした場合、該新規ユーザが参照できる蓄積文書は存在するが、アドレス帳には該新規ユーザのユーザ情報は存在しないという状態が発生する。すなわち、電子機器のアドレス帳のユーザ情報と蓄積文書のユーザ情報に不整合が発生する。したがって、アドレス帳のリストア後に、アドレス帳のユーザ情報と蓄積文書のユーザ情報の整合性を手作業で行う必要があり、作業性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳の復元において、復元後のアドレス帳に不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を確保することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の電子機器は、複数のユーザに関するユーザ情報が登録可能なアドレス帳を記憶するアドレス帳記憶手段と、処理対象データと該処理対象データに対するユーザによる処理権限と該ユーザのユーザ情報を含む処理権限情報とを対応させて記憶する処理対象記憶手段と、前記処理対象データに対して処理権限を有するユーザの前記ユーザ情報を前記アドレス帳記憶手段から取得して該ユーザ情報を含む前記処理権限情報と該処理対象データを前記処理対象記憶手段へ登録する処理対象登録手段と、各種処理の履歴データを記憶する履歴データ記憶手段と、前記アドレス帳に対する前記ユーザ情報の処理における履歴をアドレス帳履歴データとして収集して前記履歴データ記憶手段へ登録するアドレス帳履歴登録手段と、前記アドレス帳を補助記憶手段へ保管し、該補助記憶手段の該アドレス帳を前記アドレス帳記憶手段へ復元するアドレス帳保管・復元手段と、前記アドレス帳の前記アドレス帳記憶手段への復元において、復元後の該アドレス帳に不存在であるが前記処理対象記憶手段の前記処理権限情報に存在するユーザ情報を調査する調査手段と、復元後の前記アドレス帳に不存在で前記処理対象データの前記処理権限情報に存在するユーザ情報に関して、前記アドレス帳履歴データを参照して、該アドレス帳と該処理権限情報及び該処理権限情報に対応する前記処理対象データの間で整合させる整合化手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳の復元において、復元後のアドレス帳に不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を確保することができる。
本発明の一実施例を適用した複合装置のブロック構成図。 アドレス帳へのアドレスデータ登録処理の説明図。 複合装置の機能ブロック図。 スキャナを用いた文書データ蓄積処理の説明図。 アドレス帳復元処理の説明図。 アドレス帳のリストアにおけるユーザ情報整合化処理を示すフローチャート。 処理問い合わせ画面の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図7は、本発明の電子機器、電子機器管理方法及びプログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の電子機器、電子機器管理方法及びプログラムの一実施例を適用した複合装置1のブロック構成図である。
図1において、電子機器としての複合装置1は、コントローラ2、操作パネル3、スキャナ4、プリンタ5、モデム6、ネットワークI/F(インターフェイス)7及びカードスロット8等を備えている。
操作パネル3は、各種キーを備えているとともに、ディスプレイを備えている。操作パネル3は、キーにより複合装置1の各種動作命令等が入力され、ディスプレイに、キーから入力された内容や複合装置1からユーザへ通知する各種情報を表示する。
スキャナ4としては、例えば、光電変換素子としてCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )を用いたスキャナが用いられている。スキャナ4は、原稿を走査して、該原稿の画像を読み取って画像データを出力する画像読取機能を実行する。スキャナ4は、読み取った原稿の画像データをコントローラ2へ出力する。
プリンタ5は、例えば、インク吐出方式、電子写真方式のプリンタが用いられている。プリンタ5は、インク吐出方式のプリンタの場合、各色(RBG色、MCYK色等)のインクを吐出するノズルの形成されている記録ヘッドを備えており、電子写真方式のプリンタの場合、例えば、各色の作像ユニット等を備えている。プリンタ5は、描画データと印刷条件に基づいて、用紙(被記録媒体)に、ノズル、トナー等の記録剤を付与して画像を形成する画像形成機能を実行する。描画データは、コントローラ2により、スキャナ4の読み取った原稿の画像データやネットワークI/F7を介して外部装置から送信されてきた画像データから生成される。
モデム6は、NCU(Network Control Unit)、符号化・復号化部を内蔵しており、公衆電話回線に接続されている。モデム6は、コントローラ2の制御下で動作して、自動発呼・着信処理、送信信号の変調処理、受信信号の復調処理及びデータの符号化と復号化を行う。
ネットワークI/F7には、LAN(Local Area Network)、インターネット等のネットワークが接続され、ネットワークを介してネットワーク上のコンピュータ、複合装置等の外部装置との間で通信する。
カードスロット8は、SD(Secure Digital)カード、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の携帯性を有するメモリカードMCが挿脱され、コントローラ2の制御下で、データのメモリカードMCへの書き込み及びメモリカードMCからの読み込みを行う。
コントローラ2は、CPU(Central Processing Unit )11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13及びハードディスク(HDD)14等を備えていて、各部は、バスで接続されている。
ROM12は、コントローラ2内でのデータの処理や管理及び周辺モジュールを制御するためのプログラムを格納しているとともに、プログラムを実行するのに必要な各種データを格納している。ROM12は、具体的には、複合装置1としての基本処理プログラム及び本発明の電子機器管理方法を実行するプログラム等の各種プログラム及び必要なデータを格納している。
CPU11は、ROM12に格納されているプログラムに基づいて、RAM13をワークメモリとして利用しつつ、複合装置1の各部を制御して、印刷処理、画像読取処理、複写処理、転送処理等の文書処理(画像処理)を行う。特に、CPU11は、ROM12内の本発明のプログラムに基づいて、後述する本発明のアドレス帳を、該アドレス帳のユーザ情報に関連付けられているデータとのユーザ情報に関して整合性を確保しつつリストア(復元)する電子機器管理方法を実行する。
RAM13は、CPU11のワークメモリとして利用されるとともに、各種画像処理を行うために、画像データをページ単位に管理して一時記憶するバッファ及びバッファに記憶されたデータを実際の印刷に適した描画データに変換して展開されるビットマップメモリ等として利用される。
ハードディスク14は、スキャナ4で読み取られた原稿の文書データ(画像データ)、ネットワークI/F7を介して受信した外部装置から送られてきた文書データが、CPU11の制御下で書き込み、また、読み出される。特に、ハードディスク14は、図2に示すように、アドレス帳領域Ar、蓄積文書領域Br、ログ領域Lrが構築されている。ハードディスク14は、アドレス帳領域Arに、ユーザ情報の登録されるアドレス帳An、蓄積文書領域Brに、処理対象データとして文書データBd、ログ領域Lrに、ログデータLdを記憶する。なお、図2は、操作パネル3で、ユーザCについて、アドレス帳Anへのアドレレス帳データAdの登録が行われて、そのときのログデータLdとしてアドレス帳ログデータLaの登録が行われた状態を示している。
ハードディスク14は、アドレス帳Anには、ユーザ情報が登録され、ユーザ情報は、ユーザ毎に割り振られたエントリIDに対して、名前、電子メール及びファクシミリ番号(fax)等の各情報が登録される。このとき、CPU11は、ユーザ情報の登録処理が行われたログデータを取得し、ハードディスク14のログ領域Lrにアドレス帳ログデータLaとして登録する。CPU11は、ユーザ情報の登録を、操作パネル3の操作により、または、ネットワークI/F7を介した外部装置からのユーザ情報の受信、あるいは、メモリカードMCからのユーザ情報の読み込み等によって行う。
また、ハードディスク14は、蓄積文書領域Brに、スキャナ4で読み取られた文書データBdや外部装置から受信した文書データBdが、処理対象データとして、CPU11の制御下で登録される。蓄積文書領域Brに登録される文書データ(処理対象データ)Bdには、その文書データBdを登録したオーナーユーザのユーザ情報であるエントリID等と処理権限の内容を含む処理権限情報Bjが、該文書データBdに紐付けられて登録される。また、図2には示さないが、処理権限情報Bjは、蓄積される文書データBdに対してオーナーユーザのエントリIDだけでなく、文書データBdへの処理権限の異なるユーザのエントリIDを、処理権限を明確にした状態で登録される。例えば、処理権限情報Bjは、文書データBdを、参照のみ許可するリードユーザのエントリID等のように、オーナーユーザとは処理権限の異なるユーザを該処理権限を明確にして登録される。なお、本実施例においては、処理対象データとして、文書データBdを採用した場合について説明するが、処理対象データは、文書データBdに限るものではない。
さらに、ハードディスク14は、ログ領域Lrに、CPU11の制御下で、ログデータLdが登録され、ログデータLdは、複合装置1における各種処理においてCPU11が取得したログデータである。ログデータLdは、例えば、コピー処理のコピーログ、プリンタ処理のプリンタログ、アドレス帳登録処理のアドレス帳ログデータLa等である。
そして、複合装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、USBメモリ、SDカード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の電子機器管理方法を実行するプログラムを読み込んでROM12やハードディスク14に導入することで、後述する他のデータ(文書データBd等)と関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を確保する電子機器管理方法を実行する電子機器として構築されている。このプログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
複合装置1は、上記電子機器管理方法のプログラムが導入されることで、図3に示すような機能ブロックが構築される。すなわち、複合装置1は、電子機器管理方法のプログラムが導入されることで、図3に示すように、アドレス帳記憶部21、処理対象記憶部22、処理対象登録部23、履歴データ記憶部24、アドレス帳履歴登録部25、アドレス帳保管・復元部26、補助記憶部27、調査部28、整合化部29、入力部30、登録部31及び選択部32が構築される。
アドレス帳記憶部21は、ハードディスク14、特に、アドレス帳領域Arにより構築されており、複数のユーザに関するユーザ情報が登録可能なアドレス帳Anを記憶する。したがって、アドレス帳記憶部21は、アドレス帳記憶手段として機能している。
処理対象記憶部22は、ハードディスク14、特に、蓄積文書領域Brにより構築されている。処理対象記憶部22は、処理対象データである文書データBdと該文書データBdに対するユーザによる処理権限と該ユーザのユーザ情報を含む処理権限情報であるエントリID等を対応させて記憶する。したがって、処理対象記憶部22は、処理対象記憶手段として機能している。
処理対象登録部23は、CPU11により構築されている。処理対象登録部23は、処理対象データである文書データBdに対して処理権限を有するユーザのユーザ情報をアドレス帳記憶部21から取得して該ユーザ情報を含む処理権限情報Bjと該文書データBdを処理対象記憶部22へ登録する。したがって、処理対象登録部23は、処理対象登録手段として機能している。
履歴データ記憶部24は、ハードディスク14、特に、ログ領域Lrにより構築されており、各種処理の履歴データであるログデータLdを記憶する。したがって、履歴データ記憶部24は、履歴データ記憶手段として機能している。
アドレス帳履歴登録部25は、CPU11により構築されている。アドレス帳履歴登録部25は、アドレス帳Anに対するユーザ情報の処理(登録、編集、削除等の処理)における履歴をアドレス帳ログデータ(アドレス帳履歴データ)Laとして収集して履歴データ記憶部24へ登録する。したがって、アドレス帳履歴登録部25は、アドレス帳履歴登録手段として機能している。
アドレス帳保管・復元部26は、CPU11、カードスロット8、ネットワークI/F7により構築されている。アドレス帳保管・復元部26は、アドレス帳記憶部21のアドレス帳AnをメモリカードMCやネットワークI/F7を介してネットワークに接続されている外部記憶媒体(コンピュータ、サーバ、クラウド装置等)等の補助記憶部(補助記憶手段)26へ保管する。また、アドレス帳保管・復元部26は、該補助記憶部27のアドレス帳をアドレス帳記憶部21へ復元(リストア)する。したがって、アドレス帳保管・復元部26は、アドレス帳保管・復元手段として機能している。
調査部28は、CPU11により構築されており、アドレス帳Anのアドレス帳記憶部21への復元において、復元後の該アドレス帳Anに不存在であるが処理対象記憶部22の処理権限情報Bjに存在するユーザ情報(エントリID、ユーザ名等)を調査する。したがって、調査部28は、調査手段として機能している。
整合化部29は、CPU11により構築されている。整合化部29は、復元後のアドレス帳Anに不存在で文書データBdの処理権限情報Bjに存在するユーザ情報に関して、該アドレス帳Anと該処理権限情報Bj及び該処理権限情報Bjに対応する文書データBdの間で整合化させる整合化処理を行う。整合化部29は、この整合化処理において、アドレス帳ログデータ(アドレス帳履歴データ)Laを参照する。
また、整合化部29は、整合化処理として、復元後のアドレス帳Anに不存在で処理権限情報Bjに存在するユーザ情報を、履歴データ記憶部24の該ユーザのアドレス帳ログデータLaを参照して取得し、該アドレス帳Anに登録する処理を行う。
入力部30は、操作パネル3、ネットワークI/F7、カードスロット8で構築され、アドレス帳Anへ登録するためのユーザ情報の入力が行われる。入力部30は、具体的には、操作パネル3の操作によりユーザ情報の入力が行われ、ネットワークI/F7を介して外部装置からのユーザ情報の受信を行う。また、入力部30は、カードスロット8に挿入されるメモリカードMCに記録されているユーザ情報を読み出して取得する。したがって、入力部30は、入力手段として機能している。
登録部31は、CPU11により構築されており、入力部30で入力されたユーザ情報をアドレス帳記憶部21のアドレス帳Anに登録する。したがって、登録部31は、登録手段として機能している。
この場合、整合化部29は、復元後のアドレス帳Anに不存在で文書データBdの処理権限情報Bjに存在するユーザ情報があると、整合化処理として、該ユーザ情報を入力部30から入力させて、登録部31にアドレス帳記憶部21へ登録させる処理を行う。
また、整合化部29は、復元後のアドレス帳Anに不存在で処理権限情報Bjに存在するユーザ情報があると、整合化処理として、該ユーザ情報を該処理権限情報Bjから削除する処理を行ってもよい。
整合化部29は、復元後のアドレス帳Anに不存在で処理権限情報Bjに存在するユーザ情報があると、整合化処理として、該ユーザ情報が登録されている該処理権限情報Bjにかかる文書データBdを処理対象記憶部22から削除する処理を行ってもよい。
選択部32は、操作パネル3により構築されており、整合化処理として、ユーザ情報のアドレス帳Anへの登録処理、処理権限情報Bjからの該ユーザ情報の削除処理、文書データBdの削除処理から適宜の処理を選択する。したがって、選択部32は、選択手段として機能している。
この場合、整合化部29は、整合化処理として、選択部32で選択された処理を実行する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の複合装置1は、他のデータ(文書データBd等)と関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータ(文書データBd等)との整合性を確保する。
複合装置1は、ハードディスク14のアドレス帳領域Arで構築されるアドレス帳記憶部21にユーザ情報の登録されているアドレス帳Anを記憶している。
そして、複合装置1は、例えば、図2に示したように、操作パネル3の操作で、ユーザ情報が入力されると、CPU11が、該ユーザ情報をアドレス帳Anに登録する。複合装置1は、ユーザ情報のアドレス帳Anへの登録を行うと、アドレス帳履歴登録部25が、そのログ(履歴)を取得して、履歴データ記憶部(ログ領域Lr)24のログデータLdの一部であるアドレス帳ログデータLaとして記憶する。
また、複合装置1は、各種動作処理、例えば、コピー動作、プリンタ動作を行うと、CPU11が、その動作処理のログを収集して、履歴データ記憶部(ログ領域Lr)24のログデータLdとして登録する。
複合装置1は、図4に示すように、スキャナ4で文書の画像が読み取られると、処理対象登録部23が、ハードディスク14の蓄積文書領域Brである処理対象記憶部22に文書データBd(処理対象データ)として登録する。処理対象登録部23は、該文書データBdの処理に対する処理権限を有するユーザとその処理権限を特定するとともに、該ユーザのユーザ情報をアドレス帳記憶部21から取得する。処理対象登録部23は、該ユーザ情報と処理権限の内容を含む処理権限情報Bjを、文書データBdに付加させて登録する。この場合、処理権限の内容とその処理権限を有するユーザは、操作パネル3等から入力される。
複合装置1は、アドレス帳記憶部21のアドレス帳Anに、ユーザ情報が登録され、処理対象記憶部22に、処理対象の文書データBdと処理権限情報Bjが登録される。さらに、複合装置1は、履歴データ記憶部24に、ログデータLd、特に、アドレス帳ログデータLaが登録される。
そして、複合装置1は、適宜のタイミングで、自動または手動により、アドレス帳保管・復元部26が、アドレス帳記憶部21のアドレス帳Anを補助記憶部27へバックアップ(保管)する。
その後、複合装置1は、ユーザの指示に応じて、図5に示すように、アドレス帳保管・復元部26が、過去に補助記憶部27に保管されているアドレス帳バックアップデータAnbを、アドレス帳記憶部21へリストア(復元)する。いま、図5では、アドレス帳バックアップデータAnbは、ユーザCのユーザ情報が登録されておらず、リストア前のアドレス帳Anには、ユーザCのユーザ情報が登録されている。
また、複合装置1は、処理対象記憶部22である蓄積文書領域Brの文書データBdの処理権限情報Bjに、ユーザCのユーザ情報(エントリID)が登録されている。
そして、複合装置1は、アドレス帳Anのリストアにおいては、アドレス帳記憶部21へのアドレス帳バックアップデータAnbのリストアのみを行う。
したがって、リストア(復元)後のアドレス帳Anのユーザ情報と処理対象記憶部22の文書データBdに付加されている処理権限情報Bjのユーザ情報とに相違が発生することがある。特に、リストア後のアドレス帳Anには登録されていないが、文書データBdの処理権限情報Bjには含まれているユーザ情報が存在することがある。
そこで、複合装置1は、調査部28が、アドレス帳Anのアドレス帳記憶部21へのリストアにおいて、リストア後のアドレス帳Anに不存在であるが処理対象記憶部22の処理権限情報Bjに存在するユーザ情報を調査する。
整合化部29は、復元後のアドレス帳Anに不存在で処理対象データの処理権限情報Bjに存在するユーザ情報に関して、履歴データ記憶部24のアドレス帳ログデータ(アドレス帳履歴データ)Laを参照する。整合化部29は、アドレス帳Anと処理権限情報Bj及び処理権限情報Bjに対応する処理対象データである文書データBdの間で、ユーザ情報を整合化させる整合化処理を行う。
すなわち、複合装置1は、図6に示すように、アドレス帳リストアにおけるユーザ情報整合化処理を実行する。複合装置1は、まず、アドレス帳リストア指示が操作パネル3等からあると(ステップS101)、アドレス帳保管・復元部26が、アドレス帳Anのアドレス帳記憶部21ヘのリストアを行う(ステップS102)。この場合、アドレス帳保管・復元部26は、補助記憶部27に保管されているアドレス帳バックアップデータAnbを読み出して、アドレス帳記憶部21にリストアする。
複合装置1は、アドレス帳Anのリストアが完了すると、調査部28が、リストアされたアドレス帳Anに存在しないエントリID、すなわち、ユーザ情報が処理権限情報Bjに存在するかチェックする(ステップS103)。なお、図6では、文書データBdを、蓄積文書と記載している。
ステップS103で、アドレス帳Anに存在しないユーザ情報が、文書データBdの処理権限情報Bjにあると(ステップS103で、YESのとき)、整合化部29は、アドレス帳Anに該ユーザ情報を復元するかチェックする(ステップS104)。
整合化部29は、この場合、例えば、図7(a)に示すような処理問い合わせ画面を操作パネル3のディスプレイに表示して、ユーザ情報の復元を行うか否か問い合わせる。ユーザは、処理問い合わせ画面を見て、操作パネル3の操作で、「復元する」、「復元しない」のいずれかを選択する。
ステップS104で、復元するとき(ステップS104で、YESのとき)、整合化部29は、自動で復元するかチェックする(ステップS105)。この場合、整合化部29は、例えば、図7(b)に示すような処理問い合わせ画面を操作パネル3のディスプレイに表示して、ユーザ情報の復元方法の問い合わせを行う。図7(b)では、アドレス帳ログデータLaからの自動復元と、入力部30からのユーザによる入力復元のいずれで復元するかの問い合わせを行っている。ユーザは、この処理問い合わせ画面を見て、「自動で復元する」と「新規に作成し直す」のいずれかを選択する。
ステップS105で、自動で復元するとき(ステップS105で、YESのとき)、整合化部29は、アドレス帳AnにないエントリID(ユーザ情報)が登録されたときのアドレス帳ログデータLaを履歴データ記憶部24から検索する(ステップS106)。
整合化部29は、検索したアドレス帳ログデータLaからアドレス帳Anに登録するユーザ情報を取得する(ステップS107)。
整合化部29は、取得したユーザ情報をアドレス帳記憶部21のアドレス帳Anに登録して、ユーザ情報整合化処理を終了する(ステップS108)。
ステップS105で、手動復元が選択されると(ステップS105で、NOのとき)、整合化部29は、ユーザによる入力部30でのユーザ情報の入力を促して、入力部30が、入力されたユーザ情報を登録部31に渡す(ステップS109)。
登録部31は、入力されたユーザ情報を、アドレス帳記憶部21のアドレス帳Anに登録し、ユーザ情報整合化処理を終了する(ステップS108)。
ステップS104で、復元しないとき(ステップS104で、NOのとき)、整合化部29は、アドレス帳Anにないユーザ情報であるエントリIDの登録されている文書データ(蓄積文書)Bdを削除するかチェックする(ステップS110)。この場合、整合化部29は、例えば、図7(c)に示すような処理問い合わせ画面を操作パネル3のディスプレイに表示して、文書データBdの削減と処理権限情報Bjからの該当ユーザ情報の削除のいずれを行うかの問い合わせを行う。図7(c)では、蓄積文書に対して、ユーザが、「削除する」と「削除せず処理権限情報を変更して残す」のいずれかを選択することができる画面となっている。
ステップS110で、文書データBdを削除するとき(ステップS110で、YESのとき)、整合化部29は、処理対象記憶部22からアドレス帳Anにないユーザ情報であるエントリIDの登録されている文書データBdを削除する(ステップS111)。整合化部29は、文書データBdを削除すると、ユーザ情報整合化処理を終了する。
ステップS110で、文書データBdを削除しないとき(ステップS110で、NOのとき)、整合化部29は、処理対象記憶部22のアドレス帳Anにないユーザ情報であるエントリIDの登録されている文書データBdの処理権限情報Bjから該ユーザ情報(エントリID)を削除し、その他の情報と文書データBdをそのまま残す(ステップS112)。整合化部29は、文書データBdの処理権限情報Bjから該当ユーザ情報を削除すると、ユーザ情報整合化処理を終了する。
なお、上記説明においては、電子機器として、複合装置1に適用した場合について説明したが、電子機器としては、複合装置1に限るものではない。電子機器としては、アドレス帳のユーザ情報と処理対象データに付与されたユーザ情報を利用して該処理対象データのデータ処理を行うとともに、アドレス帳の保管と復元を適時行う電子機器一般に適用することができる。また、処理対象データは、上記説明では文書データに適用した場合について説明したが、文書データに限るものではない。処理対象データは、アドレス帳のユーザ情報と関連付けて処理されるデータであれば、例えば、ファクシミリデータ、メールデータ等の各種データに適用することができる。
このように、本実施例の電子機器である複合装置1は、複数のユーザに関するユーザ情報が登録可能なアドレス帳Anを記憶するアドレス帳記憶部(アドレス帳記憶手段)21と、処理対象データである文書データBdと該文書データBdに対するユーザによる処理権限と該ユーザのユーザ情報を含む処理権限情報Bjとを対応させて記憶する処理対象記憶部(処理対象記憶手段)22と、前記文書データBdに対して処理権限を有するユーザの前記ユーザ情報を前記アドレス帳記憶部21から取得して該ユーザ情報を含む前記処理権限情報Bjと該文書データBdを前記処理対象記憶部22へ登録する処理対象登録部(処理対象登録手段)23と、各種処理の履歴データを記憶する履歴データ記憶部(履歴データ記憶手段)24と、前記アドレス帳Anに対する前記ユーザ情報の処理における履歴をアドレス帳ログデータ(アドレス帳履歴データ)Laとして収集して前記履歴データ記憶部24へ登録するアドレス帳履歴登録部(アドレス帳履歴登録手段)25と、前記アドレス帳Anを補助記憶部(補助記憶手段)27へ保管し、該補助記憶部27の該アドレス帳Anを前記アドレス帳記憶部21へ復元するアドレス帳保管・復元部(アドレス帳保管・復元手段)26と、前記アドレス帳Anの前記アドレス帳記憶部21への復元において、復元後の該アドレス帳Anに不存在であるが前記処理対象記憶部22の前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報を調査する調査部(調査手段)28と、復元後の前記アドレス帳Anに不存在で前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報に関して、前記アドレス帳ログデータLaを参照して、該アドレス帳Anと該処理権限情報Bj及び該処理権限情報Bjに対応する前記文書データBdの間で整合させる整合化部(整合化手段)29と、を備えている。
したがって、文書データBdの処理権限情報Bjのユーザ情報が、復元されたアドレス帳Anのユーザ情報に存在しない事態の発生をなくすことができ、処理権限情報Bjに基づく文書データBdの処理を整合させることができる。その結果、文書データBd等の他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を確保することができ、利用性を向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、複数のユーザに関するユーザ情報が登録可能なアドレス帳Anを記憶するアドレス帳記憶部(アドレス帳記憶手段)21の該アドレス帳Anに対する該ユーザ情報の処理における履歴をアドレス帳ログデータ(アドレス帳履歴データ)Laとして収集して履歴データ記憶部(履歴データ記憶手段)24へ登録するアドレス帳履歴登録処理ステップと、前記文書データBdに対して処理権限を有するユーザの前記ユーザ情報を前記アドレス帳記憶部21から取得して該ユーザ情報を含む前記処理権限情報Bjと該処理対象データを処理対象記憶部(処理対象記憶手段)22へ登録する処理対象登録処理ステップと、前記アドレス帳記憶部21の前記アドレス帳Anを補助記憶部(補助記憶手段)27へ保管し、該補助記憶部27の該アドレス帳Anを該アドレス帳記憶部21へ復元するアドレス帳保管・復元処理ステップと、前記アドレス帳Anの前記アドレス帳記憶部21への復元において、復元後の該アドレス帳Anに不存在であるが前記処理対象記憶部22の前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報を調査する調査処理ステップと、復元後の前記アドレス帳Anに不存在で前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報に関して、前記アドレス帳ログデータLaを参照して、該アドレス帳Anと該処理権限情報Bj及び該処理権限情報Bjに対応する前記文書データBdの間で整合させる整合化処理ステップと、を有する電子機器管理方法を実行する。
したがって、文書データBdの処理権限情報Bjのユーザ情報が、復元されたアドレス帳Anのユーザ情報に存在しない事態の発生をなくすことができ、処理権限情報Bjに基づく文書データBdの処理を整合させることができる。その結果、文書データBd等の他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を確保することができ、利用性を向上させることができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、CPU11等のコンピュータに、複数のユーザに関するユーザ情報が登録可能なアドレス帳Anを記憶するアドレス帳記憶部21の該アドレス帳Anに対する該ユーザ情報の処理における履歴をアドレス帳ログデータLaとして収集して履歴データ記憶部24へ登録するアドレス帳履歴登録処理と、前記文書データBdに対して処理権限を有するユーザの前記ユーザ情報を前記アドレス帳記憶部21から取得して該ユーザ情報を含む前記処理権限情報Bjと該文書データBdを処理対象記憶部22へ登録する処理対象登録処理と、前記アドレス帳記憶部21の前記アドレス帳Anを補助記憶部27へ保管し、該補助記憶部27の該アドレス帳Anを該アドレス帳記憶部21へ復元するアドレス帳保管・復元処理と、前記アドレス帳Anの前記アドレス帳記憶部21への復元において、復元後の該アドレス帳Anに不存在であるが前記処理対象記憶部22の前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報を調査する調査処理と、復元後の前記アドレス帳Anに不存在で前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報に関して、前記アドレス帳ログデータLaを参照して、該アドレス帳Anと該処理権限情報Bj及び該処理権限情報Bjに対応する前記文書データBdの間で整合させる整合化処理と、を実行させるプログラムを搭載している。
したがって、文書データBdの処理権限情報Bjのユーザ情報が、復元されたアドレス帳Anのユーザ情報に存在しない事態の発生をなくすことができ、処理権限情報Bjに基づく文書データBdの処理を整合させることができる。その結果、文書データBd等の他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を確保することができ、利用性を向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、前記整合化部29は、復元後の前記アドレス帳Anに不存在で前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報があると、該ユーザ情報を、前記履歴データ記憶部24の該ユーザの前記アドレス帳ログデータLaから取得し、該アドレス帳Anに登録する。
したがって、文書データBdの処理権限情報Bjのユーザ情報が、復元されたアドレス帳Anのユーザ情報に存在しない事態の発生を自動的になくすことができる。その結果、文書データBd等の他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を簡単かつ効率的に確保することができ、より一層利用性を向上させることができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、ユーザ情報を入力する入力部(入力手段)30と、前記入力部30で入力された前記ユーザ情報を前記アドレス帳記憶部21の前記アドレス帳Anに登録する登録部(登録手段)31と、をさらに備え、前記整合化部29は、復元後の前記アドレス帳Anに不存在で前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報があると、該ユーザ情報を前記入力部30から入力させて、前記登録部31に前記アドレス帳記憶部21の該アドレス帳Anへ登録させる。
したがって、文書データBdの処理権限情報Bjのユーザ情報が、復元されたアドレス帳Anのユーザ情報に存在しない事態の発生をユーザの意図に応じてなくすことができる。その結果、文書データBd等の他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を適切かつ必要に応じて確保することができ、利用性を向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、前記整合化部29が、復元後の前記アドレス帳Anに不存在で前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報があると、該ユーザ情報を該処理権限情報Bjから削除する。
したがって、文書データBdの処理権限情報Bjのユーザ情報が、復元されたアドレス帳Anのユーザ情報に存在しない事態の発生を、処理権限情報Bjから該ユーザ情報を削除することで、容易になくすことができる。その結果、文書データBd等の他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を容易に確保することができ、利用性を向上させることができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、前記整合化部29が、復元後の前記アドレス帳Anに不存在で前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報があると、該ユーザ情報が登録されている該処理権限情報Bjにかかる前記文書データBdを前記処理対象記憶部22から削除する。
したがって、文書データBdの処理権限情報Bjのユーザ情報が、復元されたアドレス帳Anのユーザ情報に存在しない事態の発生を、該ユーザ情報の登録されている処理権限情報Bjに係る文書データBdを削除することで、容易になくすことができる。その結果、文書データBd等の他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を容易に確保することができ、利用性を向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、前記ユーザ情報の前記アドレス帳Anへの登録処理、前記処理権限情報Bjからの該ユーザ情報の削除処理、前記文書データBdの削除処理から適宜の処理を選択する選択部(選択手段)32を、さらに備え、前記整合化部29は、復元後の前記アドレス帳Anに不存在で前記処理権限情報Bjに存在するユーザ情報があると、前記選択部32で選択された処理を実行する。
したがって、文書データBdの処理権限情報Bjのユーザ情報が、復元されたアドレス帳Anのユーザ情報に存在しない事態の発生を、該ユーザの選択した方法で、なくすことができる。その結果、文書データBd等の他のデータと関連付けられているユーザ情報の登録されているアドレス帳Anの復元において、復元後のアドレス帳Anに不存在のユーザ情報に関連付けられている他のデータとの整合性を適切に確保することができ、利用性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 複合装置
2 コントローラ
3 操作パネル
4 スキャナ
5 プリンタ
6 モデム
7 ネットワークI/F
8 カードスロット
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 ハードディスク
Ar アドレス帳領域
Br 蓄積文書領域
Lr ログ領域
Ad アドレス帳データ
An アドレス帳
Anb アドレス帳バックアップデータ
La アドレス帳ログデータ
Bd 蓄積文書データ
Bj 処理権限情報
Ld ログデータ
21 アドレス帳記憶部
22 処理対象記憶部
23 処理対象登録部
24 履歴データ記憶部
25 アドレス帳履歴登録部
26 アドレス帳保管・復元部
27 補助記憶部
28 調査部
29 整合化部
30 入力部
31 登録部
32 選択部
特開2012−131170号公報

Claims (8)

  1. 複数のユーザに関するユーザ情報が登録可能なアドレス帳を記憶するアドレス帳記憶手段と、
    処理対象データと該処理対象データに対するユーザによる処理権限と該ユーザのユーザ情報を含む処理権限情報とを対応させて記憶する処理対象記憶手段と、
    前記処理対象データに対して処理権限を有するユーザの前記ユーザ情報を前記アドレス帳記憶手段から取得して該ユーザ情報を含む前記処理権限情報と該処理対象データを前記処理対象記憶手段へ登録する処理対象登録手段と、
    各種処理の履歴データを記憶する履歴データ記憶手段と、
    前記アドレス帳に対する前記ユーザ情報の処理における履歴をアドレス帳履歴データとして収集して前記履歴データ記憶手段へ登録するアドレス帳履歴登録手段と、
    前記アドレス帳記憶手段の前記アドレス帳を補助記憶手段へ保管し、該補助記憶手段の該アドレス帳を該アドレス帳記憶手段へ復元するアドレス帳保管・復元手段と、
    前記アドレス帳の前記アドレス帳記憶手段への復元において、復元後の該アドレス帳に不存在であるが前記処理対象記憶手段の前記処理権限情報に存在するユーザ情報を調査する調査手段と、
    復元後の前記アドレス帳に不存在で前記処理権限情報に存在するユーザ情報に関して、前記アドレス帳履歴データを参照して、該アドレス帳と該処理権限情報及び該処理権限情報に対応する前記処理対象データの間で適合させる適合化手段と、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記適合化手段は、
    復元後の前記アドレス帳に不存在で前記処理権限情報に存在するユーザ情報があると、該ユーザ情報を、前記履歴データ記憶手段の該ユーザの前記アドレス帳履歴データから取得し、該アドレス帳に登録することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記電子機器は、
    ユーザ情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力された前記ユーザ情報を前記アドレス帳記憶手段の前記アドレス帳に登録する登録手段と、
    をさらに備え、
    前記適合化手段は、
    復元後の前記アドレス帳に不存在で前記処理権限情報に存在するユーザ情報があると、該ユーザ情報を前記入力手段から入力させて、前記登録手段に前記アドレス帳記憶手段の該アドレス帳へ登録させることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記適合化手段は、
    復元後の前記アドレス帳に不存在で前記処理権限情報に存在するユーザ情報があると、該ユーザ情報を該処理権限情報から削除することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記適合化手段は、
    復元後の前記アドレス帳に不存在で前記処理権限情報に存在するユーザ情報があると、該ユーザ情報が登録されている該処理権限情報にかかる前記処理対象データを前記処理対象記憶手段から削除することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  6. 前記電子機器は、
    前記ユーザ情報の前記アドレス帳への登録処理、前記処理権限情報からの該ユーザ情報の削除処理、前記処理対象データの削除処理から適宜の処理を選択する選択手段を、
    さらに備え、
    前記適合化手段は、
    復元後の前記アドレス帳に不存在で前記処理権限情報に存在するユーザ情報があると、前記選択手段で選択された処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 複数のユーザに関するユーザ情報が登録可能なアドレス帳を記憶するアドレス帳記憶手段の該アドレス帳に対する該ユーザ情報の処理における履歴をアドレス帳履歴データとして収集して履歴データ記憶手段へ登録するアドレス帳履歴登録処理ステップと、
    前記処理対象データに対して処理権限を有するユーザの前記ユーザ情報を前記アドレス帳記憶手段から取得して該ユーザ情報を含む前記処理権限情報と該処理対象データを処理対象記憶手段へ登録する処理対象登録処理ステップと、
    前記アドレス帳記憶手段の前記アドレス帳を補助記憶手段へ保管し、該補助記憶手段の該アドレス帳を該アドレス帳記憶手段へ復元するアドレス帳保管・復元処理ステップと、
    前記アドレス帳の前記アドレス帳記憶手段への復元において、復元後の該アドレス帳に不存在であるが前記処理対象記憶手段の前記処理権限情報に存在するユーザ情報を調査する調査処理ステップと、
    復元後の前記アドレス帳に不存在で前記処理権限情報に存在するユーザ情報に関して、前記アドレス帳履歴データを参照して、該アドレス帳と該処理権限情報及び該処理権限情報に対応する前記処理対象データの間で適合させる適合化処理ステップと、
    を有していることを特徴とする電子機器管理方法。
  8. コンピュータに、
    複数のユーザに関するユーザ情報が登録可能なアドレス帳を記憶するアドレス帳記憶手段の該アドレス帳に対する該ユーザ情報の処理における履歴をアドレス帳履歴データとして収集して履歴データ記憶手段へ登録するアドレス帳履歴登録処理と、
    前記処理対象データに対して処理権限を有するユーザの前記ユーザ情報を前記アドレス帳記憶手段から取得して該ユーザ情報を含む前記処理権限情報と該処理対象データを処理対象記憶手段へ登録する処理対象登録処理と、
    前記アドレス帳記憶手段の前記アドレス帳を補助記憶手段へ保管し、該補助記憶手段の該アドレス帳を該アドレス帳記憶手段へ復元するアドレス帳保管・復元処理と、
    前記アドレス帳の前記アドレス帳記憶手段への復元において、復元後の該アドレス帳に不存在であるが前記処理対象記憶手段の前記処理権限情報に存在するユーザ情報を調査する調査処理と、
    復元後の前記アドレス帳に不存在で前記処理権限情報に存在するユーザ情報に関して、前記アドレス帳履歴データを参照して、該アドレス帳と該処理権限情報及び該処理権限情報に対応する前記処理対象データの間で適合させる適合化処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
JP2015239797A 2015-12-09 2015-12-09 電子機器、電子機器管理方法及びプログラム Pending JP2017107345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015239797A JP2017107345A (ja) 2015-12-09 2015-12-09 電子機器、電子機器管理方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015239797A JP2017107345A (ja) 2015-12-09 2015-12-09 電子機器、電子機器管理方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017107345A true JP2017107345A (ja) 2017-06-15

Family

ID=59060750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015239797A Pending JP2017107345A (ja) 2015-12-09 2015-12-09 電子機器、電子機器管理方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017107345A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108376271A (zh) * 2018-01-18 2018-08-07 南京信息工程大学 一种基于云平台的工作台操作权限控制系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108376271A (zh) * 2018-01-18 2018-08-07 南京信息工程大学 一种基于云平台的工作台操作权限控制系统
CN108376271B (zh) * 2018-01-18 2020-12-01 南京信息工程大学 一种基于云平台的工作台操作权限控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102033801B (zh) 记录日志的信息处理设备及其控制方法
US7611050B2 (en) Image processing system including plurality of image processing apparatuses connected to network for use by plurality of users, and image processing apparatus included in the image processing system
US8040544B2 (en) Image output system having image log recording function, and log recording method in image output system
US8045197B2 (en) Data processing system, data processing apparatus, and data processing program product suited for transmitting and receiving data among a plurality of image processing apparatuses
US8037513B2 (en) Image processing system including plurality of image processing apparatuses used by plurality of users, image processing apparatus included in the image processing system
US8127177B2 (en) Apparatus and method for executing workflow
US7952736B2 (en) Received document input and output device and input and output method of received document
US20080100873A1 (en) Information processing device, image log management device, and image log management system
JP2006345318A (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
US9147135B2 (en) Image forming device, image forming method and program
US20150341507A1 (en) Accessing a service cloud from a mobile device
US8140639B2 (en) Information-processing system, method for transmitting and receiving data, image-processing apparatus suited especially for transmitting and receiving data among a plurality of image-processing apparatuses connected to network
JP6693276B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP4605108B2 (ja) ネットワークスキャナ装置およびネットワークスキャン方法
JP2017107345A (ja) 電子機器、電子機器管理方法及びプログラム
US8264718B2 (en) Image-processing apparatus, image-processing system, and method for transmitting and receiving data suited for transmitting and receiving data among a plurality of image-processing apparatuses
JP2006293833A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びにプログラム
US20110157640A1 (en) Image forming apparatus, and control method therefor
US20170264774A1 (en) Image forming device
JP2009070106A (ja) 画像形成装置、データの処理方法並びにデータの処理プログラム
US8634093B2 (en) Image processing apparatus capable of recording user information into external recording medium, and control method and recording medium therefor
US9571676B2 (en) Image forming apparatus, control method for image forming apparatus, and storage medium
JP2008201001A (ja) 印刷装置及び制御方法
JP2016066214A (ja) ログ記録装置、制御方法及びプログラム
JP2016175201A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム