JP2017099009A - 測定実行方法及び端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動通信において測定を実行する方法を提供する。
【解決手段】サービングセルに対する第1の測定サブフレームパターンと、第1及び第2の隣接セルのCRS(Cell−specific Reference Signal)に対する支援情報とをサービングセルから受信する。サービングセルから、第1及び第2の隣接セルに対する第2の測定サブフレームパターンを受信する。サービングセルと第1の隣接セルは、第2の隣接セルであるビクティムセルに対するアグレッサセルであり、サービングセルのCRSは、第2の隣接セルのCRSと衝突し、且つ、第1の隣接セルのCRSは、第2の隣接セルのCRSと衝突しない場合、受信された第2の測定サブフレームパターンは、ABS(almost blank subframe)パターンに基づいて設定され、第2の測定サブフレームパターンに基づき、第1及び第2の隣接セルに対する測定を実行する。
【選択図】図13c
【解決手段】サービングセルに対する第1の測定サブフレームパターンと、第1及び第2の隣接セルのCRS(Cell−specific Reference Signal)に対する支援情報とをサービングセルから受信する。サービングセルから、第1及び第2の隣接セルに対する第2の測定サブフレームパターンを受信する。サービングセルと第1の隣接セルは、第2の隣接セルであるビクティムセルに対するアグレッサセルであり、サービングセルのCRSは、第2の隣接セルのCRSと衝突し、且つ、第1の隣接セルのCRSは、第2の隣接セルのCRSと衝突しない場合、受信された第2の測定サブフレームパターンは、ABS(almost blank subframe)パターンに基づいて設定され、第2の測定サブフレームパターンに基づき、第1及び第2の隣接セルに対する測定を実行する。
【選択図】図13c
Description
本発明は、移動通信に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の向上である3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、3GPPリリース(release)8で紹介されている。3GPP LTEは、ダウンリンクでOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)を使用し、アップリンクでSC−FDMA(Single Carrier−frequency division multiple access)を使用する。最大4個のアンテナを有するMIMO(multiple input multiple output)を採用する。最近、3GPP LTEの進化である3GPP LTE−A(LTE−Advanced)に対する議論が進行中である。
3GPP TS 36.211 V10.4.0(2011−12)“Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA);Physical Channels and Modulation(Release 10)”に開示されているように、LTEにおける物理チャネルは、ダウンリンクチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)及びPDCCH(Physical Downlink Control Channel)と、アップリンクチャネルであるPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とに分けられる。
一方、次世代移動通信システムではセルカバレッジ半径が小さい小規模セル(small cell)がマクロセル(macro cell)のカバレッジ内に追加されることが予想される。
一方、このような小規模セルにより、干渉はさらに増加し、それによって、測定が正確に実行されないおそれがある。
したがって、本明細書の開示は、前述した問題点を解決することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本明細書の一開示は、測定を実行する方法を提供する。前記方法は、サービングセルに対する第1の測定サブフレームパターンと、第1及び第2の隣接セルのCRS(Cell−specific Reference Signal)に対する支援情報とを前記サービングセルから受信するステップと、前記サービングセルから、第1及び第2の隣接セルに対する第2の測定サブフレームパターンを受信するステップと、ここで、前記サービングセルと前記第1の隣接セルは、前記第2の隣接セルであるビクティムセルに対するアグレッサセルであり、前記サービングセルのCRSは、前記第2の隣接セルのCRSと衝突し、且つ前記第1の隣接セルのCRSは、前記第2の隣接セルのCRSと衝突しない場合、前記受信された第2の測定サブフレームパターンは、ABS(almost blank subframe)パターンに基づいて設定されており、前記第2の測定サブフレームパターンに基づき、前記第1及び第2の隣接セルに対する測定を実行するステップとを含む。
また、前述した目的を達成するために、本明細書の一開示は、測定を実行する端末を提供する。前記端末は、サービングセルに対する第1の測定サブフレームパターンと、第1及び第2の隣接セルのCRS(Cell−specific Reference Signal)に対する支援情報と、第1及び第2の隣接セルに対する第2の測定サブフレームパターンとを受信する受信部と、ここで、前記サービングセルと前記第1の隣接セルは、前記第2の隣接セルであるビクティムセルに対するアグレッサセルであり、前記サービングセルのCRSは、前記第2の隣接セルのCRSと衝突し、且つ前記第1の隣接セルのCRSは、前記第2の隣接セルのCRSと衝突しない場合、前記受信された第2の測定サブフレームパターンは、ABS(almost blank subframe)パターンに基づいて設定されており、前記第2の測定サブフレームパターンに基づき、前記第1及び第2の隣接セルに対する測定を実行する制御部とを含む。
測定実行方法において、前記受信された第2の測定サブフレームパターンは、前記ABSパターンのサブセットに設定されており、また、前記ABSパターンと同じように設定されている。
測定実行方法において、前記サービングセルのセルIDと前記第2の隣接セルのセルIDは、modulo6の余り値が同じであるが、前記第1のサービングセルのセルIDは、modulo6の余り値が同じでない。
測定実行方法において、前記第1の隣接セルのCRSは、前記サービングセルのCRSと衝突しない。
本明細書の開示によると、測定が効率的で、且つ正確に実行されることができる。
以下、3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)または3GPP LTE−A(LTE−Advanced)に基づいて本発明が適用されることを記述する。これは例示に過ぎず、本発明は、多様な無線通信システムに適用されることができる。以下、LTEとは、LTE及び/またはLTE−Aを含む。
本明細書で使われる技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定するものではないことを留意しなければならない。また、本明細書で使われる技術的用語は、本明細書で特別に他の意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者により一般的に理解される意味で解釈されなければならず、過度に包括的な意味または過度に縮小された意味で解釈されてはならない。また、本明細書で使われる技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない技術的用語である場合、当業者が正確に理解することができる技術的用語に変えて理解しなければならない。また、本発明で使われる一般的な用語は、事前定義によって、または前後文脈によって、解釈されなければならず、過度に縮小された意味で解釈されてはならない。
また、本明細書で使われる単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本出願において、「構成される」または「含む」などの用語は、明細書上に記載された複数の構成要素、または複数のステップを必ず全部含むと解釈されてはならず、そのうち一部構成要素または一部ステップは含まないこともあり、または追加的な構成要素またはステップをさらに含むこともあると解釈されなければならない。
また、本明細書で使われる第1及び第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使われることができるが、前記構成要素は、前記用語により限定されてはならない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を外れない限り、第1の構成要素は第2の構成要素と命名することができ、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と命名することができる。
一構成要素が他の構成要素に「連結されている」または「接続されている」と言及された場合、該当他の構成要素に直接的に連結されており、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもある。それに対し、一構成要素が他の構成要素に「直接連結されている」または「直接接続されている」と言及された場合、中間に他の構成要素が存在しないと理解しなければならない。
以下、添付図面を参照して本発明による好ましい実施例を詳細に説明し、図面符号に関係なしに同じまたは類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重なる説明は省略する。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面は、本発明の思想を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面により本発明の思想が制限されると解釈されてはならないことを留意しなければならない。本発明の思想は、添付図面外に全ての変更、均等物乃至代替物にまで拡張されると解釈されなければならない。
以下で使われる用語である基地局は、一般的に無線機器と通信する固定局(fixed station)を意味し、eNodeB(evolved−NodeB)、eNB(evolved−NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることもある。
また、以下で使われる用語であるUE(User Equipment)は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、機器(Device)、無線機器(Wireless Device)、端末(Terminal)、MS(mobile station)、UT(user terminal)、SS(subscriber station)、MT(mobile terminal)等、他の用語で呼ばれることもある。
図1は、無線通信システムである。
図1を参照して分かるように、無線通信システムは、少なくとも一つの基地局(base station、BS)20を含む。各基地局20は、特定の地理的領域(一般的にセルという)20a、20b、20cに対して通信サービスを提供する。また、セルは、複数の領域(セクターという)に分けられる。
UEは、通常、一つのセルに属し、UEが属するセルをサービングセル(serving cell)という。サービングセルに対して通信サービスを提供する基地局をサービング基地局(serving BS)という。無線通信システムは、セルラーシステム(cellular system)であるため、サービングセルに隣接する他のセルが存在する。サービングセルに隣接する他のセルを隣接セル(neighbor cell)という。隣接セルに対して通信サービスを提供する基地局を隣接基地局(neighbor BS)という。サービングセル及び隣接セルは、UEを基準に相対的に決定される。
以下、ダウンリンクは、基地局20からUE10への通信を意味し、アップリンクは、UE10から基地局20への通信を意味する。ダウンリンクにおいて、送信機は基地局20の一部分であり、受信機はUE10の一部分である。アップリンクにおいて、送信機はUE10の一部分であり、受信機は基地局20の一部分である。
一方、無線通信システムは、MIMO(multiple−input multiple−output)システム、MISO(multiple−input single−output)システム、SISO(single−input single−output)システム、及びSIMO(single−input multiple−output)システムのうちいずれか一つである。MIMOシステムは、複数の送信アンテナ(transmit antenna)と複数の受信アンテナ(receive antenna)を使用する。MISOシステムは、複数の送信アンテナと一つの受信アンテナを使用する。SISOシステムは、一つの送信アンテナと一つの受信アンテナを使用する。SIMOシステムは、一つの送信アンテナと複数の受信アンテナを使用する。以下、送信アンテナは、一つの信号またはストリームの送信に使われる物理的または論理的アンテナを意味し、受信アンテナは、一つの信号またはストリームの受信に使われる物理的または論理的アンテナを意味する。
図2は、一般的な多重アンテナシステムのアンテナ構成図である。
図2に示すように、送信アンテナの数をNT個に、受信アンテナの数をNR個に同時に増やすと、送信機や受信機でのみ複数のアンテナを使用するようになる場合と違って、アンテナ数に比例して理論的なチャネル送信容量が増加するため、送信レート(または、送信率)を向上させ、周波数効率を画期的に向上させることができる。
チャネル送信容量の増加による送信率は、一つのアンテナを利用する場合の最大送信レート(R0)に次のようなレート増加率(Ri)をかけたほど理論的に増加できる。即ち、例えば、4個の送信アンテナと4個の受信アンテナを利用するMIMO通信システムでは、単一アンテナシステムに比べて理論上4倍の送信レートを取得することができる。
このような多重アンテナシステムの理論的な容量増加が90年代中期に証明された後、実質的にデータ送信率を向上するための多様な技術が現在まで活発に研究されており、これらのうち、いくつかの技術は、既に3世代移動通信と次世代無線LANなどの多様な無線通信の標準に反映されている。
現在までの多重アンテナ関連研究動向を見ると、多様なチャネル環境及び多重接続環境での多重アンテナ通信容量計算などと関連した情報理論についての研究、多重アンテナシステムの無線チャネル測定及びモデル導出研究、そして送信信頼度向上及び送信率向上のための時空間信号処理技術研究など、多様な観点で活発な研究が進行されている。
一般的なMIMOチャネル(channel)環境を有するUEの構造において、各受信アンテナに入る受信信号は、以下の数式2のように表現されることができる。
ここで、各送受信アンテナ間のチャネルは、送受信アンテナインデックスによって区分することができ、送信アンテナjから受信アンテナiを経るチャネルは、hijで表示され、もし、送信時、LTEのようにプリコーディング(precoding)技法(scheme)を使用する場合、送信信号xは、数式3のように表現することができる。
一方、無線通信システムは、大きく、FDD(frequency division duplex)方式とTDD(time division duplex)方式とに分けられる。FDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が互いに異なる周波数帯域を占めて行われる。TDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が同じ周波数帯域を占めて互いに異なる時間に行われる。TDD方式のチャネル応答は、実質的に相互的(reciprocal)である。これは与えられた周波数領域でダウンリンクチャネル応答とアップリンクチャネル応答がほぼ同じであるということを意味する。したがって、TDDに基づく無線通信システムにおいて、ダウンリンクチャネル応答は、アップリンクチャネル応答から得られることができるという長所がある。TDD方式は、全体周波数帯域をアップリンク送信とダウンリンク送信が時分割されるため、基地局によるダウンリンク送信とUEによるアップリンク送信が同時に実行されることができない。アップリンク送信とダウンリンク送信がサブフレーム単位に区分されるTDDシステムにおいて、アップリンク送信とダウンリンク送信は、互いに異なるサブフレームで実行される。
以下、LTEシステムに対し、より詳細に説明する。
図3は、3GPP LTEにおいて、FDDによる無線フレーム(radio frame)の構造を示す。
図3に示す無線フレームは、3GPP TS 36.211 V10.4.0(2011−12)“Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA);Physical Channels and Modulation(Release 10)”の5節を参照することができる。
図3を参照すると、無線フレームは、10個のサブフレーム(subframe)を含み、一つのサブフレームは、2個のスロット(slot)を含む。無線フレーム内のスロットは、0から19までのスロット番号が付けられる。一つのサブフレームの送信にかかる時間をTTI(transmission time interval)という。TTIは、データ送信のためのスケジューリング単位である。例えば、一つの無線フレームの長さは10msであり、一つのサブフレームの長さは1msであり、一つのスロットの長さは0.5msである。
無線フレームの構造は、例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数またはサブフレームに含まれるスロットの数等は、多様に変更されることができる。
一方、一つのスロットは、複数のOFDMシンボルを含むことができる。一つのスロットに複数のOFDMシンボルが含まれるかどうかは、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix:CP)によって変わることができる。
図4は、3GPP LTEにおいて、一つのアップリンクまたはダウンリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)を示す例示図である。
図4を参照すると、アップリンクスロットは、時間領域(time domain)で複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含み、周波数領域(frequency domain)でNRB個のリソースブロック(Resource Block、RB)を含む。例えば、LTEシステムにおいて、リソースブロック(Resource Block、RB)の個数、即ち、NRBは、6〜110のうちいずれか一つである。
ここで、一つのリソースブロックは、時間領域で7OFDMシンボルと、周波数領域で12副搬送波とを含む7×12リソース要素を含むことを例示的に記述するが、リソースブロック内の副搬送波の数とOFDMシンボルの数は、これに制限されるものではない。リソースブロックが含むOFDMシンボルの数または副搬送波の数は、多様に変更することができる。即ち、OFDMシンボルの数は、前述したCPの長さによって変更することができる。特に、3GPP LTEにおいて、ノーマルCPの場合、一つのスロット内に7個のOFDMシンボルが含まれ、拡張CPの場合、一つのスロット内に6個のOFDMシンボルが含まれると定義している。
OFDMシンボルは、一つのシンボル区間(symbol period)を表現するためのものであり、システムによって、SC−FDMAシンボル、OFDMAシンボルまたはシンボル区間ということができる。リソースブロックは、リソース割当単位であり、周波数領域で複数の副搬送波を含む。アップリンクスロットに含まれるリソースブロックの数NULは、セルで設定されるアップリンク送信帯域幅(bandwidth)に従属する。リソースグリッド上の各要素(element)をリソース要素(resource element)という。
一方、一つのOFDMシンボルにおける副搬送波の数は、128、256、512、1024、1536及び2048のうち一つを選定して使用することができる。
図4の3GPP LTEにおいて、一つのアップリンクスロットに対するリソースグリッドは、ダウンリンクスロットに対するリソースグリッドにも適用されることができる。
図5は、ダウンリンクサブフレームの構造を示す。
図5は、ノーマルCPを仮定し、例示的に一つのスロット内に7OFDMシンボルが含むものを示す。しかし、サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix:CP)の長さによって、一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数を変えることができる。即ち、前述したように、3GPP TS 36.211 V10.4.0によると、ノーマル(normal)CPにおいて、1スロットは7OFDMシンボルを含み、拡張(extended)CPにおいて、1スロットは6OFDMシンボルを含む。
リソースブロック(resource block、RB)は、リソース割当単位であり、一つのスロットで複数の副搬送波を含む。例えば、一つのスロットが時間領域で7個のOFDMシンボルを含み、且つリソースブロックが周波数領域で12個の副搬送波を含む場合、一つのリソースブロックは、7×12個のリソース要素(resource element、RE)を含むことができる。
DL(downlink)サブフレームは、時間領域で制御領域(control region)とデータ領域(data region)とに分けられる。制御領域は、サブフレーム内の第1のスロットの前方部の最大3個のOFDMシンボルを含むが、制御領域に含まれるOFDMシンボルの個数を変えることができる。制御領域にはPDCCH(Physical Downlink Control Channel)及び他の制御チャネルが割り当てられ、データ領域にはPDSCHが割り当てられる。
3GPP LTEにおいて、物理チャネルは、データチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)及びPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とに分けられる。
サブフレームの1番目のOFDMシンボルで送信されるPCFICHは、サブフレーム内で制御チャネルの送信に使われるOFDMシンボルの数(即ち、制御領域の大きさ)に対するCFI(control format indicator)を伝送する。無線機器は、まず、PCFICH上にCFIを受信した後、PDCCHをモニタリングする。
PDCCHと違って、PCFICHは、ブラインドデコーディングを使用せずに、サブフレームの固定されたPCFICHリソースを介して送信される。
PHICHは、UL HARQ(hybrid automatic repeat request)のためのACK(positive−acknowledgement)/NACK(negative−acknowledgement)信号を伝送する。無線機器により送信されるPUSCH上のUL(uplink)データに対するACK/NACK信号は、PHICH上に送信される。
PBCH(Physical Broadcast Channel)は、無線フレームの1番目のサブフレームの第2のスロットの前方部の4個のOFDMシンボルで送信される。PBCHは、無線機器が基地局と通信するときに必須的なシステム情報を伝送し、PBCHを介して送信されるシステム情報をMIB(master information block)という。それに対し、PDCCHにより指示されるPDSCH上に送信されるシステム情報をSIB(system information block)という。
PDCCHは、DL−SCH(downlink−shared channel)のリソース割当及び送信フォーマット、UL−SCH(uplink shared channel)のリソース割当情報、PCH上のページング情報、DL−SCH上のシステム情報、PDSCH上に送信されるランダムアクセス応答のような上位階層制御メッセージのリソース割当、任意のUEグループ内の個別UEに対する送信パワー制御命令のセット及びVoIP(voice over internet protocol)の活性化などを伝送することができる。複数のPDCCHが制御領域内で送信することができ、UEは、複数のPDCCHをモニタリングすることができる。PDCCHは、一つまたは複数の連続的なCCE(control channel elements)のアグリゲーション(aggregation)上に送信される。CCEは、無線チャネルの状態による符号化率をPDCCHに提供するために使われる論理的割当単位である。CCEは、複数のリソース要素グループ(resource element group)に対応される。CCEの数とCCEにより提供される符号化率の関係によって、PDCCHのフォーマット及び可能なPDCCHのビット数が決定される。
PDCCHを介して送信される制御情報をダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)という。DCIは、PDSCHのリソース割当(これをDLグラント(downlink grant)ともいう)、PUSCHのリソース割当(これをULグラント(uplink grant)ともいう)、任意のUEグループ内の個別UEに対する送信パワー制御命令のセット及び/またはVoIP(Voice over Internet Protocol)の活性化を含むことができる。
基地局は、UEに送るDCIによって、PDCCHフォーマットを決定し、制御情報にCRC(cyclic redundancy check)を付ける。CRCには、PDCCHのオーナ(owner)や用途によって、固有な識別子(RNTI;radio network temporary identifier)がマスキングされる。特定UEのためのPDCCHの場合、UEの固有識別子、例えば、C−RNTI(cell−RNTI)はCRCにマスキングされることができる。または、ページングメッセージのためのPDCCHの場合、ページング指示識別子、例えば、P−RNTI(paging−RNTI)がCRCにマスキングされることができる。システム情報ブロック(SIB;system information block)のためのPDCCHの場合、システム情報識別子、SI−RNTI(system information−RNTI)はCRCにマスキングされることができる。UEのランダムアクセスプリアンブルの送信に対する応答であるランダムアクセス応答を指示するために、RA−RNTI(random access−RNTI)はCRCにマスキングされることができる。
3GPP LTEでは、PDCCHの検出のためにブラインドデコーディングを使用する。ブラインドデコーディングは、受信されるPDCCH(これを候補(candidate)PDCCHという)のCRC(Cyclic Redundancy Check)に所望の識別子をデマスキングし、CRCエラーをチェックして該当PDCCHが自分の制御チャネルかどうかを確認する方式である。基地局は、無線機器に送るDCIによって、PDCCHフォーマットを決定した後、DCIにCRCを付け、PDCCHのオーナ(owner)や用途によって、固有な識別子(これをRNTI(Radio Network Temporary Identifier)という)をCRCにマスキングする。
アップリンクチャネルは、PUSCH、PUCCH、SRS(Sounding Reference Signal)、PRACH(Physical Random Access Channel)を含む。
図6は、3GPP LTEにおけるアップリンクサブフレームの構造を示す。
図6を参照すると、アップリンクサブフレームは、周波数領域で制御領域とデータ領域とに分けられる。制御領域には。アップリンク制御情報が送信されるためのPUCCH(Physical Uplink Control Channel)が割り当てられる。データ領域には、データ(場合によって、制御情報も共に送信することができる)が送信されるためのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)が割り当てられる。
一つのUEに対するPUCCHは、サブフレームでリソースブロック対(RB pair)で割り当てられる。リソースブロック対に属するリソースブロックは、第1のスロットと第2のスロットの各々で互いに異なる副搬送波を占める。PUCCHに割り当てられるリソースブロック対に属するリソースブロックが占める周波数は、スロット境界(slot boundary)を基準にして変更される。これをPUCCHに割り当てられるRB対がスロット境界で周波数がホッピングされた(frequency−hopped)という。
UEがアップリンク制御情報を、時間によって、互いに異なる副搬送波を介して送信することによって、周波数ダイバーシティ利得を得ることができる。mは、サブフレーム内でPUCCHに割り当てられたリソースブロック対の論理的な周波数領域位置を示す位置インデックスである。
PUCCH上に送信されるアップリンク制御情報には、HARQ(hybrid automatic repeat request)ACK(acknowledgement)/NACK(non−acknowledgement)、ダウンリンクチャネル状態を示すCQI(channel quality indicator)、アップリンク無線リソース割当要求であるSR(scheduling request)などがある。
PUSCHは、トランスポートチャネル(transport channel)であるUL−SCHにマッピングされる。PUSCH上に送信されるアップリンクデータは、TTI中に送信されるUL−SCHのためのデータブロックであるトランスポートブロック(transport block)である。前記トランスポートブロックは、ユーザ情報である。または、アップリンクデータは、多重化された(multiplexed)データである。多重化されたデータは、UL−SCHのためのトランスポートブロックと制御情報が多重化されたものである。例えば、データに多重化される制御情報には、CQI、PMI(precoding matrix indicator)、HARQ、RI(rank indicator)などがある。または、アップリンクデータは、制御情報のみで構成されることもできる。
以下、キャリアアグリゲーションシステムに対して説明する。
図7は、単一搬送波システムとキャリアアグリゲーションシステムの比較例である。
図7の(a)を参照すると、単一搬送波システムでは、アップリンクとダウンリンクに一つの搬送波のみをUEにサポートする。搬送波の帯域幅は多様であるが、UEに割り当てられる搬送波は一つである。それに対し、図7の(b)を参照すると、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation:CA)システムでは、UEに複数のコンポーネントキャリア(DL CC A乃至C、UL CC A乃至C)を割り当てることができる。コンポーネントキャリア(component carrier:CC)は、キャリアアグリゲーションシステムで使われる搬送波を意味し、搬送波と略称することができる。例えば、UEに60MHzの帯域幅を割り当てるために、3個の20MHzのコンポーネントキャリアを割り当てることができる。
キャリアアグリゲーションシステムは、アグリゲーションされる搬送波が連続する連続(contiguous)キャリアアグリゲーションシステムと、アグリゲーションされる搬送波が互いに離れている不連続(non−contiguous)キャリアアグリゲーションシステムとに区分することができる。以下、単純にキャリアアグリゲーションシステムという時、これはコンポーネントキャリアが連続の場合と不連続の場合の両方を含むと理解しなければならない。ダウンリンクとアップリンクとの間にアグリゲーションされるコンポーネントキャリアの数は異なるように設定することができる。ダウンリンクCC数とアップリンクCC数が同じ場合を対称的(symmetric)アグリゲーションといい、その数が異なる場合を非対称的(asymmetric)アグリゲーションという。
1個以上のコンポーネントキャリアをアグリゲーションする時、対象となるコンポーネントキャリアは、既存システムとの後方互換性(backward compatibility)のために、既存システムで使用する帯域幅をそのまま使用することができる。例えば、3GPP LTEシステムでは、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzの帯域幅をサポートし、3GPP LTE−Aシステムでは、前記3GPP LTEシステムの帯域幅のみを利用して20MHz以上の広帯域を構成することができる。または、既存システムの帯域幅をそのまま使用せずに、新たな帯域幅を定義して広帯域を構成することもできる。
無線通信システムのシステム周波数帯域は、複数の搬送波周波数(Carrier−frequency)に区分される。ここで、搬送波周波数は、セルの中心周波数(Center frequency of a cell)を意味する。以下、セル(cell)は、ダウンリンク周波数リソースとアップリンク周波数リソースを意味する。または、セルは、ダウンリンク周波数リソースと選択的な(optional)アップリンク周波数リソースとの組合せ(combination)を意味する。また、一般的にキャリアアグリゲーション(CA)を考慮しない場合、一つのセル(cell)は、アップリンク及びダウンリンク周波数リソースが常に対で存在する。
特定セルを介してパケット(packet)データの送受信を行すためには、UEは、まず、特定セルに対して設定(configuration)を完了しなければならない。ここで、設定(configuration)とは、該当セルに対するデータ送受信に必要なシステム情報受信を完了した状態を意味する。例えば、設定(configuration)は、データ送受信に必要な共通物理階層パラメータ、またはMAC(media access control)階層パラメータ、またはRRC階層で特定動作に必要なパラメータを受信する全般の過程を含むことができる。設定完了したセルは、パケットデータを送信することができるという情報のみを受信すると、直ちにパケットの送受信が可能になる状態である。
設定完了状態のセルは、活性化(Activation)または非活性化(Deactivation)状態に存在する。ここで、活性化は、データの送信または受信が行なわれ、または準備状態(ready state)にあることを意味する。UEは、自分に割り当てられたリソース(周波数、時間など)を確認するために、活性化されたセルの制御チャネル(PDCCH)及びデータチャネル(PDSCH)をモニタリングまたは受信することができる。
非活性化は、トラフィックデータの送信または受信が不可能であり、測定や最小情報の送信/受信が可能であることを意味する。UEは、非活性化セルからパケット受信のために必要なシステム情報(SI)を受信することができる。それに対し、UEは、自分に割り当てられたリソース(周波数、時間など)を確認するために、非活性化されたセルの制御チャネル(PDCCH)及びデータチャネル(PDSCH)をモニタリングまたは受信しない。
セルは、プライマリセル(primary cell)、セカンダリセル(secondary cell)、サービングセル(serving cell)に区分することができる。
プライマリセルは、プライマリ周波数で動作するセルを意味し、UEが基地局との初期接続確立過程(initial connection establishment procedure)または接続再確立過程を実行するセル、またはハンドオーバ過程でプライマリセルに指示されたセルを意味する。
セカンダリセルは、セカンダリ周波数で動作するセルを意味し、RRC接続が確立される場合に設定され、追加的な無線リソースの提供に使われる。
サービングセルは、キャリアアグリゲーションが設定されない、またはキャリアアグリゲーションを提供することができないUEである場合は、プライマリセルで構成される。キャリアアグリゲーションが設定された場合、サービングセルという用語は、UEに設定されたセルを示し、複数で構成することができる。一つのサービングセルは、一つのダウンリンクコンポーネントキャリアまたは{ダウンリンクコンポーネントキャリア,アップリンクコンポーネントキャリア}の対で構成することができる。複数のサービングセルは、プライマリセル及び全てのセカンダリセルのうち一つまたは複数で構成されたセットで構成することができる。
前述したように、キャリアアグリゲーションシステムでは、単一搬送波システムと違って、複数のコンポーネントキャリア(component carrier:CC)、即ち、複数のサービングセルをサポートすることができる。
このようなキャリアアグリゲーションシステムは、交差搬送波スケジューリングをサポートすることができる。交差搬送波スケジューリング(cross−carrier scheduling)は、特定コンポーネントキャリアを介して送信されるPDCCHを介して他のコンポーネントキャリアを介して送信されるPDSCHのリソース割当及び/または前記特定コンポーネントキャリアと基本的にリンクされているコンポーネントキャリア以外の他のコンポーネントキャリアを介して送信されるPUSCHのリソース割当をすることができるスケジューリング方法である。即ち、PDCCHとPDSCHが互いに異なるダウンリンクCCを介して送信されることができ、ULグラントを含むPDCCHが送信されたダウンリンクCCとリンクされたアップリンクCCでない他のアップリンクCCを介してPUSCHを送信することができる。このように交差搬送波スケジューリングをサポートするシステムでは、PDCCHが制御情報を提供するPDSCH/PUSCHがいずれのDL CC/UL CCを介して送信されるかを知らせる搬送波指示子が必要である。以下、このような搬送波指示子を含むフィールドを搬送波指示フィールド(carrier indication field:CIF)という。
交差搬送波スケジューリングをサポートするキャリアアグリゲーションシステムは、従来のDCI(downlink control information)フォーマットに搬送波指示フィールド(CIF)を含むことができる。交差搬送波スケジューリングをサポートするシステム、例えば、LTE−Aシステムでは、既存のDCIフォーマット(即ち、LTEで使用するDCIフォーマット)にCIFが追加されるため、3ビットを拡張することができ、PDCCH構造は、既存のコーディング方法、リソース割当方法(即ち、CCEに基づくリソースマッピング)等を再使用することができる。
一方、サブフレームには、多様な参照信号(reference signal:RS)が送信される。
参照信号は、一般的にシーケンスで送信される。参照信号シーケンスは、特別な制限無しで任意のシーケンスを使うことができる。参照信号シーケンスは、PSK(phase shift keying)に基づくコンピュータを介して生成されたシーケンス(PSK−based computer generated sequence)を使用することができる。PSKの例には、BPSK(binary phase shift keying)、QPSK(quadrature phase shift keying)などがある。または、参照信号シーケンスは、CAZAC(constant amplitude zero auto−correlation)シーケンスを使用することができる。CAZACシーケンスの例には、ZC(Zadoff−Chu)に基づいているシーケンス(ZC−based sequence)、循環拡張(cyclic extension)されたZCシーケンス(ZC sequence with cyclic extension)、切断(truncation)ZCシーケンス(ZC sequence with truncation)などがある。または、参照信号シーケンスは、PN(pseudo−random)シーケンスを使用することができる。PNシーケンスの例には、m−シーケンス、コンピュータを介して生成されたシーケンス、ゴールド(Gold)シーケンス、カサミ(Kasami)シーケンスなどがある。また、参照信号シーケンスは、循環シフトされたシーケンス(cyclically shifted sequence)を利用することができる。
ダウンリンク参照信号は、セル特定参照信号(cell−specific RS、CRS)、MBSFN(multimedia broadcast and multicast single frequency network)参照信号、端末特定参照信号(UE−specific RS、URS)、ポジショニング参照信号(positioning RS、PRS)、及びCSI参照信号(CSI−RS)に区分することができる。CRSは、セル内の全てのUEに送信される参照信号であって、CQIフィードバックに対するチャネル測定とPDSCHに対するチャネル推定に使うことができる。MBSFN参照信号は、MBSFN送信のために割り当てられたサブフレームで送信することができる。URSは、セル内の特定UEまたは特定UEグループが受信する参照信号であって、復調参照信号(demodulation RS、DM−RS)とも呼ばれる。DM−RSは、特定UEまたは特定UEグループがデータ復調に主に使われる。PRSは、UEの位置推定に使うことができる。CSI−RSは、LTE−A UEのPDSCHに対するチャネル推定に使われる。CSI−RSは、周波数領域または時間領域で比較的まばらに(sparse)配置され、一般サブフレームまたはMBSFNサブフレームのデータ領域では省略(punctured)することができる。
図8は、基地局が一つのアンテナポートを使用する場合、CRSがRBにマッピングされるパターンの一例を示す。
図8を参照すると、R0は、基地局のアンテナポート番号0により送信されるCRSがマッピングされるREを示す。
CRSは、PDSCH送信をサポートするセル内の全てのダウンリンクサブフレームで送信される。CRSは、アンテナポート0乃至3上に送信することができ、CRSは、Δf=15kHzに対してのみ定義することができる。セルID(identity)に基づくシード(seed)値で生成された疑似ランダムシーケンス(pseudo−random sequence)rl,ns(m)を複素数値変調シンボル(complex−valued modulation symbol)a(p) k,lでリソースマッピングする。ここで、nsは一つの無線フレーム内のスロット番号であり、pはアンテナポートであり、l(エル)はスロット内のOFDMシンボル番号である。kは副搬送波インデックスである。l及びkは、以下の数式6のように表現される。
前記数式6において、pはアンテナポートを示し、nsはスロット番号0または1を示す。
kは、セルID(NCell ID)によって、6個のシフトされたインデックスを有する。したがって、6の倍数である0、6、12…のセルIDを有するセルは、互いに同じ副搬送波位置kでCRSを送信する。
前記数式6に示すl(エル)は、アンテナポートpによって決定され、可能なlの値は、0、4、7、11である。したがって、CRSは、0、4、7、11のシンボル上で送信される。
一つのアンテナポートのCRSに割り当てられたリソース要素(RE)は、他のアンテナポートの送信に使うことができず、ゼロ(zero)に設定されなければならない。また、MBSFN(multicast−broadcast single frequency network)サブフレームで、CRSは、non−MBSFN領域でのみ送信される。
図9aは、測定及び測定報告手順を示す。
移動通信システムにおいて、UE100の移動性(mobility)サポートは必須である。したがって、UE100は、現在サービスを提供するサービングセル(serving cell)に対する品質及び隣接セルに対する品質を持続的に測定する。UE100は、測定結果を適切な時間にネットワークに報告し、ネットワークは、ハンドオーバなどを介してUEに最適の移動性を提供する。一般的に、このような目的の測定を無線リソース管理測定(radio resource management:RRM)という。
一方、UE100は、CRSに基づいてプライマリセル(Pcell)のダウンリンク品質をモニタリングする。これをRLM(Radio Link Monitoring)という。RLMのために、UE100は、ダウンリンク品質を推定し、前記推定されたダウンリンク品質を閾値、例えば、Qout及びQinと比較する。前記閾値Qoutは、ダウンリンクが安定的に受信することができないレベルに定義され、これはPCFICHエラーを考慮してPDCCH送信の10%エラーに該当する。前記閾値Qinは、ダウンリンクをQoutに比べて著しく受信することができる水準に定義され、これはPCFICHエラーを考慮してPDCCH送信の2%エラーに該当する。
図9aを参照して分かるように、前記サービングセル200a及び隣接セル200bがUE100に各々CRS(Cell−specific Reference Signal)を送信すると、前記UE100は、前記CRSを介して測定を実行し、その測定結果を含むRRC測定報告メッセージをサービングセル200aに送信する。
このとき、UE100は、以下の三つの方法により測定を実行することができる。
1)RSRP(reference signal received power):全帯域にわたって送信されるCRSを伝送する全てのREの平均受信電力を示す。このとき、CRSの代わりにCSI RSを伝送する全てのREの平均受信電力を測定することもできる。
2)RSSI(received signal strength indicator):全帯域で測定された受信電力を示す。RSSIは、信号、干渉(interference)、熱雑音(thermal noise)を全て含む。
3)RSRQ(reference symbol received quality):CQIを示し、測定帯域幅(bandwidth)またはサブバンドによるRSRP/RSSIにより決定することができる。即ち、RSRQは、信号対雑音干渉比(SINR;signal−to−noise interference ratio)を意味する。RSRPは、十分な移動性(mobility)情報を提供することができないため、ハンドオーバまたはセル再選択(cell reselection)過程ではRSRPの代わりにRSRQを使うことができる。
RSRQ=RSSI/RSSPとして算出することができる。
一方、UE100は、前記測定のために前記サービングセル(100a)から測定設定(measurement configuration)情報エレメント(IE:Information Element)を受信する。測定設定情報エレメント(IE)を含むメッセージを測定設定メッセージという。ここで、前記測定設定情報エレメント(IE)は、RRC接続再設定メッセージを介して受信することもできる。UEは、測定結果が測定設定情報内の報告条件を満たす場合、測定結果を基地局に報告する。測定結果を含むメッセージを測定報告メッセージという。
前記測定設定IEは、測定オブジェクト(Measurement object)情報を含むことができる。前記測定オブジェクト情報は、UEが測定を実行するオブジェクトに対する情報である。測定オブジェクトは、セル内測定の対象であるintra−frequency測定対象、セル間測定の対象であるinter−frequency測定対象、及びinter−RAT測定の対象であるinter−RAT測定対象のうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、intra−frequency測定対象は、サービングセルと同じ周波数バンドを有する周辺セルを指示し、inter−frequency測定対象は、サービングセルと異なる周波数バンドを有する周辺セルを指示し、inter−RAT測定対象は、サービングセルのRATと異なるRATの周辺セルを指示することができる。
具体的に、前記測定設定IEは、以下の表のようなIE(情報エレメント)を含む。
前記Measurement objects IE内には、除去されるmeasObjectのリストを示すmeasObjectToRemoveListと、新たに追加され、または修正されるリストを示すmeasObjectToAddModListとが含まれる。
measObjectには、通信技術によって、MeasObjectCDMA2000、MeasObjectEUTRA、MeasObjectGERANなどが含まれる。
一方、MeasObjectEUTRA IEは、E−UTRAセル測定に対するイントラ周波数(intra−frequency)またはインター周波数(inter−frequency)のために適用される情報を含む。MeasObjectEUTRA IEを表で表せば、以下の通りである。
MeasObjectEUTRA IEをより具体的に示すと、以下の通りである。
以上のように、MeasObjectEUTRA IEは、隣接セルの設定情報(即ち、NeighCellConfig)と、隣接セルに対してRSRP及びRSRQの測定に適用される時間ドメイン測定リソース制限パターン(Time domain measurement resource restirction pattern)(即ち、measSubframePatternNeigh)と、そのパターンが適用されるセルリスト(即ち、measSubframeCellList)とを含む。
一方、UE100は、図示されているように、無線リソース設定(Radio Resource Configuration)情報エレメント(IE)も受信する。
前記無線リソース設定(Radio Resource Configuration Dedicated)情報エレメント(IE:Information Element)は、無線ベアラ(Radio Bearer)を設定/修正/解除し、またはMAC構成を修正する等のために使われる。前記無線リソース設定IEは、サブフレームパターン情報を含む。前記サブフレームパターン情報は、プライマリセル(即ち、Primary Cell:PCell)に対するRSRP、RSRQを測定することに対する時間ドメイン上の測定リソース制限パターンに対する情報である。
前記無線リソース設定(Radio Resource Configuration)IEは、以下の表のようなフィールドを含む。
前記RadioResourceConfigDedicatedフィールドは、下記のような因子を含む。
以上で説明したように、RadioResourceConfigDedicatedフィールド内には、プライマリセル(PCell)(即ち、1次セル)(または、サービングセル)に対する測定(RSRP、RSRQ)を実行することに対する時間ドメイン測定リソース制限パターンを示すmeasSubframePatternPCellまたはmeasSubframePattern−Servが含まれている。
図9bは、チャネル状態情報報告手順を示す。
チャネル状態情報(CSI:Channel State Information)は、ダウンリンクチャネルの状態を示す指標であり、CSI−RSに対するCQI(Channel Quality Indicator)及びPMI(Precoding Matrix Indicator)のうち少なくともいずれか一つを含むことができる。また、PTI(precoding type indicator)、RI(rank indication)などが含まれることもできる。
CQIは、与えられた時間に対して端末がサポートできるリンク適応的なパラメータに対する情報を提供する。CQIは、端末受信機の特性及びSINR(signal to interference plus noise ratio)などを考慮してダウンリンクチャネルによりサポートすることができるデータ率(data rate)を指示することができる。基地局は、CQIを利用してダウンリンクチャネルに適用される変調(QPSK、16−QAM、64−QAM等)及びコーディング率を決定することができる。CQIは、多様な方法により生成することができる。例えば、チャネル状態をそのまま量子化してフィードバックする方法、SINR(signal to interference plus noise ratio)を計算してフィードバックする方法、MCS(Modulation Coding Scheme)のようにチャネルに実際に適用される状態を知らせる方法などがある。CQIがMCSに基づいて生成される場合、MCSは、変調方式と、符号化方式及びこれによる符号化率(coding rate)等を含む。
PMIは、コードブックに基づいているプリコーディングでプリコーディング行列に対する情報を提供する。PMIは、MIMO(multiple input multiple output)と関連する。MIMOにおいて、PMIがフィードバックされることを閉ループMIMO(closed loop MIMO)という。
RIは、端末が推薦するレイヤの数に対する情報である。即ち、RIは、空間多重化に使われる独立的なストリームの数を示す。RIは、端末が空間多重化を使用するMIMOモードで動作する場合にのみフィードバックされる。RIは、常に一つ以上のCQIフィードバックと関連する。即ち、フィードバックされるCQIは、特定のRI値を仮定して計算される。チャネルのランク(rank)は、一般的にCQIより遅く変化するため、RIは、CQIより少ない回数でフィードバックされる。RIの送信周期は、CQI/PMI送信周期の倍数である。RIは、全体システム帯域に対して与えられ、周波数選択的なRIフィードバックはサポートされない。
UE100は、CSIを周期的または非周期的にサービングセルに送信できる。
一方、前記サービングセルは、CSIに対する設定情報を前記UE100に送信できる。前記設定情報は、csi−subframePatternConfigを含むことができる。csi−subframePatternConfigは、csi−MeasSubframeSet1(または、csiSet1Pattern)またはcsi−MeasSubframeSet2(または、csiSet2Pattern)を含むことができる。前記csi−MeasSubframeSet1(または、csiSet1Pattern)は、後述するABS(Almost Blank Subframe)に該当するサブフレームのサブセットを指示し、前記csi−MeasSubframeSet2(または、csiSet2Pattern)は、ABSでない一般(non−ABS)サブフレームのサブセットを指示する。前記csi−subframePatternConfigが解除(release)されると、ABSサブフレーム上での測定結果と一般(non−ABS)サブフレーム上での測定結果の平均を使用することを意味する。
図10は、セル間の干渉問題を示す例示図である。
図10を参照して分かるように、UE100が第1のセル200aのカバレッジと第2のセル200bのカバレッジの重なり地域に位置する場合、第1のセル200aの信号は、第2のセル200bの信号に干渉として作用し、第2のセル200bの信号は、第1のセル200aの信号に干渉として作用する。
このような干渉問題を解決する最も根本的な方法は、セル間に周波数を互いに異なるように使用することである。しかし、周波数は、希少で且つ高値なリソースであるため、事業者には周波数分割を介した解決方法がそれほど歓迎されなかった。
したがって、3GPPでは、このようなセル間の干渉(inter−cell interference)問題を時間分割により解決しようとした。
それによって、最近、3GPPでは、干渉協力方法の一つとして、eICIC(enhanced inter−cell interference coordination)に対する活発な研究が進行されている。
LTE Release−10に導入された時間分割方式は、既存の周波数分割方式と比べて進化したという意味でenhanced ICIC(Enhanced inter−cell interference Coordination)と呼ばれ、干渉を起こすセルを各々アグレッサセル(Aggressor cell)またはプライマリセル(Primary Cell)と定義し、干渉を受けるセルをビクティムセル(Victim cell)またはセカンダリセル(Secondary Cell)と定義し、特定サブフレームでは、アグレッサセル(Aggressor cell)またはプライマリセルがデータ送信を中止し、UEが該当サブフレームでビクティムセル(Victim cell)またはセカンダリセルと接続を維持することができるようにする方法である。即ち、この方法は、異種のセルが共存する場合、ある領域で相当高い干渉を受けるUEに対し、片方のセルが信号の送信をしばらく中止することによって干渉信号をほぼ送らない。
一方、前記データ送信が中止される特定サブフレームをABS(Almost Blank Subframe)といい、前記ABSに該当するサブフレームでは、必ず必要な制御情報外には何らのデータも送信されない。前記必ず必要な制御情報は、例えば、CRSである。したがって、ABSが適用されたサブフレーム上では、データは送信されず、0、4、7、11番のシンボル上でCRS信号のみが送信される。
図11aは、基地局間干渉を解決するためのeICIC(enhanced Inter−Cell Interference Coordination)を示す例示図である。
図11aを参照すると、第1のセル200aは、図示されたサブフレームのデータ領域でデータ送信を実行する。
このとき、第2のセル200bは、干渉を解決するために、eICICを適用する。即ち、前記eICICが適用される場合、該当サブフレームは、ABSによって運用されることで、データ領域では何らのデータも送信されない。
ただし、ABSによって運用されるサブフレームでは、0、4、7、11番のシンボル上でCRSのみを送信することができる。
図11bは、ABSサブフレーム関連情報を交換する例を示す。
図11bを参照して分かるように、X2インターフェースを介してABS関連情報が前記第1のeNodeB200aと第2のeNodeB200bとの間に各々交換されることができる。
また、前記第1のeNodeB200aと第2のeNodeB200bは、自分のサービングUE100a/100bに各々前記ABS関連情報を伝送することができる。
前記第1のeNodeB200aと第2のeNodeB200bは、各々、自分のABS関連情報及び相手方のABS関連情報のうち一つ以上に基づき、自分のサービングUE100a/100bのための測定サブセットを設定した後、伝送することができる。
ABSに設定されたダウンリンクサブフレーム上では、該当セル200a/200bがダウンリンク信号送信を全くしない、または減少された電力でダウンリンク信号を送信するため、ABSに設定されないダウンリンクサブフレームに比べて、他のセルのカバレッジ内に及ぼす干渉の大きさを小さくすることができる。このように、該当サブフレームがABSに設定されたかどうかによって干渉の大きさを変えることができるため、UE100は、予め指定された特定サブフレーム上でのみ測定を実行する。
そのために、各セル200a/200bは、自分のABSパターン情報及び相手方のABSパターン情報のうち一つ以上に基づき、自分のサービングUE100a/100bに特定サブフレーム上でのみ測定を実行するように指示することができる。これを制限された測定(restricted measurement)という。前記指示は、上位階層シグナルを介して伝送することができる。前記上位階層シグナルは、RRCシグナルである。前記シグナルは、CQI−ReportConfigエレメントである。
前記ABS関連情報は、ABS情報とABS状態を含む。
まず、ABS情報は、例示的に以下の表に示す情報エレメントのうち一つ以上を含むことができる。ABSパターン情報は、ABSとして使用するサブフレームをビットマップで表した情報であり、FDDでは、40ビットのビットマップで構成され、TDDの場合、最大70ビットのビットマップで構成されることができる。例えば、FDDにおいて、40ビットは、40個のサブフレームを示し、ビット値が1の場合は、ABSを示し、0の場合は、ABSでない(non−ABS)一般サブフレームを示す。測定サブセットは、ABSパターン情報のサブセットであり、FDDは40ビットのビットマップからなり、TDDは最大70ビットのビットマップからなる。このような測定サブセットは、該当UEに制限された測定を設定するためのものである。
次に、ABS状態は、該当セルがABSパターンを変えなければならないかどうかを決定することができるようにするために使われる。利用可能なABSパターン情報は、ABSパターン情報のサブセットであり、ビットマップからなる。このような利用可能なABSパターン情報は、ABSに指定されたサブフレームが干渉緩和のための目的として正確に使われたかどうかを示す。ダウンリンクABS状態は、利用可能なABSパターン情報で指示されたサブフレームでスケジューリングされたダウンリンクリソースブロック(RB)の個数と、それらのうちABSを介して保護されなければならないUEのために割り当てられたリソースブロック(RB)の割合であり、ABSをビクティムセルで本然の目的に合うようにどれほど効率的に活用したかどうかに対する情報を示す。
前記ABSパターン情報のサブセットで構成される測定サブセットは、ABSとして使われるサブフレームであり、ABSパターンに含まれるその他のサブフレームは、該当セルがトラフィック負荷によって、自律的にABSとして活用するかどうかを決定することができる。
以上のように、セル間の干渉(inter−cell interference)問題をeICIC技法を用いて解決すること以外に、UE100に干渉除去機能を追加する方案がある。以下、干渉除去機能を追加する方案に対して説明する。
図12は、UEの構造を例示的に示すブロック図である。
LTE(Long−Term Evolution)またはLTE−Aにおいて、ダウンリンクではOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が使われるが、アップリンクではOFDMと類似しているSC(Single−Carrier)−FDMAが使われる。
SC−FDMAは、DFT−s OFDM(DFT−spread OFDM)とも呼ばれる。SC−FDMA送信方式を利用する場合、電力増幅器(power amplifier)の非線形(non−linear)歪曲区間を避けることができ、したがって、電力消耗が制限されたUEで送信電力効率を高めることができる。それによって、ユーザスループット(user throughput)を高めることができる。
SC−FDMAもFFT(Fast Fourier Transform)とIFFT(Inverse−FFT)を使用して副搬送波に分けて信号を伝送するという点で、OFDMと相当類似している。しかし、既存のOFDM送信機における問題点は、周波数軸上の各副搬送波に乗せていた信号がIFFTにより時間軸の信号に変換されるということである。即ち、IFFTが並列の同じ演算が実行される形態であるため、PAPR(Peak to Average Power Ratio)の増加が発生する。このようなPAPRの増加を防止するために、SC−FDMAは、OFDMと違って、DFT拡散(spreading)後、IFFTを実行する。即ち、DFT拡散(spreading)後、IFFTが実行される送信方式をSC−FDMAという。したがって、SC−FDMAは、同じ意味でDFT spread OFDM(DFT−s OFDM)とも呼ばれる。
このような、SC−FDMAの長所は、OFDMと類似の構造を有することによって多重経路チャネルに対するロバスト性を得ると同時に、既存のOFDMがIFFT演算を介してPAPRが増加する短所を根本的に解決することによって効率的な電力増幅器の使用を可能にした。
図12を参照すると、UE100は、RF部110を含む。前記RF部110は、送信部111と受信部112を含む。前記送信部111は、DFT(Discrete Fourier Transform)部1111、副搬送波マッパ1112、IFFT部1113及びCP挿入部1114、無線送信部1115を含む。前記RF部110の送信部111は、例えば、スクランブルユニット(図示せず;scramble unit)、モジュレーションマッパ(図示せず;modulation mapper)、レイヤマッパ(図示せず;layer mapper)及びレイヤパーミュテータ(図示せず;layer permutator)をさらに含むことができ、これは前記DFT部1111の前に配置することができる。即ち、前述したように、PAPRの増加を防止するために、前記RF部110の送信部は、副搬送波に信号をマッピングする前に、情報をDFT部1111を経るようにする。DFT部1111によりスプレッディング(spreading)(または、同じ意味でプリコーディング)された信号を副搬送波マッパ1112を介して副搬送波マッピングをした後、再びIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部1113を経て時間軸上の信号で作る。
即ち、DFT部1111、副搬送波マッパ1112及びIFFT部1113の相関関係によりSC−FDMAではIFFT部1113以後の時間領域信号のPAPR(peak−to−average power ratio)が、OFDMと違って、大きく増加せず送信電力効率の側面で有利になる。即ち、SC−FDMAでは、PAPRまたはCM(cubic metric)を低くすることができる。
DFT部1111は、入力されるシンボルにDFTを実行して複素数シンボル(complex−valued symbol)を出力する。例えば、Ntxシンボルが入力されると(ただ、Ntxは自然数)、DFT大きさ(size)はNtxである。DFT部1111は、変換プリコーダ(transform precoder)とも呼ばれる。副搬送波マッパ1112は、前記複素数シンボルを周波数領域の各副搬送波にマッピングさせる。前記複素数シンボルは、データ送信のために割り当てられたリソースブロックに対応するリソース要素にマッピングすることができる。副搬送波マッパ1112は、リソースマッパ(resource element mapper)とも呼ばれる。IFFT部1113は、入力されるシンボルに対してIFFTを実行することで、時間領域信号であるデータのための基本帯域(baseband)信号を出力する。CP挿入部1114は、データのための基本帯域信号の後部の一部を複写してデータのための基本帯域信号の前部に挿入する。CP挿入を介して、ISI(Inter−Symbol Interference)、ICI(Inter−Carrier Interference)が防止されて多重経路チャネルでも直交性を維持することができる。
一方、3GPP分野では、LTEをより改善した、LTE−Advancedの標準化が活発に進行しており、非連続的(non−contiguous)なリソース割当を許容するクラスタ化された(clustered)DFT−s OFDM方式が採択されたことがある。
クラスタ化された(clustered)DFT−s OFDM送信方式は、既存のSC−FDMA送信方式の変形であり、プリコーダを経たデータシンボルを複数のサブブロックに分け、これを周波数領域で互いに分離させてマッピングする方法である。前記クラスタ化された(clustered)DFT−s OFDM方式の重要な特徴は、周波数選択的なリソース割当を可能にすることによって、周波数選択的なフェーディング(frequency selective fading)環境に柔軟に対処することができるという点である。
このとき、LTE−Advancedのアップリンクアクセス方式として採択されたclustered DFT−s OFDM方式では、従来LTEのアップリンクアクセス方式であるSC−FDMAと違って、非連続的なリソース割当が許容されるため、送信されるアップリンクデータが複数個のクラスタ単位に分割することができる。
即ち、LTEシステムは、アップリンクの場合、単一搬送波特性を維持するようになっており、それに対し、LTE−Aシステムでは、DFT precodingしたデータを周波数軸に非連続的に割り当て、またはPUSCHとPUCCHが同時に送信する場合を許容している。
他方、前記RF部110の受信部112は、無線受信部1121、CP除去部1122、FFT部1123、そして干渉除去部1124などを含む。前記受信部の無線受信部1121、CP除去部1122、FFT部1123は、前記送信部111における無線送信部1115、CP挿入部1114、IFF部1113の逆機能を実行する。
前記干渉除去部1124は、受信される信号に含まれている干渉を除去または緩和する。
干渉除去部1124が追加された受信部112、即ち、IC(Interference Cancellation)受信部またはIRC(Interference Rejection Combiner)受信部は、概念的に、受信信号から干渉信号を差し引くことによって具現することができる。
このとき、干渉除去部1124が追加された受信部の複雑度は、干渉除去の対象となるセルの最大個数と除去する信号の種類によって左右される。
干渉除去の主対象信号は、CRS(Cell−specific Reference Signal)である。
以上のように、干渉除去部1124を介して干渉を除去することをFeICIC(Further Enhanced Inter−Cell Interference Coordination)という。
図13aは、マクロセルと小規模セルを含む異種ネットワークを示す例示図であり、図13bは、図13aに示す環境でCRSが互いに衝突する例を示し、図13cは、ネットワークがUEのCRS干渉除去をサポートする過程を示す。
3GPP LTE−Aをはじめとする次世代通信標準では、既存マクロセル200と共に低電力送信パワーを有する小規模セル(例えば、ピコセル、フェムトセルまたはマイクロセル)が混在する異種ネットワークが論議されている。
このような異種ネットワークでは、マクロセルと小規模セルが重なるため、セル間干渉の問題が一層深刻化する。
具体的に、図13aを参照すると、UE100のサービングセルであるマクロセル200の周辺には第1の小規模セル300aと第2の小規模セル300bが存在する。もし、UE100が第1の小規模セル300aに移動中である場合、前記UE100は、前記サービングセルであるマクロセル200からCRSを受信してRSRPを測定し、また、前記第1の小規模セル300aからCRSを受信してRSRPを測定しなければならない。
しかし、前記サービングセルであるマクロセル200のCRSと前記第2の小規模セル300bのCRSは、前記第1の小規模セル300aのCRSに干渉を及ぼす。したがって、前記サービングセルであるマクロセル200を第1のアグレッサセルと見て、前記第2の小規模セル300bを第2のアグレッサセルと見て、前記第1の小規模セル300aをビクティムセルと見ることができる。
しかし、例えば、前記サービングセルであるマクロセル200のセルIDは0であり、前記第1の小規模セル300aのセルIDは6であり、前記第2の小規模セル300bのセルIDは1であると仮定する。
その場合、前記セルIDの0と6は、6の倍数であるため、前記数式6を参照して説明したように、前記サービングセルであるマクロセル200と前記第1の小規模セル300aは、互いに同じ副搬送波位置kでCRSを送信するため、CRSが互いに衝突するようになる。具体的に、図13bを参照して分かるように、第1のサブフレームと第2のサブフレームが、前記第1の小規模セル300aによってはABSサブフレームでない一般サブフレームとして運用されるが、前記サービングセルに該当するマクロセル200によってはABSサブフレームとして運用される場合も、前記サービングセルであるマクロセル200と前記第1の小規模セル300aは、0、4、7、11番のシンボル上の互いに同じ副搬送波位置kでCRSを送信するため、互いに衝突するようになる。
それに対し、前記第2の小規模セル300bのセルIDは、1であって、6の倍数ではないため、前記第2の小規模セル300bのCRSは、いずれのセル(即ち、サービングセル及び第1の小規模セル)のCRSとも衝突しないが、前記第2の小規模セル300bのCRSは、前記サービングセルであるマクロセル200と前記第1の小規模セル300aのサブフレームのデータ領域に干渉を及ぼす。
結局、前記UE100がCRSを正確に受信するためには、干渉除去機能を遂行しなければならない。しかし、このようにCRS干渉除去機能を遂行するためには干渉を引き起こすアグレッサセルのCRSに対する情報を知っておかなければならない。もし、アグレッサセルのCRSに対する情報を知らない場合、前記UE100は、干渉除去実行のために、相当複雑な過程を実行しなければならないため非効率である。したがって、前記サービングセルであるマクロセル200は、CRS支援情報をUE100に伝送することができる。これを図13cを参照して説明する。
図13cを参照すると、サービングセルに該当するマクロセル200は、必要によって、上位階層による指示によって前記UE100にUE性能照会を要求する。
前記UE100は、前記要求によって、UE性能情報を提供する。即ち、前記UE100は、UE性能照会に応答し、eICIC機能とCRS干渉除去(IC)機能(capability)があることをUE性能情報を介してサービングセルであるマクロセル200に知らせる。他方、前記UE100は、自分のラジオアクセス性能が変更された場合、前記UE100の上位階層は、前記サービングセル200の上位階層に性能照会を要求することを指示することができる。
前記サービングセル200は、第1の小規模セル300a及び第2の小規模セル300bとの情報交換を介して、干渉を引き起こすアグレッサセル(aggressor cell)であるかどうかを確認する。
次に、前記サービングセル200は、表1に示す測定設定IEと表4に示す無線リソース設定IEを前記UE100に伝送する。このとき、前記サービングセル200は、前記UE100が前記CRS干渉除去(IC)機能(capability)を有する場合、表5に示すRadioResourceConfigDedicatedフィールド外にも、CRS支援情報(CRS Assistance Info)をさらに伝送することができる。前記CRS支援情報(CRS Assistance Info)は、アグレッサセル(aggressor cell)に対するリスト、即ち、測定を実行するセルのCRSと衝突するCRSを送信するセルのセルIDと、アグレッサセルのCRS情報を含む。
前記UE100は、前記受信された情報を確認する。即ち、前記受信された無線リソース設定IEのmeasSubframePatternPCellで指定されたサブフレーム上で、前記UE100は、前記サービングセルであるマクロセル200からCRSを受信する時、前記第1の小規模セル300a及び前記第2の小規模セル300bからのCRSによる干渉を除去し、RSRPを測定する。また、前記受信された無線リソース設定IEのmeasSubframePatternNeighで指定されたサブフレーム上で、前記UE100は、前記第1の小規模セル300a及び前記第2の小規模セル300bからCRSを各々受信する時、前記サービングセルであるマクロセル200からのCRSによる干渉を除去し、RSRPを測定する。
しかし、RSRPを測定するサブフレームがABSサブフレームか、または非(non)−ABSサブフレームかによって、RSRP測定結果が変わることができるという問題点がある。
また、前記measSubframePatternPCellで指定されたサブフレーム上で、干渉除去(IC)の実行可否が正確でないため、問題となる。同様に、前記measSubframePatternNeighで指定されたサブフレーム上で、干渉除去(IC)の実行可否が正確でないため、問題となる。
したがって、このような問題点を解決するために、本発明者は、第1のテスト(シミュレーション)を介して測定性能を観察し、それに対する解決策を探した。
<第1のテスト(シミュレーション)及びその結果による方案>
本発明者は、測定性能を観察するために、第1のテスト(シミュレーション)を実行した。
第1のテスト(シミュレーション)の実行条件は、下記の通りである。
−前記measSubframePatternPCellとmeasSubframePatternNeighで指定されたサブフレームで、CRSに対して干渉除去(IC)を実行したテストと干渉除去を実行しないテストを両方とも実行する。
−前述したcsi−MeasSubframeSet1(csiSet1Pattern)によるABSサブフレームでのみCRSに対する干渉除去(IC)を実行してテストし、csi−MeasSubframeSet2(csiSet2Pattern)による一般(non−ABS)サブフレームではCRSに対する干渉除去(IC)を実行せずにテストする。
−アグレッサセルによる干渉を緩和するためにのみCRSに対する干渉除去(IC)を実行する。
−RLMは、measSubframePatternPCellで指定されたサブフレームでのみ実行する。
前記のような実行条件下での第1のテスト(シミュレーション)結果は、以下の表8で表した。
以下の表8において、A1は第1のアグレッサセルを意味し、A2は第2のアグレッサセルを意味し、Vはビクティムセルを意味し、Sはサービングセルを意味する。また、re(right estimation)は、測定が正確に実行されることを意味し、oe(over estimation)は、過度な測定結果が現れることを意味し、ue(under estimation)は、足りない(過少な)測定結果が現れることを意味する。そして、PcellMeasPは、サービングセルに対して測定が実行されるサブフレームを示すmeasSubframePatternPCellを意味し、NcellMeasPは、隣接セルに対して測定が実行されるサブフレームを示すmeasSubframePatternNeighを意味する。csiSet1は、csi−MeasSubframeSet1(csiSet1Pattern)を意味し、csiSet2は、csi−MeasSubframeSet2(csiSet2Pattern)を意味する。
また、以下の表8において、ABSパターンは1100であり、これは第1及び第2のサブフレームがABSサブフレームとして運用され、第3及び第4のサブフレームが一般(non−ABS)サブフレームとして運用されることを示す。また、スケジューラパターン(Scheduler Pattern)は0011であり、これは第1及び第2のサブフレーム上ではスケジューリングが実行されなくてデータが送信されず、第3及び第4のサブフレーム上ではスケジューリングが実行されてデータが送信されることを意味する。
また、以下の表8において、ICは、CRS干渉除去が実行されることを示し、noICは、CRS干渉除去が実行されないことを示す。
以上の表8から分かるように、テスト1では、PcellMeasP(即ち、measSubframePatternPCell)が1100であり、サービングセルに対して第1及び第2のサブフレーム上で測定を実行し、第3及び第4のサブフレーム上では測定を実行しなかった。また、テスト1では、NcellMeasP(即ち、measSubframePatternNeigh)も1100であり、隣接セル(例えば、第1の小規模セル及び第2の小規模セル)に対し、第1及び第2のサブフレーム上で測定を実行し、第3及び第4のサブフレーム上では測定を実行しなかった。その結果、第1のアグレッサセル(即ち、サービングセル)に対するRSRPA1をみると、ICが実行可能であるか否かに関係なしに測定が正確に実行され、表8にreと記入されている。また、第2のアグレッサセル(即ち、第2の小規模セル300b)に対するRSRPA2をみると、ICが実行可能であるか否かに関係なしに測定が正確に実行され、表8にreと記入されている。また、ビクティムセル(即ち、第1の小規模セル300a)に対するRSRPVをみると、ICを実行する場合は、測定が正確に実行され、表8にreと記入されているが、ICを実行しない場合は、過度な測定結果が現れ、oeと記入されている。一方、サービングセルに対するRLMS(即ち、SNR)をみると、ICが実行可能であるか否かに関係なしに過度な測定結果が現れ、oeと記入されている。また、チャネル状態情報(CSI)をみると、csiSet2によって、ABSでない一般(non−ABS)サブフレーム上でのCSI測定が正確に実行され、reと記入されているが、releaseによって、ABSサブフレームのCSI測定結果と一般サブフレームでのCSI測定結果を平均すると、過度な測定結果が現れ、oeと記入されている。
次に、テスト2では、以上の表8から分かるように、PcellMeasP(即ち、measSubframePatternPCell)が1100であり、サービングセルに対して第1及び第2のサブフレーム上で測定を実行し、第3及び第4のサブフレーム上では測定を実行しなかった。また、テスト2では、NcellMeasP(即ち、measSubframePatternNeigh)も0011であり、隣接セル(例えば、第1の小規模セル及び第2の小規模セル)に対し、第1及び第2のサブフレーム上で測定を実行せず、第3及び第4のサブフレーム上では測定を実行した。そのテスト2の結果は、テスト1の結果と同じである。
また、テスト3では、以上の表8から分かるように、PcellMeasP(即ち、measSubframePatternPCell)が0011であり、サービングセルに対し、第1及び第2のサブフレーム上で測定を実行せず、第3及び第4のサブフレーム上では測定を実行した。また、テスト3では、NcellMeasP(即ち、measSubframePatternNeigh)は1100であり、隣接セル(例えば、第1の小規模セル及び第2の小規模セル)に対し、第1及び第2のサブフレーム上で測定を実行し、第3及び第4のサブフレーム上では測定を実行しなかった。そのテスト3の結果は、テスト1の結果及びテスト2の結果とほぼ同じである。ただし、サービングセルに対するRLMS(即ち、SNR)をみると、ICを実行する場合は、過度な測定結果が現れ、oeと記入されているが、ICを実行しない場合は、測定が正確に実行され、reと記入されている。
最後に、テスト4では、以上の表8から分かるように、PcellMeasP(即ち、measSubframePatternPCell)が0011であり、サービングセルに対し、第1及び第2のサブフレーム上で測定を実行せず、第3及び第4のサブフレーム上では測定を実行した。また、テスト4では、NcellMeasP(即ち、measSubframePatternNeigh)も0011であり、隣接セル(例えば、第1の小規模セル及び第2の小規模セル)に対し、第1及び第2のサブフレーム上で測定を実行せず、第3及び第4のサブフレーム上では測定を実行した。テスト4の結果は、テスト3の結果と同じである。
以上の4回の第1のテスト結果を整理すると、下記の通りである。
i)サービングセル200に対するRSRPは、サービングセルの測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)と関係なしに、そして干渉除去(IC)が実行可能であるか否かと関係なしに正確に測定される。
ii)第2のアグレッサセル(例えば、第2の小規模セル300b)に対するRSRPは、隣接セルの測定パターン(即ち、NcellMeasPまたはmeasSubframePatternNeigh)と関係なしに、そして干渉除去(IC)が実行可能であるか否かと関係なしに正確に測定される。
iii )ビクティムセル(例えば、第1の小規模セル300a)に対するRSRPは、測定パターン(即ち、NcellMeasPまたはmeasSubframePatternNeigh)と関係なしに、干渉除去(IC)を実行する場合は正確に測定される。
iv)サービングセル200に対するRLM、即ち、SNRは、一般(non−ABS)サブフレーム上での実際の雑音よりABSサブフレーム上での雑音が低く測定されるため、干渉除去(IC)が実行可能であるか否かと関係なしに、ABSパターンと同じ測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)上では過度に測定される。
v)また、サービングセル200に対するRLM、即ち、SNRは、干渉除去(IC)の実行により実際雑音より低い雑音が測定されるため、ABSパターンと異なるサービングセルの測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)上では、過度に測定される。
vi)サービングセル200に対するRLM、即ち、SNRは、一般(non−ABS)サブフレーム上では実際に雑音をよく反映するため、ABSパターンと異なるサービングセルの測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)上ではICを実行しない場合、正確に測定することができる。
vii )サービングセル200に対するCSIは、ABSパターンと異なるサービングセルの測定パターン(即ち、csiset2またはcsi−MeasSubframeSet2)上では正確に測定される。
viii)サービングセル200に対するCSIは、ABSサブフレーム上では雑音が低く測定されるため、csiSet2のreleaseによって、ABSサブフレームのCSI測定結果と一般サブフレームでのCSI測定結果を平均すると、過度な測定結果が現れる。
以上、整理された第1のテスト結果から、図13aに示すように、サービングセルが第1のアグレッサセルであり、そして第1のアグレッサセルのCRSとビクティムセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合、ABSパターンと異なるサービングセルの測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)では、RSRP、RLM、CSIが正確に測定することができることを知ることができる。
したがって、図13aに示す環境と類似している環境(サービングセルが第1のアグレッサセルであり、そして第1のアグレッサセルのCRSとビクティムセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合)に対し、本明細書の第1の開示は、下記のように提案する。
提案1:サービングセルの測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)は、non−ABSパターンのサブセットでなければならない。即ち、サービングセルに対して測定が実行されるサブフレームは、一般(non−ABS)サブフレームの中から選択されなければならない。
提案2:隣接セルの測定パターン(即ち、NcellMeasPまたはmeasSubframePatternNeigh)は、ABSパターンのサブセットでなければならない。即ち、隣接セルに対して測定が実行されるサブフレームは、ABSサブフレームの中から選択されなければならない。
提案3:RLMの測定パターンは、csi−MeasSubframeSet2またはcsiSet2のサブセットでなければならない。即ち、RLMが実行されるサブフレームは、CSI測定が実行される一般(non−ABS)サブフレームの中から選択されなければならない。
図14は、図13aに示す環境の変形例を示す例示図である。
図14を参照すると、UE100のサービングセルである第1の小規模セル300aの周辺にはマクロセル200と第2の小規模セル300bが存在する。もし、UE100が前記サービングセルである第1の小規模セル300aのカバレッジと前記マクロセル200のカバレッジとの間の重なり地域に位置した場合、前記マクロセル200のCRSと前記第2の小規模セル300bのCRSは、前記サービングセルである第1の小規模セル300aに干渉を及ぼす。したがって、前記サービングセルである第1の小規模セル300aをビクティムセルと見て、前記マクロセル200は、第1のアグレッサセルと見て、前記第2の小規模セル300bを第2のアグレッサセルと見ることができる。
しかし、例えば、前記第1のアグレッサセルであるマクロセル200のセルIDは0であり、前記第1の小規模セル300aのセルIDは6であり、前記第2の小規模セル300bのセルIDは1であると仮定する。
その場合、前記セルIDの0と6は、6の倍数であるため、前記数式6を参照して説明したように、前記第1のアグレッサセルであるマクロセル200と前記サービングセルである第1の小規模セル300aは、互いに同じ副搬送波位置kでCRSを送信するため、CRSが互いに衝突するようになる。
したがって、前記UE100は、CRSに対する干渉除去(IC)を実行しなければならない。そのために、前記サービングセルである第1の小規模セル300aは、CRS支援情報(CRS Assistance Info)をUE100に伝送することができる。前記CRS支援情報は、アグレッサセル(aggressor cell)に対するリスト、即ち、測定を実行するセルのCRSと衝突するCRSを送信するセルのセルIDと、アグレッサセルのCRS情報を含む。
しかし、図14に示す環境でも前述したのような問題点がある。
したがって、このような問題点を解決するために、本発明者は、第2のテスト(シミュレーション)を介して測定性能を観察し、それに対する解決策を探した。
<第2のテスト(シミュレーション)及びその結果による方案>
第2のテスト(シミュレーション)の実行条件は、前述した第1のテストの実行条件と同じである。
第2のテスト(シミュレーション)結果は、以下の表9で表した。
また、以下の表9において、スケジューラパターン(SchedulerPattern)は、表8と違って、1100であり、これは第1及び第2のサブフレーム上ではスケジューリングが実行されてデータが送信され、第3及び第4のサブフレーム上ではスケジューリングが実行されなくてデータが送信されないことを意味する。
また、以下の表9において、ICは、CRS干渉除去が実行されることを示し、noICは、CRS干渉除去が実行されないことを示す。
以上の表9から分かるように、テスト1では、サービングセルに対する測定が実行されるサブフレームを示すPcellMeasP(即ち、measSubframePatternPCell)は1100であり、隣接セルに対する測定が実行されるサブフレームを示すNcellMeasP(即ち、measSubframePatternNeigh)は1100である。その結果、第1のアグレッサセル(例えば、マクロセル200)に対するRSRPA1及び第2のアグレッサセル(即ち、第2の小規模セル300b)に対するRSRPA2をみると、ICが実行可能であるか否かに関係なしに測定が正確に実行され、表9にreと記入されている。しかし、ビクティムセル(即ち、サービングセル300a)に対するRSRPVをみると、ICを実行する場合は、測定が正確に実行され、reと表9に記入されているが、ICを実行しない場合は、過度な測定結果が現れ、oeと記入されている。一方、サービングセルに対するRLMS(即ち、SNR)をみると、ICを実行する場合は、測定が正確に実行され、reと記入されているが、ICを実行しない場合は、過度な測定結果が現れ、oeと記入されている。また、チャネル状態情報(CSI)をみると、csiSet1によって、ABSサブフレーム上でのCSI測定が正確に実行され、reと記入されているが、releaseによって、ABSサブフレームのCSI測定結果と一般サブフレームでのCSI測定結果を平均すると、足りない(過少な)測定結果が現れ、ueと記入されている。
次に、テスト2では、以上の表9から分かるように、サービングセルに対する測定が実行されるサブフレームを示すPcellMeasP(即ち、measSubframePatternPCell)は1100であり、隣接セルに対する測定が実行されるサブフレームを示すNcellMeasP(即ち、measSubframePatternNeigh)は0011である。そのテスト2の結果は、テスト1の結果と同じである。
また、テスト3では、以上の表9から分かるように、サービングセルに対する測定が実行されるサブフレームを示すPcellMeasP(即ち、measSubframePatternPCell)は0011であり、隣接セルに対する測定が実行されるサブフレームを示すNcellMeasP(即ち、measSubframePatternNeigh)は1100である。そのテスト3の結果は、テスト1の結果及びテスト2の結果とほぼ同じである。ただし、サービングセルに対するRLMS(即ち、SNR)をみると、ICが実行可能であるか否かに関係なしに足りない測定結果が現れ、ueと記入されている。
最後に、テスト4では、以上の表9から分かるように、サービングセルに対する測定が実行されるサブフレームを示すPcellMeasP(即ち、measSubframePatternPCell)は0011であり、隣接セルに対する測定が実行されるサブフレームを示すNcellMeasP(即ち、measSubframePatternNeigh)は1100である。テスト4の結果は、テスト3の結果と同じである。
以上の4回の第2のテスト結果を整理すると、下記の通りである。
i)サービングセル300aに対するRSRPvは、干渉除去(IC)を実行すると、サービングセルの測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)と関係なしに正確に測定される。
ii)第1のアグレッサセル(例えば、マクロセル200)に対するRSRPA1は、隣接セルの測定パターン(即ち、NcellMeasPまたはmeasSubframePatternNeigh)と関係なしに、そして干渉除去(IC)が実行可能であるか否かと関係なしに正確に測定される。
iii )第2のアグレッサセル(例えば、第2の小規模セル300b)に対するRSRPA2は、隣接セルの測定パターン(即ち、NcellMeasPまたはmeasSubframePatternNeigh)と関係なしに、そして干渉除去(IC)と関係なしに正確に測定される。
iv)サービングセル300aに対するRLM、即ち、SNRは、干渉除去(IC)を実行する場合、ABSパターンと同じ測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)上では正確に測定される。
v)サービングセル300aに対するRLM、即ち、SNRは、干渉除去(IC)を実行しない場合、実際雑音より高い雑音が測定されるため、ABSパターンと同じ測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)上では、足りないと測定される。
vi)サービングセル300aに対するRLM、即ち、SNRは、ABSサブフレーム上では実際雑音より高い雑音が測定されるため、干渉除去(IC)と関係なしに、ABSパターンと異なる測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)上では足りないと測定されることができる。
vii )サービングセル300aに対するCSIは、ABSパターンと同じ測定パターン(即ち、csiset1またはcsi−MeasSubframeSet1)上では正確に測定される。
viii)サービングセル300aに対するCSIは、一般(non−ABS)サブフレーム上では雑音が高く測定されるため、csiSet1のreleaseによって、ABSサブフレームのCSI測定結果と一般サブフレームでのCSI測定結果を平均すると、足りない測定結果が現れる。
以上、整理された第2のテスト結果から、図14に示すように、サービングセルがビクティムセルであり、そしてビクティムセルであるサービングセルのCRSと第1のアグレッサセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルであるサービングセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合、ABSパターンと同じサービングセルの測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)では、RSRP、RLM、CSIが正確に測定することができることを知ることができる。
したがって、図14に示す環境と類似の環境(サービングセルがビクティムセルであり、そして前記ビクティムセルのCRSと第1のアグレッサセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合)に対し、本明細書の第2の開示は、下記のように提案する。
提案4:サービングセルの測定パターン(即ち、PcellMeasPまたはmeasSubframePatternPcell)は、ABSパターンのサブセットでなければならない。即ち、サービングセルに対して測定が実行されるサブフレームは、ABSサブフレームの中から選択されなければならない。
提案5:隣接セルの測定パターン(即ち、NcellMeasPまたはmeasSubframePatternNeigh)は、non−ABSパターンのサブセットでなければならない。即ち、隣接セルに対して測定が実行されるサブフレームは、一般(non−ABS)サブフレームの中から選択されなければならない。
提案6:RLMの測定パターンは、csi−MeasSubframeSet1またはcsiSet1のサブセットでなければならない。即ち、RLMが実行されるサブフレームは、CSI測定が実行されるABSサブフレームの中から選択されなければならない。
また、以上で言及した提案1乃至提案6に加えて、本明細書は、下記のように提案する。
提案7:サービングセルが第1のアグレッサセルであり、そして第1のアグレッサセルのCRSとビクティムセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合、一般(non−ABS)サブフレームパターンのサブセットは、隣接セルの測定パターンから除外されなければならない。
提案8:サービングセルがビクティムセルであり、そして前記ビクティムセルのCRSと第1のアグレッサセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合、ABSサブフレームパターンのサブセットは、隣接セルの測定パターンから除外されなければならない。
提案9:サービングセルが第1のアグレッサセルであり、そして第1のアグレッサセルのCRSとビクティムセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合、一般(non−ABS)サブフレームパターンのサブセットは、サービングセルの測定パターン及び隣接セルの測定パターンに適用されなければならない。
提案10:サービングセルがビクティムセルであり、そして前記ビクティムセルのCRSと第1のアグレッサセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合、ABSサブフレームパターンのサブセットは、サービングセルの測定パターン及び隣接セルの測定パターンに適用されなければならない。
提案11:サービングセルが第1のアグレッサセルであり、そして第1のアグレッサセルのCRSとビクティムセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合、RLMの測定パターンは、csi−MeasSubframeSet1またはcsiSet1に設定されなければならない。
提案12:サービングセルがビクティムセルであり、そして前記ビクティムセルのCRSと第1のアグレッサセルのCRSは衝突し、且つビクティムセルのCRSと第2のアグレッサセルのCRSは衝突しない場合、RLMの測定パターンは、csi−SubframePatternConfigに設定されなければならない。
以上で説明した本発明の実施例は、多様な手段を介して具現されることができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などにより具現されることができる。具体的には図面を参照して説明する。
図15は、本明細書の開示が具現される無線通信システムを示すブロック図である。
基地局200/300は、プロセッサ(processor)201/301、メモリ(memory)202/302及びRF部(RF(radio frequency)unit)203/303を含む。メモリ202/302は、プロセッサ201/301と連結され、プロセッサ201/301を駆動するための多様な情報を格納する。RF部203/303は、プロセッサ201/301と連結され、無線信号を送信及び/または受信する。プロセッサ201/301は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。前述した実施例において、基地局の動作は、プロセッサ201/301により具現することができる。
MTC機器100は、プロセッサ101、メモリ102及びRF部103を含む。メモリ102は、プロセッサ101と連結され、プロセッサ101を駆動するための多様な情報を格納する。RF部103は、プロセッサ101と連結され、無線信号を送信及び/または受信する。プロセッサ101は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。
プロセッサは、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含むことができる。メモリは、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/または他の格納装置を含むことができる。RF部は、無線信号を処理するためのベースバンド回路を含むことができる。実施例がソフトウェアで具現される時、前述した技法は、前述した機能を遂行するモジュール(過程、機能など)で具現することができる。モジュールは、メモリに格納され、プロセッサにより実行することができる。メモリは、プロセッサの内部または外部にあり、よく知られた多様な手段によりプロセッサと連結することができる。
前述した例示的なシステムにおいて、方法は、一連のステップまたはブロックで流れ図に基づいて説明されているが、本発明は、ステップの順序に限定されるものではなく、あるステップは、前述と異なるステップと、異なる順序にまたは同時に発生できる。また、当業者であれば、流れ図に示すステップが排他的ではなく、他のステップが含まれ、または流れ図の一つまたはそれ以上のステップが本発明の範囲に影響を及ぼさずに削除可能であることを理解することができる。
Claims (10)
- 測定を実行する方法であって、
サービングセルに対する第1の測定サブフレームパターンと、第1及び第2の隣接セルのCRS(Cell−specific Reference Signal)に対する支援情報とを前記サービングセルから受信するステップと、
前記サービングセルから、第1及び第2の隣接セルに対する第2の測定サブフレームパターンを受信するステップと、
ここで、前記サービングセルと前記第1の隣接セルは、前記第2の隣接セルであるビクティムセルに対するアグレッサセルであり、前記サービングセルのCRSは、前記第2の隣接セルのCRSと衝突し、且つ前記第1の隣接セルのCRSは、前記第2の隣接セルのCRSと衝突しない場合、前記受信された第2の測定サブフレームパターンは、ABS(almost blank subframe)パターンに基づいて設定されており、
前記第2の測定サブフレームパターンに基づき、前記第1及び第2の隣接セルに対する測定を実行するステップとを含む、測定実行方法。 - 前記受信された第2の測定サブフレームパターンは、前記ABSパターンのサブセットに設定されている、請求項1に記載の測定実行方法。
- 前記受信された第2の測定サブフレームパターンは、前記ABSパターンと同じように設定されている、請求項1に記載の測定実行方法。
- 前記サービングセルのセルIDと前記第2の隣接セルのセルIDは、modulo6の余り値が同じであるが、前記第1の隣接セルのセルIDは、modulo6の余り値が同じでない、請求項1に記載の測定実行方法。
- 前記第1の隣接セルのCRSは、前記サービングセルのCRSと衝突しない、請求項1に記載の測定実行方法。
- 測定を実行する端末であって、
サービングセルに対する第1の測定サブフレームパターンと、第1及び第2の隣接セルのCRS(Cell−specific Reference Signal)に対する支援情報と、第1及び第2の隣接セルに対する第2の測定サブフレームパターンとを受信する受信部と、
ここで、前記サービングセルと前記第1の隣接セルは、前記第2の隣接セルであるビクティムセルに対するアグレッサセルであり、前記サービングセルのCRSは、前記第2の隣接セルのCRSと衝突し、且つ前記第1の隣接セルのCRSは、前記第2の隣接セルのCRSと衝突しない場合、前記受信された第2の測定サブフレームパターンは、ABS(
almost blank subframe)パターンに基づいて設定されており、
前記第2の測定サブフレームパターンに基づき、前記第1及び第2の隣接セルに対する測定を実行する制御部とを含む、端末。 - 前記受信された第2の測定サブフレームパターンは、前記ABSパターンのサブセットに設定されている、請求項6に記載の端末。
- 前記受信された第2の測定サブフレームパターンは、前記ABSパターンと同じように設定されている、請求項6に記載の端末。
- 前記サービングセルのセルIDと前記第2の隣接セルのセルIDは、modulo6の余り値が同じであるが、前記第1の隣接セルのセルIDは、modulo6の余り値が同じでない、請求項6に記載の端末。
- 前記第1の隣接セルのCRSは、前記サービングセルのCRSと衝突しない、請求項6に記載の端末。
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