JP2017102381A - 顕微鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】目的に応じた3D画像データを取得する。
【解決手段】光路上に挿入された標本Sの像を結像する開口数可変の顕微鏡2と、標本Sを撮像し、画像データに変換する撮像素子19と、3D画像データの取得目的を入力する目的入力部7と、顕微鏡2の開口数および撮像素子19のサンプリングピッチを認識する認識部23と、認識部23により認識した顕微鏡2の開口数および撮像素子19のサンプリングピッチから、顕微鏡分解能の値および撮像素子分解能の値を算出する分解能算出部24と、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが等しくなるように、目的入力部7により入力された3D画像データの取得目的に応じて、顕微鏡2の開口数および撮像素子19のサンプリングピッチの少なくとも一方を制御する分解能制御部26,27とを備える顕微鏡システム1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡システムに関するものである。
従来、凹凸のある標本を観察する方法として、観察対象の全焦点画像、3次元形状データ、および3次元画像(以下、総称して3D画像データという。)を得ることのできる装置が提案されている(例えば、特許文献1から特許文献3参照。)。
特開2001−208974号公報 米国特許第9077901号明細書 特開2010−117229号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、焦点深度の深さが標本高さとなるように光学系の開口を絞るため、解像度が著しく低下する場合がある。
特許文献2に記載の方法では、異なる焦点距離のマイクロレンズアレイが配置された撮像素子を用いているので、特殊なマイクロレンズが必要となりシステムが複雑である。
さらに、特許文献3に記載の方法では、3D画像データを得るために、対物レンズの焦点位置を標本の高さ方向へ所定距離ずつ移動させて複数の画像データを取得しており、画像データの取得枚数が増えると、その取得時間および3D画像データの処理時間が増大するという不都合がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、目的に応じた3D画像データを取得することができる顕微鏡システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、光路上に挿入された標本の像を結像する開口数可変の顕微鏡と、前記標本を撮像し、画像データに変換する撮像素子と、3D画像データの取得目的を入力する目的入力部と、前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチを認識する認識部と、前記認識部により認識した前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチから、顕微鏡分解能の値および撮像素子分解能の値を算出する分解能算出部と、該分解能算出部により算出された前記顕微鏡分解能の値と前記撮像素子分解能の値とが等しくなるように、前記目的入力部により入力された3D画像データの前記取得目的に応じて、前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチの少なくとも一方を制御する分解能制御部とを備える顕微鏡システムを提供する。
本態様によれば、標本を顕微鏡の光路上に配置すると、顕微鏡によって標本の像が結像され撮像素子によって撮像されることにより画像データが取得される。一方、認識部により顕微鏡の開口数および撮像素子のサンプリングピッチが認識され、認識された開口数およびサンプリングピッチに基づいて分解能算出部により顕微鏡分解能の値および撮像素子分解能の値が算出される。
目的入力部により、3D画像データの取得目的が入力されると、分解能制御部が、入力された取得目的に応じて、顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが等しくなるように、顕微鏡の開口数および撮像素子のサンプリングピッチの少なくとも一方が制御される。これにより、顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが揃えられるので、取得目的を達成するための無駄の少ない顕微鏡システムに設定することができる。
上記態様においては、前記分解能制御部は、前記取得目的が3D画像データを高速に取得することである場合に、前記顕微鏡分解能の値が前記撮像素子分解能の値より小さい場合には、前記顕微鏡の開口数を小さくするように制御し、前記顕微鏡分解能の値が前記撮像素子分解能の値より大きい場合には、前記撮像素子のサンプリングピッチを大きくするように制御してもよい。
このようにすることで、顕微鏡分解能の値が撮像素子分解能の値より小さい場合には、顕微鏡の開口数を制御して焦点深度を大きくして、顕微鏡分解能を低くすることにより、低い方の撮像素子分解能によって規定される分解能の3D画像データを得ることができるとともに、顕微鏡の開口数を小さくした分だけ、焦点深度方向の画像の取得枚数を減らして高速取得の目的を達成することができる。
一方、顕微鏡分解能の値が撮像素子分解能の値より大きい場合には、撮像素子のサンプリングピッチを制御してフレームレートを上げることにより、低い方の顕微鏡分解能によって規定される分解能の3D画像データを得ることができるとともに、サンプリングピッチを大きくした分だけ、焦点深度に直交する方向のサンプリング数を減らして高速取得の目的を達成することができる。
また、上記態様においては、前記分解能制御部は、前記取得目的が3D画像データを高精度に取得することである場合に、前記顕微鏡分解能の値が前記撮像素子分解能の値より小さい場合には、前記撮像素子のサンプリングピッチを小さくするように制御し、前記顕微鏡分解能の値が前記撮像素子分解能の値より大きい場合には、前記顕微鏡の開口数を大きくするように制御してもよい。
このようにすることで、顕微鏡分解能の値が撮像素子分解能の値より小さい場合には、撮像素子のサンプリングピッチを小さくすることにより、高い方の顕微鏡分解能によって規定される分解能の3D画像データを得ることができるとともに、サンプリングピッチを小さくした分だけ、焦点深度に直交する方向のサンプリング数を増やして高解像度取得の目的を達成することができる。
一方、顕微鏡分解能の値が撮像素子分解能の値より大きい場合には、顕微鏡の開口数を制御して焦点深度を小さくして、顕微鏡分解能を高くすることにより、高い方の撮像素子分解能によって規定される分解能の3D画像データを得ることができるとともに、顕微鏡の開口数を大きくした分だけ、焦点深度方向の画像の取得枚数を増やして、高解像度取得の目的を達成することができる。
また、上記態様においては、前記画像データに対して空間周波数の解析を行う空間周波数算出部を備え、前記分解能制御部は、前記取得目的が3D画像データを高速に取得することである場合に、前記空間周波数と顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値の中で最も大きい値に合わせるように、前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチの少なくとも一方を制御してもよい。
このようにすることで、取得目的が3D画像データを高速に取得することである場合には、空間周波数算出部により算出された画像データの空間周波数と顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値の中で最も大きい値に合わせるように、顕微鏡の開口数を小さくする制御および撮像素子のサンプリングピッチを大きくする制御の少なくとも一方の制御を行うことで、顕微鏡分解能および撮像素子分解能を低くする。これにより、最も低い分解能によって規定される3D画像データを得ることができるとともに、顕微鏡の開口数を小さくした分だけ、焦点深度方向の画像の取得枚数を減らし、サンプリングピッチを大きくした分だけ、焦点深度に直交する方向のサンプリング数を減らして、高速取得の目的を達成することができる。
また、上記態様においては、前記取得目的が3D画像データを高精度に取得することである場合に、前記空間周波数と顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値の中で最も小さい値に合わせるように、前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチの少なくとも一方を制御してもよい。
このようにすることで、取得目的が3D画像データを高精度に取得することである場合には、空間周波数算出部により算出された画像データの空間周波数と顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値の中で最も小さい値に合わせるように、顕微鏡の開口数を大きくする制御および撮像素子のサンプリングピッチを小さくする制御の少なくとも一方の制御を行うことで、顕微鏡分解能および撮像素子分解能を高くする。これにより、最も高い分解能によって規定される3D画像データを得ることができるとともに、顕微鏡の開口数を大きくした分だけ、焦点深度方向の画像の取得枚数を増やし、サンプリングピッチを小さくした分だけ、焦点深度に直交する方向のサンプリング数を増やして、高解像度取得の目的を達成することができる。
本発明によれば、目的に応じた3D画像データを取得することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る顕微鏡システムを示す全体構成図である。 図1の顕微鏡システムの顕微鏡本体に備えられたレボルバの一例を示す図である。 図1の顕微鏡システムに備えられる認識部と顕微鏡本体との関係を示すブロック図である。 図1の顕微鏡システムに備えられる顕微鏡制御部と顕微鏡本体との関係を示すブロック図である。 図1の顕微鏡システムの制御を説明するフローチャートである。 図1の顕微鏡システムの表示部に表示されるGUIの一例を示す図である。 図5の変形例を示すフローチャートである。 図1の顕微鏡システムの変形例を示す全体構成図である。 図8の顕微鏡システムの制御を説明するフローチャートである。 図9のAに続くフローチャートである。 図9のBに続くフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る顕微鏡システム1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システム1は、図1に示されるように、顕微鏡本体(顕微鏡)2と、該顕微鏡本体2により結像された標本Sの像を撮影する撮像部3と、顕微鏡本体2および撮像部3を制御する制御部4と、該制御部4に接続された画像処理部5、表示部6、入力部(目的入力部)7および記憶部8とを備えている。
顕微鏡本体2は、照明光を射出する光源9と、標本Sを搭載し3次元方向に移動させるステージ10と、光源9からの照明光をステージ10上の標本Sに集光し、標本Sからの戻り光を集光する対物レンズ11と、対物レンズ11により集光された戻り光を通過させる開口絞り12と、開口絞り12を通過した戻り光を光源9からの照明光の光路から分岐するハーフミラー13と、ズーム倍率を変更可能なズーム光学系14と、3眼鏡筒15と、撮像部3を取り付けるカメラアダプタ16とを備えている。図中、符号17は、対物レンズ11を交換可能に保持するレボルバであり、符号18は接眼レンズである。
開口絞り12は、その開口径を調整可能な可変絞りであり、開口絞り用モータ12aの作動によって開閉されることにより、顕微鏡本体2の開口数を変更するようになっている。
ズーム光学系14は、光軸方向に配列された複数のレンズ(図示略)を備え、レンズ移動用モータ14aによって1以上のレンズを光軸方向に移動させることにより、ズーム倍率を変更して観察像を拡大または縮小することができるようになっている。
レボルバ17は、図2に示されるように、周方向に配列された複数の対物レンズ保持孔17aを有する円板状に形成され、いずれかの対物レンズ保持孔17aに保持された対物レンズ11を観察光軸上に択一的に配置することができるようになっている。各対物レンズ保持孔17aには、孔識別タグ17bが設けられている。孔識別タグ17bには、レボルバ17の各対物レンズ保持孔17aを識別するコード(孔識別情報)が付与されている。観察光軸上に配置されたレボルバ17の対物レンズ保持孔17a(例えば、図2にハッチングで示す。)に対応する孔識別タグ17bの孔識別情報を図示しないセンサによって読み取ることで、対物レンズ11の情報を外部に取り出すことができるようになっている。
カメラアダプタ16に取り付けられた撮像部3は、撮像素子19と、前置処理部20と、増幅部21と、A/D変換部22とを備えている。
撮像素子19は、CCDやCMOSなどであり、後述する撮像制御部27からの制御信号に応じたサンプリングピッチで結像した観察像を光電変換し、出力信号を前置処理部20に入力するようになっている。
前置処理部20は、撮像素子19から出力された信号を、相関二重サンプリング(CDS)処理等を行い標本化し、増幅部21に出力するようになっている。
増幅部21は、前置処理部20を介して入力された画像信号を増幅し、A/D変換部22に出力するようになっている。
A/D変換部22は、増幅部21で増幅された画像信号を量子化し、画像処理部5に量子化データ(以降、画像データという。)を出力するようになっている。
ここで、画像処理部5は、デモザイキング処理や色マトリックス変換処理、コントラスト処理、鮮鋭化処理等のデジタル処理を行う機能を有しており、画像処理後、後述の表示部6に表示する観察画像を出力するようになっている。
入力部7は、3D画像データの取得目的として、「高速に取得する」(高速取得)か「高精度に取得する」(高解像度取得)のいずれかを選択して入力することができるようになっている。
制御部4は、認識部23と、分解能算出部24と、制御値算出部25と、顕微鏡制御部(分解能制御部)26と、撮像制御部(分解能制御部)27とを備えている。
認識部23は、図3に示されるように、レボルバ17、開口絞り12およびズーム光学系14と電気的に接続されている。これにより、レボルバ17から出力される孔識別情報、開口絞り12から出力される開口数、ズーム光学系14から出力されるズーム倍率および後述する記憶部8に記憶されている撮像素子19のサンプリングピッチをもとにして、顕微鏡本体2の開口数および撮像素子19のサンプリングピッチを認識するようになっている。
分解能算出部24は、認識部23によって認識された顕微鏡本体2の開口数および撮像素子19のサンプリングピッチから顕微鏡分解能の値(以下、単にRMSとも言う。)および撮像素子分解能の値(以下、単にRCAMとも言う。)を算出するようになっている。
ここで、分解能の値(RMS、RCAM)が大きくなる程、分解能は低くなり、分解能の値(RMS、RCAM)が小さくなる程、分解能は高くなる。
制御値算出部25は、分解能算出部24によって算出された顕微鏡分解能と撮像素子分解能とが等しくなるように、顕微鏡本体2の開口数または撮像素子19のサンプリングピッチのどちらかを3D画像データの取得目的に応じて制御する制御値として算出するようになっている。
具体的には、制御値算出部25は、入力部7から入力された3D画像データの取得目的が、高速に取得することである場合に、RMS<RCAMの場合には、RMS=RCAMとなるような顕微鏡本体2の開口数を算出し、RMS>RCAMの場合には、RMS=RCAMとなるように撮像素子19のサンプリングピッチを算出するようになっている。
また、制御値算出部25は、入力部7から入力された3D画像データの取得目的が、高精度に取得することである場合に、RMS<RCAMの場合には、RMS=RCAMとなるような撮像素子19のサンプリングピッチを算出し、RMS>RCAMの場合には、RMS=RCAMとなるように顕微鏡本体2の開口数を算出するようになっている。
算出された顕微鏡本体2の開口数または撮像素子19のサンプリングピッチは、記憶部8に記憶されるようになっている。
顕微鏡制御部26は、図4に示すようにレボルバ用モータ17c、開口絞り用モータ12aおよびズーム光学系14のレンズ移動用モータ14aと電気的に接続されている。これにより、制御値算出部25により算出された顕微鏡本体2の開口数に応じて、開口絞り12の開口径を電気信号で制御するようになっている。
また、撮像制御部27は、制御値算出部25により算出された撮像素子19のサンプリングピッチに応じて、撮像素子19のサンプリングピッチを制御するようになっている。
表示部6は、画像処理部5から出力された画像データを表示するとともに、入力部7で入力された対物レンズ11の種類、カメラアダプタ16の種類および撮像部3の情報を表示するようになっている。
入力部7は、上述したように、3D画像データの取得目的を、「高速に取得する」または「高精度に取得する」のいずれかから選択して入力するとともに、顕微鏡本体2に装着されている対物レンズ11の種類、カメラアダプタ16の種類、撮像部3の情報を入力するようになっている。
記憶部8は、顕微鏡本体2の光学素子の全ての情報を予め保持している。例えば、対物レンズ11の種類とズーム光学系14のズーム倍率の組み合わせで決まる開口数などである。また、入力部7で入力された対物レンズ11の種類、カメラアダプタ16の種類、撮像部3の情報を保持する。また、制御値算出部25で算出された顕微鏡本体2の開口数、または、撮像素子19のサンプリングピッチを保持するようになっている。
次に、このように構成された本実施形態に係る顕微鏡システム1の動作を、図5および図6を参照して説明する。
まず、顕微鏡本体2の観察光軸上に挿入されている対物レンズ11の種類、開口絞り12の開口数、ズーム光学系14のズーム倍率、カメラアダプタ16の倍率、撮像部3の情報および入力部7から3D画像データの取得目的が入力される(ステップS1)。
例えば、図6に示すようにGUI画面を表示部6に表示し、レボルバ17に装着されている対物レンズ11の種類、カメラアダプタ16の種類、撮像部3の情報および3D画像データの取得目的を、入力部7を用いて手動で入力する。入力された情報は記憶部8に保持される。
認識部23は、レボルバ17から出力される孔識別情報をもとに、観察光軸に挿入されている対物レンズ11の種類を認識する。また、開口絞り12から出力される開口数の情報をもとに、観察光軸に挿入されている開口絞り12の開口数NAASを認識する。また、ズーム光学系14から出力されるズーム倍率の情報をもとに、観察光軸に挿入されているズーム光学系14のズーム倍率を認識する(ステップS2)。
次に、分解能算出部24が、顕微鏡分解能の値および撮像素子分解能の値を算出する(ステップS3)。
分解能算出部24は、認識部23によって認識された顕微鏡本体2の観察光軸に挿入されている対物レンズ11の種類、ズーム光学系14のズーム倍率および記憶部8に予め記憶させてある全ての光学素子の情報から、対物レンズ11の種類とズーム光学系14のズーム倍率の組み合わせで決まる開口数NAMSを算出する。
さらに、分解能算出部24は、以下の式により顕微鏡分解能の値を算出する。
RMS=0.61λ/NA
ここで、λは撮像面に照射される照明光の波長、NAは開口数NAMSと認識部23によって認識された開口絞り12の開口数NAASの内の小さい方である。
また、分解能算出部24は、記憶部8に予め記憶させてある撮像部3の情報から、観察光軸に挿入されている撮像素子19のサンプリングピッチを導き出し、撮像素子分解能の値を以下の式により導き出す。
RCAM=PCAM/2
ここで、PCAMは撮像素子19のサンプリングピッチである。
次いで、制御値算出部25において、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能の値と、撮像素子分解能の値とが比較される(ステップS4)。
そして、制御値算出部25では、分解能算出部24で算出された顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とを比較し、RMS=RCAMの場合には、処理を終了する。
比較の結果、RMS≠RCAMの場合には、まず、3D画像データの取得目的が判定される(ステップS5)。取得目的が、「高速に取得する」である場合には、ステップS6に進み、それ以外の場合には「高精度に取得する」であるとしてステップS7に進む。
取得目的が「高速に取得する」である場合には、さらに、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが比較され(ステップS6)、RMS<RCAMの場合には、ステップS8に進み、RMS>RCAMの場合にはステップS9に進む。
RMS<RCAMの場合には、顕微鏡本体2の開口数が制御される。
制御値算出部25は、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能の値が撮像素子分解能の値と等しくなるような開口絞り12の開口数NASFを、以下の式により算出する。
NASF=1.22λ/PCAM (1)
そして、顕微鏡制御部26は、制御値算出部25によって算出された開口数NASFとなるように、開口絞り12を制御する。
RMS<RCAMの場合には、開口絞り12の開口数を小さくすることにより、顕微鏡分解能の値を大きくすなわち顕微鏡分解能を低減し、撮像素子分解能の値すなわち低い方の撮像素子分解能と等しくすることにより、低い方の撮像素子分解能での3D画像データの取得が行われる。顕微鏡分解能を低下させたことにより、焦点深度が深くなるので、焦点深度方向の画像取得枚数を減らし高速化を図ることができる。
一方、RMS>RCAMの場合には、撮像素子19のサンプリングピッチが制御される。
制御値算出部25は、分解能算出部24により算出された撮像素子分解能の値が顕微鏡分解能の値と等しくなるように、撮像素子19のサンプリングピッチPCAMを以下の式により算出する。
PCAM=1.22λ/NA (2)
撮像制御部27は、制御値算出部25により算出されたサンプリングピッチとなるように撮像部3を制御する。
RMS>RCAMの場合には、撮像素子19のサンプリングピッチを大きくすることにより、撮像素子分解能の値を大きくすなわち撮像素子分解能を低減し、顕微鏡分解能の値すなわち低い方の顕微鏡分解能と等しくすることにより、低い方の顕微鏡分解能での3D画像データの取得が行われる。撮像素子分解能を低下させたことにより、焦点深度に直交する方向の画像取得枚数を減らし高速化を図ることができる。
一方、3D画像データの取得目的が「高精度に取得する」である場合にも、さらに、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが比較され(ステップS7)、RMS<RCAMの場合には、ステップS10に進み、RMS>RCAMの場合にはステップS11に進む。
RMS<RCAMの場合には、撮像素子19のサンプリングピッチが制御される。
制御値算出部25は、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能の値が撮像素子分解能の値と等しくなるような撮像素子19のサンプリングピッチを式(2)により算出する。
そして、撮像制御部27は、制御値算出部25により算出されたサンプリングピッチとなるように撮像部3を制御する(ステップS10)。
RMS<RCAMの場合には、撮像素子19のサンプリングピッチを小さくすることにより、撮像素子分解能の値を小さくすなわち撮像素子分解能を増大させ、顕微鏡分解能の値すなわち高い方の顕微鏡分解能と等しくすることにより、高い方の顕微鏡分解能での3D画像データの取得が行われる。撮像素子分解能を増大させたことにより、焦点深度に直交する方向の画像取得枚数を増大させ高精度化を図ることができる。
一方、RMS>RCAMの場合には、開口絞り12の開口数が制御される。
制御値算出部25は、分解能算出部24により算出された撮像素子分解能の値が顕微鏡分解能の値と等しくなるように、開口絞り12の開口数を式(1)により算出する。
そして、顕微鏡制御部26は、制御値算出部25によって算出された開口数となるように、開口絞り12を制御する(ステップS11)。
RMS>RCAMの場合には、開口絞り12の開口数を大きくすることにより、顕微鏡分解能の値を小さくすなわち顕微鏡分解能を増大させ、撮像素子分解能の値すなわち高い方の撮像素子分解能と等しくすることにより、高い方の撮像素子分解能での3D画像データの取得が行われる。顕微鏡分解能を増大させたことにより、焦点深度が浅くなるので、焦点深度方向の画像取得枚数を増やし高精度化を図ることができる。
このようにして、開口絞り12の開口数または撮像素子19のサンプリングピッチが調節された後に、ステージ10により標本Sの位置を調節する。ステージ10は、観察光軸に直交する水平2方向に移動させられて撮像素子19の視野範囲が観察範囲に一致させられる。また、ステージ10は観察光軸方向に移動させられて標本Sの高さ方向位置に対物レンズの焦点位置が一致させられる。
光源9から照明光を射出すると、照明光はハーフミラー13によって反射され標本Sに照射される。標本Sにおける反射光や散乱光は、対物レンズ11によって集光され、ハーフミラー13を透過してズーム光学系14、3眼鏡筒15およびカメラアダプタ16を通過して撮像部3の撮像素子19により撮影される。
本実施形態に係る顕微鏡システム1によれば、3D画像データの取得目的に応じて顕微鏡分解能と撮像素子分解能とが等しくなるように調節されるので、高い方の分解能を小さい方の分解能に合わせて高速化を図り、小さい方の分解能を高い方の分解能に合わせて高精度化を図ることができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、落射照明による標本観察を想定しているが、透過照明による標本観察としてもよい。
また、本実施形態においては、顕微鏡本体2に装着されている対物レンズ11の種類、カメラアダプタ16の種類および撮像部3の情報を手動で入力することとしたが、自動で認識することとしてもよい。
また、本実施形態においては、顕微鏡本体2の観察光軸上に挿入されている対物レンズ11の種類、開口絞り12の開口数およびズーム光学系14のズーム倍率の情報を自動で認識することとしたが、手動で認識することとしてもよい。
また、本実施形態においては、顕微鏡制御部26および撮像制御部27は、制御値算出部25により算出された開口数またはサンプリングピッチをもとに、開口絞り12の開口数、または撮像素子19のサンプリングピッチを自動的に変更することを想定したが、「開口絞り12の開口数を○○に設定してください」あるいは「解像度を□□に設定してください」のような指示を表示部6に表示し、操作者に変更させることとしてもよい。
また、本実施形態においては、顕微鏡本体2の開口数を調節する際に、開口絞り12の開口数を調節することとしたが、これに代えて、対物レンズ11およびズーム光学系14を調節することにしてもよい。
すなわち、顕微鏡制御部26は、レボルバ17、開口絞り12およびズーム光学系14と電気的に接続されており、制御値算出部25により算出された顕微鏡本体2の開口数に応じて、レボルバ17およびズーム光学系14を電気信号で制御するようにしてもよい。
具体的には、図7に示されるように、ステップS5において、3D画像データの取得目的が高速取得である場合に、制御値算出部25は、RMS<RCAMの場合には、低い方の撮像素子分解能に顕微鏡分解能を合わせるように顕微鏡分解能を低下させればよい。
さらに具体的には、まず、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能が撮像素子分解能と等しくなるように、対物レンズ11の種類とズーム光学系14のズーム倍率との組み合わせで決まる開口数を下式により算出する。
NAMS=1.22λ/PCAM
次いで、顕微鏡制御部26は、制御値算出部25により算出された開口数と、対物レンズ11の倍率×ズーム光学系14のズーム倍率で決まる総合倍率とが等しくなるような組み合わせになるよう、対物レンズ11の種類およびズーム光学系14のズーム倍率を制御すればよい(ステップS12)。
一方、RMS>RCAMの場合には、低い方の顕微鏡分解能に撮像素子分解能を合わせるように撮像素子19のサンプリングピッチを大きくする。具体的な制御は図5のステップ9と同様である。
また、図7のステップS5において、3D画像データの取得目的が高精度取得である場合には、制御値算出部25は、RMS>RCAMの場合には、低い方の顕微鏡分解能を撮像素子分解能に合わせるように顕微鏡分解能を増大させればよい。
具体的には、顕微鏡制御部26は、制御値算出部25により算出された開口数と、対物レンズ11の倍率×ズーム光学系14のズーム倍率で決まる総合倍率とが等しくなるような組み合わせになるよう、対物レンズ11の種類およびズーム光学系14のズーム倍率を制御すればよい(ステップS13)。
また、本実施形態においては、図8に示されるように、取得された画像を処理する画像処理部5が、取得された画像から空間周波数(以下、単にROBJとも言う。)を算出する空間周波数算出部5aを備え、制御部4が、分解能比較部28を備えていてもよい。
空間周波数算出部5aは、撮像部3により取得された標本Sの画像データをフーリエ変換することにより空間周波数を算出する。なお、フーリエ変換に代えて、高域通過フィルタ(ハイパスフィルタ)や特定の周波数帯域を通過させる帯域通過フィルタ(バンドバスフィルタ)によって、高周波数または特定周波数を含む部分を検出するようにしてもよい。
分解能比較部28は、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能の値と空間周波数算出部5aにより算出された空間周波数とを比較し、顕微鏡分解能の値と空間周波数とが等しくなるように、開口絞り12の開口数を変更するようになっている。
すなわち、図9に示されるように、ステップS13において、標本Sの空間周波数ROBJが算出され、ステップS5において、3D画像データの取得目的が、高速取得か否かが判定される。取得目的が高速取得である場合には、図10のステップS14に進み、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能の値と、空間周波数算出部5aにより算出された標本Sの空間周波数とが比較される。
比較の結果、ROBJ≧RMSの場合には、撮像素子分解能の値が空間周波数と等しいか否かが判断される(ステップS15)。
ROBJ=RCAMの場合には、撮像素子分解能の値と顕微鏡分解能の値とが等しくなるように、顕微鏡本体2の開口数を小さくするように制御される(ステップS16)。
このステップS16では、RMS=ROBJ=RCAMの場合には、ステップS16の処理を行わずに、処理を終了する。
ROBJ≠RCAMの場合には、撮像素子分解能の値と空間周波数とが比較され(ステップS17)、RCAM<ROBJの場合には、標本Sの空間周波数と撮像素子分解能の値とが等しくなるように撮像素子19のサンプリングピッチが増大させられるとともに、顕微鏡分解能の値と空間周波数とが等しくなるように顕微鏡本体2の開口数を小さくするように制御される(ステップS18)。
一方、ステップS17における比較の結果、RCAM>ROBJの場合には、顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが等しくなるように顕微鏡本体2の開口数を小さくする方向に制御される(ステップS19)。
ステップS14において、ROBJ<RMSの場合には、撮像素子分解能の値と顕微鏡分解能の値とが等しいか否かが判定され(ステップS20)、等しい場合には処理を終了し、異なる場合には、顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが比較される(ステップS21)。
RMS<RCAMの場合には、顕微鏡分解能をそれより低い撮像素子分解能に合わせるように開口絞り12を絞る方向に制御し(ステップS22)、RMS>RCAMの場合には、撮像素子分解能をそれより低い顕微鏡分解能に合わせるように撮像素子19のサンプリングピッチを大きくする方向に制御する(ステップS23)。
このようにすることで、標本Sの空間周波数と顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値の中で最も大きい値に合わせるように顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値が調節され、高速化が図られる。
また、ステップS5において、3D画像取得の目的が高速取得ではない場合には、図11のステップS24に進み、分解能算出部24により算出された顕微鏡分解能の値と、空間周波数算出部5aにより算出された標本Sの空間周波数とが比較される。
比較の結果、ROBJ≧RMSの場合には、撮像素子分解能の値が空間周波数と等しいか否かが判断される(ステップS25)。
ROBJ=RCAMの場合には、撮像素子分解能の値と顕微鏡分解能の値とが等しくなるように、撮像素子19のサンプリングピッチを小さくするように制御される(ステップS26)。
このステップS26では、RMS=ROBJ=RCAMの場合には、ステップS26の処理を行わずに、処理を終了する。
ROBJ≠RCAMの場合には、撮像素子分解能の値が空間周波数と比較され(ステップS27)、RCAM<ROBJの場合には、顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが等しくなるように撮像素子19のサンプリングピッチが短縮させられる、あるいは顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが等しくなるように顕微鏡本体2の開口数を大きくするように制御される(ステップS28)。
このステップS28では、RCAM>RMSの場合には、撮像素子19のサンプリングピッチが短縮させられ、また、RCAM<RMSの場合には、顕微鏡本体2の開口数を大きくするように制御される。
一方、ステップS27における比較の結果、RCAM>ROBJの場合には、顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが等しくなるように撮像素子19のサンプリングピッチを小さくする方向に制御される(ステップS29)。
ステップS24において、ROBJ<RMSの場合には、撮像素子分解能の値と顕微鏡分解能の値とが等しいか否かが判定され(ステップS30)、等しい場合には処理を終了し、異なる場合には、顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが比較される(ステップS31)。
RMS<RCAMの場合には、標本Sの空間周波数と撮像素子分解能の値とが等しくなるように撮像素子19のサンプリングピッチが短縮させられるとともに、顕微鏡分解能の値と空間周波数とが等しくなるように顕微鏡本体2の開口数を大きくするように制御される(ステップS32)
RMS>RCAMの場合には、標本Sの空間周波数と撮像素子分解能の値のうち小さい方の値と等しくなるように、撮像素子19のサンプリングピッチを短縮、および顕微鏡本体2の開口数を大きくすることの少なくともどちらか一方を実行するように制御される(ステップS33)。
このステップS33では、RCAM>ROBJの場合には、標本Sの空間周波数と撮像素子分解能の値とが等しくなるように撮像素子19のサンプリングピッチが短縮させられるとともに、標本Sの空間周波数と顕微鏡分解能の値とが等しくなるように顕微鏡本体2の開口数を大きくするように制御される。
一方、RCAM<ROBJの場合には、顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値とが等しくなるように顕微鏡本体2の開口数を大きくするように制御される。
このようにすることで、標本Sの空間周波数と顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値の中で最も小さい値に合わせるように顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値が調節され、高精度化が図られる。
1 顕微鏡システム
2 顕微鏡本体(顕微鏡)
5a 空間周波数算出部
7 入力部(目的入力部)
19 撮像素子
23 認識部
24 分解能算出部
26 顕微鏡制御部(分解能制御部)
27 撮像制御部(分解能制御部)
S 標本

Claims (5)

  1. 光路上に挿入された標本の像を結像する開口数可変の顕微鏡と、
    前記標本を撮像し、画像データに変換する撮像素子と、
    3D画像データの取得目的を入力する目的入力部と、
    前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチを認識する認識部と、
    前記認識部により認識した前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチから、顕微鏡分解能の値および撮像素子分解能の値を算出する分解能算出部と、
    該分解能算出部により算出された前記顕微鏡分解能の値と前記撮像素子分解能の値とが等しくなるように、前記目的入力部により入力された3D画像データの前記取得目的に応じて、前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチの少なくとも一方を制御する分解能制御部とを備える顕微鏡システム。
  2. 前記分解能制御部は、前記取得目的が3D画像データを高速に取得することである場合に、前記顕微鏡分解能の値が前記撮像素子分解能の値より小さい場合には、前記顕微鏡の開口数を小さくするように制御し、前記顕微鏡分解能の値が前記撮像素子分解能の値より大きい場合には、前記撮像素子のサンプリングピッチを大きくするように制御する請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記分解能制御部は、前記取得目的が3D画像データを高精度に取得することである場合に、前記顕微鏡分解能の値が前記撮像素子分解能の値より小さい場合には、前記撮像素子のサンプリングピッチを小さくするように制御し、前記顕微鏡分解能の値が前記撮像素子分解能の値より大きい場合には、前記顕微鏡の開口数を大きくするように制御する請求項1または請求項2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記画像データに対して空間周波数の解析を行う空間周波数算出部を備え、
    前記分解能制御部は、前記取得目的が3D画像データを高速に取得することである場合に、前記空間周波数と顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値の中で最も大きい値に合わせるように、前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチの少なくとも一方を制御する請求項1に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記画像データに対して空間周波数の解析を行う空間周波数算出部を備え、
    前記分解能制御部は、前記取得目的が3D画像データを高精度に取得することである場合に、前記空間周波数と顕微鏡分解能の値と撮像素子分解能の値の中で最も小さい値に合わせるように、前記顕微鏡の開口数および前記撮像素子のサンプリングピッチの少なくとも一方を制御する請求項1または請求項4に記載の顕微鏡システム。
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