JP2017101754A - Parking mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はパーキング機構に関するものである。 The present invention relates to a parking mechanism.
従来、油圧シリンダに供給される作動油圧を制御することで、パーキングポールを移動させるパーキング装置が特許文献1に開示されている。また、特許文献1のパーキング装置は、保持用ソレノイドのコイルへの電流供給を制御することでローラと凹部との係合状態を切り替えて、パーキングロッドの移動を防止するロック機構を備えている。
Conventionally,
しかし、上記パーキング装置のロック機構においては、ローラが上下方向に移動するため、係合位置がシリンダチューブの外側に設けられており、ローラと凹部との係合位置が制約される。 However, in the lock mechanism of the parking device, since the roller moves in the vertical direction, the engagement position is provided outside the cylinder tube, and the engagement position between the roller and the recess is restricted.
本発明はこのような問題点を解決するために発明されたもので、ロック機構の係合位置の自由度を高め、パーキング機構の設計自由度を高めることを目的とする。 The present invention has been invented to solve such problems, and it is an object of the present invention to increase the degree of freedom in the engagement position of the lock mechanism and the degree of freedom in designing the parking mechanism.
本発明のある態様に係るパーキング機構は、作動油圧がかかる受圧面を有し、溝が形成され、作動油圧に応じてパーキングロッドと一体的に移動するパークピストンと、係合部を溝に係合することでパークピストンの移動を規制可能なロック機構とを備えたパーキング機構であって、ロック機構は、回転軸を中心に回動することで、係合部を溝に挿抜する。 A parking mechanism according to an aspect of the present invention has a pressure receiving surface to which operating hydraulic pressure is applied, a groove is formed, a park piston that moves integrally with the parking rod in accordance with the operating hydraulic pressure, and an engaging portion that is engaged with the groove. The parking mechanism includes a lock mechanism that can regulate the movement of the park piston by combining the lock mechanisms, and the lock mechanism rotates about the rotation shaft to insert and remove the engaging portion in the groove.
これらの態様によると、ロック機構を回動させて係合部を溝に挿抜することができるので、ロック機構の係合位置の自由度を高め、パーキング機構の設計自由度を高めることができる。 According to these aspects, since the locking mechanism can be rotated and the engaging portion can be inserted into and removed from the groove, the degree of freedom of the engaging position of the locking mechanism can be increased and the degree of freedom in designing the parking mechanism can be increased.
以下、添付図面を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。 Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
本発明の第1実施形態の構成を図1を用いて説明する。図1は、本実施形態のパーキング機構を示す構成図である。ここでは、車両に搭載されるパーキング機構を一例として説明する。 The configuration of the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a configuration diagram showing a parking mechanism of the present embodiment. Here, a parking mechanism mounted on a vehicle will be described as an example.
パーキング機構100は、パーキングギヤ1と、パーキングポール2と、パークピストン3と、チャンバ4と、パーキングロッド5と、油圧制御弁6と、ロック機構7と、アクチュエータ8と、コントローラ9とを備える。
The
パーキングギヤ1は、出力軸(図示せず)の外周に固定され、出力軸と共に回転または停止する。
The
パーキングポール2は、後述するパーキングロッド5のカム部50に当接し、パーキングロッド5の動きに応じて揺動し、パーキングギヤ1との係合状態が変更される。
The parking pole 2 abuts on a
パーキングポール2がパーキングギヤ1に係合すると、パーキングギヤ1が機械的にロックされ、出力軸もロックされる。これにより、車両の移動が規制される。パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合が解除されると、パーキングギヤ1及び出力軸のロックが解除され、パーキングギヤ1及び出力軸が回転可能となる。これにより、車両の移動規制が解除される。
When the parking pole 2 is engaged with the
パークピストン3は、ピストン部30と、ロッド部31とを備える。パークピストン3は、チャンバ4によって、ロッド部31の軸方向に移動可能となるように支持される。
The
ピストン部30は、チャンバ4内に設けられ、チャンバ4内を第1室43と第2室44とに区画する。ピストン部30は、チャンバ4内を摺動可能である。ピストン部30の外周壁には全周に渡り凹部31aが形成され、凹部31aにシール部材31bが設けられる。このシール部材31bにより、第1室43と第2室44とは隔離される。ピストン部30は、第2室44側に延設されるストッパー31cを備える。ストッパー31cは、後述するチャンバ4の底部40に当接すると、底部40側へのパークピストン3の移動を規制する。
The piston portion 30 is provided in the chamber 4 and divides the chamber 4 into a
ロッド部31は、チャンバ4を貫通し、チャンバ4から突出するロッド部31の一方の端部は、センサホルダ10に接続され、もう一方の端部は、ボルト11などを用いてパーキングロッド5に接続される。ロッド部31にはピストン部30が取り付けられ、ロッド部31とピストン部30とは一体となってロッド部31の軸方向に移動する。すなわち、ロッド部31の軸方向と、パークピストン3の移動方向とは一致する。ロッド部31には、後述するロック機構7の爪部71が係合可能な係合溝32が、軸方向に所定の間隔を設けて2箇所形成される。
The rod portion 31 penetrates the chamber 4, one end of the rod portion 31 protruding from the chamber 4 is connected to the
係合溝32は、ピストン部30よりも第2室44側に位置するロッド部31に形成される。係合溝32は、パーキングポール2がパーキングギヤ1に係合する出力軸ロック時にロック機構7の爪部71が挿入される第1係合溝32aと、パーキングポール2がパーキングギヤ1に係合しない出力軸解除時にロック機構7の爪部71が挿入される第2係合溝32bとによって構成される。すなわち、所定の間隔は、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合状態を切り替えるパークピストン3の移動量に対応して設定される。
The
第1係合溝32aには、爪部71が第1係合溝32aに挿入された場合に、軸方向にパークピストン3が所定量だけ移動可能な余裕代が設けられる。例えば、爪部71が第1係合溝32aを形成する壁面32cに当接して係合した場合、逆側の壁面32dと爪部71との間に、所定量の隙間が形成される。所定量は、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合状態に影響を与えない範囲で設定される。つまり、爪部71が第1係合溝32aに挿入された状態でパークピストン3が軸方向に移動しても、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合状態は変わらない。
The first engagement groove 32a is provided with a margin for allowing the
本実施形態において、爪部71と係合溝32(第1係合溝32a、第2係合溝32b)とが係合するとは、爪部71が、係合溝32を形成するロッド部31の軸方向における壁面に当接した状態のことである。そのため、爪部71が係合溝32に挿入された状態は、爪部71が係合溝32に係合可能な状態である、とも言える。
In the present embodiment, the
第2係合溝32bは、ピストン部30側に形成される第1壁面32eと、ロッド部31の軸方向に形成される第2壁面32fと、第1壁面32eに向かい合う第3壁面32gとによって形成される。
The
第3壁面32gは、爪部71が第2係合溝32bに挿入された状態で第1室43の油圧が低下した場合に爪部71が係合するように形成される。具体的な形状については後述する。
The
第2係合溝32bにも、第1係合溝32aと同様に軸方向にパークピストン3が所定量だけ移動可能な余裕代が設けられる。
Similarly to the first engagement groove 32a, the
チャンバ4は、底部40を有する筒部41の開口側に蓋部42を設けて構成され、蓋部42によって開口側が閉塞されている。チャンバ4内には、蓋部42とピストン部30との間に第1室43が形成され、ピストン部30と底部40との間に第2室44が形成される。底部40には貫通孔45aが形成され、蓋部42には貫通孔45bが形成され、貫通孔45a、45bにロッド部31が挿入される。蓋部42の外周壁には全周に渡り凹部46aが形成され、蓋部42の貫通孔45bを形成する内周壁には全周に渡り凹部46bが形成される。凹部46aにはシール部材47aが設けられ、凹部46bにはシール部材47bが設けられる。これにより、第1室43の液密性が保たれる。
The chamber 4 is configured by providing a
第1室43には、油圧制御弁6によって油圧が給排され、第1室43内の油圧が増減する。第1室43に供給された油圧は、ピストン部30に作用し、ピストン部30を底部40側に押す力を発生させる。第1室43を形成するピストン部30の壁は、受圧面として機能する。
The hydraulic pressure is supplied to and discharged from the
第2室44には、ピストン部30のストッパー31cよりも径方向内側に圧縮バネ48が設けられる。圧縮バネ48の一方の端部はチャンバ4の底部40に当接し、もう一方の端部はピストン部30に当接する。圧縮バネ48により、ピストン部30には、ピストン部30を蓋部42側に押す付勢力が発生する。圧縮バネ48とパークピストン3のロッド部31との間には、隙間が形成され、この隙間に後述するロック機構7の第1レバー70aが挿入される。
A
パーキングロッド5は、一方の端部側でパークピストン3のロッド部31に接続される。パーキングロッド5は、パークピストン3と一体となってロッド部31の軸方向に移動する。パーキングロッド5には、もう一方の端部にカム部50が取り付けられる。
The parking rod 5 is connected to the rod portion 31 of the
カム部50は、先端となるにつれて径が小さくなる。カム部50には、パーキングポール2をパーキングギヤ1に係合させる係合面50aと、パーキングポール2をパーキングギヤ1に係合させない解除面50bとが形成される。解除面50bは、係合面50aよりもカム部50の先端側に形成される。カム部50は、パーキングポール2に当接し、パークピストン3の動きに応じてパーキングポール2を移動させ、パーキングポール2とパーキングギヤ1とを係合し、または係合を解除する。
The
ここでは、カム部50とパーキングポール2との当接位置を解除面50bから係合面50aに変更し、パーキングポール2とパーキングギヤ1とを係合するようにパークピストン3及びパーキングロッド5が移動することを前進すると言う。また、カム部50とパーキングポール2との当接位置を係合面50aから解除面50bに変更し、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合を解除するようにパークピストン3及びパーキングロッド5が移動することを後退すると言う。
Here, the contact position between the
ロック機構7は、レバー部70と、爪部71とを備える。ロック機構7は、チャンバ4の底部40付近において、チャンバ4に回動可能に支持され、アクチュエータ8の動作に応じて回転軸73を中心に回動する。
The
レバー部70は、チャンバ4の底部40を貫通して第2室44内まで延びる第1レバー70aと、第1レバー70aに直交する第2レバー70bとを備えたL字状部分を有する形状に形成される。第2レバー70bは、バネ72によって後述するアクチュエータ8側に付勢される。バネ72は、爪部71が係合溝32に挿入されるように、すなわち図1においてロック機構7に反時計回りのモーメントが発生するようにロック機構7に付勢力を付与している。
The
爪部71は、第2室44内に延設された第1レバー70aの端部からロッド部31側に向けて延設される。爪部71は、ロッド部31に形成された係合溝32に係合可能となるように形成される。また、爪部71は、先端が回転軸73側、すなわち支点側に傾斜するように形成される。
The
具体的には、図2Aに示すように爪部71と第2係合溝32bの第3壁面32gとが係合する場合に、回転軸73の中心と作用点とを結ぶ線が、爪部71がパークピストン3から受ける力の向きと平行となるように、つまり、爪部71に掛かる力によって図2Aにおいてロック機構7に時計回りのモーメントが発生しないように爪部71及び第3壁面32gが形成される。
Specifically, as shown in FIG. 2A, when the
爪部71は、第2室44内に設けられる。つまり、パークピストン3(ロッド部31)の軸方向に対して直交する方向から見た場合に、爪部71と係合溝32とが係合する場合の係合位置が圧縮バネ48と重なるようにロック機構7が設けられる。
The
以下において、爪部71が係合溝32に挿入されている状態をロック状態と言い、爪部71が係合溝32に挿入されていない状態、すなわち爪部71が係合溝32から抜かれた状態を解除状態と言う。ロック機構7は、アクチュエータ8によって回転軸73を中心に回動し、爪部71が係合溝32に挿抜される。
Hereinafter, a state where the
アクチュエータ8は、パークピストン3に対して並列に配置される。アクチュエータ8は、パークピストン3(ロッド部31)の軸方向に対して直交する方向から見た場合に、アクチュエータ8と第2室44に配置される圧縮バネ48とが重なるように配置される。アクチュエータ8は、ロック機構7がロック状態にある場合に、第2レバー70bがアクチュエータ8の端面8aに当接し、第2レバー70bがロッド部31の軸方向と直交するように配置される。つまり、ロック機構7がロック状態にある場合には、ロック機構7は所定状態で支持される。ロック機構7の支持は、例えばアクチュエータ8の軸部80、別に設けたストッパー等により行われる。アクチュエータ8は、ソレノイド式のアクチュエータであり、コイル(図示せず)への通電状態を切り替えることで、軸部80を出没させる。
The actuator 8 is disposed in parallel with the
アクチュエータ8のコイルに通電していない場合には、バネ72による付勢力がロック機構7の第2レバー70bを介して軸部80に伝達され、軸部80はアクチュエータ8のケース81内に押し込められ、第2レバー70bがアクチュエータ8の端面8aに当接する。アクチュエータ8のコイルに通電すると、バネ72による付勢力に抗して軸部80がアクチュエータ8のケース81外に突出し、第2レバー70b(ロック機構7)を図1において時計回りに回動させる。アクチュエータ8のコイルに通電した状態から、コイルへの通電を終了すると、バネ72による付勢力によって第2レバー70b(ロック機構7)は図1において反時計回りに回動し、軸部80はケース81内に押し込められ、第2レバー70bがアクチュエータ8の端面8aに当接する。
When the coil of the actuator 8 is not energized, the urging force of the
なお、アクチュエータ8は、油圧の給排によって軸部80を移動させる油圧式のアクチュエータであってもよい。
The actuator 8 may be a hydraulic actuator that moves the
油圧制御弁6は、コントローラ9からの指示信号に基づいてソレノイド6aが駆動することで第1室43から油圧を給排する。
The hydraulic control valve 6 supplies and discharges hydraulic pressure from the
コントローラ9は、位置センサ101からの信号に基づいてパークピストン3の位置、またはパークピストン3のストローク量(移動量)を検出する。すなわち、コントローラ9は、位置センサ101からの信号に基づいてパーキングポール2とパーキングギヤ1の係合状態を検出することができる。また、コントローラ9は、シフトレバーの位置を検出するシフトデバイス102からの信号に基づいてソレノイド6aへの供給電流を制御して、第1室43への油圧の給排を制御し、パークピストン3及びパーキングロッド5を前進、または後退させ、パーキングポール2とパーキングギヤ1とを係合し、または係合を解除する。さらに、コントローラ9は、シフトデバイス102からの信号及び位置センサ101からの信号に基づいてアクチュエータ8を制御し、ロック機構7を回動させる。
The
コントローラ9は、CPU、ROM、RAMなどから構成される。コントローラ9では、ROMに記憶されたプログラムをCPUが読み出すことで、コントローラ9の各機能が発揮される。
The
次に本実施形態の作用について説明する。 Next, the operation of this embodiment will be described.
シフトレバーがPレンジ以外のレンジの場合には、油圧制御弁6により第1室43に油圧が供給されており、ピストン部30は、圧縮バネ48の付勢力に抗してチャンバ4の底部40側に後退した位置で保持されている。そのため、パークピストン3及びパーキングロッド5も後退した位置で保持されており、パーキング機構100は、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合が解除された状態に保持される。
When the shift lever is in a range other than the P range, hydraulic pressure is supplied to the
また、ロック機構7は爪部71が第2係合溝32bに挿入されたロック状態となっている。そのため、油圧制御弁6などの故障により第1室43に供給される油圧が低下し、パークピストン3及びパーキングロッド5が圧縮バネ48の付勢力により前進した場合には、爪部71が第2係合溝32bの第3壁面32gに係合し、ロック機構7によってパークピストン3の移動が規制される。従って、油圧制御弁6などの故障により第1室43に供給される油圧が低下した場合であっても、パーキング機構100は、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合が解除された状態に保持される。
Further, the
本実施形態では、爪部71が第3壁面32gに係合した場合に、ロック機構7にモーメントが発生しないように爪部71と第3壁面32gとが形成されているので、ロック機構7が回動することはない。
In the present embodiment, the
シフトレバーがPレンジ以外のレンジからPレンジに変更された場合には、アクチュエータ8によってロック機構7を回動させて、ロック機構7をロック状態から解除状態に変更し、油圧制御弁6により第1室43から油圧を排出する。第1室43に正常に油圧が供給されている場合には、図2Bに示すように爪部71は第2係合溝32bに挿入されているが、爪部71は第2係合溝32bの第3壁面32gに係合していない。従って、アクチュエータ8によってロック機構7を容易に回動させることができる。そのため、油圧制御弁6により第1室43から油圧を排出することで、パークピストン3及びパーキングロッド5は圧縮バネ48の付勢力によって前進し、パーキングポール2がパーキングギヤ1に係合し、パーキング機構100によって車両の移動が規制される。
When the shift lever is changed from a range other than the P range to the P range, the
パーキングポール2がパーキングギヤ1に係合する位置までパークピストン3及びパーキングロッド5が前進すると、ロック機構7を回動させて、ロック機構7を解除状態からロック状態に変更する。本実施形態では、アクチュエータ8のコイルへの通電を終了することで、バネ72の付勢力によってロック機構7が回動し、ロック機構7がロック状態となる。このロック状態では、爪部71は第1係合溝32aに挿入される。これにより、例えば油圧制御弁6の故障により第1室43に油圧が供給された場合でも、ロック機構7によってパークピストン3の移動が制限されるので、パーキング機構100は、パーキングポール2とパーキングギヤ1とが係合した状態に保持される。なお、このとき、爪部71には図1において反時計回りのモーメントが発生するが、第2レバー70bがアクチュエータ8の端面8aに当接しているので、ロック機構7が回動することはない。
When the
シフトレバーがPレンジからPレンジ以外のレンジに変更された場合には、アクチュエータ8によってロック機構7を回動させてロック機構7をロック状態から解除状態に変更し、油圧制御弁6により第1室43に油圧を供給する。これにより、圧縮バネ48の付勢力に抗してパークピストン3及びパーキングロッド5が後退し、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合が解除され、車両の移動規制が解除される。
When the shift lever is changed from the P range to a range other than the P range, the
パーキングポール2がパーキングギヤ1に係合しない位置までパークピストン3及びパーキングロッド5が、後退すると、ロック機構7を回動させて、ロック機構7を解除状態からロック状態に変更する。
When the
本発明の第1実施形態の効果について説明する。 The effect of 1st Embodiment of this invention is demonstrated.
回転軸73を中心にロック機構7を回動させることで、爪部71を係合溝32に挿抜する。これにより、例えば圧縮バネ48とロッド部31との間などに設けた隙間にロック機構7の第1レバー70a、爪部71を挿入してロック機構7を解除状態、またはロック状態に変更することができる。従って、例えばロッド部の軸方向に対して直交する方向から見た場合に、爪部71と係合溝32との係合位置を圧縮バネ48と重なるように設けることができる。このように、爪部71と係合溝32との係合位置の自由度を高め、パーキング機構100の設計自由度を高めることができる(請求項1に対応する効果)。
The
爪部71が第2係合溝32bに係合した場合に、回転軸73の中心と作用点とを結ぶ線が、爪部71がパークピストン3から受ける力の向きと平行となるように、爪部71と第2係合溝32bの第3壁面32gとを形成する。これにより、爪部71が第2係合溝32bの第3壁面32gに係合した場合であっても、ロック機構7を解除状態するようなモーメントは発生しない。そのため、付勢力が小さいバネ72を用いることができ、ロック機構7をロック状態から解除状態に変更する際にバネ72による付勢力に抗してロック機構7を回動させるために必要な力を小さくすることができる。従って、小型のアクチュエータ8を用いることができ、パーキング機構100を小型にすることができる(請求項4に対応する効果)。
When the
上記実施形態では、爪部71と第2係合溝32bの第3壁面32gとを、爪部71が第3壁面32gに係合した場合にモーメントが発生しないように形成したが、爪部71の先端を回転軸73側に傾斜させ、これに合わせて第3壁面32gを形成することで、モーメントの発生を抑制する構成としてもよい。これによっても、付勢力が小さいバネ72を用いることができ、ロック機構7をロック状態から解除状態に変更する際にバネ72による付勢力に抗してロック機構7を回動させるために必要な力を小さくすることができる。従って、小型のアクチュエータ8を用いることができ、パーキング機構100を小型にすることができる(請求項2に対応する効果)。
In the above embodiment, the
次に本発明の第2実施形態について図3を用いて説明する。 Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
第2実施形態では、ロック機構200とロッド部210の一部が第1実施形態と異なっており、ここでは第1実施形態と異なる箇所について説明する。図3は、第2実施形態のロック機構200及びロッド部210を説明する概略図である。
In the second embodiment, a part of the
ロック機構200の爪部201は、第1レバー202に直交するように形成される。
The
また、ロッド部210の軸方向から見た場合に、第2係合溝211及び爪部201と重なるように回転軸203が設けられる。ロック機構200は、爪部201が第2係合溝211に挿入される場合には、回転軸203から第1係合溝212を跨いで爪部201が第2係合溝211に挿入されるように、第1レバー202が形成される。
In addition, the
第2係合溝211では、第3壁面211bは第1壁面211aと対峙し、軸方向に直交するように形成される。
In the
ロック機構200及び第2係合溝211をこのように設けることで、爪部201が第2係合溝211の第3壁面211bに係合した場合に、回転軸203の中心と作用点とを結ぶ線が、爪部201がパークピストン3から受ける力の向きと平行になり、ロック機構200を解除状態にするモーメントは発生しない。
By providing the
本発明の第2実施形態の効果について説明する。 The effect of 2nd Embodiment of this invention is demonstrated.
ロッド部210の軸方向から見た場合、爪部201と第2係合溝211とが回転軸203に重なるようにロック機構200を設ける。これにより、爪部201が第2係合溝211の第3壁面211bに係合した場合であっても、ロック機構200を解除状態にするモーメントは発生しない。従って、第1実施形態と同様に小型のアクチュエータ8を用いることができ、パーキング機構100を小型にすることができる(請求項4に対応する効果)。
When viewed from the axial direction of the
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。 The embodiment of the present invention has been described above. However, the above embodiment only shows a part of application examples of the present invention, and the technical scope of the present invention is limited to the specific configuration of the above embodiment. Absent.
上記実施形態では、パーキングロッド5とパークピストン3とを別部材で構成したが、これらを1つの部材で構成してもよい。すなわち、パーキングロッド5とパークピストン3とが一体的に移動するとは、1つの部材がパーキングロッド5とパークピストン3との機能を有し、その部材が移動することを含んでいる。
In the above embodiment, the parking rod 5 and the
1 :パーキングギヤ
2 :パーキングポール
3 :パークピストン
5 :パーキングロッド
7 :ロック機構
8 :アクチュエータ
32 :係合溝
32b :第2係合溝(溝)
32g :第3壁面(当接面)
48 :圧縮バネ
70 :レバー部
71 :爪部(係合部)
72 :バネ(付勢手段)
73 :回転軸
100 :パーキング機構
200 :ロック機構
201 :爪部(係合部)
211 :第2係合溝(溝)
212 :回転軸
1: Parking gear 2: Parking pole 3: Park piston 5: Parking rod 7: Lock mechanism 8: Actuator 32: Engaging
32g: 3rd wall surface (contact surface)
48: Compression spring 70: Lever portion 71: Claw portion (engagement portion)
72: Spring (biasing means)
73: Rotating shaft 100: Parking mechanism 200: Lock mechanism 201: Claw part (engagement part)
211: Second engagement groove (groove)
212: Rotating shaft
Claims (4)
係合部を前記溝に係合することで前記パークピストンの移動を規制可能なロック機構とを備えたパーキング機構であって、
前記ロック機構は、回転軸を中心に回動することで、前記係合部を前記溝に挿抜する、
ことを特徴とするパーキング機構。 A park piston having a pressure receiving surface to which the hydraulic pressure is applied, a groove is formed, and moves integrally with the parking rod in accordance with the hydraulic pressure;
A parking mechanism including a lock mechanism capable of restricting movement of the park piston by engaging an engagement portion with the groove;
The lock mechanism is rotated around a rotation shaft, thereby inserting and removing the engaging portion into the groove.
A parking mechanism characterized by that.
前記係合部が前記溝に挿入されるように、前記ロック機構を付勢する付勢手段を備え、
前記係合部は、先端側が前記回転軸側に傾斜するように形成される、
ことを特徴とするパーキング機構。 The parking mechanism according to claim 1,
Urging means for urging the lock mechanism so that the engaging portion is inserted into the groove;
The engaging portion is formed such that a tip end side is inclined toward the rotating shaft side.
A parking mechanism characterized by that.
前記係合部が前記溝に挿入されるように、前記ロック機構を付勢する付勢手段を備え、
前記パークピストンの移動方向から見た場合、前記係合部と前記溝とが前記回転軸に重なる、
ことを特徴とするパーキング機構。 The parking mechanism according to claim 1,
Urging means for urging the lock mechanism so that the engaging portion is inserted into the groove;
When viewed from the movement direction of the park piston, the engagement portion and the groove overlap the rotation shaft.
A parking mechanism characterized by that.
前記係合部が前記溝に係合した場合に、前記回転軸の中心と作用点とを結ぶ線が、前記係合部が前記パークピストンから受ける力の向きと平行となるように、前記ロック機構の前記係合部と前記溝の当接面とが形成される、
ことを特徴とするパーキング機構。 The parking mechanism according to any one of claims 1 to 3,
When the engaging part is engaged with the groove, the line connecting the center of the rotating shaft and the action point is parallel to the direction of the force that the engaging part receives from the park piston. The engagement portion of the mechanism and the contact surface of the groove are formed,
A parking mechanism characterized by that.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2017101754A (en) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2015
- 2015-12-02 JP JP2015235883A patent/JP2017101754A/en active Pending
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