JP2017102582A - 減圧弁 - Google Patents

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JP2017102582A JP2015233704A JP2015233704A JP2017102582A JP 2017102582 A JP2017102582 A JP 2017102582A JP 2015233704 A JP2015233704 A JP 2015233704A JP 2015233704 A JP2015233704 A JP 2015233704A JP 2017102582 A JP2017102582 A JP 2017102582A
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Katsuyuki Hata
勝之 畑
小林 昌弘
Masahiro Kobayashi
昌弘 小林
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Abstract

【課題】ロッドの摺動部におけるシール部材の破損を防止し、シール機能を確保すること。【解決手段】減圧弁1は、ハウジング2と、ハウジング2の両端に設けた入口4及び出口6と、ハウジング2内を軸方向へ移動可能なピストン9と、ピストン9から入口4側へ向けて軸方向に伸びるロッド9aと、ハウジング2にてロッド9aが摺動するロッド摺動部11と、ロッド9aの先端に設けた弁体12と、ハウジング2にて弁体12が着座可能な弁座13と、弁座13の下流側にて弁体12の周りに形成した弁室14と、ピストン9の下流側にてハウジング2との間に設けられ、出口6に連通する調圧室17と、弁室14から調圧室17へ流体を流すロッド9aとピストン9に設けた流路9bと、弁体12が弁座13から離間する方向へピストン9及びロッド9aを付勢するスプリング21と、ロッド摺動部11に設けたシール部材22とを備える。シール部材22より上流側には、ロッド摺動部11の隙間を絞るためのウェアリング31が設けられる。【選択図】 図1

Description

この発明は、高圧ガス等の高圧流体を減圧するために使用される減圧弁に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される高圧レギュレータが知られている。図7に断面図に示すように、この高圧レギュレータ61は、ハウジング62と、ハウジング62の軸方向一端と他端に設けられた入口63及び出口64と、ハウジング62内を軸方向に移動可能に設けられたピストン65と、ピストン65から入口63側へ向けて軸方向に伸びるロッド65aと、ハウジング62に設けられ、ハウジング62に対してロッド65aが摺動する摺動部66と、ロッド65aの先端に設けられた弁体67と、ハウジング62にて弁体67が着座可能に設けられた弁座68と、弁座68の下流側にて弁体67の周りに形成された弁室69と、弁室69からピストン65の下流側へ流体を流すためにロッド65aとピストン65に設けられた流路65bと、弁体67が弁座68から離間する方向へピストン65及びロッド65aを付勢するスプリング70と、ピストン65の下流側にてハウジング62との間に設けられた調圧室71と、摺動部66に設けられたシール部材72とを備える。このシール部材72は、弁室69より下流であって調圧室71より上流に配置される。この高圧レギュレータ61は、入口63から導入される高圧の流体(例えば、水素ガス)を、弁体67と弁座68との間、流路65bを介して調圧室71に流し、調圧室71における流体の圧力とスプリング70の付勢力とのバランスにより減圧して出口64から導出するようになっている。
特表2010−533268号公報
ところが、特許文献1に記載される高圧レギュレータ61では、例えば、入口63から弁室69に高圧の流体が急激に流入した場合、その流体の圧力が摺動部66にも印加されることがある。この場合、シール部材72にも急激に高圧が作用することになり、シール部材72が変形、破損し、そのシール機能が損なわれるおそれがある。シール機能が損なわれると、流体の一部が外部へ漏れるおそれがある。ここで、流体の種類によっては、流体の漏れが問題になる場合があるので、シール部材72のシール機能を確保することは重要な課題となる。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ロッドの摺動部におけるシール部材の破損を防止し、シール機能を確保するようにした減圧弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングと、ハウジングの軸方向一端部と他端部に設けられた入口及び出口と、ハウジング内を軸方向へ移動可能に設けられたピストンと、ピストンから入口の側へ向けて軸方向に伸びるロッドと、ハウジングに対してロッドが摺動するロッド摺動部と、ロッドの先端に設けられた弁体と、ハウジングにて弁体が着座可能に設けられた弁座と、弁座の下流側にて弁体の周りに形成された弁室と、ピストンの下流側にてハウジングとの間に設けられ、出口に連通する調圧室と、弁室から調圧室へ流体を流すためにロッドとピストンに設けられた流路と、弁体が弁座から離間する方向へピストン及びロッドを付勢するスプリングと、ロッド摺動部に設けられたシール部材とを備え、入口から導入される流体を、弁体と弁座との間、流路を介して調圧室に流し、調圧室における流体の圧力とスプリングの付勢力とのバランスにより減圧して出口から導出するようにした減圧弁において、シール部材より上流側に位置し、ロッド摺動部の隙間を絞るための絞り手段を備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、シール部材より上流側にてロッド摺動部の隙間が絞り手段により絞られるので、入口から弁室に高圧の流体が急激に流入し、その流体の圧力がロッド摺動部に印加しても、絞り手段より下流側に位置するシール部材での圧力上昇が緩和される。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、絞り手段は、ロッドの外周に設けられたウェアリングを含むことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、シール部材より上流側にてロッド摺動部の隙間がウェアリングにより絞られるので、入口から弁室に高圧の流体が急激に流入し、その流体の圧力がロッド摺動部に印加しても、ウェアリングより下流側に位置するシール部材での圧力上昇が緩和される。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、絞り手段は、ロッドの外周に形成されたフランジを含むことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、シール部材より上流側にてロッド摺動部の隙間がフランジにより絞られるので、入口から弁室に高圧の流体が急激に流入し、その流体の圧力がロッド摺動部に印加しても、フランジより下流側に位置するシール部材での圧力上昇が緩和される。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、絞り手段は、ロッドの外周に設けられたウェアリングと、ウェアリングより下流側に位置し、ロッドの外周に形成されたフランジとを含むことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、シール部材より上流側にてロッド摺動部の隙間がウェアリングとフランジにより二段階に絞られるので、入口から弁室に高圧の流体が急激に流入し、その流体の圧力がロッド摺動部に印加しても、フランジより下流側に位置するシール部材での圧力上昇がウェアリングとフランジにより二段階に緩和される。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、ハウジングに対してピストンが摺動するピストン摺動部と、ピストン摺動部に設けられた第2のシール部材と、第2のシール部材より下流側に位置し、ピストン摺動部の隙間を絞るための第2の絞り手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の作用に加え、第2のシール部材より下流側にてピストン摺動部の隙間が第2の絞り手段により絞られるので、調圧室に高圧の流体が急激に流入し、その流体の圧力がピストン摺動部に印加しても、第2の絞り手段より上流側に位置する第2のシール部材での圧力上昇が緩和される。
請求項1に記載の発明によれば、ロッドの摺動部におけるシール部材の破損を防止することができ、そのシール機能を確保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ロッドの摺動部におけるシール部材の破損を防止することができ、そのシール機能を確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ロッドの摺動部におけるシール部材の破損を防止することができ、そのシール機能を確保することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ロッドの摺動部におけるシール部材の破損をより確かに防止することができ、同シール部材のシール機能を確保することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、ピストン摺動部における第2のシール部材の破損を防止することができ、そのシール機能を確保することができる。
第1実施形態に係り、減圧弁を示す断面図。 第1実施形態に係り、ウェアリングを示す斜視図。 第1実施形態に係り、減圧弁の弁室に突入圧が印加されたときの各部の圧力変化を示すグラフ。 第2実施形態に係り、減圧弁を示す断面図。 第3実施形態に係り、減圧弁を示す断面図。 別の実施形態に係り、ウェアリングを示す斜視図。 従来例に係り、減圧弁を示す断面図。
<第1実施形態>
以下、本発明における減圧弁を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態の減圧弁1を断面図により示す。この減圧弁1は、ハウジング2を備える。ハウジング2は、金属製の本体ケース3と、ハウジング2の軸方向一端部(図1の下端)に配置され、入口4を有する金属製の入口側ケース5と、ハウジング2の軸方向他端部(図1の上端)に配置され、出口6を有する金属製の出口側ケース7とを含む。入口側ケース5と出口側ケース7は、それぞれボルト8により本体ケース3に締付けて固定される。
本体ケース3は中空状のシリンダとなっており、内部には軸方向へ移動可能な金属製のピストン9が設けられる。ピストン9の軸方向一端側(図1の下側)には、入口4の側へ向けて軸方向に伸びるロッド9aが一体に形成される。このロッド9aは、基端部よりも先端部で外径が小さく形成される。本体ケース3には、同ケース3に対してピストン9の外周が摺動するピストン摺動部10(図1にて鎖線楕円で囲まれた部分。)と、本体ケース3に対してロッド9aの外周が摺動するロッド摺動部11(図1にて鎖線楕円で囲まれた部分。)とが設けられる。
ロッド9aの先端には、先端へ向けて収束する形状を有する弁体12が設けられる。この弁体12に対応して、本体ケース3と入口側ケース5との間には、弁体12の先端部が着座可能(閉弁可能)な弁座13が、両ケース3,5に挟まれて設けられる。弁座13は中心に弁孔を有するリング形状をなし、両ケース3,5とは別体に樹脂により形成される。本体ケース3にて、弁座13の上流側であって弁体12の周りには、弁室14が形成される。
入口側ケース5には、入口4に通じる入口側流路5aが形成される、この入口側流路5aの入口4とは反対側には、流路径が段階的に変わる段部5bが形成される。この段部5bには、流体中の異物を捕捉するための金属メッシュ製のフィルタ15と、そのフィルタ15を抑えるための金属製のブッシュ16とが配置される。ブッシュ16は、フィルタ15と弁座13との間に挟まれて配置される。弁座13が本体ケース3と入口側ケース5との間に挟まれることで、フィルタ15がブッシュ16を介して段部5bに押し付けられる。
ピストン9の下流側(図1の上側)にてピストン9と出口側ケース7との間には、調圧室17が設けられる。また、本体ケース3の中空部であって、ピストン9の上流側(図1の下側)には、大気に連通する大気室18が設けられる。本体ケース3の外周には、大気室18を大気に連通させる空気孔3aが形成される。この空気孔3aには、フィルタ部材19が組み付けられる。出口側ケース7には、出口6に通じる出口側流路7aが形成される。調圧室17は、この出口側流路7aを介して出口6に連通する。また、出口側ケース7には、リリーフ弁20が設けられる。このリリーフ弁20は、調圧室17の圧力が過剰に増大したとき、その圧力を外部へ逃がすように構成される。リリーフ弁20の入口は、通路7bを介して出口側流路7aに連通する。
弁室14から調圧室17へ向けて流体を流すために、ロッド9aとピストン9の中心には、ピストン流路9bが形成される。このピストン流路9bは、弁体12の近傍にて、複数の孔を介して弁室14に連通する。本体ケース3の大気室18には、弁体12が弁座13から離間する方向へピストン9及びロッド9aを付勢するためのスプリング21が設けられる。
そして、ロッド摺動部11にて、ロッド9aの外周には、第1のリップシール22が設けられる。このリップシール22は、断面V字形状に形成され、ロッド9aの外周に形成された周溝9cに組み付けられる。第1のリップシール22は、ゴムより形成され、本発明のシール部材に相当する。一方、ピストン摺動部10にて、ピストン9の外周には、第2のリップシール23が設けられる。このリップシール23は、ピストン9の外周に形成された周溝9dに組み付けられる。第2のリップシール23は、ゴムより形成され、本発明の第2のシール部材に相当する。
このように構成された減圧弁1は、入口4から導入される流体を、弁体12と弁座13との間、ピストン流路9bを介して調圧室17に流し、調圧室17における流体の圧力とスプリング21の付勢力とのバランスにより減圧して出口6から導出するようなっている。
ここで、ロッド摺動部11にて、第1のリップシール22より上流のロッド9aの外周には、その摺動部11の隙間を絞るための第1のウェアリング31が設けられる。第1のウェアリング31は、C形リングであり、ロッド9aの外周に形成された周溝9eに組み付けられる。第1のウェアリング31は、本発明の絞り手段の一例に相当する。図2に、このウェアリング31を斜視図により示す。図2に示すように、このウェアリング31の切れ目31aは、両端面が斜めに切断されて対向している。
また、ピストン摺動部10にて、第2のリップシール23より下流のピストン9の外周には、その摺動部10の隙間を絞るための第2のウェアリング32が設けられる。このウェアリング32は、C形リングであり、ピストン9の外周に形成された周溝9fに組み付けられる。このウェアリング32も、図2に示す形状に準ずる。第2のウェアリング32は、本発明の第2の絞り手段の一例に相当する。
以上説明したこの実施形態の減圧弁1によれば、入口4から導入される流体は、弁体12と弁座13との間、ピストン流路9bを介して調圧室17に流れ、調圧室17における流体の圧力とスプリング21の付勢力とのバランスにより減圧されて出口6から導出される。ここで、第1のリップシール22より上流側にてロッド摺動部11の隙間が第1のウェアリング31により絞られるので、入口4から弁室14に高圧の流体が急激に流入し、その流体の圧力(突入圧)がロッド摺動部11に印加しても、第1のウェアリング31より下流側に位置する第1のリップシール22での圧力上昇が緩和される。ここで、図2に示すように、第1のウェアリング31は、切れ目31aを有するが、その切れ目31aの両端が斜めにカットされて対向している。このため、第1のウェアリング31より上流側(図1の下側)に高圧の流体が作用したとき、同ウェアリング31が変形することで、その切れ目31aが接続されて閉塞するので、切れ目31aからの流体の漏れが抑えられる。すなわち、ロッド摺動部11には、このウェアリング31がラビリンス構造的に機能して流体の通過が規制されるのである。このため、ロッド摺動部11における第1のリップシール22の破損を防止することができ、そのシール機能を確保することができる。この結果、減圧弁1から外部への流体の漏れを未然に防止することができる。例えば、この減圧弁1が、水素ガスの供給装置で使用された場合、減圧弁1からの水素ガスの漏れを未然に防止することができる。
図3に、減圧弁1の弁室14に突入圧が印加されたときの各部の圧力変化をグラフにより示す。図3において、「P1」は、入口4の圧力(入口圧力)を示し、「P2」は、第1のウェアリング31が有る場合の第1のリップシール22に作用する圧力(シール圧力)を示し、「P3」は、調圧室17の圧力(調圧室圧力)を示し、「P4」は、第1のウェアリング31が無い場合の第1のリップシール22に作用する圧力(対比シール圧力)を示す。この図3に示すように、入口圧力P1が突入圧により急上昇したとき、シール圧力P2は少し遅れて調圧室圧力P3よりも上昇するが、その上昇程度は、対比シール圧力P4の半分程度に抑えられることがわかる。これは、第1のリップシール22より上流側(図3の下側)にて、ロッド摺動部11の隙間が第1のウェアリング31により絞られ、第1のリップシール22へ流れる流体が少なくなり、シール圧力P2の上昇が遅れることによるものである。その間に、調圧室圧力P3が所定の調圧値になると、ピストン9が移動し弁体12が弁座13に着座して閉弁されるので、シール圧力P2と調圧室圧力P3が動圧となり、シール圧力P2の圧力上昇が抑えられる。
また、この実施形態では、第2のリップシール23より下流側(図1の上側)にてピストン摺動部10の隙間が第2のウェアリング32により絞られるので、調圧室17に高圧の流体が急激に流入し、その流体の圧力がピストン摺動部10に印加(突入圧)しても、第2のウェアリング32より上流側(図1の下側)に位置する第2のリップシール23での圧力上昇が緩和される。このため、ピストンの摺動部10における第2のリップシール23の破損を防止することができ、そのシール機能を確保することができる。この意味でも、減圧弁1から外部への流体の漏れを未然に防止することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明における減圧弁を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、以下では異なった点を中心に説明する。
図4に、この実施形態の減圧弁41を断面図により示す。この実施形態の減圧弁41は、主としてロッド9aに係る構成の点で第1実施形態の減圧弁1と構成が異なる。この実施形態の減圧弁41は、ロッド9aが基端部から先端部まで略同じ外径で形成される。そして、この実施形態で、本発明のロッド摺動部11における絞り手段が、第1のウェアリング31と、同リング31より下流側に位置し、ロッド9aの外周に形成されたフランジ9gとを含む。フランジ9gは、第1のリップシール22の近傍に配置される。このフランジ9gも、ロッド摺動部11の隙間を絞るようにラビリンス構造的に機能して流体の流通を規制するようになっている。
従って、この実施形態によれば、第1のリップシール22より上流側(図4の下側)にてロッド摺動部11の隙間が、第1のウェアリング31とフランジ9gにより二段階に絞られるので、入口4から弁室14に高圧の流体が急激に流入し、その流体の圧力がロッド摺動部11に印加(突入圧)しても、第1のリップシール22での圧力上昇が第1のウェアリング31とフランジ9gにより二段階に緩和される。このため、ロッド摺動部11における第1のリップシール22の破損をより確かに防止することができ、同リップシール22のシール機能を確保することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明における減圧弁を具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図5に、この実施形態の減圧弁42を断面図により示す。この実施形態の減圧弁42は、第1のウェアリング31が省略された点で第2実施形態の減圧弁41と構成が異なる。
従って、この実施形態によれば、第1のウェアリング31はないものの、第1のリップシール22より上流側(図5の下側)にてロッド摺動部11の隙間がフランジ9gにより絞られる。これにより、入口4から弁室14に高圧の流体が急激に流入し、その流体の圧力がロッド摺動部11に印加(突入圧)しても、フランジ9gより下流側(図5の上側)に位置する第1のリップシール22での圧力上昇が緩和される。このため、ロッド摺動部11における第1のリップシール22の破損を防止することができ、同リップシール22のシール機能を確保することができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
(1)前記第1及び第2の実施形態では、第1及び第2のウェアリング31,32の切れ目31a,32aを、両端面が斜めに切断されて対向するように形成した。これに対し、図6に斜視図で示すように、第1及び第2のウェアリング31,32の切れ目31b,32bを、両端面が階段状に切断されて対向するように形成することもできる。
(2)前記各実施形態では、シール部材として第1及び第2のリップシール22,23を設けたが、シール部材はリップシールに限られるものではなく、摺動部のシール性を確保できる部材であればよい。
(3)前記各実施形態では、ピストン9とロッド9aを一体に形成したが、これらを別体に形成して互いに結合させてもよい。
(4)前記各実施形態では、ロッド9aと弁体12を別体に形成したが、ロッド9aと弁体12を一体に形成してもよい。
この発明は、高圧ガス等の高圧流体を減圧して供給するための流体供給装置に利用することができる。例えば、燃料電池へ水素ガスを供給するための水素供給装置に利用することができる。
1 減圧弁
2 ハウジング
4 入口
6 出口
9 ピストン
9a ロッド
9b ピストン流路
10 ピストン摺動部
11 ロッド摺動部
12 弁体
13 弁座
14 弁室
17 調圧室
21 スプリング
22 第1のリップシール(シール部材)
23 第2のリップシール(第2のシール部材)
31 第1のウェアリング(絞り手段)
32 第2のウェアリング(第2の絞り手段)

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングの軸方向一端部と他端部に設けられた入口及び出口と、
    前記ハウジング内を軸方向へ移動可能に設けられたピストンと、
    前記ピストンから前記入口の側へ向けて軸方向に伸びるロッドと、
    前記ハウジングに対して前記ロッドが摺動するロッド摺動部と、
    前記ロッドの先端に設けられた弁体と、
    前記ハウジングにて前記弁体が着座可能に設けられた弁座と、
    前記弁座の下流側にて前記弁体の周りに形成された弁室と、
    前記ピストンの下流側にて前記ハウジングとの間に設けられ、前記出口に連通する調圧室と、
    前記弁室から前記調圧室へ流体を流すために前記ロッドと前記ピストンに設けられた流路と、
    前記弁体が前記弁座から離間する方向へ前記ピストン及び前記ロッドを付勢するスプリングと、
    前記ロッド摺動部に設けられたシール部材と
    を備え、前記入口から導入される流体を、前記弁体と前記弁座との間、前記流路を介して前記調圧室に流し、前記調圧室における前記流体の圧力と前記スプリングの付勢力とのバランスにより減圧して前記出口から導出するようにした減圧弁において、
    前記シール部材より上流側に位置し、前記ロッド摺動部の隙間を絞るための絞り手段を備えたことを特徴とする減圧弁。
  2. 前記絞り手段は、前記ロッドの外周に設けられたウェアリングを含むことを特徴とする請求項1に記載の減圧弁。
  3. 前記絞り手段は、前記ロッドの外周に形成されたフランジを含むことを特徴とする請求項1に記載の減圧弁。
  4. 前記絞り手段は、前記ロッドの外周に設けられたウェアリングと、前記ウェアリングより下流側に位置し、前記ロッドの外周に形成されたフランジとを含むことを特徴とする請求項1に記載の減圧弁。
  5. 前記ハウジングに対して前記ピストンが摺動するピストン摺動部と、
    前記ピストン摺動部に設けられた第2のシール部材と、
    前記第2のシール部材より下流側に位置し、前記ピストン摺動部の隙間を絞るための第2の絞り手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の減圧弁。
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