JP2017098588A - 通信システム、無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

通信システム、無線通信装置及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】精度良く時刻を同期させることが可能な通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供する。【解決手段】通信装置10は、第1の時刻をカウントするクロック部11と、送信元装置から送信された時刻同期メッセージを受信する受信部12と、受信した時刻同期メッセージの時刻情報を第1の時刻に基づいて更新する時刻同期メッセージ処理部13と、通信回線2と通信装置30及び40とを介して、時刻情報を更新した時刻同期メッセージを通信装置20へ送信する送信部15と、通信回線2と通信装置30及び40とを介して、通信装置20との間で第1の時刻に基づいた時刻同期処理を実行する時刻同期部14と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、無線通信装置及び無線通信方法に関し、特に、時刻同期を行う通信システム、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
複数の通信回線を用いて通信を行う冗長化技術が利用されている。冗長化技術の一つとして、アグリゲーション技術が知られている。アグリゲーションでは、複数の通信回線を1つの通信回線に集約することで、広い通信帯域の確保や信頼性の向上を可能としている。ここでは、複数の通信回線を1つの通信回線に集約する全ての技術をアグリゲーションと呼ぶ。アグリゲーションに関連する文献として、例えば特許文献1が知られている。
一方、複数の通信装置間で時刻を同期する規格としてIEEE1588(Precision Time Protocol:PTP)が知られている。IEEE1588では、自装置のクロックの時刻を書き込んだPTPパケットを送受信することで、通信装置間の時刻同期を可能としている。IEEE1588の時刻同期に関連する文献として、例えば特許文献2が知られている。
特開2003−158510号公報 特開2013−165326号公報
しかしながら、アグリゲーションなどの冗長化技術において、IEEE1588などを用いて時刻同期を実現させる方法について、これまで考慮されていなかった。例えば、複数の通信回線のいずれかに障害が発生した場合、PTPパケットを用いて正確に時刻を同期することができない恐れがある。このため、関連する技術では、複数の通信回線を用いた冗長構成において、精度よく時刻を同期させることが困難であるという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑み、精度良く時刻を同期させることが可能な通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る通信システムは、第1の通信回線を介して接続された第1及び第2の通信装置と、第2の通信回線を介して接続された第3及び第4の通信装置と、を備える通信システムであって、前記第1の通信装置は、第1の時刻をカウントする第1のクロック部と、送信元装置から送信された時刻同期メッセージを受信する第1の受信部と、前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第1の時刻に基づいて更新する第1の時刻同期メッセージ処理部と、前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを前記第2の通信装置へ送信する第1の送信部と、前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻に基づいた第1の時刻同期処理を実行する第1の時刻同期部と、を備え、前記第2の通信装置は、第2の時刻をカウントする第2のクロック部と、前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の通信装置から前記時刻同期メッセージを受信する第2の受信部と、前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の時刻に前記第2の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行する第2の時刻同期部と、前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第2の時刻に基づいて更新する第2の時刻同期メッセージ処理部と、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信先装置へ送信する第2の送信部と、を備えるものである。
本発明に係る無線通信装置は、時刻をカウントするクロック部と、時刻同期メッセージを受信する受信部と、前記時刻同期メッセージの時刻情報を前記時刻に基づいて更新する時刻同期メッセージ処理部と、対向する無線通信装置と時刻同期処理を実行する時刻同期部と、前記対向する無線通信装置以外の通信装置に、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信する送信部と、を備えるものである。
本発明に係る無線通信装置は、時刻をカウントするクロック部と、対向する無線通信装置以外の通信装置から時刻同期メッセージを受信する受信部と、前記対向する無線通信装置と時刻同期処理を実行する時刻同期部と、前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記時刻に基づいて更新する時刻同期メッセージ処理部と、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信する送信部と、を備えるものである。
本発明に係る通信方法は、第1の通信回線を介して接続された第1及び第2の通信装置と、第2の通信回線を介して接続された第3及び第4の通信装置と、を備える通信システムにおける通信方法であって、前記第1の通信装置は、第1の時刻をカウントし、送信元装置から送信された時刻同期メッセージを受信し、前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第1の時刻に基づいて更新し、前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを前記第2の通信装置へ送信し、前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻に基づいた第1の時刻同期処理を実行し、前記第2の通信装置は、第2の時刻をカウントし、前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の通信装置から前記時刻同期メッセージを受信し、前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の時刻に前記第2の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行し、前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第2の時刻に基づいて更新し、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信先装置へ送信するものである。
本発明に係る無線通信方法は、無線通信装置における無線通信方法であって、時刻をカウントし、時刻同期メッセージを受信し、前記時刻同期メッセージの時刻情報を前記時刻に基づいて更新し、対向する無線通信装置と時刻同期処理を実行し、前記対向する無線通信装置以外の通信装置に、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信するものである。
本発明に係る無線通信方法は、無線通信装置における無線通信方法であって、時刻をカウントし、対向する無線通信装置以外の通信装置から時刻同期メッセージを受信し、前記対向する無線通信装置と時刻同期処理を実行し、前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記時刻に基づいて更新し、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信するものである。
本発明によれば、精度良く時刻を同期させることが可能な通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することができる。
実施の形態に係る通信システムの概要構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る通信システムの構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る通信システムの通常時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る通信システムの通常時の動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る通信システムの障害時の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る通信システムの障害時の動作を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る通信システムの構成を示す構成図である。 実施の形態2に係る通信システムの通常時の動作を説明するための説明図である。 実施の形態3に係る通信システムのパケット送信動作を説明するための説明図である。 実施の形態4に係る通信システムの構成を示す構成図である。 実施の形態5に係る通信システムの構成を示す構成図である。 実施の形態6に係る通信システムの構成を示す構成図である。 実施の形態7に係る通信システムの構成を示す構成図である。 実施の形態8に係る通信システムの構成を示す構成図である。 参考例の通信システムの構成及び動作を説明するための説明図である。 参考例の通信システムの構成及び動作を説明するための説明図である。 参考例の通信システムの構成及び動作を説明するための説明図である。 参考例の通信システムの構成及び動作を説明するための説明図である。 参考例の通信システムの構成及び動作を説明するための説明図である。
(参考例)
実施の形態の説明の前に、実施の形態適用前の参考例について説明する。ここでは、参考例として、アグリゲーションを実現する構成例、IEEE1588を実現する構成例、アグリゲーションの構成とIEEE1588の構成を組み合わせた例について説明する。
図15は、アグリゲーションにより通信を行う参考例の通信システム900の構成例を示している。
図15に示すように、参考例の通信システム900は、中継装置910〜940を備えている。中継装置910及び920は、マスター回線である無線回線903を介して無線通信を行い、アグリゲーションのマスター通信部901を構成する。中継装置930及び940は、スレーブ回線である無線回線904を介して無線通信を行い、アグリゲーションのスレーブ通信部902を構成する。
また、マスター側の中継装置910とスレーブ側の中継装置930は、有線回線905を介して接続され、マスター側の中継装置920とスレーブ側の中継装置940は、有線回線906を介して接続されている。
中継装置910は、IF(インタフェース)回路911、アグリゲーション処理回路912、フレーム処理回路913を備え、中継装置920は、IF回路921、アグリゲーション処理回路922、フレーム処理回路923を備えている。中継装置930は、アグリゲーション処理回路932、フレーム処理回路933を備え、中継装置940は、アグリゲーション処理回路942、フレーム処理回路943を備えている。
マスター通信部901の送信側である中継装置910では、IF回路911が転送する転送パケットを受信すると、アグリゲーション処理回路912が転送パケットを複数の分割パケットに分割し、分割パケットの半分をスレーブ通信部902の中継装置930へ転送し、分割パケットの残りの半分をフレーム処理回路913から無線回線903を介して中継装置920へ送信する。
スレーブ通信部902の送信側である中継装置930では、アグリゲーション処理回路932が中継装置910から分割パケットを受信し、受信した分割パケットを無線回線904を介して中継装置940へ送信する。無線回線903及び904の2回線でパケットを送信することにより、通常の2倍の無線帯域でパケットを送信することができる。
スレーブ通信部902の受信側である中継装置940では、フレーム処理回路943が無線回線904を介して分割パケットを受信し、アグリゲーション処理回路942が分割パケットをマスター通信部901の中継装置920へ転送する。
マスター通信部901の受信側である中継装置920では、フレーム処理回路923が無線回線903を介して分割パケットを受信し、アグリゲーション処理回路922が中継装置910から受信する分割パケットと中継装置940から受信する分割パケットを併合して転送パケットを復元し、IF回路921から復元した転送パケットを後続に転送する。
図16は、IEEE1588v2により時刻同期を行う参考例の通信システム800の構成例を示している。参考例の通信システム800は、クロックマスター装置801、クロックスレーブ装置802を備えており、クロックマスター装置801とクロックスレーブ装置802との間で、IEEE1588v2により高精度に時刻同期を行う。
クロックマスター装置801とクロックスレーブ装置802との間で、IEEE1588v2で規定された時刻同期用パケットであるPTPパケットを送受信することにより、装置間で時刻同期を行う。
PTPパケットには、クロックマスター装置801のタイマーA0の時刻、クロックスレーブ装置802のタイマーB0の時刻が書き込まれる。PTPパケットを送受信することにより、クロックマスター装置801がPTPパケットを送信した時刻t1、クロックスレーブ装置802がPTPパケットを受信した時刻t2、クロックスレーブ装置802がPTPパケットを送信した時刻t3、クロックマスター装置801がPTPパケットを受信した時刻t4が記録される。時刻t1〜t3により、装置間の通信回線による遅延時間が求まり、この遅延時間を用いてクロックスレーブ装置802がタイマーB0の時刻を補正することで、タイマーA0とタイマーB0の時刻を同期させる。
IEEE1588v2では、クロックマスター装置からクロックスレーブ装置へ向かう下り回線の遅延時間(t2−t1)と、クロックスレーブ装置からクロックマスター装置へ向かう上り回線の遅延時間(t4−t3)との平均を、装置間の遅延時間とするため、装置間で時刻同期をとるためには装置間の上り下り回線の遅延量が同じであることが前提となっている。
このため、図16の例では、上り下り回線の遅延量が同じである必要があるが、同期をとりたい装置間に中継装置を挟んだ場合、上り下り回線の遅延量が異なってしまう可能性がある。そこで、上り下り回線が異なる場合でも時刻同期を可能とするため、IEEE1588v2ではTC(Transparent Clock)機能が規定されている。
図17は、IEEE1588v2のTC機能により時刻同期を行う参考例の通信システム803の構成例を示している。
図17に示すように、通信システム803は、クロックマスター装置801とクロックスレーブ装置802との間に、無線回線804を介して無線通信を行う中継装置810及び820を備える。
中継装置810及び820にて発生する遅延時間をPTPパケット内のCorrectionFieldに多重して転送することにより、中継装置間の遅延量を無視してクロックマスター装置801とクロックスレーブ装置802の時刻同期制御を行う。
中継装置810は、IF回路811、TC(Transparent Clock)処理回路812、フレーム処理回路813を備え、中継装置820は、IF回路821、TC処理回路822、フレーム処理回路823を備えている。
送信側の中継装置810、受信側の中継装置820は、それぞれタイマーA,Bを備えている。中継装置810及び820は、無線回線804を介して送受信する無線フレームに同期パルスを多重することにより、両局の中継装置のタイマー同期をとっている。
無線送信側の中継装置810では、IF回路811がクロックマスター装置801からPTPパケットが入力されると、入力されたタイミングでTC処理回路812がタイマーAの値(t11)をPTPパケット内のCorrectionFieldから減算し、減算したPTPパケットをフレーム処理回路813から無線回線804を介して中継装置820へ送信する。無線受信側の中継装置820では、フレーム処理回路823が無線回線804を介してPTPパケットを受信し、IF回路821からPTPパケットを出力するタイミングで、TC処理回路822がタイマーBの値(t12)をPTPパケット内のCorrectionFieldに加算する。
これにより、中継装置間で発生した遅延量がCorrectionFieldに多重される。そうすると、クロックマスター装置とクロックスレーブ装置間の下り回線の遅延時間は(t2−t1−t11+t12)となり、中継装置間の遅延が差し引かれる。上り回線でも、同様に中継装置間の遅延が差し引かれる。したがって、中継装置間の遅延量が上り下り回線で不一致であっても、クロックマスター装置とクロックスレーブ装置間の遅延量が等しくなるため、マスター装置とスレーブ装置間で正確に時刻同期を行うことができる。
図18は、図15のアグリゲーションにより通信を行う構成において、図17のIEEE1588v2のTC機能を適用した参考例の通信システム907の構成を示している。
図18では、図15の構成に加えて、中継装置910に図17のTC処理回路812を備え、中継装置920に図17のTC処理回路822を備えている。
通信システム907では、中継装置910及び920は、無線回線903を介して無線フレームを送受信することにより、タイマーAとタイマーBの同期をとっている。
中継装置910では、クロックマスター装置801からIF回路911がPTPパケットを受信すると、受信したタイミングでTC処理回路812がタイマーAの値をPTPパケット内のCorrectionFieldから減算する。
アグリゲーション処理回路912は、減算したPTPパケットを複数の分割パケットに分割し、分割パケットの半分を中継装置930へ転送し、分割パケットの残りの半分をフレーム処理回路913から無線回線903を介して中継装置920へ転送する。
また、中継装置940では、フレーム処理回路943が無線回線904を介して分割パケットを受信し、アグリゲーション処理回路942が受信した分割パケットをマスター通信部901の中継装置920へ転送する。
中継装置920では、フレーム処理回路923が無線回線903を介して分割パケットを受信し、アグリゲーション処理回路922が中継装置910から受信する分割パケットと中継装置940から受信する分割パケットを併合してPTPパケットを復元する。TC処理回路822がタイマーBの値をPTPパケット内のCorrectionFieldに加算し、このタイミングで、IF回路921から復元したPTPパケットをクロックスレーブ装置802へ送信する。
図19を用いて、図18の参考例の通信システム907で生じる問題について説明する。
図19に示すように、マスター側の無線回線903が切断され、スレーブ側の無線回線904のみ接続されている場合、PTPパケットを分割した分割パケットは、マスター側の無線回線903では転送できない。このため、スレーブ側の無線回線904のみを介して転送することになる。全ての分割パケットが、中継装置930、無線回線903、中継装置940を介して転送されると、中継装置920で併合され、PTPパケットの出力時にタイマーBの値が加算される。
しかし、タイマーAとタイマーBは、マスター側の無線回線903の無線フレームにより同期をとっていたため、無線回線903の切断により、タイマーAとタイマーBの同期が取れなくなり、中継装置910と中継装置920とで時刻がずれてしまう。そうすると、中継装置920でPTPパケットのCorrectionFieldに時刻がずれて誤った値が多重されてしまう。その結果、クロックマスター装置801とクロックスレーブ装置802の時刻同期精度が低下するという問題がある。
そこで、以下の実施の形態では、複数の通信回線を用いて通信を行う構成において、PTPパケットのCorrectionFieldに適切な値を書き込むことを可能とする。
(実施の形態の概要)
図1は、実施の形態に係る通信システム1の概要を示している。図1に示すように、実施の形態に係る通信システム1は、通信装置(第1の通信装置)10、通信装置(第2の通信装置)20、通信装置(第3の通信装置)30、通信装置(第4の通信装置)40を備えている。
通信装置10と通信装置20とは、通信回線(第1の通信回線)2を介して通信可能に接続されている。通信装置30と通信装置40とは、通信回線(第2の通信回線)3を介して通信可能に接続されている。
通信装置10は、クロック部(第1のクロック部)11、受信部(第1の受信部)12、時刻同期メッセージ処理部(第1の時刻同期メッセージ処理部)13、時刻同期部(第1の時刻同期部)14、送信部(第1の送信部)15を備えている。
クロック部11は、第1の時刻をカウントする。の受信部12は、送信元装置(不図示)から送信された時刻同期メッセージを受信する。時刻同期メッセージ処理部13は、受信した時刻同期メッセージの時刻情報を第1の時刻に基づいて更新する。送信部15は、通信回線2を含む経路と通信装置30を含む経路とを介して、時刻情報を更新した時刻同期メッセージを通信装置20へ送信する。時刻同期部14は、通信回線2を含む経路と通信装置30を含む経路とを介して、通信装置20との間で第1の時刻に基づいた第1の時刻同期処理を実行する。
例えば、通信装置10は、時刻をカウントするクロック部11と、時刻同期メッセージを受信する受信部12と、時刻同期メッセージの時刻情報を時刻に基づいて更新する時刻同期メッセージ処理部13と、対向する無線通信装置(通信装置20)と時刻同期処理を実行する時刻同期部14と、対向する無線通信装置以外の通信装置に、時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信する送信部15と、を備える、無線通信装置でもよい。
通信装置20は、クロック部(第2のクロック部)21、受信部(第2の受信部)22、時刻同期メッセージ処理部(第2の時刻同期メッセージ処理部)23、時刻同期部(第2の時刻同期部)24、送信部(第2の送信部)25を備えている。
クロック部21は、第2の時刻をカウントする。受信部22は、通信回線2を含む経路と通信装置40を含む経路とを介して、通信装置10から時刻同期メッセージを受信する。時刻同期部24は、通信回線2を含む経路と通信装置40を含む経路とを介して、第1の時刻に第2の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行する。時刻同期メッセージ処理部23は、受信した時刻同期メッセージの時刻情報を第2の時刻に基づいて更新する。送信部25は、時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信先装置(不図示)へ送信する。
例えば、通信装置20は、時刻をカウントするクロック部21と、対向する無線通信装置(通信装置10)以外の通信装置から時刻同期メッセージを受信する受信部22と、対向する無線通信装置と時刻同期処理を実行する時刻同期部24と、受信した時刻同期メッセージの時刻情報を時刻に基づいて更新する時刻同期メッセージ処理部23と、時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信する送信部25と、を備える、無線通信装置でもよい。
このように、実施の形態では、通信装置10と通信装置20間の同期処理を、通信回線2を介した経路で行うとともに、通信装置30、通信回線3及び通信装置40を介して行う。これにより、通信回線2が障害となった場合でも、通信装置30、通信回線3及び通信装置40を介して同期処理を行うことができる。したがって、時刻同期メッセージ(PTPパケット)を転送する際に適切な時刻を書き込むことができ、時刻同期精度を向上することができる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して実施の形態1について説明する。図2は、実施の形態1に係る通信システム100の構成を示している。図2に示すように、実施の形態1に係る通信システム100は、中継装置(第1の通信装置)110、中継装置(第2の通信装置)120、中継装置(第3の通信装置)130、中継装置(第4の通信装置)140を備えている。
中継装置110及び120は、マスター回線である無線回線(第1の通信回線)103を介して無線通信を行い、アグリゲーションのマスター通信部101を構成する。中継装置130及び140は、スレーブ回線である無線回線(第2の通信回線)104を介して無線通信を行い、アグリゲーションのスレーブ通信部102を構成する。なお、中継装置110及び120の間、中継装置130及び140の間は、無線回線に限らず有線回線により通信可能に接続されていてもよい。また、2つの無線回線に限らず、さらに複数の無線回線を介してアグリゲーションによる通信を行ってもよい。
マスター通信部101の送信側である中継装置110とスレーブ通信部102の送信側である中継装置130は、有線回線105を介して接続され、マスター通信部101の受信側である中継装置120とスレーブ通信部102の受信側である中継装置140は、有線回線106を介して接続されている。なお、中継装置110及び130の間、中継装置120及び140の間は、有線回線に限らず無線回線により通信可能に接続されていてもよい。
また、中継装置110は、有線回線107を介してクロックマスター装置(送信元装置)201と接続され、中継装置120は、有線回線108を介してクロックスレーブ装置(送信先装置)202と接続されている。なお、有線回線に限らず無線回線や他のネットワークを介して接続されていてもよい。例えば、有線回線107及び108の伝送速度は1Gbpsであり、無線回線103及び104の伝送速度は500Mbpsである。2つの無線回線をアグリゲーションすることで、有線回線と同等の伝送帯域を確保することができる。また、中継装置110〜140は、クロックマスター装置201とクロックスレーブ装置202との間で、IEEE1588のTC(Transparent Clock)機能と実現することで、クロックマスター装置201とクロックスレーブ装置202の時刻を高精度に同期させる。なお、IEEE1588のTC機能に限らず、その他、中継装置がパケット(メッセージ)の時刻情報を更新することで時刻同期を行う構成であってもよい。
中継装置110は、IF(インタフェース)回路111、アグリゲーション処理回路112、フレーム処理回路113、TC処理回路114、同期処理回路115を備えている。
IF回路(第1の受信部)111は、有線回線107と接続する送受信(入出力)インタフェースである。IF回路111は、有線回線107を介してクロックマスター装置201からPTPパケット(時刻同期メッセージ)やその他の転送パケットを受信する。
アグリゲーション処理回路(第1の送信部)112は、無線回線103及び104を介してパケットを転送するために必要な処理を行う回路である。アグリゲーション処理回路112は、PTPパケットや転送パケット(転送メッセージ)を所定の長さ(例えば256バイトなど)の分割パケット(分割メッセージ)に分割し、分割した一部の分割パケットを無線回線103を介して中継装置120へ送信するとともに、他の分割パケットを中継装置130、無線回線104及び中継装置140を介して中継装置120へ送信する。
なお、アグリゲーション処理として、パケットを分割せずに、パケットをそのままいずれかの経路へ転送してもよい。また、アグリゲーションのように複数の通信回線を1つに集約する例に限らず、一方を現用回線とし、他方を予備回線として、現用/予備を切り替えるような冗長構成であってもよい。
フレーム処理回路113は、無線回線103を介して無線フレームを送受信する送受信回路である。フレーム処理回路113は、PTPパケットや転送パケットを分割した分割パケットを、無線フレームにより無線回線103を介して中継装置120へ送信する。また、フレーム処理回路113は、同期パルスが多重された無線フレームを送信する。
TC処理回路(第1の時刻同期メッセージ処理部)114は、IEEE1588のTC機能に必要な処理を行う回路である。TC処理回路114は、タイマーAを有し、PTPパケット受信時、PTPパケット内のCorrectionFieldをタイマーAの値に基づいて更新する。タイマーAは、第1の時刻をカウントする第1のクロック部である。タイマーがカウントする値をタイマー値(クロック値)と称する。
同期処理回路(第1の時刻同期部)115は、中継装置120との時刻同期処理を実行する。同期処理回路115は、無線回線103の無線フレームに同期パルスを多重することで、無線回線103を介した同期処理を行う。また、同期処理回路115は、同期パケットを中継装置130へ送信することで、中継装置130、無線回線104及び中継装置140を介して同期処理を介した同期処理を行う。
中継装置130は、アグリゲーション処理回路132、フレーム処理回路133、同期処理回路135を備えている。
アグリゲーション処理回路132は、中継装置110から分割パケットを受信し、受信した分割パケットをフレーム処理回路133へ出力する。同期処理回路135は、中継装置110から同期用パケットを受信し、受信した同期用パケットをフレーム処理回路133へ出力する。フレーム処理回路133は、無線回線104を介して中継装置140へ無線フレームを送信し、分割パケットまたは同期用パケットを無線フレームを用いて送信する。
中継装置140は、アグリゲーション処理回路142、フレーム処理回路143、同期処理回路145を備えている。
フレーム処理回路143は、無線回線104を介して中継装置130から無線フレームを受信し、分割パケットまたは同期用パケットを無線フレームを用いて受信する。アグリゲーション処理回路142は、中継装置130から分割パケットを受信し、受信した分割パケットを有線回線106を介して中継装置120へ送信する。同期処理回路145は、中継装置130から同期用パケットを受信し、受信した同期用パケットを有線回線106を介して中継装置120へ送信する。
中継装置120は、IF回路121、アグリゲーション処理回路122、フレーム処理回路123、TC処理回路124、同期処理回路125を備えている。
フレーム処理回路123は、無線回線103を介して中継装置110から無線フレームを受信し、分割パケットを無線フレームを用いて受信する。また、フレーム処理回路123は、同期パルスが多重された無線フレームを受信する。
アグリゲーション処理回路(第2の受信部)122は、中継装置110から無線回線103を介して分割パケットを受信し、また、中継装置140から有線回線106を介して分割パケットを受信する。アグリゲーション処理回路122は、中継装置110から受信した分割パケットと中継装置140から受信した分割パケットとを併合して転送パケットまたはPTPパケットを復元する。
同期処理回路(第2の時刻同期部)125は、中継装置110との時刻同期処理を実行する。同期処理回路125は、無線回線103を介して受信した無線フレームから同期パルスを取得することで、タイマーBをタイマーAに同期させる。また、同期処理回路125は、中継装置140から同期用パケットを受信し、受信した同期用パケットを用いて、タイマーBをタイマーAに同期させる。同期処理回路125は、レジスタ(差分記憶部)125aを有しており、受信する同期用パケット内のタイマー値とタイマーBのタイマー値との差分をレジスタに保持する。同期処理回路125は、無線回線103が通信可能な場合、無線回線103を介して時刻同期を行い、無線回線103が通信不可能(かつ無線回線104が通信可能)な場合、中継装置130、無線回線104及び中継装置140を介して時刻同期を行う。
TC処理回路(第2の時刻時刻同期メッセージ処理部)124は、タイマーBを有し、PTPパケット送信時、PTPパケット内のCorrectionFieldをタイマーBの値に基づいて更新する。IF回路(第2の送信部)121は、有線回線108と接続する送受信(入出力)インタフェースである。IF回路121は、有線回線108を介してクロックスレーブ装置202へPTPパケットやその他の転送パケットを送信する。タイマーBは、第2の時刻をカウントする第2のクロック部である。
図3〜図6を用いて、本実施の形態に係る通信システムの動作について説明する。図3及び図4は、2つの無線回線を使用した通常時の動作を示している。
図3及び図4に示すように、通常時、中継装置110と中継装置120は、無線回線103を介して無線フレームを送受信することにより、タイマーAとタイマーBを同期させる(S101)。中継装置110の同期処理回路115は、タイマーAの動作タイミングに合わせて同期パルスを生成し、生成した同期パルスを無線フレームに多重化して定期的に中継装置120へ送信する。中継装置120の同期処理回路125は、中継装置120から送信された無線フレームを受信し、受信した無線フレームに多重された同期パルスを取得し、取得した同期パルスのタイミングと、タイマーBの動作タイミングを一致(同期)させる。例えば、同期パルスは、タイマーをリセットするクリアパルスである。中継装置110は、IEEE1588で規定された同期精度(例えばナノ秒レベル)を保つことができる周期で、定期的に同期パルスを多重した無線フレームを送信する。
また、中継装置110と中継装置120は、中継装置130、無線回線104及び中継装置140を介して同期用パケットを送受信する(S102)。中継装置110の同期処理回路115は、タイマーAの値を書き込んだ同期用パケットを生成し、生成した同期用パケットを有線回線105を介して定期的に中継装置130へ送信する。中継装置130の同期処理回路135は、中継装置110から受信した同期用パケットを無線回線104を介して中継装置140へ転送し、さらに、中継装置140の同期処理回路145は、受信した同期用パケットを有線回線106を介して中継装置120へ転送する。中継装置120の同期処理回路125は、中継装置140を介して同期用パケットを受信し、受信した同期用パケットのタイマー値とタイマーBのタイマー値との差分をレジスタ125aに保持する。中継装置110は、無線フレームと同様に、IEEE1588で規定された同期精度(例えばナノ秒レベル)を保つことができる周期で、定期的に同期用パケットを送信する。
なお、無線フレームを受信している間は、無線フレームを用いて同期しているため、同期用パケットを用いて同期しなくてよいが、無線フレーム及び同期用パケットを用いて同期を行ってもよい。例えば、通常時に、同期用パケットのタイマー値やレジスタ125aを用いて同期を行ってもよい。また、無線回線切断時にのみ、同期用パケットを送信するようにしてもよい。
続いて、無線回線103及び104で通信可能な状態で、中継装置110は、PTPパケットを受信すると(S103)、受信したPTPパケットをタイマーAの値で更新する(S104)。中継装置110では、IF回路111は、クロックマスター装置201から有線回線107を介してPTPパケットを受信し、TC処理回路114は、受信したPTPパケット内のCorrectionFieldからタイマーAの値を減算する。
続いて、中継装置110は、PTPパケットを複数の分割パケットに分割し(S105)、分割パケットを無線回線103及び104を介して中継装置120へ転送し(S106)、中継装置120は、受信した分割パケットを併合する(S107)。
中継装置110のアグリゲーション処理回路112は、更新されたPTPパケットを複数の分割パケットに分割し、分割パケットの半分をフレーム処理回路113から無線回線103を介して中継装置120へ送信し、分割パケットの残りの半分を有線回線105を介して中継装置130へ送信する。なお、無線回線103及び104の帯域に応じて、送信する分割パケットの数を制御してもよい。中継装置130のアグリゲーション処理回路132は、有線回線105を介して分割パケットを受信し、受信した分割パケットをフレーム処理回路133から無線回線104を介して中継装置140へ送信する。中継装置140のアグリゲーション処理回路142は、無線回線104を介してフレーム処理回路143から分割パケットを受信し、受信した分割パケットを有線回線106を介して中継装置120へ送信する。中継装置120のアグリゲーション処理回路122は、無線回線103を介してフレーム処理回路123から分割パケットを受信し、また、有線回線106を介して分割パケットを受信し、無線回線103及び有線回線106を介して受信した分割パケットを併合してPTPパケットを復元する
続いて、中継装置120は、復元したPTPパケットをタイマーBの値で更新し(S108)、このタイミングで、更新したPTPパケットを送信する(S109)。中継装置120のTC処理回路124は、タイマーBの値をPTPパケット内のCorrectionFieldに加算し、IF回路121は、加算したPTPパケットを有線回線108を介してクロックスレーブ装置202へ送信する。
図5及び図6は、1つの無線回線で障害が発生した場合の動作を示している。図5及び図6に示すように、無線回線103が切断された場合(S110)、すなわち、障害等の発生により無線回線103を介した通信が不可能となった場合、中継装置120は、同期用パケットを用いて時刻同期を行う(S111)。無線回線103の切断により無線フレームを用いた同期を行うことができないため、同期処理回路125は、中継装置130、無線回線104及び中継装置140を介して受信する同期用パケットを用いて時刻同期を行う。同期処理回路125は、受信した同期用パケットのタイマー値から、レジスタ125aに保持した値を減算し、減算した値をタイマーBに設定することで、タイマーBをタイマーAに同期させる。レジスタ125aの値を用いることで、無線回線103を介した場合と同様の精度で同期をとることができる。
その後PTPパケットを受信すると、無線回線104のみを介してPTPパケットを転送する。このときの処理は、S103〜S109と基本的に同様となる。すなわち、中継装置110は、PTPパケットを受信すると(S112)、受信したPTPパケットをタイマーAの値で更新する(S113)。中継装置110は、PTPパケットを複数の分割パケットに分割し(S114)、分割パケットを中継装置130、無線回線104及び中継装置140を介して中継装置120へ転送し(S115)、中継装置120は、受信した分割パケットを併合する(S116)。中継装置120は、復元したPTPパケットをS111で同期しているタイマーBの値で更新し(S117)、このタイミングで、更新したPTPパケットを送信する(S118)。
以上のように、本実施の形態では、中継装置間で、マスター側の無線回線を介して無線フレームにより同期処理を行うとともに、スレーブ側の経路を介して同期用パケットにより同期処理を行う。これにより、マスター側の無線回線が通信不可となった場合でも、同期用パケットを用いて同期処理を行うことができる。このため、中継装置において、正確な時刻をPTPパケットに書き込むことができるため、TC機能の時刻同期を精度よく行うことができる。
(実施の形態2)
以下、図面を参照して実施の形態2について説明する。本実施の形態は、実施の形態1に対して、スレーブ側の中継装置のタイマーを用いて同期を行う例である。
図7は、実施の形態2に係る通信システム100の構成を示している。図7では、実施の形態1の図2に対して、中継装置130の同期処理回路135にタイマーCを備え、中継装置140の同期処理回路145にタイマーDを備えている。タイマーCは、第3の時刻をカウントする第3のクロック部であり、タイマーDは、第4の時刻をカウントする第4のクロック部である。本実施の形態では、タイマーCをタイマーAに同期させ、タイマーDをタイマーCに同期させ、タイマーBをタイマーAまたはタイマーDに同期させる。
同期処理回路(第3の時刻同期部)135は、中継装置140との時刻同期処理を実行するとともに、中継装置110との時刻同期処理を実行する。同期処理回路135は、無線回線104の無線フレームに同期パルスを多重することで、タイマーCとタイマーDを同期させる。また、同期処理回路135は、中継装置110から受信する同期用パケットを用いて、タイマーAとタイマーCを同期させる。
同期処理回路(第4の時刻同期部)145は、中継装置130との時刻同期処理を実行するとともに、中継装置120との時刻同期処理を実行する。同期処理回路145は、無線回線104を介して受信した無線フレームから同期パルスを取得することで、タイマーDをタイマーBに同期させる。また、同期処理回路145は、同期用パケットを中継装置120へ送信し、タイマーDとタイマーBを同期させる。
図8は、2つの無線回線を使用した通常時の動作を示している。通常時、中継装置110と中継装置120は、実施の形態1と同様に、無線回線103を介して無線フレームを送受信することにより、タイマーAとタイマーBを同期させる。中継装置130と中継装置140は、中継装置110及び中継装置120と同様に、無線回線104を介して無線フレームを送受信することにより、タイマーCとタイマーDを同期させる。
また、中継装置110と中継装置130は、同期用パケットを送受信することにより、タイマーAとタイマーCを同期させる。中継装置130の同期処理回路135は、有線回線105を介して同期用パケットを受信し、受信した同期用パケットのタイマー値をタイマーCに設定することで、タイマーCをタイマーAに同期させる。
また、中継装置140と中継装置120は、同期用パケットを送受信する。中継装置140の同期処理回路145は、タイマーDの値を書き込んだ同期用パケットを生成し、生成した同期用パケットを有線回線106を介して定期的に中継装置120へ送信する。中継装置120の同期処理回路125は、実施の形態1と同様に、受信する同期用パケットのタイマー値とタイマーBのタイマー値との差分をレジスタ125aに保持する。
なお、通常時のPTPパケットの転送動作、無線回線障害時の動作は、実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態では、マスター側の中継装置にタイマーを備え、それぞれの中継装置のタイマー間で同期を行うようにした。これにより、各中継装置間での時刻同期の精度が向上するため、マスター側の無線回線が通信不可となった場合に、さらに精度よく時刻同期を行うことができる。
(実施の形態3)
以下、図面を参照して実施の形態3について説明する。本実施の形態では、実施の形態1または2の構成において、同期用パケットと分割パケットの送信タイミング制御について説明する。
中継装置110は、有線回線105を介して中継装置130へ、同期用パケットを送信するとともに、PTPパケットまたは転送パケットを分割した分割パケットを送信する。図9に示すように、中継装置110の同期処理回路115は、同期用パケットを有線回線105へ定期的に送信する。同期用パケットは、タイマー間の時刻同期の精度を保つために、常に定期的に送信する必要がある。
このため、中継装置110のアグリゲーション処理回路112は、同期用パケットの送信タイミングを避けて分割パケットを送信する。アグリゲーション処理回路112は、分割パケットを送信しようとする際、同期用パケットの送信タイミングと衝突する場合、同期用パケットの送信が終了した後、分割パケットを送信する。例えば、分割パケットの送信開始から送信終了までの間に、同期用パケットの送信タイミングが重ならないように、分割パケットを送信する。分割パケットの送信に必要な時間は、分割パケット長と転送側で求めることができる。少なくとも、同期用パケットの送信間隔は、分割パケットの送信に必要な時間よりも長い(分割パケットの送信に必要な時間は、同期用パケットの送信間隔よりも短い)。なお、中継装置140から中継装置120へ同期用パケットと分割パケットを送信するタイミングも同様である。
このように、本実施の形態では、同期用パケットの送信タイミングを避けて分割パケットを送信する。これにより、同期用パケットと分割パケットの衝突を防ぎ、同期用パケットを常に定期的に送信することができるため、同期用パケットによる時刻同期をより精度よく行うことができる。
(実施の形態4)
以下、図面を参照して実施の形態4について説明する。本実施の形態では、実施の形態1または2の構成において、マスター側の中継装置とスレーブ側の中継装置との間を2つの通信回線により接続する。
図10は、本実施の形態に係る通信システムの概要構成を示している。各中継装置の内部構成は、実施の形態1または2と同様である。図10に示すように、中継装置110と中継装置130の間を、有線回線105a及び105bを介して接続し、中継装置120と中継装置140の間を、有線回線106a及び106bを介して接続する。なお、有線回線のような物理回線に限らず仮想的な論理回線であってもよい。
有線回線105aと有線回線105bの一方が、同期用パケット送信用の回線であり、他方が分割パケット送信用の回線である。有線回線106a及び106bも同様である。例えば、中継装置110は、有線回線105aを介して定期的に同期用パケットを送信し、有線回線105bを介して分割パケットを送信する。また、中継装置140は、有線回線106aを介して定期的に同期用パケットを送信し、有線回線106bを介して分割パケットを送信する。
このように、同期用パケットを送信するための通信回線と、分割パケットを送信するための通信回線とを別の回線とすることで、同期用パケットと分割パケットの衝突を簡易に防ぐことができる。したがって、実施の形態3と同様に、同期用パケットを常に定期的に送信することができるため、同期用パケットによる時刻同期をより精度よく行うことができる。
(実施の形態5)
以下、図面を参照して実施の形態5について説明する。実施の形態2では、中継装置110のタイマーAを基準として、タイマーB〜タイマーDをタイマーAに同期させたが、その他のタイマーを基準としてもよい。本実施の形態では、中継装置130のタイマーCを基準とする。すなわち、タイマーAをタイマーCに同期させ、タイマーDをタイマーCに同期させ、タイマーBをタイマーAまたはタイマーDに同期させる。
図11は、本実施の形態に係る通信システムの構成を示している。図11では、実施の形態2の図7と同様の構成であり、主に中継装置間の同期動作が異なる。中継装置110と中継装置120との間の無線フレームによる同期と、中継装置130と中継装置140との間の無線フレームによる同期は実施の形態2と同様である。また、中継装置140から中継装置120への同期用パケットの送信も実施の形態2と同様である。
本実施の形態では、中継装置130から中継装置110へ同期用パケットを送信することにより、タイマーCとタイマーAを同期させる。中継装置130の同期処理回路135は、タイマーCの値を書き込んだ同期用パケットを生成し、生成した同期用パケットを有線回線105を介して中継装置110へ送信する。中継装置110の同期処理回路115は、有線回線105を介して同期用パケットを受信し、受信した同期用パケットのタイマー値をタイマーAに設定することで、タイマーAをタイマーCに同期させる。
このように、中継装置130のタイマーCを基準とし、タイマーCにタイマーAを同期させるようにしてもよい。タイマーA以外のタイマーを基準としても、実施の形態2と同様に、時刻同期を精度よく行うことができる。
(実施の形態6)
以下、図面を参照して実施の形態6について説明する。実施の形態2では、中継装置110をパケットの入力装置とし、中継装置120をパケットの出力装置としたが、中継装置110または中継装置130のいずれかを入力装置とし、中継装置120または中継装置140のいずれかを出力装置としてもよい。本実施の形態では、中継装置110を入力装置とし、中継装置140を出力装置とする。本実施の形態では、タイマーCをタイマーAに同期させ、タイマーBをタイマーAに同期させ、タイマーDをタイマーCまたはタイマーBに同期させる。
図12は、本実施の形態に係る通信システムの構成を示している。実施の形態2の図7に対して、中継装置140がIF回路141、TC処理回路144を備えている。中継装置120では、IF回路121及びTC処理回路124は不要である。
中継装置140のIF回路141は、有線回線108を介してクロックスレーブ装置202へPTPパケットやその他の転送パケットを送信する。TC処理回路124は、タイマーDの値によりPTPパケットを更新する。
中継装置110と中継装置120との間の無線フレームによる同期と、中継装置130と中継装置140との間の無線フレームによる同期は実施の形態2と同様である。また、中継装置110から中継装置130への同期用パケットの送信も実施の形態2と同様である。
本実施の形態では、中継装置120から中継装置140へ同期用パケットを送受信することにより、タイマーBとタイマーDを同期させる。中継装置120の同期処理回路125は、タイマーBの値を書き込んだ同期用パケットを生成し、生成した同期用パケットを有線回線106を介して中継装置140へ送信する。中継装置140の同期処理回路145は、有線回線106を介して同期用パケットを受信し、受信した同期用パケットのタイマー値をタイマーDに設定することで、タイマーDをタイマーBに同期させる。
通常時、中継装置110から中継装置120を介した経路と、中継装置110から中継装置130を介した経路とは、同じ遅延となるため、中継装置140は、中継装置120と中継装置140のいずれかからの同期用パケットまたは無線フレームを用いて同期してよい。また、いずれの経路も同じ遅延であるため、差分を保持するレジスタは不要である。
また、通常時、中継装置110が、PTPパケットを受信し、タイマーAの値によりPTPパケットを更新し、中継装置120及び中継装置130を介して、分割パケットを中継装置140へ送信する。中継装置140は、中継装置120及び中継装置130から分割パケットを受信し、PTPパケットを復元して、タイマーDの値によりPTPパケットを更新し、PTPパケットを送信する。
無線回線が切断された場合、中継装置140は、通信可能な経路で時刻同期を行う。無線回線103が切断されると、中継装置140は、中継装置130から受信する無線フレームにより同期する。また、中継装置110が、PTPパケットを受信し、タイマーAの値によりPTPパケットを更新し、中継装置130のみを介して、分割パケットを中継装置140へ送信する。中継装置140は、中継装置130のみから分割パケットを受信し、PTPパケットを復元して、タイマーDの値によりPTPパケットを更新し、PTPパケットを送信する。
このように、中継装置140をPTPパケットまたは転送パケットを出力する装置としてもよい。中継装置120以外を出力装置としても、実施の形態2と同様に、時刻同期を精度よく行うことができる。また、マスター側の経路とスレーブ側の経路の遅延量をほぼ等しくすることができる。
(実施の形態7)
以下、図面を参照して実施の形態7について説明する。実施の形態2では下り方向のみの構成を示したが、本実施の形態では、上り方向を含めた構成について説明する。
図13は、本実施の形態に係る通信システムの構成を示している。図13では、実施の形態2の図7の構成に加えて、中継装置110にTC処理回路116、同期処理回路117を備え、中継装置120にTC処理回路126、同期処理回路127を備え、中継装置130に同期処理回路137を備え、中継装置140に同期処理回路147を備えている。
中継装置120のIF回路121は、有線回線108を介してクロックスレーブ装置202からPTPパケットを受信する。TC処理回路126は、タイマーEを有し、PTPパケット受信時、PTPパケット内のCorrectionFieldをタイマーEの値に基づいて更新する。同期処理回路127は、無線回線103の無線フレームに同期パルスを多重することで、タイマーEとタイマーFを同期させる。また、同期処理回路127は、有線回線106を介して送信する同期用パケットを用いて、タイマーEとタイマーGを同期させる。
中継装置140の同期処理回路147は、無線回線104の無線フレームに同期パルスを多重することで、タイマーGとタイマーHを同期させる。また、同期処理回路147は、中継装置120から受信する同期用パケットを用いて、タイマーGとタイマーEを同期させる。
中継装置130の同期処理回路137は、無線回線104を介して受信した無線フレームから同期パルスを取得することで、タイマーHをタイマーGに同期させる。また、同期処理回路137は、有線回線105を介して送信する同期用パケットを用いて、タイマーHとタイマーFを同期させる。
中継装置110のTC処理回路116は、タイマーFを有し、PTPパケット送信時、PTPパケット内のCorrectionFieldをタイマーFの値に基づいて更新する。IF回路111は、更新したPTPパケットを有線回線107を介してクロックマスター装置201へ送信する。
同期処理回路117は、無線回線103を介して受信した無線フレームから同期パルスを取得することで、タイマーFをタイマーEに同期させる。同期処理回路117は、レジスタ(不図示)を有しており、受信する同期用パケット内のタイマー値とタイマーFのタイマー値との差分をレジスタに保持する。
本実施の形態における上り方向の動作は、下り方向の動作と方向が逆となるのみで、基本的に実施の形態2と同様である。
このように、実施の形態2の構成に加えて、下り方向と同様の上り方向の構成を備えることにより、上り方向も含めて時刻同期を精度よく行うことができる。また、各装置が、上りと下りで別々のタイマー(クロック)を備えることにより、送信元側のタイマーを基準として他のタイマーが同期するため、少なくとも送信元側のタイマー値より送信先側のタイマー値が遅れることになるため、送信元側でPTPパケットに多重するタイマー値と送信先側でPTPパケットに多重するタイマー値をより正確な値とすることができる。
(実施の形態8)
以下、図面を参照して実施の形態8について説明する。実施の形態7では、上り下り方向に対応した構成において、中継装置110を下りの入力装置及び上りの出力装置とし、中継装置120を下りの出力装置及び上りの入力装置とした。本実施の形態では、中継装置110を下りの入力装置、中継装置120を下りの出力装置、中継装置140を上りの入力装置、中継装置130を上りの出力装置とする。
図14は、本実施の形態に係る通信システムの構成を示している。図14では、実施の形態7の図14の構成に加えて、中継装置130が、IF回路131、TC処理回路136を備え、中継装置140が、IF回路141、TC処理回路146を備えている。中継装置110にTC処理回路116は不要であり、中継装置120にTC処理回路126は不要である。
中継装置140のIF回路141は、有線回線108を介してクロックスレーブ装置202からPTPパケットを受信する。TC処理回路146は、タイマーGを有し、PTPパケット受信時、PTPパケット内のCorrectionFieldをタイマーEの値に基づいて更新する。同期処理回路147は、有線回線106を介して送信する同期用パケットを用いて、タイマーGとタイマーEを同期させる。中継装置120の同期処理回路127は、中継装置140から受信する同期用パケットを用いて、タイマーGとタイマーEを同期させる。 中継装置140と中継装置130の間、中継装置120と中継装置110との間は、実施の形態7と同様に、無線フレームを用いて同期する。
中継装置130のTC処理回路136は、タイマーHを有し、PTPパケット送信時、PTPパケット内のCorrectionFieldをタイマーHの値に基づいて更新する。IF回路131は、更新したPTPパケットを有線回線107を介してクロックマスター装置201へ送信する。
中継装置110の同期処理回路117は、有線回線105を介して送信する同期用パケットを用いて、タイマーFとタイマーHを同期させる。中継装置130の同期処理回路137は、レジスタ(不図示)を有しており、受信する同期用パケット内のタイマー値とタイマーHのタイマー値との差分をレジスタに保持する。
本実施の形態では、下り方向の動作は、実施の形態2と同様であり、上り方向の動作は、マスター側とスレーブ側が入れ替わった動作となる。
通常時、中継装置140が、PTPパケットを受信し、タイマーGの値によりPTPパケットを更新し、無線回線104、中継装置120及び中継装置110を介して、分割パケットを中継装置130へ送信する。中継装置130は、無線回線104、中継装置110から分割パケットを受信し、PTPパケットを復元して、タイマーHの値によりPTPパケットを更新し、PTPパケットを送信する。
無線回線104が切断された場合、同期処理回路137は、受信した同期用パケットのタイマー値から、レジスタに保持した値を減算した値を、タイマーHに設定することで、タイマーHをタイマーGに同期させる。中継装置140が、PTPパケットを受信し、タイマーGの値によりPTPパケットを更新し、中継装置120及び中継装置110を介して、分割パケットを中継装置130へ送信する。中継装置130は、中継装置110から分割パケットを受信し、PTPパケットを復元して、タイマーHの値によりPTPパケットを更新し、PTPパケットを送信する。
このように、中継装置140を上り方向の入力装置、中継装置130を上り方向の出力装置としても、実施の形態7と同様に時刻同期を精度よく行うことができる。また、上り方向と下り方向とで、同期パケットを送信する方向を同じ方向にすることができるため、同期パケットを効率よく送信することができる。例えば、上り用の同期パケットと下り用の同期パケットを1つにまとめて送信してもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。中継装置の各機能(各処理)を、CPUやメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置(記憶媒体)に実施形態における通信方法を行うための通信プログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納された通信プログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
第1の通信回線を介して接続された第1及び第2の通信装置と、第2の通信回線を介して接続された第3及び第4の通信装置と、を備える通信システムであって、
前記第1の通信装置は、
第1の時刻をカウントする第1のクロック部と、
送信元装置から送信された時刻同期メッセージを受信する第1の受信部と、
前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第1の時刻に基づいて更新する第1の時刻同期メッセージ処理部と、
前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを前記第2の通信装置へ送信する第1の送信部と、
前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻に基づいた第1の時刻同期処理を実行する第1の時刻同期部と、
を備え、
前記第2の通信装置は、
第2の時刻をカウントする第2のクロック部と、
前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の通信装置から前記時刻同期メッセージを受信する第2の受信部と、
前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の時刻に前記第2の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行する第2の時刻同期部と、
前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第2の時刻に基づいて更新する第2の時刻同期メッセージ処理部と、
前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信先装置へ送信する第2の送信部と、
を備える、通信システム。
(付記2)
前記第2の時刻同期処理では、前記第1の通信回線が通信可能な場合、前記第1の通信回線を介して通知される第1の時刻のタイミングに基づいて時刻同期を行い、前記第2の通信回線が通信不可能な場合、前記第3及び第4の通信装置を介して通知される第1の時刻のタイミングに基づいて時刻同期を行う、
付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記第2の時刻同期部は、前記第1の通信回線を介して通知される第1の時刻のタイミングと、前記第3及び第4の通信装置を介して通知される第1の時刻のタイミングとの差分を保持する差分記憶部を備え、
前記第2の時刻同期処理では、前記第2の通信回線が通信不可能な場合、前記第3及び第4の通信装置を介して通知される第1の時刻のタイミングと、前記差分記憶部に記憶された差分とに基づいて時刻同期を行う、
付記2に記載の通信システム。
(付記4)
前記第1の時刻同期処理では、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻に同期した同期パルスを送信し、
前記第2の時刻同期処理では、前記同期パルスのタイミングに前記第2の時刻を同期させる、
付記1乃至3のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記5)
前記第1の時刻同期処理では、前記第1の通信回線を介して、前記同期パルスを含む通信フレームを送信し、
前記第2の時刻同期処理では、前記第1の通信回線を介して受信する前記通信フレーム内の同期パルスに基づいて前記第2の時刻を同期させる、
付記4に記載の通信システム。
(付記6)
前記第1の時刻同期処理では、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻を示すクロック値を送信し、
前記第2の時刻同期処理では、前記クロック値に前記第2の時刻を同期させる、
付記1乃至5のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記7)
前記第1の時刻同期処理では、前記第3及び第4の通信装置を介して、前記クロック値を含む同期用パケットを送信し、
前記第2の時刻同期処理では、前記第3及び第4の通信装置を介して受信する前記同期用パケット内のクロック値に基づいて前記第2の時刻を同期させる、
付記6に記載の通信システム。
(付記8)
前記第1の時刻同期部は、前記同期用パケットを定期的に送信し、
前記第1の送信部は、前記時刻同期メッセージを含む転送メッセージの一部を、前記同期用パケットの送信タイミングを避けたタイミングで送信する、
付記7に記載の通信システム。
(付記9)
前記同期用パケットを送信するための同期用パケット送信回線と、
前記時刻同期メッセージを含む転送メッセージの一部を送信するための転送メッセージ送信回線と、を備える、
付記7に記載の通信システム。
(付記10)
前記第3の通信装置は、
第3の時刻をカウントする第3のクロック部と、
前記第1の通信装置との間、及び、前記第4の通信装置との間で、前記第3の時刻に基づいた第3の時刻同期処理を実行する第3の時刻同期部と、
を備え、
前記第4の通信装置は、
第4の時刻をカウントする第4のクロック部と、
前記第3の通信装置との間、及び第2の通信装置との間で、前記第4の時刻に基づいた第4の時刻同期処理を実行する第4の時刻同期部と、
を備える、付記1乃至3のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記11)
前記第3の時刻同期処理では、前記第3の時刻を前記第1の時刻に同期させ、
前記第4の時刻同期処理では、前記第4の時刻を前記第3の時刻に同期させ、
前記第2の時刻同期処理では、前記第2の時刻を前記第1の時刻または前記第4の時刻に同期させる、
付記10に記載の通信システム。
(付記12)
前記第1の時刻同期処理では、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻に同期した第1の同期パルスを送信し、
前記第2の時刻同期処理では、前記第1の同期パルスのタイミングに前記第2の時刻を同期させ、
前記第3の時刻同期処理では、前記第4の通信装置との間で前記第3の時刻に同期した第2の同期パルスを送信し、
前記第4の時刻同期処理では、前記第2の同期パルスのタイミングに前記第4の時刻を同期させる、
付記10または11に記載の通信システム。
(付記13)
前記第1の時刻同期処理では、前記第1の通信回線を介して、前記第1の同期パルスを含む通信フレームを送信し、
前記第2の時刻同期処理では、前記第1の通信回線を介して受信する前記通信フレーム内の第1の同期パルスに基づいて前記第2の時刻を同期させ、
前記第3の時刻同期処理では、前記第2の通信回線を介して、前記第2の同期パルスを含む通信フレームを送信し、
前記第2の時刻同期処理では、前記第2の通信回線を介して受信する前記通信フレーム内の第2の同期パルスに基づいて前記第4の時刻を同期させる、
付記12に記載の通信システム。
(付記14)
前記第1の時刻同期処理では、前記第3の通信装置との間で前記第1の時刻を示す第1のクロック値を送信し、
前記第3の時刻同期処理では、前記第1のクロック値に前記第3の時刻を同期させ、
前記第4の時刻同期処理では、前記第2の通信装置との間で前記第4の時刻を示す第2のクロック値を送信し、
前記第2の時刻同期処理では、前記第2のクロック値に前記第2の時刻を同期させる、
付記10乃至13のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記15)
前記第1の時刻同期処理では、前記第1のクロック値を含む同期用パケットを前記第3の通信装置へ送信し、
前記第3の時刻同期処理では、前記第1の通信装置から受信する前記同期用パケット内の第1のクロック値に基づいて前記第3の時刻を同期させ、
前記第4の時刻同期処理では、前記第2のクロック値を含む同期用パケットを前記第2の通信装置へ送信し、
前記第2の時刻同期処理では、前記第4の通信装置から受信する前記同期用パケット内の第2のクロック値に基づいて前記第2の時刻を同期させる、
付記14に記載の通信システム。
(付記16)
前記第1の時刻同期処理では、前記第1の時刻を前記第3の時刻に同期させ、
前記第4の時刻同期処理では、前記第4の時刻を前記第3の時刻に同期させ、
前記第2の時刻同期処理では、前記第2の時刻を前記第1の時刻または前記第4の時刻に同期させる、
付記10に記載の通信システム。
(付記17)
前記第3の時刻同期処理では、前記第3の時刻を前記第1の時刻に同期させ、
前記第2の時刻同期処理では、前記第2の時刻を前記第1の時刻に同期させ、
前記第4の時刻同期処理では、前記第4の時刻を前記第2の時刻または前記第3の時刻に同期させ、
前記第4の通信装置が、前記第2の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して受信する前記時刻同期メッセージの時刻情報を前記第4の時刻に基づいて更新する、
付記10に記載の通信システム。
(付記18)
前記第2の通信装置は、さらに、
第3の時刻をカウントする第3のクロック部と、
前記送信先装置から送信された時刻同期メッセージを受信する第3の受信部と、
前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第3の時刻に基づいて更新する第3の時刻同期メッセージ処理部と、
前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを前記第1の通信装置へ送信する第3の送信部と、
前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の通信装置との間で前記第3の時刻に基づいた第3の時刻同期処理を実行する第3の時刻同期部と、
を備え、
前記第1の通信装置は、さらに、
第4の時刻をカウントする第4のクロック部と、
前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記第2の通信装置から前記時刻同期メッセージを受信する第4の受信部と、
前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記第3の時刻に前記第4の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行する第4の時刻同期部と、
前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第4の時刻に基づいて更新する第4の時刻同期メッセージ処理部と、
前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信元装置へ送信する第4の送信部と、
を備える、付記1に記載の通信システム。
(付記19)
前記第4の通信装置は、
第3の時刻をカウントする第3のクロック部と、
前記送信先装置から送信された時刻同期メッセージを受信する第3の受信部と、
前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第3の時刻に基づいて更新する第3の時刻同期メッセージ処理部と、
前記第2の通信回線を含む経路と前記第2の通信装置を含む経路とを介して、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを前記第3の通信装置へ送信する第3の送信部と、
前記第2の通信回線を含む経路と前記第2の通信装置を含む経路とを介して、前記第3の通信装置との間で前記第3の時刻に基づいた第3の時刻同期処理を実行する第3の時刻同期部と、
を備え、
前記第3の通信装置は、
第4の時刻をカウントする第4のクロック部と、
前記第2の通信回線を含む経路と前記第1の通信装置を含む経路とを介して、前記第4の通信装置から前記時刻同期メッセージを受信する第4の受信部と、
前記第2の通信回線を含む経路と前記第1の通信装置を含む経路とを介して、前記第3の時刻に前記第4の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行する第4の時刻同期部と、
前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第4の時刻に基づいて更新する第4の時刻同期メッセージ処理部と、
前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信元装置へ送信する第4の送信部と、
を備える、付記1に記載の通信システム。
(付記20)
前記第1の時刻同期メッセージ処理部は、前記時刻同期メッセージの時刻情報から前記第1の時刻を減算し、
前記第2の時刻同期メッセージ処理部は、前記時刻同期メッセージの時刻情報に前記第2の時刻を加算する、
付記1乃至19のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記21)
前記第1の送信部は、前記時刻同期メッセージを複数の分割メッセージに分割し、前記複数の分割メッセージを前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して送信し、
前記第2の受信部は、前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記複数の分割メッセージを受信し、前記受信した複数の分割メッセージを併合して前記時刻同期メッセージを復元する、
付記1乃至20のいずれか一項に記載の通信システム。
1 通信システム
2、3 通信回線
10、20、30、40 通信装置
11、21 クロック部
12、22 受信部
13、23 時刻同期メッセージ処理部
14、24 時刻同期部
15、25 送信部
100 通信システム
101 マスター通信部
102 スレーブ通信部
103、104 無線回線
105、105a、105b 有線回線
106、106a、106b 有線回線
107、108 有線回線
110、120、130、140 中継装置
111、121、131、141 IF回路
112、122、132、142 アグリゲーション処理回路
113、123、133、143 フレーム処理回路
114、116、124、126、136、144、146 TC処理回路
115、117、125、127、135、137、145、147 同期処理回路
125a レジスタ
201 クロックマスター装置
202 クロックスレーブ装置

Claims (15)

  1. 第1の通信回線を介して接続された第1及び第2の通信装置と、第2の通信回線を介して接続された第3及び第4の通信装置と、を備える通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    第1の時刻をカウントする第1のクロック部と、
    送信元装置から送信された時刻同期メッセージを受信する第1の受信部と、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第1の時刻に基づいて更新する第1の時刻同期メッセージ処理部と、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを前記第2の通信装置へ送信する第1の送信部と、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻に基づいた第1の時刻同期処理を実行する第1の時刻同期部と、
    を備え、
    前記第2の通信装置は、
    第2の時刻をカウントする第2のクロック部と、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の通信装置から前記時刻同期メッセージを受信する第2の受信部と、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の時刻に前記第2の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行する第2の時刻同期部と、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第2の時刻に基づいて更新する第2の時刻同期メッセージ処理部と、
    前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信先装置へ送信する第2の送信部と、
    を備える、通信システム。
  2. 前記第2の時刻同期処理では、前記第1の通信回線が通信可能な場合、前記第1の通信回線を介して通知される第1の時刻のタイミングに基づいて時刻同期を行い、前記第2の通信回線が通信不可能な場合、前記第3及び第4の通信装置を介して通知される第1の時刻のタイミングに基づいて時刻同期を行う、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2の時刻同期部は、前記第1の通信回線を介して通知される第1の時刻のタイミングと、前記第3及び第4の通信装置を介して通知される第1の時刻のタイミングとの差分を保持する差分記憶部を備え、
    前記第2の時刻同期処理では、前記第2の通信回線が通信不可能な場合、前記第3及び第4の通信装置を介して通知される第1の時刻のタイミングと、前記差分記憶部に記憶された差分とに基づいて時刻同期を行う、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第1の時刻同期処理では、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻に同期した同期パルスを送信し、
    前記第2の時刻同期処理では、前記同期パルスのタイミングに前記第2の時刻を同期させる、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記第1の時刻同期処理では、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻を示すクロック値を送信し、
    前記第2の時刻同期処理では、前記クロック値に前記第2の時刻を同期させる、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記第1の時刻同期部は、前記クロック値を含む同期用パケットを定期的に送信し、
    前記第1の送信部は、前記時刻同期メッセージを含む転送メッセージの一部を、前記同期用パケットの送信タイミングを避けたタイミングで送信する、
    請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記クロック値を含む同期用パケットを送信するための同期用パケット送信回線と、
    前記時刻同期メッセージを含む転送メッセージの一部を送信するための転送メッセージ送信回線と、を備える、
    請求項5に記載の通信システム。
  8. 前記第3の通信装置は、
    第3の時刻をカウントする第3のクロック部と、
    前記第1の通信装置との間、及び、前記第4の通信装置との間で、前記第3の時刻に基づいた第3の時刻同期処理を実行する第3の時刻同期部と、
    を備え、
    前記第4の通信装置は、
    第4の時刻をカウントする第4のクロック部と、
    前記第3の通信装置との間、及び第2の通信装置との間で、前記第4の時刻に基づいた第4の時刻同期処理を実行する第4の時刻同期部と、
    を備える、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信システム。
  9. 前記第2の通信装置は、さらに、
    第3の時刻をカウントする第3のクロック部と、
    前記送信先装置から送信された時刻同期メッセージを受信する第3の受信部と、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第3の時刻に基づいて更新する第3の時刻同期メッセージ処理部と、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを前記第1の通信装置へ送信する第3の送信部と、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の通信装置との間で前記第3の時刻に基づいた第3の時刻同期処理を実行する第3の時刻同期部と、
    を備え、
    前記第1の通信装置は、さらに、
    第4の時刻をカウントする第4のクロック部と、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記第2の通信装置から前記時刻同期メッセージを受信する第4の受信部と、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記第3の時刻に前記第4の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行する第4の時刻同期部と、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第4の時刻に基づいて更新する第4の時刻同期メッセージ処理部と、
    前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信元装置へ送信する第4の送信部と、
    を備える、請求項1に記載の通信システム。
  10. 前記第4の通信装置は、
    第3の時刻をカウントする第3のクロック部と、
    前記送信先装置から送信された時刻同期メッセージを受信する第3の受信部と、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第3の時刻に基づいて更新する第3の時刻同期メッセージ処理部と、
    前記第2の通信回線を含む経路と前記第2の通信装置を含む経路とを介して、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを前記第3の通信装置へ送信する第3の送信部と、
    前記第2の通信回線を含む経路と前記第2の通信装置を含む経路とを介して、前記第3の通信装置との間で前記第3の時刻に基づいた第3の時刻同期処理を実行する第3の時刻同期部と、
    を備え、
    前記第3の通信装置は、
    第4の時刻をカウントする第4のクロック部と、
    前記第2の通信回線を含む経路と前記第1の通信装置を含む経路とを介して、前記第4の通信装置から前記時刻同期メッセージを受信する第4の受信部と、
    前記第2の通信回線を含む経路と前記第1の通信装置を含む経路とを介して、前記第3の時刻に前記第4の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行する第4の時刻同期部と、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第4の時刻に基づいて更新する第4の時刻同期メッセージ処理部と、
    前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信元装置へ送信する第4の送信部と、
    を備える、請求項1に記載の通信システム。
  11. 時刻をカウントするクロック部と、
    時刻同期メッセージを受信する受信部と、
    前記時刻同期メッセージの時刻情報を前記時刻に基づいて更新する時刻同期メッセージ処理部と、
    対向する無線通信装置と時刻同期処理を実行する時刻同期部と、
    前記対向する無線通信装置以外の通信装置に、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信する送信部と、
    を備える、無線通信装置。
  12. 時刻をカウントするクロック部と、
    対向する無線通信装置以外の通信装置から時刻同期メッセージを受信する受信部と、
    前記対向する無線通信装置と時刻同期処理を実行する時刻同期部と、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記時刻に基づいて更新する時刻同期メッセージ処理部と、
    前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信する送信部と、
    を備える、無線通信装置。
  13. 第1の通信回線を介して接続された第1及び第2の通信装置と、第2の通信回線を介して接続された第3及び第4の通信装置と、を備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記第1の通信装置は、
    第1の時刻をカウントし、
    送信元装置から送信された時刻同期メッセージを受信し、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第1の時刻に基づいて更新し、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第3の通信装置を含む経路とを介して、前記第2の通信装置との間で前記第1の時刻に基づいた第1の時刻同期処理を実行し、
    前記第2の通信装置は、
    第2の時刻をカウントし、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の通信装置から前記時刻同期メッセージを受信し、
    前記第1の通信回線を含む経路と前記第4の通信装置を含む経路とを介して、前記第1の時刻に前記第2の時刻を同期させる第2の時刻同期処理を実行し、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記第2の時刻に基づいて更新し、
    前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信先装置へ送信する、
    通信方法。
  14. 無線通信装置における無線通信方法であって、
    時刻をカウントし、
    時刻同期メッセージを受信し、
    前記時刻同期メッセージの時刻情報を前記時刻に基づいて更新し、
    対向する無線通信装置と時刻同期処理を実行し、
    前記対向する無線通信装置以外の通信装置に、前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信する、
    無線通信方法。
  15. 無線通信装置における無線通信方法であって、
    時刻をカウントし、
    対向する無線通信装置以外の通信装置から時刻同期メッセージを受信し、
    前記対向する無線通信装置と時刻同期処理を実行し、
    前記受信した時刻同期メッセージの時刻情報を前記時刻に基づいて更新し、
    前記時刻情報を更新した時刻同期メッセージを送信する、
    無線通信方法。
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