JP2017104086A - 収納自立性を有する栽培育成袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】内部に育成培土を充填することで所要の口径と長さで且底部が扁平状に展開され自立性を有し、培地条件や培地環境に係らず栽培育成が可能で、且軽量化により栽培育成や収穫等が簡便安価になしえる収納自立性を有する栽培育成袋の提供する。【解決手段】合成機能フィルム材でその内部に育成培土2を充填することで所要の口径と長さで且底面に扁平状に展開される自立性底面3を有し且適宜孔径及び数の排水孔が設けられ、その内部に粒径が2mm以下の無機質物質が18乃至27容積%、見掛比重が0.01で且粒径が2mm以下の球形黒曜石パーライトが3.8乃至12容積%と、その見掛比重が0.4の有機脂料が10乃至15容積%で育成培土が充填されて栽培育成する収納自立性を有する栽培育成袋1。【選択図】図5
Description
本発明は軽量化が施された育成培土を収納させることにより、底面が扁平状で且所要径の円柱状若しくは角柱状に自立性を保持して展開される、収納自立性を有する栽培育成袋に存する。
農作物の栽培手段は、農作物の本来的育成条件とともに栽培コスト面からも有利なことから土壌栽培が主としてなされて来た。
ところで戦後の食料不足を背景として専ら米作を奨励し栽培農家も防病や防虫、気候変動への対処或いは栽培収量の多いハイブリッド化米等を積極的に導入し、収穫量の著しい増大化が実現されるに至った。
而して経済成長とともに多種多様に亘る食材、食文化の流入と、反面において核家族化、少子化及び主婦層の就労化等により家庭内食事摂取から中食化や外食化へと移行しパンやウドン、ソバ、ピッツア等はもとより更にはハンバーガーやフライドチキン、調理済加工食品等のレトルト化、ファーストフード化による食文化へと著しく変化しこれにより米飯消費は急激な減少化を迎えている。
ところで戦後の食料不足を背景として専ら米作を奨励し栽培農家も防病や防虫、気候変動への対処或いは栽培収量の多いハイブリッド化米等を積極的に導入し、収穫量の著しい増大化が実現されるに至った。
而して経済成長とともに多種多様に亘る食材、食文化の流入と、反面において核家族化、少子化及び主婦層の就労化等により家庭内食事摂取から中食化や外食化へと移行しパンやウドン、ソバ、ピッツア等はもとより更にはハンバーガーやフライドチキン、調理済加工食品等のレトルト化、ファーストフード化による食文化へと著しく変化しこれにより米飯消費は急激な減少化を迎えている。
これがため、米作主導の農業政策にも重大な支障が招来され、購入米価の引下げがかりか減反化にまで至り、これがため農業従事者の意欲喪失と相俟って後継者の転職転出に加え、農業従事者の高令化に伴い、培地の整備作業ばかりか収穫作業すら非能率化しつつある。
しかしながら農業は食料供給の源泉であり、食料自給率の更なる低下は我が国の食料事情に壊滅的結果をもたらし、而も農業者の残された所得手段たる裏作においても、旧来からの流通手段における需給変化への依存では、特段の生産所得も見込まれない。
してみれば、これからは農業生産者も市場において要請される野菜や果物等の情報を逸早く収集し、且これら野菜や果物等を、従来からの培土や培地条件に制約されることなく、且、付帯される防病や害虫防止施肥や雑草除去等の栽培管理の削減や改善と、簡便安価な収穫作業を以って栽培することが必須の要件とされている。
しかしながら農業は食料供給の源泉であり、食料自給率の更なる低下は我が国の食料事情に壊滅的結果をもたらし、而も農業者の残された所得手段たる裏作においても、旧来からの流通手段における需給変化への依存では、特段の生産所得も見込まれない。
してみれば、これからは農業生産者も市場において要請される野菜や果物等の情報を逸早く収集し、且これら野菜や果物等を、従来からの培土や培地条件に制約されることなく、且、付帯される防病や害虫防止施肥や雑草除去等の栽培管理の削減や改善と、簡便安価な収穫作業を以って栽培することが必須の要件とされている。
ところで、今日の市場において要請される野菜や果物の内特に強い要請の野菜類としては、多種に亘るミネラル類やビタミン類を含有するもものとして緑黄色野菜や、とりわけ多量且強度にミネラル類やビタミン類を含有する野菜として、人参やゴボウ、ヤマトイモ或いは大根等所謂培土深くに伸長拡大する直根類野菜が注視されるに至っている。
即ちこの事実は代表的直根類野菜としての人参について、一般的培地で成長させた人参と、根拡伸長可能な微粒且空隙性に優れた伸長根拡培地において、十分に伸長根拡させた人参との、ミネラル類及びビタミン類の較差は歴然としている。
即ちこの事実は代表的直根類野菜としての人参について、一般的培地で成長させた人参と、根拡伸長可能な微粒且空隙性に優れた伸長根拡培地において、十分に伸長根拡させた人参との、ミネラル類及びビタミン類の較差は歴然としている。
表1で明らかな如く、直根類野菜としての根拡伸長人参は、その含有するミネラル類やビタミン類が多種多量且強度に含有されてなるから、今日の食生活の中食化、外食化による主要摂取食材たるパン、麺、ソバ、パスタ、ピッツアやハンバーガー、フライドチキン或いは調理加工済食品等は、専らたん白質、脂質、炭水化物等の多量栄養素に偏在し、従って摂取されても分解消化されて栄養分として利用されず、ひたすら過剰消化に伴うメタボリックシンドロームの増長と、且多量の排便化となる。
これがため、これら多量栄養素を有効に分解消化せしめるうえから、多種多量のミネラル分やビタミン分を含む、微量栄養素の摂取に注力するうえから、厚生省においても野菜類の積極的摂取のうえから、1日350g以上の野菜摂取を奨励している。
これがため、これら多量栄養素を有効に分解消化せしめるうえから、多種多量のミネラル分やビタミン分を含む、微量栄養素の摂取に注力するうえから、厚生省においても野菜類の積極的摂取のうえから、1日350g以上の野菜摂取を奨励している。
然るに今日の食文化である食の中食化や外食化に加えてファーストフード化等においては、かかる嵩高で多重な野菜を盛り付けたり組合わせることは極めて至難とされる。
そこで発明者は微量栄養素たる多種多量に亘るミネラル分やビタミン類を含有する野菜即ち直根類野菜や緑黄色野菜とりわけ直根類野菜の根拡伸長する長さ及び径で、その内部に育成培土を充填せしめることにより底面が扁平状に展開される自立性底面を有する栽培育成袋を使用することにより、培土の土質や培地環境、地形に係りなく栽培可能なることを究明し、この栽培育成袋については既に特願2015−153686号で出願済みである。
そこで発明者は微量栄養素たる多種多量に亘るミネラル分やビタミン類を含有する野菜即ち直根類野菜や緑黄色野菜とりわけ直根類野菜の根拡伸長する長さ及び径で、その内部に育成培土を充填せしめることにより底面が扁平状に展開される自立性底面を有する栽培育成袋を使用することにより、培土の土質や培地環境、地形に係りなく栽培可能なることを究明し、この栽培育成袋については既に特願2015−153686号で出願済みである。
かくしてかかる栽培育成袋について、一般的な根菜類の育成培土を充填のうえ、通称大塚人参(品種名国分鮮紅大長)の栽培育成を試みたものの、栽培育成袋の口径が20cm長さ100cmの場合にはその自重量において略15.7kgにも及び更にその口径が25cm長さ100cmの場合は、実に24.5kgにも昇り栽培育成に際しての培土の充填、移送配位、並びに収穫時の排土や収穫にも膨大な労力を要し、高令化に加え後継者のの転職等により、農業の抱える重要な問題の解決には至っておらず、而もかかる栽培育成袋の多重化には、当然に強靭で厚肉の素地が要請されコスト的負担も莫大となる。
更に重要なことは、一般的緑黄色野菜では、培地面に育成展開される葉部や茎部或いは果菜部分を収穫するものであるから、培地中にも僅かな根拡で栽培がなされるものの、反面多種多量のミネラル類やビタミン類を含有する直根類野菜即ち人参、ゴボウ、ダイコンやヤマトイモ等は培土中に十分深く根拡伸長させて多種多量のミネラル類やビタミン類が生成されるものであるから栽培育成袋の培土に、微粒均質で軽量且空隙性を有する空隙材及び有機肥料を配合させることにより、良好な栽培育成が可能なることを究明し、本発明に至った。
更に重要なことは、一般的緑黄色野菜では、培地面に育成展開される葉部や茎部或いは果菜部分を収穫するものであるから、培地中にも僅かな根拡で栽培がなされるものの、反面多種多量のミネラル類やビタミン類を含有する直根類野菜即ち人参、ゴボウ、ダイコンやヤマトイモ等は培土中に十分深く根拡伸長させて多種多量のミネラル類やビタミン類が生成されるものであるから栽培育成袋の培土に、微粒均質で軽量且空隙性を有する空隙材及び有機肥料を配合させることにより、良好な栽培育成が可能なることを究明し、本発明に至った。
本発明は、その内部に栽培育成可能な育成培土を充填することにより、所要の口径と長さで且底部が扁平状に展開されて自立性を有し、培地条件や培地環境に係らず栽培育成が可能で、而もその軽量化により播種育苗や移植設置作業ばかりか収穫も極めて簡便安価になしえる収納自立性を有する栽培育成袋の提供にある。
上述の達成するために本発明が採用した技術的手段は、育成栽培作業に対抗しえる強力や厚さからなる合成樹脂フィルム材で所要の口径と長さで且その底面には内部に充填される育成培土により扁平状に展開される自立性底面には適宜の孔径及び数の排水孔が設けられた栽培育成袋の内容積に対し、その粒径が2.0mm以下の粗砂、細砂、微砂、粘土からなり見掛比重略1,0の無機質物質が18乃至27容積%と、且見掛比重が0.1で且その粒径が2mm以下の球形状の黒曜石パーライトからなる空隙材が3.8乃至12.0容積%、及び鶏糞と魚粉を主体とし且その見掛比重が0,4の有機肥料が10乃至15容積%で混合された育成培土が充填され育成栽培されることを特徴とする収納自立性を有する栽培育成袋に存するものである。
更に空隙材が合成繊維素材よりなり、織密度若しくは編密度が微細で、その見掛比重が略0,1程度で且その見掛表面積が10乃至12mm2に熔切破砕させたうえ、3,8乃至12,0容積%で混合された構成、及び有機肥料がバーク材からなり、その見掛比重が略0、4で且その粒径が1乃至2mmに破砕されたうえ10乃至15容積%で混合される構成に存する。加えて所要の強力と厚さを有する合成樹脂フィルム材で所要の径と且長さが60cm以内でその内部に育成培土を充填することにより底面が扁平状に展開し自立性底面が形成される栽培育成袋に、緑黄色野菜を播種若しくは育苗せしめて育成及び収穫を図る収納自立性を有する栽培育成袋に存する。
本発明は上述の如き技術的手段を用いてなるため、次の如き優れた効果を発揮する。即ち所要の強力と厚さを有する合成樹脂フィルム材で適宜の口径と長さで、その底部に育成培土が充填されることにより底部が扁平状に展開されて自立性底面を有し且底面には適宜孔径及び数の排水孔が設けられた収納自立性を有する栽培育成袋において、内部に充填される育成培土が内容積に対し粒径2mm以下の無機質土壌が26、1乃至34、2%とその粒径が2mm以下で且見掛比重が0,1の空隙材が3,8乃至11,4容積%、及び鶏糞と魚粉を主体としその見掛比重が0.4の有機脂料が10乃至15容積%割合で混合された育成培土が使用されるため、その口径20cm長さ100cmの収納自立性を有する栽培育成袋では一般的培土の充填では一袋当たり実に15,7〜16,0kgとなるが本発明育成培土ではせいぜい一袋当たり略9,5kgと略40%もの軽量化が図れ播種や育苗時の育成培土の充填作業や充填後の栽培育成袋の移動配設、或いは収穫時の育成培土の崩出等で極めて簡便且容易な作業がなしえる。
加えて重要なことは育成培土が粒径2mm以下の無機質物質が通気層を保持し実質的比重が1,0程度で略26,0乃至34,2容積%と、その粒径が2,0mm以下で且見掛比重が0,1のパーライト、若しくは合成繊維で織成若しくは編成され、且微細組織でその表面積が10乃至12mm2に熔切された空隙材が3,8乃至11,4容積%で混合され、更に見掛比重が略0,4で微粉体からなる鶏糞、魚粉を主体とし、若しくはバークを粒径1,0乃至2,0mmに破砕した有機肥料が、10乃至15容積%割合で混合されてなるから栽培育成袋内に充填された育成培土がその表面から底面に至るまで全体が硬度の低い作土状態を保持し、団粒化により通気性通水性が良好に保持されるとともに、とりわけ直根類野菜では容易に育成培土深くまで根拡伸長し高い収穫性が実現できる。
そして本発明では収穫時には栽培育成袋を横転させるのみで育成培土も排出され収穫物も容易に引抜き収穫できるはもとより次なる栽培に際しては所要の育成培土を充填させたうえ播種や育苗のうえ栽培育成するものであるから、育成培土の地力低下や連作障害等も皆無である。
そしてかかる収納自立性を有する栽培育成袋での栽培育成に際しても当然に加水がなされるもので、この加水量は育成野菜が育成できる最低水分率即ち萎凋点としては略15%割合の水分が必要とされ、反面過剰水分率として圃場容水量で35%とされている。従って育成中の栽培育成袋には、無機質物質と有機脂料容積割合分に更に比重1,00水量等が付加されることとなるが、幸い本発明栽培育成袋は底部に扁平状の自立性底面が形状されてなるため、特段の問題もなく使用できる。
そしてかかる収納自立性を有する栽培育成袋での栽培育成に際しても当然に加水がなされるもので、この加水量は育成野菜が育成できる最低水分率即ち萎凋点としては略15%割合の水分が必要とされ、反面過剰水分率として圃場容水量で35%とされている。従って育成中の栽培育成袋には、無機質物質と有機脂料容積割合分に更に比重1,00水量等が付加されることとなるが、幸い本発明栽培育成袋は底部に扁平状の自立性底面が形状されてなるため、特段の問題もなく使用できる。
以下に本発明の実施の形態を図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の収納自立性を有する栽培育成袋1の説明図であって、本発明においては主として多種多量のミネラル類やビタミン類を含有する直根類野菜即ち人参やゴボウ、ダイコンやヤマトイモ等や緑黄色野菜を、培地条件や栽培環境に制約されることなく適宜の培地条件や環境でも可能な如く、その内部に育成培土2を充填することにより、その底面が扁平状に展開して自立性底面3が形成される構成からなるとともに、該自立性底面3には水分を適宜に保持排出しえるよう適宜の孔径と数の排水孔4も形成されている。
そして収納自自立性を有する栽培育成袋1において図示する1Aは育成培土2中に直根状野菜5を根拡伸長せしむるもので人参やゴボウ、ダイコン或いはヤマトイモ等の栽培においては、その内径は略20乃至25cm程度で、且その長さは略80乃至120cm程度で形成される。
反面緑黄色野菜の栽培に際しては、主として培土2の表面に葉柄類や野菜類を育成させ収穫するものであるから根拡伸長は僅かで且育成収積面の大きな物が好適であり、従って図1の1Bに示す如くその口径としては略30乃至40cm程度で且その長さとしても略30乃至40cm程度が提案される。
そして収納自自立性を有する栽培育成袋1において図示する1Aは育成培土2中に直根状野菜5を根拡伸長せしむるもので人参やゴボウ、ダイコン或いはヤマトイモ等の栽培においては、その内径は略20乃至25cm程度で、且その長さは略80乃至120cm程度で形成される。
反面緑黄色野菜の栽培に際しては、主として培土2の表面に葉柄類や野菜類を育成させ収穫するものであるから根拡伸長は僅かで且育成収積面の大きな物が好適であり、従って図1の1Bに示す如くその口径としては略30乃至40cm程度で且その長さとしても略30乃至40cm程度が提案される。
図2は、直根類野菜を育成栽培させる収納自立性を有する栽培育成袋1A内に充填される育成培土2の充填状態説明図であって、該育成培土2は直根類野菜や緑黄色野菜と良好な育成を図るうえから、根拡伸長を阻害せぬよう微細且多量の根拡伸長空隙が形成されるよう、その粒径が2mm以下の粗砂、細砂、微砂及び粘土からなり、且その見掛上の比重は略1,0の物である。
ところで農作物の一般的栽培における土壌条件としては、土壌の三相組成により、無機質物質38容積%と有機物資12容積%に、土壌溶液15乃至35%容積並びに土壌空気15乃至35%容積とされている。
ところで農作物の一般的栽培における土壌条件としては、土壌の三相組成により、無機質物質38容積%と有機物資12容積%に、土壌溶液15乃至35%容積並びに土壌空気15乃至35%容積とされている。
してみると収納自立性を有する栽培育成袋1A内には、その間隙内に含有されていても育成培土2としてはその見掛比重が略1,0の無機質物質2Aが略38容積%と、有機物質2Cが略12容積%に充填されるため、収納自立性を有する栽培育成袋1Aが口径20cm長さ100cmの場合でもその充填重量は略15、6乃至16、0kgにも昇るとともに、育成のための配設数も前後左右に20cmの採光間隔を場合では坪当たり略25袋、1反歩当り略7500袋に及び播種や育苗時における育成培土2の充填作業を初め播種育苗後の培地や育成環境に合せて移送配設と、且収穫時には充填された育成培土2を倒壊排出除去させること等から、極めて多大且長時に亘る労働力が要請され、農業労働者の高令化とも相俟って、実用使用には問題を抱える。
これがためには軽量化は不可欠要因となるばかりか、該収穫自立性を有する栽培育成袋1内には育成培土2が高さ方向に充填積層されるため、育成培土2の重圧により床層硬度も増大し気相も減縮されて、育成促進に寄与する柔らかい作土層も僅かとなる。
これがためには軽量化は不可欠要因となるばかりか、該収穫自立性を有する栽培育成袋1内には育成培土2が高さ方向に充填積層されるため、育成培土2の重圧により床層硬度も増大し気相も減縮されて、育成促進に寄与する柔らかい作土層も僅かとなる。
そこで育成培土2の充填量の内、無機質物質2Aの減量化即ち無機質物質2Aとしては26,1乃至34,2容積%割合とし、且その粒径が2,0mm以下で且見掛比重が0,1の黒曜石を発泡成形させたパーライトからなる空隙材2Bを3,8乃至11,9容積%で混合させている。
加えてかかる空隙材2Bの混合は、減量化の一因はもとより球形状で且見掛比重も0,1であるから、充填積層された育成培土2の重圧状態においても遊動性を保持し、全体的に柔らかな作土層状の形成と、而も根拡伸長する伸長根の伸長も容易とするものである。
更に育成培土2には、有機質物質として育成する農作物の成長を促進させる栄養素として、鶏糞や魚粉及び糖からなり、且その比重が0,4若しくは更に低比重の有機肥料2Cが略12容積%割合で混合されてなるものである。
加えてかかる空隙材2Bの混合は、減量化の一因はもとより球形状で且見掛比重も0,1であるから、充填積層された育成培土2の重圧状態においても遊動性を保持し、全体的に柔らかな作土層状の形成と、而も根拡伸長する伸長根の伸長も容易とするものである。
更に育成培土2には、有機質物質として育成する農作物の成長を促進させる栄養素として、鶏糞や魚粉及び糖からなり、且その比重が0,4若しくは更に低比重の有機肥料2Cが略12容積%割合で混合されてなるものである。
そして図3には他の空隙材2として、合成繊維素材3Bを用いて好ましくはその織目合若しくは編目合30Bが0,2mm以下で而もその表面積が10乃至12mm2に熔切31Bされてなる空隙材2Bも利用できる。
かかる場合の空隙材2Bの形成に熔切31Bを用いるのは、織成若しくは編成された合成繊維素材のホツレを熔着防止させることにある。
かかる場合の空隙材2Bの形成に熔切31Bを用いるのは、織成若しくは編成された合成繊維素材のホツレを熔着防止させることにある。
図4は鶏糞魚粉及び糖からなる有機肥料2Cに代わって樹皮材よりなるバーク3Cの説明図であって、バークは通常観葉植物等に装飾効果と且肥料効果を付与するうえから用いられるものであるが本発明においては育成培土2を構成する無機質物質2Aの粒径若しくはそれより微細、即ち粒径において2mm以下に破砕させた破砕バーク30Cが使用される。
図5においては収納自立性を有する育成袋1内には所要量の育成培土2を充填のうえ、直根類野菜とされる大塚人参5を育成させた状態が示されてなるもので、当然に該収納自立性を有する育成袋1には育成のための加水がなされるものであって、育成培土2内の水分量はその育成袋1の内容積において萎凋点以上即ち15容積%以上であり、且過剰水分量は35容積%以下即ち圃場容水量にあるから、育成栽培中においては該収納性を有する育成袋1には、加水重量として口径が20cm袋長100cmの場合は略4,7kg乃至10,9kgが付加される。
従って収納性を有する育成袋1の形成には育成培土2の重量及び加水重量に対抗しえる強力と厚さの合成樹脂フィルム材6の使用が望まれる。
従って収納性を有する育成袋1の形成には育成培土2の重量及び加水重量に対抗しえる強力と厚さの合成樹脂フィルム材6の使用が望まれる。
1 収納自立性を有する栽培育成袋
1A 直根類野菜用収納自立性を有する栽培育成袋
1B 緑黄色野菜用収納自立性を有する栽培育成袋
2 育成培土
2A 無機質物質
2B 空隙材
2C 有機肥料
3B 合成繊維素材
30B 織目合若しくは編目合
31B 熔切
3C バーク
30C 破砕バーク
3 自立性底面
4 排水孔
5 大塚人参
6 栽培育成袋形成フィルム
1A 直根類野菜用収納自立性を有する栽培育成袋
1B 緑黄色野菜用収納自立性を有する栽培育成袋
2 育成培土
2A 無機質物質
2B 空隙材
2C 有機肥料
3B 合成繊維素材
30B 織目合若しくは編目合
31B 熔切
3C バーク
30C 破砕バーク
3 自立性底面
4 排水孔
5 大塚人参
6 栽培育成袋形成フィルム
Claims (3)
- 合成樹脂フィルム材で、その内部に充填される育成培土により所要の口径と長さで、その底面に扁平状に展開される自立性底面と該自立性底面や適宜の孔径と数の排水孔が形成された収納自立性を有する栽培育成袋の内部に、その粒径が2.0mm以下で見掛比重が略1.0の無機質物質が18乃至27容積%と、その粒径が2.0mm以下で球形状の黒曜石パーライトからなる空隙材が3.8乃至12.0容積%、及び鶏糞と魚粉及び糖からなり、見掛比重が略0.4の有機肥料が10乃至15容積%割合で混合された育成培土が充填され栽培育成される、収納自立性を有する栽培育成袋。
- 空隙材が合成繊維素材を用い、その織密度若しくは編密度が微細でその見掛比重が略0.1程度で、且見掛表面積が10乃至12mm2に、熔切破砕されてなる請求項1記載の収納自立性を有する栽培育成袋。
- 有機肥料が樹皮バーク材からなり、その見掛比重が略0.4で且その粒径が1乃至2mmに破砕されてなる栽培育成袋。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113048570A (zh) * | 2019-12-27 | 2021-06-29 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 空调器及其控制方法 |
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2015
- 2015-12-07 JP JP2015252561A patent/JP2017104086A/ja active Pending
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
CN113048570A (zh) * | 2019-12-27 | 2021-06-29 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 空调器及其控制方法 |
CN113048570B (zh) * | 2019-12-27 | 2022-05-20 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 空调器及其控制方法 |
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